2018年度の総集編おすすめアニメランキング 6

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2018年度の総集編成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月16日の時点で一番の2018年度の総集編おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

76.2 1 2018年度の総集編アニメランキング1位
コードギアス 反逆のルルーシュⅢ 皇道(アニメ映画)

2018年5月26日
★★★★☆ 4.0 (136)
1095人が棚に入れました
ついに世界最大の国家・神聖ブリタニア帝国と黒の騎士団が激突する。それはルルーシュ=仮面の男ゼロの計略通りであった。だが唯一の計算外がルルーシュを惑わせる。それは妹のナナリー。一方、第2皇子シュナイゼルは、黒の騎士団に接触。彼らの統制を揺るがすゼロの秘密を扇や藤堂たちに明かす。戦乱は一層激しくなり、あらゆる人々の怒りや悲しみ、執着や願いを飲み込んでいく。未来のために今、なすべきことは何か。それはゼロ・レクイエム。憎しみで塗り込められた旧時代を葬り去り、新たな時代を拓くための祈り。ルルーシュとスザクの物語は衝撃の明日を迎える。

声優・キャラクター
福山潤、櫻井孝宏、ゆかな、小清水亜美、名塚佳織、折笠富美子、大原さやか、杉山紀彰、千葉紗子、若本規夫、井上倫宏、白鳥哲、井上喜久子、皆川純子、南央美、梁田清之、幸野善之、成田剣、渡辺明乃、中田譲治、真殿光昭、檜山修之
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

祈り

TV版コードギアスを観てからもう8年。
当時、レンタル店でなかなか借りられなかった記憶が。
観てびっくり、これだけ巧みなストーリーは初めてでした。
とにかく、次が気になります。

けど、それだけじゃない。
様々な示唆に富んだ作品です。
それは、アニメを観て各人で深く考えて欲しい。
なお、観終わったあと不眠症になるかもしれません。

劇場版はTV版を濃縮しているせいなのか。
一瞬たりとも目が離せない。
それに濃厚。
まるで、ジェットコースターに繰り返し乗ってる感じです。

劇場版でもっとも気になったのが、{netabare}シャーリー{/netabare}の扱い。
{netabare}TV版の運命とは異なります。
これではルルーシュを想い続ける健気なただの少女です。{/netabare}
まあ、尺の関係で仕方ないのか。

ギアスは祈り。
今回、劇場版を改めて観た結論です。
それはある意味、宗教に似ているのかなあ。
たぶん、人の根幹にかかわることなんでしょう。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 15
ネタバレ

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

少年の揺るがぬ決意は、世界の憎しみと溶け合って沈みゆく

劇場版「コードギアス 反逆のルルーシュ」三部作の第三部。

この劇場版は、アニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」の
1期・2期を再構成して作られています。

すっかり内容を忘れていて、「あれ?劇場版オリジナルストーリー?」とかとぼけたことを考えながら見ていましたが、

内容に一部変更があるだけで、
展開はTVシリーズと同じです。

最終回はやはり衝撃的でした…。
結末を知っているのに、涙が止まりませんでした(´;ω;`)

第三部は140分ほどです。


● ストーリー
世界の三分の一を支配する大帝国・ブリタニア。
日本はブリタニアの植民地となっていた。

ブリタニアの皇太子だったルルーシュは、妹のナナリーと共にエリア11(かつての日本)で暮らしていた。

ある日、ルルーシュは謎の少女・C.C.(シーツ―)と出会い、
特別な力“ギアス”を手に入れる。

ギアスを使うと、
他人に絶対服従の命令をすることができる。

ルルーシュは仮面をかぶって“ゼロ”と名乗り、
ブリタニアに抵抗する人間を集めて“黒の騎士団”を作った。

いよいよ黒の騎士団とブリタニアの全面戦争が始まる。


戦いはどんどん複雑になっていき、
ルルーシュが共に戦う相手も変わっていき、

何のためにルルーシュが戦っているのか、
わからなくなっていました。

大切な人が平和に暮らせる世界を目指すのなら、
みんなと手を取り合うのが早いのではないか?

そう思って、ルルーシュの戦う理由や目的や、
誰のためなのかがわからなくて、

ただスザクと共に死に場所を求めているようにしか感じられなくて。

しかしそんなもやもやも、
設定に矛盾が生じてないか?という疑念も、

ラストの展開で納得。

すべてはルルーシュの計画通りでした。
衝撃的…。

途中、だらけてしまったようにも感じましたが、
この作品は結末を見てこそです。

やっぱりすごい作品だよ…。


≪ 優しい世界 ≫

誰もが、安心して暮らせる、平和な世界を願っている。

それなのに、世界には戦争が溢れていて。

ルルーシュもスザクも、
大切な人が願う世界のために戦い続ける。

守るために。答えを得るために。

その結果、すれ違いも生まれてしまって…。

それでも自分の大切なものたちのために、立ち止まれない。


ルルーシュという少年が、
私にはいまひとつつかめていなくて。

自分の目的と大切な人のためなら、
他の何かや誰かを犠牲にすることはやむを得ないと考える。

仲間を駒と呼び、
頭脳を活かして目的を達成していく。

そんな冷酷なはずの少年が、優しい人であるなんて、矛盾しているはずなのに、ルルーシュはそういう少年なのです。

誰も信じず、裏切ったり裏切られたりしながら目的を達する。

みんなルルーシュの目的に賛同しているのに、
なんで最後には敵になっちゃうんだ。

自分のため、と言いながら、一番犠牲にしているのは彼自身の心。
一人で抱えて、孤独に戦う。その先に優しい未来があると信じて。

自分の目的のために、誰かが傷つく嘘も平気でつく。
でもそれは、相手以上に自分を傷つけている。

でもね、それに気づいてくれる人がいること、
ルルーシュはちゃんとわかっていたかな。

{netabare}
ラストは、ルルーシュの意図にナナリーがちゃんと気づいてくれたことが、
せめてもの救いでした(´;ω;`)
{/netabare}


● 音楽
【 OP「WORLD END」/ FLOW 】

TVシリーズと同じOP。

やっぱりかっこいいね♪

ギアスシリーズ、名曲多い^^


【 主題歌「NE:ONE」/ Survive Said The Prophet 】

作中では、
いまひとつ印象に残りませんでした。

かっこいい曲ではあるのですが。


● まとめ
これにてTVシリーズ50話をまとめた三部作は、
結末を迎えました。

やっぱりすごい作品だったな…。

TVシリーズは視聴済みですが、
改めてこの作品を見てよかったと思いました。

140分は長いから、とりあえず途中まで見ようと思って見始めたのに、
面白くて一気に見てしまいました。笑

ちなみに、劇場版には続編「復活のルルーシュ」があります。

三部作に満足できたので、
そちらも見てみたいと思いました^^

投稿 : 2024/04/13
♥ : 10

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

このケレン味についてこれるか

新作の劇場版が来週公開になり、先に谷口監督によるコメンタリーを聞いてみると、やはり海外興行を視野に入れてサンライズは今後制作体制に移行するようだ。よりグローバルな展開を目指すとのことでその視野は広い。

コードギアスという作品を改めて観ると、この作品の根幹にあるのはお約束演技による「歌舞伎」であることがよく解る。

実はダークヒーローものでありシニカルなピカレスクロマンではあるものの、世の中の空虚さや危うさを提示するような「脱構築」ではなく、非常に万人が理解できるようなストーリー展開であり、かぶいているのだ。

いわば、リアルロボットアニメというよりはシェイクスピアの演劇を観ているような気分と言ったらわかりやすいかも知れない。声優の演技しかり、舞台装置しかり、キャラクターの演出しかり。。全てが大仰で、それが本当のリアルロボットアニメを観てきた世代には異様に映るに違いない。

そう。これは劇場で公演される演劇なのだと確信した。

個人的にそこがイマイチこの作品に気分が乗れない理由でもある。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 7

74.2 2 2018年度の総集編アニメランキング2位
コードギアス 反逆のルルーシュⅡ 叛道(アニメ映画)

2018年2月10日
★★★★☆ 4.0 (121)
934人が棚に入れました
仮面の反逆者ゼロとして、反ブリタニア勢力・黒の騎士団を増強していくルルーシュと、第2皇女ユーフェミアの騎士に任じられるスザク。それぞれに力をつけていく二人に運命の転機が訪れる。エリア11副総督としてユーフェミアが行政特区「日本」の発足を発表したのだ。行政特区日本の実現は、黒の騎士団の存在意義の消失を意味する。状況を打開するため、ユーフェミアとの面会を試みるルルーシュ。しかし、これが新たな悲劇の幕開けとなった。結果的に、黒の騎士団を中心とした反乱ブラックリベリオンは失敗に終わり、囚われたルルーシュは仮面と記憶を奪われた。「ニセの記憶」という檻に閉じ込められたルルーシュ。守るべきユーフェミアを失い、神聖ブリタニア皇帝直属の騎士ナイトオブラウンズの一員となったスザク。二人を中心に世界は再び動き始める。

声優・キャラクター
福山潤、櫻井孝宏、ゆかな、小清水亜美、名塚佳織、折笠富美子、大原さやか、杉山紀彰、千葉紗子、成田剣、水島大宙、若本規夫、井上倫宏、白鳥哲、井上喜久子、皆川純子、南央美、梁田清之、幸野善之、渡辺明乃、中田譲治、真殿光昭、檜山修之、三戸耕三、保志総一朗、後藤邑子、山野井仁、宝亀克寿、私市淳、二又一成、島香裕、かないみか、須藤沙織、緑川光、河城英之介、内田聡明

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

少年の純粋な思いが、世界を揺るがす悲劇を生む

劇場版「コードギアス 反逆のルルーシュ」三部作の第二部。

この劇場版は、アニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」の
1期・2期を再構成して作られています。

カットされたシーンや、
それに伴って設定が変更されているシーンも多くあります。

怒涛の第二部…。
ものすごい展開と情報量に圧倒されました。笑

130分ほどの作品です。


● ストーリー
世界の三分の一を支配する大帝国・ブリタニア。
日本はブリタニアの植民地となっていた。

ブリタニアの皇太子だったルルーシュは、
エリア11(かつての日本)で暮らしていた。

ある日、ルルーシュは謎の少女・C.C.(シーツ―)と出会い、
特別な力“ギアス”を手に入れる。

ギアスを使うと、
他人に絶対服従の命令をすることができる。

ルルーシュは仮面をかぶって“ゼロ”と名乗り、
ブリタニアに抵抗する人間を集めて“黒の騎士団”を作った。

ルルーシュは母の復讐と妹の未来のため、
ブリタニアへの反逆を誓う。


一部もおもしろかったですが、
二部はそれを上回る怒涛の展開ばかり。

面白すぎて、
あっという間に時間が経ちます。

日本人もブリタニア人も、
みんなが幸せになる未来が一番のハッピーエンドなはず…。

そこへ届きそうな希望と、
一気に底へ叩きつけられる絶望と。

この落差によってやるせない気持ちになり、
目をそむけたくなることもあります。

しかし不思議なことに、
それが目が離せない面白さでもあって。

TVシリーズだと怒涛の展開を細切れに見ていましたが、
劇場版だと一気に見れるのが嬉しいところ♪

その分怒涛の展開過ぎて、興奮が止まりませんw
収まらない山場に、むしろ戸惑いさえ感じましたww

短い時間で見るには中身が濃すぎるから、
後半は情報量の多さにしんどさを感じたほどでしたww


やはり限られた時間でまとめなければならないため、
大幅に経緯がカットされているところもありました。

まあ、総集編のようなものだし、
詳しい説明は贅沢というものか。

見どころを逃さないように見せてくれているだけでも
十分ありがたいです。


戦争×ギアス。

戦争=やるせないストーリー。
ギアス=“不思議な能力に隠された秘密”というオリジナルスパイス。

この2つが交わることで生み出される興奮は、
この作品ならではの面白さだと、改めて感じました。


● キャラクター
ブリタニアとイレブンによる戦争。

たくさんの人が死にます。殺されます。

彼らには大きな信念と目標がありますが、
ためらいなく人を殺していく姿を見ていると、
全然応援したい気持ちになりません。

誰もが守りたい人を守るために戦い、
守る人を失った怒りや行き場のない想いが
戦うしかないという気持ちを生み出し…。

人は、何かを守るためには、
戦うことしか選べる道はないのでしょうか…。

でもそれが真理なのだろうと、
この作品を見ていて思ったり。

誰かを愛し、守りたいものを持てば持つほど
戦う運命に絡めとられていくのだと…。


声優さんはほぼTVシリーズと同じですが、
劇場版になって変わったキャラもあります。

V.V.の声優は子役のようでしたが、
棒読みがひどい…。

初挑戦だったのか?
周りのベテランの方に比べて、浮きすぎでした。

V.V.は大事なキャラなのになあ。


●音楽
【 OP「勇侠青春謳」/ ALI PROJECT 】

TVシリーズと同じOPですね。

個人的にALI PROJECTの曲は苦手なのですが、
この曲は嫌いではありません。


【 主題歌「The Moon」/ 藤原さくら 】

これまでのOPやEDに比べるとインパクトには欠けますが、
いい曲だと思います。

これから待ち受けているルルーシュやスザクの避けられない運命を
静かに予感させる一曲。

ルルーシュが奥底に一人抱えている
孤独な心を思い浮かべながら聞くと、響きます…。


● まとめ
初見の人にとっては説明が十分とは言えませんが、
かなりわかりやすくまとめられた良作です。

一度見たことがある人ももちろん楽しめると思います。

いよいよ次が最終章。

それぞれの運命が導き出す未来を見届けるのが、
怖いような、楽しみなような。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 17
ネタバレ

ニワカオヤジ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

コードギアス 復活のシャーリー

注意! 完全にネタバレなのでテレビ版~復活のルルーシュまで見た方のみご覧ください。

{netabare}
総集編3部作の中でも、本作は最も大胆に端折っていて、R2の前半がほぼ無かったことに…。さすがにこれで新規のファン獲得は無理でしょう。

しかしそんなのは些末なことです。
本編では会長にセクハラされまくるわ、ルルが好きだけどイマイチ相手にされないわ、父親はルルに殺されるわ、ギアスで記憶がなくなるわ、あげくにロロカスに殺されるわ、とユフィどころではない薄幸の少女シャーリーですが、そのシャーリーが死ななかっただけで本作は許せました。
ユフィは話の進行上死ぬしかなかったけど、シャーリーは死ななくても本筋には全然関係ないことがこの映画で露呈しましたね。それもまた不幸・・・ そういう意味でも、「復活のルルーシュ」エンディングでのシャーリーの笑顔は感慨深く、映画で一番泣けました。

しかし反面、ロロはシャーリーを殺さないのでムカつくところがかなり減って、ルルが殺したいほど嫌っている理由が無く、ルルが一方的に性格悪いだけのように見えました。
そしてジェレミアは、ルルに忠誠を誓うシーンがなくなったので影が薄くなったような…
テレビ版ではジェレミア大好き、ロロ嫌い(だけどロロの最期は泣けた)でしたが、ジェレミア普通、ロロもまあ普通、という評価に変わってしまいました。

…しかし扇だけは不動の最低評価。死ね。{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 8
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ルルーシュとスザクの対峙が主なテーマかなぁ

 一作目の後半と二作目のR2の半分以上?までの内容だったです。これもほとんど、TV放送を再編集して、まとめたような印象だったです。

{netabare} 一作目の山場になるゼロ(ルルーシュ)とユフィの面会の中で、思いもよらないことが起こり、事態は最悪の展開になる所を、再び見れたことは、良かったです。
 それを巧みに利用する、ルルーシュの硬骨さも見ものです。
 VVの登場、スザクによって、ゼロの正体を暴くシーンも懐かしかったです。

 R2の内容に進むとき、ロロが出てくるわけだけども、この劇場版では、ルルーシュの記憶がいつ戻ったのか?TV放送と違って、良く分からなかったです。ロロがどういう役割で、ルルーシュに付き添っていたかはわかるけど・・・・。
 ジェレミアもいつの間にか仲間になっていたように見えたです。ここら辺に{/netabare}詳しく興味ある人は、R2を良く見るようにとのことなのかなぁ?と思ったです。
 ルルーシュ、特にスザクが目立つ感じでそれ以外が、省かれている気がしたです。初めてみた人にとっては、上手い展開だったと思うです。

 新作カットがあったのか?良く分からなかったです。
{netabare} 今後、ナナリーが絡んで、ルルーシュ、スザクがどうするのかは、再び楽しみにしているです。{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 6

72.3 3 2018年度の総集編アニメランキング3位
劇場版 進撃の巨人 Season2 ~覚醒の咆哮~(アニメ映画)

2018年1月13日
★★★★☆ 3.9 (54)
451人が棚に入れました
2017年4~6月に放送された人気テレビアニメ「進撃の巨人」の第2期(第26~37話)をまとめた総集編劇場版。母親の命を奪った巨人をこの世から駆逐することを誓い、調査兵団の兵士として戦いに身を投じてきたエレン・イェーガーだったが、過酷な戦いの中で自身が巨人へと変貌してしまう。巨人の力を人類の勝利のために使うことを決めたエレンは、強敵である女型の巨人と戦い、辛くも勝利を収めるが、そんなエレンと人類にさらなる試練が訪れる。荒木哲郎総監督の下、「終わりのセラフ」で副監督などを務めてきた肥塚正史が監督、シリーズ構成は第1期から担当している小林靖子。アニメーション制作も引き続きWIT STUDIOが手がけた。

声優・キャラクター
梶裕貴、石川由依、井上麻里奈、下野紘、小林ゆう、三上枝織、藤田咲、細谷佳正、橋詰知久、谷山紀章、嶋村侑、津田健次郎、朴璐美、小野大輔、神谷浩史、子安武人

70.7 4 2018年度の総集編アニメランキング4位
劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ(アニメ映画)

2018年2月9日
★★★★☆ 3.9 (65)
373人が棚に入れました
人々を暴走させる謎の現象「ヴァール症候群」を歌で沈静化させる5人の歌姫による戦術音楽ユニット「ワルキューレ」と、彼女たちを補佐する可変戦闘機チーム「デルタ小隊」の活躍を描く。立ちはだかるのは新統合政府から独立のための戦いを開始する惑星ウィンダミアと「空中騎士団」。ヒロイン・フレイアはウィンダミア出身でありながらワルキューレとして戦争を止めるために歌っていく。

声優・キャラクター
鈴木みのり、小清水亜美、安野希世乃、西田望見、東山奈央、木村良平、石川界人、峰岸佳、KENN、内田雄馬、瀬戸麻沙美、川田紳司、内山昂輝、森川智之、石塚運昇、寺崎裕香
ネタバレ

にゃーん。@のんびり さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

マクロス劇場版はやっぱり歌の迫力があっていいですね♪

ストーリーは原作のアレンジ版。

2クールもあった原作を、
1回の劇場版にどうやってまとめるんだろう?
と思ってましたがうまくアレンジ&リメイクされていました☆

原作見てなくても楽しめると思います(^^)
原作の使いまわしも多かったですが、
オリジナルも多くて楽しかったです♪

後はやっぱり大きなスクリーンでワルキューレの歌が聴けるのが
1番の魅力だと思います。

サブタイトル「激情のワルキューレ」に偽りなし。
全体的にワルキューレ推しが強いので、
ワルキューレが好きな人におススメですo(^-^)O

※ここからネタバレ感想です※

{netabare}<1番印象に残ったシーン>
キースの攻撃をメッサーが交わしたシーン。
おおっ!メッサー生存ルート!?とワクワクしました!
と思ったら残念でしたが(>_<)
劇場版では生きててほしかったな…。

<ワルキューレの歌>
・序盤の「ワルキューレが止まらない」のシーンが
 1番かっこよかった!
 原作にはなかったし、とても満足(^-^)!

・逆にルンピカ、AXIA、God Bless Youあたりは
 好きな曲だけに原作のシーンがほぼそのままで残念。
 新曲ライブシーンに力入れるより、こっち作り直してほしかったなぁ。
 シーンがあったのは嬉しかったですが♡

・「僕らの戦場」のちゃんとした歌シーンがなかったぁぁぁ(T_T)
 これが今回1番残念。

<三角関係>
・ミラージュさんの影薄すぎでは(ノ゚□゚)ノ
・ハヤテとフレイアのラブラブシーンはほぼ原作のシーンと同じかな。
 可愛かったけど、もう少し追加ラブ要素欲しかったな。
 キスシーンないかなー♡と期待してましたが、告白すらなかった…。

<その他あれこれ>
・で、レディMって結局誰?(^_^;
・告白もなかったし、続編の構想でもあるのかな?
・サービスシーン増えてるw
・カナメさん人気キャラだけあっておいしいトコ増えてる☆
・女の子同士のイチャイチャが増えてたけど、
 それよりハヤテとフレイアのイチャイチャを増やして欲しかったな。
 この辺がどちらかというと男性向けの作品なのかな~(^_^;{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 15

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

キャッチコピーは「いつか この声が果てる その日まで」

2019年冬アニメを視聴する傍ら、ずっと視聴したかった劇場版の作品を少しずつ見始めています。
この作品の本編は2016年の春に放送されましたが、特に印象に残っているのは戦術音楽ユニット「ワルキューレ」の痺れるほどの格好良さに尽きる気がします。
勿論、物語そのものだって嫌いじゃありませんし、台詞やカメラワークが歌のノリに合っているので、縦横無尽に駆け回るバルキリーは迫力満点です。

でも、この作品を見て確信したのは歌姫あってのマクロスなんだということです。
初代のリン・ミンメイ、フロンティアのシェリル・ノームとランカ・リーは、この作品の代名詞と言っても過言ではないと思います。
でも、あくまで彼女たちは物語の構成要素の一つであり、物語とバルキリーの魅力を最大限に引き出す立ち回りが課せられていたと思います。

これまでの歌姫とデルタにおけるワルキューレの違い…
これまではマクロスあっての歌姫…
でもこのデルタにおいては、ワルキューレあってのマクロスだということです。
言葉にすれば違いは些細ですが、その立場はまるで真逆…
歌姫を主役の座に付けたのがこの劇場版ではなかったのでしょうか。

本作品の完走後にwikiをチラ見して知ったのですが、
元々デルタの映画化の話は中々纏まらなかったのだそうです。
ワルキューレの横浜アリーナでの2DAYSライブが最後の活動になるかも…と、メンバーも思っていたそうですが、河森正治監督がライブに感動して「ここまでがんばったワルキューレをここで終わらせてはいけない。許されるならデルタを続けたい」と述べたのが、劇場版制作のきかっけとなったんだそうです。

そこまで人の心を動かすパワーがワルキューレにはあるの…?
と、ワルキューレを知らない方の中にはそう思う人がいらっしゃるかもしれません。
実際、私は相当鬼懸かったユニットだと思っています。

楽曲そのものが相当の熱量を持っていることもさることながら、やっぱりワルキューレのメンバーが半端ありません。

そんなワルキューレのメンバーとキャストは以下の通りです。

美雲・ギンヌメール(CV:小清水亜美さん、歌:JUNNAさん)
フレイア・ヴィオン(CV,歌:鈴木みのりさん)
カナメ・バッカニア(CV,歌:安野希世乃さん)
レイナ・プラウラー(CV,歌:奈央ぼう)
マキナ・中島(CV,歌:西田望見さん)

フレイア役は、歌姫オーディションに応募した8,000人の中から選出され、美雲の歌唱パートはマクロスシリーズ史上最年少歌手となる当時14歳のJUNNAさんが担当するなど、当初から話題性のあったユニットでしたが、フレイア役を目指して8,000人もの応募者が声優を…歌姫を目指している人がいたのは驚きです。
そしてその中から見事役をゲットした鈴木みのりさんは正に正真正銘のシンデレラ…

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通常のアイドルユニットは全員平等にユニゾンで歌うことが多いが、ワルキューレは「メインボーカル2人(美雲、フレイア)とバックボーカル3人(カナメ、レイナ、マキナ)に序列をつける」というコンセプトがあった。しかし、レコーディング中に声優たちの歌唱力が予想を上回っていたため、ポジションをある程度平等にした本格的な5声コーラスユニットへと方向転換していった。『マクロスΔ』の音楽を担当したフライングドッグの福田正夫プロデューサーは「コーラスで聞かせる史上初の声優ユニットが理想」と述べ、「正気の沙汰ではない」複雑なコーラスワークを録音している。ライブでは振り付けやフォーメーションが加わるため、歌い分けを簡略化する予定だったが、メンバーの希望によりCD音源の再現を目指している。
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上記の点線範囲内はワルキューレの音楽面に関するwikiの抜粋です。
元々は役どころに合わせて序列をつける予定が、彼女たちの歌唱力によって格的な5声コーラスユニットに進化を遂げたのがこの成功の根源にあるのでしょう。
音楽に素人の私でもワルキューレの重厚なコーラスは衝撃的でしたから…
でも凄いのはそれだけじゃありません。
ライブでも「正気の沙汰ではない」複雑なコーラスワークを彼女たちは演じ続けているんです。

作品を応援する思い…ワルキューレを演じるメンバーの思い…
全てを熱量に変えてフィルム化されたのがこの作品だと思います。
物語は、一部改変があるものの基本的にはテレビ放送版の焼き直し…ですが作品から迸る熱量は半端ありませんでした。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

上映時間120分の作品です。
この作品ならではの熱量を感じたい方にはお勧めできる作品だと思います。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 9
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

歌は元気!聞かせてもらった女神の歌を! +

  行った劇場最初の上映で、初日観たです。マクロスΔのTVシリーズと違った展開で、話が進む劇場版だったです。総集編にも思えるところがあるけど、設定が大分変わっていて、新作カットが多く劇場ならではのマクロスΔだったです。全体的に、ワルキューレの活躍が多くハヤテが霞み、主人公がフレイヤにしか見えなかったです。

 最初の出だしもフレイアから始まったスタートは、正に劇場なんだなぁです。

 TV放送でもお馴染みフレイアの目的は、ワルキューレのオーディションに合格して、憧れのワルキューレになることは変わってなかったです。ただ、密航の仕方が違っていたし、ハヤテとの出会いも違っていたです。{netabare}ハヤテは、最初からΔ小隊の一因だったです。その出会いによってここでは、フレイアがワルキューレになれたきっかけになったです。{/netabare}オーディションにおけるフレイアの落ちがあって、フレイアらしさを感じたです。

 フレイアのワルキューレデビューライブは、TVシリーズにもなかったCGによる振り付けで、これは見事だっと思うです。歌もTVシリーズのものもあったけど、放送終了後にリリースされたものだったり、劇場で初めて聞いた歌もあって良かったです。

 見たことあるワルキューレの経緯も、{netabare}女性ならではのフレイヤワルキューレ歓迎会で、{/netabare}さらっとあったのも良かったです。TV放送で知られる三雲の正体が、後半に明らかになるけど、その経緯が意外な展開で明らかになったです。

 ウィンダミアの宣戦布告{netabare}もやや違ってて、ハインツが初めから国王という設定だったです。{/netabare}ロイド、キースの設定は、まんまだと思ったです。

 フレイヤ、ハヤテ、ミラージュの恋愛模様は、ここではそれほど重要視されてなかった印象です。フレイヤ、ハヤテがいい雰囲気だったり、ミラージュが満更でもない態度したのは、少しあったけど・・・・。

 後半のメッサーのここでの活躍は、TV放送と違っていてキースとどうなってどういう最後だったかは、一つの見どころです。{netabare}そこから、ワルキューレにあわやの急展開となるです。ハヤテとミラージュもその時どうなった状態になるけど、一筋縄でなかったです。メッサーの最後は、エンドロール前におけるワルキューレの歌にも関与する場面になることので、見てのお楽しみです。{/netabare}

 いい意味でのTV放送のあべこべ感があったり、劇場新作カット、エピソード、特にワルキューレの歌が良かったです。ただ、話は繋げられていたと思ったけど、見たTV放送と比較してしまい、メッサーの活躍後の展開がやや急すぎたり、どこか出来すぎたような気もしたです。

 フレイアを中心に目立つワルキューレを見せてくれた、劇場版だったです。
                         2018.02.09 +


 また見に行ったです。

 やはり、全体的に戦闘中にしても何にしても、ワルキューレの歌が上映中、響き渡っていたです。

 歌や物語でフレイアが断トツ目立っていたです。歌では次に三雲、次にカナメてな感じ。物語では、次にカナメ、ハヤテ、メッサー、マキナ、レイナ、キース、ロイドミラージュ、の順に存在感があったと思ったです。

 歌では三雲だけど、カナメが物語的にワルキューレの引き立て役としても、メッサーに歌を響き渡らせた所にしても、フレイアの次に役回りが多かったと思ったです。

 全体的にもそうだけど、フレイア、カナメ、三雲、マキナ、レイナの歌に対する「飛べば、飛べる」が特に後半中に、冴えわたっているように再認識できたです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 9

70.5 5 2018年度の総集編アニメランキング5位
フルメタル・パニック!ディレクターズカット版 第2部:「ワン・ナイト・スタンド」編(アニメ映画)

2018年1月13日
★★★★☆ 3.8 (20)
121人が棚に入れました
北朝鮮でのハイジャック事件から約2か月。様々な思惑が絡み、名目上は護衛という形で相良宗介は千鳥かなめ護衛任務を全うしていた。その背後で凶悪な兵器を起動させ、東京壊滅を図るテロリスト集団「A21」が動いていた。かなめを助けるため、首都を守るため、宗介は仲間達と夜の街を疾ける。

http://fullmeta-iv.com/movie/

声優・キャラクター
関智一、ゆきのさつき、ゆかな、三木眞一郎、根谷美智子、大塚明夫、田中正彦、浪川大輔
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

大佐殿は16歳

  ベヘモスの話の総集編で、宗助、かなめ、テッサのが絡む2部全体的に締めた内容だったです。

{netabare} 巨だなAS、ベヘモスの操縦者となるタクマの声から始まる、飛行機での心理状態からのスタート、このシーン見覚えなかった(約15年前だったかに見たきりここわからない)から追加なのか?なぁです。
  最後の最後で、学校で眠いかなめと目を開けたままの宗介のシーン追加だと思ったです。{/netabare}
 
 テッサが、タクマを連れて宗助の部屋に逃げ込んで、かなめも巻き込まれるシーンこれあったなぁと懐かしかったです。
 テッサとかなめが敵に捕まって人質交換のシーンは、あの頃まんまだったので再認識できたです。
 テッサのどことなく宗助とかなめにやきもちやいているそぶりは、可愛らしさが見えたです。

 どちらかというと、このようにまとめられていると、TV放送だけでは気にしなかったテッサの上官としての面ではなく、一人の女の子としての姿が目立ったフルメタだったと思ったです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 4

栞織 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

総集編三部作二作目、ちょっと中だるみか

この総集編劇場版シリーズは一期24話をまとめたものらしいですね。その二作目ですが、これ、私は何かレンタルビデオで一度見た覚えがある事に気づきました。その時はおそらく、当時はやっていた「フルメタルパニック」の何か一本をということで、レンタル屋さんで借りたのだと思います。その時もよくわからずがっかりした覚えがあるのですが、今回もちょっとそういう感じでした。あらすじも見ていて思い出しまして、ラストのオチも「ああそれなのか」みたいでした。ネタバレになってしまうので割愛しますが、結構がっかりするラストシチュエーションです。

本作はカーチェイスによる戦闘場面が延々と続いていて、それも軽トラなので、作画もあまりよくありませんし、一作目みたいな明るいノリはほとんどありせん。学園物と書いていらっしゃる方がおられますが、本作は学園物ではありません。テイスト的に似ているのは「パトレイバー」シリーズだと思います。東京の湾岸地帯を軽トラで疾走して、巨大ロボットを停止させるというあらすじです。途中ビッグサイトが意味ありげに登場するあたり、コミケ会場がビッグサイトに移った頃に作られた作品ではないかと思いました。つまりエヴァの最初のテレビシリーズの頃の作品だという事です。一作目はもしそうだとしたら、かなりブラッシュアップされたものだと思います。しかしこの二作目は話があまりよくないので、あまり手を加えられずに劇場版化されたみたいです。そういうわけなのですが、声優さんたちはベテランぞろいで、特にカリーニン役の大塚明夫さんの演技はうまかったと思います。またBGMもそのような作品にもかかわらず、かなり一流の曲が使われています。ただ話がそういうものなので、私もあえて見ることを薦めませんし、この二作目はおそらく見ないでもいいのではないかと思います。完全にシリーズ中でも独立したエピソードになっていると思います。テスタロッサが好きな方は見た方がいいとだけ言っておきましょう。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 3

Robbie さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

課題は前作と同じ

今回も完成度が非常に高かった。
総集編でもTVシリーズ並の緊迫感があったと思う。
また、飽きないように作られていたと思う。
新規カットは相変わらずよく動いていて素晴らしかった。
まあ、問題は前作同様主題歌。
前作のレビューでも記載した通り山田タマルは、TVシリーズの曲は1曲も歌わないで欲しい。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 2

71.3 6 2018年度の総集編アニメランキング6位
フルメタル・パニック!ディレクターズカット版 第3部:「イントゥ・ザ・ブルー」編(アニメ映画)

2018年1月20日
★★★★☆ 3.9 (20)
118人が棚に入れました
 トゥアハー・デ・ダナン出航1周年記念パーティーに招待される千鳥かなめだが、些細な行き違いから相良宗介と険悪な関係となってしまう。そんな中ダナンがシージャックされてしまう。実行犯は、かつて死んだはずのガウルンだった。

http://fullmeta-iv.com/movie/


声優・キャラクター
関智一、ゆきのさつき、ゆかな、三木眞一郎、根谷美智子、大塚明夫、田中正彦、浪川大輔
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

かなめに宗助が見せたかった場所

  かなめが、ミスリルの潜水艦ダナンに招待されるお話で、ワイワイガヤガヤだったです。でも、ミスリルの任務発生、悪い奴を捕虜にできたけどそこからが、かなめ、テッサを初め乗組員を窮地に追いやるとんでもないことになって、どうなるのか?ラストに進むお話だったです。

 ベヘモスのお話の後、学校の軍事オタク少年絡みとかの展開が、あったと思ったです。でも、第三部の話自体は、見た人にも知られているフルメタにおいて山場となり、ウィスパードの能力も見ることになる重要な展開ということで、重点を置いた構成です。
 今回、新作カットはあったのか?、エンドロール前の良く見覚えのある、最後の宗助とかなめのやり取りなどを見ても、気づかなかったです。上手い再編集だったとしか思えないです。

{netabare} ガウルンの卑劣で、狡猾な行動に危険にさらされる、かなめ、テッサをはじめミスリルの隊員達。察しの良い、宗助、クルツがそこまでそう進むのか?です。
 テッサの駆け引き、かなめの勇気と行動、宗助の活躍が見どころです。しぶといガウルンも、最後までこのアニメを大きく盛り上げるです。{/netabare}

 一部、二部、この三部を通して、このレビュの約15年たったフルメタの始まりを、これから見る人にも知ってもらうには、良い内容でしたです。{netabare}一番最後にやはり、「フルメタル・パニック!IV」の放送に向けてのアニメなので、そのイラストで締めくくられたです。{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 5

栞織 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

潜水艦ものでした

三部作最終話は、テッサ率いる潜水艦が第一作にも出ていたガオルンに乗っ取られる話で、かなめのウィスパーズの能力でうまく窮地を切り抜けるというものでした。ガオルンは宗介と昔知り合いだったようです。なぜ「カシム」と宗介のことを呼ぶのか最後までわかりませんでしたが、死んでいたと思われたところ復活し、最後もなかなか死なず憎々しい敵だったですね。潜水艦での戦法は今一つわかりませんでしたが、展開が早く、映画的なお話でした。お色気サービスシーンはこの三作目にもほとんどありませんでした。あれは一作目のみだったようです。見ていて年代を感じさせたのは、かなめが持っていた「たまごっち」みたいなデジタル写真の記録媒体で、二作目のカーナビやグーグルマップではなく「マピオンを見る」という描写とともに、過ぎ去った時代を感じさせました。この一作目のテレビシリーズが作られたのは2002年だったようです。当時のことを見ていてうっすらと思い出しました。

なお私が最近見たテレビシリーズは2018年の「Indivisual Vision」という、通称「IV」と呼ばれる四作目だったようです。以前このシリーズについて書いた、「シリーズ後半で作画が崩壊している回がある」というのは、今dアニで収録されているのを確認したところ、錚々たる作画メンバーですべて新たに描き直されていたようです。また時間がある時に、見直してみたいと思います。「フルメタルパニック」、王道のボーイミーツガールもので、私は好きな作品ですから。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 2

Robbie さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

スピーディーになったことにより緊迫感が増した

今作は、新作カットは微妙だったが、話がスピーディーになったことにより、より緊迫感が増したと思う。
初見の人なんかは特に目が離せないはずだ。
山田タマルの歌も1作目と2作目のよりは良くなっていた。
声優の演技も今作は1部と2部と違った意味で楽しめると思う。
追い詰められた状況だったからだと思う。
追い詰められた時の怒り、緊張感、それが過ぎた後の悲しみの全ての演技に恐れ入った。
フルメタまだ観ていないという人は、総集編三部作+TSRを観れば十分だと思う。
そうすれば手軽に観ることが出来、4期に簡単に間に合うと思う。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 1
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