手塚治虫おすすめアニメランキング 74

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの手塚治虫成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2020年01月22日の時点で一番の手塚治虫おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

76.0 1 手塚治虫アニメランキング1位
どろろ(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (382)
1447人が棚に入れました
時は戦国時代、武⼠の醍醐景光は、天下を取るという野望をかなえるために、⽣まれて来るわが⼦の体を⻤神に与えてしまう。そうして⽣まれた⼦供は、命以外すべての⾝体を奪われており、川に流され捨てられてしまう。時は流れ、戦の世を旅する少年・百⻤丸。実は彼こそが、魔物に体を奪われた⾚ん坊の、成⻑した姿であった…。

声優・キャラクター
鈴木拡樹、鈴木梨央、佐々木睦、内田直哉、千葉翔也、大塚明夫、中村千絵、麦人
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

こういったリメイクは大歓迎

原作は読んでないんだなあこれが…


原作者は説明不要の漫画の神様。1969年(昭和44年)アニメのリメイクです。
制作会社に旧虫プロの流れをくむ(といったらほぼみんなだけど)MAPPA。そして手塚プロ。手塚治虫から始まったアニメーションの歴史の一つの結実みたいで生き証人になった気分です。
昭和44年といえば安田講堂陥落のあった年。節目は節目でこういった世相も作品には反映はされてますね。

時代は応仁の乱近辺で、みんな大好き戦国時代へ向かう過渡期。国は乱れ各地方を治める領主の治下もジリ貧の状態。
荒れた土地そして苦しむ領民。領主醍醐景光は鬼神と取引をし、領地の繁栄と引き換えに自身の子を人身御供に捧げます。はたして産まれてきた子は体のあらゆる部分が欠損していて、ちょっくら一悶着した後に小舟に乗せて川へと流される。
その流された子が主人公百鬼丸。道中出会ったどろろと共に失われた体を取り戻しにいくというお話です。

あらすじ読んでも暗めな雰囲気は伝わってきます。敬遠される向きもあるかもしれませんが、単なる暗い話ではありませんでしたよ。
50年前の原作も前作アニメも知らずフラットに鑑賞できた上でどうだったかというと、これは当たりでした。
新しい古いは正直なところよくわかりません。しかしながら普段観てる作品とは違った描かれ方をしてるなーという部分が自分には心地よかったです。具体的には2点ほど。


■3ステップ構造

基本設定を動かせば収拾がつかなくなるもの。だいたいは“勧善懲悪”だけ。または“二つの正義”だけとどちらかに固めて動かすものではありません。最初に前者と見せて徐々に後半を見せる手法は名作ではまま見受けられます。
ここを段階つけて両方見せてきます。さらにキャラ変“同じ人でも揺れる”が入ってくる仕掛け。それでいて物語がきちんと成り立っているのでした。


STEP1 勧善懲悪
安心安全かつ分かりやすい反面深みを期待してはいけないのが勧善懲悪もの。鬼神VS百鬼丸と外面はその体裁を保ってるのが本作。
当然それだけでは終わらないわけですが、共感しやすい土台がまず敷かれることになります。
{netabare}物語は早々にSTEP2の装いを呈します。が、巡り巡ってラストは人間の善なる部分への期待へと戻ってまいります。{/netabare}

STEP2 二つの正義
互いの正義のぶつかりを上手く消化すると良作が生まれます。ところどころで表出しつつ、代表では百鬼丸と多宝丸にて描かれた本作です。
簡単に言えばよくある良作なわけなんですが、とはいっても単純な勧善懲悪よりも構造が複雑になります。ここに至るまでに収拾のつかなくなった作品なんて山ほどありますよね。

STEP3 同じ人でも・・・
“人”か“そうでない”かという指標が出てきます。「人の皮を被った○○」「畜生道に堕ちる」という文脈での二択。闇落ちという表現が妥当かもしれません。これは主要人物のみならず取り巻きや通りすがりの面々もです。
キャラ変みたいなもので同一人物でも光と闇を行ったり来たりとより複雑化。
{netabare}しまいにはお馬さんまで行ったり来たり。これ「畜生にすら…」を強烈に印象づけました。{/netabare}


{netabare}・簡略するとこんな感じかしら
-STEP1 Aは善 Bは悪
-STEP2 Aなりの正義 Bなりの正義
-STEP3 Aは善であり悪 Bは悪であり善{/netabare}


昭和一桁世代は10代で世の中の価値観が大転換しちゃったのでその影響も・・・
とまことしやかに高説をぶることも可能ですが、いややりかけましたが、シンプルに面白いのです。カオスになりそうなところを纏める手腕は原作の良さもさることながらアニメスタッフも良い仕事をされたと思います。


■分をわきまえた人たち

現代風にいえば、自由には責任が伴うですとか権利を謳うには義務を果たさなければならないですとか、そういった当たり前の感覚を身につけている人たちしか登場しません。
似たようなのに、「ほんとうの悪人が出てこない」がありますがちょっと違います。

 分をわきまえている

のです。派手なキャラ、尖ったキャラ、突出したキャラはいません。そこが良い。
それでいてキャラが誰が誰だかわからんということもなく、じわじわとくるのです。地味なの嫌いでなければたぶん大丈夫ですよ。

{netabare}・例えばこんな人たちかしら
1.お須志(第4話)
再会を心待ちにしてた兄を斬られたわけですが百鬼丸に恨み言一つぶつけないんですよね。兄を想う気持ちと兄の起こした所業とを天秤にかけるような描写すらありません。ただただ受け止めます。兄がやらかしたことを重々承知しているからです。
涙を流しながら「どうして?」と百鬼丸にすがる演出よりも彼女の悲しみがより伝わってきました。

2.ミオ(第5話~第6話)
どろろに仕事の内容がばれた時に、言い訳するでも口止めするでもありません。賤業であることを自覚しそれでもなお希望を失わず。
恥ずかしさに取り乱すなり開き直るなりの描写ではないため、より彼女の諦めの深さが伝わってきます。人としての誇りを失ってないこともわかります。どろろの返しもまたいいんですよね。

海軍大将で日露戦争の勝利に貢献しのちに総理大臣も務めた山本権兵衛。渡辺崋山や高野長英などを弟子に持つ松崎慊堂。いずれも奥さんは元遊女です。
職業に貴賤はありません。そして職業や身分よりも、その人物が、人として尊敬できるかどうかや、人としての矜持を失わずに生きているかどうか、そういうことを大切にしてきたのが日本人です。ミオはそんな人でした。{/netabare}



“3ステップ構造”そして“分をわきまえた人たち”
このへんを「アニメでは珍しいな~」と感じながらの視聴でした。地味ながら見応えのあるお薦めの良作です。


最後にどろろ…
本業声優ではない14歳の子役の方が演じられてますが、めちゃくちゃ巧かったと思います。
アニメ声が出るとかいう話ではなく、子供の喜怒哀楽がストレートに伝わってくる名演。演者は鈴木梨央さん。ハマリ役でした。
全体通しての展開や役回りからタイトルが“どろろ”であることに違和感がない全24話。難しい役どころだったと思います。お疲れ様でした。



※余談
其の一
『進撃の巨人』『ジョジョの奇妙な冒険』そして『どろろ』と、シリーズ構成を小林靖子さんが手がける作品にお世話になりっぱなしです。

其の二
足利義教がけっこう好き ※作中には出てきません

其の三
自分の親父が借りてきた『忍風カムイ外伝』を少年期に観てた私にとってはややダーク感は薄いと感じる



2019.07.14 初稿
2019.07.22 修正

投稿 : 2020/01/18
♥ : 52

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

魔物は12体に減りましたが、思った以上に『どろろ』でした。

== [第1話視聴時レビュー: 以下、追記あり。] ==
「今夜(1/7)から放送開始だと思うんですが、あにこれのアニメ番組表に載ってません…。」と1/7当日に書いた手前もあり、さっそくの第1話視聴です。

大雑把にいうと、魔物に身体の一部を少しずつ奪われている百鬼丸が魔物を倒して自分の身体を取り戻していくお話であります。そして身体を奪われた原因は実の父親にあるので、これが「実の父親が仇」

手塚治虫による原作漫画は約50年ほど前の作品で、一度目の連載で途中終了、二度目の連載で打ち切りをくらい百鬼丸が身体をすべて取り戻せたかどうかは不明です。

旧作アニメでは、一応「最終回らしい最終回」を迎えています。リメイク版である本作はおそらくちゃんとシリーズ構成されているでしょうから「最終回らしい最終回」が期待されます。ちなみに原作および旧作アニメ設定では、魔物の数は48体でした。

キャラクターデザインについては漫画原作やそれに準拠した旧作とは大きく変更されていますが、それらしい面影は残っています。

作画に関しては、ツインエンジンが参加しているのでCGなども駆使してきっとそれなりにうまくやるでしょう。第1話の戦闘シーンの動きはなかなか良かったと思います。義手・義足の作り物感もわりと出ていましたね。

ストーリーや設定については、魔物の数以外は概ね原作準拠といった感じでした。

特に「原作・旧作は知らん」という方には、わりとお薦めできる感じだと思います。
== [第1話視聴時レビュー、ここまで。] ==

2019.2.12追記:
第6話まで視聴終了。原作が『どろろ』だからと言ってしまえばそれまでですけど、この未央(みお)が出てくる5話/6話の前後編はなかなかに辛い話でしたね…。

2019.5.21追記:
第19話まで視聴終了。まさにサブタイトル通りの「天邪鬼(あまのじゃく)」でした。旧作『どろろ』には良くあったコミカルな感じのお話でした。

オムカエデゴンスとかヒョウタンツギが最近のアニメ作品では珍しく、本編中に出てきて懐かしかったですね。

2019.6.27追記:
最終話まで観終わりました。

百鬼丸の両親である醍醐景光や縫の方の扱いは原作よりも良かったんじゃないでしょうか。ただ、本作オリジナルの妖怪が出たりとかいろいろと改変されているようでいて意外と本筋は原作を踏襲していて、かなり良いアニメ化だったと思います。

「そういう作品だから」といってしまえばそれまでですけど、血が出たり人が死んだりはけっこうしていましたね…。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 59
ネタバレ

shino73 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

生ける屍の死

時は室町から戦国、
領主である醍醐景光は天下泰平より、
己の野心に忠実に領土の繁栄を願い、
{netabare}我が子を12体の鬼神に生贄とし差し出す。{/netabare}
名誉欲に溺れた為政者である。

時代劇×妖怪×冒険。
MAPPA制作は抜群の相性を誇ります。
古風な寺、蝋燭の火、豪風雨の集落、
陰鬱な描写が素晴らしい世界観を伝える。

飢饉と流行り病に痩せ衰えた民と大地。
死を待つばかりの国の行く末。
死屍累々の荒野を旅する百鬼丸とどろろ。
襲い来る化物と己の「生」を見据え、
百鬼丸は身体を取り戻す戦いに明け暮れる。

鬼か人か、
生ける屍は何を語ると言うのだろう。

5・6話視聴追記。
感覚を取り戻す衝撃、世界は音の洪水だ。
{netabare}激しい「生」の苦しみと「生」の逞しさ。
慈愛に満ちた魂の色は透明である。
正義の到来を切に願おう。{/netabare}
哀悼のメランコリーである。

最終話視聴追記。
響くはずだった産声は呪われ、
因果の旅路の果てにあったものを想像する。
手塚作品は物語の上下運動は少ないのです。
中盤以降やや停滞するものの、
粛々と人の叡智と愚かさが描かれていく。
{netabare}彼は生きる力の中に「菩薩」を見る。{/netabare}
やはり語り継がれるべき作品でしょう。

手塚流曼陀羅、素晴らしいアニメです。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 61

74.3 2 手塚治虫アニメランキング2位
ブラックジャック OVA版(OVA)

1993年12月21日
★★★★☆ 4.0 (92)
581人が棚に入れました
原作のストーリーを元にして展開されるオリジナルストーリー(カルテII、カルテVIは完全なオリジナル)。原作とはひと味違った作画と演出ではあるが、原作よりも少しピリッとした大人向けの内容となっている。当初は13巻まで製作する予定だったが途中で終ってしまったため、10巻で完結している。終了の告知はなく、製作終了に関し公式な理由は発表されていない。また1~7話までは日本コロムビアだったが8話~10話からは発売元をバンダイビジュアルに変更するという異例の事態となった。

ワタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ボンカレーはどう作ってもうまいのだ

原作既読。言わずと知れた手塚治虫原作の超有名作、そのOVA版(全12話)です。

ちょっと出崎色が強すぎるかな・・・これはこれで非常によくできているとは思います。
出崎監督の作品はこれの他に「あしたのジョー2」を再放送で観たぐらいですが、
劇画調の止め絵、画面分割、繰り返しショットなどお馴染みの演出は本作でも健在。
内容は各話約50分で、原作のエピソードを繋ぎ合わせたり膨らませたりしていますが
冗長になることなく、グイグイと物語に引き込まれます。

ただ、BJの人物像が原作とはだいぶかけ離れており、
穏やかで落ち着いた大人の雰囲気を常に醸し出してるわけですよ(笑)
それがそのまま作品全体のカラーにもなってしまってるのが不満といえば不満。
内容自体はバリエーション豊富なのに、どれも似たり寄ったりな印象を受けます。

ブラックジャックという作品は、BJが法外な治療費をふっかけるという設定が肝であって
ふっかけられた側は当然、戸惑ったり憤慨するわけですが
これは患者やその親族に対して、何としてでも「生きたい」「救いたい」という
覚悟や誠意があるかを試しているんですよね。無一文になっても必死に生き抜くという覚悟。
この設定がアニメ版ではあまり活かされてなかったのも、ちょっと残念。

結局最後まで違和感を拭い去ることはできませんでしたが、
原作と別物として見れば、どのエピソードも完成度は高く、見応え充分なのは間違いないです。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 28

サブアカウント01 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

BJファン向け?

平成生まれなので原作はほとんど知らず
昔OP月光火のTV放送されていたBJしか知らないんですが、


イメージとしては結構BJって
多額の医療費がかかったりしてリアルよりの話なのかな。
とイメージがあったんですがBJって結構ファンタジーな話が多いんですね。
そして思った以上にBJが良い人・・・・


意外でした。
なので少しガッカリ(ファンの方には申し訳ないけど)


しかし昔見てたTV版よりかはシリアスな雰囲気が作画、物語にもあり
こちらの方がドキドキして見れました。OP、EDも良かったです。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 1

che さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

漫画の神様、アニメの父、手塚治虫。

かなり昔に見たアニメだから正直細かいことは覚えてないんですよねw
でも僕、手塚先生好きだし、BJ(ブラックジャック)は手塚作品の中では割と読みやすい部類ってのもあって大好きなんです。
原作を知っていてなお、楽しめた僕の中で数少ないアニメ作品です。
というか、下手な物を作れなかったんでしょうねw
アニメに携わる人なら特に強く入れ込んだんじゃないでしょうか?
なんせ、日本で初めてTVアニメを作った日本アニメの父とも呼べる人の代表作ですからねw

簡単に内容を説明すると、
顔面に大きな傷跡があるBJ(ブラックジャック)と言うモグリ(医師免許が無い)の天才外科医の物語。
彼は天才的な外科手術の腕を持ち、国家試験もパスしているのですが、
患者に法外な報酬を請求することから医師免許を剥奪された、知る人ぞ知るモグリ医師として辺鄙な岬にピノコと言う子供とひっそりと開業しています。
しかし、法外な報酬にもかかわらず、世間の医師にさじを投げ出された、手遅れの怪我、重病、奇病、病院には行けない訳ありの患者達が彼に救いを求めてやってきます、
気まぐれな彼は、ある患者にはに何十億もの報酬を求め、ある時は一杯のラーメンでそのメスを振い、こう言います「命の値段は人それぞれさ」と、
天使でもなければ、悪魔でもない、医師免許と一緒に医者の良心まで捨てた様な、気まぐれで、性悪で、天才で、それ故に孤高で寂しい天才外科医BJの織りなす一級品のヒューマンドラマです。

ここからは、ちょっとキャラクターの話です、しかもマンガの話になりますwアニメとはあまり関係ない、、と言うかアニメのBJと漫画のBJの人物像は少し違うんですよね。
アニメのBJは声も性格もハードボイルドな感じですwだから以下のBJは漫画のBJの人物像です。
手塚先生の作品は有名どころは結構読んでるんですが、まあなんせ数が膨大な上、読むの疲れるんですよ正直w
漫画と言う手法ですが、文芸作品の様なものですから先生の漫画は、
まあそんな彼の著書の中でも比較的「俗」なキャラクターの方だと思うんですよねBJって。
僕は作品自体に思い入れを持つ事は、ままあるんですが、あんまりキャラクター自体に思い入れを持つ事ってあんまりないんです、でもBJというキャラクターはとても好きなんです。
何処が?って話なんですが、まあ簡単に言うとJBって凄っごく「人間臭い」んですよね~そこが大好きなんですw
僕は基本的に人間臭いキャラクターが好きなんですよね、ビバップのスパイクとか、エウレカのホランドとか、賞金稼ぎの豚とかねw
ダメな大人で、酒呑みで、好き勝手に生きて、決して正義なんかじゃなくて、「善人」ではないけど「良いヤツ」そんなキャラクターが好きなんですw
僕にとってのヒーロー像なんですねきっとwまあ僕は十分ダメな大人と言う事と、酒呑みである事だけはパスできていますけどね、、、orz
BJの話に戻すと、BJってちょっと捉えどころのない性格なんですが基本的に性格悪いんですよwでも性格の悪いキャラクターって別に珍しくも無いじゃないですか、
しかし、BJの性格がひねくれてるにはきちんと理由があり、その描写もしっかりされてるんですよね。
彼の性格にしろ、行動理念にしろ、しっかりと納得できるに足る動機があり、基本的なキャラクター像に矛盾がないんです、だから彼と言う人物にはリアリティーがあって好きなんです。
最近のアニメや漫画のキャラクターってリアリティーが無い人たちが多いんですよね、バックボーンが希薄というか薄っぺらいというか、そういうキャラクターが多い作品って僕は好きになれないんですよね~。
好みの問題か、諸費の時代の求めるニーズなのか、すこし寂しい物がある今日この頃のキャラクターへの感想でしたw

こんな人にオススメ

大人の人
手塚治虫の人
医療系ヒューマンドラマの人
アッチョンブリケの人

投稿 : 2020/01/18
♥ : 8

64.4 3 手塚治虫アニメランキング3位
アトム ザ・ビギニング(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (145)
571人が棚に入れました
これは、まだ誰も知らない”鉄腕アトム”誕生までの物語。

大災害後の日本に、未来を夢見るふたりの天才がいた。ひとりは天馬午太郎。もうひとりはお茶の水博志。天馬はその手で「神」を作り出すことを、お茶の水はその手で「友」を作り出すことを夢見て、日夜ロボット研究に明け暮れていた。そしてふたりの友情が生み出した1体のロボット、A106(エーテンシックス)。A106は果たして「神」となるのか「友」となるのか。若き天才コンビは、来るべき未来を垣間見る―。


手塚治虫が描いた永遠のヒーロー・鉄腕アトム。その誕生までの物語を、『機動警察パトレイバー』のゆうきまさみと『RIDEBACK』のカサハラテツローがタッグを組み、まったく新しい構想でコミック化した本作が、ついにTVアニメーションとして始動。アニメ化にあたっては、『踊る大捜査線』『PSYCHO-PASS サイコパス』の本広克行の下、『モーレツ宇宙海賊』の佐藤竜雄が監督を務め、『BLOOD+』の藤咲淳一がシリーズ構成を担当する。
アトムのいる「未来」と私たちの「今」が、『アトム ザ・ビギニング』によって結ばれる !

声優・キャラクター
中村悠一、寺島拓篤、井上雄貴、櫻井孝宏、小松未可子、佐倉綾音、河西健吾、飛田展男、南條愛乃
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

子ども向け・ハートフル系として見た方が良さが感じられるかも〈原作を読んだので一部追記〉

2017年春アニメ。全12話。
原作は漫画、未読です。鉄腕アトムにもほぼ触れたことがありません。

【あらすじ】
5年前の大災害により復興のためにロボット技術が発展し、ロボットは日常に欠かせないものとなっています。そんな中、練馬大学第七研究室で天馬午太郎とお茶の水博志は次世代型人工知能「ベヴストザイン」を搭載したロボット・A106(エーテンシックス)を制作中。
七研での経験により少しずつシックスは変化し、自我を獲得していきます。


全体的には明るく楽しい子ども向け寄りのアニメ。のんびり見ると楽しいです。
キャラクターがとても良くて、午太郎と博志の関係はしっかり描かれましたし、シックスと女の子達が可愛くて楽しめました。
OP、EDも凝っていて、作画・演出、BGMも常に安定していて良かったです。
個人的には日常の中でシックスが成長する姿をもっと見たかったですし、伏線が回収されていない部分も気になるので2クール欲しかったですね。

{netabare}
一周目の視聴時は序盤あまり引き込まれませんでしたが、ロボコン回などのいくつかの回と最終2話で全体の繋がりが見えてきて、二周目でちゃんとハマった感じでした。
月刊ヒーローズ連載、夜に放送ということでもっとハードな内容になると思っていたので、全体的に優しい雰囲気だったのは結構意外だったかな。最終2話は若干ヘビーでした。
中盤まではあくまでも日常生活のドタバタがメインですが、裏ではテロが進行していたり、5年前の大災害で瓦礫の山となった街並みが見られたり意外と暗い部分もありますね。

ロボットバトルものとしてはバトル無しの回が多く、けれども原作があるため全くバトル無しともいかないので、若干どっちつかずな印象ではありましたが…。
ただ、脚本会議には監修の手塚眞さんと原作者のカサハラテツローさんがほぼ毎回参加されていたそうです。内容については綿密に相談したこと、原作でも日常回をやりたかったけどなかなかできなかったこと、「どうするか迷ったときには明るい方向にしてもらった(カサハラさん談)」ことなどがインタビューで語られています。


【本作のふたつの柱】
・天馬午太郎とお茶の水博志の大学での研究と日常

原案となる「鉄腕アトム」では制作者であった天馬博士が手放したアトムを、お茶の水博士が引き取っています。
本作では学生時代の二人を描いていて、考え方の違いからぶつかることはあるものの、基本的には仲の良い共同研究者。ただし午太郎も博志も逆の意味でマッドで、お互いが歩み寄れないと平行線になりそうな危うさもあり、その描写が絶妙でした。

個人的に博志があまり好きになれないと思っていたんですが、多分言うこととやることにズレがあると感じるからかなあ。
最終話でのシックスの扱いを見ていても、ロボットが「心」を獲得するのを信じているなら一時的にでも粗末な扱いをするのはよくわからない…というかちょっと身勝手というか。
午太郎のほうが同じようにマッドでも言ってることは理解できる感じ。


・自律型AIの自我の獲得

人工知能が「心」を獲得するためには「自己と他者を分けて認識すること」と第2話で博志の口から語られています。
なので、シックスの成長と変化を少しづつ描いた上でロボレス編に入ったのはとても良かったです。一度目の視聴では正直ダレ気味に感じましたが、最終回まで見ると日常回の細かな描写がむしろ肝だったと思います。
日常の中で「守り助けること」を行動原理として緩やかに成長してきたシックスが、ロボレスで「戦い勝つこと」というある意味では行動原理に矛盾する命令に答えを出し実行したことで、急激に変化したと感じました。

シックスの内面が描かれた最終回が凄く良かった。度々ポイントを絞って(アイキャッチもですが)シックス視点が入っていたのが良い演出だったなと思います。
断片化した記録を精査しながら、自身を客観視していく描き方は上手い。AIであるにも関わらず夢や願望のような映像が入り交じり、混濁した記録を整理していく描写は色々と考えさせられます。
オーナーの命令に逆らうより自身の機能停止を選んだマルスに対して、シックスにとって自我の獲得ははじまりという描き方なんですね。

本作の作りと鉄腕アトムに続く流れから考えれば、人工知能(少なくともベヴストザインに関しては)の発展が人間社会に悪影響を及ぼすような展開は無いだろうと思うので、このアニメのテーマのまま続編が見たいですね。


【以下雑感】
調べてみると、全12話のうち5話ほどはアニメオリジナルで、原作エピソードをアニメ独自に膨らませた部分もあるよう。どれも楽しくて良かったです。
ロボコンの回好きなんですが、オリジナルなのかな?蘭のメイン回としても良かったですが、現実的な題材なのが素晴らしかったと思います。
ストーリーのメインに描かれるのが自我を獲得しつつあるシックス、軍事技術を用いたマルス、ロボレスの戦う花形ロボットたち、という中で災害救助用ロボットを描いたのも個人的にすごく評価したい部分。その意味では第3話でペットロボットを登場させたのも良いチョイスだったんじゃないかな。
スタッフや参加者の何人かが実際のロボコンを見に行ったりもしているようで、現実に繋がるリアリティを積極的に作り上げようとしている印象がありました。
{/netabare}

全体としては質の良い作品で、脚本のこだわりや生き生きとした作画も観ていて楽しかったです。この子ども向けのような雰囲気のままもっと長く見たい作品でした。(2017.11.30)


【追記】
原作4巻まで読了。
ヒーローズ連載らしくバトル多め、ストーリーにミステリー要素もあり大人向けです。ベテラン漫画家らしい手慣れたタッチの絵と画面作り、凝ったロボットデザインが素晴らしいです。
アニメ版はきちんと原作を尊重しながらも変更点によって描きたいこと(自我の獲得)が明確になっていて、ちょっと哲学的な描写が増えているのも映像作品ならでは。
どちらも面白いですが、原作の読者層とアニメの視聴者層は結構割れていそうな感じがするw

{netabare}
アニメ化されたのは漫画の2巻の半ばほどまで。
ただし3巻以降に登場するシチュエーションやキャラクターをサービス的に拾っている部分も多いです。
アニメ作品の準備期間から考えると、おそらくかなり早い段階でアニメ化決定したんでしょうね。連続性の強いストーリーなので、これ以降の区切りまでにすると蛇足っぽくなってしまう気がします。

アニメオリジナルが3話、4話、6話、7話。他の話もかなり膨らませています。個人的にはロボレス編をコンパクトにしてもう1話日常回を観たかったかも。戦うロボットだけではなくて、ペットロボットや救助ロボットの回を作り人とロボットの様々な関係性を描いたのがとても良かったと思います。

個々のキャラクター描写が増加してます。
原作では茂斗子さんと蘭ちゃんの出番がそこまで多くないので、アニメでは見せ場がかなり増えていて嬉しい限り。アニメでの蘭ちゃんのシックスへの想いの強さと、茂斗子さんのシックスへのニュートラルで自然な関わり方にはずいぶん癒されました。
なにせ午太郎と博志の意見が食い違う描写が原作より多くなっているので、アニメ最終回の「シックスくんこれからも大変ね」みたいな台詞には同感ですね。

アニメでは視聴者に与えるシックスの印象の変化にかなり気を遣っている感じ。
原作ではシックスは最初(自我が芽生える前)からしっかりと喋っていますが、アニメでは人工的な音声と台詞回しになっていて、最初は自我がないことや人工知能の成長過程がかなりわかりやすくなっています。そのため自我を獲得するタイミングは同じマルス戦ですが、アニメ版10話ラストの「話がしたい」のインパクトは絶大。素晴らしい演出でした。

最終回も原作のエピソードではありますが、その膨らませ方もとても上手。シックスが自己を省みる描写を丁寧に入れたことで、「自己と他者を認識すること」が明確になっていました。ラストシーンの「はじまる」という台詞で、シックスが自我を獲得し、これから「心」を育んでいくという描き方になっていると思います。
{/netabare}(2017.12.4)

投稿 : 2020/01/18
♥ : 14

shino73 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

心やさし ラララ 科学の子

自我を持つ人工知能。
心あるロボット。
そんな作品を夢見て2人の天才は、
ロボット研究に明け暮れる。

大震災から5年。
復興と技術革新は、
私たちの世界にロボットの居場所を提供した。
仕事を忠実にこなすロボットたち。
社会に必要な存在。
初回より抜粋。

プロジェクトチームが豪華ですね。
想像してたのと違ってコメディタッチ。
まあこれも終盤を想像するとありなのかも。

「A106」は心を持つのか!?
「PULTO」出て来てくれないかな。

盛り上がってくれるといいな。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 29

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

さすがのNHKですよ、皆さん!(マンガよりもインパクトあるスタート)

マンガ原作。若き日の天馬博士とお茶の水博士が出てきます。これをアニメ化しようっていうのは、実にNHKらしい。

オリジナルの『鉄腕アトム』作中の歴史とは矛盾があるかもですが、そこは「翻案」ということで。お茶の水博士の妹が出てきます。4/15からの放送が楽しみです。

なお、本作品プロジェクトには作品プロットや考証面で、手塚治虫大先生の実子であるところの手塚眞氏と、漫画家のゆうきまさみ氏が関わっています。

→ ということでいよいよ始まりました。作画も綺麗でしたし、1話目から視聴者をガッチリ掴みにくる良いスタートだったと思います!

とりあえず、注目の本作品をしばらく見守っていきたいです。

2017.8.8追記:
視聴終了後の更新漏れ(笑)。ロボレスを話の区切りに持ってきたのは、1クールと考えると妥当なところなんでしょうね。ベヴストザインの可能性を示しつつも、アニメ中ではDr.ロロが何者は謎のまま終了(原作ではこの後のストーリーで判明しています)しました。

「オレたた」エンドの変形ですけど、原作的にはA107開発やその後がより盛り上がるので、できれば2期目も作って欲しいです。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 39

68.6 4 手塚治虫アニメランキング4位
ブラック・ジャック 劇場版(アニメ映画)

1996年11月30日
★★★★☆ 3.8 (39)
202人が棚に入れました
世界中で超人類ブームが起こっていた。従来の人間では考えられない集中力でパワーを発揮する彼らは、オリンピックや芸術の分野で次々に驚異的な活躍を見せる。ところが、実は彼らはある共通の病気に冒されていた。超人類と呼ばれる人達の入院管理をしているブレーン製薬のジョー・キャロル・ブレーンから、彼らの体に巣喰う病原菌の原因究明と手術を依頼されたブラック・ジャックは、その病原菌が脳下垂体の中に入り込んで、大量のエンドルフィンを分泌させていることを発見する。しかし、そもそも病原菌を彼らに移植して人体実験を行っていたのがジョーの仕業であることを、戦う医師団“M・S・J"のメンバーによって知らされたブラック・ジャックは、その非人道的なジョーのやり方に腹を立て、研究を降りようとした。ところが、ジョーはピノコを人質に取った上に、ブラック・ジャックの体内にその病原菌を植えつけてしまった。

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

金曜洋画劇場等、、、

1996年に公開された巨匠題材の劇場版ですね。
数年後にTVで放映されていたのを見た記憶が有ります。
世界で一斉にスポーツや芸事の分野で、それぞれの
世界記録を大きく上回る現象が頻繁に起こり始めます。
ところがその記録を打ち立てた人は皆すぐに
病床に臥せってしまう、という内容でした。
そこに何かしらの人為が関与していると
睨んだブラックジャックは、その秘密を突き止めるために
ある組織に接触しますが、、、、、

なんか、この映画のスポークスマンみたいになっていますね。
当時はまだ、アニメが現在ほど至る所にころがってなく、
劇場版などをかぶりつくように見ていました。
見ていたのも、金曜洋画劇場などです。
この映画を見た時も【うーん、大人の映画だ】と
一人納得しているガキがそこにいました。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 4
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

社会派医療作品

あの有名なブラックジャックの初期劇場版。
ご存じのように無資格の世界的名医が法外な治療代を請求するとんでもないアニメです。
しかし、ブラックジャックは責任感が強く受けた仕事は必ず完遂する男。
それとともに患者のことを人一倍大切にする医師の鏡です。

オリンピックや芸術で活躍した超人類が多臓器不全で亡くなる事件が発生。
それに巻き込まれるブラックジャックは、自分の危機を顧みず正義に生きます。
しかし・・・

医療アニメだから仕方ないけど、血が飛び交うシーンはビジュアル的に苦手。
でも、クライマックスの止め絵演出は迫真に迫っていました。

このアニメの言いたいこと、それは、
{netabare}科学の進歩は往々にして人類に危機をもたらす。
これを解決する手段は、人類の英知を結集するしかない。{/netabare}
ということだと思います。
メッセージ性はとても高尚です。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 15

59.8 5 手塚治虫アニメランキング5位
ブラックジャック ふたりの黒い医者(アニメ映画)

2005年12月17日
★★★★☆ 3.4 (19)
110人が棚に入れました
京都のダイダロス製薬会社で爆発事件が起きた。BJは友引警部によって留置されていたが、負傷した患者を治す代わりに放免してもらい、そこで瓦礫にはさまった幼児を危機一髪で助ける。

それから1か月後、BJは爆発事故で母親が危篤状態だという兄妹から依頼を受ける。一方、その母親はドクター・キリコに安楽死を依頼するが、そこへBJが駆けつけ患者の手術を開始。手術は無事成功する。だがその後、その親子が事故死したと聞かされBJは絶叫する。

ショックを受けたBJはメスを鍛えてもらうため、針師・琵琶丸と共に刀鍛治の馮二斉(ひょうじさい)を訪ねるが、直後に馮二斉は医の道を説く遺言を遺し死んでしまう。BJはその遺言の真の意味を理解できず、絶望感を深めていった。

声優・キャラクター
大塚明夫、水谷優子、富田耕生、川瀬晶子、小野涼子、佐藤ゆうこ、内海賢二、鹿賀丈史、平山あや、石垣佑磨、大和田伸也、野沢那智、小林清志、伊藤美紀、緒方恵美、柚木涼香、メッセンジャー黒田、陣内智則、手塚千以子

たわし(ガガ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

まあまあ楽しめました

たまたま観ました(笑)

誰もが知ってる「医療漫画」といえば、手塚治虫のブラックジャックしかないでしょう。

それまでの手塚作品は60年代から流行っていた劇画に押されて、手塚漫画は「子どもが読む漫画」と馬鹿にされていたようですが、「どろろ」からの「ブラックジャック」で完全にそのイメージを払拭している感じです。やはり漫画の神様はすごい。時代にも負けないパワーがありますね。

このアニメ映画は息子さんの手塚眞さんが監督されているようですが、正直、昔あった出崎統のOVAより緊迫感やリアル感はないものの、原作の漫画に近いタッチで結構面白かったです。

まあ、漫画が本当に複雑な人間模様の話で面白すぎるのでそれには正直勝ててはいないでしょうが、これはこれで息子さんが作った父親への返答として考えると、その精神はしっかりと受け継がれている気がします。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 7

63.4 6 手塚治虫アニメランキング6位
火の鳥・宇宙編(OVA)

1987年12月21日
★★★★☆ 3.4 (20)
81人が棚に入れました
「漫画の神様」手塚治虫の代表作『火の鳥』の、未来宇宙を舞台にしたSFミステリー譚のOVA化。ペテルギウス第三惑星から地球に向かう資源輸送船。そのブリッジで当直官・牧村のミイラ化した死体が発見され、そばには「ボクハ コロサレル」との紙片が。猿田ほか仲間の4人がおびえる中、隕石事故で輸送船は航行不能に。やむなく船を捨ててそれぞれ個人用緊急宇宙艇で脱出する4人だが、彼らの後を追うもう一隻の宇宙艇。それはあの死んだはずの牧村のものだった……!? 『妖獣都市』『バンパイアハンターD』などの傑作で、世界中に知られる巨匠クリエイター・川尻善昭が、尊敬する手塚治虫の原作をもとに監督した本編・約50分のOVA。もともと旧・虫プロダクションに所属し、手塚の晩年までアニメ創作に協力した川尻は、原作「宇宙編」も好きな作品の一つとして深く読み込んでおり、丁寧に仕上がった秀作となっている。特に前半、宇宙船内の閉ざされた空間での筋運びは、かなりの緊張感。

トラウーマン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

僕のトラウマ第3弾。

手塚治作品は常に人間の心情をありありと再現する。恋愛感情、私欲、道徳心。キャラクター一人ひとりがそれぞれの感情をもとに行動し、その結果がこの物語の核をなす。最近のアニメにはない、現実的なキャラの立て方は流石日本のアニメ、マンガ界の巨匠の作品だけある。しかしその感情表現があまりにもリアルでありすぎるが故、非現実的な状況のなかでより奇異な姿として浮き彫りになり、決して視聴者にいい気分を与えない。

たった一度見ただけなのに、二度と忘れられない。
そして二度と見たくない…悪い意味ではないが、怖いのだ。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 3

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

火の鳥、その美しさの中に潜む本質とは? B+

原作未読

舞台は宇宙であり、ジャンルとしてはSF(+ミステリー?)に分類されるのかもしれませんが、必ずしもSFでやる必要性がない、普遍的なテーマを扱った作品であると言えます。

他の手塚作品にも言えるのかもしれませんが、表層だけを眺めるだけでも掴み易くできていながら、さらに深く立ち入る者を拒まないストーリーとなっています。ただ、一つだけ言えることは、どのような見方をするにせよ、非常に重苦しい内容であることは間違いないです。

私が感じたことを一言で言い表すならば、「むごたらしいまでの因果応報」でしょうか。

[あらすじ]を読んでいただければ推察できると思いますが、物語は緊迫感を持って進んでいきます。後半にかけて、その緊張感が、ある人物の過去の行為が原因となっていることが明らかにされていきます。そして、最後には火の鳥が現れて、物語は終焉を迎えることになります。

火の鳥は、物語の進行上は特段の役割がある訳ではありません。しかしながら、実際はありとあらゆるものに潜んでいて、人はその掌から逃れられない宿命にあるかのようです。ちょうど、斉天大聖孫悟空が釈迦の掌の中で弄ばれていたかのように(古いドラマ「西遊記」を見ていた人にはお馴染みですね)。

美しく光り輝きながら羽ばたく火の鳥は、さながら太陽のようです。暖かな愛を与えるものでありながら、時には無慈悲に生命をも奪っていくものへと変化します。全てを司るものなのか、それとも全てを司る者に使わされた者なのか。そのどちらであっても人間(登場人物)にとっては大差ないことなのかもしれません。

原作に殆ど触れていない私が、火の鳥という存在の本質を理解するには、かなり無理があると言わざるを得ません。そんな半端者の私ですが、火の鳥は、実は極めてニュートラルな存在なのではないかと思うのです。関わりを持つ人によって、見せる表情が変わってくるのではないか、と。火の鳥が、慈悲のある存在に見えたにせよ、畏怖の対象として見えたにせよ、私たち自身の中にその原因があるのではないでしょうか。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 13

とらお さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

漫画版は脅威の読み方が出来ます

漫画「火の鳥」の読み方講座
①まず「火の鳥」全巻を目の前に置く
②適当に途中の巻から読み出す(仮に5巻「鳳凰編」とします)
③最終巻まで読んだら1巻に戻って4巻まで読む
④あら不思議、4巻が最終巻として成立している
①~④はどの巻から読み初めても成立します

どの巻から読んでも1巻であり最終巻になる、さすがSランク漫画です


市川昆監督の実写版での猿田彦の動画紹介をしたいところですが、
あにこれ的にはショートアニメ「火の鳥 道後温泉編」を見るべし
2019/05/24公開の最新作ですぞ!
www.youtube.com/watch?v=FgPl9Lro80g
1話というのが期待できるw

投稿 : 2020/01/18
♥ : 1

計測不能 7 手塚治虫アニメランキング7位
ブラック・ジャック 命をめぐる4つの奇跡(TVアニメ動画)

2004年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (9)
62人が棚に入れました
モグリの天才外科医ブラック・ジャックが活躍する、手塚治虫が描いた医療マンガを原作とするテレビアニメ。よみうりテレビ開局45周年、ブラック・ジャック生誕30周年を記念して制作され、TVスペシャルとして放映された。原作の4つのエピソード「医者はどこだ」「勘当息子」「U-18は知っていた」「ときには真珠のように」がアニメ化されており、本作の制作時に作られた設定は、のちのTVアニメシリーズにもいかされた。また、主題歌にはB`zの「ROOTS」、そしてテーマ曲としてB`zの松本孝弘の手による「THE THEME OF B・J」が起用されている。

62.0 8 手塚治虫アニメランキング8位
ある街角の物語(アニメ映画)

1962年11月5日
★★★★☆ 3.3 (11)
47人が棚に入れました
 手塚治虫の設立した虫プロダクションの記念すべき第1作目。セリフなどは一切なく、音楽と映像のみの演出で構成されている。手塚の代表作「鉄腕アトム」などの大ヒットTVアニメーション群とは一風違った、手塚治虫の実験アニメーション群のさきがけとなった。物語はとある国の大きなプラタナスのある街角の風景からはじまる。少女とクマのぬいぐるみ、同じアパートに住むねずみの一家、街灯といじわるな蛾、ヴァイオリンを演奏する青年とピアノを弾く少女の2枚のポスターなどそれぞれの織りなすドラマが進行していく。やがて街角には戦争の靴音が響きはじめる。独裁者のポスターが壁一面に貼りつけられ、平和な街は戦争に巻き込まれてしまう。爆弾の雨が降り、街角は戦禍でボロボロの焼け野原になってしまうのだが…。

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

手塚治虫氏の第1作目の作品

あらすじは、そこまで書くか!?ってほどすごく詳しく
あにこれのあらすじ欄に書かれてしまってる(汗)

この作品、戦争の傷跡をわずかながらまだ残していた時代の
1962年に制作された、手塚治虫氏の第1作というだけでも、
すごく価値があるものだと思う。
レトロ感あふれる音楽と、ヨーロッパ的な街並み。
ある秋の日から物語は始まり、街に棲みつくすべての生き物たちや、
壁に貼られた数々のポスターまでもがイキイキと楽しそうで、
ねずみの様子などからは「トムとジェリー」を彷彿させたりと表情豊か。
しかしそんな時間もつかの間、不穏な音楽と足音によって風景は一変。

そしてその瞬間、この作品の根底にある深いテーマに気づかされるのだ。

観ていれば当然それが何を意味するかわかるのだけれど、
途中で流れる葬送行進曲にはドキッとさせられた。

全編通してセリフはなく、さまざまな音楽と映像だけの約40分。
街角での出来事の喜怒哀楽を見せつつ、最終的には強烈なメッセージが投げかけられる。

ガレキの中で芽を出した植物たちや、クマのぬいぐるみが
持ち主である少女の手によって戻っていくとき、それはとても象徴的で、
哀しみを感じながら、心のどこかで安堵している自分がいて。

この作品は、物語よりも、感情を訴えるアニメだと確信した。
だから多くを語らないでおこうと思う。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 30

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

色んな想いがこもった素敵な出会いのお話。

これ、40分ほどの短編作品なのですが、どんな大作映画よりも心に訴えかけてくる美しさを感じました。

驚くべきはあの『鉄腕アトム』と同時期に手塚治虫先生自身によって制作されたということです。しかもこちらは白黒ではなくカラーで、色鮮やかな美術を堪能できます。


さてお話しの方は、ある街の一角で巻き起こる幾つもの物語を俯瞰的に捉えた不思議な雰囲気となっています。


「一人の女の子と一匹のねずみのお話」
「ポスターに描かれた青年バイオリニストと少女ピアニストのお話」
「消えかけの街灯とそれに群がる一匹の蛾のお話」
など・・・


字面だけ見るとすごく地味に感じられます(笑)

でもそれを魅力的に見せてしまうのがこのアニメーションの凄さです。
言葉では上手く伝えられない、伝わらない感性の部分に直接訴えかけてくる映像美こそアニメーションたる意義を感じます。

台詞は一切なく、絵画のようなデザインのキャラクター達が演劇のように振る舞います。BGMはオーケストラの静かな演奏のみです。

ポスターの中の人や街灯など本来生き物ではない物体にも生命を吹き込む映像と音楽が、街の中で一体化していて雰囲気に呑まれてしまいます。

時代も相まってレトロな作風となっていますので、そこが気にならなければ間違いなくハマります。


手塚先生が手がけた実験的なアニメーションの数々は普遍的な価値観を有していると思います。
その中でも「ある街角の物語」は、文化や人の豊かさを強く感じさせてくれました。




…そう言えばクレジットの原画スタッフの中に‘杉井儀三郎’の名前が。杉井ギザブローさんの本名だそうで、知って驚きました。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 9
ネタバレ

まりす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

生命は感情(ワルツ)と共にある

セリフが全く無く、映像と音楽のみで話が進んでいく。
作中の街並みはどこぞの絵画のように描かれています。
輪郭線を排しているのは動くキャラクターだけではなく、
背景もそうですし、ポスターでも極力抑えられています。

手塚プロのホームページには「ストーリー」ではなく
「感情」を語っているとの記載がありますが、確かにそんな感じがします。
この作品の内容を人に言って聞かせるのは困難だからです。

感情の主体は人間だけでなく、ネズミの子供、ポスターの人物たち、
プラタナスの木 等々。
それぞれが感情を表現しています。

中でも「愛」や「恋」といった人間の感情の中でも最も強いものを
表現した「青年バイオリニストのポスター」と「美少女ピアニストのポスター」
の物語は特に印象的でした。
{netabare}
主要キャラクターの中で、死んだ(≒この世から消えた)のは、
この組み合わせだけです。
その最後は、爆撃を受けてポスター2枚が上方に吹き飛ばされ、
風に流されながらもポスター達はワルツを踊るかのように舞っていく。
暫くして2枚のポスターは燃え始め、そのまま空の彼方に消えていく。

最初、「スタッフは戦争は純粋な恋心ですら燃やし尽くしてしまう」
という意味合いでこのシーンを入れたのだと思っていましたが、
2回目の視聴であることに気付きました。
はじめ燃えていたのは「青年バイオリニストのポスター」だけだったのです。
「美少女ピアニストのポスター」は、彼と風に舞い、踊ったために引火しました。

相手と共に消えることを選ぶ。
燃える地上の中空で 孤独に舞う2枚のポスターは お互い抜きでは
居られなかったのでしょう。
(私も暗い宇宙で好きな女性と二人きりの孤独なら、同じことをするかも知れません。)
{/netabare}

いくら生あるものが打ちのめされても、新たな感情の発芽は必ず起きる。
打ちのめすことの無意味さを説くのではなく、
我々の世界は常に感情と共にある。 そんなことを示された気がします。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 4

60.9 10 手塚治虫アニメランキング10位
JUMPING(アニメ映画)

1984年8月12日
★★★★☆ 3.2 (13)
27人が棚に入れました
手塚治虫の実験アニメーション作品。手塚自身が脚本、監督、キャラクターデザインを手掛ける。1984年のザグレブ国際アニメーショングランプリを受賞。アニメーターの小林準二が一人で実際の作画を担当し、2年近くかけて4千枚(描き直しを含めて約7千枚)の動画を描きおこしている。主人公がスキップしながら通りを歩いているうちに、だんだんとジャンプに弾みがつき、町や森や海、そして戦争の真っ直中の国へと、ジャンプを果てしなく繰り返していく。ハンガリーのアニメーション作家フェレンク・ロフュシュの「蝿」にヒントを得た、全編をワンカットで描いた一人称アニメーション。

ねこひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

衝撃かも!

世界観があってキャラがいる,それがアニメだと思ってました。動物が主人公であったり人の形をした何かであったりと必ず主人公というものが存在するはずなのにコレにはいない!!
だけどなぜかおもしろい、映像とカメラワークだけで私は魅せられました。
描いたのはあの「漫画の神」手塚さん!!
割と短い時間なのですが全部手書きの時代なのでそれは仕方ないですね・・・
主人公はいないと言いましたが多分作り手の手塚さんは
『主役は見ている人たちだ!!』と言いたかったんじゃないかなと思います
そういう作り方をされている作品です

投稿 : 2020/01/18
♥ : 4
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

奇抜ながら面白い実験的アニメーション

このアニメにははっきりとしたストーリーもキャラクターも出てきません。単純に映像のみで表現した風変わりな世界、とても面白かったです。

一人称視点、主人公の目線でひたすら『JUMPING』跳ね回るだけですが、
その跳躍力が段々と増し車を飛び越え森を飛び越えビルを飛び越え…という風にぐんぐんスケールが大きくなっていきます。


飛び続けている訳ではなくてジャンプなので、飛んだ後は当然着地が必要な訳ですが、その着地の度に周囲の人の反応があってそれが面白いです。

アニメの中のキャラクターは主人公が見えているけど視聴者には見えません。一体どんな風貌をしているのか、どんな表情をしているのか。

通行人はとても驚いた顔をするのでもしかしたら人間ではないのかもしれませんね。

具体的に主人公が描かれることはない代わり、その大胆不敵な行動の数々に魅力を感じました。よってそのキャラクター性を評価します。

カメラワークが本当に宙を浮いているような浮遊感を巧く表現していてよく出来ているなと思いました。


オチもまた面白く、見て得した気分になりました。
{netabare}
地獄に堕ちた主人公が鬼に捕まりながらもなんとか抜け出して再び最初のシーンの地上まで戻ってくる。
なんとなく輪廻を感じさせるラストでした。
{/netabare}

一度は見ても損はしないと思います。絵柄もカートゥーン的で特に古臭さは感じませんでした。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 4

虚言癖 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

発想はあるがやろうと思わないことをやった作品

”一つ”の視点から見た風景を描いた本作。

JUMPINGというタイトルの意味は、
この作品をみてもらえればわかるだろう。

ジャンプをしている人物の視界が動くように映像が変わっていく。

その視界に移る世界には様々なもの、
人が移りこみ奇抜な面白さはあった。

実験的なアニメーションであるという前提を知っていないと退屈だ。
知っていても割と退屈ではあるが、
映像表現の手法などは意外に、目を見張るものがある。

したたかにもメッセージ性を盛り込んでくる。

アニメとしてはつまらないとも思える。
アニメーションとしては意外に面白かった。

おすすめはできないが、
実験的なアニメーションに触れてみるのも面白いかもしれない。
そう思える方は、手に取ってみてもいいかもしれません。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 0

計測不能 11 手塚治虫アニメランキング11位
緑の猫(OVA)

1983年1月1日
★★★☆☆ 2.7 (1)
8人が棚に入れました
手塚治虫が1956年から1957年にかけて「おもしろブック」(集英社)の毎号の別冊付録に執筆した傑作SF連作シリーズ『ライオンブックス』。その中の同題の一編をアニメ化した作品。 愛猫「グリーン」を捜し求めて古い無人の洋館に入っていく少年サンゴ・ユノ。だがその前に立ちはだかった私立探偵・伴俊作(ヒゲオヤジ)はサンゴに拳銃を渡し、「緑の猫」を撃つように告げた。抵抗しながらも拳銃を手に館に入っていくサンゴ。中には、瞳を妖しく光らせた複数の猫たちが待っていた。サンゴがグリーンに迫る一方、館の周囲では少し離れた場所から軍隊が館に砲撃せんと準備を始めた。実は軍隊の隊長は、自分たちが一体、何を攻撃するのかすら知らない。そんな隊長に、ヒゲオヤジは館の中にいる緑の猫=グリーンの秘密を語り始める。まだ赤ん坊だったサンゴと出会い、彼の人生を狂わせて悪の道に導いた猫。その正体は……。 当初はTVシリーズ『ライオンブックス』の一編として放映される構想だったが、惜しくも番組企画が実現せず、他の手塚短編のアニメ化とあわせて後にOVA作品として発売された。監督は、手塚自身が担当したが、主力スタッフとして活躍したのは「24時間テレビ」の手塚スペシャルアニメなどで実績ある名アニメーター・西村緋禄司で、彼が脚本・演出・絵コンテ・作画監督も全て兼任。本作のアニメ化企画を提出したのも、この原作に思い入れのある西村だった。

69.9 12 手塚治虫アニメランキング12位
ブラックジャック(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (157)
1192人が棚に入れました
巷で噂されている黒いマント姿にツギハギの顔の天才無免許医師ブラック・ジャック=BJ(本名:間 黒男(はざま くろお))。幼い頃ずさんな不発弾処理が原因で母親と共に爆発事故に遭い、大手術の末、奇跡的に助かるが、そのときのショックにより、髪の毛の半分が白髪になる。手術後、半身不随に近い状態であったが、必死のリハビリにより回復し、天才無免許医師ブラック・ジャックとなって法外な料金を代償に、様々な怪我や難病を治療してゆく。

声優・キャラクター
大塚明夫、水谷優子、佐藤ゆうこ、小野涼子、富田耕生、川瀬晶子、石井真、阪脩、堀秀行、内海賢二、大木民夫、野沢那智、矢尾一樹、田中敦子

kagami1209 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

コレはムリ(乂д´)

ブラックジャックは私が産まれる前の漫画で、漫画は全巻読破しています。
昭和臭プンプンの漫画ですが引き込まれるような作品でしたのでアニメにも期待していました。
が、、、、、、、、同時期にドラマの医療ものをたくさん観ていたせいか、主人公がどうしても外科医とは思えない超人的なファンタジー医術を連発します。
まぁ、アニメでフィクションだからそれでいいのでは?とも考えましたが魔法や超能力を扱う作品ではないのでほんの一欠片で良いからまともな医療を行って欲しかった。
題名が「超能力Dr.ブラックジャック」とか「マジカル・ブラックジャックさん」とかであれば納得できたかもしれません。(そんな題名なら観る事もないけどw)

投稿 : 2020/01/18
♥ : 1

たまちゃん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

アッチョンプリケ!

ピノコ可愛すぎ

医師免許がない?ブラックジャックという医者が居た
治療するのに多額のお金を請求する
だいたい一億円とか1000万5000万とか

だけど腕は凄くて先生を訪ねてくる人も居るくらい
一話完結な感じで
一話一人の患者を診るって感じ
だけど面白くて見ちゃう


ブラックジャックがイケメン
常に冷静で適切な判断をする
厳しく冷たいときもあるけど冷徹なわけではなく
誰よりも人の事を考えて人の命を救おうとする
厳しさは人のための言葉だったり
人を更生、改めさせるような人物

アラマンチュ!
ピノコは先生の事が大好きで自分は先生の奥さんって主張してるww

投稿 : 2020/01/18
♥ : 3

67.9 13 手塚治虫アニメランキング13位
メトロポリス(アニメ映画)

2001年5月26日
★★★★☆ 3.8 (132)
983人が棚に入れました
 手塚治虫の原作を大友克洋脚本、りんたろう監督で映画化したSFファンタジー・アニメーション。ロボットと人間が共生する巨大都市国家・メトロポリス。一見理想的な社会かに見えるこの国だが、発達したロボットによって大きな恩恵を受けた者がいる一方、そのロボットたちによって働き口を奪われた者、ロボットにも人権をと主張する団体など様々な確執が噴出し始めていた……。

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

映像は凄い

人間とロボットが共生する社会を描いたSF
手塚作品が原作ですが、僕自身遠い昔に読んだことあるようなないような・・・あまり覚えていません
この映画のストーリー自体はとても簡単で分かりやすい。

主人公ケンイチとティマとの交流がメインで、
そこに人間とロボットとの軋轢やらなんやら絡んでくる話
ただちょっと見所に欠けるというか、盛り上がりに欠けるような気がします
万人受けをする話に見えるんですが、今ひとつ感情移入できない
内容が無難な分、「安心して見れる」ということもあるので単純にマイナス要素にはなりませんけどね

ただ映像は本当に素晴らしい!
ここまで綺麗に細かい動きをさせるとは大変でしょうね
手塚キャラも魅力的なので、そこは純粋に評価出来ると思います

投稿 : 2020/01/18
♥ : 5

2010sw さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

その子の頼るものが自分しかいないとき握った手を離せるだろうか?

地上に舞い降りたその子が史上最強のロボットであっても☆オールドジャスに乗せてレトロなキャラが演じるストーリー☆全フィルムに施されたレトロな空気感表現☆ラストに流れるのは、"I can't stop loving you..."ワタシハ アナタヲ アイスルコトヲ ヤメルコトハ デキナイノ...今でもメロディも詞もすぐに思い出せるんだ☆壮絶で哀しいけど暖かいものが残る作品☆よかったらティマの生き様を見てやってくださいな。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 1

-?- さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

手塚治虫×大友克洋×りんたろう作品

アトムやブラックジャックの手塚治虫 原作
AKIRAや童夢の大友克洋 脚本
銀河鉄道999のりんたろう 監督
アニメ映画作品

ロボットと人間が暮らす世界での話
(色々と要素があり一部書くと、差別・欲望・葛藤などなど)
人によって感じるところが違うかもです

作品としてはいい点ついてると思います
(似た感じだと、やはりAKIRAが自分は好き)

音楽は基本的にJAZZ(これがいい味だした、使い方してるとこがたまらないb、特にクライマックスシーン)

ちょっと古いアニメ映画ですが今のアニメと比べても見劣りしない
細かいつくり(まぁ映画だからなってのも一理あり)

大友さんのあの感じが好きな人は、お勧めできる作品です
普通に家族と見るときにもいい作品だと思います

投稿 : 2020/01/18
♥ : 4

65.0 14 手塚治虫アニメランキング14位
ASTRO BOY 鉄腕アトム-アストロボーイ(TVアニメ動画)

2003年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (48)
332人が棚に入れました
心をもつロボットとして2003年に誕生したアトムの活躍と、それを邪魔しようとする天馬博士の闘いを描いた手塚治虫による不朽の名作の新TVアニメシリーズ

声優・キャラクター
津村まこと、丸山美紀、勝田久、大和田伸也、檜山修之、佐藤ゆうこ、くまいもとこ、千葉進歩、矢尾一樹、川瀬晶子、富田耕生、田中秀幸

61.7 15 手塚治虫アニメランキング15位
ブラックジャック 21(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (50)
316人が棚に入れました
ブラック・ジャックの続編。謎の組織の陰謀をBJが世界各地を駆け巡り、また自らの出生の秘密を解き明かすため、世界中を巡る。
無免許医のブラック・ジャックを逮捕するためにやってきた友引警部が連行した場所は警察ではなく、病院だった。
ブラック・ジャックにある患者の手術を指示し、病院の医師たちが審査を行い、患者を治せたら医師免許を申請するという。その患者とは顔が腫れ上がった獅子面病の青年だった…。

声優・キャラクター
大塚明夫、水谷優子、佐藤ゆうこ、小野涼子、川瀬晶子、富田耕生、岩田光央、石井真
ネタバレ

ketano さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

21世紀のブラックジャック

ブラックジャックとブラックジャック21の全話観た感想です。
ブラックジャック21は、続編となってるけど、こちらだけでも十分おもしろかったです。

{netabare}
OP、EDが、結構良い曲ばかりでした、特に良かったのは下記です。当然iPodにダウンロード済みです。(;^_^A

「Fantastic」歌 - 鈴木亜美
「careless breath」歌 - EXILE
「Destiny -太陽の花-」歌 - 島谷ひとみ
「月光花 -Black Jack Mix-」歌 - Janne Da Arc

一期のブラックジャックに関しては、ほぼハッピーエンドに改変されていたり、原作を知っていると、この改変はよくないなーっと、思ってしまう話が多いと感じました。
現代では表現しにくいのは、わかるけど。。。

二期のブラックジャック21は、原作の話をうまく取り入れて新しい謎を解明していくストーリーとなっていて、イメージを損ねることなく改変されていて、とても、良くできてると思ったし面白かった。

一期は、微妙でしたが、続編にあたる二期は、新しいブラックジャックのお話として、面白かった。こちらだけでも、観る価値はあると思った。
{/netabare}

投稿 : 2020/01/18
♥ : 5

64.0 16 手塚治虫アニメランキング16位
火の鳥(TVアニメ動画)

2004年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (63)
279人が棚に入れました
手塚治虫が最も情熱を傾け、最晩年まで描き続けたライフワーク作品。
長い間多くの人々に愛され続けた「火の鳥」は“人間”とは、“生命”とは何かを問い続けている。コミックスは、これまでに102冊(愛蔵版、普及版、絶品版などの合計)が発行。
アニメとしては1978年に劇場版第1作目が公開され、合計、劇場版3作品、OVA2作品が製作されている。不老不死を与える美しき不死鳥・火の鳥を追う人間たちの姿を描く。

声優・キャラクター
竹下景子、小村哲生、久米明、竹内順子、中尾みち雄、玉川砂記子、来宮良子、てらそままさき、佐々木望、小林美佐、広瀬正志、小川真司、大坂史子、浅野まゆみ、久保田民絵、島田敏、松本保典、内川藍維、巴菁子、内田直哉、大木民夫、江川央生、浪川大輔、阪脩、冬馬由美、桐本拓哉、牛山茂
ネタバレ

しんばくん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「生命の理」と「理外の理」

物語:3.5 作画:4.5 声優:3.5 音楽:4.7 キャラ:2.8 【平均:3.8】                           (61.7)

ジャンル        :伝奇
話数          :全13話
原作          :手塚治虫
アニメーション製作 :手塚プロダクション
監督          :高橋良輔
脚本          :五武 冬史、長谷川圭一、杉井ギサブロー、野崎 透、小林 弘利
キャラデザイン    :杉野 昭夫、内田 裕、西田 正義、大下 久馬
音楽          :内池秀和、野見祐二
OP           :「火の鳥」作曲 - 内池秀和 / 編曲 - 野見祐二
              / 演奏 - チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、チェン・ミン、諫山実生
ED           :「火の鳥」作詞 - 湯川れい子 / 作曲 - 内池秀和 / 編曲 - 冨田恵一 / 歌 - 中島美嘉

参照元         :Wikipedia「火の鳥 (漫画)」
公式ページ      :http://www9.nhk.or.jp/anime/hinotori/

【概要】
 古代からはるか未来まで、地球や宇宙を舞台に、生命の本質・人間の業が、手塚治虫自身の独特な思想を根底に壮大なスケールで描かれる。物語は「火の鳥」と呼ばれる鳥が登場し火の鳥の血を飲めば永遠の命を得られるという設定の元、主人公たちはその火の鳥と関わりながら悩み、苦しみ、闘い、残酷な運命に翻弄され続ける。Wikipedia「概要」から抜粋

【特徴】
①全5編で構成されたオムニバス形式の伝奇アニメ作品
②愛憎劇
③様々な思想の影響

【特徴の補足】
{netabare}①各編はそれぞれ独立したストーリーであり、何処から観ても楽しめる。また登場人物は各編毎に異なり主人公も変わるが、その代わり脇役の猿田(各編別人)がレギュラーとして登場する。各編の長さは長いもので全4話、短いもので全1話。
②愛情が生じる間柄は各編毎にまちまちであり、ややあくの強いストーリーである。
③手塚治虫自身の思想を感じられる。{/netabare}

【総括】
 人間の歴史を手塚治虫の思想を交えて描かれた伝奇アニメでした。また各編を構成する形態は特異であり、未視聴の方は特徴①だけ踏まえておいても良いかもしれません。作画は丁寧な印象で音楽は非常に凝っているように感じました。物語は全編で登場人物達が数奇な運命に巻き込まれ苦悩するが、着地点は感動出来るものでした。


【思った事・蛇足】

最終話までに至るまでは人間の驕り高ぶった業を礎として築き上げて来た歴史を只管に観て行く感じでした。
ですが最終話まで観終わってみると
手塚治虫は様々な思想の影響を受けていることに気が付きました。
以下は影響を受けたと思われること
{netabare}・仏教の「輪廻」の概念
・キリスト教の「復活」の概念
・ユングの思想


表面的なことだけは読み取れたがそれ以上は分からなかった。
それに
上記の3点は正直難しく考えすぎているような気もする。
単に「全ての生命は親から子へ受け継がれる」だけで良い気がする。{/netabare}


因みに最も哲学的で深いと感じたストーリーは「未来編」でした。(未来編はラスト)
中々感慨深い終幕でした。
そして私が好きなストーリーは「黎明編」
親子っていいものですね。


[ まとめ ]
難しく考えたりしてしまったけど
観ている最中は素直に親と子の温かい関係に心温められ
実にNHKらしい作品だと思いました。


●理外の理とは
火の鳥のことです。
人間は摩訶不思議な存在を求めようとするが
存在しないから求めるのであって
存在したら恐怖するのではないかと思った。


●視聴順序
Wikipediaに未来編を最初に観ても良いというようなことが書かれていたが
個人的には放送順であれば物語のスケールの大きさを感じられて良いのかなと思いました。


●OP曲、ED曲
OP、EDはタイトルが同名の「火の鳥」だが
OPは諫山実生のコーラスとチェコ・フィルハーモニー管弦楽団、チェン・ミンによる壮大なオーケストラ。
一方EDは中島美嘉の透明感のある歌声がとても綺麗な曲です。
私は両方好きです。


●グラフ[物語の転機が分かってしまう可能性あり※ネタバレ注意]
http://shinbakuns.blog.fc2.com/blog-entry-40.html

投稿 : 2020/01/18
♥ : 7

まだ初心者 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

めちゃくちゃ濃いアニメ

今まで150作以上ストーリー重視のアニメ観てますが、これほど濃いと思ったアニメはありません。マジでめちゃくちゃ濃いです。

超有名な漫画が原作ですが、内容は知りませんでした。あらゆるものが凝縮されたこんな大作が50年以上前から描き続けられていたとは凄すぎです。漫画の神様と言われている所以がわかります。他の漫画家と比べてはいけません。格が違います。

2000年代に入って制作されたアニメなので、作画がきれいで観やすいと思います。

一般向けのストーリー重視アニメです。めちゃくちゃ濃い内容で疲れるので、ある程度気合入れて観た方がいいと思います。軽い気持ちで観ない方がいいです。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 3

たわし(ガガ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

人間が存在するという意義

何故、人だけがこれほどまでに自我を持ち、愛し合ったり憎しみあったりするのか。

多種多様な生き方を認めたことにより、より世の中は複雑に。。より「個人」としての孤独が際立ってゆく。

しかし、そういった悩みを持つのも人間だからであり、ほかの動物では不条理に苦しんだり、奇跡に喜んだりもしないのです。

手塚先生はそういった意味で、「ブラックジャック」と同等レベルで人間の存在を描いていると思います。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 11

66.5 17 手塚治虫アニメランキング17位
海のトリトン(TVアニメ動画)

1972年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (40)
196人が棚に入れました
* 5000年前に平和に暮らしていたアトランティス大陸を、ポセイドン族によって滅ぼされたトリトン族、その末裔であるトリトンは海で支配するポセイドン族を倒すため海を舞台に大冒険を繰り広げます。


声優・キャラクター
塩屋翼、広川あけみ、北浜晴子、八奈見乗児、杉山佳寿子、渡部猛、増岡弘、塩見竜介、滝口順平、矢田耕司、中西妙子、柴田秀勝

天神 羅愚羅 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

希望の星、胸に残して 遠く旅立つ一人

原作:手塚治虫
監督:富野喜幸
という、アニメファンには垂涎の一作ですね(´ω`)
アニメ史上、重要な作品だそうで、様々な「初現象」を巻き起こした作品だそうです(´ω`)

・・・が、これもちゃんと見てないんですよね(^_^;)
子供にはちょいと難しい内容だったし(^_^;)
後に原作は全部読んだのですが、手塚作品としては、それほど優秀な作品とも思えなくて(^_^;)
 
ただ、子供のころ、トリトンというキャラクターには・・・漠然とですが、憧れのようなものを
抱いていた記憶はあります(´ω`)
何か惹きつけるものはあったんでしょうね(´ω`)
 
今後、ゆっくり見てみたい作品です。
 
・・・原作のラストは壮絶にやるせないですよ(゜Д゜)
想像力MAXで読んだら、その日の晩は眠れなくなりますd(`・ω・´)

投稿 : 2020/01/18
♥ : 11

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

テレビアニメの古典

テレビアニメの古典的な作品ですね。
ただ、手塚治虫氏は「この作品に関しては
原作でしかない」と明言している点からも
TVオリジナルのイメージが強い作品ですね。

トリトン族の生き残りのトリトンが「オリハルコンの短剣」を
武器にポセイドンを頂点とするポセイドン族と戦う
明快なストーリー。(最後にとんでもないオチが?)
この作品とバビル2世の主題歌が
個人的にはTVアニメの古典名曲(ヒーロー物)の代表格

投稿 : 2020/01/18
♥ : 3

papa0080 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

正直覚えてないのです

3歳か4歳、もう少し上だったか、そのぐらいに見たアニメです
もしかしたら人生で初めて見たアニメだったかも知れません
はっきり言ってほとんど覚えてません(´ω`;)

ただ主人公が敵と戦ってた時に、短剣で勇ましく戦う姿
テーマ曲のメロディが何故か今でも頭に残っています

それだけなんだけれど、どうにも忘れられない
お気に入りでもないのに何故かアニメを見てきた上で外せない作品棚に置いています

今後特に見る気も、ちゃんとしたレビューも出来ないし
視聴をおすすめしたいわけではないんですが…
う~ん、何だか自分にとってとても不思議なアニメです
何も参考にならなくて申し訳ないです

投稿 : 2020/01/18
♥ : 5

60.0 18 手塚治虫アニメランキング18位
三つ目がとおる(TVアニメ動画)

1990年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (20)
188人が棚に入れました
「週刊少年マガジン」に連載された手塚治虫の伝奇SFコミックが原作。アニメ化にあたっては学園中心のエピソードを多くするなど、対象年齢はいくぶん低めに設定された。いつも学校のみんなからいじめられている少年・写楽保介、実はその正体こそ超能力を持った三つ目一族の末裔だった。そうと知らない級友の美少女・和登千代子は写楽を連れて博物館へ赴いたのを機に、写楽は額のばんそうこうに隠された三つ目を解き、古代の超パワーを発揮させる。

声優・キャラクター
伊倉一恵、松井菜桜子、嶋俊介、緒方賢一、田野めぐみ、速水奨

65.7 19 手塚治虫アニメランキング19位
火の鳥 鳳凰編(アニメ映画)

1986年12月20日
★★★★☆ 3.5 (39)
184人が棚に入れました
 原作は手塚治虫の同名漫画。監督をりんたろうが務めた。キャラクターのデザインが漫画のデザインとかなり違う印象に仕上がっていて、ファンの間で物議をかもした作品。鳳凰を探し求めて歩く天才彫物師・茜丸は、山中で盗賊の我王に出会い、右腕を斬られてしまう。茜丸は必死に修業に励んで彫物師として復帰し、大仏建立の責任者となる。一方、我王は美しい妻を手に入れるが、猜疑心から彼女を斬り殺してしまう。ある日、茜丸は天皇に献上する彫物を彫ることになった。だが、献上物を彫る人物はもうひとりいた。その人物は、なんとあの我王だった…!

声優・キャラクター
堀勝之祐、池田昌子、古川登志夫、小山茉美、一龍斎春水

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

クソゲーの代名詞のアニメ

おととしくらいになぜか友人と徹夜でクリアした。
バカすぎる・・。

このゲームもあって当作品へのインパクトが相当強い。(BGMがたしかアニメ版と同じなんです)
原作は小学校に置いてあって、はるかむかしにコンプ。未来編が好きだった。

本作は茜丸と我王、二人の人物の数奇な物語。
物語の構成が非常におもしろく、起承転結わかりやすい。
テーマも王道ですが、観ておいて、読んでおいて損はない。
毎度おいしいところで登場してくる主役、火の鳥さん本作ではかなりの鬼やで。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 3

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

人間の二面性を2人の主人公を通して描いた(のだと思う) B

原作未読(他の編を少し読んだことがあるような気もします)

手塚治虫が生涯をかけて描き続けた「火の鳥」からの一編。

主人公は2人で対比的に描かれています。一人は天才彫物師・茜丸、もう一人は残忍な盗賊の我王。ある時、二人の人生は不意に交わりを持ちます。そのいきさつについては、あらすじにこれでもかとばかりに詳しく描かれていますので、そちらを参照してください。

単純に対極にある2人の人生を対比的に描いただけなのかというと、それだけでもないように思います。誰にでもある人間の二面性とでも言いましょうか、善なる心と悪なる心とでも言いましょうか、そうしたものを描いているのではないか、と。ただ、その善、悪というのが単純なものではなく、反対のものをも内在するものとして描かれているように思います。善は善にして善だけではなく、悪は悪にして悪だけではない。

最終局面で二人の人生は思わぬ展開を見せます。その時に現れるのが、タイトルにもある火の鳥です。火の鳥は、物語には直接関与してはいないように見えて、実は彼らの運命の全てを握っているのではないかと感じました。二人の結末もまた対極的に描かれています(単に幸福か否か対比ではなく)が、そのどちらが望ましいものなのかは、一概には言えません。あやふやと言えばあやふやな終わり方をするのですが、逆に、ハッキリと結論を出さないのが、この作品の醍醐味なのではないかと思います。

最後の桜の花びらが散るシーンは美しく。かつ、残酷に見えました。

何だか、自分の能力以上のことを書き出してしまったので、破綻しないうちに(いや、もう破綻しているという話も・・・)纏めに入りたいと思います。

手塚治虫=鉄腕アトムくらいしかイメージがないと、本作品を視聴すると非情に面食らうと思います。扱っているテーマが深遠で、明確な答えを提示していないため、視聴後にすっきりする作品ではありません。しかし、手塚治虫氏が生涯をかけて追い続けた「何か」の断片には触れることができるのではないかと思います。興味がある方はぜひご視聴下さい。

抽象的なレビューで申し訳ありませんが、なかなか具体的な言語化が難しい作品でした。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 15
ネタバレ

文葉 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

永遠という名の刹那

この作品、以前までトラウマでした。
子供ながらに観ていて凄く悲しかった。

小学生の時、父が録画して観ていたのがこの火の鳥。
ブラック・ジャックのような深みのあるものから、ボーボボのようなハジけた物も好んで観ていた父はアニメ好きだったのかもしれない。
キッズステーションで再放送したので録画して改めて視聴。

火の鳥 鳳凰編は奈良時代が舞台。あらすじはあにこれのをご覧ください・・・って、(あらすじがかなりネタバレな気がする!!)
60分ほどなので、漫画版より内容が変わったり、だいぶ必要なシーンが削られています。足りない心理描写など気になる場合、観終わった後に漫画版を見返すか、Wikiを見ると良いかもです。
また、今月下旬にヤマト編と宇宙編も放送するので観てみたいと思います。

<感想 ネタバレあり>{netabare}
片目と片腕の無く、生まれながらに苦しみ続け、沢山の人の命を奪った我王
もう一人の主人公の茜丸の健康な体に嫉妬し、腕をきってしまう。(そのことが後々響く)
その後、美しいミステリアスな女性の速魚と出会い、愛を知るも疑ってしまった。
彼女を失い正体を知った時、激しい後悔に襲われることになる

茜丸は仏師として大切な仕事道具の腕をきられることによって追い込まれていき、東大寺大仏建立で権力の庇護を得て慢心に陥ってしまい、権力に溺れていくのがまたリアル。

東大寺の鬼瓦製作の勝負でもう一度この二人が再会するが、
我王の作品の出来と才能を認めた茜丸が嫉妬し、我王の過去を晒し、もう片腕まで頂くような人間に変わってるのがまた恐ろしい。
このシーンはとても残酷で思わず目を背けたくなった。
この物語の奥底には因果応報をどこか感じる。

ラストシーンで我王がてんとう虫を見て涙を流すシーンが切ない。
エンディングが陳腐かなと初見時は思ったけれども、改めて聴くと本当に良い曲。果てしない永遠と無常観を感じる。
本来美しいと感じるはずの桜がどうしてこんなに残酷で悲しいのだろうか。{/netabare}

投稿 : 2020/01/18
♥ : 38

62.7 20 手塚治虫アニメランキング20位
ジャングル大帝(TVアニメ動画)

1965年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (31)
151人が棚に入れました
白いライオンの子として生まれたレオは、密輸業者の手から脱出し、ケン一少年に育てられる。やがて故郷・パンジャの森へ帰ってきたレオは、美しい雌ライオン・ライヤや仲間たちと出会い、大自然の中で自己のアイデンティティを模索しながらも、森の平和を脅かす密猟者と闘うことに・・・。人間と言葉を交わせる白いライオン、というのが『ジャングル大帝』のオリジナル・アイデアですが、今回のテレビシリーズではレオは人間と会話できません。動物たちと人間たちとが現実世界と同じように完全には心を通わせられない、そんな葛藤がこのシリーズでは描かれるのです。だからレオも決してスーパーヒーローではなく、人生に悩み、自問自答を繰り返す、そんな思春期の少年として描かれます。

REI さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

虫プロが総力を上げて制作したカラーテレビ創成期のアニメ

人間と動物の関わりを早くから問題提議してきたアニメです。
手塚治虫先生凄い!
レビューのタイトルはウィキペディアで観てください。
だって書くと長くなるし(笑)

子供の頃レオが可愛くってよく観てました。レオは子ライオン、ちなみにレオのお父さんはパンジャ、お母さんはエライザ。

物語のあらすじはあにこれのあらすじや、ウィキペディアで見てね。

あとジャングル大帝の話で有名なのはディズニーがライオンキングでジャングル大帝を真似した?って話ですけど、少しは参考にしているようです。手塚先生がディズニーの大ファンでアニメをやろうっていうきっかけがディズニーになのでディズニーに対して何も言わないって事になっているようです。

ジャングル大帝は何回かリメイクもされているのでそちらもどーぞ
動物好きの人は是非!

全てのアニメに携わる方々に感謝を!

投稿 : 2020/01/18
♥ : 4

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

初めて全巻揃えたアニメ。(多分

当時は内容を理解できてませんでした
ディズニーの「バンビ」も結構怖かったのを覚えています。

けれど、少し経ってから全巻セット買いましたね。

パンジャやレオがかっこ良くて・・
日本のアニメーターで動物作品といえば
手塚治虫だと思ってます(高畑さんは少年。宮さんは少女かな・・。

虫プロ作品は好きで結構観てますけど、
今でも口ずさんでしまうのはEDの「レオのうた」です。
子供の時だったんで歌詞間違えて覚えてますけどw

投稿 : 2020/01/18
♥ : 2

64.5 21 手塚治虫アニメランキング21位
ふしぎなメルモ(TVアニメ動画)

1971年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (30)
142人が棚に入れました
天国のママから、ミラクルキャンディー(赤いキャンディーと青いキャンディー)をもらった主人公メルモが、キャンディーを食べて赤ん坊や大人、人間以外の様々な動物に変身し、色々な危機を乗り越え、真の大人になっていく物語である。

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

エロかった

手塚治虫の、ある種の微エロアニメ。
大人になったときに、着ている服が上半身はそのままに下半身だけ、なぜかサイズが変わらないので、必然的に大人になるとずっとミニスカート&パンチラという意味不明状態。なんだこれは…!w なにを考えている手塚…w とおもったものです。



しかし、大人になってしまった後に見てみると、
「大人である」ということ自体が、一定の力をもつ、という子供の頃ならではの欲望が成立する、というそれ自体がけっこうしみじみする話だよなぁ、とかおもいました。自分がいま、「大人である」ことによって発動可能になっている力って、ぶっちゃけ何があるよ、みたいな。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 2

みり仔 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

このアメがほしくて駄菓子屋に走りました。

食べると年齢を自由に買えることの出来るアメ。
これ、見たときすっごく欲しかったです。
再放送でみたんですけど、当時小2でしたが、駄菓子屋走りました!(当然売ってませんけど
人生で初めてはまったアニメじゃないかと。
軽く10周は見てます。

曲や声優はどっちでもいいです、というかまったくどうでもいいです。
話はすっごくおもしろいです、それに単純です。
だから小さな子どもと一緒に見るのがオススメ。
できれば手元にアメがほしいですね(笑
「服が変わるだけの魔法少女はもうおわり!今は見た目も変られなきゃ!」
衝撃でしたね。
今でも見返したくなります。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 0

ato00 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

赤と青を間違えてはいけません。

メルモちゃん♪メルモちゃん♪メルモちゃん♪が持ってる♪
赤いキャンディー♪青いキャンディー♪知ってるかい♪

ハイ、知ってますよ。
キャンディーを食べると若返ったり年くったり・・・
同時に食べるとなんと・・・

手塚先生の空想科学教育アニメです。
メルモちゃんがキャンディーを身勝手に使うもんだから様々な事件が発生。
ハプニングもあったりして、ドタバタドタバタ忙しいこと。
その一方で生命の神秘も扱っていて教育的モードだったり。
どっちにしろ、古き懐かしき子供向けアニメです。

もっとも印象的なシーンはメルモちゃんが大人になるところ。
パンチラなんてもんじゃないです。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 19

58.0 22 手塚治虫アニメランキング22位
手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく(アニメ映画)

2011年5月28日
★★★★☆ 3.3 (32)
136人が棚に入れました
手塚治虫が10年の歳月をかけて描きあげた名作コミック「ブッダ」をアニメ映画化した全3部作の第1弾。声優陣には吉岡秀隆、吉永小百合、堺雅人ら豪華俳優が結集する。舞台は2500年前のインド。世界の王になると予言されたシャカ国の王子シッダールタは、思春期を迎え、厳しい階級社会に疑問を抱くようになる。そんなとき、強大なコーサラ国がシャカ国に侵攻してくる。そこでシッダールタは、コーサラ国一の勇者と呼ばれる青年チャプラと出会う。

kuroko85 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

実在の人物の話なので、、、

嫁が子供の為に買ったDVDが有ったので、
子供と見ました。
子供が好きではないので、運よく1度しか見ていません。
(トトロは30回ではききません)

当然実在の人物の話なので、史実なども
絡んでいるでしょうが、、
インド等言う国、あのカースト制、
そして当時の宗教観等あらゆものが
想定外です。
そこでこの話を理解しろというのが
少し酷かも、、(もちろん子供に対してではなく
これは私に対して)

投稿 : 2020/01/18
♥ : 2

Zel さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

赤い砂漠よ!美しく

2011年劇場公開作品

舞台は今から2000年以上前のインド
人々はカーストと呼ばれる4段階の身分のもと暮らしていた
カピラ城の王子ゴータマ・シッダルタはクシャトリヤの身分として何不自由のない生活を送っていた
しかし幼い頃よりシッダルタは「なぜ人は死ぬのか」「同じ人間なのになぜ身分があるのか」などの疑問を常に抱えていた
そして息子が生まれた日、シッダルタは遂に僧としての道を歩み始めた

劇場にて鑑賞しました
残念ながら個人的には面白いと感じませんでした
手塚治虫先生原作なので私に合わなかっただけで、観る人が観れば素晴らしい作品なのかもしれません
声優に芸能人起用していたのもマイナスに感じます
ただ作画はとても綺麗でよかったです

2014年に第二幕が公開されるようですが、私は鑑賞しません

投稿 : 2020/01/18
♥ : 8

じぇりー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

東京中央銀行さん!(違

「この」タイミングで見てしまった。

すなわち、続編となる第2部が今週末公開で…
そして、メインキャストには昨年の流行語大賞を取られたあの方がいて…

この第一部に於いて、ほぼ主人公格となるチャプラ役の堺雅人さんは、以前からずっと好きな俳優さんで、ドラマ・映画と色々見てきたので、ずっと見たいとは思っていた作品だった。Gyaoさんありがとう。でもこれ第2部のためのプロモも兼ねてるんでしょうね。

第一声が聞こえた瞬間、その台詞の力強さと勢いに「まんま半沢や!」と思ってしまった。

どうでもいい長い前置きになってしまったが、この作品は何といってもまず映像が素晴らしい。
手塚治虫さんの絵のタッチを再現しつつも、現代風の作画を取り入れているように感じる。
生き生きと動く人物や、背景の描写の繊細さ、色彩の美しさ。
見ているだけで、当時のインドの世界観に浸ることができる。

「ブッダ」とはご存じの通り仏教の開祖であり、作品自体もフィクション織り交ぜつつブッダの生涯を描いたものであることは有名だが、特にこの第一部に関してはフィクション部分となっているストーリーが主軸になっており、2国間で繰り広げられる壮大な戦乱と、その戦乱に翻弄され、カースト制度に苦しみつつも懸命に自らの成すべきことを、時に命を賭してまで遂げようとするキャラクターたちのヒューマンドラマとして見ることができる。

終盤で、シッダールタ(ブッダ)がある決心に辿り着いた時に流れる吉永小百合さんのナレーションは胸に突き刺さるようだった。

このナレーションに込められたメッセージだけを取っても、十分この作品を見た価値はあったと思えるほど、手塚治虫さんが遺した「生きる」ということへの一つの考え方に触れることができたような気がした。

「生まれてくるということ」「生きるということ」「死んでいくということ」…人はいつでも苦しみを抱えて生きている。

やはり手塚治虫ワールドは深遠だ。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 6

63.5 23 手塚治虫アニメランキング23位
リボンの騎士(TVアニメ動画)

1967年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (30)
128人が棚に入れました
サファイア姫は王子として育てられているけれど、本当は女の子。天使のミスで女の子の体に男の子の心が入ってしまったお姫様が誕生してしまったのです。そのサファイアは世継ぎのいない王国で男の子として育てられますが、大臣たちはサファイアが本当は女の子であることを暴こうとします。そんな王国にはびこる悪に黙っていられずに、サファイアはリボンの騎士へと変装して正義の剣をふるうことになります。そんなサファイアの恋と冒険を描いた少女漫画のアニメ化で、これが日本で最初の少女向けテレビアニメーションとなりました。

声優・キャラクター
太田淑子、貴家堂子、小林恭治、新道乃里子、塩見竜介、武藤礼子、雨森雅司、北川智恵子、納谷悟朗

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

男の娘じゃなくて男装女子(*´∀`)

中性的な子が好きなルーツはここかも?w

手塚プロのアニメで
「海のトリトン」「ジャングル大帝」
と並んで好きですね~

当時の虫プロはウォルト・ディズニー作品の
影響が大きくて、リボンの騎士も随所に
作画やキャラデザ、背景などにカラーが出てました。

漫画は3巻しか出てないのもあり、
アニメ版、52話が1話完結型で制作され
本編の悲劇的なストーリーはほとんど無いです。

アニメから入ったため、漫画を読んだときは
結構ショッキングでしたねw

今では珍しくない女性主人公。
先駆け的に「魔法使いサリー」があり、
テレビまんがとしては2作目の作品でした。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 8

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

巨匠や重鎮達の頂点に立つ【漫画の神様】

巨匠や重鎮達の頂点に立つ【漫画の神様】の
代表先のひとつですね。
王位が継げるのは男に限るというシルバーランド王国の掟が
存在するために、
主人公・サファイア王子は実は女であるが世間の目を欺くために
男の姿をしているという設定。

かの神様の記念館が宝塚にあることからも
この作品が【宝塚歌劇団】に関係がある事は容易に想像が付く。
神様は幼少の頃親しんだ、タカラジェンヌに感銘を受け
この作品を生み出した。

今思い出せば設定だけでなく、主題歌を含めた
全体のイメージもズカっぽい
ちなみに私は神戸生まれにも関わらず、ズカへの
関心が少し薄い、、、当然私は【阪神】沿線の人間。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 3
ネタバレ

天神 羅愚羅 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

僕の見る夢は秘密だよ

原作で、サファイア王女の瞳に星がキラキラってのはこの作品が初の技法だってことで
知られる作品ですね(゜ω゜)
 
天使チンクのいたずらで、男の心と女の心を持って生まれてしまったシルバーランド王国の王女
サファイアの物語。
 
{netabare} 王国には王位を男しか継げないという法律があり、王子として公表され、男として
育てられたサファイア。
そんな彼女を不憫に思った国王は、王位継承権を男女どちらにも認めるという
公布書を作成した晩、実はサファイアが女ではないか?といぶかしむジュラルミン大公によって
拉致され、公布書を暖炉に投げ込まれてしまう。

ジュラルミン大公は国王の従兄弟であり、法律が改正されず、サファイアが
女であると証明できれば、息子のブラスチックに王位継承権が移るからである。

サファイアは、政敵ジュラルミン一派と戦うため「リボンの騎士」に変装し
様々な危機を回避するが、ついには女性であることが暴かれ、王妃とともに
塔に幽閉されてしまう。

国王失踪から、一定期間が経てば、プラスチックが国王として即位できるのだ。

はたして、シルバーランドの命運やいかに? {/netabare}
 
ところで、作品に登場する天使「チンク」モデルはやっぱりティンカーベルですかね?(´ω`)
ティンカーベルの愛称は「ティンク」だし、衣装はピーターパンに酷似してますもんね(´ω`)
 
神様にもお手本はあるんですね(´ω`)

投稿 : 2020/01/18
♥ : 10

66.4 24 手塚治虫アニメランキング24位
どろろと百鬼丸(TVアニメ動画)

1969年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (26)
117人が棚に入れました
室町時代末期、武士の醍醐景光は、ある寺のお堂で魔物に通じる48体の魔像に天下取りを願い出て、その代償として魔物の要求の通り、間もなく生まれる自分の子を生贄として彼らに捧げることを誓う。その後誕生した赤ん坊は体の48箇所を欠損した体で生まれ、母親と引きはがし化け物としてそのまま川に流され、捨てられてしまう。医者・寿海に拾われた赤ん坊は彼の手により義手や義足を与えられた。14年後、成長した赤ん坊は百鬼丸(ひゃっきまる)と名乗り、不思議な声に導かれるままに自分の体を取り戻す旅に出る。旅の途中、百鬼丸は数人の大人に苛められていたこそ泥のどろろと出会う。百鬼丸はどろろを助けるがどろろは礼を言うどころか彼の左腕に仕込まれた刀に目を付け、しつこく百鬼丸を付け回すようになった。

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

魔物と戦う戦国時代のサイボーグ

いつどこで見たのやら、よく覚えてもいないものであるが、どうも最終話まで見たようである
最後に観たのは、駅の売店で買った500円のDVDを数本
たぶん、地方在住のころの再放送ではと思っている

初期のタイトルは「どろろ」、半分を過ぎたころに「どろろと百鬼丸」となる
有名な「どろろのテーマ」も初期は使用されず、インストだった模様
古すぎる言うなかれ 1969年当時の作品には良作が多い

もしも現代でリメイクするとしたら 想像すると面白い タイトルは「どろろ」

時は室町時代中期、関東の豪族太田道灌は無敵の力を得るために、庶子である幼子百鬼丸の48の部位を魔物に売る
捨てられた百鬼丸は盗賊に拾われるが、親方である山寺の怪僧は異国との貿易で得たテクノロジーで百鬼丸を改造する
18歳になった百鬼丸は奪われた部位を取り戻すために旅に出るが、盗賊団の厄介者、男装の少女「どろろ」もこっそり後を追う

残念ながらここでラノベテンプレが登場する 百鬼丸を慕う5人の少女である

1、関東管領上杉家の末娘 非常にプライドの高いツンデレ 属性剣豪
2、皆殺しにされた旅の一座の生き残り 属性男の娘 技 魅了
3、人間と魔物のあいの子 属性猫耳 妖怪に変化 飛翔
4、異国娘 属性着せ替え 未知のテクノロジーを駆使
5、管領細川政元のスパイ 属性くのいち 忍術 妖術 寝技

最終ボスは細川政元にとりついた大天狗のため、関東→京の旅の物語となる
属性ロリはどろろなので早めの正体暴露となる
と、全然関係のないお話で失礼しました

本作の内容は強力な妖怪登場で続くとなる回が多く、かなり迫真の展開であったと記憶しています
年配の方にお勧めの力作

投稿 : 2020/01/18
♥ : 9

メルヘン◆エッヘン さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

これほんとにすげーよ。失われた全身の各部位を取り戻すために。

妻夫木聡、柴崎コウで映画化されたので知ってる人も多いかなと思います。どろろです。

一昨年、友人宅でDVDを観てみました。モノクロです。高度成長期の日本で製作されたものがたりです。アニメではありますが、戦国時代の日本ファンタジーといいましょうか。

放映は、子供向けの時間帯だったはずですが、残酷なシーンなどをオブラートに包んでいるとはいえ、かなり……。理解力も含めて、大人がみたほうがいいかもと思います。

ちなみに、オープニングソング。ニャル子さんなみの破壊力ではないかと。youtubeでみた覚えもあります。

機会があればぜひどうぞ。当時の作画品質と環境を考慮しつつ鑑賞するとなかなかかもしれません。私もまだDVD途中です。

※映画については、「やっと最後まで観た。どうしてひどい作品になったのだろう。期待する方向性が違ったんだろうか。 」という感想です。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 10
ネタバレ

ぶらっくもあ(^^U さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

1969リアルタイム

後の世界名作劇場の前身カルピス漫画劇場枠(日曜730)で観てた、
カラー受像器もある程度普及しカラー作品主流化しつつあった当時、
あえて白黒で放送、流血沙汰や酷表現鑑みてって事だったらしい、
今思えば作画どうのはしかたないとしてこの時代、
妖怪人間、カムイ外伝、さぶと市等とても画期的作品もあり、
中でもこれは衝撃的だった、
{netabare}
天下取りの野望の為魔物に我が子人身御供する父親、
その結果奪われた体の48部位を魔物と戦い取り戻しつつ旅する百鬼丸と、
野盗の息子?として生まれるも両親亡くし天涯孤独ながら逞しく生きるどろろの物語、
{/netabare}
出てくる魔物も人の業の象徴のようなけっこうおどろおどろしたのもいた、
主人公設定からしてアレだし農民やら一揆やら、、
差別用語がどうの放送倫理がどうのな今のご時世ではまず放送無理かな、
原作が手塚治虫御大というのも当時意外だった、
音楽は富田勲氏、主題歌ホゲホゲタラタラ有名だけど、
傑出してるのはBGMで、琵琶使った大河ドラマみたいなBGMも良かった、
百鬼丸声優野沢那智氏、クールでニヒル、もう最高、
同時期カムイもそうだったけど、ニヒルってカッコいい主人公条件だった、
悲しい話も多かったけど一話一話印象深く、
ダークヒーロのはしりかな、けっこう記憶に残ってます。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 20

62.5 25 手塚治虫アニメランキング25位
鉄腕アトム 第1作(TVアニメ動画)

1963年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (30)
111人が棚に入れました
2003年4月7日、科学省長官・天馬博士は交通事故で死んだひとり息子・飛雄にそっくりのロボットを、科学省の総力を結集して作りあげた。天馬博士はそのロボットを息子のように愛したが、やがて成長しないことに腹を立てそのロボットをロボットサーカスに売り飛ばしてしまう。サーカスでアトムと名づけられたロボットは、新しく科学省長官になったお茶の水博士にひきとられ、その10万馬力のパワーと持ち前の勇気で敢然と悪に立ち向かっていく。

声優・キャラクター
清水マリ、田上和枝、勝田久、水垣洋子、武藤礼子、芳川和子、小宮山清、矢島正明、和田文雄、横森久、兼本新吾、坂本新平

お茶 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

にわかのぼやき

そもそもアニメって今でこそ日本のイメージですが、海外から輸入された経緯があって、日本では1917年も前から存在するらしいんです(wiki掲載)日の目をみたのが自分の中では手塚治虫からと勝手に解釈しているのですが、1963年にようやく支持を得た本作鉄腕アトム。このアトムから派生するパターンが今のアニメの中でも脈打っている気がするってなレビューっす。

パターン①長編アニメと漫画
手塚治虫が漫画家であるのは有名な話ですが、この原作があってアニメ化するというのも、この虫プロ手塚治虫から(長編アニメにおいて)

パターン②主人公
アトムは正義の味方のわりに、不幸な生い立ちをしている。天馬博士の亡くなった息子の代用品として造られ、またロボットであることで背丈が伸びないなどと言った悲劇的要素を持ち、偶然お茶の水博士によりロケットやマシンガンを付けてもらい正義のヒーローとして生まれ変わる。だがロボット法の為人間には歯向かえない。さらに力があることから化物扱いされる。この「悲劇のヒーロー像」こそ、すなわち感情移入要素が当時人気になったのではないでしょうか。

パターン③作画
手塚治虫が採用しているアニメ方法として、省エネ作画があるのですが、少ない枚数でいかに魅せることが出来るかという実験的な手法です。それがいいのか悪いのかは今でも語られているのですが、この少ない作画がいかにヘンテコな動きにしても、アトムの心は、時に人間以上に人間らしい心を持つという、純な幻想を抱かせることによって、その動き自体も視聴者に了承させる仕組みを取っていたと感じられる。人間ではない偶像のキャラクターが、人間らしい心を持つという勧善が出来上がり、いわゆる二次キャラに共感を寄せる構図も考えられる。

パターン④アニメ1話の放送時間約30分

こう書くと今でこそ当たり前のように感じるからこそ、今でも本作の要素がアニメーションに脈打っていると思われます。
_


ただその功績の一方で彼が生み出したものに対する批判も多くあるのですが、これは都市伝説みたいな部分もあります。上のパターンもこうでなきゃみたいなものになってしまった感があるような気もします。また本作のヒットでアニメが低年齢層向けと認知されたのも事実なようです。

パヤオ氏なんかはかなり大袈裟に批判している節もあるのですが、唯一2人の共通項として「人間と自然環境の関わり」「戦争と戦争起こす人間構図」などが伺える気がします。

まだまだあると思いますがw

投稿 : 2020/01/18
♥ : 30

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

今の基準で評価するのはむり

資料的にはおもしろいが。
まあ、今、みなおしてみて、素直におもしろいと思えるかどうかと言われるときわめて厳しい。
「リミテッドアニメって要するにこれか」みたいなことを理解するだとか、「日本のアニメの歴史をかえたのがこれなのか…!」みたいなことを理解する、という意味でみるぶんには非常に面白いだろうとは思う。しかし、そこが限界でそれ以上ことは期待しても難しかろう…。

■単に楽しみたいなら漫画読んだほうがよいと思われ。

 シナリオそのものは、わたしなんぞが言うまでもなく面白い。単にヒットしましたよ、というだけでなく、手塚漫画のなかでも、特に、前期手塚の他の作品と比べても実際、おもしろい。
 ただ個人的には、『アトム大使』(1951)のさらに翌年に書かれた『ロック冒険記』(1952)のほうが、前期手塚の戦争モノ、としては大好きなんだけれども、『ロック冒険記』が救いのない話であるのに対して、アトムはヒーローものとしての側面をもっている。この、ヒーローものだ、ということは手塚がメジャーになる上で重要な役割をもっていたんだろうな、と今になると思う。
 『ロック冒険記』だとか、『来るべき世界』だとかを描いていた頃の手塚は、恐ろしいことに20代前半という若さなのだけれども、この頃は救いのない話をたくさん描いていた。わたしは、あんまり安易な社会反映論みたいなことを言うのはキライなんだけれども、夏目房之介も書いていたように※1、やっぱりあの頃の救いのない話の連発っぷりは、手塚の戦争体験がまだ生々しかった頃だからこそ、というのはあるんだろうな、とは思わないでもない。

 まあ、なんか話がそれたけど、アトムを楽しむ、という点でいえば、アニメを見ると、けっこうかったるいので、漫画を読んだほうがいいかと思いますよ、という話をしたかったのだった。
 しかも、単に前期手塚の業績を知るという意味では、アトム※2を読むよりも、今の人が読むなら、もっと同時期の他の手塚作品のほうがなにげにおすすめですよ、という話でした。繰り返すけど、特に『ロック冒険記』が一押し。漫画喫茶とか行くと読めると思われ。

 中期手塚、後期手塚となると、またぜんぜん別の世界があるけれども…。


※1 『マンガと「戦争」』1997、講談社現代新書
※2 『鉄腕アトム』は1952年~1981年連載で、前期手塚…というか、前期から後期までかかってるんだけどね。

投稿 : 2020/01/18
♥ : 6

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

☆飛雄という名前なんですね♪

バンダイチャンネルで1+2話視聴

日本初の国産テレビシリーズアニメです。
時代的に東京オリンピックの前年で日本が
高度経済成長で沸き返っていた時代のアニメ
です。

制作:虫プロダクション

放送期間1963.1-1966.12フジテレビ

火曜日18:15枠1963.12まで

19.00枠1964.1-66.12

全193話

投稿 : 2020/01/18
♥ : 2
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