機関車TVアニメ動画ランキング 5

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の機関車成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月18日の時点で一番の機関車TVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

87.0 1 機関車アニメランキング1位
GOSICK[ゴシック](TVアニメ動画)

2011年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (2840)
14776人が棚に入れました
聖マルグリット学園の図書館塔の上の上、緑に覆われたその部屋で、妖精のような少女―ヴィクトリカは待っている。自らの退屈を満たしてくれるような、世界の混沌を―。その少女は語るのだ。パイプをくゆらせながら。「混沌の欠片を再構成しよう」そして、たちどころにそのどんな謎をも暴く…いや、〈言語化〉してしまうのだ…という。西欧の小国・ソヴュールに留学した少年・久城一弥。彼はふとしたことから知り合った少女・ヴィクトリカとともに、郊外に住む占い師殺人の謎に挑む。しかし、それはある大きな謎の欠片でしかなかった。囚われの姫と、彼女を護る死に神が、幽霊の現われる呪われた船の謎に挑む。白と黒の物語の幕が今、開きます。

声優・キャラクター
悠木碧、江口拓也、下屋則子、木内秀信、鹿野優以、沢城みゆき、大川透、根谷美智子

アシュコロン さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ヴィクトリカの頭脳と可愛さに魅了された^^

◆内容◆
舞台は第一次世界大戦後のヨーロッパ。
ソヴュール王国にある聖マルグリット学園に
日本から来た留学生「久城一弥」が学園内の図書館塔で
金髪の人形のような少女「ヴィクトリカ」と出会う。
また彼女には天才的な頭脳を持ち合わせており
その二人が様々な事件に遭遇していく…。

◆感想◆
作画・音楽・キャラはどれもピカイチ!
作画の雰囲気はとても気に入った。
他のアニメで例えると「D.Gray-man」に雰囲気が
似ていると思った。
またOP、EDもこのアニメの雰囲気にとてもマッチしていて
とても好きです。
なによりヴィクトリカがとてもかわいいです!
物語が進むごとにヴィクトリカの魅力がどんどん伝わってきました!

推理アニメということですが
個人的には謎解きと捉えて見るより
ヴィクトリカが謎をすらすらと解いてく
ヴィクトリカの頭の良さやすごさ、
と捉えて見た方が良いと思った。

もちろん謎の答えが明かされたときは
とても分かりやすかったし、
推理をする過程はとても面白かった。

物語としてはとてもよく練り込まれていて
見ごたえのあるアニメだと思います。
シリアス好き、ヨーロッパの歴史好きはもちろん
推理もの苦手だ~という方もおすすめです

投稿 : 2024/04/13
♥ : 87

ねこmm。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

か弱き雄弁な灰色狼は愚かな子栗鼠と出逢い愛を知る  【ねこ's満足度:83pts】

舞台は20世紀初頭、近代ヨーロッパ。
人類の歴史上、最も世界の様相が変化した頃のお話です。

この作品は単純にヴィクトリカに萌えるアニメではないと思います。
かと言って、彼女の推理を楽しむミステリー物でもありません。
基本的に古典的なトリックが多いですし、
彼女の頭の中でしかわかってないことも多く、推理物と呼ぶにはあまりにもアンフェアだからです。
ただし物語の重要な鍵を握る部分であり、
彼女の有能さを表す指標にもなっているので、作中の大切な要素ではあります。

ではこの物語の本質、作家が表現したかったものとは何か。
個人的には、娘を想う母の壮絶な「愛」と母娘の哀しき「宿命」、
さらには娘がその宿命を乗り越え掴んだ「絆」であると感じました。
終盤そこに至るまでに、一話一話丁寧にエピソードを積み上げていっている印象です。

もちろん、ヴィクトリカに萌えるだけでも十分楽しめます。そのくらい彼女は可愛いし魅力的。
中盤からはあからさまに”九条大好き光線”出しまくりで、彼女を見てるだけで嬉しくなってきます。
特にテンポ外れの歌声と、独特な乾いた笑い声には大いに笑わせてもらいました。
ただしそこばかりにとらわれていると物語序盤のカオスの欠片(伏線)を取り逃がし、
終盤になってから話の全体像が掴めなくなる恐れがありますのでご注意を。

決して難解なストーリではないですが、難解にみえる構造にはなっています。
少なくとも『オカルト省』と『科学アカデミー』の関係性、
それぞれの関係者とその目的くらいは見失わないようにして観てみてください。
最終話、全容を理解できた時にはこの作品への評価が一段階上がっているはずです。

OPED曲はともに作風にマッチしていてよかったです。
世界観もわたし好み。個人的にはかなり満足できる作品でした♪

投稿 : 2024/04/13
♥ : 86

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ぷにぷに桃色ほっぺが可愛いね♪

■GOSICKを評価する前にまず考えてみました♪ \_( ・_・)ハイ ココチュウモクデスヨー
直木賞作家、桜庭一樹さん原作の作品ですが、森見登美彦さんと同じ様にマジックリアリズムという
手法を取り入れている作家さんなのです。
四畳半神話大系のレビューでもちょっとだけ説明してますが、見ていただいてない方の為にちょっと
だけ説明です♪
 
・現実の世界と、まったく異なる法則の出来事が混在していて、どこからどこまでが現実で、
 どこからどこまでが幻想か、判然としない物語をマジックリアリズムと呼ぶのですね♪
 
簡単に言えば、不可解で神秘的かつ神話的な印象を与える手法とでもいうのですね!
なので、ミステリー色が強く感じられますが、簡単にミステリーというジャンルの目線で評価するの
はちょっと違うのではないかという印象を受けました。
また、桜庭さんは数々の女性ヒロインの物語を書き上げてきた作家さんみたいですが、本作品のヒロ
インであるヴィクトリカの悲劇的な生い立ちから、人の温かみに触れて、愛を知り成長していく人生
譚を描いた心温まる作風に目を向けて評価をしていこうと私は考えました♪
 
■GOSICKの舞台背景などなど・・・
時代背景は、第一次世界大戦後のヨーロッパなのです!
ソヴュール王国と言われる小さな国の聖マルグリット学園という自然豊かな学園を中心に物語が展開
されていくのですね♪
中世風の建物を舞台にした幻想的なゴシック・ロマンス(ゴシック小説)を意識しているかのような作
画が物語の雰囲気を作り出していたのも好印象でした♪
※ドラキュラ・オペラ座の怪人・嵐が丘(文学少女第2巻の題材)という作品もゴシック・ロマンス。
 
主人公ヴィクトリカの能力「知恵の泉」は「名もなき村」の出身者で母親のコルでリアの血を引いた
わけですが、一般の人々から恐れられ、また一部の権力者が手に入れようという描写がヨーロッパに
おける魔女狩りを連想させていて、中世ヨーロッパの雰囲気に深みを与えてくれたように感じました♪
 
■総評
冒頭にもちょこっと触れましたけど、GOSICKはヴィクトリカの人生譚をうまく表現している作品だな
っておもうのです♪
そんな可愛いヴィクトリカに多大な影響を与えた2人、久城 一弥(kujyou kazuya)とコルデリアとの
出会い・再開からの展開に魅力を感じこの作品に惹かれたポイントでした!
久城とは、宿命ともいえるように、様々な事件に巻き込まれながら2人の絆がただの知り合いから友
情・親友そして愛情へ変わっていく過程で、ヴィクトリカの心情の変化がとってもうまく表現されて
いてとっても可愛らしく愛おしく感じられましたね♪
また、遠くでヴィクトリカの成長を見守りながら変わらぬ愛情を注ぎ続けるコルデリカの姿と、その
愛を少しずつ感じ始めるヴィクトリカの関係にも心が奪われました(*^.^*)
一人の少女がこんなにも輝いて見えるアニメって私は素敵だとおもいます♪
是非おすすめしたいアニメの一つですよー(*^o^*)
 
■一言・・・
最後に、切なくも心温まる作品が出来上がるための隠し味に使われたスパイスとは・・・
タイトルGOSICKという造語のなかに隠された「TRICK」という言葉のスパイスこそ、
『混沌(カオス)の欠片』の一つなのだと思うことにしておきます(。・ω・。)♪
 
∑∑∑(/゚□゚)/ヴィクトリカマッテー!!   (..)(・.)(: )(¨)( :)(.・)(..)(・.)(: )(¨)( :)(.・)(..)ゴロゴロ
 
2011.07.22・第一の手記

投稿 : 2024/04/13
♥ : 65

61.8 2 機関車アニメランキング2位
RAIL WARS!(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (670)
3387人が棚に入れました
超巨大優良企業・國鉄に就職し、安定した将来を夢見る平凡な高校生、高山直人。そんな俺が研修で配属されたのは、男嫌いの桜井をはじめヤバい奴だらけの「鉄道公安隊」だった! しかも、國鉄の分割民営化を企む過激派「RJ」まで暗躍し…… どうなる? 俺の人生設計!
國鉄が分割民営化されなかったもう一つの日本を舞台とした、夢の鉄道パラダイス・エンタテイメント! 出発進行!

声優・キャラクター
福山潤、日野聡、沼倉愛美、内田真礼、五十嵐裕美、中原麻衣、堀江由衣

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

あまりハードルは上げずに視聴してね(´ー`;)

「今のJRが民営化されていなかったら」
「日本国有鉄道(国鉄)のままだったら」
と、いう『パラレルワールド』を描いた作品。
全12話。 原作はラノベ。


今の若い人たちは「国鉄」って言われても
ピンと来ないでしょうねw おっさんはギリww
もう30年近く前になるんですかねぇ…
当時の国鉄が民営化され、JR各社に分割されたのは。

今作はそんな「JR」が存在しないパラレルワールド。
世界観や設定はとても面白そうな作品♪と期待して
視聴を始めましたが……。
と、とにかくストーリーが雑(;´Д`)=3
ご都合主義やら行き当たりばったりやらが次々と。
稚拙なストーリー構成は個人的に命取りになりました。

その他の評価項目は、まぁ、平均的な仕上がり。
可もなく不可もなくといった所ですね。
キャラデザや声優陣など個人的にお気に入りな点も
何点かありました♪♪
それだけにストーリーのクオリティの低さが残念。

ジャンルとしては鉄道アクションもの+ハーレム♡
鉄道ファンなら楽しめるのか…それとも…。
まぁ、あまりオススメできる作品ではないかな(´▽`;)



『パラレルワールド』作品に大切なのは
しっかりと作り込まれたストーリーである。
この事を勉強させてもらった作品となりましたw
にわか者からすると、それだけでも感謝ですw





《キャスト》
高山 直人(CV.福山潤)
桜井 あおい(CV.沼倉愛美)
小海 はるか(CV.内田真礼)
岩泉 翔(CV.日野聡)
飯田 奈々(CV.堀江由衣)
五能 瞳(CV.中原麻衣)
札沼 まり(CV.五十嵐裕美)
鹿島 乃亜(CV.茅原実里)



《主題歌》
OP
『向かい風に打たれながら』/茅原実里
ED
『OVERDRIVER』/ZAQ

投稿 : 2024/04/13
♥ : 54

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

「そんなわけないやろ」鉄道アニメ

日本国有鉄道が民営化されない?
国鉄やりたい放題の鉄道アニメです。
もちろん、シナリオもやりたい放題。
毎回必ず「そんなことないやろ」的なシーン連発です。
「ここまでするか?」的な無理矢理アクションがあったり。
鉄道アニメには場違いの萌えシーンがあったり。
ドタバタエロハーレムアクションアニメの様相を呈してます。

登場人物は鉄道公安隊の見習い高校生カルテット「けいよん?」。
主人公は、普通の鉄道オタク男子高校生高山直人。
何故かモテたり、究極の危機に陥ったりです。
ヒロインは、暴力系ツンデレ桜井あおいと巨乳系デレデレ小海はるか。
さらに、普通の体力自慢男子高校生岩泉翔が加わり、話はあらぬ方向です。

鉄道好きの私としては、ドクターイエロー、C62重連に始まり。
アプト式や北斗星、懐かしのはつかりなど「オー」っていう感じ。
破綻ストーリーに半ばあきれつつも、意外に楽しめる作品となりました。

印象に残るシーンは、爆弾処理と落石検知ワイヤー射撃。
それと碓氷峠の重心移動。
ホント、「そんなわけないやろ」的な超ツッコミ所でした。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 48
ネタバレ

ホワイトマウス さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

痴漢と犯罪者は許さないんだから

RAIL WARS!、見終わりました。毎回、期待して見てました。

ほんとは
{netabare}高校生のOJTとしてでなく、鉄道公安隊に新人さんとして働くという背景のほうが良かったような気もしたんですけど、{/netabare}でも良かったです。

私、桜井あおいちゃんのファンになっちゃいました。あおいちゃん、強くって、素敵!  {netabare} 格闘技も拳銃の扱いも警官顔負けでしたし。あおいちゃんの「痴漢は射殺!」の名ゼリフ、極端ですけどあおいちゃんらしいです。
あおいちゃん役の声優さんが私の好きな沼倉愛美さんだったのも良かったです。

物語は現実離れしていたけど、みんなで協力して事件を解決する姿、素敵だったと思います。高山君がリーダーというのも、あおいちゃんや岩泉君などとバランスが取れていて、このメンバーを安心して見られたような気がします。
{/netabare}
opの茅原実里さんの「向かい風に打たれながら」、あおいちゃんのアクションがあって躍動感がありました。それにEDのZAQの「OVERDRIVER」」もかっこよくって素敵でした。

2期あればぜひ見たい作品です。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 48

75.7 3 機関車アニメランキング3位
ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note-(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (403)
1697人が棚に入れました
「Fate/Zero」において、征服王イスカンダルとともに第四次聖杯戦争を駆け抜けた少年ウェイバー・ベルベット。時を経て少年はロード・エルメロイの名を受け継ぎ、「ロード・エルメロイII世」として、魔術師たちの総本山・時計塔で魔術と神秘に満ちた様々な事件に立ち向かう―――。

声優・キャラクター
浪川大輔、上田麗奈、小野大輔、水瀬いのり、松岡禎丞、山下誠一郎、小林裕介、平川大輔、伊藤静
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

バビロン捕囚

原作三田誠、制作TROYCA。

Fateシリーズからのスピンオフ。
ロードエルメロイの名を襲名した主人公が、
神秘集う魔術師たちの総本山ロンドン時計塔で、
謎に満ちた様々な事件に挑む魔術ミステリー。

第四次聖杯戦争から時が立ち、
シリーズに疎い僕としては心配でしたが、
美麗な映像と神話的な世界観、
厄介な相談者、謎に満ちた仕掛け等々、
これは圧巻の導入部ではないでしょうか。

英霊イスカンダルの復活、
魔眼蒐集列車へと至るオリジナルエピソード。

ロードとは魔術協会を支配する最高権威。
彼はその地位を守り抜けるのでしょうか。

2話視聴追記。
超常現象と対峙する探偵といった趣で、
陰影に富む荘厳な館が舞台の超常ミステリー。
{netabare}魔術師の夢「根源」を願った研究者の悲劇。
永遠に憑りつかれたものの運命。{/netabare}
助手の少女グレイが「知識」ではなく「力」で、
頼れるのが好印象を加速させている。

これは僕が最も好む世界観である。

最終話視聴追記。
{netabare}魔眼蒐集列車での事件も一段落が付き、{/netabare}
学舎では根源を目指すもの達の巣立ち、
静かなエピローグが余韻を誘いますね。
主題歌・劇中歌ともに完成度が高く、
荘厳で秘教的な魔術の世界を堪能しました。
万物の理に退隠する真理探究の世界だ。

ぜひ皆さんも楽しんで頂きたい。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 50

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

『Fate/Zero』を観てから観るが良い!(なにげに「やが君」と監督同じ(笑))

『Fate/Zero』でまるで主人公のように(笑)活躍していたウェイバー君のその後を描くFateシリーズのスピンオフ的な作品。原作小説があるらしいです、知らんけど…。

まあ、『Fate/Stay night』の一連の作品群が「本編」と考えれば『Fate/Zero』も前日譚とはいえスピンオフみたいな物ですが…。

本作では『Fate/Zero』でのエピソードの後、ウェイバー・ヴェルベットがある経緯からロード・エルメロイⅡ世を名乗り、時計塔で現代魔術科学部長をしている中で魔術が関わった事件について(お金のために(笑))依頼を受けて解決していくという感じのお話です。

私個人としては、ロード・エルメロイⅡ世となるにあたって義妹となったライネスとの会話や、荒事では頼りになる内弟子グレイなどを愛でるアニメと化しています。

加藤誠監督作品でありあおきえい氏も参加していることなどから、演出には『やがて君になる』と似たような香りを感じることもあります。

2019年夏作品の中では、まあまあ面白い方だと思います。

2019.10.1追記:
第13話(最終回)まで視聴終了。6/29に放送された第0話を含めると全14話で、1クールでの放送としては話数は多い方となりましたね。

私はこの第0話が面白かったから第1話以降も観たのですが、観て良かったです。

魔術が絡むと犯罪の手段は超常的なので「How done it(ハウダニット)」を考察するのはあまり意味がなくまず「Why done it(ホワイダニット)を考えるべきだというのが本作の常套句でしたが、確かに犯行方法は「なんじゃそれ?」というものばかりでした。

余談:
その1)
EDで、トリムマウを変形させたと思われるかまくら的な物に入って雨宿りをしているライネスがカワイイです。

その2)
ロード・エルメロイⅡ世とライネスのやり取りを聞いてると「おまえら、本当に仲良しだな(笑)」と微笑ましくなります。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 38

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

やっぱり、スピンオフは予習が必要ですよね(苦笑)

予習無しで第1話を視聴して、冒頭から「???」となってしまったので・・・。

『Fate/stay night』
→『Fate/stay night:Unlimited Blade Works』
→『Fate/Zero』
の順で一気見視聴してから、再度、本作を視聴開始。


第1話冒頭から、感動で胸が熱くなる。
ウェイバーのイスカンダルへの想い。
最終話は涙無しには見られませんでした。
ここが物語の柱の一つになっていきます。
そのため、最低でも『Fate/Zero』は視聴してから、本作を視聴されることをお勧めします。

魔術絡みの事件を解決していく物語。
だけど、いわゆる「推理物」とは異なります。
なぜなら、魔術の何たるかを理解していない我々には、解決の糸口さえも掴めないからです。
そのため、「推理物」を期待していると、確実に裏切られることになると思います。

だけど、この作品に関しては、それでいいんだと思います。
この作品に関しては、楽しむべきポイントが別にあると思うからです。

圧倒的な背景の美しさ。
バトルシーンの美しさ。
豪華声優陣が紡ぐテンポの良い掛け合い。
本編の世界観とマッチしたOP/ED。

これらが作り出す雰囲気が非常に心地良い作品です。
続編を期待して待ちたい作品です。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 33

62.9 4 機関車アニメランキング4位
銀河鉄道物語(TVアニメ動画)

2003年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (22)
121人が棚に入れました
銀河鉄道の安全を守る空間鉄道警備隊(SDF)を舞台に、SDFでの任務中に殉職した父、そして空間装甲擲弾兵(SPG)としてその任務中に殉職した兄、その二人の遺志を受け継ぎ、SDFに入隊した有紀学(ゆうき まなぶ)を中心として、彼が自分の運命を自らの手で切り開いていく。

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

さすがは松本先生

この作品は「銀河鉄道999への冒涜だ」とおっしゃる方が多いとよく耳にします。
しかし、私的にはその考えは間違っていると思います。
確かにこの作品は「日常パートは銀河鉄道999」+「戦闘パートは宇宙戦艦ヤマト」という世界感であり、列車で宇宙戦闘をするなんて設定に無理がありすぎます。
乗客を乗せる列車に警備の為武器が装備されているという設定ならまだわかりますが、戦闘用の列車に乗客を乗せる車両がついているのは無駄なスペースにほかならない。
普通に考えても敵の的になること間違いなし、即撃沈されてもおかしくないです。
でも・・・すごくカッコいいんですよね。


このアニメのメイン列車であるビッグワンの発進時は・・・
隊長「システムチェック!」
隊員A「システムチェック、スタンバイ!」
主人公「素粒子ワープ走行発生機関異常なし!」
隊員B「軌道通信レーダー異常なし」
オペレーター「ビッグワン、出場位置へ」
隊員A「上昇フロート固定確認、磁力バリアー発生機関正常値へ」
隊員C「エネルギー正常、ボイラー内圧力上昇、シリンダーへの閉鎖弁オープン」
隊長「メイン回路接続」
隊員C「接続!」
隊員A「システム、オールグリーン!」
隊長「ビッグワン!発進!」
そして汽笛を鳴らしながら現場へ・・・。
この発進シーンには痺れました。
戦闘シーンははっきりいって「宇宙戦艦ヤマト」そのものですけど、宇宙空間を走る列車は美しく憧れてしまいます。


また戦闘以外の日常パートでもさすがは松本先生といった感じで、感動あり切なさあり懐古ありで「銀河鉄道999」のシナリオ以上の展開を見せてくれます。


この作品に興味を抱いたなら、まず第1話だけでも見てもらいたいです。
この1話目からいきなり最終回のような衝撃展開で興奮してすぐに松本ワールドの世界に引き込まれてしまうと思います。
そして第21話目からは急展開を見せ、第24話ラストには最高の盛り上がり、この後最終回まで目が離せませんでした。


またこの作品で特に注目したいのが人の死についてです。
不謹慎な言い方になってしまうかもしれませんが、松本先生の描く人の死の美しさは他の作品と同様にこの作品でも私の心に衝撃を残してくれました。


それと松本先生の作品にかかせないのが「ささきいさお」の歌う曲。
OP曲の「銀河鉄道は遥かなり」はキリッと身が引き締まる気持ちになり、ED曲の「銀河の煌」はどことなくノスタルジックな気持ちにさせてくれる素晴らしい曲でした。


そうそう、松本先生の作品って他の作品とどこか繋がっているところがあるそうですね。
例えば作中では明確な描写はないものの、この作品の主人公である有紀学は「キャプテンハーロックの有紀螢」の弟という設定だとか、SDF隊員の一人が「宇宙戦艦ヤマト」のある人物と関連性がある?とか・・・。
他にもそういう設定がいくつか見られたのでそれを探してみるのも一興です

投稿 : 2024/04/13
♥ : 9

Moji さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

メーテルも鉄郎も登場しない。

良くも悪くも、松本零士らしい正義感にあふれた作品である。
あの「銀河鉄道999」の銀河鉄道管理局・空間鉄道警備隊(SDF)の話であるが、「銀河鉄道999」とは切り離して観たほうが良いだろう。
「もっと評価されるべき」までは推さないが、現時点の棚人数の少なさは残念に思う。
作品の出来としては中の上くらいだとは思う。
第2期やOVAへの伏線はないので、ここでやめることも可能である。
OP/EDについて、松本アニメには「ささきいさお」が良く似合う。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 1
ページの先頭へ