方言でアイドルなおすすめアニメランキング 5

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの方言でアイドルな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年03月29日の時点で一番の方言でアイドルなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

80.8 1 方言でアイドルなアニメランキング1位
のうりん(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (2028)
11300人が棚に入れました
県立田茂農林高校―通称『のうりん』。ぼくの名前は畑耕作。ここ『のうりん』に通う、ちょっぴりアイドルオタクな高校生だ。そんなぼくの通う学校に転校してきたのは、憧れの超人気アイドル草壁ゆかたん…!?方言幼馴染、メガネ美少年、ラブリー小動物、巨乳少女!妄想系女教師!パンツ!足フェチ!そして、謎の転校生…ここには青春の全てがあるッ!!

声優・キャラクター
浅沼晋太郎、田村ゆかり、花澤香菜、羽多野渉、井上麻里奈、斎藤千和、加藤英美里

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

無精卵とは・・・、『ゴムをつけた時のタマゴ』って!!

原作未読。キャッチさんから紹介で視聴。

全体の8割は下ネタありのドタバタラブコメ。
残りの2割は真面目に農業。

前半の3話までは、下ネタありのドタバタラブコメのみ。

ここを乗り越えた者のみ、4話以降の、『真面目に農業に取り組む若者たちの苦悩の物語』が視聴できるという、作品の構成が面白いと思った。
(もちろん、4話以降の下ネタありのドタバタラブコメが主体ですけどね)

都会の生活で心が荒み笑えなくなった林檎と農業の連作障害を絡めるなどの物語も良かった。
個性豊かな登場人物、作画も終始安定していて良かった。

特筆すべきは豪華な声優陣。

そして最後まで謎だったのは、ベッキー先生。

少し残念だったのは最終回。「これが最終回?」って内容で終わってしまうこと。
あと、耕作に一言。『農ちゃん、最高に可愛いと思うけど・・・』

最後に、いつも秀作を紹介して下さるキャッチさんに感謝。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 45
ネタバレ

ホワイトマウス さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ポニーテールの四十、圧倒的でした!

DVDを買いました。
ついにベッキー先生の神の歌声を聴くことができました。が、あまりに壮絶で、斎藤千和さんの力強い歌唱力、というよりも絶叫!でした。ベッキー先生の強大な負のエネルギーを体感させていただきました。

「賞味期限が・・」で、息切れしているように聞こえるのは私だけ?
ベッキー先生、がんばって!

{netabare}
**********以前のコメント***************
のうりん、1話からBS11で見てます。まじめに農業を語っていると思えば、先生自らはじけちゃうおバカアニメ、まるでジェットコースターのような展開であきないです。

 特に8話のベッキー先生の回はいろんな意味で凄すぎでした。
 7話で感動していたので、8話の 冒頭の「もののけ姫」のパロディ以外はなんか厳しいかな~~と思っていたら後半、○×盛りって、大丈夫なの、放送??

確かに「のうりん」の公式ツイッターに事前通告が・・・・

「ご視聴の際は、周りにご家族がいないのを確認してからをオススメいたしますm(_ _)m」

 もう7話の余韻は完全に消滅し、ベッキー先生のオンステージ!
 ベッキー先生、痛いけどかわいいです。アラフォーに見えない!!
 そして8話のED!

 ベッキー先生「それでは聞いてください、ポニーテールの四十!」

 スタッフの強すぎるくらいの思い込みが呪いのように(!)こもっているようでした。
 
 歌詞はつらそうな自虐ネタですが、明るい曲調と、歌っている斎藤千和さんの力強い歌唱力のおかげで、ベッキー先生だって高校生に負けないくらい一生懸命生きているんだ!というエネルギーを感じました。
 というか、何か、この曲で勇気づけられました。

 「ポニーテールの四十」、欲しいな・・・・・

{/netabare}

投稿 : 2024/03/23
♥ : 100
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

のうりん献血キャンペーン行ってきたよ!

原作:ラノベ 未読

全12話

ジャンル:農業系学園ラブコメ


声優とキャラの星評価が高いのは、ベッキー先生がいたから
(`・ω・´)キリ


感想
見る前からご当地アニメと知って期待してました。
見始めた印象は、農業系だけどパロディーギャグアニメだなっと。。。
これ、銀の匙と比べちゃいかんよね^^;

基本、1話完結型だったから見やすかったです。(一応ストーリー性あります)
その為か、面白い回とそうでない回がありましたが・・・


キャラでは林檎も可愛いけど、
自分は断然ベッキー先生が好きw

自虐的で皆に迷惑かけてるけど、憎めないんですよね~^^
外見可愛いんだから、婚活すれば直ぐにでも相手見つかりそうだけど
結構面食いで、イケメンに限るとかなのかな~っと^^;
それに、CVの斎藤千和さんの演技が素晴らしくて凄かったです! 
まどマギのほむらや、化物語のひたぎさんのイメージが強いですが、
こう言うキャラも上手に出来て感心させられました。
あと、生徒の皆が先生に冷たいので可哀想だったな・・・


笑えたのは やっぱベッキー先生絡み
その中でも、パロディーネタで{netabare} 『聖闘士星矢』の一輝が使う技
フェニックスアラフォー「幻魔拳」には大爆笑でしたwww
それと、8話でベッキー先生が唄った 
「ポニーテールの四十」
これも笑いが止まらなかったw
ちょっと前に(3/30)にカラオケ行って、この曲探したけど、やっぱ無かった・・・><
最近、いろんなアニメでキャラクターソングのCDが発売されてるけど、
この「ポニーテールの四十」も、是非出して欲しい!
そしたら絶対買って覚えてカラオケで唄うのに!!!
(盛り上がる事間違いないよね!)ヾ(>▽<)o
{/netabare}


パロあり、BLあり、腐女子あり、自虐ネタ下ネタありで、面白い回はホント大爆笑

3角関係の恋愛もあるので、僕はストライク!

是非、2期希望です!

ラブコメ、パロディー、お笑い系が好きな人にはオススメ。 



余談で・・・
ご当地アニメの岐阜で
「のうりん×献血」献血キャンペーンが開催!です^^
期間:平成26年4月9日(水)~平成26年6月30日(月)
献血した人には、ポスターと、3種類のしおりの内、一つ貰えます。
詳しくは ↓
http://gifu.bc.jrc.or.jp/news-20140403-01.html

献血は、会社でも毎年やってるし、
車で2~30分で行けるから献血して貰ってこようかな~^^;

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献血行ってきました。^^
雨の日だったので、患者さん何時もの倍いて結構混雑してました。
殆ど自分より年上の年輩者ばかりでした。
なので、流石にポスター目当ては自分くらいですね^^;

受付で、簡単なアンケート、医師の診断、ちょっと採血→献血本番
何だかんだで70分くらいで終了でした。

途中、無料の自販機でココアと、バームクーヘン&お菓子頂きましたw
最後、受付で のうりんのポスター&しおりゲットだZ-と! ^^
しおりは、りんごちゃん貰いましたw
(なぜベッキーのしおりがないんだ! >< )
受付のカウンター内が見えたんですが、まだまだしおりはいっぱいありましたよ!

とりあえず、しおりとポスターは飾らないで取っときます。
オフ会があれば お土産に持って行きますので、欲しい方に差し上げますですよ~ ^^
 

最後に一言
血を売って得る・・・みたいな事って、実は初めてw
(まぁ、皆さんもそうそうあるもんじゃないでしょうけど^^; )
こう言うのって、なんか倫理的にどうなの?って、ちょっとだけ考えちゃいました。
^^;

投稿 : 2024/03/23
♥ : 82

88.2 2 方言でアイドルなアニメランキング2位
THE IDOLM@STER [アイドルマスター](TVアニメ動画)

2011年夏アニメ
★★★★★ 4.1 (2507)
10722人が棚に入れました
都内某所にある、芸能事務所『765プロダクション』では、
トップアイドルを目指す駆け出しアイドル12人と、新人プロデューサー1人が、
夢に向かって毎日レッスンや地道な営業活動を行っている。
そんな765プロに、密着取材のカメラが入ることになった。
カメラは、輝くアイドル達の姿を撮影する!
――はずだったが、個性豊かな彼女達の取材は一筋縄ではいかず……!?
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

アニメ史上№1ヒロイン天海春香さんの魅力とは?

ラスト手前の第24話『夢』のワンシーン
銀座の街角の巨大モニターから呼びかける765プロのアイドル達

 美希「待ってるよ」
 千早「私たちの、場所で」
 春香「うん」

ここで流れる『まっすぐ』の一節

・・・胸の奥に 複雑な気持ちが生まれるの

が何度聴いても絶妙です。

目を潤ませてうなずく春香。
2次元の子に不覚にも「か、可愛い」と唸ってしまう。
これがアニメ史上№1ヒロインの破壊力か、と納得(※注記)。

この第24話のキーシーンで使われる2曲の歌詞をここでチェックしておこう。

『まっすぐ』
{netabare}
作詞:朝日祭 作曲・編曲:NBGI(Yoshi)

恋したり 夢を描いたりすると
胸の奥に 複雑な気持ちが生まれるの
今 大人になる道の途中
あふれる初体験 毎日を飾る
だけど この空がいつも私のこと見守ってる
もっともっと強く 励ましてる
だから 怖くない どこまでも行きたいところに行ける
輝いた未来 まっすぐにね
きっとうまく超えられると
Happyな思考回路でLet's Go!
決めた! 今すぐに 笑顔しかない私になって
最高の未来 突き進む
{/netabare}

『さよならをありがとう』
{netabare}
作詞・作曲・編曲:橋本由香利

あなたがいる そんな風景が
あたりまえだと思っていたの
だけど少し変わり始めた日々
最初はいそがしいことも嬉しいよねって
気持ち隠してメールすれば
せつない心は凍えていくの
「いつもありがとう、がんばって」
胸が詰って言えない
いつでも応援してるよと伝えたいのに
私も頑張ろう 頼ってばかりダメだね
また会うその日は笑顔を見て欲しいから
泣いちゃおう 今は
{/netabare}



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《1回目視聴後の感想》

あるプロダクションに所属する12人の少女が、それぞれアイドルとして成長していく話です。
少女たちの個性が、かなり確り描き分けられていて、全員の名前を直ぐに覚えられます。
この作品はアイドルものなのに、意外にも少女たちが売れ出すまでのどちらかというと下積み時代の話が長く、とくに前半は結構地味です。
またこの作品は、あくまで現実の世界で起こり得る出来事を扱っており、僅かに沖縄出身の少女がハムスターや飼い犬などの動物と意思疎通が可能な風に描かれている点が例外です。

で、TV版全25話+劇場版があるのですが、中には正直、結構つまらない回もあります。
ただ、このTV版を第1話から端折らず通しで見続けるからこそ、第20話以降~ラストまでの畳み掛けるような感動が生まれるのだと思います。
そしてそれに続く劇場版も、TV版ラストに劣らぬ素晴らしさ。

きっと第20話までの間に、12人の少女たちや、先輩の律子さん・プロデューサーさんに少しづつ感情移入していってたんですね、私は。

劇場版までを含めて、名作だと思います。

※以上、1回目視聴時の感想です(この時点での個人評価★4.1)。
※このあと、2回目視聴時に、1回目では見えなかった作中の様々な伏線が見えてきて評価が急上昇します(下記)。

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《2回目以降の感想》※ほとんど内容分析です。

【作品の概要】 ※主にwikipediaよりコピー

ジャンル アイドル、青春、群像劇
アニメ 原作 バンダイナムコゲームス
監督 錦織敦史
シリーズ構成 待田堂子、錦織敦史
キャラクターデザイン 窪岡俊之(原案)、錦織敦史
音楽 高田龍一
アニメーション制作 A-1 Pictures

放送期間 2011年7月7日 - 12月22日
話数 全25話 + 特別編1話

『THE IDOLM@STER』(アイドルマスター)は、A-1 Pictures制作の日本のアニメ。
バンダイナムコゲームスが発売した同名のコンピューターゲーム『THE IDOLM@STER』シリーズを原作としたアニメ化作品。
テレビアニメが2011年7月より同年12月までTBSほかで全25話が放送され、特別編1話が映像ソフト収録作品の先行放送としてBS-TBSで放送された。
2014年1月25日には映画『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』が公開された。

※コピー終り

【見どころ】

この作品は、シナリオ構成に当って次の諸点が考慮されたものと推測します。

{netabare}
(1)ゲーム版では12人のアイドル一人ひとりに幾人もの「プロデューサー」がついている=各アイドルに固有のファンがいるので、TVアニメでも12人全員にファンが満足できる見どころをきちんと与える必要がある(→アイドル毎の当番回=メイン回を少なくとも1回は設ける)。

(2)しかし、こうした当番回ばかりにしてしまうと、総花的で散漫な構成になりアニメとしては失敗作となる恐れが高まるので、コアとなるストーリーは必要である。

(3)そのために、第15話以降に生番組「生っすか!?サンデー」で司会を務めることになる春香・千早・美希の3人の関係、および彼女らとプロデューサーとの関係の発展・収束、をストーリーの中心軸に据えることとする。

(4)特に、この3人のうち、アイドルとしては些(いささ)か自己主張が薄いけれども、他のアイドル全員を励まし勇気付けて団結させる行動を採る春香の心の揺れ動きを、彼女と同種の働きを意識的に行っているプロデューサーの動きとリンクさせつつ、きめ細やかに描き出していく。

(5)以上の工夫により、視聴者が、プロデューサー目線でアイドルたち(とくにその中心に常にいる春香)の心の揺れ動きを見守り、必要に応じて助力する感覚を擬似体験できるようにする。そしてそれによって彼らが個々のアイドルに対してだけでなく、作品全体に対して愛着を持てるように誘導を図る。
{/netabare}

従って、私たちが、このアニメを視聴するに当っては、

①アイドルたちの成長ないし成功ストーリーを追いかける、という楽しみ方と併せて、
②アイドルたち(とくに春香および千早・美希)の心の揺れ動きをプロデューサー目線で見守っていく、

という楽しみ方が可能となります。
(むしろ②の方がずっと楽しい・・・と個人的には思います)

※以下、②春香および千早・美希の心の揺れ動きに注目して各回をチェックしていきます。


【各回の評価】

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に大きな疑問を感じた失敗回

{netabare}
----------------- TV本編開始 -------------------

第1話 これからが彼女たちのはじまり  ☆全員回 (ED全員「READY!!」)
 △春香が早朝に自転車そして電車で事務所に通うシーンからスタート
 △その中で春香がお婆さんににこやかに電車の席を譲るカットがさりげなく挿入されている(春香の性格を象徴するエピソード)。
 △そのあとはアイドル全員の紹介。一人ひとりの個性が描かれ、「アイドルとは貴方にとって何ですか」という問いに一人ひとりが回答する。
 △ラストでプロデューサーが登場。

---------------- OP 「READY!!」 ------------------

第2話 “準備”をはじめた少女たち ☆全員回 (ED伊織&やよい)
 △全員の宣伝写真を撮影。一人ひとりの個性が大切と結論づけ。 

第3話 すべては一歩の勇気から ☆雪歩メイン(ED雪歩&真)
 △プロデューサーが雪歩をフォロー。春香と真も雪歩をサポート。 

第4話 自分を変えるということ  ★千早メイン①、春香サブ(ED千早)
 △お料理番組で千早が困惑。プロデューサーと春香が千早をフォロー。

第5話 みんなとすごす夏休み  ★全員で夏合宿(EDアイドル6名)
 △バーベキューを焼いていて手が忙しいプロデューサーの口元に春香が焼肉を差し出すが、横から美希が飛び出して肉を食べてしまい、珍しく春香が「こら、美希」と少し怒り口調になる(第22・23話への伏線)。
 △旅館で春香・千早・真・伊織が自分たちの将来について夜話。春香「でも、もしそうなったら(=トップアイドルになってたら)、皆そろって、こんな旅行とか、もう出来なくなっちゃうのかな」(第23話への伏線)

第6話 先に進むという選択  ★全員回、春香と美希の対比が描かれる(ED全員)
 △律子がプロデュースする竜宮小町(伊織、あずさ、亜美のトリオ)がブレイクし、他のアイドルたちとの扱いに格差が生じてしまう 。
 △プロデューサーは他のアイドルたちを後押ししようとして逆に空回りしてしまう。
 △春香が疲労気味のプロデューサーをフォロー。「私達を信用して下さい、か」
 △美希がプロデューサーに認めてもらおうと代役の仕事で頑張る(第12話への伏線)
 △この当りから、アイドル皆の集まりの中心に春香がいる場面が増えてくる。

第7話 大好きなもの、大切なもの  ★やよいメイン、伊織サブ(EDやよい)

第8話 しあわせへの回り道  ☆あずさメイン(ED竜宮小町)

第9話 ふたりだから出来ること ×亜美&真美メイン(ED亜美&真美)

第10話 みんなで、少しでも前へ ☆全員で芸能プロ対抗運動会出場(ED全員)

第11話 期待、不安、そして予兆 ★春香メイン①、美希サブ(ED春香)
 △全員でライブへ向けて特訓。雪歩とやよいが落ちこぼれ気味となるが何とか克服。
 △吉沢カメラマン「春香君のいい意味で楽天的なところは・・・彼女らを押し上げてくれるかもね」
 △上手く歌えない春香を千早がサポート。終電に間に合わなくなった春香が千早のマンションに一泊する(第20話への伏線)

第12話 一方通行の終着点 ★★美希メイン(ED美希)
 △初めて765プロ内部で本格的な緊張関係が発生。
 △プロデューサーが美希に「絶対美希を竜宮小町みたいにしてみせる」と約束。
 △春香「ねえ千早ちゃん。もしかしてちょっと怒ってなかった?」千早「全然っていったウソになるけど。でも私も春香と同じ。次のライブどうしても成功させたくて」

第13話 そして、彼女たちはきらめくステージへ ★★★全員回、特に美希が活躍(ED全員)
 △春香が千早に「そしたらね、ステージ上のアイドルが、一番後ろの人もちゃんと見えてるからね、って」「私、今日は、一番後ろの人も一番前の人と同じくらい楽しめるライブにしたいな」千早「そうね」(第25話や劇場版へ繋がる発言)
 △美希がプロデューサーに「美希、キラキラできるかな」プロデューサー「大丈夫だよ」
 △美希の頑張りでステージが盛り上がる。春香が疲労した美希をさりげなくいたわる。

---------------- OP 「CHANGE!!!!」 ------------------

第14話 変わりはじめた世界! ☆全員回(EDアイドル7名)
 △美希がプロデューサーを「「ハニー」と呼ぶようになる。

第15話 みんな揃って、生放送ですよ生放送! ★全員回(ED全員)
 △春香・千早・美希が司会を務める765プロ全員出場番組「生っすか!?サンデー」がスタート。

第16話 ひとりぼっちの気持ち ×響メイン(ED響)
 △冒頭に短く千早の回想シーンが入る(第20話への伏線)

第17話 真、まことの王子様 ★真メイン(ED真)

第18話 たくさんの、いっぱい ★律子メイン、竜宮小町サブ(ED律子)

第19話 雲間に隠れる月の如く ☆貴音メイン、千早サブ(ED貴音)
 △途中に何度か千早のエピソードが挟まれ、ラストで急展開。

第20話 約束 ★★★千早メイン②、春香サブ(ED千早+全員)
 △千早の危機を春香が粘り強くサポートする。

第21話 まるで花が咲くように ★千早メイン③、春香サブ(ED小鳥)

第22話 聖夜の夜に ★★春香メイン②(EDアイドル7名)
 △プロデューサーの財布がボロボロになっていることに気づいた春香は、X'masプレゼントとして新しい財布を贈ろうとするが、渡す直前に美希が自分の新人アイドル賞受賞をプロデューサーへのX'masプレゼントとして贈る、と発言したことに遠慮して引っ込めてしまう。

第23話 私 ★★★春香メイン③、美希サブ(ED Instrumental)
 △春香と美希の姿勢の違いが描かれる。ラストに意外な出来事。

第24話 夢 ★★★春香メイン④、千早・美希サブ(ED全員)
 △春香の危機に際して、千早・美希そして他の全員のアイドルたちの気持ちがようやく一致。

第25話 みんなと、いっしょに! ☆全員回(ED全員)

----------------- TV本編終り -------------------

特別編 765プロという物語 ☆全員回(ED全員){/netabare}
----------------------------------------------------------------
★★★(神回)4、★★(優秀回)2、★(良回)9、☆(並回)9、×(疑問回)2 ※個人評価 ★★ 4.7


【TV本編25話の構成】

 (1)生っすか!?司会の3人=計8話(春香メイン4話、千早メイン3話、美希メイン1話)
 (2)他のアイドル回=計8話(雪歩、やよい、あずさ、亜美&真美、響、真、律子、貴音・・・各1回)
 (3)メインなしの全員回=計9話

【なぜ春香がいつも中心にいるのか】

春香のみ→親和動機に従って行動。常に他の11人のアイドル達を見ており、彼女らの心を気遣っている。
他の11人→個々の達成動機に従って行動。

一人ひとりが強い個性をもって輝いているアイドル達だからこそ、彼女らの輝きが互いにバッテングして曇らないように常に配慮する人が必要であり、一義的にはその役割はプロデューサーが負うが、彼一人の働きではそうした役割を全部果たすには無理がある。

→そのため、別に自分の仕事でもないのに、そうした役割を自然に果たしてしまう春香の存在が貴重になってくる。
→TV本編をじっくり見てみると、春香とプロデューサーの考えや行動がよく一致していることに気づく。
→プロデューサーは雪歩・千早・美希らを励ましサポートしているが、彼が困難に陥り意気消沈している場面では、春香が彼を励ましている。
→そして春香も、表には出さなくとも実はプロデューサーを心の支えにしていて(第20話)、それがラスト手前の本作品中最もドラマチックな展開につながってしまう(第23話)。

【結局、アイマスの魅力とは?】

①アイマスが、このTV版の制作時点で既にゲーム稼働から6年目に入っていた長寿コンテンツで、新人アイドル12人+先輩アイドル1人の13人のひとり一人が、制作期間の短い単発のアニメ作品ではあり得ないレベルの明確な個性(あるいはアニメながらに人格といってよいようなもの)を持つ存在としてキャラ自体が育っていて、その感情描写や心理推移が的確で説得力が高いものとなっているばかりでなく、

②彼女らひとり一人を活かし成長させていくには、一体どのような周囲のサポート(※プロデューサーや事務員の小鳥さんらの貢献etc.)や彼女達アイドル内部の条件が必要なのか(※春香のような常に親和動機を優先する隠れたリーダーの存在ec.)という、アイドルに限らずスポーツ・部活ものなど一般に「成長もの」とされるアニメ・ジャンルに潜伏する普遍的なテーマについて、「一人ないし数人の絶対的なヒーローorヒロインの成長」だけを描き出したり、あるいは「チームワークや友情をただ単にスローガン的に強調する」だけの月並みな作風の作品よりも、論理的にも情緒的にも一段も二段も高い視点に立って作品が構成されている点

に、実はこの作品の本当の魅力があるのではないか。

⇒この②の点は、続編映画「輝きの向こう側へ!」の方でより明瞭に具体的に描き出されているので、本作のラスト手前3話(第22-24話)がどこか心に引っ掛かる方は、引き続きそちらを視聴することをお勧めします。

(この項さらに考察が必要)

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※注記(2014.12.30)

NHKラジオ第1(カウントダウン・アニメヒロイン:2014年12月29日放送)の結果

1位:天海春香(アイドルマスター)
2位:浅倉南(タッチ)
3位:キャンディ(キャンディ・キャンディ)
4位:ハイジ(アルプスの少女ハイジ)
5位:ナウシカ(風の谷のナウシカ)
6位:オスカル(ベルサイユのばら)
7位:メーテル(銀河鉄道999)
8位:木之本桜(カードキャプターさくら)
    マミ(クリィミーマミ)
10位:ラム(うる星やつら)
    岡ひろみ(エースをねらえ)
    サリー(魔法使いサリー)

NHKラジオ番組『渋谷アニメランド』一般参加の人気投票の結果
http://blog.livedoor.jp/aatyu/archives/1838797.html

◇「わたしの大好きなヒロインたち」の順位(2013/01/02)
 ※カッコ内は作品名と得票率。

1位 天海春香(アイドルマスター 44%)
2位 暁美ほむら(魔法少女まどか☆マギカ 14%)
3位 フェイト・テスタロッサ(魔法少女リリカルなのは 12%)
4位 木之本桜(カードキャプターさくら 10%)
5位 平沢唯(けいおん! 5%)
6位 御坂美琴(とある魔術の超電磁砲 4%)
7位 鹿目まどか(魔法少女まどか☆マギカ 4%)
8位 朽木ルキア(BLEACH 3%)
9位 涼宮ハルヒ(涼宮ハルヒの憂鬱 2%)
10位 綾波レイ(新世紀エヴァンゲリオン 1%)

投稿 : 2024/03/23
♥ : 81
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

765プロ!ファイト!オー!(76.5点)

全25話。
ゲーム原作。原作にストーリーはない?のでほぼオリジナル。

個人的満足点:76.5点
アニメ系統:アイドル青春群像劇

13人の女の子がアイドルを目指す。
今期期待のくぎゅ枠。
ただただくぎゅう見たさに見始めたわけではあるが、なかなかのアニメ。
始めはもっとくぎゅうを出せと思っていたのではあるが、
いつの間にかどうでも良くなっていたw
皆なかなか魅力的なキャラたちだった。

ただキャラが多すぎて覚えるのが大変なのが玉に瑕。
そして、どうしてもキャラの掘り下げに時間がかかるので前半は少々退屈な回もある。

しかしながら11話以降ぐんと話が盛り上がってくる。
ここからは、いよいよアイドル活動が本格化。
アイドルを目指しながら、色々な障害を乗り越えていく。
そんな中で事務所のメンバーとの友情などが描かれていて涙腺を刺激する。
おっさんも最近涙腺がゆるいのか最終話付近は泣きながら観てたw

音楽は前期後期ともOPが良曲。
毎話色々なキャラソンも出てきて贅沢な作り。
作画もダンスシーンなど秀逸。
カメラワークなどは絶妙。
演出もなかなかの出来。

全体的にレベルの高いアニメだった。
青春群像劇のような物がお好きな方にはお勧めできる作品。


と、簡潔にまとめてみたが
つまり、何が言いたいかというと

いつの間にか、はるかに釘付けだったw


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以下、各話の感想
ネタバレを含む場合があるので
未視聴の方はスルー推奨


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{netabare}
1話視聴。
TVの取材形式として作品は始まる。
今回はほとんどキャラ紹介といった感じ。
さすがに1話から13人も覚えられないw

それでも個人的には
響がなんか良かった。
八重歯としゃべり、しぐさがなかなか可愛い。

もちろん、いおりーんもいい。
ツンデレくぎゅではなさそうだが
もはやくぎゅならなんでもいいのだw

そんな感じなので、今回は面白みはあまりなかった。
まずはどんなキャラがいるのか確認だね。
今後どうなっていくのか。
個人的には不安でいっぱいなのだがw
それでもくぎゅのために
追いかけるくぎゅううううううううううううう


2話視聴。
実質1話かなw
うおおおおおおおおおお
いおりんが主役級じゃないか!
いおりんは脇役と思っていた・・そんな時期が私にもありました。
これは毎話、主役が変わるのかな?
それとも、主役はいおりんなのか?
いーおーりん
いーおーりん

ん?内容?
そんなの今のところ分からんwwww
わかっているのは
くぎゅううううううううううううううううううううう

3話視聴。
今回は雪歩回。
どうやら、毎話各キャラ主役で話が展開しそう。
雪歩、男性が苦手ってなぜアイドルやろうと思ったんだw
まあ、パンチが飛んでこないだけいいがw
EDも毎話キャラごとの歌になりそう。
今のところ、あまり面白いとは言えないが継続視聴はする。
いおりんをもっと出せ!

4話視聴。
千早回。
確かに今回の主役は千早だったが
春香が存在感を出していた気がする。
春香が一応センターなのかな?
そして響もいいキャラしてる。
しかし、貴音のキャラが一番光っていたと思うのは
私だけだろうかw
千早回にもかかわらず、他3人に食われていたそんな回だった。

いおりんが全く出なかった(´・ω・`) ショボン

5話視聴。
水着回&お風呂回
そして、来週からいよいよか?
ようやくアイドル的活動がはじまりそう。
ここから盛り上がってほしいところだね。
そして、いおりんが活躍する気配。
竜宮小町\(^O^)/

6話視聴。
少し盛り上がってきそうな感じ。
竜宮小町もデビューしたし。
他の子も段々活躍していきそうな気配がしてきた。
どう盛り上げてくれるのか。
まだまだ先は長い。

7話視聴。
やよい回。
ちょっといい話だった。
やよいなかなか可愛かった。
いおりーんも大活躍。
いおりん、少しツンデレで満足満足。
アイマスも段々面白みが出てきた。

8話視聴。
あずささんかなりの天然www
真はかっこ強いしw
なんだか美希はかわいいねえ。
ちょっとギャグ回風味だった。

おい、くぎゅうの出番はどこいった。
ED曲で声だけ出番あったw

9話視聴。
いおりん今週は出番あったw
しかし主役は双子だった。
へっぽこ探偵ぶりに吹いたw
帰りの車の中で犯人分かるじゃねえかw
まあ、そんな突っ込みは別にいいんだがw
もうちょっとアイドル活動を前面に出して欲しいと
個人的に思ってしまう、そんな回だった。

公式HPがあああああああ
誰かの誕生日付近の日はトップが変わるのか?
ハッピーバースデイの真ちゃんになってるじゃないかw

10話視聴。
アイドル運動会。
事務所の力関係にどうなることかと思ったが
いおりーんw
さらなる力で押さえつけたw
竜宮小町以外も活躍してほしいねえ。

11話視聴。
やっと面白くなってきた。
皆でアイドル目指そうって流れに。
ハルカも主役ぽくなってきた。
そしてここで障害。
さてどうなるのか。

12話視聴。
美希可愛いけど、個人的にはちょっとイラっとするわ。
まあ、しかし、丸く収まってよかった良かった。
来週はいよいよライブかね。
ところでいおりんの出番が少ないんだが、もっと出番増やせw

13話視聴。
ピンチをチャンスへ。
そんな話だった。
美希ががんばったねえ。
ちょっと感動してしまった。
前半を綺麗に閉めた感じ。
来週から後半、物語に変化が出てきそう。
まだまだ面白くなる可能性を秘めてて楽しみ。

14話視聴。
新OP曲いいねえ。
新しい展開になってきた。
売れてきたね。
新たな問題に直面するもがんばって欲しいところ。
いつの間にか普通にアイドル応援してる気分になってきている自分がいるw

15話視聴。
ついに生放送番組を持つまでに。
「生っすか!?サンデー」
結構面白かった。
皆特徴が出てて良かった。
そして、映画「キサラギ」見てえwww
ホントに作らねえかなw
春香の存在感がビシバシ伝わってくる。
最近いおりんの出番が少ないのはちと寂しいところ。

16話視聴。
今回は響回。
響と動物達とのいい話だった。
ハムゾウがカッコイイ。
動物と会話できるという設定が作品から浮いている気はするがそこはご愛嬌。
今回は黒井プロからも妨害があった。
今後、黒井プロとの抗争に発展するのか。
皆、黒井プロの汚いやりかたに負けるな!

17話視聴。
今回は真回。
真の葛藤がなかなかよかった。
真可愛いのにね。
女の子でも十分やれると思うよ。
本当の芸能界でもあるんだろうな、こういうの。
しかし、最近いおりんの出番がねえ。。。

18話視聴。
今回はプロデューサーりつこ回。
後半のライブシーンは胸熱。
りつこの昔のファンがすばらしい。
なかなかいい話だった。
そして、久しぶりにいおりんの出番も。

20話視聴。
ちはやがピンチ。
しかし、いい回だった。
やべえ泣けてきたお。
個人的に最高回だった。

23話視聴。
なんとも切なくなる回。
はるかがんばってるんだが、うまくいかない。
そして、かなり滅入っているときにまさかの事件。
なんという引き。
基本1話完結のアイマスでは珍しい引き方。
早く来週を頼む。

しかし、いつの間にか後2話になってしまったなあ。


24話視聴。
はるかの演技シーンが秀逸。
冒頭から泣きそうなった。

中盤以降ずっとうるうるしながら見入ってしまった。
おっさん最近涙腺ゆるくなってきた気がするわ。
特に友情物には弱いなあ。
はるかと園児たちのからみは良かった。

そして、いよいよ来週最終回。
俺は最後まで皆を応援するお。
{/netabare}

投稿 : 2024/03/23
♥ : 67

448号 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

オススメです!

 最終話まで見た全体の感想としては、
とても面白かったと思います(*´∀`*)
 9話当たりで断念しようとしてしまっていましたが、
きりの良い13話まで見ようと言うことで
見たのが大正解でした!!
「最高じゃないか(;゚Д゚)!」
心のなかでつぶやきましたね(^^ゞ
そこからが765PRO快進撃でした!!
個人的に美希が気に入ってしまって、
毎週美希の活躍を期待しながら見ていました(〃▽〃)
そして気付いたらいつの間にか、
秋アニのなかでも1位2位を争う作品に
なっていましたヽ(*´∀`)ノ
そして迎えた最終回……
最後が見たい自分と、
「終わらないで゚(゚´Д`゚)゚」
と叫んでる自分がいました!!
 
ではここで、アイマスのオススメの見方を紹介しておきます。
①好きなキャラクターを一人でもいいから見つけること!
そうすることによって見る楽しみが増えます。
②断念しそうな人は13話から見ること!(キャラクターを把握している場合)
ぶっちゃけ、前半はキャラクター紹介の様な物なのであまり必要はないかと思ういます。
③一番言いたいのがこれ!!
 見直すことが大切です!
この作品はスルメイカの様なもので、見れば見るほどはまります。
僕も最終話を見た後に1話から見直したのですが、
「あれ…。こんなに面白かったっけヽ(´Д`;)ノ」
と、ビックリ仰天でした。
何より、キャラクター1人1人が輝いて見えるヽ(*´∀`)ノ

最後に見づらくてすみませんm(_ _)m
あと、読んでくださりありがとうございましたm(_ _)m
ぜひ、アイマス見てくださいね(・∀・)
「アイマスですよ、アイマス!」
では、よいアニメライフを!!

投稿 : 2024/03/23
♥ : 23

88.4 3 方言でアイドルなアニメランキング3位
ゾンビランドサガ(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (1210)
4491人が棚に入れました
いつもの朝。いつもの音楽。いつもの自分。
7人の少女たちの安寧は、突如崩壊する。
死して蠢く、ゾンビによって……

否応なく踏み込んだ世界、そこは“最高×最悪のゾンビワールド”
少女たちの願いは、たった一つ。
「私たち、生きたい。」
これは、少女達が起こす奇跡の物語サガ。


声優・キャラクター
宮野真守、本渡楓、田野アサミ、種田梨沙、河瀬茉希、衣川里佳、田中美海、吉野裕行、高戸靖広

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

ゾンビ女子高生はトップアイドルの夢を見るか?。ゾンビでも腐らない物がある。

 2018年冬、「よりもい」に並ぶ軽みと熱さを両立させた傑作が現れた!。その名も「ゾンビランドサガ」(サガがまさか佐賀だとは誰が予想できたろうか)。


 アニメ大賞を受賞した本作については多くの人が既に書いているだろうから、私が本作のポイントだと思った点を。


 本作はゾンビ+アイドルものという冗談のような企画だが、ゾンビとアイドルという一見ありえない要素をちゃんと真剣に取り組んでいる。真面目に見えていい加減な作品が多い中、冗談のように見えて本気を隠している…。これが真の大人の仕事だろう。


 本作におけるゾンビは、「ブレードランナー」のレプリカントなどに連なる、人間と似ているが違う存在を出すことで人間とは?ということを問いかけるための象徴といえるだろう。


 彼等は肉体は死んでいるが、確かに生きてる。彼等ほどに生きている人がどれだけいようか?。

 
 人として生きているかどうか?それは人として産まれ落ちたかどうかでも、人という静止した状態でもない。それは価値と意味の象徴である目的に生を結びつけて、どれだけそれを燃え上がらせることができるか?、意志の力によってどれだけ人たる存在になることができるか?にかかっているのだ。人とは動的な状態であり、人たる存在にもそれ以下にもなりうるのである。



 本作がアイドル物としても素晴らしいのは、「アイドルマスター」と同じく主人公が極限まで追い詰め、なんで自分はアイドルになりたかったのか?、アイドルとは?という本質まで突き詰めている点にある。


 本作の重要な場面でかかる曲が所謂アイドルソングではなく、熱い応援歌である点もアイドルの本質まで突き詰めた結果だろう。アイドルは単にキラキラ可愛くして、みんなに喝采を浴びるだけの存在ではない。


 愛ちゃんの勇姿がさくらに勇気を与えたように、さくらが愛ちゃんたちに勇気を与えたように、熱い輝きを放つ人は勇気と意志の力を信じさせてくれる、「人」を信じたいと思わせてくる存在の象徴だ。



 本作は滅茶苦茶なギャグと、本質的なテーマ性を両立させるという稀有な事をしているだけでなくなによりキャラの魅力という甘み抜きには語れまい。



 個人的には、サキちゃんの他にはない男気と可愛さの両立の見事さ、そしてなにより史上最高のスーパープロデューサー巽光太郎を成立させている宮野さんの演技の素晴らしさが本作の白眉だったと言いたい。


 2期は夕霧姉さんの過去話、維新の志士みんなに関わってるみたいな嘘八百話だと思ったら本当は一番悲しい運命を背負っている〜的な話を是非やって欲しい。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 54
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

佐賀が舞台の屍(かばね)のSAGAに 目尻下がるは人の性

2018.12.24記


よく言われる「3話まで待て!」の上位互換が「初回から神回」とすれば、本作の場合、

 {netabare}「開始1分30秒!括目して見よ!」{/netabare}

最短記録更新です。

ゾンビ×アイドル×佐賀県と斬新な組み合わせ。よくこれで佐賀県民は文句言わないなと思いきや、広報広聴課と県の支援も取り付けてたり、さすが“はなわ”の自虐を受け入れた佐賀県。度量の深さに敬意を表するものであります。
製作会社のMAPPAしかり、音楽会社母体のエイベックス・ピクチャーズの参画も気になります。実写はめ込みの実験的なED「魔法少女サイト」、湘南乃風起用と合わせて、え!?それEDに持ってくる?の「ぐらんぶる」と本作への関与度合いは与り知らぬものの、音楽表現にも期待です。

大筋のストーリーは、生没年もバラバラな7人(体?)のゾンビが集められて、謎のプロデューサー巽幸太郎の指揮下、ご当地アイドルとして佐賀県の窮状を救うぞ!・・・という話。まともに取り合うには躊躇する内容です。これ説明されて「よし!観よう!」ってなりますか?普通はならんでしょう。
・・・そんな期待値の低さを逆手にとって、冒頭の衝撃で視聴者を巻き込み、その後は予定調和を廃したネタを矢継ぎ早に投入し、とかく目の肥えたヲタ層をも唸らせる一品に仕上がっちゃいました。製作陣は作品のバランスを取るのも大変だったでしょうに。お疲れ様でした。

ある種、素材の化学変化が魅力の作品であるため、面白さに触れるとネタバレ必至のレビュアー泣かせの作品な気がします。冒頭の1分30秒超えて、できれば完走なり断念された方向け、以下の続きを見ていただければと。
ちなみに私は、数ある良作群の中のひとつ。傑作には届かないものの1クールで良くまとめた構成力も好印象なお奨めしやすい一品、と捉えてます。
未視聴の方は、ぜひ「組み合わせの妙」なり「作品全体のバランス」に着目してみると面白いかもしれません。



(1)素材の組み合わせの妙→予定調和でないものと王道のもの
■とことん佐賀?
広告費出したん?と思えるくらい佐賀ネタ満載です。
{netabare}通常ロケハンして風景絵に借用+αくらいで聖地化が可能なところ、・・・骨の髄まで佐賀でした。登場人物の佐賀弁、嬉野温泉含めた各スポットの利用、くらいまでならわかります。そこからさらに、アイキャッチでの観光アピール、TV通販ばりの久光製薬サロンシップ(作中は久中製薬サガンシップw)の効能アピール、ドライブイン鳥のローカルCMロケしたり店長さん出演させたり。ここで店長さんの棒読みを非難するのは無粋というものでしょう。{/netabare}

■キャラの配置
生没年バラバラで生じるギャップと関係性がコメディでもシリアスでも活きてきます。
{netabare}平成アイドル(水野愛)と昭和アイドル(紺野純子)との対比は6~7話の柱。アイドル変遷史をダイジェストで見ているかのようでした。
伝説の山田たえ(ロメロ含む)がいることで、後半のゾンビ臭が薄くなる展開の中でも、ゾンビ作品であることを視聴者に認識させてました。彼女なしではただのアイドルものに見えてたかもしれません。
この配置は絶妙だったと思います。
巽幸太郎は唯我独尊w 宮野真守さんさすがだなぁ、としか言いようない本作のMVP。山田たえ役の三石琴乃さんも助演女優賞でしょう。声なき声を使っての表現の幅の広さはさすがベテランです。{/netabare}

■アイドルらしからぬ楽曲
きゃっきゃうふふのキャラソンにずらしを加えて、作品の魅力に仕上げてます。
{netabare}ゾンビの呻き声とデスメタルの相性の良さは言われてみれば納得するがこれは気づかんかった。その昔、マーティン・フリードマンが演歌とメタルの親和性を説いて唸ったのに近い衝撃を覚えました。これ第1話でしたね。
続いてラップバトル。さくら(本渡楓さん)とサキ(田野アサミさん)きちんとそれらしく聴こえてました。お疲れ様です。そこにボイパを被せるのはHIPHOPの王道ではあるものの、アイドルものでは見たことないし、ゆうぎり姐さんが三味線でカットインする編曲も斬新。これが第2話。序盤この2曲で引き込まれたのは私だけではないはず。{/netabare}

■整合性のなさは勢いで不問にする
火葬文化の日本でなぜゾンビ?と誰もが感じる違和感は、きっちり作中で言及しつつ、「よくわからん、まぁいっか」でスルーする。下手に言い訳しない潔さで、ご都合展開のツッコミが入る余地がありませんでした。そもそもゾンビが架空だからね、っていうツッコミはあるかもしれません。


(2)作品全体のバランスの良さ
6話から趣きが少し変わりましたね。脱予定調和から王道への転換です。
{netabare}ゾンビコメディや佐賀推しの度合いを弱めアイドル成長物語にシフトしていきました。己への向き合い方が“死因”だったりするのが本作の特長です。結果、1クールの中で転調してもしっかり纏まめてきましたね。個人的には前半のノリで押し切ってほしかったのですが、好みの判れるところだと思います。
6~7話は純子と愛。8話はリリィ。9話はサキ、とキャラ掘り下げ回でした。本作ならではの死んだ理由と生前の想い(または未練)に向き合う良回が続きます。それに合わせてキャラソンをあててくるのは王道ですが安心できますね。いずれも良曲でした。
転調で違和感を感じることの無いように特別EDを除き、1話からのEDは継続してましたし、キャラ回終わってからED「光へ」が流れた10回はそのレクイエム調の曲が沁みいる感覚を覚えました。
同じく転調の繋ぎとして安定の山田たえ、巽の存在。そして完成度が徐々に上がってく「目覚めRETURNER」は7話が集大成でした。3話と7話を比べると歌の巧拙含めて違いが見えてきます。{/netabare}

成長物語の定番。“トラブル発生”もおさえてましたね。{netabare}さくらの生前記憶は、実際戻ってみたら、なんとも救いようがなく不憫な記憶でした。{/netabare}
ピンチを救うのはやはり仲間。水野愛(種田梨沙さん)が再浮上してきて種田さん好きにはたまらんかったでしょう。私がそうですから。

{netabare}「失敗とか後悔とかを、全然ダメなことだと思ってないからですかね!」
「それって絶対、次につながることですし」
「そういうの全部ふみこえた先に、誰にも負けない私がいると思ってるので!」{/netabare}

上手くコメディ→シリアスへと軸足を移しながら、ステージの山場を2回{netabare}(7話「目覚めRETERNER」エレクトリカルVerと最終話「FLAGをはためかせろ」){/netabare}盛り込むなど、アイドルものとしてもしっかり仕上げたてんこ盛りの全12話でした。

ゾンビ×アイドルの組み合わせに“はあっ?”となったのも今は昔。キャラ掘り下げ回の題材に『死』が絡まざるを得ないこの異色の取り合わせが結果的に効きまくっており、“ゾンビ×アイドル?ええじゃないか!”と完走する頃には考えを改めていることでしょう。



繰り返しになりますが、序盤のカオスさ加減を維持したまま突っ走って欲しかったので、その点は残念です。それでも失速とは感じさせなかったスタッフの力量には感謝!
どう考えても2期を期待させる終わり方で、続きがあるならぜひ観たいです。
ソンビ映画あるあるの“続きがあると見せかけてその後音沙汰なし”みたいなのは、今回に限っては要らないですよ。


{netabare}・幸太郎がさくらの同級生っぽいシーンのあれって何?
・ゆうぎり姐さんの首周りの傷やもちろん伝説の山田たえの掘り下げは壮絶なものになりそうとの期待
・ゾンビバレするのか?あの記者の立ち回りで話は大きく展開しそう。愛とアイアンフリルとの邂逅は想像するだけで切ない{/netabare}

謎の種明かしというより、話をもっと膨らませられるネタが豊富という意味で続編に期待です。



-----
2019.06.08追記

■どうやらアニメ『神撃のバハムート』の登場キャラ“リタ(CV沢城みゆき)”がモチーフになった、とその後風の噂で聞いた。

■キャラソンもキャッチーかつJPOPへのオマージュがみてとれて好感。
・リリィ曲{netabare}:さだまさし{/netabare}
・サキ曲{netabare}:気志團{/netabare}
さしずめ『目覚めRETURNER』は{netabare}Perfumeだってみんな思うよね。{/netabare}




視聴時期:2018年10月~12月 リアタイ

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2018.12.24 初稿
2019.06.08 追記
2022.06.02 修正

投稿 : 2024/03/23
♥ : 97

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

第1話冒頭のインパクトは過去最強クラス!?

アニメオリジナル作品。

第1話冒頭のアノ場面。
思わず声が出ちゃいましたねぇ(笑)
インパクトありすぎでしょ。

第2話くらいまでは、とても楽しそうに演じておられる宮野真守さん”だけ”が印象的な作品。
”ゾンビ”と”アイドル”という、相容れないモノのギャップを楽しむ作品。
その程度の認識でした。
正直、色物枠だと思っていました。

だけど、【良い意味で】完璧に裏切られちゃいました。
コメディとシリアスのバランスの良い、名作でした。

しっかりとした物語。
安定した作画。
声優さんもとても良かったです。
OP/ED、挿入歌も、申し分ありません。

アイドル育成系としても、史上最強クラスと言っても過言ではないレベルの作品です。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 105

75.7 4 方言でアイドルなアニメランキング4位
白い砂のアクアトープ(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (440)
1334人が棚に入れました
「――見えた?」くくるは、そっと、がまがま水族館のヒミツを教える。「ここではときどき、『不思議なもの』が見えることがある」夏の日差しが降り注ぐ、沖縄。那覇市内からバスに乗り1時間あまり揺られた先に、その水族館はある。沖縄本島南部、美しいビーチのすぐ脇にある、ちいさな、すこしさびれた「がまがま水族館」。18歳の女子高生・海咲野くくるは、そこでまっすぐ、ひたむきに仕事をしていた。祖父に替わって「館長」を名乗るほど、誰よりもこの水族館を愛している。ある日くくるは、水槽の前で長い髪を揺らしながら大粒の涙をこぼしていた女の子・宮沢風花と出逢う。風花は夢だったアイドルを諦め、あてもない逃避行の先に、東京から沖縄へやってきたのだ。がまがま水族館に流れる、ゆっくりとした、やさしい時間。居場所を求めていた風花は、「水族館で働きたい」と頼み込む。出会うはずのなかったふたりの日常は、こうして動き始めた。しかし、がまがま水族館は、「不思議」と一緒に、「閉館の危機」という大きな問題を抱えてもいた。迫りくるタイムリミットを前に、ふたりは立て直しを目指して動き始める。かけがえのない場所を、あたたかな寄る辺を、守るために。

声優・キャラクター
伊藤美来、逢田梨香子
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

優しい未来を目指した 心が落ち着く物語

このアニメを見ると、なぜか心地良く、心が落ち着きます。
おそらくそれは、キジムナーのせいかもしれません。
物語全体が優しい色で覆われているようです。

そして、この物語が目指すものは、「優しい未来」のような気がします。
人や全ての生き物にとって優しい未来をつくること。
そしてその未来をつくるのは、水族館を訪れる幼い子供たち。
今は小さくて何もできないけど、海洋生物に興味を持った子供たちが大人になったときには、きっと優しい未来をつくってくれる。
その願いを込めた物語のようです。

そんな未来を想像すると、心が楽しくなりませんか?


主人公は高校生の海咲野 くくる(みさきの くくる)。明るく元気な女の子です。
そして、ヒロイン(?)は宮沢 風花(みやざわ ふうか)。とても美しい少女です。

物語は、くくるが高校を卒業するまでの前半部と、くくるが社会人になった後の後半部とに大きく分かれています。

■前半部:
くくるは夏休みの間は「がまがま水族館」の館長代理をしています。
両親を亡くしたくくるにとって、この水族館は人生そのものと言える大切な場所。
でも水族館は老朽化で閉館が決まっています。
くくるは何としても水族館を存続させようと奮闘します。

風花は元アイドルグループのメンバーでしたが、優しすぎる性格が災いしてアイドルグループを辞めてしまいます。
傷ついた心を癒すべく沖縄に行ったときに、彼女は偶然「がまがま水族館」に立ち寄ります。
そこで彼女は、不思議な体験をするのです。
それは、まるで魚たちが風化の傷ついた心を慰めているようでした。

壁一面の水槽に囲まれている水族館の中は、まるで神秘の世界への入り口。
私達も今度水族館へ行ったときには、風花のような不思議な体験をするかもしれませんね。

ここで風花は、くくると出会います。
くくるを応援しようと決めた風花は、くくるの家に住み、「がまがま水族館」で働くのです。

{netabare} くくると風花は、がまがま水族館を存続させるために懸命に頑張りました。しかし水族館は老朽化により閉館してしまったのです。

このときのくくるの悔しさがとても切なくて…
くくるは元気な時が一番輝いています。だから早く元気になってほしいです。{/netabare}

■後半部:
月日は流れ、高校を卒業したくくるは、新しくできた大きな水族館「アクアリウム・ティンガーラ」へ就職します。そして営業部へ配置されます。
くくるにとって生き物を飼育しない営業部は不慣れな仕事ばかり。くくるは仕事に押しつぶされそうになります。

そんなときに、いつも真っ先に助けてくれるのが風花。
風花は、くくるの姉のような存在です。いつの間にか、くくるにとって最も大切な人へと変わっていました。

自分を助けてくれる人がいつも横にいてくれたら、どんなに辛くとも頑張り通すことができます。
風花の励ましで元気を取り戻したくくるは、与えられた仕事を懸命にやり抜きます。

{netabare}17話では、くくると風花が懇親会を企画します。
皆にくつろいでもらおうと頑張ります。
贅沢な料理はありませんでしたが、二人の皆への感謝の気持ちがこもってました。
幸せの基準は人によって異なりますが、
こんな接待を受けたら幸せな気持ちになるでしょうね。{/netabare}

くくるにとって最も不慣れだった営業の仕事は、いつの間にかくくるにとって最もふさわしい仕事に変わりました。
営業部だからこそ、全ての飼育員と仕事で話をする機会ができました。
営業部だからこそ、催し物企画でお客様と身近に接することができました。
営業部だからこそ、自分が推し進めたい企画を実現することができました。

嫌だ嫌だと思い続けて仕事をするのと自発的に仕事をするのとでは、同じ仕事でも人生が180度変わります。
そして社会人になったら誰でも、くくるのように挫折感を味わうことがあります。
でも、前向きに仕事を続けていれば、きっと報われる日が来るでしょう。


くくるが企画した白い砂の上での結婚式の様子は、とても素敵で頬笑ましい内容でした。{netabare}
装飾品が殆どなく、裸足で行う素朴な結婚式。
でも、壁一面と天井には沢山の魚たちが優雅に泳いでおり、まるで海底にいるような気分になります。
こんな神秘的な結婚式は、参加された方の心に一生残るでしょうね。{/netabare}


前半部の主題歌「たゆたえ、七色」は、とても心地よい歌でした。


私は若い頃に六年間、沖縄に住んでいました。
青い空に白い雲、そして真っ青な海
サトウキビ畑にシーサー
どれも懐かしいです。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 59

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

また「実写ドラマでやれ!」とか言われるのかな…?(第8話: 引きで新キャラ登場、転機きますね!)

沖縄にある弱小水族館の存続をかけた苦闘+アイドルグループをクビになった少女の再起の二本柱でお送りする感じの、いつものP.A.WORKSによる実写ドラマ風オリジナルストーリー(たぶん2クール作品)です。

これまでの同系統の作品の例に倣い、本作もアニメと並行してコミカライズ版が展開するようです。そしていつものP.A.WORKSなら水族館はあまり上手くゆく気がしないのですが、果たして本作ではいかに…?

でも私は『サクラクエスト』とかも好きだった私は、何だかんだ言ってたぶん最終話まで観ることになると思います。

2021.8.27追記:
第8話まで視聴終了。研修と称して新キャラ登場!

「原作: projectティンガーラ」とクレジットされている以上、単に「がまがま水族館閉館の危機」の現状からそろそろ話が動き出しそうです。サクラクエストもそうでしたが、P.A.WORKS作品の原作クレジットと本編との絡みは侮れません。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 32

ファルコーニ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

本当に単なるお仕事作品になってしまった

P.A.Worksのお仕事シリーズとして注目されていたアクアトープ完走!

相変わらず作画は上手いし、声優も豪華どころを起用していてハズレがない。沖縄らしさも出ていて、そこは素晴らしい。

ただ、歴代のお仕事シリーズに比べると2クール目からトーンダウンしてしまった印象は否めない。

2クール目からは本当に水族館のお仕事ドキュメントのようになってきて、キャラクターたちがあまり動かなかった。

このお仕事シリーズは過去の「花咲くいろは」や「サクラクエスト」と同じく、仕事の中の葛藤を通してキャラクターの成長を描くところに魅力があったはず。それが花咲くいろはとかサクラクエストでは丁寧に出来ていたように思うが、このアクアトープはそこが少し薄かった。

1クールの終わりまでは綺麗に描けていたように思うが、2クール目からはテーマを持たせづらかったのかな。

とはいえお仕事アニメとしては作画もきれいだし、楽しめるのではないか。仕事で忙しい思いをしている人たちの中には、共感できるポイントもあるはずだ。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 8

64.0 5 方言でアイドルなアニメランキング5位
アイカツ! 4thシーズン(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (35)
192人が棚に入れました
アイカツもいよいよ4シーズン目!
「ルミナス☆ジャパンツアー」に出発したルミナスの3人は、最初のツアー先・北海道で歌とダンスが好きな大地ののと白樺リサに出会う。

おきらく さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

音城セイラの妹、ノエルちゃんのステージが見たかった。

もうじきラストで、ドリアカ・カーニバルで、最後の秘密兵器、音城ノエルちゃんが、ドリームアカデミーに編入。もし最終回が半年遅かったら、音城ノエルちゃんのステージが見られると思います。

4期後半の主題歌は大空あかりちゃんたちルミナスが登場する「スタートライン」ではないかと思います。劇場版もハチャメチャなコメディな30分くらいの短編映画になりました。ほんとうは「アイカツ!」2回目の長編の劇場版が見たかったです。

ラストに向けて、曲の質も向上。ライブシーンも徐々に進化しました。

大人の事情もあり、急遽「アイカツスターズ」へと。なんか未だに納得できないです。

3年間「アイカツ!」を楽しませてくれてありがとうございます。
フォトカツでの活躍をお祈りします。できたら大きい友達むけのOVAをだして欲しいです。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 0

ひげくま さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

第四形態の戦闘力は期待大

隠れた名作の1期。(主人公:星宮いちご)
ライバル校の設定を生かし切れずグズグズだった2期(主人公はいちご、大空あかりは77話で第二形態となる)

3期、大空あかりが第三形態で主人公になるも、なかなか浸透せずシリーズ後半までイマイチ盛り上がらなかった。

そんな不遇のヒロインが第四形態になりパワーアップ。
その女子力はフリーザ様を上回る数値を叩き出した(スカウターにより計測)

オープニングを見る限り、3年間積み上げた物を惜しみなくヤル気らしい
・夏樹みくる再登場 (ソロデビュー 美月と対戦フラグ)
・ライバル校ドリアカ勢まさかの大抜擢
・トライスター3名が一緒に登場(完全復活の布石か?)


切らなくて良かった。これからまた面白くなりそうだ。

とりあえず「アイ!カツ!」と言いながらランニングして来ます。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 0

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

素晴らしい作品に感謝です

女児向けアイドルアニメの4期。話数でいうと第153話から第178話までの全26話です。3年半に渡って放送されてきたアイカツも、この4期でついに完結となりました。
4期が始まる時点では、過去3年のシーズンと同様に1年間放送されるものと思っていたので、2クールで終了してシリーズ完結になるという話を知ったときは残念でしたが、どんな作品にも終わりは訪れるわけで、全178話も毎回楽しませて貰ったことに感謝の気持ちです。実際の季節とともに作品内の季節も進み、毎年4月にはキャラが進級する作品で(1期と2期の間に作品内の時間では1年のブランクあり)、1期開始時に中学1年だった先代の主人公・星宮いちご世代も、この作品では高校2年になっていて、このあたりで終了するのが綺麗な終わり時なのかもしれません。
で、この4期の内容ですが、おおまかにいうと前半は主人公・大空あかりのユニットであるルミナスの全国ツアー、後半は学園のトップアイドルを決定するスターライトクイーンカップを描いています。
全国ツアーでは、大地のの、白樺リサという、北海道出身で、喋るとちょっと方言が出たりする純朴な新キャラ2人が登場して、これがとてもかわいかったです。初登場から、たった2クールでシリーズ終了してしまうのが、もったいないと思ってしまうような素敵なキャラでした。大地のの役の声優さんの声も良かったです。
後半のクイーンカップでは、大会が始まる前の段階から各アイドルがクイーンを目指す真剣な意気込みや、支えてくれる周囲の人の期待なども描かれていて、そういった描写を観ていると、どのキャラにも勝たせてあげたいと思ってしまいます。でも最終的に勝利するのは1人なわけで、負けてしまうアイドルはとても悔しいのだけれど、しっかりと結果を受け止めて、自分を上回った友達を讃える爽やかな姿は、1期後半のED曲ヒラリヒトリキラリの歌詞のようで、とてもアイカツらしかったです。シリーズが終わってしまうのは本当に寂しいのですが、満足できる終盤のまとめ方だったと思います。
音楽は過去のシーズンと同様、この4期でも好きな曲がたくさんありました。ステージシーンのクオリティも文句なし。逆光の演出なども綺麗で素晴らしかったです。個人的には、大地のの白樺リサのlucky train、ダンシングディーヴァのLOVE GAME、氷上スミレのいばらの女王などのステージは特に好きで、何度も繰り返し観ていました。
1期から4期まで観終わって、健全で、かわいくて、笑えて、爽やかで、ときには熱く、そして質の高い音楽と綺麗なCGのステージシーンがあって、本当に素晴らしい作品でした。近いうちにまた、1期の最初から全部観直していきたいと思います。
そして4月からは、キャラや世界観を一新してアイカツスターズが始まります。あまりにも好きだった作品の新シリーズということで、大きな期待とともに不安もありますが、これまで同様の素晴らしい作品になることを願っています。

投稿 : 2024/03/23
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