手塚治虫おすすめアニメランキング 83

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの手塚治虫成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2019年12月09日の時点で一番の手塚治虫おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

75.8 1 手塚治虫アニメランキング1位
どろろ(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (369)
1376人が棚に入れました
時は戦国時代、武⼠の醍醐景光は、天下を取るという野望をかなえるために、⽣まれて来るわが⼦の体を⻤神に与えてしまう。そうして⽣まれた⼦供は、命以外すべての⾝体を奪われており、川に流され捨てられてしまう。時は流れ、戦の世を旅する少年・百⻤丸。実は彼こそが、魔物に体を奪われた⾚ん坊の、成⻑した姿であった…。

声優・キャラクター
鈴木拡樹、鈴木梨央、佐々木睦、内田直哉、千葉翔也、大塚明夫、中村千絵、麦人
ネタバレ

kororin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

何故に今頃リメイクか分からないけど、とにかくホゲホゲタラタラホゲタラポン!(ひょっとして作品登場後、半世紀記念?)

2019.01.23 初見印象◎

東京オリンピックも終わった翌年の1965年(昭和40年)以降、水木しげる御大の「墓場鬼太郎」が「ゲゲゲの鬼太郎」に改題連載され、人に害をなす妖怪を退治する鬼太郎のブームがジワジワ浸透してきた頃、
戦後コミック・アニメの先駆者&神様と言われつつも同業漫画家の才能に何かと嫉妬深い手塚先生。(楳図かずお先生や石ノ森章太郎先生とか、他にも色々の方々に対しても)
「ボクにだってね、コレぐらいの事はやれるんですよ!」と対抗して生み出されたのが『どろろ』ではなかろうかという『噂』も最近では囁かれてます。(あくまで『噂』です)
そして1967年(昭和42年)、少年サンデーにて漫画「どろろ」連載開始。でも暗いストーリーに不評だったらしいです。 ああ、あれから半世紀。(ホント、50年も経ったんだ!)
言わずと知れた手塚先生の異色作で、何かと主人公を逆境に追い込み追い詰め、どん底から這い上がる「生命力の強さ・尊さ・美しさ」を謳(うた)う『手塚テイスト』作品の一つ。(ホント手塚漫画って作品により読んでて何度心が折れそうになったやら)。

・1969年(昭和44年)には白黒アニメ。劇中の男性コーラス(「ん~ん~ん~ん~・・・」っていう暗いコーラスのアレ)も相まって、子供向けTV漫画(アニメ)なのに「物凄く暗い」仕上がりでやや不評。
・2004年(平成16年)のプレステ2では「無限の住人」の沙村広明先生がキャラデザしたゲームが出たり、
・2007年(平成19年)には妻夫木くん主演の実写映画になったり、
・2000年以降から、たま~に舞台演劇にもなったり、
・成長した「どろろ」が「ドロロンえん魔くん」と一緒に「百鬼丸」を探す旅をする永井先生の漫画が出たり、
未だ何かしら『尾を引く』作品。(白黒アニメは一応完結した〆方にしたものの原作漫画や映画は未完で終わっており、何かしらモヤモヤした感じが作品にふれた人それぞれの妄想を掻き立てるのでしょうか?)

そんな「どろろ」が2019年1月から放送。アニメーション制作は「MAPPA」と「手塚プロダクション」。製作は「ツインエンジン」と『質』が高そうです。
リメイクにあたって色々改変(改正)&ディティール設定なんかもあり、原作で不明瞭だったところが付加したストーリーで描かれて見応えありそうですネ。

身体部位を奪った妖怪を倒して取り戻す百鬼丸の物語ですが、勧善懲悪色がやや濃いめの鬼太郎と違い「人の業」の深さを描いているので今回も暗そうです。

三話まで見て、{netabare}
・原作と違い今回の百鬼丸は、序盤「会話に近い意思疎通(テレパス)」が出来ず「魂の色」を感じて敵味方を判別することしかできないので、声も出せずコミュニケーションはかなり不憫。少しづつ『人の心』を創り出すような今後の成長が注目。
・原作ではゲスト扱いだった盲目の琵琶法師で居合いも嗜む琵琶丸が準レギュラー?でもスートリー進行を助けるような役回りは好感。
・原作で百鬼丸が恋した(愛した)戦災孤児の世話をしている未央(みお)。OPやPVで意味ありげに出てるので彼女の登場に見る前から心が痛みます。(若い頃、原作読んだ時に軽いトラウマになったもんです)
・百鬼丸の育ての父・寿海が何故『侍』を辞めて医者になったかというエピソードが熱い!しかもCVは医者だけにブラック・ジャック(大塚明夫)と何か嬉しい。(笑)
・残酷な戦乱描写もさることながら、戦災で手足を無くした子供の描写もあり、今回何故「地上波放送」されないのか納得。(暇な「クレーマー趣味」の輩を煽らない対応策?)
・百鬼丸の両腕の仕込み刀。長さが収まりきらないのか、肘からハミ出ている感じがちょっとリアルで面白い。
などなど。{/netabare}
「ヘタな仕事」はしたくない意気込みが感じられるますし今後も期待出来そうです。

幼少時は子供特有の憧憬で仕込み刀の百鬼丸がカッコよく見えたもんですが、年を経た今では生まれながらに親の業を背負い、身体部位が戻る度に激痛でのたうち回り、そうまでして「人」になろうとする姿を見ていると色んな意味で心苦しいです。

さて、
・PVにも出てた「妖刀・似蛭(ニヒルって・・・)」にとり憑かれ、凶剣鬼となった仁木田之介(にき たのすけ)と百鬼丸との対決。
・「どろろ」は何故{netabare}女の子なのに「男の子(生意気なクソガキ)」のフリ{/netabare}をしなければならなったのか?(大体皆さんご存知でしょう?)
・どろろの両親、盗賊集団の頭だった火袋(ひぶくろ:手塚スターシステムのブーン)とその妻・お自夜(おじや)の末路。
・OPにも出てた盗賊集団の裏切り者・イタチ(手塚スターシステムのハム・エッグ)の策謀(野望)。
・実の兄弟と知らずに邂逅、そして敵対してしまう百鬼丸と弟・多宝丸(たほうまる:蟹頭)の行く末。
・因縁の実父・醍醐景光(だいごかげみつ)と実母・縫の方(ぬいのかた)と百鬼丸の運命は?
・百鬼丸は果たして『人』に成ることが出来るのか?(何か「ダーク・ピノキオ」みたいに思えてきた)

と、色々ドラマイベントはありますが、どんな風に味付け調理した仕上がりになるか今後も楽しみです。



2019.07.15
【感想あにこれ・・・じゃなかった。あれこれ】
現代風解釈と創意工夫を盛り込んで良作の部類であったと思います。自分は満足です。 ただ、キャラたちの「物分かりが良過ぎる」展開がチョット不自然すぎたように思えます。なので予想して身構える程『鬱』な感じはしなかったです。

自分で言っててなんですが「ピノキオ」的ファクターも少しありましたね。
百鬼丸→ピノキオ
どろろ→コオロギの幽霊・ジミニイ(ジェミニ)
寿海→ゼペット爺さん
{netabare}
[百鬼丸]
これまでの百鬼丸と違い、「ニヒルで物憂げで危ないお兄ちゃん」ではなく「本能に生きる無垢なモノ」というようなキャラ設定。当初は声も出せず、声を取り戻しても「言葉」を知らないのでカタコトで少ししか話せないまどろっこしさが「リアル」でイイ。
対人、対物の識別を『魂の色』で感じるというアイデアはよかったですネ。敵意あるモノに対しては視聴者側にも解るように小さな「赤い炎の数」で判るという、まさに『人間ドミネーター(サイコパスガ規定値ヲ超エテイマス。執行対象デス)』(笑) 人体欠損部位も48カ所から12カ所に変更されてるのも何となく納得いく設定(そら、48カ所もなかったら生きてられないって!)。
様々な経験で取り戻していく「体」、育まれていく「心」。本来あるべき「人」になっていく百鬼丸。しかし最後の試練は・・・鬼気的なもので、一歩間違えれば「闇堕ち」でした。
声は2019年の舞台版・百鬼丸と同じ鈴木拡樹さん。セリフ殆ど無いですが悪くはないです。

[どろろ]
もう大体ネタバレされてる様に「女の子」です。父母を死に追いやった「侍社会」を憎み、無鉄砲・啖呵と威勢だけは一人前で天涯孤独。女々しさで生きられるほど世間は甘くなく、男装で悪業(コソ泥稼業)をしてまで生き抜こうとするバイタリティー。原作では「バカなクソガキ」でしたが、今回は小さいながらも百鬼丸を気遣う母性(女性?)的な面や、社会体制(民百姓の暮らしなど)を真剣に想い悩み考える「賢さ」がステキ!
声は鈴木梨央さん。本業は子役からの俳優・タレント業ですが、それほど悪くはなく良かったと思います。「下手クソなのに無理くり入れたアイドル」よりは!「滑舌悪いのに採用されるタレント」よりはっっ!!!(笑)

[寿海・琵琶丸]
かつては武士だった寿海。戦さ(殺傷)に無常を感じ、武士を辞めて大陸(朝鮮か中国?)に渡航して医術を学び、「白」一族からはからくり人形の技術を習得。(ココは嘘です。でも時代的に白銀・金兄弟が西欧目指したのもこの時期かも。)(笑)
帰国後は戦場で「かたわ(身体を切り落とされた)」の遺体に義手義足を取り付け五体満足の「人の姿」にして供養したり。戦傷で無くした手足を義手義足で補う治療医師を行い戦没者に対しての贖罪のような生活・・・う~ん、業が深いような・・・
原作では、この頃の医術って「薬湯」が主流なのに対し、寿海は「外科」をを行う「異端医師」なので、人里離れたところに居を構えてたんだけどね。

気がついたら何故かいる琵琶丸。困った時に現れる琵琶丸。出てくる度に禅問答みたいな「道」を示す名バイプレーヤー。(笑) 全盲なので視界が百鬼丸と「同じ」というのも面白い。

[未央]
「相愛同士は結ばれず、悲運を乗り越えてこそ人間賛歌」という手塚トラウマの一つ。(苦笑) 幼少時、原作読んでび未央が百鬼丸に「汚れた女」という告白の意味が良くわからなかったのですが、大人になって察しがつき、今回気を引き締めてみましたが・・・やはり辛かった~~。(泣)
劇中歌「赤い花白い花」は昭和童謡なので作品(時代的)に合っていたかたというと・・・私個人としては△デス。

醍醐家の人々
[醍醐景光]
原作では野心の強い憎たらしい「外道暴君」でした。今回は領地の君主としてやや人間味ある感じに思えます。作中寡黙なシーンになると、ヤってしまった事(生まれたばかりの息子を鬼神に貢いだ)への後悔やら、贖罪やら、無かった事にしようと払拭する思いやらが、普段の固い表情からジワジワ伝わってきそうでした。毎度作品によってオチが違う景光。今回は・・・コレでもアリかなと思います。

[縫の方]
悲しい程典型的な普通の女(ひと)。身を痛めて産んだ我が子が人の姿をしてなくても慈しみ、しかし家長・景光の命で泣く泣く手放した事への後悔と懺悔。
運命の再開で叫んだセリフ。「百鬼丸!許してください!わたくしは・・・わたくしは!・・・そなたを・・・救えませぬ!」。コレは心底身につまされる思いです。それでもなお、「母」の愛は強かった(?) 終盤は結構立ち回ってくれました。

[多宝丸]
どろろに次いで準々主役。原作では武家社会にふんぞり返った憎らしい若き暴君でしたが、真っ当に次期・醍醐家当主になるべく日々研鑽し、国(領地)と領民を思い、歳の近い戦災孤児・陸奥、兵庫の姉弟を幼少時から従者に付けて人間味ある若様ぶりに成長してきました。が、ただ気になるのは頑張っても母・縫の方が自分を気にかけてくれないこと。その原因となる百鬼丸が現れると・・・兄が居たことに嬉しかったのもつかの間、
・百鬼丸が鬼神を倒して体を取り戻す度に醍醐の土地は疲弊していく。
・母の憂いの原因は実兄・百鬼丸への愛のみにあった。
という事実に、
・領主としての使命感20%
・母の愛を独り占めされてるような嫉妬感80%
ぐらいの比率(笑)で執拗に百鬼丸と対立。いろいろガンバッたんだけど・・・ものすごく不憫で可哀想な役まわりでした。

でも城下町でお団子喰ったら、ちゃんと銭は払おうね。(笑)

[オリジナル・エピソード]
幾話かアニオリがありましたが、
第七話「絡新婦」
女性型人外と若者(男)のなれそめ話ってケッコウ好き!

第十九話「天邪鬼」
終盤間際なのに、イキナリの手塚ギャグ・テイストの投入!ヒョウタンツギにスパイダー(オムカエデゴンス)まで出てくるとは!!(笑)
{/netabare}
厳密にツッコめば甘々なトコロも多少ありますが、リメイク物として設定や時代考証など割と丁寧に作り込んでた部類だったと思います。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 12
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

This is Japanimation

[文量→中盛り・内容→考察系]

【総括】
日本で、近年に制作されたアニメの中で、「外国人にオススメしたいアニメ」と言われたら、本作を勧めます。

それは、「最近のアニメで一番面白い」というのではなく、「外国人が喜びそう」という観点です(やや安易ですが)。

例えば私は、食べ物の中でラーメンが一番好きで、日本のラーメンはもはや日本食と言って良いレベルに昇華されているとは思うものの、やはり、「外国人にいきなりラーメン屋を勧めるか」といえば、その勇気はなく。もっとベーシックな和食(の中で旨い店)を勧めるでしょう。

そないな感じです。

作画は、ディズニーやピクサーのようなポップさや、ジブリのような幻想的な美しさがあるわけではありません。が、日本のアニメ独特の格好良さがありました。世界観など、やはり外国人にウケるものに感じます。

原作漫画は、多分大昔(小学校低学年の時)に1度読んでいるはずですが、内容はほぼ忘れています。薄い記憶頼りですが、多分、アニメ化にあたり、かなり簡略化し、現代風にしているように思います。この辺は、賛否あるでしょうね(私はまた別物として楽しめました)。

もし、視聴のポイントを言うなら、「部屋を暗くして近づいて観てね」ですかねw(画面をいっぱいに感じてほしい)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
「人になることは、人として生きることは、不幸なことなのか?」

そんな問題提起を感じました。

百鬼丸が体を取り戻す瞬間に、初めて得た感覚は大抵、「苦痛」であった。感覚が戻れば、切られた痛み。聴覚が戻れば、雨音に啜り泣きの声。嗅覚が戻れば、硫黄の悪臭。両手が戻れば、血に濡れた武器を持つ。

それでも、それでも百鬼丸は、自身の体を取り戻そうとする。それは、利便性や復讐などではなく、もはや、「性(さが)」。本人にも分からない、どうにもコントロールできない、「熱いなにか」が、百鬼丸を突き動かしていた。

それは、生物として根元的な、「生きる」という意志。最後に目(全身)を取り戻した時、見たものは、母の姿に夕景に、どろろ。全て、美しいものだった。わずかな、救い。

そういう意味では、圧倒的なまでの、「生命讃歌」だった。

原作をちゃんと読んでいないので、手塚先生がこの作品に何を込めたかは分からない。でも、アニメを観た限り、そう感じた。

他にも、考えるべき事柄は多過ぎて、1回観た程度ではまとめきれない。

例えば母親。多宝丸の件に関しては、明らかに母親の愛情不足なのだが、もしかして、百鬼丸は「愛した男の子供」であり、多宝丸は「もはや愛していない男の子供」なのかな? だとしたら、母親もだいぶ、業が深い。

例えば、多宝丸。彼はたくさんの「宝」を持っていたが、最も大切な「愛」をもっていなかった。それは不幸ではあるが、百鬼丸からすれば、また一般の庶民からすれば、「金持ちの無いものねだり」にも感じられる。結局、人間とは、どこまでいっても「足りない」ものなのだろうか。だとしたら、業が深い。

他にも、イタチの死に様、というより生き様は、たんなる悪役と切り捨てられ無いだけの印象を残してくれた。善人も悪行を成すし、悪人も善行を成す。そんな人間の矛盾を感じさせてくれた。

みよ姉も、たんなるゲストキャラとは言えないだけの印象を残してくれた。最後まで汚れずに死んだお自夜(どろろの母)も立派だし、汚れながらも生きようとしたみよも立派だった。この辺は、簡単に良し悪しで語れるものではないだろう。

この色々と五月蝿いご時世に、よくこの原作をアニメ化したなと、感心。勿論、身体に障害を抱えた方にとっては、心が痛む内容であり、許せない部分も多分にあるのではないかと心配する。でも、やはり「表現する」という部分において、力がある原作であることは間違いなく、清濁併せ飲む覚悟で、後世に残すべき作品だろうと思った。

まあ、「人として生きる上で追求すべき普遍的なテーマ」ならまだしも、「アニメ」という「娯楽」において、あまりに「尖った主張」をすること自体は、好きじゃないんだけどさ。
{/netabare}

【余談~ 作品における原作者の影響 ~】
{netabare}
以前、私の大好きな小説家が覚醒剤で逮捕された。そして、本屋から彼の本が消えた。

勿論、覚醒剤は悪いことだ。覚醒剤をやった彼も悪い。きちんと罪を償うべきで、いくらファンだからといって、擁護する気は1㎜もない。

でも、彼の生み出してきた作品に罪があるかと言われたら、私は「ない」と思っている。

勿論、「クソみたいな彼が書いた本はクソだから読みたくない」と思うのも、自由。本屋も商売だから、彼の本を置かないのも、自由。

でも、それ言い始めたら、芥川や太宰の本なんか1冊も置けないでしょ。なんで、芥川や太宰は許されて、彼は許されないんだろうか?

それは勿論、「格」が違うから。

芥川や太宰なんかは、なんていうかもう、「絶対的な是」なんだろうね、国民の中で。芥川や太宰は、もう、「芥川龍之介」や「太宰治」という「存在、ジャンル」であり、「人」としての枠組、常識に当てはめる必要もない。

であるならば、同じように、「手塚治虫」もまた、「絶対的な是」と言える格があるだろう。だからこそ、このような「問題作」もスルーされる。

私が何を言いたいかと言うと、「それで良い」ということ。

芥川や太宰の小説も、手塚治虫の漫画も、全てが道徳的というわけではない。中には、差別的なもの、犯罪まがいのものもあるだろう。でも、それを「臭いものに蓋をする」ように、全てを「無かったこと」にするのが正しいとは、どうにも思えない。

小さい子に読んで聞かせる絵本や童話を、全て「良い話」にするより、「恐い話」や「悲しい話」を混ぜた方が、豊かな情操が育まれるとも聞く。保育園の角という角の全てに柔らかいスポンジを取り付ければ、確かに保育園では怪我はしないが、無闇に走ると痛い思いをするという学びは得られなくなる(勿論、それで死んでしまったら最悪だし、幼い内から汚いモノに触れすぎ、他人を平気で傷付けるようになってもいけない。この辺のバランスは難しいところではあるのだが)。

話を初めに戻すと、私は、芥川の作品も太宰の作品も手塚治虫の作品も、もっといえば、過ちを犯したの彼の作品も、生み出されたモノ(作品)は出来る限り後世に残すべき、伝えていくべきだと思っているということ。

あくまで、フィクションはフィクション。それ自体に人を傷付ける力はない。

人を傷付けるとしたら、そういうものに影響された、人だ。常に。

それが毒なのか薬なのか、それは個人が、あるいは後世の人が判断すれば良い。私たちは、正しく取捨選択するだけの価値観や倫理観、知性を磨けば、それで良い。かめはめ波で人は殺せるが、かめはめ波を実際に撃とうと思う、人を殺そうと思うバカを育てなければ、それで良い。

どろろ のアニメ1作目は、「大人の事情」により、ほとんど再放送されないと聞いた。そんな「問題作」を、これほど高いクオリティで再アニメ化した制作陣に、拍手を送りたい。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
スタートからいきなり深いな。仏への疑心が生まれる前に死ねるのが救い、って、もう疑心は生まれているわけね。

戦闘シーンは、よく動くな~。

前期のグリッドマンでも感じたが、やはり、「ガチの熱量」で作るアニメは、面白い。

2話目 ☆3
焼き魚に驚く、つまり、命が見える。魂の色。話の筋としてはよくある話。自らの身体を取り戻す話。

3話目 ☆4
かなりグロいんだけど、なぜだろう、グロさを感じないのは。古典的な話しがきっちりハマってるんだよな。まあ、そもそも古いんだけど。大陸で学んだという設定がな、オーバーテクノロジーだよな。二組の親子の対比。

化け物が人の器官や感覚を欲しがる理由。痛覚戻りは、この段階では不利だろうな。

4話目 ☆4
聴覚を取り戻し、最初に聞いたのが、雨音と啜り泣きか。

5話目 ☆4
みよ姉、川でナニを新って洗っていたか、だよな。身体を売っていても、魂は綺麗なんだな。歌も美しい。みよ姉、死亡フラグだよな~。得るものがあれば、失うものもある。

6話目 ☆5
痣? 性病? 田んぼを持つのが、夢、か。死んでも身体を売らなかったおっ母ちゃんも偉いけど、身体を売ってまでも生きるみよ姉も同じくらい偉い。

足、戻るもんなの?

心は取り戻したの? それとも元からあって、身体を取り戻したことで復活したの?

性善説、性悪説、そんなところかな?

7話目 ☆4
愛を知り、魂が浄化されるアヤカシ。ますます、性悪説だな。最後の蜘蛛といい、一話目の羅生門感といい、このへんは芥川オマージュなのかな?

8話目 ☆3
なんか前向き過ぎるが、サルは、死というものを身近に感じてきてたかな? と思わせての、夜泣き。緩急が上手い。初めて人間の感覚が役に立ったな。ただ、あの高さから落ちたら死ぬよね。初めてかいだ臭いが硫黄、悪臭か。

9話目 ☆4
どろろの過去。母の強さ。餓死、か。厳しいな。なぜか、ラブコメの波動が(笑)

10話目 ☆4
多宝丸、お坊ちゃんだけど、なかなか優秀。

11話目 ☆4
百鬼丸も、赤くなる。生きていくことは、汚れていくこと。

12話目 ☆4
確かに、言い分としては、分かるんだよな。因果だね~。

13話目 ☆3
新OPも格好良いね。EDは一期の方が好き。 背中に地図。ストーリーが動くかな?

14話目 ☆4
金があれば、余裕ができ、未来を考えられる。その通りだな。

15話目 ☆4
平和な村の様子は、コミカルで、どこか浮世離れしている。作り物の世界のよう。妖怪か、神か。背骨が戻ったか。

16話目☆4
イタチのキャラは、なんだか難しいな。基本的に悪役だが、それだけでもなく。正直、というところかな。

17話目 ☆4
狼狽するどろろ。いよいよ、真実に近づく?

18話目 ☆5
イタチの生きざま、死にざま。良し悪しではなく、ひとつの真実。敵キャラとして、かなり記憶に残るキャラとなった。

19話目 ☆4
珍しい、コメディタッチ。オチまで含めて、素敵な話だったな。こんなんも、箸休めには良いな。

20話目☆3
作画力、落ちてきたな~。

21話目☆4
シリアス、シリアス。らしくはなってきた。

22話目☆4
魔神の力に手を出したらね。壮絶な最後。執着。人とはなんだ? おいらが、手足になる、目になる、だから鬼になるな。母親がな、多宝丸に愛情を注がなかったから、こうなる。でも、もしかして百鬼丸は、「愛した男の子供」であり、多宝丸は、「もはや愛していない男の子供」なのかな? だとしたら、母親もだいぶ、業が深い。あってもなくても、足りない。思えば、鬼神も人間になりたかっただけ。
{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 27
ネタバレ

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

成長の在処

*微修正



手塚治虫のマンガ『どろろ』の再アニメ化。

1969年の白黒アニメのリメイクではないが、それでもあの主題歌はどこかで挿入して欲しかった気がする。
「主題」を歌うものとしてのTVアニメ「主題歌」の傑作の一つと思うのだが、動画サイトあたりで試聴できるかもしれないので見かけたら聴いてみてほしい。


末法を思わせる、戦国の地獄のような世界であがく子供と若者の物語。

手塚のマンガには「戦争」や「戦場」が無数に描かれるが、例外なく「人間の人為的な行為」として、「責任者」や「実行者」が設定されている。
「戦争」は、「責任者」が「実行者」に命じて行わせている「行為」であって、降ってわいてくる「現象」ではない。

おそらく自伝マンガでも描かれているように、戦時中の軍需工場の勤労動員の経験から来ているのだろう。
手塚にとって「戦争」そのものである理不尽な「命令」は、眼前にいる顔のある「担当者」が、頂点の「戦争責任者」が組織した機構に沿って順繰りに「人の手によって」手渡されてきた、行動の「連鎖」として捉えられている。
「命令」と、手渡す「実行」を行う行為との合体として。

それは、仏教の末世を思わせる『どろろ』の戦国世界でも変わらない。
これは宗教的な「地獄」ではない。
「サムライ」が引き起こしている「戦」による結果なのだ。
大将が「戦」を決断し、足軽が実行することによって初めて現出する、「人の」世界。

こうした手塚マンガの視点は、69年の初アニメと同様、本作へも引き継がれている。

農民や職工などの「常民」からは理不尽な「地獄」のように見えている「この世」は、戦を望む「サムライ」の意思決定から生じる「人為」であることを、半ば「この世」からはみ出す「怪異に取り付かれた若者」と、棄民として「常民」から排除された「何ものでもない子供」の視線が暴き立ててゆく。

主演の二人は専業の声優ではないようだが、周囲の声優の演技から少し浮いた感じが、「常民」から遊離して「この世」から半分浮上したキャラの距離感とよくマッチしている。


{netabare}しかし、21世紀アニメの本作では、怪異に取りつかれた若者が肉体や感覚を取り戻す過程は、若者が「世界」を「知っていく」過程として描かれ、奪われた「自身」を「取り戻して」いく完成した「大人」として最初から登場した原作や前作とは対照的だ。

確かに現代的な視点ではあるとは思うものの、まるで赤ん坊が「成長」する過程とダブらせるような展開のさせ方は、やがては物語を破綻させるのではないかという不吉な予感を感じさせてもいた。


アニメの視聴に際して、「成長」に対して、つい身構えてしまうような警戒心を抱いてしまうのは、「成長」というタームは無前提に特定の価値観を肯定する場合が多いからだ。

事象は様々に変化するものだが、「成長」は、特定の価値観のフレームを通して見たとき、肯定的=「良い」とされる変化に対して使われる「評価」だ。

咲き誇る花に「価値」を見るフレームからは、花を咲かせるまでが「成長」と呼ばれ、しおれる様は「老化」という事になる。
種子を実らせることに「価値」を見るならば、しおれて枯れ落ちる花弁は「成長」途上になるだろう。

逆に言えば、ある変化の過程を「成長」と呼ぶことは、背後の価値観を「肯定」しているということだ。
ある変化を「成長」=「正しい」変化と受け入れてしまえば、自動的に評価基準であるその「価値観」が正しいと受け入れることになる。

違う言葉で言えば、「成長」という言葉を使えば、背後の価値観の是非を問われることを避けられる。
何処の職場にもいる、二言目には「成長」や「進化」という言葉で説教する上司は、その時々で自分に都合のよいものを「正しい」と押し付けられるから、こうした言葉を振り回し続ける。

現実世界の子供の「成長」のように、ある程度、成長を定義する価値観の共有がなされているならばいい。

が、まったくのフィクション、それも怪異や異能が登場するような架空「世界」で、世界観やストーリーラインの価値観を説得的に構築しないまま「成長」を振りかざすと、異なる文脈上での「成長」=価値観が混乱して、意味不明かご都合主義の印象にしかつながらない。

本作ではどうだろう。
赤ん坊に類比的な、社会の構成員として周囲と調和的に生きるすべを身に着けていく「成長」的価値観と、「奪われた」ものを回復していく「奪還」の価値観には接点がない。
いや、「周囲との調和」と「奪還」は、両立が不可能な対立項とさえいえる。

終幕で、難民化した「常民」たちが、生活を脅かす「怪異」の根本は、青年が鬼神から自らを「奪還」する結果ではないかと推量する場面は、この対立項の「対立」性が、物語の表面上に浮上してきた瞬間でもあるだろう。


ここで現代人である視聴者が誤解、あるいは見落としがちなのは、サムライ=「領主」は領民の「代表」として領地を治める「義務」を果たしているのではない、という点だ。
「領主」はその国における唯一の「主権者」であり、領地も領民も、一切の(政治的)権利を持たない領主の所有物に過ぎない。
形式の上では領主の奥方も子供も「所有物」であって主権者などではない。ましてや「領民」は言うまでもない。

だからこそ、国の為といいながら、犠牲に捧げるのは自分という「主権者」ではなく、子供という「所有物」なのだ。
「領地=所有物」と「子供=所有物」の交換であって、主権者という特権的な位置から見比べて手持ちのモノの価値を計量したに過ぎない。

国を「治める」行為の一切は、いわば所有物の手入れであって、「奉仕」や「施し」のごとく語るのは厚顔無恥の度が過ぎるというものだ。

旧作の白黒アニメの主題歌が使われないかと期待したのは、あの主題歌が、正にこうしたサムライの自讃じみたタテマエが、ただの宣伝文句に過ぎない欺瞞であるとハッキリと歌詞として言語化したものだったからだ。

領民を「保護」=育成することは、「所有」=管理を言い換えただけのことで、「サムライ」の善意でもなければ義務でもない。
サムライに護って「もらって」いるかのような領民の日常感覚は錯誤に過ぎないことを、この場面での主人公の「アジテーション」は暴き立て、生贄=「所有物」である青年を、領民=「所有物」が犠牲にしようとする倒錯と欺瞞を糾弾する。

サムライの所有物として存在する「領民」であることを捨て、自身が自身を支配する新しい「この世」を提示する「アジテーション」は、こうして「成長」と「奪還」の対立による物語の空中分解を阻止するとともに、阻止自体が、そもそも青年の「変化」には「成長」を重ねる「価値観」など含まれていなかったのだと証明するものでもある。

そう、作中に頻繁に登場する手足を失った人間たちは、手足を失ってもなお「人間」だ。
手足を喪失したからと言って、「人間」以外の(以下の)ものになるわけではない。
青年もまた同様に、成長するまでもなく最初から「人間」であるのだ。

琵琶法師が「修羅」と仏道=「慈悲」の間でもがくのが人間かもしれないと呟くように、顔のない仏像に始まり完全な仏像で終わる物語は、人間としての社会的「成長」を限定的に肯定するのではなく、その先の見果てぬ「価値」を追い求めるものとして人間を定義しようとしたのだろうか。
破綻なく「奪還」と調和した物語は、そう語っているように思える。



もしも敢えて「成長」を探すとしたなら、それは主人公の「棄民の子供」が提示した「サムライ」のいない「この世」の可能性=「未来」と、「奪還」を完了してこの世に生まれなおした青年との再会の可能性=「未来」の中にあるのだろう。

まるで早すぎた市民革命のような主人公の構想は、戦国の世を知る視聴者には、虚しい夢のように見えるかもしれない。
が、戦国時代には、一向衆によってサムライの支配を拒絶した社会を創ろうという一向一揆が頻発している。
加賀では、そうした「国」が90年ほども維持された。

歴史の流れの中では一瞬の夢かもしれない。
しかし90年は、平成と昭和の全期間を合わせた時間とほぼ等しい。
昭和の後期に固まった社会機構が、存続するのか潰え去るのか不透明な現代の視聴者が、一瞬の虚しい夢と冷笑することはできないだろう。

だが、現実の市民社会が理想郷ではないように、主人公が構想するサムライのいない「この世」も、理想郷ではありえない。

難民による青年のリンチをかろうじて防いだ主人公の「アジテーション」だが、「自分たちの生活を安定させるために、『生贄』は抵抗せずに黙って犠牲になれ」という難民の主張は、現代のSNSで毎日うんざりするほど凡庸に繰り返される放言と同型的だ。

犠牲を要求する難民の主張は「サムライ」のプロパガンダする欺瞞に捻じ曲げられた誤謬だと指摘する「アジテーション」の論理は、「領民自身の社会」において、「領民自身の意志」として主張されたとき有効性を持たないだろう。

新たな「犠牲の否定」の論理はどのようなものになるのか。
本作の、修羅と慈悲の間でもがく戦国の人間へ投げかけられた問いかけは、SNSに妄言のあふれる現代にも変わらずに問いかけられているようだ。{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 10

74.2 2 手塚治虫アニメランキング2位
ブラックジャック OVA版(OVA)

1993年12月21日
★★★★☆ 4.0 (92)
579人が棚に入れました
原作のストーリーを元にして展開されるオリジナルストーリー(カルテII、カルテVIは完全なオリジナル)。原作とはひと味違った作画と演出ではあるが、原作よりも少しピリッとした大人向けの内容となっている。当初は13巻まで製作する予定だったが途中で終ってしまったため、10巻で完結している。終了の告知はなく、製作終了に関し公式な理由は発表されていない。また1~7話までは日本コロムビアだったが8話~10話からは発売元をバンダイビジュアルに変更するという異例の事態となった。

che さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

漫画の神様、アニメの父、手塚治虫。

かなり昔に見たアニメだから正直細かいことは覚えてないんですよねw
でも僕、手塚先生好きだし、BJ(ブラックジャック)は手塚作品の中では割と読みやすい部類ってのもあって大好きなんです。
原作を知っていてなお、楽しめた僕の中で数少ないアニメ作品です。
というか、下手な物を作れなかったんでしょうねw
アニメに携わる人なら特に強く入れ込んだんじゃないでしょうか?
なんせ、日本で初めてTVアニメを作った日本アニメの父とも呼べる人の代表作ですからねw

簡単に内容を説明すると、
顔面に大きな傷跡があるBJ(ブラックジャック)と言うモグリ(医師免許が無い)の天才外科医の物語。
彼は天才的な外科手術の腕を持ち、国家試験もパスしているのですが、
患者に法外な報酬を請求することから医師免許を剥奪された、知る人ぞ知るモグリ医師として辺鄙な岬にピノコと言う子供とひっそりと開業しています。
しかし、法外な報酬にもかかわらず、世間の医師にさじを投げ出された、手遅れの怪我、重病、奇病、病院には行けない訳ありの患者達が彼に救いを求めてやってきます、
気まぐれな彼は、ある患者にはに何十億もの報酬を求め、ある時は一杯のラーメンでそのメスを振い、こう言います「命の値段は人それぞれさ」と、
天使でもなければ、悪魔でもない、医師免許と一緒に医者の良心まで捨てた様な、気まぐれで、性悪で、天才で、それ故に孤高で寂しい天才外科医BJの織りなす一級品のヒューマンドラマです。

ここからは、ちょっとキャラクターの話です、しかもマンガの話になりますwアニメとはあまり関係ない、、と言うかアニメのBJと漫画のBJの人物像は少し違うんですよね。
アニメのBJは声も性格もハードボイルドな感じですwだから以下のBJは漫画のBJの人物像です。
手塚先生の作品は有名どころは結構読んでるんですが、まあなんせ数が膨大な上、読むの疲れるんですよ正直w
漫画と言う手法ですが、文芸作品の様なものですから先生の漫画は、
まあそんな彼の著書の中でも比較的「俗」なキャラクターの方だと思うんですよねBJって。
僕は作品自体に思い入れを持つ事は、ままあるんですが、あんまりキャラクター自体に思い入れを持つ事ってあんまりないんです、でもBJというキャラクターはとても好きなんです。
何処が?って話なんですが、まあ簡単に言うとJBって凄っごく「人間臭い」んですよね~そこが大好きなんですw
僕は基本的に人間臭いキャラクターが好きなんですよね、ビバップのスパイクとか、エウレカのホランドとか、賞金稼ぎの豚とかねw
ダメな大人で、酒呑みで、好き勝手に生きて、決して正義なんかじゃなくて、「善人」ではないけど「良いヤツ」そんなキャラクターが好きなんですw
僕にとってのヒーロー像なんですねきっとwまあ僕は十分ダメな大人と言う事と、酒呑みである事だけはパスできていますけどね、、、orz
BJの話に戻すと、BJってちょっと捉えどころのない性格なんですが基本的に性格悪いんですよwでも性格の悪いキャラクターって別に珍しくも無いじゃないですか、
しかし、BJの性格がひねくれてるにはきちんと理由があり、その描写もしっかりされてるんですよね。
彼の性格にしろ、行動理念にしろ、しっかりと納得できるに足る動機があり、基本的なキャラクター像に矛盾がないんです、だから彼と言う人物にはリアリティーがあって好きなんです。
最近のアニメや漫画のキャラクターってリアリティーが無い人たちが多いんですよね、バックボーンが希薄というか薄っぺらいというか、そういうキャラクターが多い作品って僕は好きになれないんですよね~。
好みの問題か、諸費の時代の求めるニーズなのか、すこし寂しい物がある今日この頃のキャラクターへの感想でしたw

こんな人にオススメ

大人の人
手塚治虫の人
医療系ヒューマンドラマの人
アッチョンブリケの人

投稿 : 2019/12/07
♥ : 8
ネタバレ

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

製作期間1993年から2011年の長期作品。

「出崎 統」監督「ラストワーク」である
OVA版ブラックジャック。長期制作のため、
ライフワークであったとも言われます。

通称※“出崎演出”が、これでもかというくらい
使用されている、まさに出崎監督の最後の作品に
相応しい傑作です。

※出崎演出。「あしたのジョー」「エースをねらえ!」等で有名な
劇画タッチの水彩、止め絵でキャラクターが台詞を言う
キメの1シーンの印象を高めるための演出方法。

この“出崎版”とも言えるブラックジャックは、
原作の感情的でコミカル、むき出しの刃物のような
間黒男(BJの本名)とは少し違い、大人の余裕がある
ハードボイルドなキャラクターになっているのが印象的でした。

元々、OVA~現在の声優である「大塚明夫」さんではなく
俳優の「伊武雅之」さん、ルパンなどでお馴染みの「野沢那智」さん
などコミカルなイメージのある役者さんが声を当てていた事もあり
シリーズ化するにあたって、漫画版とは違うイメージで作ることで
差別化を狙ったものと思われます。

{netabare}
自分が好きな話は、「マリア達の勲章」
「拒食、ふたりの黒い医者」「白い正義」「しずむ女」
これらは原作にもあるストーリーなのですが、
アニメオリジナルである「葬列遊戯」も
印象に残る大好きな話です。
アニメオリジナルは、このOVAシリーズでは2話。
OVAの流れをくむ「ブラックジャック 劇場版」も
原作にないオリジナルでした。
{/netabare}

今なお人気作品であるブラックジャックは
このOVAブラックジャックを始め、沢山のシリーズが
制作されています。

ですが、これからも自分の中では、このOVA版ブラックジャックが
最高傑作になるんじゃないかなぁ・・と、そう思います。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 4

ワタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ボンカレーはどう作ってもうまいのだ

原作既読。言わずと知れた手塚治虫原作の超有名作、そのOVA版(全12話)です。

ちょっと出崎色が強すぎるかな・・・これはこれで非常によくできているとは思います。
出崎監督の作品はこれの他に「あしたのジョー2」を再放送で観たぐらいですが、
劇画調の止め絵、画面分割、繰り返しショットなどお馴染みの演出は本作でも健在。
内容は各話約50分で、原作のエピソードを繋ぎ合わせたり膨らませたりしていますが
冗長になることなく、グイグイと物語に引き込まれます。

ただ、BJの人物像が原作とはだいぶかけ離れており、
穏やかで落ち着いた大人の雰囲気を常に醸し出してるわけですよ(笑)
それがそのまま作品全体のカラーにもなってしまってるのが不満といえば不満。
内容自体はバリエーション豊富なのに、どれも似たり寄ったりな印象を受けます。

ブラックジャックという作品は、BJが法外な治療費をふっかけるという設定が肝であって
ふっかけられた側は当然、戸惑ったり憤慨するわけですが
これは患者やその親族に対して、何としてでも「生きたい」「救いたい」という
覚悟や誠意があるかを試しているんですよね。無一文になっても必死に生き抜くという覚悟。
この設定がアニメ版ではあまり活かされてなかったのも、ちょっと残念。

結局最後まで違和感を拭い去ることはできませんでしたが、
原作と別物として見れば、どのエピソードも完成度は高く、見応え充分なのは間違いないです。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 28

68.6 3 手塚治虫アニメランキング3位
ブラック・ジャック 劇場版(アニメ映画)

1996年11月30日
★★★★☆ 3.8 (39)
199人が棚に入れました
世界中で超人類ブームが起こっていた。従来の人間では考えられない集中力でパワーを発揮する彼らは、オリンピックや芸術の分野で次々に驚異的な活躍を見せる。ところが、実は彼らはある共通の病気に冒されていた。超人類と呼ばれる人達の入院管理をしているブレーン製薬のジョー・キャロル・ブレーンから、彼らの体に巣喰う病原菌の原因究明と手術を依頼されたブラック・ジャックは、その病原菌が脳下垂体の中に入り込んで、大量のエンドルフィンを分泌させていることを発見する。しかし、そもそも病原菌を彼らに移植して人体実験を行っていたのがジョーの仕業であることを、戦う医師団“M・S・J"のメンバーによって知らされたブラック・ジャックは、その非人道的なジョーのやり方に腹を立て、研究を降りようとした。ところが、ジョーはピノコを人質に取った上に、ブラック・ジャックの体内にその病原菌を植えつけてしまった。
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

社会派医療作品

あの有名なブラックジャックの初期劇場版。
ご存じのように無資格の世界的名医が法外な治療代を請求するとんでもないアニメです。
しかし、ブラックジャックは責任感が強く受けた仕事は必ず完遂する男。
それとともに患者のことを人一倍大切にする医師の鏡です。

オリンピックや芸術で活躍した超人類が多臓器不全で亡くなる事件が発生。
それに巻き込まれるブラックジャックは、自分の危機を顧みず正義に生きます。
しかし・・・

医療アニメだから仕方ないけど、血が飛び交うシーンはビジュアル的に苦手。
でも、クライマックスの止め絵演出は迫真に迫っていました。

このアニメの言いたいこと、それは、
{netabare}科学の進歩は往々にして人類に危機をもたらす。
これを解決する手段は、人類の英知を結集するしかない。{/netabare}
ということだと思います。
メッセージ性はとても高尚です。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 15

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

金曜洋画劇場等、、、

1996年に公開された巨匠題材の劇場版ですね。
数年後にTVで放映されていたのを見た記憶が有ります。
世界で一斉にスポーツや芸事の分野で、それぞれの
世界記録を大きく上回る現象が頻繁に起こり始めます。
ところがその記録を打ち立てた人は皆すぐに
病床に臥せってしまう、という内容でした。
そこに何かしらの人為が関与していると
睨んだブラックジャックは、その秘密を突き止めるために
ある組織に接触しますが、、、、、

なんか、この映画のスポークスマンみたいになっていますね。
当時はまだ、アニメが現在ほど至る所にころがってなく、
劇場版などをかぶりつくように見ていました。
見ていたのも、金曜洋画劇場などです。
この映画を見た時も【うーん、大人の映画だ】と
一人納得しているガキがそこにいました。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 4

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

☆オリジナルストーリー

手術シーンがリアルで監督さんの重厚な演出が
鮮やかな作品です。

内容は血液感染の人体実験という陰惨なものですけど
命とは何か?という深いテーマが素晴らしい表現力で描かれて
います。(*^^*)♪


原作/手塚治虫

監督/出崎統

作画監督/杉野昭男

制作/手塚プロ、松竹


1996年11月30日公開

投稿 : 2019/12/07
♥ : 0

59.7 4 手塚治虫アニメランキング4位
ブラックジャック ふたりの黒い医者(アニメ映画)

2005年12月17日
★★★★☆ 3.4 (19)
110人が棚に入れました
京都のダイダロス製薬会社で爆発事件が起きた。BJは友引警部によって留置されていたが、負傷した患者を治す代わりに放免してもらい、そこで瓦礫にはさまった幼児を危機一髪で助ける。

それから1か月後、BJは爆発事故で母親が危篤状態だという兄妹から依頼を受ける。一方、その母親はドクター・キリコに安楽死を依頼するが、そこへBJが駆けつけ患者の手術を開始。手術は無事成功する。だがその後、その親子が事故死したと聞かされBJは絶叫する。

ショックを受けたBJはメスを鍛えてもらうため、針師・琵琶丸と共に刀鍛治の馮二斉(ひょうじさい)を訪ねるが、直後に馮二斉は医の道を説く遺言を遺し死んでしまう。BJはその遺言の真の意味を理解できず、絶望感を深めていった。

声優・キャラクター
大塚明夫、水谷優子、富田耕生、川瀬晶子、小野涼子、佐藤ゆうこ、内海賢二、鹿賀丈史、平山あや、石垣佑磨、大和田伸也、野沢那智、小林清志、伊藤美紀、緒方恵美、柚木涼香、メッセンジャー黒田、陣内智則、手塚千以子

たわし(ガガ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

まあまあ楽しめました

たまたま観ました(笑)

誰もが知ってる「医療漫画」といえば、手塚治虫のブラックジャックしかないでしょう。

それまでの手塚作品は60年代から流行っていた劇画に押されて、手塚漫画は「子どもが読む漫画」と馬鹿にされていたようですが、「どろろ」からの「ブラックジャック」で完全にそのイメージを払拭している感じです。やはり漫画の神様はすごい。時代にも負けないパワーがありますね。

このアニメ映画は息子さんの手塚眞さんが監督されているようですが、正直、昔あった出崎統のOVAより緊迫感やリアル感はないものの、原作の漫画に近いタッチで結構面白かったです。

まあ、漫画が本当に複雑な人間模様の話で面白すぎるのでそれには正直勝ててはいないでしょうが、これはこれで息子さんが作った父親への返答として考えると、その精神はしっかりと受け継がれている気がします。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 7

62.0 5 手塚治虫アニメランキング5位
ある街角の物語(アニメ映画)

1962年11月5日
★★★★☆ 3.3 (11)
47人が棚に入れました
 手塚治虫の設立した虫プロダクションの記念すべき第1作目。セリフなどは一切なく、音楽と映像のみの演出で構成されている。手塚の代表作「鉄腕アトム」などの大ヒットTVアニメーション群とは一風違った、手塚治虫の実験アニメーション群のさきがけとなった。物語はとある国の大きなプラタナスのある街角の風景からはじまる。少女とクマのぬいぐるみ、同じアパートに住むねずみの一家、街灯といじわるな蛾、ヴァイオリンを演奏する青年とピアノを弾く少女の2枚のポスターなどそれぞれの織りなすドラマが進行していく。やがて街角には戦争の靴音が響きはじめる。独裁者のポスターが壁一面に貼りつけられ、平和な街は戦争に巻き込まれてしまう。爆弾の雨が降り、街角は戦禍でボロボロの焼け野原になってしまうのだが…。
ネタバレ

まりす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

生命は感情(ワルツ)と共にある

セリフが全く無く、映像と音楽のみで話が進んでいく。
作中の街並みはどこぞの絵画のように描かれています。
輪郭線を排しているのは動くキャラクターだけではなく、
背景もそうですし、ポスターでも極力抑えられています。

手塚プロのホームページには「ストーリー」ではなく
「感情」を語っているとの記載がありますが、確かにそんな感じがします。
この作品の内容を人に言って聞かせるのは困難だからです。

感情の主体は人間だけでなく、ネズミの子供、ポスターの人物たち、
プラタナスの木 等々。
それぞれが感情を表現しています。

中でも「愛」や「恋」といった人間の感情の中でも最も強いものを
表現した「青年バイオリニストのポスター」と「美少女ピアニストのポスター」
の物語は特に印象的でした。
{netabare}
主要キャラクターの中で、死んだ(≒この世から消えた)のは、
この組み合わせだけです。
その最後は、爆撃を受けてポスター2枚が上方に吹き飛ばされ、
風に流されながらもポスター達はワルツを踊るかのように舞っていく。
暫くして2枚のポスターは燃え始め、そのまま空の彼方に消えていく。

最初、「スタッフは戦争は純粋な恋心ですら燃やし尽くしてしまう」
という意味合いでこのシーンを入れたのだと思っていましたが、
2回目の視聴であることに気付きました。
はじめ燃えていたのは「青年バイオリニストのポスター」だけだったのです。
「美少女ピアニストのポスター」は、彼と風に舞い、踊ったために引火しました。

相手と共に消えることを選ぶ。
燃える地上の中空で 孤独に舞う2枚のポスターは お互い抜きでは
居られなかったのでしょう。
(私も暗い宇宙で好きな女性と二人きりの孤独なら、同じことをするかも知れません。)
{/netabare}

いくら生あるものが打ちのめされても、新たな感情の発芽は必ず起きる。
打ちのめすことの無意味さを説くのではなく、
我々の世界は常に感情と共にある。 そんなことを示された気がします。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 4

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

色んな想いがこもった素敵な出会いのお話。

これ、40分ほどの短編作品なのですが、どんな大作映画よりも心に訴えかけてくる美しさを感じました。

驚くべきはあの『鉄腕アトム』と同時期に手塚治虫先生自身によって制作されたということです。しかもこちらは白黒ではなくカラーで、色鮮やかな美術を堪能できます。


さてお話しの方は、ある街の一角で巻き起こる幾つもの物語を俯瞰的に捉えた不思議な雰囲気となっています。


「一人の女の子と一匹のねずみのお話」
「ポスターに描かれた青年バイオリニストと少女ピアニストのお話」
「消えかけの街灯とそれに群がる一匹の蛾のお話」
など・・・


字面だけ見るとすごく地味に感じられます(笑)

でもそれを魅力的に見せてしまうのがこのアニメーションの凄さです。
言葉では上手く伝えられない、伝わらない感性の部分に直接訴えかけてくる映像美こそアニメーションたる意義を感じます。

台詞は一切なく、絵画のようなデザインのキャラクター達が演劇のように振る舞います。BGMはオーケストラの静かな演奏のみです。

ポスターの中の人や街灯など本来生き物ではない物体にも生命を吹き込む映像と音楽が、街の中で一体化していて雰囲気に呑まれてしまいます。

時代も相まってレトロな作風となっていますので、そこが気にならなければ間違いなくハマります。


手塚先生が手がけた実験的なアニメーションの数々は普遍的な価値観を有していると思います。
その中でも「ある街角の物語」は、文化や人の豊かさを強く感じさせてくれました。




…そう言えばクレジットの原画スタッフの中に‘杉井儀三郎’の名前が。杉井ギザブローさんの本名だそうで、知って驚きました。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 9

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

手塚治虫氏の第1作目の作品

あらすじは、そこまで書くか!?ってほどすごく詳しく
あにこれのあらすじ欄に書かれてしまってる(汗)

この作品、戦争の傷跡をわずかながらまだ残していた時代の
1962年に制作された、手塚治虫氏の第1作というだけでも、
すごく価値があるものだと思う。
レトロ感あふれる音楽と、ヨーロッパ的な街並み。
ある秋の日から物語は始まり、街に棲みつくすべての生き物たちや、
壁に貼られた数々のポスターまでもがイキイキと楽しそうで、
ねずみの様子などからは「トムとジェリー」を彷彿させたりと表情豊か。
しかしそんな時間もつかの間、不穏な音楽と足音によって風景は一変。

そしてその瞬間、この作品の根底にある深いテーマに気づかされるのだ。

観ていれば当然それが何を意味するかわかるのだけれど、
途中で流れる葬送行進曲にはドキッとさせられた。

全編通してセリフはなく、さまざまな音楽と映像だけの約40分。
街角での出来事の喜怒哀楽を見せつつ、最終的には強烈なメッセージが投げかけられる。

ガレキの中で芽を出した植物たちや、クマのぬいぐるみが
持ち主である少女の手によって戻っていくとき、それはとても象徴的で、
哀しみを感じながら、心のどこかで安堵している自分がいて。

この作品は、物語よりも、感情を訴えるアニメだと確信した。
だから多くを語らないでおこうと思う。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 30

計測不能 6 手塚治虫アニメランキング6位
ブラック・ジャック FINAL(OVA)

2011年1月1日
★★★★☆ 3.8 (8)
40人が棚に入れました
詳細不明

きききき さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

タイトルなし

かつて販売していたブラック・ジャックのOVAの続編
続編といってもブラック・ジャックの基本設定さえ知っていればこっちから見ても差し支えない

内容も無印の時と同じような内容で特に特筆すべき点はない

投稿 : 2019/12/07
♥ : 0

MameJ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ストーリー展開がすごい

さすがです。
人の絆を神秘と運命の2種類の話で描いている。
シリーズFINALにふさわしいです。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 0

60.9 7 手塚治虫アニメランキング7位
JUMPING(アニメ映画)

1984年8月12日
★★★★☆ 3.2 (13)
26人が棚に入れました
手塚治虫の実験アニメーション作品。手塚自身が脚本、監督、キャラクターデザインを手掛ける。1984年のザグレブ国際アニメーショングランプリを受賞。アニメーターの小林準二が一人で実際の作画を担当し、2年近くかけて4千枚(描き直しを含めて約7千枚)の動画を描きおこしている。主人公がスキップしながら通りを歩いているうちに、だんだんとジャンプに弾みがつき、町や森や海、そして戦争の真っ直中の国へと、ジャンプを果てしなく繰り返していく。ハンガリーのアニメーション作家フェレンク・ロフュシュの「蝿」にヒントを得た、全編をワンカットで描いた一人称アニメーション。
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

奇抜ながら面白い実験的アニメーション

このアニメにははっきりとしたストーリーもキャラクターも出てきません。単純に映像のみで表現した風変わりな世界、とても面白かったです。

一人称視点、主人公の目線でひたすら『JUMPING』跳ね回るだけですが、
その跳躍力が段々と増し車を飛び越え森を飛び越えビルを飛び越え…という風にぐんぐんスケールが大きくなっていきます。


飛び続けている訳ではなくてジャンプなので、飛んだ後は当然着地が必要な訳ですが、その着地の度に周囲の人の反応があってそれが面白いです。

アニメの中のキャラクターは主人公が見えているけど視聴者には見えません。一体どんな風貌をしているのか、どんな表情をしているのか。

通行人はとても驚いた顔をするのでもしかしたら人間ではないのかもしれませんね。

具体的に主人公が描かれることはない代わり、その大胆不敵な行動の数々に魅力を感じました。よってそのキャラクター性を評価します。

カメラワークが本当に宙を浮いているような浮遊感を巧く表現していてよく出来ているなと思いました。


オチもまた面白く、見て得した気分になりました。
{netabare}
地獄に堕ちた主人公が鬼に捕まりながらもなんとか抜け出して再び最初のシーンの地上まで戻ってくる。
なんとなく輪廻を感じさせるラストでした。
{/netabare}

一度は見ても損はしないと思います。絵柄もカートゥーン的で特に古臭さは感じませんでした。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 4

虚言癖 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

発想はあるがやろうと思わないことをやった作品

”一つ”の視点から見た風景を描いた本作。

JUMPINGというタイトルの意味は、
この作品をみてもらえればわかるだろう。

ジャンプをしている人物の視界が動くように映像が変わっていく。

その視界に移る世界には様々なもの、
人が移りこみ奇抜な面白さはあった。

実験的なアニメーションであるという前提を知っていないと退屈だ。
知っていても割と退屈ではあるが、
映像表現の手法などは意外に、目を見張るものがある。

したたかにもメッセージ性を盛り込んでくる。

アニメとしてはつまらないとも思える。
アニメーションとしては意外に面白かった。

おすすめはできないが、
実験的なアニメーションに触れてみるのも面白いかもしれない。
そう思える方は、手に取ってみてもいいかもしれません。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 0

ねこひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

衝撃かも!

世界観があってキャラがいる,それがアニメだと思ってました。動物が主人公であったり人の形をした何かであったりと必ず主人公というものが存在するはずなのにコレにはいない!!
だけどなぜかおもしろい、映像とカメラワークだけで私は魅せられました。
描いたのはあの「漫画の神」手塚さん!!
割と短い時間なのですが全部手書きの時代なのでそれは仕方ないですね・・・
主人公はいないと言いましたが多分作り手の手塚さんは
『主役は見ている人たちだ!!』と言いたかったんじゃないかなと思います
そういう作り方をされている作品です

投稿 : 2019/12/07
♥ : 4

計測不能 8 手塚治虫アニメランキング8位
緑の猫(OVA)

1983年1月1日
★★★☆☆ 2.7 (1)
8人が棚に入れました
手塚治虫が1956年から1957年にかけて「おもしろブック」(集英社)の毎号の別冊付録に執筆した傑作SF連作シリーズ『ライオンブックス』。その中の同題の一編をアニメ化した作品。 愛猫「グリーン」を捜し求めて古い無人の洋館に入っていく少年サンゴ・ユノ。だがその前に立ちはだかった私立探偵・伴俊作(ヒゲオヤジ)はサンゴに拳銃を渡し、「緑の猫」を撃つように告げた。抵抗しながらも拳銃を手に館に入っていくサンゴ。中には、瞳を妖しく光らせた複数の猫たちが待っていた。サンゴがグリーンに迫る一方、館の周囲では少し離れた場所から軍隊が館に砲撃せんと準備を始めた。実は軍隊の隊長は、自分たちが一体、何を攻撃するのかすら知らない。そんな隊長に、ヒゲオヤジは館の中にいる緑の猫=グリーンの秘密を語り始める。まだ赤ん坊だったサンゴと出会い、彼の人生を狂わせて悪の道に導いた猫。その正体は……。 当初はTVシリーズ『ライオンブックス』の一編として放映される構想だったが、惜しくも番組企画が実現せず、他の手塚短編のアニメ化とあわせて後にOVA作品として発売された。監督は、手塚自身が担当したが、主力スタッフとして活躍したのは「24時間テレビ」の手塚スペシャルアニメなどで実績ある名アニメーター・西村緋禄司で、彼が脚本・演出・絵コンテ・作画監督も全て兼任。本作のアニメ化企画を提出したのも、この原作に思い入れのある西村だった。

69.9 9 手塚治虫アニメランキング9位
ブラックジャック(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (156)
1188人が棚に入れました
巷で噂されている黒いマント姿にツギハギの顔の天才無免許医師ブラック・ジャック=BJ(本名:間 黒男(はざま くろお))。幼い頃ずさんな不発弾処理が原因で母親と共に爆発事故に遭い、大手術の末、奇跡的に助かるが、そのときのショックにより、髪の毛の半分が白髪になる。手術後、半身不随に近い状態であったが、必死のリハビリにより回復し、天才無免許医師ブラック・ジャックとなって法外な料金を代償に、様々な怪我や難病を治療してゆく。

声優・キャラクター
大塚明夫、水谷優子、佐藤ゆうこ、小野涼子、富田耕生、川瀬晶子、石井真、阪脩、堀秀行、内海賢二、大木民夫、野沢那智、矢尾一樹、田中敦子

鈴野 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

原作と比べると不満

個人的にはどうしても原作とアニメを比べてしまいます
原作に忠実なストーリーなら物語は間違いなく星5つですがアニメは子供向けにしたせいかストーリーの結末がハッピーエンドに改変されているものが多いです
これでは原作者のメッセージが視聴者に伝わらないような気がして残念です
ブラックジャックはアニメで見るより原作の漫画を読むことを推奨します

投稿 : 2019/12/07
♥ : 1

kagami1209 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

コレはムリ(乂д´)

ブラックジャックは私が産まれる前の漫画で、漫画は全巻読破しています。
昭和臭プンプンの漫画ですが引き込まれるような作品でしたのでアニメにも期待していました。
が、、、、、、、、同時期にドラマの医療ものをたくさん観ていたせいか、主人公がどうしても外科医とは思えない超人的なファンタジー医術を連発します。
まぁ、アニメでフィクションだからそれでいいのでは?とも考えましたが魔法や超能力を扱う作品ではないのでほんの一欠片で良いからまともな医療を行って欲しかった。
題名が「超能力Dr.ブラックジャック」とか「マジカル・ブラックジャックさん」とかであれば納得できたかもしれません。(そんな題名なら観る事もないけどw)

投稿 : 2019/12/07
♥ : 1

たまちゃん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

アッチョンプリケ!

ピノコ可愛すぎ

医師免許がない?ブラックジャックという医者が居た
治療するのに多額のお金を請求する
だいたい一億円とか1000万5000万とか

だけど腕は凄くて先生を訪ねてくる人も居るくらい
一話完結な感じで
一話一人の患者を診るって感じ
だけど面白くて見ちゃう


ブラックジャックがイケメン
常に冷静で適切な判断をする
厳しく冷たいときもあるけど冷徹なわけではなく
誰よりも人の事を考えて人の命を救おうとする
厳しさは人のための言葉だったり
人を更生、改めさせるような人物

アラマンチュ!
ピノコは先生の事が大好きで自分は先生の奥さんって主張してるww

投稿 : 2019/12/07
♥ : 3

67.9 10 手塚治虫アニメランキング10位
メトロポリス(アニメ映画)

2001年5月26日
★★★★☆ 3.8 (131)
978人が棚に入れました
 手塚治虫の原作を大友克洋脚本、りんたろう監督で映画化したSFファンタジー・アニメーション。ロボットと人間が共生する巨大都市国家・メトロポリス。一見理想的な社会かに見えるこの国だが、発達したロボットによって大きな恩恵を受けた者がいる一方、そのロボットたちによって働き口を奪われた者、ロボットにも人権をと主張する団体など様々な確執が噴出し始めていた……。

シェリングフォード さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

人とアンドロイドのお話

なかなか好きな作品です。
絵も綺麗ですし、それに合わせて流れるジャズのメロディが
体を包み込み作品へと引き込んでいきました
セリフやカメラワークに無駄がなく、とっても楽しめました。
あの映像はここにしかないものでした。


合理性を掲げた高度資本主義社会の中で必然として生み出されてきた機械(アンドロイド)。
しかし、時の流れと技術革新により本来担い手であった人間を疎外していってしまう。
そこで当然人々は「権利」なるものを取り返そうとする。
人の勝手で生み出され、それにより壊されようとされるアンドロイドたち。
そこに新たに人造人間「ティマ」が現れる。中立的な立場として。

ティマは上に書いた仮想社会の問題点を具現化したような存在。
彼女はこの作品の中で周囲の人々から
「アンドロイド」と「人間」の両方の立場で扱われるのです。
彼女は初めに人間に会い、その見た目、他人から認められること、
意思の疎通ができることから自然に自分のことも彼と同じだと解釈します。
しかし、ある人たちからは自分のことはアンドロイドだと言われます。
そして彼女は人にもそして自分にも「わたしは誰なの?」と問い続けます。
人と寸分変わらない見た目をしたアンドロイドが
「人間」と同じように扱われるか、
それとも今までの通り「アンドロイド」のままなのか。
人は目の前に引かれた境界を跨ぎ、歩み寄ることができるのかということが
この「ティマ」を受け入れることひとつに集約されているのです。

この映画では答えは出されませんでした。
そこは非常に残念でしたが他の部分は、その過程などは良く描けていたと思います。


計算ミスをする電卓は「人間」ではない。
それはどこまで行ってもそれは機械である。

では人間を「人間」たらしめるものはいったいどこにあるのか?


そんなことを少し考えた作品でした。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 7

てっく さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

人間の欲と情、争いと革命。そして、、、破滅。

手塚治虫氏の漫画をアニメーション化された作品。

物語は、人とロボットが共存する都市に主人公ケンイチと叔父の探偵ヒゲオヤジが生体を使用しロボット開発をしている国際指名手配中のロートン博士を探しにやって来た。
しかし、その都市の権力争いをしている大統領とレッド公との争いに巻き込まれることになる。
レッド公はロートン博士に今は亡き娘を模した人造人間の制作を依頼していたが、レッド公の息子(実子ではない)はその事実を知り破壊しようとする。
この争いに巻き込まれる形になったケンイチ達の物語。

一昔前の作品が原作という事もあり、キャラや風景などの描き方については、どこか懐かしさと寂しさのあるタッチ。
最近の煌びやかな描き方を白色LEDと表現するなら、この作品は温かみのある裸電球といったところでしょうか。

いつの日か近い将来、様々な制約や制限はあるものの、意思を持ったロボットと共存していく日が訪れた時、人類は上手に共存して行けるのだろうか?
はやり、争いは絶えないのだろうか?
そんな事をふと考えながら観させてもらいました。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 10

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

映像は凄い

人間とロボットが共生する社会を描いたSF
手塚作品が原作ですが、僕自身遠い昔に読んだことあるようなないような・・・あまり覚えていません
この映画のストーリー自体はとても簡単で分かりやすい。

主人公ケンイチとティマとの交流がメインで、
そこに人間とロボットとの軋轢やらなんやら絡んでくる話
ただちょっと見所に欠けるというか、盛り上がりに欠けるような気がします
万人受けをする話に見えるんですが、今ひとつ感情移入できない
内容が無難な分、「安心して見れる」ということもあるので単純にマイナス要素にはなりませんけどね

ただ映像は本当に素晴らしい!
ここまで綺麗に細かい動きをさせるとは大変でしょうね
手塚キャラも魅力的なので、そこは純粋に評価出来ると思います

投稿 : 2019/12/07
♥ : 5

64.4 11 手塚治虫アニメランキング11位
アトム ザ・ビギニング(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (144)
568人が棚に入れました
これは、まだ誰も知らない”鉄腕アトム”誕生までの物語。

大災害後の日本に、未来を夢見るふたりの天才がいた。ひとりは天馬午太郎。もうひとりはお茶の水博志。天馬はその手で「神」を作り出すことを、お茶の水はその手で「友」を作り出すことを夢見て、日夜ロボット研究に明け暮れていた。そしてふたりの友情が生み出した1体のロボット、A106(エーテンシックス)。A106は果たして「神」となるのか「友」となるのか。若き天才コンビは、来るべき未来を垣間見る―。


手塚治虫が描いた永遠のヒーロー・鉄腕アトム。その誕生までの物語を、『機動警察パトレイバー』のゆうきまさみと『RIDEBACK』のカサハラテツローがタッグを組み、まったく新しい構想でコミック化した本作が、ついにTVアニメーションとして始動。アニメ化にあたっては、『踊る大捜査線』『PSYCHO-PASS サイコパス』の本広克行の下、『モーレツ宇宙海賊』の佐藤竜雄が監督を務め、『BLOOD+』の藤咲淳一がシリーズ構成を担当する。
アトムのいる「未来」と私たちの「今」が、『アトム ザ・ビギニング』によって結ばれる !

声優・キャラクター
中村悠一、寺島拓篤、井上雄貴、櫻井孝宏、小松未可子、佐倉綾音、河西健吾、飛田展男、南條愛乃
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

子ども向け・ハートフル系として見た方が良さが感じられるかも〈原作を読んだので一部追記〉

2017年春アニメ。全12話。
原作は漫画、未読です。鉄腕アトムにもほぼ触れたことがありません。

【あらすじ】
5年前の大災害により復興のためにロボット技術が発展し、ロボットは日常に欠かせないものとなっています。そんな中、練馬大学第七研究室で天馬午太郎とお茶の水博志は次世代型人工知能「ベヴストザイン」を搭載したロボット・A106(エーテンシックス)を制作中。
七研での経験により少しずつシックスは変化し、自我を獲得していきます。


全体的には明るく楽しい子ども向け寄りのアニメ。のんびり見ると楽しいです。
キャラクターがとても良くて、午太郎と博志の関係はしっかり描かれましたし、シックスと女の子達が可愛くて楽しめました。
OP、EDも凝っていて、作画・演出、BGMも常に安定していて良かったです。
個人的には日常の中でシックスが成長する姿をもっと見たかったですし、伏線が回収されていない部分も気になるので2クール欲しかったですね。

{netabare}
一周目の視聴時は序盤あまり引き込まれませんでしたが、ロボコン回などのいくつかの回と最終2話で全体の繋がりが見えてきて、二周目でちゃんとハマった感じでした。
月刊ヒーローズ連載、夜に放送ということでもっとハードな内容になると思っていたので、全体的に優しい雰囲気だったのは結構意外だったかな。最終2話は若干ヘビーでした。
中盤まではあくまでも日常生活のドタバタがメインですが、裏ではテロが進行していたり、5年前の大災害で瓦礫の山となった街並みが見られたり意外と暗い部分もありますね。

ロボットバトルものとしてはバトル無しの回が多く、けれども原作があるため全くバトル無しともいかないので、若干どっちつかずな印象ではありましたが…。
ただ、脚本会議には監修の手塚眞さんと原作者のカサハラテツローさんがほぼ毎回参加されていたそうです。内容については綿密に相談したこと、原作でも日常回をやりたかったけどなかなかできなかったこと、「どうするか迷ったときには明るい方向にしてもらった(カサハラさん談)」ことなどがインタビューで語られています。


【本作のふたつの柱】
・天馬午太郎とお茶の水博志の大学での研究と日常

原案となる「鉄腕アトム」では制作者であった天馬博士が手放したアトムを、お茶の水博士が引き取っています。
本作では学生時代の二人を描いていて、考え方の違いからぶつかることはあるものの、基本的には仲の良い共同研究者。ただし午太郎も博志も逆の意味でマッドで、お互いが歩み寄れないと平行線になりそうな危うさもあり、その描写が絶妙でした。

個人的に博志があまり好きになれないと思っていたんですが、多分言うこととやることにズレがあると感じるからかなあ。
最終話でのシックスの扱いを見ていても、ロボットが「心」を獲得するのを信じているなら一時的にでも粗末な扱いをするのはよくわからない…というかちょっと身勝手というか。
午太郎のほうが同じようにマッドでも言ってることは理解できる感じ。


・自律型AIの自我の獲得

人工知能が「心」を獲得するためには「自己と他者を分けて認識すること」と第2話で博志の口から語られています。
なので、シックスの成長と変化を少しづつ描いた上でロボレス編に入ったのはとても良かったです。一度目の視聴では正直ダレ気味に感じましたが、最終回まで見ると日常回の細かな描写がむしろ肝だったと思います。
日常の中で「守り助けること」を行動原理として緩やかに成長してきたシックスが、ロボレスで「戦い勝つこと」というある意味では行動原理に矛盾する命令に答えを出し実行したことで、急激に変化したと感じました。

シックスの内面が描かれた最終回が凄く良かった。度々ポイントを絞って(アイキャッチもですが)シックス視点が入っていたのが良い演出だったなと思います。
断片化した記録を精査しながら、自身を客観視していく描き方は上手い。AIであるにも関わらず夢や願望のような映像が入り交じり、混濁した記録を整理していく描写は色々と考えさせられます。
オーナーの命令に逆らうより自身の機能停止を選んだマルスに対して、シックスにとって自我の獲得ははじまりという描き方なんですね。

本作の作りと鉄腕アトムに続く流れから考えれば、人工知能(少なくともベヴストザインに関しては)の発展が人間社会に悪影響を及ぼすような展開は無いだろうと思うので、このアニメのテーマのまま続編が見たいですね。


【以下雑感】
調べてみると、全12話のうち5話ほどはアニメオリジナルで、原作エピソードをアニメ独自に膨らませた部分もあるよう。どれも楽しくて良かったです。
ロボコンの回好きなんですが、オリジナルなのかな?蘭のメイン回としても良かったですが、現実的な題材なのが素晴らしかったと思います。
ストーリーのメインに描かれるのが自我を獲得しつつあるシックス、軍事技術を用いたマルス、ロボレスの戦う花形ロボットたち、という中で災害救助用ロボットを描いたのも個人的にすごく評価したい部分。その意味では第3話でペットロボットを登場させたのも良いチョイスだったんじゃないかな。
スタッフや参加者の何人かが実際のロボコンを見に行ったりもしているようで、現実に繋がるリアリティを積極的に作り上げようとしている印象がありました。
{/netabare}

全体としては質の良い作品で、脚本のこだわりや生き生きとした作画も観ていて楽しかったです。この子ども向けのような雰囲気のままもっと長く見たい作品でした。(2017.11.30)


【追記】
原作4巻まで読了。
ヒーローズ連載らしくバトル多め、ストーリーにミステリー要素もあり大人向けです。ベテラン漫画家らしい手慣れたタッチの絵と画面作り、凝ったロボットデザインが素晴らしいです。
アニメ版はきちんと原作を尊重しながらも変更点によって描きたいこと(自我の獲得)が明確になっていて、ちょっと哲学的な描写が増えているのも映像作品ならでは。
どちらも面白いですが、原作の読者層とアニメの視聴者層は結構割れていそうな感じがするw

{netabare}
アニメ化されたのは漫画の2巻の半ばほどまで。
ただし3巻以降に登場するシチュエーションやキャラクターをサービス的に拾っている部分も多いです。
アニメ作品の準備期間から考えると、おそらくかなり早い段階でアニメ化決定したんでしょうね。連続性の強いストーリーなので、これ以降の区切りまでにすると蛇足っぽくなってしまう気がします。

アニメオリジナルが3話、4話、6話、7話。他の話もかなり膨らませています。個人的にはロボレス編をコンパクトにしてもう1話日常回を観たかったかも。戦うロボットだけではなくて、ペットロボットや救助ロボットの回を作り人とロボットの様々な関係性を描いたのがとても良かったと思います。

個々のキャラクター描写が増加してます。
原作では茂斗子さんと蘭ちゃんの出番がそこまで多くないので、アニメでは見せ場がかなり増えていて嬉しい限り。アニメでの蘭ちゃんのシックスへの想いの強さと、茂斗子さんのシックスへのニュートラルで自然な関わり方にはずいぶん癒されました。
なにせ午太郎と博志の意見が食い違う描写が原作より多くなっているので、アニメ最終回の「シックスくんこれからも大変ね」みたいな台詞には同感ですね。

アニメでは視聴者に与えるシックスの印象の変化にかなり気を遣っている感じ。
原作ではシックスは最初(自我が芽生える前)からしっかりと喋っていますが、アニメでは人工的な音声と台詞回しになっていて、最初は自我がないことや人工知能の成長過程がかなりわかりやすくなっています。そのため自我を獲得するタイミングは同じマルス戦ですが、アニメ版10話ラストの「話がしたい」のインパクトは絶大。素晴らしい演出でした。

最終回も原作のエピソードではありますが、その膨らませ方もとても上手。シックスが自己を省みる描写を丁寧に入れたことで、「自己と他者を認識すること」が明確になっていました。ラストシーンの「はじまる」という台詞で、シックスが自我を獲得し、これから「心」を育んでいくという描き方になっていると思います。
{/netabare}(2017.12.4)

投稿 : 2019/12/07
♥ : 14

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

これは、いずれ"天才"と呼ばれるふたりの"日常"

この作品の原作は未読ですが、「鉄腕アトム」の前進を描いた物語だとピンとくるほど分かりやすいタイトルですね。
鉄腕アトムの功績は物凄いと思います。
日本で最初の本格的な1話30分の連続アニメ…
日本初の国産ロボットアニメ…
平均視聴率30%超…

これだけでも十分重みを感じますが、この作品はこれだけじゃありません。
現在のロボット工学学者たちには幼少時代に「鉄腕アトム」に触れたことがロボット技術者を志すきっかけとなっている者も多く、現在の日本の高水準のロボット技術力にはこの作品の貢献が大きいともいえる(wikiより)

まさに現代の科学の礎を担っている作品なんです。
それが形を変えて現代に蘇るとなると気にならない訳がありません。

この作品の第1印象はこんな感じです。
A106:ATOMより無機質さを感じるフォルムが逆に格好良い、良く動くなー、グーパンチ凄っ…!
お茶の水博士:若っ…! 鼻小っちゃ…!

この作品は、練馬大学の若き天才コンビ、天馬午太郎とお茶の水博志が作り上げた意志と人格を持つ自立型ロボットであるA106を巡る日常を描いた物語です。
決して潤沢ではない資金面…むしろ慢性的な資金不足が続く第7研究室でしたが、午太郎と博志はA106の今後について熱く議論を交わす日々が続いていました。

A106は確かに格好良いけれど、この展開だけでは流石に飽きてしまいそうですが、この作品…華である小松未可子さん演じる堤 茂斗子と、あやねる演じるお茶の水 蘭が抜群のタイミングで絡んでくるので、決して飽きる事はありませんでした。

お茶の水博志と茂斗子…そして妹である蘭の位置付けがまた面白い…
博志は決してモテるタイプではありません。
ですが彼の優しい人柄を知れば気になる人がいてもおかしくありません。

それに共同とはいえA106を自作してしまうほどの技術の持ち主なんです。
妹の蘭だって一目置かない訳がありません。
この欄ちゃん…この作品における私の一推しキャラでした。
口数は少なく無表情ですが、第7研究室に入り浸り廃材の山から使えそうな部品を探している姿を何度も見かけました。
兄に負けず劣らずロボット好きなのは遺伝のせいだけじゃないと思います。
特にA106との絡みは個人的に大好きでした。
でも…お茶の水博士に妹がいるなんて…この作品を見て初めて妹の存在を知りました。

A106が人格を持っているとはいえ、本来人間が持っている人格とは似て非なるモノ…
でも、お茶の水兄妹のロボットに対する接し方は人間と分け隔てが感じられません。
A106がどこまで気付いて感じているかは分かりません。
でも自分に向けられている気持ちに嫌な感じがしないことは分かっていたのではないでしょうか。

だから思います…
A106が「心やさしき科学の子」と呼ばれる所以は、博志の優しさが伝染したからだと…
二人の思考パターンが似ている…と思える言動がチラホラ見受けられるんですよね。
でもこの優しさがA106最大の魅力だったのではないでしょうか。

A106の前を通り過ぎる様々な出来事を真摯に受け止め、彼ならではの思考パターンで自分らしくあり続けた…完走して振り返ってみると、「A106らしさ」がしっかり描かれていた作品だったと思います。

オープニングテーマは、After the Rainさんの「解読不能」
エンディングテーマは、南條愛乃さんの「光のはじまり」
After the Rainさんは最近気になりだしたユニットです。
今回のOPもアニメともマッチしていて格好良かったと思います。

1クール12話に物語でした。
気が付いたら夢中になって見ていた作品…この作品に対する私の印象はこれがピッタリです。
作画は好みを選ぶかもしれません。
でもそれだけで切ってしまうのはあまりにも勿体無い…そう思える作品でした。
原作はまだ続いているみたいです…
それにDr.ロロは未だ謎だらけですし、第1研究室の件も描き切れていないと思います。
もし続編が制作されるなら絶対視聴します。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 19

kororin さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

これも恐らく・・・・・・・・・・・・・【漫画】の方が面白そうな感じがします。

最近の手塚リスペクト物で『ヤングブラックジャック』なんかもありました。漫画の方は結構面白く思えて、アニメ化に少し期待してたのですが・・・「コケた」と思えたのが個人的な感想です。、で

年長者は一度は耳にして、若い人には[嫌]でも聞かされる漫画の神様「手塚治虫」先生の定番代表作の一つ「鉄腕アトム」から、アトムの「生みの親」と「育ての親」の若き青年時代のストーリーというのはみなさんご存知のとおり。

※【鉄腕アトム】
原作や、幾つかメディア化されて設定を後付け盛り付けたりされてますが、私の記憶してる基本ラインは-
・科学省長官の天才科学者「天馬博士」。最愛の息子・飛雄(トビオ)を交通事故で失い、その深い悲しみから息子そっくりの「少年ロボット」を作り上げる。(なんか「フランケン・シュタイン」みたいなさわり)
・しかしロボットはロボット。人間の代役にはならないジレンマで天馬博士は少年ロボットをロボットサーカスに売り飛ばします。そして天馬博士は科学省を去り、行方をくらませ世捨て人に。
・ロボットサーカスのショーで働く少年ロボット。そこへたまたまサーカスを見に来ていた現科学省長官「お茶水博士」。その少年ロボットが盟友・天馬博士が作り出した傑作ロボットと見抜き、サーカスから引き取ることに。
・そしてその少年ロボットは『アトム』と名付けられ、お茶水博士とともに様々な怪事件・大事故を解決し、はたまた勧善懲悪の大冒険もあり、見る者に問いかける問題ドラマもありと「正義の少年ヒーロー」モノとして結構ヤマ盛りな内容の展開が次々と。
・小さな体に10万馬力、ジェットで自由に空を飛び、秘められた「7つの力」のアトム。
・しかし「心」あるが故、人間と同じく喜怒哀楽があり、特にボッチなところを不憫に思ったお茶水博士はアトムに家族ロボット(パパ、ママ、妹のウラン、兄のコバルト)を作ってあげて人と同じく優しさや思いやりを育んでいきます。
、といったところでしょうか。

そして、今回「アトムの素」を作った二人の天才、天馬午太郎とお茶の水博志("はかせ"じゃなかとです。"ヒロシ"です・・・"ヒロシ"です・・・)。
謎の災害から5年後。復興作業の為にロボットが大量導入。当然ロボット産業が急速に進み、練馬大学学院生の午太郎と博志は次世代型人工知能「ベヴストザイン」搭載の自立型ロボット「A10-6(エーテンシックス)」を開発。
A→【ア】
10→十(とお)→【ト】
6→六(む)→【ム】とかけ合わせてあるのはご周知の通り。
オリジナルキャストの博志の妹・蘭。
アトムの妹・ウランと「妹でラン」繋がり。
主要この三名を中心に様々な事件が起こるようですネ。
(復興で技術産業が進むのはパトレイバーのバビロンプロジェクトを思いだしますね。東京湾を埋め立てて土地不足を解消。数万パワーの土木作業機械=巨大マニピュレーター=レイバーの多数登用。レイバー技術の急速な発展→レイバーの犯罪発生・増加→「パトレイバー」の誕生。)

監督は本広克行さん(ドラマでは「踊る大捜査線」アニメでは「PSYCHO-PASS」が有名どころ)。NHK放送のせいなのか、あまり「ムチャ」出来なさそうで気の毒な感じがします。
今のところアクションはそれなりにイイと思うのですが、ドラマパートがなんか非凡に感じます。特に伴健作。すんごく昭和テイストです。しかも将来、父にクリソツになる息子・伴俊作(後のヒゲオヤジ)。今は似つかないほどの爽やか(ちょっとオマヌケ?)青年ぶりにオッタマゲーです。

知名度があっても「局」の縛りで伸び伸び出来なさそうな感じがしますが、
はてさてどうなりますやら。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 12

64.9 12 手塚治虫アニメランキング12位
ASTRO BOY 鉄腕アトム-アストロボーイ(TVアニメ動画)

2003年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (48)
331人が棚に入れました
心をもつロボットとして2003年に誕生したアトムの活躍と、それを邪魔しようとする天馬博士の闘いを描いた手塚治虫による不朽の名作の新TVアニメシリーズ

声優・キャラクター
津村まこと、丸山美紀、勝田久、大和田伸也、檜山修之、佐藤ゆうこ、くまいもとこ、千葉進歩、矢尾一樹、川瀬晶子、富田耕生、田中秀幸

るい  さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

不朽の名作ですね

内容は言うまでもなく面白いです。
ZONEのOPが元気良くて好きでした。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 1

華凜 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

見たくなるアニメ

時々思い出して、見たくなる作品

投稿 : 2019/12/07
♥ : 0

61.7 13 手塚治虫アニメランキング13位
ブラックジャック 21(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (48)
313人が棚に入れました
ブラック・ジャックの続編。謎の組織の陰謀をBJが世界各地を駆け巡り、また自らの出生の秘密を解き明かすため、世界中を巡る。
無免許医のブラック・ジャックを逮捕するためにやってきた友引警部が連行した場所は警察ではなく、病院だった。
ブラック・ジャックにある患者の手術を指示し、病院の医師たちが審査を行い、患者を治せたら医師免許を申請するという。その患者とは顔が腫れ上がった獅子面病の青年だった…。

声優・キャラクター
大塚明夫、水谷優子、佐藤ゆうこ、小野涼子、川瀬晶子、富田耕生、岩田光央、石井真

mokemoke さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

おもしろい

21世紀という意味を込めてブラック・ジャック21という題名だそうだが、やはり20世紀の雰囲気は消し去りがたい。
手塚作品はもはや過去のものなのであろうか。
それとも子供向けに作ってるんだからしょうがないのか。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 1

Britannia さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

無印版は1話完結、依頼を受け結果の日常系だけど

BJ21は、全17話構成

主人公が狙われる理由・出生の秘密

結末が気になり好奇心が刺激される。

最終目的に向かい1本のシナリオで構成されているのが良い。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 8
ネタバレ

ketano さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

21世紀のブラックジャック

ブラックジャックとブラックジャック21の全話観た感想です。
ブラックジャック21は、続編となってるけど、こちらだけでも十分おもしろかったです。

{netabare}
OP、EDが、結構良い曲ばかりでした、特に良かったのは下記です。当然iPodにダウンロード済みです。(;^_^A

「Fantastic」歌 - 鈴木亜美
「careless breath」歌 - EXILE
「Destiny -太陽の花-」歌 - 島谷ひとみ
「月光花 -Black Jack Mix-」歌 - Janne Da Arc

一期のブラックジャックに関しては、ほぼハッピーエンドに改変されていたり、原作を知っていると、この改変はよくないなーっと、思ってしまう話が多いと感じました。
現代では表現しにくいのは、わかるけど。。。

二期のブラックジャック21は、原作の話をうまく取り入れて新しい謎を解明していくストーリーとなっていて、イメージを損ねることなく改変されていて、とても、良くできてると思ったし面白かった。

一期は、微妙でしたが、続編にあたる二期は、新しいブラックジャックのお話として、面白かった。こちらだけでも、観る価値はあると思った。
{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 5

63.7 14 手塚治虫アニメランキング14位
火の鳥(TVアニメ動画)

2004年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (61)
277人が棚に入れました
手塚治虫が最も情熱を傾け、最晩年まで描き続けたライフワーク作品。
長い間多くの人々に愛され続けた「火の鳥」は“人間”とは、“生命”とは何かを問い続けている。コミックスは、これまでに102冊(愛蔵版、普及版、絶品版などの合計)が発行。
アニメとしては1978年に劇場版第1作目が公開され、合計、劇場版3作品、OVA2作品が製作されている。不老不死を与える美しき不死鳥・火の鳥を追う人間たちの姿を描く。

声優・キャラクター
竹下景子、小村哲生、久米明、竹内順子、中尾みち雄、玉川砂記子、来宮良子、てらそままさき、佐々木望、小林美佐、広瀬正志、小川真司、大坂史子、浅野まゆみ、久保田民絵、島田敏、松本保典、内川藍維、巴菁子、内田直哉、大木民夫、江川央生、浪川大輔、阪脩、冬馬由美、桐本拓哉、牛山茂

まだ初心者 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

めちゃくちゃ濃いアニメ

今まで150作以上ストーリー重視のアニメ観てますが、これほど濃いと思ったアニメはありません。マジでめちゃくちゃ濃いです。

超有名な漫画が原作ですが、内容は知りませんでした。あらゆるものが凝縮されたこんな大作が50年以上前から描き続けられていたとは凄すぎです。漫画の神様と言われている所以がわかります。他の漫画家と比べてはいけません。格が違います。

2000年代に入って制作されたアニメなので、作画がきれいで観やすいと思います。

一般向けのストーリー重視アニメです。めちゃくちゃ濃い内容で疲れるので、ある程度気合入れて観た方がいいと思います。軽い気持ちで観ない方がいいです。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 3

たわし(ガガ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

人間が存在するという意義

何故、人だけがこれほどまでに自我を持ち、愛し合ったり憎しみあったりするのか。

多種多様な生き方を認めたことにより、より世の中は複雑に。。より「個人」としての孤独が際立ってゆく。

しかし、そういった悩みを持つのも人間だからであり、ほかの動物では不条理に苦しんだり、奇跡に喜んだりもしないのです。

手塚先生はそういった意味で、「ブラックジャック」と同等レベルで人間の存在を描いていると思います。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 11
ネタバレ

しんばくん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「生命の理」と「理外の理」

物語:3.5 作画:4.5 声優:3.5 音楽:4.7 キャラ:2.8 【平均:3.8】                           (61.7)

ジャンル        :伝奇
話数          :全13話
原作          :手塚治虫
アニメーション製作 :手塚プロダクション
監督          :高橋良輔
脚本          :五武 冬史、長谷川圭一、杉井ギサブロー、野崎 透、小林 弘利
キャラデザイン    :杉野 昭夫、内田 裕、西田 正義、大下 久馬
音楽          :内池秀和、野見祐二
OP           :「火の鳥」作曲 - 内池秀和 / 編曲 - 野見祐二
              / 演奏 - チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、チェン・ミン、諫山実生
ED           :「火の鳥」作詞 - 湯川れい子 / 作曲 - 内池秀和 / 編曲 - 冨田恵一 / 歌 - 中島美嘉

参照元         :Wikipedia「火の鳥 (漫画)」
公式ページ      :http://www9.nhk.or.jp/anime/hinotori/

【概要】
 古代からはるか未来まで、地球や宇宙を舞台に、生命の本質・人間の業が、手塚治虫自身の独特な思想を根底に壮大なスケールで描かれる。物語は「火の鳥」と呼ばれる鳥が登場し火の鳥の血を飲めば永遠の命を得られるという設定の元、主人公たちはその火の鳥と関わりながら悩み、苦しみ、闘い、残酷な運命に翻弄され続ける。Wikipedia「概要」から抜粋

【特徴】
①全5編で構成されたオムニバス形式の伝奇アニメ作品
②愛憎劇
③様々な思想の影響

【特徴の補足】
{netabare}①各編はそれぞれ独立したストーリーであり、何処から観ても楽しめる。また登場人物は各編毎に異なり主人公も変わるが、その代わり脇役の猿田(各編別人)がレギュラーとして登場する。各編の長さは長いもので全4話、短いもので全1話。
②愛情が生じる間柄は各編毎にまちまちであり、ややあくの強いストーリーである。
③手塚治虫自身の思想を感じられる。{/netabare}

【総括】
 人間の歴史を手塚治虫の思想を交えて描かれた伝奇アニメでした。また各編を構成する形態は特異であり、未視聴の方は特徴①だけ踏まえておいても良いかもしれません。作画は丁寧な印象で音楽は非常に凝っているように感じました。物語は全編で登場人物達が数奇な運命に巻き込まれ苦悩するが、着地点は感動出来るものでした。


【思った事・蛇足】

最終話までに至るまでは人間の驕り高ぶった業を礎として築き上げて来た歴史を只管に観て行く感じでした。
ですが最終話まで観終わってみると
手塚治虫は様々な思想の影響を受けていることに気が付きました。
以下は影響を受けたと思われること
{netabare}・仏教の「輪廻」の概念
・キリスト教の「復活」の概念
・ユングの思想


表面的なことだけは読み取れたがそれ以上は分からなかった。
それに
上記の3点は正直難しく考えすぎているような気もする。
単に「全ての生命は親から子へ受け継がれる」だけで良い気がする。{/netabare}


因みに最も哲学的で深いと感じたストーリーは「未来編」でした。(未来編はラスト)
中々感慨深い終幕でした。
そして私が好きなストーリーは「黎明編」
親子っていいものですね。


[ まとめ ]
難しく考えたりしてしまったけど
観ている最中は素直に親と子の温かい関係に心温められ
実にNHKらしい作品だと思いました。


●理外の理とは
火の鳥のことです。
人間は摩訶不思議な存在を求めようとするが
存在しないから求めるのであって
存在したら恐怖するのではないかと思った。


●視聴順序
Wikipediaに未来編を最初に観ても良いというようなことが書かれていたが
個人的には放送順であれば物語のスケールの大きさを感じられて良いのかなと思いました。


●OP曲、ED曲
OP、EDはタイトルが同名の「火の鳥」だが
OPは諫山実生のコーラスとチェコ・フィルハーモニー管弦楽団、チェン・ミンによる壮大なオーケストラ。
一方EDは中島美嘉の透明感のある歌声がとても綺麗な曲です。
私は両方好きです。


●グラフ[物語の転機が分かってしまう可能性あり※ネタバレ注意]
http://shinbakuns.blog.fc2.com/blog-entry-40.html

投稿 : 2019/12/07
♥ : 7

66.5 15 手塚治虫アニメランキング15位
海のトリトン(TVアニメ動画)

1972年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (40)
193人が棚に入れました
* 5000年前に平和に暮らしていたアトランティス大陸を、ポセイドン族によって滅ぼされたトリトン族、その末裔であるトリトンは海で支配するポセイドン族を倒すため海を舞台に大冒険を繰り広げます。


声優・キャラクター
塩屋翼、広川あけみ、北浜晴子、八奈見乗児、杉山佳寿子、渡部猛、増岡弘、塩見竜介、滝口順平、矢田耕司、中西妙子、柴田秀勝

天神 羅愚羅 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

希望の星、胸に残して 遠く旅立つ一人

原作:手塚治虫
監督:富野喜幸
という、アニメファンには垂涎の一作ですね(´ω`)
アニメ史上、重要な作品だそうで、様々な「初現象」を巻き起こした作品だそうです(´ω`)

・・・が、これもちゃんと見てないんですよね(^_^;)
子供にはちょいと難しい内容だったし(^_^;)
後に原作は全部読んだのですが、手塚作品としては、それほど優秀な作品とも思えなくて(^_^;)
 
ただ、子供のころ、トリトンというキャラクターには・・・漠然とですが、憧れのようなものを
抱いていた記憶はあります(´ω`)
何か惹きつけるものはあったんでしょうね(´ω`)
 
今後、ゆっくり見てみたい作品です。
 
・・・原作のラストは壮絶にやるせないですよ(゜Д゜)
想像力MAXで読んだら、その日の晩は眠れなくなりますd(`・ω・´)

投稿 : 2019/12/07
♥ : 11

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

クラゲの声はまいっちんぐマチ子先生

の吉田理保子さんです すでに引退
クララ、神崎メグ、早乙女ミチル、マリアフリード、を演じた70年代のヒロイン声優でした
これを見てクラゲフェチになった人も多そうですね

富野由悠季さんの実質初監督(たぶん)
あのラストシーンを見れば間違いなく完走したと思われます
トリトンの声はイデオンの主役ユウキコスモを演じた塩谷翼、ピピの声は広川あけみと言う人でほとんど活動せず引退しました

原作は手塚治虫の新聞漫画「青いトリトン」ですが、キャラ設定以外はほとんど関係ありません
ほぼ、冨野さんの創作ストーリーです
海洋アニメの先駆でそれなりに人気があったのですが、現代人が楽しめる保証はできません

サメ人ポリペイモスとメデューサのドリテアがいい争いしながらトリトン一行を包囲するカオスな戦いは面白かったです

歴史的作品としての価値
と思ったんですが、考え直して評価微上げ

投稿 : 2019/12/07
♥ : 16

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

原作を超えた作品

こんなことを言っては原作者の手塚治虫先生に失礼ですが、この作品は原作を超えています。
というよりも、原作とストーリーが、全く異なっています。

私がこの作品を初めて見たのは40年以上も前です。

今のアニメの技術力と比べたら、やはり絵や内容は劣っていますが、
当時のアニメとしては斬新な、止め絵の効果をふんだんに使ったり、
美しい音色の挿入曲をふんだんに使ったりとしています。

制作は、宇宙戦艦ヤマトでも有名な西崎義展さんです。

物語は、ポセイドン族に両親を殺された13歳の少年トリトンが、海の平和を守るためにポセイドン族と戦う内容で、
トリトンの成長を描いています。
全部で27話です。

このアニメの最大の魅力は、トリトンが使うオリハルコンの剣です。
黄金よりも美しく輝き、どんな刀よりも切れ味が鋭く、
ときとして爆弾よりも凄い破壊力を持っています。
さらには、呪いを打ち消したり、ポセイドン像を呼び寄せたりとします。

そして『GoGoトリトン』の歌は、最初はエンディングでしたが、あまりにも人気が出たため、オープニングに代わりました。
カラオケでは『海のトリトン』として出ています。
冒険心を掻き立てられる素晴らしい歌です。

ただし、最終話では、誰もが予想もしなかったすさまじい結末が待っています。
この最終話は、監督である富野喜幸さんが脚本を無視して、独断でつくられたそうです。
冨野さん自身は途中から「最終話は必ずこうしたい」と決めてられたとのことです。
しかし、周りに相談すると確実に反対されると予想されたため、誰にも相談されませんでした。
そして最終話で『職権乱用をした』と自ら語られています。

この最終話を見ると、深く考えさせられるものがあります。
勧善懲悪が好きな方は、26話までで見終わることをお勧めしします。

このアニメをまだ見たことが無い人は、是非見てください。
心がワクワクしたり神秘的な情景が浮かんだりしますよ。(^_^)
そして最終話は、・・・心が痛みます。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 19

60.0 16 手塚治虫アニメランキング16位
三つ目がとおる(TVアニメ動画)

1990年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (20)
188人が棚に入れました
「週刊少年マガジン」に連載された手塚治虫の伝奇SFコミックが原作。アニメ化にあたっては学園中心のエピソードを多くするなど、対象年齢はいくぶん低めに設定された。いつも学校のみんなからいじめられている少年・写楽保介、実はその正体こそ超能力を持った三つ目一族の末裔だった。そうと知らない級友の美少女・和登千代子は写楽を連れて博物館へ赴いたのを機に、写楽は額のばんそうこうに隠された三つ目を解き、古代の超パワーを発揮させる。

声優・キャラクター
伊倉一恵、松井菜桜子、嶋俊介、緒方賢一、田野めぐみ、速水奨

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

手塚治虫のオカルト作品

バビル2世というか鬼太郎というか・・
邪気眼、多重人格、スーパーウェポンと厨二心にこたえる主人公。この手のハシリなのかな・・。
もちろん3つ目になったらビックマウス。
後年の作品なので原作もあまり違和感はない。といっても30年前だけどね・・。

主題歌が初代プリキュアのそれとそのまんまなのだが偉い人に聞いたら同じ作曲者らしい・・・。しょーがないね。





投稿 : 2019/12/07
♥ : 3

みり仔 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

opが現代風

あんなでかい×の絆創膏売ってません。
写楽くんかわいい!話も手塚先生らしくおもしろいです。
とくに評価したいのはopの「?のブーメラン」ですね~
現代の子にも人気出るかと。
プリキュアのop聞いたときコレと似ててびっくりしました。
作曲の人がいっしょなんですね。
歌詞もおもしろいですよ!
ひゅーるるるんひゅーるるるん!

投稿 : 2019/12/07
♥ : 4

65.7 17 手塚治虫アニメランキング17位
火の鳥 鳳凰編(アニメ映画)

1986年12月20日
★★★★☆ 3.5 (39)
183人が棚に入れました
 原作は手塚治虫の同名漫画。監督をりんたろうが務めた。キャラクターのデザインが漫画のデザインとかなり違う印象に仕上がっていて、ファンの間で物議をかもした作品。鳳凰を探し求めて歩く天才彫物師・茜丸は、山中で盗賊の我王に出会い、右腕を斬られてしまう。茜丸は必死に修業に励んで彫物師として復帰し、大仏建立の責任者となる。一方、我王は美しい妻を手に入れるが、猜疑心から彼女を斬り殺してしまう。ある日、茜丸は天皇に献上する彫物を彫ることになった。だが、献上物を彫る人物はもうひとりいた。その人物は、なんとあの我王だった…!

声優・キャラクター
堀勝之祐、池田昌子、古川登志夫、小山茉美、一龍斎春水

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

人間の二面性を2人の主人公を通して描いた(のだと思う) B

原作未読(他の編を少し読んだことがあるような気もします)

手塚治虫が生涯をかけて描き続けた「火の鳥」からの一編。

主人公は2人で対比的に描かれています。一人は天才彫物師・茜丸、もう一人は残忍な盗賊の我王。ある時、二人の人生は不意に交わりを持ちます。そのいきさつについては、あらすじにこれでもかとばかりに詳しく描かれていますので、そちらを参照してください。

単純に対極にある2人の人生を対比的に描いただけなのかというと、それだけでもないように思います。誰にでもある人間の二面性とでも言いましょうか、善なる心と悪なる心とでも言いましょうか、そうしたものを描いているのではないか、と。ただ、その善、悪というのが単純なものではなく、反対のものをも内在するものとして描かれているように思います。善は善にして善だけではなく、悪は悪にして悪だけではない。

最終局面で二人の人生は思わぬ展開を見せます。その時に現れるのが、タイトルにもある火の鳥です。火の鳥は、物語には直接関与してはいないように見えて、実は彼らの運命の全てを握っているのではないかと感じました。二人の結末もまた対極的に描かれています(単に幸福か否か対比ではなく)が、そのどちらが望ましいものなのかは、一概には言えません。あやふやと言えばあやふやな終わり方をするのですが、逆に、ハッキリと結論を出さないのが、この作品の醍醐味なのではないかと思います。

最後の桜の花びらが散るシーンは美しく。かつ、残酷に見えました。

何だか、自分の能力以上のことを書き出してしまったので、破綻しないうちに(いや、もう破綻しているという話も・・・)纏めに入りたいと思います。

手塚治虫=鉄腕アトムくらいしかイメージがないと、本作品を視聴すると非情に面食らうと思います。扱っているテーマが深遠で、明確な答えを提示していないため、視聴後にすっきりする作品ではありません。しかし、手塚治虫氏が生涯をかけて追い続けた「何か」の断片には触れることができるのではないかと思います。興味がある方はぜひご視聴下さい。

抽象的なレビューで申し訳ありませんが、なかなか具体的な言語化が難しい作品でした。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 15
ネタバレ

文葉 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

永遠という名の刹那

この作品、以前までトラウマでした。
子供ながらに観ていて凄く悲しかった。

小学生の時、父が録画して観ていたのがこの火の鳥。
ブラック・ジャックのような深みのあるものから、ボーボボのようなハジけた物も好んで観ていた父はアニメ好きだったのかもしれない。
キッズステーションで再放送したので録画して改めて視聴。

火の鳥 鳳凰編は奈良時代が舞台。あらすじはあにこれのをご覧ください・・・って、(あらすじがかなりネタバレな気がする!!)
60分ほどなので、漫画版より内容が変わったり、だいぶ必要なシーンが削られています。足りない心理描写など気になる場合、観終わった後に漫画版を見返すか、Wikiを見ると良いかもです。
また、今月下旬にヤマト編と宇宙編も放送するので観てみたいと思います。

<感想 ネタバレあり>{netabare}
片目と片腕の無く、生まれながらに苦しみ続け、沢山の人の命を奪った我王
もう一人の主人公の茜丸の健康な体に嫉妬し、腕をきってしまう。(そのことが後々響く)
その後、美しいミステリアスな女性の速魚と出会い、愛を知るも疑ってしまった。
彼女を失い正体を知った時、激しい後悔に襲われることになる

茜丸は仏師として大切な仕事道具の腕をきられることによって追い込まれていき、東大寺大仏建立で権力の庇護を得て慢心に陥ってしまい、権力に溺れていくのがまたリアル。

東大寺の鬼瓦製作の勝負でもう一度この二人が再会するが、
我王の作品の出来と才能を認めた茜丸が嫉妬し、我王の過去を晒し、もう片腕まで頂くような人間に変わってるのがまた恐ろしい。
このシーンはとても残酷で思わず目を背けたくなった。
この物語の奥底には因果応報をどこか感じる。

ラストシーンで我王がてんとう虫を見て涙を流すシーンが切ない。
エンディングが陳腐かなと初見時は思ったけれども、改めて聴くと本当に良い曲。果てしない永遠と無常観を感じる。
本来美しいと感じるはずの桜がどうしてこんなに残酷で悲しいのだろうか。{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 38

ダークフレイムマスオ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

わしは猛烈に憤ってます。否、通り過ぎて悲しみの域になってます。巨星が描いた作品を出して悪いが心中吐露したい。

手塚作品は基本原作読了してます。が幼少期に視たアニメでささったものはこれだったな~。人の醜さまたそれすら超える感動は原作好きだった小学校高学年のわしでさえ色々に想えました。そのあとはBJやどろろと町の図書館に原作単行本多数あったので読みふけってました。今思うとのらくろまであったので相当センスいい司書さんがいたんですね当時。ちょっとエロいとこはあるけど頬を赤らめながらも読んでいくと書きたいことがそんなとこにはない。そして親にも言えないけど感動ができて5時過ぎて自転車で帰りました。

原作は多分4~5回ぐらいは間空けて読んでます。高校、社会人と感想もその都度変わってきますが感動はゆるぎなかった。

でこれを書いてる今日は日本における、ふざけるな!冗談じゃない!事件があった翌日です。レビュアー否世界さえもprayforkyoaniです。我々日の当たらぬ駄文書きでも感情は持っています。世界の人に繊細さ機微そしてエヴァガみたいに感動を与えた会社を何故?しかないです。それこそロベルタ回の当主がテロに巻き込まれ死んだのとダブります。天を仰ぎ地に伏して決して何一つ恥じることのない作品を世に出した人々がなぜ?です。

悲しいことは乗り越えるのが人ですが無表情にできるぐらいの人格はない!怒るときは怒るし、泣くときはなく!なら現在は怒髪天です。

避けて通れぬ思いで本当は喪に服し鎮魂したいが皆さんの想いをレビューやメッセであらわさないと悲嘆するだけじゃあかんと思いました。

we could change this world

カラ元気も元気。言ってて虚しくなるが我々レビュアーは書いてなんぼならその思いをレビューに乗せてやろうぜ!

惨事に逢われお亡くなりなった方に謹んでご冥福お祈り申し上げます。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 15

62.7 18 手塚治虫アニメランキング18位
ジャングル大帝(TVアニメ動画)

1965年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (31)
148人が棚に入れました
白いライオンの子として生まれたレオは、密輸業者の手から脱出し、ケン一少年に育てられる。やがて故郷・パンジャの森へ帰ってきたレオは、美しい雌ライオン・ライヤや仲間たちと出会い、大自然の中で自己のアイデンティティを模索しながらも、森の平和を脅かす密猟者と闘うことに・・・。人間と言葉を交わせる白いライオン、というのが『ジャングル大帝』のオリジナル・アイデアですが、今回のテレビシリーズではレオは人間と会話できません。動物たちと人間たちとが現実世界と同じように完全には心を通わせられない、そんな葛藤がこのシリーズでは描かれるのです。だからレオも決してスーパーヒーローではなく、人生に悩み、自問自答を繰り返す、そんな思春期の少年として描かれます。

天神 羅愚羅 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

 西武ライオンズのマークはレオじゃなくて、お父さんのパンジャですよd(`・ω・´)

原作は、手塚治虫が中央デビューを果たした作品であり、アニメは
虫プロ初のカラーテレビアニメーションです(´ω`)
 
ディズニーアニメに多大な影響を受けた手塚治虫が、ディズニーに
少しでも近づけたいと制作した本作は、50年近く経った今観ても
動きが滑らかで、彩色豊な、氏の理想と執念を感じる作品です(´ω`)
 

投稿 : 2019/12/07
♥ : 8

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

初めて全巻揃えたアニメ。(多分

当時は内容を理解できてませんでした
ディズニーの「バンビ」も結構怖かったのを覚えています。

けれど、少し経ってから全巻セット買いましたね。

パンジャやレオがかっこ良くて・・
日本のアニメーターで動物作品といえば
手塚治虫だと思ってます(高畑さんは少年。宮さんは少女かな・・。

虫プロ作品は好きで結構観てますけど、
今でも口ずさんでしまうのはEDの「レオのうた」です。
子供の時だったんで歌詞間違えて覚えてますけどw

投稿 : 2019/12/07
♥ : 2

REI さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

虫プロが総力を上げて制作したカラーテレビ創成期のアニメ

人間と動物の関わりを早くから問題提議してきたアニメです。
手塚治虫先生凄い!
レビューのタイトルはウィキペディアで観てください。
だって書くと長くなるし(笑)

子供の頃レオが可愛くってよく観てました。レオは子ライオン、ちなみにレオのお父さんはパンジャ、お母さんはエライザ。

物語のあらすじはあにこれのあらすじや、ウィキペディアで見てね。

あとジャングル大帝の話で有名なのはディズニーがライオンキングでジャングル大帝を真似した?って話ですけど、少しは参考にしているようです。手塚先生がディズニーの大ファンでアニメをやろうっていうきっかけがディズニーになのでディズニーに対して何も言わないって事になっているようです。

ジャングル大帝は何回かリメイクもされているのでそちらもどーぞ
動物好きの人は是非!

全てのアニメに携わる方々に感謝を!

投稿 : 2019/12/07
♥ : 4

64.5 19 手塚治虫アニメランキング19位
ふしぎなメルモ(TVアニメ動画)

1971年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (30)
142人が棚に入れました
天国のママから、ミラクルキャンディー(赤いキャンディーと青いキャンディー)をもらった主人公メルモが、キャンディーを食べて赤ん坊や大人、人間以外の様々な動物に変身し、色々な危機を乗り越え、真の大人になっていく物語である。

みり仔 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

このアメがほしくて駄菓子屋に走りました。

食べると年齢を自由に買えることの出来るアメ。
これ、見たときすっごく欲しかったです。
再放送でみたんですけど、当時小2でしたが、駄菓子屋走りました!(当然売ってませんけど
人生で初めてはまったアニメじゃないかと。
軽く10周は見てます。

曲や声優はどっちでもいいです、というかまったくどうでもいいです。
話はすっごくおもしろいです、それに単純です。
だから小さな子どもと一緒に見るのがオススメ。
できれば手元にアメがほしいですね(笑
「服が変わるだけの魔法少女はもうおわり!今は見た目も変られなきゃ!」
衝撃でしたね。
今でも見返したくなります。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 0

ato00 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

赤と青を間違えてはいけません。

メルモちゃん♪メルモちゃん♪メルモちゃん♪が持ってる♪
赤いキャンディー♪青いキャンディー♪知ってるかい♪

ハイ、知ってますよ。
キャンディーを食べると若返ったり年くったり・・・
同時に食べるとなんと・・・

手塚先生の空想科学教育アニメです。
メルモちゃんがキャンディーを身勝手に使うもんだから様々な事件が発生。
ハプニングもあったりして、ドタバタドタバタ忙しいこと。
その一方で生命の神秘も扱っていて教育的モードだったり。
どっちにしろ、古き懐かしき子供向けアニメです。

もっとも印象的なシーンはメルモちゃんが大人になるところ。
パンチラなんてもんじゃないです。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 19

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

エロかった

手塚治虫の、ある種の微エロアニメ。
大人になったときに、着ている服が上半身はそのままに下半身だけ、なぜかサイズが変わらないので、必然的に大人になるとずっとミニスカート&パンチラという意味不明状態。なんだこれは…!w なにを考えている手塚…w とおもったものです。



しかし、大人になってしまった後に見てみると、
「大人である」ということ自体が、一定の力をもつ、という子供の頃ならではの欲望が成立する、というそれ自体がけっこうしみじみする話だよなぁ、とかおもいました。自分がいま、「大人である」ことによって発動可能になっている力って、ぶっちゃけ何があるよ、みたいな。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 2

58.0 20 手塚治虫アニメランキング20位
手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく(アニメ映画)

2011年5月28日
★★★★☆ 3.3 (32)
135人が棚に入れました
手塚治虫が10年の歳月をかけて描きあげた名作コミック「ブッダ」をアニメ映画化した全3部作の第1弾。声優陣には吉岡秀隆、吉永小百合、堺雅人ら豪華俳優が結集する。舞台は2500年前のインド。世界の王になると予言されたシャカ国の王子シッダールタは、思春期を迎え、厳しい階級社会に疑問を抱くようになる。そんなとき、強大なコーサラ国がシャカ国に侵攻してくる。そこでシッダールタは、コーサラ国一の勇者と呼ばれる青年チャプラと出会う。

じぇりー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

東京中央銀行さん!(違

「この」タイミングで見てしまった。

すなわち、続編となる第2部が今週末公開で…
そして、メインキャストには昨年の流行語大賞を取られたあの方がいて…

この第一部に於いて、ほぼ主人公格となるチャプラ役の堺雅人さんは、以前からずっと好きな俳優さんで、ドラマ・映画と色々見てきたので、ずっと見たいとは思っていた作品だった。Gyaoさんありがとう。でもこれ第2部のためのプロモも兼ねてるんでしょうね。

第一声が聞こえた瞬間、その台詞の力強さと勢いに「まんま半沢や!」と思ってしまった。

どうでもいい長い前置きになってしまったが、この作品は何といってもまず映像が素晴らしい。
手塚治虫さんの絵のタッチを再現しつつも、現代風の作画を取り入れているように感じる。
生き生きと動く人物や、背景の描写の繊細さ、色彩の美しさ。
見ているだけで、当時のインドの世界観に浸ることができる。

「ブッダ」とはご存じの通り仏教の開祖であり、作品自体もフィクション織り交ぜつつブッダの生涯を描いたものであることは有名だが、特にこの第一部に関してはフィクション部分となっているストーリーが主軸になっており、2国間で繰り広げられる壮大な戦乱と、その戦乱に翻弄され、カースト制度に苦しみつつも懸命に自らの成すべきことを、時に命を賭してまで遂げようとするキャラクターたちのヒューマンドラマとして見ることができる。

終盤で、シッダールタ(ブッダ)がある決心に辿り着いた時に流れる吉永小百合さんのナレーションは胸に突き刺さるようだった。

このナレーションに込められたメッセージだけを取っても、十分この作品を見た価値はあったと思えるほど、手塚治虫さんが遺した「生きる」ということへの一つの考え方に触れることができたような気がした。

「生まれてくるということ」「生きるということ」「死んでいくということ」…人はいつでも苦しみを抱えて生きている。

やはり手塚治虫ワールドは深遠だ。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 6

Zel さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

赤い砂漠よ!美しく

2011年劇場公開作品

舞台は今から2000年以上前のインド
人々はカーストと呼ばれる4段階の身分のもと暮らしていた
カピラ城の王子ゴータマ・シッダルタはクシャトリヤの身分として何不自由のない生活を送っていた
しかし幼い頃よりシッダルタは「なぜ人は死ぬのか」「同じ人間なのになぜ身分があるのか」などの疑問を常に抱えていた
そして息子が生まれた日、シッダルタは遂に僧としての道を歩み始めた

劇場にて鑑賞しました
残念ながら個人的には面白いと感じませんでした
手塚治虫先生原作なので私に合わなかっただけで、観る人が観れば素晴らしい作品なのかもしれません
声優に芸能人起用していたのもマイナスに感じます
ただ作画はとても綺麗でよかったです

2014年に第二幕が公開されるようですが、私は鑑賞しません

投稿 : 2019/12/07
♥ : 8

まだ初心者 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

声優が…

説明不要の超有名漫画が原作のアニメ映画です。
作品自体が素晴らしいのは言うまでもないのですが、主要キャラの声優に俳優を使ってるので台無しになってます。特にひどいのがブッダの父ちゃん役の声優で、下手すぎて一気に観る気が失せます。ものすごく偉い人みたいですがこういう仕事は断った方がいいです。誰も得しません。
アニメ映画の声優に俳優を使う場合はちょい役とかに限定した方が良いような気がします。(それか神木くんクラスを使うか。)
他の俳優もキャラと声が全然合ってなくてひどかったです。(吉岡さんとか堺さんとか俳優自体は素晴らしいのですがキャラと合ってなかったです。)

ストーリーは素晴らしいので声優とか気にしない人は視聴してみてください。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 0

63.5 21 手塚治虫アニメランキング21位
リボンの騎士(TVアニメ動画)

1967年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (30)
125人が棚に入れました
サファイア姫は王子として育てられているけれど、本当は女の子。天使のミスで女の子の体に男の子の心が入ってしまったお姫様が誕生してしまったのです。そのサファイアは世継ぎのいない王国で男の子として育てられますが、大臣たちはサファイアが本当は女の子であることを暴こうとします。そんな王国にはびこる悪に黙っていられずに、サファイアはリボンの騎士へと変装して正義の剣をふるうことになります。そんなサファイアの恋と冒険を描いた少女漫画のアニメ化で、これが日本で最初の少女向けテレビアニメーションとなりました。

声優・キャラクター
太田淑子、貴家堂子、小林恭治、新道乃里子、塩見竜介、武藤礼子、雨森雅司、北川智恵子、納谷悟朗

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

男の娘じゃなくて男装女子(*´∀`)

中性的な子が好きなルーツはここかも?w

手塚プロのアニメで
「海のトリトン」「ジャングル大帝」
と並んで好きですね~

当時の虫プロはウォルト・ディズニー作品の
影響が大きくて、リボンの騎士も随所に
作画やキャラデザ、背景などにカラーが出てました。

漫画は3巻しか出てないのもあり、
アニメ版、52話が1話完結型で制作され
本編の悲劇的なストーリーはほとんど無いです。

アニメから入ったため、漫画を読んだときは
結構ショッキングでしたねw

今では珍しくない女性主人公。
先駆け的に「魔法使いサリー」があり、
テレビまんがとしては2作目の作品でした。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 8

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

巨匠や重鎮達の頂点に立つ【漫画の神様】

巨匠や重鎮達の頂点に立つ【漫画の神様】の
代表先のひとつですね。
王位が継げるのは男に限るというシルバーランド王国の掟が
存在するために、
主人公・サファイア王子は実は女であるが世間の目を欺くために
男の姿をしているという設定。

かの神様の記念館が宝塚にあることからも
この作品が【宝塚歌劇団】に関係がある事は容易に想像が付く。
神様は幼少の頃親しんだ、タカラジェンヌに感銘を受け
この作品を生み出した。

今思い出せば設定だけでなく、主題歌を含めた
全体のイメージもズカっぽい
ちなみに私は神戸生まれにも関わらず、ズカへの
関心が少し薄い、、、当然私は【阪神】沿線の人間。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 3
ネタバレ

天神 羅愚羅 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

僕の見る夢は秘密だよ

原作で、サファイア王女の瞳に星がキラキラってのはこの作品が初の技法だってことで
知られる作品ですね(゜ω゜)
 
天使チンクのいたずらで、男の心と女の心を持って生まれてしまったシルバーランド王国の王女
サファイアの物語。
 
{netabare} 王国には王位を男しか継げないという法律があり、王子として公表され、男として
育てられたサファイア。
そんな彼女を不憫に思った国王は、王位継承権を男女どちらにも認めるという
公布書を作成した晩、実はサファイアが女ではないか?といぶかしむジュラルミン大公によって
拉致され、公布書を暖炉に投げ込まれてしまう。

ジュラルミン大公は国王の従兄弟であり、法律が改正されず、サファイアが
女であると証明できれば、息子のブラスチックに王位継承権が移るからである。

サファイアは、政敵ジュラルミン一派と戦うため「リボンの騎士」に変装し
様々な危機を回避するが、ついには女性であることが暴かれ、王妃とともに
塔に幽閉されてしまう。

国王失踪から、一定期間が経てば、プラスチックが国王として即位できるのだ。

はたして、シルバーランドの命運やいかに? {/netabare}
 
ところで、作品に登場する天使「チンク」モデルはやっぱりティンカーベルですかね?(´ω`)
ティンカーベルの愛称は「ティンク」だし、衣装はピーターパンに酷似してますもんね(´ω`)
 
神様にもお手本はあるんですね(´ω`)

投稿 : 2019/12/07
♥ : 10

66.4 22 手塚治虫アニメランキング22位
どろろと百鬼丸(TVアニメ動画)

1969年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (26)
115人が棚に入れました
室町時代末期、武士の醍醐景光は、ある寺のお堂で魔物に通じる48体の魔像に天下取りを願い出て、その代償として魔物の要求の通り、間もなく生まれる自分の子を生贄として彼らに捧げることを誓う。その後誕生した赤ん坊は体の48箇所を欠損した体で生まれ、母親と引きはがし化け物としてそのまま川に流され、捨てられてしまう。医者・寿海に拾われた赤ん坊は彼の手により義手や義足を与えられた。14年後、成長した赤ん坊は百鬼丸(ひゃっきまる)と名乗り、不思議な声に導かれるままに自分の体を取り戻す旅に出る。旅の途中、百鬼丸は数人の大人に苛められていたこそ泥のどろろと出会う。百鬼丸はどろろを助けるがどろろは礼を言うどころか彼の左腕に仕込まれた刀に目を付け、しつこく百鬼丸を付け回すようになった。

メルヘン◆エッヘン さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

これほんとにすげーよ。失われた全身の各部位を取り戻すために。

妻夫木聡、柴崎コウで映画化されたので知ってる人も多いかなと思います。どろろです。

一昨年、友人宅でDVDを観てみました。モノクロです。高度成長期の日本で製作されたものがたりです。アニメではありますが、戦国時代の日本ファンタジーといいましょうか。

放映は、子供向けの時間帯だったはずですが、残酷なシーンなどをオブラートに包んでいるとはいえ、かなり……。理解力も含めて、大人がみたほうがいいかもと思います。

ちなみに、オープニングソング。ニャル子さんなみの破壊力ではないかと。youtubeでみた覚えもあります。

機会があればぜひどうぞ。当時の作画品質と環境を考慮しつつ鑑賞するとなかなかかもしれません。私もまだDVD途中です。

※映画については、「やっと最後まで観た。どうしてひどい作品になったのだろう。期待する方向性が違ったんだろうか。 」という感想です。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 10

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

魔物と戦う戦国時代のサイボーグ

いつどこで見たのやら、よく覚えてもいないものであるが、どうも最終話まで見たようである
最後に観たのは、駅の売店で買った500円のDVDを数本
たぶん、地方在住のころの再放送ではと思っている

初期のタイトルは「どろろ」、半分を過ぎたころに「どろろと百鬼丸」となる
有名な「どろろのテーマ」も初期は使用されず、インストだった模様
古すぎる言うなかれ 1969年当時の作品には良作が多い

もしも現代でリメイクするとしたら 想像すると面白い タイトルは「どろろ」

時は室町時代中期、関東の豪族太田道灌は無敵の力を得るために、庶子である幼子百鬼丸の48の部位を魔物に売る
捨てられた百鬼丸は盗賊に拾われるが、親方である山寺の怪僧は異国との貿易で得たテクノロジーで百鬼丸を改造する
18歳になった百鬼丸は奪われた部位を取り戻すために旅に出るが、盗賊団の厄介者、男装の少女「どろろ」もこっそり後を追う

残念ながらここでラノベテンプレが登場する 百鬼丸を慕う5人の少女である

1、関東管領上杉家の末娘 非常にプライドの高いツンデレ 属性剣豪
2、皆殺しにされた旅の一座の生き残り 属性男の娘 技 魅了
3、人間と魔物のあいの子 属性猫耳 妖怪に変化 飛翔
4、異国娘 属性着せ替え 未知のテクノロジーを駆使
5、管領細川政元のスパイ 属性くのいち 忍術 妖術 寝技

最終ボスは細川政元にとりついた大天狗のため、関東→京の旅の物語となる
属性ロリはどろろなので早めの正体暴露となる
と、全然関係のないお話で失礼しました

本作の内容は強力な妖怪登場で続くとなる回が多く、かなり迫真の展開であったと記憶しています
年配の方にお勧めの力作

投稿 : 2019/12/07
♥ : 9
ネタバレ

ぶらっくもあ(^^U さんの感想・評価

★★★