発明でコミカルなおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの発明でコミカルな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年03月29日の時点で一番の発明でコミカルなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

79.3 1 発明でコミカルなアニメランキング1位
えむえむっ!(TVアニメ動画)

2010年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (1655)
9247人が棚に入れました
高校生の砂戸太郎は、女性に冷たくされたり暴力を振るわれたりすると、快感を覚えてしまうドM体質の少年。このままでは普通の恋愛が出来ないと考えた太郎は、生徒の願いを叶えてくれるという第二ボランティア部に相談に行く事に決めた。 神様を自称する、部長・石動美緒を始め、第二ボランティア部の面々によるドM体質改善作戦で、太郎のドM体質は治るのか!?

声優・キャラクター
竹達彩奈、福山潤、早見沙織、佐藤利奈、田中理恵、阿澄佳奈、大原さやか、儀武ゆう子、矢作紗友里、代永翼、杉田智和

JBさん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ちゅるっちゅっちゅっちゅ、ちゅっちゅっちゅるっちゅー!YES HELP! YOU!

特殊体質と色んな性癖を持つキャラが千客万来、
登場キャラはどれも個性的で立ちまくりでしたww
 
そして、主人公のドM体質をとことん弄んだ内容といい
パロディアニメでもほとんどパクられる事はなく
恐らく避けていたのではないかと思われる超有名アニメをパクったりと
放送コードに挑戦するKIAIを感じますw
 
あと、有名な話ではありますが、アニメ内でも
駅構内アナウンスが大原さやかさんの声だったのが
もー「ウハっ♪本物w」と密かなところで心躍りましたw
 
ラブコメ展開としても楽しめたので2期をやってほしいです♪

投稿 : 2024/03/23
♥ : 6

DEISU さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ギャグ&恋愛&学園好きだー。

ドMな男性がぶん殴られる作品なのですが。
面白いです、殴られて気持ちよくなるシーンは声優の本気を感じられます・・・

そしてドMスイッチが入っていない状況での主人公のイケメン率が高すぎる・・・カッコよすぎる。

ヒロインにもストーリーがあり。一つ一つが面白いです。

あとギャグ線が高く、アニメを見ながらニヤニヤ、してしまいます。

そして色々と感動するシーンもありなんか色々と面白い要素が詰まっている作品だと思います。

自分的にはかなり好評かな作品です。
ヒロイン可愛い、面白い、物語もクオリティー高い、良い作品でした。

このレビュー感想を見て見てくださると本当にうれしいです。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 5

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

学園 SMラブコメディー

原作 ライトノベル  未読

主人公  砂戸 太郎(さど たろう) 声 - 福山潤
高校1年生。超ドM
弱々しくお人好しで穏やかな性格ではあるが、仲間想いで人のために一生懸命、体を張れる熱血漢の一面もある。
ドMを治そうと第二ボランティア部に入部する。

石動 美緒(いするぎ みお) 声 - 竹達彩奈
高校2年生で太郎の先輩。超ドS
貧乳ツンデレ美少女。
第二ボランティア部の部長。自称神様で、ちっぽけな人間の願いを叶えるために活動中だが、依頼は滅多にない。
性格は傲慢で自意識過剰。
だんだん太郎に想いを募らせていく。

結野 嵐子(ゆうの あらしこ) 声 - 早見沙織
太郎の同級生で、彼のドM体質を目覚めさせた張本人。
巨乳の美少女。
気弱で大人しい性格だが、意外と天然ボケでドジ。
男性に触れられると無意識に殴る癖がある、男性恐怖症。
太郎の事が気になっている。

その他、女装趣味のキャラや、ロリキャラ、ロリコン好きキャラなどがいて、バラエティー豊富です。

感想
ドSとドMのやり取りが、とにかく笑えます。^^
太郎の初恋相手が女装したクラスメイトの親友だったりで、設定も面白いです。
キャラデザも綺麗な方です。
恋愛&変態&ツンデレ&友情ありで、退屈しないで観られました。
面白かったです。
私的には、2期希望です。

あと、ドSの美緒の声優、竹達彩奈さんが上手くてハマっています。
竹達彩奈ファンは見るべし!

ラブコメ好きな人にはオススメです。

OP
「HELP!! -Hell side-」 歌 - 石動美緒(竹達彩奈)
「HELP!! -Heaven side-」歌 - 石動美緒(竹達彩奈)、結野嵐子(早見沙織)

ED
「More-more LOVERS!!」歌 - 麻生夏子
「Happy Birthday, my holy day」 歌 - 石動美緒(竹達彩奈)

投稿 : 2024/03/23
♥ : 30

78.2 2 発明でコミカルなアニメランキング2位
ふしぎの海のナディア(TVアニメ動画)

1990年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (578)
3123人が棚に入れました
西暦1889年、パリ万国博覧会中のエッフェル塔で、飛行機の発明を夢見るジャンは、サーカスの団員ナディアと、彼女の友達である赤子ライオン(キング)に出会う。彼女の持つ謎の宝石ブルーウォーターを狙うグランディス一味から逃げ、ナディアの故郷を目指す旅のなかで、悪の組織ネオアトラン(ネオアトランティス帝国)の首領ガーゴイルが占拠した島で生き残った少女マリーと出会う。しかし、マリー、キング、ナディアの3人は、ガーゴイルに連れ去られる。初めはブルーウォーターを狙っていたグランディス一味と共にナディア達を助けるうち、ジャンは万能潜水艦ノーチラス号のネモ船長とガーゴイルとの戦いに巻き込まれていく。

声優・キャラクター
鷹森淑乃、日髙のり子、水谷優子、滝沢久美子、堀内賢雄、桜井敏治、清川元夢、大塚明夫、井上喜久子
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

『ブルーウォーター』はアニメOPの金字塔

2018.07.26記


現在ではおそらくもう作られないであろう要素がてんこ盛りの古典。最近のアニメとは違った風に吹かれてみたいと思ったなら手を出すのは一興です。

個人的には思い入れの深い作品です。リアタイで衝撃を受け、2012年の地上波再放送と20年ぶりの視聴でも普通に完走できました。思い出補正があったとしても、作品に魅力がなければ無理だった話でしょう。

とかく「エヴァ前夜」的文脈で語られがちな作品であり、たしかにファンが目を細める描写もありますが、ジョジョ以前のバオー来訪者や、幽々白書以前のてんで性悪キューピッドのような扱いでは決してなく、独立した作品として白眉ものの出来かと思います。

同様に「ラピュタ」の亜種という側面も、出自を考慮すればそれも納得するわけで、決して劣化コピーではありません。


【物語】
大筋は、ブルーウォーターという宝石を巡って繰り広げられる冒険奇譚といったところでしょうか。海洋を舞台にした冒険活劇と言い切れないのは長丁場の作品の最終盤でこれまでの伏線を回収し一気に哲学的、宗教的昇華をみせるからかもしれません。
前半ラピュタの後半エヴァとは言いえて妙とは思うものの、できれば先入観を廃してフラットな視点で作品に向き合えるといいんでしょうね。

30年前の作品とは思えないほど今でも使える数々の仕掛けとそれでも少し埃を被った古典の味わいと両方を堪能できるハイブリッドアニメです。


【キャラ】
主役はナディアとおそらくジャンもそうなのかな。彼ら彼女らを中心に、グランディス一味(グランディス、サンソン、ハンソン)、マリー、キング、ネモ船長、エレクトラさんなど個々にファンがいるほどの魅力的なキャラ達が脇を固めます。敵役{netabare}ガーゴイル{/netabare}も充分憎たらしい役回りを担ってくれてます。彼らの掛け合いの中にも心揺さぶられる明言が多い。

ヒロインのナディアは今でいうところの「ツンデレ」。だがしかしそこは30年前。PDCAサイクルを経てある意味様式美と化した現在のテンプレには該当しません。水戸黄門ばりの様式美を期待してると裏切られたと感じるかもしれないし、逆手にとってとても新鮮と感じるかもしれません。
当時、雑誌アニメージュの人気投票において、マンガ連載中という地の利を活かし数年王座を守っていたナウシカからトップを初めて奪ったのがたしかナディアだったと記憶してます。そしてしばらく1位2位をこの二人で争ってたような。それだけ魅力あるヒロインだったんですね。


【声優】※評価というより思い出話
ジャン役日高のり子さん。浅倉南の爪痕が生々しい当時に少年役とはびっくらこいた記憶があります。
ナディア役鷹森淑乃さん。正直これ以外存じ上げないのですが、最近は進撃の巨人エレンのお母さん役で安否を確認できました。お元気そうで何よりです。{netabare}ネモ船長に「生きろ」と言われた後、一世代を経て今度はエレンに「生きるのよ」と。命のバトンを繋げております。 {/netabare}
{netabare}少しだけ演技に言及すると、フェイトさんの最期とか、「裏切りのエレクトラ」回のエレクトラさんとか演技で魂震えてたような気がする。{/netabare}
それと、マリー役水谷優子さんですね。同時期に放送開始したちびまるこのおねえちゃん役と声全然違ってたものですから、私が「声優ってすげーな」と思った最初の声優さんだったと記憶してます。つくづくもうお声が聞けないのは残念でなりません。

それでレビューを書くにあたりあらためてキャストを見ると、当時人気だったり実力のある方たちで固めていたようですね。どうりで感情移入しやすかったわけだ。


【作画】
メカやキャラデザは素晴らしく、物語中盤の作画崩壊?については他の方のレビューにもあるとおりなので特にここでは詳しく言及しません。
今でも鑑賞に耐えうる作画といいますか、30年後の今のクールでもナディア未満の作画はけっこうあることを考えれば上出来じゃないでしょうか。
特筆すべきは、海だし宝石の名前だしと青色を基調とした絵が多い作品における青の表現でしょうか。OPアニメーションの色合いなんて味わい深いものですよ。
{netabare}「島編」のカオス作画だって、当時における「外注することの対価としてどういった代償を払ったか?」ですとか、はたまた「今ではマシになった韓国からの納品物がいかばかりのものだったか?」と歴史遺産であるとの見方をもって楽しむと・・・いやムリか・・・
でもこれ勢いでNHKのゴールデンタイムで流してたわけですから、イケイケドンドンのバブル時代ならではだったからなのかもしれません。{/netabare}


【音楽】
OPED 森川美穂さんのシングル買いました。サントラだって買いました。
鷲巣さんの劇伴、今でもたまにバラエティで使われたりしてます。印象的な曲が多かった。
OPブルーウォーターのイントロが流れた時、「1週間お待たせ!いざ開幕!」のワクワク感は当時たまりませんでした。突き抜ける高温&ビブラートは心地よく、EDのロッカバラード的な曲調に静かに余韻に浸ったものです。
森川さんについてはバブル全盛期の見た目上等!の世相の中で、ボーカル一本で勝負するぜという潔さに痺れて憧れてましたね。確か自分で作詞作曲はやらずにいただいた曲をボーカリストとしてどう向き合うかに必死です的なインタビューを読んだ気がします。間違ってたらごめん。



■閑話休題 ※そこそこネタバレします
{netabare}
放送年度が1990年。前年にパリ万博100周年、フランス革命200周年とことフランスに焦点が当たった翌年に放送されたアニメです。物語の舞台設定は1889年、まさに万博開催中のパリにて興行中だったサーカス団の花形少女ナディアが事件に巻き込まれるところからスタートします。同じく巻き込まれてしまったジャンと一緒に、ブルーウォーターを狙うグランディス一味からの手に汗握る逃避行。ガキンチョだった自分がワクワクしないわけがないのであります。

私は1986年のラピュタに感動して冒険ものが好きになり、そうこうしてNEXTラピュタが登場するのを待ってたきらいがあったと思うのですが、ラピュタ以降でやっと心震える冒険ものに出会った気がしたのがナディアでした。NHKではこの数年前に「心っに冒険をぉ~」とのりピーが歌ってたアニメもあるにはあったのですが、実際のところ「冒険」感は控えめでした。やっとです。

放送の数か月前にはドラクエⅣが発売し、ミネアとマーニャというエキゾチックな女の子も魅力的だなと思ってた矢先に、ヘソ出し褐色の少女が主役のアニメに出会ってしまったのが運のつきでしたね。

世間一般の評価の一面として視聴率は悪かったと思います。18:00か19:00のゴールデンの時間で5%いったかいかなかったくらい。今よりもっと多くの人がTVを観てた時代、これは致命的に悪い数字です。
ナディアを機に購入し始めたアニメージュでの凄い盛り上がりとは対照的にクラスの友達に話を振ってもあまり観てるやつがおらず反応が薄いという状態。これまで北斗の拳やキン肉マンでは一緒に盛り上がれてたのに、と断絶を感じた瞬間でした。
{/netabare}


NHKという制約があったものの、丸々1年間の猶予期間を与えられた庵野秀明監督を筆頭とする当時のGAINAXの面々が思いっきり好きなことをやったらこんなん出来ました、という傑作です。


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2019.01.17追記
《配点を修正》


思い出補正しときます

投稿 : 2024/03/23
♥ : 45
ネタバレ

文葉 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

いとしのナディア

アニマックスで視聴。
以前エヴァ好きの兄に熱烈に勧められ1話視聴したけれど、
何故か1話だけ観て満足してしまいそれっきりだった。
スカパーでHDリマスター版が放送されたので、録画して少しずつ観ました。

色んなアニメとの関連性やオマージュを見つけるとワクワクしました!
夢と冒険と格好良いノーチラス号やメカ・・それにキュートな女の子(?)キャラ。男のロマンたっぷりで男の子が好きそうな感じのアニメですね!
キャラクター1人1人の個性や生い立ちが強烈で心に残っています。

<私の中で好きなキャラのグランディス嬢>
{netabare} 最初はイマイチ物語に入り込めなくて、私は11話辺りからハマりました。
ネモ船長に恋するグランディスちゃんが可愛すぎます・・!
特に彼女、本当に苦労しているんですよね。過去の回想シーンで思わず感情移入しました。
普段はまさに姐さん!って感じがネモ船長の前では恋する乙女に変わるところツボです。
特に、エレクトラさんとの恋愛バトルやネモ船長が「チョウチンアンコウのグランディス風ラブコール」を見た時の表情が忘れられない(笑){/netabare}

<ジャンとナディア>{netabare}
ジャンはメカの天才ではあるけれど、意外と不器用で嘘をつけないほどの正直者。
ナディアは感情の起伏が激しく、気難しいところがあり、しかも頑固で意地っ張り。
普通「可愛げがないなぁ」で終わってしまいますが、
一目惚れを一途に貫き通したジャンに拍手を送りたい。

島編での二人の初めてのキスシーンが非常になめらかで自然だったのでドキドキしてしまいました・・っ
ナディアがジャンにキスした後、明らかジャンを異性と意識して優しくなったりデレてみたり、「これがツンデレの魔力か・・」と思わずナディアを可愛いと思ってしまいました。
ジャンがその前のファーストキスを覚えてなかったという事でナディアは相当怒ったんでしょうね。
そしてアフリカ編で他の男の子に一目惚れしたけれど失恋して、ジャンの想いに改めて気づく流れがリアルな恋愛らしいと思いました。{/netabare}

<アフリカ編>
島編は作画崩壊酷かったですが、ドタバタっぽさやナディアのデレが見れたのでそこそこ楽しめました。
ですが、アフリカ編の34話が許せなかった。
キャラソンと謎のMVと尺稼ぎ。作画外注のせいですね・・これはひどい。
全自動ウクレレ演奏機を私は忘れない。

まさに、この気持ちをわかりやすく表現したら・・
この間電車に乗って、向かいの座席に座る女性が「綺麗だな」とチラッと眺めたら目の前で凄い表情で携帯見ながら鼻に指をinしてTreasure Hunt始めたのを見てしまった衝撃的な気持ちと(見てはいけないものを見てしまった)

小さい頃好きで買ってたパンケーキを久しぶりに買い、添えてあるマーガリンの成分を見たら上の方に「シリコン」と書いてあって「今までシリコン食べてたのか」と言う気持ちが入り混じったような残念な気持ちです。
忙しい母もナディアにハマったので、島編の一部とアフリカ編ほぼ削って(34話なんてなかった)見せることにしました。

<最終回>{netabare}
最終回のストーリーと作画の気合いが凄かったですw
ネオ皇帝の最後は衝撃的だった。ナディアの心にも深く残ってしまったんだろう。
ジャンの死に方が音もなく、くたっと・・あっけなくて。
しかも受け身を取らずに打ち方が悪くて、頭から大量の血で床が染まる描写が無意識に残ってます。
他に死の描写で気になったのは、死の恐怖に耐えきれなくなって泣き叫びながら死んでいったフェイトさん。
フェイトって英語でFate=運命、宿命と言う意味を改めて感じさせられました。
ネオ皇帝にジャン(ジャンは生き返ったけど)フェイトさん。皆、綺麗な最期ではなくて生々しいのは庵野さんがコメントしているように
「死を美化することへのアンチテーゼと、ジャンに科学は万能でなく物事に二面性があることを知って欲しかった」らしい。
物語に生と死のリアルさが出ているのはこのせいだろうか。

さて、あの時ブルーウォーターをネモ船長に使いたい所、ナディアにジャンを生き返らせるように進めるなんてエレクトラさんは成長しましたね。
中盤でネモ船長に激情をぶつけてた時とは明らかに違う。

今更気づきましたが、ネモ船長髪伸びるの早いですね。
キャプテンハーロックにどこか似ているような・・?気のせいか。

ネモ船長の最期の時、エレクトラさんがお腹さすってて、
「この二人付き合ってたんだ!・・この描写、NHKやるなぁ・・。」と思いました。その瞬間のグランディスの表情がまた・・。

一番驚いたのが、サンソン×マリー。
23歳差でしかもデキ婚なんだぜ・・ウィキペディアを見ると「美しく成長したマリーの初恋と、マリーに惹かれるサンソンの苦しみを描く物語」を描く書籍の「ふしぎの森のマリー」があるらしい!みたい!!

サンソンは初登場時「気障なキャラだな」と思ってたら、
グランディスへの片思いとネモ船長への嫉妬。実は怪力で力が強くて、信念も格好良いと気づいて、後から惚れ惚れしました。
この二人は超絶幸せになって欲しいですね!好きなカプです!
最期のEDに繫がる描写と演出に思わず笑顔になってしまいました!{/netabare}

ふしぎ海のナディアは、今観ても新鮮でロマンたっぷりの作品でした!
(ただしアフリカ編を除く)
ノーチラス号での「その人の役割」「人との関わり方」を作中で表現していて、子供の役割と大人の役割について考えさせられました。
ジャンやナディアの思春期特有の気持ち、不安定さもいつしか愛おしく感じて、
主役二人の年代の頃の気持ちを思い出しながら、楽しく視聴できました。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 42
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

当時のNHKとしては大胆な物語(良い意味で)

このアニメは、当時のNHKとしては奇抜で大胆な内容を描いています。
お堅い印象しかなかったNHKが、これほど素晴らしいSFアニメをつくるなんて、当時はとても信じられませんでした。
そして、映像の美しさだけでなく、歌や物語の内容に大いに感動しました。

総監督はエヴァンゲリオンで有名な庵野秀明さんです。
この物語では、エヴァンゲリオンの下地となるネタをいくつか見ることができます。

物語はフランスのパリから始まります。
ブルーウォーターという謎の宝石を持った少女ナディアに発明好きの少年ジャンが恋をします。そしてグランディス一味がブルーウォーターを狙います。そのときジャンは、勇気を奮い起こしてナディアを守ります。

やがて舞台は海へと変わり、潜水艦ノーチラス号にナディアやジャン、そしてグランディス一味が救われます。
それから本編が始まるのです。
舞台はやがて空へ、そして最後には宇宙へと変わっていきます。


私は、主人公のナディアよりもジャンやグランディス一味に魅力を感じました。
ジャンは非力ですが、とても勇敢な少年です。どんな状況でもナディアを守ります。
グランディス一味のボス、グランディスはヤッターマンに出てくるドロンジョ的存在です。いつも場の雰囲気を明るくしてくれます。
同じくグランディス一味のサムソンは二枚目ですが、力持ちで、幼い少女マリーをいつも守ってくれます。
また、グランディス一味のハンソンは優れた頭脳の持ち主で、何度もノーチラス号を救ってくれました。

そして、38話と39話(最終回)では、非常に感動します。
まさに感動のてんこ盛りでした。 {netabare}
①まず、発想力がすごいです。 こんな凄いストリーを考えたスタッフに感謝です。
②戦闘シーンやメカニックデザインが凄い。 これはまさに芸術です。
③ハンソンのひらめきで皆の危機を救うところが凄い。 さすがハンソンです 
④ネオ皇帝の起こす奇跡(執念)が凄い。 まさに妹ナディアへの愛です。
⑤ジャンの勇気が凄い。  ジャンはナディアのためなら命を捨てることができる
⑥ブルーウォーターの起こす奇跡が凄い。 まさにブルウォーターは祖先の魂の結晶です。
⑦ネモ艦長のどんな状況でも諦めない心が凄い。 ここであの行動ができるところに脱帽しました。
⑧ネモ艦長の子を身ごもったエレクトラの様子に気づいたグランディスの悲しみが心に沁みました。
⑨その後のみんなの近況説明を大人になったマリーがしたことに驚き、そしてマリーがサムソンの子を身ごもったことが嬉しかった。
{/netabare}
是非見てください。「見て良かった!」と必ず思われるはずです。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 31

64.5 3 発明でコミカルなアニメランキング3位
バースデー・ワンダーランド(アニメ映画)

2019年4月26日
★★★★☆ 3.3 (53)
189人が棚に入れました
誕生日の前日、自分に自信がないアカネの目の前に突然現れたのは、謎めいた大錬金術師のヒポクラテスとその弟子のピポ――「私たちの世界を救って欲しいのです!」と必死でアカネに請う2人。そしてアカネが無理やり連れて行かれた世界は――骨董屋の地下室の扉の先から繋がっていた〈幸せな色に満ちたワンダーランド〉! ふしぎな動物や人が住む世界から、色が消えてしまう!その世界を守る救世主にされたアカネが大冒険の果てに下した、人生を変える決断とは?

声優・キャラクター
松岡茉優、杏、麻生久美子、東山奈央、藤原啓治、矢島晶子、市村正親
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

緑の風の女神の勇気

 平成最後に見ようと思っていたけど、令和元年初日になってみることになったです。

 仮病で学校を休んだ主人公のアカネが、叔母チィの店に自分の誕生日プレゼントを取りに行ったです。
 怪しい手形に手を入れてしまい手がハマってしまうことにです。
 すると床下から、怪しいヒゲのおじさんヒポクラテスと弟子の妖精ピポに、緑の風の女神として世界を救ってほしいと頼まれるです。
 チィも興味本位になり、ヒポクラテスの首飾りなどで、一緒に異世界に行って冒険するのです。
 いきなり、悪いやつみたいな2人組が、現れるです。この二人は、実はこの物語の真相に大きく関わる二人だということは、最後まで見てのお楽しみです。

 この世界の水が枯れ果てて、色がなくなりつつある自体とは?です。それを救う雫きりの儀式とは?も、最後までの注目です。

 冒険もアカネとチィの絡みが、面白いです。また、背景作画を通した世界観に、素晴らしさを感じたです。
{netabare}  ヒツジのコートもどこか可愛らしさと面白さを感じたり、この世界ならではの金魚に乗って水中を移動するところなども良かったです。{/netabare}

 この物語の真相が明らかになって、アカネがしずく切に立ち会ったときの行動も、いい見せ場だったと思うです。

 冒険を通してアカネが、今までの生活と冒険で気付かされた幸せというものについて、この世界そのものが、かけがいのないプレゼントだったということを示してくれたお話だったです。優しいアカネの母親も良かったです。「これでいいのだ!」です。

{netabare}  最初、アカネがハマった手形の前に佇むピポの後ろで、後ろ姿な野原しんのすけの置物が、なんか面白いです。{/netabare}

投稿 : 2024/03/23
♥ : 9

みのるし さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

はっぴいえんどに満足しない自分と戦う映画です

いやそれはまあウソですけども。

いずれにしてもこのハナシは例えば児童文学なんかで大人がけっこうハマるとゆうか感動するお話とゆうのんではありません。

いやまあ原作はほんまはどんなんか知らないですけどね。

ハナシも超わかりやすくて、演出は言うに及ばず、キャラも立ってて絵も芝居も音楽もサイコウなのですが、もうこれ以上ないってぐらいにはっぴぃえんどなんですな。

映画館でエンドロール見ながら『なんやえんえんと幸せやんけ』と思わずゆうてる自分がいてまして。


・・・焦りました。


だって人の幸せを見ても自分が幸せにならないって気付かされたわけですから。

なのでそおゆうゲスいやつはこの映画を見たらあきません。


人にやさしくできる思いやりのある人にお勧めです。


ボクももうちょっと進化した人間になったら改めてもう一回見ようと思います。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 10

pikotan さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

年代問わず楽しめるロードムービー

映画サイトを見ても評価が芳しくないので期待しないで視聴しましたが、私的にはとても面白い作品でした。
なぜ評価が低いのか不思議です。公開時期に強力なライバル作品が多数あったのも本作が低迷した一因かも知れませんね。

さて、私が気に入った点の一つは、引っ込み思案の主人公アカネと自由奔放で旅好きのアカネの叔母であるチイ、その二人を異世界に招いた錬金術師のヒポクラテスと弟子のピポ、この4人が異世界を救うまでの過程(旅路)が良かったですね。
チイとヒポクラテスのやり取りとか小さな笑いが結構ありました。

異世界の危機を救うタイプの作品は沢山ありますが、そういう作品の多くは敵を倒すことに比重が置かれたアクション系になると思います。
対して本作は主人公アカネが嫌々巻き込まれた冒険の中で少しづつ言動が変わっていく、成長していく様に比重が置かれていて、アクション系ではなくどちらかと言えばロードムービーなんですね。
なので意外とのんびりした雰囲気が漂っていたりします。
ネタバレになるので書きませんが、実はアカネの母ミドリも物語に深く関わっています。
鋭い人は序盤で気づくかも知れませんが、私は深く考えないで観ていたので最後に事実を知って驚きました。

二つ目のお気に入りはイリヤ・クブシノブさんのキャラクターデザインです。
これまで観てきた他のアニメ作品とは異なるデザインが新鮮でした。
特に眼が魅力的というか引き込まれる感じがします。

三つ目のお気に入りはmiletさんが歌うテーマソングです。
CMでも流れていたサビの部分は特にお気に入りです。
クライマックスのシーンで曲が流れたときは感動的でした。

本作に関しては特に不満な点は無いですね。
敢えて挙げるなら主人公の声が下手で初めは少し気になりましたが、途中で馴染んでしまって案外違和感なく観れました。

原作が80年代の児童書のため今となっては平凡なストーリーかも知れませんが、それ故に子供から大人まで年代問わず観られる良作だと思います。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 9
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