男装でコメディなおすすめアニメランキング 4

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの男装でコメディな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年03月29日の時点で一番の男装でコメディなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

68.2 1 男装でコメディなアニメランキング1位
美少年探偵団(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (168)
485人が棚に入れました
「美少年シリーズ」は、講談社タイガより刊行されている西尾維新さんの人気小説シリーズで、私立指輪(ゆびわ)学園を舞台に、校内のトラブルを非公式非公開非営利に解決すると噂される謎の集団「美少年探偵団」を中心とした物語が描かれる。TVアニメ化際し、アニメーション制作はシャフトが手掛け、総監督は新房昭之さんが担当する話題の作品だ。

声優・キャラクター
坂本真綾、村瀬歩、坂泰斗、増田俊樹、矢野奨吾、佐藤元、七海ひろき、鳥海浩輔

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

眩しいほどに美しい―― 美少年探偵団、開幕!

この作品の原作は未読ですが、「物語」シリーズや「刀語」を執筆された西尾 維新さんと、シャフトの組み合わせ、となると私に視聴しないという選択肢はありませんでした。

アサルトリリィ Bouquetを視聴した時も思いましたが、「物語」シリーズで良く見られた鋭くエッジの効いた作画、という感じはなく、シャフトさんらしさを感じつつも少し当たりの柔らかい感じが個人的には好印象でした。
あ、これは「物語」シリーズの様なエッジの効いた作画が嫌いという訳ではありませんので。


十年前に一度だけ見た星を探す少女、瞳島眉美。

彼女は「美少年探偵団」の事務所を訪れる。
そこにいたのは個性豊かな五人の美少年たち。

彼らとの出会いで眉美の十年来の星探しが大きく動き出す。

眩しいほどに美しい謎解き冒険譚、ここに開幕!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

完走して思ったこと…
実に西尾 維新さんらしさの溢れる作品だったのではないでしょうか。
あの言葉遊びという独特の言い回し…一発で西尾さんの作品であることが分かる程、特徴的だと思います。

美少年探偵団とは、指輪学園中等部における校内のトラブル全般を解決するために秘密裏に活動する、非公式かつ非営利組織です。
そして本作の主人公でもある瞳島 眉美(CV:坂本真綾さん)も探偵団の団員と言う設定になっています。

瞳島 眉美は女の子です。
女の子が何故「美少年探偵団」に入団できたのか…
それは是非本編で確認頂きたいのですが、探偵団の団則が関係していると言えます。

一、美しくあること
ニ、少年であること
三、探偵であること

団則は上記3か条ですが、wikiにはもう1ヵ条付け加えられていました。

四、団(チーム)であること

実際に第4の団則については明確な記載は無かったものの、本編では「私たちらしさ」として触れられていたので、アニメ版も実質4ヵ条だったのかもしれません。

そう言えば、wikiの登場人物欄を見て知ったのですが、この作品の主人公である瞳島 眉美は、「物語」シリーズにも登場しているのはご存じでしょうか。

正確には、「物語」シリーズとのコラボ小説である「混物語」なんですけどね^^;
この「混物語」は、初のクロスオーバー作品で、西尾さんの数多のシリーズから選りすぐりの人気キャラクターがゲスト登場し、皆さん「阿良々木暦」の元を訪れるんだとか…
単行本では全15編が収録されるそうなので、きっと15人のキャラが阿良々木君の元を訪れるのでしょう。
そして瞳島 眉美も「第眼話 まゆみレッドアイ」で登場するんだとか…

気になりますが、西尾さんの作品をこの作品以外では刀語、<物語>シリーズと十二大戦しか視聴していないので、きっと知らないキャラだらけなんでしょうけれど…
せめて「戯言シリーズ」が配信やレンタルしてくれると嬉しいんですけどね^^;

思いきり脱線してしまいました^^;

彼ら美少年探偵団がどの様な美学を見せてくれるのか、気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、sumikaさんによる「Shake & Shake」
エンディングテーマは、美少年探偵団による「Beautiful Reasoning」と「Welcoming Days」

1クール全12話の物語でした。
見る人を選ぶ作品かもしれませんが、私は総じて楽しめた作品でした。
そして、最終回のエンドロールで「続」というメッチャ気になる単語が目に入ってきたんですけど…
言葉通りに解釈して良いんですよね…!?

投稿 : 2024/03/23
♥ : 14
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

依頼人がまともで助かった

人によって評価がかなりわかれそうな作品。
あまり他人の評価は気にせず、実際に視聴してみて自分の感性にしがって視聴することをお勧めしたい。
合わない人はたぶん1話で合わないとわかると思う。

美少年達が依頼人の依頼を叶える探偵?として活動する話。
キャラデザは癖が強いが、作画はかなり力が入っている。
特に色使いには目を見張るものがある。
主題歌はオシャレでとても良い。

美少年探偵団の団員は何を言ってるのかようわからんが、依頼人の女の子はまともな感覚らしく、「何言ってるのこの人たち?」とちゃんと突っ込んでくれているのは安心した。

キャラクターはかなり芝居がかったセリフが多く、~物語シリーズをイメージしてもらえれば分かりやすいかと思う。
リアリティは欠片ほどもなく、理詰めで考えると穴だらけ。
だが、雰囲気を楽しむ作品なので、些細な問題なのだろうと思う。
まるでミュージカルだ。

雰囲気とかノリが合わない人にはとんでもない駄作に見えるだろうし、ツボにはまる人もいると思う。

どちらかというと女性向け作品だが、男性でもこういう作品が好きな人はいると思う。

私はこういう作品は好きだ。


第一話で依頼人が探している星について考察。
{netabare}
10年前の回想シーンで、フランスのエッフェル塔のようなデザインのものが見えたのと、その場所で花火とか砂浜でバーベキューをしたとあった。

日本で見ることができなくてフランスでは見ることができる一等星はたぶんないはず。北半球で夏の夜空の星と言えば、夏の大三角だとは思うが、当然日本でも観測できるし、星がきれいな場所に行けば再現はできるだろう。

だけどそれは、フランスのエッフェル塔なら、の話。
エッフェル塔はそれを模したものが世界のあちこちに建造されているのは知っていて、調べてみたらオーストラリアのブリスベンにもあるそうな。
たぶん、南半球ではこれが唯一か?

もし依頼人の少女が行ったのがオーストラリアで日本で見つけることができないと言っているのなら、日本で見ることができないor見るのが難しい明るい星ということになる。
そして花火を砂浜でしたのならたぶん向こうでの季節は夏。
ブリスベンはオーストラリアの東に位置するので、海岸で見上げたということは、東の空を中心とした範囲のはず。

可能性が高そうなのはカノープスだろうか?

というのも、ひときわ目立つということは、近くに一等星がないと思われるので、サザンクロスとかケンタウルスα星あたりは該当じゃないと思う。

などとせっかくなのでちょっと探偵っぽいことをしてみたり。
でも、その星を探すのが人生の目的みたいになっている依頼人は、
その程度のこと調べると思うので違うのかな?

→2話を視聴して完全に見当はずれだったことが判明しました。
ドヤ顔で考察して、盛大にはずして、めっちゃ恥ずかしいやつ。
せっかくなので自戒の念も込めてさらしておきます。

{/netabare}

投稿 : 2024/03/23
♥ : 27

かつお さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

独特のおもしろさと、OPEDのわくわく感

物語シリーズなどノータッチだったため、最初は世界観についていけずでした。
なので最初の3話は「これ人気なのかな?」とおもってたのですが、4話以降段々とテンポが分かってきて逆にこの独特の話の展開にハマってしまいました。
まゆみの語りだったりツッコミがとても良いです。
毎回違うタッチで描かれるシーンがあるのも、シャフトさんの遊び心と余裕が感じられてテンションあがりました。

OPのsumikaがピッタリで、作画も神がかっていて何度も見てしまうくらい楽しいし
EDは2種類あって、どちらも5人のメンバーが歌っていて、こちらも曲調として前向きになります。

個人的に4,5話、8,9話の話が好きなのと、最終回は学のシーンが良くて見返したりしました。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 8

62.9 2 男装でコメディなアニメランキング2位
夏のあらし!春夏冬中(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (153)
959人が棚に入れました
古くから営まれる街の喫茶店で、八坂が出会った年上の女子高生・あらし。自らを幽霊と称する彼女は、八坂と手をつなぐことで過去へと飛べる不思議な少女だった。
いわくつきのマスター、あらしを追うグラサン男。八坂と同じ中学1年の上賀茂。そして、ドイツ人の少女・カヤ──。
ノスタルジック溢れる喫茶店・方舟を舞台に、少年と少女達の忘れられない夏休みが始まる。

声優・キャラクター
白石涼子、三瓶由布子、名塚佳織、小見川千明、生天目仁美、安元洋貴、野中藍、堀江由衣、杉田智和
ネタバレ

jethro さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

僕らの夏は終わらない

夏のあらし!の第2期、今期は、ラブコメ度が急速上昇
前半は、男装の美少女、上賀茂 潤(かみがも じゅん)のバレるバレない話
後半は、あらし と はじめちゃん のエピソード中心となっています。

第1期において、戦時中が絡むエピソードは回収されており
後半の あらしエピソードが始まる前までは
これといったメインエピソードが存在しないバラエティ編のような内容
ゆえに、重度に病的なドタバタコメディとなっており
あまりに深すぎるネタには、ついていけないものもチラホラある

今期における最重要テーマは、
それまで当たり前、普通の事として定着していた「幽霊」である点
つまり「死んでしまった存在」である事
「夏の間だけ」戻ってくる季節限定の霊である事がピックアップされ
付かず離れずの あらし と はじめちゃんの関係が
夏の終わりの到来と共に色濃くなっていきます。

そして良い感じに盛り上がってくるのですが
{netabare}なんと、「終わらない夏」・・・・・・
そして、まさかの「きゅーてぃーすとろべりーちゃん」第二弾とは!
しかし、「塩」が渡されるというENDマークを付けた訳だし
夏の終わりを描いても良かったんじゃないかと・・・
そう思ったのは私だけではないんじゃないかな{/netabare}

個人的には
ややパターン化された喫茶「箱舟」定番シーンの数々が
まさにスタジオ コントのノリにまで成長していたのが及第点
特に、「注文を頂いたわ加奈子」劇場が最高でした。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 3

coldikaros さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

作ってて楽しそうではある

タイトルといい内容といい全体を通して監督さんの遊びが随分見られるような気がします。楽しそうで何よりです。
内容としては一期のまんまタイムトリップコメディものの典型見たいな内容ですが、一期とは違って登場人物達の紹介が済んでいるので序盤から安定しています。
まぁ随分とあるキャラがピックアップされていますが、彼女は人気があるのでしょうか。自分には分かりません。
正直一期後半のまんまのテンションでの二期なので、レビューの意味あるか微妙なところでしたが、まぁ変わらず面白いですよということで^^;
一期見たのなら、どうぞそのまま二期へ。十分おすすめ出来ます。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 4

☆★暗落亭-苦来★☆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

やっぱり面白い。

【おすすめしたい人】

■ タイムトラベル系好きな方。
■ ホノボノしたい方。
■ まだ見ていない方。

【感想】

1期よりさらに面白くなってた。
難し過ぎず、楽しく、また儚い感じがした。

【NEXTオススメ】
タイムトラベルつながりで【STEINS;GATE 】
別ジャンルで【舞-HiME】【ROD READ OR DIE】

次に見るのに何か役にたてたら幸い

投稿 : 2024/03/23
♥ : 3

67.8 3 男装でコメディなアニメランキング3位
クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望(アニメ映画)

1995年4月15日
★★★★☆ 3.7 (151)
887人が棚に入れました
タイム・パトロール隊員のリングは戦国時代での異常をキャッチするが、何者かによって攻撃を受け、95年の世界に不時着する。そこが野原家の地下だったことから、身動きの取れないリングはシロに発信器を装着し、野原一家に協力を求めた。時間犯罪者の破壊活動を阻止するために立ち上がったしんちゃんは、両親とシロと共に戦国時代へタイム・スリップ。そこで、伝説の救世主・三人と一匹を待っていた吹雪丸という少年剣士に出会ったしんちゃんたちは、雲黒斎によって殺された吹雪丸の両親の敵討ちの旅に出発する。

声優・キャラクター
矢島晶子、ならはしみき、藤原啓治、真柴摩利、佐久間レイ、浦和めぐみ、水谷優子、玄田哲章、戸谷公次、萩森侚子、加藤精三、富山敬
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

『オラの好きなモノは、ホットケーキとピチピチのお姉さんだっ!!』

劇場版クレヨンしんちゃんの第3作。
1995年公開。


【前置き】

前2作と違い、今作はタイムトラベルによる時代劇作品。
後の名作「アッパレ戦国大合戦」も同じ時代劇ものですが、今作は剣術でのバトルシーンが主となる内容なので、舞台背景以外は全くの別ジャンルと言っていいですね。

しかし本作もまた、私的には劇場版シリーズベスト5に入るほど大好きな作品なのです。

ただ前2作と比べて、どうしても舞台が暗いのも起因したのか、売り上げ的には3分の1ほど落ち込んでしまいました……。。。
と言っても、興行収入14億円と成功の部類なんですけどね。
それに、劇場版クレヨンしんちゃんの中では、本作「雲黒斎の野望」が実は一番地上波での放送回数が多く、何度見ても面白い人気作であることも伺えます。

原作漫画でも、漫画家よしいうすと(趣味、うんこ観察)が描く漫画が本作に登場する吹雪丸であったり、後のアニメ本編でも本作のBGMが多く流用されたり。
後のクレヨンしんちゃんシリーズにも大きな影響を与えた作品であることは、まず間違いないでしょう。



【あらすじ】

時空間をタイムパトロールをしていたリング・スノーストームが、戦国時代が何らかの不正な時間干渉を受けていることを察知するのですが、干渉側からの攻撃を受け、現代の野原一家の住む家の地下に不時着してしまうところから始まります。

(アクシデントから)一家の飼い犬シロの身体を借りたリングは、野原一家に頼み込むことにより、家族と一緒にタイムトラベルし戦国時代へ向かいます。

そこで出会う吹雪丸から、怪しい術を使うという「雲黒斎(うんこくさい)」の存在を知り、言い伝えの『3人と一匹の勇士』と呼ばれた野原一家とシロ(リング)は、吹雪丸と共に敵の本陣へ出陣する…、というストーリー。



【論じてみる】
{netabare}
論じるに辺り、まず一言。

『『『『 雲黒斎(うんこくさい )』』』』

上ん手いネーミングですねぇ~。
こういう馬鹿馬鹿しい発想は、もう子供の頃から今も大好物です。

この発案は勿論、原作者の臼井儀人さん。
劇場版の原作を書き下ろしたのは今作が最後となりましたが、以降も是非描いて欲しかったです。


……話を戻します(笑)

二転三転と詰め込まれたシナリオは、前2作と比べても郡を抜いて練られており、時代背景や台詞回しにもこだわりが感じられる作りです。
本作では脚本を担当され、後に「アッパレ戦国大合戦」の監督脚本をされた原恵一さんの、その実力が垣間見えました。

加えて、前作で主だった徒手空拳の格闘と違い、本作は真剣による殺陣を描いているので、吹雪丸と敵との対峙では、これまでとは一味も二味も違う緊張感があるのです。
ましてや、斬り合いの最中

「オマエの両親は俺が斬った。」

と言い放ち、その吹雪丸の激情を利用してくるような卑劣な輩も出てきますからね。


ラスボス一歩手前で対峙したお銀との一戦も、吹雪丸の葛藤が印象的で見応え抜群でした。

ただ、最後の一刺しからのおどろおどろしさは、BGMも含めて劇場版屈指の怖さで、当時は直視が辛かった程でした。
アレはホント…、チビるほど怖かったなぁ…。。。


最終戦では、タイムパトロールの特殊能力を得たしんちゃんが、「タスケテケスタ」の呪文でゴキブリやおたまじゃくし(カエル)を経て、最後は大人しんちゃんへと変身。
時間干渉を引き起こした張本人、雲黒斎(本名ヒエール・ジョコマン)と対戦します。

ここの大人しんちゃんが、これまた劇場版屈指と個人的に思うほど、メッッチャクチャに格好良いっ!!!!!

見た目は、ストッキングを被り「大」と書かれたお面をした、ふんどし男。
ここだけ聞くと、もぅド変態ですね。
ですが、筋肉は良い感じにモリモリで、3メートルはあろう長刀『第七沈々丸(だいななちんちんまる)』を軽々と振り回し、吹雪丸以上の剣術を魅せてくれます。

それでいて、声はしんちゃんのまんまなので、このギャップもたまりませんでしたね。

『オラの好きなモノは、ホットケーキとピチピチのお姉さんだっ!!』

これが、敵と対峙し、刀を構え間合いをとりながらの台詞とは到底思えません。
それでこそ、クレヨンしんちゃんですね。


最終戦後は大団円かと思いきや、そこから更にもういっちょ「ABBAAB→→←」のネタへと繋がる展開もまた驚きました。
これは是非、作中で見て体感していただきたいです。

どれだけ場面展開を詰め込みますか…と当時は脱帽しました。
本作ほど96分が短いと感じる映画は、他に無いかもしれません。
{/netabare}


【リング・スノーストームについて】
{netabare}
本作は面白さだけでなく、シナリオ構成や伏線回収も良く出来ています。
中でも、未来人「リング・スノーストーム」の、行動とその理由については、考察しがいがありますね。

作中で実は片道しか行けないタイムマシンを使って野原一家を巻き込んだり、色々な点でリングの行動は軽率に見えますが、これには全て理由があったわけで…。
作中で名言はしておりませんが、シロの身体から実体に戻ったリングが吹雪丸と初めて対峙した時の、あの台詞

「貴方に命を救ってもらった人です。

 貴方がいなければ…、私は今頃……。」

に全て凝縮されていましたね。
名前も直訳したら「リング(丸)・スノーストーム(吹雪)」ですし。

『3人と一匹の勇士』の伝説の発信についても、なるほど!と思わせてくれました。

タイムトラベルものとして、子供向け作品ながらしっかりと練られてあります。
幼少期は全く理解出来てなかったんでしたけどね…、私は……。。。
{/netabare}



【総評】

本作は、前2作よりファンタジー色は薄め(中盤まで)です。
ですが、子供から大人まで面白可笑しく時に魅入られる、気持ちの良い時代劇作品となっております。

あっ、ちゃんとギャグも多彩ですし、一応オカマも出てきますよ。
そこは安心してくださいね。

劇場版クレヨンしんちゃんと言えば、「オトナ帝国」「戦国大合戦」が頭一つ抜けて有名ですが、シリーズとしては少々異質な大人向け色の強い作風なので。
私が、クレヨンしんちゃんらしい映画として、初期作で万人にオススメしたいのは、まず本作ですね。


ではでは、読んでいただきありがとうございました。


次回作は、第4作「ヘンダーランドの大冒険」です。


◆一番好きなキャラクター◆
『大人しんちゃん』声 - 矢島晶子さん


◇一番可愛いキャラクター◇
『リング・スノーストーム』声 - 佐久間レイさん



以下、駄文なので〆ます。
{netabare}
ちなみに私は、【雲黒斎(うんこくさい)】だけでなく、


【湧楽斎(わきがくさい)】であり【又楽斎(またがくさい)】です。


仲良くして下さい。
{/netabare}

投稿 : 2024/03/23
♥ : 15

メア さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

かなりの良作・2部構成?

なんと話が2部に分かれている作品です!
そしてしんちゃん映画3作目という古い作品でもあります。
記憶に古いのであまり詳しくは覚えていませんmm

まずは前半。
戦国時代にタイムスリップした先で、歴史を塗り替えようとする雲黒斎の野望を防ぐなかなかシリアスな感じの物語です。

で、防いでThe End。ハッピーエンドかぁ。
 なんて思っていたら今度はまさかのSF系に!
こっちはカンタムなどでなかなか白熱の内容です。たしか。

物語りもテンポよく、かつ置いていかれる事はない内容であったと思います。

結果的に話もよく、しんちゃんというだけあって笑いもあり、無理もなく。
かなり良作でした。
て訳で物語は5.0です。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 5

92.7 4 男装でコメディなアニメランキング4位
かぐや様は告らせたい?~天才たちの恋愛頭脳戦~(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★★ 4.1 (954)
4389人が棚に入れました
秀才たちが集うエリート校・秀知院学園その生徒会で出会った副会長・四宮かぐやと生徒会長・白銀御行誰もがお似合いだと認める2人の天才は、すぐに結ばれるのかと思いきや高すぎるプライドが邪魔して告白できずにいた!!“如何にして相手を告白させるか"という恋愛頭脳戦に知略を尽くす2人…その類い稀な知性が熱暴走!!もはやコントロール不可能!!恋が天才をアホにする!!新感覚“頭脳戦"?ラブコメ、再び!!秀才たちが集うエリート校・秀知院学園その生徒会で出会った副会長・四宮かぐやと生徒会長・白銀御行誰もがお似合いだと認める2人の天才は、すぐに結ばれるのかと思いきや高すぎるプライドが邪魔して告白できずにいた!!“如何にして相手を告白させるか"という恋愛頭脳戦に知略を尽くす2人…その類い稀な知性が熱暴走!!もはやコントロール不可能!!恋が天才をアホにする!!新感覚“頭脳戦"?ラブコメ、再び!!

声優・キャラクター
古賀葵、古川慎、小原好美、鈴木崚汰、富田美憂、花守ゆみり、麻倉もも、日高里菜、八代拓、青山穣
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

和を以て貴しとなす

種明かしは後半で! 原作は未読です。

面白いと感じる作品には4.0点以上つけていて、自分レビューした作品の5割弱が“面白い”に該当します。『かぐや様』の1期は4.0点ちょうど。
なによりも脇役の藤原書記・石上会計・早坂・そして柏木カップルが良い仕事をするコメディと評価しました。アニソン界の大型新人や劇伴含めた演出のコテコテ感も好感。ただし主役二人はパンチ不足なので4.0点どまり。そんな1期の評価です。

 とにかく場を荒らしまくる藤原
 気軽に地雷を踏み抜く石上
 この作品唯一まともな人早坂
 主役以上にラブしてる柏木夫妻

名バイプレイヤーがいる作品は安心して見ていられる。好評だった1期からそのまま大きく外すことはないだろうとの期待を裏切らず無事完走。1期と同じく全12話の物語。
1期を受けての2期となるお作法について本作は視聴前から方向性は分かるようになってます。
作品サブタイトル~天才たちの恋愛頭脳戦~には取り消し線が引かれ、メインタイトル『かぐや様は告らせたい?』と“?”を追加。
頭脳戦そっちのけで四宮かぐや(または白銀御行)が権謀術数はりめぐらせて相手から告白を引き出したい。もうそれすらどうなのかもはやわかんない。そんな展開が見て取れるタイトルをきちんと踏まえた物語展開をしておりました。こういう細かいところで小粋な仕掛けが光る良品だと思ってます。
キャラでいえば新キャラ伊井野ミコ(CV富田美憂)を追加。真面目で融通が利かずアガリ症という基本スペックがまずありきで、ことごとくタイミングが悪かったり妄想癖が強力にドライブしたりのギャグ仕様。初期メンバーが偉大過ぎるのでやや埋没している感は否めないものの、この作品にはこれまでいなかったタイプのキャラなのでハマれば化けるでしょう。


ここまで書いといてなんですが1期観てからにしてくださいね。元は取れます。
おそらく1期から流れてきた方がこのレビューを読んで頂いていると思います。みなさん評価のUP↑DOWN↓はあれど乱高下してる感じはなく良くも悪くも安定しているなぁというところに落ち着くのではないでしょうか。自分は若干2期の評価を高くしました。
新キャラ増えてもバランスが壊れてないという最低限をクリアしている点。そして思った以上に主役二人のキャラとしての魅力が上昇したことが判断の決め手です。劇伴・主題歌・演出は誤差の範囲としてほぼ1期と同等水準でした。



※ネタバレ所感

■終盤のあのエピソードは示唆に富む?

体育祭がピークの第2期でした。そのピークをピックアップ。

{netabare}もちろん石上がメインディッシュではありますが、その裏で動き回る生徒会メンバーが小粋なのです。

持ちあがりなのに停学が解けてない生徒を調査しビンゴな解を導き出した会長
おそらく裏から手を回しマグロ漁船的などこかへ演劇部荻野を飛ばした剛腕かぐや
もしかするとOB説得プレゼン資料として使われたかもしれないレポート作成の裏方藤原
先生に掛け合いもしかすると高等部進学できないのが濃厚だった石上を救った伊井野

石上を通じてこの5人が5人である意味/必要性みたいなものが生まれたエピソードにも見えました。ギャグやコメディでここまでやる必要はありません。もちろん褒め言葉です。

その上で、、、
会長マジでかっこいい…と惚れる理由がわかります。
かぐやは財閥令嬢だった…と帝王学を身につけた才媛であることを思い出します。
だから書記なのね…とレポート作成スキルの高さを藤原に垣間見ます。
似た者同士じゃ…「過剰なまでの正義感を抱えていた」独白する石上とミコが被ります。

各々の個性も浮き彫りになってたなぁと感じた次第。悪くない。
強い個があってそれが有機的に結びついたことがなにより素敵と感じる第11話でした。これこそがジーコがやりたかったサッカーだったんだと思います(謎)。
とりわけ白銀とかぐやがとったアクションが石上の意向を汲んだものになっていることがレビュー冒頭で主役二人の評価を上げた理由となります。つくづくアタッカー陣とディフェンス陣との意思疎通が取れてればと後悔せざるをえないドイツでもありました(さらに謎)。

{netabare}「何より秀知院には楽しい思い出ばっかだから!」{/netabare}

大友京子のこの笑顔で不覚にも目から汗を流した私です。{/netabare}


■陽キャに光を!

アニメって陽キャに厳しいですよね。陰キャが活躍すれば拍手喝采。アレが肌に合いませんというかリアリティを感じない。某間違ってるかもしれないラブコメアニメなんかもその気あり。面白いんだけどリア充敵視しすぎなのがどうも引っかかる私です。
コミュ障非モテ陰キャラが無双するのがありえないって気持ちもないわけではないのですが本質はそこではありません。そもそも陰と陽は表裏一体。人間だれしも両面持ってるところをことさらにどちらかをデフォルメして、陽キャ=リア充とする風潮が嫌だとぼやいてます。控えめな性格でも本人なりにリアルが充実してる奴なんていっぱいいるだろうに。

{netabare}そして本作。陽キャウエイ系応援団がものすごくいいやつらに描かれている。ここに感動した!誰がなんと言おうとも感動した!だいたい明るかろうが暗かろうが真のリア充はいい奴がほとんどです。{/netabare}

{netabare}そこにちなんで一点。リレーでゴールした石上に駆け寄ろうとするミコと藤原を制止する会長というちょっとした一コマ覚えてます?
生徒会ではなく応援団の面々が駆け寄る間(ま)を作ります。次々と石上に声をかける応援団のみんながほんといいやつだったこともあって、闇落ちしていた石上目線では“表情(目)”が消されていた周囲の人々に顔が戻ってきます。『聾の形』でも使われた演出ですね。
残される後輩のために生徒会以外の居場所を!との想いが白銀にあったとすれば更なるイケメンの証拠固めですがそれはわかりません。白銀のイケメンぶりもさることながら陽キャ=敵とまで思ってたかもしれない陰キャの星石上の心に変化が生じたことがなにより尊い。陰と陽が融合した感が色濃くて素敵なシーンでした。{/netabare}


陽キャも陰キャもなく当人の心だよね心!
…コメディという本筋を充分楽しみながら、不覚にも別領域に心を奪われた私でした。



視聴時期:2020年4月~6月 リアタイ視聴

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2020.08.08 初稿
2021.03.13 修正

投稿 : 2024/03/23
♥ : 66

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

コメディーは皆で笑いたい。藤原書記は今日も輝く。

 みんな大好き、かぐや様の2期。私は本作を海外勢とリアルタイムで追いかけた感じでした。


 コメディー作品は、一人で見るよりやはり大人数が一緒に楽しんでいる!という体験込みで面白い(疑似だが)。コメディー映画なんか特にそう。


 1期と変わらぬ面白さでしたが、すでに前にある程度キャラを紹介できたので、本作ではラブ度が増し、キャラの掘り下げや遊びの要素を入れる余裕も出てきて横綱相撲な見事さでした。


 個人的には2話がベストだった気がしますが、それ以降の回も実に安定していた。ただ、1期もですが終盤無理にシリアスにした感があって全体のトーンと少しズレていた気もしました。だが、全体的に面白かったから良し!。


 本作の魅力は何か?。それはひとえにキャラがみんなしっかり魅力的、というシンプルな理由につきると思います。キャラに対する愛情は必ずこちらにも伝わるものである。


 特に白眉はやはり藤原書記だろう。プリキュアでも大活躍したのは伊達じゃない。自由に暴れまくり、ボケにもツッコミでもずば抜けている。悪魔のようにクレイジーで、マシュマロのようにフワフワ。


 本作が嫌味のない、ギャグ強めのラブコメとして見事に機能しているのは彼女の力が大きいだろう。プリキュアに続いて影の主役と言っても言い過ぎではない。


 本作の作劇は他の作品も参考にして頂きたい。ギャグはどうすればいいのか?、キャラは無計画にやたら出さないで、出すからには愛情を注いで無駄にするべからず。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 61

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

必ず笑える、優しさにつつまれた物語

この物語は、笑いを我慢することができません。
それでいて大切な時には、胸がキュンとなる優しさや純情さをかぐやたちが見せてくれます。
かぐやは見た目で誤解されがちですが、とても心の優しい少女です。
この物語はとても面白く、そして温かい。


この物語の学園には日本の将来を担うエリートたちが入学しており、生徒会副会長の四宮かぐやと生徒会長の白銀御行は、秀才中の秀才です。

二人は、お互いに好意を持っているのですが…
あまりにも恋愛のど素人。恋愛の駆け引きを考えすぎてしまい、自分の気持ちに素直になれません。
それが見ていておかしく、最後は必ず作戦が失敗するので、ゲラゲラ笑えます。

作戦が失敗する理由の大半は、生徒会書記の藤原千花のせい。
彼女はかぐやの親友であり、彼女自身には全然悪気はなく、とても素直な性格なのですが…、空気が全く読めない。
彼女の行動自体、何をするのか全く読めない。というよりも、いつもとんでもないことをしでかします。

この物語は、藤原千花がいてこそ成り立つ物語だとも言えます。彼女はこの物語のヒロイン(?)です。

私は、藤原千花が大好きです。
こんな子が友達だったら…毎日とんでもない目に遭いますが、いつも笑って過ごすことができるでしょう。
どんな悩みがあろうとも、悩みは吹っ飛びます。脳みそも吹っ飛びます。

かぐやも考えすぎず、藤原千花のように自分の心に素直になって(アホになって)しまえばいいのに…

学生時代は人生で一番輝くときです。
後で後悔しないためにも、自分の心に素直になって人生を楽しみましょう。(^_^)


ところで、
私は宣伝やタイトルだけを見て、かぐやのことを、頭脳優秀な令嬢で人を見下す女性だと思い込んでいました。
ですが、実際はバカがつくほどの純情で、無邪気に喜ぶ姿が愛らしく、常に相手のことを考える優しい少女でした。

第一部の最初の頃と比べると、かぐやは見違えるほどアホになり、しかも優しく、可愛くなっているような気がします。(*^_^*)

投稿 : 2024/03/23
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