眼帯おすすめアニメランキング 50

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの眼帯成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月25日の時点で一番の眼帯おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

88.2 1 眼帯アニメランキング1位
中二病でも恋がしたい!(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (6206)
29016人が棚に入れました
高校1年生の富樫勇太は中学生時代、邪気眼系中二病を患っていた。
しかし、そんな黒歴史を中学とともに卒業し、高校ライフを満喫していた。勇太は周りには中二病だったことを隠していたがひょんなことからある日、クラスメイトで現役中二病患者の小鳥遊六花と半ば強制的に契約を結ぶことになってしまった。

声優・キャラクター
内田真礼、赤﨑千夏、浅倉杏美、上坂すみれ、天野由梨、福原香織、設楽麻美、保志総一朗、井上喜久子、仙台エリ
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「はじけろシナプス!」についての科学的考察に成功した!!

私はついに「はじけろシナプス!」についての科学的考察に成功しました!!


脳の中では、常に神経伝達物質がやりとりされています。
しかし、電気コードのように一本の線でつながっているわけではなく、シナプスと呼ばれる中継地点が存在します。
簡単に言えば、脳内にある「駅」です。

さて、「駅」と言っても、小さな無人駅から、新宿駅のような超巨大なものまで存在します。
どうして大きさが違うかはわかりますよね。

利用頻度に違いがあるからです。
使う人が多ければ多いほど、駅は大きくならざるを得ません。

例えば、何かを暗記する場合、繰り返し復習することで、シナプスが強化されていきます。
駅を大きくして、往来をスムーズにするのと同じです。

ここで「はじけろシナプス!」といって本当にシナプスがはじけた場合。
さて、いったいどうなるのでしょうか?


【物理的にはじけた場合】

今まで使用していた駅が爆発。
脳の神経伝達が完全にストップします。
つまり、即死です。

中二病患者が生きている描写を見るかぎり、物理的にはじけているわけではなさそうです。


【「活性化する」という意味で「はじける」という言葉を使っている場合】

この場合は、駅が大きくなることを意味します。
あなたの家の身近にある駅が、いきなり巨大化したと考えてください。

その駅が混雑することはなくなります。
ゆったりくつろげますので、イライラ防止に役立ちます。
イライラしない駅なら使おうと思うでしょう。
つまり、人の往来が自然と増え、神経伝達能力が上がります。

また、「はじけろ!」と命令形で強調しています。
かなりの規模で駅が大きくなっていると考えられます。
神経伝達物質が大幅に上昇。
ドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニン、γアミノ酪酸などの成分が活性化されます。
その結果、やる気が湧き、集中力が高まり、体温調整機能が上昇します。
ただし、アセチルコリンの分泌により運動障害も発生するため、実際の身体能力は抑えられてしまいます。

つまり、「脳内のやる気に体が追いつかない」状態になります。
結果、「自分では激しく動いているつもりでも、体は動いていない」状態。
いわゆる「妄想」になります。

この説なら、キャラの行動に説明がつくのです!!

結論:
「はじけろシナプス!」というセリフには「急激に妄想力を高める」という効果がある。

{netabare}
「自分は人とは違う、自分だけは気付いているから特別だ」

こんなレビューの書き方も、人が一生繰り返す自意識過剰という名の病、
……すなわち、「中二病」のなせる業なのでしょう。

ちょっと語義が広すぎないか?
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 144

minamini さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

なんだこれ、、つまんねぇ。。。と思ってる君は闇の炎に消されなくなる。

何か「電波女と青春男」と若干の「涼宮ハルヒの憂鬱」が適当に料理され、しかし登場人物はことごとく魅力のねー、至極どーでもいいアニメだなおい、、、と思って観てました。6話ぐらいまで。
何が面白いのかと、、、、何が、何が、何がって。。。。
それはもう突然に気がつくのですよ!
遠回りして、作品批判しながらギスギス見てたアニメはタイトル通り恋!!
恋がしたいって!
はじめから言ってたじゃん!!ってな!!
6話を境に一気にふにゃ~んってなります。。。。
それで私的にこのアニメはよく健闘した、、、、と思ってたら!!
そこがまた間違い!!
これまた中二病でも恋がしたい!中二病でもって!!
はじめから言ってたじゃーん!!と!
登場人物同士の中で展開される物語がいきなりズッドーン!!スクリーンの前の貴方にシンクロします。
正直いい歳して高校生主人公のアニメ観てる私も例外なく中二病患っており、また作り手も患っているのであろうし、後半キャラ間に織り成される言葉や叫びは直!心に突き刺さります。

泣きました。。

物語じゃなくて自分の人生に、、、


これはなかなかあるようでなかったアニメではないかと思います。ただメンタル的にきっついね。誰にでもお勧めできるアニメではないかもです。でもいいアニメだったと最後まで観て思えました。

注:このアニメにアイドル的素敵キャラはいないです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 29
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

<最終回まで視聴完了> 自意識と自尊感情

<最終回を観終えて>

まず、中二病とはなんぞや?ということを考えると
勝手な思い込みから社会の規律に反した行動を引き起こすこともあるため、
早めのケアが必要とされている・・とかつて言われていた頃の定義とは違い
最近の青年&児童心理学で声を大に叫ばれるようになった「自尊感情」
のほうに近寄っている気がする。
おそらくこの作品もそちらを取り上げているのだろう。

自尊感情とは、いわゆる自尊心であり、自己に対する評価感情の1つで、
自分自身を基本的に価値あるものとする感覚のこと。
その感覚を自ら信じることによって、意欲的に何かに取り組んだり
満足感を得たり、自分に対しても他人に対しても受容的になれたりする・・
そういう意味で、思春期の成長において特に大切とされているものなのだ。

父親の死に際し、すぐに治って帰って来ると思い込んでいた六花にとって
死を受け入れられないとかそういうことじゃなく、
「大好きだった父が死に至るほどの病だったと気づけなかった自分への罪悪感」
そして「父へ最期の別れを告げられなかった悲しみと後悔」
この2つが当時の六花をどん底に叩き落したようだが
先に中二病になっていた勇太を見て真似することで救われ、
彼の本当の優しさにも触れることで、自尊心は慰められ、
憧れがやがて恋へと発展していくという自然な流れには
すごく納得できるものがあったし
恋をしたことで中二病の症状が緩和したのは当然のことなのだ。

なぜなら恋というものは、自尊感情と自意識を最大に活用するものであり、
相思相愛になれば、その感情と意識を育て合っていけるものだから。
それからいくと、何も思春期に限らず大人にだって多少は必要なものなので
最終話のラストのナレーションのような言葉が出てきたのだろうね。

終わってみれば、勇太の存在や過去の中二病、六花の家庭事情、2人の恋と
うまい具合に繋がっていて、とてもよくできたシナリオだったなと思う。

作画はもちろん、作中流れる音楽も素晴らしく感動的だった。
そして勇太と六花のやりとりにはどれもキュンキュンきた。
個人的には、くみん先輩や凸森のサイドストーリーも観たかったりするけれど
「あの頃」を懐かしく思える、充分楽しめた作品だった。
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<9話の感想>

今回は大いに笑い、大いに泣けたw
ちょっとだけ「とらドラ」思い出したけれども
ツンデレより、自分はこっちのほうが素直で好きだなぁ(笑)
ヒヤっとした場面にハラハラして観ていた僕も
つり橋効果で(?)すっかり心奪われてしまったようだ。
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<8話の感想>

お互いに気づいていそうで気づいていないこの感覚。
傍から見たら、とても微笑ましくいい雰囲気で。
さわやかで可愛いやりとりと、彼らそれぞれの心の内に
キュンキュンきてしまった。
勇太の口調や態度がすごく優しいのは、妹が2人いるという
元々の兄的性格からくる部分もありそうだけれど
電車の中やコンビニ帰りのベンチでのやりとりに
すごく懐かしさを覚え、じわっときてしまった。
六花も回を追うごとにどんどん可愛く感じるようになった。
今後どう展開していくのか、温かく見守りたい。
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<7話の感想>

6話は思い切り笑い転げたが、7話は涙をこらえて喉が痛くなった。
勇太のやさしさ、六花の現実。
初めて、姉の十花の本当の気持ちが見えた気がする。
なるほどね・・・
それにしても、森夏や凸守、なかなかいいコンビになりそうな予感。
ふわふわな先輩もいい感じで場の空気を和ませていて。
絶妙なキャスティングだね。
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<5話の感想>

中二病といっても、かわいい程度だよね確かに。
歳の離れた兄弟がいる小学生が、ダークヒーローものにハマって
仲間と一緒に楽しく遊んでるような感覚だし、それを卒業した男女が否定しつつも
捨てきれずって感じで。でもまさかこの調子で最終回までいくわけないから、
そろそろ恋の到来か?と思ったら、勇太と六花が
さわやかながらいいムードになってきた。かもw
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<4話の感想>

可笑しくて楽しそうでニヤニヤしてしまう。
なんだかんだ言っても懐かしいしw
少なからずみんなあるのかもね。多くの子が通る道。
でも、黒歴史に思えて誰にも知られたくないと感じるほど
恥ずかしいと思っていても
大人になってしまえば笑い話で終わるから。
相変わらず、妄想のアクションシーンがお見事w
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<3話の感想>

すっかり見慣れてしまって六花が可愛く見えるw
おかしいなぁ~ぜんぜん好みじゃないはずなのに(笑)
小柄なのは、すごくあのキャラにぴったりでいいよね。
真剣にやっててどこかがドジっていう設定は
ありふれてはいるものの需要があるから必ず出てくるし
実際、憎めなくて面白い。
ただ正直、 {netabare} 「また部活かよー」とは思った。{/netabare}
学校を舞台にしているのだから仕方ないのだろうけどね。
{netabare}今のところ盛り上がりはないものの、仲間も順調に増えて
今後の展開が楽しみ♪{/netabare}
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<2話の感想>

六花と勇太のナイスコンビネーションぶりがけっこうツボ。
六花の渇いたテンションで大真面目にやればやるほど面白い。
それに六花の部屋、なかなか良いじゃん。好きだよああいう感じw
勇太が思わず我を忘れてたのもわかるわかる(笑)
今回は派手なアクションの中の妄想と現実が楽しかったし
六花のお姉さんの気持ちも、けっこう今ならわかるので笑いっぱなしだった。
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ほとんどの人が書いているけれど、さすが京アニといった作画の美しさ。
手を抜いていないのがすごく伝わってきて良かった。

中二病を封印したはずの主人公と、中二病真っ只中のヒロインという
組み合わせが新鮮だし、掛け合いがなかなか面白い。
予想以上に大笑いしていた自分が何よりの証拠。
いやぁーしかし、中二病を過去のものにできている人から見たら
すごくゾワゾワするかもね(笑)
ここでこういうリアクションするだろうな~っていうところで
いちいちその通りになるのは、ある意味痛快ではあるけれど。

あと、主人公勇太の妹2人がなかなか可愛かった!

投稿 : 2024/04/20
♥ : 134

87.6 2 眼帯アニメランキング2位
Another(TVアニメ動画)

2012年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (5082)
22523人が棚に入れました
その学校のそのクラスには、誰にも話してはならない“秘密”がある・・・。1998年、春。夜見山北中学に転校してきた榊原恒一(15歳)は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。不思議な存在感を放つ美少女 見崎鳴 に惹かれ、接触を試みる恒一だが、いっそう謎は深まるばかり。そんな中、予想もしなかった惨事が! この“世界”ではいったい、何が起こっているのか…?

声優・キャラクター
高森奈津美、阿部敦、前野智昭、米澤円、野中藍、山本和臣、榊原奈緒子、平田広明

cross さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

BGMが醸し出すホラーな雰囲気は抜群!!BGMの重要性を実感!!【総合評価:76点】

2012年冬に全12話で放送された作品。

自分にとっては未開のジャンル、ミステリーホラーと言うこともあって、視聴前からかなりの期待を寄せていた作品でした。

ミステリー的な要素としては、少しご都合主義で物語がそこまで緻密に組み立てられていると言った感じではなかったのが残念ではありました。
内容としては、怪奇現象を相手取っていて、根本的な解決には至らないタイプでした。
解決の方法がかなりご都合主義だったのが残念、そこまで入り組んだ作りでない分、ミステリー的な要素としては弱かったです。
とは言え、ラストでは今まで疑問に抱いていた点に関しても一通りの合点がなるようにはなっていたので、ミステリーとしては不成立と言う訳ではないです。
まぁ、そこまで予想外のどんでん返し的な展開は無く、途中である程度予想できた展開でちょっとガッカリではありましたがね。

ですが、ホラー的な要素としては、少し残念なミステリー要素を補って尚余る、非常に雰囲気の出ていた作品です。
ホラー的な要素を見事に演出していた一番の要因はBGM
この作品のBGMは本当に良い仕事をしていました。
BGMが見事にホラー的な雰囲気を演出していて、ついつい息を呑んで画面に釘付けにされていました。

背景などの作画はとてもレベルが高かったのが印象的です。
キャラクターに関しては、デザインのタイプが好きでも嫌いでもない感じでしたが、まぁ綺麗に描かれています。

雰囲気抜群の作品で気が付けば、画面に釘付けになっていることもしばしば
幽霊やらが登場したりする直接的なホラーシーンがあった訳ではないのですが、雰囲気を味わうには抜群です。
それほどまでに、BGMとカメラワーク等の演出は請っていましたね。
この作品を通して、BGMがいかに、シーンの雰囲気を作り上げ、盛り上げるのに重要であるのかを再確認させられましたね。
ラストはホラー要素と言うよりもパニック映画っぽくなってしましました。
でも、それはそれで、緊迫した息を呑む展開では合ったので、良しとしたい感じです。


物語面ではそこまで突出してはいませんでしたが、まぁ視聴が苦になることはありませんでした。
やはり、脅威のBGMの力でホラー要素としての雰囲気は抜群に楽しめるので、全体を通せばかなり楽しみながら視聴できた作品でした。
ちょっと雰囲気を楽しんでいた点が強すぎるので、二度目の視聴には踏み切れないでしょうが、一度目の視聴は十分に楽しめます。
是非とも一度視聴してみてください。BGMの重要性を実感できるはず!!

投稿 : 2024/04/20
♥ : 105
ネタバレ

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

3年3組の後輩へ送るアニメです (o ̄∇ ̄o)ノッ♪

■Anotherって怖いんだよね… (〃゚д゚;A アセアセ・・・
まず注目は推理小説作家の綾辻行人さん原作の作品であるって事ですね♪
綾辻さんの作風は、今までのストーリー展開を暗転させるような手法を好まれているらしいのです!
また、叙述トリックを得意としているようなので、登場人物の心理や感情を巧みに表現してくるのでしょうね。
精神的な怖さをたっぷり味わうことになる…の…かな…ε=ε=(/*~▽)/キャー

そんな綾辻さんの作品をアニメ化するのが私の大好きな制作会社の「P.A.WORKS」なんです!
「P.A.WORKS」と言えば、”true tears” や ”花咲くいろは” で有名ですね♪
情景の描写を忠実かつ美麗に表現する事に長けている会社なのです!
そのリアルな描写で、今までは「温か味」を感じられましたけど、「Another」ではどうやら真逆の「冷たさ」を感じる描写になってた感じがしました!さすがです♪ウマイウマイ ""ハ(^▽^*) パチパチ♪
原作に沿ったオーダーを受けるのは「P.A.WORKS」にとっては初めてといえる作品だけに「新たな挑戦」って言える作品になるのではないのでしょうか!そういった視点からも期待したいと思います♪

ちなみに物語は、主人公の榊原恒一が夜見山市の祖父母宅へ引っ越してきたところから始まるのでした!
夜見山北中学に転入直前に気胸を起こして入院した恒一は不思議な女性と出逢うのです。
眼帯をして霊安室に向かう少女と…
入院明け転入先の中学校では、なにやら不隠な雰囲気なのです。
先生といい…生徒といい…何かに怯えているかのように…
果たして恒一は、無事に学園生活を送れるのでしょうか…


■Anotherと出逢った日の日記 |恐|д・) ソォーッ…
1話はまだ雰囲気だけミョーな感じですけど、嵐の前の静けさってやつですね(>▽<;; アセアセ
本当に、校舎の錆びた手スリとかリアルで怖いんですけどw
この作品を観るときはクッションが必要ですね♪
ぐぅぅ…どいつもこいつも信用出来ないw 
ここは雛見沢なのって錯覚してしまうような閉鎖的な雰囲気…逃げて!恒一くん!!
怖いけど気になるから結局完走はしちゃうと思うけど、スッキリ納得の完結をたのみますぞぃw


■総評
σ( ̄∇ ̄*)アタシ的にこういったジャンルは、どうしても名作『ひぐらしのなく頃に』を基準に見てしまいます(^=^;
もちろん単純に比較は出来ないんですけど、怖さシナリオ構成は『ひぐらし』に及ばずだったかなって印象です!
しかしながら、映像・BGM・S.E.(Sound Effect)についてはさすが「P.A.WORKS」って感じで軍配が上がりました♪
週刊ディアゴスティーニじゃないですけど、「ディテールにこだわり抜いた映像美の数々」って感じです!
人形専門店に飾られていた人形なんて、妖艶な雰囲気が凄すぎて一人で入っていくなんて絶対(ヾノ・∀・`)ムリですw
時代背景も90年代後半で携帯電話とかどことなく古臭い感じが妙にリアルで恐怖感を煽ってましたね♪

一方で、叙述トリックに注目しながら観ていたんですけど、アニメで表現するには難しかったのかもしれませんね(^▽^;)
視聴者にバレないようにするにはちょっと無理しすぎた感じです…髪の色とかねw
最終的に突っ込みどころがたくさんあるので、ミステリーとしてじゃなく、単純にホラー作品として見るっていう方が割りきれていいかも知れませんね♪

また、最終話までは(*^o^*)ドキドキ(*゚O゚*)バクバクだったんですけど、クライマックスではちょっと拍子抜けでした♪
これでもか~って言うくらいの負の連鎖に思わず(*≧m≦*)ププッってなってしまって緊張感の糸が…w
意外な結末には腑に落ちない点もあるのですけど、ホラー作品としては適度な緊張感と恐怖感が味わえたので面白かったと思います♪
根本的な解決ではないので続編とかあれば是非見てみたいですね(*^_^*)


■一番((((o゚▽゚)o))) ドキドキ♪してC=(^◇^ ; ホッ!とした場面は…
{netabare}
怜子さんが運転する車をタンクローリーが追い越していくシーンです⊂((〃 ̄ー ̄〃))⊃
(゚∇゚ ;)エッ!?このタイミングでタンクローリー!?
シーー( ̄、 ̄*)ーーン…なーんにも起こらないwwww
って思いながらも(´▽`) ホッっとしちゃってました♪{/netabare}


■MUSIC♫
OP曲『凶夢伝染』
 【作詞】宝野アリカ【作曲・編曲】片倉三起也【歌】ALI PROJECT
 ダークでドラマティックなゴシックロック色の強いナンバーですね♫
 ホラーという作品の世界観を見事に表現してます!
 
ED曲『anamnesis』
 【作曲・編曲】myu【作詞・歌】Annabel
 ひぐらしのなく頃に解のEDも歌っていたAnnabelさんですね♫
 とっても優しいC=(^◇^ ; ホッ!とするような歌声が素敵です♪
 緊張した心と体を優しく癒してくれる口直し的バラードですw


2012.01.22・第一の手記
2012.05.20・第二の手記(追記:■総評、■一番~、■MUSIC♫)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 100

チュウ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

臨場感が有り過ぎて、正直怖いっすww

2012冬アニで【花咲くいろは】に次ぐ、【P.A. Works】の第5作目。
Anotherは、綾辻行人の長編推理小説であり、ホラーとミステリーを併せ持った作品。
最近の傾向を見ると、推理系のアニメは不作。
と言っても、「GOSICK」や「ダンタリアンの書架」はどちらかと言うとキャラアニメ。
久しぶりの大型推理アニメが登場の予感ですね♪

個人的にはP.A.と推理物がどういった化学反応を起こしてくれるかに期待!!
作画の素晴らしさには絶大の信頼をおけるP.A.がミステリーホラーの臨場感をどのように伝えてくれるかが、この作品を左右するのではないでしょうか??

----- 視聴後の感想 -----
さすがはP.A.ですね!!
映像の綺麗さと、音楽・効果音が臨場感をメチャ②高めてくれます!!
しかし、ホラー系が苦手な私にとっては刺激が強すぎ…orz
でも続きが気になるないように引っ張られてしまう。
この感覚、ひぐらしを見ている時の感覚に似てるかな??
ただ怖いだけじゃ見れないけど、その元となっている謎を追いかけて観てしまいますww
キャラに関しても非常に上手く構成されておりバランスが良い!!
でも、多数のキャラが無残な死に方をすることもあり、
グロに抵抗のある人は視聴を控えた方が良いかも知れないです。
抵抗のない方は、是非オススメしたい作品としてご紹介させて頂きます☆★

-----  声 優  -----
見崎 鳴【高森奈津美】
榊原 恒一【阿部敦】
敕使 河原【前野智昭】
赤沢 泉美【米澤円】
桜木 ゆかり【野中藍】
玲子 【榊原なおこ】
望月 【山本和臣】
千曳 辰治【平田広明】

----- 音  楽 -----
OPテーマ【凶夢伝染】ALI PROJECT
EDテーマ【anamnesis】Annabel

投稿 : 2024/04/20
♥ : 55

87.4 3 眼帯アニメランキング3位
ef - a tale of memories.エフ・アテールオブメモリーズ(TVアニメ動画)

2007年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (2428)
12428人が棚に入れました
広野紘と新藤景は幼馴染の間柄。紘はクリスマスの夜、景のパーティーに呼ばれていたが、ふとしたキッカケで宮村みやこと遭遇し、紘はマイペースなみやこに振り回されるはめに。
紘のクラスメイトで映研部員の堤京介はクリスマスの街を撮影中、雑踏の中に少女の姿を見つけキャメラを向けるが、つい彼女の姿を撮りそびれてしまう。
一方麻生蓮治は駅で新藤千尋と出会う。翌日、そしてその次の日も蓮治は無人駅におもむき千尋と再会するのだが…。

声優・キャラクター
田口宏子、岡田純子、やなせなつみ、後藤麻衣、下野紘、泰勇気、高城元気、中島裕美子、遠近孝一、浜田賢二

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

13時間って長いんですね!!

●これから観ようと思っている方、一度は挫折して観るのを諦めてしまった方へ♪
私も最初の1話・2話はとっても退屈でした〃´△`)-3ハゥー
でもそれ以降は、話が進む度に物語に引き込まれていって、感動のあまりに涙を流しておりました♪
物語の前半は、この物語の構成上退屈なのはしょうがないのかもしれませんね(^。^;)
というのも、別々の2つ物語が同じ時を並行して進行しているのと、1話の中でその2つの物語が、
折り重なるようにスイッチしていくので、キャラクター間の相関関係が判り辛いのかもしれません。
また、物語がまだ大きく動き出していない点も助長しているのかもですね♪
まぁ、嵐の前の静けさってやつですね(*^▽^*)
なので、差し支えなければある程度のキャラ把握と、簡単なあらすじを理解した上で視聴したほうが
スムーズにこの作品のストーリーに入っていけるのかなぁーって思いました。
 
■この作品の特徴。
見ている人の深層心理に働きかける演出が(゚ー゚☆キラッっと光る作品なのです。
過剰演出じゃないの?って捕らえる人もいるかも知れませんが、私はそうは思わなかったです♪
ただ、虚を突くだけの奇抜な演出ではなく、こだわりを持って一貫して綿密に練られた演出だからこ
そ、物語に深みを与えて見ている人に感動を与えられるのだと思うのですよ(゚ー゚☆キラッ
たとえば、キャラクターを中心に捕らえるだけではなく、わざと視点をずらすような、カメラワーク
だったり、色彩豊で写真のように美しい情景だけではなく、単調な色彩だけで表現したり。
そういった演出にプラスして、言葉や活字、光と影の使い方が絶妙だからこそ物語りにグッと引き込
まれていったのです♪
 
■物語の紹介
先に2つの物語から構成されているとご紹介しましたが、ここで簡単に整理しておきますね♪
 
★広野紘を中心のストーリー
・広野紘・・・・幼少のころ景や千尋を喜ばせようと思い、少女マンガを描き始めたのをきっかけに
        漫画家となる。新藤姉妹とは幼馴染。持病は腱鞘炎。
・宮村みやこ・・活発な気まぐれっ子。家庭環境が原因で寂しがりやな一面も。だんご大家族好き!?
・堤京介・・・・カメラをこよなく愛する好青年。(゚ー゚☆キラッと光る才能がゆえに映研のメンバーと
        はうまが合わなくなる。
・新藤景・・・・千尋とは双子の姉。紘の幼馴染。バスケットボール部のレギュラー。
        紘に、ただの幼馴染以上の感情を抱くようになる。
・雨宮優子・・・風のように現れて、風のように去っていく、不思議な女の子!?
 
★麻生蓮治を中心のストーリー
・新藤千尋・・・景とは双子の姉。紘の幼馴染。ある事故をきっかけに左目失明・記憶障害となる。
        肌身離さず日記帳を持ち歩いている。
・麻生蓮治・・・今は使われなくなった駅のホームで千尋と運命的な出会いとなる。
        本を常に持ち歩く読書好き。
・火村夕・・・・千尋の保護者代行をしている。
・久瀬修一・・・火村の昔ながらの友人。麻生家のお隣さん。
 
 
●総評
どちらのストーリーも涙が止まらなくなるような感動を与えてくだました♪
ただ、ラストまでの恋愛の質とプロセスがまったく違うので、ひとつの作品なのに、2つの作品のラ
ストシーンを同時に体感したような、今までに感じた事のない余韻に浸れました♪
これが同じような感動のストーリーだと、こうは感じなかったでしょうね(^ー'*)(,_,*)
一回観ただけではこの作品の良さを見切る事は不可能だと思いますので、個々のキャラクター目線で
見返していくもの良いかもしれませんよ♪千尋の日記帳みたいにね(*^▽^*)
そのまえに「melodies」の方も観たいと思いますw
 
 
※以降は個人的なネタバレメモです♪
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
■45秒未満の邂逅であった。
いまいち意味が理解できていませんw
45秒未満で運命の出会いと気付いたっていうことなのでしょうか???
 
■13時間しか記憶を維持できない千尋の日記帳のルール
この日記帳を毎朝必ず読み返してください・・・これがあなたの記憶です。
必ず日記を残してください・・・その日の会話・行動・医療記録など。できる限り正確に残してください。
できるだけ他人との接触を避けてください・・・
日記に対して、これは私自身なのです・・・
 
■12歳と13時間を生き続けてきた千尋
無理した千尋が13時間を超えて日記を読まなかった時、12歳の少女に戻ってしまう。
「鎖に繋がれた羊と同じ」
鎖の長さ=12年、手の長さ(手を伸ばしても)=13時間、草食べつくす=小説を書き終える
好きですと言える間にお別れしたいと言う千尋、泣きながら最後に日記を読む千尋・・・
切ないですね。゚゚(>ヘ<)゚ ゚。ビエェーン
  
■かなり怖かったよ!!みやこちゃん!?(* □ )~~~~~~~~ ゚ ゚
デートの待ち合わせですっぽかされたみやこちゃん!!
過去のトラウマから、蘇ってくる「消えたくない」という恐怖がMAXに・・
紘の留守電へ訴え続けるみやこの心情は尋常ではなかったですね♪
その夜・・・
「もう届かないよ!!私が届かせない!!私が・・・・!!もう終わったの・・・」
必死のみやこと冷酷な千尋とのドロドロ展開ってヒイィィィ!!!!(゚ロ゚ノ)ノ
なんか、「ひぐらしのなく頃」っぽい怖さをちょっと感じちゃったのは私だけ・・・
 
 

投稿 : 2024/04/20
♥ : 90

だんちょー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

個人的にシャフト最高作品だと思っている(レビュー全訂正)

全12話。efの1期です。

原作ゲームは未プレイ。

ストーリー構成は学園恋愛物。エロゲ原作ですがアニメでは全編通してシリアスストーリー。

原作プレイ者には結構不評みたいですが凄く面白かったです^^

少しダークな感じがあり取っ付きにくいかもしれませんがストーリーや演出が素晴らしい出来でした。

シャフトと言えば化物語や魔法少女まどか★マギカが有名ですが私はこの作品が一番好きです。泣きアニメが好きなのでかなり補正かかってますがねw

1期単体で見ても充分に素晴らしい出来なのだが、結構謎を残して終わるのし、サブキャラ扱い(?)の皆さんが活躍するので続けて2期も見て頂きたい。2期も1クールなので見やすいと思いますよ。

しかしながらシャフト独特の凝った演出。大まかに分けて2つのストーリーが同時進行の展開、各キャラの心情など1クールの中に詰め込まれた作品なので、アニメ観はじめたばかりの方にはハードルが高い気がします。

それでも素晴らしい作品なのでオススメしちゃいます。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 77
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

最高級の演出に彩られたラブストーリー

原作は未プレイです。

「麻生蓮治、新藤千尋」
「広野紘、堤京介、新藤景、宮村みやこ」

この2グループに分かれ、同時並行でラブストーリーが展開されていきます。

同時並行なので状況をつかみにくいです。
しかし、並行していることが、重要な意味をもっている本作。
理由はこの作品の続きである「ef - a tale of melodies.」で分かります。

この作品のテーマは、「記憶」と「夢」。


【記憶について】

「記憶」とひとくちでいうのは簡単です。
しかし、どういうものか言葉で説明するのは難しいもの。
頭の中に蓄えたデータ? 映像? 文字? それとも音?
人によってどうとらえるか異なる、そんなあやふやなものです。

記憶に関しては女性陣が深く関わっています。


▽新藤千尋にとっての記憶
{netabare}
千尋は記憶が13時間しか持続しないため、毎日日記をつけています。
しかし、それはただ「文字としての記録」です。
記憶とは異なります。
例えば、他人が書いた「楽しかった」のひとことからどれだけのことが読み取れるでしょうか?

「何があったから楽しかった」
「何があってこういう気持ちから、ああいう気持ちに変化したので楽しかった」

これで多少は具体的になります。
しかし、いくら言葉を尽くしても、心の動きは正確に表せません。
「『自分という他人』の書いた記録」、それが千尋にとっての記憶の正体です。
{/netabare}


▽新藤景にとっての記憶
{netabare}
景は、自分にとって一番の出来事がいつまでも続いて欲しいと思っています。
また、自分にとって最悪の出来事を引きずり続けています。
一つの記憶がいつまでも心に残り、結果的に足かせとなる。
景にとっての「記憶」とはそういう存在です。
彼女はその足かせから自力で抜け出すことをせず、誰かが連れ出してくれることを待っていました。
{/netabare}


▽宮村みやこにとっての記憶
{netabare}
彼女にとって記憶とは、自分の「居場所」そのものです。
誰かの記憶の中に積み重なることを求めます。
自分が人の心から消えることを「音がない」と表現しています。
その結果として「自分が人の心から消えることへの怖れ」から「特定の人物への執着」へつながっていきます。
{/netabare}


【夢について】

「夢」とは何か。
男性陣は女性陣の記憶と関わりつつも、自分の夢を見つめ直していきます。

▽広野紘にとっての夢
{netabare}
彼にとっての夢はありません。
学校に通いつつ、隠れ漫画家として生活していますが、何もかもが中途半端。
漫画家の仕事も自分の意志で始めたわけではありません。
「絵が上手だね」という何気ないひとことがきっかけ。
それがいつの間にかライフワークになっていました。
自分の「夢」はそこに存在していません。
彼はそれを「色がない」と表現しています。
しかし、景とみやこと話をつけることで、中途半端な自分にけじめをつけます。
それが、みやこの世界に色を与え、自分自身もはっきりした「夢=色」を認識します。
{/netabare}


▽麻生蓮治にとっての夢
{netabare}
「王子様となってお姫様を守ること」、そんな漠然としたイメージが夢です。
人を守ると口に出すのは簡単です。
しかし、いざ実行に移すのはとても大変なこと。
そして、彼が出会い「守りたい」と思った人物は千尋です。
たった13時間でできることは何か。
苦しみながらもひたすら模索し、千尋に一筋の光をもたらしました。
もちろん、これからも苦労は絶えないことは承知の上です。
それでも「千尋を守ること」「小説家」という具体的な夢を得ます。
そして、「人の記憶のなかから自分がいなくなってしまうことが怖い」。
千尋のセリフに感化され、自らも日記を書くことに決めます。
それが冒頭の「それは45秒未満の邂逅(かいこう)だった」という言葉。
実際に出会ってから40秒もたたずに別れています。冒頭からOPまでの語りは、蓮治の日記の内容だったんですね。
{/netabare}

▽堤京介にとっての夢
{netabare}
「夢を撮ることが夢」という抽象的な言い方をしています。
前に進もうとする輝きをとらえることが「夢」です。
しかし、彼の「夢」は一瞬で消えてしまうもの。
普段は、心を揺さぶられるその瞬間をとらえるため、ビデオカメラを回し続けています。

ストーリーの中では、紘と景の背中を後押し。
最後には、記憶の束縛から逃れて前に進み出した景に対し継続する「夢」を見つけることに成功しました。
{/netabare}


さて、この作品の一番の魅力は「演出」です。
単に目をひくためにしか見えないような映像が、大事な伏線になっていることに気付きます。
{netabare}
分かりやすいのはみやこです。
みやこの視点では世界がモノトーンで描かれています。
その後、紘との距離が縮まると色がついたり離れるとまたモノトーンに戻ったり。
そのときの心情をそのまま表しています。
目は口ほどにものをいいます。

夕日を背景にして、影になった千尋には、ひたすら強い孤独感、寂しさが表れています。
また、仕事中だけ世界が白黒の線画になる紘。
そこに本当の夢=色がないというヒントだと思います。
{/netabare}

・人と人との距離で心の距離感を表す
・絵のタッチで現実味を表す
・海や雲の描写で時間の移り変わりを表す
・カメラの位置で空気感を表す

細かいメッセージが、演出や背景の中に隠されています。


セリフを背景や演出に語らせる。
意味に気付いたときには鳥肌が立ちました。


各話のタイトルも凝っています。

1.eve
2.upon a time
3.paradox
4.honesty
5.outline
6.rain
7.I...
8.clear colour
9.forget me not
10.I'm here
11.ever forever
12.love
coda.dream

頭文字を取ると「euphoric field」。
OPテーマソングのタイトルになります。
直訳すると「幸福の領域」ってとこでしょうか。


さらに、

テーマソングの「euphoric field」の頭文字は「ef」です。
{netabare}
OP中に流れる背景に描かれているのは、千尋の書いている小説の内容です。
{/netabare}

また、

回を追うごとにEDの曲が変わっていきます。
同じ曲でも歌詞が内容に応じて変化します。


これでもかといわんばかりの徹底した演出へのこだわり。
それを伏線にしてしまう本作。
そして、この物語と伏線は、2期の「ef - a tale of melodies.」へと引き継がれていきます。

・速いペースでの群像劇
・抽象的な会話
・頻繁に入る独特な演出。

1度見ただけでは、ただのシリアスで小難しい恋愛アニメに感じるかもしれません。
しかし、そこで評価してしまうのはもったいない!

本番は2周目以降から。
内容を知ったうえで視聴をすると隠れたメッセージが、山ほど見えてきます。
それが2期「ef - a tale of melodies.」での感動につながります。

ぜひ見ていただきたいオススメの作品です。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 104

86.3 4 眼帯アニメランキング4位
東京喰種(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (2768)
15601人が棚に入れました
人間世界に紛れ込み、人を喰らう正体不明の怪人・喰種が蔓延る東京。ある青年「カネキ」は喰種に襲われ瀕死となるが、喰種の臓器を移植されたことで、半喰種となってしまう。それ以来、カネキは苦悩と恐怖に満ちた日々を送ることになる―――・

監督に本年度米アカデミー賞ノミネートの森田修平を迎え、前代未聞のスタッフ陣によって彩られる「東京喰種」の新たな世界に乞うご期待!

声優・キャラクター
花江夏樹、雨宮天、花澤香菜、宮野真守、菅生隆之、諸星すみれ、小西克幸、中村悠一、豊永利行、浅沼晋太郎、櫻井孝宏、伊藤健太郎、梶裕貴、浪川大輔、速水奨、立花慎之介、津田健次郎、土井美加、仲野裕、釘宮理恵
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

おし…え…てよ おしぃえ…てよ…、この…魅力を…。。。

2014年7月放送。
全12話。


【前置き】

ヤングジャンプで連載されている人気漫画のアニメ化ということで、放送前から話題になっていた作品でしたね。
原作未読の私としては、知名度の高い人気漫画なだけに差異の生じかねないうメディアミックスから入ることに少々躊躇いはあったものの、
「アニメだし、実写よりはキッチリ原作再現してくれるでしょ!」
という淡い期待の元、視聴しました。

さて、結果としてこの選択は正しかったのでしょうか…。
おし…え…てよ、おしぃえ…てよ…。



【あらすじ】

人間世界に紛れ込み、人を喰らう正体不明の怪人『喰種(グール)』が蔓延る東京。

平凡な大学生『金木 研(かねき けん)』は、好意を寄せていた少女『リゼ』との初デートで、彼女が喰種であることを知ります。
襲われ瀕死の重傷を負った金木ですが、直後にリゼが鉄骨落下事故に巻き込まれ即死状態となるのでした。

病院に搬送された後、医師の判断で金木に喰種であるリゼの臓器を移植したことで、彼は『半喰種』となってしまいます。
それ以来、金木の人間と喰種との間で揺れ動く苦悩と恐怖に満ちた日々が始まります…。


※※※
『カニバリズム(食肉の風習)』を表現する作品は、どうしても内容を説明するに辺り視覚的なグロテスク描写を含みます。
こちらに関しては、ホント人それぞれの許容量の問題なので、見る前に御自身で御判断下さい。



【語ってみる】
{netabare}
まず、見る前と見た後では内容のギャップに驚きましたね。
『半喰種』という主人公の立ち位置も魅力的でしたが、喰種の持つ「赫子(かぐね)」と呼ばれる背中から出る捕食器官に関しては、異能バトルをする上での特殊能力そのものに思えましたので。
しっかり、ヤングジャンプの層をとらえた、バトルを想定した作品だったわけですね。
徹底的に人を喰う葛藤を重厚に描き抜いてくれるのかと思っていたので、そこは少~し残念な気もしましたが…、まぁ売れないよねそれじゃ…。


まず第一話での、その衝撃的展開を彩る作画の気合いの入りようには驚きましたね。
中盤のバトルは、前半と終盤に比べると少し息切れした感もありましたが、それでも常に一定以上のクオリティーを維持したように思います。
ただ、その内容からTV放送にあたっては黒塗りで表現された部分が圧倒的に多く、内容ありきのグロが魅力の一つであろう本作にとっては、残念で仕方ありませんでしたね。
絶妙な隠し具合で、何がどうなっているかは理解出来ない程ではないので、話についていけなくなることはありませんでしたが。

演出面において記憶に残ったのは、オープニング曲「unravel」の絶妙なかかり具合でしたね。
第1話の終わり、そして最終話での終わりでもそうでしたが、あの「おし…え…てよ、おしぃえ…てよ…」から始まる歌詞は勿論、凛として時雨ボーカルのか細い声色の演出が、作中の金木君の内心と非常にマッチングしており、まさに主題歌と呼ぶに相応しい曲だったのではないでしょうか。
曲としてはエンディング曲の「聖者たち」の方が好きですが、アニメ版「東京喰種トーキョーグール」と言えば、この「unravel」ナシでは語れないとさえ思いました。



ただ、そのストーリー展開としては、まさに目まぐるしいと表現するのが一番正しかったように思います。
原作ファンの方は特に声を大にして訴えていたようでしたが、原作の丁寧な感情描写をスッパ抜いて展開が早過ぎるといった具合だったようで…。

原作未読の私からすると、毎回衝撃的な展開が続きヒキも非常に上手いので、毎週見たくはなりました。
ですが、最終話まで見て結果的に面白かったかと問われると、少し疑問が残ります。
なんというか、キャラクターを好きになるタイミングが掴みづらかったといった感じでしょうか…。

本作に限っては、原作漫画を先に見た方が良かったのもしれませんね…。
だとするとアニメ版の本作に、更に不満を言いたくなったのかもしれませんが…。
ストーリーとしては、ある程度魅力的なのは自分の中では間違いなく、それぞれのキャラクターの葛藤も片手間では見れない吸引力がありましたので、いつかゆっくり原作を熟読したいと思います。


人物の葛藤の中でも、とりわけ記憶に焼きついたのは、喰種でありながら平和に暮らしていた母娘

『笛口(ふえぐち) リョーコ』(←美人)と『笛口 雛実(ふえぐち ひなみ)』(←可愛い)

でしたね。
いや…決して双方見映えが良いからとか、そういう邪な気持ちが働いたワケではなく…。

喰種だからと言って、誰もが好きで人を襲って食しているわけじゃないんですね…。
ただ…人間の言う美味しいものを食べても、全く喉を通らない…、吐き出してしまう…。
そういう風に生まれてしまったばっかりに人目を避けなければならず、娘(←可愛い)を小学校にも行かせてやれない母親(←美人)の気持ち。
何も悪いことをしていないその彼女達(←美人母娘)は、人間が組織した喰種対策局により、一方的な制裁を受けることになります。

社会としては喰種は全員駆逐すべきという考えが一般的なようですが、それでもそういった喰種もいるのだと世論が学んだ時、この社会が考えを改める機会がくると良いですね。
決して邪な気持ちによる同情とかではなく。

作中でも、人間と喰種の対比の表現として、ヒロインの『霧嶋 董香(きりしま とうか)』がこう言う場面がありました。

『ねぇ、ケーキっと本当はどんな味なの?

 吐くほど不味いから分かんないんだけどさ、アレ…人間は美味しそうに食べるじゃない。』

「自分がもしそうなってしまったらどうする?」という問題提起を孕んだ本作。
この状況で主人公のように、目の前にある食肉に手を伸ばす自分を律せられるような『人を見失わない人』は、果たしてどれくらいいるのでしょうか…。
平和に暮らしても殺されるかもしれない、この世界で………。



作中で金木は、「あんていく」と呼ばれる初老の喰種が営む喫茶店に身をおき、以降生活をしていきます。
自殺者等を回収し、比較的罪を犯さず食肉を得られる環境を整えた本店は、この区での喰種の生活の支えとなっていたんですね。
当初は「自殺者の数だけで何人も十分に養えるの?」なんて考えておりましたが、日本の自殺者数や行方不明者数を換算して都心部の人口で割り当てた場合、結構まかり通る数なのだそうで…。
日本コワイ…。

金木はそこで、臓器を移植した大喰いの喰種『リゼ』の片鱗を見せながらも、喰種として少しずつ生活に馴染みをみせ始めるのですが…。
喰種対策局や別の区の喰種が、その生活を脅かします。

そして最終話、カタの外れた喰種による度重なる拷問で、『人を見失わない人』であった金木も、遂に『リゼ』の心に耳を傾けるのです。


『間違っているのは僕じゃない、

 間違っているのは…、この世界だ!』


『それでいいのよ金木君…、生きるというのは他者を喰らうこと…。』


ここから白髮と化した金木が魅せた、これまたカタの外れた…というより足首の骨を外した圧倒的な戦闘能力は、気合十分の作画も含めて物語のターニングポイントに感じ惹きつけられましたね。
そこから何の後日談も予告も無く終わってしまうのもこれまた衝撃的でしたが、まぁ…2期はしてくれるでしょうし、ゆっくり通知を待とうと思います。
{/netabare}



【人を喰ったような発言を繰り返す、美食家月山の魅力】
{netabare}
さて、急速な場面展開からも今ひとつ心象に欠けるキャラクターが多い中、それでもやはり異彩を放つ奴が一人。
それが、喰種対策局から「美食家(グルメ)」と呼称される『月山 習(つきやま しゅう)』でしたね。
はぁ…どーしてまたこういうキャラ好きになっちゃうかなぁ…。。。
でも、原作者の石田スイ先生も彼がお気に入りだとか…。
ですよねぇ、キャラの当て方に愛が感じられますもの。

はてさて、そんな月山という男。
見た感じはモデルを思わせる端正な顔立ちで、言葉の節々に英語や音楽用語を用い艶めかしく話すキャラクターです。
呼称としては他にも「20区の厄介モン」「気持ち悪いキザ野郎」「(ストレートに)変態」等多数。
うん、やっぱり愛を感じます。(愛の表し方は、人それぞれです。)


実際、彼は金木君に共通の話題である本を用いて近付くのですが、その本心はまさに彼を食すことであり、彼の血が付いたハンカチーフを鼻に擦りつけて


『柔らかな甘みと、芳醇なハーモニー。

 ああああああぁぁぁ、新しいごちそうの発見はっ!

 人の幸福にとって、星の発見以上のものだ!!!』


と迷言を吐き散らす、まさに変態野郎でしたね。
声を担当された「宮野真守さん」はまさにハマリ役で、「DEATH NOTEの夜神月」等の冷静沈着タイプから「STEINS;GATEの鳳凰院 凶真」といった厨二病キャラまで突き抜けてこなせる宮野さんだからこそ、存分に魅力を見出せたように感じました。


第5話で月山は、金木君をどうやって食べようかと試行錯誤した末、

『金木くぅんンがっ!! 食べながら

 金木くぅんうおっ!! 食べたい!!!』

という奇想天外な発想に辿り着き、人質をとって彼に迫ります。
ここで金木君から「変態」発言が飛び出るのですが、彼は侵害だと返しながらも「そうさせたのは君なのだから責任をとれ」と責任転嫁する天晴ぶり。
中の人繋がりで言うと、まさに「駄目だこいつ…、早くなんとかしないと…」状態でしたね。

ただ、実際に董香が割って入り彼を制止するも、「美食家」を名乗るだけあって良い物ばかりを食してきた月山は、食事が戦闘能力に直結する喰種の中でも、抜群の実力を持っていました。
そこで奇策として、董香が金木を食すことになるのですが、それを見た月山の

『僕のだぞっっ!!!』

発言には、シリアスな場面展開にもかかわらず笑ってしまいましたよ。
きっとそういう方も多いのではないでしょうか。


そんな彼も、金木くんが攫われた終盤では、

『アモーレ!! heartbreak…。

 無二の友人である金木君が…、ワケの分からない連中の手によって危険な目にあってるなんて…

 No kidding!!』

と言い放ち、「あんていく」と共に、彼を助けに?向かいます。
この月山が本作において、こういう味方とも敵とも呼べない立ち位置のキャラになったわけですね、にくい構成でした。
彼の言動を全て「お前が言うな!」で収めてしまうのは簡単ですが、皆さんもどうか彼を温かい目で見て愛でてみませんか?


そうそう、少し余談となりますが。
TV放送のCMを飛ばさない方はご存知かと思いますが、金木君と月山が行なうBlu-rayの販促CMは面白かったですね。

金木「月山さん、イベント抽選券付きBlu-rayが発売ですよ!」

月山「チュレェヴィアアアアァン!!

   イベントと言うことは、皆に祝福されながら、僕達が一緒になる日が遂にやってくるんだね!!?」

金木「人を喰ったような発言はやめて下さい…。」

最期の金木君の冷静なツッコミが良いですね。
これが聴きたくてCMは毎回飛ばしませんでしたよ、私は。
{/netabare}



【総評】

作品として魅力に感じる部分は大いにありましたが、その原作をアニメで100%活かしきれなかったように感じます。
原作未読の私から見ても、全12話で表現しようとするシナリオ構成の幅に、若干無理が掛かったように見受けられました。

それでも、内容として手を抜いた作品では決して無く、演出面にも秀でておりグイグイ見させるだけの吸引力はしっかり兼ね備えておりました。
全般的にシリアスな内容ではありますが、その分Cパートで小ネタを挟み楽しませてくれますしね。
次に見る機会があれは、ちょっと恐いですが黒塗りが無い完全版で是非見たいですね。

2期はやるのか…いつになるのか…。
今現在まだ噂の粋を出た情報はありませんが、どうせなら熱が冷めない内に放送してほしいですね。
展開が早かった分、視聴者の熱が冷めるのも早い気がしますし。

その時は、また作中にハマったを主題歌だと尚嬉しいですね。


ではでは、読んでいただきありがとうございました。


◆一番好きなキャラクター◆
『月山 習』声 - 宮野真守さん

◇一番可愛いキャラクター◇
『笛口 雛実』声 - 諸星すみれさん



以下、カニバリズム(食肉文化)について。
(途中から妄想に突入してしまったので、〆ます。)
{netabare}

ちなみに私は恥ずかしながら、正直なところまだ一度もカニバリズムを体験したことがありません。
偏見を持たず多種多様な食文化に触れることは、人生観を広げる意味でも重要だと私は感じておりますので、ここは偏食なぞせずに、いつか体験しなければいけないなと考えております。

しかし、現代の日本において、そんな「ハンニバル•レクター」みたいな真似が出来る状況は早々ありません。
やはりここでも、『東京喰種トーキョーグール』の世界に妄想を抱くことで、脳内体験するのが社会人として果たすべき選択となるでしょう。


まぁ…どーせ喰べるなら、私好みの『チュレェヴィアアアアァン!!』な人間を捜すことにしましょう。

おっ、かなり好みの人間を発見!!
早速、声をかけてみましょう。


「あっ、お嬢ちゃん可愛いねぇ。

 ヒナミちゃんって言うんだぁ…。

 うんうん、髪型が(私好みな)ショートカットで似合うねぇ。(グヘヘ)

 へぇ、字のお勉強してるんだ、偉いなぁ。

 それならお兄さんが、こっちで詳しく教えてあげるよ。

 さぁ、おいでおいで!!(ゴクリ)」



……さて、数分後。
細切れになった私は、彼女の胃の中にいたワケですが…。

こんな可愛い美少女になら、喰われる側というのもまた乙なものでした。

でも、ちゃんと「ごちそうさま」って言おうね、ヒナミちゃん。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 61
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

喰べたら「ごちそうさま」するまでが作品なのに

人を喰らう正体不明の怪人・喰種。
主人公カネキは喰種に襲われ瀕死となるが
喰種の臓器を移植されたことで半喰種となってしまう。
それ以来、カネキは苦悩と恐怖に満ちた日々を送ることに…。


凄惨な食事現場で始まり、凄惨な食事現場で終わった一話だったが
その課程には実に多彩だった。
Aパート開始時は安らぎや暖かさを感じさせつつも
黄色い道をゆっくりと歩む美女の姿が「迫る注意」「迫る非日常」を感じさせ
そこから緩急を織り交ぜ喜びから恐怖、救済に戸惑い、葛藤に絶望と
「赤い日常」へと変貌する様を流れるように観せてくれた。
この一話だけでジェットコースター一周分の感情を体感できる様な内容で
すぐにおかわりが欲しくなってしまった。
掴みとしては今期一番良いかも。今後も期待が高まってしまう。

考え過ぎかも知れないが、カネキが半喰種になる課程も単なる偶然とは思えず
どこか作為めいたものも感じている。
医者もグル(グール)かな?…とか、ミステリー好きの血も少々騒ぐ。

またこの世界での半喰種の存在意義がどうなるかにも注目している。
既存のグールなら自我を持っていないので、
その間に当たる半喰種には無条件で価値が生まれるが
この作品の喰種は既に自我や規律すら持ち合わせている模様で
半喰種との違いがどう現れるか気になる。
カネキの葛藤は半喰種ならではのものでずっと続いてしまうのだろうか?

※2話感想{netabare}
ヒデを救うためグールの力を借りグールの力に飲まれヒデを襲う衝動に駆られる…。
泥沼の葛藤が更なる深みへとハマっています。

それでも「人」の事「グール」の事、そして「自分」の事を知ろうとして
向き合う姿は立派でした。
ヒデも勘がいいので判っているご様子。良い友達じゃないか。
血の臭いだけでなく感動の匂いもしてきました。

あと触手を絡めた戦闘シーンもかなり上等で衝撃的でした。
そしてこの作品「目力」がハンパない! 夢に出そう…。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
アンティークを中心に活動するグールの生活が覗けた回。
どうやら安定区と掛けてあるようでグールの中でも穏やかに
生活する者が集まっている様子。
食事も自殺者を確保している様で納得できた。…ここまでは。

でも、他の区に多数の凶暴なグールが居るとなると
描かれている平穏無事で危機感の無い人間社会に疑問が湧く。
グールの数が多すぎる。

設定通り、毎月グールの人数と同じだけの人間が殺されるとなると相当な被害で
もはや警察が事件としてどうこうでは無く
軍が出来て対応していたり半分以上グールとの戦争の状態に成っていておかしくない。
…というか成っていて普通、それくらいの危機だと思える。
面白そうな作品なだけにバランスも考えて練って欲しかったと思ってしまう。

ちょっとケチが付いたが今後の展開で
グールの繁殖方法やジェイソンみたいな奴の素性や存在意義が明かされれば
もう少しは納得行くかも知れない。
【予想】{netabare}グールは元々政府が作り出しているが隠蔽されている{/netabare}
みたいな話なら判らなくもない。期待はしている。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
美食家、月山の裏の顔が見られた回。

人と仲良くしようとして無理矢理不味いモノを食べる霧嶋さんとは対照的に
美食を謳歌する月山。
狂った様に映るけどグールとしてはこちらが正常なのかな。
グールの味覚に着目したこの作品ならではの存在は面白く、次回以降も注目です。
{/netabare}

※5話感想{netabare}
早くも月山の食指がカネキに迫り、錦の切ない過去も露わに。

前回に続き月山の個性が圧倒的。颯爽登場!宮野真守無双。
狂気の中、生き生きしていてキャラ的にはみんなを喰ってたと思う。

錦もイイ話で単なる憎まれ役から脇役レギュラーへと躍進したかな。
でも、錦自身は内蔵の九割方破損した所から復帰したのに
姉さんは一般人相手に呆気なく死亡。(詳細不明)
そう言えば路地裏でカネキと最初に会ったグールも蹴り一発で死んでたし、
グールの耐久力に差がありすぎてご都合感が出ている。

美味しく質の良い餌を食べると即効でパワーアップ!
ってキノコマリオみたいな事を急に言い出してるし
話が進むにつれ、設定の詰めの甘さが見えて来てちょっと残念にも感じる。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
何とか危機を脱したカネキ達。そして改めて浮き彫りになったグールと人との距離。

グールも人と同様に心があり愛があり家族があり。
「お母さん!」と言うヒナミの叫びがとても痛々しく突き刺さる。
同情できる話で何とかしてやりたいのだが、
「人喰い」…いや「人しか喰えない」と言う生態は致命的で
言葉や理屈が通じ心があるとしても相容れない存在になってしまうよなぁ…。

カネキの存在がグールと人との心の橋渡しになるかも知れないけど心が繋がったとして
約定作って「人を襲わない代わりに故人の体を提供する」って訳にも行かないし…。
設定上では既に詰んでいる…と言える落とし所のない問題にどう挑むのか
見物だと思うけど、ホントどうするんだろう?
バトルで何となく解決した風には成らないで欲しいけどな。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
人にもグールにも義はある。それ故に復讐と憎しみの連鎖は止まらない。

カネキが到着するもヒナミのお母さんを助けられず悲しい結末になりました。
ヒナミにとっては本当に最悪の結末。
でも、母の表情から察するに復讐は望んではいない筈。
それは幼いヒナミに伝わっているのか?理解できるのか?
葛藤の中、芳村さんの道か薫香の道か何を選択するのか
この作品の肝になりそうで興味深いです。

真戸さんはグールにとって脅威だけど人側から観ると逞しい。
彼処まで出来る様になるには相当な修羅場と仲間や知人の死を経験しているのだろう。
グールに情をかけて殺された者もいそうだし、少々壊れてなきゃ務まらない。
悪っぽく描かれているけど背景を察していくと憎めないキャラだと思う。

一人殺されたとはいえ亜門達は何とかクインケ無しで対抗してましたが
身体能力考えると全員瞬殺されて当然なレベルで無理がある気がします。
せめて刃物弾くって設定無くしてくれないと人に勝ち目がなくないかな?
グールって設定自体矛盾だらけなので小さい事は寛容には観てるけど、
バランス感覚がちょっと悪いなって気がします。

次回は真戸と薫香の戦いが更に激しくなりそうで、
そして復讐に走る薫香をカネキはどう見るのかも楽しみです。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
真戸さん亡くなってしまいました…。
良い悪役だっただけにちょっと寂しくもありますが復讐に囚われた者の末路として
意義を投げかけてくれました。

一方ヒナミは復讐に囚われず深い悲しみの中から「生きる」ことを決意。
溢れる涙が心に響きます。強く生きて欲しいですね。

カネキは不戦を貫き悲しみと復讐の連鎖を断ち
グールと人とを繋ぐ希望になって行きそうですが6話感想の懸念が個人的に引っかかる。
共生目指すならグール用の食料開発出来ないものかな?
{/netabare}

※9.10話感想{netabare}
悲しみを乗り越え日常を取り戻そうとするアンティークの面々、
そして新体制でグール対策に当たる捜査官達。

近隣の11区が騒がしく嫌な予感がしていたらやっぱり飛び火です。
捜査官も絡んできてなんだか仁義なき抗争モノの雰囲気が強くなってきましたね。
{/netabare}

※11話感想{netabare}
人とグールが入り乱れた抗争、そして拷問と血生臭く暴力の砦と化しています。
覚醒しつつある亜門くんをいつの間にやら応援しちゃってます。
現状アンティークの敵ですが何れ手を組む事もありそうですよね。

カネキくんから新たなカネキくんが生まれそうですし、
屋上には何やら怪物が…ってあれまさかマスターなのか!?
次回も気になります。
{/netabare}

※12話感想{netabare}
心身共に死よりも凄惨な地獄の様な苦しみ中、今までの全て否定し
生まれてしまったダークカネキくん。
これからこの作品はドコへ向かうのか?…って所で最終回!

せめて…せめて外での戦いにケリ付けてくれないと投げっぱなしにも程があるし
痛々しい拷問が最終回ってのも後味が悪すぎる。
この終わりならアニメ化しなくても良いんじゃない?って気さえします。
{/netabare}


【総評】
心理描写や戦闘描写は良く描けているしキャラも立っている。
そして設定上袋小路になっている人とグールの関係がどうなって行くのか
どういう結末になるのか期待と興味を持って観てこれたがとにかく後味が最悪でした。

人として生まれそしてグールとして再生して価値観や感性などを培い
積み上げたモノを最終回に全否定させて結論出さずにハイ退場!!

結局、1話で身体を失い、最終話で心を失った可哀想な青年の怪談のような話で終幕。
闇芝居なら三分で終わるわッ!
中身は投げっぱなしでブッツリ終わるアニメの中でも指折りの作品になってしまいました。
続きやるのですかね? やらない事には話にならないし観る意味もない作品です。
事情があるにせよ、この終わりを平気で観せる制作側の神経を疑います。
期待と観て来た時間までも全否定されるこの終わり方は許容できません。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 64
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

タイトルなし

リゼと接触したことによって、
金木くんがかわいそうな目に・・・(´・ω・`)

■第1話~第2話
{netabare}
金木くんの発狂ブリが見どころの一つではありますが、
やっぱり一番の見どころは、リゼ役のハナザーさんですね!^^

1話目で金木くんをハニートラップにかけた
誘惑っぷり。そして2話目で永近を食べるようにそそのかしたり。
ハナザーさんがいい意味で壊れております(笑)

1話目の途中までは、ハナザーさんだとは気付かなかったです。
「となりの関くん」の横井さんがダークサイドに
落ちたみたいな感じ^^

これからますます壊れていくといいですね♪
{/netabare}

■第3話
{netabare}
今回はハナザーさん出番なしでした。。。
物語もあまり進まず、水面下で動いている感じです。
次回から動くかな??
{/netabare}

■第4話
{netabare}
今回はザ・宮野劇場って感じでした!
トイレでくんかくんかしているシーンはもう爆笑でした^^

ハナザーさんは30秒くらいの出番でしたが、
Sっ気たっぷりの見事な演技でした♪
{/netabare}

■第8話
{netabare}
久しぶりのハナザーさんでテンションあがります♪

そして残念ながら真戸さんはこれにてご退場です。
良いキャラしてたのに残念ですね^^;

あの指輪は、薫香ちゃんと何か因縁が??
{/netabare}

■第12話
{netabare}
中途半端なところで終わってしまいました。。。
原作読みましたが、確かにどこでアニメ終わらすか
は悩みどころですよね~
2期はあるんでしょうか??^^
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 94

85.6 5 眼帯アニメランキング5位
中二病でも恋がしたい!戀(REN)(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (2678)
15651人が棚に入れました
色々な事情が重なり、一緒に暮らすことになった勇太と六花。
付き合い始めた二人にとってはどきどきな内緒の同棲!
なはずが…
普通の女の子とも付き合ったことのない勇太には、中二病の彼女はハードルが高すぎた!?
恋愛をどう進めていけばいいか悩む勇太。そして1つ学年が上がってパワーアップした丹生谷、くみん、凸守たち。
さらには十花に六花との同棲がばれて……
またまたドタバタな生活が始まる!

声優・キャラクター
福山潤、内田真礼、赤﨑千夏、浅倉杏美、上坂すみれ、長妻樹里、天野由梨、福原香織、設楽麻美、保志総一朗、井上喜久子、仙台エリ
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

これこそ「中二病でも恋がしたい!」だ。<追記;Extra Episode>

中二病と恋、合い反する感情で揺れ動く心を楽しく描いたラブコメです。
2期のスートーリーは単純で、ラブコメに徹しています。

新キャラ七宮登場。
「ニャーハハハ」が鬱陶しい中二病キャラです。
勇太の幼馴染、六花のライバル的立場。
勇太への気持ちを中二病で強引に抑えているのが可愛く切ないです。
六花は六花で、七宮と勇太の関係に嫉妬気味。
中二病と恋愛感情との間で混乱する立花がいとおしいです。

2期ではモリサマと凸守の関係が笑いのツボでした。
喧嘩するほど仲がいいとはこのこと。
微笑ましいいがみ合いについつい頬が緩みがちです。
それと、モリサマの面倒見の良さに磨きがかかっています。
世話焼きの姉御肌に、好感度さらにアップです。
もちろんくみん先輩もいい味を出していました。
明らかに寒いギャグも彼女が言うとかわいいですね。
とくに、5話はくみん先輩の特殊能力がいかんなく発揮されていてシュール全開でした。

1期よりコメディー要素が増量された2期。
これぞ「中二病でも恋がしたい!」ですね。
まだ、2年の2学期。
3期、4期と行っちゃいましょう、京アニさん。

<追記;Extra Episode>
{netabare}ホモサピエンスメスのプリミティブな姿を巡って、六花と勇太の間に紛争が勃発。
秘密裏に水着画像の所有を画策する勇太。
隠密裏にその画像の破壊を画策する六花。
主に、六花の嫉妬心に元凶があると思うのだが・・・。
揺れる乙女心が他愛もなさ過ぎて「勝手にやってくれ!」です。
テンパる六花の可愛さが際立った最終エピソード。
二人は恋人同士なんだから・・・末永くお幸せに!

ついでに、モリサマと凸守も末永くお幸せに!{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 71
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

闇の炎に抱かれて聴け★

1期と比べて色々パワーアップしてましたね^^
くみん先輩はすっかりダジャレキャラになりました(笑)
第9話の{netabare}「ビキニ3割引に」{/netabare}は渾身の出来です。

もりサマーは1期に比べて症状が悪化してますね^^
でも、1期ではあまり見れなかった、もりサマーぶりが
堪能できてよかったです。

魔法魔王少女と邪王真眼のキービジュアルは
最終回のあのシーンにつながってたんですね^^
とてもいいシーンでした。

また3期があるといいなぁ^^

投稿 : 2024/04/20
♥ : 99
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

IMAGINE

再び春、新学年の始まり。
主人公勇太は結局、今まで通り、
六花に振り回される毎日のようだ。
妹を含めた3人での共同生活の始まり。
六花の愛弟子、凸守の入学。

また賑やかな日常が戻ってきました。
新キャラを加え、ラブコメ成分30%増しです。
{netabare}生徒会長選挙や海の家でのアルバイト、
修学旅行など、イベントてんこ盛りです。{/netabare}
愛猫キメラもおめでとう(*´▽`*)

愛すべきキャラクターが全てでしょう。
中二病なる思春期の病を題材としていますが、
そこは自分が自分でいられる場所であって、
誰しもが持つ、大切な場所なのです。
イメージを「日常を生きる力」に変える。
その衝動にどこまでも忠実な人たちの物語。

物語序盤とラストで同じセリフを語らせる。
{netabare}一緒に楽しい時間を過ごして、
一緒の家に帰る、こんなに幸せなことはない。
とても印象深く心に残りました。{/netabare}
シンプルに伝えたかったことなのでしょう。

少女が勇者を求めて旅をする。
たったこれだけの物語かもしれない。

そして浮き上がるタイトルバック、
そういうことか、お見事です。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 67

78.1 6 眼帯アニメランキング6位
うちのメイドがウザすぎる!(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (577)
2269人が棚に入れました
ロシアの血を引く小学2年生・高梨ミーシャのもとへ、元自衛官にして筋金入りの幼女好きである鴨居つばめが新人家政婦としてやってきた。元自衛官のポテンシャルを存分に生かしてミーシャに接近しようとするつばめと、徹底抗戦の構えをとるミーシャとのホームコメディが幕を開ける。

声優・キャラクター
白石晴香、沼倉愛美、M・A・O、原田彩楓、井澤詩織、加藤将之

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ただの変態アニメ、ロリアニメと侮ることなかれ!

原作未読。最終話まで視聴。

美少女小学生のミーシャ。
幼女好き家政婦のつばめ。

この2人中心に描かれるドタバタコメディ。

元航空自衛官ならではの(?)体力をいかして、変態行為に及ぶつばめと、それを頑なに拒み続けるミーシャ。
序盤~中盤はこれだけど充分面白かったです。

だけど、これだけだと同じことの繰り返しで、どうしても食傷気味になっちゃう。
そんな頃合いに登場する脇役が、効果的に作品を盛り上げてくれます。

つばめの元上官でドMのみどり。
ミーシャの同級生のわしわしと森川。

そして感動的な最終回。

この作品は変態ロリアニメと思われがちですが、実はミーシャの成長を描く作品。
笑いも感動も、かなりクオリティが高い作品だと思います。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 45
ネタバレ

TaroTanaka さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

素晴らしい。視聴者の性癖も試されるアニメ。シリアスも強度が高い。

ウザメイドのロリ性癖、
及びメイドの元女上官のドM性癖、
及び金髪幼女を愛でることを中心としたコメディ。
1話に5~10回くらい笑える箇所がある。

コメディメイン作品のシリアスは成功しないことが多いが、
本作最終話は成功していた。
{netabare}
母の死や病気等を絡めた事で
コメディにありがちな「ぬる」いシリアスになることを絶妙に回避した。
{/netabare}

ロリコンアニメのようだが、
実際にはメイドの筋肉に目が行く。
「筋肉+ストーカー+ロリコン+メイド+萌絵」
という属性過多キャラの新境地に
視聴者の性癖が試されるアニメ。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 17

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

フィーリングだけで語ってみる。

【概要】

アニメーション制作:動画工房
2018年10月 - 12月に放映された全12話(+新作OVA1話)のTVアニメ。
原作は、漫画家・中村カンコによって『月刊アクション』で連載中の漫画作品。
監督は太田雅彦。

【あらすじ】

ロシア人の母を亡くし血の繋がらない義理の父と二人で暮らす小学2年生女児・高梨ミーシャ。
そんな父子家庭にやってきた新人家政婦・鴨居つばめは、
女でありながら、マッチョでロリコンな変態だった?
元自衛官で、やたら強キャラな変態メイドとロシア美幼女の攻防。
これは汚いおねロリホームコメディストーリーである。

【感想】

原作単行本4巻までとアニメを交互に視聴。
原作者いわくピュア百合で、女作者による幼女愛が込められた作品である。
したがって作者の嗜好に忠実に描かれた原作ミーシャの見た目はつぶらな瞳のガチ天使な美幼女。
そして、原作を読んだあとアニメを見ると…あれ?ミーシャの顔が別人?
アニメではミーシャの変態メイドへのリアクションを解りやすくする意図か、
表情や演技でミーシャが解りやすくなったのは良いが、代償として俗っぽくてお転婆なイメージ。
天使というよりも早すぎる反抗期を迎えた子供に見えてしまう。

幼女萌えと変態ギャグで成立している原作漫画ではあるが、
コメディが得意な監督たちの手によるアニメ化に際してコメディ成分補強のために、
動かしやすさ分かりやすさで主人公幼女キャラをリファインしちゃいましたか?
所謂ビジュアル的な美を愛でるロリ萌え成分が薄まってロリコンギャグアニメ成分を強調された演出。
わざとか手癖なのか同じスタッフチームで手掛けた、『みつどもえ』と同じ轍を踏んでるようにみえる。
要は萌えられないということ。原作『みつどもえ』は然程美少女ではないし、
カエル顔と称されるアニメの『みつどもえ』よりビジュアル的に、このアニメはマトモではあるけれど。

シナリオ的には若干の会話をいじりつつも原作に8割ぐらいは忠実ではあるけれど、
笑わせよう笑わせようと演出と音楽がワンパターンなためにマンネリとクドさを感じた。
百合系コミック誌が初出の原作からして、
可愛さと萌えをもうちょっと大事にしたほうが良いと思うのだけど、
結局やってることは、いつもの太田&大隅&あおしまのトリオで、
何やっても似たようなギャグアニメになる弊害を感じてしまったのは気のせいだろうか?

アニメとして決してつまんないわけではないけれど、ネタに走り過ぎれば息切れは早い。
ならば、ギャグが面白かろうとつまらなかろうとネタでボケるキャラへの愛着を定着させる方面で、
アニメの演出を頑張れなかった?と思わないでもない。

本音はあれです。原作のほうがミーシャが可愛いのでアニメへの不満は、主にそこだということで!
普通に原作を無視すれば、それなりに楽しめるアニメではあるのだろうけど。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 44

78.6 7 眼帯アニメランキング7位
お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (1902)
11127人が棚に入れました
この作品は『とある事情でしばらく離れ離れになっていたものの、ゆえあって再び一つ屋根の下で暮らすようになったふたりの兄妹が、特に波乱もない平和な日常をのんべんだらりと送っていく様子を、これといった起承転結もなくつづっていくだけの単調な物語』のはずだったが…、主人公・姫小路秋人が6年ぶりに再会した双子の妹・姫小路秋子は極度のブラコンになっており、兄に対して恋愛感情を抱いてしまっていた。更に転校先の聖リリアナ学園では、生徒会長の二階堂嵐、生徒会副会長の那須原アナスタシア、秋人の友人で京都から追っかけてきた猿渡銀兵衛春臣と、一癖も二癖もあるメンバーも集まり、気付いたらみんな一つ屋根の下で暮らすことに…。秋人の望んでいた『平凡な日々』はあらぬ方向に進んで行ってしまうことになるのであった。

声優・キャラクター
木戸衣吹、逢坂良太、茅原実里、下田麻美、喜多村英梨
ネタバレ

助手さ~ん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

これが意外と面白いから困るw とりあえず声優さんにお疲れ様ですと言いたいw

極度のブラコンの秋子と妹思いの本当はシスコン?なあきとを中心としたラブコメです。通称「おにあい」

この作品の見所は意味深いギャグと声優さんの頑張りですかねww

【声優さんの紹介】
・姫小路 秋子 声 - 木戸衣吹
・那須原・C・アナスタシア 声 - 茅原実里
・猿渡 銀兵衛 声 - 下田麻美
・二階堂 嵐 声 - 喜多村英梨
・鷹ノ宮 ありさ 声 - 諸星すみれ

この作品のメインヒロイン、秋子の声優「木戸衣吹」さんの年齢は15歳、ありさ役の声優「諸星すみれ」さんは13歳と僕より年下の声優さんが頑張ってます!
この作品を乗り越えたならあとはどんな仕事が来ても大丈夫・・・なはずですw
木戸さんの演技はのびのびとしてて面白かったです^^
でも変な言葉は覚えちゃダメw
喜多村英梨さん、茅原実里さんの演技も流石でした。
茅原実里さんが演じた穴さんのしゃべり方は面白かったですね~

キャラ同士の会話が面白くギャグアニメとしては結構楽しんで観てました^^
会話が変な方向にいくのはいつもの事w

ラブコメとしてはう~んキャラがガツガツしすぎww
{netabare}すぐ夜這いとか言うしw{/netabare}
普段は見せないキャラの意外な顔がいいかな^^

何はともあれ声優さんにお疲れ様と言いたいw
タイトルがアレなんで期待せず楽しめて見れました。
2期があればまた見ます^^

【曲の紹介】
・「SELF PRODUCER」 歌 - 茅原実里
この作品のopです。
アニメ映像は際どすぎるww
でも曲は意外といいです。
opが始まるのは基本的にアニメが始まってから10分後を超えるんで気にしないでくださいw

・「Lifeる is LOVEる!!」  歌 - リリアナシスターズ[姫小路秋子(木戸衣吹)、那須原アナスタシア(茅原実里)、猿渡銀兵衛春臣(下田麻美)、二階堂嵐(喜多村英梨)]
この作品のedです。
この作品のヒロイン達が歌ってます!
映像がとても可愛い^^
会長さんと穴さんは流石の歌唱力。

     【ここから下は各話の感想です】

{netabare}
【1話感想】
{netabare}タイトルが凄いですが内容も凄かったです!
妹がちょっとあれですねw
妹の秋子さんは料理などの家事スキルが高そうでしたがそれ以上に妄想スキルが高すぎます!
秋子さんは勘違いも多くて話がすぐそれますww
兄を思う妹の気持ちが行き過ぎてますw
兄は誠実そうでいい人っぽかったけれどまわりのキャラはおかしな人ばかりですね^^
どうやらハーレムアニメになりそうな予感がしますw
(原作は読んでませんが)

2話も様子見で視聴しますw

生徒会副会長の金髪の子の声が
もろホライゾンで笑えましたwww
正確は化物語の戦場ヶ原さんに似てましたね^^ {/netabare}

【2話感想】
{netabare}2話からopができましたが映像があきらかに狙ってますww
(興味のある方は自分の目で確かめてください^^)
秋子さんの笑い方が凄すぎるw  ぐへへへwww
あの笑い方は面白すぎます。
妹が凄く心配になるアニメですw
台詞がちょっとあれなんで声優さん大丈夫かな?{/netabare}

【3話感想】
{netabare} 秋子(妹)の声優さん今回も頑張りすぎですw
14歳なのに・・・w
ぐへへ、ぐぬぬ、と言うセリフは個人的に好きです^^
今回は穴ちゃんのお話でした。
主人公とのやり取りが面白かったです!
主人公とヒロイン達のちょっと普通で無い会話も楽しんでください。
今回は秋子の動作が面白可愛いです!
秋子の声優さんのこれからの演技にも期待です^^{/netabare}

【4話感想】
{netabare} 銀ちゃんと穴さんのお話がメインでした。
今回も面白かったんですがネタがアウトすぎるww
バナナで遊んじゃダメでしょw
ぬいぐるみの間違った使い方はやめましょう^^
まさかの百合展開もありましたね~
穴さん押しがここ最近目立ちますねw
穴さんと主人公の会話は面白いですがレベルが高いので僕は分からないという事にしときますw
今回は妹があまり出ませんでした。
でもぐへへが聞けたので満足w
次回は出番がもう少しあるといいな~
銀ちゃんが一番まともな気がします^^
私服姿可愛かったですね^^{/netabare}

【5話感想】
{netabare} 今回は会長がメインの回でした。
秋子はやっぱり病気なのかな?ww
一線超えたいとか・・・
そんな発言はダメww
でも会長や穴さんに病気呼ばわりはされたくないなw
あの人達も普通じゃないww
秋子のむふふとハルマゲドンーとなんでーという台詞は面白かったです!w
主人公は何か怪しいな~(小説)
無意識のうちにそういう設定にしてるなら怖いなww
今回はちょっと露骨にアレなシーンが多いなw
もう少し何とかして欲しいですね^^
次回のタイトルがまよチキって・・・
いいのかな?ww {/netabare}

【6話感想】
{netabare}今回は妹が中心のお話で面白かったですw
秋子の表情や行動が可愛いですね~
ですが秋子はやはり重症です!w
抱き枕どうやって作ったんだろうか?(クオリティ高w)
Tシャツ自重してww
YesYes枕www
お兄ちゃんとネトネト(^^;
安定のぐへへw
あそこまで行くと清々しいけど将来が不安すぎるw
もう天性のブラコンとしかw
兄もシスコンかもしれないけどまだセーフw
今回は14歳の凄さを感じました。(秋子の声優さん)
次回は新キャラメインとなりそうです。
次回予告アウトーwwww{/netabare}

【7話感想】
{netabare} 今回は新キャラのありさと秋子がメインのお話です^^
相変わらずの秋子ワールドをお楽しみくださいw
あにマスクってなんですかww
兄しか見えないマスクってそれじゃ兄も見えないでしょw
明子は小姑ww
ブランコブラコン似てるけどねw(その発想は無かったw)
全国のブランコに謝罪!
明子の記憶力凄すぎw(もっと他の事に役立ててw)
秋子とありさの対決は結局何がしたかったのかなw
ありさの疑問で秋子に大ダメージww
子供の何気ない疑問は時として大ダメージを与えますね~
しかしめげない秋子は流石です(^^;
ありさと秋子の争い低レベルww
主人公は逃げるの上手いですねw
そして秋子とありさは同盟を組みました^^
あにしてるTシャツやめてww
次回はサービス回見たいです。
いつもの事のような気がするけどw {/netabare}

【8話感想】
{netabare}今回は水着回です。
毎度ネタがアレですが得にw
会長と穴さんは変態すぎます!
頭の中はピンク一色ですね^^
会長の水着はアレですよアレ・・・w(自重します)
ありさのきゅうは可愛いすぎw(ロリコンじゃないよ(^^;))
ありさちゃんは穴さんから逃げてww
穴さんの思考はヤバイですね。
今回は妹が一番水着として普通に可愛かったです^^
でも一線越えたいのは変わらずw
Tシャツのバリエーションが豊富ですね!(またかww)
ぶっ飛びすぎてて主人公が気の毒に思えてきた(^^;)
主人公のマネージャーの人なんだかんだノリノリじゃないですかw
主人公の書いてる本の題名クソワロタw
兄弟合体アキンゲリオンってなんですかね?ww
突っ込んだら負けなんですよね^^{/netabare}

【9話感想】
{netabare}今回はアキトが風邪にかかってみんなで看病しようというお話。
明らかに危険な匂いが・・・w(特に会長w)
しかし会長は思ったよりまともな事言ってる(^^;
これは裏がありそうだ。。
ありさちゃんは頑張りすぎですね。
あんなに食べれないww
穴さんはやっぱり看病したことないのかw
沈黙とツンデレが良かったね(^^;
秋子は珍しくまともでアレは嬉しいw
ギンギンも可愛かったね^^
個人的に風邪のときは静かにしてほしいかな。
次回は会長か・・・w{/netabare}

【10話感想】
{netabare}aパートはギンギンとアキトの過去のお話。
小学生時代の銀ちゃんとアキトは今と少し違うかな。
アキトは銀ちゃんの事を女の子とというより親友と思ってるんだね。
あの小学校個性的な子多すぎでしょw
アキトはストーカーみたいでした(^^;
不法侵入。。。(良い子は真似しないでねw)

bパートは前回の続き。
会長さんまともすぎw 優勝おめでとう^^
そして部屋に向かうアキト。。嫌な予感が(^^;
しかしそこに待っていたのは眼帯を外しおしとやかな会長さんが・・・w
まさか会長さんにあんな一面が。
声も変わってて可愛かったですね^^
流石キタエリさん!
会長さんも邪王真眼の使い手だったのか・・・w
使うたびに視力失うとかどこの万華鏡写輪眼ww
人の心操れるってギアス?w
ともあれギャップが凄かったです。
会長さんはこっちの方が好きですね^^
さてオチの編集者さんはほかっといて次回は穴さんの回になりそうですw
次回予告相変わらずだなw{/netabare}

【11話感想】
{netabare} 今回は穴さんが○○をはかないお話で合ってるよね・・・w
穴さんはやっぱり一人で掃除が出来ないみたい(^^;
下着なしで1日・・・ちょっとwww
そしてopがいつもより早いですね^^
いつもは開始してから10分後くらいなのにw
お化けに怖がる会長さんは可愛いですね^^
やっと存在感が出てきましたね~
穴さんはアホすぎるでしょwww
あの淡々としたしゃべり方がいいですね^^
銀ちゃんとありさは遭難したのに何をしてるのやらw
2人とも心配しなくても成長するは・・・w
明子と穴さんはどう見ても相性が良くなさそうw
会話がめんどくさいww
秋子が総理大臣になったらおしまいでしょw(日本)
小さい頃の秋子も可愛いね^^
そうかあ~この頃からもう病気だったのかw
アレ途中からみんな結婚し始めて子供まで(^^;
これはまさか・・・w
オチはまたあなたですかww
編集者さん暇ですね~w
そんな夢を見るとはあなたが一番変態かも?w
次回で最終回ですか~
意外と楽しませてもらったな^^
秋子のぐへへが聞けなくなるだと。。
最終回でまた更新します^^{/netabare}

【12話感想】
{netabare} 前回の続きからです。
穴さんとあきとが初めて出会った時のお話から。
穴さんはやっぱり会話しずらいな(^^;)
話が変な方向にずれて行くww
僕があきとの立場だったら逃げたいw
表情が全く変わらないのに言葉はスラスラ出てくるw
もしかしたら穴さんは秋子の事が好きだったのかな?
もちろんlikeじゃない意味だけどww
秋子のなんじゃそりゃー面白いw
このアニメ本当に声優さん頑張ったよね(^^;)
お疲れ様ですw
opは相変わらず遅いですね~
また編集者さんかw
人騒がせな人ですね~
あの緑の球は何ですかね(^^;)
問題のシーンはスルーしてあきとの小説は相変わらずww
秋子の着物姿似合うね^^
秋子とあきとの話は意外といい話でした。
最後台無しだったけどww
そして衝撃の事実!
秋子にもチャンスがあるじゃないか!w
頑張って^^
意外と面白かったアニメでしたw
2期はあるのか知らないけどあったら見ます~
もちろんオススメは出来ない類のアニメではあるw{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 51
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

強烈ブラコン!

原作 ラノベ 未読

学園ハーレム+妹ラブコメ

2話の感想

2話からOP始まって、見たけど・・・
アナが机の下で、立て笛吹いてるシーンには、ぶはぁって吹きました。
これ、一人じゃないと見れないよ~!

兄の秋人が、実は兄妹の禁じられた恋愛を書く作家だとは・・・なんとも・・・
ホントは秋子の事まんざらでもない・・・のかな?
どうなんだろう? 
もし、そうなら・・・ホントに禁断ものになってしまうな~なんて・・・^^

1話の感想

妹の秋子 可愛いですね。^^
外見は黒髪ロングで、スタイルも良く、とても可愛い。
性格も明るく、礼儀正しくて好感良い。

物凄く積極的な妹ですね。
あそこまでくると、ウザイを通り越して愛くるしく感じてしまいました。

同じ寮?には、他に女の子が数人いて、みんな主人公に好意を持っているハーレムなんですが、これも読者(視聴者)うけを狙った感じの設定なので、ありきたりに感じてしまいます。
個人的には、そんなにハーレムにしなくてもいいのに・・・って思う。(嫌いじゃないけど、好きでもない)

まぁ、妹可愛いし、これからどうなって行くのか?
ちょい期待して観ていきたいですね~^^

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最終話まで見た感想

{netabare}
結局、最初から最後まで、おバカハーレム のラブコメでしたね ^^

最終話で主人公が語って分かったんだけど、この兄と妹の秋子は、実は血の繋がらない兄妹だったんですね。
この事は、妹は知らないのだけど、よくあんな可愛い血の繋がらない妹に迫られて、気持ちをセーブできるよな~って思う。

まあ、妹以外からも可愛い&綺麗な女性から想われてるから、ホント羨まけしからん!ですね。
{/netabare}

シリアスなハーレム恋愛ではなくて、コメディー要素が強いので、笑いながら見れました。

しかしながら、秋子があそこまで積極的だと、ウザイを通り越して可愛いですね。
フフ(^ー^* )♪

個人的には、秋子>ありさ>銀>アナ>二階堂の順で好みでした。
キャラが可愛く、面白かったので楽しんで見る事が出来ました。

ハーレム&ラブコメ好きにはオススメです。^^

投稿 : 2024/04/20
♥ : 51

keylove さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

極上ハーレムストーリー。これが好きじゃなきゃ萌えなんて語れない!

これはかなりの安定度を有するハーレムストーリーですね。
ハーレムストーリー?というか日常アニメなんですけど。

主人公を含めて、キャラデザは抜群です。
もちろん、特に特に、女性陣の可愛らしさは言うことありません。
ここまですべてのキャラがストレートに魅力を出してくると、避けようがないというか、それだけで癒されてしまいますよ。

ツンデレ、デレデレなんでもあり。
とにかく可愛ければそれでなんでも許されるという世界観。
萌えハーレムアニメとしてはど直球のお話だと思いました。
不安な要素がなにもない。
言い換えれば、ストーリーとしての成分で見ると、緻密な計算があるわけでもなく、超展開があるわけでもなく、退屈なのかもしれませんけど、そういう練り込まれた作品ばかり観ていると頭がボーっとしてくるので(笑)こういうのを挟むとなにかと良いと思います。

誰が可愛いとか魅力的だとかの甲乙がまるでつかない。
もちろん一応は妹と兄が主役ということが主軸なんですけど、それを汲んでも汲まなくても、誰もが魅力的なんです。
しかし、なんでこの手の物語の主人公はここまで不器用というか、奥手というか、無欲なんでしょうね。
だいたいどのアニメにおいてもそれは同じですよね。
そうじゃないと成り立たない面もあるんだけど、このシチュエーションがあって何かを期待しないなんて普通じゃあり得ないから(笑)

ネタばれのつもりはないので、主人公がまったく欲を持っていないとかいるのだとかは書き記しませんけど、ここまで女性に囲まれて日常を送るなんて、うらめし羨ましいとしか言えません(笑)

そして声優さん。
どの人も素晴らしかったです。
メインヒロインが多いので記載はしませんけど、どのキャラもすべて声がマッチしていた感があって良かったです。

時折、きわどいというかエロい描写が入ります。
それがぜんぜんイヤミじゃないんですよね、ごく自然なタッチで描かれているので軽い感覚で受け止めることができます。

しいていえば、音楽にはこれといった特徴はありませんでしたね。
OPもEDもごくごく普通です。

総じてこの作品は、ものすごく安定感があるドタバタハーレム劇です。

もちろん一話や二話完結のものじゃないので最初から観ることをオススメしますけど、その一話一話が毎回楽しいというか、ものすごくテンポが良いとも思いました。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 12

74.5 8 眼帯アニメランキング8位
邪神ちゃんドロップキック(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (455)
1703人が棚に入れました
魔界の悪魔である「邪神ちゃん」は、ある日突然人間界に召喚されてしまう。邪神ちゃんを召喚したのは、ボロアパートで暮らす女子大生「花園ゆりね」。ゆりねは、邪神ちゃんを呼び出したものの魔界に帰す方法がわからない……。仕方なく一緒に暮らし始めた二人だが、邪神ちゃんいわく、「召喚者が死ねば魔界に帰れる」そう。そこで邪神ちゃんがとった行動とは……!?

声優・キャラクター
鈴木愛奈、大森日雅、久保田未夢、小坂井祐莉絵、小見川千明、佐々木李子、飯田里穂、原奈津子、荒浪和沙、寺田御子、山田麻莉奈、山下七海、田中美海、M・A・O、遊佐浩二
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ちょいグロドタバタコメディ!?

原作未読。最終話まで視聴。

ちょっとグロい、ドタバタコメディ。
「メイドラゴン」や「ガヴリール」的な物語を期待していたけど、かなり毛色が違う気がする。

かなり自分勝手で図図しくてセコくて・・・。
こんな邪神ちゃんの傍若無人な振る舞いに対して、召喚主のゆりねが、かなりグロ目に制裁を加える構図。

邪神ちゃんの傍若無人な振る舞いに不快感を感じてしまうのがマイナスだけど、グロ目の制裁でチャラになる。
まあ、笑えるところもあるんだけどね・・・、というレベル。

好みが分かれちゃうでしょうね。

各キャラの登場エピソードを割愛しているせいで、各々の関係性が探り探りなのも、原作未読組にはつらい。
第1話の冒頭の{netabare}邪神ちゃんのぺこらに対する{/netabare}理不尽な態度とか、正直、笑えなかった・・・。
むしろ、危うく第1話の途中で切りそうになるくらい不愉快な立ち上がりだった。

ぺこらの扱いの悪さに関しては、最後まで、笑えないどころか、不愉快でしかなかった。
本人の性格の良さ、真面目さが、余計にそう感じさせてしまうのだと思う。

作画は別に悪くはないんだけど、「メイドラゴン」を期待していましたからねぇ。
{netabare}尻尾の輪切り{/netabare}とか見ると、やっぱり、京アニの作画ってすごいんだなぁと・・・。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 37

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

邪神ちゃんの召喚エピソードからの開始ではなかった第1話。面白かったです。(最終11話目:「必殺のドロップキック」がまったく必殺でない件について…。)

同タイトルのコミック原作は未読で放送された第1話のみ観ましたが、ファーストインプレッションは「かなりグッド」でした。たぶん完走すると思いますが、特に何も書くことがなければレビューの更新は完走後にでも。

とりあえずOPのナレーションと主題歌の歌詞で、ここをきちんと観て聴くことで邪神ちゃんとゆりねのおおよその関係はわかります。

なぜかすき焼きパーティーで始まる第1話でした。

アニメの公式ホームページを見ると追加キャラはいるみたいですが、第1話Aパートのここでメインキャラクター(花園ゆりね、邪神ちゃん、メデューサ、ミノス、ぺこら)が概ね勢ぞろいといった感じでした。

メデューサやミノスという名前も神話としては比較的ポピュラーなギリシャ神話に由来するものでしょうから、メデューサの目を普通の人が直接見たら石化してしまうんじゃなかろうか、とかミノスはたぶんミノタウロスのように力持ちだろうなというのはなんとなく想像できますね。

ゆりねとぺこらがどんな奴なのかというのはストーリーの中でしかわかりませんが、それでも第1話として必要な要素は伝わってきたと思います。

一見ただの人間っぽい(ただし眼帯とかしててゴスロリ服)なゆりねがこのコミュニティの頂点に立てている明確な理由とか、邪神ちゃんの召喚の経緯についてはもしかしたら今後放送されるエピソードで具体的描写があるかもしれません。

とりあえず、邪神ちゃんの不死・再生能力がストーリーの要にあるのは間違いないです。これのおかげでどんなに容赦のない描写でも、ギャグで済ませてしまえる…(笑)。

わりと視聴者を信じた作りというか、合う合わないはけっこうありそうですね。人を選ぶとは思いますが私はとても面白いと思いました。

作画は良い意味で「漫画的」ですね。これも合う合わないがありそう。

2018/7/17追記:
第2話まで視聴。メデューサのポジションが何となくつかめましたね。あと、邪神ちゃんのポンコツ度合いが第1話以上でした。

余談:「医療用の瞬間接着剤」というものが実用化されています。基本的な成分は家庭用のものと同じです。

2018.7.19追記:
原作を一気読みしてしまいました。なるほど、これは1話登場だった各キャラの原作初出回をあえてやらないのは英断かも?

おそらく追加のキャラについては、原作も面白いからエピソードを拾っていくのではないでしょうか。

2018.8.8追記:
第5話まで視聴終了。原作でも作中でパロディー、オマージュネタが多く、アニメでもそれは引き継がれています。5話だと巨大カマキリ(刃牙)とか。

書泉グランデにおいて作中で作品アニメ化の広告が出ているという、メタな開幕でした。これまでも作中では多くの実在店舗が出てきていますし、作中での神保町や秋葉原の街並みの背景もわりと現実準拠ですね。

3話くらいから定常運転に入ったのか、原作をほぼなぞるエピソードが増えてきましたが、各キャラの初登場に関しては婦警の橘芽依や氷ちゃんなど一部のキャラを除いて、ほとんどのメインキャラでは原作改変するつもりのようです。

ただ、原作での設定維持を念頭に置いた改変のようであまり気にはなりません。しばらく前からペルセポネⅡ世、そして5話ではぽぽろんとぴののキャストがEDでクレジットされていましたが作中ではまだ一度も名前が呼ばれていません。これはこれで、面白い(笑)!

2018.8.15追記:
第6話: 邪神ちゃんのオヤジギャグとか駄洒落にはとても親近感が湧きます。今回だとモハメド・アリとか、私も時々言っていますし。

後は、「遊佐未森」と「焼そばBAGOOOON」が個人的には良かったですね。たぶん面白くない人には何も面白くないとは思いますが。

あと、別に面白くはないけど懐かしかったのは、タイガージェット・シン…。

2018.9.18追記:
第11話: 最終回でした。決まっても致命的でない技は、まったく「必殺」ではありません(笑)。回鍋肉の作画、妙に良かった気がします。そして、ムダ(?)に歌がうまい邪神ちゃん…。

アニメ公式ホームページのキャラクター紹介で、ペルセポネ2世が最終回までついにシルエットのままでした。キャラ紹介文もまったくアニメ本編の状態を反映していないのですが、これはOVA製作か2期目を期待しても良いのでしょうか…?
(あるいはBOX下巻に未放送の12話目が入って、そこで合流なのですかね…?)

人を選ぶ作品だったと思いますが、個人的にはとても楽しめました。ただ、ギャグのネタはいちいち古かったりマイナーだったりするものが多かった気がする…。

¡Hasta la vista! Baby!(じゃあな! ベイビー!)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 49

のび太 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

【この作品には一部暴力シーンなどの表現が含まれております。ご視聴の際はご注意ください】w

オカルトマニアの女子大生・花園ゆりねに偶然召喚されてしまった悪魔・邪神ちゃんが、魔界に帰る為にゆりねの命を狙いつつも、一緒にアパートで同居生活を送っているという日常系ギャグ作品。

けどアニメの冒頭にはこういった説明は、ほぼありませんw
原作知らない人には、ちょっと入りにくい構成ですね。
そもそも原作知らない人は、こんなアニメ見ないだろうという感じなのかなw

邪神ちゃんが、かなりクズな性格していて、ゲスい行動をとるたびに、ゆりねに血祭にされるのが大体のパターンです。
しかし再生能力があるのでミンチにされても復活しますw

昨今はこういう暴力的なギャグは、敬遠されがちなので、観る人は選ぶ感じだけど、登場するキャラが変なのばかりで結構笑えました。

あと神保町界隈のネタも、ちらほら出てくるので神保町好きな人は楽しめるかもしれません。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 20

84.1 9 眼帯アニメランキング9位
シン・エヴァンゲリオン劇場版:||(アニメ映画)

2021年3月8日
★★★★★ 4.2 (429)
1962人が棚に入れました
 エヴァがついに完結する。2007年から『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズとして再起動し、『:序』『:破』『:Q』の3作を公開してきた。その最新作、第4部『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の劇場公開が決定。人の本質とは何か? 人は何のために生きるのか? エヴァのテーマは、いつの時代にも通じる普遍的な核を持っている。
 シンジ、レイ、アスカ、マリ、個性にあふれたキャラクターたちが、人造人間エヴァンゲリオンに搭乗し、それぞれの生き方を模索する。人と世界の再生を視野に入れた壮大な世界観と細部まで作り込まれた緻密な設定、デジタル技術を駆使した最新映像が次々と登場し、美しいデザインと色彩、情感あふれる表現が心に刺さる。
スピーディーで濃密、一度観たら病みつきになるその語り口は、興行収入80億円超えの大作『シン・ゴジラ』も記憶に新しい庵野秀明総監督による独特の境地。その庵野総監督がアニメーションのフィールドで創作の原点に立ち返り、新たな構想と心境によって2012年の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』以後、封印されてきた物語の続きを語る。
 1995年にTVシリーズ『新世紀エヴァンゲリオン』でアニメファンのみならず、アーティストや学者までを巻き込んで社会現象を起こした初出から、実に25年――その間、常にエポックメイキングであり続けたエヴァの、新たな姿を見届けよう。

声優・キャラクター
緒方恵美、林原めぐみ、宮村優子、坂本真綾、三石琴乃、山口由里子、立木文彦、清川元夢

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

「否定」ではなく、「肯定」する生き方

ネタバレを極力避けて話したい。

25年前の庵野監督は明らかに「オタク」であることに対して「否定」的な立場から作品を作っていた。

アニメとか漫画とか映画とかゲームとかどうでもいいから、街に出てコミュ二ケーションしなさいと。。。

「書を捨てよ、町に出よう」ということである。

しかし、この25年間で社会は様変わりした。アニメを見ることに対しての偏見は愚か、アカデミー賞や歴代の興行収入を支えているのはアニメや漫画だし、ハリウッド製作の映画やドラマまでもが今やアニメや漫画の実写化がほとんどである。

そういった状況において、本作はそういった「多様的」な生き方を「肯定的」に捉えている。

僕の周りには本当にいろんな人間がいる。サッカーが好きな人間もいれば、ギターや音楽が好きな人もいるし、漫画でもキワモノが大好きな女性もいっぱい知っている。

はたまた、性に対してもゲイやバイセクシャルな人だっているだろうし、興味がない人だっているだろう。

そう、その全てが全て「存在」していいのである。

確かに、それぞれは言葉が通じなくお互いを傷つき合うかも知れない。

あるいは全く引き合うことすらないかもしれない。

しかし、そういう社会でお互い理解し合おうとすることがなにより大切なのだ。

それがこのシン・エヴァにとって、いや全人類にとって「大人」になる。ということであると「結論」が出ている。

確かに現実ではなく「理想論」に過ぎないが、それでも人はあの25年前に比べれば、偏見や差別と向き合う人が増えた。

そういう意味では「進歩」しているのである。

個人的には今回の「シン・エヴァ」のラストより、漫画版の「エヴァンゲリオン」の方が好きだが、そういったことはこの際どうでもいい。

庵野監督とこの作品を全力で作ったスタッフの皆さんに何よりの感謝と尊敬を。。あなた方の「伝えたい想い」は伝わりました。

お疲れ様です。そしてありがとう「エヴァンゲリオン」

人生においてここまで晴れ晴れした気持ちになったのは久しぶりでした。



追記

ラストのある「ゲスト声優」が時代を象徴していると思うし、
なにより今度の「シン・ウルトラマン」がまさにド王道の物語になることも必然だと思う。

良い意味で垢抜けた傑作になることを期待してます。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 42
ネタバレ

sumiyaki さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

エヴァの世界はどういう世界だったのだろうか?

2020年8月末に序破Qを観たのが最初のエヴァンゲリオン。
まだ半年くらいの新参者です。序破Qくらいしかちゃんと観ていませんが、シン・エヴァはとても楽しみに待っていました。

自分はコアのファンの皆様とは時代・世代・年齢も違っていて、エヴァに触れてからの時間もまるで短く、ファンの方々とは感動を共有できなかったかもしれません。
ただ、庵野監督をはじめ制作に関わった皆様にはお疲れ様と言いたいです。ありがとうございました。

「庵野秀明スペシャル」 - プロフェッショナル 仕事の流儀 - 3月22日19時30分からNHK総合
https://www.nhk.jp/p/professional/ts/8X88ZVMGV5/episode/te/YV62MRRW35/
>番組は総監督・庵野秀明(60)に4年にわたって独占密着。これまで長期取材が決して許されなかった庵野の制作現場を、シリーズ完結編となる『シン・エヴァンゲリオン劇場版』で初めて余すところなく記録した。

というお知らせ、シン・エヴァをもう一度観に行くよりも、NHKの庵野特集が観たくなった私です。

アバンについて。{netabare}ここは上映前からYouTube, Amazon Primeで公表されていて、前からいろいろと妄想してしまった部分。メタフィクション的な解釈に私も傾倒しました。まるで仮想現実であるかのようなパリ市街の復活、マリが「待ってろ、ワンコ君」というときの背景の建物が実はコア化しているかのようにみえる描写。
しかしそういう解釈は後のパートでは続かず、メタフィクション的なものというより、使徒の世界とリリンの世界の重ねあわせとしてのL結界密度のようななにか、と考えるしかありませんでした。「アンチLシステム」の技術があとでも活躍しました。
そして、マリの特殊能力?が示されました。
{/netabare}
最終結末について。{netabare}世界はどのレベルに戻ったのでしょうか? この駅が東京駅だったりしたら、エヴァンゲリオン自体がなかった世界に戻ったことになる。第三村が有った辺りの駅なら、第三村がどうなったのか、そこで暮らしていた人たちはどうなったのか心配になってくる。山口県宇部の辺りだから、第三村その他も無事に復興しているだろうと推測できる。
まるで浦島太郎が玉手箱を開けたように、シンジは大人になってしまって、チョーカーもつけたままだったり。スーツを着ているのはマリと婚約の報告か何かでしょうか。
マリの印象ですが、私には何かゾッとする感覚、「悪魔」みたいな感じがしました。シンジはちょっと魂を抜かれたような感じ、いままでと違いすぎるからか。
実写の風景は結末の世界が見かけは似ているけど、視聴者の世界とは異なるものなのに同じだと思わせているのではないかとふと思います。
人類に文明を与えてくれたゼーレはどうなったのだろう。
{/netabare}
マリとは誰なのか?{netabare}
極めて重要な登場人物(綾波ユイと碇シンジ)と深く絡んでいる。
年齢の不思議。
私には「悪魔」的な印象があった。使徒が人類を滅ぼす存在ならば、「悪魔」は実は「神」のようなもの。
とすると、マリは天使か神のような存在なのでしょうか? 実は黒幕なのでは?
メタフィクション的にエヴァンゲリオンの世界をある種のゲームの世界のようなものだとすると、マリこそゲームのプレイヤーで、その他は程度の違いはあっても、ノンプレイヤーキャラクターの要素が強くなる、というように私には感じられました。
{/netabare}
エヴァの世界はどういう世界だったのだろうか?{netabare}
使徒が虚構の世界の生き物で人類(リリン)は現実の存在、そして虚構 vs 現実 の闘い、みたいな印象をもっていたこともありますが、その2つの世界はL結界を境に同時に存在、あるいは重ねあわさっていることがシン・エヴァを観て強く感じました。ちょっと量子論っぽいですね。
これは視聴者や制作側が3.11の東日本大震災の影響を強く受けたことに関係していそう。
マリがメタフィクション的な存在であるとするならば、エヴァはフィクションの世界を脱して、現実に着地し完結した。ある種のゲームのような世界だったのでは?
その辺りのことはシン・エヴァ公開直前にこちらにコメントさせていただきました。
https://gyahunkoubou.com/sin-eva-mystery-4.html#comment-33119
{/netabare}
私の受け取ったメッセージ。{netabare}
いつまでも子供でいるな、大人になれ、みたいな普遍的なメッセージが受け取れることは確かですが、私は悪く言えば少し古さを感じました。
どちらかというと、現実はそれに従うしかない面もあるけれども、フィクションのように「書き換えていく」こともあるいはできるのだ、というように受け取りました。
アニメ「正解するカド」を個人的ですが、連想というか思い出しました。(「正解するカド」のネタバレあり){netabare}
エヴァQ (2012) --> 正解するカド(2017)
Qに対するAnaswer
エヴァ(大人になれ) --> 正解するカド(私たちはみんな途中)
正解するカド(交渉でなく結局暴力) --> シン・エヴァ(暴力ではなく結局コミュニケーション)
まあ、両者には関係はありません。私の妄想です。
{/netabare}{/netabare}
その他とまとめ。{netabare}
QからVRゴーグルのようなものをしていたゲンドウ。VRあるいはMRで現実世界に別の世界を重ねて見ている、と思っていたけど、そうではなかった。

使徒は災害・伝染病・政治的攻撃(洗脳とか)の象徴なのだろうけど、「エヴァンゲリオン」の世界はキリスト教の信者からはどのように捉えられているのだろうか。

エヴァからも他作品からも引用につぐ引用をしていてそれでいてすごい独自の世界を創っている。今後はエヴァを消化吸収した新たなテーマの作品が観たい、楽しみだ。

映画館で最後まで皆は真剣にみていたのだろう、拍手をしようと思ったがためらってしまった。私のような新参者にはいまひとつ「感極まる」ところまで至らなかった。長い間ファンの皆様には長く心に残ることだろう。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 16

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

いやぁ〜全然面白くねぇな!。ただ、庵野先生とカラーの次回作にご期待ください。

 ネタバレになるので例え話でのツッコミになりますが、「思い出ぽろぽろ」か!、スターウォーズep9か!な作品です。言わんこっちゃないとは思いましたが、スターウォーズと同じで前作でグチャグチャになった風呂敷を大急ぎで畳んでるだけだから、ドラマやエモーショナルな盛り上げにも、物語という形での上手なテーマの展開にも、キャラの描き込みにも失敗してます。


 あるポイントでわかりきってる愁嘆場みたいなのが始まった時には頭を抱えそうになったし、ゲンドウの件りでは「それ前から知ってた!」とツッコミを画面に入れたくなった。


 ロボバトルの描写としてもCGばっかで手描きの最高峰だった旧劇のような色気も艶もないし、重量感や上がるロマン描写もなし。軽そうなエヴァがチャカチャカと動くばかりで何が起こってるのかよくわかりづらい(これは本作だけに限ったことじゃないが)。


 アナクロニズムと言われようが、やはりロボは手描きの方が向いている。テレビだと今は色々あるのかもだが、映画では手描きの方がねぇ…。そりゃあ手描きじゃあ表現は無理という場合もあるが、CGだからこそのロボ表現で本当に痺れたことは今んところあんまりないかな。


 じゃあ面白くもなんともないかと言うと、ある意味で面白いところはある。それは庵野監督の大人になりっぷりである。結婚して多くの人の仕事を指揮するより大きな立場になって、もうあんな昔みたいに中二丸出しでグズグズ悩んでらんねぇよ!って庵野さんの心は確かに伝わってくる(それを物語の中で上手く消化できてるとは言い難いが)。


 絵作り的にも、CGを殆ど使ってない庵野さんのロマン溢れる部分のパートでは流石の冴えを感じたし、あのキャラが☓☓☓な件にも「あぁ…、本当に大人になったんだなぁ…」と染み染み感じ入った。


 その辺の描き方が「思い出ぽろぽろ」と同じで、少々懐古主義的、或いは理想化され過ぎな気もするが、宮台さんの動画を見たりして共同体の大切さや共同身体性の重要さについて考えさせられていた私としては言いたいことはわかる、という感じではあった。昔には戻せないから、テックを使ってアップデートは必要だが新しい形の共同体の作っていくのは急務だろう。


 それにしても、やはり映画一本に詰め込むには無理があった気がする。どうせなら決戦前の物語をテレビで1クールやるくらい必要だったかも。


 ここまで大人ぶりを見せられると、やはりエヴァから開放させれた庵野さんとカラーの次回作に期待したい。庵野さんはナウシカはやって欲しいが、あとはフリーハンドで作って欲しい。


 カラーにはTVアニメにも参戦しないとジブリの二の舞になるから、優秀なスタッフたちの才能を活かせるオリジナルでも原作付きでも年一くらいでは新作を制作して欲しい。あぁ〜やっとネタバレを心配しないでネットを見れるという安堵の気持ちのみ!。


 作品としてのエヴァは、やはりスターウォーズにおけるep4、5、6みたいに旧劇までで終わりで良かった、という新劇が作られる当初から思ってたことなので別に大きなショックも無し!(破の時点では正直期待しちゃいましたがね)。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 34

81.9 10 眼帯アニメランキング10位
私に天使が舞い降りた!(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (620)
2443人が棚に入れました
オタクで、人見知りな女子大生みやこが出会ったのは、まさに天使な小学生!?妹が新しく連れてきた友だちの花ちゃんを見た瞬間、ドキドキが止まらなくなってしまったみやこ!!どうにか仲良くなろうと奮闘するのだが……。超絶かわいいあの娘と仲良くなりたい系スケッチコメディー、開幕♪

声優・キャラクター
上田麗奈、指出毬亜、長江里加、鬼頭明里、大和田仁美、大空直美

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

終わってみれば面白かったです。第12話(最終回)に、動画工房の本気を見た!

原作漫画は読んでいません。(「コミック百合姫」掲載らしい。)

ぼっちの星野みやこの下に、年の離れた妹である少額5年生のひなたのクラスメイトである白咲花(しらさき はな)や姫坂乃愛(ひめさか のあ)が現れるようになり、特に花の愛らしさに惹かれたみやこが妹の同級生たちとの距離をだんだんと縮めていくといった感じのお話。

歳が離れていてみやこがひなたの面倒を見ていたため相互に極度のシスコン状態です。

登場人物としては話数を重ねていくにしたがってみやことひなたの母親である千鶴、花の母親である春香、乃愛の母親であるエミリー、ひなたのクラスメイトである種村小依(たねむら こより)、小之森夏音(このもり かのん)、みやこと高校の同級生だったという松本香子(まつもと こうこ)などの面々が出てきます。

ED主題歌はひなた、花、乃愛、小依、花音の担当声優によるユニット「わたてん☆5」が歌っています。

原作掲載誌がコミック百合姫というだけのことはあってみやこ×花の他、カップリングはかなりハッキリと意識したストーリーになっているようですね。

第1~10話まで、ほぼほぼ人間関係の進展具合を追うようなストーリーの中にコミカルな描写を織り交ぜていくスタイルです。こういった人間関係にフォーカスを当てた作品は退屈に感じるという人もいるかもしれません。ただ、私は大変良かったと思います。

またみやこや松本の行動が一般論的にある種「危ない人」であるところもあり、人によっては拒否反応があるかもしれません。

しかしみやこはコスプレ衣装作りとお菓子などを作る料理、松本も同じく衣装作りにおいては能力的にはその怪しさに見合わないハイスペックぶりで、そのあたりのギャップも本作の魅力と言えます。

こういった日常回を重ねつつ第10話では最終回的なエピソードを持ってきています。そしてそれまでの話数での人間関係を踏まえた11話におけるひなたたちのクラスの劇の準備、12話での劇本番といった構成です。

この第12話での劇中劇が「天使のまなざし」がアニメとしてはかなり本格的なミュージカルで、しかもダイジェストではなくフルに上演場面が出てくるという異例の脚本になっています。

この劇中劇の楽曲レベルも結構高くて、歌唱や劇の場面の描写も含めてかなり本気で作られています。「日常アニメにそんなものは求めない」という声も聞かれますが、私はこの劇中劇により本作をかなり気に入りました。

余談: そういえば香子を「こうこ」と読むのは珍しい。『ゴールデンタイム』ではそうでしたけど。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 44

KINAKO音大生 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

キモイ…女のロリコンアニメ

女であろうがロリコンはロリコン。
男だと大問題だが、女だと大丈夫とでも思って書いてんのかね?まったく一緒ですからね。
1話途中できったのは初めて。
不快、キモイ、消えろク〇アニメとまで思ったのは初めてかも知れない…。
表現の自由かなんか知らんがアニメ化良くするね…
エロ漫画やらロリコン漫画なくせなんてのは全く思わないが、なんならそれより質悪いかもね。
女にやらしときゃーセーフとか思ったんかいな?
男女関係なく幼児、子供ってのに性的に反応する異常者いるから。闇でやってくれないかな…こういうの…。エロが全くなくても異様なキモさが漂ってる…。むしろ際立ってる…アニメの内容より、これを制作した裏方の大人達しか過ぎらないんやけど…
闇の子供たち思い出したわ…色々と怖いわ…

投稿 : 2024/04/20
♥ : 4

お茶 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

萌え消費し続けるユーザーへの新たな供給の形

オタクで人見知りな女子大生みやこと、天使な小学生達とお送りする動画工房によるかわいいスケッチコメディー

シリアスな物語や考えさせられる作品の方が評価が高くなりがちですが、日常系でも中には工夫の高い作品があると思います。本作はまさにそれで奥深い作品でした。

キャラクター設定においては、みゃー姉という小学生に萌える女性を配置し、まず萌えるという行為を全肯定してくれる大きなお友達への優しさが伝わる作風。さらに萌えてるみゃー姉の姿が萌えるという蕩れにまで至らせてくれる作品w(私観がものすごく入っております)

キャラクターの関係図として、花ちゃんは、お菓子を作る代わりにコスプレ衣装を着せた写真を撮らせてくれるとか、のあちゃんは、とある事情を秘密にする代わりにコスプレさせてほしいとか、相関図が書けるような明示的な描写がされています。
その明示的な関係の裏にある暗黙的な、実はこうだよね、みたいな 本当に思っていることはハートフルな思いがあって、その明暗な表現方法が素敵でした。

みゃー姉のストーカーなる人物も出現し、当初は小学生の天使たちを愛でるアニメという表を装っておきながら、実はみゃー姉がハーレム主人公であり、みゃー姉を愛でるアニメという様相を呈していく。

むちむちボディと評されるみゃー姉のデザインもよくて、グリッドマンの新条アカネを彷彿とさせるところもあって、というか声優も同じなのであった。

日常系の作品って一見 物語性が薄いように感じますが、本作においては優れた構成になっていると感じました。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 33

75.4 11 眼帯アニメランキング11位
東京喰種√A(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (1512)
8630人が棚に入れました
「 悲劇、2周目。」人間の死肉を喰らう怪人"喰種"が潜む街――東京。大学生のカネキは、ある事故がきっかけで"喰種"の内臓を移植され、半"喰種"となる。人を喰らわば生きていけない、だが喰べたくはない。人間と"喰種"の狭間で、もがき苦しむカネキ。どちらの世界にも「居場所」が無い、そんな彼を受け入れたのは"喰種"芳村が経営する喫茶店「あんていく」だった。そしてカネキは自らが"喰種"と人間、ふたつの世界に「居場所」を持てる唯一人の存在であると知る。互いが歪めた世界を正すため、カネキは"喰種"と人間の想いが交錯する迷宮へと立ち入るが…。――僕は"喰種"だ――全てを守れる「強さ」を欲したカネキが取った究極の選択は、

声優・キャラクター
花江夏樹、雨宮天、宮野真守、菅生隆之、諸星すみれ、浅沼晋太郎、梶裕貴、小西克幸、釘宮理恵、豊永利行、遊佐浩二、下野紘、悠木碧、戸松遥、井上和彦、瀬戸麻沙美、近藤孝行

ゆりなさま さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

金木がお姫様だっこしてるその白い布のキャラに驚いた!

東京喰種√A(アニメオリジナルストーリー)

悲劇2周目開始!

今回の√Aは原作とは違ったもう1つの東京喰種。
原作者石田スイが紡ぐアニメオリジナルで1期の後から進行、
金木くんがあの1期での戦いからアオギリに入ったお話。
ちなみに原作ではアオギリには入っていませんね。
なのでオリジナルなんですが、ところどころ原作と同じシーンやお話が
あるので原作読んでる方にはああ!ってなるかなヽ(*´∪`*)ノ"


1番驚いたのがこの√Aのアイコンにもなってる今作表紙について。
金木くんが抱いてるこの白い布かぶされてるキャラが意外でした。
最終回で判明!「え?そう来たか・・。」って思ったな。
もちろん判明した直後はびっくりでしたけど
金木くんとの関係を考えたら納得で想像はずれていい意味での裏切りd(>ω<*)


そして個人的に気になってた原作の:reには続くのか・・。
ED後観て思いました。「ーーキタ!」
なので、今度アニメやるとしたら:re に続くだろうと悪魔で勝手な予想です。
まぁ、グールには結構裏切られたり
意外なことが起きたり多いのでどうなんだろうか・・。
原作の:re溜まったら放送を期待したいですヾ(●´□`●)ノ


それにしても、終わり方が私は想像してなかったパターンだったので
ヒデ登場&あの血にはちょっといろいろ驚かされました。
CCGに関しては原作とほとんど変わらないかな。
ただ、金木はあそこでどうなった?
:reにつなげるなら予想はつくけど、うーんイマイチ・・スッキリしなかったです。


EDの作画について。
毎回変わるので毎話飛ばさず観ました。
第10話のED作画よかったな〜。

あと、やはり1期で使われてた、TKfrom凛として時雨『unravel』が
私は好きでした♡
なので最終回のピアノ版なのかな?
挿入されてたの嬉しかったのとあの流れてる間はなんか不思議な感覚でした。


なんとなく「悲しい」そんなイメージが残りました。
OVA化決定の東京喰種「JACK」楽しみにしていたいと思います。
読んでくださりありがとうございました人´∀`).☆

投稿 : 2024/04/20
♥ : 56
ネタバレ

mio♡美桜 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

√A…数学苦手な私には難しいです

原作未読
{netabare}
えぇ〜ここで終わり〜⁉︎
とヤキモキさせた1期の終わり方から、満を持して
スタートした東京喰種√A。

原作は読んで無いので詳しい事はわかりませんが、
あんていくを飛び出した金木君がグールと人間の共存を
図り、葛藤するお話しだったのかなって感じでした。

金木覚醒⁈モードから始まり、アオギリvsCCGのバトル。

私の気になるキャラ、鈴屋什造(CV:釘宮理恵さん)や
エト:高槻泉(CV:坂本真綾さん)の登場も多かったり、
1期ではあまり出て来なかったキャラも一杯出てきて
これからどんな展開が待ち受けているのっ?
ってワクワクしてましたが、出てくるキャラの数に対して
の掘り下げ方が少なくて、(1クールという尺の問題もある
のでしょうけれど…)
中盤過ぎからは金木君が何の為にアオギリに入り、
何の為に戦っているのかさっぱり…

隻眼の梟やエト、その他のあんていくの仲間やグール、
CCGにしても主なメンバー以外は単発的な描写しかなく
結局どうなったの?って感じでした。
バトルシーンが見せ場なのはわかるのですが、1期よりも
バトルシーンがダラダラと長すぎた感があってもっと
他の所に時間を使って欲しかったです。

特に最終話のヒデの死は全くの意味不明。
争いは哀しみしか生まないというのはわかるんですが、
原作未読の身としてはあまりにもバックボーンのない
死というものを前面に出されても共感する事が出来ま
せん。
主人公にとって最も大切な友人であり、理解者でも
あったはずの親友ヒデの死というものをあまりにも
軽々しく扱い過ぎな感じさえしました。
原作を読まれている方にはわかるのかなぁ?

そんな中でも第7話でのトレッヴィア〜ン‼︎月山さん
(CV:宮野真守さん)登場は嬉しかったです。
1期でもそうでしたけど凄いです、全くブレない
その変態グルメっぷりには思わず拍手。
ナキ(CV:下野紘さん)、什造の釘宮さんの演技もさすがの
存在感があって良かったです。
金木君(CV:花江夏樹さん)のセリフが1期に比べて少なかっ
たのは残念でしたけど、今作も声優さん達の演技は楽しめ
ました。

それと忘れていけないのが亜門さんの腕立て伏せ。
7890回には笑いました。煩悩を捨てるのって大変ですね。

伏線を色々ばら撒いて終わった感じだけど、√Aに行った
意味が今一つ理解出来ないまま終わっちゃいました。
あとは原作を読んでねって事なんでしょうか?

シリーズ全体を通して見たらこの2期も活きてくるのかも
しれませんが、単体で見たら原作未読な私には1期以上に
不完全燃焼な結果でした。

最終話で流れた1期OP、TK from 凛として時雨 の
「unravel」アコースティックバージョン?
のフレーズ「教えて 教えてよ〜」が流れた時は私の
気持ちを代弁してるようで、別な意味で切なかったです。

この置き去り感も含めてこの作品の魅力なのかな?
何にせよ今後が気になる作品には違いないのですが…

{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 73

ネオン さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

一話の最後の挿入歌

Darkness falls on another day
(あの日、暗闇に落ちたんだ)

And the light just seems so far away
(光は遠くにあるんだろう)

Am I here all alone?
(僕はずっとここで孤独なのかな?)

Cuz lts just feels so cold oh so cold
(寒いんだ、すごく冷たいよ、、)

Is there more than what meets the eye?
(瞳に映るものなんてあったっけ?)

Is something higher keeping me alive
(何かが僕を生かす為に高く押し留めているんだ)

Maybe hope buried deep within
(たぶん希望なんか深く埋もれてしまってる)

Heres what needed to begin again
(ここからもう一度やり直す必要があるんだ)

Now i must belive in something
(今何かを僕は信じなきゃだめなんだ)

I can not see for now
(今僕はなにもみえないけど)

Im on my own
(僕自身の力で)







最後は入見さんの言葉で締めようと思います


カネキ君
そんなに強くなって
そうするしかなかったのね、選ぶしかなかったのね。
可哀想ね...カネキ君...

投稿 : 2024/04/20
♥ : 6

79.4 12 眼帯アニメランキング12位
映画 中二病でも恋がしたい! -Take On Me-(アニメ映画)

2018年1月6日
★★★★☆ 4.0 (363)
2243人が棚に入れました
高校3年生への進学を間近にした春休みを舞台として、勇太たちの新たな物語が描かれる。ある日、立花の姉・十花は、成績のかんばしくない立花を連れてイタリアに移住することを宣言。これを知った丹生谷森夏(にぶたにしんか)から、立花との駆け落ちを提案された勇太は、立花とともに日本全国を駆け巡る逃走劇を繰り広げる。

声優・キャラクター
福山潤、内田真礼、赤﨑千夏、浅倉杏美、上坂すみれ、長妻樹里、保志総一朗、仙台エリ、福原香織、井上喜久子、岩男潤子

アトランティス さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

アニメを見た人にはぜひ見てほしい。

INSIDE IDENTITY、Vanishment This World、voice、キャラソンなど予習バッチシで挑んだ本劇場版…

アニメの伏線もしっかり回収されていたり
たまこまーけっとやFreeなどの他の京アニ作品の登場(一瞬)もあったりして
京アニファン、中二病でも恋がしたい!ファンには堪らない内容でした。
京アニから中二病ファンへの最幸の素敵な贈り物です。

映画のストーリーは勇太と六花の恋の逃走劇を基本軸としながら
それを追いかけるモリサマーと凸守の百合百合可愛いシーン多めの
内容になっていて、今回は六花の姉である十花さんのキャラが効いていました。
笑えるシーンが多くて良かったですね。終始にやにや…w

でもやっぱり所々でアニメのワンシーンやネタが出てくるので
アニメを視聴していることが楽しむための条件の一つでもあるかなと
感じました。

六花が、勇太が考えた二人の将来
それを見つめる周りの友達、そして試す姉
中二病と現実について真剣に向き合い、だからこそ出せた二人の答え

ぜひ劇場で見てほしいと思います。

これで中二病でも恋がしたい!については一区切りした感があるので
この結末を見れて嬉しい半面寂しさも感じます。
劇場主題歌のZAQバラードがまた泣ける歌詞で…。
レンタルされたらまた何度でも見返したいです。


モリサマ推しの自分には最高の映画でした!!

投稿 : 2024/04/20
♥ : 33
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

虹をみたかい

石原立也監督作品、脚本花田十輝。

18歳になり、高校3年の春、
相変わらず共同生活を続けている勇太と六花。
大学受験、くみん先輩の卒業と、
少しづつリアルが変化していく中で、
六花の成績は悲惨な状況であった。
将来を心配してイタリアへの居住を薦める十花。
{netabare}変わるのか変わらないのか!?
恋心を知り葛藤する2人の逃避行が始まる。{/netabare}

全国を巡り、自分を見つめ直す旅。
京アニファンには楽しい演出の数々があります。
{netabare}ユーフォの宇治橋、たまこの商店街、
ハルヒの消失のファミレスでは、
ここでも重要な言葉で溢れていました。{/netabare}
凸守とモリサマーの旅路も楽しませてくれます。

私の価値観を変えたラブコメの傑作ですが、
正直に言えば1期で完結していると思います。
先入観を持たず1期に触れてくれれば幸いです。

好きになればなるほど私ではなくなる。
ありのままの自分を受け入れてくれるのか!?
大人が見れば小さな葛藤も、
思春期の繊細な心では感じ方も大きく違う。

自分の在り方を問う、
それは祝福すべきことだと思うのです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 51

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

映画の基本形態として“ロードムービー”と“ラブコメ”がありますが両面から観ても傑作!つまり“NL”も“GL”も楽しめる!(爆)

KAエスマ文庫のライトノベル第1作でありつつ、同レーベルから京都アニメーションがアニメ化した第1作でもあります『中二病でも恋がしたい!』シリーズ
2012年秋に深夜アニメ化され、2013年秋にその総集編映画が公開(←これが本当にクソ映画だったw)、2014年春に第2期が放送
そしておおよそ4年ぶりの完全新作となるのが今作


思春期にありがちなファンタジーやオカルトな妄想に没入するいわゆる“中二病”をテーマとし、元・中二病患者と現在進行形で中二病なキャラクター達のコミカルなやりとりを中心に彼らの青春を描くラブコメシリーズ


中二病=“脳内がファンタジー”という狭義的な使い方を世間一般に刷り込んでしまった問題作だとオイラは思っています…


今作では極度の中二病患者なヒロイン小鳥遊立花と、彼女に愛の告白を果たしたものの微妙な距離感を保ったままの元・中二病患者の主人公富樫勇太がとある事情からいわゆる“かけおち”行為に出ます


当然ながら立花の姉で、立花を中二病から無理矢理にでも卒業させたい十花がこの蛮行を許すはずも無く、二人の逃避行を追跡するよう丹生谷森夏と凸守早苗を恐喝しこれをけしかけます


かくして作中の舞台である滋賀県を飛び出したキャラ達は日本列島を縦断する大逃走劇を繰り広げるのが今作ポイントです


面白いのが追う者と追われる者、両方を並行して描くのが逃走劇の基本ではありますが、
勇太と立花のサイドでは煮えきれない二人の微妙な距離感でのイチャイチャラブコメが展開するのに対して、
丹生谷と凸守のサイドではいつも喧嘩が絶えない二人に少しずつ友情(以上?w)が芽生えていくのを両面から楽しめるということでしょう
どの派閥の客層にも応えたシナリオを書いた花田先生には拍手しかありませんw


そして最終的なテーマというか、スタッフも恐らく今作を『中二恋』シリーズの完結篇と捉えている事がよくわかるのが、旅の中で徐々に立花が“中二病”からの卒業を考え始めている、のが直接的でなくメタファーとして感じ取れる部分でしょう
しかしこれまでのシリーズでは散々“中二病”を肯定的に捉えたにも関わらず、ここで簡単に卒業なんてさせないのが今作の面白いところで、立花にとって中二病を卒業することが、イコールで自身のアイデンティティを喪失することになる、という苦悩で葛藤する様が実に哲学的かつ青春ドラマしてます


そんなところが演出面、作画面、声の芝居の面など多方面から丁寧に描かれていました
シナリオだけが魅力ではないということです
勇太からプレゼントされた“「痛いw」デザインの指輪”を見つめる立花のシークエンスで、彼女の表情には複雑な想いが詰まっていることが感じ取れますね
また、自問自答する立花がメタモルフォーゼして最後は消えていく演出はエヴァンゲリオンの最終回のオマージュの様にも感じ取れました


ロードムービーということでロケハンも丁寧、聖地巡礼のし甲斐がありそうですねw
至極個人的ですが某フェリーターミナルが描写されたので一人旅をした時のことを思い出し懐かしくなりました…


中二病、ラブコメ…字面だけ読むと大変痛々しい作品ではありますがwそれらをひっくるめて愛してしまったのが今作なんだと思います
「痛い痛いw」と言い続けていたら1周回ってまた中二病に戻ってくるのが人間なのかもしれません
もちろんオイラもその1人、ですが

投稿 : 2024/04/20
♥ : 21

61.6 13 眼帯アニメランキング13位
一騎当千(TVアニメ動画)

2003年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (304)
1770人が棚に入れました
高校生たちが血で血を洗う覇権争いが渦巻く関東。
そこでは、洛陽高校、南陽学院、許昌学院、揚州学園、予州学院、成都学園、涼州高校の7つの実力高校が、天下を我がものにせんがため、覇権を争っていた。
そんな折、南陽高校には三国時代の英雄、江東の小覇王こと孫策の魂を受け継いだ爆乳女子高生・孫策伯符が転校してくる。次々に襲い掛かる闘士たちに立ち向かい撃破していくが、その陰には覇権を狙った陰謀が渦巻いていた。
果たして、孫策伯符の運命はいかに…!?


声優・キャラクター
浅野真澄、甲斐田裕子、日野聡、井上喜久子、森久保祥太郎、渡辺明乃、小林由美子、浪川大輔、飯島肇、上田燿司、三宅健太

チュウ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

突っ込みどころ満載

取り敢えず、服破けすぎでしょww
三国志の猛者達を美少女に仕立て上げているこの作品ですが、
男キャラにしているものと女キャラにしているものは、どういう区別で分けているんだ??


まぁ、不思議なところが多すぎて突っ込みどころが満載ですw
シナリオだけなら、三国志に基本的に沿っているし、そう悪くないかな?


でも、無意味に服が破けまくるバトルアニメって、
見えないものが見える背徳感がないし、途中で見慣れてしまうから、
何が見えたところで、何か喜べないんだよね…ww

投稿 : 2024/04/20
♥ : 4

だわさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

一騎当千!

全13話

もう10年も前の作品になってしまったので、今から改めて見るのはやっぱり作画が古めかしいんだろうな。
今考えると1期の一騎当千のロゴの字がまじで安っぽい感じするし。
三国志をモチーフにして描かれたこの作品、三国志に登場する武将の魂を背負ったキャラが自らの宿命と立ち向かうという
バトルベースで割とまともで壮大な話。

おっぱいとかパンツとか見せまくってくるので、それだけで浅くて安いアニメだと思われがちだが
意外とキャラ配置や展開の引っ張りが優秀なアニメだと思っている。
一騎当千がおっぱいとパンツの代名詞でありニアリーイコールであることはもちろん否定出来ないが。
ハーレム展開特に無し。ここ好き。
おっぱいパンツについては指折りのクオリティと言わざるをえない。
「見える角度」が基本背景であり、女キャラに「大事なところが破れる服」が標準装備されている。
女キャラは一部の貧乳を除き爆乳を搭載しており、
そのツインロケットはもう縦横無尽に大暴れして大気圏を突破する勢いである。

メインシナリオが面白いという話をしたいのだが、この1期はあくまでも序章で、
キャラも確立されてないし盛り上がりきらないので、
1期見てなんとかいけそうなら2期まで見るべき、かな。二期無理ならもう無理ぽ。
詳細な設定まで細やかに展開されているわけではないのだけれど、
バトルの派手さと熱い闘魂に華があり、なかなか熱さにはこだわっているように思う。

主人公は魏呉蜀の呉の中心人物にあたるキャラ(爆乳)なんだけど、この主人公目線で話が進むことはない。ここ好き。
主人公は強い奴と戦いたくてワクワクしているような脳筋サイヤ人なので、サイドのブレインが際立ってよろしい。

あとはまあ、少々残酷な描写アリ。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 15

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

もうこんな古いのか・・息ながいな・・・。

とりあえず馬鹿漫画の馬鹿アニメ。
三国志とかを強引に萌え方向にした元祖だと思う。
要するに細かくキャラを考えなくていいし、版権ないしねw。

エロ、レズ、ロリで定着しちゃってるけど、実際はかなり残酷。流血もすごいし。それがやりたいから女子多めなのか、女子のグロがみたいのか・・。

とりあえず関羽のヒゲをロンゲにしたのは好き。
あとなぜか主人公が孫作なのも分かりやすくて好き。
普通ならぜったいに死ぬから・・・どうにかしろよってことだ。

面白いかおもしろくないかっていわれたら後者・・。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

80.6 14 眼帯アニメランキング14位
ストライクウィッチーズ(TVアニメ動画)

2008年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (2070)
10725人が棚に入れました
1940年代、欧州本土の大半が突如出現した異形の敵「ネウロイ」の勢力に落ちてしまった状況にある。世界各国は事態の打開を図るために一大反攻作戦を計画。そのための戦力の一環として連合軍第501統合戦闘航空団「STRIKES」を組織し、各国のトップエースを招聘する事となった。
扶桑皇国海軍の新人ウィッチである宮藤芳佳は、その部隊に補充として送りこまれることになる…。

声優・キャラクター
福圓美里、千葉紗子、田中理恵、名塚佳織、沢城みゆき、園崎未恵、野川さくら、斎藤千和、小清水亜美、門脇舞以、大橋歩夕
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「Sweet Duet」が流れる2期6話が《超絶神回》という噂は本当か?

◆陸の『ガルパン』、海の『艦これ』、空の『ストパン』というけれど・・・

上記3シリーズは、それぞれ陸・海・空のミリタリーものの代表作・人気作としてよく話題になりますが、このうち『ストパン』(※作中、ウィッチ(魔法少女)達の着用するパンツの描写シーンが非常に目立つので、そういう愛称がついたそうです)と呼ばれる本シリーズについては、私個人は長らく完走できず、評価を決めかねていました。

最初に視聴したのは、第2期『ストライクウィッチーズ2』が放送されてしばらく後の2011年初め頃だと思いますが、第1期の方を最初から見始めて、
{netabare}
(1) 主人公(宮藤芳佳)のキャラに余り魅力を感じないこと(※凄い魔法力の持ち主なのに戦闘への参加を拒みグズついてばかりで、まるで『ガンダム』のアムロみたいに見える→自分の最も苦手なキャラ)に加えて、
(2) 軍隊ものなのに、毎回のしつこい「パンツ押し」が目に余る(※まるで軍人を愚弄しているように見える){/netabare}

・・・ということで、第7話「スースーするの」(※パンツ回)の途中で、とうとう「これはダメだ!こんな下らないアニメ見てられるか!」と叫んで、視聴を打ち切ってしまったように記憶しています。

しかし、ネットでの作品評価は、当時から私の感想とは真逆で、とくに第2期第6話「空より高く」を、《超絶神回》、《今まで見たアニメの各話の中で一番感動した回》・・・等と絶賛する声が多く、「え?そうなの?」と、訝(いぶか)しく思っていました。

それで、しばらくして、今度は第2期の方を試しに見始めたのですが、相も変わらぬしつこい「パンツ押し」にやはり付いていけず、最初の数話だけみて、あとはスキップし、問題の第6話を前後のシナリオの脈絡もつかめないまま何となく見始めたのですが・・・その時もやはり、そんなに面白い話とは思えませんでした。

こうして本シリーズは、私の中で、世間の評価と私の評価が大きくズレている謎の作品として、長らくモヤモヤした気持ちとともに記憶されることになりました(※同様のケースとして、『超時空要塞マクロス』シリーズがあり、こちらもいずれレビューしたいと思います)。


◆第3期『ブレイブウィッチーズ』(2016年秋)の面白さに驚いて、再視聴を開始

そうこうするうちに、一昨年の秋(2016年9-12月)に、本シリーズの第3期(※作品世界は第1-2期と同一だけど、主人公や彼女の所属する部隊が別の外伝的な作品)が放送されて、今度は以前ほどには評判になっていないようでしたが、それでも円盤売上がコンスタントに5,000枚をキープする安定した人気を誇っている作品になっていることを知りました(※同じ2016年のミリタリーもの作品『はいふり』(※個人評価 ★ 4.1)より少し下のレベルの円盤売上)。

それで、遅ればせながら第3期の方の視聴を開始したところ、今度は・・・
{netabare}
(1) 主人公(雁淵ひかり)のキャラが、前作の主人公(宮藤芳佳)と打って変わって、第1話から個人的な好感度がほぼ満点レベルの良さに加えて、
(2) 第2話に描かれる彼女の姉(雁淵孝美)のエピソードが、自分のストライク・ゾーンど真ん中にくる格好良さで、{/netabare}

・・・これはやはり、自分は「本シリーズの真価を見誤っていたのかも知れない」という気持ちが湧き上がってきて、ここで一旦『ブレイブウィッチーズ』の視聴を中断して、本シリーズを第1期から順に確り見直すことに決めました。


◆下らない《パンツアニメ》から《感動作》へ、「Sweet Duet」の流れる瞬間が転機に

前回とは違って「あにこれ」でレビューを書くという目標があった今回は、相変わらずのしつこい「パンツ押し」を我慢しながら視聴を続けて、その結果・・・

(1) 第1期については、やはりそこまで感動しなかったけど(※1周目完走後の個人評価は ☆ 3.8 程度)、
(2) 話を飛ばさず、きちんと順番に見ていったあとの第2期の第6話(※前記の「空より高く」)のラスト数分で、とうとう本シリーズへの個人評価が180度逆転してしまいました。

・・・もっとも、その予兆はあって、この回のひとつ手前の第2期第5話(※{netabare}『ローマの休日』をモチーフにしたイタリア回{/netabare})、それから第1期の第6話(※{netabare}孤独な夜間哨戒飛行を描いたフィンランド&ロシア回{/netabare})、同じく第1期の第8話(※{netabare}挿入歌「リリー・マルレーン」が流れるドイツ&フランス回{/netabare})なども、後から考えれば結構グッと来る良内容だったのですが、それらの視聴時はまだ「下らないパンツアニメ」というマイナス評価の方が私の中で優勢だったのです。

♪運命を占うタロットカードは/ まだめくらないでね/秘密のままでいい  (※挿入歌「Sweet Duet」の一節)

・・・結局、本シリーズの場合は、「パンツアニメ」という表皮の下で、着々と視聴者に作品世界への理解と登場キャラクターたちへの愛着を刷り込んでいって、第1期から数えて18話目に当たる第2期の第6話に至って、そうして蓄積された感情を一気に誘爆させる仕組みになっていたようです(※少なくとも自分の場合は)。

{netabare}「見て、エイラ。オラーシャよ。」
「うん。」
「ウラルの山に手が届きそう・・・このまま、あの山の向こうまで飛んでいこうか。」
「いいよ、サーニャと一緒なら、私はどこへだって行ける。」
「あ・・・嘘、ごめんね。今の私たちには、帰るところがあるもの。」
「あいつが、誰かを守りたいっていう気持ちが、少しだけ、分かった気がするよ。」{/netabare}

遠くに見える父祖の地の山々を愛(いと)しく思う、この感情を patriotism(愛郷心)と呼ばずに何と呼ぼうか。
本シリーズから受ける《感動》の意味合いを、言葉できちんと噛み砕いて説明したレビューを(※本サイトに限らず)、残念ながら私は余り知りませんが、私個人は、ここに、このことを確りと記録しておきたいと思います。

本シリーズの制作者が、私が受けた感動を、どこまで計算して仕組んだのかは分かりませんし、もしかしたら、この第2期第6話は、単に「瓢箪から駒」の偶然が生んだ《奇跡》だったのかも知れません。

だけど、ネットでの本作への評価が、この第2期第6話が圧倒的な《神回》である、ということに放送当時から一貫して一致していること、前述の第3期『ブレイブウィッチーズ』にゲスト出演する第1-2期のキャラが、{netabare}主人公(宮藤芳佳)やその先輩(坂本美緒){/netabare}ではなく、この回の主役である{netabare}フィンランド&ロシア・コンビであること(※エイラ&サーニャで、“エイラーニャ”というカプ名があるそうです){/netabare}、第3期自体が、ロシアを舞台とした作品として制作されていること・・・から見て、やはり、この回が、本シリーズを評価するうえでのキーであることは疑い得ません。

以前の私のように、本シリーズを「下らないパンツアニメ」と切り捨てていた方々にこそ、何とかここまで我慢して視聴し続けて、この稀なアニメ作品評価の大逆転劇を体験して欲しいと思いました。

※なお以下は、2周目以降の作品評価です(第1期の1周目はもう少し低い評価(※個人評価 ☆ 3.8程度)でしたが、2周目に評価が急上昇しました)。


◆作品別評価

(1) ストライクウィッチーズ(第1期)  ★  4.2 (2008年)  (12話) ※ブリタニア(英)・ガリア(仏)が舞台
(2) ストライクウィッチーズ2(第2期) ★  4.3 (2010年)   (12話) ※ロマーニャ・ヴェネチア(伊)が舞台
(3) ストライクウィッチーズ劇場版   ☆  3.8 (2012年)  ※ヴェネチア・ガリア・カールスランド(独)が舞台
(4) OVA (Operation Victory Arrow) ★  4.0 (2014-15年) (3話)
(5) ブレイブウィッチーズ(第3期)   ★★ 4.6 (2016年)  (12話+特別編1) ※オラーシャ(露)が舞台
------------------------------------------------------------
総合                  ★ 4.3       (計40話+劇場版1本)


※本シリーズは設定が凝っているので、視聴を始めるに当たって予め登場キャラクターとその属性をある程度把握しておくと便利です(下記)。


◆連合軍第501統合戦闘航空団(ストライクウィッチーズ)メンバーと階級・固有魔法
--------------------------------------------------------------
{netabare}(1) 宮藤芳佳 (扶桑皇国=日本) 軍曹 治癒能力
(2) 坂本美緒 (扶桑皇国=日本) 少佐 魔眼
(3) ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ (帝政カールスラント=ドイツ) 中佐(※司令(隊長)) 空間把握
(4) ゲルトルート(愛称トゥルーデ)・バルクホルン (帝政カールスラント=ドイツ) 大尉 筋力増強
(5) エーリカ・ハルトマン (帝政カールスラント=ドイツ) 中尉 疾風
(6) リネット(愛称リーネ)・ビショップ (ブリタニア連邦王国=イギリス) 軍曹 精密射撃
(7) ペリーヌ・クロステルマン (自由ガリア=フランス) 中尉 雷撃
(8) フランチェスカ・ルッキーニ (ロマーニャ公国=イタリア) 少尉 光熱攻撃
(9) シャーロット(愛称シャーリー)・E・イェーガー (リベリオン合衆国=アメリカ) 中尉 超加速
(10) サーニャ・V・リトヴャク (オラーシャ帝国=ロシア) 中尉 広域探査
(11) エイラ・イルマタル・ユーティライネン (スオムス=フィンランド) 少尉 数秒先の予知{/netabare}
--------------------------------------------------------------
※このようにウィッチーズの国籍分布は、独3、日2、米・英・仏・伊・露・芬(フィンランド)1・・・の計11人で、各々お国柄をある程度反映したキャラ設定になっています(キャラ名自体が各国のエースパイロットに由来した命名にないっており、また各々が着用するストライカーユニットも各国の代表機(零戦など)を基にした設計になっています)。


◆視聴メモ(※主に1周目のもの)
{netabare}
・第1期の第2話まで見た限りでは、おそらく低予算の中での制作のため脚本・演出・作画・楽曲とも稚拙さが拭えないが、その中にもキラリと光るものはあるように思った。
・ストライカーズ発進ユニットの形式名は、第1期は「零式」、第2期は「紫電改」。
・1-2期通じて軍規違反が多いのは気になる(第1期第9-10話や第2期第1話など)。
・第1期第8話の挿入歌「リリーマルレーン」は実際にWWII中にドイツ兵・イギリス兵の双方に好まれた流行歌で、歌詞の内容は戦場の兵士が故郷の恋人への思いをつづったもの、とのこと。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%B3
{/netabare}


◆制作情報
{netabare}
原作          島田フミカネ & Projekt kagonish
監督          高村和宏
シリーズ構成      ストライカーユニット
脚本          浦畑達彦、鈴木貴昭、島田フミカネ、八谷賢一、高村和宏、佐伯昭志、玉井☆豪
キャラクターデザイン  島田フミカネ(原案)、高村和宏
軍事考証・世界観設定  鈴木貴昭
音楽          長岡成貢
アニメーション制作  GONZO(1期)、AIC(2期、劇場版)、SILVER LINK(OVA){/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

※ネウロイ出現(1939年)から5年後(1944年春)

============= ストライクウィッチーズ (第1期) (2008年7-9月) ===========
{netabare}
第1話 魔法少女 ★ 扶桑皇国横須賀第四女子中学3年・宮藤芳佳(14歳)、坂本美緒少佐との出会い、空母「赤城」乗艦、ネウロイ来襲
第2話 私にできること ★ 宮藤出撃、救援到着、ブリタニア到着、父の墓碑、宮藤入隊 
第3話 一人じゃないから ★ ウィッチーズの仲間達、リネット(愛称リーネ)&宮藤の初戦果 ※特訓回
第4話 ありがとう ★ バルクホルンの動揺、ペリーヌの敵意、宮藤の治癒魔法、感謝
第5話 はやい・おっきい・やわらかい ☆ 魔導エンジン開発、ルッキーニやらかし、シャーリー音速超え ※水着回
第6話 いっしょだよ ★★ サーニャの探査能力、夜間哨戒飛行、歌うネウロイ、エイラの予知能力、2人の誕生日
第7話 スースーするの × パンツ紛失騒動、撃墜王ハルトマン受勲 ※パンツ回(視聴注意)
第8話 君を忘れない ★★ 杉田艦長の感謝、パ・ド・カレー(カレー県)、ミーナ隊長の回想、空母「赤城」見送り ※挿入歌「リリーマルレーン」
第9話 守りたいもの ★ マロニー空軍大将からの警告、人型ネウロイの宮藤接触、坂本被弾(魔力限界)
第10話 信じてほしい ★ 宮藤の坂本治療・自室禁固・脱走、宮藤撃墜命令、ネウロイの巣、ウォーロックの威力
第11話 空へ… ★ マロニー大将の基地接収、SW解散・原隊復帰命令、ガリア制圧作戦、ウォーロック0号機暴走、赤城の危機 ※脚本自体は大味×
第12話 ストライクウィッチーズ ★ 宮藤出撃、赤城轟沈、SW総員出撃、対融合ネウロイ戦、ガリア解放、SW解散・帰国{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)2、★(良回)8、☆(並回)1、×(疑問回)1 個人評価 ★ 4.2

OP 「STRIKE WITCHES 〜わたしにできること〜」
ED 「ブックマーク ア・ヘッド」
挿入歌 「リリーマルレーン」(第8話) ※挿入歌はこの1曲だけ


////////////////////////////////////////////

※ガリア地域解放(1944年9月)から半年後(1945年3月~)

============ ストライクウィッチーズ2 (第2期) (2010年7-9月) ===========
{netabare}
第1話 再び空へ ☆ ヴェネチア上空にネウロイの巣出現、宮藤中学卒業、坂本・宮藤再び欧州へ、ネウロイ来襲
第2話 伝説の魔女達 ★ アドリア海の戦、烈風斬(坂本)、再生・コア移動型ネウロイ、SW再集結
第3話 一緒にできること ★ 箒飛行(アンナ・フェラーラ元飛行教官) ※特訓回(宮藤/リーネ/ペリーヌ)
第4話 かたい、はやい、ものすご〜い ★ ジェット・ストライカー開発&初実戦投入(バルクホルン/シャーリー/ハルトマン姉妹)
第5話 私のロマーニャ ★★ ルッキーニ少尉のローマの休日(補給任務)、マリア公女の務め
第6話 空より高く ★★★ 巨大ピラー型ネウロイ、ツイン・アタック(サーニャ/エイラ) ※本作随一の感動回、挿入歌「Sweet Duet」
第7話 モゾモゾするの × 虫型ネウロイの基地襲撃、ミーナ隊長受勲 ※パンツ回(視聴注意)
第8話 翼をください ★ 宮藤の不調、戦艦「大和」負傷者治療、リーネ奮闘、新ストライカーユニット「震電」
第9話 明日に架ける橋 ☆ 復興中のガリア、アドリア海の宝探し ※ペリーヌ回
第10話 500 overs ★ アフリカの星、マルタ島解放作戦、カールスラント両エースの競争(マルセイユ/ハイネマン)
第11話 私であるために ★ 坂本の魔力枯渇、ヴェネチア解放最終決戦(オペレーション・マルス)、大和ネウロイ化、坂本突撃 ※脚本自体は大味×
第12話 天空(そら)より永遠に ★★ 続き、宮藤突撃、真・烈風斬、ヴェネチア解放、SW解散・帰国{/netabare}
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★★★(神回)1、★★(優秀回)2、★(良回)6、☆(並回)2、×(疑問回)1 個人評価 ★ 4.3

OP 「STRIKE WITCHES 2 〜笑顔の魔法〜」
ED 「Over Sky」
挿入歌 「Sweet Duet」(第6話) ※挿入歌はこの1曲だけ


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※ヴェネチア地域解放(1945年7月)から1ヶ月後(1945年8月~)

============== ストライクウィッチーズ 劇場版 (2012年3月) ============

全1話 ☆ 3.8 {netabare}カールスラント(ドイツ)地域に押し込められたネウロイのバルジ反攻作戦勃発{/netabare} ※約94分、作画・演出は良くなってるが、シナリオ自体はファン・サービスの域を出ない大味でご都合主義的なもの

主題歌 「約束の空へ 〜私のいた場所〜」
挿入歌 「ラインの護り」


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※旧SWメンバーたちのサイド・ストーリー

== (OVA) ストライクウィッチーズ Operation Victory Arrow (2014-2015年) ==

Vol.1 サン・トロンの雷鳴 (2014年9月) ★ {netabare}ベルギカ王国サン・トロン基地(旧SWカールスラント組・・・ミーナ/ハルトマン姉妹/バルクホルン)のジェット・ユニット開発{/netabare} ※約29分
Vol.2 エーゲ海の女神  (2015年1月) ★ {netabare}クレタ島基地(ルッキーニ/シャーリー、マルセイユ/ライーサ/ノイマン大佐/ロンメル司令)、デルタ島侵入ネウロイ排除戦{/netabare} ※約26分
Vol.3 アルンヘムの橋  (2015年5月) ☆ {netabare}ライン河畔アルンヘムの戦(ペリーヌ/リーネ){/netabare} ※約31分
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★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)2、☆(並回)1、×(疑問回)0 個人評価 ★ 4.0

OP 「Connect Link」
ED 「Fly Away」(Vol.1)、「Fly Beyond」(Vol.2)、「Fly Chronicle」(Vol.3)


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※第3期(ブレイブウィッチーズ)は別途、各話評価します。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 44
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

エロが目的ではない、文化だ

メディアミックス作品。
アニメ以外の媒体は未視聴です。

1939年、突如「ネウロイ」と呼ばれる侵略者が現れ、圧倒的な力で人類を蹂躙する。
そんな中、魔力を持つ「ウィッチ」と、その魔力を使って飛行するための「ストライカー」が登場し、人類はネウロイに対抗する手段を手に入れる。
宮藤芳佳(みやふじ よしか)という、ウィッチの視点で描く物語。


魔法少女+軍事+パンツアニメです。
特にパンツ! 劇中では「ズボン」扱いですが。
カメラアングルがだいたい腰より下にあります。
これについてははずせないポイントなので、のちほどゆっくり解説します。

ゆるい感じの日常と戦闘がメインですね。
軍隊が舞台ですが、ビシバシしごかれるような内容ではなく、和気あいあいとした雰囲気。
団らんしたり、ちょっぴりケンカしたり、いたずらしたり。
世界が大変なことになっているのに、むしろゆるすぎるくらいです。
{netabare}
ゆるいと言えば言葉遣い。
上官を「さん」付けで呼ぶのは、日本海軍の史実です。
だから「坂本さん」で正しいんですよね。
{/netabare}

ちょっとゆるすぎて、序盤は見応えがなかったのですが、このゆるさがあとで生きてきます。
{netabare}
「私たちは家族だ」と称するほど、軍規違反の罰が甘いので、芳佳は終盤に飛び出せました。
これがガチガチの軍隊ルールだったらそうはいかなかったはず。
{/netabare}

登場人物は多く、名前が似通っていたり、名字で呼ばれたり、名前で呼ばれたり、愛称で呼ばれたり、階級で呼ばれたりで覚えるのが大変ですね。
見終わったのに名前を思い出せるのが数人しかいません。
しかも、フルネームで聞かれたら無理です。

まあ、見た目で判断できるのでそれほど支障はありません。

残念なのは、各キャラクターの個性がそれほど生かされていないこと。
人数が多い反面、一人一人に踏み込む余裕が無く、

「このシーン、別に誰でも良くね?」

ってな感じになります。

音楽は印象に残らず。
むしろピアノを基調とした、劇中のBGMのほうが良かったかな-?

ストーリーは後半加速型。
前半は盛り上がりにかけますが、後半は物語の動きが大きく、それなりにひきつけられます。
そして、2期に綺麗に繋がる終わり方。
すっきりするし、2期にも入りやすい構成になっています。

戦闘描写は主に空が舞台なので、躍動感があって良かったですね。
それに、戦艦の援護などもあって、戦争状態をうまく表現していました。
ネウロイのデザインも多種多様で、正体不明な感じもよく出ていて好みです。
{netabare}ウォーロックがかっこええ。{/netabare}

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さて、本番。
「ストパン」の略称よろしく、ほとんどのキャラが上着+パンツです。
これってあり得るの? という疑問にお答えします。

舞台となっているのは1940年代です。
現実の日本の歴史をたどってみます。

1940年代、女性がパンツを履くのは一般的ではありませんでした。
あえて露出するようなことはしなかったようですが、突風が吹けば着物ではなく買い物袋を抑え、寝ている男性の上をまたぐのも一般的に見られる光景だったとのこと。
それだけ(羞恥心=恥ずかしいと思う気持ち)は少なかったようです。

この羞恥心というのは文化によって作られます。
たとえばイスラム教圏では、女性は目元以外、肌を見せないようにしてます。
そういう文化では、男性は肌を見ることに強い興味を示すことになります。

しかも、こういう文化はすぐに定着するもののようです。
順を追ってみます。

1930年代に「ズロース」という下着が現れます。
しかし、まだ一部の人しか身につけていませんでした。

本格的に普及しはじめるのは、第二次世界大戦が終わった1945年頃から。

そして1950年代後半。
終戦からの復興のさなか、西洋の文化が日本に流れ込み、下着ブームが起こります。
すると、「パンツはスカートの中に履くもの」という西洋での認識が、日本に取り入れられることになります。
しかし、この頃には、まだ「パンツを見られること」自体には抵抗を持っていませんでした。

それが変わったのが1960年代。
パンツが日本中に普及すると、「パンツは隠すべきもの」というのが世間一般の意見になります。
それに呼応するように、パンツを見ることに興味を抱く男性が現れ出します。
この頃から、パンツの下だけではなく、パンツそのものに対して、性的羞恥心を持つようになってきます。

こう考えると約30年の間に、「下腹部が見えてもまあ仕方ない」という認識から「パンツを見られるのは恥ずかしい」と大躍進してるわけですね。

もしかすると、今後、「パンツを見せて歩く」、「パンツを履かない」という風潮が一般的になることも、十分にあり得るわけです。
また、男性用ブラが大ヒットすれば、30年後にはお風呂で胸を隠す野郎共が見れるかもしれません。

さて、このアニメの舞台は1940年代。
史実では、「パンツを履かない」、もしくは、「パンツが見えても別に構わない」時代です。
そうすると、このアニメのコスチュームは、「そういう文化だったから」の一言で片付きます。

ウィッチーズは多国籍ではありますが、むしろリアリティがあるくらいなんですね。
だから言いましょう。

「エロが目的ではない、文化だ」

投稿 : 2024/04/20
♥ : 73

もちすい さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

キワモノっぽいですが王道です

受けそうな部分を寄せ集めたような作品で、燃えたり、萌えたり、笑えたり、泣けたり、ムラムラしたり……。
それだけ色々な要素を節操なく詰め込んでいる割には、それらがとてもバランス良く成立しているので、色々な方面から楽しめることでしょう。

物語は、ややご都合主義なところがあるのは否めませんが、キャラの描き方が上手く、主要キャラが11人もいるのに、ちゃんと各キャラが立っています。

個人的に、この作品に一番魅かれたのは、戦闘シーンのかっこよさ、人が空を飛ぶシーンの気持ちよさです。
それだけでも一見の価値があると思います。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 14

60.7 15 眼帯アニメランキング15位
レンタルマギカ(TVアニメ動画)

2007年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (221)
1695人が棚に入れました
人が思うより、少しだけ世界には魔法が多い人が思うより、少しだけ世界には神秘が多い。臆病で弱気な高校生・伊庭いつきが父の失踪を機に継ぐこととなった魔法使い派遣会社「アストラル」。慣れない社長業に悪戦苦闘するいつきが、個性的な社員たちと共に迫りくる敵と戦う異種魔法戦闘ファンタジー。

声優・キャラクター
福山潤、植田佳奈、高橋美佳子、諏訪部順一、釘宮理恵、伊藤静、小野大輔

. さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

社長命令だ!

ラノベ原作で、原作はいっぱい売れた。タイトルの台詞が主人公の決めセリフ! 2007年のアニメだから、ちょっと古い。魔法使い派遣会社の2代目社長(主人公)とその社員(魔法使い)、魔法結社が絡んでくるというお話。ケルト魔術にソロモン王の秘術、神道や陰陽道となんでもありの魔法バトルが展開されちゃいます。気弱だけどすっごく優しい主人公と、やや強気なヒロイン達の恋の行方もお楽しみ要素。可愛いんだよね、このヒロイン達がまた。私的にはすっごく好きなアニメなんだけど、イマイチ売れなかった印象が・・・。これ多分主人公のXXXが直接的にXXXじゃないからだな。あ、でもヒロインの1人、”アディリシア”さんは人気あったな~。金髪に縦ロール(ドリル)ヘアーと言う典型的なお嬢様。私も憧れたもんだ・・・。オープニングの”宇宙(そら)に咲く”は日本語版の方をお勧め。とっても良い曲です。っと言う訳で、もちょっと評価されても良いアニメかな~と思うので、今更ながらレビューなぞ書いてみました。お時間ある人は観てみて下さいませ。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 8

コン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ファンタジー好きです

 
主人公は何か特殊能力持ってる男の子。学生のなのに社長。そういうシチュエーション、大好き☆
 
目がおかしくて、眼帯してるんだけど、そういうのって日焼けとか困るよね~って思うのは自分だけなのかもしれない。
(;゚д゚)ァ....
 
物語はドタバタラブコメ要素もあるし、思いっきりシリアスでバトって、流血ドバ~(?)みたいなシーンもある時もあるかもしれない。
 
展開はテンポ良いし、好きな物語の1つじゃ!

投稿 : 2024/04/20
♥ : 6
ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

10年近く愛し続けている作品です

放送が2007年でしたから、もう10年近く経ちます。

レンマギと出会ったのは、私が深夜アニメに手を出し始めた頃でした。
それまではキッズ向けや少年誌原作のアニメばかり観ていたのでラノベ原作のアニメというのがとても新鮮に感じたのを憶えています。

特に私の心をつかんだのは古今東西の魔術・魔法が協力しあって、問題解決をするという設定でした。
槍を使うものもあれば、魔獣を操っているものもあるし、玉串(神社にあるアレ)を振るだけのものもある。装いも違えば攻撃方法も術式もバラバラでどんなバトルが繰り広げられるのかとわくわくしました。
陰陽師・巫女・魔女・魔眼・眼帯・オッドアイというとっつきやすい要素が序盤から登場していたことも胸ときめかせた要因の一つでした。

要するに、厨二病心をくすぐられてしまったわけです。

ところが、専門用語や時系列の多いレンマギでは、知らない間に話が進んでしまって置いてけぼりな状態に・・・

「猫屋敷さんを見続ける為にもなんとかせねば…」
そう考えた私は、原作の購入を検討することにしました。

(アニメに関係がないので折りたたんでおきます)
{netabare}まず目を惹いたのは美しい表紙。UN-GOのキャラクター原案やFateGOの織田信長のデザインを手掛けるpakoさんの絵柄はまさに私の好みにドストライクでした。
しかし、その時点で原作は10巻程度出ており、今考えても小説にしては多い巻数・・・1巻買うと全部揃えるまで気のすまないたちでしたので結構悩みました。
家に帰って1巻を読み始めるとこれがまた読みづらいw一応徐々に読みやすくなっていましたが、8巻くらいまではかなり格闘しました。{/netabare}

原作を読んでアニメと見比べて分かったのは、話の順序が想像よりもバラバラになっているということ。長編ストーリーの大部分が削られていること、そして三輪先生という人物についてです。

まず、物語の順序から突っ込んでいきます。原作は長編・長編・短編集…というペースで結構短編集が出ているため、アニメでも短編を1話とする構成になっているのですが、アニメの物語はわざわざ原作の刊行順に関係なく、バラバラに組み込んであるのです。何故入れ替えたのか、物語の流れからは想像もつきません。
アニメが置いてけぼりになった一員はここにありとみました。

次にストーリーカットについてです。
前述のとおり、レンマギには短編集が多くあり、短編については基本的に1話で制作する為、しっかりと味付けされた物語が味わえるのですが、問題は長編の方です。
原作的に丸々1巻分を使った長編は、物語の進行に欠かせない重要な部分になるのですが、長編の1エピソードがアニメになると、2〜3話にしかならないんです!!
し か も、その中には上下巻を1エピソードとした物語がたった2話になってしまったものも!さて、物語の方はどうなったかと言うと…
以外と纏まってはいたのですが、アニオリとしか呼べない別物になっておりました。
これでは原作ファンは怒っても仕方が無い。
2クールもあるんだからもうちょっとどうにかならなかったのかなと思いました。

さて、もう一点の三輪先生という存在についてです。
アニメの最後の魔術解説コーナーに登場しており、ずっと原作者なのかなと考えていたのですが、原作に魔術考証で携わっている三輪清宗さんという方だそうです。
シュタインズゲートの小説を書いていたり、カバネリやヴヴヴなどのSF考証だったり、がっこうぐらしの脚本などをされている方ですね。

SF考証が入っているだけあって、緻密な魔術描写とそれを最大限活かされた世界観は飽和しているラノベ界においても今なおトップレベルに君臨するんじゃないかと思います。

そんな偉大な原作をもったアニメですから、話の面白さで言えば、断然原作の方が面白いと思えます。
しかし、ちょっとでも原作の片鱗をみせるアニメが、つまらないなんて事は、まずありえないですし、アニメにはアニメのいい所があるので、その点について、物語以外の評価で触れていきます。

声優の評価
メインキャストの声優陣がとにかく豪華です!
福山潤・植田佳奈・高橋美佳子・諏訪部順一・釘宮理恵・伊藤静・名塚佳織・小西克幸・安元洋貴・甲斐田裕子・藤原啓治・小野大輔・櫻井孝宏・宮野真守と当時でも錚々たる顔ぶれ。
回ごとのゲストキャラの声優もすごいですよ~
このままガンダムも出来てしまいそうです。

キャラの評価
短編メインだったためか、キャラ一人一人にスポットのあたっていたのが良かったです。キャラを楽しむことが目的なら良いアニメなのかな・・・
特に18話ソロモンの絆の隻蓮さんとダフネさんのやり取りは良かったなあ~
準レギュラーポジションの二人の大人の恋の始まりがちょっとベタに終わりは爽やかに描かれているのが良いです。
アニメを観て以来この二人が大好きになりました。
ちなみに、一番好きなキャラは猫屋敷蓮です。

作画の評価
キャラデザが原作とかけ離れているのはやや残念ですが、安定した作画に、雰囲気のある色使いが魅力的でした。

音楽の評価
主題歌
OP コミネリサ「宇宙に咲く」
ED 吉田旬吾「歩いていこう。」
OPは英語と日本語の2バージョンが入れ替わりで使われています。シリアスな魔導バトルものにふさわしいかっこいいOPです。
タイトルロゴになぞらえた十字に歌詞を流しとてもかっこいい演出になっています。
EDは声優が歌っているアストラルvarsionがあり、こちらも入れ替わりで使われています。安らぎのEDです。黒羽まなみちゃんがとっても可愛いです。


総評
原作ファンとしては、絵柄、ストーリー構成的に納得のいかない部分もあるのですが、見返してみるとアニメはアニメで良いところがあるということに気づかされました。
原作も終了し、アニメも特報が無いままもうすぐ10周年を迎えようとしています。もう世間的にはオワコンなんでしょうか。しかし、それでもかまわないと私は思います。いつまでも私の心の拠り所として大切にしていきたい、そんな作品です。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 11

77.4 16 眼帯アニメランキング16位
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(アニメ映画)

2012年11月17日
★★★★☆ 3.9 (1547)
8439人が棚に入れました
前作『破』終盤で描かれた「ニアサードインパクト」から14年後。葛城ミサトをはじめ旧NERV職員らは、反NERV組織「ヴィレ」を結成し、NERVのエヴァを殲滅すべく活動していた。ヴィレは、式波・アスカ・ラングレーの乗るエヴァ改2号機と真希波・マリ・イラストリアスの乗るエヴァ8号機の2機によって、衛星軌道上にNERVが封印していた初号機を強奪する「US作戦」を実行する。改2号機は Evangelion Mark.04「コード4A」数体から妨害を受けるが、8号機の援護射撃でそれを突破。さらに初号機とともに格納されていたMark.04「コード4B」の迎撃により窮地に陥るも、一時的に覚醒した初号機によって助けられ、初号機とともに地球へと帰還する。

声優・キャラクター
緒方恵美、林原めぐみ、宮村優子、坂本真綾、石田彰、立木文彦、清川元夢、三石琴乃、山口由里子、長沢美樹、子安武人、優希比呂

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「どうしたんだい?元気少ないね?」

あーこれはおもろかったw
そう、あれはー、つまり・・・ナディア的に?w


いやはや冗談すw


「序も破も戦闘ばっかであんなのエヴァ違う」とか言ってた野郎がトモダチにいますがテレビシリーズだって前半はバトルエンターティメント
一瞬が命取りの綱渡り感を楽しむバトルアニメだったはず
今作では本格的にシリアスな、、、テレビシリーズで言うところの後半路線に入っていきます(ってか一方的に下り坂な鬱展開なのがホント酷いw)
でもですね、そこはちっとも問題やない(´・ω・`)
新劇がハッキリと“ココが昔のシリーズと違う!”って言える部分は【人間描写】の厚みでしょ


ミサト、加持、リツコ、冬月、ゲンドウ、、、そしてユイ
各々の過去が複雑に絡み合って収束していく群像劇としての完成度、ドラマチックな流れ
その辺を新劇はまったくやる気無いみたいですw
今作ではそれがハッキリとしました
破が終わったときにうっすらと抱いていた期待感は良くも悪くも裏切られ、やっぱりこれは主人公たるシンちゃんの物語なのであって、そこに返す意味での新劇なんだよってこと
だから寝ても覚めてもやっぱり新劇は新劇
旧作とは別作品ですよ
ええ、もちろん良い意味で


今作が序や破から大きく変革したポイントはずばり本田雄さんの総作監就任
『電脳コイル』のキャラデザ、ナディア最終回後のエピローグパート作画、旧エヴァ8話や19話の作監をやられていた“あの本田雄さん”です!
(序ではメカ作監、破ではパート作監を担当されていました)
だからですね
ココすんごく重要よ
テストに出るわ↓↓↓





























そうそうw
我々はコレを待っていたのですよ庵野監督w
旧劇時代のスタッフは忙しくて全然帰ってこないし、そんな中前作から戦線復帰したマヒローが監督就任とかその辺は割りとこまけぇことですw
大事なのはそう、本田さんの絵だからアスカが可愛い
そのポイントに尽きる(キリッ


たぶん新劇になって一番キャラクターが変貌してるのはアスカでしょう
あんなメンタルの弱い女の子がほら、こんなにたくましく育っちゃって・・・(笑)


作品を重ねるごとに増えるCGパート
日進月歩のデジタル技術は色褪せるのが早い、だから個人的にはあんまり喜ばしくないっす
だから逆を言うと【いまが旬】な感じが強いと思いますよ
何年か経って見返すときっとヘボく見えます(早くも序にはもう既に褪せてる感が・・・?)
大丈夫ですってもっとツマンナイ映画なら他にありましたからwww


迷ってないで、イマ観るべし

投稿 : 2024/04/20
♥ : 38
ネタバレ

Tuna560 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』作品紹介と総評

『新世紀エヴァンゲリオン』の「リビルド」作品第3作。
『Q』は『Quickening(急展開)』の頭文字です。
『序』レビュー:http://www.anikore.jp/review/382016/
『破』レビュー:http://www.anikore.jp/review/384527/

副題は"YOU CAN (NOT) REDO."
訳として登場セリフを当てはめるならば、{netabare} 「... 希望は残ってるよ。どんな時もね。」 {/netabare}

さて、前作『破』から約4年…度肝を抜かれました。高く上げられたハードルを、いとも容易く超えてしまった。起承転結で言えば「転」のパートで、物語は急加速します。

しかし、この作品は旧TV版をしっかり観てるか・観てないかによって、捉え方が大きく変わると思われます。その点では、タイトルが「急」→「Q」へと変わったことで、「Q」は「Question」の頭文字でもあるということ、と受け取ることが出来ます。

この作品自体が、庵野監督からの「大きな問いかけ」なのだと感じました。

{netabare}ニアサードインパクトから14年後の世界における、ネルフとヴィレとの(そして使徒との)戦い、エヴァ第13号機によるフォースインパクトの発動を描く。

「14年後の設定」というのを中盤まで信じきれませんでした。
でも、予想は簡単に裏切られました…まさに「急展開」を冠しているだけのことはあります。まさか、『破』での予告が空白の14年のダイジェストだったのか…?
しかし、急展開をしているとはいえ、TVシリーズの第弐拾話『心のかたち 人のかたち』から第弐拾四話『最後のシ者』までをしっかりと描いています。また、 『ふしぎの海のナディア』の楽曲が使用されていたのも印象的で、ヴィレが運用する戦艦『AAAヴンダー』の姿と相まって、随所に展開されるセルフオマージュを楽しめます。

「14年後の荒廃した世界」、「新エヴァ」、「ネルフとヴィレ」、「エヴァの呪縛」、「フォースインパクト」…
どれも予想だにしない展開で、興奮しっぱなしの2時間でした!!
特に、シンジと冬月が将棋を指しながら、ゲンドウやユイの核心を語るシーンはとても良かった。

この作品の特徴は、「碇シンジ」と同様の心理や絶望を体感出来る、「意図的に取り残されるストーリー」にあると思います。
突如14年が経過し、その空白の期間について説明がほとんどないことによる懐疑観、他人に必要とされたいと願ったシンジが、必要とされなくなった世界で感じる絶望観、自らが引き起こした「罪」に対して何をどうしたらいいのかという焦燥感、etc。
「おまえは何が出来るのか?何をしたいのか?何をやり直したいのか?」と問いかけられて、自分の望む結末を実現しようと試みるが、結果的には失敗してしまい、引きこもってしまう。

『Q』全体が碇シンジに対する、そして視聴者に対するとても難解な問いかけなのです。

ちなみに…視聴者に対する問いかけは、新劇場版の結末についてだと思います。『序』と『破』のエンタメ色が強い作品だったことと比べ、『Q』は『旧劇場版』に似た「トラウマを引き起こす」絶望感を感じたためだ。
「『Q』を観てもらったわけだが…『破』の様な爽快な結末を望むか?それとも、旧劇場版の様なトラウマをもう一度作りたいか?」てな具合です。

わりかし理解がしやすかった『序』と『破』に比べ、視聴者を突き放した『Q』は賛否両論を生み出すと思います。しかし、TV版・旧劇場版を観ていたらわかると思いますが、このダークな世界観こそ「これがエヴァだ。」と思えるんですよね。

そして、今作でさらに描かれた謎。
これは本当に『破』の続きなのか?空白の14年にどんな意味があるのか?最後にカヲルが「また会えるよ。」と微笑んだ真相は?マリは結局何者?そして何より、旧劇場版との関連性は??
たった1回の視聴でここまで考えさせられたことには、「さすがエヴァだ。」と言わざる負えない。{/netabare}

来年公開予定の次回、『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』はついに最終話。
この問いかけに対する「導き出された回答」を提示してくれることを願って、期待を込めて待ち受けたいと思います。

(11/18:記述)
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2回目観に行ってきました。
やはり、1度観てるので理解度が全然違いますね。

下記、2回目視聴での発見による考察です。

{netabare} ・カヲルとシンジ
初回はホモっぽい演出に面食らいましたが、カヲルが「二人」という言葉を協調していることが気になりました。これは旧劇場版の結末に直結していることでもあります。「一人よりも他者といたい」というシンジの決断を協調しているのではないか?

・ピアノの連弾
「反復練習をすることで、一番いい音を探す」という言葉は、ループ説を表しているのか?

・綾波レイの行方
冬月曰く、初号機の中に取り残されているとのことだが、ネルフにいた溶液に入った綾波は?

・綾波ユイについて
初号機とシンジのシンクロ率が0%、セントラルドグマにいたリリスの頭部が綾波ユイに酷似している点を考えれば、ニア・サードインパクト時にリリスに移った?となると、現初号期の中は綾波レイがいる?

・マリの経歴
ユイの写真にマリに似ている人物がいる、ゲンドウを「ゲンドウ君」と呼んだ点から、ゲンドウとユイの同期?

・インフィニティーズ
ニア・サードインパクトの発生により、人間の魂が集まり「エヴァに似た生物」に昇華した?

・フォースインパクトの発生
シンジが槍を抜く
 ↓
Mk-6再起動、レイが第12使途を開放(ゲンドウの罠)
 ↓
第12使途と渚カヲル(アダムス)が接触し、インパクト発生

・カヲルが第13使途(最後の使途)に降格
TV版で渚カヲル(アダムの分身)が最後の使途として登場したことに呼応している。

・アダムスの器=エヴァMk-9
初見ではアヤナミレイのことだと思ったのですが、フォース・インパクト発動後、エヴァMk-9の腹部にアダムの仮面が現れている。

・エヴァの呪縛
最後にアスカが人間のことを「リリン」と呼んだことから考えて、既に人ではないのか?

2回目の視聴後、やはり「破』の14年後より旧劇場版の延長上の話のような感じがする。リリスの頭部、ネルフ本部襲撃の痕、世界の荒廃…旧劇場版の設定に近いが、シンジとアスカ以外が生きている説明が出来ない…。
やはり、『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』を待つしかないですね。 {/netabare}
(12/2:追記)

(2/8/編集)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 65

お茶 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ヱヴァンゲリヲンのレビューを書くのが怖い件。

新世紀エヴァンゲリオンって何なんでしょうね。これがなんというか、怖いんですよね。レビュー書く事自体が怖い。それが私自身のエヴァンゲリオンに対する評価なのかも知れない。

しかし急にエヴァのレビューを書きたくなったので、

新劇と旧劇で主に違いを感じるのは、映像のCG化による鮮やかさと、旧劇の時にあった陰鬱な艶。アスカなど動きの多いキャラクターは新劇に映える。レイやカヲルは旧劇の方がミステリアスさに奥行生まれている。キャラクターだけではなく、静止画による印象的なカットの繋ぎとか、そこにピシャリと合うようなセリフや、モノローグが旧劇では特徴的で、だからといって新劇もやはりワンカットの切れは半端ではない。シンジとカヲルの演奏でさえも、完全に再現している。楽譜通りに鍵盤をたたいているのだ。

本作において、特撮モノの音や仕込み、明朝体のタイポグラフィ等々、どれだけの試行を凝らしているか想像の余地もつかない。しかしそれが分からないとしても、何となく他にないものを感じるのは確かなことで、、

私は幼い頃から絵を描いていて、エヴァの作画集を買ってたまにデッサンしたりする。他のアニメも描いたりしますが、エヴァの画は描きたい衝動に駆られる。一番好きなカットは旧劇の初号機に掴まれて、死ぬ直前のカヲル君の微妙な笑み。これが中々上手く描けない。上手い下手とかの問題ではないんですよね。OP曲で流れる一枚絵だって今も鮮明に思い出せる。これは絵の力なのか、作品自体にひきこまれた自分の補正なのか。多分どちらもだろう。

これがあなたが救った第三東京市よ。踏切のシーン。生活感あふれるミサトさんの部屋。これらの幾つものシーンが、いつの日もこの胸に流れている。レイの無機質な部屋でさえもレイの匂いを感じる。エヴァンゲリオンの考察なんて出来ないけれど、これが自分の中にあるエヴァンゲリオンなのだろう。新劇になってポカポカした綾波も、少し距離が出来てしまったアスカも全て、

CG化した新劇の中でひたすら挑戦の輪廻を続けるヒトのように、新たに創造されたセカイ「Q」のAを、いや続きを、ヒトの補完というまだ見ぬ境地を目指す監督の挑戦をずっと見届けたい。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 46

75.2 17 眼帯アニメランキング17位
ご注文はうさぎですか?? ~Dear My Sister~(アニメ映画)

2017年11月11日
★★★★☆ 4.0 (262)
1320人が棚に入れました
詳細不明

声優・キャラクター
佐倉綾音、水瀬いのり、種田梨沙、佐藤聡美、内田真礼、徳井青空、村川梨衣、茅野愛衣、早見沙織、速水奨

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

呪文は、カフェラテ、カフェモカ、カプチーノ

 ココアちゃんが一週間帰省している間のココアサイド、チノ、リゼ達サイドのお話だったです。

 最初にお別れのような大げさなエピソードから始まるけど、今までのごちうさを見ているとこれは、いつも通りのココアを中心とした展開であることは容易に想像がついてしまうです。

 チノの持っているぬいぐるみの謎も、注目です。

 帰省したココアと親子の絡みは、甘えん坊ココアを引き出した展開だったです。

 一方、チノ、リゼ達の方もココアの来る前のお話は、リゼの女の子らしさが出た一面が少し見られたです。ココアからの連絡にソワソワするように気にしているチノもやっぱり寂しいんだだったです。

 モカのアイデアのサプライズパンなどサプライズも見所かなぁです。

 どうやって帰省するココアがチノたちの前に現れるのかも、お楽しみです。

 自分としては、シャロや、マヤとかももっと活躍するところも見たかったです。ごちうさは、2期のほうが今のところ面白いかなぁと思ったでです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 13

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

君と離れて過ごす時間が、こうも落ち着かないものだったなんて。

「ご注文はうさぎですか?」、
通称「ごちうさ」のスペシャルアニメです。

時間も長くないので、
1期や2期がお気に入りだった人たちへのおまけエピソードな感覚でした。

相変わらず可愛さと萌えがぎっしりなので、
心ぴょんぴょんしたい方にはおすすめですよ♪

2期の続編に位置付けられるエピソードなので、
まずはTVシリーズを見てから視聴することをおすすめします^^

60分の作品です。


● ストーリー
喫茶店・ラビットハウスに下宿しているココアは、
しばらく実家に帰ることになった。

久しぶりに家族との時間を過ごすココアと、
ココアのいないラビットハウスで過ごすチノたち。

ココアがいない。
いつもとなんだか違っていて、落ち着かない時間がチノを包む。


今回は、
・家族と過ごすココアの故郷
・ココア以外のメンバーが過ごすラビットハウス
の2つの場所での物語があります。

大きく盛り上がるようなストーリーではありませんが、
相変わらず可愛さぎっしりです(*´ω`*)

きっとTVシリーズで心がぴょんぴょんしていた人たちは、
この作品でも心ぴょんぴょんできると思います♪

ココアの母も姉もお茶目だし、
さらにココア家3人の関係も可愛くて微笑ましいし、

ココアがいなくて寂しそうなチノちゃんも可愛いし、

チマメ隊(チノ・マヤ・メグ)3人の連携は
ロリコンに目覚めさせるほどの萌え力があるし、

相変わらずキャラの個性が
あらゆる可愛さと萌えに変換されています!恐ろしい!笑

時間が60分なので、
「あれ、もう終わり?」とあっという間でした。

十分心ぴょんぴょんしたけれど、
もっと心ぴょんぴょんしていたかった!


● キャラクター
みんなそれぞれ可愛くて、萌える(*´Д`)

キャラに関しては、
「可愛い!」の一言で片付いちゃうんだよなあ。笑

可愛いところに萌えたり、
おとぼけなところにクスッと笑えたり、

笑顔でおしゃべりしているだけですべてが可愛くなる。
なんと平和で幸せな世界!

キャラが完成された作品だと改めて思いました。笑

ティッピーは今回ももふもふしていたよ!もふもふ♪


● 音楽
【 主題歌「セカイがカフェになっちゃった!」/ Petit Rabbit's with beans 】

「Petit Rabbit's」は、メインキャラ5人によるユニット。
今回も彼女たちらしいな~と感じる曲でした。

でも今までの曲と似ているわけではなく、
また新しい魅力を楽しめました♪

そこに加わった「beans」とは、そう、“マメ”!

チマメ隊じゃなくて?と思ったら、
「Petit Rabbit's」にチノは初めから参加しているので、
加わるのはマヤ&メグの“マメ”だけか!と気付き。

このネーミングセンス、気に入りました♪笑


● まとめ
確かに“劇場版”と言うより、
“スペシャルアニメ”という表現の方がふさわしい作品でした。

でも内容が薄いわけではなく、
2期の延長の新作として、十分楽しめる内容でした^^

可愛さだけがブレンドされた世界で、
心ぴょんぴょん癒されるのはいかがですか?(*´ω`*)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 29

ジョガマヤ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

意味のある1時間!

ココアさんの実家帰省というイベントを通して「姉妹」や「魔法使い」というテーマについて十分に考えさせてくれる作品だ。
原作そっくりではなく、オリジナルのストーリーでファンも満足できる。
新規獲得に躍起にならず、ファンを楽しませる作品に仕上げていることは評価が高い。
実は物語を裏で動かしていたのは青山さんやチノ父、リゼ父たち大人である。ストーリーがしっかりしていて、OVAとしては短めながらも印象に残りやすくなっている。
帰省先の街(海沿い)は、いつにも増してきれいだった。
作画ミスも見当たらなかった。
また、みんなの髪型の変化が大きく、そこも見どころである。
主題歌「セカイがカフェになっちゃった!」がまさに第二のDaydream café。ごちうさのテーマ曲ともいえるほど大きな意味をもった曲だと思う。(私はこの曲で長ったらしい歌詞考察を書いた)
今作は「セカイをカフェに」というごちうさ全てに通底するテーマ(もちろん暗喩である。セカイ→未知領域、カフェ→既知領域,または家族、と簡単に考えてもらうと雰囲気は掴み取れるはずだ)の始まりであると言えるだろう。
OPとして使われた「ハピネスアンコール」だが、これも良かった。内容としては、端的に言うといつものごちうさが帰ってきたというものだ。
さらに、よくよく思えば、この曲はの曲調はEDっぽいのである。前述の「セカイがカフェになっちゃった!」はOPらしい曲調だ。このように曲調と実際の配置を逆にすることで、「始まりと終わりの混在」や「果てしなさ」を感じるというのは自分だけだろうか。
また、ココアさんとチノちゃんの姉妹としての仲は十分に熟してきている。「姉妹」というテーマは終わりを迎えようとしている。次は「家族」の段階に入ることが予想される。(原作を読むと分かる)
ココアさんという魔法使い、エイプリルフール企画の回収も兼ねたチノちゃんという魔法使い、どちらも考えさせられるものがあるだろう。
最後の流れでは、かなりファンを楽しませる要素が詰め込まれている。怒涛のラッシュで感情が積み重なり涙を流した。
定期的に見直したい作品といえる。

これ以外にも全作に通じて存在する概念があるのだが、それは1期のレビューに書いているので興味のある御人は確認してほしい。
※私のツイッターアカウント(@blacktea_zygmy)を見ていただくと他にも感想考察を読むことが出来ます。イベント前後や原作の更新日などはうるさいです。一通り原作を読み終わった方はどうぞ。また、別の記事(https://note.com/fitt_gset/n/n96b63f612f52)でも魅力を紹介しているのでそちらもどうぞ。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 4

58.8 18 眼帯アニメランキング18位
一騎当千 XTREME XECUTOR[エクストリームエグゼキューター](TVアニメ動画)

2010年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (155)
920人が棚に入れました
孫策伯符率いる南陽学院と頭首・劉備玄徳の成都学園が同盟を組み、魔王・曹操孟徳の許昌学院に戦いを挑んだ「赤壁の戦い」。それは孫策たちの勝利に終わり、魔王の魂も闇の世界へと消え去った。だが戦いの跡地、誰もいなくなった廃工場に復活するひとつの影――。数日後、許昌学院に上半身ジャージ姿でリュックを背負い、髪をアップに束ねた一人の女子高生が向かっていた。許昌学院に着いた彼女は、たむろしている闘士に尋ねる。「お兄サン、退屈してんの?だったらアタシとヤル?」油断している闘士たちを倒し、曹操のもとへ案内するよう詰め寄る少女。次々と現れる許昌の闘士を薙ぎ倒しながら放送室を占拠した彼女は名乗った。「ボクは涼州高校一年、馬超孟起! ボクと勝負しろ、曹操孟徳!!」闘士たちの運命の歯車が再び動き始めた今、新たな戦いの幕が上がる――!

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

いよいよ4期目に突入しました^^; 

この作品は、一騎当千の4期目に相当する作品です。作品に繋がりがあるので未視聴の前作作品がある場合は、そちらからの視聴をお薦めします。

第1期『一騎当千』
第2期『一騎当千 Dragon Destiny』
第3期『一騎当千 Great Guardians』
第4期『一騎当千 XTREME XECUTOR』

物語は、これまで三国志上欠かす事のできない中心人物である孫策 伯符(そんさく はくふ)、劉備 玄徳(りゅうび げんとく)、そして曹操 孟徳(そうそう もうとく)が己の秘めたる力に気付き、周囲の勢力を巻き込みながら大きな3国の勢力が確立します。

そして、歴史上実際に起こった「赤壁の戦い」がこの物語でも展開されて大きな争いは一旦幕を引きました。
これが2期までの大まかな物語の流れです。

今振り返ってみると、3期に相当する作品は「嵐の前の静けさ」「争いの小休止」という位置付けだった思います。
バトル中心・・・というより、登場人物の揺れ動く心模様がしっかり描かれていたので、登場人物それぞれの胸に秘める思いをより一層強く感じることができました。
これまでの登場人物のイメージがより掘り下げられたので、これまで抱いていた気持ちが変わってしまうキャラが出るくらい・・・印象に残った作品でした。

こうして4期を迎えた訳ですが・・・
各地で度々起こっていた小競り合い・・・ある小競り合いがきっかけで再び各国の美闘士たちが拳を交えることとなります。
戦いの行方は・・・是非本編をご覧下さい^^
そして、新たに馬超 孟起(ばちょう もうき)が物語に加わってきます。

登場人物もだいぶ増えてきました・・・
だんだん名前も覚えられなくなる頃なのですが、馬超は一度見たら忘れる事はない・・・
と思えるくらい強烈な個性を持ち合わせているので、今回は覚えられない事はありませんでした^^;

4期における馬超の言動には幾つか不思議な点があります・・・
孫策 伯符(そんさく はくふ)の強さに憧れ弟子入りするも、最終的には劉備 玄徳(りゅうび げんとく)のいる成都学園に入るんですよね・・・^^;
個人的には孫策の弟子のままで良かったんじゃ、とも思いましたが・・・
所謂勾玉の運命に導かれた結果・・・つまり、史実である事を後から知りました^^;

そう考えて登場人物を少し調べてみましたが・・・
時代、性別、容姿はまるで違いますが、細かな設定や史実に忠実だったりと
この作品の異なる一面を知ることができました^^;

一報、作画の方ですが・・・予想通り、3期より確実にレベルアップしています(//∇//)
4期目にもなると、個人的に思い入れの強いキャラなんかも出来てくるので、
キャラも内容的にも私にとって見応え十分な作品でした^^

今回4期を視聴しましたが、5期に相当するOVAがあって2014年新作も控えている・・・
これが視聴する上で一番安心させて貰えた事かもしれません^^;

1クール12話の作品です。
癖のある作品であることは否めませんが、この作品の世界観に慣れればきっと魅入る事のできる作品だと思いました^^

引き続き、5期に相当する「集鍔闘士血風録」を視聴したいと思います。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 14

るるかん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

画が綺麗^^

XXは馬超孟起が中心となって話が進む。曹操に兄を殺された敵討ちをするために伯符に弟子入りするが、玄徳に助けられた恩から、師匠は伯符だが、玄徳を守りつつ曹操の仇討を目論むという設定だ。
一騎当千はストーリーの作り方が、分かり易くギャグ的要素もそこそこ面白いし、キャラも作品を輝かせている。
とにかく芸術的にエロっぽく洋服が破れるのはこれは芸術と思いましょうwここまで破れると、エロとかの次元じゃなくなるんだよねw作品の一部として楽しめばいいのではないかな(^^)
伯符の馬鹿っぷりもいつも通りだが、ここまで馬鹿だと責める気にもならないってラインを分かってますね。ほんとに心得てる。
馬超は個人的には好きなキャラです。まだ全然強いわけじゃないけど、作品の中でとても魅力的に描かれています。
 
一騎当千は、最初はなんかエロだけのつまらん作品かと思って観るかどうか悩んだアニメでしたが、案外面白いです。XXまで観ると、誰がどんな人かが分かってきて、新しいキャラが入ってきても迎え入れる体制ができあがっています。とにかくキャラが多いけれど、これだけしっかりと描き分けができているので、どのキャラも綺麗で個性的です。

初めての人がXXから観ても十分楽しめる内容だと思いますよ。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 5

85.8 19 眼帯アニメランキング19位
ソードアート・オンライン アリシゼーション(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1006)
5199人が棚に入れました
「ここは……どこだ……?」
気づけばキリトは、なぜか壮大なファンタジーテイストの仮想世界にフルダイブしていた。
ログイン直前の記憶があやふやなまま、手がかりを求めて辺りを彷徨う。

そして、漆黒の巨木《ギガスシダー》のもとにたどり着いた彼は、一人の少年と出会う。
「僕の名前はユージオ。よろしく、キリト君」
少年は、仮想世界の住人――《NPC》にもかかわらず、人間と同じ《感情の豊かさ》を持ち合わせていた。

ユージオと親交を深めながら、この世界からのログアウトを模索するキリト。そんな彼の脳裏に、ある記憶がよみがえる。
それは、幼少期のキリトとユージオが野山を駆け回る想い出――本来、あるはずのない記憶。
更にその想い出には、ユージオともう一人、金色の髪を持つ少女の姿があった。
名前は、アリス。
絶対に忘れてはいけないはずの、大切な名前――。

声優・キャラクター
松岡禎丞、戸松遥、茅野愛衣、島﨑信長、前田佳織里、近藤玲奈、石原夏織、小林沙苗、森川智之、岩瀬周平、木島隆一、潘めぐみ、村田太志

t-tea さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9

本当にひどい

リアルタイム放映中は1話を見た時点でショタ2人が意味もわからずイチャイチャしだした時点で気持ち悪すぎて見るのをやめました。
ただ高評価にしてる方もいらっしゃいましたので見てみましたが本当にひどい。
あにこれの評価基準に関して全部触れるとするならば、

物語の評価
主人公がいる世界のストーリーと現実世界のストーリーに関してもっと触れるタイミングを考えて欲しい。いきなりねじ込んで「現実はこんな状況です。では主人公は?」みたいに切り替えるにしてはそれぞれのストーリーが長すぎて集中してみてられません。
作画の評価
これに関しては本当にひどい。主人公が少し引きのシーンになると「これ本当にプロが書いてんの?」ってぐらいクオリティが下がってます。というか下手な素人が同人描いているようなクオリティで見るに耐えない。アップシーンとの格差が酷すぎる。
声優の評価
後半に出てくる女の子の声優が微妙でした。そのせいでなかなかキャラに思い入れがもてない。
音楽の評価
これはいつものSAOといった感じで特に不満はありません。BGMもいつものといった感じでしたし、挿入歌として入っていた「ReoNa - 虹の彼方に」は素敵な曲で気に入っています。
キャラの評価
今作はキャラに緊張感がなさすぎます。戦闘中に棒立ち、傍観、戦闘を無視して会話。SAOは過去作そういった甘えを許さない緊張感があったと思いますが、今作はそれがまるでありません。

全体的に男の子二人がイチャイチャするような、腐女子これでどう?みたいなシーンが多すぎて気持ち悪かったです。
ストーリーが面白ければきっとそこも素敵なシーンにできたのだろうけど本当にくだらない。
キャラの評価にも書きましたがSAO初期の良さがまるでないです。
監督が変わったせいなのかもしれませんね。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 5
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

アリス イン ワンダーランド

A-1 Pictures制作。
人気の高いアリシゼーション編開幕。

ラースが開発する新型フルダイブシステムは、
VRワールド内部の記憶を現実に持ち出せない。
極めてリアルな仮想世界アンダーワールド。
相変わらずの音響効果で臨場感が凄い。

これは神への挑戦。
量子脳力学は人の心の光の揺らぎを捉え、
真のAI、人工知性を創ることへ向かうのでしょう。
導入部という点では過去シリーズ最高です。

6話視聴追記。
{netabare}壮大な文明シュミレーション、
システムから逸脱する人工知能。{/netabare}
もう少し仕掛けが早ければと願いますが、
丁寧な展開と好意的に考えましょう。

13話視聴追記。
{netabare}図書室の賢者カーディナルが語る、
仮想世界の秩序「禁忌目録」の成り立ち。{/netabare}
カーディナルの存在は世界観に、
大きな影響を与え物語に深みを生む。

前半最終話視聴追記。
技術的特異点を巡る問題でしょうか。
{netabare}心の痛みこそが人であることを教えてくれる。{/netabare}
後半怒涛の展開に興味は尽きず、
欠点はあるも映像も物語も堪能出来ました。

新世代のグローバルヒストリーへ。
これは次章に期待しましょう。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 84

セイバーlove さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

なぜ SAOアリシゼーション(3期)は失敗したのか?(原作履修済み)

皆さん、薄々気づいてらとは思いますが、 SAOは人気アニメシリーズですが今回のSAOは全く話題にならない。それはなぜかなのか?自分は原作を既に読んでいるのですが、正直アニメは全くもって微塵も面白くない。作画も安定してるし、音楽も素晴らしいのに全くワクワクしない。アリシが話が長いのはわかっており、今でもかなり端折りながら話が進んでいるのはわかりますが、テンポも展開の演出も中途半端すぎる気がします。 ペースでが遅く原作に忠実にゆっくり進むのでもなくアニメらしく超スピードでテンポ良く進むわけでもない。まぁ話が長すぎるのが悪いがw SAO自体アインクラッドがアニメで一番面白い話ではあるが、原作は個人手にアリシゼーション好きなだけに非常に残念です。もう正直アニメはいいやと思ってます。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 7

59.3 20 眼帯アニメランキング20位
一騎当千 Great Guardians[グレートガーディアンズ](TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (169)
1048人が棚に入れました
魔王・曹操孟徳との赤壁の戦いから僅かながら時は過ぎ、頭首・孫策伯符ひきいる南陽学院には平穏な日々が訪れていた。
孫策伯符は四天王の呂蒙子明、周瑜公瑾とともに、海外にバトルツアーに行く為アルバイトにいそしんでいた。そんななかアルバイト先の中華街のとあるレストランに、成都学園の頭首・劉備玄徳たちが客として現れる。一時は同盟を結んだものどうし平和な日常を満喫とおもいきや、そこは闘士の血がそうさせるのか、なぜかドタバタと一触即発の危機に!?すると…「孫子曰く!」
騒然とした場が一瞬にして静まり返り、凛として現れる一人の可憐な少女。彼女こそ孫策の妹、孫権仲謀であった。

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

長寿作品である事の理由・・・分かってきたような気がします^^

この作品は「一騎当千」の3期目に相当するものです。
物語に繋がりがあるので、前期を未視聴の方は、そちらからの視聴をお薦めします^^

もともと、公式HPで「2014年最新作始動!」のテロップを見てからこの作品の視聴に至った訳ですが・・・
まさか、こんなに続編のある作品だと思っていませんでした(//∇//)

第1期『一騎当千』
第2期『一騎当千 Dragon Destiny』
第3期『一騎当千 Great Guardians』

私は現在3期までの視聴が終わったところですが、アニメの作品は4期と5期に相当するOVAがあるとの事です(wikiより)

この様な完全深夜枠アニメであるにも関わらず、2014年の新作(6期目)まで続くとは本当にビックリです・・・(゚o゚;;

今期の物語の主軸は、南陽学院四天王の一人である呂蒙 子明(りょもう しめい)とサプライズゲストです^^;
主軸がサプライズだとさっぱり分かりませんが禁則事項ということで・・・^^;

この作品の主人公は孫策 伯符(そんさく はくふ)なのですが、物語に深みを持たせるため・・・だと思うのですが、成都学園の劉備 玄徳(りゅうび げんとく)や許昌学院の曹操 孟徳(そうそう もうとく)側を描いている時には、当たり前ですが主人公の登場は極端に減少します・・・この主人公をバッサリ切り捨てても、その期の核となる人物に徹底的にスポットを当てて描く大胆な構成が、登場人物を深く掘り下げる結果に繋がっていて・・・それが人気の一つになっている理由だと思います。
主人公のあまりの出番の少なさに2期では少し違和感がありましたが、3期目ではもう慣れてしまいました^^

それと、作画のレベルが物語を積み重ねてきた分だけ、着実に上がっている点も人気の理由だと思います。
登場する女性陣はスタイル抜群で魅力的な人達ばかり・・・そんな人達が己の信じる道に基づいて熱い拳を交わしていくんです・・・これは気にせずにはいられません(//∇//)
彼女たちは「美闘士」というそうなのですが、正にその言葉通りです。
そして、バトルシーンもしっかり描かれていたと思います。
綺麗で緻密な作画・・・これから4期以降の視聴に際し、どこまで作画がレベルアップしていくのかが楽しみで仕方ありませんし、人気の理由の一つだと思います^^

でも、この作品はストーリーと作画だけではありません・・・
時には素直に・・・そして時には激しく揺れ動く登場人物の心模様・・・この表現が幅広で且つ抜群なのだと思います。
作品を通して「見て気持ち良いと感じられるもの」「見て楽しいと感じられるもの」など視聴しながら感じることが多々あると思います。
でも、この作品って、気持ち良いや楽しいと同じくらい、孤独だったり・・・短すぎる時間だったり・・・別れといった痛みを感じるんですよね^^;
これまで目を背けてきた心の古傷に触れられた気持ちすら感じました・・・

この状態で物語が終わってしまったら単なる欝展開アニメになってしまうのですが、この作品の登場する屈託の無い笑顔の持ち主・・・主人公の伯符が満面の笑みでしっかり救ってくれますし、最後にはしっかり感動する場面も待っていてくれました^^

1クール12話の作品です。この作品の作風に慣れればしっかり堪能できる作品だと思いました。
気になるのは新作は2014年始動との事ですが、それって秋アニメとして放送する・・・という事なのでしょうか?
そうだとすると、9月中に5期までは視聴しておきたいところですが・・・視聴する時間を確保しなきゃです^^;

投稿 : 2024/04/20
♥ : 19
ネタバレ

るるかん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

1作目とDDを見てから味わうべき良作。

6話くらいまではコミカルな感じで、笑いの方に走ったのかと思ってしまう
ような感じすらあった。{netabare}
例えば、伯符の馬鹿さ加減が激しく強調されていたり、関羽の玄徳への愛情
が過剰に表現されていたり、どうも合点がいかないところがあったが、それ
は後半への布石みたいなもの。非常に意味のある話の流れであったと最後に
気付いた。{/netabare}

GGで初めて登場する仲謀(実名は小喬)が、闘士の闘い方の極意を一説
入れてくれる間がとてもよく、単純に闘うだけだったバトルを引き締めて
くれた。仲謀がこのシリーズで果たした功績はとても大きい。
 
5話くらいまでは{netabare}エロ度もアップし、しかも笑い優先{/netabare}だったため、途中で
断念した人も多いかもしれない。でも、GGは最後までじっくり観て欲し
い中身のある作品です。
{netabare}
関羽と玄徳との主従関係の絆の深さ、呂布と呂蒙の王允子師をめぐる愛憎
の中で最後の闘いをする二人の微妙な気持ちの動きは、じっくり観た人に
しか味わえないであろう感動がある。

幼き頃に虐げられた左慈元放の催眠術に嵌った伯符を闘うことなく救った
仲謀の捨て身の姉妹愛、そして最終話の別れ際の伯符とのやりとりは非常
に感動的でいい場面でした。
 
夏侯惇と伯符の1作目のエピソードが失っていた夏侯惇の記憶を呼び戻し
てくるシーンも、感慨深いものがあります。
この作品は1作目から観ていた人には感動できるストーリーだと思います。
{/netabare} 
場面や状況によって、それぞれ違う友情や絆や信頼や優しさの表現が盛り
込まれていて、崇高で重みのあるメッセージが詰まっている。感じ取って
頂ければいいな・・・と思います。
 
伯符は馬鹿だけど、情に厚く友達思いで単純なところがいいんだと思う。
キャラ設定はいつもながら感心します。特に仲謀のような真面目なお嬢様
キャラを入れて準メイン的に使ったことは大成功でしたね。感動と面白さ
の両方を与えてくれました。
 
オープンの 「NO LIMIT」はいい曲です。イメージにピッタリ。
ED曲はちょっと曲調は解せないけど、EDVがとても綺麗でした♪

投稿 : 2024/04/20
♥ : 6

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

再びボケ色物推し。

2008年6月11日 - 8月27日TV放送された。全12話。第三期。
2000年 - 連載中既刊21冊の一騎当千を元に制作された。
表現規制は厳しいまま、AT-X以外は修正版が放送された。

第1期『一騎当千』:第1期
第2期『一騎当千 Dragon Destiny』:DD
第3期『一騎当千 Great Guardians』:GG
第4期『一騎当千 XTREME XECUTOR』:XX
第5期『一騎当千 集鍔闘士血風録』:血風録

「バトルツアークラブ・セクシーコスプレ♥危険なアルバイト♥」
DVD各巻収録の映像特典※レンタル版には未収録。全6話。



感想。

1話目はサービス回?"小喬"孫権登場の梃入れから。
今更感が半端無いが・・2話以降も自称馬鹿が馬鹿呼ばわり
で凹むとか其処も今更感が半端ない・・南陽内の内乱陰謀
"袁胤"等を絡め孫策サイドを軸に展開。呂布再登場等。

新たな謎を含みつつ、中等部時代の回想も含め各キャラの
掘り下げ補填などそつ無く纏めた感じ。

学園パートは相変わらず殆ど無いけど海水浴サービス回や
"孫策"のボケ推しとその他含め大勢の色物描写推し。

ラキスケや百合恋愛モノみたいな描写も多い。
特に見所もなくなってノリも悪く・・劉備&孫策のギャア
スカ鬱陶しい描写とエロ描写だけになってしまった。


呂布 奉先 :渡辺明乃

呂蒙 子明 :甲斐田裕子
孫権 仲謀 :堀江由衣
孫策 伯符 :浅野真澄
周瑜 公瑾 :日野聡
王允 子師 :遊佐浩二
左慈 元放 :松岡由貴
楽就    :飯島肇
呉栄    :井上喜久子
袁胤    :岸尾だいすけ

関羽 雲長 :生天目仁美
趙雲 子龍 :浅川悠
諸葛亮 孔明:門脇舞以
劉備 玄徳 :真堂圭
張飛 益徳 :茅原実里
黄忠 漢升 :三宅健太
馬謖 幼常 :亀岡真美
司馬徽 徳操:樫井笙人


曹操 孟徳 :赤城進
夏侯惇 元譲:阪口周平
夏侯淵 妙才:喜多村英梨

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

73.7 21 眼帯アニメランキング21位
邪神ちゃんドロップキック’(ダッシュ)(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (247)
916人が棚に入れました
魔界の悪魔、通称「邪神ちゃん」は、
ある日突然人間界に召喚されてしまう。
彼女を召喚したのは、神保町のボロアパートで暮らす
ちょっとブラックな心を持つ女子大生「花園ゆりね」。
「邪神ちゃん」を召還したものの
彼女?を魔界に帰す方法がわからない。
仕方なく一緒に暮らし始めた邪神ちゃんと「ゆりね」だが、
「邪神ちゃん」曰く、「召喚者が死ねば魔界に帰れる」。
そこで邪神ちゃんがとった行動とは……!? 
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

心地良い停滞

【物語 3.5点】
ぶっ飛んだ設定&バイオレンスのインパクトで先制した1期→
お約束がパターン化した2期の安定感?
という無難な続編ギャグアニメ。

ネット上の視聴者の反応はバッチリ見ているぞ!
と言わんばかりの“場外戦”ネタに各種オマージュ要素も多く、
強固なファン層である“邪教徒”の繋ぎ止めで、
命脈を保って来た本シリーズの性が表れている。

例えば一話冒頭の、{netabare}邪神ちゃんとゆりねの出会いの詳細を描いたエピソードは、
いやw2期で今更やるなら、1期一話でやらずに、
どうしていきなり肉パーティーやったんだよw{/netabare}
というファンのツッコミ待ちの導入w


【作画 3.5点】
奇妙に安定。

AmazonPrimeVideo独占一挙先行配信→TVでは一話ずつ放送。
という最近ちらほら目にするようになったオンエア形態。
クール途中でスケジュールが滞る心配もなく、
可も無く不可も無い作画が安定供給。

ギャグアニメにはしばしば、何でそこを無駄に描き込むのか(笑)
というパターンがあるが、本作はそれを数発仕掛けるだけのソースを確保。

例えば、{netabare}邪神ちゃんがパイ投げチャレンジする展開で、
巡った世界各国の背景を用意するとか。{/netabare}


私のツボ:毎度、堕落した邪神ちゃんをバラすことになる、
ゆりねの待ってました♪と言わんばかりの不適な笑みを湛えた表情。
何だかんだ拷問、楽しんでますよねw


【キャラ 4.0点】
邪神ちゃん、別に魔界に帰れなくてもいいんじゃない?
ドロップキック無理に決めなくても、
生活費つぎ込んだパチンコで負けて、
ゆりねに折檻される方が邪神ちゃんらしいよ。
(実際、ドロップキックしないことが自虐ギャグ?になる程w)

そんな感じで人間界が本来の居場所じゃないはずの
天界&魔界の各キャラが日常のぬるま湯に沈没w


2期では中国からキョンシー姉妹が漂着し、
もう一つの主要配信サイトである中国・ビリビリ動画の“邪教徒”にも訴求。
人間になりたかったり、パンダやめたかったりするらしいが、
大丈夫、邪神ちゃん界隈でダラけていれば、
そんな目的などすぐに形骸化するさw


さらには、人間界で暮らす羽目になった新たな天使も新規追加。
ただ、いくらなんでも……{netabare} 天使の輪は脆すぎるのでリコールすべきだと思うw{/netabare}


【声優 3.5点】
主要キャストが進捗を見せキャラに馴染んで行く中、
本作は引き続きゲスト声優でも制作費を無駄遣いw

アパート管理人に島本 須美さん演じる大物管理人?を招聘してみたり、
キャスト采配でもギャグ魂を見せるw


【音楽 3.5点】
劇伴は1期準拠。

音程外し気味のほのぼの日常系リコーダー曲を
敢えて邪神ちゃん解体シーンに起用する等、
音響の采配も相変わらずw

OPはhalcaさんの「時としてバイオレンス」
裏切りと拷問を繰り返す、邪神ちゃん&ゆりねの腐れ縁を表現した良曲。
(halcaさん、『かぐや様』2期じゃなく、どうしてここにw)
ただ、本作は、アニメEDばかり続いた彼女にとって、
悲願のアニメOP曲とのこと。祝福しましょう♪

EDはZAMB(ザム)「Love Satisfaction」
アニソンのヘビメタカバーを生業としてきたバンドが手がける初のオリジナルアニソン。

今後もパンチ力を磨いて、アニソンでスピードメタル、また、かまして欲しいです♪

ED映像も無駄に力入ってますw


その他、ぽぽろんは先輩とは段違いの天使の歌声を響かせ、
邪神ちゃんも、唐突に、歌謡曲(しかもフル歌唱w)で、のど自慢を披露w


【感想】
アマプラで全12話感想済。
先日、実質“本編”最終回である10話の放送が終了したとのことで。

この後、11話は、振り返りの“特別編”(“総集編”じゃないんだあくまでも)を挟んで、
12話のSP回は……{netabare}邪神ちゃん役・鈴木 愛奈さんの出身地・北海道千歳市の
“ふるさと納税”企画により実現した、観光誘致も兼ねた追加エピソード。
アマプラ配信開始当時は新型コロナ緊急事態の真っ只中で、
“聖地巡礼”効果も望めない惨状だっただけに、
日本の観光がピンチから脱却を図ろうとする{/netabare}
今こそアマプラ独占ではなくTVでも放送して欲しいエピソードなのですが……。

追記:……などと悶々としていた所、12話TVでも放送との情報を頂きました♪
ここまで視聴してきた方には、10話、11話で終わった?
と切らずに、是非、SP回まで完走して欲しいと願います。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 33

ghidghid さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

神保町哀歌

追加の12話千歳編もめでたくアップされたので感想です。

このアニメの素晴らしいところは原作マンガの味を保ちつつ、目いっぱい膨らませるところだと思います。
12ページぐらいの短い話にギャグやパロディをこれでもか!と詰め込んで、視聴者に楽しんでもらおうとするスタッフの意気込みを感じます。

その最たるものが「神保町哀歌」です。
1期11話で邪神ちゃんが唐突に歌いだす劇中歌なのですが、原作にはありません。
2期では10分の大作となって帰ってきます。
その歌詞がエモい!
数万年生きる悪魔と100年も生きられない人間との関係と別れが切々と歌われます。
2期11話で流れるフルコーラスを皆さんにも堪能していただきたいと切に願います。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 6

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

新キャラを登場させつつも、マイペースを保つ邪神ちゃん…。

タイトルではわかりにくいかもしれませんが、2期目です。’(ダッシュ)ってストⅡか(笑)!

1期目からそうだったと思うのですが、途中から観ても劇中でのキャラクター描写が上手いのか、各キャラクターの立ち位置はしばらく観ていると掴みやすくてそんなに困らないように思います。

基本的には地上に召喚されて魔界に還ることができない邪神ちゃん、そんな邪神ちゃんを召喚してしまい居候させている花園ゆりねの二人が主人公格で、その他にも邪神ちゃんの幼馴染みだったメデューサやミノスといった悪魔、悪魔を倒すために地上に来たはずだったが天使の輪を失い天界に還れないぺこら、ぽぽろんといった天使たちが織り成すドタバタコメディーです。

「ゆりねが死ぬことで魔界に帰還できる邪神ちゃんがゆりねの隙を付いて殺そうとする」という基本プロットがあるのですが、ゆりねの圧倒的な強さによりこの展開は思い出したようにときたましかありません。

邪神ちゃんはすぐにパチンコでゆりねから渡された生活費を使い込んでメデューサにお金を無心するクズであり、自分より弱そうな相手には偉そうにして年下の悪魔であるペルちゃん(ペルセポネⅡ世)には「イキリアクマ」呼ばわりされますが、メデューサが「根は優しい」というのもわからなくはないという微妙な株の上げ方で、ストーリー的な深みを出しています。いや、そんなに深くないけど…(笑)。

いちばんイカレたキャラクターが、人間でかつ警官であるはずの橘芽依(たちばな めい)っていうのがイカレてるぜ…。

物語の舞台はゆりねたちが住むアパート周辺と、そこから徒歩圏内らしい神田神保町がほとんどです。作中には実在店舗をモデルとしたお店なども出てきますが、昨今の新型コロナウイルス騒動で訪ねることはできませんね…。

4月末の第4話時点ではぺこらとぽぽろんを追って天界から来た天使ぴのが登場しています。Amazon Prime Videoでは全話先行配信されていて、既に最終話まで視聴可能です。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 31

66.4 22 眼帯アニメランキング22位
スパイ教室(TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (234)
754人が棚に入れました
陽炎パレス・共同生活のルール。 一つ 七人で協力して生活すること。 一つ 外出時は本気で遊ぶこと。 一つ あらゆる手段でもって僕を倒すこと。 ――各国がスパイによる"影の戦争"を繰り広げる世界。 任務成功率100%、しかし性格に難ありの凄腕スパイ・クラウスは、死亡率九割を超える『不可能任務』に挑む機関―灯―を創設する。 しかし、選出されたメンバーは実践経験のない7人の少女たち。 毒殺、トラップ、色仕掛け――任務達成のため、少女たちに残された唯一の手段は、クラウスに騙しあいで打ち勝つことだった!? 世界最強のスパイによる、世界最高の騙しあい!

声優・キャラクター
リリィ:雨宮天
クラウス:梅原裕一郎
グレーテ:伊藤美来
ジビア:東山奈央
モニカ:悠木碧
ティア:上坂すみれ
サラ:佐倉綾音
アネット:楠木ともり
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

暗殺教室ごっこ

暗殺教室とプリンセスプリンシパルを少しずつ混ぜたようなアニメ
ただ両作品と比較すると、緊張感が足りないのでゆるく見たい人向けです
リリィや主人公達がやってることってスパイがやることじゃないですよね

絵とか声優とかキャラデザはいいので、美少女がわちゃわちゃやってるだけで楽しめる人なら見てもいいかも


この作品の最大の欠点は、{netabare}主人公や敵スパイを無敵にしてしまったことかな?

灯のメンバーに比べて主人公や敵が無敵すぎて、どんなチート特殊能力でも無効化しちゃうし、
物理的な攻撃も効果ないし、なんでもできすぎてぜんぶがお遊びに見えちゃうのが残念なところです

シナリオのほうも敵地で監視されている環境で楽しそうに遊んでいるように見えるし
敵に次々と倒されていっても、敵は誰にもとどめささないから、あー誰も死なない平和な萌えアニメなのかな?って {/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 28

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

極上ではありませんw

原作未読 全12話

スパイ養成機関に所属している落ちこぼれたちを集めて、不可能なスパイ任務に挑む作品。

それぞれが強い個性を持っていて、それをまとめているのが一流のスパイである「クラウス」、課題を与えて任務に挑めるように指導していきますが、感覚でスパイの技術を身に着けたクラウスなので、全然教えていませんw

また、不可能な任務にしては結構あっさりとしている感じで、なるほどと思えるところはありませんでした。

本格的なスパイアクション作品ではありません。

可愛いヒロインたちが、自分たちの過去と向き合い、指導され任務を遂行していくお話。と書くと非常にシリアスな作品ように聞こえますが、全然そんなことはありませんので、ライトな感覚で観れる方にはいいかもしれません。

分割2クール?2期(2nd season)は現在(23年夏期)放送中です。

OPはnonocさん、EDは鈴木このみさんが歌っています。

最後に、YouTubeでキャストさんたちが、色々なミッションに行う番組ありました。ヒロインの一人「リリィ」役の雨宮天さんがミッション失敗で結構本気で悔しがっていたところが印象的でしたw

投稿 : 2024/04/20
♥ : 22
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

しょぱい教室

最終話でまたしてもシリアス展開{netabare}を匂わせるような感じで幕引きであります。

スパイものとしては大失敗だったからパイを食べたのかは定かではありませんが、
最後はハッピーエンドで丸く収めておけばまだマシだったような気も致します。

劣等生代表のリリィには緩衝材としての機能があるようで、これを前面に出しておけば、
色々なことの誤魔化しが効いたはずですが、切れ者キャラのグレーテが出張って来て
シリアスパートになると逆に空回り感が増幅するような印象を受けてしまいます。

もしも落ちこぼれメンバーを見てただ和むだけの作品だったならば
案外それなりの人気作品になっていたのかもしれませんが、どういうわけか
シリアスパートが匂わせだけで、結局何もないという肩透かしを繰り返して
しまっているため、続編ありきと言えどもかなり微妙な幕引きであったようにしか思えません。{/netabare}

●予定調和をもたらす「先見の明」?

グレーテと先生の髪型は何気に似ています。
髪で輪っかを{netabare} 形成しその輪っかで左目を囲うような感じのものであります。

この髪型は「烈日の黄金郷」のヴエコや「忍の一時」の主人公母親と同じものでありますが
片目を強調するこのような表現の元ネタは【プロビデンスの目】というものでございます。

【プロビデンスの目】は【プロメテウスの目】とも言いまして、
「先を見通すことができる」目というような意味合いになるかと思います。

「この目」により「先見の明」を得られるわけですから、グレーテは政治家先生の並外れた
射撃の精度や弾丸の起動もすべてが見えていたということになります。

例えば「鬼舞い」の主人公妹のヘアピンにより表現される【プロビデンスの目】では
この効力により、大学院に飛び級できたり、性転換の新薬を開発できるという
ある種のチート能力を得られることが示されております。

【プロビデンスの目】はとても便利な設定であり、これさえあればすべて辻褄が
合ってしまうため、様々なシーンで多用されます。

この「全能なる目」というものを知らないと物語の展開について行けなくなることも
多々ございますので、是非とも目の描写には注意を怠らないように心がけてください。

弾丸の起動と発射タイミングが読めることについては「魔眼」で説明はつきますが
しかしそれで納得できるかどうかは別の話であります。

シリアス展開における予告ホームランからの見事な空振りのような結末には、
ここまで来るとむしろ潔いと言えるようなまでの爽快感をも抱いてしまいますが、
意外にもラストミッションと思われたエピソードはあっさり終わりまだまだ続きが
ある{/netabare}となるとやはり予告ホームランを期待してしまうしかないでしょう。


●何か起こるかと身構えているも?

{netabare}特に何も起こらなかったというのが今までの流れであります。
緩い日常からシリアスの任務に移行したとしても、かえって微妙な展開だったりもします。

個人的にはコメディにはあまり興味はありませんが、本作の場合はコメディパートの方が
まだマシと思える程シリアスパートにキレがありません。

恐らくは尺の都合上今回の任務がラストミッションであると思われます。

ターゲットをいぶり出す一連の流れまではまぁ良しとして、
いきなり交戦状態になり、そして最大のピンチを救ったのが鳥であります。

鳥を手なずけるスパイというのもある意味粋ですが、自己犠牲の鳥さんが
瀕死の重傷に陥ったならば、リアクションが難しいところであります。{/netabare}

取り敢えずここで物語評価を1段階下方修正しておきます。

●結論から言うと、本作は「鬼舞い」よりは面白い

当方はアニメアンチであり、日常系アンチであります。
故に当然の如く日常系の代表作みたいな{netabare}「鬼舞い」に辛口評価となるのは必然的帰結でございます。

前回当方は、本作を日常系として見たら案外いけるというようなことを申したわけですが
その考えは想定外なまでにビンゴでありました。

日常系の典型とも言える「鬼舞い」を見た後にあたかも日常系作品のような本作を見ると
その対比効果なのか詳細は不明ですが、何故か本作の方が遥かに面白いと感じられるのであります。

日常系の何が面白くないのかと言えば、個人的にはバカの一つ覚えみたいに毎回毎回
同じような展開を延々と繰り返し、それを見ているとそのバカの一つ覚えに辟易し
げんなりするというのがその理由であります。

本作「スパイ教室」は半人前のスパイたちがトライ&エラーを繰り返す日々を描いている
という意味においては恰も日常系作品のようにも見えますが、それでもミッション遂行という
目的意識、あるいは達成意識があるだけ大分マシで未来志向性があるとも言えるわけであります。

理由はただそれだけでも、ただ作画だけが凄いという理由でごり押しされている
「鬼舞い」に比べたら本作の方が遥かに「物語性」においては優位にあると確信いたします。

既に「観終わった」?という熱狂的ファンの猛攻により「鬼舞い」の評価は、もはや
「あにこれ」ユーザーには制御不能な状況に陥り、「覇権」というスラングの真意は
覇権国家中国を暗示していたかの如く?真のあにこれユーザーであったはずのかつての
レビューワーたちの意見はガン無視される状態になりつつあります。

その正体が、中華勢なのか?AIによる自動書き込みなのか?定かではありませんが
そのごり押しにより、あにこれユーザーみんな大好きな「覇権」を鬼舞いが獲得するとしたら
少なくとも生粋の日本人のレビューワーが、「鬼舞い」の作画ではなく物語について
第三者にわかるように言葉を尽くして説明すべきだと思います。

もしもそれができないというならば、覇権を握ったのは「彼ら」という皮肉なオチになるだけデス。{/netabare}

●日常系極上教室

本作に期待をし過ぎると{netabare} 失望する結果となりますが、何も期待せず
スパイものではなく日常系として見たら案外慣れるものかもしれません。

細かく見れば減点要素は多数あり、あまりオススメもできませんが
何も考えずに気軽に見れる作品と言えばそのように思え、
何となく視聴継続できるというのが本作最大の利点なのかもしれません。

盛り上がりもしないが急降下するわけでもないフラットな日常系{/netabare}
それはそれで需要があるような気もいたします。

●またシリアス展開に戻る?

キャラデザだけで肝心の中身{netabare}が伴わないようなままここまで時間を消費
しただけのような気がいたします。

新たな任務によりまたシリアスな展開に戻りそうな予感もいたしますが
ドタバタコメディ訓練期間にどのような意味があったのか巧い事
示すことができるのでありましょうか?

いつぞやの不可能任務回には大した意味もなかったようにしか見えず
印象もほぼ残っていないよう謎多き物語展開でありましたが
改善の兆しが全く見えない現状では悪夢が再び繰り返される予感も払拭できず…{/netabare}

この流れをそろそろなんとかしないと鬼舞いになりそうであります。


●下方修正止む無し
前回はリリィリーダーが体を張ったプレイで見事笑いを取ってくれたことにより
印象はすこぶる良く、{netabare}改善の兆しも見えたようにも思えましたが・・・
いよいよこの辺が限界点なのかもしれません。

不可能任務達成前に遡るような形で進行する物語構成には、
【8】人目のメンバーの関係で少しでも早く隠し玉の【8】人目を登場させたい
という意図があったからそのようになったのでは?という憶測も
十分成り立ちそうな気もいたします。

不可能任務のオペレーション回ではシリアス路線を目指していたようでありますが
気が付けば緩い感じのコメディ路線に舵を切っていたりして、
方向感が定まっていないような印象を受けてしまいます。

最終的には完全なるコメディで仕上げるという選択肢も残っていそうですが裏設定的な解釈では
またシリアス路線に戻るという可能性も捨てきれません。

キャラ的な要素で言えば十分人気アニメになり得る潜在能力を秘めている本作ですが
キャラと物語とのシナジー効果が未だ発揮されておらず、物語に今一つ魅力が感じられません。

現状の物語評価は「3」がいいところで、もしもこの先更に迷走することになるなら
それ以下の評価にもなり得るようなジリ貧の下降トレンドに入ったような {/netabare}気配をも感じます。


●回想による奇襲攻撃が意図するものは?
本作のメインテーマはどうやらSPY家族的な{netabare}「家族」のようでありまして
そこに焦点を当てるような具合で敢えて回想シーンの挿入が図られたようでありますが、
これは次の展開で大きな動きが顕在化する変化の兆しを意味するものでありましょうか?

五話にしてようやくやや多すぎるような印象あった各キャラの持ち味や
それぞれの絡みが巧いこと描かれ、今までの中では一番まとまりがある物語展開のように
見えましたが、そろそろ土俵際いっぱいでケツにに火がついた本作に逆噴射の機会が{/netabare}
ようやく到来するのか?見極めたいところであります。

ちなみにキャラ性を最大限に生かしたリリィリーダーの渾身のハニートラップ、
あるいは自虐的羞恥プレイは、予想外に笑撃的でありました・・・

●再起不能か?サイキッカー

{netabare} 緩い感じで進行中、未だ進路転換の兆しなしであります。
初回の掴みは悪くないような印象を受けましたが、予想外にゆるゆるな方向に進み
ここまで来てしまうと後戻り不能なレベルと言えるのかもしれません。

不幸を招く少女の正体がサイキッカー的存在と判明したのが
今回の唯一の救いだったかもしれません。

ナチスドイツやCIAはその手の研究をしていたらしいので、アーニャ・フォージャーも
実はただのフィクションとは言い切れないところあり、まだ完全妄想的スパイものではない
かもしれない?可能性は残っているような気もいたします。

もしもなんつってスパイコメディ路線をこのまま最後まで突き進むとしたら、ある意味
それは潔いと言えますが、意図するところが不明ということになるような気がいたします。{/netabare}

●テンポが良すぎる【8】人衆
路線としては相応に緩い感じでサクサク進行しているようであります。

直前での急な{netabare}作戦変更には盗聴器ありきの陽動作戦という意味合いがあったということは
一応理解は出来ましたが、完全に伏線を回収したわけではないので、もしかしたら終盤辺りで
機能する可能性も無きにしも非ずなのかもしれません。

しかしながら現状までのこの緩い路線ならば、どちらかというSPY家族寄りなので
もしかしたら?プリプリよりもよりライト層向きなのかもしれません。

3話にしてラスボス級を倒してしまいましたが、それ以上の盛り上がり展開を果たして
今後描けるかどうか?{/netabare}次回以降が運命の分かれ目と言えるのかもしれません。



●「髪」が暗示する未来
裏設定的な話になりますがクラウス指導教官は、{netabare}「烈日の黄金郷」の「ヴエコ」や
「忍の一時」の主人公母親と共通点がありますが、もしかしたらこれは
「チェンソーマン」のアル中先生で示された「先見の明」を暗示しているのかもしれません。

「プロジェクトチーム名」は【灯火】、指導教官の願いは「家族」でありますから、
これはもしかしたら、予想外の急展開もあり得るということなのかもしれません。

当初の予想では「SPY家族」並みに緩い展開で行くのかと思いましたが、
教官の回想シーンを見る限りは、シリアス路線に {/netabare}向かうようにも思えます。



「SPY家族」に「プリプリ」とスパイ系作品は人気が高い傾向があるように思いますが
本作もその流れに乗ってグイグイ行きそうな手応えを感じます。

取り敢えず可愛い女の子キャラを敷き詰めればそれだけで人気アニメになり得る
こともしばしばあるのがこの世の常でありますが、ぱっと見た感じその条件は
十分クリアしているように思います。

どちらかと言うとシリアス路線の「プリプリ」に比べるとやや緩い感じの路線で
あるようですが、緩目の方がより多くの層に受け入れられることもあり、また
最近の人気作品の傾向を見ると明らかにコメディタッチの作風が支持されている
ことからしても、人気作品枠で考えたならば本作はかなり有力候補になり得ると
予想することができるでしょう。

今期始まったばかりでありますが、現時点での人気作暫定筆頭候補と言わせて頂きましょう。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

67.8 23 眼帯アニメランキング23位
中二病でも恋がしたい! Extra Episode 煌めきの…聖爆誕祭(スラップスティック・ノエル)(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (301)
2507人が棚に入れました
『中二病でも恋がしたい!』(1期)TV放送後を描いたExtra Episode。劇中時間的には映画『小鳥遊六花・改~劇場版 中二病でも恋がしたい!~』の前に位置し、2期『中二病でも恋がしたい!戀』とのあいだを埋めている。クリスマスシーズンを迎え、落ち着かない六花たち5人の様子を描く。

HIROTO さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

酔えば酔うほど邪王真眼

中2病でも恋がしたいのエクストラエピソード。
クリスマスパーティを描いている
果たして、二人の仲は進展するのだろうか?

やっぱりOPがとても素晴らしい!
ここで中2病を愉しもうっていうスイッチが入りテンションが切り替わるのを感じた。
凸守の髪くるくると六花の指くるくるが最高に可愛い。
これはやばい、中毒性がすごい。

六花のブルマは好きな人には堪らないだろう。笑
凸守のクリスマスドレス仕様 可愛すぎて 一家に1台欲しい。

大富豪にしても凸サマーのやりとりがとても面白く見ていて飽きない。
この二人は本当に大好き。
この二人が自分の中のキーパーソンなのは間違いない。

酔っ払ってからは本当にどたばたしている。
六花と凸守による安定の中2バトル 作画がとても良くハジけている!
テンポが本当に素晴らしい。

船についてから、六花の可愛さが際立つ。
この演出は素晴らしい。
BGMもあわせて、萌えてしまった。

からの

凸守登場 ありがとうございます。
凸守とモリサマーさん、本当にありがとうございます。

いやらしい眼で見てしまいました。フラグ ビンビン デス。

アニメのテンポがとにかく良く、あっという間に30分が経っていた。
面白い、可愛い、凸サマー。


凸サマー好きの自分としてはニンマリの出来。
もちろん六花も安定の可愛さだった。

また会えたな!

投稿 : 2024/04/20
♥ : 24

PPN さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

Xmasプレゼント作品(*´ー`*)

中二病でも恋がしたい!1期の13話になります。
TV未放送、OVA作品ですね。

1話のみなので評価は本編同等です。

冬の一大イベント、Xmasを題材にしたお話。
いつものメンバーが本編同様のテンションで
繰り広げるXmasストーリーに大満足(*´∀`*)

これといって変わった演出等はないものの
TVアニメそのままのクオリティを楽しんで
頂ければと思います♪
制作側からのXmasプレゼントといった所ですねw

中二病ファンにはぜひ視聴して貰いたい
オススメな1話です(*´ω`*)/″




《キャスト》
富樫 勇太(CV.福山潤)
小鳥遊 六花(CV.内田真礼)
丹生谷 森夏(CV.赤崎千夏)
五月七日 くみん(CV.浅倉杏美)
凸守 早苗(CV.上坂すみれ)
一色 誠(保志総一朗)
九十九 七瀬(井上喜久子)


《主題歌》
OP:『Sparkling Daydream』/ZAQ
ED:『INSIDE IDENTITY』
   /Black Raison d'tre
   小鳥遊六花(内田真礼)丹生谷森夏(赤崎千夏)
   五月七日くみん(浅倉杏美)凸守早苗(上坂すみれ)            

投稿 : 2024/04/20
♥ : 31

ゆりなさま さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

♡メリークリスマス♡

中二病でも恋がしたい TV未放送13話

凸守の家でクリスマスパーティーのお話♪

このメンバー本当観てて飽きません*^^*
凸守の喋り方とか好きだなぁ。個人的にツボです。

クリスマスパーティーの後は勇太と六花が遊覧船へ・・♡
六花と勇太にニヤつきながら観てました。
2人が近づくほど私のテンション上昇↑↑

最後は凸守と丹生谷のハプニングに笑いました。

すごく楽しめました*^^*

投稿 : 2024/04/20
♥ : 31

62.1 24 眼帯アニメランキング24位
閃乱カグラ(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (518)
3022人が棚に入れました
権力者が欲を満たすための道具として使う「悪忍」たちに対抗するため、政府は国家所属の忍「善忍」を育成する機密プロジェクトを立ち上げた。
学生数1000人以上のマンモス進学校「国立半蔵学院」には、この善忍を育成する「内閣特務諜報部諜報一課付特殊機密諜報員養成所」、通称忍者学科という裏の顔があった。

声優・キャラクター
原田ひとみ、今井麻美、小林ゆう、水橋かおり、井口裕香、喜多村英梨、茅野愛衣、白石涼子、後藤沙緒里、豊口めぐみ、藤原啓治、三森すずこ、浅川悠、山本兼平
ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

2021年、今度はねぷねぷと出会う...!だがCEROはCへと落ちた...もう高木さんは帰ってこない...

緒言 バイーンは表現の進化を際立たせた
{netabare}初めてやった17禁がこれで2作品ともやりました
(CEROの規格は推奨年齢を指しているため年齢以下でもプレイはできるが、未成年の教育上、他の年齢層のゲームで慣れておく必要がある)
兄貴は17禁ではPS2のひぐらし祭を消化しました
とにかくちょっと動けばバイーンバイーンないし、たゆんたゆんと揺れまくります。ゲームもすごく進化したものだ
操作性だったら全年齢対象でも行けるんだけどなあ...
1作目は失敗作で、蛇女サイドも操作できる2作目が良かった

際どいシーンにおいての光の盾やグラフィック盾があっても円盤買って盾を破ろうとどっちでも構わない
それに対して憤怒していたらアニメを楽しめないからな
衣服破壊シーンでは誰でも欲望は満たされることだろう
あくまで「癒し」の感覚でもいいかもしれない
飾りかステータスで考えてもいいかもしれない
劇薬は人を豊かにするからな(でも状況によっては毒を含むことを忘れてはならない)

悪は寛大というけど、ゴールデンではそう言えないのが悪役です
でも1970年代と2008年頃のドロンボーやダイヤモンドパール時代以前のロケット団では寛大な感じがしました
ベストウィッシュでは一時的にドロンボーのDNAが消されたが、2期以降で元に戻りました

兵を駒として扱うプリキュアの悪役は基本塵芥だ。奴らは全てにおいて恐怖や絶望しか周りに与えていないから、そして主人公側からは何かを受け取ることを頑なに拒否しているから大嫌いです、ギャグしか認めていません{/netabare}

1話 狩りゲーの始まり
{netabare}いきなり動く動く(試験だった模様)
ナレーションもいい味出してるし、初回から筆頭にも会ってるし、スカイツリーも建ってるし、そして安定の太巻きである
でもって葛城は安定の乳揉みである(今回で3回、1話で何回揉むつもりなんだwww)
ちょっとの動作でも動く お辞儀等、でもこれは他のアニメでもある
松永さん(霧夜先生)派手に圧参するなあ~~(太巻き食べてるし)
専門用語をちゃんと解説してくれるから初見の人でもありがたいものだ
変身シーンはプリキュアみたいに1人1人長くなかったから非常に良かった(深夜では2回目以降は基本カットするか一纏めになる)
プリキュアだったら必ず名乗るから長く感じるのだろう
雑兵(不良)が傀儡だったとは、搖動だな
おっ、筆頭だけでなくクラン・クランさん(春花)も活躍っすか、最後は蛇女サイド皆出ているし
ゲームと同じになりそうな展開だったな(販促も含んでいる)
オリジナルほどではないけど期待値が上昇するわ{/netabare}

2話 技の構築
{netabare}完全に遊びが中心でした、やっと飛鳥の必殺技が構築されます(今回も葛城は3回は揉んでいたwwwやめれ)
大道寺先輩は後から参るそうです
最後に詠(めんま)の推参です
貧乏だろうが金持ちだろうが勝負の世界に経済は関係はないと思います、蛇女サイドだったら分かり合えるんだけどなあ...{/netabare}

3話 避けられない戦
{netabare}やっと恒例の衣服破壊が入りました(まあ添加物ですけど、多分全員脱がすのだろう)
飛鳥は何もできなかった。まあ「勝手に」成長してくれ
葛城に関しては・・・

無意味な戦いは避けるって言っても、他の世界だったら裏を返せて当たり前なんだけどね、斑鳩さん
例の6の人が来ました(構っている暇ねーんだけど)
刹那(瞬間移動)が早すぎる...
善っていつも「悪に対して強くなりたい」と思っているから精神的に焦っていると言ってもいいのかなあ(ゴールデンでは反することもある)
やっと飛鳥の必殺技の構築も済みました(発動は後で)
次はゲームに無かった合宿回で、日影(ハヤテ君)と未来(稲森さん)の推参です{/netabare}

4話 合宿
{netabare}出動時に防御破壊する命駆を復習しました
蛇女が搖動をまたしても仕掛けてきました
何気にEDが変わっていました(その時の日影に俺は感動しました)
未来のスカートって何でも隠せるんだなあwww(もう忍でもなんでもないじゃんwww)
次から蛇女が襲撃ですから蛇女ファンは必見です{/netabare}

5話 3DS版蛇女の出撃
{netabare}葛城のスカートの秘密を教えて貰えませんか(無理だと思うけど)
何気に焔はまだ太刀1本しか使ってなかったな
あっこれ序の口...
六ノ爪スタイルきたああああああ!!(筆頭サイコーー!!)
稲森さん(未来)は安定の無視
構ってくださいよマミさん(柳生)...
ゴールデンでこんな対応は確か見かけたことあったはず。そうだ、ブンビーさんだっけwww
戦闘は続きます{/netabare}

6話 結界の崩壊、貴方は誰を頼る?
{netabare}どうやら結界は5人一緒に使用しないと強さが発揮できないようだ
どんな世界においても
焔「頼れるのは自分だけだ!!」(名台詞なのだろうか)
それが強さへと繋がるなら友達(仲間)は無意味なものかどうかは世界によって異なるんだ(ゴールデンでは反することが多い、恵まれているのか恵まれてないのか迷うなあ)
次は隠しキャラである川神姐さん(大道寺先輩)が圧参です{/netabare}

7話 貴方にとって「力」は何に変わる?
{netabare}例え強くなりたいなら、自分を問いても構わない
何もかも全てを捨ててもいい
多くの人がいるから自分がいる。それも回答の一つだ
大道寺先輩とのラッシュは基本きついからいい成績は取りづらい、受け身も取るから
だが貴女を見るとこっちの心が燃えるんだ、力を欲すことを欲望としているからな
(でも力だけでは勝負には勝てない、知恵も必要だから)
そうか、霧夜先生の教え子である凛は死んだんじゃなくて蛇女に行ってしまったんだな
故に善は悪になれる、それを今の子供達は分かっていない
それを後で教えるべきだ
力=剣と盾 これ以上砕けられないのがこの世界
じゃあ絆と意志は?{/netabare}

8話 斑鳩と葛城の過去(漫画にある)
{netabare}葛城は斑鳩と仲良くなりたいがためにセクハラ行為をするようになったんだな、そしてお互いに家族がいないことも一致している
元々葛城には恐怖っていう感情が無く、力で押し殺しているようなものだな
で、1年経って飛鳥の推参
未熟な能力でも天性の素質は開放していた模様=センス○

最後に柳生(実力あり、妹がいたが死んでしまい落ちぶれていたが、雲雀と出会い、彼女が妹に似ていたことで強く守ろうと思うようになったのを最新版で理解)
と雲雀(実力皆無、変わった目をしており人を操ることができるのを最新版で理解。しかし家計の中で発症したのが忍の才能が無い彼女だけだった。また、怒りの感情が無かった家計に苦しんだ)の登場
現在に至る半蔵サイドである
しかし、斑鳩と葛城が卒業したらどうなるんだろ?

そして雲雀が操られた、さて関ヶ原を開幕しよう、次は蛇女サイドに参ります{/netabare}

9話 急ぐのもいいけど冷静になりましょう
{netabare}柳生の暴走癖は相変わらずでした。自制しようよ
おいおい、ファイヤーシスターズが結成されてるぜ(雲雀と焔が喋っていたから)
ちょ、霧夜先生と鈴音先生(凛)が邂逅しちゃったぞ!?
でも悪忍になった理由は話さなかった
(この部分は良かったけどやっぱゲーム通りになってしまったな)
さあ次から関ヶ原に参ります。それと雲雀は逃げていません{/netabare}

10話 関ヶ原 前哨
{netabare}雲雀と鈴音先生は囚われの身となった。次から本格的に参ります
道元の声はキントレさんでした
まずは詠さんからケリをつけますか!{/netabare}

11話 関ヶ原 内応
{netabare}忍には家族の愛なぞ必要ない(斑鳩さんだけですが)
言いたいことはそれだけです
怨めるわけがねえよ、富裕層の血縁がなかったんだから...斑鳩さんは
次で奴が降臨します、あの(そんなにデカくなかった)ラスボスが{/netabare}

12話 関ヶ原 決戦 そして...
{netabare}焔も善忍の際に知り合った先生が悪忍だったことで裏切られた経歴を持っていた、だから悪なら善よりも寛大だからそちらに属するようになった。(ゴールデンでは反しちゃうんだよね)
そして自らの欲望を曝け出した道元...
ラスボスのオロチが白くて磯巾着のようだったな、ゲームでは黒くてドラゴンっぽかったのに
飛鳥と焔が結界に取り込まれ、残りの面々は一緒に操られた雑兵共の掃除か
古典的ですが共闘の路線になりましたか(これでも熱い展開ですけど)
皆のリンクの一撃でついに道元を成敗した、同時に焔も7本目の太刀を抜きました
だが奴は焔が殺したのではなく、凛が道連れに...
これでも抜忍扱いか...さあ、紅蓮隊になるがいい...
最終回でちょいと持ち直したっていう感じでした
次のシーズン確定かな。新生蛇女サイドと月閃サイドがどう絡むのかに期待{/netabare}

総評
{netabare}筆頭(焔)サイコーーーーーーーーー!!ではあるが印象に残るのが無かったのが残念
でも「頼れるのは自分だけだ!!」は刻みました
将来のためにもどう足掻こうが自分で前に行かないと駄目だから
これはまだ3DSの時期であるため、次のPSVitaの時期を期待する
待てよ、鈴音先生が道元を道連れにしたんだから蛇女はどうなるんだ?これ再建無理だと思うんだけど...時間軸を戻すのだろうか?{/netabare}

2014.1.14 追記
{netabare}全トロフィーを回収しました!!
発売された後バグに惑わされてデータを消してしまい、結局1年越しになってしまったのが悔やまれるがここまで長かった...疲れたけど本当に良かったです!!
BSC,ADV,EXT全ての胸に感謝 人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人

お金溜まったので2013年GWに配信版に手出したwwwこれカセット版も出てる
「少女じゃないのが混ざっているが」ってあのじじい言ったんだからwwww
「それ言っちゃアカン!!」って思ったwwwwww
たまには遊びな、それだけだ
この音ゲー、1曲1曲が長く難がムズい...
龍が如くのカラオケの方が簡単に見える...こっちのトロフィーは5割回収した

2015.11月頃
3DSの方は売却、Vitaの2作目をやり、年内に100%達成(バグ無し)
もうネタは尽きるだろうってことで
今はヴァルキリーをやってます
タッチコミュは戦闘後の癒しってことで^^
それよりも桐生さんが気がかり
彼は6で終わりを告げた...2をリメイクしてくれないかな~

しかし、2017年3月
今度は...水遊びだとぉ!?(完全にスプラトゥーンのパクリ)
両姫姉さんとの別れた後はどうした!?
またスピンオフで迷走か!?{/netabare}

でも2018年
スイッチではまさかのピンボール!?
こんな世界おかしいよ!!
なんだけどPS4では3DSの真影と紅蓮のリメイクッ!!
そしてこの時点で動いていなかった月閃が参戦ッ!!よし買いや!!
但しカービィとゼノブレイド2も

投稿 : 2024/04/20
♥ : 40
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

果てしなき“爆乳プロデューサー”の野望!!

原作ゲームは3DS版『-少女たちの真影-』をプレイ。
その他、続編のPSVita版『~SHINOVI VERSUS-少女達の証明-』も物色。


2011年秋……。その春ローンチした3DSも年末に向けて
任天堂の定番タイトルやモンハンなどで無難に固めていく中……。
市場に予期せぬ闖(ちん)入者が現れた!

“爆乳プロデューサー”と言う怪しい肩書きを名乗るその男は、
変身ヒロインや脱衣K.O.等の魅力について憚ることなく熱弁し、
“爆乳ハイパーバトル”などと言う珍ジャンルをぶち上げ、
3DSの裸眼立体視機能を巨乳女子高生忍者(ごく稀に貧乳)の胸部を
立体視する為に濫用するという暴挙に打って出たのだ!

その蛮勇が一部の紳士の胸を打ったのか?処女作はスマッシュヒットを記録。

その余勢を駆って(調子に乗って)、爆乳のセカンドウェーブを巻き起こそうと、
2013年冬クールに、先発のモバイルゲームアプリ、上記のPSVita新作ゲーム等と共に、
繰り出して来たメディアミックス戦略の一環が、
上記3DS版ゲームを元にアニメ化した本作。


正直、序盤はダメダメな手応えでした。
特にストーリーは、原作同様、せっかく用意したキャラの過去設定等を、
演出として煮詰めずに、ナレーション説明で浪費する乱雑さ。

しかも、このアクションゲームの幕間イベントレベルの説明文を
“爆乳プロデューサー”とその郎党は、
“少女たちの切ないストーリー”などと本気で思っている節がある。

やはりシナリオ作成能力に関しては一部テキスト型アドベンチャーなどを除いて、
日本のゲーム業界は周回遅れなのか?

と言うより、じっちゃんも女の子に太巻くわえさせてる場合じゃないだろうw
これだからゲーム原作物は……。

といった感じで溜息ばかりが出る序盤戦でした。


ですが、中盤以降、徐々にキャラや設定をナレーションで流さずに
アニメーション作品として演出、料理する必要性を理解し始めたのか?
徐々にストーリーが走り始め、私も興が乗って参りました。

味方の善忍・五人VS敵の悪忍・五人。
ライバル五組を軸に……{netabare} 敗北を乗り越えて強くなる熱血燃料で温めて、
暴かれた陰謀共々、月下の天守閣という高所クライマックスのメッカで決着を付ける。{/netabare}
テンプレながら中盤の一戦や、ラストは結構、熱くなれました。

記憶が確かなら、最終回はナレーションもゼロだったはず。


このメディアミックスで凄いと思ったのは、
大抵、納期をクラッシュして足を引っ張る、
ゲーム側のスタッフがちゃんとアニメが終盤に差し掛かる絶好のタイミングで
PSVita版リリースを間に合わせたこと。

さらに悪運が強いなぁ~と感心したのは、このゲーム『~SHINOVI VERSUS』が、
Vita本体ハード値下げ週と重なったこと。

当時Vitaは携帯ゲーム機市場で3DSに押されて劣勢の、
いわゆる負けハードで、大手各社が有力作を3DSに投入する中、
『~SHINOVI VERSUS』はガラ空きになった本体値下げ週の同発タイトル一番手という、
もやしや太巻に匹敵する美味しすぎるポジションをゲット♪

こうして爆乳への執念が実った結果?
ゲームはシリーズ最高売上を更新し、メディアミックス効果は最大化。

ますます図に乗った“爆乳プロデューサー”によりコンテンツは多様化し、
巨乳忍キャラも倍々ゲームで増殖♪

さらに、ゲームは、料理対決でスイーツ女体盛りや、水着で水鉄砲大会を催すなど、
多彩な方面に暴走w

その勢いに敬服したのか?(或いはもはや手に負えないと諦めたのかw)
“爆乳プロデューサー”は自身のIPを普及するための開発子会社・社長に成り上がり。


今秋放送予定のTVアニメ2期は、一国一城の主となった“爆乳プロデューサー”による
新たなメディアミックス戦略の一環ということになります。

五組のライバル関係でシンプルに王道展開に乗せられた1期と異なり、
爆乳キャラは今や主要キャラだけで20人以上の大所帯。
1クールだと仮定して、まとめ切れるのか?不安も募りますがw
全てを脱ぎ捨てて舞い忍ぶ、忍たちの本懐。
再び堪能……いやw見届けようと思います。


もう一点だけ、気になっていること。

本作も原作と同じく、女子高生忍者たちは、
急な水中任務にも即応するため水着を常備していたわけですが、
(いかにもゲームレーティング団体・CEROとの暗闘を勝ち抜き、
販売・宣伝制限等を軽減するためと思しき姑息な計略w)

アニメではゲームではあったその点の詳しい説明が何故かありませんでした。
少女たちの頻繁な水着姿……ゲーム未プレイの視聴者にはどう解釈されたのでしょうか?
或いは妄想たくましい紳士には下着やパンチラとして錯覚され消化されたのでしょうかw

わたし、気になりますw

投稿 : 2024/04/20
♥ : 15

にゃっき♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

two sides of the same coin

現代を舞台に、国立半蔵学院の女性だけしかいない忍学科に在籍する5人の善忍が、私立蛇女子学園の悪忍と戦うおっぱいバトル作品です。

陽と陰、光と影のように、5人それぞれのキャラの対になっている悪忍側のライバルがいて、何度も同じ相手と戦いますが、どちらかというと、悪忍側の方が魅力的なキャラクターが多かったように思います。

バトルはそこそこハードですが、もはや忍術とは思えない機関銃を乱射するような戦い方は残念でした。すぐに水着だか下着だかわからない格好になるのがお約束で、悪忍側の一名を除いて巨乳ばかりで、パンツと胸が揺れる描写の方に思いきり力が入っていたように感じます。戦闘の真っ最中に回想シーンを入れることも多く、キャラを掘り下げたいのはわかるのですが、流れが分断されてしまうのが多いのも考えて欲しかったです。

女性同士でいきなり胸を揉んだり匂いをかいだりする百合描写はあっても。男性はおっさんばかりなので恋愛要素はまったくありません。露骨にエロを想像させる描写が多く、伝説の忍という設定の主人公の祖父が、女性キャラに太巻きをくわえさせるのが趣味だったり、エロを連想させる会話や仕草がマッサージやトランプのババ抜きだったりするのには、いい加減、嫌悪感すら感じました。
比較的1クールで綺麗にまとまっていると思いますが、善忍よりも悪忍側を主人公にした方が面白くなったような気がする作品でした。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 35

75.4 25 眼帯アニメランキング25位
虚構推理(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (572)
2319人が棚に入れました
怪異"たちの知恵の神となり、日々“怪異"たちから寄せられるトラブルを解決している少女・岩永琴子が一目惚れした相手・桜川九郎は、“怪異"にさえ恐れられる男だった!?そんな普通ではない2人が、“怪異"たちの引き起こすミステリアスな事件に立ち向かう[恋愛×伝奇×ミステリ]!!2人に振りかかる奇想天外な事件と、その恋の行方は――!?

声優・キャラクター
鬼頭明里、宮野真守、福圓美里、上坂すみれ、浜田賢二、佐古真弓、下山吉光、本山かおり、塙真奈美、後藤ヒロキ、宮田幸季、前田玲奈、飛田展男、大南悠

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

2020年冬クール開始前から期待の一作、出だしは好調! 第3話後半より「鋼人七瀬事件」に突入!

== [下記は第1話視聴終了時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
第1話を観ました。評価は暫定です。

放送開始前から楽しみだった一作です。作品ジャンルは「伝奇ミステリー」とかそんな感じ。

きっちり1話を使って妖たちの間での岩永琴子の立ち位置であったり、桜川九郎の能力であったりを説明してなおかつ1つの「事件」を次に引きずることなく解決する。でも九郎が何者なのかはハッキリとは明かされず次話への興味を引っ張るという、シリーズ物の第1話としてはかなり上出来なエピソードでした。

琴子のビジュアルと、声や性格のギャップは人気を得る要素になり得そう。視聴継続の判断を1話できっちりとできそうな感じでとても良かったと思います。
== [第1話視聴終了時のレビュー、ここまで。] ==

2020.2.3追記:
第3話後半から「鋼人七瀬(こうじんななせ)事件」編に入っています。第1話が原作1巻プロローグ部分をコミカライズ時に膨らませたもの、第2話~第3話前半が原作短編集に含まれていた1エピソードだったのに対して、「鋼人七瀬(こうじんななせ)事件」は原作小説ほぼ1巻全部に相当するので結構話数を必要とするはずです。

作中でアイドル七瀬かりんのSNSアカウントや、「鋼人七瀬まとめサイト」が出てくるのですが、これらをわざわざ作成しているこのアニメの制作スタッフは良い意味でアホです(笑)。

七瀬かりんtwitter: https://twitter.com/karin7se
鋼人七瀬まとめサイト: https://www.kojin7se.com/

第4話に出てきた、作中ドラマ『青春!火吹き娘!』のOP主題歌も力が入っていますね。

2020.3.29追記:
最終話まで視聴終了。

結局、「鋼人七瀬事件」で終わりましたね。原作は短編集も含めて文庫3巻分しかないので、それほど潤沢に原作エピソードがあるわけでもないということを「こんなものか」という気もしますが、1クールのアニメ作品として見ると「鋼人七瀬事件」に尺を使いすぎてテンポが良くないという見方もあると思います。

私の場合はそこは置いて映像化自体を喜んでいた口ですが、合わない人もけっこういたんじゃないでしょうか。

作画は画が崩れたりはしないのですが、なめらかでない動きなどもあって手放しに「良い」というほどでもないです。(それでも最近だと良い方かも?)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 55
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

観終わった

5話までの感想{netabare}
えっ、監督後藤圭二なのか、何故か自分は勝手に経営側に回って現場は退いたのだと思ってた、トンだ勘違い、ホント何でだろー?
じゃあキャラデザは門之園?と思ったらそうじゃないみたい、けど門之園の雰囲気がする、名前変えて参加してるのか?そこんところよく知らんから参る。

でもって内容。
どうしても自分は「人間がアヤカシの類とおいそれと関わってはマズい」という価値観が染み付いてて、もっと言っちゃえば関わってる間に人間ならざるものに段々と変容してしまうんじゃないか?という思想が根底にありまして。
一体何の影響だろう、ゲゲゲ?
ということで1話見た時点では「そうそう、こうだよこう」と妙に納得。
そういえば“かくりよの宿飯”では幼い頃にアヤカシから食い物の施しを受けて「あれ食ったのはヤバいんじゃないか」とよもつへぐい的な印象を持ったのだけど、全然そうじゃなくて「あれー?」となったのを思い出したりもしたり。
自分はやっぱこっち(なにかリスクがある)の方がシックリ来るなぁ。
と、1話の感触は上々だったものの2話で方向性がよく分からず困惑、そして3話でやーっとこの作品の方向性が分かった気分。
人間から見たらアヤカシの価値観なんて道理が違いすぎて理解し難い、それはアヤカシから人間を見た時もそうだろう、琴子はそれの間を取り持つ──事実はどうあれ納得させる屁理屈をでっち上げる──のがこの作品のテーマかな?と。
ってか3話Aパートまでが2話の続きで構成が変則的だねぇ、2話終わった段階で「え、まだこの件続くの?」と思いかけてたくらいで、Aパートで終わってよかったんだけどさ。

が、4話から再び戸惑うことに。
また続くんかい!ってかアイドルのPVシーン思い切り監督の趣味だろwww
そんなんで時間稼ぎして引っ張って、なんかイヤ~な予感がするんだけど…。
そして5話、予感的中。
人の噂話などの集団心理が具現化してアヤカシになるって…怪奇モノやオカルト系では超メジャーじゃない?それこそよもつへぐいよりも。
題材にするのは構わないのだけどそこまで引っ張るほどのネタかなー?
同期放送の“自縛少年花子くん”なんか第二話の中でサラっと触れてサラっと解決してたし…もうひと捻りあるのかな。
ってかホラ、大蛇の件でも触れてたじゃない?人からの信仰が薄まって弱くなった、みたいなの。
鋼人七瀬も同じじゃん?
大蛇の時点で「この作品世界ではそういう法則なのねー」ってのは出来上がってて、5話は伏線どころか公開した設定を謎のトリックにしただけで…なんだコレ?
なにより大して驚くようなネタでもないのに話が長い、アクションも冗長、あっるぇ~?

…と思ったら、アニメは原作と順序が違うらしい。
あらー、じゃあアニメスタッフが順番入れ替える際に調整ミスしたってことか?
とにかく妙に引き伸ばし感を感じる、ヘタに引っ張らなければ気にしなかったのに…。
「原作のここまでをアニメにする」ってのを決める時、かなり巻数が少なかったとか?{/netabare}

6話感想{netabare}
6話は終始「ああもう分かった、分かったから話進めてくれ」って感じ、朝礼の校長挨拶かな?
噂が力を与えてるので別の噂を流しましょうってだけの話で、「想定される問題」は実際に問題にブチ当たってから説明すればいいよ、もう。
ってか簡単な話を簡単に説明するのと簡単な話を難しく説明するの、どっちが賢いんだろう?
難しい話を簡単に説明できるのが最も賢いと思うので、その正反対は?と考えると…うん。
ところで、単純な事件をゴチャゴチャとかき回してズルズルと時間を引っ張るのをネタに昇華したギャグ作品で、実写だけど“33分探偵”ってのがありまして。
なーんかこれ見てたらそれを思い出して仕方なかった、「なんやかんや」の部分をアヤカシに置き換えてつまらなくした感じ。

ま、まぁこれはね、↑でも書いたけど“自縛少年花子くん”と放送時期が被ってるせいかもしれない。
あっちはあっちでオガメグとツダケンが何喋ってるのか聞き取れなくて困ったことになってるけどw{/netabare}

8話までの感想{netabare}
話は置いといて絵について。
派手なアクションがあるでもなしキャラ数が多いワケでもなし、絵を描く側としてはそれなりに余裕があるのだろうか。
ってことなのか、六花の「痩せギスっぷり」はよく描けてるんじゃない?
自分はそうじゃないけど、世の中には枯れ木のようなガリガリのヒョロヒョロが好みって人も居て、そこら辺のフェチは感じたw
他のアニメでこういうキャラは大体目の下にクマがある程度かもしくは極端にブサイクに描かれて、ここまでガリガリに描いておいて美女ってのは珍しいと思う。
さすが絵描き上がりを監督に就けただけはある、と言っていいのかな?(話は置いといてね)
しかも六花は人魚肉食って不死、見た目ああでも多分健康には問題無くて、痩せギス好きには理想に近いんじゃなかろうか。
そりゃ九郎も惹かれるわw
それと同期放送の“異種族レビュアーズ”が対極的にムチムチした肉感的(時にはデブ)なのが大々大好きなうのまことが大暴れしてて引き立ったせいもあるかも?
(逆に、果たしてレビュアーズは痩せギスを描けるのか?ってところも興味湧いてきたり)
↑で書いた様に“花子くん”とネタ被りしてツイてないなぁと思ってたけど、レビュアーズと被ったのはラッキーかも?{/netabare}

9話感想{netabare}
ネット世界のイメージ映像、ナデシコのルリやキディグレイドのリュミエールを思い出した。
ああ、これで後藤監督を起用だったのか?

ただ…こればっかりはどうしようもないのかなぁ、ディテールが現実に対しチト古い、作中時代は一昔前だっけ?
今だったらネット上の主張合戦は掲示板だけでなく動画投稿が大きなウェイトを占めるんじゃないかな、ゆっくり辺りに喋らせたヤツ。
原作を発表してヒットして、アニメ化が決まって作って、放送されるまでのタイムラグは避けようがないか。

で、もしコンクリブロックで撲殺したなら鑑識でバレるんじゃない?ってツッコミはまぁ、推理モノではまぁ…。
あくまでイメージで、便宜上コンクリなだけで「紐で縛れて重くて固くて直撃したら死ぬ」の条件を満たせば『なんでもいい』のだろうけど…だったらもっとこう、モヤ~っとした物質にはできなかったかな?
↑で挙げた“33分探偵”では「鈍器のようなもので殴打」のイメージ映像は壷のようなボーリング玉なようなモヤっとした物質で、「鈍器のようなものって何?」という突っ込みに「鈍器のようなものは鈍器のようなものです!」と返してたのを思い出した。
というかそういった強引な態度で「でっち上げの推理」を押し通すのがウリの作品だった訳だけど…なんか“虚構推理”を見てると33分探偵を思い出して仕方ない。
しかも33分探偵は33分で事件が解決する一話完結モノ、そもそも5分で解決する事件を33分に引き伸ばす内容で、こっちの数週間に渡って鋼人七瀬の話をしてるのはさすがに「引き伸ばしが過ぎる」と思わずにいられない。
ってかさぁ、パク…パロとは言わないけど、着想の一部に33分探偵があるんじゃない?
「正直そっちを見た方…がゲフンゲフン」なんてことにならない展開には期待してるけど…。{/netabare}

10話感想{netabare}
原作は未読、先の展開は全く知らない。
知らないからこそ素っ頓狂な妄想(願望?)すると、最後は「なんでこんなことに夢中になってたんだろう」と掲示板連中の興味を失わせるオチだったりして?
デマって大抵そうじゃない?
で、その可能性がある限り…感情移入?自己投影?なんていうんだ、掲示板のメンバーになったつもりで話に耳を傾けることができない。
とこか冷めた目で「バカみたいなことゴチャゴチャ言ってんなー」って感じで…。
と思ったら、あ!この感覚ってガッチャマンクラウズだw
クラウズがダメってことじゃなくて、{netabare}暴走した集団心理は説得なんて通じなくてもう冷や水ぶっかけるしか手段が無い{/netabare}って内容で…私は発想がそっち寄りだなぁ。
逆を言っちゃうと、本作は「よく話の通じる連中ばかりなことで」と違和感を拭えない。
当然クダンの力のお陰って説明はあるものの、掲示板であんなやりとりってリアイリティとしてどうなんだろう。
いやホント掲示板の連中よくこんな奴真面目に相手できるなぁ、と。
「長文ウザい、3行で」って言われないのか。
仮説だと断ってたクセして言葉の最後を「~なのである」「~であるからだ」と断定口調で締めてるのもキツい、結構イラっと来るw
「まるで見てきたかのようだな」って突っ込みは入らないのか。
それらもオチに向かっての仕込みなら構わないのだけど、果たしてどうなんかな~?{/netabare}

総評(これだけ読めばいいかも){netabare}
鋼人七瀬パートが長すぎ、ってのは私が言わなくても他の方も指摘してるでしょう。
で、冗長なだけでもアレなのに、その内容も…全然共感できないから困りモノ。

ネット上のデマ関係なんて、それこそ最近ではNHKの京アニ報道だとか、ちょっと前ならスマイリーキクチとか色々あって(コロナ関係はノーコメント)。
更には個人的に…そこまで追求はしてないけどボーっと眺める程度には追っかけてる騒動とかもあったりして。
それで感じるのは、現実のネット民ナメ過ぎな気が…。
少なくとも上記の例だけでも、誘導されやすい系って過度な正義感に燃えてる人が多い気がする。
言い方変えれば、被害者でもないのに加害者を設定してそれを叩く自分正しい、みたいなのにすっごい食い付きが良い。
そこら辺考えると“ガッチャマンクラウズ”の方が良くできてたのかな?と思ってしまう…というか“アンパンマン”だってそれをテーマに据えてる訳で(ゲストキャラにバイキンマンが「えーん、アンパンマンに酷いことされたよー」と嘘を吹き込んで「それは酷い、よーしボクが成敗してやる」って話が多い、非常に多い)。
この作品では「人間の興味なんてそんなもの」で片付けようとしてたけど、実際は好奇心より正義感のが勝るんじゃないかな?ネットだと特に。
もし誘導したいのなら正義感をくすぐるような餌をバラ撒けばいいのに…とずっと思ってて、だけどそれはやらず淡々と理屈並べるばかりで、多分それで考えを二転三転する人ってそう多くない気がする。

でもって肝心の理屈が…冗長なうえに説得力を欠くから困ったもので。
これはアニメスタッフの責任になる…のか?
琴子のでっち上げの推理部分、「空想による再現映像」だけど、それが詳細に描(えが)かれ過ぎ。
文章だけならなんとなくボヤーンで済ませるところをハッキリと絵で描いてしまって、そこに更に琴子の断定口調が加わって「まるで見てきたかのよう」と思ってしまう。
立てかけたあった鉄骨を蹴って上手いこと被害者の上に倒すとか、そこは「なんやかんやして鉄骨を落とした」とボヤかせばいいのにハッキリと描いてしまった。
寺田刑事が懐中電灯で気絶させられるのも、「いい感じに手ごろに鈍器のようなものがあってそれで不意打ちした」とボヤかせばいいのにハッキリと描いてしまった。
「あの状況で気絶させた」の条件を満たせばいいだけなので、もしかしたら色仕掛けで隙を突いたでもいいワケで(作家によってはそこを頑張って書くだろう)、あそこまで詳細に描く必要は無い。
大雑把でいい部分を事細かに自信満々で断定するものだから、どうしても「なにをもってそうだと断言してるの?」と疑問の範囲がデカくなってしまう。
その結果琴子の推論に賛同できないし、まんまとノセられてる掲示板の参加者がアホに見えて仕方なくなる。
「あくまでイメージ映像です」ってことで参加者は文章で聞かされてるだけなんだと思おうにもそこまで感情移入はなかなか辛いって、原作未読でアニメでしか知らない人は特にそうじゃない?
要は詐欺の手口の話なので「曖昧なまま気付かれないようにしれっと流す部分」があるのは構わないハズ──場合によっては屁理屈よりそっちの方が腕の見せ所かも──なのに、アニメではそれを律儀に詳らかにしてしまって詐欺師の言い分のおかしい箇所を明かしてしまっている。

正直言ってこれ…原作者が一番頭抱えてそう、「なんでそこそう描いちゃうかなぁ」と。
{netabare}と、これも所詮アニメスタッフを加害者・原作者を被害者に設定したロジックで、ここまで読んで「うんうん、アニメスタッフ酷いよね」と思った方は…まぁそういうこと{/netabare}

本編の大半が鋼人七瀬編なのでそっちに関して先に書いてしまったけど、それ以外の部分は良かった。
「人間と怪異は交わるものではない」は何故か私もその価値観で、というかそういう前提でタブーに踏み込む感じこそが妖怪モノの真骨頂かな?とも思ってて。
なのでもし人間が怪異と交流しようとするなら肉体や精神がマトモでいられない(琴子)、ましてや妖怪の肉なんて食べたら只では済まない(九郎)、そこんところちゃんと踏まえてるのは安心する。
(それが普通だと思うのだけど、最近そうじゃないのがあってね…)
果たして想像の上とはいえ七瀬かりんや寺田をオモチャにするような真似はどうなん?ってのも、怪異と係わりすぎて価値観が真っ当な人間とは違っちゃってる、と考えればそこまで酷いとは思わない。
琴子のシモい性格だって、妖怪(土着信仰?)なんてお下劣なのが多い訳で、それに染まってりゃああもなるんじゃない?とも。
だから尚更「七瀬パートなんていいからもっと短編やってよ」みたいな不満が溜まる…参ったねw

それと最終回で出た花、最初ペンタスかな?と思ったけど葉っぱが違う。
じゃあ何かなーと思ったら…あっ、キョウチクトウか?(自信弱め)
植物に興味無くてもミステリー好きな方ならトリカブトと並んで有名なんじゃないかな、最後の最後でそれ出すかw
「これミステリー作品っスよ、忘れないでね」と慌てて念を押してきたみたいで微笑ましいというかなんというか。
もしくは「これ出しときゃミステリーの体になるだろ」という乱暴さというかw

ってことで総評
原作がどうあれアニオリエピソードでいいのでキャラそのままで1話か2話完結話を続けて欲しかった。
“シティハンター”で例えると一つの依頼を解決するまでに何ヶ月もかけられてもちょっと…ねぇ。
鬼太郎とあんま変わらなくなっちゃう?{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 18
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

小粋な言葉遊びをできてただらうか

原作未読


どっからみても小説っぽいです。小説とミステリの相性は基本的に良いものかなということで特に抵抗もなく視聴に至る。

“虚構”そして“推理”。
ジャンルはまんまミステリかと。お化け・妖怪・怪奇現象。この作品では“怪異”という表現を使ってます。『夏目友人帳』『物語シリーズ』未視聴のため適切な比較は不可能ですが、この世ならざる者とのやり取り混じりの推理物ということになります。

一概に推理物といっても捻りが加えられていてそこが本作の面白みでしょう。
なんでも目的というものがありましょうが、例えば“犯人捕まえるぞ”“真実はこうだ”というノリは皆無です。本作の主人公らの目的は、“怪異の世界と人間世界とに保たれている秩序の維持”。そのバランスが崩れそうになる、または崩そうという力が働く時に秩序をキープするために最適解を導き出す。そんなお話です。まぁ口八丁でなんとかする手合いですね。

構成は大胆というかある意味リスキー。一話完結または二~三話完結という当初想定とは全く違うものでした。私は好意的に受け止めてます。
{netabare}ルール説明的な第1話。同じくチュートリアル的なエピソードで第2話。その後第3話のBパートからはひたすら“鋼人七瀬(こうじんななせ)”でした。レビュー書きながら知ったのが、あまりエピソードストックが無かったのでそうせざるを得なかったかなということ。実際のところ、鋼人七瀬は5話分くらいあれば十分だったことでしょう。{/netabare}

岩永琴子(CV鬼頭明里)と桜川九郎(CV宮野真守)が主人公になるのでしょうか。ホームズとワトソンの関係ともちょっと違うパートナー。九郎の元カノ弓原紗季(CV福圓美里)も絡んできて賑やかになってきます。
物語構成と同じく好意的に受け止めてるのが紗季のキャラ設定。主役を引き立てるために周囲にはやや愚鈍というか暗愚なキャラを置いてバランスを保っても良さそうですがそれがない。本作でいえば岩永を際立たせるために同性の紗季をやや落とす手法を取らない。
{netabare}岩永と六花が両方ともぶっ飛んでいるというか情に薄いため、常識人の紗季がオアシスのようでした。常識人かつ聡明さがあるので救われておりました。{/netabare}


推理物なのでこのへんくらいにして。
わりとミステリの変化球のようにして臭みがない作品ではありました。そこそこ楽しめた佳作です。



※袋とじ

■岩永

{netabare}なんというか真顔で卑猥なことをたまに言ってくる琴子さん。鬼頭明里さんになんてこと言わせてるんだとこっそり喜んでました。{/netabare}

{netabare}ただし鬼滅の刃から流れてきたちびっ子が観たらダメなやつです。{/netabare}



視聴時期:2020年1月~3月 リアタイ

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2020.04.08 初稿
2020.10.15 修正

投稿 : 2024/04/20
♥ : 58
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