おすすめ村山明で永井一郎な人気アニメランキング 4

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早速見ていきましょう!

76.9 1 うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(アニメ映画)

1984年2月11日
★★★★★ 4.1 (333)
1513人が棚に入れました
あたるの通う友引高校は、本番を明日にひかえて文化祭の準備に大わらわ。だが……翌日になってもやはりあたるたちは文化祭の準備をしていた。実は友引高校のみんなは同じ日を延々と繰り返していたのだ。事態に気付いた担任の温泉マークと養護教諭・サクラは原因を究明しようとみんなを下校させるが、無事帰り着けたのはあたるとラムだけ。みんなは何度帰ろうとしても、友引高校に戻ってきてしまう。その間にも異変は起こり続け、ついに財閥の御曹司・面堂終太郎が自家用ハリアーを持ち出して空から現状を確認する事態に。すると、なんとそこには友引町を甲羅に乗せて中空をさまよう、巨大な亀の姿が…!! 脚本・監督を、「攻殻機動隊」の押井守が務めた。本作品の特異な世界観やストーリーは、現在の押井守の世界の原形とも言われている。

声優・キャラクター
平野文、古川登志夫、島津冴子、神谷明、鷲尾真知子、田中真弓、千葉繁、村山明、藤岡琢也
ネタバレ

てけ

★★★★★ 4.3

これ単体で見られます。たくさんの気づきをくれる作品!

押井守監督作品。約98分。

友引高校では、学園祭の準備が行われていた。
生徒たちは大忙しのてんやわんや。
主人公の「あたる」や「ラム」たちも、泊まり込みで作業をしていた。
しかし……。

「ん? このシーン、前にも見なかったっけ?」

違和感を抱いていくメンバーたち。
どたばたから、徐々にゆがんでいく世界。
そして、哲学的テーマにつながっていくストーリー展開です。


原作を読んでいるか読んでいないかで印象が変わると思います。

「うる星やつらでやる必要がない」

そんな批判がありえるからです。
ただ、私は原作未読なので、その立場で話をします。
ちなみにこの作品単体で見ても十分理解できますのでご安心ください。


作られたのは1984年。
しかし、できがとてもよくて、今でも十分見られる作品です。

見せ方が非常にうまいです。
だんだんとおかしくなっていく世界の雰囲気がたまりません。

間の取りかたにも特徴があります。
BGMを上手に使ったつかの間の休息です。
これが独特な空気感を作り出しています。

また、いたるところにさりげない伏線を仕込んでいるのもポイント。
{netabare}
・壊れた大時計 → 時間が進まないことを表す
・人形をのせたトラック → 「夢」を構成する部品
・「ダーリンはすぐあん中(戦車)隠れるし、どっか隠しちゃおか?」 → 戦車がプールに → ラムの思い通りになる世界という暗示
・折れた刀が直っている → 世界のループ
そのほか多数。
{/netabare}
本当に細かいところまで手が行きとどいています。
見るたびに新しい発見があります。

テーマはタイトルのとおり「夢」。
これが何を意味するかは、いくつもの解釈ができます。

・眠っている間に見るもの
・欲求への特定の気持ち
・大切にしている願望

そして、終盤では、哲学的な問いを投げかけてきます。
{netabare}
現実の定義とは何か。
今起こっていることは夢ではないと言い切れるのか。

夢の中では怖いものは怖いし、悲しいことは悲しいです。
読んで字のごとく「無我夢中」です。
現実となんら変わりはありません。
目を覚まして、初めて「夢だった」と認識するわけです。

そう考えれば、夢も現実も境目のないあいまいな存在であると言えるのではないか。
{/netabare}
一度メッセージが投げかけられれば、あっという間にテーマが展開されます。

細かい伏線、テーマの面白さ。
それを上手に展開、回収する構成力がお見事です。
「気づき」をくれる作品です。


それから……ラムちゃんがめっちゃかわいい(*´д`*)

さすが元祖萌えキャラと一部で言われるだけがありますね。
今でも色あせていませんです。

「みんな見るっちゃ!」

投稿 : 2019/09/14
♥ : 49
ネタバレ

shino73

★★★★☆ 4.0

さよならアニメーション

押井守監督作品、原作高橋留美子。
主演そこのあなた。

学園祭を明日に控えた友引高校。
あたるたちは連日校舎に泊まり込みで準備に大忙し。
そんな折、夜食調達に出掛けた深夜の友引町で、
あたると面堂は奇妙な体験をする。

通常アニメに限らず、
作り手と受け手の共犯関係が、
居心地の良い「閉じた世界」を創るわけですが、
それを「おたく的なもの」と名付ければ、
その「おたく的なもの」を喜劇的に、
シニカルなメタ視点で描いてみせた傑作作品。
この共犯関係に噛み付いたのがエヴァの旧劇でしたね。

終わりのない祝祭。
{netabare}永遠に繰り返される学園祭前日。
祝祭はノスタルジーと娯楽を提供し、
受け手も演者も居心地の良い空間を満喫するのですが、
結局何も始まらないし何も終わらない。{/netabare}
押井守は確信犯である。

多くの素晴らしいレビューがあります。
今更ながら感銘を受け書いています。
僕にとって最も印象深い演出が終幕にあります。
{netabare}それは「夢から醒めてもまだ夢の中」ということ。
退屈な日常に戻らない所で、
物語を着地させてみせたのです。
まだ胡蝶の夢は終わっていないのだ。{/netabare}

僕たちは次に来る朝に至らず、
未だ「美しい夢」の衝撃の内にあるのです。

投稿 : 2019/09/14
♥ : 58
ネタバレ

ワタ

★★★★★ 4.7

最高のBAD END

押井守の名を一躍有名にしたアニメ映画史上に残る大傑作。
アニメ好きなら、これは本当に観るべき。
私が生まれる前、もう30年近く前の作品だが、本作の持つ独創性は全く色褪せていないと感じる。
直撃世代でなくとも楽しめたからこそ、強くお勧めしたい。

学園祭前夜の喧騒から始まり、徐々に不穏な空気を漂わせていき、そして・・・
といった具合に、日常から異常な世界への持っていき方が抜群に上手い。
幻想的な映像を用いて、視聴者をごく自然に非現実的な世界へと誘い、惹き込んでいく。
声優の熱のこもった長台詞演技、主に変拍子を駆使した劇伴音楽も作品世界を引き立たせる。
物語中盤「友引町の真実」が浮き彫りにされるシーンには鳥肌が立った。
これといった中弛みもなく、終始濃密なストーリーである約100分があっという間。

本作は学園祭前日を描いたものだが、この「学園祭前日」というシチュエーションが良い。
祭りは本番よりも準備をしてる時が一番楽しい、とはよく言ったもので
夜の校舎で仲間達と共同作業する様子が実に楽しげに描かれていて、ふと懐かしさを覚えた。
エンドロールで哀愁感漂う名曲「愛はブーメラン」をバックに、
徐々に遠ざかって行く友引高校の校舎・・これまた強烈なノスタルジーを喚起させる心憎い演出。

そしてノスタルジー以外にも、エンディングの演出には目を見張るところがある。

{netabare}本作の結末を素直に受け止めれば
「ラムの見る夢(ループ)から脱出し現実へと帰還できたハッピーエンド」である。
私も最初はそう解釈した。だが事はそう単純なものではなかったのだ。
エンドロール後の校舎の鐘の音が不気味に感じたという個人的理由から、
何となしに結末の解釈をネットで調べてみると・・・驚愕。
作中の台詞から、本来の友引高校は3階建てである。しかしエンディングの校舎は2階建て。
つまり、エンディングの校舎は本来の友引高校の姿ではない・・・
本来なら冒頭に出るはずの作品タイトルをエンディング時に掲げたのは
ここからが物語の始まりであり、冒頭へと繋がることを示す。
その冒頭であたるが何故か憔悴した顔をしているのは、世界の真実に気付いてしまったから。
「結局あたる達は夢から抜け出せず、学園祭前日という最も楽しい時間を永遠にループし続ける」
と解釈できるのである。これはある意味”最高のBAD END”とも言えるだろう。

wikiによると、TV版では作画演出上あらゆる校舎の階数が存在しており
本作ではそれを逆手に取って「校舎がセットである」という演出意図もあったらしい。
本作は全編通じてメタフィクショナルな手法が散見され
「アニメはただの動く絵であり、キャラも所詮作り物でしかない」
という痛烈なメッセージが込められている。
エヴァにも同種のメッセージ性があるが、比較してみると面白い。
「アニメばっか見てないで現実に帰れ」と、オタクを親切に説教した庵野さんに対して
「アニメを捨てて現実に帰るもよし、永遠に夢の世界(アニメ)に居続けるもよし」
と、好きな方を選ばせたのが押井さん。そもそも両者に大した違いはないんだよ、とも。{/netabare}

原作のイメージとあまりにもかけ離れた作品であり
原作ファンには不評で、原作者が激怒したという話も聞く。
原作をよく知らない私としては何とも言い辛いところはあるけれど。
「うる星やつら」というコミカルな作品と、押井監督の虚実論溢れる理屈っぽさ全開の作風。
この両者のギャップが本作を傑作たらしめる要因の一つであることは間違いない、と思う。

最初に述べた通り、今観ても十分楽しめるし、100年後でも普通に評価されてそうな作品だが
当時劇場で観た人の衝撃はどれ程のものであったか・・・本気で羨ましいです。

投稿 : 2019/09/14
♥ : 57

66.3 2 うる星やつら 夢の仕掛人、因幡くん登場! ラムの未来はどうなるっちゃ!? (OVA)

1987年7月18日
★★★★☆ 3.7 (21)
113人が棚に入れました
TVアニメ『うる星やつら』の放映終了後に制作された、OVAシリーズの実質的な第一弾。自らの男運のなさを嘆くしのぶは、ウサギの着ぐるみをまとった行き倒れの少年を助けた。運命製造管理局員を務める彼、因幡はそこで運命の鍵を落としてしまい、拾ったしのぶを通じてラムの手により亜空間の扉が開かれる。その先に待ち受けていた光景は、未来のしのぶがあたるとの間に生まれた子供と連れ立っている姿だった……。原作終盤に描かれ、TVシリーズ放映中にはアニメ化されなかったファンに人気のエピソードを、のちのOVA版よりも大幅に尺が長い一時間の枠を使って映像化。監督・出崎哲&キャラクターデザイン・四分一節子のコンビは、本作の高い完成度を受け翌年の映画『完結篇』でも続投した。

Britannia

★★★★☆ 4.0

おもしろかったです

■おはなし
無数に存在すると言われる並列世界
その未来への扉とは別に理想の未来を作れるとしたら
あなたは、どんな理想を求めますか・・・


TV版より作画が格段に上がり話も面白い
1987年の作品とは思えない。

投稿 : 2019/09/14
♥ : 8

64.5 3 うる星やつら ハートをつかめ(OVA)

1989年7月22日
★★★★☆ 3.6 (13)
67人が棚に入れました
絶大な支持を受けたTVシリーズのOVA版第7弾。先行して、制作会社主催のファンクラブ大会で上映もされている。レイとのデートに向かう最中、奪魂糖なるアメを買わされたラン。それは、舐めた相手の頭上に浮いたハートを手にするとあら不思議、その心をも虜にできるというスグレモノらしい。さっそく試すが、食い意地の張ったレイは頭上のハートをもことごとく食べてしまい不発に。ふてくされたランはラムに奪魂糖を押しつけ、それを食べたラムのハートを巡って友引高校は大騒ぎ! TVアニメ化されなかった原作エピソードからチョイスされた一編。ラムのハートを入手し暴走するメガネの描写は、TVシリーズの名篇「さよならの季節」を彷彿とさせる。

61.3 4 うる星やつら ヤギさんとチーズ(OVA)

1989年12月21日
★★★★☆ 3.3 (11)
60人が棚に入れました
絶大な支持を受けたTVシリーズのOVA版第6弾。先行して、制作会社主催のファンクラブ大会で上映もされている。面堂家の丘に飾られたヤギの像は曰く付きのもので、そこで像と一緒に写真を撮るとヤギの霊が映りこみ、その祟りで死んでしまうらしい。面堂父の悪ふざけにより、像と共に写真を撮られてしまったあたるたちはなんとか祟りを回避しようとあがくが、敵もさるもの軍隊を繰り出してもまるで手応えがない? TVアニメ化されなかった原作エピソードからチョイスされた一編。元の話よりド派手にスケールアップした内容は必見だ。主題歌は懐かしの「ラムのラブソング」と「宇宙は大ヘンだ!」が採用された。
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