異世界召喚で魔物なおすすめアニメランキング 4

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの異世界召喚で魔物な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月23日の時点で一番の異世界召喚で魔物なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

73.1 1 異世界召喚で魔物なアニメランキング1位
聖女の魔力は万能です(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (407)
1349人が棚に入れました
ちょっと仕事中毒な20代会社員・セイは、残業を終えて帰宅した夜、突然光に包まれ異世界に「聖女」として召喚されてしまった。しかも召喚されたのは二人!?現れた王子はもう一人の女子高生にかかりきりで、セイのことは完全スルー。それならこっちも自由にやっていいでしょう?と、セイは王宮を飛び出し、元々の植物好きを活かして、薬用植物研究所で一般人として働くことになった。所長のヨハン、教育係のジュードに支えられ、ポーション作りや魔力の使い方を学んでいくセイ。だが、作ったものはすべて効能が5割増しで、思いがけず「聖女」としての能力を発揮することになる。そんなとき、セイのポーションが瀕死状態だった騎士団長・アルベルトの命を救い、次第に、セイこそが本物の「聖女」ではないかという噂が囁かれはじめるのだった……!?

声優・キャラクター
石川由依、櫻井孝宏、江口拓也、小林裕介、八代拓、市ノ瀬加那、福山潤、上田麗奈、梅原裕一郎
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

6回目くらい。異常な出来の異世界もの。画面・表情が最高です。

22年11月 再評価 異常な出来の異世界もの。他と比べてどうしてここまで力が入っているのか?

 レビューを初めて1年半。昔からアニメ好きでしたが、この1年半でかなりの本数のアニメを見ました。
 この作品の脚本は素晴らしいと思いますが、作画、表情、背景、構図、演出等の画面作りの良さは異常です。なんで、ここまで美しいアニメが出来たのか不思議でしょうがないです。

 本数的にはまだまだで、目が肥えたとはいいませんが、いろんな異世界ものを見たと思います。ちょっと過大評価だったかなあ、と思って本作を再視聴(正確には再々々々々視聴くらい)しました。

 うーん、かえって過小評価だった気がします。1話でセイが髪をかき上げて耳を出す作画があるのですがそれだけでゾクゾクするくらいでした。顔のパーツのクローズアップが上手い。画面の切り取り方が上手い。気持ちを伝えようという意図が素晴らしいです。うーん、なんで他の作品もこれくらい出来ないのでしょうか?というかこの作品だけ異常だと思います。

 最後の3話が駆け足で評価を落としていましたが、良く見直すとちゃんとセイが聖女の術と向き合って、使えるようになるプロセスが、緊迫感と癒される両方からよく描かれていました。

◎アニメ作りとしていいところ。
作画に乱れがないのは当然。
表情・仕草に感情がよく表現されいている。
人物の構図がよくどこで何をしているか臨場感がある。
引き画とクローズアップを上手く使った演出で、人物の内面を見せている。
服装が美しくTPOをわきまえてきちんとデザインされている。
貴族が貴族っぽい言動をしつつも堅苦しくないいい具合の設定。
BGMがオーケストラっぽくて華やか。コミカルさも出ている。
セイの発声が感情が出ていて、聞きやすく素晴らしい。


◎ストーリーとしていいところ。
聖女設定とセイの一般人の性格のギャップがコミカルに描けている。
設定に設定を重ねるような感じではなく、ポーション(料理・化粧品)と回復魔法、聖女の力に集約しているので、シラケない。
ストーリーが職業物と恋愛ものとして、ちゃんと脈略ある展開をしている。
スキルウィンドウがない。
アイラちゃんを置いて話の展開に面白みが出た。
セイもアイラちゃんも異世界転生した人間の反応として自然。

等々挙げるとキリがないです。とにかくストーリーが面白いのは大前提ですが、しかし、アニメの出来の良さがすごい。「無職転生」もすごかったですが、本作は超高予算が付くような感じでもないし。画面作りという点で一般的な量産型のアニメとしては、本作の見やすさ、伝えたい事を伝える力、美しさはちょっと類例が見ないと思います。

 メジャーな他の異世界モノ作品を差し置いてなぜここまでの出来なのか理解できません。それくらい凄い作品だったと思います。

 一応、評価点はつけますが、主観評価は95点/100点くらい、心情的には120点です。




以下 初見の総評レビューです。

 俺TUEEEの振りをした、シンデレラストーリー 美しい作画と構図の良さが驚異的です。

 最後まで視聴しました。このアニメがきっかけで、非常に面白い原作小説と、その小説を美しい絵でコミカライズしたマンガを知ることができて、良かったです。
 が、アニメについては、どうでしょう。結末の付け方や最後3話くらいの駆け足感などで、少し作品としての出来に疑問符が残りました。
 この終わり方だと、普通の異世界転生ものとして、埋もれて行く数々の作品の一つになってしまいそうですね。残念ですが。

 とはいえ、1クール通じて十分楽しめました。面白かったです。以降は小説・マンガで続きを楽しみます。


以下、視聴中のレビューです。

{netabare}2話までみて、小説版、マンガ版を全巻購入。追加8話みました。

 この話「なろう」ということで、異世界転生、俺TUEEEテンプレになっていますが、実態は、平凡な女子が、急に美しさと力を手に入れたことで、別世界(貴族世界)の中心人物になる、というシンデレラストーリーです。

 そういう話を楽しめるなら、かなり良質の作品かと思います。大変楽しく見ています。

 ですが、マーケティング的に考えるとパッケージ(題名)と中身が違っていた感がかなりあるかもしれません。その意味で、試しに見た人の期待を裏切る確率が高いのでしょう。
 強敵に対して無双するとか、悪意のある貴族と対峙して叩きのめす、もあるにはあるのですが、それは味付けみたいなものです。敵と戦い打ち勝つ、魔王に挑むために旅立つ、そして…みたいなカタルシスを期待すると、評価は低くなるかもしれません。

 初めから、異世界とか聖女というのはギミックで、本当は恋愛エッセンス強め、一人の女性を取り巻く人間模様の話だと思えば、非常に面白いと思います。


5話までみて追加

 セイの作画はやっぱり素晴らしい。ちゃんと美人です。ですが、今回くらいは衣装はなんとかならないのかなあ、と思います。もうちょっと神々しくしてあげられなかったのかと。
 
 セイの衣装に絡んで。リズにしても、他の貴族も最小限しか宝石を付けていないのは、宝石は魔法付与のための素材とかいう設定を反映しているのでしょうか。だとすれば、想像以上に緻密にこのアニメというか原作は作られているようですね。

 ステータスウインドウの概念が出てこないのはいいですね。(原作はあり)

 今回のセイを鑑定する場面で、原作にはあったステータスウインドウがアニメ版だとほぼないことが確定しました。レベルとかHPとかそういった概念の有無はまだ不明ですが、無い感じですね。これは良い改変かと思います。となると何を鑑定しようとしていたのが、よくわからないですが。
 セイが聖女かどうかを本人も確信が持てない、という状態のほうが自然ですし、なにより、転生ものでいつも不満なのがこのステータスの数値化という安易な強さのモノサシだったのでこれは良いと思います。

 第1王子が原作ではあまり関わらなかったのですが、ストーリーに説得力を持たせるために関わってくるのでしょうか。これからの展開が気になります。


7話みました。
 アイラのスピンオフ、注文しているのにまだ届かないので、ここで見られて良かったです。アイラ、滅茶苦茶可愛いんですよね。 
 普通、セイの対立軸なら嫌なキャラになるはずなのに、そこを上手い具合に第1王子が引き受けてくれてたんですね。本当は第1王子は悪者じゃないのもいいですね。

 異世界に召喚された女子高生が帰れない、と言われて「泣く」という自然な反応が新鮮でした。

 それにしても、主要女性キャラのキャラデザが本当にいいですね。萌えではなく、素直に美人だなあ、可愛いなあ、と言えます。

8話見ました。
 セイの表情を少しコミカルに表現しているが今回はよかったですね。
 また、脚本というか構成ですが、かなり省略していますが、うまくカットしているので原作を知っていてもあまり不足感は感じませんでした。やっぱり丁寧に作り込んでいる感じがします。ただ、1点、最後の沼のところ、もう5分…いや3分でもいいので、もうちょっと丁寧にしてもらえれば完璧だったんですけど。

 ちょっとアルベルトホークを殺したくなったりしますが、まあ、それは仕方ないでしょう。

11話みました。
アイラちゃん、すっかりなじんで良かったですね。是非活躍してほしいところ。
それにしてもアルベルトホークは殺す。 {/netabare}


追記です。再視聴しました。初見の時は面白さは過大評価していたかもしれませんが、再視聴してアニメの出来の良さは逆に過小評価していた気がします。あらためて驚きました。

{netabare}  この半年で、かなりの本数のアニメを見ましたが、最近のアニメの中で、本作の人物の作画の美しさは驚異的です。キャラデザはもちろんですが、線の一本一本まで美しいです。衣装も良く考えられてデザインもおろそかにしていません。動きも表情も自然です。

 なにより人物の配置がいい…というか構図がいいんですよね。どういう部屋のどういう場所にいて、どこに誰がいてどいう位置関係でいるか、とか非常に見やすいです。で、構図がいいから人物がちゃんと演技しています。そこが素晴らしいです。
 どういう理由でこんなレベルの高いアニメが生まれたのかが気になります。
(追記 手がちゃんと演技しているのと、姿勢にも注目してください)

  私はセイのキャラが異常に気に入ったのであまり客観的な見方はできませんが、それでも異世界ものとしてのストーリー性、テーマ性は弱いと思います。
 が、頑張る女性のシンデレラストーリーとしてはかなり面白いです。魔法が出てきますし、ヒロインのアイデンティティでもありますが、設定に振り回されずヒロインの特徴としてストーリー上で機能しています。
 また、ヒロインの年齢が高めで、かつ年齢にあった性格をしているのが良かったのでしょうか。

 登場人物のキャラ造形が自然で、ヒューマンドラマが成り立っているのも良いのかもしれません。
 音楽が抑え気味でセリフがゆったりしているのもいいです(ただ、エリアヒールを始めてかけた時の声はもうちょっと抑えた演技の方が良かったですね)。

 やっぱりおしいのは最後3話ですね。駆け足で尻切れですね。2クールでやってくれれば…
{/netabare}


 アマゾンから単行本8巻が届いたら、なんと帯に2期の決定が。この先はキャラ萌えというか、パーティーとかラブラブ要素とか、これから8巻読みますけど、温泉とかでしょうか。もちろんいいんですけど、ストーリー的にはせっかくアイラちゃんのキャラが立ってきたので、アイラちゃんの成長が見たいかなあ。とまあ、うれしいので追記しました。


 

投稿 : 2024/04/20
♥ : 26

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

異世界転移モノの秀作

原作未読。最終話まで視聴。

異世界転生・転移モノと主人公最強は、決して相性が悪いとは言えない。
異世界転生・転移モノと中二病は、かなり相性が悪い。
異世界転生・転移モノとハーレムは、主人公が中二病を発症していなければ問題ない。

まあ、個人の見解ですが、おおむね以上の通りかと。
もう少し補足すると、主人公が大人(もしくは元大人)で、その大人っていう設定が活かされてさえいれば、おおむね間違いないように思います。

さて、本作の主人公は大人です。
しかも女性。
大人の女性という設定はしっかりと活かされています。

主人公最強と言えば言えなくはありませんが、それはあくまでも結果的にという話で、いわゆる主人公最強系とは異なります。

逆ハーレムの兆候は見受けられますが、主人公が中二病を発症していないので問題ありません。

ゆっくり、まったりと物語は展開していきます。
これはお気に入りの棚直行ですねぇ(笑)。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 34
ネタバレ

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

こんな異世界生活なら、多少強引に召喚されちゃってもいいかも(笑)

安全な所で、高貴な美青年に囲まれて、みんなに大事にされてww

おまけにこの異世界で貴重な、異世界モノお決まりのチート能力を持ってる上に、
異世界召喚効果?でちゃっかり目もよくなって、
さらには容姿までなぜか綺麗になっちゃって。


お話としては、
それだけなんですけど、
それだけで、十分、
羨ましいですよねえ!(*^~^*)

腐ってるって思われてしまっては心外です。
ですが、そう思われたって、このゆったり幸せな感じは、
やめられません(*^▽^*)

もちろん、他人様にはお勧めしたりはしません。


作画が意外と丁寧だとか、
主人公セイちゃんのキャラクターがおっとりしてて親しみやすいとか、
男性の、騎士とか貴族とかだけでなく、同性のお友達もちゃんとできたりとか、
お勧めできるところはいろいろあるのですけど、
やっぱりこういう、まったりした逆ハーレム感、
こっそり楽しみたい世界ですね(#^〇^#)


観終わりました。
{netabare}最終回での魔物との戦いは、この作品の苦手なところみたいで、
ちょっと観ていてガッカリでした。
作品の主旨と違うから?
こんなカッコ悪い戦闘描写だったら、絵にしないで、後方支援に徹しておいてほしかった、かな・・・?

それでも。
逆ハーレム要素満載なのに、
セイちゃんが一途なの、悪くなかったです。
最終回で、やけにセイちゃんの唇のアップが多いような気がしたんですけど、
それもよかったと思います。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 37

61.3 2 異世界召喚で魔物なアニメランキング2位
異世界チート魔術師(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★☆☆ 2.7 (387)
1416人が棚に入れました
どこにでもいる普通の高校生・西村太一と、運動神経抜群でモデル体型の美少女・吾妻凛。平和な高校生活を送っていた二人はある日突然、不思議な魔法陣の光に包まれ、見知らぬ土地へ迷い込んでしまう。そこは恐ろしい魔物が生息し、獣人やドワーフ、エルフといった多様な種族が存在する、まるでファンタジーのような世界。異世界へと導かれた太一と凛は、ここで生き抜くために「冒険者」になることを決意するが、その適性検査で、二人が“チート"な魔力を持っていることが判明して……。

声優・キャラクター
天﨑滉平、高橋李依、田中美海、大原さやか、久保ユリカ

さえぽん さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.3

開いた口が塞がらない作品です。

毎回書いてますが私のレビューは超辛口です。

某人気アニメでラム(ピンクの髪)とレム(青い髪)という有名な双子姉妹のキャラがいます。

そのラムとレムと同じポージングをしながらピンクのブローチを付けた子と青いブローチを付けた子の姉妹が現れます。
背丈も同じくらい。
まるで中国パクリアニメレベルの作品です。

よくこんな堂々とキャラをパクれますね。
原作者の内田健という人はまるで才能がない人なんですね。
この姉妹キャラ以外にもいろんな作品で見かけた話やキャラばかりです。
もう見ててずっと既視感しか覚えません!

アニメを見ててこれほど「つまらなぃい…」と心底感じたアニメは初めてです。

アニメーションのクオリティもびっくりするくらい低いです。
火山の噴火級の大爆発を起こした攻撃だったはずなのにどこも怪我する事なく無傷でただ吹き飛んで行くゴブリン達!
ゴブリンって種族はホント丈夫なんですね!!ラスボスより硬いんじゃないですか?

普通だとハラハラするシーンで全くハラハラしない!
ヒロインが死にそうで大ピンチ!!ヒロインの目の前に超強化された攻撃が通じない身長5メートルはある巨大ゴブリンが!!
しかしヒロインが主人公との今までの思い出を語り終わるまで30秒間くらい何故か目の前で棒立ちで攻撃しないゴブリン!!
すごいこの子空気読める!!
というか数メートルくらいの超近距離に味方が2人もいるのにその子達も棒立ちで「凛!!」とか名前呼ぶだけ何もしない仲間!
そして同じ超近距離にいるのに「クッ!」とか言うだけで何もしない師匠!!
え!ヒロインちゃん実は嫌われてるの!?
しかしこんなにヒロインが大ピンチなのに全くハラハラしない!
→待たせたな!とお決まりのセリフを言いながら颯爽と主人公が現れる!
コントですか!?ヒロインは感動して号泣しています!!

あるキャラが主人公をかばってドラゴンのブレスを全身に浴びました!しかし浴び終わった後、なぜかお腹しか怪我してなくてお腹を押さえてます!
全身包むくらいのブレスだったのにペットボトルくらいの太さしか攻撃判定無いんでしょうか!?
だったらわざわざ自分がブレスの射線に入らなくても、主人公をただ突き飛ばすだけで2人とも助かったんじゃ!?

そして最後の戦いはドラゴンボールの舞空術使った物同士で物理的な殴り合いです!
え、魔法は??


これ演出やった人ってスタッフの身内の高校生とかがやったんですかね??

センスのないショボイアニメーションスタジオがゴミみたいな原作をアニメ化したらどういうアニメが出来るのかなんて作る前からわかりきってる事だと思うんですが。ほんとびっくりです。

円盤の初動の売上も300枚ほどだったらしいです。
もう制作スタッフの身内しか買ってないレベルですよね。

そりゃそうですよ。だって本当につまらないですもん。
もう私が今まで見た中で一番酷いアニメでした。
なんか高校のアニメ研究会とかがプロの声優を使って作ったアニメを12話見せられた感じです。

これ作った筑紫大介監督、自分で作って面白いって本気で思ったんですかね?
もしこれを作って本気で面白いと思ってるんだったらアニメ業界から足を洗ったほうが良いんじゃないかと思います。
視聴者も作ったスタッフも、アニメ化された原作者も誰も幸せになれない酷い作品だったと思います。
アニメ化されなかったら誰も不幸にならなかったんじゃ…。

見た時間をドブに捨てたいくらいどうしようもないほど暇な時間があって、とりあえず動画が動いててキャラが喋ってればなんでも良いというスクリーンセーバーレベルなアニメでも構わないよって人はどうぞ視聴なさって下さい。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 4
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.5

目覚めたそこは、戦乱の異世界だった(チェーイサー♪)

タイトルはトライネッター(クソアニメマニア)御用達の“IZUMO”のCMで有名な台詞。
あの頃ですらこういうのは「今更かよw」と小馬鹿にされる対象だったのに、令和に入ってもこれかぁw
転移までの経緯なら最近も“コンセプション”が同じ様なものだったのに、こっちのがIZUMOみを強く感じさせる、正当後継者?

前も何かの感想で書いた気がするけど、最近そうでもなくなっちゃったが自分は所謂きれぼし脳(ゲームを意図的にバグらせた動画を好んで見る人種)で、チートと言われましても自分に都合のいい効果しか起きない状態ってのはピンと来ない。
やっぱ何か自分に不都合な不具合が起きてくれないとちょっとなぁ…そこら辺は最近“ユリシーズ”がやってくれたけど、あっちはあっちで別の部分でコケたというか。
チートコードを自分で作ったのならまだしも、所詮他人に与えられたものに乗っかってるだけなので何も自慢にならないしそれでイキがられると見てて辛い。
あくまで「与えられた強大な力」をどう扱うのか・振り回されるのかがエンタメとして見所だと思うので、そこんとこ触れてくれるかどうかでこの作品の評価が分かれそうな気がする。

2話までの感想{netabare}
1話冒頭「これってチートだよな」じゃなくて「なろうだよな」と言った方がウケたと思う。
あーはいはい、召還したエメロード姫がラスボスねー…って冗談は置いといて、召還(転生)に事情がありそうなのは好印象。
最近大した意味も無く転生するのが多かった気がするので…主人公が「なんでオレが」と自問する展開は欲しいなぁ、と。
とはいえこのタネ明かしはアニメ中にやってくれるのか?
2話は世界説明、何年前のアニメなんだか眩暈を起こす。
主人公組以外に転移者居ないのかいな、“エルハザード”の陣内兄みたいの出ても困るけど。

しっかしCMの「チートな特典」ってスゲー引っかかるなぁ、それウラがあるってことやん。
一昔前の「超」と同じノリなんだろうけど、それ以上に誤用が酷い。{/netabare}

4話までの感想{netabare}
お、おう…なんだこれ?
エラく地味。
3話はギルマス?がヒゲ面とはいえ喋ってる時に完全な止め絵でギョっとした。
と思ったら「相手の出方を見る」「それってこっちから仕掛けるってことですよね」と、日本語としての会話も変でクラクラした。
中華アニメだったら分かるんだけど…差別的な意味じゃなくて感性が日本のソレとは違うんだろうなと細かいことは気にならないのだけど、これって日本アニメだよね?
…。
本当にそうか?と思ってスタッフ調べたら(実は今まで調べてなかった)、監督は“アキ電”劇場版の制作進行やってたことがあるみたい。
わぁすげー、制作進行って一番過酷な印象あるけど…しかもアキ電って…TV版はかなり作画ヤバくててんてこまいだった気がするんだがチュチューン。
劇場版はそうでもなかったのかな?
でもってアクション監修としてクレジットされてる追崎史敏は制作のエンカレッジフィルムズの代表取締役。
直近では“メルクストーリア”の監督やってたけど、実際この作品でアクション監修やってるかどうかは謎だねぇ、社長としてどこかに名義載せないとアカンので仕方なく…だったりして?
だって、アクションが、ちょっとねぇ…4話戦闘シーン緊張感ゼロ。
(そういや“七星のスバル”のアクション監修もりやまゆうじも「え、本当に?」という出来で、アクション監修って肩書きはどこまで関わってるかピンと来ませんね)
多分これ俯瞰視点で5人の位置をずっと追ったらひょうきんなことになると思う、イメージしてみよう。
ってか風ってアンタ、“ブラッククローバー”のユノかよと、あっちが最近派手な戦闘見せてくれたせいで余計にショボく感じる…これはタイミングが悪い?
チートといいつつ派手さが無い、山一個くらい吹き飛ばして良いと思うのだが。
この地味さが余計に古臭い印象を強めてるんだろうけど…90年代までは行かないかな、2000年代のアニメっぽい。
ひょっとして意図的って可能性は…無いよね、まさかね。{/netabare}

5話感想{netabare}
アナスタシアでアナって、そこは「女に向かって穴呼ばわりなんて、あなたも相当な男ね」と返すんじゃないのか(“お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ”ネタ)。

ってかこの作品世界の常識がワカラン。
かつてアサシンやってても転職したら以前のしがらみチャラなん?アサシン取り仕切る組織とかないのん?「任務に失敗したら死ゾ」を強制してた力はどこ?
そんな呆気なく足抜けできるもんかな、実はスパイだったりして?
アサシンから足洗うのなら、抜け忍狩りの対象にならないように組織を壊滅させる話があるならまだ分かるんだけど…今後あるのかな?
もしくは鞍替えしたギルドの方が圧倒的に力が強くてアサシンギルド側は黙るしかないとか?
そもそもアサシン時代に働いた罪はどこに?被害者=恨みを持ってる人居るよね?人から恨まれる仕事だよね?アサシンって。
今後そこに触れてくれるなら別に構わないけど。
もう一個不思議なのは物資不足→価格高騰でよく暴動起きないな、と。
町人は粗末な食い物しか食えない・多少傷んでても無理して食う→病気の蔓延、とか無いのん?そんな長期的ではない?{/netabare}

6話感想{netabare}
あれ、同日放送してるリトライはツッコミどころ多すぎてツッコむ気力失せたんだけど、ひょっとしてこっちのがそれより酷い?
水蒸気爆発自体の原理とかは置いとくにしても、作中描写からは…それ、必要だった?
落とし穴だけじゃダメだったの?水攻めだけじゃダメだったの?熱した金属落とすだけじゃダメだったの?
何故水蒸気爆発「まで」しなければならなかったのかよく分からない、ちょいと近所のコンビニ行くのに戦闘機乗るみたいな違和感。
しかもそれが大して威力発揮したように見えない、爆発音も地味、緊張感が無い。
なんでこんな地味なんだ?とむしろ気になってもう一度見てみたけど、ああ、衝撃波(爆風・突風)が無いんだ。
どれだけ離れてたんだか知らんけど、リンの場所にはそよ風ひとつ立たない。
コンテ?演出?なんのせいかよく分からんけど、淡々と仕事でやってるだけで盛り上げようという意思を感じない。
制作スタジオの社長がアクション監修に名前載せてるんだし、あんまそれがヘボいとマズくね?
双子の懐柔も謎。
↑で「アサシンの余りにもお手軽な鞍替え」をどうにか納得できる形にしようと脳内補完頑張ったワケだけど、なんかこう、コトの成り立ちに対する常識的経緯が抜けちゃってるような?
せめて主人公からゲンコツ食らってビービー泣いた後に反省、だったら分かるけど…な、なんだ?その心変わりは?
ってか簡単に信用しちゃうの?
「敵対してた双子姉妹がのちに仲間になる」って展開は“モンストアニメ3期”のサンメタを彷彿とするが、あっちはちゃんと仲裁役のビマーに会うまで疑ってました、普通そうでしょー。
双子の掛け合いもサンメタの方が上、モンストアニメ、見よう。{/netabare}

7話感想{netabare}
↑でトライネットを挙げてたけど訂正、それより酷いやw
トライネットより前の時代の…あかほり作品…を酷くした感じ。
なろう系の多くはあかほり作品の影響を強く受けてると思うのだけど(そう思えば気が楽になる)これはそれより下、当時のクオリティ込みで。
あれだ、カシムが今にも「私は美しい」って言いそうなのが拍車かけてるwってか言わせてやっとあかほりと同等かと。
アナの死なんて長谷川勝己(あかほりの弟子筋)リスペクトかと思ったぞ。

しっかしスタッフはこの出来に「これでいい」と思ってるのだろうか。
現場がてんてこまいで各部署に連絡つけるヒマも無くて「これが精一杯、もう助けて」ってことなんだろうか。
なんせ数十秒前と後で話が矛盾してるわテンポがおかしいわ、こんなのそうでなきゃ起こり得ない気が…そういう作品って海外発注先にロクなのが無い90年代~2000年代にはちょくちょくあった気が。
コンテだか演出だか、その段階でもうダメダメってのは思いたくないのよね。
けど…そうはいっても…ドラゴンブレス食らって吐血!?やドラゴン撃退シーンの爽快感の無さとかは、もう見てるこっちが「うわあああ」と言いたくなる出来で…。{/netabare}

8話感想{netabare}
細かい話はまた後で、それより…
双子何処行った!?{/netabare}

9話感想{netabare}
双子はどうした?
「この世界で出会った仲間達」みたいなこと言ってたが、そこに双子は入ってないのか?
↑で指摘した通り、アナの件で「アサシンギルド(?)をそんな気軽に足抜けできるのか?」と思ったら案の定制裁された様に(実際はギルドの手によるものじゃなかっとしても)、ちゃんと後始末つけないとまーた消されるぞ。
戦争理由と政治理念はまた別問題だよね?片方が覇権主義でもう片方が侵略受けてるってことでもないし。
主人公が簡単に王様側についてしまったのに違和感なワケだけど、先に召還されて事情をそこそこ知るマーベルフローズン的立場の人間から「ホイホイ王様の言いなりになってお前はバカだ」と言われる展開にはならんのかな?
そもそもドラゴンから「あのお方」呼ばわりされた存在は何なのか探らないのか?
それこそあんまチートチート言うと人道に背く行為だと認めてしまった召還(この時点で違和感なんだが)そのものが禁断兵器の使用として王弟派につけ込まれない?
カシムにしても、名声を上げたいのか世を混乱に陥れたいのかよくワカラン。
普通に考えりゃ王弟派が「黒幕」にそそのかされて蜂起したってだけなんだろうけど、まんまと踊らされるにしてもちょっと頭が弱すぎる気が…。
このノリだと、黒幕側の手先が突如自白するまで気付かないって流れになるのかなぁ?


余談・園芸ネタ{netabare}
エンディングで描かれてる花はヒルザキツキミソウではなくネモフィラ。
但し花色がピンクで、品種改良で実在するかも知れないけど一般的ではない。
それが悪いってことではなく、創作作品としてアレンジ加えたのかな?と思ったら本編で一般的な水色のネモフィラが登場。
あれ?今後何かあって花色が変わる話でもあるのだろうか、そうでないとわざわざEDでピンクにした意味が…。
因みに同アニメ制作がひとつ前に作った“メルクストーリア”の最終回で出たお花畑のモチーフもネモフィラでしたね。
予算切り詰めで資料使い回しだったりしてw背景はまた別?{/netabare}{/netabare}

最終回までの感想・総評(↑と重複した部分もあるのでこれだけ見れば良いかも){netabare}
最初に「これこれこうだったらいいな」みたいなことを書いたけど、甘かった、それ以前の問題だった。
細かい部分すっ飛ばしても、とにかく

絵から緊張感が感じられない

絵だけの問題じゃないのだけど、とにかく致命的。
「アニメーションが死んでる」と言ってもいいかも知れない。
おっかしいなぁ、制作のエンカレッジフィルムズの前作“メルクストーリア”は出来良かったのに(※)…。
そっちで監督だった社長がこっちではアクション監修になってて、大きな期待はしないでも一定のクオリティは保障されるものだと思うじゃない?
何が違ったんだ?予算?スケジュール?
とはいえ、じゃあメルストと違ってこっちで監督になったのは誰かといえば、アキ電劇場版の制作進行で業界入りした人っぽい。
実際はどうか知らないけど制作進行が一番過酷な部署ってイメージなので、オーバーな表現になるけど「地獄を見てきた人間だから根性座ってるんじゃない?」と期待したのだけどなんか違ってた。
実際は「拘りなんか持たずに最低限見れる形(絵が崩れてなくて色が乗ってる状態)でさえあればいい」を重視したかのような出来栄え。
右から左のライン工の現場監督をしただけのような印象、実際の裏側は知らんけどね、作品から受けた印象として。
「ここは気合を入れる・ここは手を抜いても良い」みたいなメリハリが無くて、おしなべて絵が死んでる。
ある意味非常に制作進行っぽいっちゃあぽいのだけど、そっち側かぁ。

逆パターンとして記憶に新しい“賢者の孫”では、全体としては低クオリティなのに一部の戦闘シーンだけ妙に頑張ってる時がありました。
話の出来は置いといて、自分はそういう方のが好きですね。
恐らくそのシーンを任されたアニメーターがめっちゃ頑張っちゃったんだと思うのだけど、それと比較したらチートは必要以上に頑張りそうな現場に対し「そんな頑張らないで」とセーブをかけたかのような印象。
いや実際は知りませんけどね、これで一杯一杯だったのかも知れませんけどね。
長々書いちゃったけど、要は

ハナから真面目に面白いもの・良いものを作ろうという気はない、仕事として作業をこなしただけ

感がハンパない。
と、先に絵について語ったけど、その影響は話の方にも及んでて。

原作の頃から絶望的につまらないのかどうかは知らないけど、色々おかしいところが多すぎてツッコミが追いつかない。
事件の背景に鎮座する「あのお方」も、単に何も考えてないのを先送りするための方便にしか聞こえない。
意味ありげな描写により「アイツ怪しい」と視聴者にはアタリは付くけど、主人公がそれに迫ることは一切無いので「前進した感」が全然無い。
「○○締め上げて聞き出そうとしないの?」と思うことがしばしばで、けど基本「あのお方」について興味すらなさ気で、たまに聞き出そうとする時は「自殺してくれるアサシンが相手」というご都合っぷり。
ここら辺も最低限絵的に緊張感があれば「とてもそんなの尋ねられる余裕無いんだな」と好意的解釈もできるのだけど、余裕アリアリでくっちゃべってる感じ(というか突っ立ってるだけ)なので無理。

一番の違和感はタイトルにも使われてる「チート」の扱いだけど、これは途中入る円盤のCMからして大きく解釈がズレてるっぽい、自分とは。
ネット配信などで見てる方へCM内のセリフを書き出すと…

タイチ「リン、オレ達のブルーレイに付けるチートな特典考えようぜ」
リン「チートな特典?」
タイチ「んー、例えばオレ達の握手券」
リン「ヒーローだけに!」
タイチ「じゃあミューラの剣」
リン「それは大きすぎだよ」
タイチ「えー、ならレミーヤさんの特製手料理」
リン「それは欲しい!」

…。
うん、なんか「チート」の扱いがおかしい。
これは同期放送の“通常攻撃が全体攻撃~”でも感じたことなのだけど、ひょっとしたらアニメスタッフの中でもどう扱えば良いのか解釈が分かれてて、それが作品内容に一貫性が無い・散漫な原因になってる、ってことは…ないかなぁ?
そしたらそしたで「しっかり協議して意見の摺り合わせをしよう」なだけで、作品作りに真摯に取り組んでる感じがしない、に行き着いてしまうのですが…。
そして最後に、
双 子 ど こ 行 っ た ?



そうはいってもあの作品(メルクストーリア)は激しい戦闘も無ければ話の流れに違和感を覚えるシーンが無い訳でもない。
ただ、「決めポイントとして何度も使う気合の入ったバンクシーン」が使われてたので「これを差し込むために前後の流れが多少強引でも仕方ないか」とツッコミへのブレーキがかかったのも事実。
バンクシーンがあれば百難隠すというか、単に自分がホビー系に毒されてるせいかも知れませんが。
じゃあこっちでも、ひょっとしたらバンクシーンがあればマシに感じたのかな?と思わなくもない。
どうなんだろうね?{/netabare}

追記{netabare}
ふと思い出したんで追記。
散々チートチート言いつつ、実際には大して凄くないのが凄い。
かなりレアではあるんだろうけど転移先の世界に元からある透明マントにたじたじ、作中でこれを打ち破る描写は無かったと思う。
しかも運が悪いことに同期放送の“コップクラフト”で似た感じで透明になる術が出るのだけど、そっちは現代科学の知恵でサクっと看破、しかも暗視スコープとスプリンクラーで2回。
透明マントがどのセンサーまで目くらまし出来るか知らないけど、最強(≒チート)は透明マントであって主人公ではなかった…って所もクソ的にポイント高い。{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 14

鰺鱒 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9

雑だなぁ(立派この上ないチート作品)

[2019/09/20 v1]
[2019/09/26 思い出し追記]
[2019/09/30 v3 cheatとは?追記]
原作知らず。

アニメ化における失敗のせいなのか、「もと」すなわち原作がひどいからこうなのかよくわかりませんが、結果として酷い。修行もしんどくなってきました。

いわゆる「なろうもの」も既に何作か拝見しましたが、僕が嫌だなと思う作品に共通しているものが見えてきたように思います。n数大事ですね。

昨クールのお孫さんもだったのですが、本作も登場人物に芯がないというか、その時々で簡単にぶれる感じがしんどいです。主人公(男)とお師匠さんがきつい。分単位で都合よく有能と無能を行ったり来たりするのもいただけないです。原作由来だとしたら、雑な設定のまま書き始めてしまったのかな。

作画がダメでも、物語とその演者(登場人物)がちゃんとしていればそれなりに楽しめるという好例が同クールに存在してしまったのも、運がなかったですね。

[思い出し]
Flash動画の、それも初期の頃のようなものを見せられて「アニメです」とは言わんでしょう。そのうえ、動画における手の抜き方が下手というか、センスが悪い感じがした。その点は、明らかにリトライより劣ると感じる(あっちは、なんていうか、純粋に絵が下手?)。

中盤でよく見られたのですが、近接格闘(打撃戦)を描くなかで、攻撃のインパクトの瞬間を見せないってかなり筋が悪いと思う。どう言えばいいんだろう・・・・
「ピッチャー振りかぶって→投げた〜→三振→スリーアウト・試合シューリョー」の投げたー振ったーあたりがインパクトだとすると、止め絵にするとしても投げたー振ったーは外さないと思うのです(リトライは、まさにそこで止め絵)。だのに本作は「振りかぶったシューリョー」っていう感じ。2枚で見せるにも、そこ?そこなの?

==cheatとは?
皆さんのレビューを拝見していて、違和感を持ってしまったので追記。ま、頭固い年寄りの意見として。

一部の他の方のレビューにもみられますが、チートという言葉の意味が良くわからなくなってますね。本作の主人公は全然「チート」じゃない、とか、もっと「チート」しろのような内容が散見されますが、それってどうなんでしょう。

っていうか、チートの意味が本来のcheatから離れて一人歩きしてますね。お若い方がラノベ・アニメ界隈における「チート」的用法で将来海外の方とお話しするかもしれないとか思うと、わくわくが止まりません。万が一にも英語圏で他人の成果や能力にチートなんて言おうものなら、(それが事実Cheatでない限り)フルボッコand/or総すかん待ったなしですがね。

で、この作品ですが、立派この上ないチートの結晶ではないでしょうか。
この作品をはじめ、昨今のラノベ作品の出来が悪いものはチートの固まりだと思ってます。

作家を育て市場を育てることをさぼり、なろうのただ乗り(cheat)を重ねる出版業の、
面白いもの・楽しいもの造りをズル(cheat)する放送業の、
Animateしていないものをアニメであるとごまかし(cheat)を重ねるアニメ業界の
総力を結集した作品の一つが本作ではないでしょうか。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 30

65.0 3 異世界召喚で魔物なアニメランキング3位
100万の命の上に俺は立っている(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★☆☆ 3.0 (332)
1067人が棚に入れました
合理的で単独行動が好きな中学3年生四谷友助は、ある日ゲームじみた異世界に転送された――。すでに転送されていたクラスメイトの新堂衣宇、箱崎紅末とともに3人目のプレイヤーとなった彼は、命を懸けたクエストに挑むことに。感情論を廃してすべての要素をフラットに、時には仲間の命すら駒として扱う冷酷な四谷。襲い来る魔物、厄介な事件、そして暗躍する強敵からパーティの全滅を防ぎ、このゲームをクリアすることができるのか?

声優・キャラクター
上村祐翔、久保田梨沙、和氣あず未、小市眞琴、斎藤千和

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

2期が決まっているんですってね(2021.5.4現在)

2期が決まっているという情報を知ったうえで視聴。
途中までは「う~ん、何故2期が・・・」と言う思いが半分ありましたね。
とは言え「魔王様リトライ」の2期を期待している私です。
どっかに、なんかいいとこあるんだろうと思って観続けたというのが真相です。

最初に言っておくと、タイトル回収はできていなかった気がしています。
このタイトルの意味を知りたいという興味はありますよね、確かに。

さて、物語はGA〇Z的なニュアンスを含んだ異世界ものです。
いや、厳密に言うとパラレルワールドモノですね。
ここら辺は、視聴して確認をしてほしいと思います。
パッと見は、よくあるゲームの中へ転生してしまう系の作品の様ですが、この作品のユニークなところは、リアルとゲーム(実際はパラレルワールドと言う別のリアルですが)を行き来するという点いあります。
あと、転生先でも割と苦労する点が変わっていますかね、LVが低い状態からスタートし、特段ブーストがかかる訳でもなく、地味に成長するパターンです。
仲間も徐々に増えていく感じで、この辺は私的には好みの展開なのです。

ただ、欠点も多くありまして、
全体的に設定と言うかいろいろなところが雑、いや雑と言うと悪意がありすぎるか・・・、隙があるという、ぬるいというか・・・どう表現すればいいのかなぁ。
それほど、硬派な作品ではないにせよ、もう少しカチッと作ればいいのにと言う思いが残る作品でした。

この作品、前述したようにぬるい点がいくつもあるにも関わらず、
ポイントポイントで割と善悪とか物事とか人間性の本質にかかわるような「問い」を提示するんですよね。実は、ここら辺が私の琴線に触れているのですよ。
だからこそ、惜しい、もう少し硬派につくっていれば。。。という個人的見解が生まれる訳です。

最終盤での未来人と主人公:四谷友助との会話なんて言うのは、なかなかに興味深かったです。
あれあれあれ、もしかして主人公闇落ちあるんじゃね、と思ったりもしましたし、今後、どう答えを見つけ、どう変化していくかに興味が湧きました。

そして最後の

Q.キミの正義はどこ?

ここで、2期あるんならみるか、と言う気になった次第です。

今のところ、あまり多くを語れる作品と言う訳でもないので、今後に期待と言う訳ですが、そうですね、私的には時館由香という魔女っ娘オタクキャラがお気に入りなので、このキャラの活躍にも期待して観ましょうか。


1期だけではタイトル回収もおぼついていない作品です。
物語も半分も進んでいないという印象です。
2期が来ることも踏まえて、機会がありましたら、ご覧くださいませ。
一応、ストーリとして今後が気になる作品ではあると思います。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 18
ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

1話が斬新

別冊少年マガジンで連載している漫画だけど、
とにかく1話が斬新!

12話
{netabare}
まさかの5周目キャラ登場と思ったら、
セカンドシーズン告知とは…
セカンドシーズンありきで作ってたのかな?

次回は、宇宙、心臓を捧げよ!らしい。
{/netabare}

11話
{netabare}
ゲームマスターが、フリーザ様に!

この世界は並行世界だったとゲームマスターから告げられる。
こちらの世界の方が地球より進むの早いような事を序盤の方でやっていたような?
「あの村が無くなっている?」的な。

殺人者となってしまった、主人公とメガネは地球に帰って何を思うのだろう。
{/netabare}

10話
{netabare}
カハベルさん達とさようならで、
マップ探索のミッションに…

主人公、箱崎、新堂がミッション達成が難しい中、
やっと腐メガネが活躍するの?

ED歌っている人の宣伝入ったね…
{/netabare}

9話
{netabare}
荷物が王国兵の残虐性の報告だったとは…
首はいらんってもっともだけど、
カハベルさん達はここでさようならかな?
{/netabare}

8話
{netabare}
ゲームマスターが、出なかった!

主人公、リアルでのゲームの経験?を元に
エグイ作戦を思いつく。
やはり、仲間と認めた、命の優先順位で
仲間想いの田舎でのキャラになるのね。
{/netabare}

7話
{netabare}
ゲームマスターが、速水奨さんに交代。

そして、カハベル陣営1人死亡。
カハベルさんは助けるんだーと新堂、腐メガネが言ってたけど、
主人公の言うところの命の優先順位が高いのかな?

そうすると、腐メガネは助けてもらえないね。
{/netabare}

6話
{netabare}
腐メガネの余計な一言で、王国兵を敵に回し、
遺跡に閉じ込められることに…

カハベル陣営で誰か死にそうな予感。
勇者は全滅しなければしなないしね。
{/netabare}

5話
{netabare}
ゲームマスターの声は前回と変わらず。

箱崎さんの精神的な成長回と、
異教徒をラドドーゴまで輸送中の王国兵と遭遇し、
荷物についての選択を迫られる前で終了。

このクエストが完了でアニメも終了か、
5人目が出てくるのか?
{/netabare}

4話
{netabare}
今回のゲームマスターの声は、
塩屋浩三さん、あまり知らないけど、青二所属のベテランさんみたい。

カハベルという肉を斬りたがるHENTAI女騎士と目的地に出発!
{/netabare}

3話
{netabare}
衣宇とは真逆のタイプの腐メガネが4人目として登場。
しばらく、クエスト回は続きそうだね。

ゲームマスターの声は、毎回変わるようだ。
今回は、古川登志夫さんと元プロレスラーの天龍源一郎さん
{/netabare}

2話
{netabare}
主人公は、熊本から東京に引っ越してきて、都会が嫌いみたいだけど、
田舎で一人暮らしなら、親も許したのでは?

農民からジョブチェンジで、またもやレアジョブ料理人とは、
ゲームマスター仕込んでるでしょ…
OPでメガネ女子出てたから、4週目でアニメは終わるのか、
4週目後、OPに追加されるのか期待。

ゲームマスターの声は、毎回変わるのかな?
2話目は、草尾毅さん、メインキャストを良くして欲しい。
使い方がもったいない
{/netabare}

1話
{netabare}
1話まるっと、「いらすとや」の素材で放送!

主人公は、ゲームオタクで、農民というレアキャラというか、
モブからのスタート。
(ここから、ランクアップやジョブチェンジはできるのだろうけど)

30秒で蘇生ルールは、ゲームっぽさがあるものの
結局は、全員死亡で、リアルでも死亡のデスゲームなのねー

ゲームマスターが、若本さんとか豪華すぎ。

※別日に正規版なる1話が放送されたけど、
 1話目は2つ作った遊びってかんじかな?
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 4
ネタバレ

TaXSe33187 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

せめて合理的であってくれ

最初のクエストを終えて、元の世界に戻ってきたとこで視聴断念
感想はタイトルの通りで、あらすじとの乖離があまりにも酷いのが断念の大きな理由

主人公が中学生ということで、「自分では合理的と思ってるけどただのひねくれ者」という主観と客観のギャップが描かれてるなら別にいい
でもこれ、合理的な性格って部分はあらすじの客観的な説明文じゃん

なんで1話早々に、しかも主人公のキャラ付けっていう基本的な部分があらすじと矛盾してんだよ…
主人公の主観と作者(あるいは脚本家)の描く物語の客観を切り分けられてない時点でシナリオ全体もガタガタなのが察せられる

具体的な内容について{netabare}
書きたいことを整理せず、ただ思いついた順に並べ立てたような描写が多い
GMとの会話で面白くもないボケモドキとツッコミモドキを連発するのは駄目
戦闘中にジョブチェンジを狙うことで時間を止めて逆転するってのは「なろうなら」よくある展開だし、これ自体はうまく使えば盛り上がる
でも自分が死んだら終わりという極限状況で「余韻が!」とかルーレットで料理人を引くとか白けるだけじゃん

農民から料理人になって、非戦闘職で敵を倒すのは別にいいんだよ
でもここは主人公の「合理的な判断」でジョブを選択するほうがいいでしょ
「農民から一足に戦闘職に離れない、だから代わりに非戦闘職の中で刃物に長けた職業を選ぶ」とか主人公の思考がないと

そこから先の展開はただのギャグだからどうでもいい
腹筋は柔らかいから短い包丁でも胃まで切り裂けるとか、
腹筋と皮下脂肪を切り裂いて胃まで到達する切れ味なのに足は硬くて切れないとか、
切り裂いた腹の中はスッカスカで主人公が侵入しても隙間どころかちょっとした押入れくらいのスペースが有るとか、
包丁じゃまるで歯が立たないほど硬い皮膚に対して非力な魔法使いの杖は簡単に貫通するとか、
明らかに弱点になってるだろう腹部を無視して全く無傷な首筋に魔法で攻撃するとか、
そよ風を吹かせるだけの魔法を肉の詰まった首筋から頭部に向けて射出するだけで脳まで真っ直ぐ届いて即死するとか、
こんな展開をギャグ以外で書いてる人がいるなら最早それ自体がギャグ…を通り越してホラーだもの
{/netabare}

「偶然」ボスが村を襲撃して「偶然」逃げ出せて「偶然」道の先にゴブリンがいて「偶然」倒してジョブチェンジして「偶然」戦闘への強い適性を示す
合理的って言葉の意味を知らないままなんとなく話を書き始めちゃったのかな?
もっと「合理的」にシナリオを作れると良かったかもね

投稿 : 2024/04/20
♥ : 4

58.6 4 異世界召喚で魔物なアニメランキング4位
CONCEPTION (TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★☆☆ 2.9 (126)
563人が棚に入れました
ケガレた異世界。巫女との絆。
そして、産まれる星の子達。世界の運命は――

『ケガレ』に侵された魔法世界『グランバニア』。

ケガレを祓うために地球(ソラ)より召喚された弓削イツキは、
『星の子』を誕生させるため、『12星座の巫女』達と愛好の儀に挑む。

「使命を果たすために……俺の子供を産んでくれ!」

声優・キャラクター
小野友樹、加藤英美里、遠藤綾、杉山里穂、阿澄佳奈、大本眞基子、藤田咲、小林沙苗、山口由里子、喜多村英梨、荒浪和沙、下田麻美、藤井ゆきよ、ゆりん、加隈亜衣、松田健一郎、平川大輔

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

頭がおかしいへんてこな内容。時には変わり種が見たいって人には勧められる…かも。

1話感想:
いや結構悪くなかったですよ。

いきなりヒロインが妊娠しているだの、子供を産ませるだの変なワードが飛び交うところは間違いなくインパクトはあります。
12人の巫女でハーレム展開な所は良いですし、一応エロシーンも多いようですし。

なんともへんてこな内容ではありますが、見てみようかと思えます。

全話感想:
とにかく徹底的にバカバカしい頭がおかしい内容で、まあなんか笑えて面白かったです。
作画も悪くなかったし、ヒロインたちはそれなりに可愛かったと思います。
ただまあ、そういうポイントが良かったというわけでもなく、とにかくなんかもう奇妙キテレツな、普通じゃないセンスでした。
真顔で見るようなものじゃなく、酒でも飲みながらツッコミ入れて笑って見るのが楽しそう。
今まで多くのアニメを見てきた人にとっては、変わり種でこれはこれで良いって感じかな。
普通のアニメを普通に楽しみたい人にはお勧めできかねます。

このサイトでは評価が低いですが、全く納得です。何だこりゃって受け入れがたいの方が普通で、むしろ高評価する人の方が変なんじゃないですかね。
自分自身でも、変なアニメってウケるか嫌うかは本当に紙一重で、何でこれは受け入れられて他の変なアニメはダメなのか説明が難しいです。とりあえずハーレム物が大好きなので許容度が高かったのが大きいのでは。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

エロスは処理が難しい

2018.11.03記


ゲーム未プレイ


露骨だなあ (;^ω^)

『俺の子供を産んでくれ!』

2012年発売のゲームを元ネタにアニメ化したものとのこと。ゲームでの上記サブタイはアニメでは消えてます。深夜とはいえ公共の電波で流すという段で、嫌気されたと判断するのが妥当でしょう。

飛ばされた異世界で救世主扱いされ、その世界を救うために選ばれし12人の乙女と契りを交わし『星の子』をもうけて巨悪に立ち向かうのだ、と説明役の王様が懇切丁寧に説明して一話終了。
たまたまなのかもですが、ゲーム原作もので、序盤に世界観の説明を端折ってストーリーが進む作品が続いて辟易しつつあったこともあって、この点は本作を評価するものであります。

おかげさまで“わかりづらい”以外の理由で本作を断念することができる結果とあいなりました。

結局、

『意味なきエロスに明日はない』

嗜好に合わない、ってことになるんだろうと思います。ふむ、理由であって理由じゃないような(笑)
ずばり“嗜好”!合う合わないだけですし、3話切りという定説がそのまま活用できる作品です。

一般論だと、種馬が複数女性を孕ます世界観ならびにコトに至る過程の必然性がなければ女性視聴者は逃げてくし、いや寄り付きもしないし、肉体の接触場面がなければ男性視聴者が肩透かしを食らう(2話くらいまで観ればわかります)。
あまつさえ性的表現の一形態と捉えるならば両性に喧嘩を売るようなこうした作りは避けるべきだったでしょう。やっちゃいましたね。

私自身としては、嗜好の合わなさを土台にして、今後の展開に期待できなかったことが主な断念理由となります。
{netabare}・生殖なしで子供ができる、の設定にポカーン。ただ子作りには心が通って裸を見せ合ってみたいな。
・さらに12人いるので、1話1人ずつくらいの計算だと掘り下げできないというかナ○パ即○メみたいなしょぼい展開が予想される。
・または1人に2~3話使ってしまったら、誰かがあぶれる。続きは2期で!仮にそうだったとしても視聴意欲は湧かなさそう。{/netabare}

世界観含めた設定が大きく足を引っ張っている本作ですが、“追い打ちをかける演出”も評価を下げざるを得ません。
{netabare}・ちょくちょく出てくる「詳しくは公式サイトで!」の誘導。アニメの中で完結させなさいよ。
・マナ(主人公のお守り役のクマ)が早口で聞き取れない。正確には集中しないと厳しいレベル。“愛好の儀(せくーすの代替行為)”をさっさとするよう主人公を煽る役回りの妖精なのだが、あの手この手の卑猥な言い回しがやりようによっては作品のギャグパートにも成り得た可能性を感じつつ、聞き取れないんじゃ意味がないな、というのがとっても残念な感じ。{/netabare}


ということで私は4話で撤退しますが、冒頭の世界観説明と合わせて評価したいものがもう一点あります。
それは、12人の巫女さん役の声優さん達。元ネタが2012年発売のゲームということでおおむね当時の配役がそのままであり、だいたい80年代半ば生まれの中堅どころの声優さんが担当されてます。
加藤英美里さん喜多村英梨さんあたり最近の視聴作品ではあまりお見かけする機会がなかったので、メイン張られてる本作は個人的には嬉しいものでした。

ED。沼倉愛美さんのパンチある歌声に絡んでくるシュールな作画も嫌いじゃないです。


公式サイトのキャラ紹介見てひっかかる声優さんがいたり、まあ言ってもエロは嗜好が反映されるものなので合致するものを最初の2~3話で感じ取れればアリ。その程度の作品です。失敗しても1クールなら傷は浅いでしょう。



-----
2019.05.29追記
《配点を修正》

投稿 : 2024/04/20
♥ : 40

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

狂気のED映像はARTと呼ぶべきものかもしれない(ほかに持ち上げるものが見当たらない・・)

なぜ、これを完走したのか。
なにかを期待し続けた結果なんだろう。きっと。
でも「悲しい男の性」と言い切るには、本作はそれすらもなんていうか微みょい。

素人目にも分かる省エネ作画。紙芝居でしたね。
絵の質を一定以上に保つための、あくまでも「苦肉の策」だと信じたい。
それでも、資源総量の不足はありありとにじみ出る。

ガッバガバのストーリー。うるさいタヌキ。
エロさもなく、ドラマもない「子作りのまねごと」x13(だっけ?14だっけ?)。
このゲーム、楽しいの?

など、文句はきりなく出てくるが、、、、、

正直に言って、EDの映像はすごいと思った。
本編のイメージとまったくあわない楽曲。
全登場人物、全シーンをとおして「最もよく動く紙人形」。
自虐かな?

投稿 : 2024/04/20
♥ : 7
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