熱血アニメOVAランキング 12

あにこれの全ユーザーがアニメOVAの熱血成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月19日の時点で一番の熱血アニメOVAは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

68.7 1 熱血アニメランキング1位
トップをねらえ2!(OVA)

2004年9月24日
★★★★☆ 3.8 (414)
1768人が棚に入れました
巨大ロボットを操って、人類の未来を脅かす宇宙怪獣と戦う美少女の姿を描いたアニメ「トップをねらえ!」の続編。
宇宙怪獣達から太陽系を守る超能力少年少女「トップレス」の一人、ラルクを「お姉さま」と呼んで慕う主人公ノノ。一際大きなアホ毛が特徴で自称火星のマリネリス峡谷育ち「ノノリリ」なる人物に憧れ、巨大宇宙怪獣に立ち向かっていく。

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ノノがキラキラ

1期よりもはるか未来の話。
ストーリー的に連続性はありません。
ただし、「お姉さま」を含む種々の設定は引き継いでいます。

美少女主人公ノノが前向きでキラキラ。
性格がぶっ飛んでいます。

ストーリーは熱いです。
暑苦しいくらいです。
どうりで服を・・・。

ラストは1期とリンクし、感動的でした。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 27

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

トップをねらえ!から14年、その正統的続編が作られたという奇跡。これは人生の物語。

2004年~2006年にかけて発表されたOVA 「トップをねらえ」の続編

原作 GAINAX 監督 鶴巻和哉 キャラデザ 定本義行 音楽 田中公平
制作 GAINAX

前作「トップをねらえ!」は第二次世界大戦において日本が大勝利したと思われる近未来社会を舞台にした、
青春ロボストーリーでしたが、本作品は続編とは思えぬ謎世界が舞台です。

1988年から発表されたOVA「トップをねらえ!」は庵野秀明の初監督作品として高い評価を得たが、
その続編として「トップをねらえ!NEXT GENERATION」がコミックなど手展開され、
前作の登場人物がコールドスリープで200年後によみがえるなどのアイディアが見られた。

「発掘戦艦アレクシオン編」原作 岡田斗司夫
「NeXT GENERATION」原作 GAINAX
「小説トップをねらえ!ネクストジェネレーション」原作 苑崎透

などですが、どれも未完で認知度も低い作品のままでした。

21世紀になっていよいよトップをねらえ2のプロジェクトが発信するわけですが、
肝心の岡田斗司夫と庵野秀明があまり乗り気ではなかったようで、
庵野さんは4話でいかにも前作的な絵コンテを切った以外は関わらなかったようです。
監督の鶴巻和也は衝撃的新時代アニメーションともいわれた「フリクリ」で認められ、
栄誉あるトップをねらえ2の監督に抜擢されました。
後にはヱヴァンゲリヲン序破Qで監督を務めるなど輝ける才能が開花しています。

さて、このトップをねらえ2では、トップレスと呼ばれる部隊が宇宙怪獣と戦っています。
太古の英雄ノノリリにあこがれるメイド服の少女「ノノ」は、
トップレスの一員「ラルク」と出会い「お姉さま」と呼んで慕うようになりますが。

いろいろ疑惑の構図が見え隠れする序盤です。
まず、宇宙怪獣が前作と違いすぎる。
本当にここは地球なのかなど。
物語的にラストへ向かう複雑な伏線がちりばめられており、
6話という短さなので、4話で事実が明かされるまでは、
謎世界でのさまよいを楽しむのがよいでしょう。

ノノ CV福井裕佳梨 努力と根性の主人公 モデルは福井裕佳梨さんだそうです
ラルク・メルク・マール CV坂本真綾 お姉さまとイメージが違うところがいいです

という2人が主人公の「21世紀トップをねらえ」
当時の嬉しさは分かってもらえるでしょうか?

リアル宇宙SFとしては高レベルな作品で、
前作と合わせて私のフェイバリットアニメです。

そして、前作のファンならだれもが望んだ結末へと誘われるのです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 21

テンガロン さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

1とのギャップがすごい!(笑)

トップをねらえ1からかなり時間が経って
制作された続編作品です。

率直な感想としては全てが別物です(笑)

キャラデザも大きく変更され、
設定も1とはかけ離れた内容になっています。

1が「エースをねらえ」のコーチとお姉様といった構成を
ロボットアニメとして描くというのが面白かったんですが
2ではこの要素がやや薄まった感じがしましたね。
個人的には好きな設定だったのでちょっと残念でした。

確かにノノちゃんが「お姉様!」と言ってますが
そうじゃない感が半端ないです(笑)

そして一番気になっているのが
「FLCL(フリクリ)」の設定の一部が使われている点です。
(フラタニティやおでこからバーンと出現など)
必要性、関連性はあまり無い気がしたので
ファン向け演出ですかね?(笑)

酷評気味な感想ですが
作品としては見応えのある続編アニメです。
前半より後半になってからようやく1との
関連性も出てきて面白くなります!

ラストは感動して泣けました。
ただし1を知っていればこその感動なので
是非1から見てください!(^^)

投稿 : 2024/04/13
♥ : 18

65.0 2 熱血アニメランキング2位
FREEDOM フリーダム(OVA)

2006年11月17日
★★★★☆ 3.7 (267)
1327人が棚に入れました
23世紀、人類は月に移住していた。「科学技術の研究の自由」「地球の渡航への自由」が奪われた月共和国「EDEN」(エデン)では、高度の放射能によって地球文明は崩壊したと伝わっている。一方的に与えられる自由に不満を持つタケルは、本当の自由を求める中で、EDENがひた隠しにしていたある真実に触れてしまう。
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

自由を掴め

森田修平監督作品、
キャラクター&メカデザイン大友克洋。
1枚の写真から始まるSF冒険活劇。

西暦2105年、既に地球の文明は崩壊し、
唯一の生存圏として、
月面に大都市が建設されている。
人々は共和国EDENを宣言し、
都市は緩やかな拡張を続けていた。
{netabare}疑惑の始まりはタケルが見つけた1枚の写真。
地球は本当に死の惑星なのか!?{/netabare}
好奇心はやがてEDENの謎に迫り、
少年たちの運命は大きく動き始める。

日清カップヌードルの有名な、
コマーシャルフィルムが企画の始まりです。
当時大きな話題になりましたね。
疾走する宇多田ヒカルの楽曲に乗り、
大友克洋×バンドデシネ的オープニングは、
今のアニメを遥かに凌駕しています。
物語の完成度はそれほど高くはありませんが、
SF好きなら十分楽しめます。

月と地球、共に生きる。
新世代のフリーダム号はもう打ち上がったのだ。
僕らを希望ある未来へ導くのは、
「想像する力」だろう。
シンプルで美しい作品だと思います。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 44

Zel さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

FREEDOM 自由を掴め。

2006年発売OVA
日清カップヌードル発売35周年記念プロジェクト広告アニメ

監督に大友監督を引っ張ってきて、主題歌に宇多田ヒカルを起用した事で大成功した作品

23世紀、人類は月に移住していた
「科学技術の研究の自由」「地球の渡航への自由」が奪われた月共和国エデンでは高度の放射能によって地球文明は崩壊したと伝わっている
一方的に与えられる自由に不満を持つタケルは本当の自由を求める中でエデンがひた隠しにしていたある真実に触れてしまう

SFアニメをやらせたら大友監督は超一流
全七話という短い中で壮大な物語を見事に完結させた
序盤でまたもやAKIRAのような近未来型バイクでのレースがある
大友監督は本当にカッコよくバイクを書きますね

キャラデザも好みで、登場人物も好感が持てる
是非鑑賞を薦める良作です
アオの魂の叫びのシーンは感動しました
そうそう、広告アニメとはいえカップヌードル食い過ぎです(笑)

主人公タケルを演じるは浪川大輔さん
ブラックラグーンのロックもやってます

ヒロインアオを演じるは小林沙苗さん
ヒカルの碁の塔矢アキラ、夏目友人帳の夏目レイコなどもやっています

投稿 : 2024/04/13
♥ : 11
ネタバレ

oneandonly さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

自由を求める一途な物語

世界観:6
ストーリー:6
リアリティ:5
キャラクター:4
情感:5
合計:26

<あらすじ>
23世紀、人類は月に移住していた。「科学技術の研究の自由」「地球への渡航の自由」が奪われた月共和国「EDEN」(エデン)では、高度の放射能によって地球文明は崩壊したと伝わっている。一方的に与えられる自由に不満を持つタケルは、本当の自由を求める中で、EDENがひた隠しにしていたある真実に触れてしまう。
(ウィキペディアより)

たまたま視聴したYouTubeの動画でおすすめされていたので視聴しました。以下、FREEDOM SEVENも含めての感想となります。

発売から35周年を迎えたカップヌードルの新たなブランディング・プロモーションの一環として、大友克洋を迎えて制作したアニメーションを軸に展開されたプロジェクトのため、食事は全て日清のカップヌードル。久しぶりに食べたくなりました。

大友克洋氏と言えばAKIRA。キャラクターやメカはそれと思わせるデザインでした。{netabare}彼のキャラクターデザインの特徴として、男性は格好良くなく、女性はかわいくない(等身大といった感じ)のですが、本作の柱がボーイミーツガールの王道展開にあるところ、タケルがアオに惚れることの説得力がやや弱いのがもったいないと思いました。別に萌えは必要ないのですが、物語に工夫があるわけでもないので全体的に評価が低めとなってしまいました。{/netabare}

一方、本作を視聴したシーズンではフェアリーゴーンを断念してしまったのですが、それもあって、わかりやすいストーリーはそれだけで評価できると感じました。宇多田ヒカルの歌うOP(くるくる回るアニメーションも)も良かったです。

ツッコミというか、気になったところとして、月の生活空間は地球と同じ重力が働いているようでしたが(タケルらも地球に行って全くその点自然に対応していたので)、月で地球と同じ重力を発生させるのは結構難易度が高そうに思います。スペースコロニーは回転することによって重力を発生させる理論ですが、EDENは月の地表に張り付いているので別の方法になりそうです。

子供の頃は、宇宙の開拓が進んで旅行なんかもできるようになると思いましたが、コンピューター技術はかなり進歩しているはずなのに、月すらも長期間行けていないのですよね。空気なしに生きられない人間にはハードルが高いです。
未来の乗り物と教わったリニアには乗れそうなので、そちらを楽しみにしつつアニメで未来を想像しましょう。

(参考評価推移:3~7話3.3)
(2019.6視聴)

投稿 : 2024/04/13
♥ : 9

64.3 3 熱血アニメランキング3位
Aチャンネル+smile(OVA)

2012年3月21日
★★★★☆ 3.7 (241)
1323人が棚に入れました
個性豊かな4人の少女の物語を描いた、黒田bbの4コマ漫画をアニメ化!大好きな先輩・るんとの高校生活を夢見て、同じ学校に入学したトオル。しかし高校で彼女を待っていたのは、るんとの甘い(?!)日々ではなかった!ナイスバディだけど気弱なユーコとツッコミ能力抜群のクールなナギを加えた個性派4人組が織り成す学園コメディ!特別編を収録。

disaruto さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「Aチャンネル」入門として

制作はStudio五組で原作は漫画です。
ジャンルは萌え・日常系です。
「Aチャンネル」のOVAになります。


本編「Aチャンネル」のレビュー。
http://www.anikore.jp/review/529017/


基本的に本編同様何にも起きません。
新キャラのユー子の妹が登場するくらいです。

キャラクターのかわいらしさが二話の中に詰まっていた印象です。
本編よりもキャラの配分バランスが優れていたように思われました。
本編ではそこまで目立っていなかった鬼頭先生、一年生組も結構出ていました。
個人的には、るんとみほの会話の際のトオルが見どころ。
というか本編通してトオルがかわいいw


総括して、二期をぜひともやってほしいですねえ。
そこそこ売れたのだからやってよw
本作は本編見ていなくても楽しめます。(Wikiでちょっと調べればもっと楽しめる)
短い時間で空気感を味わってみたい方もどうぞ。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 31

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

2期を期待したくなる出来です(*´∀`)♬

第1話「やまもりパンケーキ」
第2話「絵馬にお願い」
この2本で構成されているOVA作品。

Aチャンネル本編を視聴したのでついでに観ちゃいましたw
本編同様で、るん・トオル・ユー子・ナギのメインキャラ
4人の可愛らしさが伝わってくる出来になっていました(*´∀`*)♪
変わらないほのぼのとした日常が流れて行きますよ♪

サブキャラ組の活躍も見逃せない作品でもありました。
声優が豪華な教師陣、脇でしっかり笑いをとるユタカとミホ。
そしてトオルの飼い猫の炭酸の愛らしさねw

劇中歌として流れるキャラソンも健在です♬

本編、そしてOVAを観ると2期を期待したくなりますねw
この作品の変わらぬ世界観をTVシリーズでもう1度観たいです。

まだ観てない方は本編から試してみて下さい。
日常ものが好きな方や癒されたい方にオススメですね(・∀・)v




《キャスト》
百木 るん(CV.福原香織)
一井 透(CV.悠木碧)
西 由宇子(CV.寿美菜子)
天王寺 渚(CV.内山夕実)
今井 豊(CV.又吉愛)
野山 美歩(CV.斎藤桃子)
鬼頭 紀美子(CV.茅原実里)
鎌手 多季(CV.沢城みゆき)
佐藤 幸世(CV.小野大輔)



《主題歌》
OP:『バルーンシアター』/河野マリナ
ED:『スマイル方程式』/るん(CV.福原香織)、トオル(CV.悠木碧)
             ナギ(CV.内山夕実)、ユー子(CV.寿美菜子)

投稿 : 2024/04/13
♥ : 26

ともか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

本編未視聴の方も気軽に観られます。個人的にはこちらのほうが好き。

原作は4コマ漫画(未読)。
制作会社は本編と同じく「Studio五組」。

本編視聴済みなので、こちらも前々から気になっていたところ、
ようやく機会に恵まれたので視聴しました。


登場するキャラも変わらず、
主要人物はルン、トオル、ユー子、ナギの4人で、
彼女たちの日常を描いています。

時々退屈しながら観ていた本編と比べてだいぶテンポが良かったし、
ほのぼのした雰囲気の中でも小ネタを連発してくれて、
個人的には本編よりも面白かったと思います。
(全2話のみだったことも1つの要因であると考えます。)


音楽も作品の雰囲気に合っていたし、
本編と同じ曲で済ませない辺りに制作側のこだわりを感じました。
曲のみならず、映像も良かったと思います。

OP曲: バルーンシアター
ED曲: スマイル方程式

また、劇中歌についても本編と全く同じ流れで挿入され、
2話とも異なる曲になっています。


http://www.anikore.jp/anime/2480/
1クールの作品『Aチャンネル』はこちら↑ですが、
このOVAを視聴するだけでも雰囲気やキャラの特徴をほぼ掴める上に、
未視聴の方でも9割がた楽しめる内容になっていると思います。

ほのぼの系・日常系が嫌いでない方は、
お時間があれば試してみてはいかがでしょうか?
もしこの雰囲気が気に入ったら、本編を視聴してみるのも良さそう。

年齢層・男女問わず幅広い層に、
そこそこオススメできる作品だと思います。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 23

74.2 4 熱血アニメランキング4位
ウマ娘 プリティーダービー Road to the Top(Webアニメ)

2023年4月16日
★★★★☆ 3.9 (157)
472人が棚に入れました
クラシック三冠レース『皐月賞』『日本ダービー』『菊花賞』一生に一度だけ挑戦できるそのレースで勝つことは、すべてのウマ娘、すべてのトレーナーにとっての夢である。『ナリタトップロード』『アドマイヤベガ』『テイエムオペラオー』三強と呼ばれたウマ娘たちが、絶対に負けられない想いを胸に頂点を目指し競い合う、熱い熱いクラシック戦線。――ウマ娘の新シリーズ配信アニメプロジェクト、いよいよ始動です。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

これでまたナリタトップロードのファンが増えてしまうのか……(いいぞもっとやれ!)

1999年のクラシック戦線を題材にした全4話のOVA作品。
『ウマ娘』YouTubeチャンネル「ぱかチューブ」内で配信済。


【物語 4.5点】
今回『ウマ娘』にとって大きかったのは、題材とする競馬レースに例えばトウカイテイオーの有馬記念クラスの、そのままアニメにしても感動できる伝説級がなくても上々のシナリオが組めたこと。

全4話で描いたナリタトップロード、アドマイヤベガ、テイエムオペラオーの3歳牡馬クラシック路線。
特に上手く脚本してきたなと感心したのがアヤベさん。
{netabare} アドマイヤベガは双子。競馬では双子は互いの能力を奪い合うため、片方は処分される。
アヤベ出生にまつわるエピソードは使って来るとは思ってましたが、
亡き妹への贖罪による闇落ちを、菊花賞の凡走に絡めて行く。
純粋に走りを楽しむトプロと、罪悪感と重圧を背負ったアヤベ。光と闇の対比。
ここまで有効活用してくるとは思いも寄りませんでした。{/netabare}

競馬ファン以外にはあまり知られていないレースでも、丹念にネタを拾い集めて感動作に仕上げる。
安定してこれができるなら、今後、相当マニアックなウマ娘でも行けそうです。


またトプロの現役時代は6歳まで続くわけですが、その一部だけでも作品として成立させられたのも大きいです。

3期キタサンブラックの競争生活も長いので、取捨選択した時どうかな?との懸念もありましたが、
今はどの辺りをピックアップしてくるのか楽しみの方が大きいです。


【作画 4.5点】
アニメーション制作・CygamesPictures

2期で進化したウマ娘ごとのCGモデルの細分化による個性出し。
加えて本作ではウマ娘の激走に合わせて大胆に崩した腕の主線。
先行ウマ娘を鬼の形相で捕まえに行く顔芸。
など演出、エフェクトの強化によりレースシーンはさらにパワーアップ。

レース中展開するドラマ性の面でも菊花賞にて{netabare} アドマイヤベガが宿命から解放される{/netabare} カットなどは、
星空などをモチーフにした大胆な背景変更。
小宇宙(コスモ)でも燃えているのか?って位コテコテ。
もはや競馬場では何が起きても驚けません。


【キャラ 4.5点】
主人公ウマ娘のナリタトップロード。
この3歳3強世代は馬も熱いが、騎手も熱い。
トプロの渡辺 薫彦騎手、オペラオーの和田 竜二騎手。
両若手騎手がダービー連覇を狙うアヤベ主戦のエース・武 豊騎手に挑んでいく。
所属厩舎のトレーナーもジョッキーを育てるつもりで素質馬の手綱を託す。

走れそうな馬が出てきたら、すぐに外国人ジョッキーに乗せ替える昨今の競馬界ではあまり見られない人情劇。
レース後に号泣するトプロなど、このウマ娘の言動には渡辺騎手のエピソードがかなり反映されています。
トプロも渡辺騎手も生真面目で不器用な委員長タイプなのです。

トプロのトレーナー沖田も渡辺騎手の面倒を見た沖トレーナーに、着用ジャケットまで一致させるレベルで寄せて来ており。
2期までのチームスピカのトレーナーとはまた違った、昔ながらの厩舎の師弟関係を体現。


全ての実在競走馬の権利を網羅できていないという課題を抱える『ウマ娘』
今回は2022年にゲームアプリに実装したアドマイヤベガが登場。

故・近藤 利一氏が築き上げたアドマイヤ軍団の権利初取得は大きな一歩。
この調子で最大派閥の社台グループや、金子真人HD(ディープインパクト、キングカメハメハなど)のウマ娘化実現によるコンテンツ拡大を目指して欲しいです。

一方で残念だったのはラスカルスズカを実名で出せなかったこと。
{netabare} 菊花賞で馬券に絡んだサイレンスズカの半弟なのに、ウイニングライブも描写が飛ばされ、アンコールで3強のステージに取って代わられたのは不遇でした。{/netabare}

あとはトプロの父・サッカーボーイも実名なし。
ただ代わりに登場した?“トプロの父親”は気性難のスピード種牡馬からスタミナ活躍馬が輩出された摩訶不思議を忠実にキャラ表現できていました。
サッカーボーイはオグリキャップを描いたコミック『~シンデレラグレイ』の時代でも活躍する社台系なので是非ウマ娘化して欲しい一頭です。


【声優 4.0点】
テイエムオペラオー役の徳井 青空さん。
常に自分が主役のオペラを演じ続けるかの如く。
ナルシストなノリで「世紀末覇王」を自称。
割りとストイックなトプロとアヤベの間に割って入って空気を変えるボクっ娘を、
「はーっはっはっは!」と明快な高笑いで好表現。

対照的に「はぅぅ~」と自信なさげなロリボイスを響かせるのが、
オペラオーを慕うメイショウドドウ役の和多田 美咲さん。
仮にも後に活躍する{netabare} グランプリホース{/netabare} なんだから同キャストの『ぼざろ』後藤ひとりの妹・ふたり位、ふてぶてしくても良いとは思うのですがw
これはこれで庇護欲をそそられるので良き。


沖田トレーナー役の土田 大さんのしわがれ声。
トプロ役の中村 カンナさんの真っ直ぐな台詞を、優しく包み込む味わい深いボイス。
掛け合いが温かかったです。


【音楽 4.0点】
OP主題歌は3強による「Glorious Moment!」
キーを上げて、ピッチも上げて行く、疾走感溢れる良作。
ウマ娘たちが躍動するOPアニメーションも出色の出来栄え。
5/10(水)リリースのサントラ楽曲集収録のFullver.聴きましたが、
最後まで駆け抜ける構成が素晴らしいですね♪
早速、朝のスタートダッシュ用プレイリストにゲートインしています♪

劇伴は複数作曲家のBGMを使用。
斎木 達彦氏のシンフォニックロック風のレースBGMは末脚爆発って感じでテンション上がります。
一方でEDはOP主題歌のピアノインストで静かに締めくくり、心情もしっかりフォロー。
ま、最終話EDは{netabare} 「うまぴょい伝説」でぶち上がるんですけどね。{/netabare}


【1話感想】長いので折りたたみ
{netabare} アドマイヤベガ、ナリタトップロード、テイエムオペラオー。
3強体制となったクラシック路線。

本作はナリタトップロードを主役に据えて来ました。
トプロの主な戦績{netabare} G1制覇は菊花賞のみ。{/netabare}
決して圧倒的じゃない。
にも関わらずトプロはファンに愛される馬。
足跡をまとめたDVDまでリリースされています。

ライバルのアドマイヤベガは父が米国二冠馬サンデーサイレンス。母の父が凱旋門賞馬トニービン。
生産界の覇者・社台グループ。
アヤベは社台が長年積み重ねて来た血統の総決算。
華奢な馬体にクラシックは獲って当たり前の宿命を。
鞍上にエース武豊騎手を。諸々背負った超良血馬。

もう一強のテイエムオペラオーはセリで1000万円で購買された馬だが、祖父サドラーズウェルズなど重厚な欧州血統を背景に持つ。
後に成り上がり“世紀末覇王”として君臨する名馬。
本格覚醒前のこのクラシックはその序章といった所。

そんな猛者たちに門別の小牧場出身の父内国産馬(※)トプロが、大跳びのズブい脚で、決してトップジョッキーとは言えない渡辺 薫彦騎手の懸命の騎乗に応えて、果敢に挑む姿に、人々は競馬のロマンを感じるのでしょう。
(※当時の生産界はサンデーサイレンスなど依然、外国産種牡馬の優勢が続いており、内国産種牡馬保護のためマル父専用重賞が開催されていた。)


以上を踏まえた本作。初回から期待以上の仕上がりで抜群の手応え。

小回りコーナーで膨らむトプロ。
“あの娘のために”無茶を重ねて走るアヤベ。
オペラオーを慕うまだ条件馬のロリ可愛いメイショウドトウ。

キャラに込められた競馬ネタも豊富でニヤニヤが止まりません。

ただオグリキャップにアドバイスされるオペラオーの元ネタは、私も見た時は分かりませんでした。
{netabare} テイエムオペラオーは出世が急激で、クラシック登録されておらず。
皐月賞には追加登録料払って出走したというエピソードは知っていました。
ですがハードなローテで皐月賞挑戦を決断した裏に、かつてオグリを管理していた瀬戸口 勉調教師の助言があった件は今回元ネタを調べて初めて知りました。{/netabare}
競馬には私が知らない伝説がまだまだたくさんあります。


CygamesPicturesに“乗り替わり”となったアニメーション制作。
コンテンツ成功で羽振りも良いのか、ウマ娘たちのレースシーンの進化には目を瞠(みは)るものがあります。
今回は特に大胆な中割りで疾走感を出す動画が素晴らしいです。

私も、コンテンツのティザーPVにて、棒立ちのウマ娘CGが集団で走るシュールな光景を目撃して、競馬舐めてるのか?と反感を覚えた口。
ですが本話に至っては、春雨の中、激闘を繰り広げるウマ娘たちの姿を見るだけで感動できます。
この作画クオリティで3期以降でキタサンブラック雨中の死闘など是非見てみたいものです。


その上で展開されるウマ娘たちのドラマも上々。

「最も速い馬が勝つ」皐月賞。
「最も運のある馬が勝つ」日本ダービー。
「最も強い馬が勝つ」菊花賞。

牡馬クラシック三冠。競馬界お馴染みの格言も噛み締めながら残り3話見守りたいです。


それにしてもレース解説役にまさかの{netabare} 元中日投手・山本昌氏{/netabare} を起用した件だけは謎ですw{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 29

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

その時、馬は泣いたのか、笑ったのか・・・。

このレビューの土台となっているのは、過去作のウマ娘作品に対する自身のレビューである事を前置きした上で・・・。

「その時」に、リアルの、史実の競走馬は泣いたのか?笑ったのか?


・・・正直判りません。


何故、走ったのか・・・。

走る「生き物」だったからなのか・・・。
走るのが仕事だったのか・・・。
鞭で打たれるのが嫌だったのか・・・。
それとも、楽しかったのか・・・。


やっぱり、わかりません。


その馬たちが走り、結果を残し、史実に名を刻んだ。
その裏で、いろいろなドラマがあり、関係した人たちの思いや、願い、失望、があったことも事実です。

我々も、いろいろな思いを重ねたかもしれません。


でも、お馬さんたちがそんなことを気にしていたかどうか・・・。


わかんないですw。


結局、わかんない事だらけなのですが。

このアニメ作品は、とりあえず、史実などをかみ砕いた上で、それをわかるよように見せてくれます。
何故なら、それぞれのウマ娘が自身の願いを口にし、思いを表し、行動します。
もちろん、これはこの作品をつくった人たちのバイアスがかかっている事でしょう。
それを踏まえた上でも、面白い、何なら、心が震えるまでもある。

もしかしたら、そんなものに乗せられて、心を動かすなんて、ただの勘違いかもしれません。
そんなものに影響される自身はバカなのかもしれません。


おどる阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損損・・・。


心が動き、楽しんだり、悲しんだりできるのなら、乗って楽しめばいい。
一つ心が動くエピソードを詰めるだけ、人生が豊かになるw。

そんな気持ちで、楽しんで観ていました。



何ですかね、競走馬を擬人化して、それも全てが美少女。
このいびつさを指摘されることに「ですよねぇ、わかります」と答える自身もいるのですが、
「でも、いいじゃないすかwそれくらい」と言ってしまう自分もいます。

そちら界隈の人たちから見たら「とんでもない人間」なのかもしれませんが、おかしいと思うのなら、あなたたちが「美男子ばかりのもの」をつくればいいじゃないですか、禁止されていませんし、私も認めますよ、と答えます。
これも、ある意味フラットなモノの見方だと思いますw。


ああ、また余計な事を・・・。


今作は、4話で終わりという事で、コンパクトに作られ、スポットはナリタトップロード、テイエムオペラオー、アドマイヤベガの3人に平等に振り分けられていた気がしています。

トップロードはメインヒロインでしたね。
正統派な役回りで、菊花賞ではしっかりとまとめ役として活躍しましたが、少しあっさり目でしたかね。

アヤベさんはダービーを獲得しましたが、少し重めのキャラクターになっていました。
少し、意外でしたが、出生時のエピソードを知っている方なら、うまく物語にしたという評価もできるかもしれません。
でも、個人的には少し重すぎたように思いました。

で、今作で、一番好きだったキャラは実はオペラオーです。
作中でも「へんなキャラ」扱いをされていました。
実際、私自身がトレーナーとしてwウマ娘をプレイした際にも、これは濃いキャラだなぁ・・・と少し苦手意識を持ったものです。
しかしながら、今作中では、自身の目標を公言し、努力も惜しまず、その上でなお、プレッシャーに苛まれる姿も描かれていました。

その姿を見て、私は「世紀末覇王になるのも大変だ・・・」と当たり前の事に気づいたのです。
そりゃそうだ、言っただけで成れるのなら、こんな楽なことは無い、と。

そして、そんな中でもなお、あのキャラを維持しているオペラオーが一気に好きになりました。



あー、一体、何を書いているのかわからなくなってきました。



とにかく、ウマ娘が世に出て、もう何年もたっています。
いずれ、消えていく事にもなるのでしょうけれど・・・。

1期、2期、BNW、RoTと楽しませていただいています。
今作も、十分楽しませていただき、感謝しています。

願わくば、この勢いが今しばし、続いて欲しいと思っている所なのですがw。

さて、3期については、いつごろから視聴開始しようかw。
全部そろってから、観ようかと思ったりもするのですが、昨今は、某youtubeでの同時視聴なんかも楽しいので、どうしたもんかなと考え中です。

まぁ、お気に入りの配信者さんをとっかえひっかえ、何回か視聴するのも楽しそうかな。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 24

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

クラシック三冠に挑むウマ娘たち

原作プレイ中 全4話

1・2期のキャラクターも出てきますが、この作品から観ても大丈夫だと思います。

一生に一度だけ挑戦できるクラシック三冠レース「皐月賞」「日本ダービー」「菊花賞」に挑戦するナリタトップロード、アドマイヤベカ、テイエムオペラオーの3強と言われるウマ娘たちの熱い戦いを描く作品。

全4話ということで、短いかな〜と思って観ていましたが、コミカルなところはほぼ排除して、3人に集中して物語を描いていましたのでちょうど良かったですね。

それぞれの思いを胸に競い合うレースは、熱い熱いレース展開でした。

レースの描写が凄かったですね。1・2期より鬼気迫る表情や動きに迫力がありました。

YouTubeで配信していますので、興味がある方は是非観てくださいね。

主題歌は、ナリタトップロード役の中村カンナさん、アドマイヤベカ役の咲々木瞳さん、テイエムオペラオー役の徳井青空さんが歌っています。

最後に、アプリで3人のウマ娘の中でテイエムオペラオーはゲットしましたが、芝居がかったセリフが苦手で育成が進んでいませんw

投稿 : 2024/04/13
♥ : 23

69.5 5 熱血アニメランキング5位
YAWARA!スペシャル ずっと君のことが…。(OVA)

1996年7月19日
★★★★☆ 3.9 (48)
251人が棚に入れました
TVシリーズ『YAWARA!』の終了から3年を経て制作された、完結編となるスペシャルアニメ。ついに開幕されるアトランタオリンピックにおいて、ロシアのテレシコワやカナダのジョディといった数々の強敵と渡り合うことになる柔。しかし彼女には試合とは別に悩めることがあった。いつの間にか気になる存在になっていた新聞記者の松田が、同僚の加賀邦子と親密な仲になっているかどうかということ。一方の松田にとっても柔は単なる取材対象ではなくなっていたが、お互いに歩み寄れないでいる二人だった。金メダルの栄冠は誰の手に、そして恋の行方やいかに?原作では4年前のバルセロナ五輪を物語のクライマックスにしていたが、TVシリーズのラストには原作の進行速度からいってもタイミングが合わなかったこともあり、空白期間を経て現実のオリンピックと歩調を合わせた放送となった。
ネタバレ

文葉 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

この感動を誰かに伝えたい。

YAWARAのアニメ版全124話をアニマックスで観てから
とても大好きなお気に入りアニメとなったので
アニメがやや半端なところで終わったのでずっと気になっていました。

アニメを観終わったのが去年7月。見たくて仕方なくてその内放送するだろうと待っていてよかったです。
放送してくれたスカパーのアニマックスさん。どうもありがとう。

今作は、テレビアニメでは放送されなかったスペシャル版での本当の最終回です。
当時の放送時期に合わせて設定はバルセロナオリンピックからアトランタオリンピックに変更になっています。

<見所> ネタバレあります。
{netabare}
〇柔×松田の恋の結末
〇邦子×松田×柔の三角関係
〇風祭が柔にプロポーズ
〇父の猪熊虎滋郎がコーチしたマルソーvs柔
〇猪熊柔vsジョディ・ロックウェル
すごく豪華な見所ばかり・・!
一つ一つについて感想に書きます↓ {/netabare}

<感想> やっぱりネタバレだらけです。
{netabare}
正直、どこから話したらいいかわからない。
ただひとつ言いたいのは、録画のデータを消さずにもう一度観たいということ。
漫画に比べ、アニメ版はオリンピックというか
恋の結末に重点が置かれているようで、
テレシコワ戦とか時間の都合か省かれている気がします。
ですが、ジョディvs柔の戦いが熱くて鳥肌なので大変素晴らしいです。 {/netabare}

<恋の結末>
{netabare}
柔をめぐっての風祭vs松田の恋の三角関係も見事に決着がついて
始まり時から松田の完全圧勝でした。
風祭の敗因については前回のYAWARAレビューで触れましたが
柔の心を射止めた松田の熱意には心打たれました。
(まず、風祭は大事な試合前の集中しなきゃいけない柔に
いきなりプロポーズして悩ませるとかどうかしてる。配慮が足りないw)

今回好きなシーンは3つ
1、パスを託してしまって会場に入れない松田が声の届かない所にいる柔に
「が ん ば れ」
と、地面に書いて伝えるシーン
2、邦子を助けて更に惚れられてしまった松田が正直な気持ちを伝えて、
今まで二人を邪魔していた邦子が逆に二人を応援するようになるシーン
3、国民栄誉賞序章式を抜け出して成田空港に行き、ついに告白♡

今まで散々柔と松田の仲を邪魔してきた邦子ですが、
彼女の存在がないと二人のくっつくきっかけがなかったと思います。

邦子が松田と仲良さげにアピールして嫉妬心を煽って「気になる存在」になり、
試合の前に松田の姿が見えないと不安になるような「必要な存在」になった。
今まで好きだった風祭がプロポーズしてきて悩んでも靡かないほどに
いつしか柔の中で松田が支えとなり、「大きな存在」へと変わっていくのが凄く良かった。
この感情こそ、きっと恋愛そのものだと思う。

恋って、落ちたもの同士より第三者を巻き込んで
色んな苦労や試練を乗り越えてお互いの存在を認め合い
このように祝福されるのは幸せなのかもしれないと柔と松田を見ると思う。

本当に恋愛の進展が遅くて「なんなの!?この二人は!?」と思ったけど
最後の方、邦子が今までのことを正直に話し、「二人は両想い」と柔が知って
国民栄誉賞の授賞式頃になると邦子が「視聴者の気持ち」を代弁してくれる。
成田空港からUターンした松田の背中を押した邦子が清々しかった。

最後のシーン。
エスカレーターで降りた後、思わず別れに泣いてしまった柔。
気づいたのか、気づかないのか松田が戻ってきてついに告白。

「俺、君が好きだ」

「私も」

「ずっと、好きだった」

なんてシンプルで想いの詰まった告白だろう。
この流れに鳥肌が止まらなくて
ようやくこの二人の思いが通じたと思うと
塞き止められていたダムが決壊したように涙が止まらなくて
思わず口を多い視界が霞んだ。{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 32
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

柔の声は裕子さん

友人の部屋で読んだビッグコミックスピリッツがこの作品に触れた最初かな。
懐かしさのあまり、テレビのスペシャル版を視聴してみました。
でも実は、皆口裕子さんの若かりし声が聴きたいのが目的だったりして。

{netabare}時はアトランタオリンピック、所は東京そしてアトランタです。
当然の如くハッピーエンド、あとは皆まで言いません。
でも、勘違いトリオには少々ストレスが溜まります。
一応ラブコメなので、必要悪ですが・・・

女子無差別級決勝戦、柔VSジョディがエキサイティング。
あんな技の掛け合い見たことない。
柔道の駆け引きの妙が失われています。
まあ、それをアニメで表現されても面白くないかも。{/netabare}

古いアニメで演出面とかストーリー面とか直線的。
しかし、その中に熱血や感動が盛り込まれており、思いのほか楽しめました。
それにしても、皆口裕子さんの声は実に可愛い。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 20

megyumegyo さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

良かった‼

さっき このレビュー見て知ったんですけど最終回から3年たってからのスペシャルだったんですね。

よく作ってくれました!と感謝です。松田さんとの関係が中途半端だったので やっとスッキリ。

もやもや感満載でしたから…でも この日本独特の恋愛ベタな感じが私は好きです。

他のキャラのその後や最後 クニ子さんが悪キャラで終わらないなど エンディングとしては完璧でした。

このアニメ、再放送あったら また見ちゃうと思います。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 1

60.4 6 熱血アニメランキング6位
アカネマニアックス(OVA)

2004年11月25日
★★★★☆ 3.4 (54)
239人が棚に入れました
【アカネマニアックス~流れ星伝説剛田~】
TVアニメ『君が望む永遠』最終回のエピローグではあえて描かれなかった、「いかにして茜が心の整理をつけ、新たなる一歩を踏み出したのか?」という空白の過程が遂に明らかになる。
そして、そのカギを握る転校生、剛田城二の熱血がムダにカラ回りして巻き起こす騒動や妄想の数々が暴走気味に描かれ、深刻な雰囲気だった前作では不可能だった、コミカルでスピーディーな展開があり、もちろん『君が望む永遠』外伝ならではの涙の展開もある。

めじな さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

感想

全3話。学園・ラブコメ・ギャグもの。

「君が望む永遠」のその後を描いた作品ですので、
前作を視聴してから観た方が良いかと思います。

いかにして茜が心の整理をつけ、新たなる一歩を踏み出したのか?」という空白の過程がついに・・・
と、ここから物語が始まり心胸躍らせながら視聴しました。

まず、この作品を観て愕然としました。。。
タイトルは「アカネマニアックス」とあります。
ということは、茜ちゃんのファンの為の作品のハズ。
茜ちゃんが主人公じゃないんですが・・・これにはガッカリさせられた。

茜ちゃんといえば、前作で可愛くて、深い悲しみ(トラウマ)を背負った子。
私的にお気に入りのキャラだったので、
楽しみに視聴したのですが・・。タイトル詐欺だーw

主人公の剛田城二は昭和時代のアニメに出てくるような熱血バカで、とにかく妄想が酷かったw
もうその熱血が空回りの暴走モードですねwそこがこの作品の見どころなんでしょうけど。
もうこれは前作とは全くの別物に思えました。

前作がドロドロで深刻な内容だったので、
今作はこの剛田城二を中心とした熱血ギャグで明るくやろうとしたんでしょうけど。
茜ちゃん萌え萌え作品を期待してたので、ガッカリです。。

でも、後半は過去のトラウマを乗り越えて前向きになった
茜ちゃんの心理描写を描かれていてとても良かったです。

前作を視聴してなくて、ギャグものが観たい人なら楽しめるかもしれませんね。
私のような茜ちゃん萌えを期待して観たらガッカリする作品かと思います。

最後に茜ちゃんの声優(水橋かおり)さんが唄うED曲が個人的に良かったです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 12
ネタバレ

Ballantine さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

君が望む永遠の茜の話。

TVアニメ版最終回のエピローグではあえて描かれなかった、「いかにして茜が心の整理をつけ、新たなる一歩を踏み出したのか?」という空白の過程が遂に明らかに!
暗い雰囲気のアニメが一変してギャグコメディー満載になってます。
しかしちゃんと君が望む永遠の面白さもちゃんと入っているので本編見た人には一見の価値ありですね。

主人公は茜ではなく剛田城二(声:関智一)。
妄想癖の激しい熱血転校生。

各話感想
{netabare}1話
冒頭いきなりアニメを間違えたかと思うような作画と内容が!
アニメ本編の最後の続きのようで、ハルカじゃなく水月を選んだ設定からなのね。
なんという熱血アニメwロボットwwwどうしてこうなったw
妄想激しいな主人公w
この木の場所はやっぱりあそこなのか…
妄想がおかしいw街吹っ飛んでるじゃんw
いやいや実行委員で戦ってないだろ!w
MOB「きもちわるぅ~」ww
先生の手のジェスチャーwシュールすぎるw
真っ白に燃え尽きたなww

2話
いきなり別のクラスに移動ww先生職権乱用だろw
妄想はやっぱりロボットなんだな。
立ち直りはえええ!w
足滑らせんなしw一々明るいな主人公!まるでうる星やつらみたいだw
なんでマークⅡなんだよ!泳げねーのかよ!
上がり下がりの激しいやつだなぁw
ピー君www
試合に勝って勝負に負けた!そもそも妄想じゃねぇかw
まだ教壇の中だったのかww
主人公努力家だなぁ…
パンツにタオル挟んだまま話すなww
なかなか良い事言うなぁ主人公め。

3話
水月このアニメイメージでも一貫して悪女役だな。
まぁ茜からしたら完全に悪魔だもんなぁ。
一々妄想が捗る主人公wwなんかクレヨンしんちゃん思い出してしまった。
写真に釣られたw見事に復活しやがったw
腹減りはそんなんじゃ収まらんだろ!
愛の力wなんともベタですな。
なんかどっかで見たような妄想だったw
茜のトラウマだよなぁほんと…
さすが主人公そこにしびれる憧れるぅ~!
あっあれ~?w振られやがったww
しかし剛田は良くやった!
っておーいもう次の女に惚れたかwwそしてまた落ちるww
なんなのこの上げ下げ激しいアニメww
なんか最後新キャラ出てきて終わったwwなんだったんだ。{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 8

イブわんわん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

大きく期待をうらぎられた(泣)

レビューすらも書きたくなかったくらい・・・

放置してました。

本編のシリアスな展開を見てすぐだったので、落胆の度合いがハンパなかった。

あ~あ、なんでこんなアニメにしたのさ!

「君が望む永遠」の続編とは思えないし思いたくない。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 5

66.6 7 熱血アニメランキング7位
アニメーション制作進行くろみちゃん 日本のアニメは私が作る!(OVA)

2002年9月25日
★★★★☆ 3.8 (43)
182人が棚に入れました
アニメ学校を卒業し、念願のアニメ業界に就職することになった大黒みき子は、初めての職場「スタジオプチ」に出社、そこで「制作デスク」である追浜の手厚い歓迎を受けることになる。しかし、その追浜は大黒みき子に「くろみ」というあだ名(名字と名前の「黒み」の部分をとって命名)を勝手に付け、社内を一通り案内したあと、突然胃潰瘍で倒れて救急車で運ばれてしまう。

残されたくろみは、追浜の後釜として社長からいきなり制作デスクを任されてしまう。しかも、追浜が残した仕事、『タイムジャーニーズ』の第2話はまともに原画が上がっておらず、放送ができるかどうか微妙という最悪の状態。新人にしていきなり制作デスクを任されたくろみは、果たして無事にこの苦境を乗り切ることができるのだろうか?

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

「シロバコ」前にあった数少ないアニメ制作アニメ

「シロバコ」前にあった数少ないアニメ制作アニメ(シロバコ以上にギャグ大目)


大地監督らしいテンション高い笑いと、しっかりした力量に裏打ちされた人間描写。


みゃ~もりの前身といっても過言じゃないくろみちゃん(共通点多し)。他のキャラもみんな濃くて原色で描かれており、ペラペラな薄さや出オチどまりとは無縁なキャラ愛がある。


すでに行われていた理想としてのクオリティーと現実としての納期の戦い。


「必要悪なんて必要ありません!」


カッコイイ有能な女先輩のチャーミングなとこなんて萌えるにきまってるだろ!。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 10

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

こんな作品があったのですね。

こんな作品があったことは全く知りませんでした。

視聴のきっかけは、もちろん今現在放送されている”あの作品”からでした^^。
いろいろまとめサイトや某動画サイトさんをまわってるうちに本作を知り、視聴に至りました。

面白くて1も2も一気に見終えてしまいました。
1本40分程度なので時間かからずサクッと見れます。

ちょうど今から10年前くらいの作品なのかな?。
アニメ好きの方は1度気軽に見てみてもいいんじゃないかなあ?。
ちょっと古い時代を感じながら、今まで自分が見てきたアニメ作品達に感謝したくなってしまいました。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 8

atsushi さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

全2作

たまゆらとかを作ってるTYOアニメーションの元となったハルフィルムメーカーはARIAやプリンセス・チュチュで有名だが、もう一つのゆめ太カンパニーとはどんな会社だったんだろうと調べたら、唯一元請けで作ったのがこのOVAシリーズらしい。

スケジュールに追われた制作デスクと原画マンとのやり取りが主。

しかし、会社の規模を考えると、、、自虐のノンフィクションにしか思えない(笑)

一度やったら10年は使えなさそうなテーマだが、動画とか色塗りとか地味な作業じゃなくて、制作デスクに焦点を当てたあたりが面白い。

詳しいレビューは2の方で。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 3

60.0 8 熱血アニメランキング8位
怪獣娘(かいじゅうがーるず)~ウルトラ怪獣擬人化計画~(仮)(Webアニメ)

2016年10月1日
★★★★☆ 3.3 (64)
176人が棚に入れました
人類と怪獣との長い戦いは終結し、平和が訪れた。そんな時代に、怪獣の魂を宿し、怪獣の姿に変身できる少女“怪獣娘"たちが現れる。彼女たちを集めて結成された特別組織“GIRLS"に、新人としてアギラ、ミクラス、ウインダムの3人が配備されることに。立派な怪獣娘になるべく訓練を受けるデコボコトリオの明日はどっちだ……!? ショートアニメ『怪獣娘(かいじゅうがーるず)』は、怪獣娘たちによる笑いあり涙ありバトルありのドタバタコメディ。

声優・キャラクター
飯田里穂、鈴木愛奈、遠藤ゆりか、徳井青空、加藤英美里、五十嵐裕美、潘めぐみ、諏訪彩花、湯浅かえで

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

怪獣+人間(女子)=怪獣娘

全12話 1話約5分のショートアニメ

AT-Xで放送されていたので観てみました。

ウルトラシリーズの怪獣の魂を受け継いだ少女達、怪獣娘(かいじゅうがーるず)に成り立てのアギラ、ミクラス、ウィンダムの活躍を描いた作品です。

この作品は変身シーン以外(何故?)はみんな3頭身です。

円谷プロ公認なので、他にも有名な怪獣娘たちが出てきます。

怪獣娘が悪さをする訳ではなく(暴走するものを除く)、人々のために色々と戦っていましたね。

怪獣を知っている方は懐かしさを、知らない方は内容もそこそこ面白いので合えば観ても良いかもしれません。

最後に、上記のメイン3人はカプセル怪獣だったんですね。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 21

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

怪獣娘(黒)が放映されたので見始めた。オッサンホイホイアニメ。

レギュラーキャラがカプセル怪獣って渋い。

普通の人間である女の子たちに怪獣の魂が宿り、原案基準の習性や衝動に駆られるという設定。
突然吠え出したりドアノブを壊したりと日常生活に支障をきたすため、対策として国が運営する――

国際怪獣指導組織「GIRLS」に入る。


思い浮かんだのがウルトラシリーズで何度かある「人間の怪獣化」

あるきっかけでメタモルフォーゼし家族ともども怪獣になってしまう少年や、環境によって変貌する者、
同化液を浴びせられたり、自身に細胞を移植する科学者など各作品には様々なパターンがある。
うって変わって本作は過去に存在した「既存怪獣の魂が宿る」設定なので、随分ポップな怪獣化で安心です。

女の子の可愛さを最大限に残しながら野性味や露出が増え「萌え」+「格好いい」が組み合わされ
男の子の夢が詰まった進化をしました。まったく…、日本の萌え文化というのは度し難い(いいぞもっとやれ)


怪獣の魂は「カイジューソウル」
ソウルライザーと言われる怪獣へ変身する特別な機械の値段は“24,800円”らしい。スマホ代である。

調べると国際怪獣指導組織「GIRLS」には前身のエピソードが存在し、そこが中々に面白い部分だった。
怪獣娘研究の第一人者、小説版主人公“多岐沢マコト”。彼女が中心となり結成された組織であり、
世界初の怪獣娘、天城ミオ(ベムラー)をきっかけに国際連合の指導の下で、防衛と研究、
怪獣娘たちの保護を目的とし作られたという。

主人公級の三人、アギラ、ミクラス、ウインダム(かぷせるがーるず)たちは
本来のシリーズでなら「防衛チーム」。つまり怪獣と戦う人類側にあたるポジションだが、
怪獣娘の卵であり見習いの三人。本作ではスポ根や青春劇に近い話がメインとなる。

登場する有名怪獣。原案で聞いた独特な鳴き声やBGMなど、個人的な盛り上がりは多くあったものの、
これはウルトラマンや、ウルトラQから始まるウルトラシリーズを把握していないと楽しめないものかもしれない。
特撮ファン以外だと、変身シーンでニチアサっぽいBGMが流れる魔法少女のエッセンスを加えている点など面白く、
ほんの一瞬キャラクターの頭身が上がるのは「パンティ&ストッキングwithガーターベルト」を想像します。

ファン評を差し引くなら可愛い女の子達のたまに入るエッジの効いた台詞やギャグが楽しいし、
ただ緩いだけでなく5分間に込められたストーリーも有るため、(意外と)見応えはありました。
活動限界の3分を踏襲したアニメ…はダメか。

身も蓋もない言い方をすると、リバイバル+擬人化+アイドル、全てのブームをごった煮した節操のなさがある。

しかし、画面のPOPさに似合わない作りこまれたショートアニメでもありました。2期も観たら一応まとめます。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 16

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

怪獣+ギャグ+成長物語=?(ユルく観られるので私は好きです)

ウルトラマンで有名な円谷プロダクションの原案による、作中に出てくる怪獣を擬人化(女体化)したキャラクターでのメディアミックス企画のアニメ版です。

ということで、企画の方向性としてはセガ ハードウェア・ガールズ(セハガール)などと近いかも。

高い頭身のキャラクターデザイン(アニメでは変身時のみ)がありながら本編ではSDキャラで通しているのもアニメのセハガールに通じるところがありますね。

アニメでのメインキャラはアギラを擬人化した姿に変身する宮下アキ(アギちゃん)、ミクラスに変身する牛丸ミク(ミクちゃん)、ウインダムに変身する白銀レイカ(ウインちゃん)です。

ウルトラセブンをご存知ならすぐお分かりかと思いますが、この三人の元になっているのはダンがウルトラセブンに変身できないときなどに代わりに戦ってくれる通称「カプセル怪獣」で、OP/EDを歌うこの三人には「かぷせるがーるず」というユニット名が付いています。

他にピグモン、ゼットン、レッドキング、ゴモラ、ザンドリアスが出てきます。ほとんどがマンかセブンの怪獣なのに、ザンドリアスだけ80(エイティ)でめっちゃ新しい…。

怪獣娘、通称「GIRLS(ガールズ)」がどんなものでどんな話なのかは本編を1、2話観てもらえば把握できると思いますので詳細は割愛しますが、基本的にはメインキャラ+ピグモン、レッドキングなどと繰り広げるギャグを含んだ日常パートと、シャドウと戦う戦闘パートで構成されています。

どっちをどれだけやるかは各話のシナリオ次第ですが、基本的にはユルい感じのショートアニメなので気楽に観られると思います。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 16

63.7 9 熱血アニメランキング9位
真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ(OVA)

2000年12月21日
★★★★☆ 3.6 (33)
174人が棚に入れました
真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ(しんげったーろぼたいねおげったーろぼ)は2000年に発売されたOVA。
5年前の恐竜帝国の侵攻は、ゲッターロボの活躍、そして巴武蔵の犠牲によって終結。大打撃を受けた恐竜帝国はマグマ層へと追いやられた。しかし、ニューヨークの街を消滅させる程の破壊力に恐れをなした国際社会からの圧力により、早乙女研究所のゲッター線関連の研究は凍結を余儀なくされる。

だが、その一方でゲッターロボのパイロットであった神隼人らは恐竜帝国の復活を予見し、ゲッター線を使わない新たなゲッターロボ「ネオゲッターロボ」を開発。恐竜帝国の再度の来襲に備えたものの、3人目のパイロットが決まらない。

果たして再び姿を現した恐竜帝国。そのメカザウルスが暴れる中、3人目のパイロットとして見出されたのが、闇プロレスの覇者、一文字號であった…。
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

知れば知るほど評価が上がる〈漫画版読了&東映版視聴後 追記〉

新作アニメ「ゲッターロボアーク」2021年夏公開決定を記念して期間限定でYOUTUBEにて配信されました。

今作は2000年に発売されたOVAで全4話。ゲッターロボシリーズの平成OVA作品第2弾となります。
細かいことは気にせずアクションとロボを楽しみたい方にお勧め。
少々グロがあるのでご注意を。
{netabare}
全4話・2時間弱、映画1本くらいのボリュームでしょうか。物語は少々大味でハッタリ満載の派手さが売りの作品、というか意図的にそっちに振り切ってる気がするなあ…。
特筆すべきは市街地戦の多さ。作画負担が増えやすいコンテ・演出ですけど作画班の実力が伴っていて、しっかり嵌っていました。勢いがあって見ていてとても楽しいですね!特撮作品のロボ戦が好きな人なんかはかなり楽しめるのではないかなあと。

体格が良くて力強いキャラクターデザインも私は好きです。作画枚数はそれほど多くなさそうですが、上手に動きを付けていて、キャラクターのお芝居もアクションの勢いも楽しい。

音楽は主題歌もBGMも好き。
特にBGMは珠玉の出来です。OP曲を金管楽器(かな?)でアレンジしたBGMが1、2話で使われていて凄く格好良い。3、4話でもこのBGM使って欲しかったなあ。

キャラクターに複雑な個性付けが無いのですが、これがわかりやすく特徴的で面白い。そして女の子が格好良い可愛い。
あと、剴は癒し。

4話のみの短い作品のためか、実力優先で声優さんが選出されていて全体の安定感が魅力。例外は主人公でしょうか。號役は若手時代の櫻井孝宏さんで、演技に勢いとパワーがあって作風によく合っています。


ゲッターロボは3タイプに変形するため、全てに見せ場を作るのは簡単ではありません。それが2機+テキサスマックという欲張りっぷり!
真ゲッター3のみ見せ場が無いのは勿体なかったですが、他はしっかり活躍させているのが流石です。
私は翔が格好良くて好きですね。第2話でテキサスマックの危機に助太刀に入った時、かねてからの友人であった翔がネオゲッター2で駆け付けるのがとても良い。そのシーンのネオゲッター2は武人のようで格好良いです。剴とネオゲッター3の活躍で締め括っているのも好き。
全体的に忙しい作品ですが、第2話は単品で見ても十分に纏まっているので一番好きな回かも知れません。

VSと銘打ってはいるのですが、真ゲッターとネオゲッターが並び立つ展開ではないのが勿体ない。
ですが前作主人公の位置付けである竜馬と隼人が新人・後輩のサポートに回っているのが個人的には凄く格好良いなと思います。

川越淳監督もシリーズ構成の藤田伸三さんも熱血や人情を描くのは上手なタイプと理解していますが、今作はその良い面も良くない面もはっきり出ている印象です。登場キャラ・登場メカも多くて落ち着いて視聴する作品ではないかも。
勢いと熱量を楽しむと良いと思います。
{/netabare}
(2020.11.3)

【漫画版と東映版視聴したので追記】
元となった作品をわかるようになると、ガラッと評価が変わる作品でした。これは素晴らしい。

本作は王道のロボットアニメに親しんだ人にオススメしたいアニメです。
前日譚や人間関係は想像する必要がありますが、それ自体は王道ですのでロボットアニメが好きな人ならおそらく大丈夫。
(「新ゲッターロボ」は導入が丁寧で入りやすいのですが、後半は難解で壮大なSFとなりますし、グロ耐性下ネタ耐性が必要なので人を選ぶかなと…)
{netabare}
アニメアーク1巻ブックレットの南喜長Pインタビューに「ネオゲッターロボは東映まんがまつりのような子供にも観られるようなものを目指した」という内容が。しっかり反映された気持ちの良いアニメですね。

・東映版初代ゲッターロボ&ゲッターロボGを視聴して
本作のスタッフは皆さん東映版がとても好きだと思います(笑)。
まずはOPのゲットマシン発進シーン。東映版GのOPのわかりやすいオマージュです。
ネオゲッターロボのデザインはゲッターロボ號の頭部とカラーリングを踏襲していますが、ボディはゲッターロボGの3形態によく似ています。特にネオゲッター3は首のファンを回して竜巻を起こしたり、脚部のスラスターで敵を迎撃したり。これはゲッターポセイドンによく似ていて、東映版で目立っていた武装です。
東映版號と漫画版號で號・翔・剴が乗り込むゲッターロボ號は、版権が複雑でOVAでは出せなかったそうなんですよね。OVAスタッフの苦肉の策なのでしょうが、作中ではゲッターロボGは初の戦闘を前提としたゲッターロボですから、プラズマエネルギーで動くネオゲッターロボに受け継がれる説得力のあるチョイスだったと思います。

恐竜帝国の描き方にもリスペクトがありますね。
東映版では恐竜帝国とのラストバトルが不完全燃焼なんですよ。帝王ゴールはラスボスとしての存在感を発揮できなかった。漫画版でも非業の死を遂げています。恐竜帝国のファンって視聴者に結構多いんですよね。でも東映版と漫画版はそれぞれ違う意味で爽快なラストではない。
本作で帝王ゴールは強大なラスボスであり、部下とのやり取りも増えていて胸のすく想いでした。


・漫画版を読んで
本作のスタッフは皆さん漫画版もとても好きですね(笑)。
漫画のワンシーンや印象的なセリフをいくつも引用し、それを違う物語に整理しつつ違和感なく嵌め込んでいるのが凄い。
漫画版隼人は苛烈に見えるけれども素が苦労人で、本作にもその性質が強く引き継がれています。3話冒頭で真ゲッターロボの起動を政府関係者に許可されず、イライラしながら峠道で車を飛ばす。そんなちょっとしたカットにキャラクターへの愛を感じます。

竜馬と隼人が亡くなった武蔵に語り掛けるシーンが本作には多い。これはチームが離散して竜馬と隼人の時が止まってしまったから、そして漫画版とは流れが違うからです。
5年前、武蔵の特攻で恐竜帝国を退けることには成功したものの、ゲッター線によりニューヨークが壊滅してしまった。日本は海外からの非難に晒され、真ゲッターロボもゲッター計画も凍結されてしまった。
そんな物語に変更されているようなんですね。だからネオゲッターのパイロットが揃ったこと、恐竜帝国が壊滅したことを武蔵に捧げる。やっと竜馬と隼人は過去を振り切ることができたわけです。
若い3人の力と前向きなエネルギーが、止まっていた物語を動かす原動力になっているのが良いですね。{/netabare}
(2021.12.5)

投稿 : 2024/04/13
♥ : 6

きききき さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

タイトルなし

すごく単純な内容ですが、結構楽しんで見れました
ゲッターロボが気になる方への入門編としてちょうどいいでしょう

投稿 : 2024/04/13
♥ : 1

65.0 10 熱血アニメランキング10位
ガンダムビルドダイバーズ Re:RISE(Webアニメ)

2019年10月10日
★★★★☆ 3.4 (42)
160人が棚に入れました
伝説のフォース、ビルドダイバーズがELダイバーを救った第2次有志連合戦から2年。その舞台となったガンプラバトル・ネクサスオンライン(GBN)は感覚をフィードバックしてより臨場感のあるプレイが楽しめるようにバージョンアップしていた。しかし、さらに盛り上がりを見せるGBNとは関係なく、様々な想いでプレイするダイバー達もいる。傭兵プレイを続けながらディメンションをひとりさまようダイバー、ヒロト。憧れの存在を目指し、様々なパーティを渡り歩くが孤高のお調子者ダイバー、カザミ。ガンプラバトルに明け暮れ、謎めいた雰囲気を漂わせるソロダイバー、メイ。協力プレイに興味を持ちながら、引っ込み思案でいまだそのきっかけを掴めずにいるひとりぼっちの初心者ダイバー、パルヴィーズ。それぞれが孤独な彼らは、ある出来事がきっかけでもうひとつの「ビルドダイバーズ」を結成してしまうことになる。ヒロト達を待ち受けていたのは、GBNをこえる果てしない超体験だった。

声優・キャラクター
小林千晃、水中雅章、渕上舞、南真由、加隈亜衣、水瀬いのり、若山詩音
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

90年代少年向けロボットアニメの系譜

2019年冬アニメ。1クール目全13話。WEB配信がメインですがBS11で少し遅れて放送中。
分割2クールの1クール目のため、物語評価は星3で固定しています。

キャスティングに若手さんが多くて、生き生きしていて聞いてて楽しいです。カザミ役の水中雅彰さんの演技が好きで、リアルとアバターの演じ分けもとても良かった。
作画・演出もとても好き。旧ジーベックの作画スタッフが参加しているからか、シンプルで子ども向け寄りの雰囲気で生き生きと動きます。そのキャラクターらしく動くんですよね。良いなあ。演出もとても解りやすく、カメラワークも毎回決まっていてストレスなく見られます。
OPは歴代ビルドシリーズの中で一番好き。コンテ切ってるのは今回も大張さんだけど、今作はバトルよりもキャラクター重視・ドラマ重視で作られたOPですね。
音楽も好き。OP、ED、BGM、その使い方も上手だと思います。


1クール目は脚本もしっかり練ってありますし、描写も丁寧に積み重ねていて楽しく見られます。
作り物の世界でも人の想いが介在すればそれは新しい世界であるという点も前作から繋がっていていい。

【第10話視聴時点での感想】
{netabare}9話まではメイン4人を掘り下げつつチームとなっていく過程を丁寧に描いています。9話はチームバトル要素においてキー回でとても良かったです。
ここまでに並行してヒロトのリアルの生活と山の民の生活を掘り下げ、普通のダイバー・ELダイバー・山の民の誰もが同じ命であることを描いています。土着の祭り・弔いの意味も含んだ祭祀をストーリー上のキー回に持ってきているのも好き。これは前作第8話のフェスとの対比かも知れません。
今後は山の民がNPDではないらしいことが深刻な事態を招きそう?

難点は前作ビルドダイバーズを見ているほうが楽しめる点でしょうか。特にメイの素性に関しては前作視聴済みの人の方が衝撃が大きいと思いますし、伏線も十分に機能します。前作キャラクターがちらっと登場したのも個人的には嬉しいですが、初見さんはわからないよね…。
配信メインになって誰でも視聴しやすくなっているので、この点は少し勿体ないかも知れない。しかも1週間限定かと思っていたら今でも何話かは見られるし、7話までの編集版も公開されています。
{/netabare}


【玩具販促について】
{netabare}今作は「ガンプラアニメ」ではなく「初心者のためのホビーアニメ」であると理解しています。配信メインなのも子どもに見てもらうため・経費を削減するためなのかなと。

毎回配信の最後に「ジャスティスカザミのリライズニュース」が入るのもそういう事だと思うんですよね。
商品展開が機体少なめ・武装や手足のパーツは組み替えて遊べるようなラインナップですから、各キットを薄利多売したいのかなと。BS11で放送された特番の内容や公式サイトで紹介された遊び方から考えるに、塗料や道具をできるだけ使わずに、初めてガンプラに触れるユーザーでもマイガンプラを作る楽しさを味わえるようにしているのだと思います。
何となくですが、この手軽さなら一番のターゲットは子どもなんじゃないかな?ガンプラの対象年齢って8歳からなんですよね。(…個人的にはキッズ向けへの路線変更がちょっと遅すぎるように感じるんだけどね。バンダイさんとサンライズさん…)

とはいえ、私はそういう方針ならすごく応援したい。子どもやファミリーをターゲットにするなら、ホビーアニメとしてニチアサのように定番になるまであきらめずに続けてくれることを願っています。 {/netabare}
(2019.12.7)


【第13話まで視聴終了感想】
1クール目終了時点では期待を裏切らず予想を超えた良作。2クール目も是非丁寧に作って欲しいと思います。
{netabare}
既に王道とも言える(ほどに手垢が付いた)ネトゲネタと異世界召喚ネタを二重に仕込んで、ガンダムシリーズとしては新しい切り口で作品を作っています。
4人がそれぞれの葛藤を抱えつつチームになっていく過程と、世界の謎の提示が並行しているのも面白かった。

私は主人公を持ち上げ過ぎる作品や現地でのギャップを描かない異世界召喚系はちょっと苦手なんですよね。
けれども本作では現地住民の生活をしっかり描き、ヒロト達と衝突する展開もあり、それを乗り越えて仲良くなっていくのも良かったです。フルンの「(次の祭りは)ニンジンが2回採れたら」という台詞で二期作しているのかな?とか思えちゃうのがなんか好き。
ヒロトたちは救世主のような扱いをされながらも、いくつものミッションを遂行しなければ山の民の信頼を勝ち取れなかった。けど、それだって現地の人からすれば当然のことですよね。その衝突を緩和する案内役のフレディの役割は非常に大きい。

そして、10話のお祭り回からの急展開。
その地で生きる命を人間ともELダイバーとも対等であると描いたからこそ、大量虐殺のショックをヒロトたちと視聴者が共有できる。

王道展開であってもテーマを織り込んで肉付けすることで、作品の独自性と方向性を堅持する。スピーディーな展開が好まれる風潮に染まらずに「過程」に重きを置いたのがこの作品の最も良い所ですね。
90年代の少年向けロボットアニメに連なる内容になっている気がしますね。もっとも、本当に90年代なら主人公はカザミのような少年になっていたかも。ヒロトが主人公であることに地味に時代を感じますなw

配信が現在も続いているのでその長所を最大限に発揮できる環境でもあります。1月から再放送もあり、興味があれば今からでも途中参加できるのもバンダイの狙いかも知れません。
{/netabare}

【雑感】
公式サイトの更新が丁寧で好感度が高いです。名有りキャラ・メカはちょっとした出番でも全員載せるという徹底ぶり、スペシャルコーナーでのガンプラ作例など色々と楽しいですね。公式ツイッターも頑張ってます。両方きちんと情報発信してる。
配信の最後に付いているリライズニュースも楽しいですし。広報は大事。
(2019.12.28)
{netabare}
【追記】
YOUTUBEにて第1話から第5話のオーディオコメンタリー公開中です。13話までのネタバレありますので注意。
公式が至れり尽くせりすぎる…。

それから、現在公式サイトにてキービジュアルが1日4回変化します。小さなドラマが仕込まれていますので、興味があれば是非。朝、昼、夕、夜で変わります。
(2019.12.29)

【さらに追記】
この部分はそのうち消すかも…
「ガンダムビルドダイバーズRe:RISE 登場モビルスーツ関連エピソードセレクト配信」だそうです。
この企画思いついた人は頭が良いというかガンダム好きだなあとw
【1月02日】ガンダム 第13話(コアガンダム)
【1月09日】Gガンダム 第22話(多分エルドラアーミー?)
【1月16日】SEED HD 第11話(度々立像として登場するエールストライクガンダムだそうですよ)
【1月23日】DESTINY HD 第42話(ジャスティスナイト)
【1月30日】∀ガンダム 第3話(ウォドムポッド)
(2020.1.8)

【さらにさらに追記】
2月6日より6話以降のオーディオコメンタリー配信決定です。
毎週木曜日20時にガンダムチャンネルにて。
声優さんだけでなくチーフメカアニメーターやプロデューサーもゲストに決定しています。内容に言及したお話が聞けそうで楽しみ。
(2020.2.2){/netabare}

オーコメ全部聞いたので感想。
{netabare}1期2期ともにキービジュアルはチーフメカアニメーターの久壽米木信弥さんのデザイン。1期のキービジュアルは前作と対になるデザインにしており、背後の大きな瞳はフレディだそう。
てっきりイヴかと思ってけど、14話見たらなるほどなあと。内容がある程度決まっていて制作されたのだと思います。
プロデューサーによると、これまでビルドシリーズの明るく楽しい路線から飽きられないようにそろそろ変えて行こうという意図がはっきりとあるようです。ホビー部門とのすり合わせもしっかりしているそうですし、ガンプラを「組む」だけでなく「遊ぶ」ことを推しているとのこと。玩具雑誌の特集とも合致する内容でした。
興味があればバンダイホビーサイトも覗いてみてください。何を推してどう遊んで欲しいのか、とてもわかりやすいですよ!アニメの内容と併せて見ていくとリライズ関連の作品・商品全体でどう展開したいのかよくわかります。{/netabare}
(2020.4.18)

投稿 : 2024/04/13
♥ : 11

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ガンダムビルドダイバーズから2年後の世界を描いた物語

この作品の舞台設定は、ガンダムビルドダイバーズから2年後の世界となっています。
物語の設定や単語の一部に分からない点が出ると思いますが、主要登場人物は一新されているので、前作をみなくてもそれなりに話は通ると思います。


伝説のフォース、ビルドダイバーズがELダイバーを救った第2次有志連合戦から2年。
その舞台となったガンプラバトル・ネクサスオンライン(GBN)は
感覚をフィードバックしてより臨場感のあるプレイが楽しめるようにバージョンアップしていた。

しかし、さらに盛り上がりを見せるGBNとは関係なく、様々な想いでプレイするダイバー達もいる。
傭兵プレイを続けながらディメンションをひとりさまようダイバー、ヒロト。
憧れの存在を目指し、様々なパーティを渡り歩く孤高のお調子者ダイバー、カザミ。
ガンプラバトルに明け暮れ、謎めいた雰囲気を漂わせるソロダイバー、メイ。
協力プレイに興味を持ちながら、引っ込み思案でいまだそのきっかけを掴めずにいるひとりぼっちの
初心者ダイバー、パルヴィーズ。

それぞれが孤独な彼らは、ある出来事がきっかけでもうひとつの「ビルドダイバーズ」を
結成してしまうことになる。ヒロト達を待ち受けていたのは、GBNをこえる果てしない超体験だった。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

前作を見ていないと、まず「伝説のフォース、ビルドダイバーズがELダイバーを救った第2次有志連合戦」が分からないと思います。
でも分からなくても本作を楽しむ分にはあまり問題無いかと思います。
具体的単語が分からなくても、本作は物語の中で補間してくれるので…

改めて思うのがガンダムの人気の高さです。
機動戦士ガンダムが放送されたのが1979年で、それから約40年もの間、何らかの形で紡がれているんです。
そして見るだけじゃ飽き足らず、この作品の様なガンプラを用いた実践型の作品に派生していますし…
それに今でもガンダムのプラモデルは新作がどんどん作られているようですので。

物語の方ですが、本作品でも「ビルドダイバーズ」が登場します。
ですが、2年前に結成されたフォースではなく、それぞれソロダイバーとして参加していたメンバーが偶然集まって結成された「もう一つのビルドダイバーズ」でした。

その結成のきっかけになったのが4人の前に突如現れた隠しミッションでした。
何でも既存のミッションには無い設定や展開が盛り込まれているとか…
そこでゲットできるアイテムだって超レアなアイテムかもしれません。
そんなチャンスが目の前に転がってきたら…進まないなんて選択肢はありませんよね。

でも4人の目の前に現れたのは只の隠しミッションじゃなかったんですけどね。
この辺は物語の進展に伴い明らかになっていきますが、物凄いミッションだったんです。

どう凄いか…
少年少女がガンプラで事を成し遂げるには、あまりにも重たいからです。
ミッションの真実を知った4人…正確には4人のうちの3人は躊躇します。
でも当たり前です。
だって、みんなはガンプラで遊ぶためにGBNにログインしているんです。
それなのに、遊びの範疇を遥かに凌駕していたら誰だって躊躇しますよ。

でも、これまで紡いできた時間が3人の心を揺さぶるんです。
約束をした…
笑顔や泣き顔をたくさん見た…
こうして物語は2020年4月から放送される2nd Seasonに続いていきます。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
公式HPではまだ第13話が視聴できるみたいですよ。

オープニングテーマは、スピラ・スピカさんの「リライズ」
エンディングテーマは、スダンナユズユリーさんの「MAGIC TIME」
どちらも通勤中に聴く1曲になっています。

1クール全13話の物語でした。
私はガンプラには疎くて登場する機体に殆どは分かりませんでしたが、それでもそれなりに楽しめたと思います。
これがガンプラを熟知した人なら盛り上がり方が違うんでしょうけれど…
4人にはミッションをクリアするだけじゃなく、彼らの願いや思いも叶う事を続編に期待しています。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 7

おーいん君 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

ガンダム、ガンプラ、ビルドダイバーズ!

ガンダムシリーズを詳しく知っていればいるほど面白いと思います。
けれども、なんとなくで見ていてもちゃんと楽しめます。

この作品はガンプラを売るためのアニメという側面があるだけあって、作中にd手来るガンプラ達はとても魅力的でカッコイイです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 1

65.7 11 熱血アニメランキング11位
終末のワルキューレⅡ(Webアニメ)

2023年1月26日
★★★★☆ 3.3 (35)
130人が棚に入れました
「月刊コミックゼノン」で連載中、累計発行部数1,000万部突破の大人気漫画の、アニメ第2期!!!!! 原作は「このマンガがすごい!2019」オトコ編、「全国書店員が選んだおすすめコミック2019」、「第2回マンガ新聞大賞」など、数々の漫画賞に入賞する話題作!!!!! 迫力溢れる世界観をアニメ化するのは、『十二大戦』『HELLO WORLD』アニメーション制作、『無限の住人-IMMORTAL-』『プロメア』『ガールズ&パンツァー』の3DCGなどで、数々の激戦を描いてきたグラフィニカ。 人類の存亡をかけた、全世界の神代表 vs 人類代表の一対一<タイマン>の13番勝負が、再び幕を開ける!!!!! 血湧き肉躍る!互いの信念を貫いた、熱き戦いがここにある──!!!!!

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

天界のテンプレート

今回は10話で2戦です、続きはTVで放送されるかはわからないみたいです
相変わらずfateと一緒で有名な神様や有名な偉人の名前が出てくるだけでワクワクしますねー

バトルは片方が過去の回想して攻撃して、次はもう片方が回想して攻撃してというパターンの繰り返しで長い回想シーンがバトルの流れを切っているっていう、「次はあっちのターン」がお約束になっちゃってるのはもったいないと思う

バトルの前後もテンプレになっていて、ゲルが毎回ブリュンヒルデ姉さまに詰め寄るシーンが毎回毎回似たようなやり取りしているのも変化が欲しいかな、もしゲルがいなかったらブリュンヒルデがひっそりと故人との回想しながら悲しむ様子を見せていけばよくて、ブリュンヒルデも複雑な想いで戦ってる印象が強くなるんですけど、、ゲルが問い詰める流れを入れることでテンポが悪くなっているだけじゃなくて、テンプレっぽくなっているから一人一人の犠牲が軽く感じてしまいます
二人にとって大事な人達が犠牲になるから悲しむのは当たり前なんだけど、このやりとりはなんとかならなかったのかなー?って思いました

投稿 : 2024/04/13
♥ : 10

camuson さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

印象度:92

原作はシヴァvs雷電戦まで既読。
公開から半年たってようやく視聴。
おかげで後期の釈迦編をほぼ時間差なし(1週間待つ程度)で、
一気に見ることができました。

さて、作品です。
神vs人類の対戦を実況するというフォーマットが固まっているが故に、
2シーズン目にして、早くもマンネリの打開が最大の課題になっており、
とてもハードルが高くなっていると思います。

そんな中、1戦につき、5話と前シーズンよりも1話ずつ増量。
”これは魂の戦い”に相応のタメをつくるという意味で、適切な判断だと思います。

マンネリ打開については、4戦目、6戦目は意外性を打ち出せていましたが、
その間に挟まる5戦目が、熱血vs熱血、少年漫画格闘の王道中の王道を選択。
ある意味で、逆張りで意外とも言えるのですが、
やはり、同じことを繰り返している既視感が強く出てしまいました。
双方とも、ナイスガイで、魅力的で、肩入れできるキャラなだけに、
もう一工夫があってもよかったかなと。
姉さまの乙女愛が感動ポイントだとすると、姉さまの生い立ちについても、
もう1話使って振り返っておいた方がよかったッスかね(笑

シーズン1の子供たちを守るのに理由なんてないというアダムの名言を超える
セリフは出なかったかなと思いつつ、
ヘラクレスの言葉はそれに匹敵するくらい潔くてかっこよかったし・・・

原作の適切な解釈によるアニメーション化という点では、シーズン1にも勝り、
非常によく作られていると思います。
シーズン1は人類側の初勝利の大歓喜で終わったところが、
印象的にアドバンテージになっていて、
シーズン2は前述したハードルの高さが、
ディスアドバンテージとして働いている気がします。

新オープニングは最初は可愛い感じでインパクト弱めかなと思ったのですが、
聞き込むうちに、味が出てきて、最後の方では癖になってしまうヤミツキ感あります。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 2

68.4 12 熱血アニメランキング12位
刀使ノ巫女 刻みし一閃の燈火(OVA)

2020年10月25日
★★★★☆ 3.6 (20)
82人が棚に入れました
御刀で異形の存在<荒魂>を斬って祓う神薙ぎの巫女<刀使>たちの物語!

声優・キャラクター
茜屋日海夏、石原夏織、五十嵐裕美、藤田茜、沼倉愛美、上坂すみれ
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

キレイナセカイ

[文量→中盛り・内容→余談が本論系]

【総括】
テレビ本編「刀使ノ巫女」から数ヶ月後の世界。勿論、本編の視聴はあった方が良いですが、必須というわけでもなく、簡単な設定(荒魂は人間を襲い、それを倒すのが刀使ノ巫女)だけ入れとけば、とりあえず視聴出来るかと。

レビューでは、本作のテーマについて、「ダンまち3期」や「鬼滅の刃」などを例に出しつつ、色々思うことを。だから、あまりアニメの感想にはなってない(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
人と荒魂(モンスター)は共生できるのか。

私は2020年11月にA-TXで視聴したのだが、ちょうど同じ時期に、「ダンまち3期」が同じテーマで放送しているのが興味深かった。

勿論、(実質2話の本作とは)尺が違うので単純な比較は出来ないけど、本作とは違う終着点になりそうな予感(まだ途中なのでなんとも言えないが)。

本作では、最終的に「受け入れた」。まあ、「人間を害する能力」を保持していることと、「人間を害する意思」を持っていることとでは、当然、後者の方が危険なわけで。「意思」があるならば、人間であっても、銃やら刃物やらで人間を害することはできる。

そんなこと、理屈ではみんな分かっていて、あとは、それを「信じられるか」で。本作では「信じる」ことを選択しましたが、それがちょっと「キレイすぎる」という気はしました。

まあ、それも「作風」なので、「この作品ならこの結論であり」と思いましたが。
{/netabare}


【余談 ~厄災は、滅する? 受け入れる?~】
 {netabare}
「刀使ノ巫女の荒魂」「ダンまち3のモンスター」「鬼滅の刃の鬼」には、共通点があると思う。

人にとっては厄災であり、しかし、相手にも意志があること。

今日のテレビ番組で、ある社会学者が「鬼滅の刃」というタイトルに違和感を感じる、というか、現代の「鬼観」だな~と言っていた。

曰く、「鬼」というのは元来「災い」と近く、「滅する」のではなく、「祓う」ものだった。節分などが分かりやすいが、「鬼は外」と祓う(追い払う)ものの、毎年、鬼はやってくる。「鬼は不滅」というのが、古来の日本人の考え方だった。

「祓う(払う)」とはつまり、「距離をとる」「住み分ける」ということ。元々、日本人は、厄災にすら「神」を感じ、自身の被害を防いだ上で、その存在を認めてきた。

それが、日本人的な「共生」だった。

しかし、欧米の価値観の中では、厄災というのは、制圧するものであり、滅するものだった。一方に「服従」を強いるのが「共生」の形であった時代は長かった(と言ったら、怒られるかもしれないが)。

「鬼滅」というタイトルには、知ってか知らずか、そういう欧米的、現代的な思想が含まれている。そんな指摘だった(いや多分、鬼を文化的なものとして扱っているわけではないので、そんなに深みなくつけたタイトルなのだろうけど)。

鬼滅最後まで読んでないし、ダンまちはまだ放送中だからはっきりは分からないけど、(他作品について){netabare} ダンまちは日本的な「住み分け」に、鬼滅は欧米的な「征服」にあたると思う。 {/netabare}

しかし、現在の「ボーダレス」「グローバル」「違いを尊重」する世界を見渡すと、日本人的な「共生」でも、欧米的な「共生」でもなく、「同じ場所で対等に暮らす」という「共生」。これは、「刀使ノ巫女 一閃の燈火」にも見られて、やはり、現在的だなと思う。

ただ、昨今のコロナ騒動にも見えるが、「人間と野生」「人間と人間」の壁を全て取り払うこと。全ての距離が近づくことが、果たして正しいのだろうか、と、本作の「優しい世界」を観ていて、ちょっとした疑問、違和感を感じたので、レビュータイトルは「ヤサシイセカイ」にしてみた。
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
前編☆3
5ヶ月後か。もう大分忘れたな(笑) 主役の2人。まあ、めっちゃ強くなっちゃったから、ストーリー作りにくいよな。

意思をもつ荒魂。ちょうど、ダンまち3期でも同じテーマでやってる。それぞれ、どんな着地にするかな?


後編☆3
過去の色々を踏まえて、結局、人間に対する、というより同族を守ろうとしたコヒメ。ていうか、荒魂からのアプローチなのね。でも、結局許してしまう、ヤサシイセカイ。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 15
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

TV版とは真逆な・・・!?

TV版は視聴済み。
原作はゲームらしいけど、ゲーム音痴の私には何が何やら(笑)。

TVアニメ版と同様、物語は良かったと思います。
2話と短編だったせいもあるでしょうが、作画は改善されていた気がします。

TVアニメ版は展開が遅かったけど、こっちは異常に早かった(笑)。
まあ、2話ですからね。

{netabare}刀使と荒魂の共生。

テーマがダンまち3期とカブっちゃいましたね。
これは最近の流れなんでしょうか?

個人的には、結構微妙です。
作品中のその他大勢の人々と同じでしょうね・・・。
『飼い犬だって手も噛むことがあるのに・・・』って。
(いや、ウチ犬飼ってないや)
『飼いネコに手を引っかかれることもあるのに・・・』

ましてや、モンスター(荒魂)ですからね。
『今は良くても、いずれ裏切られるんじゃ・・・』って考えると思います。

{netabare}結果的に、この作品もダンまちも「信じる」選択をします。
綺麗ですよね。この結論。

納得はしないけど、とても理解出来ます。
モンスターも同じ生命と考えれば・・・。{/netabare}{/netabare}

などなど、色々と考えさせられる作品でした。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 10

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「刀使ノ巫女 刻みし一閃の燈火」(とじのみこ きざみしいっせんのともしび、略称:とじとも)

この作品は、スマートフォン用アプリゲームに関連するOVAなんだそうです。
「胎動編」と「波瀾編」の2部構成になっているTVアニメ版は視聴済ですが、ゲームは未プレイなので置いてけぼりを食わないか少し心配でした。

ですが、TVアニメ版主人公の衛藤 可奈美(CV:本渡さん)や十条 姫和(CV:大西沙織さん)らも登場するので、全く別の物語を視聴している感覚には陥りませんでした。
それに「荒魂」を巫女が御刀で祓うという世界観は一緒ですしね…

そう言えば、レビューのタイトルにも記載しましたが、この作品には略称があるようです。
TVアニメ本編には略称なんて付いていなかったのに、OVAにだけ略称があるなんて不思議じゃありませんか^^;?


刀使――

それは人の世に災いをもたらす異形の存在『荒魂』を、
古来、御刀で祓ってきた神薙ぎの巫女である。

現代において、ほとんどの刀使は『伍箇伝』と呼ばれる
中高一貫の訓練校で学園生活を送る学生であり、
その一方で任務となれば特別祭祀機動隊という警察組織に属する公務員として、
御刀を手に職務を遂行する。
御刀が持つ特殊な力を引き出して戦う刀使たちの活躍が、
この国の平穏に大きく貢献してきた。

大荒魂タギツヒメによって引き起こされた『年の瀬の大災厄』から数ヶ月。
新たな春を迎え、甚大な被害を受けた東京都内も復興を遂げつつある。
しかし『年の瀬の大災厄』以降、関東一円ではさらに荒魂が頻出するようになり、
特別祭祀機動隊――刀使の力が必要となるケースは後を絶たない。
そんな緊迫した情勢のなか、タギツヒメと刀使の因縁の地である江ノ島で、
非常に強力な荒魂の反応が観測される。

前編のあらすじはこちら…
散逸した御刀の調査蒐集を主な任務とする赤羽刀調査隊。
安桜美炎は、調査隊の仲間と共に職務と鍛錬に励む日々を送っていた。
『年の瀬の大災厄』から数か月後のある日、特別刀剣類管理局は、
江ノ島にて正体不明の荒魂の気配を感知する。
行方をくらました荒魂の居場所を探すため、
美炎たち調査隊は、療養中の鈴本葉菜の補充要員として、
新多弘名という刀使を新たに迎え、捜索任務にあたるが……

後編のあらすじはこちら…
人型の荒魂コヒメは、美炎たち赤羽刀調査隊の面々と過ごす中で、
人間に対して心を開くようになっていた。
しかし「刀使は荒魂を斬って祓うことを使命とする」という事実を突きつけられ、再び心を閉ざしてしまう。
刀使と荒魂は敵対している――そのことに思い悩むコヒメと、そんな彼女を心配する美炎たち。
ある日、調査隊が荒魂討伐の任務に赴いている中、
コヒメは折神家の施設を抜け出して美炎たちの元へ向かうが……。


公式HPのINTRODUCTIONとSTORYを引用させて頂きました。

公式ホームページにはTVアニメ版「胎動編」の総集編のリンクが貼られています。
2020年12月31日までの期間限定配信なので、気になる方は要チェックです。
この総集編のために再編集され、新たに川澄綾子さんのナレーションが吹き込まれているという、気合の入った構成になっているので、懐かしさもひとしおです。

そしてOVA本編も序盤こそゲームから投入されたキャラで占められていますが、程無く可奈美・姫和が登場したと思ったら折神 紫・折神 朱音の折神姉妹の二人までも顔を拝見することができるのですから、ゲーム未プレイ組でも割とすんなり物語には入れる構成になっていたように思います。

それと少しだけ違和感を覚えた点がありました。
それは完走後にwikiをチラ見して気付いたのですが、ゲーム版の主人公である安桜 美炎(CV:茜屋日海夏さん)はTVアニメ版主人公の衛藤 可奈美のライバルとの位置付けなんだそうです。

私は刀使としての安桜 美炎の実力の底を知っている訳ではありません。
ですが、TVアニメ版で死線を何度も潜り抜けたことによって衛藤 可奈美は相当強くなっていると思います。
何せタギツヒメを圧倒する程の実力の持ち主であり、またTVアニメ版の物語終盤では十条 姫和に実力をも圧倒的に上回る剣技をお披露目してくれていましたから…
正直可奈美が本気になれる相手はもういないんじゃないかと思っていたので、この点には違和感を感じたかな^^;

本作のキーパーソンは、ここちゃん演じる「コヒメ」ちゃんです。
これまで居なかった新たな存在という立ち位置なのですが、転び方が見通せないので彼女の立ち振る舞いからは目が離せません。
OVA全2話なので尺はそれほど取れませんでしたが、コヒメの心の葛藤はしっかり描かれていたのではないでしょうか。
だからこそ、後半の展開が大いに盛り上がったんですけどね。

主題歌は、安桜美炎(茜屋日海夏さん)、瀬戸内智恵(石原夏織さん)、七之里呼吹(五十嵐裕美さん)、六角清香(藤田茜さん)、木寅ミルヤ(沼倉愛美さん)、山城由依(すみぺ)による「blurry shadow」
改めて出演されている声優さんの名前をみると、錚々なるメンバーが顔を揃えているのが分かると思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
私はしっかり堪能させて貰いました。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 10
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