旅芸人で友情なおすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの旅芸人で友情な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年03月29日の時点で一番の旅芸人で友情なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

76.0 1 旅芸人で友情なアニメランキング1位
サムライチャンプルー 2ndシーズン(TVアニメ動画)

2005年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (610)
3589人が棚に入れました
安芸へやってきた三人組。『昔、世話になった』という道場へ向かったジンだったが、昔日の面影今いずこ。そこは剣術ではなく、タギングに夢中になっている恩師の息子達のたまり場になっていた。一方ムゲンは、字が読めないことをフウに指摘され、一念発起!? 文字を習い始めるのだが……。

声優・キャラクター
中井和哉、川澄綾子、佐藤銀平
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

ひまわりはオランダが日本に持ち込んだ花

全26話のうち17話までを1期、
18話から26話を2期としている為
この2ndシーズンは18話からのお話。

音楽はHIPHOP中心。
監督は渡辺信一郎氏で、制作はスタジオマングローブ。
綿密に計算されたスタイリッシュなアクションが
テンポよく繰り広げられ、観ていてとても心地良い。

舞台は江戸末期で服装も和服ベースだけど、主人公たちは現代風な着こなし。
「ひまわりの匂いのする侍」を捜し求めている天涯孤独なフウと、
喧嘩早くてめっぽう強いが女には弱いらしいピアス男、ムゲン。
寡黙で冷静沈着、繊細そうな細身のメガネ侍、ジン。
この3人が、ひょんなことで知り合い、フウの人探し旅の用心棒として
旅をしてきて、ようやく壱岐へ辿り着いた。

相変わらず、見事なアクションは健在。
三人の時間を共にした分の絆も感じられ、
何かにつけ言い合いしていた初期が懐かしく感じられたりして。
こちらの2期は全体的にシリアスモードな展開が多かったように思う。

三人それぞれの秘密を打ち明ける焚き火のシーン以降、
24話から26話は映画を2本見たくらいの見応えがあった。
特にカメラワークが秀逸。
緊迫感漂う決闘シーンでの静と動。
水面に映る雲の流れや季節を過ぎてしまった一面のひまわり畑。
目を伏せたくなるような残酷さと、哀しみの中、
フウがようやく逢うことのできた「ひまわりの匂いのする侍」の正体とは・・

やがてすべてが片付いたあとの、メリハリの利いた真夏の空のような、
それぞれの選択が清々しい。いや、清々しすぎるでしょ。
{netabare}
あれだけ命を懸けて守ったフウに対しても、あっけなく、
良き相棒となるかもしれない仲間に、さらりと背を向ける。
まるで、さんざん遊んで満足した子どもが、「じゃあ、また明日な」
とでも言わんばかりの別れ方。
{/netabare}

でも、それがなんともカッコいい。カッコよすぎる。
ベタつくことなく、馴れ合うことなく、だけど確実に
出逢ったばかりの頃よりずっと信じ合えてる。
それがわかるから、納得できた。

なにげないセリフの中に、唸るような教えがあったり、
いろいろ感じ、気づかされ、想うことの多かった作品だった。
こんな素敵な作品に出逢えた事に、感謝です。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 50

ジョニー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

後半に入っても、面白さは健在!

ただ、刺客(サラ)の登場回後半の(作画ではなく)キャラデザが変わって前回からそのまま見るととても違和感を感じます。
それ以外は相変わらずの面々が笑いを交えつつも熱いバトルを見せてくれます。
最終回は、物語のメインのである、人探しが完結する話なので、3話構成になり、最強の刺客の登場、どんどん不利になっていく状況、人探しの結末、そしてその中で現れる、旅をする中で気付かぬ内に芽生えていた彼ら3人の絆
最終回に相応しい内容となっています。
ぜひ、1話から視聴してみてください。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 7

nani-kore さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

心に残る、珠玉のアニメでした(><);

ギャグを織り交ぜつつ、怒涛の結末へと向かう三人の旅。
。。くぅ、感動以外のナニモノも無いよ~;;
2004年度最高のアニメはエルフェンリートか岩窟王かと思ってましたが、このサムライチャンプルーかもしれません。。当たり年だったのかなぁ~?

自分的にスゲェと思ったのは、
1)13~14話「暗夜行路」。ラストがうおぉっ~!て感じ。
11話ではジンに惚れましたが、ココではムゲンに惚れます。
2)21~22話「悲歌慷慨」。ラストがうおぉっ~;て感じ。
母性愛がせつねぇ。。

もちろん、
3)最終話「生死流転」も素晴らしい締めくくりでした。
バラバラだった三人の気持ち、強く強く結びつきます。
安っぽい恋愛とか友情とかじゃなくて、家族に近い仲間として。。そういや、三人とも孤児なんですよね。

ずっと三人で旅を続けられたら良いのに。。
そう思うのはフゥちゃんのみならず、ムゲンとジンも一緒。
そして、最後までサムライチャンプルーを観た私達も、同じ気持ちを抱くんじゃないかなぁ~3

最後まで心に残る、珠玉のアニメでした(><);

投稿 : 2024/03/23
♥ : 10

67.0 2 旅芸人で友情なアニメランキング2位
家なき子(TVアニメ動画)

1977年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (20)
107人が棚に入れました
フランス郊外の貧家に暮らすレミは、ある日父親から自分は拾われた子だと知らされます。さらに義父は人買いにレミを売ろうとしますが、偶然その場に居合わせた旅芸人のヴィタリスに助けられ、レミは彼と一緒に旅を出ることになります。そんなある日、トゥルーズの街でイギリスの貴族ミリガン夫人とアーサーの親子に出会いますが、レミはその二人が肉親だとは気付かないままにパリに向かってしまいます。その後ヴィタリスは病に倒れ、レミはガスパールという悪党の下で働く事に。その後幾多の困難を乗り越え、とうとうミリガン親子と再会したレミは本当の母親にめぐり合い、彼女は新しい人生を歩みだすのでした。

kochiro さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

息子に見せたいベストアニメ

この超大作をご存じでしょうか?

1977年の作品ですが、今見てもすべてがすごいと思える作品です。作品名から想像すると「同情するなら金をくれ」が有名なドラマが思い浮かぶ方がほとんどだと思います。
世界名作劇場シリーズの「家なき子レミ」を知っている方もいるかもしれませんが、この作品こそが「家なき子」です。

私が観たのは10年ほど前ですが、第一話を観たときには衝撃を受けました。立体アニメーションということで背景もキャラクターも2重3重に動きます。さらにアニメだからこそできる技巧をこれでもかと惜しみなく使いっていて、まるで絵画や飛び出す絵本の中に入ってしまったかのように感じました。まずは技術的にとにかく凄いので一見の価値ありです。

音楽も多少、古さを感じるでしょうがキャラクターの心をうまく表現していて感傷に浸れます。すごいです。
声優さんも大御所揃いで引き込まれます。
ストーリーの中盤が感動もので、実は私が初めてテレビアニメで泣いた作品です。
(映画では「火垂るの墓」が最初に泣いたアニメですが。。)
この作品を観ていると、回を重ねてゆく度にオープニングの曲が流れるだけでも涙が出そうになりました。
この作品は子供に、特に息子に見せたいアニメの最高傑作です。

手書きアニメが少なくなっている現在だからこそ、是非、人の手でひと筆ずつ命を吹き込まれてできたこの作品を旅してほしいです。もうこのような作風のアニメは今後現れることはないと思っていますので、観れる機会がありましたら、是非お薦めします。

ちなみに劇場版もあるのですが、全51話を96分にした総集編なので、まったくおすすめできません。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 5

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

家なき子 日テレ版

過去に視聴済み。
原作既読。

昔のアニメなもので世界名作劇場のかと思ったら
日本テレビで放映されたそうです。
名作劇場のは主人公が女の子に変えられていて
そういえば見る気がしなかったのを思い出した。

内容はあまり覚えてませんが
一応原作に沿って作られていたと思います。

何よりもOP、EDが名曲で沢田亜矢子さんが素晴らしい。
興味あったら是非YouTubeで聴いてください。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 5

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

「生きることは戦いである」と教えてくれたアニメ

このアニメはかなり古く、1977年に放映されました。
でも、当時の最先端の技術を駆使した美しいアニメでした。この美しさは今でも通用します。
そして、絵の美しさ以上に感動します。思わず涙が流れてしまいます。


原作はエクトール・アンリ・マロ。世界中で読まれている児童文学小説です。
アニメは全部で51話です。

捨て子だった少年レミは優しい義母に育てられますが、怪我をして心が荒んだ養父により、旅芸人のビタリスに売られます。
ビタリスはレミに芸人となるための厳しい指導をしますが、同時に読み書きや計算も教え、レミのことを大切に育てます。

ビタリスとレミ以外は、犬が3匹、猿が1匹のささやかな一座です。
当然、経営も苦しいですが、レミはビタリスから愛されているとの実感がありました。
このときはレミにとって幸せな日々だったと思います。

でも、ある時期から経営が厳しくなり、日々の食べ物にも困るありさまです。
当然宿もなく、野宿の生活となりました。

野宿の際、犬が2匹、狼の餌食になります。
そして猿が飢えと病気で亡くなります。
そして猛吹雪の夜にビタリスがレミを寒さから守るように覆い被さりながら凍死します。

生き残ったのはレミと老犬だけ。
レミは唯一生き残った老犬と旅を続けます。
そして…


主題歌は、「さあ歩きはじめよう」 とても美しい歌です。
この歌と、この物語は、生きることは戦いであることを教えてくれます。

私たちは生きなければなりません。
食料を得るにも、家に住むにも、お金を手に入れるにも、生きるための戦いに勝つ必要があります。

どんなにみっともなくとも、生きるための戦いに勝ちぬきましょう。
生きてさえいれば、何とかなります。
決して生きるための戦いを放棄しないようにしましょう。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 17
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