朱夏おすすめアニメランキング 7

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの朱夏成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2019年12月07日の時点で一番の朱夏おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

69.0 1 朱夏アニメランキング1位
デュラララ!!×2 転(TVアニメ動画)

2015年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (710)
4585人が棚に入れました
若者たちが集う東京の池袋を舞台にアクの強すぎる登場人物が織り成す予測不可能なハイテンションサスペンスアクション作品であるデュラララ!!×2の分割2クール目となる。




声優・キャラクター
豊永利行、宮野真守、花澤香菜、福山潤、沢城みゆき、神谷浩史、小野大輔、中村悠一、梶裕貴、高垣彩陽、寺島拓篤、下野紘、M・A・O、小野友樹、山口勝平、金元寿子、喜多村英梨、岸尾だいすけ、藤田咲、大塚明夫、堀江一眞、小林沙苗、伊瀬茉莉也、福圓美里、小西克幸、大塚芳忠、藤原啓治、黒田崇矢、小野坂昌也、久野美咲、加瀬康之、飯塚昭三、森川智之、三上哲、種﨑敦美、梁田清之、桑島法子、KENN、五十嵐裕美、村田太志、上田燿司、井上喜久子

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

「起承転結」の「転」に位置付けられる作品です^^

この作品は、デュラララ!!の3期に位置する作品です。物語に繋がりがあるので、前期を未視聴の方はそちらからの視聴をお薦めします。

2期の「承」では登場人物が一気に増え、結果的に混沌さを増した展開となりました。
その様な状況から、どの様な「転」に繋がっていくのか・・・
「転」の位置付けである「結果に向けた物事の転化」がどの様に見えてくるのか・・・
個人的にはそこが非常に楽しみでした。

完走して振り返ってみると・・・より一層混沌さが増したのではないでしょうか^^;?
それでも、変化点は幾つかあったように思います。

これまで池袋の日常がずっと描かれていました。たくさんの登場人物が複雑に絡み合い、それぞれが異なる思いを持って生きている・・・
これ自体はごく自然な事なのですが、これまで日常で抑圧された・・・或いはしてきた思いを抑えきれなくなり、形となって現れ始めたのは変化点だと思いました。
中には奥底でずっと思いを燻らせていた方がいらっしゃったんですね。

そういう火種がポツポツと出てくると見えてくるのは人間の本性・・・
日常生活において、本性はきっと奥底で眠り続けているモノ・・・なだと思います。
仲良しごっこができているうちはきっと皆んな幸せです^^
でも恋人、友達や仲間といったかけがえのないモノが有事の際・・・仲良しごっこなんかしていられません。
これまでと全く違う一面が見られたキャラがいたのも変化点だったと思います。

そして、登場人物は更に増えます・・・^^;
増えるだけでなく、これまでサブキャラだと思っていた人が前面に出てきたり、これまででは考えられないような人と人の繋がりが出来たり・・・
この物語の主人公はセルティとwiki先生が言っていましたが、今回の作品を視聴する限り、正直とても主人公だとは思えませんでした。

結局、この作品の方向性は何も分からないまま終章に突入するのかな・・・と思いましたが、終盤で兆し・・・のようなモノは見えたのも変化点・・・でしょうか^^;?

オープニングテーマは、豊永利行さんの「Day you laugh」
エンディングテーマは、REVALCYさんの「EXIT」
個人的にはエンディングの方が好みでした。一度カラオケで挑戦してみましたが難しかったです^^;

#13〜#24の1クール12話の作品でした。今、この物語は巨大な風呂敷が広げられた状態だと思います。
「結」でこの風呂敷をどう畳んでいくのか・・・気になるところです^^

投稿 : 2019/12/07
♥ : 17
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「西池袋のロサ会館」のようなアニメ

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
十分に面白いのだが、「果たして4期も必要か」という疑問は生まれた。なんか、「無理に引き伸ばしている」と感じることもチラホラ。1期が一番テンポが早くて面白かったかな。

とはいえ、十分に面白いんですよw さて、ラストを観てましょう!

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
池袋西口を出て、右手に見えるのが「西一番街」という大きな歓楽街。その中にあるのが、「ロサ会館」という複合商業施設。オープンは1968年と、池袋に現存する大型施設の中では、かなりの老舗で、サンシャイン60が出来る前までは、池袋のランドマーク的な存在でした。映画館にスポーツ施設、呑み屋にキャバクラにゲーセンにライブハウス、正に「何でもござれ」の商業施設です。基本は「楽しい」施設なんですが、そこには池袋の「歴史と変遷」がギュッと詰まっています。

まず、序盤はかなり明るい作風にガラッと「転」回され、楽しい雰囲気の中で作品が進行していきます。しかし、中盤以降は次第にシリアスの割合が増していき、各キャラクターの過去がたくさん描かれています。人は、その人格は、過去の積み重ねでできている。彼らがそう動くには、それなりの理由がある。彼らの中にある、それぞれの「歴史の積み重ね」。

そんなところが、「ロサ会館」っぽい、と思いました。

さて、アニメの中身の感想です。

「自由」という言葉の曖昧さと横暴さ。

ダラーズは、上も下もなく、横さえも曖昧な集団であり、その活動方針も、「自由」の一因だけ。

ダラーズは「自由」だからこそ、「暴走」するのも「自由」であり、「暴走を止める」ことも「自由」であり、「統率」するのも「自由」である。

それは何か、「銃をもつ自由」を述べる一方で、「銃規制」という議論が尽きないような。「移民」の「自由」や「権利」を守ると述べつつ、国境を封鎖するという大統領を選ぶような。そんな、「アメリカ社会の、自由の歪み」を重ねたような存在。それが、ダラーズ(の歪み)だと思いました。

登場人物も一通り揃い、正体も明かされ、いよいよラストに向かっていきますね。
{/netabare}

《以下ネタバレ》

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
なんか妙にコメディタッチで観やすかった。

2話目
女の怖さが詰まった回でした。ホラーですね(笑)

3話目
赤林、格好よし!

4話目
ヴァローナがデレたw

5話目
セルティは相変わらず可愛いな~。

6話目
ドア破られるの好きだな~。

7話目
瀕死の新羅に声を掛けられない、セルティの切なさ。ここで鍋の伏線回収か。

8話目
折原回。なんか色々と上手くいきすぎている気はするけど、まあ、ラスボスですしね。

9話目
話がスローテンポになってきたかな。

10話目
ようやく進行。ここで引きを作って、「結」への視聴継続に結びつけたいのね。

11話目
遊馬崎、狩沢、渡草の怖さが良い感じですね。

12話目
中二病のようなことを言って誤魔化すな(笑) さて、ラスボス2も出てきたところで、いよいよ「結」か。
{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 19
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ようこそ、池袋ファンタジーの世界へ…♪

「えっ、何?この続き…一体どうなってしまうの!?・・」

こんな終わり方をされたら気になって仕方ない…じゃない

「デュラララ×2 承」ラストでは上手いタイミングでお預け状態にされてしまいました私

続きを見るべく おかしなキャラクターが集まる混沌の地・・池袋(デュラララ×2転)に訪れました。
{netabare}
「承」の最終話で刺され倒れた臨也。
果たして絶体絶命のこの窮地を逃れることが出来るのでしょうか?

流石にこの状況をひっくり返すことなど難しいのでは?と感じていましたが…
冷静に考えるとあんなところで大人しく最後を迎えるはずがない…ですよね(笑)
命に別状はなかった臨也。病院のベットの上では心底愉快そうな表情を浮かべながら、もう次の策略を練っているかのよう…
はい、全く懲りていません!
完全に狂っていて、まともじゃありませんが…どうしてでしょう…嫌いになれないんですよね~臨也君。
cv神谷さんの声がついた効果なのでしょうか?
この臨也事件を発端に騒ぎが一段と拡大していくのです。
{/netabare}
物語も中盤から後半に差し掛かり多くのキャラクターが縦横無尽に池袋を駆け抜けます。

リアルで私も時々お邪魔する池袋がなんでもありの街になっていて

現実の世界と非現実な世界が絶妙に混ざり合った街に潜んでいるファンタジーを覗いているかの様な気持ちになります…
まるで都市伝説を見てしまったかの様なゾクッとするような感覚…かな?

ストーリーに関して、すごく惹かれるものがありますか?と問われたら

少し考えた後に「それほどでも。。」と小さい声で返答してしまう私がいます。

それでも見続けている理由はというと多種多様の魅力的なキャラクターです。

回を重ねるごとにキャラクターが増えて人物相関図も複雑になっていくのですが、お話も膨らみ面白さも増しているように感じます。

登場するキャラクターが多すぎて名前が覚えられない~という方に嬉しい(?)OP
キャラクター紹介の映像と共に前回の流れを短く纏めてくれています。

私のお気に入りのキャラクターは
セルティ、新羅、正臣、杏里
(声優さんは順に、沢城さん、福山さん、宮野さん、花澤さん)
個人的お気に入りの名前が揃う豪華なラインナップです。
特にcv沢城みゆき。沢城セルティが可愛くて好きです。 
{netabare} 伝説の存在とは思えない程の怖がりさんで白バイ隊員を本気で恐れている姿なんてホントにかわいい♡

ダラーズとブルースクウェアを手に入れた帝人、帝人を取り戻そうと奮闘する正臣、既存の勢力に対抗して新たな勢力が池袋の裏側から現れます。

個性豊かなキャラクターが巻き起こす事件を軸に複数の視点で物語が展開します。

また決して落ち着くことのない池袋でのラブにも注目です。
一筋縄ではいかないキャラクターの愛のカタチも本当に個性的で、とにかく飽きさせません

・入学時から杏里を想う帝人
・正臣&沙樹
・誠二&張間美香…依存度MAX…怖いです
・弟の誠二を想う姉…これも怖い
・幽&聖辺ルリ
・セルティ&新羅
(お気に入りカップル)
心に響く真っ直ぐな新羅の言葉がセルティに届き…愛が深まりました。お似合いの二人ですね。この二人には幸せになって欲しいです
・・・次回「結」でゴールインしてくれたら嬉しいのですが♡!

翻弄されるキャラクターたちの物語は思い切りよく展開が繰り広げられました。

気になるラスト・・
絶体絶命の危機に直面した臨也の運命は?
新羅とセルティの家に集まる皆は誰かの陰謀なのか?
謎が謎を呼ぶ最終話でした。
{/netabare}
序盤での伏線を回収しながら次回「結」では どう繋がり収束していくのか、そして恋は成就するのか興味深いですね。

最後の結末をしっかりと見届けるべくデュラララ×2結に進もうと思います(続く…)

投稿 : 2019/12/07
♥ : 60

73.0 2 朱夏アニメランキング2位
デュラララ!!×2 承(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (1052)
6477人が棚に入れました
あれから半年……僕らは何も変わってない、はずだ・・・
 
池袋の街を巻き込んだ抗争から半年――。
街は平穏を取り戻し、変わらぬ日常を過ごしていた。
高校生は青春を謳歌し、池袋最凶は仕事に勤しみ、情報屋は新たな画策に心躍らせ、都市伝説・首なしライダーは街を駆っては白バイ警官に追われ……。
しかしそこには非日常が紛れ込む。徐々に色を濃くしていく異分子達によって、街はさらなる混沌に陥っていき……。

声優・キャラクター
豊永利行、宮野真守、花澤香菜、沢城みゆき、福山潤、神谷浩史、小野大輔、中村悠一、梶裕貴、高垣彩陽、寺島拓篤、下野紘、M・A・O、小野友樹、山口勝平、金元寿子、喜多村英梨、岸尾だいすけ、藤田咲、大塚明夫、堀江一眞、小林沙苗、伊瀬茉莉也、福圓美里、小西克幸、大塚芳忠、藤原啓治、黒田崇矢、小野坂昌也、久野美咲、加瀬康之、飯塚昭三、森川智之、三上哲、種﨑敦美、梁田清之
ネタバレ

小歌 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

各話の感想

 ■第1~10話■
{netabare}第1話 百聞は一見に如かず
 {netabare} 黄巾賊との抗争から半年が経った池袋。残虐な連続殺人犯・ハリウッドが世間を賑わせていた。相変わらずの面々に加えて、新キャラや前作で出番が少なかったキャラも目立つようになり、さらに賑やかになった感じのデュラララ2期。やっぱりセルティ可愛い。今度はどんな事件が繰り広げられるのか楽しみ。 {/netabare}

第2話 和を以て尊しと為す
 {netabare} 新学期を迎えた来良には、臨也の妹で双子の九瑠璃(くるり)と舞流(まいる)や、帝人に懐いてきた黒沼青葉が入学。双子は夜道でセルティが落とした給料袋と、露西亜寿司を探す謎の血だらけ男を拾う。他にもうごうごと、1期ではなかった組み合わせのキャラ同士が接触しはじめたり。四木さん気になってたので登場嬉しい。 {/netabare}

第3話 泣き面に蜂
 {netabare} 連続殺人犯ハリウッドの正体は、人気アイドル聖辺(ひじりべ)ルリだった。特殊な血が流れる彼女はネブラに狙われていたが、怪我した彼女を偶然幽が保護する。ただでさえ登場人物多いのに、それらが意外な組み合わせで色んなところで動くから、覚えるのちょっと大変。池袋の街には人外や怪物がうごめきすぎです。 {/netabare}

第4話 人の踊る時は踊れ
 {netabare} 黄巾賊の残党に追われた帝人たちを助けるのに、ワゴン組・ロシアの殺し屋を従えた折原姉妹・セルティと彼女に恩を感じているルリがそれぞれ一役買う。最後は皆が平和に鍋パ。取り残される臨也。しかし青葉がかなり不穏な感じ…しかも旧姓が泉井だとー。またブラックな展開になってく匂いがプンプンや。 {/netabare}

第5話 一寸先は闇
 {netabare} 静雄に接触してきた2人の新キャラ。1人は女好きのフェミニスト・六条千景。埼玉が拠点の暴走族・To羅丸の総長で、ダラーズにお礼参りをしようと仲間を引き連れて池袋に乗り込んでくる。そしてもう1人は「死んで」と言いながら静雄を襲ってきた謎の少女で…。静ちゃんイケメン設定なのかー滾るね。 {/netabare}

第6話 闇夜に烏
 {netabare} 外国人の殺し屋ヴァローナとスローンが登場。2人はルリの前所属事務所の社長・澱切陣内に、粟楠会会長の孫娘・粟楠茜の誘拐を依頼される。丁度その頃セルティは四木に茜の保護を依頼され、当の茜は静雄とトムに連れられて新羅の家に居た。帝人も杏里も前作で失敗して学んだ事を何も覚えちゃいない…! {/netabare}

第7話 モスクワは涙を信じない
 {netabare} ヴァローナはかつてサイモンたちが所属していたロシアの組織から武器を持ち逃げしていた。そんな彼女の襲撃をとりあえずやり過ごせたセルティと杏里。一方で、ダラーズの一部が物騒な行動を起こすのではと危惧する帝人に、臨也が協力を申し出る。臨也を「いい人」とか…人を見る目がなさすぎだ帝人…。 {/netabare}

第8話 色男、金と力はなかりけり
 {netabare} 茜は臨也に唆されて静雄を狙ったのだと聞き、事務所へ向かった静雄。偽の移転通知に騙され訪れた別の部屋で、襲撃を受けた四木の部下を発見した静雄だが後から来た組員に犯人だと誤解される。一方の帝人は、青葉からブルースクウェアのリーダーにならないかと勧誘され…。静ちゃんウィンクの破壊力。 {/netabare}

第9話 日暮れて道遠し
 {netabare} 対峙する帝人と青葉たちの所にTo羅丸のメンバーが乗り込んでくる。青葉の策略でダラーズの総長と勘違いされた帝人だがセルティによって助け出され、杏里と茜のもとへ。そこでもまた、茜を迎えに来た粟楠会の組員たちとTo羅丸のいざこざが起こり…。ゴタゴタさが増してきた。四木さん渋くて素敵。 {/netabare}

第10話 この親にしてこの子あり
 {netabare} 門田とTo羅丸リーダー千景のタイマンが行われていることと、千景の彼女の1人を攫おうという案がダラーズ内に一斉に伝わり、帝人と杏里はセルティと茜から離れ別行動を。ヴァローナはそんな2人を尾行する。それぞれの人物の行動を把握するのに手一杯。最近影が薄かったハリウッドも再登場なのかな。 {/netabare}{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 3
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

混沌の世界・・池袋へようこそ♡

毎日多くの人が集まってくる街…池袋。
この街がおかしな人を呼ぶのか…
デュラララの池袋では超個性的な人が多く存在します!
とにかく本当にキャラが濃い・・・笑!

セルティ、新羅、臨也!わたしにとっては愛すべきキャラばかり♡
(声優さんも順に、沢城さん、福山さん、神谷さんです!)

都市伝説の首なしライダーが黒バイクで駆け抜け
自動販売機が宙を舞い…
赤目の妖刀使いが存在し…
殺し屋まで登場します!!

そんな人たちをビックリする位自然に受け入れることができてしまう街…
そう、ここが池袋なんです♪

1期の騒乱する池袋の抗争から半年後がこの2期です。
1期を全視聴するも特別何かが悪いというわけではありませんが、ストーリーに特別惹かれなかったので2期の視聴を迷いました。
しかしお気に入りキャラクターと、それを演じる声優さんに誘われ2期を視聴しました。

1期でキャラクターの魅力を紹介し2期では個性的なキャラクター同士が関わりを持つようになり更に面白くレベルアップして帰ってきたというわけです!

OPのHEADHUNTの間奏に前回の回想シーンが入るところがお気に入り♪「今 、頭を失くした俺たちは~♪」から始まる臨也と静ちゃんの戦闘シーンがかっこいい♪
{netabare}
そして愛すべき濃いキャラクターを一部紹介します。

・セルティ ストゥルルソン
cv沢城みゆき
デュラララの女(個人的には天使か妖精かも♪)で一番好き♡気高いセルティですがドジっ子さんだったり、怖がりさんだったり、乙女全開でツンデレなセルティも全部素敵です。沢城さんの演技が好きです!!

・竜ヶ峰 帝人
cv 豊永 利行
実はダラーズの創始者、掴み所がなくて怖い…って密かに感じています。

・紀田 正臣
cv宮野真守
1期では出番が多かったお気に入りキャラ。ですが池袋を去ってしまったため出番が少ない。離れた帝人を気にする位なら早く帰って来て!!

・園原 杏里
cv花澤香菜
黒髪ボブで眼鏡なので少し地味。清楚だけれど、どこか危うげな艶(なまめ)かしさを秘めているのは豊かな胸だからでしょうか♪…

・折原 臨也
cv神谷浩史
お気に入りキャラクター。どこまで煽れば気が済むのか…悪い人と思いつつも憎めないのです。やり手で策士なところがかっこいい!

・平和島 静雄
cv小野大輔
池袋というか全国で最強の男!!自動販売機も人間も簡単に投げ飛ばす。でも本当は優しいし弟思いです。

・岸谷 新羅
cv福山潤
デュラララの男キャラで一番好き。嘘偽りのない本音を褒め言葉としてセルティに真っ直ぐ伝える新羅。褒め上手で一途なところが素敵。
{/netabare}
人の数だけドラマがあり、事件の合間合間には愛というラブロマンスがありました。
甘酸っぱい恋から個性的な登場人物の、少々かわった様々な「愛」のカタチ等とにかく気になります♡
{netabare}
・入学時から園原さんを想う帝人、青春です!
・正臣&沙樹
・誠二&張間美香…依存という名の…怖いです
・弟の誠二を好きな姉
・幽&聖辺ルリ…?
・女性を極上のお姫さま扱いする女好きの六条さんの女関係は…

1番お似合いの2人はセルティと新羅です。相変わらずセルティを真っ直ぐに褒める新羅。しかし2期ではこのやり取りに少し進歩が..1期では恥ずかしさや照れから新羅に反撃が飛んで来ましたが、2期では徐々に新羅の気持ちを受け入れるのです…心の関係が1歩いいえ、2歩くらい前進しています♪私、2人の抱擁シーンが大好きです♡
もう、夫婦みたいって2人に言ってあげたい…ですね♪

池袋の事件は黒幕の臨也が煽っているため、複数の事件が同時進行しています。
事件を軸に複数の視点で物語が展開していきます。
後半にかけて粟楠会(ついにヤクザ)も登場し絡んでいきます。
もうこれ以上続き(転)は視聴しないでしょうと思った最後の最後に、臨也にまさかの展開が待ち受けていました…ラストはかなり衝撃的。この瞬間に続きの視聴が決まりました!

転に期待すること…
・臨也のまさかの展開の先
・臨也vs静雄
・帝人vs黒沼青葉(予想)
{/netabare}
レンタル開始とともに気になる続きを視聴します♪

投稿 : 2019/12/07
♥ : 44
ネタバレ

ゆう。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

デュラララ!!二期1クール目

個人的に好きなヤスダ先生の作画に豪華声優陣、かっこいい音楽、話も中々と人気作だが前期から時間を置きすぎたか。

1話感想
{netabare}
1話目はストーリー性が強い話と言うよりネタっぽい話、軽い復習には良いかも知れない。自分は何度か見返してはいたのでキャラ名などは覚えてはいたが森厳が結婚してるとは思わなかった。

セルティと白バイのおっさんがメインのような話になってしまっていたがその中で軽くメインキャラや新キャラが出てきたような感じですね。

これから話が展開していくのかと思います。
{/netabare}

2話感想
{netabare}
どうやら今回は1話目より前の話の様ですね。

折原姉妹が色々キャラ濃すぎた、あの二人がいつも一緒にいるのは二人で一人の様な考えを持っているからなんですね。

今回登場したダラーズの1年生が今後の話に影響してきそうですね。
{/netabare}

3話感想
{netabare}
殺人鬼ハリウッドの正体であったタイトルの聖辺ルリは自分に似た存在のセルティにあったことによって今ここに自分の居場所があると感じたんでしょうかね。

ただでさえ池袋には怪物のような存在(主に静雄)は何人もいるからルリのような存在がいても不思議な感じはしないですけどね。
{/netabare}

4話感想
{netabare}
ここまで影が薄い状態だったイザヤでしたがやっと出番がきそうですね。

登場した時から怪しい雰囲気を漂わせていた青葉ですが、どうやらダラーズと黄巾賊の抗争を見てるのが面白かった様だがそれも不完全燃焼で終わってしまい揉め事が起きそうになってもイザヤがそれを利用するのが気に食わないらしい。
青葉がどんな形でイザヤに仕掛けるのかそのあたりが見所になりそうですね。

最後に鍋パーティーをしていたがよく静雄は黙って食べていたな、周りがうるせぇ!!とか暴れそうだけど。
{/netabare}

5話感想
{netabare}
臨也回になると思ったらそうでもなかったかな。

青葉の策略なのか、ダラーズが埼玉の暴走族から狙われることに。
帝人は紀田に忠告をを受けるけど大丈夫かな?紀田の情報網も大したもの。

静雄はなぜか幼女からスタンガンで攻撃されるが静雄にとってはつねられてるも同然だろうね、静雄もさすがにあんなに小さい女の子を吹き飛ばしたりはしないね。

最後に方にセルティが攻撃されてたけどあれは誰なんだろうね?あの攻撃じゃ勿論セルティには通用しないだろうけど。
{/netabare}

6話感想
{netabare}
前回セルティは何故攻撃されていたのかと思ったのですが四木から本来の仕事とは少し違うボディガード(茜の)と言う仕事を受けてしまったための間接的な被害みたいなものなんですね。

勿論あの攻撃でやられるわけはありませんがヴァローナはセルティを倒したと思っているよう、しかしセルティが受けたのは転落した時のダメージ位なのかな?

ヴァローナに影を結びつけ後を追っていく模様です。


茜を心配する静雄はなんか可愛らしかった。

それにしても九瑠璃と舞流はうざい!
{/netabare}

7話感想
{netabare}
先週の終わりで杏里の家に誰か訪れたようだったがヴァローナだったよう、杏里を襲うように誰かに依頼されたのか?
この辺りはまだ謎。

ヴァローナの後を追っていったセルティは明らかに危険そうなアンチマテリアルライフルを食らったのだが影で壁を作ったことにより無傷、しかしかなり飛ばされてしまったようだ。

ヴァローナはバイクについてるセルティの影を見て待ちぶせに使おうとしてるよう。

最後に帝人の家に青葉が訪れたのを見ると来週また一波乱ありそうかな。
{/netabare}

8話感想
{netabare}
茜が静雄を襲った理由が臨也に静雄が殺し屋とか吹き込まれたからなんですね、しかも使ったスタンガンは強力に改造されたやつみたい。
その割には静雄には全くきいてなかった、まぁいつものことですが。

速攻静雄がブチ切れるかと思いましたが何とかこらえそのまま臨也をぶっ飛ばしに行きましたw

青葉は帝人を呼び出して自分がブルー・スクエアであり自分達が埼玉の暴走族に喧嘩を売ったことなどを話していました。

臨也を探していた静雄の方はうまく罠にはめられてしまったよう、逃げはしたけれどこの話も続きそうです。

今回は全体的に内容が多めでしたね。
{/netabare}

9話感想
{netabare}
前回の続き。

臨也が静雄をはめて濡れ衣をきせたことや茜に襲わせたことなど、この回で話が色々繋がってきましたね。

臨也の手のひらでうまく転がされてる感じがします、肝心の臨也があまり姿を見せないんですが存在感だけはありますね。

青葉は帝人に入れ知恵したのが臨也と勘違いしてかなり慎重なっていた模様、実際は紀田なんですが。

帝人も青葉によって濡れ衣を着せられたわけですがセルティのおかげで何とか逃げ切ることが出来ました。

しかしセルティと杏里がヴァローナから狙われているままだし静雄の濡れ衣ははれないまま、気が抜けない話ですね。
{/netabare}

10話感想
{netabare}
前半は主に茜がメインの話。

学校で茜がイジメを止めに入っても何もしてこなく普通に受け入れてくれた友達、茜は楽しい日常を過ごしているようでしたがやはり茜の親絡みの問題が出てきました。

子供は最初何も知らなかったのですが親に色々言われたようですね。

それが原因でネットで色々調べ家出や臨也と知り合い静雄関係のことで悪い入れ知恵をされたようです。

新羅は現場の写真を見て静雄じゃないと言ってたけどその根拠が「綺麗すぎる」ってwまぁ静雄なら建物自体破壊しそうですけど。

青葉はセルティがバイクにつけた影の糸に気づいてそれをたどることに。

後半で色々起こり始め来週どうなるのやら。

分割3クールの予定なのでどの辺で終わるのかな?
{/netabare}

11話感想
{netabare}
今回はそこまで話の進展はなかったよう。

門田がロッチーとの勝負に何とか勝ち仲間を引かせてくれ、こっちの連中にもわび入れさせるみたいなことを言ってたのですがそこに1期の時にちょっと見たことあるような悪い連中が。

今はダラーズって言ってるけどこいつらもともとダラーズだったっけ?

そこにゆまっちや狩沢さんが参戦、二人共最初から見てたのねw

茜は無事四木と一緒に帰るのかと思いきや襲撃にあってしまった模様、この辺りは来週でしょうか。

茜が静雄の名前をやたらと口にしていた時に四木は何か感じていたようですね、この辺も気になります。
{/netabare}

12話感想
{netabare}
前回ベローナのバイクを持って登場した静雄だったが、誘拐された女の子が心配だったらしい。

静雄はそんな事する連中と同じグループにはいたくないみたいなことを言ってダラーズを抜けたみたい。

茜の方は静雄とセルティが解決してくれたのですが帝人はなんか変だったかな?青葉とは今後どうなっていくのか。

最後の方は粟楠会とロシア側が深くかかわっていたようですが続きはどうやら次回、2クール目からになりそうです。
{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 13

70.7 3 朱夏アニメランキング3位
デュラララ!!×2 結(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (612)
3897人が棚に入れました
同時多発的に事件は起こり、池袋の街は混沌の渦へと呑み込まれていく。
それぞれの事情を抱え、新羅のマンションへ集った者達。街では"ダラーズ"
"黄巾賊" "罪歌"の勢力がひしめいていた。そしてセルティの"首"が白日の下に
晒された時、事態は誰もが予期しなかった結末へと動き出す――!

声優・キャラクター
豊永利行、宮野真守、花澤香菜、神谷浩史、小野大輔、沢城みゆき、福山潤、中村悠一、梶裕貴、高垣彩陽、寺島拓篤、下野紘、M・A・O、小野友樹、山口勝平、金元寿子、喜多村英梨、岸尾だいすけ、藤田咲、大塚明夫、堀江一眞、小林沙苗、伊瀬茉莉也、福圓美里、小西克幸、大塚芳忠、藤原啓治、黒田崇矢、小野坂昌也、久野美咲、加瀬康之、飯塚昭三、森川智之、三上哲、種﨑敦美、梁田清之、桑島法子、KENN、五十嵐裕美、村田太志、上田燿司、井上喜久子

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

池袋を舞台にした壮大な群像劇・・・どの様に幕を閉じるのでしょうか^^?

1期24話(未放送エピソードの25話は未視聴)、2期承12話、転12話、結12話の計60話という直近の深夜ニメ枠作品の中では圧倒的な長寿番組となったこの作品・・・竜ヶ峰帝人が池袋の高校に入学するため上京してかつての親友だった紀田正臣と再開し・・・クラスメイトの園原杏里と仲良くなる一方、池袋の都市伝説的な登場人物が次々に表れ、帝人の周辺は一変しました。

医者の岸谷新羅、人間を愛する折原臨也、怪力の持ち主である平和島静雄・・・
この作品くらい登場人物を上げていくとキリがない作品もなかなか無い、と思える位たくさんの登場人物が池袋の街で一気に動き出し、それは上京したばかりの高校生をもあっという間に飲み込む大きなうねりとなりました。

常に何かあるのが当たり前でそれが池袋の日常・・・そんな中で登場人物がどの様に進んでいくかが見どころで、どの様に幕を閉じるのかが気になる作品だった訳ですが・・・

完走して振り返ってみると、これまでどこで切ってもイベントやトラブルが目白押し・・・
ですが、全ては「結」に向けての助走期間だったのでは・・・と思える展開だったと思います。

1期で出会い・・・承で出会った人たちとの関係が広がり・・・転で結に繋げるための取捨選択を行う・・・
大まかな流れはこんな感じとの印象を受けました。
これまで数多くのキャラが登場してきました。
個人的なお気に入りキャラでもあった、折原臨也の双子の妹である九瑠璃と舞流、粟楠道元の孫である茜ちゃんらが登場した時には、彼女達の今後の展開を期待したものです・・・^^;

ところが結では私の個人的お気に入りキャラの出番は全くなくバッサリ切り捨てられていました。
他にも転までに存在感があっても切られたキャラはいると思います。
結に登場したのは本当に物語の核となるキャラのみ・・・逆に気持ちの良いくらい思い切った構成だと思いました。

だからこそ、結で紡がれる物語は・・・これまでとは少し経路が異なります。
危機感・・・本気度・・・抵抗・・・支配・・・といったキーワードが入り乱れた物語が進んでいきます。
そしてその先で待っていたのは・・・予想だにしない驚愕の展開だったんです。

この驚愕の展開を改めて考ええみると・・・きっとオンリーワンだったのだと思います。
最初は進む事が楽しかった・・・これまで見たことのない景色が目の前に広がっていて、それがどんどん鮮やかに色付いていくから・・・
でも、進んだ分だけ引き返すのが難しくなるのが道理・・・
きっと何度も引き返すチャンスはあったのだと思います。
だけど出来なかったのは流されたから? それtも自分の意志?
気が付くと引き返すどころか、どんどん転がり落ちている自分がいる・・・

大切なのは本気で心配してくれる仲間・・・
転がり落ちる自分を懸命に引き上げようとする仲間・・・
どんなに進んでも本質は何も変わらなくて、その場所が自分にとっての唯一無二・・・
いえ、変わってました・・・
積み重ねた時間と様々な紆余曲折と苦楽を共にした分だけ、本質は「より本質」へと進化していました。
物語のラストで聞くことのできた温かくて優しい台詞・・・「あぁ、これが聞きたかっただ」と思える位良い幕の下ろし方だったと思います。

オープニングテーマは、FLOWさんの「Steppin' out」
エンディングテーマは、PENGUIN RESEARCHさんの「ジョーカーに宜しく」
広げた手を天に突き出しているアニメにピッタリだったオープニングがお気に入りです。

1クール12話の作品でした。納得の全60話だったのではないでしょうか。
あちこちで人が動いているので、群像劇が好きな方には堪らない一作だと思います。
唯一思うのは、ここまで続いた作品が終わってしまう寂しさ・・・でしょうか^^;

アニメーションを制作したのは、1期を制作したブレインズ・ベース第三制作部が暖簾分けして設立した朱夏さん・・・
こういう事って良くある事なんでしょうか^^?
そしてこの朱夏さん・・・今年放送予定の「夏目友人帳 伍」の制作も担当されるようです。
夏目も視聴を心待ちにしている作品なので、今後の朱夏さんの動きに注目です^^

投稿 : 2019/12/07
♥ : 18

タケ坊 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

1期の良さは大きく失われた(2期分割3クールの感想まとめ)

デュラララ!!1期のあと、分割3クールで描かれた物語の終着点。

コメントは3クールまとめての感想です。


1期が広げた風呂敷と伏線、その回収が見事で、

また、時系列の描き方が凝っていて、かなり良い脚本と構成に思えたので、

2期も期待して観続けてきたんだけど、結局1期の面白さには遠く及ばなかったな、という印象。

円盤の売上次第で続編が作られないアニメが多い昨今、最後まで描いてくれたのは評価できるけど。。


☆物語☆

池袋を舞台とした「非日常」の人間模様、群像劇を描いているのは1期と同じで、

特に取り立てて書くこともないんだけど、一体何が良くなかったのか。。


個人的な感想としては、

1期ではキャラクター数が多いものの、それぞれのキャラにしっかりとした役回りがあったように思うが、

本作(2期以降)では、1期でも多かったのに更にキャラが増えてしまい、

必然的に各キャラの存在理由や物語の本筋との関わりが、中途半端で希薄になってしまっている。

最終回を迎えた今、一見すると綺麗に終わっているようにも思えるが、

果たしてあのキャラは必要だったのか?

果たしてあのキャラのあの行動や目的は?と、色々と疑問が残ってしまう終わり方になっているように思え、

1期の伏線が回収された後の爽快感は、殆ど味わうことが出来ない。


そして、物語自体もさっぱりつまらないと言う訳でもないのだが、

非常にのっぺりとして起伏や引き込まれる要素が薄くなっており、

こうなってくると、そもそもの突拍子もないキャラクター設定などにもなんだかなぁ、と思えてくる。

3クールも使ってこの程度の展開しかないのか、という尻すぼみ感を抱いてしまったというのが正直なところ。

ちょっと気になっていたアンリとミカドの関係の進展も、最終回でサラッと流していただけ。。

ていうか、あんなグダグダで支離滅裂な思考の人間に好意を抱くアンリもどうなのか?と思う。。


☆声優☆

これに関しては文句はなく、1期から変わらない声優含め、

増えたキャラに関しても、的確なキャスティングと良い演技が観れると思う。


☆キャラ☆

1期で活躍したキャラたちの魅力が軒並み薄れているのが残念。

中でもシズオの痛快さ、イザヤの不愉快さに関しては、

この作品では重要なポジションのように感じていたのだが、

脇役ばかり目立って、物語の本筋が一体どこにあるのか、

もはや何を描きたいのか?テーマが非常に分かりづらくなってしまっている。


☆作画☆

特筆すべき点はないかもしれない。

分割3クールの長い間では、あまり良くなかった場面もあったような気はするが、
(アニコレでコメント書く前はそんなに注意して観ていなかったので)

平均するとキャラ、動き共に悪い出来だとは思わない。


☆音楽☆

1期の男臭さを感じるOPが印象的だっただけに、

2期以降のもので印象的だったのは承で使われたOKAMOTO'Sの楽曲。

歌詞はどの曲も作品に合ってて良いと思う。

EDは結構新人の曲が抜擢されて使われてたけど、どれも悪くはなかった。

まぁアニソンとしてみると、作品との歌詞のリンクはあまり感じられないけど。


個人的に音楽面で高く評価したいのは、OP,EDじゃなく、作中のBGMの方。

1期と同じ吉森信さんが担当されている。

1期から継続して使われているものもあるように思うが、(全般的に比べると1期の方が印象的)

非常にバリエーションに富んでおり、また色々な楽器が使われていて、

中でも変わったところではテルミンなんかも使われていたりして、
(電子楽器の元祖、手を触れずに遠ざけたり近づけたりして音階と音量を調整するもの)

メロディや音使いまでかなり凝っていて素晴らしい。

カオスな展開の中の様々な場面に絶妙にマッチしていて印象深いものだと思う。


まとめとしては、

1期の面白さがあっただけに、継続して観続けてきたが、正直惰性で観ていた感も否めない。

最後までやってくれたのは良かったんだが、後味はあまり良くない作品になってしまったと感じる。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 9
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「東池袋六ツ又交差点」のようなアニメ

[文量→特盛り・内容→考察系]

【総括】
かなり満足しました。てか、もうお腹いっぱいですw

全部で4期まで続いた人気作ですが、1期+長い2期(2,3,4期)という印象を受けました。あまり間をおかずに、一気に視聴することをオススメします♪

特に、池袋という街に詳しい方は、必見です。共感できます。

そうでない方は、「これが池袋」です(いや、本当にこんなことが起きても不思議じゃない街なんすよ)w

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
一期からのことを全部書くので、書きたいことがまとまらず、ダラーズと、いや、ダラダラと長く書きますw

池袋東口を出て左に進み、ビックカメラなどを通り過ぎ5分ほど歩くと、「東池袋六ツ又交差点」に行き付く(アニメにも何度も出てますよ、てか、OPの場所のすぐ近くです)。

明治通りや春日通り、都道435号線など交通量の多い道路が立体的且つ複雑に交差するこの交差点は、「全ての存在を許容する街、池袋」を象徴する存在(詳しくは一期レビュー参照)の1つのであり、「様々な人の思惑が複雑に且つ多面的に行き交うアニメ、デュラララ」のようだった。

さて、アニメの中身の話。

身も蓋もない結論を述べてしまえば、「中二病患者がリア充になった話」と、なってしまうのだろうか。

本作は、いわゆる群像劇であり、群像劇とは、1つのストーリーを複数の登場人物の視点で語り継いでいくもの。ある人物の視点では不明だった点が、他のある人物の視点で語られることで補完されて解決していく、パズルを解いていくような快感が得られる表現方法である。

(原作未読なので自信はないが)おそらく、原作では語り手を変えながら、それぞれの視点でこの「池袋物語」を紡いできたのだろうし、その要素(語り手の交代)は、アニメにおいても観られた。ただ、それが果たして(アニメの場合に)必要だったかと言われれば、必ずしもそうでない。

むしろアニメ(特に2~4期)では「竜ヶ峰帝人」という人物に焦点を絞り、出来るだけストーリーを単純化していったように感じた。そしてそれは、おおむね成功していたと思う。

これまた身も蓋もない言い方になるが、「群像劇」である必要性を、(アニメでは)そこまで感じなかったとも言える。

群像劇は、ミステリーなどとは相性が良く、視聴者の「知りたい」という欲求をよく刺激するものではあるけれど、反面、一人のキャラクターを掘り下げるのが苦手で、どうしたってテンポが遅くなる。例えば(米ドラマの)「24」などは、「実際の24時間」を1時間×24話で駆け抜けるからこそのテンポの良さだったが、流石に本作を1日の出来事にはできない。作品内での時間経過が少なすぎると、キャラクター同士の心の交流や深まりが描けず、それは本作にとって、致命的なことだろう(24は、とりあえず銃をぶっぱなして謎を解き、事件を解決し、視聴者に緊迫感や興奮を提供すれば良かったが、本作はそこまでシンプルな作りではない)。

ゆっくり時間をかけながら、「竜ヶ峰帝人」が狂っていく様、他との交流。そして、心の成長を描いていく。

最終話を視終えた今、結末には凄く満足をしているし、良くやりきったな~と感動もしている。

しかし、「承」「転」「結」と、ずっと満足していたかと問われれば、そうでもない。

上記3作はいずれも、序盤と終盤にこそ盛り上がりはあった(新シリーズへの期待と、次のシリーズへの引きを作ることには成功していた)が、やはり中だるみは感じた。1期に「起」がついてないのに、2期のタイトルに「承」をつけた時点で、「1期と原作の人気から、4期まで作る」というのは規定路線になったのだろうが、2期か、せめて3期の尺でスッキリまとめた方が良かったように感じる。

まあ、「帝人とセルティの物語を完結させるだけなら4期は長過ぎ、登場人物全ての物語をちゃんと完結させるには、4期でもまだ足りない」のかなぁと思った。

……前置きはこのぐらいにして(驚愕!?)、帝人である。彼は、「平凡な少年」だったが、自らが軽い気持ちで作った「ダラーズ」というサイトが予想を遥かに上回る力を持ったため、次第に狂っていく。

簡単に言えば、ネットの力を自分の力だと、「勘違い」したのだ。現実では無力な自分が、別の世界では巨大な力をもっている、という空想。それはなんとも甘美な夢であり、(よほどパーフェクトな人間でない限り)大なり小なりそういう空想をしたことは誰にでもあるだろう(いわゆる中二病)。

普通ならその空想は次第に覚め、良くも悪くも大人になっていく。しかし、帝人の前には「セルティ」が現れた。彼女は「デュラハン」であり、正に「空想の国の住人」である。薄々、自らの力が「勘違い」、或いは「空想」だ、自分はただの「平凡」な人間なんだと気がついていた帝人が、自らの力(ネットの力)以上に「空想」の存在が、「実在」していることを目の当たりにした時、彼は「夢」をみる。

「自分も非現実の(もっと大きな)存在」になれるのではないか、という「夢」。しかもそれは、「第1回ダラーズ集会」という形で、本当に「現実に」できてしまった。そこで彼は、その「夢」を本格的に「勘違い」してしまう。その「夢」「勘違い」が、結局は「結」に至るまで続く、帝人の暴走の根元にあったと思う(最後にセルティも、そんなことを言って謝ってたし)。

そして、そんな夢をみたのは、帝人や矢霧誠二のような主要人物以外の、モブ達の大勢も同様なのだろう。「首なしライダー」「切り裂き魔」という存在は、彼らに「夢」を与えるには充分だった。それだけ、多くの人々が「現実」に満足していないということかな(でもそれは、実に物見遊山的で、帝人のようにヤーさん敵に回すほどぶっ壊れて(純粋では)ない)。

最終話では、そんな大勢の「夢」をぶち壊す展開に。しかも、「警察」「暴力団」といった、極めて現実的な力で。

私は本作を、常に池袋になぞらえてレビューしてきた。勿論、こじつけも多々ある。それでも、この作品が「池袋らしい」と感じるのは、やはり事実である。「池袋」独特の、カオスな魅力はなかなか的確な言葉には出来なかったけれど。

重ねて言うが、本作は「群像劇」ではあるけれど、私はその必要性をあまり感じなかった。それは、「群像劇」のわりに、話に筋が通りすぎているというか、「うまくハマりすぎている」というか、「全容が見えすぎている」というか。

なんか、「よく分からない意思によって、登場人物達がみんな踊らされている」という感じを終始受けていて、その「よく分からない意思」が「池袋の意思」と考えるのは、あまりにも中二病的だろうか。(いや、作者の意思、なんだけどねw)

そんな、「なんだかよくわからない」「くせに面白い! 引き込まれる!」というのも、やはり「池袋」らしい。

ふと考えれば、この話、「池袋」なんて「小さな街」で終始しているわけで。

きっと「池袋」で首なしライダーが闊歩している間も、「澁谷」では若者達が路地でダベり、「新宿」では更にカオスな世界が繰り広げられ、「青山」は相変わらずいけすかないおしゃれさで、「上野」では昼間からオッサンがワンカップを開けているのだろう。

そうした「自分達の、本当は狭い世界(池袋)を、世界の全てだと思う感じ」は、若者(学生)特有の「勘違い」であり、なんか、「ネットの世界」でもあると思った。

物語のラスト、チャットルームに「誰もいません」が連続して書かれていたけど、帝人をはじめ、みんな徐々に現実を直視し始めたということかな。

巨乳の可愛い彼女もできて、帝人ももう立派なリア充w そろそろ池袋を卒業する時期ですな(笑)
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
なぜ1話目はいつも、若干ギャグテイストにするんだろう?

2話目
群像劇、面目躍如ですな。

3話目
非日常が日常になると、更なる非日常を求めたくなる帝人、か。

4話目
呼び鈴で返事するのは可愛かったw

5話目
ヒソカですやんw

6話目
鉄砲渡したわけね。

7話目
静雄は、良いチートキャラですね。

8話目
バイオハザードですな~。

9話目
新羅も流石に罪歌には負けてないね。

10話目
帝人は、新羅は、どこに向かおうとしているのか。いよいよ、大詰め。

11話目
確かに、ダラーズは終わらせられるね、あの方法なら。お~、わりと衝撃の展開。

12話目
まあ、綺麗に終わらせたかな。
{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 27

73.7 4 朱夏アニメランキング4位
91Days(ナイティーワンデイズ)(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (714)
3441人が棚に入れました
ある誕生日の晩、少年の幸せな生活は突然終わりを迎えた。マフィアの抗争により、目の前で両親と弟を殺された少年アヴィリオ。7年後――差出人不明の一通 の手紙を読み、静かに嘲笑うアヴィリオ。その手紙をきっかけに、彼はローレスの街へと舞い戻る。そして幼馴染のコルテオと再会し、ヴァネッティファミリー に密造酒を卸そうと持ちかけるのだった。

声優・キャラクター
近藤隆、江口拓也、小野大輔、斉藤壮馬、津田健次郎、西山宏太朗、中村悠一、櫻井孝宏、山路和弘
ネタバレ

HmFDB75691 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

もっと評価されるべきアニメだけど……

映画でよく扱われてきた題材なので目新しいものができるかどうか。
すでに冒頭部分は某映画とよく似ている。
能力者が出るようなファンタジーにはならないから、その点は期待できそう。


第1話を観て、手紙の差出人を推理してみた
{netabare}
始まり方は「レオン」とよく似ている。
アヴィリオがネロから銃の扱い方を教わったりしたら、この映画を参考にしているのは間違いないだろう。

手紙の差出人について考えてみる。
写真は暖炉(だったかな?)の上に飾られていたもの。
だから、写真を持ち去った人物が差出人になるはず。
それを持ち出せたのは、マフィアの三人のうちの誰かになる。

アヴィリオの写真もあっただろう。普通のマフィアなら、「もう一人子供がいるぞ、探せ」という展開になるはず。
だけど、アヴィリオは無事に生きていた。
写真を見つけた人物は子供に対しては優しい一面を持っている。
逃げるアヴィリオを見逃したのと同一人物。
つまり、

手紙の差出人は、ネロになる。

なぜ、アヴィリオに手紙を送ったのか。
それは写真を持ち去ったときと同じ心境、自責の念から。
ネロはアヴィリオに復讐させるために、手紙を送った。
おまえの弟を撃ったのはネロ、という内容が手紙に書かれていた。

だけど、アヴィリオはネロを狙わず、ネロの周りの人物から消していく。
その結果、ネロも復讐することになり、アヴィリオと対決する……。
第1話の時点では、こんな感じの予想かな。


あとは、帳簿の行方か。見つかってないほうが奪い合いになるから面白くなる。ファミリーを壊滅させる脱税の証拠も含まれていたりとか。
{/netabare}

第2話の最後のシーンを検証してみる
{netabare}
アヴィリオの嘘の証言について考えてみる。
ファンゴの手下がヴァンノの銃を奪い、ヴァンノを撃った。
そのあと、アヴィリオが手下を撃った……。そういう説明だったと思う。

ネロをだますなら、ヴァンノの銃は手下に握らせなければいけない。
現場を見てみると、銃はヴァンノのそばに落ちたまま。
さらに、ヴァンノが受けたのは二発。ヴァンノの銃からは三発。
この食い違いを説明するのに、アヴィリオは困ることになる。

アヴィリオは頭のいいキャラに見えるが、そうでもないようだ。
次回、アヴィリオがネロを言いくるめるという展開はまずない。
では、ラストのシーンのあとどうなるか予想してみる。

まず、ファンゴの手下を運び去ったのは誰か?
力があり、車も用意できる人物と推理できる。
ネロと言いたいが、ここはファンゴと予想。

次回、銃を突きつけられ窮地に陥っているところに、ファンゴが銃をぶっ放しながら乱入。
ファンゴはアヴィリオが撃つところを見ていて、「おまえの復讐を手伝ってやる」と言ってアヴィリオに近づく……という展開を予想しておく。
{/netabare}

第3話~第6話 女性キャラがいないのは夜のアニメとしては致命的だと思う
{netabare}
田舎のほうでアヴィリオに恋人ができる展開を期待したけど、まったく色気のないアニメになってきた。
マフィアものだから仕方ないが、男性キャラもいまいち魅力がない。

ネロが撃たれたのは演技だとわかった。ニワトリかって感じで。
四人目の人物がいるようだが、ミスリードだろう。
この人物がアヴィリオに手紙を送り、ほかの三人をおとしめてファミリーを乗っ取るようにも見える。

だが、それはありえない。
手紙を送ったところで、アヴィリオが復讐するかどうかわからないし、ヒットマンを雇ったほうが確実だからだ。

手紙を送った人物は写真を持ち去った人物だと考えられる。数年後に復讐させるために写真を持ち去ったわけではない。理由は自責の念以外にはありえない。
この人物はネロと推理している。ただし、見逃した子供がアヴィリオだとネロは気づいていない。

では、四人目の人物は誰かということになる。
これはフラテと予想。見ていただけの弟まで手紙に名前を載せる必要はなかったと考えて。
{/netabare}

第7話 主人公がずるがしこいのも致命的だと思う
{netabare}
女性キャラは少なく、主役はやたらと強いとなると、どこを楽しめばいいのやら。
アヴィリオに弱点を持たせたり、警察に追われる展開にでもしないと、強い主役がモブを倒すだけのアニメになってしまいそう。

知恵を絞ってマフィアのドンに成り上がるならアヴィリオは最適だけど、復讐者ではずるがしこいのがマイナスになる。完全犯罪のような手段ではなく、復讐する相手に正体がバレてもやり遂げるのがいい。

手紙の差出人もそろそろ出したほうがいいと思う。新キャラだと拍子抜けだから、すでに登場しているキャラと考えられる。だけど、アヴィリオの脅威になる人物はいないので、先延ばしにする意味がない。

手紙を書いたのはネロと推理しているがアヴィリオの住所を知っているのはコルテオしかいない。だから、何者かに脅されて出したのだろうと予想している。
{/netabare}

第7.5話 ダイジェストだったので、ここまでの不満点を書いてみた
{netabare}
・アメリカの雰囲気がそれほど出ていない
アニメキャラがもともと異国風だからってのもあるが、アメリカ人の声優を起用して字幕にしたら面白かったかも。

・キャラクターについて
アメリカの禁酒時代だからといって、一般人だったアヴィリオが躊躇せずに拳銃をぶっ放すのは違和感があった。弾丸を抜き取るのも簡単にはできないはず。マフィアを手玉に取るような知恵を持っているのも疑問。
アニメの主人公はロボにも平気で乗れちゃうからそれくらいのスキルはあるのかもしれないが、空白の七年間を少し描いたほうがいい。

・ストーリーについて
アヴィリオはマフィアのドンになるようなキャラに見える。だから第1話は終盤にまわすほうがよかった。マフィア映画のようにアヴィリオが成り上がっていく話だと視聴者に思わせておいて、じつは第1話のような動機があったと。

最後に手紙の差出人についてまとめてみたい。
手紙の差出人は写真を持ち去ったのと同一人物と考えられる。
機会があったのはヴァネッティの三人と謎の人物(とりあえずXとしておく)、フィオとコルテオ。

写真は戦利品として持ち去ったのではない。自責の念以外は考えられない。
手紙はアヴィリオに復讐させるためではない。手紙を送ったところで復讐をするとは限らないから。つまり、手紙はアヴィリオに対する好意や贖罪になる。

フィオは写真を持ち去り手紙を書く人物としては一番ふさわしいが、Xではない。拳銃を放ったときに悲鳴くらいは上げるはず。
コルテオはマフィアがまだいるのに写真をとりに行くはずがないので除外できる。ただし、何者かに手紙を渡されアヴィリオに送った可能性はある。

Xはだれか。
視聴者に驚いてもらう意図を感じるので意外な人物、既存の人物になる。そうなると、手紙を送ったのはXではなくなる。アヴィリオに対して好意的な人物がいないから。

以上のことから差出人はヴァネッティの三人のうちのだれかになる。
アヴィリオを見逃したネロが一番可能性が高い。見逃したせいで復讐されてしまうという皮肉もある。ただ、この手の話はすでにあるので目新しくはない。
{/netabare}

第8話 現時点では最終回が面白くなるとは思えない
{netabare}
今回の話は、コルテオの嫉妬だと思うけど、そんな感想を書く人はいないなあ。
コルテオはマフィア嫌いだからファンゴに寝返るはずない。アヴィリオを奪ったネロを消そうとして内通した。前回の最後のシーンを出したのも、嫉妬が動機だと視聴者に思ってもらうため、そう解釈した。
さすがにアヴィリオが仕組んだとは思えないけど。(BLならあるかな)

さて、登場しては退場をくりかえしているこのアニメ。いったい、どうなるのやら。
謎は先延ばしにするほど視聴者の期待は増してくる。
差出人はネロと予想しているが、これも賞味期限が切れかかっている。四人目の人物にいたっては候補者が減ってきている。この二つの謎が明かされても視聴者を驚かせることは難しい。

そもそもこの手の作品は、復讐する相手の正体がわからない、接近するのが難しい、といった要素があって面白くなる。このアニメは正反対。アヴィリオに別の目的や思惑でもない限り、最終回が面白くなるとは思えない。

ただ、気になるのはロウソク。
これとアヴィリオの真意が絡みあったりすると、素直に褒めると思う。
{/netabare}

第9話 現れた謎の人物に不満だったけど、よく考えると納得
{netabare}
最後のシーンを見てるとき名前すら浮かばなかった。キャラ紹介にも出ていないガンゾだったとは……。
まだわからないけど、手紙の送り主で四人目の人物なのだろう。

最初は不満だったけど、よく考えると謎の部分がほとんど解決するかもしれない。
このアニメの全体像を考えてみた。

子供が一人逃げたので捜して消せと命じられ、ガンゾに任される。
写真を持ち去ったのは、アヴィリオを捜すため。どの写真かわからないし、長居もできないのでまとめて持って行った。

数年後、アヴィリオを見つける。だけど、アヴィリオは拳銃を撃つ練習をしていた。復讐を考えているとわかり、ガンゾは利用することを考える……。
これなら、アヴィリオが強いことと、いままで無事だったことが説明できる。

手紙だけで復讐するのはおかしいと思っていたが、すでに準備ができていて名前を教えるだけでアヴィリオが実行に移すとガンゾは見抜いていたのだろう。

ガンゾの動機はドンになること。ネロに奪われて焦って行動に出た。今回、コルテオを逃がして利用しているのもガンゾで間違いないだろう。アヴィリオがガンゾと気づいたのは、同じような偽装工作をヴァンノのときにやっていたからだと思う。

弱小マフィアのドンに固執するのは、動機としては薄い気がする。もう一つの動機、ヴィンセントの前のドンとガンゾは関係があって、復讐も含まれているのではなかろうか。
{/netabare}

91Daysというタイトルの意味がわかったかも
{netabare}
91という数値にしたのだから、どこかで出てくるはず。「復讐を始めて今日で91日だった」みたいなナレーションがあるとは思えない。
数えている人物がいないとおかしい。それはアヴィリオが妥当。
では、なぜ、アヴィリオは日数を数える必要があったのか。
それは、

手紙を受け取ってから91日後が、あの夜と同じ日だったから。

”91Days”というタイトルに、アヴィリオの真意が含まれていて、なりふりかまわずなのも、91日間で終わらせようと考えているから。
アヴィリオも自責の念を抱き続けていて、最後はネロに撃たせようとしているのかも。

こう考えると、アヴィリオというキャラがガラッと変わる。女性キャラが少ないのも納得。愛や恋といったものがあると興ざめしてしまう。
このあたりのことは最終回を見てからじっくり書くと思う。
ただし、1クールアニメだから91日みたいなしょうもない終わり方でない場合だが……。
{/netabare}

第10話 なぜ、ニワトリ作戦を使わなかったのか疑問
{netabare}
アヴィリオは知恵者として描いているのだから、今回の状況も切り抜けなければおかしい。例えばこんな感じ。

赤ワインでもいいから衣服を赤く染めて銃声を立てる。ネロたちがコルテオを検分するとき背中を向けてるから隙だらけになる。そのとき残りの銃弾を使えばいい。ネロがいなくなればガンゾは大喜びでアヴィリオを受け入れる。これも隙だらけ。
手紙が証拠になるからすべてはガンゾが仕組んだこととヴィンセントに報告する。そのとき「復讐者は誰なんだ」と問われ「この俺だ」と言って復讐完了。これならコルテオも助かり復讐も遂げられる。

なにもせずに従ってしまうアヴィリオに違和感があった。そもそもコルテオに対してそこまでの感情があったのか。コルテオが捕まったときも口封じのためにアヴィリオは忍び込んだと思っていたくらいだ。ここにきて急にBLのような兄弟感を出されて変な感じがした。

ほかにもおかしいところはある。
ネロはなぜアヴィリオに銃を渡したのか。反旗を翻して銃口を向ける可能性もあったはず。少なくとも込める弾丸は一発で、アヴィリオが撃つまで後ろで銃を構えて待っていなければおかしい。
ネロの温情で、二人を逃がすためだったなら、それなりに納得できる。

まだいくつかおかしいとこはあるが、短めにして最終話を見てからじっくり書こうと思う。

・アヴィリオはなぜ手紙を信じたのか
スリをして生きてきたのだからそれなりに警戒していたはず。名前も住所も適当な手紙に書かれたことをなぜ信じたのか。
スリを続けられるほど手先が器用かもしれないが、拳銃から弾を抜き出すテクニックには繋がらないと思う。

・ネロは見逃す気があったのか
ネロは子供のときのアヴィリオを見逃して助けたが、そのあと子供が逃げたと報告していることになる。矛盾した行動をとっている。

・ガンゾの動機
手紙を送ったときファミリーは弱体化していた。ドンになったところで甘い汁を吸えるとはとても思えない。
{/netabare}

ロウソクは、やっぱり伏線なのだろう
{netabare}
ロウソクの炎はアヴィリオの復讐を意味していて、その復讐の炎を消そうとしていたのがコルテオだった。
コルテオがロウソクの炎を消せなかった第1話のシーンは、アヴィリオに復讐をやめさせられないという伏線だった、そんな気がする。

さらに深読みすると、
ロウソクの炎(復讐)を消すには、芯(心)をつかむ。コルテオはアヴィリオの心をつかむことができなかった……。

第10話でいろいろ愚痴を書いたけど、こういう伏線が張られているなら評価は変わってくると思う。ロウソクの説明はたぶん最後までないんだろうけど。
{/netabare}

オペラの演目を予想してみる
{netabare}
マフィアものではオペラがつきもの。ちなみに、イタリア人の男性の名前は”O”の母音で終わる。アヴィリオ(アンジェロ)、ネロ、コルテオ……。偶然ではなく意図的だと思う。というわけで、イタリア語のオペラになるだろう。

予想は「リゴレット」か「トスカ」。
前者なら、ガラッシアとの激しい銃撃戦のなかで復讐が行われる。
後者なら、桟敷席にいるヴィンセントに近づき、劇の銃声のとき。接近する方法は手紙。ガンゾはファミリーによって消される気がする。

どのオペラになるか、次回はその点も楽しみでもある。
{/netabare}

第11話 すべてはこの瞬間のためだったのか……
{netabare}
HPのあらすじには、「アヴィリオが待ちに待った瞬間」とある。さらに、ネロたちが生きているのに、アヴィリオは「やったぞ」と言っている。これらのことから考えて、

アヴィリオの標的は、手紙に書かれた人物ではなく、ファミリーだったことがわかる。

標的がファミリーならいままで考えたことも変わってくる。こんな感じだ。
復讐の第一段階は、ヴァネッティに入ること。復讐相手にも関わらずネロと親しくしたのは、ファミリーの一員になるため。油断させて撃つためではない。
この段階のアヴィリオがドン・ガラッシアを撃ってもファミリー同士の抗争は生じない。チンピラがやったこととして処理されるだけ。これでは目的を達成できない。
だから、フィオを利用した。ヴァネッティの者がガラッシアにケンカを吹っかける形をとる必要があったから。

まとめると、第一段階でアヴィリオがしたことは、ヴァネッティに入ること、オルコやガラッシアと戦わせること。裏で画策したのは、ヴァネッティの人間ではないから。

ファミリーに認めてもらったあとが、復讐の第二段階になる。
今度は表立って行動することになる。それが今回の、

ヴァネッティのアヴィリオが、ドン・ガラッシアを撃つ、ことだった。

アヴィリオにとってファミリーにいることが必要なので、コルテオを撃つという悲劇につながってしまった。

よく練られたストーリーだと感心した。深読みかもしれないけど。
{/netabare}

最終回を予想してみる
{netabare}
最終回に必要なのは、ラスボス退治、意外な真実、そして感動(泣き)といったところだろう。これらを考慮して最終回を予想してみる。

まず、アヴィリオはガラッシアに拾われて、ネロは身を隠しているだろう。
新しいガラッシアのドンのところにネロから電話がある。「帳簿が欲しければアヴィリオを寄越せ」と。帳簿はガラッシアの弱点でもあった(脱税の証拠か)
アヴィリオはボロボロになったヴァネッティの屋敷に赴く。アヴィリオとネロが銃を持って向かい合っているあの絵は、ガラッシアに襲撃されてボロボロになったから。

これまでのいきさつを話す。「お、おまえがあのときのガキか」とか言うのは白々しいので、ネロはすでにアヴィリオの正体を知っている。二人の銃撃戦がはじまる。だけど、本当の敵はガラッシアだと気づかされる。

帳簿を警察に渡すため車を走らせるが、ガラッシアが待ち受けている。タイヤをパンクさせられ車が横転するような激しいシーンがつづく。
そして、警察署のまえの路地裏までたどり着く。人の気配がないと思い、ネロが飛び出したとき、アヴィリオが手をつかむ。ガラッシアが撃った銃弾がアヴィリオに。警察署から警官が出てきてネロは連行され、アヴィリオが一人残る。(このあたりからエンディング曲が流れる)子供のころの回想シーンがつづき、ロウソクの火が消えるシーンで終わる。

こんな感じかな。最後くらいはいいシーンがあってほしい。
{/netabare}

最終話 もっと評価されるべきアニメだけど……(感想と総評)
{netabare}
ファンタジーなし、かわいい女の子なし、しかもマフィアなので女子より男が好むストーリーでよくがんばったと思う。傑作とまではいかないが、もっと評価されていい作品である。
リアル世界を舞台にしたアニメは少ない。あってもコメディで、女の子がいっぱい出てきてゲーム制作するアニメのほうが評価が高かったりする。リアルでシリアスな作品をもっと作ってほしいものだ。

レビューの最初に目新しいものができるかどうかと書いたが、見たことのない作品と一定の評価はしておく。映画みたいとか、映画化とかいう感想があったが、むしろ、

映画のようなことをアニメならできる。

そう思わせる作品であった。


さて、褒めたたえたので、つぎは不満点を述べてみる。むしろこっちのほうが多い。もっとよくなったと個人的に思うところである。

まず、アヴィリオとネロの撃ち合いがなかった。パケ写にだまされたと言いたくなる。
復讐が復讐を呼ぶといううたい文句もおかしい。まったく呼んでいない。最終話のラストでネロが撃っていれば合っているが。

ラストの場面について気になる人は多いだろうが、あいまいに終わらせるのも古臭い手法。結局は決められなかっただけではないか? それに、このアニメの終わり方としては合わない。
視聴者の大半は”そこまでやる必要はないだろ、アヴィリオ”と思っていたはず。だから、なんらかの償いや代償があると考える。だけどなかった。問題だけ与えて答えを出さずに終わった印象だ。

最終回についての不満はまだある。ガラッシアがアヴィリオを捕まえてからの展開がまったくない。これなら前回の最後で、復讐を終えたアヴィリオをネロが見つけて、最終回につなげるほうがよかった。

最大の不満点は、復讐される側が悪そうに見えないこと。アヴィリオのほうが悪者になってしまっている。
手紙の送り主を謎にせずに、第1話からわかっているようにして、ガンゾが黒幕としてアヴィリオの前に立ちはだかったほうがよかったと思う。

いままで書いた不満点についてもすっきりした答えはほとんどなかった。細かく見ていくとアラがけっこうあると思う。だけど、1クールでこれだけの作品を作ったことに高い評価をつけたい。今後もこの手の作品が増えることを期待して。
{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 11
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

シンプルな復讐劇を名作に

[文量→大盛り・内容→考察系]

〈2016夏 個人内ランキング 2位〉

【総括】
近年、稀に見る硬派な作品。萌え要素は0。なのに抜群に面白い。グロい描写はあるものの、テーマが復讐劇だけに許せる。評価5にしようか悩むほど面白かった。アニオリで、1期で、ここまでキチッとまとめている作品はそう多くない。ネタバレは絶対になしで見てほしい。

とりあえず、雰囲気に合わせ、「フォア・ローゼス」をラッパ飲みしながら観てましたw アメリカの酒だし、禁酒法時代前からある古い銘柄で、禁酒法時代にも合法的に製造を続けていたレアな酒ということでw


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
復讐劇を描ききるのは難しい。復讐なんて基本的に悪で、「復讐の先には何もない。だから復讐なんてやっちゃダメだよ」「人を呪わば穴二つ(全滅END)」以外に、ほとんどゴール地点がないから。しかし、伏線をしっかり回収し、キャラの心情を丁寧に描くことで、テンプレ以上の、王道とも言える復讐劇になったと思う。

クレバーな奴が上か、イカれている奴が上か。周りのマフィアはそんな戦いをしている。しかし、アヴィリオは、クレバー且つイカれていた。

この作品で一番気になったのは、そんな、復讐に全てを費やしているはずのクールなアヴィリオが、自らの家族を殺された話題になると熱くなり、結構勝負をかけている点だ。例えば、ネロの初仕事の話になった時、「今ならそのガキを撃てるだろ?」と言うように(似たシーンは何度かあった)。

それらの発言はもちろん、相手にバレない絶妙なラインではあるが、無駄口と言えば無駄口だ。リスクしかない。なのになぜ、アヴィリオは、自分が事件の関係者であることを、少しであっても匂わすのだろうか? ただ黙っていれば良いだけなのに。

普通に考えれば、「理屈では押さえきれないアヴィリオの激情」を表しているのだろう。でも、もしかしたらこれはアヴィリオなりの、無意識での「けじめ」や「贖罪」なのかもしれない。つまり、「復讐とはいえ、人殺しをする以上、自分もリスクを犯す(相手に気づくチャンスを与える)ことでの、贖罪」。

それが復讐であっても、人の命を奪うことは悪だ。許されることではない。アヴィリオの深層心理にも、もしかしたらそんな思いが欠片ほどでもあったのかもしれない。と、それはただの考えすぎだろうか?

また、この作品は構成も素晴らしい。例えば、シリアスな作風が続く中でのいきなりのギャグとも言える4話(ゴリアテと戦う話)。最初は「浮いてる」とおもったけれど、それが最終話での無声部分(アヴィリオとネロの奇妙な二人旅)に繋がってくることで、深みを増す構成。

もちろん、小さな部分での裏切りの連続が一番の見所でもある。こういう作品の場合、視聴者は当然、後の展開を予測するわけだけど、何度か予想を裏切られた。例えば、最後のヴァネッティー・ファミリー壊滅の流れ(ガラッシア殺害)のところとか、意外だった。殺す以上の復讐って感じで良かった。

ラストに、復讐後の様子をあそこまで丁寧に描くのも珍しい。空虚になったアヴィリオや、悔恨にうちひしがれるネロ。怒りとも憎しみとも悲しみとも親近感とも、なんともいえない雰囲気が漂う二人。焚き火を挟んでの感情の発露はまさに名シーン。それまで、まるで感情を殺していたようなネロが、ファミリーの死を無意味なものにされた(アヴィリオが復讐に達成感を覚えていないと言った)瞬間に、ぶちギレた。しかし、「だったらあの時殺してくれたら良かったのに」と、ぶちギレ返すアヴィリオ。図星をつかれ(この悲劇の始まりが、自分の弱さ、甘さにあったと気づき)言葉を失うネロ。それは、「復讐を果たすまで弱音を吐くまい」と押さえていた、アヴィリオ7年分の苦しみが爆発した場面であり、実に見応えがあった。

ここで漂う、「因果応報」という事実。殺すから殺されるし、殺されたから殺した。殺さなかったから殺されてしまった。死が連鎖している様子がハッキリと表現されていた。ただまあ、元を正せばアヴィリオの父親もマフィアだったわけで、人を殺してきたわけで、いったいどこから死の連鎖が始まったかは不透明だ(単純な強盗殺人とはここが違う。つまり、アヴィリオにも確かな正統性はない)。

物語のラストは、余韻を残す展開。ネロは、果たして本当にアヴィリオを殺したのだろうか? ネロはその後どうなったのだろうか? 謎を残して終わる。結末に関しては、視聴者が好きに想像すれば良いと思う。私は個人的に、アヴィリオは死んでおらず(ネロがわざと射撃を外し)、ネロは殺されたような気がする。波打ち際に死体がないとか、薄い根拠はあるけど、まあ、基本的にただの想像です。

最後のショートエピソードは、過去の話ではあったけれど、「どこかで何かが違っていれば、こんな関係性が続いていたかもしれない」という、あったかもしれない未来の可能性の話にも感じられた。本編ラストも含め、余韻の残る、悪くない構成だったと思う。

ほとんど誉めるべき点ばかりの本作、強いて難点を挙げるとすれば作画か。時々表情の描写が崩れ、シリアスが薄れる残念さがあったし、うつる度に顔の変わる人物もいた。戦闘シーンの迫力も足りなかった印象。あと、(長所でもあるけど)あまりに地味すぎて、一般の視聴者には取っ付きにくい作品ではあったかな?

でもまあ、そんな難点を飛び越えるくらい、良いアニメです。リアルタイム視聴してい(先の展開を議論でき)なかったことを、後悔する良作でした♪
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
ダークでシリアスな作風。とりあえず、惹き付けるものはあるかな。戸棚の中に隠れ、は定番だけど、「見つからない」ではなく、「攻撃に出る」というのは良かったと思う。

2話目
因果応報って感じ。ラストは意外だった。

3話目
その、仲間に向ける気持ちを、なぜ、殺す相手には向けられないのか、って感じかな。

4話目
復讐したあとに、殺した相手のことを知るのだな。なぜ急にコメディ調にw

5話目
少しずつ目的達成に近づいていってますね。

6話目
ネロも用済みならスパッと捨てる。と、思わせてからの、謀略。信じたら負け、って感じですね。

7話目
オニオンスープのくだり、上手いな。家族愛も冷めてきてしまったということだね。

8話目
刑事の家族を殺さなかったのは、わざとかな。瓶でクビを刺すところはグロかったな~。

9話目
シリアスの中に平和な話をひとつ挟むのは、更なる悲劇への助走。

10話目
オルテヲがラスボスだと思ってた(笑)。

11話目
珍しい形だね。復讐劇の後日談を2話かけて丁寧に。

12話目
焚き火を挟んでの互いの魂の叫び。ここで4話の不自然なコメディ展開が生きてくるわけか。上手い構成だ。最後、ネロはアヴィリオを本当に殺したのかな?

13話目
最後はなんだろう? ifの物語? 過去ではあるが、こういう幸せな未来もあり得たということかな。
{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 32
ネタバレ

Progress さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

洋画チックで面白い

1話視聴。
{netabare}
舞台はアメリカ、1920年から1933年までの禁酒法が制定されていた時代。
主人公はアヴィリオ。幼い頃にマフィアとつながりがあった両親、そして妹をマフィアの抗争により亡くす。

1話の印象的なシーンはまず冒頭、とても無愛想なアヴィリオが手紙を大家から受け取るシーン。
後から考えると、家族の復讐のために生きているので、日常の事が見えていない。そんな描写なのかもしれない。アヴィリオの部屋には、何も無い。目的の事以外に興味を持たない性格ということの現われに見えます。

次に幼少期のアヴィリオと友人のコルテオのシーン。このときのろうそくについた火の温度が低いことを確かめようとしている。
ここのアヴィリオとコルテオの会話シーンは面白い。コルテオは恐れも無く蝋の火を指で消したアヴィリオに対して「ろうそくの火を消したことがあったの?」と聞いた。これは、自分が恐怖で消せなかったのに対しアヴィリオが消せたのは経験があったからだという、ある種劣等感を打ち消そうとした発言。その言葉に対しアヴィリオは「いちどもないよ」と何気なく言う。この部分にアヴィリオとコルテオの性格の違いが良く現れていると思う。アヴィリオは好奇心が強く純粋(だった)、そして勇気がある。コルテオは日々生活が苦しいのもあり、臆病で日陰者。そんな根本的な部分が二人の性格の根本にあるではないでしょうか。

では家族を殺害され、再びコルテオの前に現れたアヴィリオはどうか?性格から純粋という言葉が抜けて、友人を利用して復讐を進めるという、ある種の闇をもっている。ネロを自ら語って奇襲をかけた際は冷静なのもあるが、勇気が無ければできないことだろう。根本的に行動力がある事が変わっていない。それは勇気から向こう見ずに変わっているようにも見えます

世界観としては、リアルの過去の異国、ということになるので、その異国らしさを十分に楽しませてほしいです。

{/netabare}

その後の感想をざっくりと↓
{netabare}
【物語】
アヴィリオの行動に目が離せない。いつ、殺るんだ…こんなに仲良くしながら、いつも殺る機会を伺っている。さとられないよう目線だけうごかしたり、意味深な発言をして、内に眠る殺意を視聴者にみせたり。
そしてアヴィリオはネロに殺意以外の感情を抱くようになる。復讐劇は様々な人間を巻き込み、意外な形で幕をとじました。最後のアヴィリオの生死の判断を視聴者に託すのは印象的な幕引きでした。まあ、ネロが最後ニッと笑ったのですから、多分生きているでしょう。(殺したあとに笑うのは異常だと思うので…)
アヴィリオの「俺がお前を殺したくなかったからだ」は印象的でしたね。アヴィリオがネロの全てを奪って、幼き頃のアヴィリオと同じ気持ちを味会わせてやろう、物語が進んでいく内にアヴィリオの目的がそのように見えていたのですが。いつからかアヴィリオのなかには復讐心とネロに対する友情が同居していて、最後には復讐心がなくなっていました。。あの「殺したくなかったからだ」を言うときのアヴィリオの清々しい顔は、自分が今死んでも、その選択に間違いがなかったという表情でした。

【作画】
中盤から人物の顔が面白い感じに歪みます。
【声優】
アヴィリオの「じゃあなんでなぜあのとき俺を殺さなかった!」というセリフが好きですね。家族を失って復讐心を抱かせたのはお前だろという怒りや、多くの人を殺した自分の罪への悲しみのようなものが伝わります。
【音楽】
エンディングはしっとりとした曲で良かったです。
【キャラ】
コルテオがアヴィリオの最後の心の支えでした。コルテオを殺したあとあれほどアヴィリオが病むとは。コルテオが大事だからこそ距離を起きたかったがコルテオは大事だからこそアヴィリオと共にいたかったというすれ違い。
一方で兄弟を自分の手にかけさせたネロを殺したくないというアヴィリオが、どれだけネロを大事に思っているかわかります。
【総評】
禁酒法時代の酒の密造密売をおこなうマフィアの抗争を舞台として描きつつ、復讐のために暗躍するアヴィリオが、コルテオ、ネロといった義兄弟との関係で少しずつ内面の変化をしていくのをよく表現していました。復讐劇として全てを終わらせるのではなく、友情を残した幕引きは悪くない後味であり、オススメです。

{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 34

74.6 5 朱夏アニメランキング5位
夏目友人帳 伍(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (578)
3010人が棚に入れました
小さい頃から妖怪を見ることができた少年・夏目貴志。彼は、祖母レイコが妖怪を子分とする証にその名を書かせた契約書の束である「友人帳」を
継いで以来、自称用心棒の妖怪・ニャンコ先生と共に、妖怪たちに名を返す日々。
夏目は、さまざまな妖怪や心優しい人たちと出会い、あたたかな場所を築いていく中で、人と妖、大切なものの守り方について想いを巡らせていく……。

声優・キャラクター
神谷浩史、井上和彦、小林沙苗、石田彰、堀江一眞、沢城みゆき、佐藤利奈、木村良平、菅沼久義、伊藤美紀、伊藤栄次、諏訪部順一
ネタバレ

このままじゃダメだ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

タイトルなし

1話
2012年の夏目友人帳から4年、待ってました最新シリーズ!!
第一話のタイトルが「変わらぬ姿」とはなんとも感慨深いです。
{netabare}
あらすじ
夏目は祖母のことが知りたかった。
出先で父方の親戚に会った夏目は祖母のことを尋ねようとするが、出てくるのは変わり者や恐ろしい人といった悪評ばかり。落胆し、別れたところで友人の田沼に遭遇し、悩みを打ち明けたのだ。

夏目レイコに人形を盗まれたから、夏目の大切なものを奪ってやる、と言ってきた壺の妖怪に、大切な人を守るため抗う夏目。
人形を探し返そうとするが、汚れてしまった人形を自分のものとは思えないらしく拒まれてしまう。襲撃に備える一方で、「やってみたいことがある」と塔子の力を借り人形を修繕を行い、玄関前に置いておくと、綺麗な人形に満足した壺の妖怪は喜ばしげに帰っていったのだった。

所感
2つのエピソードを通してレイコさんの正体を夏目君が探し、見つける話を描いており、レイコさんと夏目君の関係をわかりやすく描いた1話になっていて大変素晴らしいです。
後半の話は、怖い話でも、最後はほっこりさせてくれる夏目友人帳らしい物語だったのも良いですね。

「挨拶はしっかりしなさい。」と怒る藤原夫妻は相変わらず育ちが良くて可愛らしかったです。前半の親戚の人と比べると人の良さがにじみ出て、穏やかで羨ましい環境だなとしみじみ思います。
公式のキャラクター紹介には名取さん・的場さんが居りますが、登場するのかな?とても楽しみです。{/netabare}

2話
{netabare}あらすじ
急な雨に降られ急いで帰る途中タオルを拾った夏目。そのそばに現れた少女の妖怪が持ち主のようだったが、同級生に囃し立てられ不安がりながらも帰宅すると、タオルを探しにやってきた少女の妖怪が家にやってきた。
少女の妖怪のお願いでタオルの持ち主を探す夏目。本来妖怪は人にみえることはないもどかしさがテーマになっている。

所感
落し物を探した妖怪が夏目の家に乗り込んでくるという1話に似た事象を描きながら、全く異なる過程を踏んで結末にたどり着く物語を選んだことにより、序盤は怖い妖怪だろうかという不安と緊張感が増幅されたように感じます。しかし、後半になると対照的に少女の妖怪のかわいらしさや純粋さが描かれ、大局的な感情が後半の少女の妖怪の可愛さをさらに引き立て、どうにか願いを叶えてあげたいという気持ちになりました。
奇跡は起こらないものの、心温まる良い話でした。{/netabare}

3話
{netabare}あらすじ
自宅に的場からの手紙が届き動揺する夏目。相談をしようとニャンコ先生を探すが、その道中に新米除霊師の除霊を見かけ、除霊時の衝撃により手紙を紛失してしまう。慌てて夏目は手紙を探すが、新米除霊師に見つかりそうになり、通りがかりのニャンコ先生に助けられたのだった。
除霊師が去った後、その場に残された妖の封印された壺を吟味する夏目とニャンコ先生はそのままではすぐに封印が解けてしまうと察知し、再封印の為に名取の元を訪れる。そして、名取から最近の術師のごたごたについて聞かされるのだった。

所感
手紙から始まる的場接触のルートと、新米除霊師遭遇からの名取接触ルートが交互に絡みながら物語を展開させており、物語の構成力の上手さを感じることができました。
物語はまだ続くのですが、前篇・後篇と言うより、シリーズものの小説の1巻と言いますか…除霊師シリーズの的場遭遇の章のような歯切れの良さを含みつつ、今後の展開に期待出来る話になっているので、物語の進度がとても良く感じます。
(BLEACHの戦闘シーンだけで1話終わる話と進撃の巨人の暗中模索の話を思い浮かべながら夏目を称賛しました。もちろん、BLEACHにはBLEACHの良さが、進撃の巨人には進撃の巨人の良さがあるので一概に比べることはできませんが…)
毎週リアルタイムで観るのに適した話だなと感じました。{/netabare}

4話
{netabare}あらすじ
的場さんの別宅で開かれる祓い屋を集めた会合に的場の依頼を受けて参加した夏目がお面の妖怪を探して駆け回る。

所感
夏目を門下に入れようとちょいちょいお誘いしてくる的場さんと、影から夏目を守ろうとする名取さんと、式の振りをして駆け回る夏目が、一部のファンにとっても受けそうな回でした。
薄い本が熱くなりそうだ{/netabare}

5話
{netabare}あらすじ
黒板一面に書かれた、人には見えない落書きを発見し、モサモサした妖怪の気配を察知した夏目。ニャンコ先生に相談するとどうやら多軌と関係があるようすだ。
様子を探るために多軌の家を訪れると、モサモサした妖怪の他にもうさぎの妖がおり、その妖は多軌の家ではぐれた同種の妖を探しているという。それを受けてうさぎの妖を捜索する夏目一行。はぐれたうさぎの妖怪を無事救出し、うさぎの妖とモサモサした妖怪は無事多軌の家を離れたのだった。

所感
最初のつかみはホラーかと思いましたが、後半は意外や意外、ラブコメとしてまとまっていて見事に物語に惹き込まれました。
まさか黒板の落書きが多軌への想いを綴ったポエムだったとはね…ww
可愛い妖怪もいたものです。
4話などで触れた多軌の禁術に対し、今度は妖怪の面から長所として描かれます。これにより、多軌の禁術は早急に対処すべきものではなくなりましたが、祓い屋と多軌側で、いずれ問題になる日が来るのではないかな…?とどきどきしています。{/netabare}

6話
{netabare}あらすじ
小物の妖怪に襲われ声を封じられてしまった夏目は鳥のような妖怪に助けられる。

所感
5期が始まって以来、割とシリアスな話が続き、ようやくのはねやすめ…
最初から最後までコミカルで気軽に楽しめるお話でした。
個人的にツボだったのは鳥みたいな妖怪のしゃべり方、ハッキリしない発音ですがゆっくりと話して聞き心地の悪くない声でフランクに話してくる独特のしゃべり方が癖になります。犬夜叉の冥加爺さんにも似た顔も相まって超~おもしろいキャラ~です。
ただ、ゆるゆる具合が強すぎて、塔子さんが危ない!というシーンで全く緊張感が感じられなかったのは気になりました。

しかし、久々にヒノエたちが見れたのも嬉しかったですし、声の出ない夏目の演技は流石声優さんだなーと感心させられました。
{/netabare}

7話
{netabare}あらすじ
田沼の親戚が経営する民宿の手伝いにやってきた夏目達。夏目は手伝いの合間に人に変装した妖怪に遭遇する。妖怪(イトさん)は襲われたくなければ、盗まれたお面を探すのを手伝え、そして祭りが終わるまでは他の人に自分の正体を話してはいけないと一方的に持ち掛ける。

所感
前半は祖母と夏目の関係についてのストーリーがメインでしたが、後半は人と妖怪の関係についての物語が多くなってきましたね。
田沼もイトさんに対し何かを感じていた風でしたが、もし、はっきり妖怪だとわかったらやはり関係は崩れてしまうのでしょうか。
なんとなく田沼は大丈夫な気がするのですが、きっと反応は人によって違うでしょう。そう考えた時に、イトさんが姿を消そうとしたのは正しいのかもしれませんね。{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 12
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

人に頼る事で繋がる絆を知りつつある夏目の姿があった

4年ぶりに復活のテレビシリーズ「夏目友人帳」の第5期に当たる作品です。

今回のシリーズでは4期に続き、人と妖怪の関わりもさる事ながら、人と人との心の距離を描く事に重きを置いている印象を受けました。シリーズお馴染みの妖怪に名前を返すシーンが描かれるお話も今期ではただ1話のみとなっています。

1期から続く夏目と田沼君の、不器用さありありの距離感は相変らずままですが、今期1話の夏目の台詞、「いや、聞いてくれ」には彼の大きな成長の片鱗が見て取れました。

優しい人は大切に思っている人への思いやりから、その人に頼るという事を嫌煙しがちで、悩みを自分の内にのみ溜め込む傾向がありますが、頼られる立場の人間はそれを迷惑に思うどころか、喜びと思う事の方が多いのではないでしょうか? 私見ですが。異性からでも同性からでも、人から頼られるという事以上の喜びはそうそうあるものではないと私は思います。

愛の力は偉大(笑)なもので、自分の為だけなら大した事が出来なくとも、人の為と思えば普段の自分には出来ない事が出来てしまうという事は往々にしてあるものです。そんな覚えのある人なれば尚更の事、たまには逆の立場に立って、人を信じて頼ってみる事も必要なのでは無いでしょうか? それは相手にこちらの友愛を示すと同時に弱点を晒す行為でもあります。それ故に照れくさかったり、怖かったりで踏み切るのがなかなか難しいのですが‥創作物で描かれがちな完璧過ぎる思いやりや、理想的な反応が返って来るとは限りませんが、あなたの信じるその人ならば、きっと何らかの助け舟を出してくれる事でしょう。

実の両親では無いという理由から生じる遠慮も手伝って、夏目は未だに塔子さんと滋さんに自身の抱えている妖怪に関する悩みを話す事が出来ませんが、私は今後少しずつでも、それらの悩みを夏目が2人に打ち明けていく展開があればいいなと思います。見える者と見えない者、決して埋める事の出来ない視野の隔たりがあるゆえ、直接手を差し伸べる事は出来ないとしても、両者間の心のわだかまりがいくらかでも減り、少しは心が軽くなると思うので‥。

夏目の危惧している様に、それは自身の抱えている問題に他者を巻き込む行為に他なりませんが、大切な人たちにだからこそ、自らの持つ信頼を伝えて置く事は大事なのではないかと私は思います。まぁ、家族ならともかく、むやみやたらと人に頼るのは利己心の表れなのでダメなんですけど‥(汗)

大人は子供よりかはいくらかずる賢いので、打算的になったり、体裁を気にしたり、卑屈に振舞う事が多い生き物ですが、生来ヒトの持ち得る利他的精神を強く成長させている大人も少なからずいます。そんな大人達は年若い人達が頼ってくれる事を心待ちにしているものです。(と思います。)

甘ちゃんな考えかもしれませんが、そうして人と人とが互いの悩みや秘密をちょっとずつでも打ち明け合い、支え合って生きていければ、大抵の困難は乗り越えられるのでは?‥とか思う事はあります。心優しい人たちが手を取り合って支え合う関係を築いてゆく‥奇麗事でも素晴らしい事だと思います。人は一人では生きてはいけないとは言いませんが、結構しんどいものでしょうから‥。

現実の話、田沼君みたいな同性の友人に優しくされ過ぎたら私だったら困ってしまいますが、それでも自分の事を気遣ってくれる人が一人でもいるっていう事は嬉しい事ですよね? もし異性だったら? 多分惚れちゃうのでしょう(笑)
{netabare}
3、4話は祓い屋関連の話、8話では的場さんと名取さんの過去の話も描かれます。4期の七瀬さんのお話の時にも感じましたが、事情が複雑に絡み合い、その結果見える、ただ一面だけが、七瀬さんや的場さんの、一見すると冷酷にも思える表層であるのだとしたら、彼女等もまた悩み傷付き選択している、自分を繕いながらも必死に生きている不器用な大人たちの一人と言えるのではないかと思われました。

私は出来ていない人間なので、他人の事情を良く知らずに、その人の行為や言動を持って、悩んだり疑ったりする事が度々ありますが、もしかしたらそんな事の多くは邪推で根っからの悪人というのはこの世にはいないのかも知れません。(だといいな‥)どんなに酷い行いにも何かしら原因があるものです。

10話は滋さんと塔子さんのお話。この二人の、奥ゆかしさの中からもしみじみと感じられる深い愛情と信頼を目にすると、結婚願望の薄い私ですら、ひと時の気の迷いの様な、羨望に似た感情が芽生えてしまいます。年を重ねても変わらずお互いを思いやれるお二方、とても素敵ですね。ひとりぼっちに見えたカラスに優しく話しかける塔子さんの姿も可愛らしかったです。うちの母も野良ねこさんに「ねこさん、ねこさん」って話しかける事ありますが、これについては微笑ましくもありますが、自分の母親なだけにちょっぴり恥ずかしくなる光景だったりして‥(笑)
{/netabare}
自ずと穏やかな気持ちで綴りたくなる、夏目とそのかたわらにいる人や妖怪、友人たちの優しさに満ちた、いつもと変わらぬ夏目友人帳なのでした。

蛇足に、特別編「ニャンコ先生とはじめてのおつかい」を含めれば、これまでのシリーズよりも1話少ないだけですが、あっという間に終わってしまったという印象の第5期でした。もっと見たいな‥と思っていたら今年6期が公開される予定だそうですね。嬉しいお知らせでした。


※:5話でやっとタキさん登場ですよ。OPムービーには映像あったけれど、本編にはずっと登場せず、いつ姿を見せてくれるのか少しだけ心配だっただけにとても嬉しかったです。夏目の頼もしき理解者の一人ですからね。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 34
ネタバレ

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「人と妖。もともと触れ合わなければ、思いを残すことなんかなかったのに。」

人気シリーズ・夏目友人帳5期。

1話完結のお話が多いので
シリーズの途中からの視聴でも問題はありませんが、

1期から観ないのはもったいないと、
個人的には思います。笑

私は夏目友人帳シリーズが大好きなので、
アニメ制作が長く続いてとても嬉しいです♪

5期は全11話+特別編「一夜盃」「遊戯の宴」です。


● ストーリー
霊力が強く、
妖の類が見える高校生・夏目貴志(なつめ たかし)。

祖母・夏目レイコの遺品にあった「友人帳(ゆうじんちょう)」には、
妖の名が束ねられていた。

強い力を持つ友人帳。

それを他の妖から守るにゃんこ先生と共に過ごしながら、
夏目は妖たちに名を返すことを決意する。


この作品はとにかく「優しくて温かい」。

それは、

主人公の夏目自身の、

誰かを想う気持ちを持った妖たちの、

夏目の周りにいる人たちの、

みんなの優しい気持ちが
至る所で痛いほど伝わってくるから。

相変わらず1話完結のクオリティの高さが半端ない。
心の涙腺崩壊しまくりです(´;ω;`)

登場人物たちの誰かを想う優しさに、
心が強く揺さぶられる。

“感動”という言葉では弱いの。
この気持ちを言葉にできないもどかしさ…!

心の奥底で求め続けながらも、
滅多に満たされる事のない気持ち。

それを、この作品では満たし続けてくれます。

各話のエピソードや名言を振り返っていると、
それだけでまた泣けてくるよ…(´;ω;`)


≪ 妖と人 ≫

夏目のように
妖が見える人は少ない。

だけど時に偶然が、
人と妖を引き合わせてしまうことがある。

しかしそれは本当に気まぐれな出来事で、
何度も起きることはなく…。

一度つながってしまった絆は、
自分ではどうしようもなく妖たちの身を絡めとる。

自分には見えているのに、語り続けているのに、
届かない声と気持ち。

そんな妖の切ない気持ちと、
見えないけれど想いに答えようとする人の優しさに、

何度うるっときたか(´;ω;`)

特に2話の、
雨の日のバス停のタオルの話が好きでした。


≪ 人と人 ≫

幼い頃から妖が見えることで、
いろいろと苦労をしてきた夏目。

今は優しい藤原夫妻に引き取られ、
友人にも恵まれ、幸せな日々。

夏目と、夏目の周りの優しい人たちとの関係にもまた涙(´;ω;`)

特に10話が神回。

夏目と出会う前の藤原夫妻のお話も、
日々の中で感じる気持ちを丁寧に拾っていく塔子(とうこ)さんの魅力も、
もう全部素敵だった!!

この作品の主人公は夏目ですが、
変わらない温かさと安心感の源は塔子さんな気がします。

夏目も十分優しくて魅力的な主人公なのだけど、
塔子さんが強すぎるのよ。笑


● 音楽
【 OP「タカラバコ」/ ササノマリイ 】

またぴったりなアーティストを見つけてきましたね。笑

優しい歌声がこの作品の雰囲気とよく合っています♪
EDと比べると明るめな曲。

いい感じです♪


【 ED「茜さす」/ Aimer 】

このEDが、やばい。
夏目友人帳の本気を感じました。笑

感動的なストーリーと余韻
 ↓
イントロ

の連携プレーが強すぎて、
イントロによってより感動が増幅されていました。

特に、切ない話の後には
壊滅的に心に沁みる曲でした(´;ω;`)

映像は秋でした。


● まとめ
これまでと比べると威力が弱まったと感じるエピソードもありましたが、
全体としては、やはりこの作品が持つ力はすごいです。

優しさとは何か、
人が人を想う気持ちとは何か、
“愛”とは何か…。

その答えが、
この作品には詰まっている気がします。

辛い経験をした人は、
誰かに優しくなれる人でもある。

優しさに気付き、
心から感謝できる人である。

普通の毎日にささやかな幸せを感じられる人である。

夏目は、
きっとそんな人。



「阿呆なのは我らか。
 いつか散るとわかっていても性懲りもなく、見入ってしまうのだから。」

{netabare} 人の命は儚く、あっけない。

だから美しいなんて、残された者には思えない。
ただただ、受け入れたくなくて、寂しくて。

厳しい言葉にも見守る笑顔にも、たくさん支えられていました。
これまでと変わらない笑顔で、どうかお幸せに。 {/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 25

76.3 6 朱夏アニメランキング6位
夏目友人帳 陸(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (426)
2174人が棚に入れました
小さい頃から妖怪を見ることができた少年・夏目貴志は、祖母レイコの遺産「友人帳」を受け継ぎ、自称用心棒のニャンコ先生と共に、そこに名を縛られた妖怪たちに名を返す日々を送る。
妖と、そこに関わる人との触れ合いを通して、自分の進むべき道を模索し始めた夏目は、想いを共有できる友人たちにも助けられながら、大切な日々を守るすべを見つけていこうとする。

心優しき友人たちとの、大切な日々──
美しく儚き、人と妖の物語。

待望の第六期が2017年4月より放送開始!

ある日、川沿いを歩いていた夏目は、何かがぶつかり合うような音を聞き、壷を被った妖怪が橋桁に頭を打ちつける姿を目にする。深入りしないように立ち去ろうとする夏目だったが、壷を外して欲しいと妖怪に頼まれつい手助けしてしまう。すると、助けてくれたお礼として、妖怪「つきひぐい」の力で夏目は子どもに戻ってしまう。どうやら記憶も失ってしまっているようで…

声優・キャラクター
神谷浩史、井上和彦、小林沙苗、石田彰、堀江一眞、木村良平、菅沼久義、沢城みゆき、佐藤利奈、伊藤美紀、伊藤栄次、諏訪部順一
ネタバレ

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

「ああ、俺は、一人ではなくなったんだな。一緒に見たいとか、喜ばせたいとか、きっと、これが…。」

夏目友人帳・6期。

これからも続いてほしい大好きなシリーズです♪

1話完結の話がメインなので、
シリーズの途中からの視聴でも問題ありませんが、

夏目が過ごしてきた温かな日々を感じることも、
この作品の大きな魅力なので、

1期からの視聴をおすすめします!

6期は全11話です。


● ストーリー
幼いころから妖が見えた少年・夏目貴志(なつめ たかし)。

祖母レイコの残した友人帳には、
彼女が集めた妖の名が収集されていた。

妖に名を返すことができるのは、
孫の夏目だけ。

用心棒・ニャンコ先生と共に、
妖や周りの人たちと交わる日々。

それは、夏目にとってかけがえのない日々。


6期になりましたが、
話がマンネリとしたり、飽きたりなんてことは全然ありません。

キャラに対する変わらない安心感もありながら、
シリーズ全体を長い目で見ると変化もあり、
先の展開が楽しみにもなります。

6期だと、
{netabare}
・名取に友人帳の存在が知られる
・祖母のレイコではなく、祖父らしき存在が妖から語られる
{/netabare}
あたりが新展開でしたね。

特にネタバレ内の2つ目の項目については、
今後の展開が今から楽しみです。

どの話も見所があって楽しめました^^

・夏目と妖
・夏目の周囲の人の優しさや、にぎやかさ
・妖同士の温かな関係
・妖を祓う仕事をする人たち
・祖母レイコの過去
・妖と、妖が見える人間の交流

この辺りがエピソードの主軸でしょうか。
エピソードが幅広いので、飽きないのも納得^^

そしてどれがハズレというのもなく、
どれも温かくて感動できるというのがすごい。

悲しいお話は得意じゃないけれど、
夏目で流す涙は温かいから好きです(´;ω;`)

もちろん、笑える所もあります。
まあ、お笑いを担当するのは基本的にニャンコ先生のプリチーさですがw


● キャラクター
とにかく登場する人がみんな優しい。

そして優しいだけじゃなく、
しなやかな強さを持っている。

そんな登場人物たちが好きなのですけれども、
やっぱり特に好きなのは、夏目なのですよねえ。

夏目の自然体な優しさが好きで、
毎回心がほぐされます。

そしてそんな夏目以上に、
夏目を引き取り育てている藤原夫妻が最強。笑

今回は藤原夫妻がメインとなるお話はなく、
ちょっとした登場ばかりでしたが、

それでも塔子(とうこ)さんのレジェンド感半端ない…。
この神オーラには勝てる気がしないわ。笑


あとはやっぱりニャンコ先生がかわいい♪プリチー♪

あの丸いお尻と、丸いしっぽがたまらないのよねえ…(*´Д`)ハァハァ

ぼてぼてしてるのも、
夏目の頭の上に着地してフィットしてるのも、
この二人は本当にナイスコンビだわ♪

そしてそのニャンコ先生に興奮する多軌(たき)も可愛すぎ!
1話から多軌さんの可愛さに悶えてました。笑


そんな感じで、
どのキャラも優しくて、温かくて、大好きです。

夏目は妖と絡んでいるのがしっくりきますが(笑)、

男友達と絡んでいるのも絵になってなんかもう、
ごちそうさまな気分になります(*´Д`)ハァハァ

夏目と田沼から漂う友情には、なんだかそそられますw
その友情をずっとながめていたいわ…(*´Д`)

…ああ、夏目が引いて青ざめる姿が浮かぶ。笑


● 音楽
【 OP「フローリア」/ 佐香智久 】

このOP大好きです♪
映像も気合入ってますね♪

夏目がイケメン過ぎて辛い…(*´Д`)笑

映像のようにどこか繊細な美しさや優しさも感じられ、
この作品にぴったりな曲だと思います♪


【 ED「きみのうた」/ 安田レイ 】

今回も感動する曲です(´;ω;`)

ちなみに、この曲のMV、
夏目と全然関係ないけど号泣しました(´;ω;`)

大切な人と同じ時を歩めることの幸せを忘れてはいけない。
それは当たり前なようで、いつまでも続くことではないのだから…。

そんながっつりな感動ソングがこれほど似合う作品は、
そうないんじゃないでしょうか。


● まとめ
誰かと話し、誰かと笑い。
日常の、なんともあたりまえな風景。

そこに夏目がいることが、泣けるのです。

たくさんひとりで苦しんだ日々を越えて、
今は大切な者たちと笑顔な自分でいられる穏やかで幸せな日々。

自分の居場所を見つけた幸せ。
そういう幸せをちゃんと感じて、ちゃんと噛みしめて、大切にする。

そういう夏目が私は大好きです。
そしてこの作品が大好きです。

また夏目たちに再会できることを願って。
7期待ちます!

投稿 : 2019/12/07
♥ : 23

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

安定の6期目

月刊『LaLa』掲載マンガ「夏目友人帳」を原作とするアニメ化作品です。
「陸」は「六」の意(いわゆる「大字」という奴)で、本作品は6期目となります。

あえて「連載」と書かないのは、掲載ペースが遅くて毎月載っているとは限らない気がするためです。

シリーズ「参」くらいからは下記の事情がわかっていればたぶん話が理解できると思います。これをネタバレと思う方はここまで読んだらお帰り下さい(笑)。
(逆に言えば、無印と「続」くらいまで見ていれば「参」以降はマンネリ…?)

1. 夏目貴志(なつめ たかし)は妖怪が見え、話ができる。
夏目は祖母の夏目レイコ譲りの強い霊力を持っており、幼少時から普通の人には見ることができない妖怪が見えたり、その妖怪と話をすることができます。

2. 夏目はレイコから「友人帳」を受け継いでいる。
レイコは多くの妖怪と勝負をし、レイコとの勝負に負けた妖怪の名前を友人帳に記載して名前を縛りました。名前を縛られた妖怪は友人帳の持ち主の支配下にあるということになってしまいます。

3. 夏目自身は祓い屋としては素人。
妖怪を退治したり封印したりする職能集団は作中で「祓い屋」と呼ばれますが、夏目自身は霊力が強いだけで祓い屋ではありません。

4. 現在は実子のいない藤原夫妻に引き取られている。
夏目は両親を亡くして身寄りがなく、妖怪が見えることによる言動で親族に気味悪がられたらい回しにされた果てに、夏目を快く引き取ってくれた藤原夫妻の下で暮らしています。藤原夫妻は夏目の霊力については何も知りません。

5. 現在は夏目の事情を知る友人がいる。
現在は多少の霊力を持つ田沼、妖怪が見えるようにする陣を使ったことがある多岐、祓い屋の名取などの友人がおり、そういった友人たちは夏目の霊力や妖怪を見ることができる能力について知っています。ただし友人帳について知っているのは妖怪だけで、人間には友人帳の秘密は明かしていない。

6. 夏目の霊力を狙う人間がいる。
祓い屋の的場など、友人ではないけれども夏目の霊力について知っている人間がおり、自分の陣営に取り込もうと画策したり能力を利用しようとしたりします。

初期のエピソードにより夏目の用心棒をすることになったニャンコ先生(正体は大妖怪: 斑(まだら))や夏目を慕う妖怪たち(通称:「犬の会」)、あるいは事情を知る友人たちの助けを借りながら時には妖怪からの襲撃に対応し、時には妖怪の悩みや問題を解決しながらの日常を送っています。

シリーズが進むことによるストーリーの進展は夏目自身の成長、藤原夫妻や友人たちのとの人間関係、レイコと妖怪たちとの思い出にまつわる話、夏目出生に関する謎、祓い屋たちとの関係などでしょうか。

2017.6.22追記:
全話視聴完了。最終エピソード<前後編>は、原作だと18巻収録の内容でした。これを今期の最終エピソードに持ってくるために、エピソード順の入れ替えがありましたね。

まあ、この最終エピソードで追加された「新たな謎」については原作でほとんど進展はない(最新巻は21巻)のでこのエピソード順変更は正解かも。

この終わり方は、「漆」を作る気満々とみました。連載完結したら全話アニメ化するつもりなんですかね?
(まあ、ファンにとってはその方がありがたいですけどね。)

そういえば最近、名前を返すエピソードがほとんどないですよね。昔はそれ用のバンクすら作られて使われていたのに。まあ、それはいいや…。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 37

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

繊細な物語を優しい歌で包んだら…朱夏の夏目になりました。

気が付いてみると、このシリーズも第6期まで放送されていました。
夏目と妖が織り成す心温まる物語…
序盤と今とのハッキリとした違いは、夏目を取り巻く人間関係に厚みと深みが生まれている事…なのではないでしょうか。

夏目がお世話になっている藤原家の人たち…
気が付いてみると学校にも夏目の事を理解してくれる友達が増えて、毎日の学校生活も充実そのもの…
そして夏目の能力を適正の評価してくれる祓い屋や使い魔たち…
そして相も変わらないニャンコ先生を始めとする妖たち…

この作品は、夏目の祖母にあたるレイコの作った友人帳に名前を記載された妖に返していく…
そういう内容の作品であった筈でしたが、最近妖に名前を返すケースがめっきり減ってしまったように思います。
そしてそれと同時に感じ始めているのは友人帳の持つ「違う価値」です。

原作を読んでいないのであくまで個人的予想ですが、この友人帳を巡ってこれまでとは異質な何か…そう、妖以外との摩擦が生まれそうな気がします。
例えば相手が人間だったり…
祓い屋だったら友人帳の様なモノを新たに作り出せたりするのかな…とか、夏目の友人帳が危機に晒されることも可能性としてはあるのかな…なんて思ったりしています。

毎週楽しみだった今期もあっという間に最終回の11話…
今回も物語の数の分だけ出会いと別れが紡がれた訳ですが、個人的にイチオシだったのは第8話の「いつかくる日」です。

ずっと思い続けて…その思いが届かなかったら諦める…?
それで諦められるなら、諦めても良いのだと思います。
でもそんな簡単に整理できないのが人の心…
だから人は奇跡を起こす方法を考えて一生懸命それに縋ろうとする…
だってほんの僅かな可能性はその一本にしかないのだから…
だからどんなに無様でもその一本にしがみ付くんだ…
そしてもし触れる事ができたのなら…今度は絶対離さない…
例えどんなに悲しい事が待っていても…です。

「俺もいつか、別れに怯えることより一緒にいられることを思えるようになるだろうか…」
空を見上げながら呟いた夏目のこの心の声に勇気と優しさを感じていたのですが、ここでピアノのメロディーが聞こえてくるんですよね…
決して出しゃばり過ぎず…でも心にじんわり広がっていくエンディングの旋律に、何度心が締め付けられたことか…

5期のAimerさんが歌っていた「茜さす」も破壊力抜群でしたが、今期の安田レイさんの「きみのうた」も十分魅力的な歌でした。
本編で魅せてエンディングで墜とす…この2段階攻撃って最近の流行りなんでしょうか。
「あの花」なんかは典型的なこのタイプでしたけれど…
私の様なチョロインには、この構成って結構心にグサグサ来るんですよね…
もう、2度死ぬのは007で十分ですのに…

今回新たな伏線が垣間見えました。
全ては7期への布石だと思いますが、今度はいつ放送されるのでしょうか…
続報が楽しみです。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 20

72.6 7 朱夏アニメランキング7位
劇場版 夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~(アニメ映画)

2018年9月29日
★★★★☆ 3.9 (80)
530人が棚に入れました
小さい頃から、他の人には見えない妖(あやかし)を目に映すことができた夏目貴志。 亡き祖母レイコが勝負をしかけ、負かした妖に名前を書かせた契約書の束「友人帳」を継いで以来、 自称用心棒・ニャンコ先生とともに、妖たちに名を返す日々――。

声優・キャラクター
神谷浩史、井上和彦、小林沙苗、伊藤美紀、伊藤栄次、石田彰、堀江一眞、佐藤利奈、木村良平、菅沼久義、沢城みゆき、ゆきのさつき、岡村明美、黒田崇矢、チョー、松山鷹志、下崎紘史、知桐京子、高良健吾、島本須美、村瀬歩
ネタバレ

四畳半愛好家 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

良くも悪くも平常どおりの夏目友人帳

映画館にて鑑賞。

劇場版だからといって、激しい戦闘があったり、劇的な展開があるわけでもなく、いつもどおりほっこりできる、優しい作品でした。
原作にあっても違和感のない、夏目らしい脚本で、原作をリスペクトした劇場版だったと言えそうです。

逆に、劇場版の”特別感”を期待してる人には、少し肩透かしな作品かもしれません。
何を隠そう、私自身もう少し”特別感”のある作品を期待しておりました…。

とはいえ、基本平常運転でも、そこは劇場版。
主要キャラは、ほぼ全員出てきました。{netabare}
(欲を言えば、的場さんや、的場一門の七瀬とかも出してほしかったところはあります…。)
{/netabare}

また、ニャンコ先生の可愛さが爆発してたところは、ある意味特別だったかも。これだけでも観た甲斐がありました。(タキに劣らぬニャンコ先生の大ファンなので!)

逆に悪かったのは、キャスト面。
劇場版あるあるのゲスト声優起用は完全に裏目に…。
お笑い芸人の2人(ネタは好きな人たちですが)も、イケメン俳優も違和感だらけの演技。
前知識なしで観たんですが、すぐに「声優じゃないな」と看破できるぐらいには下手です。
そもそも、この手の作品に、芸能人を起用したところで、宣伝になるのか甚だ疑問です…。なんのメリットがあるのやら…。
アニメ好きが観る映画なら、豪華声優がゲストで出てくれる方が、集客力ありそうですが…。

作画に関しても平常運転だったかなぁ…。崩れるところは、崩れていますし、テレビ版とそこまで差異を感じられませんでした。失礼ながら。

何はともあれ、夏目ファンなら観れば良いでしょう!肩透かし感はあるかもしれませんが、ニャンコ先生の可愛さの爆発や、優しい物語は、ファンが愛している夏目友人帳の姿そのものだったかと思います!!


最後に、ネタバレ付き、物語に関して思ったこと(単なるクレーム)(雑記){netabare}

●主の亡くなった、式の解放について
 主が死してなお命令に従い続けている式の解放。この劇場版の裏テーマの一つだと思います。それゆえに、式を解放するシーンで、名取の式たちの気持ちを匂わせる描写がもう少し欲しかった…。
 夏目組の妖達の魅力は言うまでもないですが、名取の式たちもまた、愛しいキャラです。
 瓜姫・笹後・柊(ひいらぎ)は、誰よりも名取を大事に思っています。
(アニメでも丁寧に式になる経緯が描かれた柊は勿論ですが、瓜姫・笹後も非常に魅力的です。名取の最初の式となった瓜姫については、とっっても美しい出会いの話が原作21巻にありますので、是非。以来瓜姫ファンでもあります。笹後についても後々語られるのでしょう。)
 ニャンコ先生が名取を小突いたときに一斉に反応するさまに、名取愛が感じられて、可愛いかったです。

 そんな名取命な彼女らにとって、主の死は無視できない問題です。夏目組もそうですが、妖にとって人間の死はあまりに短い。夏目と斑にも必ず別れが来ますし、名取が式を解放するときもきっとくるでしょう…。
 なので式の解放の場面では、感じるものがあったはずですが…演出が少し不足してたような気がします。
 わがままでしょうか…。

●的場が出なかったことについて
 出てほしかったのが本音ですが、出せなかった部分もあるかと思います。
 なにせ、彼はとても複雑な人物であり、強力な式を手に入れようとする悪役として単純に登場させるべき人物でもないからです。原作でもまだまだ謎の多い人物であり、下手なキャラ付けを避けるため、緑川先生に配慮しての判断だったろうと思います。(名取はある程度固まってきているキャラなので、幾分か自由に動かせるのでしょう。)

●夏目組・犬の会について
 先ず紅峰(べにお)がいないじゃんかぁ…(泣)
 あと、劇場版なんだから、子狐とか出てくれたら、なおよかった。(欲張り)
 斑と同格レベルと思われる三篠(みすず)の活躍シーンとかもたまには観たい!(ただのクレーム)
                    以上 雑記了
{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 9

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

優しく、哀しい、嘘をついた

この作品は、2018年の9月29日に公開されたそうですが、2018年9月29日、30日の公開初週2日間で観客動員数、興行収入、満足度において国内ランキング第1位を獲得。10月21日までに観客動員50万人を突破した記念に、鏡開きが行われたんだそうです(wikiより)。

どれほどこの作品を…この作品の持つ世界観を楽しみにしていた人が居たのだろう…
数値が、結果を如実に表していると思います。
そして実際に作品を視聴してみて、数値に嘘は無いことを確信しました。

公式HPも作成されていますが、あらすじはネタバレ要素が満載なので、この作品をじっくり堪能したい方は、前情報無しでの視聴をお勧めします。


人と妖の間で忙しい毎日を送る夏目は、偶然昔の同級生・勇気と再会したことで、妖にまつわる苦い記憶を思い出す。
そんな頃、夏目は、名前を返した妖の記憶に出てきた女性・津村容莉枝と知り合う。
レイコのことを知る彼女は、いまは一人息子の椋雄とともに穏やかに暮らしていた。
彼らとの交流に心が和む夏目。
だが、親子の住む町には謎の妖が潜んでいるらしかった。


公式HPのあらすじの中からネタバレ要素以外を抜粋しました。
謎の妖を巡り物語が動いていくのですが、今回も夏目の視点は秀逸です。
夏目のこれまでの境遇は、皆さんご存知の通り決して幸せとは言えない時間を過ごしてきました。
祖母である夏目レイコから受け継いだ「妖を見る力」に翻弄されたこともありましたが、多くの理由は夏目自身には無かったと思います。

夏目は物事を推し量る際、自分の過去の体験とオーバーラップさせるんです。
そんな彼の出す答えが人に…妖にとって優しくない筈がありません。
それは夏目自身の魅力でもあるので、夏目の周りにはいつも友達がいっぱい…
しかも物珍しさなんかではなく、居心地が良いから一緒に居るのが感じられる…
夏目に変化に一番ビックリしたのは、偶然出会った同級生なのかもしれません。

この作品のタイトルである「うつせみに結ぶ」は、物語の完走により意味を理解することができます。
物語を何故「うつせみ」に帰結させる必要があったのか…
作り手の様々な思いを乗せた一言なのでしょう…しっかりと切なさが伝わってくる構成だったと思います。
でも、公式HPのトップページに記載された「優しく、哀しい、嘘をついた」を見たのは、本編完走後だったからでしょうか…やたら胸に刺さった一言でした。

「優しく、哀しい、嘘」って誰がどんな嘘をつくんでしょう…
「嘘」をつくのは良い事ではありません。
そんなのは幼稚園児でも知っている世の中の常識…

でも、世の中そんな簡単じゃないんですよね…
そう、世の中には「正しい嘘」が存在するんだと思います。
縋る術がそれしかなかったり、偶然の奇跡を現実にするための必然性からなど、きっかけや理由は色々あると思います。

でも根底にあるのは「目の前の人を悲しませたくないから」なのではないでしょうか。
正義の鉄槌を振りかざすだけが万能じゃない…
「1+1⁼2」以外の事態に直面しても対処するため人の心は揺れ動けるように出来ているのではないでしょうか。
そんな事をこの作品を視聴して感じました。

上映時間104分の作品です。
昔から馴染のキャラはちゃんと登場しますし、今回もニャンコ先生は大活躍です。
出来の良さは数値が示しているので、この作品の世界観が好きならお勧めできる作品だと思います。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 14
ネタバレ

いしゆう さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ニャンコ先生のかわいさに癒やされ やさしい物語に胸が熱くなりました。

あらすじはあにこれを参照ください。
放映時期:2018年9月~ 
時間:104分

〇物語
のどかな町並みで繰り広げる夏目と妖たちの日常
不思議でちょっぴり泣けるお話です。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

〇音楽
Uru(ウル)が歌う”remember”
{netabare}
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
夏の終わりを知らせるように
道端にそっと 並んで咲いた
夕にも染まらず風も知らない
青い、青い、リンドウ

傷つくことを恐れながら
心を隠したりしたけれど
誰かが傍にいてくれる温かさを
教えてもらったから

さよならじゃない
名も知らない遠い場所へ
離れたとしても 記憶の中で
息をし続ける

夜に埋もれて
誰も知らない遠い場所へ
迷ったとしても 記憶の中の
温もりでずっと今を照らせるよう

遠くで聞こえる祭りの声は
関係ないんだって そう思っていた
見たくもなかった境界線が
寂しかった日々

誰の背中も追わなかった
時には嘘もついたけれど
守りたいものがここにできたこと
それがただ嬉しくて

さよならじゃない
向かい合えずいた寂しさも
帰りたい場所がここにあるだけで
それだけで 強さに変わる

愛されたいと本当はもがいていた
この孤独も涙も包むような
優しさに出逢えたから

さよならじゃない
例えばもう 会えなくなっても
きっとどこかで
笑っていると
心繋げて

さよならじゃない
名も知らない遠い場所へ
離れたとしても 記憶の中の
温もりを ずっとずっと忘れないよ
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
{/netabare}
夏目友人帳の選曲ってどれも素晴らしいですよね?
この曲も透き通った声が素晴らしい良曲です○o。.。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

〇観終わって
ノスタルジックな雰囲気の中 物語が繊細なところイイですよね○o。.
驚く場面もありましたが基本いつもと同じ夏目友人帳らしい内容でした

優しいものは好きです。温かいものも好きです。だから人が好きです。
思わずこのセリフが浮かんじゃったから きっと不変なんでしょう♪

{netabare}
前半はニャンコ先生が3等分になったり
礼子さんの知り合いと遭遇したりと 
まったりとした心地よい時間が過ぎていき思わず頬が緩みます♪

でも物語の核心部分
ふとした優しさが時には問題を引き起こす種になるなんて・・・

終盤 魔法が一瞬で解けてから 
はかなさに似たようなこの気持ち 
ただただ 切なくてじわっときました。
{/netabare}

妖は怖い 良く分からない 
でも夏目はそんな妖と共生を選択し 交流を深めている
そんな夏目のやさしさに包まれながら至福の時間を過ごせました。


以上 最後までお読み下さりありがとうございます。














 

投稿 : 2019/12/07
♥ : 17
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