河童でシュールなおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの河童でシュールな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月21日の時点で一番の河童でシュールなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

72.5 1 河童でシュールなアニメランキング1位
さらざんまい(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (312)
1233人が棚に入れました
舞台は浅草。中学2年生の矢逆一稀、久慈悠、陣内燕太の3人はある日、謎のカッパ型生命体“ケッピ"に出会い、無理やり尻子玉を奪われカッパに変身させられてしまう。『元の姿に戻りたければ“ある方法"でつながり、ゾンビの尻子玉を持ってこい』ケッピにそう告げられる3人。少年たちはつながりあい、ゾンビの尻子玉を奪うことができるのか?!同じ頃、新星玲央と阿久津真武が勤務する交番でも何かが起ころうとしていたー。

声優・キャラクター
村瀬歩、内山昂輝、堀江瞬、諏訪部順一、宮野真守、細谷佳正、釘宮理恵、津田健次郎、伊瀬茉莉也、帝子、加藤諒
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

三匹が掘る!

何を?ってそれは言わぬが花。
主人公らネーミング元ネタがまんま『三匹が斬る』でした。

そもそもの視聴動機は「ノイタミナ」だからとわりとノーマーク。幾原邦彦監督作品も当方初です。


いつから芸術に哲学というものが持ち込まれたのだろう?

と思うことがあります。美術館では音声ガイドオプションが当たり前となり、クラシック音楽も“解釈”というものが幅を利かせております。
たまには小難しさより見たまま感じたままの分かり易さを求めたくもなりますが、今回の芸術作品もところがどっこいなわけであります。

・・・抽象的な作品のレビューはちょっとやっかい(愚痴)。もといおそらく解釈いろいろで面白いレビューが数多く出てきそうなタイプ、というのが視聴後印象。


本作『さらざんまい』は浅草と上野の中間合羽橋近辺の東京下町で繰り広げられるカッパのお話。
そんなスタッフの悪ノリから生まれた浅い話かと思わせといて、それこそ正真正銘の“カッパ淵(岩手県遠野)”の水深よりかは深いと思われるちょっぴり良いお話でした。


 “テーマは繋がり”


物理的に、精神的に、「繋がること」の定義も定まらない中、善玉も悪玉も大切に思う人との結びつきを求めて苦悩します。そして「繋がるとは何ぞや?」は毎話形を変えて繰り返されます。
{netabare}カパゾンビから抜いた尻子玉をケッピに転送する時の“漏洩タイム”。インターネットでも送信する時にはネットワークを繋げる必要があるわけでして、ここで繋がるということは、不必要または心を抉られるネガティブ情報にも触れることでもあるという暗喩。
「繋がること」を無条件に賛美するでもなく、それでも「繋がること」で乗り越えられる未来に希望を見い出す内容でした。{/netabare}


合わせて面白いと感じたのが、対抗する概念であると作中で位置づけられていた


 “愛と欲”


このへん踏み込むと長くなってしまうので、今回は、皿っとサラッとさらざんまいでぃっしゅ 
※注 シラフです
{netabare}結局のところ両者を明確に分かつことはなく、むしろ一緒だねというミスリードでした。{/netabare}


この繋がりだなんだであったり、愛と欲であったり、小難しい(っぽい)のは実は話数がだいぶ進んでから自分は気づいたよというのがお伝えしたかったこと。
伏線でもなんでもないものにしばらく気づかなかったのです。
{netabare}私みたいに後から気づいた方でも、最終盤ではこれでもかと出てくるので序盤中盤100%スルーしてても問題ありません。{/netabare}

その理由は他に気を奪われていたから。小難しい(っぽい)のなんて感づく暇もないくらい圧倒的な映像表現に目がいき、中身より見た目に気を取られておりました。


 “高揚感と生理的嫌悪感”


こちらが交互に押し寄せると言ったほうが適切かもしれません。そのへんは観りゃわかる(笑)
似たようなところで、“芸術”といえるかは微妙ながら映像表現はシュールです。醸し出す雰囲気はやや淫靡かしら。
{netabare}第2話で女装がばれたり、第3話でガチホモ展開きたり、序盤からついていけません。{/netabare}
{netabare}だいたい肛門突入からの液体ブシャーッ!なんて妄想たくましい自分には相当きついものがありました。{/netabare}
目が釘付けになるんだけれどなんか嫌っ!という感覚。



とここまできてふと感じた大事なこと。
結局のところ“哲学”なんてどこへやら、見たまま感じたままを楽しめてたことに気づきました。
哲学なんて仰々しいもんではないでしょうが考察するには楽しそうな作品。繰り返しますがかっぱ淵程度の深さです。


曲はEDがすこぶる良いですよね。FM横浜でのthe peggiesのライブをラジオ経由で聴きました。MC含めて上手に空気を作っていて、将来楽しみなアーティストさんです。
実写とアニメの融合したED映像については、深夜の人気のない都会の景色をもってくるのが通ですよね。グッときます。
例えば深夜遅くだったり朝まで飲んで家路につこうかという時。周囲に人っ子一人いない景色を見たことのある諸氏は多かろうと思います。

 “世界の中に自分ひとり”

という感覚になった経験ある方いらっしゃいませんか?自分にはあります。そこにきて曲題『スタンドバイミー』“そばにいて”です。
{netabare}毎度ED直前の「繋がりたいけど○○」メッセージを最終回で全投入してくる演出もGOODでした。{/netabare}



もう少し考える系の作品だと注意がそちらに行ってたかもしれません。
生理的嫌悪感がその他の要素を上回らない限り、このシュールなアニメーションを楽しめるんじゃないかと思います。
クールで一本くらいは欲しいかな~と私が思っている “作家性の強い作品” という位置づけです。
この目新しい感じ。好奇心という名の欲望を手離すな!と劇中からの引用で締めることにしましょう。



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2020.01.27
《配点を修正》+0.1


視聴時期:2019年4月~6月


2019.06.21 初稿
2019.07.16 修正
2020.01.27 追記/配点修正

投稿 : 2024/04/20
♥ : 51
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

煌めけ、太陽肛門

幾原邦彦×ノイタミナ。
制作MAPPA&ラパントラック。

この生命も世界もきっとパロディだ。
{netabare}人の世の裏側「欲望フィールド」を舞台に、
奇想天外な物語が展開されまず興味は尽きない。{/netabare}
自閉した群衆はピクトグラムで描かれ、
素性も知れぬものたちがこの星を運行している。

少年たちが商店街の河童像を、
破壊してしまったことから物語が始まる。
その不思議な色彩の世界で、
少年たちは尻の中に太陽光線をきらめかせる。
これこそが「太陽肛門」である。

欲望を生産するのだ。
尻の中から欲望を生産するのだ。

最終話視聴追記。
娯楽性を担保し謎が牽引する物語である。
考察は必要もなく丁寧に語られています。
{netabare}人は尻子玉で繋がっている。
それを失うと世界とは繋がれない。
世界の外部へと弾き飛ばされるためだ。{/netabare}
未来は欲望を繋ぐものたちだけが手に入れる。

人も社会も、繋がれば傷付き失う、
それでも希望はその先にあるということでしょう。
始まらず終わらず、繋がらない絶望への反撃か、
世界はいつだって試されているのだから。

このエールはきっと、
始まらないあなたへ贈る太陽光線なのでしょう。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 54
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

観終わった

3話までの感想{netabare}
かっぱ橋とかあるしそれで舞台が浅草なのかなぁと思ったが、うんこビルから浅草って繋がりだったりして。
カッパといえば最近(といっても一年近く前になるのか)ではゲゲゲの鬼太郎6期でキュウリ支給のみでブラック企業にコキ使われたりと、妖怪の中でも扱いやすいのかな?
でもって内容は…いつもの幾原って感じ、相変わらず演出だけはスゲーなぁ。
と思ってたら2話、うっわ、LED育苗灯じゃねーかw
これってメジャーなのか?
自分もちと欲しいとは思いつつもヤベー物育ててるんじゃ?と噂されても困るので手出ししてない、あると便利そうなんだけどねぇ…。
でもってクジが大麻栽培しててヤベーと思ったら(車上荒らしも大概だが)今度はカズキが飼い猫盗難してて…だ、大丈夫か?w
ここまで未成年者による明らかな犯罪を描くのも珍しい気が…攻めるねぇ~。
これでエンタも犯罪に手を染めてたら更に危ないのだが、さすがにそれは無いっぽい?
3話ではかなりイカれてたことが明かされるが犯罪ではない…ないよね??
警官二人組がなにやら企ててるみたいだけど、主人公側が逮捕される展開とかあるのかな?{/netabare}

5話までの感想{netabare}
4話、入れ替わり作戦はどうした?と思ったら5話に続いたのね。
と、5話、ひゃああこれまたヘビーな過去を…。
しかも本当は叱って欲しいのに優しくされて余計に罪悪感を抱えてる模様。
サッカー辞めたのも自罰の念からだそうな。
なんか3人のうちエンタだけマトモというか浮いた感じになってるような?
まさか2人に匹敵するような過去あったりするのかねぇ?

ところでバンクシーンについてなんだけど、自分が印象にあるのはガンダムSEEDだったなぁ、動画の使い回しが叩かれてそれ以降急場凌ぎの使い回しではなく、使い回しを前提とした気合の入れまくった正真のバンクまで叩かれて作り手も避ける方向に向かい出したような?
プリキュアのような児童向けは別として。
SEED以外にも何かあったのかも知れないけどね、個人的には「別にいいじゃん」なんだけどねぇ。
で、この作品はそんな忘れ去られたような技術が使われてて仄かに懐かしさを感じる。
しかも歌まであるせいかタイムボカン…というかムテキングの「タコの頭にハチマキ巻いて~」を思い起こさせる。
有体に言えばすっごくタツノコっぽいんだけど、そう感じる人は他には居ないのだろうか。{/netabare}

最終回までの感想{netabare}
なーんか知らんけどすっごいほっとする感じで最後まで楽しく見ることができました。
一体何故なのか自分でも不思議で仕方ないんだけど、やっぱり↑でも書いた通りバンクの多さなのかなぁ?
とか考えてたら…わぁい、タツノコ公式が“ムテキング”1話を配信してるじゃないか!
https://www.youtube.com/watch?v=Pv4tw1qI87M
OPだけでも見て欲しい、結構「ああー」って言う部分あるんじゃないかな。
更にできれば17:15辺りからの井上和彦カラオケパート見て頂ければ…本音は全部見て欲しいけど、何故自分はさらざんまいでほっとするのか、その理由が垣間見れるようなそうでないような?
この頃の時代の空気を感じるのかなー??
なんか言葉じゃ説明し辛い、誰か訳してくれ…。

あと最後久慈が頭丸めてお勤めしたのはスゲーほっとした。
やっぱこうだよねー。
最近「ソイツがやらかしたこと」の大きさに対してなあなあで済ませた作品があってのう。
ちゃんとそういうことにケジメ付けたからこそ、ツナガルに繋がったのも納得できるワケで。{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 17

75.7 2 河童でシュールなアニメランキング2位
荒川アンダー ザ ブリッジ×ブリッジ [第2期](TVアニメ動画)

2010年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1284)
7645人が棚に入れました
主人公・市ノ宮行は世界のトップ企業社長の御曹司。幼い頃から父に「他人に借りを作るな」と教えられ、その教え通りに借りを作らずに生きてきた。しかし、ひょんなことから溺れかけた際、荒川河川敷に住むニノに命を救われる。「命の恩人」という余りに重すぎる借り。その恩返しといてニノが行に要求したのは「私に恋をさせてくれないか?」という事だった。こうして行はニノの恋人となり、自身も橋の下で生活することになる。荒川の橋下では常識から外れた人々がいっぱい住んでいた。行は「リクルート」という名前を与えられ、橋下の住人の一人として暮らす事に……。

声優・キャラクター
坂本真綾、神谷浩史、藤原啓治、杉田智和、子安武人、沢城みゆき、斎藤千和、大塚芳忠、小見川千明、三瓶由布子、新谷良子、小山力也、チョー、田中理恵、中村悠一、立木文彦、後藤邑子、小林ゆう、関智一

あちょり さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ビリーかっこよすぎwww

1期と比べると見劣りするような・・・
2期で完結出来たかなというようなくらいサイドストーリーが多く、ストーリー性をもう少し盛って欲しかったかな?でもそこが荒川のいい所なんだと思います!

ほのぼの・ギャグ・シリアスな感じが好きな人には声を大きくしてオススメと言えます(●´∀`)b

金星の話もあったし、最終話の最後に「また会おうな!」の文字があったので、必ず3期あると思います。

てかシロさんとかシロさんとかシロさんとか・・・
名声優にあんな台詞言わせちゃっていいのかよ!!?ww

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

パワーアップした変人たちの再来

前作もアレでしたが本作はパワーアップしてます。
住人の変態っぷりに磨きがかかってるというか、より「変」さが強化されてます。
いやー、面白い。
10話のOPは必見ッス。


特筆すべきは、主人公でありツッコミ役であるリクルート君が洗練されてきてボケもこなすようになってるとこ。
完全に河川敷に溶け込んでじゃってますねw。
キャラ紹介的な前作と違って、もう立っているキャラばっかりなので、思いっきり羽目を外してます。
構成もより1つのテーマに腰を据えて掘り下げる形式。
こういうのはやり過ぎると飽きてきやすいんですが、これはテンポもよくて全然面白く出来てます。上手いな~。


それと・・・人間関係がもう確立されているんでラブラブです。
これはこれで微笑ましいんですが、これ以上は胸焼けしそうなので(笑)やり過ぎないで欲しい。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

てけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

あぁ、マンネリ化しちゃったよ……

荒川アンダーザブリッジの2期。

1期レビュー → http://www.anikore.jp/review/609603/

1期で集まった、電波なメンバー。
そして、大会社の御曹司である市ノ宮行(いちのみや こう)。
彼らが織りなすコント集です。

1期は何もない状態からのスタートでした。
キャラクターは、独特で妙な魅力がありました。
ストーリーは、電波が入っているものの、現実味を帯びていました。
そしてネタの質も高かったです。


しかし、2期ではそれらがすべて消滅しています。

新規キャラクターはほとんどでてきませんし、ストーリーも全然進みません。
金星にいくためにダイエットするだの、聖なる筋肉を手に入れる修行だの言ってます。
現実感もなにもあったもんじゃありません。
ギャグもほぼ完全に既存のキャラ任せです。

内容がなく盛り上がらない。
いつまでたってもストーリーが動かず、そのまま終了。
終わり方も予想通りでした。

そして、明らかに増えているナレーションの量。
時間を稼いでいるみたいです。

面白いネタはたまにあるけどクスッとする程度。
あとは苦笑い。
すべりまくってました。

よくいるじゃないですか。
テレビに出ては消えていく一発芸人。
彼らを集めたみたいです。

勢いだけで笑わせようとしています。
1期とは何だったのか。
水を花にやりすぎると枯れるように、キャラも使いすぎると死んでしまうものですね。

せめて、ストーリーをしっかり進めてくれればこんなことにはならなかったのに。


なお、OPテーマ、EDテーマはなかなか良いです。
特にOPテーマは、ふわふわとしていて、耳に残る良曲でした。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 34

67.7 3 河童でシュールなアニメランキング3位
世界の終わりに柴犬と(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (19)
83人が棚に入れました
終末世界で、しゃべる柴犬とかわいい女子高生があてどなく旅する4コママンガです。

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

SFの匂いのする、JK生足がまぶしい、柴犬あるあるギャグ。

 この作品がアニメなのかと言われると、セリフ付きコミックという感じです。口は辛うじて動きますけど。ユーチューブに無料公開+切り抜き版がいっぱいあるので、混乱しますが現状45話(22年11月6日現在)で数日毎に1話ずつ公開しているみたいです。

 60万回以上再生されている話もあるので、4コマの才能がある人なら収益化に挑戦しても悪くない手法です。切り抜きOKなのでそちらもかなりの再生数でした。動いてないのでAIの判断が不安ですけど、画面が結構切り替わるし独自性があるので大丈夫なんでしょうね。

 あまり4コマ漫画が好きではない私も、非常に見やすいしショートアニメ感覚…極主夫道みたいに楽しめますので、4コマ動画という新しい媒体と言えるでしょう。スマホ視聴にも適しているのではないでしょうか。
 たとえば同人サークルとかで女性がいれば声優さんもいるし、ボカロ等音声合成でも全然OKだと思います。

 こういう成功例が出てくると、今後増えるでしょうね。ただ、数が増えるとやっぱり質の問題もそうですけど、キャッチ―なサムネイルとかSNS連携ということになるんでしょう。

 作者は多分乱読派の物知りなんでしょう。そして、動物好きで、ユーチューブで「mugumogu」さんの段ボール猫を見ているのでしょう(もちまる日記と書いていましたが間違い)。
 ひょっとしたらひきこもりのご経験もあるかもしれません。なにより女子高生が好きで柴犬が好きと言う感じです。
「ご主人」こと、女子高生はちょっと性格きつめのS系美少女、生足派なのでそういう性癖もちょっと感じます。つまり作者が柴犬になりたい?

 内容ですが、世界が滅んでいますけど、これは異星人に滅ぼされたとみることもできるし、多元宇宙と見ることもできそうです。そこは世界観ありきで、話の主題にはならなさそうです。
 不条理系ともいえるし、柴犬、犬いろいろ、タヌキ、猫、オカルト?その他のあるあるともいえるし、哲学ともいえます。
 私はオウム(サトリ)が面白かったかなあ。あと白いシバ犬(メス)と、シベリアンハスキー、タヌキなどが面白いキャラでした。

 ふと地球最後の人類ということで物悲しい感じをほんの少し感じることが初めの方にはありますが、後半は登場人物が豊かになるのでそういう感じはありません。
 黒シバが途中でいつの間に女の子になるのですが、別犬でした。

 普通に面白いです。隙間時間にちょっと視聴するより、総編集版で45話1時間半を2回にわけて半分ずつ見きってしまいました。ステータスはうーん、多分「今見ている」が正しいんでしょうね。

 声優・音楽は評価しません。作画はアニメではないという意味で評価しません。ストーリーは無いようなものですが、発想と面白いので3.5点、キャラは秀逸なので4.5点という感じです。



追記 気が付いたらアニメが終了して3ヶ月経ってました。(23年5月現在)本作の行き着く先は「少女終末旅行」と一緒で人類の滅亡なんですけど、動物やその他しゃべれる知能がいる生物が残っていますので、地球の未来は他の生物に置き換わるという継続感がある分、まだ、雰囲気は柔らかいです。

 ですが、どちらにしても人類は名前の無い「ご主人」でおしまいですから、過度に想像を巡らせると悲しくなります。それを感じさせないいつまでも続く感じで救われてたんですけど、終わりを迎えるとなると結構感情に来ますね。ただ、明確な終了を感じさせないですけど「ホタル」の話を持ってきて、しかも「光」のギャグで締めくくるのはセンスを感じます。

 ほんのり面白く絵も奇麗だしご主人の生足も良かったです。いい作品でした。




 

投稿 : 2024/04/20
♥ : 9

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

「動物のお医者さん」に少しだけ雰囲気の似たショートコント

<2022/9/4 初投稿>
原作漫画はTwitter発、KADOKAWAのWebマンガサイト、ComicWalkerに掲載、単行本も出てるらしいです。
ComicWalkerは「異世界おじさん」とか「見える子ちゃん」とかのとこですね

今年8月からYouTubeでフラッシュアニメが公開されています。
昨日、YouTubeのおすすめに出てきて、うっかり見てハマりました。

ジャンルは秀逸なショートコント
日常でもあり、変なほっこり感もあり
なにより時には哲学的な要素までも交えながら豊富な知識と緻密(?)な論理に基づいて組み立てられたバカバカしい笑いがテンポよく繰り出されていく様は心地よいです。

人間が全て滅んだ世界を唯1人生き残った人間のご主人(JK:CV内田真礼)と、飼い犬のハルさん(柴犬:CV田村陸心)
終末を迎えた世界をあてどもなく旅する一人と一匹が主人公です

と言ってもロードムービーって感じはないですね。
ショートショートなので。

悲壮感も全くございません。
ゼロ
コントなので。

この世界ではなぜか犬も他の動物も喋れます。
ただし、動物が人間の言葉を喋る理由も、世界が滅亡した理由も気にする必要はないそうです。
そういう前提だから、ということらしい笑

絵はきれいです。
フラッシュアニメなので動きは無いのですが、ハルさんたち動物がリアルに描かれており、
またご主人(JK)もかなり可愛らしい、といっても萌えに媚売る感じではない可愛らしさの造形となっています。

笑いの内容が割と偏ってないのと、
猫派の私でも楽しめてることから、
いろんな方におすすめできそう。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 17
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