王子でコミカルなおすすめアニメランキング 7

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの王子でコミカルな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月20日の時点で一番の王子でコミカルなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

75.7 1 王子でコミカルなアニメランキング1位
赤髪の白雪姫 2ndシーズン(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (639)
3499人が棚に入れました
分割2クールの後半クールにあたる。

赤い髪を持つ少女・白雪は、タンバルン王国のラジ王子に見初められ、愛妾にされかかり、国を出る。たどり着いた森で、隣国の第二王子・ゼンに助けられた白雪は、彼の国・クラリネス王国の宮廷薬剤師として働き始める。やがて想いを通い合わせていく白雪とゼン。王子と薬剤師という二人だが、たくさんの出会いや出来事を経て更に絆を深め、二人を認める人物は少しずつ増えていく。

声優・キャラクター
早見沙織、逢坂良太、梅原裕一郎、名塚佳織、岡本信彦、三瓶由布子、甲斐田裕子、福山潤、小西克幸、豊永利行、國立幸、浅沼晋太郎、水瀬いのり、小松未可子、石田彰

〇ojima さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

1期の雰囲気が(ブレてなくて)よいですね

2期を楽しみにしてました。
1期同様ゆっくりとした時間の流れがあって良い雰囲気です。
どんな物語になるのかな

2期は皆がお互いに対して強い心を持っていることが印象的です。
恋愛 片思い 主従 感謝
観ていて楽しいです。 私、オヤジですけど。。。 

最後まで観て
最後にまたこちらが照れちゃうような恋のシーンがありにやけてしまいます。

もし次期があったらラブラブだけで物語にならないと思います(笑)
でも、ひょっとして3期以降不幸が始まるのでしょうか?心配だ~。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 45

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

願うならこの道の先も自分で描けるよう・・・願うならこの物語を彩るのは運命の色であるよう・・・

大好きなはやみんが主演する赤髪の白雪・・・思い返すと1期では色んな事がありました。
幼い頃から薬学を学んでいた彼女は薬剤師の道を進むのですが、タンバルン王国のラジ王子に目を付けられて国を飛び出し・・・森の中でクラリネス王国のゼン王子と出会いました。
まだあどけなさの残る笑顔が印象的なゼンですが、王宮の中では笑ってばかりもいられない立場である事・・・書かれたカルテを見た白雪が大粒の涙をポロポロ流していたのが印象的です。
そのカルテを見た以降、白雪はゼンの客人として王宮に居るのではなく、自分の居場所を作るため宮廷薬剤師になる事を決意・・・難しい試験を見事突破しました。

ゼンと親しくする白雪を見て快く思わない一部からの嫌がらせもありましたが、意思を貫き通す心の強さ・・・大切な人の尊厳を守ろうとする態度・・・強大な力に彼女全部で立ち向かう勇気を持つ白雪です。
例え相手が誰であっても筋の通らない事には凛とした態度で立ち向かうところは、彼女の大きな魅力だと思います。
そしてゼンとの仲もしっかり深まったところで1期は終幕しました。

こうして思い返してみると、1期は「成長」というキーワードがしっくりくるように思います。
1期が成長なら2期のキーワードは植物で例えると「根付く」の様に感じました。
2期では1期よりスケールの大きな出来事が次々と襲いかかる中、白雪とゼンは例え別々になってしまったとしてもお互いを信じ合うんです。
大きな信頼って難しいです・・・でもそれが出来るという事は、今まで以上に相手の心に色濃く住まう事ができている証だと思うんです。
お互いの距離が離れれば離れるほど・・・そして危険度が上がれば上がるほどパニックになるのではなく相手を信頼する・・・これってなかなかできる事じゃ無いと思います。

これまで白雪とゼンに焦点を当ててレビューを書いてきましたが、2期ではいつも二人を気遣っている側近の株も相当上がったのではないでしょうか。

キキ・・・普段は物静かな女性ですが、彼女の勇猛果敢な行動には感動しました。
爵位も持った綺麗な人なのに・・・大切な人のためなら顔色一つ変えず何事も顧みない行動を平然としてのける彼女・・・その言動には迷いも躊躇いもありません。
この人も目的のためなら厭わないんだ・・・そう思うと彼女の魅力が倍増した気がしました^^;

でもキキ以上に私の中で株を上げたのがオビでした・・・
彼の心中が複雑なのは分かります。でも与えられた任務は確実にこなすので、ゼンからも高い信頼を得ていた彼は白雪の護衛を務めることに・・・
ゼンから護衛を任された時・・・すごく嬉しかったと思います。
だから任務にも相当気合が入っていたようにも見受けられました・・・
物事に集中している時に想定外の事態が起きたり、強制的に異なる情報が流れ込んでくると咄嗟の判断はどうしても鈍ってしまいます。
人間として普通の摂理だと思います。
そしてそれはオビも同じ・・・
決して油断していた訳じゃありませんが、彼は仕事上でミスを犯してしまうのです。
オビを案じる周囲には変わらぬ態度と言動・・・
でも腹わたは煮えくり返っていたと思います。
相手にも・・・そして自分にも・・・
動き出したオビの眼光はどこまでも鋭く、見ていて恐怖すら感じるほどです。
でもそれはオビが必死である事の表れ・・・
ミスを自分で何とかしようとする姿勢は頼もしく思いました。

波乱万丈の2期・・・気になる方は本編でご確認下さい。
紆余曲折ありますが、白雪とゼンの仲はこれまで以上に深まったと思います。
二人のシーンなんて・・・もうキュンキュンしっ放しでした^^
そしてこれがはやみんボイスというのが堪らないご褒美・・・
はやみんファンは必見の作品・・・なのではないでしょうか^^

オープニングテーマは、はやみんの「その声が地図になる」
エンディングテーマは、eyelisさんの「ページ〜君と綴る物語〜」
1期,2期共に歌い手さんは一緒でしたね^^
印象的なのがオープニングです。初めて曲の情報を知った時、はやみんが作詞と作曲も担当されている事にちょっとビックリしました。
後から知ったのですが「その声が地図になる」の曲は、これまではやみんの
頭の中にあったメロディを曲にしたんだそうです。
はやみんがずっと温めてきた曲と思うと、ファン冥利に尽きる・・・という気持ちです^^

分割2クール作品の後半で第13話から第24話までの計12話の作品でした。
物語がホント綺麗に纏まっていたと思いますし、主演のはやみんも抜群にハマッていたと思います。
こういうキュンキュンする作品・・・大好きです。
ラストまでしっかり堪能させて貰きありがとうございましたm(_ _)m

投稿 : 2024/04/20
♥ : 21
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

キュルルンアニメ

分割2クールの後半戦。
今クールはちょっとだけ障害が発生。
{netabare}でも、障害なんて単なる酒の肴。
当たり前のように二人は絆を深めちゃいます。{/netabare}

二人の熱気にあてられてお腹いっぱいだった前クール。
追い打ちをかけるように、さらに一杯に。
腹具合が悪く、キュンキュンというより最早キュルルンです。
胃薬を処方して、怒涛のラストに備えましょう。

ところで、このアニメ、脇キャラが魅力的です。
今回株を上げたのが、ラジ王子。
へたれは相変わらずですが、王子としての自覚が芽生えたようです。
ラジ王子を支えるサカキさんは超良識。
落ち着いた立ち振る舞いが大人の魅力でした。

{netabare}側近関係では、ミツヒデと木々の関係が気になるところ。
互いの気持ちを隠しながら(?)の軽快なやり取りが気持ちいい。
そして、オビ。
白雪への気持ちは封印し、ゼンに忠誠を尽くす。
その態度がすがすがしくてかっこいい。
オビの一挙手一投足が私のお気に入りです。{/netabare}

完璧なまでの王道少女漫画原作アニメ。
3期も観たいけど、お腹がもたないのでこの辺でお開きとしましょう。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 47

71.4 2 王子でコミカルなアニメランキング2位
神撃のバハムート VIRGIN SOUL(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (260)
1147人が棚に入れました
ここは、《人》《神》《魔》あらゆる種族が入り混じる神秘の世界ミスタルシア バハムート復活による世界崩壊を免れてから10年─── 新たな《人》の王は《神》の神殿を襲い《魔》の国を攻め落とした 壊滅寸前だった状況からの復興と更なる発展 王都は《人》に富をもたらす 王都復興の糧として奴隷となる《魔》 消えゆく信仰心により力を失った《神》 均衡を失っていく世界で《人》《神》《魔》それぞれの正義が交錯する―――

声優・キャラクター
諸星すみれ、梅原裕一郎、吉野裕行、井上剛、森田成一、沢城みゆき、岩崎ひろし、森久保祥太郎、潘めぐみ、坂本真綾、間宮康弘、小野賢章

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「脚本: 大石静」だと…?→ 1クール目はまずまず順調

「神撃のバハムート」はとても有名なスマホゲームのタイトルです。タイトルからしてそれが原作のアニメなんだと思うんですが、『神撃のバハムート GENESIS』(前シリーズ…?)は観てませんしゲームもやったことありません、すみません。

「脚本: 大石静」という、もうこれだけで観てみようかなと思ってしまいました。ちなみにドラマ脚本ではとても有名な人です。私がちゃんと観た脚本作品はNHKドラマが多いですが、『ふたりっ子』、『オードリー』、『功名が辻』あたり。

あんまりちゃんと観ていなかったけどタイトルは知っているという感じなのは『おとなの選択』、『長男の嫁』、『ガラスの家』、『セカンド・ラブ』、『コントレール〜罪と恋〜』など。

家族ドラマ、恋愛ドラマの脚本に強いというイメージ。アニメの脚本は初じゃないすかね…?

脚本といい、作画といい、なんかお金かかってそうだなあ…。とりあえずGENESISを観ていなくてもついていけそうなので、視聴継続。

2017.7.4追記:
キャラクターデザインやストーリーはシリアス寄りなのに、殴り合いの描写やトロッコアクションなど随所にマンガ的な演出が光る意外と侮れない作品です。

1クール目でキャラクターはほぼ出そろったと思うので、2クール目以降の展開(人間 vs 神々 vs 悪魔 & 主にニーナ周辺の恋愛ドラマ)に期待します。

2017.10.5追記:
観終わっていたのですが、更新を忘れていました(笑)。

「大石静(おおいし しずか)力いかばかりか」という点で注目だった本作でしたが、『神撃のバハムート』のファンタジー的な世界観・設定にうまくなじめなかった印象です。

重要人物を殺すことに意外と躊躇がないのは、さすがにドラマ畑出身の脚本家という感じでした。展開的にアニメ視聴者層には違和感があったかもしれないです。

元々ニーナの恋愛脳はかなり前に出てきていたと思いますが、これをもっと前面に押し出した感じなら、そもそも2クール必要はなかった気もしますね。

つまらなかったわけではないですが、やや凡作感はありました。が、シリーズのファンなら観ておいて良いのではないでしょうか。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 37
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ファンタジーの衣を被ったガチめのラブストーリー

ゲームはしてない


1期に続いて2期を観たという流れです。1期が面白かったので特に抵抗なく。。。

1期全13話(総集編的なの1話込み) 2014年10月~
2期全24話(こっちは総集編無し)  2017年4月~

掘り出し物です。

Cygamesさんの数少ない一社提供のうち一つ。肝いりの2クールの割には話題にならなかったのかな? その頃アニメ観てないのでよう知りません。
レビュー・感想数207件(2019.02.06時点)は同期の作品の中でもTOP20にも入り込まないながらも、得点では地味に8番手くらいにつけてるというあにこれの評価です。同期に『月がきれい』『エロマンガ先生』『進撃の巨人2期』とあるなかで健闘してるように見えます。
観た人はそこそこ満足したと思われる客観評価。私も同様でした。
さて、、、、

・ゲーム原作かよ?
・〈神〉?〈悪魔〉? ファンタジー系はちょっと・・・
・1期逃してるのでスンマセン

安心してください。

“ファンタジーの衣を被ったガチめのラブストーリー”

でした。・・・いや・・・まあファンタジーなんだけどさ。ラブストーリーであり冒険活劇であり成長物語であったりと毎話Bパートの引きの良さもあって、2クール分一気に観せる力のある作品でした。
ソシャゲ原作特有のグダグダなところもなく、主人公が1期と変わるので、2期から参入しても問題は無さそうです。

1期でのファバロ、カイザル、アーミラ、リタを中心とした物語から10年後。ダークな世界観はそのままに2期の主人公をニーナ(CV諸星すみれ)にバトンタッチして、話は進んでいきます。
このニーナ、これあくまで私の思い込みですが、ヲタ受けしないヒロインさんです。少々イケメンならすぐ赤くなる恋愛体質に見えてしまう彼女は早々にビッチ認定されてしまいそうww
それも数話経てば霧散することでしょう。どんな娘かというとあれです。寝ちゃいけないって思うと眠くなっちゃう的なアレ。こちらは本編でお確かめください。彼女については表情が多彩というか喜怒哀楽で何パターンあるんだというくらい作画班が良い仕事してます。

繊細な“心情”を描写してのラブストーリーとは毛色が違う、“感情”を全面に出したり押し殺したりの全力投球ヒロインはとても好印象でした。
ちょっと脱線すると、全力投球ヒロイン設定は意外とリスクって高いです。さじ加減を間違えると

1.躁鬱の“躁”状態に見えてしまう
2.一歩間違えればコミュニケーション障害
3.ドジっ子空回りキャラみたいな型にはめたくなる誘惑に勝てずブヒる層以外が離れてく

この手の女の子でおバカっぽく見えないようにキャラ設定を組んだ製作陣の勝利だと思います。


そんな彼女のラブストーリーの行方と、“成長”物語が、けっして能天気じゃない世界で繰り広げられることになります。

能天気に見える女の子が能天気じゃない世界で能天気のままいられるのか?
能天気でいられないならどんな覚悟を決めたのか?

前半のほっこり回が進んでいる中でも忍び寄る不穏な影が徐々に濃くなっていく中盤あたりからはニーナの笑顔も違った意味をもってきます。このへんは親目線ですが、彼女の成長が頼もしくそして周りの救いとなってくるのです。
そして最終話を観終わると、序盤うっとうしく思った(かもしれない)彼女の能天気さを思いだし、

能天気が能天気でいられる世界がいいよなぁ・・・平和が一番!

ひと回りして“アリ”な娘さんと思える満足の全24話でした。くどい。。。


肯定的に捉えた本作の世界観については1期レビューで触れてますのでよろしければそちらを。


2期からOK!とのたまいつつ、物語を深掘りするならやはり1期からの視聴をお薦めします。1期は1クールと手に取りやすいしこちらも単体で楽しめる仕上がりですよ。
とりわけ重要局面で取った選択。旧主役ファバロと2期主役ニーナとの対比は“なにが正解か誰にも分からない”この世の真理を露わにしてました。やはり主役は主役でした。
ここでは触れてない脇役たちにも主役を食う魅力的なキャラに事欠きませんのでお気に入りをぜひ見つけてみてください。


物語は1期より複雑です。〈神〉〈悪魔〉の二項対立の末、「そうきましたか・・・」の1期だとすると、
2期は〈神〉〈悪魔〉の上に人間が立っちゃったかも、という斬新な種族相関からスタートします。
現実世界でもパワーバランスが崩れた時に戦争は起こるもので、まさに2期の舞台がそれ。極限の状態で人(※本作の場合神も悪魔も)は試されそして輝きを放つのです。


OPは1期から続くラウド系ロック。EDは米津玄師とのコラボで名の売れたDAOKOを配置。前半ED「拝啓グッバイさようなら」は地味ながらクセになる良曲です。

 
ソシャゲ原作の中では群を抜いて完成度の高い本作。言われなければゲームが母体とは気づかないでしょう。あらためて思います。

逆宣伝になるような粗悪品を濫造するくらいなら、しっかりアニメアニメしたものを作ってほしいな。よっぽど宣伝になるはずです。



※オマケ

■ジャンヌダルクは蜘蛛が苦手
ちやほやされた後は落とされる。本邦マスコミの得意技ですが、これをどさらにどでかいスケールでやられちゃったのが歴史上のジャンヌダルクであります。
{netabare}10話の母息子回の余韻が冷めない11話で、{/netabare}蜘蛛が苦手というエピソードを挟んできました。史実ではジャンヌを登用したシャルル7世の跡継ぎルイ11世のあだ名が“蜘蛛”だったとかなんとか。
王室に対しては恨み骨髄でしょうねww


■ジ○リっぽいと言えなくもない
表情筋がよく仕事をする巨匠の作品と似てるな~と思っていたら、{netabare}12話トロッコの脱走劇。{/netabare}どこぞの有名冒険活劇で見たことあるアクションシーンを堪能できます。


■声優“野沢雅子”のお仕事
2クールめ初っ端の14話に登場しました。人間国宝にしてよいと思う。


■サブタイトル“Virgin souls”
本作タイトルを冠した{netabare}第17話の{/netabare}サブタイトルです。
「次会えたら私のなすべきことを伝えよう」この回からクライマックスに向けてエンジンが吹かされる重要回です。
なんですが、ニーナが洞窟池の中に入ってって身を隠してから竜に変身してましたね。みだりに変身すると着ていた物を破壊しちゃうから、律儀に彼女は見えないところで衣服を脱いで変身したんだろうと妄想。
こういった恥じらいは大事です。気にも留めない振りをする男側の度量も試されます。


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2019.08.20追記
《配点を修正》 +0.2


視聴時期:2019年2月頭

続編で面白さが継続しているのはたいしたもんだ。それも主人公を変えてたりするのに。
ダンスシーンはこれまで観たものの中でもトップクラスでしたね。



2019.02.07 初稿
2019.08.20 修正

投稿 : 2024/04/20
♥ : 39
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

10年に1度、「???」が大暴れする街?住みたくねぇ~

最終話まで視聴。前シリーズも視聴済。

【物語】
大石静が脚本ということで、かなり期待していたけど、終盤がちょっと・・・。
{netabare}終わってみたら、何か普通っていうか、期待外れっていうか・・・。

{netabare}王の目的が「バハムートの復活ではなく、バハムートの討伐だった」ってところが見せ場だったんだろうけど・・・。{/netabare}

バハムートのパワーが前作より落ちてる?
アーミラの登場が唐突過ぎて、驚いた。{/netabare}

【作画】
見事としか言いようがない。
非の打ち所がない。

【最後に】
前シリーズからリタ推しだった私には大満足の作品でした。
最初から最後まで出っぱなしだったし、終始、大活躍だったし・・・。
何だかんだ言って、『亀の甲より年の功』って事でしょうか?
{netabare}カイザルの死は可哀想だったけど、ラストでゾンビ化したカイザルを見てホッとした。
これからはカイザルとずっと一緒にいられるね!{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 31

68.6 3 王子でコミカルなアニメランキング3位
天才王子の赤字国家再生術(TVアニメ動画)

2022年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (282)
879人が棚に入れました
覇権国家の脅威に晒される弱小国家・ナトラ王国。 若くして国を背負うことになった王子・ウェインは、補佐官のニニムに支えられながら、才能を活かした見事な手腕を発揮し始める。 でも、この国……めちゃくちゃ詰んでる! 内政に手を入れようにも金がない。 よそから奪おうにも軍事力がない。 まともで優秀な人材は他国に流出してしまう。 「早く国売ってトンズラしてえ」 ウェインの願いは、とっとと隠居して悠々自適の生活を送ること。 大国に媚びを売り、国を売れば夢が叶うはず。 しかし、外交も軍事も予想外の方向へ転がってしまい……!? 知恵と機転で世界を揺るがす 天才王子の弱小国家マネジメント、ここに開幕!
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

天才ではないが人間としての大切な点はわきまえている王子かも

この物語は父親が急病のために16歳で急遽、摂政として国政を任されることになったナトラ国の王子、ウェインの物語です。
真面目に見ようとすると呆れますが、気楽に見ると、けっこう楽しめます。


ウェインは国政に興味ありません。国を売却してそのお金で余生を過ごすことのみ考えています。
隣国との戦が起きた際は、ちょこちょこと小競り合いをした後で休戦協定を結ぶ目論見でした。
しかし、予想に反して勝ってしまった。部下たちが予想以上に頑張ったためです。

部下たちの多くは、この勢いに乗り進撃すべきだと主張し続けます。
戦が好きでないウェインは、部下たちに撤収を発言させるため、絶対に勝つ見込みが無い金鉱脈を次の目標とします。
これで部下たちが猛反対して軍を撤収する目論見でした。
しかし、部下たちはこの目標を決めたウェイン王子を『先見性に優れた王子』と尊敬し、この金鉱山を攻略するのです。結果として勝利して自国の領土と資産が拡大します。

こんな感じで、この物語では、楽してどんどん領土が拡大していきます。
『天才王子』とありますが、そんな天才ではありません。仲の良い妹の行動すら予測できない平凡な王子です。

第一話や第二話は、稚拙な戦の話なので笑うことはできますが、頭脳戦を期待されている方は、内容を知ると呆然とするでしょう。

しかし、
ウェインは、人間としての大切な点をわきまえています…多分(^_^;)

一つは5千人もの兵士の顔と名前を憶えている点です。
一兵卒の部下の名前を呼び、気さくに話しかけます。
王子から名前を呼ばれて話しかけられた兵士は、おそらくそれだけで感激するでしょう。
王子のために精一杯頑張ろうと思うはずです。
ナトラ国の兵士が強い理由の一つは、これだと思います。


私達は学校や職場で、どれだけの人の顔と名前を覚えるでしょうか?
おそらく、200人程度? でしょうか?
名前を呼んで相手の顔を見て話しかける。これは基本中の基本ですが、私たちは、つい見落としがちのようですね。

そしてもう一つ、ウェインは友達を大切にしています。
ウェイン王子の側近にニニムというフラム人の女性がいます。ニニムはこの物語のヒロインなのですが…
フラム人は多くの国々で差別を受けており、奴隷としてこき使われたり、娯楽の対象として狩りで殺されたりしています。
しかし、ウェインはフラム人を差別しません。それどころかニニムの頭脳と優秀な剣技を認め、側近として雇っています。

ウェインがカバリヌ王国を訪問していた時、その国の王が「狩りをするためにフラム人を提供してほしい。一緒にフラム人狩りをしよう」とウェインにもちかけます。
このとき、ウェインは{netabare}怒りに任せてその王を殺します。{/netabare}
その話を後で聞いたニニムは、呆れます。
確かにウェインがしたことは、王子としてあるまじき行為でした。
でも、ニニムは心の中では凄く嬉しかったはずです。自分をこんなに大切にしてくれていると感じたはずです。

ウェイン王子とニニム、この二人はお互い愛し合っていますが、身分・血統などのしがらみで決して結ばれることはありません。しかし、ウェインはニニムを誰よりも大切にしています。


また、この物語は後半になると多くの登場人物が個性を発揮します。
その一人がウェインの妹のフラーニャ。
フラーニャは幼くてとても可愛いのですが、すごい頑張り屋さんです。
{netabare}兄のウェインに代わって特使として他国へ趣き帝国の王子たちに挨拶したり、商都ミールタースの市民議会に何度も足を運び、その仕組みを学んだり、戦乱に巻き込まれたミールタース市民を一人の死傷者も出さずに避難させたりと…、{/netabare}
もしかして兄のウェイン王子よりも凄いのでは?と思ってしまいます。

確かにフラーニャには兄のような知識がありません。しかし、覚えようと懸命に努力する姿は、思わず応援したくなります。
それは私達も見習うべきですね。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 28

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

天才というよりも

アニメタイトルだけみると、敏腕王子が内政的に国家を再生するかのよう。
でも、原作で「そうだ、売国しよう」なんてヘタレているから、実体は異なります。
ちゃらんぽらんな王子が本能的に行った施策で何となくいい方に転がっていく・・・みたいな。
まあ、天才だから緻密に計算されているんでしょうけど。

しかし、このアニメの語るべきはそこじゃない。
はっきり言って、補佐官ニニムの魅力です。
容姿端麗、頭脳明晰、白髪、赤瞳、横乳etc.etc.
物静かにキツイことを語るニニムに心を奪われました。

また、王子ウェインとニニムの言葉のキャッチボールが心地いい。
あからさまな恋愛関係ではないにしても、互いの信頼関係は絶大です。
その関係に立脚したやり取りには不思議な安心感がありました。
もうラブコメ夫婦といっていいでしょう。

オープニング曲「LEVEL」は、やなぎなぎさんがコラボで歌っています。
お相手は、声が凛々しい女性だなあと思っていたら、男の方。
声高っ。
PVのなぎさんもノリノリだし、意外な一面をみた主題歌でした。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 18
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

2話 誰かがニニムちゃんの可愛い特集を上げてくれればそれでいい感じ?

1話 見るべきところがヒロインの横乳と唇くらいしかない。

{netabare}  発想は面白いですけどね。別に話の展開を楽しむ話だから現実味を求めすぎてもしょうがないですが、必要最低限のリアリティが欲しいかなあ。つまり感心したいですよね。
 「危機」からの「逃げ」が意図せず「プラスの状況」に変わる、という3段階のつなぎの部分に「へー」「なるほど」「ああ、そうなるのね」のなんでもいいですから小さくてもいいので感動が欲しいです。それが本作のキモになると思うんですけど…

 あるいはギャグでもいいですよね。「なんでこうなるの?」的なぶっ飛んだ展開。

 本作は、結局戦いに勝った理由がよくわかりませんし、単に敵の大将を罠にはめて倒しただけです。まともです。それにそもそも勝つ気があるんじゃん、としか思えません。一当てして講和じゃなかったでしたっけ?

 地理的にマーデン王国くらいしか国を買ってくれる相手はいないとおもうんですけど、将軍殺しちゃ駄目じゃないですか。

 そもそも国を売るって…どういう事なんでしょうね。家臣が裏切って金を儲けるならわかるんですが君主がどうやって?捕まって死刑になるか、亡命貴族になるくらいしかないと思うんですけど。

 歩兵だけが平原でぶつかり合う戦争って…帝政ローマでしょうか。なぜか逃げる時だけ馬に乗ってるし…城や国の感じは時代はいつくらいなんでしょうね。都市国家なので16世紀くらいに見えますが、大砲も騎兵も鉄砲もないですし…服装からいって17世紀か下手をすれば18世紀くらいの感じもしますね。

 ヒロイン、ニニムちゃんて何者?宰相かなんか?戦争にも出るし、秘書的な仕事もするし…机の横にずっと立ってるんでしょうか。
 それにあの服装は…あんな横乳を出す服装は現実にはないでしょう。魔女として捕まってしまいます。ただまあそれが価値なんでしょうね。見るべきところはヒロインの横乳と唇くらいしかないですかね。

 まあ、文句言いながらも内容が無さすぎてかえって完走はできそうですけど…。 {/netabare}

2話 誰かがニニムちゃんの可愛い特集を上げてくれればそれでいい感じ?

 ニニムちゃん…入浴シーン&設定来ましたね。いいですね。キャラ萌えの作品なんですかね?声優の高橋李依さんいいですね。癒されますね。ですが、まあ、はっきり言えばヒロインのニニムちゃんしか見るべきところがないですね。

 金鉱山のトンネルを半月で掘る…うーん。プロジェクトXでしょうか。屍の山でしょうね。
 とにかく工夫やトリックがセリフでごちゃごちゃ言っているだけなのでまったく感動がありません。
 そのほかの外交、作戦、戦闘、政治、経済、地理…なんといいますかリアリティラインをどこに置いているか全くわかりません。別に話が面白ければリアリティラインなんて相当低くていいんですけど、面白がるための前提条件となる背景や設定が理解不能です。それと登場人物馬鹿すぎ問題をなんとかしましょう。

 知的な戦略ものっぽい題名ですけど、知性も捻りもギャグも驚きもなにもないですね。天才はどこにいらっしゃるのでしょうか?全部剣で直接乗り込んで解決してんじゃん。原作はさすがにもっと説明あるんでしょうね?知りませんし調べる気にもなりませんが。

 継続は…うーん。飛ばし飛ばしニニムちゃんだけチェックするかもしれませんが…誰かニニムちゃんの動画、上げてくれませんかね。違法はまずいので出来れば公式でお願いします。そのほうがフィギュアと抱き枕は売れるんではないでしょうか。

 一応断念…ということにしておきます。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 13

69.8 4 王子でコミカルなアニメランキング4位
美女と野獣(アニメ映画)

1992年9月1日
★★★★☆ 3.9 (82)
652人が棚に入れました
第64回アカデミー賞でアニメとしては初の作品賞ノミネートされた、芸術的仕上がりのディズニー・アニメ。有名な、真実の愛によってしか救われない野獣と化した王子の寓話が原作。彼が心優しい少女ベルと知りあって、頑な自閉状態から脱却すると、奇跡は起こって……と言うお話。セリーヌ・ディオンとピーボ・ブライソンが唄う主題歌(オスカー受賞)は「アラジン」のそれとどう違うんだ、と作者のA・メンケンに聞きたいが、この映画で素直に泣けない女の子とはつきあえない気がする……という10代の意見も貴重? こちらの関心は自ずと、ギャグ部門担当のポット夫人(声はA・ランズベリー!)とその息子に向かう……。

声優・キャラクター
ペイジ・オハラ、ロビー・ベンソン、レックス・エバーハート、リチャード・ホワイト、デビッド・オグデン・ステイアーズ、ジェリー・オーバック、アンジェラ・ランズベリー、ブラッドレイ・マイケル・ピアース、ジェス・コルティ

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

人間賛歌

全編ミュージカル風ディズニーエンターテイメントアニメ。
音楽がない場面でも、オーバーアクションです。

ツッコんで良いのやら悪いのやら。
猪突猛進的ストーリーには清々しさを感じます。

物語の骨子は美女と野獣の関係。
人の心を見つめることのできる美女。
性格に難点はあるけど素直な野獣。
この二人の結末は・・・自然とそうなるわなあ。

呪いのお城は楽しいお城。
表情豊かに動くおしゃべり静物がコミカル。
こんなお城なら住んでみたい。

あと、ひとつ感心した所。
自動薪割り機は伏線だったんだ。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 23
ネタバレ

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

もはや見すぎてどれがアニメの話だったかw

フランスの民話“美女と野獣”が元になったアニメーション映画。

1991年制作なのですけど、もっと昔な気もしますね。

最近、実写映画の美女と野獣あったじゃないですか?
あれ凄く良かったんですけど、ひとりで見に来てるのが自分だけでちょっと所在がなかった思い出w

普通は恋人同士で見に来るタイトルですよね。アニオタの自分は場違いだったw

それで、このアニメ自体観たのは数回観ましたけど、最後に観たのは少なくとも20年前くらいなんですよね。なのに内容しっかり覚えてるのは何度も擦られるタイトルだからでしょう。劇団四季ミュージカルの美女と野獣も数回見に行きましたから、もうお腹いっぱいだったのに実写はとても丁寧で世界観を絶妙に表していました。近年のディズニー映画でもかなりの意欲作。

エマ・ワトソンがめちゃめちゃ可愛かった。はまり役ですねえ~♪
ガストンもいい味出してたなー。ルーク・エヴァンズが完璧に演じてたw
{netabare}
異類婚姻譚としての代表作とも言える本作は、個人的には野獣のままでも良いのにーと思ってたんですけど、もしかしたら少数派かもしれない。いや、だって野獣のほうがかっこ良くないですか?どうなんだろ?何度もこのタイトルを観て、毎回ラストであーあーと思ってしまう。駄目なやつです(笑)
{/netabare}

アニメの感想を書いてないな・・。この当時のディズニーアニメらしい良い出来でした(雑w)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 14

四畳半愛好家 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

私的ディズニーNo.1イケメンは…

 ガストン…てのは冗談で、ビーストだったりします

 あの不器用な優しさが堪らない…山寺さんのイケボも相まって…
 美しいベルとのカップリングが堪らなく好きで、個人的にディズニー作品の中でも特にお気に入りの作品だったりします

 このカップル以外でも、ポット夫人やルミエールなどの魅力的なキャラクターが多数いると思うんですが、このサイトのキャラの評価が低いのがなんとも腑に落ちなかったりします

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

66.2 5 王子でコミカルなアニメランキング5位
クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝(アニメ映画)

1994年4月23日
★★★★☆ 3.5 (122)
630人が棚に入れました
野原家の嵐を呼ぶ園児・しんのすけは商店街の福引を当て、ひろし、みさえの両親と共にゴールデン・ウィークは南の島のブリブリ王国へ。だがそれは王国の秘宝を狙う秘密結社ホワイトスネーク団の罠だった。何と誘拐されたスンノケシ王子と瓜二つだったしんちゃんは、親衛隊の美人少佐ルルの努力にもかかわらず、ホワイトスネーク団の参謀ミスター・ハブとおかまの部下ニーナ&サリーに連れ去られる。


声優・キャラクター
矢島晶子、ならはしみき、藤原啓治
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

『殺す!殺す!って、気安く言わないでよ!! 子供が見てるでしょうがっ!!』

劇場版クレヨンしんちゃんの第2作。
1994年公開。

前作は夏休み公開でしたが、本作以降はゴールデンウィークに公開となっております。
よって、本作に限っては前作から1年経たずして公開。
スタッフの皆様お疲れ様でした。

前作は作品紹介も兼ねた作りであったのに対し、今作は今現在では定番の、野原一家が大騒動に巻き込まれ、家族の絆を深めながら立ち向かうという方向性を見出した作品でもあります。
くわえて、ファンタジー色も勿論強いのですが、それ以上に強烈な格闘シーンが目白押しで、こちらも後々に継承されていきました。

あと、記憶にある方も多いかもしれませんが、オープニングはクレイ(粘土)アニメで制作されており、以降こちらも劇場版クレヨンしんちゃんシリーズの定番となりました。
これが毎度、クオリティが高く見ていて楽しいんですよね。



あらすじとしては、福引で「ブリブリ王国」への旅行券を当てた野原一家が、旅客機内で
{netabare}
実はその旅行を画策し、しんのすけをある理由から誘拐する算段を立てていたホワイトスネーク団と対峙し、その陰謀に巻き込まれていくというストーリーです。


本作を見た方なら誰もが感じると思いますが、内容はインディ・ジョーンズとアラジンをクレヨンしんちゃんとして上手く混ぜあわせたような作りとなっています。
特にアラジンへの、オマージュが強いですね。

だからこそ読めてしまう部分も多々あるのですが、本作の魅力はなにより、個性的で魅力的なキャラクターが多いことなのです。


まず、初期からしんのすけを付け狙うオカマの2人組、ニーナとサリー。
この2人が、悪党ながらも人間味があり、しんのすけと行動していく内に心境に変化が湧いていくんですね。
勿論、オカマなりにですが。

当初は、「そのガキを渡しなさい!」と声を荒げていましたが、いつの間にか2人は寝ているしんちゃんに対してこうも言っていました。

「寝顔だけは可愛いじゃない…?」
「寝顔だけはね……。」

この内、サリーの声を担当された塩沢兼人さん(本編ではぶりぶりざえもんの声優)は、後の5作目でも味方のオカマキャラで再登板されています。
実際、オカマっぷりが絶妙にハマってらっしゃいましたからね。
ブチ切れた時の口調なんか怖かったりもして、幼少期はちょっとビビりましたけど。
(塩沢兼人さんに関しては、語りだすと長くなるのでメインの第6作で……。。。)


そして、メインのボスキャラの一人。
逆三角形をまさに絵で描いた体格の、ミスター・ハブ。
俳優として活躍されてらっしゃる中田浩二さんの声の渋さが凄まじく、敵キャラらしい冷徹さを見せ、その圧倒的な格闘術?もインパクト抜群。
のワリに、作中とある場面では真面目にコミカルなダンスも披露する万能ぶりも見せてくれます。

悪党でも、ただの悪党では終わらない。
これが、特に初期の劇場版クレヨンしんちゃんシリーズは強くて、個人的に大好きなところです。


しかしなにより私が個人的に押したいのは、劇場版全シリーズ内でも3指に入る程大好きな女性キャラクター。
そのミスター・ハブと世界の命運をかけて戦う

『ルル・ル・ルル』

ですね。
ブリブリ王国の秘宝を求め、秘宝に繋がる鍵となる王国の王子スンノケシと、スンノケシと全く同じ身格好のしんのすけを連れ去るホワイトスネーク団に対し、王の奪還のために動くキャラクターが彼女なのですが…。
その活躍っぷりは、作中でも際立っていました。

基本的に真面目一本で、見た目もショートカットの(私好みの)綺麗なお姉さんなのですが、どこかズレた感覚の持ち主で、流石の野原一家でさえ表情を曇らせる場面も……。。。。
あげくには、オカマの2人組にまで

「あたし達の方が、よっぽどノーマルじゃない?」

なんて言われる始末。

しかし、いざ師匠(カンガルー)直伝の格闘技を披露すると、その圧倒的強さに惚れ惚れしてしまうのです。
彼女が最終戦で言い放った

「鼻が高過ぎたみたいねぇ、ミスター?」



「殺す殺すって、気安く言わないでよ!! 子供が見てるでしょうがっ!!」

の台詞のシーンは、今でも他のアニメでは中々味わえない程の熱さがあります。
私は、何っっ度見ても痺れます。


王子に対しての、愛情にも似た献身ぶりも良いですね。
終盤では、人間味溢れるニーナとサリーが、ルルのその健気な献身ぶりに涙してしまう場面も…。
しんのすけが絡むことにより

「何笑ってんの?」

「感動してんのよ(怒)」

ってやりとりになっちゃってましたけど…。。。。
{/netabare}


総評として。
本作は、前作同様に子供向け色の強い作品ではありますが、初期10作の定番となる『魅力的なオリジナルキャラと、熱いバトルで魅せる』シリーズの地盤が固められた内容です。

そして、今回の敵はしんのすけの誘拐が目的である為、ひろしとみさえが、しんのすけをどれだけ大切に想っているかが垣間見えるのも良いですね。

勿論、定番のギャグも今作はピカイチ。
スカイダイビングのシーン、野生の猿とのやりとり、誘拐直後のしんのすけの立ち振舞いなど、思い返してもニヤついてしまうシーンが多いです。
初期の作品は毎度毎度、よく90分弱でこの内容をまとめたなぁと感心してしまいます。

総じて前作よりも、大人も子供も一緒にっていうより関係無く、誰もが見やすいエンターテイメント作品になっているかと思います。


ではでは、読んでいただきありがとうございました。

次回作は、第3作「雲黒斎の野望」です。



末筆となりましたが、メチャクチャに格好良く、時にはコミカルな天然さを見せて可愛らしい。
そんなルルの声を御担当された、声優の紗ゆり(さゆり)さん。

後に本編でも、しんちゃんの憧れの女性ななこお姉さんを演じて下さいましたが、2012年に55歳という若さでがんにより他界されました。

今回レビューを作るにあたり本編を見返しましたが、やっぱり最っっ高にハマリ役で、ときめくような声でした。

本当に声優さんは、お亡くなりになってもファンの中で耳に刻まれ生き続けるのですね。

改めて、なんて素晴らしい職業なのだと感じ、こんな気持ちを抱かせてくれたことに、感謝の気持でいっぱいになりました。


◆一番好きなキャラクター◆
『ルル・ル・ルル』声 - 紗ゆりさん


◇一番可愛いキャラクター◇
『ルル・ル・ルル』声 - 紗ゆりさん


◆嫁にしたいキャラクター◆
『ルル・ル・ルル』声 - 紗ゆりさん


◇罵られたいキャラクター◇
『ルル・ル・ルル』声 - 紗ゆりさん

投稿 : 2024/04/20
♥ : 17

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

優れたバトルアクションと脚を楽しみましょう…それだけですけど。

 クレヨンしんちゃん人気絶頂の時期の作品ですね。興行収入も良かったみたいですが、面白さでいえばそうでもないです。他の作品のレビュー用に見返そうと思ったら作品を間違えました。せっかくなのでレビューしておきます。

 小学生向けの活劇ですが、大人が見ても楽しめる水準です。90分なのでテンポがいいので飽きる頃には終わるでしょう。私は大変面白く見た記憶があります。1回限定ですが。今回見返しましたが、10年以上間があると思いますがちょっと辛かったです。(クレしんは不思議なことに、劇場版になると対象年齢が下がる気がします。コミックは大人用、TV版は薄く広くで、劇場版は小学生から中学生までしょう)


 それを補ってくれるのがアクションシーンでしたね。冒頭の賊が侵入するシーンからかなり見せてくれます。人が非常に良く動いています。完全なギャグ体型がヌルヌル動いているのがちょっと不思議な身体感覚ですね。ルル=ル=ルルというヒロインのアクションが良かったです。かなり動いていました。それと御御足を大胆に見せてくれてます。

 ドラえもんもそうですけど劇場版になると女性キャラが急にエロくなりますね?お父さん向け?クリエータがなんか表現したくなる?

 それと作中の地下ダンジョンのようなところのギミックの表現が他からの流用だとは思いますが、見せ方が上手くてここは面白かったです。
 
 クレヨンしんちゃんですから、親子3人の冒険譚ですね。珍しく幼稚園組が全く登場しませんでした。みさえとひろしが積極的に物語に関わってくるのが劇場版の特徴ですが、本作については解決に夫妻がかかわったかというと、ちょっと脇役感が強かったですね。
 加えて夫婦喧嘩を頻繁にするのですが、内容がヒロシがみさえに状況を作った責任を押し付けるような攻め方をしていました。これが結構不愉快でしたね。モラハラ…覆水盆に返らず…うーん。時代ですかね。LGBT的な表現もちょっとスレスレでしたね。

 牽強付会的に友情とか欲というテーマが付けられなくはないですが、まあ、童話的な寓意が若干ある程度です。

 
 ブリブリ大魔王…ブリブリ左衛門ではないですが、やはり塩沢兼人さんがよかったなあ…他の役で出てるのにもったいない。やっぱりマクベの声だからいいと思うんですけどね。

 OPのクレイアニメはやっぱり良かったですね。今は3Dですからね。貴重です。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 6

63.1 6 王子でコミカルなアニメランキング6位
白猫プロジェクト ZERO CHRONICLE(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (139)
279人が棚に入れました
ずっとずっと昔の時代、天空には白の王国が、地上には黒の王国があり、〈均衡〉を保ちつつ〈循環〉していた。しかしあるとき、強大な闇の王が現れる。闇の王は白の王国へ侵攻しながら、目障りなバールを討つために盟約を申し入れる。光の王アイリスは、使者アデルの〈均衡〉を望むという言葉を信じて手を結んだ。そのアデルから襲われた後も、アイリスはアデルを斬った闇の王子を信用し、共に平和な世界をもたらそうと〈約束〉する。だがふたりの〈約束〉は、闇の王によって踏みにじられる。白だけでなく黒も、全てを滅ぼそうとする闇の王。それに気づいた闇の王子は、地の底で嘆いた後、天を駆ける力を得てアイリスの元へ向かう。闇の軍勢を斬り伏せ、闇の王子がアイリスへと手を差し出したそのとき、ひとつの世界が終わりを告げた……。

声優・キャラクター
梶裕貴、堀江由衣、バトリ勝悟、中村ちせ、岩端卓也、松井謙典、三浦勝之、渚兎奈、宮崎敦吉、高梨謙吾、赤城進、飯塚昭三
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.4

観終わった

4話までの感想{netabare}
原作未プレイ、内容全然知りません。
という状態で見てみたら…あれ?この雰囲気は…“エガオノダイカ”っぽい?
いや、最初故郷を焼かれるから“LOST SONG”の方が近いかな、場面が2つに分かれててそれぞれの主人公クラスが直接接触することなく平行して物語が進行してく感じが。
(“グラブル”がグラン編ジータ編で分かれてるのは片方が外伝的な扱いで、これはちょっと違う気がする)
そんな形式は昔からあるものだしパクリだということではなく、むしろ逆で、白猫の原作の方がずっと先にやっててダイカやロストソングの方が参考にしたとかだったりして?

なーんてことを妄想してしまい、では「わざわざ同時進行パターンをやるからにはなにか仕掛けがあるのかな?」ということをちょっと期待してしまったのだけど…あはは、4話で何のトリックも無く光の王と闇の王子接触しちゃったw
実はバールは同一個体だけど2つの世界は数千年隔たりがあったとかいうトリックは、無かったかー。
これは単にロストソングの影響を受けまくった私が勝手に期待してたことなので「思ってたのと違うからダメ」とは言わない。
が、じゃあ何で最初2つに視点分けたかの理由(狙い)は謎なままに…やっぱ“エガオノダイカ”が近い?

と、同時進行パターン以外の部分としは…世界観は悪くないんじゃないかな?
現闇の王は世界滅亡を企ててるので後継者のことなんてどうでもいいのだろう。
というか自分の代で滅亡を達成できなかったらミッション失敗な訳で、そこら辺は結構プレッシャーだったりしてw
気になるのはバールの存在だねぇ、内通してるとは思えないが現闇の王は快く思ってるのかどうか、まんまと利用してることはないかな?

一方で個々の演出は…辛い。
戦闘が地味なのは…う~ん、今の時期それを指摘するのは酷なのかな?
それとは別に兵士の顔がみんな一緒ってネタ、これポケモンの「やまおとこ」じゃん!
あれはサンアンドムーンに限定しても3年放送したウチの数回(確か2回かな?)だったから笑えたのであって、1クールアニメでダラダラやっていいネタではないと思うのだが。
(やまおとこに限らずジョーイやジュンサーといったNPCが皆同じ見た目というのは初代からやってるネタではあるが)
コロプラvs任天堂がどうこうとか、アニメでは関係無いだろうと考えないようにしてたのに…何故そのネタをやった!?
徹底抗戦の意思表示?いやまさかなぁ…。{/netabare}

7話までの感想{netabare}
5話、バールには何か思惑があって、闇の王はそれを察してワザと泳がせて利用してるとか、そういった馬鹿し合い・腹の探り合いをする話になるのかな?と思ったら全然そうではなかったっぽい。
まだ最終回まで行ってないので確定ではないけど。
アイリスが兵を従えることもなく単独で、ちょっとコンビニに買い物行く感覚で黒の王国に赴いて、サクっと封印果たしちゃったw
そしてそのままトンボ帰り。
えっ、日帰りできる距離なの!?
4話の飛行艇での移動シーンで兵士コントをやってたのは、移動時間が退屈=距離があるという演出意図だと思ったんだがそうではない?
光の王不在の最中は特使が人質扱いという設定ではあったけど、短時間すぎてそんな様子を感じるヒマも無かった。
ってかバール封印直後、闇の王と光の王とで一献傾けるくらいすればいいのに…そこで意味あり気な会話でも挟んでさ。

なんか物語の進むテンポがおかしいなーと思ってたら6話で白黒の文化の違い紹介、うん、ここまではまだいい、1話くらいはね。
けど7話、6話に続きのほほんとした王宮生活の延長で…山菜取り!?
トリアシショウマって、この世界には牧野富太郎が居るのか?(牧野富太郎が命名したのか知らんけど)。
ってか調べたら日本固有主じゃん…まぁいい。
それよりタラの芽、3話で地面から採ってるシーンがあって、だからといって目くじらたてるものでもないので笑って見逃してたんだけど7話で改めて詳細に説明してました。
(“美味しんぼ”だかでも同じ説明聞いた気がする程度ではあるけど)
…。
架空世界が舞台でそれってどうなんだ?
現実の日本のパラレルとか遠い未来とか、そんなオチでも用意してあるのかな?
ってかよう、だったらよう、闇の王国ではウドが美味いんじゃないの?ホワイトアスパラでもマッシュルームでもいい。
光に当たって緑色してる白の王国産より、日陰で軟白化した黒の王国産の方が灰汁が少ない気が…まぁいい。

そんなことより、そんなんやってる暇あるの?これが“ゆるキャン”みたいな作品なら問題無いけどさー。
と思ったら、この作品って各話ごとの脚本って居ないみたい、全部監督が兼任ってことかな?
でもって監督調べて見たら“ゆるキャン”…じゃなくて“へやキャン”の監督らしい。
わぁい、まさか繋がるとは思ってなかったw
ひょっとしてへやキャン用に取材した時の経験をそのまま突っ込んだとか?
山菜採りツアーとかに参加して、その時採取したのをアニメで使ったとか?だったらレパートリーが偏ってるのも納得。

で、繰り返しになるけどテンポがおかしい。
バール戦やそこへ出向く・帰る描写は一瞬で済ませた割に7話は尺稼ぎ感がして仕方ない。
主人公と光の王との交流を描くにしても、バールや黒の軍勢に荒らされた都市の復興ではなく、山菜採りって…。
白の王国は農作物が豊富で、じゃあ黒の王国の主要産業は?みたいな話にでも発展するのかなぁ?(貿易はしてるみたい){/netabare}

総評(これだけ見ればいいかも){netabare}
闇の王「この世界を滅亡させるぞうおー」
光の王「そんなことはさせない。私が滅亡させて阻止してやるうおー」

これ意味分かる?
誰が滅亡させたかによって次の文明に影響が出るとか?

やっぱりこれ“エガオノダイカ”じゃないの?と思う様な展開だった。
いや、最後強引にメデタシメデタシにしなかっただけまだマシかな?と思おうにもそうはならない。
やたら尺稼ぎに感じる箇所もありつつ重要なシーンは端折りまくり。
本来30分に収まるペラい内容を12話分に引き伸ばし、それでいて必要な箇所は引き伸ばす前のまま。
要は「どうしてもこのシーンを入れたい」の選別基準がおかしい。
要らないシーンとしては…見た方の多くが思うであろう「山菜回意味あった?」から、バールどうした?、アデルの豹変は何で?
細かいことで覚えてる人少なそうなところでは10話の聖杯探索って意味あった?最終回の闇の王がシーマに施した「戯れ」は意味あった?
まぁそれ言ったら最終回のアデル復活も意味あったのか謎か。
前線から遠ざけられてる・足止めされてるってのは前からあくびが出るくらい描写されてる、10話Bパートの頭部分が9話最後の繰り返しで久々にドラゴンボール気分を味わったぞ?

まぁとにかく、ダラダラ続けた描写がのちに繋がらないので意味が無く、それでいてことごとく唐突。
「これは一体どういうことなんだろう?」と原作ゲームに興味を持たせるつもりだった?
そんな気分より「あの描写に意味は無かった」と知ってガッカリする思いのが強い気がするんだが…。

全滅オチ自体は別に良い、こちとら最高のアニメはイデオンだと思ってる人間だし。
ただそこに至るまでの積み重ねが無いわ全員の散り際を映さないわ…顔ソックリの3兵士はどうした?ああいうヤツは最後まで足掻かせるものじゃないのか。
普通に考えたら最後高笑いするのは闇の王に術をかけられたシーマじゃないの?、ファイオスにしたいのなら聖杯探索の時に何か異常を来してる描写でも入れとけよと。
ついでに高笑いの時にバールのシルエットでも背負わせれば「ああ、文明ループを股にかけた存在が第三勢力と化すのね」とか考察も捗っただろう。
山野草回もそうで、意味あるものにしたいのなら白の王国の豊かな自然を見てアデルに怪訝な面持ちでもさせればいい。
テオはしつこく生き延びてそうね、ミ・フェラリオよろしく語り部にでもなる?「白と黒の均衡の物語を覚えている者は幸せである」みたいな。
ってか最終回、闇の王子は腹貫かれたクセにピンピンしてて思い出したくもない“Bloodivores”を思い出してしまった、そんなところリスペクトしなくていいから。
やっぱアデル復活は要らないや。

と、意味の無かったシーンを意味のあったものにするにはどうしたら良いか考えてみたけど、虚しいだけだった。{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 13

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

こんなもん・・・だろうな

ゲーム3年プレイ(2014~2017?)
多分まだ、配信してると思うけどアニメはゲーム開始までの物語。「グランブルーファンタジー」と同じキャラガチャゲー。多分に漏れず課金重視であり、また制作会社は天下の任天堂と操作仕様?の特許を巡り係争中である。
内心、ゲーム開始以前の話だしやりようによっては「グラブル」なんかのゲーム原作販促アニメ?よりいけるんじゃないかと期待していた部分もある。「喰霊 ゼロ」みたいにそれなりに評価される可能性もあるのではないかと・・・。
だが、冒頭からこれはあかんやつやと見切りをつけるべき所を3年間全くの無課金で遊ばせてもらった手前付き合う事にしたわけだが非常に苦痛だったのは残念である。アニメ制作もアプリ配信会社である「コロプラ」主導で行っているようだがここは見栄を張らず素直にアニメ制作のプロに任せるべきだったのではと思う。色々申したい部分はあるがこれに尽きるのではないだろうか?
話の筋としてはよくある2極の対立と融和の間に翻弄される主人公達の冒険の終わりと始まりの流れなのだからあとは演出や構成と技術という魅せるテクニックの部分だったやに思う。あとOPに西川さんをチョイスするあたり(まぁコラボの関係か)がセンスの悪さを浮き彫りにしている。同じコラボなら中川さん(しょこたん)の方が雰囲気はあっていそうな気がする(但し個人的にはあのコラボ企画はクソだと思ったわけだが・・・)。
まぁ頑張ってください。

私のツボ:一か八か「キャトラ」推しという手もあったのでは?(笑)



余談:自分はこのサイトの作品の平均評価点はレヴュー後に見るんですが、自分の評価点と割と離れてる場合、点数の高いモノと低いモノをちらほら拝見します。勿論好みもあるので参考にならない場合もありますが、必ず高評価サクラが存在しますよね。どの作品にもいるとは思うんですがちょっと「白猫」は酷い気がします。まるでゲームアプリのサクラレヴューと同じ。ゲームはそれでインストしてくれたら多少意味があるかと思うのですがアニメはあるんですかね?あるのかな?(笑)。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

ninin さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

ゼロから

原作未プレイ 全12話

闇の王の後継者となった主人公と闇の勢力と立ち向かう光の王たちが、闇の王たち勢力を駆逐して光と闇が共存する世界を目指すお話です。

シリアスなところとコミカル(和やかな)部分のバランスが悪く、力入れるところが違う気がしてなりません。

声優さんとOPEDを歌う方は豪華ですが、お話はとても面白いとはいえず、そして無口で目立たない主人公に感情移入もできません。

「これを観てゲーム始めてくださいね」ということだと思いますが、魅力のない販促作品でした。

あまり作品の良さが伝わってこなかったです。

OPは西川貴教さんとASCAさん、EDは安田レイさんが歌っています。

最後に、どんなゲームかは分かりませんが、この作品はゲームの宣伝になったのでしょうか〜

投稿 : 2024/04/20
♥ : 15

64.5 7 王子でコミカルなアニメランキング7位
バースデー・ワンダーランド(アニメ映画)

2019年4月26日
★★★★☆ 3.3 (53)
189人が棚に入れました
誕生日の前日、自分に自信がないアカネの目の前に突然現れたのは、謎めいた大錬金術師のヒポクラテスとその弟子のピポ――「私たちの世界を救って欲しいのです!」と必死でアカネに請う2人。そしてアカネが無理やり連れて行かれた世界は――骨董屋の地下室の扉の先から繋がっていた〈幸せな色に満ちたワンダーランド〉! ふしぎな動物や人が住む世界から、色が消えてしまう!その世界を守る救世主にされたアカネが大冒険の果てに下した、人生を変える決断とは?

声優・キャラクター
松岡茉優、杏、麻生久美子、東山奈央、藤原啓治、矢島晶子、市村正親
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

童話の世界

原恵一監督、Signal-MD制作。

児童文学からのアニメ化。

自分を持てない少女アカネの前に、
謎の錬金術師と小さな妖精ピポが現れる。
骨董品屋の地下室の扉で繋がる不思議な世界。
彼らの世界を救うため少女の冒険が始まる。

扉の向こうはカラフルな色彩の世界で、
そこには不思議な住人が暮らしている。
歴史では蒸気機関は発明されるも、
どうやら科学が発展しなかった世界だ。
{netabare}人々は便利さの追求よりも、
穏やかな生活を選んだのでしょう。
児童文学ならではの緩やかな主題があります。
アカネは緑の風の女神となり、水が枯れ、
色が失われつつある世界のために前へと歩む。{/netabare}

子供の目線で世界を眺めてみる。
大人たちが忘れてしまったものを、
未完成である子供たちは知っているのだ。
彼らは透明な窓を持っているのでしょう。
きっとありのままに世界を眺めている。
監督らしい主題がここでも健在ですね。

純粋に楽しむには少し生き疲れたけど、
児童文学ですから素直な心で楽しめればと。

童心の心象風景、童話の世界、
私たちにも未だ冒険の舞台があるのです。
それで良いのではないでしょうか。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 38
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

緑の風の女神の勇気

 平成最後に見ようと思っていたけど、令和元年初日になってみることになったです。

 仮病で学校を休んだ主人公のアカネが、叔母チィの店に自分の誕生日プレゼントを取りに行ったです。
 怪しい手形に手を入れてしまい手がハマってしまうことにです。
 すると床下から、怪しいヒゲのおじさんヒポクラテスと弟子の妖精ピポに、緑の風の女神として世界を救ってほしいと頼まれるです。
 チィも興味本位になり、ヒポクラテスの首飾りなどで、一緒に異世界に行って冒険するのです。
 いきなり、悪いやつみたいな2人組が、現れるです。この二人は、実はこの物語の真相に大きく関わる二人だということは、最後まで見てのお楽しみです。

 この世界の水が枯れ果てて、色がなくなりつつある自体とは?です。それを救う雫きりの儀式とは?も、最後までの注目です。

 冒険もアカネとチィの絡みが、面白いです。また、背景作画を通した世界観に、素晴らしさを感じたです。
{netabare}  ヒツジのコートもどこか可愛らしさと面白さを感じたり、この世界ならではの金魚に乗って水中を移動するところなども良かったです。{/netabare}

 この物語の真相が明らかになって、アカネがしずく切に立ち会ったときの行動も、いい見せ場だったと思うです。

 冒険を通してアカネが、今までの生活と冒険で気付かされた幸せというものについて、この世界そのものが、かけがいのないプレゼントだったということを示してくれたお話だったです。優しいアカネの母親も良かったです。「これでいいのだ!」です。

{netabare}  最初、アカネがハマった手形の前に佇むピポの後ろで、後ろ姿な野原しんのすけの置物が、なんか面白いです。{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 9

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

子供向け?大人向け?オタク向け?

クレヨンしんちゃんの方がよっぽど大人も楽しめる作品です。
原作の対象が高いので、スタート位置が違う事は勿論ですが、クレヨンしんちゃんの場合、子供向けに昇華されて安定した面白さがあるように思います。

このアニメのキャラクターデザインや作画は、子供向けにしてはコミカルさが足りないと思いました。
このアニメのストーリーは大人向けにしてはシンプルすぎると思いました。
では、誰に向けたものなのでしょうか。
最近のアニメは一部の客がお金を落とせば良いという考えが特に深夜アニメを中心に蔓延しているそうですが、これは一体何処を目指しているのでしょうか。

今ならオトナ帝国が、安定した土台とプロ達個々の仕事の結晶だったとわかります。
綺麗な世界、綺麗な作画、安定したストーリーの運び方、どれも良いと思いますが、私はあまり楽しめませんでした。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 12
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