美しいで友達なおすすめアニメランキング 3

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ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年03月29日の時点で一番の美しいで友達なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

80.9 1 美しいで友達なアニメランキング1位
劇場版 のんのんびより ばけーしょん(アニメ映画)

2018年8月25日
★★★★☆ 4.0 (394)
1780人が棚に入れました
旭丘分校」の生徒はたった5人。学年も性格も違うけれど、いつも一緒に春夏秋冬の変わりゆく田舎生活を楽しんでいます。ある日、デパートの福引で特賞の沖縄への旅行券を当てた「旭丘分校」の面々。夏休みを利用して、皆で沖縄に行く事になるのですが……。

声優・キャラクター
小岩井ことり、村川梨衣、佐倉綾音、阿澄佳奈、名塚佳織、佐藤利奈、福圓美里、新谷良子
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

卓よ、世間ではそれを”ハーレム”と呼ぶんだぜ(笑)

TV版は第1期、第2期とも視聴済み。
TV版と1ミリも違わぬ、安定感抜群のほのぼのほっこりな世界観は秀逸です。

【はじめに】
{netabare}原作の単行本に付属されていたOVA『沖縄へ行くことになった』の前後の物語。
無口なのに存在感抜群の兄ちゃんが福引で沖縄旅行を引き当てるシーンと、全員の服装が同じ辺りからもうかがえる。

OVAでは、『沖縄旅行が当たった~!みんなで行くぞ~!』って、みんなで準備して、飛行機に乗ったところで終了。
あれれ?せっかくの「ひか姉&なっつん」コンビがまさかの不発で、どこか消化不良・・・。
そんな感想だったので、この作品はとても楽しみにしていたんです。{/netabare}

【舞台は日常から非日常へ】
{netabare}夏休み。
まずは、いつも通り4人で遊ぶ光景。
そして、偶然に偶然が重なり、デパートで買い物をする4人とかず姉、駄菓子屋、そして、卓兄ちゃん。
いわば、ここまではいつもの日常。

卓が福引で沖縄旅行を引き当てたところから、物語が徐々に”非日常”へと動き出します。

そして本作の舞台、沖縄へ・・・。
いつもの、山に囲まれた世界(日常)から、海に囲まれた世界(非日常)へと・・・。{/netabare}

【沖縄でも”らしさ”全開の面々】
{netabare}まあ、舞台が変わったとはいえ、いつものメンバーですからね。
ほのぼのほっこりワールド全開です。

面々の”らしさ”は何気ないシーンでもしっかりと描かれています。

個人的に一番ほっこりしちゃうのはバトミントンで遊ぶシーン。
れんげとバトミントンをする蛍。
あちこちに打ち返すれんげに振り回されながらも、れんげが打ちやすい位置に打ち返す蛍。
れんげに対して、しっかりとお姉さん役を果たす蛍らしさが良く表現されているシーンだと思います。

飛行機や食事の時の座席など、絶妙で良く考えられているし・・・。

終始ニヤニヤ、頬が緩みっぱなしです(笑)。{/netabare}

【唯一、いつもとは違うメンバーが、良いアクセントに!】
{netabare}民宿「にいざと」の看板娘・あおい。
夏海と同じ中学一年生。

民宿のお手伝いをする、しっかり者のあおい。
夏海にとっては、とても気になる存在。

夏海にとっては、同じ年齢の娘は”非日常”。
気になって当然ですよね。{/netabare}

【旅行の醍醐味の表現が秀逸】
{netabare}旅行の醍醐味の一つは、いつものメンバーで非日常を体験すること。
そして、最終日に感じる、得体の知れない”寂しさ”も醍醐味の一つだと思います。

あおいの存在が、旅行の醍醐味である、”楽しさ”と”寂しさ”を、分かりやすく伝えてくれます。{/netabare}

【個人的ツボ=ひかげの存在】
{netabare}フライング土下座~飛行機でビビる~難聴でグダグダ~子供部屋で床寝~船酔い~天然記念物~大人部屋でも床寝~ベット死守~泣いてねぇし・・・。
終始安定のボケ要員。
「ひか姉&なっつん」コンビは鉄壁(笑)。{/netabare}

投稿 : 2024/03/23
♥ : 39
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

上映館が倍以上に増えるようです!

初日の舞台挨拶は抽選漏れしたため
翌日にあにこれ面子と一回目
今週の舞台挨拶には当選したので
舞台挨拶付きで2回目を観てきました

そんなかんじで初めて観た日は
アニサマ全通の3日目に
会場に行く前に新宿まで寄り道して観たのもあって
かなり疲弊した状況での鑑賞となりました

しかし、この最上級の癒しアニメのおかげで
だいぶ活力を取り戻して3日目へと向かえたように思います

ふだんののどかな田園風景とは舞台は違えど
やっていることはいつも通りの
ゆったり日常アニメ
ゲストキャラクターのあおいちゃんとの
ハートフルな交流もあったりと
とにかく沖縄の情景がとてもきれいに描かれていて
なんだかキャラクター達と一緒に
沖縄旅行を楽しんでいるような気分になりました

あとはサブキャラクターのくせに
{netabare}ジャンピング土下座にはじまり
難聴ネタ
ふとん
リバース
天然記念物
泣いてねーし!{/netabare}
と要所要所でギャグ要員として出動し
美味しいところを全部持っていくひかげに
今回はかなりやられましたw
ほんといいキャラしてる

そしてあまり間を置かずに2回目を見に行ったわけですが
舞台挨拶は置いておいても
2度目の鑑賞でも1回目と変わらず癒されたし
楽しく見れました

そして今は久々にTVシリーズを見返したい思いに駆られています
1期2期ともにdアニメにあるので
今期のアニメをいくつか切れば見れるけどどうしよう?

閑話休題

この映画かなり見れる劇場が少なく
基本的に都会の映画館でしかやっていない感じでした

隣の芝は青いと言いますか
田舎の人は都会にあこがれ
都会の人は田舎にあこがれるものです

のどかな田園風景とゆったりしたスローライフに
まるで異世界ファンタジーでも見るような感覚で
憧憬の念を抱くのは基本的に都会の生活に摩耗しきった層なので
都会に絞っての公開は戦略的に正しかったと思います

この戦略が吉と出たのかどうかは定かではありませんが
館数からするとかなり好調な収益を上げているようで
今回の舞台挨拶にて上映館が27scrから71scrへと
大幅拡大されることが発表されました

特に東北と九州は仙台と福岡で1館づつの上映だったものが
各県で1~2か所みられるようになり
だいぶ見やすくはなってるんじゃないでしょうか?

もし今まで観たいけど近くでやってないからと敬遠していた方がいれば
ぜひもう一度上映館情報を確認しなおすことをお勧めします

この後全国でさらにヒットすれば
劇場版をもう一作
あるいは3期の制作なんて話になるかもしれません
応援のためにもみんなでぜひ観に行きましょうw

おまけ(舞台挨拶内容・ネタバレ含)

{netabare}今回はれんちょん役の小岩井ことりと
なっつん役の佐倉綾音が登壇
映画に関してのちょっとした裏話などをしてくれました

あやねるの話で面白かったのは
夏海とあおいの関係について

あのど田舎の生活では
同い年の子供がまったくいなかったので
夏海にとってあおいは初めての同い年の友達
そして初めて仲良くなった同い年の子と
出会って数日で別れなくちゃいけない
「ほんと切ないよねー」
と、こっこちゃんと頷き合ってました

こっこちゃんは演じる際に考えていたことを
いくつか話してくれましたが
中でもハッとさせられたのは

TV版ではひらたいらさんとの別れを悲しむれんげを
夏海がなかなかにニクい形で元気づけていました
今回の映画であおいとの別れを悲しむ夏海を
れんげが慰めるシーンは
れんげが夏海に教わったことを
夏海にお返しするシーンだと思っているというお話
言われてみるとなるほどという感じで目からうろこでした

りえしょんみたいに難しいことは何も考えてなくて
それでいて感覚的に何でも器用に演じれてしまう人もいれば
こっこちゃんみたいに一つ一つのセリフの意味を
自分なりにあれこれ考え抜いた上で演じてる人もいる
っていうのが面白いですねw{/netabare}

投稿 : 2024/03/23
♥ : 33
ネタバレ

はあつ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

残暑お見舞いなのん~

テレビアニメ「のんのんびより」のファンムービーとしては期待を遥かに上回る出来映え!
美しい自然と可愛く楽しい女子キャラたちによる極上の和みと癒し。
ストーリー性も充分あり、70分という、映画としては短めの尺ながら満腹度は100分以上の長編並みに感じる密度の濃さがありました。
作品の魅力が存分に表され、テレビ版を未視聴の方でも、日常癒し系アニメの人気作たる所以に納得し楽しめるのではないでしょうか。

《ストーリー》

旭丘分校の生徒たちをはじめとする田舎の村民9人の沖縄旅行顛末記。
ユーモラスなキャラたちの個性に沿った小ネタ満載の展開にニヤニヤと和むことしきり♪
そんな中にしっかり描かれる、脚本・吉田玲子さんお得意の、ちょっぴり切なくも心温まるハートウォーミングなエピソード。
のんのんらしい優しさもたっぷり伝わり大満足です!

《作画&演出》

テレビ版と同じく手書きの自然風景は美しく、キャラ画との親和性も高くて目の保養になります。(特に夜のワンシーンにうっとり!)

本作のシリーズを通して川面真也監督の演出面でつくづく感服するのは、シーン毎の間尺の取り方。
今回の映画でも、静止したキャラを見せられる度に笑い声や涙をこらえるのに必死になり、長回しで映る自然風景や建物などの器物を見てるだけでうっとりと癒されたり感慨に襲われてしまう。
しっかり情感を汲み取れる時間を充分とりながらも、決して間延びを感じさせないのは卓越した手腕ですね。

《音楽》

テレビドラマと同じくnano.RIPEさんによるOP。
nanoさんは作品に合わせた曲作りが上手く、海をイメージさせるサウンドでバカンスへの出発気分を盛り上げてくれました。
そしてこれまた同じくキャラ4人によるEDは、バックで場面を振り返りながら名残惜しい余韻に浸れました。

また、劇場ならではの音響システムで、水しぶきや波の音、無数の虫の音に包まれながら美しい景色を眺めてると、マイナスイオンのシャワーを浴びながらキャラ達と共に大自然の中に居るような幸せな気分になれました。

《キャラ》

今作では、なっつんこと夏海が一番活躍?
メンバーそれぞれの個性で笑わせてくれる中、いつもはからかい上手の彼女にキュンとさせられます!

あと個人的に一番楽しめたのは宮内三姉妹。
末っ子れんちょんの才能と感受性の豊かさは要所に描かれ、ホント、将来が楽しみな小学1年生。
長女かず姉には、意外な一面に驚きつつ楽しめました。
そして、キャラたちのお笑いの中でも突出してたのが次女ひかげ。
可愛い一面も見せ、今作のR-1グランプリ受賞でしょう♪

《声優さんの舞台挨拶初見学記》

今回、映画上映後にれんちょん役の小岩井ことりさんとほたるん役の村川梨衣さんの舞台挨拶を見る事が出来ました。

幅広い年代の250人程度の観客のほとんどは男性で平均年齢35歳といったところ。
小岩井さんの生「にゃんぱす~!」で始まるおふたりのトークは、村川さんの盛り上げ方も上手で、アニメ関連イベント初参加で変に緊張してた私も和やかな気分で楽しめました。

村川さんの地声は、ほたるんより「ヒナまつり」のアンズっぽく聞こえ、個人的に好きなキャラ声を生で聞けるのはテンション上がる~!
作品の架空の田舎の事をキャストみんなで「(仮)のんのん村」と呼んでるそうで、制作現場の楽しい雰囲気が伝わりました♪

小岩井さんのトークで、 {netabare} れんちょんがスケッチをプレゼントした夏海への気遣いについて、「テレビ版のひらたいらさんのエピソードで、夏海が機転を利かせてれんちょんを元気づけた事に繋がってる」と言われ、 {/netabare}私の感想も深まると共に、小岩井さんの作品への思い入れを強く感じました。


観光地の旅行先がメイン舞台なので、田舎の「のんびりさ」だけが成分不足ですが、それを補う「強壮バカンス成分」がてんこ盛り。
この夏の暑さを和らげるくつろぎと癒しの清涼剤をぜひご一服どうぞ~♪

投稿 : 2024/03/23
♥ : 34

81.7 2 美しいで友達なアニメランキング2位
のんのんびより のんすとっぷ(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (458)
1727人が棚に入れました
「旭丘分校」の生徒はたった5人。学年も性格も違うけれど、野菜を作ったり、虫捕りをしたり、楽器を練習してみたり・・・春夏秋冬の変わりゆく田舎生活はワクワクが止まりません。のどかでいつも通りだけど、くすっときて、ちょっぴり沁みて、心がほっこりする。まったりゆるゆるなメンバーが送る日常が、またまたはじまります。

声優・キャラクター
小岩井ことり、村川梨衣、佐倉綾音、阿澄佳奈、名塚佳織、佐藤利奈、福圓美里、新谷良子

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

数ある「のんのん」の中でも「のんすとっぷ」こそ至高。3期かけて積み上げてきたものが活きている。

 「ゆるキャン」と同じく、すでに充分完成された日常系ギャグとしてもはや進化の余地はありない、そんな風に考えていた時期が私にもありました…。


 全てのクオリティーがアップしているが、キャラと声優のマッチングがアップしてギャグの冴えが格段に上がっている。正直個人的には今までは寒い瞬間が多少あったけど、今期は本当に笑わせて頂きました。


 なっつんとひか姉、特に後者の出るだけで笑える女と化した感がある。台詞をいかに喋るかだけでここまで面白くなるもんなんだなぁ〜。メカコマぐるみの狂気も素晴らしい。


 あと、今期も魅力はここまで積み上げてきたものがあるからこその喜びと感動がある。駄菓子屋とほのかちゃんの件では涙せずにはいられなかった…。


 シンプルで純粋だからこそ胸に沁み入る救いこそ日常系の行き着く極地だと思う。プロ幼女な久野ちゃまが加わったことも大きいねぇ〜。そんなしおりちゃんに対してお姉ちゃんであろうとするれんちょんの姿には思わず…。


「いつも同じ道じゃないのん。いつもちょっと違うお天気日和なのん。」

投稿 : 2024/03/23
♥ : 47

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

完璧なsuspend/resume(サスペンド/レジューム)→ ほぼ原作通りの最終回

== [下記は第1話視聴終了時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
れんちょんのリコーダー、nano.RIPEのOP主題歌、メインキャラクター4人でのED主題歌、居間のテレビ画面で次回予告と完璧な前作からのフォーマット踏襲でした。背景美術は相変わらず美しいというか、もしかしたら作画はグレードアップかも?

でも1、2期目を観てなくても何となく大丈夫そうな感じ。これぞ『のんのんびより』ですね。あ、新キャラは出ますよ。
== [第1話視聴終了時のレビュー、ここまで。] ==

2021.2.1追記:
第4話まで視聴終了。

なっつんと駄菓子屋が、それぞれ自分が一方的に有利な状況で相手が過去にやったことをあげつらう場面がありました。

スキーで無理矢理駄菓子屋に突き落とされて滑らされたとか、雪下ろしのために屋根に上がっているときになっつんに梯子を外されたとか、1、2期目から観ていると視聴者も「なるほど」と頷くけど良く考えたら作中で学年は同じなのにまだ冬は来ていないのです。「サザエさん時空」のパラドックス(笑)。

2021.3.29追記:
第12話(最終話)まで視聴終了。

実は「月刊コミックアライブ」4月号で原作は終了していて最終話も読んじゃっていたんですけど、概ね原作最終回通りの最終話という感じでした。ということでOVAとかはあり得ても本編が作られるのは本作で最後だと思います。

2期目の「りぴーと」では「サザエさん時空」のパラドックスはあまり目立たないように巧みなシリーズ構成がされていたのですが、「のんすとっぷ」はあまりそこには気を遣っていなかったようには感じています。

まあ、新キャラを出してしまったせいで仕方がなかったところもあるとは思いますけどね。

ここまでのシリーズの遺産みたいなものに頼ったきらいはありましたが、ちゃんとシリーズを終わらせたという点と、「年上としてふるまうれんちょん」を見せてくれたという点は高く評価できますね。

制作側も、つきあった視聴者もお疲れさまでした。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 48

のび太 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

のんのんびより3期です

2期のリピートでは同じ時間が繰り返されましたが、今回はノンストップ。
とうとう、時間が進んでいってしまうのでしょうか。

今回も、子供の頃の懐かしさを感じるエピソードが満載でした。
いつもの5人組以外のキャラにも、多くスポットが当たっていたように思います。
そして、大いに笑わせてくれましたw

個人的には、ずっと1年生のれんちょんを見ていたかったけど。
終ってほしくない時間も、こうやって過ぎ去っていってしまうのでしょう。

懐かしい時間をありがとう。
そんな作品でした。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 21

71.2 3 美しいで友達なアニメランキング3位
バンビ(アニメ映画)

1951年5月26日
★★★★★ 4.2 (13)
95人が棚に入れました
完璧に美しいディズニー・アニメの(表現的には)最高峰。故手塚治虫は封切りの週は毎日、弁当持参で朝から晩まで観たと言う。オーストリアの作家F・ザルテンの童話に基づく、「ライオン・キング」のおじいちゃん(“父"はよく言われる通り、手塚の「ジャングル大帝」だろう)のような作品だ。大鹿グレート・スタッグの子として生まれたバンビは兎やスカンク、牝鹿のファリンらと楽しく遊びながらすくすく成長する。母鹿を人間に捕らわれる悲しみ、ファリンをめぐっての争いを経て、逞しい牡鹿となった彼を待つ試練は、キャンプに来た人間の不注意から起きた森の大火だった。バンビ誕生の春の朝流れる“Little April Shower"の素晴らしいコーラス、恋を囁く歌は“I Bring You a Song"。陶然とする甘美のワルツと、音楽も極上である。
ネタバレ

文葉 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

バンビ

1942年アメリカ公開
日本では1951年
ディズニー制作で
日本のアニメーターにも多大な影響を与えた作品

愛らしい動物たちのなめらかな動きと
作画が本当に綺麗で火や水の描写が美しい
戦時中に作られ、今から70年前の作品には見えない

今回字幕無しの英語版で観たが
セリフも比較的少なく簡単な英語なので聞き取りやすい

大自然の驚異の描写が恐怖感を煽るのと
シンプルなストーリーに
小さい頃は惹かれずに最後まで観たことなかったけど
今回はちゃんと最後まで観れて良かったなぁと思う。

とにかく、動物たちが可愛すぎる・・!
特にうさぎのとんすけと
元祖オトメンなスカンクのフラワー、
セクシーでグラマーなミスバニーなど
もう・・ケモナーに目覚めるレベルです(震え声)
バンビがもう我が家の犬と動きがなんだか似てて
可愛くて仕方ありませんでした(笑)観ていて癒されます。

シカの寿命;森の王様のバンビパパを
「賢くて長生きしているから皆が尊敬している」
というバンビママのセリフを聞いて
好奇心旺盛な私は気になってしまったので調べました。

エゾ鹿の寿命は短く雄で6歳。雌でも8歳が限界で
冬の厳しさと痩せて食べるものがなくなるのと
熊や人間に捉えられることも年齢を短くしている要因らしい・・

ちなみにニホンジカはオス 約15才、メス 約20才。
奈良公園にいる観光客から
鹿せんべいを貰っているシカさんは10年だそうです。

と、考えるとバンビパパは本当に長生きですね。
{netabare} 作中で語られていないバンビママが無くなって
バンビが立派に成長するまでを描いているのは
「バンビ2 森のプリンス」で観れるそうです。 {/netabare}

シカと戯れる
{netabare}中学の時に関西に修学旅行行った時
東大寺と奈良公園に寄りました。
とにかくシカさんでいっぱいです
最初は\うぇーい バンビだー/とテンション↑↑でしたが
鹿せんべいを買った瞬間から命懸けのバトルが始まり
シカに追いかけられ、追いかけてくるシカも最初1匹だったのが
2匹・・3匹・・と増え、はじに追い詰められ
後ろ後一歩足を引くと「大変なもの」が落ちてるし、逃げ道がなくなりました。
角でつつかれ制服を食べられて、
結局持っていた鹿せんべいは消えて
その危機感が癖になった私はお財布まで軽くしてしまいました。
バンビがファリーン争奪戦で他のシカと戦うシーンがありますが、
シカって可愛いけど、割と凶暴だな・・(笑)とふと思います。{/netabare}

実写版バンビ??{netabare}
「検索したら出てきたシリーズ」
バンビは母親の命を奪ったハンター達に対する復讐を果たすために
森の仲間たちを集結し、
ハスキーな声で「I’m Bambi……(俺はバンビだ……)」
と、呟いて銃でハンターを撃ちまくるハードボイルドなバンビ・・
あるいみ個性豊か過ぎる登場人物たちと葉巻手に持ってるバンビ・・
なにそれ・・コワイ!!(笑)と思ったら
米国のバラエティ番組がトレーラーを出したものだそうです(笑)
ある意味気になるので、実際観てみたいですね。

ディズニー自身最近よく実写を出していて
(シンデレラや美女と野獣等・・)
今度は「くまのプーさん」実写化するそうです(白目)
熊、兎、ロバ、豚、虎・・食物連鎖完全無視なキャストを期待しています(笑){/netabare}

投稿 : 2024/03/23
♥ : 32
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ちょっとまて、これはスゴいよ!

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
上映時間72分。子鹿のバンビの戦いと成長を描いた、ディズニーアニメ。不朽の名作。

レビューでは、BSで観たバンビの特番についても触れたいと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
BSでたまたま「ウォルト・ディズニーの伝記的な番組」を観ていて、その流れで視聴。「バンビ」は多分、小さい頃に観ているはず。でも、1500以上のアニメを観てきた今、視聴してみるとそのスゴさがわかる。

これが70年以上前のアニメだって? 信じられない!

鹿(バンビ)の滑らかで躍動感ある動きは現代でも通じるし、ストーリーは色褪せない。雪降るなかで走るバンビ。あれ、当然手書きなんだけど、だったらどれだけの手間と時間がかかったのだろう?

ディズニーの大ストライキ、第二次世界大戦を経験しながらも制作を続け、5年の日々を費やして完成させた本作。ただ、正直に凄い。魂が感じられる。

こうなったら、ディズニー初期の傑作と言われる残りの5作品、「白雪姫」「ピノキオ」「ファンタジア」「ダンボ」も観てみようかな、今更ながら(笑)

※ちなみに、私はディズニーアニメは基本的にあまり好きではないです。アメリカのアニメ映画も同様に。

でも、昔のアニメは違いますね。メッセージ性、娯楽性、映像美、挑戦! やはり、ウォルト・ディズニーは天才なんだと思い知らされました(BSのドキュメンタリー番組、「ウォルト・ディズニー 戦争と混乱の時代」も面白かったです。なぜアニメーターの彼がディズニーランドを作るに至ったか、その悲しきも深い物語も分かった!)。
{/netabare}

投稿 : 2024/03/23
♥ : 23
ネタバレ

前田定満 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

隠れ名作!

ディズニー長編映画第5作
1942年の作品です。
人ではなく大自然に暮らす動物の目線で描かれています。
ディズニーの映画の中ではあまり有名な作品ではありませんが。
隠れ名作だと思っています。
特に田舎好きの私にとって、自然を描いた作品は大好きです。

主人公は鹿のバンビ。
バンビの父親は森の王様でバンビは王子です。

映画の見所1 画の色使い
{netabare}特に背景画。始めから美しいです。
色使いは完璧だとおもいます。
今まで観たディズニーの映画では背景画に関して最も優れてると思ってます。
春夏秋冬の色の使い分け。
生活の変化。
最後の山火事の炎の色など。{/netabare}

映画の見所2 森社会の問題とバンビの成長
{netabare}この話では人間は悪役です。猟師。
姿は出てきませんがね。
もちろん猟師からしたら生活がかかってますから、
悪役なんて言ってはいけませんが。
森の生き物からしたら関係ありません。
森の動物たちの生活を脅かす危険な存在です。
最後は人間のせいで山火事になりますし。
とことん迷惑な存在です。

主人公のバンビの母親は人間に撃ち殺されます。
そんな悲しいことを乗り越えバンビは成長していく姿には大変勇気付けられます。{/netabare}

映画の見所3 動物だって恋をしますよ!
{netabare}そうです。人間と同じ生き物ですから。
恋したっていいんですよ!
それが当たり前なんです。
また幼なじみってのがまた可愛らしいですね〰️
バンビの幼なじみファリーン。
でも簡単には一緒になれません。
動物の世界です。メスをめぐるオス同士の争いがあります。
角をぶつけ合い見事バンビが勝利。
そんな動物のリアルな世界が観られるのもこの映画の見所です。{/netabare}

映画の見所4 森の王がカッコよすぎる!
{netabare}バンビの親父のことです。
バンビの母が死んだとき初めて自分が父親であることを明かします。
〝Your mother can't be with you anymore.〝
「お母さんはもうお前と一緒にはいられない。」
〝Come my son.〝
「おいで、我が息子よ。」
そして母に代わり息子を育てます。


誰よりも勇敢で、威厳があり、誰よりも森を愛している。
出来すぎってくらいカッコいい。
角も他の鹿の倍くらいデカイし、声も渋いし。
またジャングル大帝やライオンキングと違い最後まで親父が生きてるのもいいですね。{/netabare}


挿入歌はあまり有名な曲はありませんが、
オープニングテーマの「Love Is A Song」と、
雨のシーンで流れる「Little April Showers」は大変良い曲です。


この映画はあの手塚治虫にも多大な影響を与えた映画だそうです。
ジャングル大帝を観ると、このバンビに影響を受けていることがよくわかります。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 5
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