笑えるで成長なおすすめアニメランキング 6

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの笑えるで成長な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月19日の時点で一番の笑えるで成長なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

84.3 1 笑えるで成長なアニメランキング1位
銀の匙 Silver Spoon(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (1719)
9275人が棚に入れました
「寮があるから。」という志望動機で大蝦夷農業高等学校(エゾノー)に入学した八軒勇吾。札幌の進学校での厳しい学力競争に敗れ、ある意味、逃げるようにエゾノーに入学した彼は、広大な自然と動物に囲まれたここで、全く別の厳しさに直面することに。一般家庭で育った八軒にとって、エゾノーで行われる実習や部活は、初めて経験することばかりで、悪戦苦闘の毎日。また、自分とは違い、将来の夢や目的を明確に持つ他の同級生たちは、彼に、進学校にいた頃とは違った焦りを感じさせる。それでも、課題を一つ一つこなし、同級生たちとの絆を深め、少しずつ、精神的にも肉体的にも成長していく八軒。汗と涙と土にまみれた青春が、今日も続いていく。

声優・キャラクター
木村良平、三宅麻理恵、櫻井トオル、高垣彩陽、島﨑信長、庄司将之、高梨謙吾、こぶしのぶゆき、井澤詩織、小西克幸、増谷康紀、三ツ矢雄二、小野友樹、水島大宙、田野アサミ、川原慶久、西村朋紘、内海賢二
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

いただきます!

原作未読。

主人公の名前は八軒勇吾(はちけん ゆうご)。
彼は「エゾノー」と呼ばれる高校に入学する。
そこで、仲間たちとともに生活し、自分の夢を探す。
農業高校を舞台とした青春ハートフルコメディ。


素直に面白かったです。

前向きであたたかい物語。
そして、小気味よいギャグでたっぷり笑わせてくれます。
おかげで見ているこちらはニッコニコ(*´∀`)

音楽もいいですね。
OPもEDも耳に残ります。
特にスキマスイッチの歌う「Hello Especially」はグッド。
聴いているだけで楽しくなってきます。


テーマは明確です。
大きく分けると、

・いただきますの精神
・夢

このふたつがあげられると思います。

生きものを育て、殺して、食べるとはどういうことか。
自分なりの夢を持つのに必要なものとは何か。

それをまとめたセリフがあります。
{netabare}
「当たり前だと思い込んでたものを、もう一度とらえなおすのも大切なのかなぁって」
{/netabare}
メッセージが一言で伝わってきます。
うまい表現だと思いました。


正直、無難でそれほど勢いはありません。
しかし、ほのぼのしていてとっても見やすいアニメです。

また、酪農や畜産の知識がたくさん取り入れられていて勉強になります。
作者である荒川弘の実体験が元になっているそうです。

老若男女を問わず、だれにでも勧められる作品です。


今回は、動物と食に対する姿勢が大きく取り上げられていました。
2期ではどうなるのでしょう。
これから夢にどう踏み込むのか見守りたいと思います。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 86
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

八軒と愉快な仲間たち♪+豚丼

鋼錬の荒川弘さんの作品と聞いて
すごく楽しみにしていました。

農業高校を舞台にしていて
とてもユニークなアニメですね。

■第1話~第11話
{netabare}
農業高校での生活の中で様々な経験を
積んでいく八軒ですが、
やはり豚丼の存在は大きいですね。

最後の燻製ベーコンはおいしそう^^

このアニメを見ているとやたらと
お腹がすいてしまいます。


ピザ食べたい~^^


第2期も決定したので
来年が楽しみです。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 79

メルヘン◆エッヘン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

聖地巡礼御遠慮ください。まったく知らない農業高校生活、そして、食と農へのリスペクト

おそらく2期以降が期待できるのではと思いますが、全般に安定したできでした。また、八軒君の高校生活がみたいものです。

以下(失態の話まで)

もやしもんをまじめ(現実化)にして(笑)、大学を高校にしたようなお話。正統派の自分探しテーマで安定感はばつぐん。

中間総括:

まじめに農と食をとりあげたモチーフが底辺に流れ、コメディ感覚でも楽しめる珍しい高校生活の話だが、けして高校だけで閉じていない作品世界。

食と農(と命)の問題は、生産者側だけで完結しているわけではなく、消費者である私たちの問題でもあるので、自然な流れですし、好感を持ちます。

さて、オリジナル作者が荒川さんということもあり、2話までみて、ずばり、観続けることに決定。「農業高校」の日常を描いた作品のようです。

こんなに過酷なの? 農業高校ってところは……と思うぐらいです。朝は早いし、夜も遅いし、部活は必修だし、って、びっくりしちゃいますね。
普通科じゃないところを知らないのでとっても新鮮です。

部分部分で、現代日本がかかえる食の問題なども出てくるわけで(半分想像)、ゆっくり期待できそうです。

第3話「豚丼」から登場するキャラクターたちの背景がすこしづつ明らかになってくると同時に、農と食をめぐる「経済家畜」などの話が俎上にあがり、瞬間瞬間、どきっとするような事実を僕達は知ることになります。

※基本的に文化系以外の大学や普通科以外の高校には興味があるので、よけいに楽しく感じてしまう(補正されてしまう)傾向にわたしはありますので、話半分でよろしくお願いします。

※なお、聖地巡礼を遠慮いただきたい旨のクレジットが最後に流れます。みなみなさま、ご注意を。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 69

80.8 2 笑えるで成長なアニメランキング2位
痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (770)
3198人が棚に入れました
ステータスポイントをVITのみに捧げた少女メイプル。その結果得たのは、物理・魔法攻撃・状態異常無効に強豪プレイヤーも一撃死のカウンタースキル!? 自らの異常さに気づくことなく、今日も楽しく冒険に挑む!

声優・キャラクター
本渡楓、野口瑠璃子、早見沙織、新井里美、加隈亜衣、諏訪ななか、杉山紀彰、佐藤聡美、小野賢章、山崎たくみ、竹達彩奈、神奈延年、佐藤利奈、山口勝平、石田彰、皆口裕子、丹下桜
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

天然系少女の防御力は無限大

アニメーション制作:SILVER LINK.、
監督:大沼心・湊未來、シリーズ構成:志茂文彦、
キャラクターデザイン・総作画監督:平田和也、
音楽:増田太郎、原作:夕蜜柑

シルバーリンク+なろう系という
普通に考えると観てはいけない組み合わせだが、
1話目が面白くて何となく手を出してしまう。
ゲーム初心者の本条楓(メイプル)が
友人の白峯理沙(サリー)から誘われて
VRMMOの「New World Online」というゲームに参加し、
痛いのは嫌だからと言って、防御力に極振りした結果、
運営の想定の斜め上を行って最強になる物語。

この作品の良いところは、最弱のゲーム開始から
展開をきちんと見せてくれるところ。
ほとんどのなろう系は、最初から特殊な能力を持っていたり、
物語が始まるときには、最強の場合が多いため、
強くなった過程がいまひとつ分からない。
というのも、弱い段階から描いていくと、
普通は物語が冗長になってしまうからだ。
その点、この作品は右も左も分からない
ゲーム初心者のメイプルがレベル1の状況から
強くなっていくところを上手く見せている。
痛いのが嫌だからと不人気の大盾を選び、
得たステータスを全てVIT(防御力・体力)に極振りする。
すばやさが0なので歩くのはとても遅い。
普通なら、攻撃力が皆無なので、
弱い敵しか倒せず、レベルが上がらないはずだが、
偶然に偶然が重なって特殊なスキルを手に入れ、
ダンジョン最奥のヒドラを食べて倒したことで
最強の道を歩んでいく。
この作品に近いのは、ヴェルドラを取り込んだ
『転スラ』だろうが、あちらは、世界作りの話になるため
ゲーム内で楽しく遊ぶ極振りとは方向性が違う。
攻撃力がないため、盾を使って敵を圧し潰すという
荒技によってゲームを攻略していく。

天然の性格のメイプルが運を味方につけて、
どんどん強くなっていく過程を楽しむ作品。
主人公・本条楓のCVが本渡楓という
まるで作者が声優を狙ったような名前だが、
キャラクターと声の可愛さが一致するのもポイントが高い。
また、相棒のサリーがメイプルとは正反対の
ガチゲーマーで、頭脳派&運動能力も
ずば抜けているという設定。
それを活かし「回避盾」というダメージを避ける
キャラクター作りで「盾のコンビ」という
バランスで攻めていくのが好印象だ。
メイプル単独やサリーと2人で戦っていく序盤は、
アニメーションの動きの良さも相まって引き込まれる。

シルバーリンクといえば、どうしても万策尽きるという
イメージが先に立ってしまうが、今回の作画は、
キャラデザが優れていて、乱れることもなかった。
また、時おりアクションゲームらしい動きも
しっかり見せてくれていて思わず
スロー再生で観る部分もあったほど。
見せ場での動きを重視するためか、毎話に1度は
BGMを流して、止め絵で表現する手法を
取り入れており、これも悪くなかった。

ただ、ギルドを作った中盤以降から失速した印象。
新たに加わったカスミ、カナデ、イズ、クロムの面々の
キャラクター像が薄く、あまり良い効果をもたらさない。
キャラクターの人数が増えたせいもあり、
終盤は、サリーまで影が薄くなったように感じてしまう。
また、ほかのギルドのペインやミイ、フレデリカなどの
キャラクターも深掘りされないため、
対抗戦をやっていてもあまり盛り上がらない。

メイプルが飛び抜けて強くなっていくため、
ストーリーの作り方が難しくなっているのだろう。
途中からはメイプルが新たなスキルを獲得して
皆が驚くという展開が続いて飽きてしまう。
{netabare}最後には、ペインやミイとも共闘しているが、
この後はどうするのだろうと心配になる。{/netabare}
2期制作が決定したが、個人的にはサリー以外のキャラを
もう少し立たせるような展開にしないと、
さらに下降線を辿る印象だ。

「ノンストレス」と「エンジョイ」が
魅力になっている作品。
それを貫きつつ、どうやって今後のストーリーを
面白くしていくのかがポイント。
メイプルとサリーのキャラの可愛らしさと
その姿形に似合わない強さの表現を
上手く持続してもらいたい。

2期からは、どこに重点を置いて
展開させていくのかが気になるところだ。
(2020年6月13日初投稿)

投稿 : 2024/04/13
♥ : 63

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

SAOの対極をゆくアホ作品(嫌いじゃないです)

原作のライトノベルは未読です。

まずナーヴギア風のマンマシンインターフェースを身につけて「NewWorld Online」なるVRMMOゲームにログインする楓ちゃん。このゲームへのダイブ時の画面が、ほぼ『ソードアート・オンライン』なのに笑ってしまいました。

本名が楓だからハンドルが「メイプル」…、うん何の捻りもないね(笑)。「もちろんログアウト不能でゲーム内の死が実際の死に直結するデスゲーム」などではあるわけなく、任意の時間にイン・アウト可能なのです。

ということはこれ、リアル世界の話も出てくるんですかね。

キャラクター・メイキングでステータスパラメータの振り分けを全て防御力に割り当てた結果起こったことといえば…。うん、これもう完全に仕様バグですね。「テストプレイが足らないままβリリース→本番」みたいなことになってしまったのでしょう。

ということでツッコミを入れながら観るのに向いたギャグ・コメディー寄りの作品なんでしょうね。真面目な人は観ない方が良いと思います(笑)。

2020.3.26追記:
第12話(最終回)まで視聴終了。最後のアレ、完全に「火の七日間」…(笑)。
なんか2期目がありそうな引きで終わりましたね…。

こう言っちゃなんですけど、私はけっこう楽しめましたよ!?

投稿 : 2024/04/13
♥ : 51

KANO さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

考えるのが嫌なので気楽に観る事に極振りしました

楓(メイプル)は友達の理沙(サリー)に勧められた
VRMMOだが、理沙は試験勉強の為に出来ず
楓に先に始めるように勧める。
楓は初心者だが理沙に言われ仕方なく一人で始めるが
何もわからないので、思いのまま痛いのは嫌だから
防御力のみに特化する極振りで試みるが…

1話観て少し笑えるか、断念するかの作品。
メイプル(CV本渡楓さん)を好めるか?かと。

個人的には、つっこまずに気楽に観始めれたのと
序盤の日常シーンが絡むのに意外と好感が持て
比較的楽しめた方ですが、流石に中盤以降の
やり過ぎ感とバトル主体の内容にトーンダウンでした。
でも全体的にはゲームを楽しむメイプルのスタンスと
キャラに合った本渡楓さんの演技は
個人的には良かったですし、他のキャラも
特に不快感も無かったです。

終始作画も安定してたのと
2期の示唆らしき演出があったので
続きは観てみたい作品です。

でも最後のチャットは速すぎて追えないですよね…

公式に続編制作決定の発表がありました(^^)

投稿 : 2024/04/13
♥ : 49

77.3 3 笑えるで成長なアニメランキング3位
ゾンビランドサガ リベンジ(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (417)
1434人が棚に入れました
「ゾンビランドサガ リベンジ」はMAPPAが制作を手掛けるオリジナルアニメ。新感覚ゾンビアイドル系アニメとして2018年10月~放送され話題になった「ゾンビランドサガ」の続篇だ。謎のアイドルプロデューサー巽幸太郎にゾンビとして甦らされた7人の伝説の少女たちが、ご当地アイドルグループ「フランシュシュ」として佐賀県を救うために奮闘する。TVアニメの監督は前作に引き続き境宗久さん、音楽制作はエイベックス・ピクチャーズが手掛ける。

声優・キャラクター
宮野真守、本渡楓、田野アサミ、種田梨沙、河瀬茉希、衣川里佳、田中美海、三石琴乃、吉野裕行、高戸靖広
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

続・佐賀が舞台の屍のSAGA

フランシュシュ第二章

副題は“リベンジ”。
平成の怪物が発したことで市民権を得たらあれよあれよと流行語大賞まで行きつく大騒ぎ。日本では“再挑戦”“挽回”の意味合いが強くなっちゃいましたけど、本来はおどろおどろしい“復讐”の意。
そんな和製英語と現地語間のギャップよろしく、一般的に認知されてる姿(再挑戦・挽回)に隠れている本来の生々しさ(復讐)がちらほら垣間見える作品となってます。

シリーズの中での位置づけとしては“中継ぎ”。
“先発”or“抑え”と違って名も売れなければ年俸も安い。つまり人気が出づらく評価も低くなる傾向になるやつ。誰も大谷選手降板した後のエンゼルス中継ぎ投手知らんでしょ?それと同じです。だがしかし試合終了して振り返ると極めて重要な役回りを担っていたことが分かるのです。アニメに話を戻せば、回収された伏線もあれば新たな布石も打っている。『進撃の巨人2期』みたいに完結が見えてくると再評価されるタイプに思えます。

私の評価は高めです。ヌルヌル動けばいいみたいな驕りはなく丁寧に仕掛けがなされてることが理由。
ただしそこは中継ぎの哀しい性。下方圧力がかかる要素は明記しておきます。

1.わりと重要なことを冒頭数分で纏めてました。カタルシスを得にくい仕様。
 ⇒{netabare}いきなり2期初出の“駅スタライブ失敗”と言われて最終回で挽回してもね。{/netabare}
2.ラスト(笑)
 ⇒見てのお楽しみ。そもそもゾンビ+アイドルと意味不明なんでもありが持ち味と言い聞かせる。

前世でのやり残しを“挽回”するリベンジはシリーズ通してのこと。それと2期冒頭でのやらかしを“再挑戦”するリベンジとがごっちゃになって迷子になりそうです。とりわけ後者に視点を置きすぎるとダメかもしれません。
最後のシーンもドリフのコントならOKでも評価が別れそうな気がします。なにせこれまではありえない不安になるシーンがあってもほどなく答え合わせできていてクールダウンというか胸を撫で下ろしていたのにそれがないわけですからおあずけです。


隠れているかどうかはアレですが、本来の生々しい部分に光をあてると

 「しっかり中継ぎの仕事してるよな」

と感心できる良作になってると私は思います。その理由はネタバレパートで後述。



※ネタバレ所感

■さすがavex

音楽にこだわりを見せてるのが◎。ヌルヌル動きゃいいわけではないのです。
・{netabare}山田たえのドラムアクターが川口千里氏とか本気すぎる{/netabare}
・{netabare}ギタープレイ純子がサビの前にエフェクター入れるとか芸が細かい{/netabare}
・{netabare}その『激昂サバイブ』から目覚めRETURNER (Electric Returner Type "R") 』の一連がアツい{/netabare}
 ⇒{netabare}選曲。『激昂…』が90年代流行したミクスチャーロックスタイル。要はロック+ラップです。それを80年代アイドル純子と00年代アイドル愛をつなぐ象徴的なシーンに持ってくるセンス。{/netabare}
 ⇒{netabare}またここで純子は殻を破り、先に進もうとする先輩の背中を見て愛も吹っ切れて、そんな愛のパフォーマンスがアイアンフリル詩織の心に灯をともす。3世代のアイドルが同時に前を向く感じが好き。{/netabare}


■残されたキャラ回

さくら・サキ・愛・純子・リリィはやりました。残るは…

{netabare}ゆうぎり姐さん。首の傷で結末は皆わかってました。きちんとその期待値を上回るキャラ回でした。
ついでに秦の始皇帝時代。不老不死求めた徐福なども絡んでスケール大きくなり物語の核心が少しばかり顔を見せます。ゾンビランド計画なのかなんなのか姐さん時代が起点だったっぽい重要回。{/netabare}

{netabare}他のメンバーより姐さんが達観してた理由。百戦錬磨の花魁だからと思ってましたけど…

生前は佐賀が地図になかった時で、復興を願う青年に想いを託して散華した姐さんだからこそ、復活してみたら佐賀があるし平和になってるしでホッと一息安堵してるからが理由のような気がします。

「あいつが駆けずり回った甲斐がある」

徐福さん経営のBarにて聞いた“あいつ”とは喜一なわけでして、こういうの平気でぶっ込んでくるから『ゾンサガ』は油断なりません。{/netabare}


■続編用の備忘

・{netabare}山田家代々の墓と源家の墓が隣同士(6話){/netabare}
・{netabare}徐福の寿命と佐賀の命運の関係{/netabare}
・{netabare}幸太郎のHPをゾンビィ達に分けてるんかな{/netabare}
・{netabare}キャラ回にハズレ無し。山田たえ回ものすごいことになる気がする{/netabare}

…からの妄想
{netabare}『たえかさくらのなかりせば』どちらかいなければ『のどけからまし』な状況で山田たえ(もしくはたえのご先祖様)が退かざるを得なかったのではなかろうか?と夢想する。
後世「せめてお墓だけでも」と両家隣同士に。たえが妙にさくらになついてるのも名残だったりして。{/netabare}


※無駄話

■走れ幸太郎

幸太郎さんそりゃ無茶です。前売りなしでスタジアムライブとか爆死不可避でしょうに。

{netabare}リターンは未知数。貧すれば鈍するというように困難な状態で選択肢が狭まり、根性論で乗り切れる前提で作戦を組んでしまう。日本の悪弊かもしれません。
悪しき代表例が大東亜戦争時の“インパール作戦”でしょうか。その牟田口廉也指揮官は{netabare}佐賀出身です。{/netabare}{/netabare}



視聴時期:2021年4月~2021年6月 リアタイ

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2021.06.26 初稿
2022.06.02 修正

投稿 : 2024/04/13
♥ : 50
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ゾンビィィ

MAPPA制作。

ゾンビとして蘇った少女たちが、
ご当地アイドルとして佐賀県を救う。
新感覚ゾンビアイドルアニメ。

駅前スタジアムでの集客に大失敗し、
{netabare}莫大な借金を背負ったフランシュシュ。
メンバーは借金返済のためアルバイトに励み、{/netabare}
フランシュシュを復活させようとしている。

物語の導入部に色々と戸惑いますが、
タイトル通りリベンジの物語なのでしょう。
アイドルアニメとしてのクオリティ、
楽曲の良さや振り付けの完成度など、
その真価を徐々に発揮して欲しいですね。
可笑しくも破天荒な物語をまた願いたいと思う。

山田たえの意識は戻るのでしょうか!?

全員、顔色が悪い。期待を込めて。

最終話視聴追記。
{netabare}最後の局面は異次元の演出でしたが、
それ以外は凡庸な展開ではないでしょうか。
ただ全体的にキャラクターの背景は、
それぞれ丁寧に描かれていて好感が持てる。{/netabare}
存在感を増す山田たえの謎に期待である。
本能の赴くまま我が道を行って頂きたい。

ここからの展開は誰にも読めません。
期待感、割増しでお待ちしております。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 42
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

佐賀がてっぺんとったるんや!!

1期の成功で予算がついたのか、作画や音響など全体的にクオリティが上がっていますね。
ちょっと蛇足や失速感があって期待していたほどではないにしても、相変わらず面白かったです。

※誤字が数か所あったので修正。

一期でも思ったが、はなわさんからネタでディスられても、ゾンサガがこれだけ田舎、辺境、終わってる、呪われてる、とディスりまくっても一切文句言わないどころか、全力でタイアップする佐賀県に好感が持てますね。
ゲームでもロマンシングサガがたびたび佐賀とコラボしているようで、愛されていますね。

好きなキャラは相変わらず愛ちゃんです。何と言っても可愛い!!
幸太郎のうるささはだいぶ控えめになってちょうどよくなったかも。

1期の終わりが謎を多く残す終わり方で、2期で明らかになったことも多かったが、核心に迫るような謎はそのままでしたね。
今回もキャラクターの掘り下げを丁寧に行っているがギャグが抑え目でマジメな話が多く、ゾンビネタ以外は普通のアイドルアニメと化しているが、2期でキャラクターごとの別の魅力も見えてきてとても良かった。

ちょっとこじつけというか、蛇足な話が多かったのが残念だった。
残念だったが、相変わらずとても面白くて毎週楽しみでした。

ちなみに3期の予想
{netabare}
タイトルが「ゾンビ"ランド"サガ」とあるのですが、2期の終わりで佐賀が謎のUFOに攻撃されて消滅?する描写がありました。
おそらく大量の犠牲者が出たことでしょう。
つまり、3期は佐賀県民全員がゾンビとして復活し、ゾンビランドになるということじゃないでしょうかね?

もしそうなら、佐賀県民がさすがにどういう反応するのかちょっと怖い。
ギャグとしてとらえてくれるのならいいのですが。

{/netabare}


{netabare}
このアニメの一番の謎は、なんで佐賀が神様の目の敵にされているのかということだったが、たぶん深い意味などないのだろう。


1話のライブ失敗と幸太郎の自暴自棄のターンがどう見ても完全に無駄だし、今までのファンどこいった?

2話。白竜さんの、わざとやっているのだと思いたいけど、さすがに滑舌悪すぎでは。何言ってるのかわからないせいで、せっかくの感動的な話がギャグになっている。わざとやっているのならいいんですが。

3話。アイちゃんがアイアンフリルに引き抜かれるかもって心配してたけど、ゾンビってこと忘れてないか?

6話、警官が勤務中にオートレース場に未成年アイドルを連れていくのを見て記者が「佐賀大丈夫か?」と言ったのは絶妙なツッコミだった。

ただ、この警官の勤務態度は確実にスクープになるし、幸太郎にはあれだけ正義感振りかざす記者が、この警官の不祥事は見逃すのが、なんで?って思う。
死んだアイドルをゾンビ化させて利用しているなんていう、誰も信じるわけない荒唐無稽な話よりもよほど記事として使いやすいはずなのに。

しかし、佐賀県警はさすがに怒っていいと思う。

7話のまいまいのエピソードはさすがに蛇足の極み。
さすがにここまでぽっと出でいきなり出てきてすぐ卒業されても、無駄な1話という印象にしかならなかった。

8話9話はゆうぎりさんのエピソードですが、たぶんこれはゾンビランドサガの謎の根源なんでしょうね。
死んだ人間を生き返らせるだの、地図から消えた佐賀を取り戻すだの、露骨なキーワードがたくさん出てきました。このアニメは佐賀の地域おこし的な側面が強いので、佐賀の歴史を語るうえでゆうぎりさんの設定はとてもウエイトが高いんでしょうね。
フランシュシュに似たキャラクターがいっぱい出てくることとか、たえちゃんにいたっては本人の可能性もあるし、8話9話には多くの伏線が隠されていそうです。

ちなみに花魁って、江戸吉原の遊郭限定の役職なので、ゆうぎりさんは佐賀から東京に身請けされた人なんでしょうか?

{/netabare}

3期がもし制作されるなら、マジメな話もいいけど、もう少しぶっ飛んだ内容も期待したいところですね。期待して待ちたいです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 36

65.7 4 笑えるで成長なアニメランキング4位
鴨乃橋ロンの禁断推理(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (95)
291人が棚に入れました
世界最高峰の探偵養成学校BLUEには、かつて類稀なる才能で将来を有望視された一人の天才がいた――。 BLUE開校以来の天才と囁かれた鴨乃橋ロンは在校中のある事件をきっかけに、探偵として致命的な“欠陥”を抱えたことで、BLUEを追放され「探偵」を禁じられる。 それから5年後。失意と退屈の日々を送るロンの元に警視庁捜査一課の刑事・一色都々丸が連続殺人事件への協力を求め訪ねて来たことで、止まっていたロンの時間が再び動きだす。 ロンの苦悩を知り、親切心からサポートを申し出る“ピュアなマヌケ”一色都々丸。そんな彼をロンは「トト」と呼び、二人での捜査に無限の可能性を感じると、トトをパートナーに指名する。 謎を解くロンと、捜査に動くトト。ちょっとワケありな凸凹探偵コンビが、ミステリアスな事件を華麗に解決していく……!!
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

名探偵コナンと比べられる不幸

ロンやトトのキャラデザかなり好み、気軽に見れるいいアニメ
ミステリーっていうよりコメディ?
面白かったけど、本格ミステリーを期待するとガッカリする

「探偵はもう、死んでいる」よりだいぶマシだけど、どうしても「名探偵コナン」と比べちゃうから色々と惜しく感じてしまいます
コナンの事件の描き方って凄いんだなーって思った

・何気ない日常のトラブルが殺人になっちゃった的な感じでスケールが小さい
・殺人トリックに確実性がなく、たまたまうまくいったものが多い
・ミスリードみたいなのがなくて、ほとんどトリックと関係ある情報しか出てこないので推理しやすく、推理を当てたい人には面白いかも?
・本当にその人にしかできない犯行なのか、本当にそのトリックで殺せるのかそういった詰めが甘いように思います
・犯行の中にそんなことできないんじゃない?って思うことが多い

毎回何かしら無理なことあるので2話を例にすると
{netabare}
貯金箱のトリックは別の貯金箱にすり替えたのは最初に思ったけど、こんな感じでトリックのヒントが簡単なのですぐわかるのと、頭殴っただけで粉々になるような脆い貯金箱で女性が殴って一撃で人を殺すのは無理だと思うし、自宅で殺した後に女性がどうやって人に見られないようにあんなに見晴らしのいい河原(電車が通る鉄橋や周囲の建物から丸見え)まで人に見られないように大人の男性の死体を運んだのでしょうか?、それが一番のミステリーです
つまり、犯人の女性にはそんなことできないので犯人じゃないんですよ

死体、あのサイズのスーツケースに入らないと思うし、妹がいるのに血まみれの死体運んだスーツケースを玄関に放置して外出なんてするでしょうか?
同じ貯金箱を買うことまでしてるのに、軽くなったってすぐわかるような量しか小銭を入れなかったのはなぜ?
{/netabare}

こんな感じで1つの事件だけでもいろいろおかしな点が出てきます
でもキャラクター良かったし、本格ミステリーを期待しなければいいアニメだと思います

投稿 : 2024/04/13
♥ : 15
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

【最終】マトリョーシカ?!推理要素以外の重ね着具合がハンパない

【レビューNo.101】(初回登録:2023/12/27)
コミック原作で2023年作品。全13話。
春の「イセレべ」のような、「ネタ実況」枠のレビューを夏アニメでもやろ
うと思ったのですが、あんまりピンときそうなのがなかったんだよね。
で、今期異世界モノで目をつけていた作品があったのですが、どうもイマイ
チだなっと。異世界モノはまた機会がありそうなので、異世界モノでないの
でやってみたらどうなるのかなあっと、ちょっと試験的にやってみようかとw

(ストーリー)
探偵養成学校BLUEで将来を有望視されながら、自覚なしで犯人を自殺に追い込
むという、探偵として致命的な欠陥を抱え、探偵行為を禁止されていた鴨乃橋
ロン。
しかし、捜査一課の刑事・一色都々丸(トト)と知り合ったロンは、彼とコン
ビを組んで再び推理を再開する。
(wikiより)

(評 価)
・第1話:マトリョーシカ?!推理要素以外の重ね着具合がハンパない
 {netabare}・率直な感想がコレですね。
  通常の推理モノらしく探偵のロン様が、鋭い観察眼と卓越した論理展開で
  推理を組み立てていくという、推理モノとしては王道ですが・・・
  ●ロン様
   ・天才的な推理力で事件解決率は100%。
   ・でも無自覚に犯人を追い込み自殺させてしまうため、犯人検挙率は0%。
   ・そのため探偵業を禁止されていた。でも根っからの推理狂。
    → 事件情報に触れないようにネットやTVといった情報媒体を遮断
      したり、人と接触しないよう昼夜逆転の生活パターンにしたりと
      涙ぐましい努力をしていた。
  ●トト
   ・捜査一課の刑事だが、純粋でお人好しでいろいろ抜けている。
    (犯人の話に騙され3回も逃げられている模様)
  という感じで、それ以外の設定の盛り方がハンパねーなと。
  頭の中では、アニメ「C」のOP「マトリョーシカ」が高らかに鳴り響く
  というwwwいやどんだけ重ね着してんだよっと。
  なんなく推理モノだけでは勝負していく自信がないから、いろいろ外装を
  盛っているのかと、最初は邪推してしまいましたね。

 ・初回のストーリー流れは
  {netabare}・トトの管内で連続不審死事件が発生し、捜査も行き詰まり状態。
  ・総務課のキクさんからロン様を紹介される。
  ・トトがロン様の元を訪ねるも頑なに協力依頼を拒否される。
   → そこへ6人目の被害者が発見されたとトトに連絡が・・・
   → それを聞いてしまったロン様、もう自分を抑えることができない!
     5年ぶりに探偵業を復活!!
  ・死体の状況と(一見なんの共通点もない6人の情報から)推理を展開。
   トトを囮に犯人の検挙に成功。でもそこから持病(?)の「追い込み」
   が発動。その謎の力で犯人がまさにビルから飛び降りようしたところ…
  ・トトが体を張って自殺を阻止!!
   この瞬間連続自殺記録がストップ。そしてロン様はいう。
   「ピュアな間抜けだからこそ、理屈よりも体が先に反応する。
    僕のパートナーに必要なのは、ピュアな間抜けだったんだ!!」{/netabare}
   ここに「ロン様×トト」の迷コンビが誕生。

 ・初回の印象ですが
  ・ジャンルがまだ分からない
   「本格的推理モノ」というよりは「推理モノをベースにしたコメディ」
   って感じなのか?!
  ・推理モノとしてはツッコミどころもあるが、それほど悪くなかった。
   コメディに主軸があるなら、十分楽しめそうなレベル。
  ・ただコメディとしてみると
   トトのツッコミが・・・
   ロン様の常識外れの言動にトトがツッコミを入れるという感じですが、
   力まかせに叫んでいるだけというか、イマイチお笑いとしてはハマって
   るという感じがしなかった。

 ・あと作品情報としては
  ・原作者は天野明で代表作が「家庭教師ヒットマンREBORN!」。
   (大分前に視聴したような気もするが、正直頭に残っていないw)
  ・同氏は「PSYCHO-PASS」のキャラデザ原案も担当。
   そういえばロン様の昔のクールな顔写真とかそういう面影があるわw
  ・またシリーズ構成が「俺ガイル」の渡航らしい。
  
 初回は視聴者をガッツリ掴んだというよりは、「こんな感じの物語です。」
 という作品紹介という色合いの方が強かったという印象ですね。
 個人的には冒頭通り「ネタ実況」枠という感覚なので、予想通り香ばしい作
 品になってくれればよし、「リボーン」天野先生ということで途中で化けて
 もよしという感じで、まずは温かい(?)目で見守っていこうかとw{/netabare}

・第2話:作品のアウトラインは結構提示されたかな
 {netabare}・今回の事件ですが、
  ・捜査一課としては、川辺で発見された撲殺事件の捜査
  ・でもトトだけは捜査一課に何故か紛れ込んできた
   「貯金箱のお金が減っている」(壊さないとお金を取り出せない不可能犯罪)
   を担当させられる。
  ・表立って事件に関与できないロン様は、トトを傀儡として事件に介入する
   と宣言。
   → 不可能犯罪が琴線に触れたので、貯金箱事件の捜査に乗り出すことに。
  ・聞き込みと現場確認の後、この近くで発生していた殺人事件現場に乗り込
   むロン様。
   → 「傀儡」といったそばから堂々と姿を晒してしまうロン様w
    → 案の定、トトの女上司・雨宮は大激怒。
  ・しかし2つの事件は繋がっていて・・・
   ロン様からいろいろ提示されたヒントから、トトが事件の真相を解明。
   → そもそも捜査一課に貯金箱事件がたまたま紛れ込んでくるとかw
     (普通の捜一なら「ふざけるな!!」で事件を突っ返すやろ)
     ここまで堂々と表立っておいて、事件解決の体はトトに任せるんかいw
   まあツッコミどころは満載ですが、まあそういう作品らしいですし、推理
   自体は結構面白かったので笑って許しましょう。
  ・そして、ここからロン様の持病「追い込み」が発動!
   その姿を見て雨宮が
   「何アレ―――かっこいい♡」
   → 今回最大のツッコミどころwいや犯人刺激してるのに止めろよwww
  ・自殺を図ろうとした犯人をトトが体を張って救助。
   まあこれが「お約束」になるんでしょうね。
  ・最後は雨宮、事件介入他に厳重注意しつつもロン様の名前を知って「乙女顔」
   (一応トトは「カモウ」とごまかした模様)
  なるほど、あの女上司をこういう使い方してきましたかw
  まあラブコメ度はさほど高くないと思いますが、アクセントとしては機能しそ
  うですね。日笠さんですしw
  しかし日笠さん
  ・前期は「ワンルーム勇者」「わた婚」をはじめ、数作品
  ・今期も本作以外にも「シャンフロ」他幾つか掛け持ち
  ってどんだけ仕事してんだよ。あまり声優には興味がないので無知なのですが、
  売れてる方はこんな感じなんか?!

 ・そして今回はもうひとつの重要事項「探偵養成学校・BLUE」について語られます。
  ・この世界では、BLUEが与える「探偵免許」はかなり権威がある模様。
  ・ロン様はそこで開校以来の天才として、将来を嘱望されていた。
  ・しかし例の持病のため、探偵免許の取得資格をはく奪され追放。
  そしてBLUEは、ロン様が最近探偵行為を再開したらしいとの情報を入手。
  「人を殺める探偵などあってはならない!」
  日本に調査員を派遣することを決定!!

 やはり「本格派推理モノ」というよりは、エンタメ色の強い作品になりそうですね。
 それに「凸凹コンビの推理モノ」だけでは限界があるとみて、作品の幅を広げる仕
 掛けも講じてきましたし。
 今回作品のアウトラインは結構提示されたかなって感じですね。
 次回は「ロン様 VS BLUEからの刺客」でしょうか。
 BLUEがこの作品においてどういう位置づけになるのか注目ですね。{/netabare}

・第3-4話:少年誌のノリも爽快感が足りていない感じ
 {netabare}・今回の事件ですが
  ・福引で温泉旅行のペアチケットをゲット。トトとロン様は温泉へ。
  ・そこには他のお客とともに、雨宮もやってきた。(同様に福引でゲット)
   → 男湯で裸で鉢合わせw
  ・またBLUE調査員も旅館の従業員として潜り込み、ロン様を監視。
   そんな中おあつらい向きに、温泉で女性の水死体が発見されるという事
   件が発生するのですが・・・
 ・事件の方はロン様がトトにムチャぶり。
  その場をどうにか繕い、アリバイのない雨宮の容疑を晴らすと、地元警察
  が調査している間に打ち合わせたようで、トトが傀儡として事件を解決。
 ・で、今回の最大のツッコミどころ
  → ロン様の持病(犯人を自殺に追い込む)が発症しなかったんだが?!
  傀儡は2話ですでにやって発症してるから、ロン様が直接犯人と対峙しなけ
  ればという条件ではなさそうだし、発症条件は何なんや????
  今回はBLUE調査員がいたから、話の都合上発症するわけにはいかないとい
  うのはわかるのだが、ガバガバ感が拭えませんな。
 ・そしてまさかのどんでん返し。
  BLUE調査員のシュピッツ・ファイアは
  → 家族失踪事件の協力依頼のためにロン様に接触してきたのだった!!
  表向きにはBLUE調査員として、ロン様の動向調査を装い
  ・ロン様の探偵行為なんて見ていません!
  ・今後の捜査には(自分の能力を活かし)協力させていただきます!
  完全にロン様の下僕になっちゃったよw
  1話で「マトリョーシカ」って話をしましたが、どんだけ重ね着するねん?!
  まあ今日のトリックでは、推理モノとしては厳しいかなって感じはあった
  ので、話が面白くなる方向ならOKなんですが。
  こいつも最初の登場と打って変わって、ロン様のおもちゃとしてギャグ要
  員的なキャラになりそうですね。
 
 キャラ造形やらギャグ展開等をみると、少年誌らしく中学生辺りをターゲッ
 トにしてるのかなって感じがしましたね。
 別に面白ければ何でもいいのですが、ただその作りにしては少年誌らしい爽
 快感が足りていない印象ですね。
 シュピッツ・ファイアの寝返り(?)により、今後の展開がわからなくなっ
 たので、とりあえず次回を観てという感じでしょうか。{/netabare} 

・第5話:余計なものを付け足して、逆に面白くなくなってる感じ
 {netabare}>同氏は「PSYCHO-PASS」のキャラデザ原案も担当
 ・今回は「慧眼のカワセミ」こと翡翠刑事が登場。それこそ「PSYCHO-PASS」
  に出演してそうなビジュアルで、ドミネーターでも所持してそうですが、
  彼のアイテムは「ピンセット」。
  「水も漏らさぬ慧眼チェック」からの「針に糸を通すようなピンセット指
  導」なのですが
  ・挨拶がわりのギャグなんでしょうが、正直面白くない
  ・以降ピンセットが出てこないので出オチ感が否めない
  なんで、こんなピンセットみたいな余計なものを持たせちゃうかなっと。
  ・見かけによらず部下思い
  ・「ロン様×トト」のコンビをきちんと認めるなど度量の広さもある
  と、他のキャラ造形はよかっただけに、蛇足感がもったいない。
 ・またトトのツッコミもシンプルにっツッコめばいいところを、無駄に一言
  付け足してツッコむのだが、それが足を引っ張ってスベッちゃってる感じ
  がして、原作者と笑いのセンスが合わないのかなっと感じてしまう。
  あとここ2話のトトですが、
  ・ロン様が持病を発症しないから、それを止める見せ場がない
  ・事前に2人で打ち合わせて、それをしゃべっているだけでトトの個性が
   みられない。(原稿を読むだけの国会答弁みたいなw)
  正直トトの存在価値が「ダメ刑事」と弄られる位しか使いどころがないっ
  て感じで、作品での立ち位置が厳しい状況。
  ロン様のキャラは悪くないのでどうにか観れるって感じですが、コンビの
  トトがこの状況だとこの先は厳しいかも。

 全体的に面白くしようと余計なものを付けるのが、逆にクドさに繋がるなど
 いろいろと裏目に出ている印象。{/netabare}

(最 終)
結局その後も
{netabare}・実はこの事件の裏側には、ロン様より優れた頭脳の持ち主犯罪一族「M家」
 が関与していた。
・ロン様がBLUEから追放される原因となった「血の実習事件」も「M家」の
 企みで、ロン様は嵌められた。
・ロン様の持病「追い込み」も「M家」によるもの。
・そしてロン様は「ホームズとモリアーティーの両方の血を持つ者」。
・で、やたらと黒蜜推しw{/netabare}
といろいろ盛ってきます。まさにマトリョーシカ?!
 
・推理モノとしては、そっちよりもトトとのバディモノやコメディがやりた
 いのかなって感じだったので、粗も目立つがまま笑ってる許せるかって感
 じですが、 
・バディモノとしては、トトとのコンビで相乗効果を生み出すことができず、
 (セリフはそれっぽいが)イマイチ薄っぺらい関係性しか感じられず、
・コメディは致命的に私とは合わなかったなと。
前にも書きましたが、少年誌連載の割には痛快感や爽快感が決定的に足りて
いない感じですね。

元々「イセレべ」のような、「ネタ実況」枠のレビューをしようと思ってい
たのですが、「イセレべ」のレビューとの熱量の差が、この作品の評価を如
実に物語っているのかなっと。
2期も決定したようですが「M家」との対決とか、そこまでに楽しみとは思え
ない感じですかね。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 11

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

ゴミのようなトリックで推理モノを作った蛮勇は凄い!キャラ人気が出れば良いという割り切りが潔いです!

 13話まで観ました。2023.12.26

 トリックが駄目だろ〜。畳がどういう物だか知らない人が作ったのかな?

 後、扉にあんな仕掛けがあったら気がつくと思います。また、トリックの固定部分を見せないのは、作画不可能だからなんでしょうが、逃げですねぇ。

 多分、日本人100人に聞いたら、全員そうはならんだろ〜と言うと思います。日本文化を勘違いした漢字好き外国人で「大便」とか、腕に入れ墨してしまうような人物なら、トリックに納得するかも。

 とても悪い組織、M家とか言うのがいるそうです。2期はそいつ等と戦うらしいです。まぁ…頑張って下さいとしか言いようがありません。2期マジでやるの?

 アホで無能なキャラが大好きな人向けです。それ以外の視聴者には、馬鹿にされている印象しか残らないので、あまりオススメ出来ないアニメでした。作画とかはまぁまぁなのにもったいないですね。
……………………………………………………………………… 

 11話まで観ました。2013.12.13

 今回も前回に続き、多少はマシなお話でした。カワセミさん再登場!勿論面白さはありません。ピンセット滑り芸寒いだけやがなぁ〜。

 今回のトリックも、被害者の携帯通話記録とか調べて裏取りしてちょ〜で終了です!

 科学捜査の現代…。現場の推理で云々は時代遅れなんでしょうねぇ…。探偵モノ冬の時代です。

 シャーロックホームズ時代みたいに、科学的分析法が確率しておらず、被害者の嘔吐物を舐めて毒物の種類を鑑定する属人的名人芸に頼っていた時代ではありません。

 キモイ話ですが、砒素や青酸カリとか、判別できる人がいたそうです。舌のピリピリ感で分かるとか…。

 それでもだめなら、被害者の胃液を法廷で猫に注射してどんな症状で死ぬかどうか見て判別したり…。

 閑話休題…。どうも本作品は、ワイドショー的ネタからトリックを考えている感が強いので、推理が野蛮です。世界線が違うのでしょう。

 もう少し、脳内思考している人にトリックを考えてもらった方がよろしいかと思います。体は大人、頭はピグモンみたいな登場人物ばかりでは、放映する意味がございません。

 キャラ萌えアニメにしては、キャラにも魅力が無いという…。どうしたら良いんでしょうね?
………………………………………………………………………

 10話まで観ました。2023.12.05

 いや〜。今回も楽しいお話でした。そうはならんやろ〜!ラテアートのある飲み物に毒薬どうやって入れるの?

 ラテアート崩さずに薬入れるのが一番肝心のトリックやろが!馬鹿にしてんのか!もっと、カップに毒を塗るとかやりようがあるでしょ?

 なんで錠剤?上手く溶けない上に飲んだ被害者にバレるでしょ?ラテアート崩さずにデカい錠剤入れられるか試してみろよタコが!

 今の所、全てのトリックが嘘臭いので、今回の話は少しマシな気がします。ただし、比較の問題で面白くは無いですよ?

………………………………………………………………………

 9話まで観ました。2023.11.29

 天文台事件解決です。前中後編の3話も使う話かよ…。いつも通りトリックがガバガバです。

 犯人が実験も無しにまた、ピタゴラスイッチ的ギミックで密室殺人をしますが、ちょっと被害者の立ち位置がズレたら死なんでしょう。簡単に即死するのはまぁお約束ですが…。

 後、犯人が仕掛を回収するんですが、どう考えても出来るわけありません。今回、かなり強力な固定をしないと成立しないトリックのハズが、あっと言う間に片付けてしまいます。

 登場したBlueの教官も単なるアホで、モデルガンと実銃の区別がつきません。いや…分からん奴おらんでしょ?兇器を調べるのは基本でしょ?

 ピタゴラスイッチに気付く前に銃に気付けよ…。Blueでは射撃訓練もしてるとロンが言っていたんですが…。

 素人に遅れを取りますし、教官もアホしか居ないようです。Blueはアホ養成学校なのでしょう。
 
 この世界、本当に無能しかいません。警察なのに死亡確認も出来ないとか、トリック以前だろうが!

 トトが行なった死亡確認も、橈骨動脈(手首の動脈ね!)で脈が触れるかと、瞳孔が散大してるかしか見ません。

 橈骨動脈なんて、ちょっと血圧落ちたら脈は取れません。脇にテニスボール挟む(腋窩の動脈を圧迫する)古典的なトリックで誤魔化せます。ガキの頃やったことがある人もいるでしょう。

 普通は総頸動脈(首の動脈)で脈を調べます。また、瞳孔を薬で開かせても、眼球運動は生きている限りするので、直ぐに分かります。無能なトトが分からんでも、他の警官も調べているのにねぇ…。

 推理モノの最低限のリアルティラインすらわきまえない本作品は、脚本の質としては、アニメ史上でも、最低クラスなのでは?

 失望した!アホなシナリオに失望した!と、言いつつクソアニメとしての評価は高いです。寛容な心の持ち主なら、視聴しても良いかもです。物語の採点に1.0以下をつけられないのが残念です。
……………………………………………………………………

 6話まで観ました。2023.11.9

 鑑識ちゃんと仕事しろ!以上終わり!

 超能力者の虎毛団吉が怪しいけど、トリックが分からない…。って、みんな無能なの?身体検査すれば、トリックもクソも無いんですが…。

 所詮アニメですし…。ただ、トリックが酷い上に登場人物が無能揃いのため天才探偵のロンも、ただのアホにしか見えない訳で…。ライアーライアーの探偵版かな?

……………………………………………………………………… 

 5話まで観ました。2023.10.31

 トトの上司、雨宮のライバル登場!警視総監候補らしいです。
 
 しかしまぁ…、良くこんな酷いエピソード考えられるなぁ…。警察組織を舐めてますね。

 新登場キャラのカワセミさんですが、現実だったら今回の件で出世コースから脱落です。部下の監督不届と犯人逮捕の失態で下手すればヤマネと一緒に懲戒免職です。

 まさに子供騙しです。私、このエピソードに疑問を持たない様な奴とは怖くて一緒に仕事できません。

 成人した社会人の視聴に耐える推理ものではありませんが、殺人不謹慎ギャグとしてはありかもです。

 お嬢と番犬君と同じで、登場人物が人間の思考をしていないのにイライラしなければですが…。

……………………………………………………………………… 

 4話まで観ました。2023.10.24

 ウホッ!酷いトリックでした。作者は殺人ネタをお昼のワイドショーから見つけている感じです。日常に潜む危険的な…。

 疑われた関係者の件は冒頭5分で解決!前回の引きにもなってないです。劇中の人物達が無能なだけですね。

 一つ前提が狂ったら成立しないピタゴラスイッチみたいなトリックで人が殺せるかよ…。若い女がウォームショックで簡単に死ぬ?身体能力が低すぎですね。

 一々突っ込むとネタバレになるので、辞めときます。暇を持て余している神々の黄昏みたいな方なら、観ても良いかもです。

 BLUEの関係者(変人)が登場!ロンに依頼をしてきますが、かなり時間が経った事件のようです。

 もう、コールドケースじゃね?場合によっては時間の感覚まで変そうです。

 全く期待せずに見守っていこうと思います。

………………………………………………………………………

 3話まで観ました。2023.10.19

 ロンと一色の温泉旅行中に殺人事件が!温泉に死体が浮いており、アリバイの無い関係者が!

 ロンの推理やいかに!?ってまた、ガバガバ事件だなぁ…。

 死後硬直の具合で事件の時間を割り出すのですが、温水に浸かっていた死体の正確な死亡時刻なんて直ぐわかるかよ…。

 死後硬直は外気温、被害者の筋肉量、死ぬ前の体温とか複雑な要員で決まってくるので、あくまで目安でしかありません。死体現象舐めんなよ!

 温泉内で殺されたかも不明だし、そもそも解剖もしてないのに殺人かどうかなんて分からなくね?ロン自身が観察して外傷無いと言ってるし、事故の可能性もあるでしょ。

 アリバイ云々以前の話です。次回、謎解き回ですが、きっと碌でもないんでしょうね。

 まぁ、深夜アニメの推理やトリックなんてこんなもんですよで鷹揚な気分で観るアニメですね。面白く無いとは言ってませんよ!?

………………………………………………………………………

 2話観ました。2023.10.10

 いや〜またゴリラが犯人でしたね!一撃で撲殺して死体を離れた河原に捨てるなんて常人には無理ですよ。トリックがヤバいですね。多分、見た目で犯人わかりますよ…。

 見た目は細いのに、ゴリラ並の腕力があるやつがゴロゴロしている世界なんですね。怖い…。ちなみに犯人は頭もゴリラ並に短絡的なので、推理は案外難しいかもです。動機もクソもねぇ〜。

 トリックに腹を立てては駄目ですよ?主人公、刑事課内でいじめられているのも胸くそですね。

……………………………………………………………………… 

 1話観ました。2023.10.03

 連続溺死事件を解決せよ!バカ刑事とトンデモ探偵コンビが大活躍!

 いや〜トリック無理があるでしょ…。劇中程度の容積で男性を失神させるのは無理ですし、失神しても麻痺はしてないので、殺そうとすると結構暴れます。

 後、殺人中に人が来たらどうすんのよ…。死体だって簡単に運べないでしょうよ…。

 まぁ、探偵物にツッコミは野暮ですね。不快でないならそれで良いのです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 5

60.9 5 笑えるで成長なアニメランキング5位
僕らの雨いろプロトコル(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★☆☆ 3.0 (77)
227人が棚に入れました
母と妹との3人で暮らす高校2年生・時野谷 瞬。 事故による父の死と、妹の怪我をきっかけに、熱中していたゲームを辞めて、 今はeスポーツカフェ 「FOX ONE」で働いている。 幼なじみのゲーム友達と付き合いながら、バイトと勉強に明け暮れる瞬だが、 突如、「FOX ONE」に膨大な額の借金があることが発覚する。 借金返済のため「ザクセリオン・チャンピオンシップ」で優勝し、 賞金獲得を目指す瞬たち一同。 後ろめたい気持ちを抱えながら、 オンラインゲームの世界に再び飛び込んだ瞬の前に現れたのは、 かつて一緒にゲームをプレイしていた「ばくれつ君」だった。 未だ見ぬ出会いと経験、そして激闘… 瞬は時に悩みながらも、仲間たちと歩みを進めていく。 ゲームを通じて動きはじめる彼らの世界。 少年と家族。そして、仲間たちの物語──。

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

eスポーツをテーマにした青春ストーリー

eスポーツが題材なアニメは新鮮ですね、瞬たちの恋愛模様は気になるのでそういったドラマは面白かったけど、いろいろと細かい事が気になる作品

作画はかなり悪くて顔が歪んでいます、eスポーツのプレイ画面が昔のゲームみたいだし、ずっと同じゲームだからプレイ画面の絵に変化がないし、毎回同じような展開ばっかりで代わり映えしないので見ていても面白くない
eスポーツの専門用語?が多いけどまったく説明されないので何言ってるのかわかりません・・・
eスポーツは詳しくないですけど、本当にプロの大会なの?
洗練されてなくてプロには見えないです
あと、未来が見える設定もeスポーツの良さを伝えるテーマにしては余計だと思う、普通に対戦すればいいじゃないの

瞬のチームメンバーのキャラクターは良かったけど
瞬の家族関係の話は余計だと思った、妹のブラコンがかなりヤバいし、手術受ける受けないでぐだぐだしていたのも微妙、プロゲーマーになるのは反対だったのに手術代をもらったらちょっと考え方変わった母親にもモヤっとした。
私が母親だったら絶対受け取らない、子どもの友達からお金受け取るってどういう親ですか? 店長の経営のまずさもそうだけど、お金にだらしない大人しかいないのはかなり残念

清純派女優がeスポーツ出場はキャラじゃないって言ってたけど、芸能界って競争激しそうだし、意外な一面あったほうが人気出そう 
だらしない私生活していることがバレるほうがよっぽど致命的なような・・・
ドラマ何本も出ているような女優がドアノブ壊れてるボロアパートに一人暮らしもあり得ないでしょ
ガスマスクして電車乗ったら改札で止められるでしょう・・・
ユウが瞬とネットで話すとき、いつも同じ服着ているし肩が半分露出しているのは最先端のファッションなの?

そんな感じでいろいろ雑で残念だけど、瞬や女子2人のキャラデザはいい感じだし、チムメンの雰囲気が良いので見ていて嫌な感じはしないです

投稿 : 2024/04/13
♥ : 15
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

【評価辛目】コア層以外エイム不可

【物語 2.5点】
eスポーツを描いたというよりも、eスポーツを舞台にしたオリジナル青春アニメ。


シリーズ構成は、結末を決めて、そこから逆算して当てはめていく、一般的な帰納法ではなく、
作中を生きるキャラの織り成すドラマを積み重ねていく演繹法により構築。

演繹法は作品をつかめなかった視聴者にとっては、まとまりがないとの余韻が残りかねない諸刃。
本作はさらに視聴者を誘導する脚本が粗雑で、諸々“投げっぱなしジャーマン”を喰らった感覚で怪我するリスクが増大。


私は昔、とあるFPS(一人称視点シューティング)のオンラインお気軽クランにてヘッポコ一兵卒やってました。
そんな私の観点は適切かは分かりませんが、
架空のFPS「XAXXERION(ザクセリオン)」で競うeスポーツを描いた本作。
FPSの押さえる所は押さえていてニヤニヤさせられました。

即死判定のヘッドショットを決めるか回避するかがゲームの肝になるため
照準(エイム)を散らすためにジグザグに動いたり、
通路へはニャ~とジャンプで飛び出してみたり、逆にそのパターンを読まれて狙撃されたりw

ただFPSというゲームジャンル。世界ではメジャーでも日本ではマイナー。
そもそも“ライトユーザー”や普段ゲームしないアニメファンにとっては、
ヘッドショットで即死を大前提とした舞台設定の入り口で躓く危険性。

その上にさらにスポーツ系FPSにありがちな、陣取り要素も絡めたマッチアップが大会ルール。
終盤その駆け引きが熱い!と訴えてくるわけですが、ルールを完全理解した上で堪能できた視聴者がどれだけいたのだろう?との疑問が残ります。
私も細かい部分を質問されたら答えられる自信はありませんw


メイン題材であるゲームの解説(チュートリアル)ですらこの有様なのですからドラマ部分は言わずもがな。
ただ分かる人だけ分かれば良いという障害を乗り越えた先には、
興味深い人間模様が詰まっており個人的な視聴満足度は割りと高め。
特に幸福に関する価値の倒錯が生み出す雰囲気が独特で味わい深かったです。

主人公・瞬の妹・美桜は事故で下半身が不自由で不幸なはずだけど、
事故以来ゲームをやめて世話してくれる兄との日々は幸せ。

ヒロイン・悠宇(ゆう)は芸能活動しつつ事務所で内緒でゲーマーやってる。
世間的には芸能界の方が陽向で、ゲームなんて日陰のはずなんだけど、
瞬たちと一緒に青春できるゲームの方も幸せ。


かつて社会から落伍者と白眼視されたゲーマーたちが、ゲームを信じてプレイし続けて、
日陰を突き抜けた先に、“いい学校、いい会社”に入った大人たちより賞金が稼げるeスポーツの夢を掴む。
近年最大級の価値観の倒錯であるeスポーツ現象が、
上記の幸福の倒錯と混ざり合ってなんとも言えない風味を醸し出しています。


ただチュートリアルが不親切なゲームのことを世間一般ではク◯ゲーと呼ぶのもまた事実であり(苦笑)
普段、私は例えク◯ゲーでも自分さえ満足できれば高得点付けちゃうイカれた愛好家ですが、
本作の場合はそれで高評価は何か違う気がするので、ここは断腸の思いで基準点割れの物語2.5点で。


【作画 2.0点】
アニメーション制作・Quad

構図等は野心的だが画力が伴わず不発。

例えば、eスポーツカフェ「FOX ONE」周辺のきらびやかな蛍光色が目を引く、
サイバーパンクな川越市の街並みを表現した背景美術。

倒錯した幸福感が極まった時の雨天描写。
世間にとって陰鬱でも僕らにとってはこれが青春さ。

祭りの日、瞬にプロゲーマーの道を極めるため{netabare} 妹を捨てるよう{/netabare} 人生の取捨選択を迫る睦生。
示された夢は、祭りの非日常感とも混ざりあった朧気な幻影のようでもあり。

絵コンテレベルでは意気込みを感じる場面が多々あるも、
作画カロリー不足により心に刺さるまでは至らず本当にもったいないです。
金欠は「FOX ONE」店長だけで十分ですw


視聴者を唖然とさせたのはゲーム「ザクセリオン」の“しょぼいグラフィック”
イマドキのゲームってもっと超絶グラでリアルなんじゃないの?との悲鳴が多数聞こえて参りましたがw

こちらに関しては多少の擁護を。
多くの競技者を募るeスポーツに採用されるようなゲームは、
高性能PCやゲーム機だけでなく、低性能機やスマホでも接続プレイできる幅広いクロスプラットフォーム対戦を実現している物が多く、ザクセリオンもその一つ。

例えば初回グラボを“ロースト”して解像度向上させる描写など機器性能による違いの描き分けもできており好感しました。
しかし、ここもスマホ版ザクセリオンのプレイ描写で分かる人にはクロスプラットフォームだと分かる描写があるのが、後半というのが何とも手遅れ感。

またザクセリオンは圧倒的グラフィックで世界観に没入させるリアル系FPSではなく、
明快なグラフィックでゲーム性を高めるスポーツ系FPS。

例えばジャングルを超リアルに描かれたら標的が視認できずゲーム性が損なわれますw
高レベルプレイヤーは床の材質による足音の違いから索敵しショットを決めるというウンチクからも、
ちゃんとeスポーツ取材した上で敢えて壁・床の材質も把握しやすい簡素なグラフィックのゲームにした意図を汲める人は汲めるのですが……。

それでもやはり作画やグラがしょぼいことには変わりないので、
ここも泣いて馬謖(ばしょく)の作画2.0点で。


【キャラ 3.5点】
主人公高校生少年・時野谷 瞬

ヒロイン・三枝 悠宇(さえぐさ ゆう)
女優として人気を獲得しつつある少女。
瞬の中学時代のオンライン上のゲーム仲間“ばくれつ君”でもあり、
正体を隠して、想いを寄せる瞬に接近する。

もう一人のヒロイン・稲月 望
瞬とリアルでゲーム仲間やっていた一年先輩の幼馴染属性。
悠宇の瞬へのアタックにより、望自身も瞬への恋慕を自覚する。

この辺りの三角関係までなら、ゲーマーがそんなに簡単にモテますかいw
とツッコミたくなる都合の良い凡庸なメインキャラ構成。


スパイシーなのは、そのトライアングルに{netabare} 兄のワイシャツの匂いを嗅いで悦に浸るw{/netabare}
超激重ブラコン属性で割って入る妹・時野谷 美桜(みお)
(※核心的ネタバレ){netabare} 実は身体的障害は既に癒えており、歩行を妨げているのは兄との共依存関係という幸福への執着。{/netabare}
という幸福の倒錯という本作の作風を象徴するキャラクター。
特に第9話はブラコン史に残る怪エピソードとして記憶に刻まれそうです。


さらにキャラ相関の闇鍋感を高めたのが、瞬と同じ先読み能力を持ち、
瞬をゲームを極めるあっち側の世界へと誘う強豪「SLEEPING OWL(スリーピングアウル)」メンバー・睦生(むつき)

無駄を削ぎ落としゲームに集中するため、家族を捨て、友人を捨て、
さらに{netabare} 食事はカレールーをストローで吸引w全裸でゲームをプレイw{/netabare}
と能率追求の極端なデフォルメが目立つ睦生。
ですが、プロゲーマーとはストイックな物との印象を持つ私。
実は彼が一番プロゲーマーのイメージに近いキャラでした。

アマチュア高校生の瞬たち「team FOX ONE」がそんなに簡単にプロには勝てないだろ?
との不満を抱いていた私にとっては、ストイック変人・睦生は壁として溜飲を下げさせられる貴重な存在でした。

そういう意味では、後半ようやく壁にぶつかった「team FOX ONE」に
遊びの延長ではなく統計データに基づいた地道な練習を課した
佐藤 星詩流(さとう せしる)の“鬼コーチ”ぶりも良かったです。

ただ睦生にせよ星詩流にせよ主人公に試練を与えるのが遅すぎた印象も。
できれば彼らを序盤から活躍させ主人公を挫折させるか、
瞬たちの中学生時代を深掘りして、プロ級の才能の根拠を明確にするか。
ここも構成にもう一工夫欲しかったです。


【声優 4.0点】
脚本、作画の援護射撃に期待できない以上、キャスト陣にかかる負荷は大きい。

ですが主演・瞬役の小野 賢章さんの夢のため何かを捨てるか否かの葛藤。

ヒロイン悠宇(ゆう)役の雨宮 天さんの清楚な女優の外面、ズボラなプライベート、人が変わる凶ゲーマーぶりの多面性表現。

望役・水瀬 いのりさんの瞬たちの、包容力のあるお姉さん属性が恋に落ちて余裕を無くす時。

この豪華声優陣ならばカバーなき無茶振りもこなします。

正直ヒロイン天ちゃんじゃなければ私もリタイアしていたかもしれません。
平凡な三角関係に天ちゃんとか、いのりんとか無駄使いだしwと思うこともありましたが、
愚痴りつつ、{netabare} 自室で裸を見られて動揺する{/netabare} ラッキースケベな天ちゃんのヒロインボイスなどは美味しく頂くのが私の声優ファン魂でもありw


妹・美桜役の麻倉 ももさんは序盤と後半でガラリと印象が変わる難役を好(怪)演。

あとは松岡 茉優さんはイケメン無双主人公だけでなく睦生のような変態ラスボス役でも実に突き抜けた怪演で魅せてくれますw


【音楽 4.0点】
劇伴はMONACAの面々が、会話劇を軽快に後方支援する「Ordinary」などの日常曲から、
前面で決めに行く“処刑用BGM”「Wining Protocol」まで、
得意のエレクトロ成分で恍惚感あふれるサウンドを提供。
サントラは結構お気に入りです。


OP主題歌はSennaRin「S9aiR」
作曲・編曲・澤野 弘之氏がオーケストラと勇壮なコーラスという特色を削ぎ落として提供したエッジの効いたテクノ曲。
一度、澤野氏がシンセサイザーだけで劇伴担当したSFアニメとか観てみたいと思ってみたり。

ED主題歌はsomei「Another Complex」
無難な青春バンドサウンドが、雨と人間模様の憂鬱が深まるに連れ、徐々に心の拠り所にw

投稿 : 2024/04/13
♥ : 14

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

品質は微妙なアニメですが、eスポーツには興味あり!ですが…微妙な展開に…。う〜ん。そして、勝ったら全て解決しました!

 最終話(12話)まで観ました。2023.12.31

 勝ったら全て解決エンドでした。まだ、スタートラインに立ったばかりの様な気もしますが…。問題はプロになってからでしょう。

 勝てばクララも立つし、ユウもゲームOKになるし、ゲームカフェの借金も返済出来るってもんよってこと?

 ラスト、チームは何か良い雰囲気で終わりましたが、キモウトちゃん、あれ程ウザかったのに改心早すぎじゃね?主人公の瞬が色々悩んだの何だったのかな?

 他チームのホモとは良いライバルになれた様です。ストーカー化しそうでしたが…。

 主人公の瞬さん、結局、ダブルヒロインのどちらも選ばないし、ドロドロした人間ドラマを展開していた割にはサクッと終了!これならeスポーツの方にもう少し力を入れた方が良かったかな?

 全てが中途半端で、印象に残るのが酷いゲーム画面だけと言う謎の作品でした。

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 7話まで観ました。2023.11.19

 チームは何だかんだで快進撃します。プロも視野に入ってきました。しかし、主人公がグチグチ悩みます。

 ライバルはゲームのために学校も辞め、人間関係も断った地獄鬼みたいな勝負師で、主人公はこのライバルの誘いにも動揺します。

 ただ…、日本のプロゲーマーはまだ賞金とチームの給料だけでは食えず、ゲーム配信やYouTuberとして稼いでいる現状なので、人間辞めた様なキャラは持て余しそうです。

 海外のプロも、選手としての寿命が短いので、現役中に名を売り、引退後は配信者的なインフルエンサーとして生きていくセカンドキャリアもあるそうです。

 そのため、暴言を吐いて炎上するたぬかなみたいな人も多いとか…。

 その点、本作品の主人公は安泰です。無条件に兄好きな妹、自ら口説いてくるダブルヒロイン、友達思いの男衆二匹…。
 
 何だろ…。観ていて涙が出るほど恵まれています…。無条件モテ男の良くある恋愛モノと、あまり変わりませんね。
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 6話まで観ました。2023.11.18

 青春+eスポーツな本作品ですが、皆様のおっしゃる通り、売物のeスポーツ部分すら上手く描けていません。

 主人公の悲惨な身の上話が6話で明らかになりますが、どうでも宜しい!eスポーツと何も関係あらへん!

 もう少し、eスポーツについて調べてからアニメ化するのが宜しいでしょう。

 青春モノとしてはダブルヒロイン+ブラコン妹で主人公の勝ち確定、他の男キャラはモブの優雅な世界です。これ以上の発展はあらへんのやー!(魂のシャウト)

 世界的に人気のeスポーツですが、少し調べれば抱えている問題は明らかです。

 まず、選手のピークが10代後半で、20代前半で引退する選手が多いことです。

 これは、選手の育成システムが確立しておらず、人間の生理的ピークが競技能力のピークだと言うことを示しています。

 運動競技でも、体力的ピークは20歳くらいですが、鍛錬と経験で肉体的ピークが過ぎても一流で通用するのは良く知られた話です。

 この、選手としての寿命が短いことと、アマチュアとプロの境界が曖昧なまま、高額賞金大会が開催されていることが、魅力と制御不能性から来るカオスな状況を産みだしています。

 10代がピークで一番稼げるとなると、部活とかの学校的秩序内でコントロール出来ず、ドロップアウト組を生み出す社会問題になっています。

 現在、学校内秩序でコントロール出来ないスポーツに取り組み、学校から離脱すると、一流選手になって稼げ無かった場合、出身階層から下降します。アウトローのスポーツ、スケボーではこの兆候が顕著だそうです。(米国の話)

 主人公がブランクがあったり、競技に専念出来ない環境にあるのに強いのは、超能力があるからと作中で説明されますが、ガンダムのアムロじゃ無いんだから都合が良すぎです。

 eスポーツの闇も含めて魅力を描けない、競技画面もショボい、チョロインが多すぎる…。今の所、良いとこがありません。
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 2話まで観ました。2023.10.18

 ハイ!美少女ゲーマー頂きました!他のレビューサイトでも話題になっておりましたが、こんな女子いね〜。しかも、片手間でゲームやっている奴がプロに勝てるのかな?

 eスポーツでも、負傷して引退する選手が多いそうです。コンタクトスポーツじゃないのに怪我をするということは、相当厳しい環境で戦っているんですね。

 何か、eスポーツを舐めている感じがしますが、大会メンバー揃った様なので、次回が楽しみです。

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 1話観ました。2023.10.10

 eスポーツを題材にした珍しいアニメです。肝心のゲーム画面が酷いということで、話題になっております。

 FPS(一人称プレイヤーが戦うシューティングゲーム)とか、やったことが無いので詳しいことは分かりませんが、確かにグラフィックがPS2レベルです。

 動きも悪く、棒立ちのマスケット銃兵が、相手の白目が視える位置まで行進して、装填!狙え!撃て!的なテンポです。ナポレオン戦争オンライン?

 贔屓目に言っても西南戦争オンライン位の雰囲気で、るろうに剣心なら刀だけで活躍出来そうです。キャラが持ってる銃はスナイドル銃かな?スピード感はありません。

 しかし、アニメとしての品質は微妙ですが、個人的にeスポーツ業界には興味があるので、視聴継続です。

 ただ…、美少女ゲーマーがゴロゴロしている展開になりそうですが、それはやり過ぎな気はします。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 6

計測不能 6 笑えるで成長なアニメランキング6位
RWBY Volume9(OVA)

2023年11月22日
★★★★★ 4.3 (1)
6人が棚に入れました
ヒーローたちの作戦は失敗し、レムナントからこぼれ落ちたチームRWBYとジョーンは「世界からこぼれた少女」の舞台、エバー・アフターに突き落とされる。
物語に描かれているのと同じように、空から落ちてネズミに出会い、ツルに絡め取られ、さらにジャバウォーカーと戦う・・・チームRWBYは物語のあらすじにそって動き、グレート・ツリーと呼ばれる大木から元の世界に戻ると決め、「赤のキング」を探し始めるが・・・。(公式ホームページより転載)
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