臼井儀人おすすめアニメランキング 28

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの臼井儀人成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2019年11月18日の時点で一番の臼井儀人おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

67.3 1 臼井儀人アニメランキング1位
クレヨンしんちゃん(TVアニメ動画)

1992年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (211)
1131人が棚に入れました
舞台は埼玉県春日部市。ふたば幼稚園に通う5歳児・野原しんのすけと家族の生活を描く。当初は父・ひろしと母・みさえの3人家族であったが、後にしんのすけが捨て犬のシロを拾う。さらにその後、長女・ひまわりが誕生。近年ではみさえの妹であり、ニートのむさえが居候していた。

声優・キャラクター
矢島晶子、ならはしみき、藤原啓治、こおろぎさとみ、真柴摩利、林玉緒、一龍斎貞友、佐藤智恵、納谷六朗、高田由美、富沢美智恵、三石琴乃

ふきゅ

★★★★★ 4.3

さっすが!

素晴らしい作品です!
普段は下品な行動ばかりのしんちゃんですが
子供らしい芯の通った何かを持っていて
感動物でもあり、爆笑ものでもあるアニメです!!!

小さな子供さんから大人の方まで好きだと思いますし、
昔のOPとか歌える人も意外と多かったりして・・・
とにかくこれからも続いて欲しい長寿番組ですね!

余談:しんちゃんの声優、矢島さんは某ものまね番組にも出ていましたね(笑)

投稿 : 2019/11/16
♥ : 3

ValkyOarai

★★★☆☆ 3.0

俺が1歳の頃から始まり、現在に至っています 27年間ありがとう、矢島さん

母も「まだ続いてたんか」って言ってました
原作は見ませんが、映画は時折見に行くタイプです
2013年のテーマは俺の好物であるB級グルメです

90年代やひまわりが生まれた頃やまたずれ荘に移った所が面白かったなあ

ゲームに関してはアドバンスの頃から購入しました
映画(ボーイズまでと花嫁までのADVとDS)2作品
食玩ADVとDS2作品

忍者
を題材にしたのはプレイ済みです(粘土やB級グルメまではやってません)
しかし難易度はアドバンスの頃と変わらず非常に易しいです。近年はちょ~やさしいも出されました。
ナムコは基本子供や万人向けのゲームが多めであるため任天堂やKONAMIとは全く異なるし、操作性も悪いのが多かった

音ゲーである「太鼓の達人」のナムコオリジナルに含まれる2000シリーズは良曲揃いではあるがクオリティは低い
曲のクオリティではKONAMIに非常に劣るためそれ以外で伸ばすしかないと考えます
高校時代にやり込んでましたが飽きました
現在たまーに叩いています
今じゃあラブライブやBEMANIシリーズが・・・!

高校時代「カードにするんじゃないかな」って思った矢先
カードが実施されたのは驚きでしたと同時に笑いましたwww

でもアニメキャラクターを多く題材にすることでは任天堂に負けていないんだよね
なのはシリーズやトリコシリーズ等も出しているから
それとまどマギもスパロボもゲームセンターCXも
そこで伸ばすしかないと考えます

これは余談ですが
太鼓においてプリキュアの難易度(おに)が落ちているのは何故?
スプラッシュとプリ5GoGoとハトプリが難易度高かったのにそれ以外と最近はレベル5程度なので簡単過ぎるからやる気が出ないんだよね...
しかしGoプリでは超久々の8ッ!これノーミス無理かも...
じゃあ魔法プリは?落ちていました^^

それと2016.5/13
救いのヒーローが帰って来る...!!
声は...アララギ君...!!

9/9
今度は藤原さんが療養に入った
早い回復を願う
そして2代目ひろしを演じるのは...森川さん...!

そして2017年6月に吉報
藤原さんが少しずつ復帰ッ!!(マジンガーZ INFで聴けれて良かった~)
でもこちらに帰ってくるのは...

藤原さんが復帰したのがよかったが、
また悲報が
じゃあな...矢島さん...
もうしんちゃんの声が聞けぬのか...
2代目は小林由美子ッ!
彼女は切札勝舞とか東和馬を演じていた
さあ踏み出せ、LEGENDへ向かって...

そして2019年5月
あの子と出会ってしまった...
サンリオの看板と...

投稿 : 2019/11/16
♥ : 10

メア

★★★★☆ 3.7

タイトルなし

毎週見ている作品ではないですけど、おもしろいです。
しんちゃんがおバカなことしてるのが1番多いですけど、他のキャラも負けず劣らずなかなかに個性的で、たぶん小さい子から大人までみんな楽しめる作品だと思います♪

また、映画は(普段通りのバカな話もあるけど)感動できるいい話です。
普段は『おもしろい』だけに、映画では『感動』というのはギャップなどもありますし、普通にいい話なのでそちらも好きです。


ただ、音楽に関しては昔は好きでしたが、最近のはあまり好みではなくなってしまいました。
そこが個人的に残念です。






残念なことに原作の作者さんが死んでしまいましたが、テレ朝は
「今後も続けていきたい」
という方針らしいので、サザエさんとか見たいにずっと続いてほしいですね。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 0

67.0 2 臼井儀人アニメランキング2位
クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望(アニメ映画)

1995年4月15日
★★★★☆ 3.6 (136)
799人が棚に入れました
タイム・パトロール隊員のリングは戦国時代での異常をキャッチするが、何者かによって攻撃を受け、95年の世界に不時着する。そこが野原家の地下だったことから、身動きの取れないリングはシロに発信器を装着し、野原一家に協力を求めた。時間犯罪者の破壊活動を阻止するために立ち上がったしんちゃんは、両親とシロと共に戦国時代へタイム・スリップ。そこで、伝説の救世主・三人と一匹を待っていた吹雪丸という少年剣士に出会ったしんちゃんたちは、雲黒斎によって殺された吹雪丸の両親の敵討ちの旅に出発する。

声優・キャラクター
矢島晶子、ならはしみき、藤原啓治、真柴摩利、佐久間レイ、浦和めぐみ、水谷優子、玄田哲章、戸谷公次、萩森侚子、加藤精三、富山敬

メア

★★★★★ 4.5

かなりの良作・2部構成?

なんと話が2部に分かれている作品です!
そしてしんちゃん映画3作目という古い作品でもあります。
記憶に古いのであまり詳しくは覚えていませんmm

まずは前半。
戦国時代にタイムスリップした先で、歴史を塗り替えようとする雲黒斎の野望を防ぐなかなかシリアスな感じの物語です。

で、防いでThe End。ハッピーエンドかぁ。
 なんて思っていたら今度はまさかのSF系に!
こっちはカンタムなどでなかなか白熱の内容です。たしか。

物語りもテンポよく、かつ置いていかれる事はない内容であったと思います。

結果的に話もよく、しんちゃんというだけあって笑いもあり、無理もなく。
かなり良作でした。
て訳で物語は5.0です。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 5
ネタバレ

れんげ

★★★★★ 4.2

『オラの好きなモノは、ホットケーキとピチピチのお姉さんだっ!!』

劇場版クレヨンしんちゃんの第3作。
1995年公開。


【前置き】

前2作と違い、今作はタイムトラベルによる時代劇作品。
後の名作「アッパレ戦国大合戦」も同じ時代劇ものですが、今作は剣術でのバトルシーンが主となる内容なので、舞台背景以外は全くの別ジャンルと言っていいですね。

しかし本作もまた、私的には劇場版シリーズベスト5に入るほど大好きな作品なのです。

ただ前2作と比べて、どうしても舞台が暗いのも起因したのか、売り上げ的には3分の1ほど落ち込んでしまいました……。。。
と言っても、興行収入14億円と成功の部類なんですけどね。
それに、劇場版クレヨンしんちゃんの中では、本作「雲黒斎の野望」が実は一番地上波での放送回数が多く、何度見ても面白い人気作であることも伺えます。

原作漫画でも、漫画家よしいうすと(趣味、うんこ観察)が描く漫画が本作に登場する吹雪丸であったり、後のアニメ本編でも本作のBGMが多く流用されたり。
後のクレヨンしんちゃんシリーズにも大きな影響を与えた作品であることは、まず間違いないでしょう。



【あらすじ】

時空間をタイムパトロールをしていたリング・スノーストームが、戦国時代が何らかの不正な時間干渉を受けていることを察知するのですが、干渉側からの攻撃を受け、現代の野原一家の住む家の地下に不時着してしまうところから始まります。

(アクシデントから)一家の飼い犬シロの身体を借りたリングは、野原一家に頼み込むことにより、家族と一緒にタイムトラベルし戦国時代へ向かいます。

そこで出会う吹雪丸から、怪しい術を使うという「雲黒斎(うんこくさい)」の存在を知り、言い伝えの『3人と一匹の勇士』と呼ばれた野原一家とシロ(リング)は、吹雪丸と共に敵の本陣へ出陣する…、というストーリー。



【論じてみる】
{netabare}
論じるに辺り、まず一言。

『『『『 雲黒斎(うんこくさい )』』』』

上ん手いネーミングですねぇ~。
こういう馬鹿馬鹿しい発想は、もう子供の頃から今も大好物です。

この発案は勿論、原作者の臼井儀人さん。
劇場版の原作を書き下ろしたのは今作が最後となりましたが、以降も是非描いて欲しかったです。


……話を戻します(笑)

二転三転と詰め込まれたシナリオは、前2作と比べても郡を抜いて練られており、時代背景や台詞回しにもこだわりが感じられる作りです。
本作では脚本を担当され、後に「アッパレ戦国大合戦」の監督脚本をされた原恵一さんの、その実力が垣間見えました。

加えて、前作で主だった徒手空拳の格闘と違い、本作は真剣による殺陣を描いているので、吹雪丸と敵との対峙では、これまでとは一味も二味も違う緊張感があるのです。
ましてや、斬り合いの最中

「オマエの両親は俺が斬った。」

と言い放ち、その吹雪丸の激情を利用してくるような卑劣な輩も出てきますからね。


ラスボス一歩手前で対峙したお銀との一戦も、吹雪丸の葛藤が印象的で見応え抜群でした。

ただ、最後の一刺しからのおどろおどろしさは、BGMも含めて劇場版屈指の怖さで、当時は直視が辛かった程でした。
アレはホント…、チビるほど怖かったなぁ…。。。


最終戦では、タイムパトロールの特殊能力を得たしんちゃんが、「タスケテケスタ」の呪文でゴキブリやおたまじゃくし(カエル)を経て、最後は大人しんちゃんへと変身。
時間干渉を引き起こした張本人、雲黒斎(本名ヒエール・ジョコマン)と対戦します。

ここの大人しんちゃんが、これまた劇場版屈指と個人的に思うほど、メッッチャクチャに格好良いっ!!!!!

見た目は、ストッキングを被り「大」と書かれたお面をした、ふんどし男。
ここだけ聞くと、もぅド変態ですね。
ですが、筋肉は良い感じにモリモリで、3メートルはあろう長刀『第七沈々丸(だいななちんちんまる)』を軽々と振り回し、吹雪丸以上の剣術を魅せてくれます。

それでいて、声はしんちゃんのまんまなので、このギャップもたまりませんでしたね。

『オラの好きなモノは、ホットケーキとピチピチのお姉さんだっ!!』

これが、敵と対峙し、刀を構え間合いをとりながらの台詞とは到底思えません。
それでこそ、クレヨンしんちゃんですね。


最終戦後は大団円かと思いきや、そこから更にもういっちょ「ABBAAB→→←」のネタへと繋がる展開もまた驚きました。
これは是非、作中で見て体感していただきたいです。

どれだけ場面展開を詰め込みますか…と当時は脱帽しました。
本作ほど96分が短いと感じる映画は、他に無いかもしれません。
{/netabare}


【リング・スノーストームについて】
{netabare}
本作は面白さだけでなく、シナリオ構成や伏線回収も良く出来ています。
中でも、未来人「リング・スノーストーム」の、行動とその理由については、考察しがいがありますね。

作中で実は片道しか行けないタイムマシンを使って野原一家を巻き込んだり、色々な点でリングの行動は軽率に見えますが、これには全て理由があったわけで…。
作中で名言はしておりませんが、シロの身体から実体に戻ったリングが吹雪丸と初めて対峙した時の、あの台詞

「貴方に命を救ってもらった人です。

 貴方がいなければ…、私は今頃……。」

に全て凝縮されていましたね。
名前も直訳したら「リング(丸)・スノーストーム(吹雪)」ですし。

『3人と一匹の勇士』の伝説の発信についても、なるほど!と思わせてくれました。

タイムトラベルものとして、子供向け作品ながらしっかりと練られてあります。
幼少期は全く理解出来てなかったんでしたけどね…、私は……。。。
{/netabare}



【総評】

本作は、前2作よりファンタジー色は薄め(中盤まで)です。
ですが、子供から大人まで面白可笑しく時に魅入られる、気持ちの良い時代劇作品となっております。

あっ、ちゃんとギャグも多彩ですし、一応オカマも出てきますよ。
そこは安心してくださいね。

劇場版クレヨンしんちゃんと言えば、「オトナ帝国」「戦国大合戦」が頭一つ抜けて有名ですが、シリーズとしては少々異質な大人向け色の強い作風なので。
私が、クレヨンしんちゃんらしい映画として、初期作で万人にオススメしたいのは、まず本作ですね。


ではでは、読んでいただきありがとうございました。


次回作は、第4作「ヘンダーランドの大冒険」です。


◆一番好きなキャラクター◆
『大人しんちゃん』声 - 矢島晶子さん


◇一番可愛いキャラクター◇
『リング・スノーストーム』声 - 佐久間レイさん



以下、駄文なので〆ます。
{netabare}
ちなみに私は、【雲黒斎(うんこくさい)】だけでなく、


【湧楽斎(わきがくさい)】であり【又楽斎(またがくさい)】です。


仲良くして下さい。
{/netabare}

投稿 : 2019/11/16
♥ : 15
ネタバレ

AKIRA

★★★★☆ 3.5

とりあえずの突っ込みどころはタイトルのネーミングセンスw

とりあえず雲黒斎というネーミング…当時学校で散々流行ったのを覚えてます…
よく考えたと思います。

時代劇モノとしてはこれとアッパレ!戦国大合戦だけかな、ただ戦国大合戦が恋愛描写がメインなのに対してこちらはチャンバラアクションなどがメインです。

ストーリーは{netabare} 時代劇モノ一本と思いきやまさかの2部構成で後半はSFモノという当時初見で見に行った自分としてはかなり驚いたのを覚えています。
当時は後半がアクション重視で楽しめたが現在見たら終始一貫で戦国で良かったのかなと考えなくもないですね。
{/netabare}

全体的にテンポは良かったですが今回の特殊な構成は好き嫌いが分かれると感じましたね。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 6

68.2 3 臼井儀人アニメランキング3位
映画 クレヨンしんちゃん ガチンコ! 逆襲のロボとーちゃん(アニメ映画)

2014年4月19日
★★★★☆ 4.0 (142)
781人が棚に入れました
原作:臼井儀人(らくだ社)/「月刊まんがタウン」(双葉社)連載、監督:髙橋渉、脚本:中島かずき、矢島晶子、ならはしみき、藤原啓治、こおろぎさとみ、、、

声優・キャラクター
矢島晶子、ならはしみき、藤原啓治、こおろぎさとみ

ninfami

★★★★★ 4.5

映画館で泣いてしまいました。

ここ10年、クレヨンしんちゃんはパッとする作品がありませんでした(3分ポッキリ以降)。その10年の中で一番面白い作品と言えば私の中では花嫁だったのですが、今作でそれは塗り替えられました。これは長い目で見ても、オトナや戦国に劣らない名作です。脚本はグレンラガンで有名な中島かずきさんということで、元より期待をしていたのですが、見事その期待に応えてくれた作品です。

最近のクレしん映画は「子どもしか楽しめない」作品が多かったのですが、これは昔のクレしんらしく「大人も子どもも楽しめる」作品に仕上がっています。とにかく作りが巧かったですね。ロボットという要素で子どもたちは楽しめるし、ストーリーは結構大人向けになっているので、物語で大人も楽しめるし、尚且つ久しぶりに「クレヨンしんちゃんらしい」映画を見た気がします。そうです、クレヨンしんちゃんはやっぱり大人が見ても笑えるギャグアニメじゃないと。今作はひろしがロボットということで、非常にギャグがシュールに仕上がっており、結構レベルが高いです。

名探偵コナンを見ている人なら分かると思いますが、今作のひろしはコナンでいうところの「水平線上の陰謀のおっちゃん」です。つまり、ひろしがとてもカッコいいです。クレしんの中ではひろしが好きだという人は、きっとのめり込むことの出来る作品です。私はひろしが主人公の映画が見たいなーと思っていたので、この作品はまさにそういう人のために造られた作品だと思います。

ラストは大体予想はついていましたが、分かっていても涙をこらえられませんでした。中島さんならではのラストシーンだったと思います。余韻がもう半端じゃない・・・・。今作については、クレヨンしんちゃんに興味が無くても、見に行く価値は十分にある作品です。グレンラガンが好きな人や、「男の生き様」を見たいという人に特におすすめしたい作品です。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 4
ネタバレ

ACやざわ

★★★★★ 4.5

勝負の行方は…

去年話題になったクレヨンしんちゃんの映画
感動できる作品でかつ考えさせられる作品

ノリはいつも通りのクレしん
映画で恒例の面白作画は健在
スタッフは気合入ってる
ただ悪乗りも健在でそこは賛否両論かもしれない
{netabare}個人的には五木ひろしのくだりはいらなかった
その前と後がいいところだっただけに良くも悪くも浮いてしまっていた{/netabare}

前半はヘンダーランドのようなワクワク感、後半は戦国のようにホロリと泣ける
クレしん映画が好きな人はもちろん、それ以外の人にもお勧め

投稿 : 2019/11/16
♥ : 0

天城創治

★★★★★ 4.6

久しぶりに泣いた

最近めっきり映画とかアニメで泣くものがなく、もともと涙腺の沸点が低いせいか泣いていなかったのですが、久しぶりにぽつりとでました………
前作はあまり好きじゃなかったし、前々作はキャラが好きなだけで物語自体は良いとは思えなかった。けど今回の作品の監督があの「オトナ帝国の逆襲」や「戦国大合戦」を手掛けた監督だと聞きもしかしたらと思い、見させていただきました。

期待通り泣けました。

最後のシーンなんて久しぶりに頬に涙が通りました。ロボとーちゃんはここ5年間で一番いい作品だと感じました。
これをみて、家族の大切さ。人との関わり。本当の愛というものを深く学ばせてただきました。

一言でこの作品を表すなら
「家族の本当の愛」
が一番だと思います。この映画を見習い、家族をもっと愛し大切にしていきたいと思います。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 1

65.4 4 臼井儀人アニメランキング4位
クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝(アニメ映画)

1994年4月23日
★★★★☆ 3.5 (110)
562人が棚に入れました
野原家の嵐を呼ぶ園児・しんのすけは商店街の福引を当て、ひろし、みさえの両親と共にゴールデン・ウィークは南の島のブリブリ王国へ。だがそれは王国の秘宝を狙う秘密結社ホワイトスネーク団の罠だった。何と誘拐されたスンノケシ王子と瓜二つだったしんちゃんは、親衛隊の美人少佐ルルの努力にもかかわらず、ホワイトスネーク団の参謀ミスター・ハブとおかまの部下ニーナ&サリーに連れ去られる。


声優・キャラクター
矢島晶子、ならはしみき、藤原啓治
ネタバレ

れんげ

★★★★☆ 4.0

『殺す!殺す!って、気安く言わないでよ!! 子供が見てるでしょうがっ!!』

劇場版クレヨンしんちゃんの第2作。
1994年公開。

前作は夏休み公開でしたが、本作以降はゴールデンウィークに公開となっております。
よって、本作に限っては前作から1年経たずして公開。
スタッフの皆様お疲れ様でした。

前作は作品紹介も兼ねた作りであったのに対し、今作は今現在では定番の、野原一家が大騒動に巻き込まれ、家族の絆を深めながら立ち向かうという方向性を見出した作品でもあります。
くわえて、ファンタジー色も勿論強いのですが、それ以上に強烈な格闘シーンが目白押しで、こちらも後々に継承されていきました。

あと、記憶にある方も多いかもしれませんが、オープニングはクレイ(粘土)アニメで制作されており、以降こちらも劇場版クレヨンしんちゃんシリーズの定番となりました。
これが毎度、クオリティが高く見ていて楽しいんですよね。



あらすじとしては、福引で「ブリブリ王国」への旅行券を当てた野原一家が、旅客機内で
{netabare}
実はその旅行を画策し、しんのすけをある理由から誘拐する算段を立てていたホワイトスネーク団と対峙し、その陰謀に巻き込まれていくというストーリーです。


本作を見た方なら誰もが感じると思いますが、内容はインディ・ジョーンズとアラジンをクレヨンしんちゃんとして上手く混ぜあわせたような作りとなっています。
特にアラジンへの、オマージュが強いですね。

だからこそ読めてしまう部分も多々あるのですが、本作の魅力はなにより、個性的で魅力的なキャラクターが多いことなのです。


まず、初期からしんのすけを付け狙うオカマの2人組、ニーナとサリー。
この2人が、悪党ながらも人間味があり、しんのすけと行動していく内に心境に変化が湧いていくんですね。
勿論、オカマなりにですが。

当初は、「そのガキを渡しなさい!」と声を荒げていましたが、いつの間にか2人は寝ているしんちゃんに対してこうも言っていました。

「寝顔だけは可愛いじゃない…?」
「寝顔だけはね……。」

この内、サリーの声を担当された塩沢兼人さん(本編ではぶりぶりざえもんの声優)は、後の5作目でも味方のオカマキャラで再登板されています。
実際、オカマっぷりが絶妙にハマってらっしゃいましたからね。
ブチ切れた時の口調なんか怖かったりもして、幼少期はちょっとビビりましたけど。
(塩沢兼人さんに関しては、語りだすと長くなるのでメインの第6作で……。。。)


そして、メインのボスキャラの一人。
逆三角形をまさに絵で描いた体格の、ミスター・ハブ。
俳優として活躍されてらっしゃる中田浩二さんの声の渋さが凄まじく、敵キャラらしい冷徹さを見せ、その圧倒的な格闘術?もインパクト抜群。
のワリに、作中とある場面では真面目にコミカルなダンスも披露する万能ぶりも見せてくれます。

悪党でも、ただの悪党では終わらない。
これが、特に初期の劇場版クレヨンしんちゃんシリーズは強くて、個人的に大好きなところです。


しかしなにより私が個人的に押したいのは、劇場版全シリーズ内でも3指に入る程大好きな女性キャラクター。
そのミスター・ハブと世界の命運をかけて戦う

『ルル・ル・ルル』

ですね。
ブリブリ王国の秘宝を求め、秘宝に繋がる鍵となる王国の王子スンノケシと、スンノケシと全く同じ身格好のしんのすけを連れ去るホワイトスネーク団に対し、王の奪還のために動くキャラクターが彼女なのですが…。
その活躍っぷりは、作中でも際立っていました。

基本的に真面目一本で、見た目もショートカットの(私好みの)綺麗なお姉さんなのですが、どこかズレた感覚の持ち主で、流石の野原一家でさえ表情を曇らせる場面も……。。。。
あげくには、オカマの2人組にまで

「あたし達の方が、よっぽどノーマルじゃない?」

なんて言われる始末。

しかし、いざ師匠(カンガルー)直伝の格闘技を披露すると、その圧倒的強さに惚れ惚れしてしまうのです。
彼女が最終戦で言い放った

「鼻が高過ぎたみたいねぇ、ミスター?」



「殺す殺すって、気安く言わないでよ!! 子供が見てるでしょうがっ!!」

の台詞のシーンは、今でも他のアニメでは中々味わえない程の熱さがあります。
私は、何っっ度見ても痺れます。


王子に対しての、愛情にも似た献身ぶりも良いですね。
終盤では、人間味溢れるニーナとサリーが、ルルのその健気な献身ぶりに涙してしまう場面も…。
しんのすけが絡むことにより

「何笑ってんの?」

「感動してんのよ(怒)」

ってやりとりになっちゃってましたけど…。。。。
{/netabare}


総評として。
本作は、前作同様に子供向け色の強い作品ではありますが、初期10作の定番となる『魅力的なオリジナルキャラと、熱いバトルで魅せる』シリーズの地盤が固められた内容です。

そして、今回の敵はしんのすけの誘拐が目的である為、ひろしとみさえが、しんのすけをどれだけ大切に想っているかが垣間見えるのも良いですね。

勿論、定番のギャグも今作はピカイチ。
スカイダイビングのシーン、野生の猿とのやりとり、誘拐直後のしんのすけの立ち振舞いなど、思い返してもニヤついてしまうシーンが多いです。
初期の作品は毎度毎度、よく90分弱でこの内容をまとめたなぁと感心してしまいます。

総じて前作よりも、大人も子供も一緒にっていうより関係無く、誰もが見やすいエンターテイメント作品になっているかと思います。


ではでは、読んでいただきありがとうございました。

次回作は、第3作「雲黒斎の野望」です。



末筆となりましたが、メチャクチャに格好良く、時にはコミカルな天然さを見せて可愛らしい。
そんなルルの声を御担当された、声優の紗ゆり(さゆり)さん。

後に本編でも、しんちゃんの憧れの女性ななこお姉さんを演じて下さいましたが、2012年に55歳という若さでがんにより他界されました。

今回レビューを作るにあたり本編を見返しましたが、やっぱり最っっ高にハマリ役で、ときめくような声でした。

本当に声優さんは、お亡くなりになってもファンの中で耳に刻まれ生き続けるのですね。

改めて、なんて素晴らしい職業なのだと感じ、こんな気持ちを抱かせてくれたことに、感謝の気持でいっぱいになりました。


◆一番好きなキャラクター◆
『ルル・ル・ルル』声 - 紗ゆりさん


◇一番可愛いキャラクター◇
『ルル・ル・ルル』声 - 紗ゆりさん


◆嫁にしたいキャラクター◆
『ルル・ル・ルル』声 - 紗ゆりさん


◇罵られたいキャラクター◇
『ルル・ル・ルル』声 - 紗ゆりさん

投稿 : 2019/11/16
♥ : 17

79.1 5 臼井儀人アニメランキング5位
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲(アニメ映画)

2001年4月21日
★★★★★ 4.1 (626)
3728人が棚に入れました
昔懐かしいテレビ番組や映画、暮らし等が再現された「20世紀博」というテーマパークが日本各地で開催されていた。毎日付き合わされていい加減辟易しているしんのすけら子供達を尻目に、ひろしやみさえら大人達は、懐かしさに触れて20世紀博を満喫する。街中でも昔の自動車やレコード、白黒テレビといった古いものが売れるようになり、帰宅しても大人達は昔の懐かしい特撮番組やアニメ番組に取り憑かれたかのように夢中になる。ある晩、テレビで『20世紀博』から「明日、お迎えにあがります」という放送があり、これを見た大人達は突然人が変わったようになり、すぐさま眠りについてしまった。


声優・キャラクター
矢島晶子、ならはしみき、藤原啓治、こおろぎさとみ、真柴摩利、林玉緒、一龍斎貞友、佐藤智恵、津嘉山正種、小林愛、関根勤、小堺一機

ワタ

★★★★★ 4.9

オレの人生はつまらなくなんかない!

先日、クレしん映画20周年記念として、作品人気投票が実施されました。
栄えある第1位に選ばれたのが本作。子供も大人も楽しめる傑作映画です。

私は、本作で描かれる古き良き時代(60~70年代)を経験してはいませんし
野原ひろしのような妻子持ちでもありません。
ですが、世代じゃないのに懐かしく思える感覚は抱けたし、
ひろしの過去回想シーンはもう号泣でした。

今がどうしようもなく辛くて、ふと昔に戻りたいと思うこと。思い出に浸ること。
そんな経験、誰にでもあるでしょう。
だからこそ本作を見て懐かしいと思えるし、泣けるのかもしれません。
過去に思いを馳せる、その行為自体が重要なのだと思います。

本作の敵は、まさにその「昔の思い出」につけ込んでくる。なかなかの強敵です。
子供たちは立ち向かう。奪われた未来を取り戻すために。

終盤、しんのすけが何度も転び、鼻血を出しながら懸命にタワーを駆け上がるシーンが最高。
BGMがこれでもかってぐらい盛り上げます。作画にも勢いがあり、迫力を感じました。

もうね、しんちゃんが最高にカッコいい作品ですね。
言うまでもなくヒロシもカッコいい。というか、尊敬に値しますよ。
「オレの人生はつまらなくなんかない!」
そう胸を張って言える自分になりたいです。

投稿 : 2019/11/16
♥ :

みかみ(みみかき)

★★★★☆ 4.0

隠蔽された欲望を真正面から問う、という正統的な名作

 本作は「クレヨンしんちゃん」の映画シリーズの名声を一挙に高めた作品だろう。名作である、とはわたしも思う。



 大筋をいえば、

A.大人の退行願望と 
B.ノスタルジーの欲望
という、普段、一般に隠ぺいされているタイプの欲望をあえて全面に押し出しつつ、
 物語のラストで、その欲望を否定してみせる。
 という筋書きだ。敵は「イエスタデイ・ワンスモア」という70年代カーペンターズな名前からもわかるとおり、本作を視聴するターゲットとして想定されている「大人」は1960年~1970年生まれぐらいの、クレしんにハマっている子供の親世代がおおむね中心となっているものと思われる。


 でだ。
 本作は、賛否両論のある作品で、まあ作品の捉え方がけっこう別れるものにもなっている。

■肯定論:隠蔽された欲望を真正面から問う物語として


 ベタな肯定の仕方としては、
 1.「あえて、隠ぺいされた欲望/しかし、単純には否定できない欲望」としての退行願望&ノスタルジーを隠さずに正面から描いたこと、それが一概に否定できない大事な欲望であるということも隠さないこと。
 2.大事な欲望ではありながらも、最終的には「でもやっぱり」という形で、否定されるべき何かでもありうる、ということを認めること。
 という、ような感じだろうか。大筋は。

■否定派:そもそも、欲望されている風景に惹かれない

 否定派の議論は、おそらく肯定派のいうような話とはたぶんすれ違う。、
 敵役の欲望としていっしょくたにして書かれている A:退行願望と、B:ノスタルジー の二つの欲望とが、一緒に見えない、ということだろう。
 ごく単純に「その風景、ノスタルジーでもなんでもないんですけど…」ということだ。
 つまり、ノスタルジーとして表象されている60年代~70年代の風景を、80年代以後生まれの人間は「懐かしい風景」として共有できない、ということだ。これは、浦沢『20世紀少年』にせよ、『あの花』にせよそうだけれども、ノスタルジーものの宿命のようなところがあって、ノスタルジーとして表象される特定の時代性のようなものに入り込めない世代は絶対に出てくる。そうなると、ターゲットでない世代の人は「おっさん/おばさんたちのオナニー」とか言う人も出てくるわけだよ。これはけっこう避けがたい。※1
 
 椛澤美洋さんがむかし、『20世紀少年』への批判で
 「描かれた酔うべき思い出は、読者にも甘くみえなきゃダメだろ。万国博覧会、太陽の塔、三波春夫の魅力を、浦沢直樹は描くつもりがなさそうである。それらに、あらがいがたき魅力がないんだったら、悲劇は切実になってこない。それなのに作中、ただ敵も味方も酔っぱらってて、連中の観念のあいだに死体が散ってる。」
 http://homepage3.nifty.com/manga/manga/0501nikk.htm
 って書いてたけれど、そうなんだよね。

 これは、作品の問うている一定の思想的な問題設定/問いの作法に対する疑念というよりも、作品の表現手法に対する興ざめ感。
 だから、否定派と肯定派の議論はまじりあう余地がそれほどなくて、自分がどっちのリアリティの側に属する人間だったか、ということだけが、問題になってくるような。そういう評価の別れかたが成立する作品になっている。

■わたしの評価:理性的に評価するけど、感覚的には若干ひっかかりを覚える。

 わたしの評価は、

i.率直にいえば、1980年生まれなので、この作品で描かれている風景は、なんか一個上の世代の人たちのノスタルジーだなぁ、という感じがしてしまって、そこの部分の表現の切実さの足りなさ、みたいなところで、引いてしまったというのはある。つまり、感覚的には上述の否定派だといってよい。
ii.ただ、そういう世代感覚的なところは一端さておいて、ノスタルジーものを「退行願望」として描くという、方法は、<理性的には>すばらしいものだと、感じている、
 という感じである。

 比較して論じる作品としては、やはり、浦沢の『20世紀少年』だと思うが、20世紀少年が、1970年代的な
 A’.素朴な近代的ユートピア思想の暴力性と 
 B’.ノスタルジー 
 という二つを共犯関係として描いていたの比べると、クレしんの「退行願望」のほうが、より普遍的な欲望だというようには思う。高度成長期的なユートピア夢想なんて、さすがに批判すべき思想としても、もはや死に体でしょうよ、と。そんなん批判してどーすんねん、という感じになる。けれども、退行願望みたいなのは、100年や200年で滅びたりすることはまずない。
 そのように考えれば、本作は『20世紀少年』などより、はるかにすぐれた作品であると思う。

 *

 しかし、繰り返しになるけれども、ノスタルジーもの、の宿命としての、「世代はずれるとおいてけぼり」問題なるものを、これもまた解消はしきれていない。
 もちろん、ターゲットど真ん中で命中したらめっさのめりこめるだろうとは思うのだけれども、外れちゃうとなかなかに厳しい。
 ノスタルジーによって描くことをやめて、単に退行願望だけで正面突破してくれたら、もっとさらに素晴らしい作品だったと、わたしは思ったかも…しれない。(ただ、ノスタルジーによらずに、「幼少時代」を表象するための仕掛けというのは、実際むずかしいとは思うので、けっこう原理的にむずかしい批判だとは思うのだけれども)

 ま、あと、「大人の退行願望」のほうは日常的には隠蔽された欲望であることには違いないけれど、「ノスタルジー」のほうは、実は隠蔽されているどころか、テレビのゴールデンタイムとか「目覚ましテレビ」のような、エッジ感のかけらもない万人向けメディアにおいてすらばんばんと押し出されているような表現でもある。
 なので、ノスタルジーの表象に同意できないと、なおさら「オナニー乙」的な、反感も呼びおこしやすい。ノスタルジーというのは、そういう危うさがあって、スタンスの作り方が実はある側面においては、けっこう難しいものではある。
 まあ、そうは言っても、これは、けっこう意地悪な文句で、エッジ感とかを大事にするマイノリティなどに対して説得的な表現である必要は、マーケット的にはないとは思う。けれど、長年の名作みたいなところにランクしようという思うと、そこらへんで、まあようやくひっかかるような、そういう文句である。



■追記:ここでいう「正統性」について

 なおタイトルに「正統的な」と付けたのは、「文学批評文脈において正統的な」ということ。むかしっから、いわゆる「ブンガク的」という表現をする場合に、高い評価をうけるものの、ある種の典型であろう、ということです。
 とはいっても、この<ブンガク>の典型をやるのはとても難しくて、それはそれで大変なことに挑戦しなければいけないということは言うまでもありません。
 ただし、この<ブンガク臭さ>に気づいた、反骨精神あふれる一部の人々は、あえて「オトナ帝国だっせぇ」とか言ってみるという差別化ゲームに身を投じたりもするものです。あるいは、「オトナ帝国そのものはいいと思うけれども、これをベタに好きだとか言いたくない」という、ある種の派閥性に対する敏感のようなものを呼び起こすものです。それはそれで、ある程度あたまのいい子じゃないとできない差別化ゲームなんだけれども、その王道性によっても「否定派」を生む、ものになっていると思います。
 わたしは、本作はなんだかんだで良いものだと思っています。

※1 全員が全員だとは申しません。物語構造的に、ノスタルジー無視しても、じゅうぶんいい話、というのは、それはそれでそうだと思います。わたしがここで書いてる話は、受容論に目がむきがちなので物語構造的な側面から本作のよしあしを論じるのも、それはそれで興味深い議論になると思います。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 19

メア

★★★★★ 4.5

汚いお金、燃えないごみ、そんなものばかり

クレヨンしんちゃんを見たことのあるものなら、ほとんどの人が知っているだろうクレヨンしんちゃんの映画代表作!

秘密結社「イエスタデイ・ワンスモア」による
大人を子供に戻して「古き良き昭和」を再現し
未来を放棄するという“オトナ帝国”化計画を防ぐため
かすかべ防衛隊が頑張り始める。
というクレヨンしんちゃんの映画らしい話の作品。
なんといっても最後のシーンは感動的で
腑に落ちないところもなくもないが良い作品だった。

普段の馬鹿馬鹿しい事ばかりするしんちゃんをイメージしている人はこれを見て見てください。
たぶん『クレヨンしんちゃん』という作品、主に映画に対してですが
見る目が変わるでしょう。

お勧めできる作品だと思うので
 時間に余裕があればどーぞご視聴あれ

投稿 : 2019/11/16
♥ : 11

76.3 6 臼井儀人アニメランキング6位
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦(アニメ映画)

2002年4月20日
★★★★☆ 4.0 (400)
2693人が棚に入れました
ある夜、野原一家は全員そろって時代劇に出てくるような格好をした綺麗な"おねいさん"の夢を見る。次の日、野原しんのすけが幼稚園から帰ると、犬のシロが庭を掘り返していた。その穴から見つけた文箱の中には、「おらてんしょうにねんにいる」と読める汚い字とぶりぶりざえもんの絵が描かれた手紙が。埋めた覚えはないのにと訝しがるしんのすけだが、「おひめさまはちょーびじん」という一文を見て朝の夢を思い出し、"おねいさん"に思いを馳せながら目を閉じる。

目を開けたとき、しんのすけは夢で見た泉の畔に立っていた。訳もわからず歩いているうちに、軍勢同士の合戦に遭遇してしまう。最初は時代劇の撮影だと思い込むしんのすけだが、偶然から一人の侍の命を救う。井尻又兵衛由俊(いじり またべえ よしとし)というその侍は、命を救ってくれた恩からしんのすけを自分たちの城、春日城に案内してくれるという。そこには、しんのすけが夢で見た"おねいさん"こと廉姫(れんひめ)がいた。
ネタバレ

takarock

★★★★☆ 3.8

何故に、ここまでのリアリティを作中に落とし込んだのか?

2002年公開の「クレヨンしんちゃん」劇場版の10作目で、
監督は、前作「オトナ帝国」と同じ原恵一監督です。
ちなみに本作は、「BALLAD 名もなき恋のうた」
という作品で実写化もされているんですね。
でも、まぁこの作品は・・・この糞ダセえ映画タイトルからも分かる通り・・
いや、止めておきましょうw
興味のある方はハードルを下げてご覧下さいw

「オトナ帝国」のレビューでも書きましたが、
「オトナ帝国」と本作「戦国大合戦」はクレしん映画の中でも、
別格中の別格と言われている作品です。
この2作はクレしん映画のベスト・プラクティスと表現できるのかもしれません。
良くも悪くもですが、そのような位置付けをされてしまう作品ということです。

まず、本作を視聴して目を引いたのは、合戦のリアリティです。
私にそうした知識があるわけではないですけど、
知識の有無に関係なく、
並々ならぬこだわりを持って作られているというのは一目瞭然です。
専門家の間でも本作の時代考証については高い評価を受けているそうですけど、
さもありなんといったところです。
本作の演出は、「ガールズ&パンツァー」や、
現在放送中の「SHIROBAKO」の監督である水島努氏です。
何故に、ここまでのリアリティを作中に落とし込んだのかということについては、
どういう経緯で、そして誰の意向かということは分かりませんけど、
ディテールまで徹底的にこだわる水島努氏ならと思ってしまいますねw

こうしたリアリティは、視聴者に、
「この作品は只の子供向けの作品ではないぞ」と襟を正させると同時に、
いつもの日常ではなく、戦国時代という非日常が舞台である
劇場版のスペシャルな世界観にぐっと引き込む効果があると思います。

では、ここからはネタバレありで語っていきましょう。


{netabare}本作の主軸となるテーマは、
姫の春日廉と青空侍こと井尻又兵衛の、
その身分の違い故に、決して許されることのない悲恋でしょう。
特に印象的だったシーンは、野原一家の車の後部座席に座った廉姫、
そしてそれを馬で追う又兵衛。
しんのすけに促され、ひろしは車のスピードを上げるのですが、
馬ではそのスピードについていけず、淋しげな表情で後ろを振り返る廉姫、
そして立ち止まり茫然とそれを見送る又兵衛と
この二人の距離感を示した非常に映画的な、良いシーンでした。

演出面と言えば、花首ごとボトボトっと枝から落ちる不吉な暗示。
分かりやすい死亡フラグなのですが、
戦に無事勝利を収めた凱旋途中、一安心したところで、不意の凶弾。
上手く(視聴者の予想を)はずしてきますね。
しんのすけがやってきたことによって、生き永らえた又兵衛ですが、
この凶弾はその辻褄合わせなのでしょうかね。

クレしんという作品は、
あらゆる人物や事象を取り込むだけの強度を誇っているのですが、
これはもう本当にギリギリですねw
ここまで衝撃的な体験をさせてしまうと、
この後、日常に戻った時に、
お尻を出して「ぶりぶり~!」とかふざけている姿を想像しづらいですw

又兵衛の死後、泉にて廉姫がその想いを口にしていった時に、
しんのすけがうっかり又兵衛の気持ちを言ってしまいそうになるのですが、
慌てて思い留まり金打(きんちょう)をするシーン。

そして現在に戻ってきた時に見上げた空は、
青空侍こと又兵衛の旗印のような空で・・・

演出もラストの余韻も本当に素晴らしかったです。

私は基本的に、死別によって感動させるという手法は好きではありません。
「死なせれば感動するんだろ?」という
作り手の意識が透けて見える時はなおさらです。

果たして又兵衛を死なせる必要があったのでしょうか?
ましてや子供向けの「クレしん映画」でですよ。

では、もし又兵衛が生きていたら?
廉姫の又兵衛に対する想いは、
もう自分でも律することができない位高まっていたので、
あるいは、駆け落ちなんてことにも・・・
しかし、それこそ絵空事です。
この時代に、姫と家臣の武士が結ばれることなどあってはならないことで、
とても幸せな結末など迎えることはできないでしょうし、
何よりこれまでの異常なまでに徹底されているであろう時代考証も台無しにしかねない
現実味のないチープな結末になってしまうおそれがあります。

何故に、ここまでのリアリティを作中に落とし込んだのか?
それは、そんな絵空事のような結末など許さないということなのかもしれません。
言い換えれば、又兵衛を死なせることでしか、この悲恋の結末は迎えられないという、
又兵衛の死の必然性の担保の為の徹底的なリアリティの追求、
私はそう感じました。

そして、本作は、又兵衛が何を思い、どういう信念を持っていて、
どういう人たちに囲まれ、どういう生活を送っているのか
非常に丁寧に描かれており、
さらには、これはクレしん映画だからということもあるでしょうけど、
死別のシーンも露骨な泣かせ演出にならないような
絶妙な匙加減だったと思います。 

以上のことから、本作からは「死なせれば感動するんだろ?」という
作り手の安っぽい意図は感じませんでした。
むしろ、キャラの死というのに非常に真摯に向き合っている印象を受けました。
これらはただの推測ですし、ただの贔屓目なだけなのかもしれませんけどね。

キャラも演出も含め本当に丁寧に作られているなというのが、
本作に対する私の率直な感想です。間違いなく名作です。{/netabare}


さて、私はこのレビューで、合戦のリアリティということに触れてきましたけど、
もう少しリアリティについて語りたいと思います。
リアリティについては、私が尊敬する岸辺露伴先生(JOJO4部)の
名言を紹介したいと思いますw 
「リアリティだよ! リアリティこそが作品に生命を吹き込むエネルギーであり
 リアリティこそがエンターテイメントなのさ」

「ガールズ&パンツァー」を例にしてみましょう。
この作品は、美少女たちが戦車を乗り回し、対戦するという
アニメらしい荒唐無稽な話なんですよね。
その中で、操縦や戦車の動きのリアリティだったりで耳目を引いたわけですけど、
本当にそこにリアリティがあるのかは分かりません。

私はこのレビューでこう言っています。「私にそうした知識があるわけではないですけど」。
そもそも私にリアリティの有無を検証する知識なんてありませんし、
検証しようとも思っていません。
重要なのは、そこにリアリティが存在すると思わせるということなのです。
つまりは、ディテールまで徹底的にこだわる姿勢こそが尊いですし、
それこそが作品の血となり肉となるのです。
リアリティこそが作品に生命を吹き込むエネルギーであり
リアリティこそがエンターテイメントというのはそういうことです。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 41
ネタバレ

れんげ

★★★★★ 4.4

『おい…、青空侍…。』

劇場版クレヨンしんちゃんの、記念すべき第10作。
2002年公開。


【前置き】

原恵一さんの脚本&監督作品の第6弾にして、監督としてはシリーズ引退作にあたります。

その完成度から、文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞をはじめ、前作「オトナ帝国」以上に数々の賞を受賞。
実際、これまでの作品と見比べても全体的に大人向けな印象が強いシナリオ構成であり、掟破りの展開も待ち受けておりました。

公開から7年後、「ALWAYS~3丁目の夕日~」で有名な山崎貴監督が、本作を原作とし実写映画「BALLAD 名もなき恋のうた」を制作したことで再び注目を浴びたこともあり、シリーズを通し一番有名な作品かもしれませんね。
ただ、そういった背景からも、このシナリオは「クレヨンしんちゃん」でやらなくても良いのでは? という意見もチラホラ出ました。

ですが私は、「クレヨンしんちゃん」だからこそ、このシナリオが光ったのだ、と個人的に思っています。



【あらすじ】

ある夜、野原一家は全員揃って、時代劇に出てくる様な格好をした『綺麗なお姉さん』が泉に佇む夢を見ます。

次の日、突然シロが庭を掘り返した中から古い文箱を見つけたしんちゃんは、「おら、てんしょうにねん(天正ニ年)にいる」という自身が書いた手紙を見つけました。
埋めた覚えのない手紙に首を傾げるしんちゃんでしたが…次の瞬間、彼は夢で見た泉の畔に立っていました。

泉から出たしんちゃんは、近くの軍場で偶然から一人の侍『井尻 又兵衛 由俊(いじり またべえ よしとし)』の命を救います。

彼の厚意で春日城に案内されたしんちゃんは、ここが手紙にあった「天正ニ年」(1574年)であること知ります。
その城でしんちゃんは、夢で見た綺麗なお姉さん『廉姫(れんひめ)』と出会うのでした…。



【論じてみる】
{netabare}
戦国時代を舞台にとした作品は、第3作「雲黒斎の野望」でもありました。
実はこの2作、時代背景的に見ると年号はほぼ変わりません。
加えて、城の名前も同じ『春日城』なのです。
(ただ、この城は史実的には存在しません。同名の城はありますが、長野県にある全くの別物です。)

パンフによると、この「雲黒斎の野望」の事件で出来た時間の歪みが、本作に繋がったという裏設定があるとか。
後付け設定とは理解しつつも、そう言われるとシリーズファンとしてはニンマリしちゃいますね。


さて、本作が評価された理由の一つとしてまず、文献調査や時代考証に力が入れられ、当時の時代背景の描写がとても緻密であった点が挙げられます。
戦国時代の風景や生活、戦場での白兵戦など、どの時代劇でも中々見られない描写が沢山登場しました。

特に注目すべきは後半の『城攻め戦術』の一手一手ですね。
本敵の収穫を台無しにする「刈り働き」の描写。
火縄銃の着火から、次弾装填の時間を防ぎ矢で稼ぐ描写。
背面に母衣(ほろ)と呼ばれる、空気袋を着用した武士。

中でも、布で包んだ石や焙烙火矢(ほうろくびや)を遠心力で投げ飛ばす描写は、とても単純ながらかなり破壊力のある攻撃手段だなぁと見ていて感心しましたね。
当時の人間なら簡単に考えだしそうな手法ではありますが、当時を振り返るだけの視点では中々思いつかない発想な気がしました。

あと、歩兵の中に「太鼓を担ぐ役と叩く役」がいて、その音で兵の士気を上げる役割分担があるのも、見ていて面白かったですね。
実際、突入時に勢いをつけるには、かなりの効力があったのでしょう。
勢いだけでなく、今回のような長期戦では「退き貝」と呼ばれる貝が鳴ったら今日の戦は一旦終了だ、という明確なルールがあるのも、なんだか妙に納得しちゃいました。


同シリーズは、前々から舞台背景と世界観に沿った描写がかなり緻密でしたが、それが本作でも存分に発揮されたという感じですね。
私的には、本作のみがそういう感じに言われることが多くて少し悲しくなりますが……。

演出面においても、タイムスリップ作品として必要不可欠な過去へ行く描写が、本作は何のエフェクトも無く瞬時にワープしたりと、作中唯一のファンタジー要素を一切誇張せず物語は展開します。
この演出は逆に新鮮で魅力にも感じましたが、同時に本作があくまでリアリティを重視した作りであることも窺えましたね。


……と真面目に述べていますが、本作はあくまでも「クレヨンしんちゃん」。
合戦での血の描写もありませんし、途中には戦国時代に似つかわしくない野原一家のコミカルな描写も、しっかり描かれています。
焙烙火矢で建物に火がついた時の、しんちゃんとひろしが小便で火を消すシーンは、話が重苦しくなり過ぎないよう良い清涼剤となっておりました。

ここが、単発の実写映画では決して出せない、確立されているキャラクターが存在するシリーズとしての強みだと思いますね。
カスカベ防衛隊の先祖達の、あの「お約束の描写」も、単発映画では出来よう筈もありませんでしたし。

ストーリー展開としては、シリーズ中でも一番大人を意識した内容であるのは間違いありません。
ただ、同じ大人向けの「オトナ帝国」と違う本作の魅力は、このギャグパートがシリアスを邪魔しない程度に上手くブレンドされており、子供から大人まで終始退屈せずに最後まで見せてくれる、このシナリオ構成にあると私は思っています。
{/netabare}



【オマタのオジサンを中心に、シナリオを語ります】
{netabare}
さて、本作のもう一人の主人公と呼べる存在。
それが、この『井尻 又兵衛 由俊』でしたね。
(実際、本作のプロット段階でのタイトルは、「青空侍」だったそうです。)

今回は彼を中心にして、この身分の違う悲恋の物語を振り返っていきましょう。


彼は、戦場では「鬼の井尻」の異名を持つ屈強な侍。
ですがその内は、女性には奥手で、青空を見上げることが好きな、とても優しい武士なのでした。

15歳で大人と言われるこの時代。
しかし彼はその性格のせいか、30歳にして嫁の貰い手もなく周囲からは冷やかしの種にされておりました。
(勿論、親しみを込めて。)

ですがそれは…、幼馴染であり自国の姫でもある『廉姫』への、決して打ち明けることの出来ない想いのせいでもあったのです…。


ただ、それに勘付いたしんちゃんが、ストレートにこう言います。

「身分がなかったらどーするの? 廉ちゃんに好きって言う?」

そんな発想など微塵も抱いたことがなかったのでしょうね。
この問いに赤面するしか出来ない又兵衛は、とても人間味が溢れ出ていて、この瞬間から私は彼が大好きになりました。

ここで2人は、この秘密の想いを口外しないようにと、武士の誓い「金打(きんちょう)」を立てましたね。
(+皆知ってる「男同士のお約束ポーズ」も。)
以降2人が再び刀を並べ金打することは…、もうありませんでしたが…。


この恋模様が進展を見せるのは、しんちゃん達と廉姫が夢で見た泉で、野伏(のぶせり)に襲われた時ですね。
ここで颯爽と現れた又兵衛が、

『お の゛れ らあぁぁぁっ!!!!』

と、眼光見開いて野伏をなぎ倒していったシーンは、初めて見た時は鳥肌が立ちました。
しっかり廉姫の「殺すな!」の言いつけを守る辺りも、メチャクチャ格好良かったですしね。

ここで、廉姫からその想いを暗示され身を寄せられた又兵衛ですが、それでも彼は…

「どうか…どうか…、お戯れが過ぎます!」

と、その両肩を引き離すことしか出来ませんでした。
ただ、この廉姫を引き離した時にした彼の顔には、ただの安堵感だけではない感情もきっと含まれていた気がします。
と言うか、そう思いたいですね。
想いを知るしんちゃんからは「ウソツキ」呼ばわれされちゃいましたけど。

にしても、子供達(かすかべ防衛隊の先祖達)にとっては、とても刺激の強い一幕でしたね、皆固まってましたし。
と言うか、本シリーズでこのようなガチの大人の恋模様を描いたのは、後にも先にも今現在この作品のみです。


ここから、ひろし達と再開した一行は、持ってきた「自動車」に乗って城に戻るのですが、この時後ろから馬で走る又兵衛と、自動車でドンドンと先へ進み見えなくなる「廉姫」のシーンは、2人の近い未来が暗示されているようでしたね…。
本作を初めて見る方も、ここを見てなんとなしに、この恋が成就することはないと感じたのではないでしょうか。



終盤、廉姫との縁談を断られた大名「大蔵井高虎(おおくらい たかとら)」が、それを名目に春日に攻め込んで来ます。
これは、ひろしが図書館で見た歴史書の通りの出来事でもありました。
決戦前夜、城の周囲一面に敵襲の灯り日が立ち込めるシーンは、らしくないBGMも含めて先行きの不安を煽らせる見事な演出でしたね。

野原一家は、この決戦の最中に混乱に乗じて逃げ出す算段を整えてもらうのですが、ここでもしんちゃんがこう言います。

「ねぇとーちゃん、オマタのオジサン大丈夫かな…。

 お助けしなくていいかな? ねぇとーちゃん!」


討ち死に覚悟で軍勢に飛び出し、奇襲をかける又兵衛の軍団。

「倒れた仲間は見捨てよ、たとえそれが身内であってもだ!!」

こんなことを言ってのける時代が、日本にはあったんですね…。
実際、昔から知った顔ばかりの仲間達がどれだけ倒れても…、誰も…勿論又兵衛も馬を緩めはしませんでした。
「死ぬことだけが武士の道ではない」とは言われながらも、父も兄も弟も武士として戦で命を落としている又兵衛にとって、それは一種の美徳ですらあったのかもしれませんね。

ただ、現代人の私からしてみれば…、討ち死に覚悟で自分の命を投げ出す行為は…ハッキリ言って馬鹿馬鹿しくすら感じます。
でも、きっと…大切な人を守りたい、どうか無事に生きて欲しい、という想いの表し方が、この時代ではこういうやり方でしか表現出来なかったのかもしれません。
現代と比べて実行出来る選択肢が、あまりにも少すぎるのですから。


ですがそんな中、現代人であり安全な未来に生きる…、これからも数多くの安全な選択肢がある筈の野原一家が、皆が作ってくれたせっかくの退路をも引き返し、戦場の最前線に突っ込んで来てくれたんですね。


『春日部住民野原一家、義によって助太刀いたーーす!!

 いざーーーーーーーっ!!!!』


「野原一家、ファイヤーーー!!」という皆の掛け声からも、この選択が家族の総意であったことが窺えます。
わざわざ死地へと舞い戻ることに関しては、決して褒められた選択と私は思いませんが、それを実際に一致団結して出来る家族って、一体どれだけいるのでしょうね。
やっぱり、野原一家は最高だぜ!!
ここも結局は、ひろしが歴史書で見た「野原信之助とその一族らが奮戦」の通りとなりましたね。

しかしまぁ、とても緻密な時代考証の上で成り立っていた攻防を、横から思いっきりブチ壊すこの「戦国自動車?カローラ2000」の登場。
でもここは、違和感以上に見ていてとても痛快で、作中でも一番の盛り上がりを見せるシーンだったと思いましたね。

「どけどけー! ぶつかっても保険おりねーぞー!!!」

相手からしたら意味不明でしょうが、こんな戦国時代に自動車がクラクション鳴らしながら全速力で突っ込んできたら、そりゃ敵陣も恐れ慄きますよね。


2万余りの軍勢を払い除けたこの野原一家の活躍で、又兵衛の軍団は圧倒的な兵力差をひっくり返し、御大将の陣地にまで足を運ぶことが出来ました。

しかし、ここで大将を守る、大蔵井家の馬廻衆(今回では敵軍最高峰の地位)、真柄太郎左衛門直高(まがら たろうざえもん なおたか)が、これまた又兵衛に負けじ劣らずの強者だったんですよね。
この戦い(と言うか斬り殺し合い)のBGMがまた格好良いのですが、その中身は非常に泥臭いと言うか…切磋琢磨に斬り合いぶつかり合う様は妙に生々しくて印象強かったですね。
作画も、かなり気合い入ってましたし。

死闘の途中で、野原一家が総力で大将を打ち取り、

【○野原信之助 決まり手『金的頭突き』 ●大蔵井高虎】

彼らの戦いは勝敗がつかぬまま終わりましたが、自軍の敗北を知り「これまでだ、殺れ」という太郎左衛門に対し

「やらん! あんたは惜しい!!」

と、汗をかきながら良い笑顔で言ってのける、あの又兵衛は素敵でしたね。
彼らだって、決して好きで殺し合いをしているわけじゃないんですから。

ただ、敵の大将と言えば話は別。
高虎の首を切ろうとする又兵衛の行動は、この時代において至極当然です。
でも、現代人の特に子供にとっては、それはとても受け入れ難いものでした。
その気持ちを察し、そして何より討ち取った本人の意向を尊重するカタチで、又兵衛は「髻(もとどり)」というチョンマゲの「マゲ」の部分のみを斬ることで場を終結させました。

ですがコレ…、現代人からすれば「死ななくて良かったね。」で済みますが、この髻は武士の命ともいうべきもので、見方によっては死よりも辛い屈辱を本人に与えたことになるそうで……。
作中でそのことを暗示する場面はありませんでしたが、現代人の価値観を押し付けられた高虎が、少しだけ不憫に思いました。
うぅむ…、気遣いって難しいですね…。
{/netabare}



【子供向けのルールを破った、衝撃のラストシーン】
{netabare}
さて、本作が名作というカタチで世に広く蔓延したのは、何より本作のラストシーンがとても印象深かったからでしょう。
シリーズとしても、たった一度の掟破りでしたしね…。


敵陣からの帰り道。
又兵衛の馬上に乗せられたしんちゃんは、大手柄の褒美を問われ、「おじさんの小さい刀がいい」と、以前に金打で使った小刀をねだっていました。
又兵衛が「この右手差し(めてざし)は、父上の形見なのだ」と言い困っていた時、城の最前の天守閣にまで趣き、又兵衛を待つ廉姫が見えました。

自身を見据える又兵衛を見て、廉姫が大きな安堵の息を吐いた、その瞬間……。

急に響き渡る一発の銃声……。


馬上から、ゆっくりと転げ落ちる又兵衛に、しんちゃんは被せて貰った兜を払い除け近付きました。

「撃たれたらしい…。」

虚ろな目でそう呟く又兵衛から察するに、それが致命傷であることは明らかでした。
それを悟った時、又兵衛は初めて、しんちゃんがこの時代に来た真意に気付いたのです。


「しんのすけ…お前が何故、俺の元へやってきたか今分かった…。

 俺は、お前と初めて会ったあの時、撃たれて死ぬはずだったのだ…。

 だが…お前は俺の命を救い、大切な国と人を守る働きをさせてくれた。

 お前は、その日々を俺にくれるためにやってきたのだ…。」


大切な人の死を予感し泣き出しそうになるしんちゃんに、又兵衛は先に話した右手差しを渡し、最後にこう言いました…。

「お前の言う通り…、最後にそれを使わないでよかった…。

 きっと、姫様も同じ事を……」

ここで又兵衛は、その目を見開いたまま…その焦点が空を仰ぎ…、静かに息絶えました。

こういう視聴者に大前提として子供がいる作品ですと、目を閉じて死ぬ方が絵的にも残酷性を感じず、良かったように思います。
ただ、もしここで作画班が勝手に目を閉じさせたとしたら、原監督は激高したのではないでしょうか。
そう思わせるぐらい、ことだわりを持って描かれたシーンに私は感じました。

しんちゃんは、その受け取った右手差しを大粒の涙で濡らしました。
シリーズ中、メインキャラクターが死ぬこと…、そしてしんちゃんが泣く姿をしっかりと見せたシーンは、後にも先にもこの1回きりでした……。


さて、この弾を誰が撃ったのか…、一体どこから飛んできたか…。
これは作中、最後まで明言されることはありませんでした。

ただ、又兵衛の台詞からも察せるように、しんちゃんと共に歴史を変える働きをした又兵衛が、その役目を全うし終えた為であると解釈するのが一番正しい気がします。
しんちゃんと出会った当初から、又兵衛は歴史という名の下で、絶対に逃れられない死の運命の中…生きていたというわけですね…。

作中の至るところに死を予期させる描写がある中、彼がその運命を辿ることに対しては驚きはしません。
ただ、このように歴史に殺されることになるとは…、思ってもいませんでした…。



野原一家が未来に帰る間際、野原家とを繋ぐあの泉で、しんちゃんと廉姫はこう言葉を交わしました。


「廉ちゃんはオマタのオジさんと結婚したかった?」


「うん、こんなに人を好きになることは…、もう二度と無いと思う。

 だから、私はこれから先…誰にも嫁がない。」


廉姫の想いを聞いたしんちゃんは、又兵衛の気持ちを伝えようとしましたが…、それを廉姫は止めました。
きっと彼女は初めから、又兵衛の本心も、それでも自分達の恋が一生叶わないことも、全て悟って暮らしてきたのでしょうね…。
そう思うと、彼女のこれまでの台詞や立ち振る舞いにも、全て辻褄が合います。
………余計に悲しくなりますけど。

それに、小国の姫が今後結婚しないということは、春日の将来もまた安泰とは言えない未来が待ち受けているのでしょうね。
この春日が一切、歴史の表舞台に出てこないことからも分かる通り。


又兵衛との約束を思い出し、再びあの右手差しを手に取り、金打するしんちゃん。
彼女に又兵衛の本心を打ち明けることが、もう生涯無いことを意味していましたね…。


現代に帰った野原一家と、過去に同じ場所で佇む廉姫。
空を見上げると、そこには満点の青空と、又兵衛の旗にもあった小さな雲が見えました。


『おい…、青空侍…。』


涙を流しながら、その雲を見つめこう呟く廉姫の絵で、物語は終わります。
冒頭の、又兵衛の身を案じ空を見上げていた廉姫と ここのシーンが決定的に違うのは、彼女のその大粒の涙と…寂しい笑顔でした…。
{/netabare}



【総評】

シリーズとして、そして映画単体としても、非常に見応えがあり完成度の高い作品であることは間違いありません。
勿論あくまで私個人の主観ですが、そこだけは自信を持って断言出来ます。

ただ、クレヨンしんちゃんの映画としては、異質と言わざるをえない内容なので、そういう意味ではシリーズ中の評価としては非常に難しい作品です。
実写映画にもなった通り本内容は、しんちゃんがいなくても一応は成立してしまう作品なのですから。

ですが、その実写映画が本作のように後々まで語られる作品に成り得なかった事実を踏まえても、やはり本作はしんちゃん達がいたからこそ、完成度の高い作品に成り得たと言えるでしょう。
実際、ギャグパートのクオリティも、本作は決して低いわけではありませんから。
(冒頭で、夢で見た廉姫を想いチュッチュしていた しんちゃんとひろしが、みさえによって強制キスさせられるシーンが特に好きです♪)

シリーズ初心者の方、しんちゃん映画に興味の無い大人の方に、まず是非オススメしたい作品です。
ただ、シリーズのファンとしては、本作のような方向性で全体のハードルを上げちゃわないでほしいなぁ…なんて気持ちも正直持ちました。
変に大人向けを意識しなくても、意外と大人も一緒に楽しめるのが、本シリーズ(特に初期作品)の何よりの魅力なのですから。


さて、本作を見終えたら…無性に青空が恋しくなりますね。
日が出た朝焼けの空を見上げて

「今日は晴れそうだ…。」

なんて言ってる奴がいれば、それはきっと又兵衛か私でしょう。
気軽に声をかけて下さい。

ではでは、読んでいただきありがとうございました。


次回作は、第11作「嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード」です。
(うぅむ…、次回は気楽にレビュー出来そうデス♪)


◆一番好きなキャラクター◆
『井尻 又兵衛由俊』声 - 屋良有作さん


◇一番可愛いキャラクター◇
『春日 廉』声 - 小林愛さん


以下、実写化された「BALLAD 名もなき恋のうた」について。
(どーでもいい記述なので〆ます。)
{netabare}
さて本レビュー内では、実写化された「BALLAD 名もなき恋のうた」について、本作と比べると微妙のような言い回しをしましたが、あちらも戦場の描写や草薙君の又兵衛も意外にも合っていて、とても楽しめました。
映画館で見たので、余計に迫力があったのもありましたが。

中でも、「新垣結衣さん」の廉姫のクオリティは、二次元を超えたとさえ思わせる出来でしたね。

この実写に限って私は、春日が高虎に攻め落とされ慰み物となる廉姫を、上映後の夜に思いっきり想像したことを、ここで正直に告白します。

本作が好きな方は、こちらも是非一度。

よいではないか よいではないか~♪グヘヘ♡
{/netabare}

投稿 : 2019/11/16
♥ : 31

★★★★★ 4.5

笑いと涙の調和する傑作

「おマタのおじさん」に惚れました。
決して顔は良くないけれど、優しくて賢くて強くて逞しくて、
私の理想とする男性像そのものです。
それだけに、あのラストには心から泣きました。
実写映画化もされましたが、私はあれは見ていません。
配役が気に入らなかったからです。
美形の男が演じるナヨナヨした「おマタのおじさん」なんて、見たくなかったのです。
美形の男と美人の女の組み合わせでは、結局、どこにでもある有り触れた恋愛物語になるだけです。
下ネタや敵将への急所攻撃、ボディブレードなどのギャクはカットされてるだろうし、
見たいと思える要素が一つもありません。

この作品は、「クレヨンしんちゃん」でなければ、名作とはなり得なかったと思います。
クレヨンしんちゃんの感動は、他の何者にも真似できません。
真似をしようと思ってはいけないのです。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 5

73.9 7 臼井儀人アニメランキング7位
クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険(アニメ映画)

1996年4月13日
★★★★☆ 3.9 (235)
1448人が棚に入れました
しんのすけたちは幼稚園の春の遠足で、新しくできたテーマパーク“群馬ヘンダーランド"へ出掛けた。ふとした拍子にみんなとはぐれたしんのすけは、サーカス小屋のテントに迷い込み、そこで檻に入れられた可愛い女の子を見つける。彼女はメモリ・ミモリという異次元王国ヘンダーランドの王女で、オカマ魔女のマカオとジョマによって閉じ込められてしまったのだった。王女を助けようとしたしんのすけだったが、オカマ魔女の手下クレイ・G・マッドとチョキリーヌ・ベスタの妨害にあい、人形のトッペマ・マペットの助けを借りてその場から逃げ帰るのが精一杯だった。トッペマは魔女の魔法のトランプをしんのすけに託し、ヘンダーランドを救ってほしいと助けを求める。
ネタバレ

れんげ

★★★★★ 4.1

『この馬鹿ブタ……、脳みそあるのか…。』『…少し………。。。』

劇場版クレヨンしんちゃんの第4作。
1996年公開。


【前置き】

「ヘンダヘンダよ~~♪、ヘェエンダ~~ランドォ~~♪」

本作をよく覚えていなくても、このフレーズは記憶にある方も中にはいらっしゃるかもしれませんね。

劇場版第4作は、前作の戦国時代を描いたものから一変、シリーズ屈指のファンタジーをド直球に描いた作品となっております。

ちなみに、第1作から監督を務め脚本にも手をくわえていた本郷みつるさんは、本作以降は監督を降板。
(16作のみ再び監督をされますが。)
次回作以降は、これまで脚本を務めていた原恵一さんに監督をバトンタッチするのでした。


本作の魅力としては、しんちゃんらしい笑いも勿論なのですが、直球なファンタジー性に隠れた『敵が忍び寄る恐怖』の描き方もまた良いんですよね。

あと、個人的に大好きな「ぶりぶりざえもん」が、シリーズ内でも一番彼らしい快演をするという点に置いても、イチオシです。



【あらすじ】

しんちゃん達ふたば幼稚園のメンバーが、群馬に新しく出来た「ヘンダーランド」という遊園地に遠足で向かいます。

しかし実はそのヘンダーランドは、異世界に住む2人のオカマ魔女『マカオ』と『ジョマ』が潜む城であり、元いたヘンダーランドの住民を支配した彼ら……(汗)いや彼女らは、この現実世界をも支配しようとしているのでした、というストーリー。



【論じてみる】
{netabare}
冒頭は、ふたば幼稚園のいつものメンバーで遊園地を楽しむシーンが続きますが、考えてみればふたば幼稚園のメンバーが映画でこれだけ絡むのは本作が初めてでしたね。

本作では、いつものメンバーにさりげなく一緒にいるバラ組のチーター君が良い味を出してました。
運動能力抜群で高飛車な言動が目立つ彼ですが、風間君にも冷静なツッコミを入れられる園内でも一番の常識人な気がしました。

先生達も皆、本編以上に良い味を出して笑わせてくれます。
特に好きなシーンは、アトラクションで檻に入れられた園長先生に対し、よしなが先生がうっかり

「園長先生、よくお似合いですわ。」

というところですね、酷い言い草ですwww

あと、まつざか先生がそのグラマラスを全面に出した格好で、園内の『猿』を虜にして、冷やかされるシーンも好きでした。
ここでも、よしなが先生が

「お猿さんの電話番号聞いた?」

と、いじり倒します。
ここで

「うっかりしてて聞きそびれたわ(怒)」

と返す辺り、まつざか先生もシャレが利いてますね。
仲のよろしいことで。



本作は、(個人的に見てですが)笑いの質がシリーズ中でも高く、「笑いたいなら本作を!」と押したくなるのですが。
もう一つの魅力として、私は敵キャラの雪だるま

『ス・ノーマン・パー』

の、異質で不気味な存在感を押したいですね。

遠足の途中、園内で偶然出会う人形「トッペマ・マペット」から、ヘンダーランドの真実と、魔法のカード「スゲーナスゴイデス」を受け取るのですが、これを取り返しに来るのが、この「ス・ノーマン・パー」なのです。

見た目は、誰でも描けそうなぐらいの、まさに絵に描いたような雪だるま。
江戸っ子染みた言葉遣いと、明朗活発な応対で他者に取り入るのが非常に上手く、不審に気付いたしんちゃんを尻目にドンドンと周りの信頼を勝ち取っていき、しんちゃんに忍び寄ってきます。

そして、いざ本性を見せるとシリアスかつドスの効いた声色で、しんちゃんを脅しつけてくるのです。

これは、声を担当された古川登志夫さん(うる星やつらの諸星あたる等)の絶妙な使い分けが、凄まじいギャップを醸し出すことに成功しているのだと思いますね。
加えて、顔がシンプルで表情に乏しいのが、余計に相まって恐いのでした。


しかし、そこに現れたのが、カードの力で登場した「アクション仮面」「カンタムロボ」、そして救いのヒーロー「ぶりぶりざえもん」。
彼らが出てきたことで、妙な安堵感を憶えました。

家が壊れたり火事になるのをお構いなしに攻撃を繰り広げる2人。
そして、それを尻目に寝返る、ぶりぶりざえもん。

その目に余る行動から袋にされ、あげくヒーローである2人から

「このバカ豚……」
「脳みそあるのか……」

などと、およそヒーローらしからぬ暴言を吐かれるも、

「少し……。。。」

と返すしか出来ない、ぶりぶりざえもん。
やはり、ぶりぶりざえもんがいると笑いのクオリティが飛躍的に上がりますね。
他にも定番の、

「私は常に、強い者の味方だ。」

「救い料1億万円、ローンも可。」

こういった彼の言動や行動、そして渋さと情けなさを兼ね備えた声。

「ぶりぶりざえもん」は、私がクレヨンしんちゃんを大好きたらしめた要因だと言っても過言ではないです。
{/netabare}



【しんちゃんの成長が見える終盤】
{netabare}
終盤、これまた不気味なマリオネット人形と、両親を入れ替えられたしんちゃん。
2人を救う為一人で、埼玉から群馬のヘンダーランドに向かいます。

ここでのしんちゃんは、とても5才児とは思えない一面を見せ、最後にトラックで送ってもらったオジサンからは

「しっかりしてるねぇ…。」

と言われるほど。
いつも呆けているしんちゃんですが、実はちゃんと出来る子なんですよね。

負傷を負ったトッペマとの一連のシーンでも、それを横で見ていたひろしはこう言います。

「みさえ…、今俺達の息子が少し大人になったところだ……。」

大人になって見返すと、しんちゃんの視点から見ていた本作が、いつの間にかひろしとみさえの視点になっていて、しんちゃんの成長になんかちょっとホロッときちゃいました……。


ただ、やっぱり最後はクレヨンしんちゃん。
最終戦の、JOKERのカードを奪い合う

『野原一家VSマカオとジョマの追いかけっこ』

は、劇場版屈指の面白さでした。

特に、ひろしが投げたカードを必死に追いかけたマカオが手にしたのが、実はひろしの名刺だったとところは爆笑しちゃいました。

360度の如くグルングルン回る勢いのある作画も、非常に見映えがあり凝ってるなぁ~と思わせてくれますしね。
{/netabare}




【総評】

シナリオとしては正直、いつも以上にご都合主義が見える点は残念なところ。
魔法を使えるカードはトランプ分の枚数ありチートレベルだし、対してヘンダーランドを根城にしているマカオとジョマは城の中では魔法を使えない謎設定。
その倒し方も含めて、首を傾げてしまう点は多いです。

子供向けだからと逃げるのは簡単ですが、大人が見ても面白いと評価される初期しんちゃんシリーズなので、そこは厳しめに……。。。

しかし、見た目の強烈なマカオとジョマと、見た目とは裏腹に圧倒的な存在感を放つ「ス・ノーマン・パー」の印象値。
そして、ぶりぶりざえもんを始めとした室の高いギャグは、それを差し引いても十分に余りアリ!!


あと、雛形あきこさんが歌う「SIX COLORS BOY」という主題歌は、シリーズの中でも大好きな曲で、今でも聞いています。
実は作中でもイチイチ本人登場してますしね。
(毎回言うプロフィールのせいで、お雛が「A型の水瓶座」って覚えちゃったよwww)


あぁ…、総評と言いながら語りたいことが溢れ出ちゃいますね。
笑いのクオリティと、密かに迫る恐怖が魅力な、そんな作品がヘンダーランドです。


ではでは最後は、ヘンダーランドのCMにちなんで、

『嘘だとっ♪ 思うなら♪ ちょぃと見ておいでぇ~えぇ~えぇ♪』

読んでいただき、ありがとうございました。


次回作は、第5作「暗黒タマタマ大追跡」です。


◆一番好きなキャラクター◆
『ス・ノーマン・パー』声 - 古川登志夫さん


◇一番可愛いキャラクター◇
『トッペマ・マペット』声 - 渕崎ゆり子さん



以下、低俗な駄文なので〆ます。
{netabare}
作中に登場する、これまた劇場版キャラで高い人気を誇るヒロイン、トッペマ・マペット。

愛らしい見た目と声や意外と勝ち気な面も含めて、魅力たっぷりなキャラクターです。


なにより、ゼンマイで動く人形である彼女は、動きが止まると…なんと


『ケツにゼンマイを差し込み、捻り込む』


という手法で、復活するのです。


久しぶり本作を見返した私の、新しいお気に入りのシーンとなりました。

本当にありがとうございました。


コレは……、初心者は真似しちゃいけないぜ…(*´Д`)ハァハァ
{/netabare}

投稿 : 2019/11/16
♥ : 21

★★★★★ 4.3

エンターテイメントの金字塔

群馬県に新たなテーマパークがオープンした。
ヘンダーランドという。
だが、どこか怪しげなヘンダーランドにはある秘密が・・・
しんちゃんはひょんなことから、ヘンダーランドの秘密に巻き込まれ、そこの主であるおかま魔女と対峙することになる。
登場する人物の誰ものキャラが立っており、面白い。

生き方に美学があるおかま・ホラーでコミカルなスノーマン・しんちゃん
カンタムロボ・ぶりぶりざえもん・アクション仮面

しんちゃん映画の中では、勢いで押し切ってないところがあり、無音の描写、敵の正体のわからないおどろおどろしさなど小さい頃見たら若干トラウマになるかもしれない。。


最初の都会のカットバックから、埼玉の平凡な住宅街へのカット、
下から見上げるような子どもの視線まで落としたアングル、そのどれもが秀逸。

最後の15分のババ抜きと追いかけっこは必見。

湯浅政明氏による作画、物語ともに最高。

何回も見たくなるし、何度でも元気になれる。


そんなしんちゃん映画の原点。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 4
ネタバレ

かずなみ

★★★★★ 4.1

今なお何度でも見れる一作ですwww

クレしん映画といえば、オトナ帝国という神作が存在するせいでどうしても他作品が陰に隠れがちですが。。。

ヘンダーランドはそんななかでも特に笑える。
そしてある種、クレしんシリーズ最強の敵が登場します。


群馬の山奥にヘンダーランドなるアミューズメント施設ができた。ふたば幼稚園の遠足で訪れたしんのすけは、その中でヘンダーランドの秘密に直結する部分を目撃してしまう。
その後、ヘンダーランドを仕切るオカマ魔女から刺客が送り込まれ・・・


この、刺客が問題なのですよ。
{netabare} ス・ノーマン・パーという、外見は雪だるまにしか見えない男?は、なんとまず手始めにふたば幼稚園の研修員として近づき、次にひろしと飲み友となって堂々と野原家に侵入。その後ひろし・みさえを始末したあと、しんのすけと一回目の対決で破れますが、帰り際にポストにヘンダーランドのチケットを残し、見事何にも知らないひろし・みさえはしんのすけがどれだけ「悪いやつに騙されている」と叫んでも「5歳の息子がいつものように変なことを言っている」と相手にせず、わざわざ敵の城であるヘンダーランドに遊びに行ってしますのです。しんのすけが5歳児にすぎないのを利用し、周りの人には普通の大人が普通に接してきてるだけに見える、恐るべき戦術だと言えます。あれをやられると、しんのすけは完全にただの5歳児扱いです。物語の主人公が全く周囲の人間に相手にされなくなるこの状況には衝撃的でした。{/netabare}
クレしんどころか、アニメ界きっての敵と言えるでしょう。

後半、オカマ魔女との対決がありますが、この内容は実に笑える。
また、その後の謎のレース?も笑えて、中だるみなしで楽しめる映画だと思います。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 1

67.9 8 臼井儀人アニメランキング8位
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル(アニメ映画)

2000年4月22日
★★★★☆ 3.8 (171)
1175人が棚に入れました
しんのすけや幼稚園の子供たちも夢中になっている『アクション仮面』の映画最新作「南海ミレニアムウォーズ」が公開される。アクション仮面の敗北を示唆する予告にしんのすけはどぎまぎし、野原一家・風間と風間のママ・ネネとネネのママ・マサオとマサオのママ・ボーちゃん(いつも通り親は不在)は、映画の完成を記念した豪華客船ツアーに参加し、船の旅を満喫する。一方、いつもの春日部は、しんのすけ達がいなくて一部はのんびりしたり、少し寂しかったりする人達もいたのであった。そして夜。待ちに待った船上試写会が始まった。だが、その試写会の途中で上映が突然ストップ。謎のサル軍団が現れてツアーに参加している全ての大人達とアクション仮面役の郷剛太郎を南の島へ拉致し、子供達だけがとり残されてしまった。しんのすけ・風間・ネネ・マサオ・ボーちゃんの5人から成る"かすかべ防衛隊"は、大人達を助けに行こうと、豪華客船に置いてあったジェットスキーを暴走させ、南の島へと上陸。さらに、ひまわりとシロも彼らを追って船を飛び出す。

声優・キャラクター
矢島晶子、ならはしみき、藤原啓治、こおろぎさとみ、真柴摩利、林玉緒、一龍斎貞友、佐藤智恵、玉川砂記子、萩森侚子、大塚智子、川澄綾子、立木文彦、高田由美、富沢美智恵、三石琴乃

メア

★★★★★ 4.3

猿サル猿サル猿サル

「しんのすけが主人公としてメインで活躍する作品を作る」
という方向で制作された作品らしいのです!w(゚o゚*)w

野原家加えて、多くの家族が豪華客船ツアー(『アクション仮面』の映画完成記念)にて、映画を視聴中に突然映画が止まってしまい、サルの軍隊(?)が襲ってきて、親たち(アクション仮面役含め)を連れ去ってしまうのです。
そして残された子供たちの中、かすかべ防衛隊のメンバーが救出に向かっていき、(後にひまわり&シロも)親たちを救出。そして、サルの統率者であるパラダイスキングの野望であるアクション仮面打破を防ぐのです。

今作はなかなか「おふざけ」と「シリアス(的な展開?)」がよく入り混じっていた。
 悪く言うと中途半端ですが、面白い作品でした。

縛られた親たちがしんちゃんの案で行う「大行進」は、昔見たとき真似した記憶が(出来なかったんですけどね・・・)あって懐かしく、これを必死でやったり熱く語る大人たちが面白おかしかったですねヾ(・ω・o) ォィォィ

投稿 : 2019/11/16
♥ : 4
ネタバレ

れんげ

★★★☆☆ 3.0

『正義の味方は、タマタマも丈夫なんだね♪』 『当然だ!』

劇場版クレヨンしんちゃんの第8作。
2000年公開。


【前置き】

原恵一さん、脚本&監督作品の第4弾。

前作に引き続き、公開前の予告とは異なる内容から(私の中で)物議を呼びましたが、じゃあ今回も面白くなかったかと言われると、そうではなく。
実際、1作目以降ずっと下り気味だった興行収入も、本作で初めて右肩へ上がったそうです。

さて、第6作が「ぶりぶりざえもん」の映画だとすると、この第8作は「アクション仮面」の映画です。
こう言うと、第1作の「アクション仮面VSハイグレ魔王」が既に…と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、本作ではヒーローとしてのアクション仮面ではなく、俳優としての「アクション仮面=郷 剛太郎(ごう ごうたろう)」がメインの作品なのです。

勿論、しんちゃんも大活躍しますけどね。



【あらすじ】

『アクション仮面』の映画最新作の公開を記念して開かれた豪華客船ツアーに参加した、野原一家とカスカベ防衛隊の家族一同。

アクション仮面を演じる「郷 剛太郎(ごう ごうたろう)」と顔見知りのしんちゃんは、特別ゲストとして客船に来場した彼と挨拶をした後、客船で公開される映画を楽しみにしていました。

しかし放映の途中、突如客船に乱入した猿に大人達が捉えられ、近くの無人島に連れ去られてしまったのでした……。



【論じてみる】
{netabare}
まず本作は、これまでどこかしかで表現があった魔法的なファンタジー要素が、一切無い作品です。
故に、しんちゃん達カスカベ防衛隊の、地力が見れるのがポイントですね。

常識人の風間君、泣き虫のマサオ君、博識のボーちゃん、そして…回を重ねる毎に暴力性を増すネネちゃん、。
猿に連れ去られた大人達を探しに行こうと、無人島へと突き進むこの5人の活躍は、少々尺稼ぎ感のようなエピソードもありましたが、総じて小ネタが一杯で楽しめました。

今作で一番笑わせてくれたのは、「マサオ君」でしたね。
本編で、お嬢様の「酢乙女あいちゃん」に恋をしたマサオ君は、今作ではピンチの度にその名前を出され、乗せられることで性格が豹変し、奇想天外な行動の数々を見せつけてくれました。
初期から比べると、なんとも濃いキャラになったことで……。

しかし頭の中が あいちゃんで一杯のマサオ君は、崖で手を差し伸ばしてくれたネネちゃんに対し、ふいに

「ありがとう、あいちゃん!」

と言ってしまい、思わず手を離されてしまう場面も……。
「いけない!」と言っていたネネちゃんでしたが、その本心が故意でないことを願ってやみません。


後は、その5人を追いかける「ひまわり&シロ」の奮闘も良かったですね。
ひまわりも勿論ですけど、いやはやシロの万能っぷりが凄まじかったです。
一家に一匹ですね、この綿飴犬は。

ひまわりが皆に追いついた時、しんちゃんを見て緊張が解けたのかふいに泣きだしたシーンは、少~し目頭が熱くなりました。
その涙を優しく舐めるシロも、また優しいんだからもぅ。

そうそう。
ここで、ひまわりから貰った哺乳瓶を回し飲みするシーンの、風間君にも笑かされました。

しんちゃん「トオルちゃん、ママのオッパイ美味しい?」

風間君「うん、美味しいよ、ママ!…………………あっ………。」

誰一人笑うことなく、一同の目が風間君に集中した瞬間でしたね。
しんちゃん、なんというトラップを……www



さて、本作のボスキャラ、無人島で猿達を従える「パラダイスキング」。
これまでのボスキャラと違い、仲間は猿のみなので、総じて本作のオリジナルキャラはパラダイスキングのみ。
そう考えると、少し作品の色が薄い印象ですね。

実際、彼のエピソードとしても、日本を飛び出し無人島に住もうとした動機など無明瞭な部分があり、どことなくキャラ立ちが不安定です。
子供達に人気のアクション仮面を屈服させることの意義はまだしも、大人達を連れ去った理由が無理矢理アニメーターにして自分の自伝を作らせる為というのは、ちょっと首を傾げてしまいます。
見た目だけで言えば、ファンキーなアフロヘアーにダンサーのような奇抜なコスチュームが見栄え良いのですけど。

ただ、生傷だらけになりつつも猿を従えた実力は、正真正銘の本物。
ファンタジー要素が一切無い作品だけに、その格闘術や猿のような身軽な動きは、見ていて非常に格好良かったです。

そして、「貴様、まともじゃない!」と言い放つ郷 剛太郎に対し言い放った台詞

『まともじゃ王様は務まらねぇ。

 王様ってのは欲張りで、気まぐれで、残酷で!!

 ……退屈してるんだ。』

は、その残忍さが際立っていて、とても印象的でした。
{/netabare}



【アクション仮面を演じる、郷 剛太郎の咆哮】
{netabare}
ファンタジー要素が一切無い作品だけに、無人島で皆が助けを求めるのは、やはり俳優でありアクションスターである、郷 剛太郎さんでした。
ただ、本人が言う通り、アクション仮面とは架空の特撮ヒーローであり、彼はそれを演じているに過ぎないワケです。

しかし、子供達を人質にとられ、彼はアクション仮面としてリングの上で、パラダイスキングの言いなり通り、決闘をさせられてしまうのでした。
子供達の夢と、自分のプライドを懸けて……。


「柔道三段、空手三段、剣道ニ段、他にムエタイ、少林寺、サンボ、骨法、ブラジリアン柔術等…、カポエラも少々。」

っと、これだけの格闘技経験を持ち合わせている剛太郎。
しかし、ルール無用のジャングルで培ったパラダイスキングの変則的な攻撃は、それを上回るものでした。

「テメェみてぇなガキ相手のインチキヒーローとは、わけが違うぜ!」

この台詞に激情してしまった剛太郎の気持ちは、同じ男として…なんだか分からない気がしなかったですね。
だからこそ、心配しリングに近付いて来たしんちゃんに、うつ伏せのまま

「やぁ、しんのすけ君…。ごめんよ、カッコ悪くて…。」

と、言うことしか出来なかった彼を見るのは、とても胸が痛かったです。


ただ、涙ぐみながらも「アクション仮面」は絶対に悪者に負けない、と言い放つしんちゃん。
それに呼応して、子供達は勿論、大人達もリングに揃い

「ヘッ、まるでサルだな。」

と、皮肉めいた台詞を吐かれながら、皆で剛太郎を「アクション仮面」として応援していくのです。
それに涙した剛太郎が、空へ

「ウオォーーーー!!!!!」

と吠え、奮闘するこの一連のシーンは、曲の効果も合わさり劇中一番の名場面です。
勿論、ここで特上の蹴りをお見舞いした後に言い放った

「カポエラも使うと言ったハズだ。」

も、忘れられない名台詞です。



勿論、格好良いだけでなく、クレヨンしんちゃんらしいコミカルな要素も、しっかりこなしてくれますしね。
クライマックスで、しんちゃんが彼の「キン●マ袋」にしがみついたシーンが、それを物語っています。

しんちゃん「正義の味方は、タマタマも丈夫なんだね♪」

アクション仮面「当然だ!」

素敵ですね。
子供のこういう台詞に、平然とこう答えられる大人でありたいと、私は常々思います。
{/netabare}



【総評】

「アクション仮面」というキャラクターを最後まで演じ切った、「郷 剛太郎」の活躍と心情が何より魅力的な作品でした。

放映当時は、前作に続いて尺稼ぎ感のある中盤が鼻についたり、パラダイスキングという存在が不明瞭な点からも、そこまで評価はしていなかったのですが…。
今、まさに剛太郎の年代になって見返すと、彼の心情に深く共感してしまい、涙腺が崩壊しちゃいました。

シナリオ的には「んんっ?」っと思うところもありますが、それを補って余りある彼の奮闘は作中と同じく、子供だけでなく大人の心もバッチリ掴むのでは?と思いました。

ではでは、読んでいただきありがとうございました。


ちなみに、彼が吠えるシーンで流れる音楽「アクション仮面の闘志」は、劇場版でも個人的には3指に入る名曲です。
この曲を超える上位2曲は、次の作品の、あの2つの名シーンの音楽しかないでしょう。

次回作は、第9作「嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」です。


◆一番好きなキャラクター◆
『アクション仮面 / 郷 剛太郎』声 - 玄田哲章さん


◇一番可愛いキャラクター◇
『野原ひまわり』声 - こおろぎさとみさん



以下、ひろしの痔について。
(※例の如く、どーでもいい話なので〆ます。)
{netabare}
作中、しんちゃん考案の「尻歩き」により並み居るサル達を屈服させる大人達でしたが、ひろしだけは持病の痔を気にしていましたね。

ここで思い出しましたが、いつぞや本編でしんちゃんが、ひろしの痔を周囲に話す際に、こう言うシーンがありました。


「オラの父ちゃん、長男なのに痔なんだぞ。」


一瞬何を言ってるのか分かりませんでしたが、このダジャレに気づいた時、ここまで頭の回る5歳児に、私は憧れすら抱いたものです。
{/netabare}

投稿 : 2019/11/16
♥ : 21

シグマル

★★★★★ 4.6

古い作品だけど

公開から10年以上経っているがいまだに色あせていない作品だと思います。

あらすじ
野原一家はアクション仮面の最新作の試写会を行う「南海ミレニアムツアーズ」という豪華客船ツアーに参加していた。しかし、試写会が始まるや謎の猿軍団が出現し、ひろし、みさえ、アクション仮面の役者さん達大人全員がさらわれてしまう。船に残されたしんのすけ、風間君、ネネちゃん、マサオ君、ボー君、そして妹ひまわり達は、大人がさらわれていった島へ上陸する。そこには猿軍団を支配するファンキーアフロ兄さんのパラダイスキングが大人達を奴隷にしていたのだ。果たして、しんちゃん達「かすかべ防衛隊」は、大人達を救うことが出来るのだろうか?架空のヒーロー・アクション仮面が、正義の為に戦う劇場版第8作。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 0

69.5 9 臼井儀人アニメランキング9位
クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦(アニメ映画)

1998年4月18日
★★★★☆ 3.8 (146)
859人が棚に入れました
悪の組織"ブタのヒヅメ"が、新たなコンピューター・ウィルスを作り出した。それを知った正義の組織"SML"の女スパイは"ブタのヒズメ"からパスワードが入ったトランクを盗み出し、お台場へと逃げる。ちょうどその頃、屋形船では、ふたば幼稚園の先生と園児たちが、宴会を繰り広げていた。そこに女スパイが逃げ込んできて…。
ネタバレ

れんげ

★★★★★ 4.3

『本当にすまないと思っているなら、私の尻を舐めろ。』

劇場版クレヨンしんちゃんの第6作。
1998年公開。


【前置き】

原恵一さん、脚本&監督作品の第2弾。

本作のタイトルでピンとくる方も多いかもしれませんが、この第6作目は、しんちゃんが描いた空想上のキャラクター

『ぶりぶりざえもん』

が主軸となった映画です。
そのシナリオもさることながら、シリアスな銃撃戦や迫真のアクションシーンも展開し、本作を劇場版一と押す方も多いとか、そうでないとか。

私は当時、友人と映画館へ見に行きましたが、そのまま3回も続けて見てしまった程でした。
(昔の映画館は、席指定もないし一度入れば何度でも見れたんですよね………。
 じゃなかったっけ……(・_・;))

久しぶりに見返すと、少~~し涙がちょちょ切れちゃいました。



【あらすじ】

『ブタのヒヅメ』と呼ばれる悪の秘密結社と、正義の組織『SML』との戦いがメインとして描かれます。

ブタのヒヅメが開発する電子生命体の奪取に成功した、SMLのメンバーの「お色気」(←コードネーム)が、

しんちゃん達ふたば幼稚園の皆が乗っていた屋形船に偶然に乗り込んだことから、しんちゃん達『かすかべ防衛隊』は、その戦いに巻き込まれていくのです。



【論じてみる】
{netabare}
まず、「かすかべ防衛隊」(風間君、ネネちゃん、マサオ君、ボーちゃん)が、メインストーリーに終始関わる作品は、本作が初めてですね。
この頃にもなると、本編で「人形を殴るネネちゃん」「実は知的なボーちゃん」等の個々キャラが完全に確立されていたので、映画でも見ていて楽しかったです。

それに途中、5人が荒野で野宿するシーンがあるのですが、しんちゃんの存在が図らずも皆に勇気を与える演出も生まれました。

「いやぁ~、それほどでも~。」

という、しんちゃんのいつもの台詞。
いつもは、「褒めてない!!」と返されるお約束のパターンですが、その時だけは風間君が静かに

「褒めてやるよ…。」

と言うシーンが、とても印象的でした。

最後の状況でも、皆がしんちゃんを必死に敵から守ろうとしたり、今作は家族愛に加えて「友情」も色濃く描かれていましたね。
これは、後の名作「カスカベボーイズ」の片鱗を見たような気がしました。



しかし、おなじみの魅力溢れるオリジナルキャラは、今作でも負けてはいません。

SML(←正義の、味方、ラブ、の略称www)のメンバー、コードネーム「筋肉」と、コードネーム「お色気」のバツイチお姉さん。

特に「お色気」お姉さんの、細身ながらの豪快なアクションシーンはメチャクチャに格好良かったですね。
夫婦喧嘩で鍛えたと自称するその強さもさることながら、しんちゃん達と同じぐらいの年の息子がいることもあり、子供達への優しさも人一倍なのも魅力です。

だからこそ余計に、彼女が暴力をふるわれ鼻血を垂らす中盤のシーンは、見るに耐えなかったですね。
作中最強の敵「ママ」に関しては、悪者ながらどこか憎めない敵キャラという、シリーズの定番を少々覆しかねない程でした。
その分、最後の勝利が気持ち良いのですけど。


「筋肉」さんも、声が玄田哲章さん(アーノルド・シュワルツェネッガーの吹き替え役でも有名ですね)なので、このテロ組織に立ち向かうゴリマッチョなキャラクターが非常に合っています。
渋いだけでなくどこか抜けていて、ボケ担当もしっかりこなしてくれますしね。

特に笑ったのは、「お色気」お姉さんと巻き込まれたしんちゃん達を助ける為、みさえとひろしに身なりが分かる写真提供を求めて現れる冒頭のシーン。
頑なに同行を断る「筋肉」さんは、みさえの策にハマり、
『一週間のお便秘もたちまち治る便秘薬を10倍』
飲まされ、同行を賭けた壮絶なトイレ争奪戦へと誘われるのです。

ここのシーンは、第5作でも好評だった濃い絵のタッチが再度採用され、これまた見応えが抜群です。

「馬鹿めっ! 正義の味方がクソなぞ漏らすか~~~っ!!!!」

アーノルド・シュワルツェネッガーが言っているように想像してしまうと、余計に面白かったですね。
{/netabare}



【救いのヒーロー、ぶりぶりざえもん】
{netabare}
ただ、そんな魅力的なオリジナルキャラクターも、後半から登場する『ぶりぶりざえもん』に、全て食われてしまった感はありますね。
こればかりは、ハッキリ言って相手が悪いです。

元々はしんちゃんが創りあげた空想上のキャラクターですが、その絵を偶然見て閃いた博士が電子生命体として作り上げたのが、本作に登場するぶりぶりざえもんです。

故にこのぶりぶりざえもんは、しんちゃんのことなぞ知らずブタのヒヅメの教育により、世界に恐怖を振りまく存在と自分を認識しているのです。

ただ、あの性格はそのままなので、その下品さはしんちゃんと同率1位。


『本当にすまないと思っているなら、私の尻を舐めろ。』


などは、しんちゃんすら超えた下品極まりない発言だとさえ感じましたね。

「死ぬまでに、一度で良いから言ってみたい台詞」リストに、私はコレを入れています。



終盤、ぶりぶりざえもんを宇宙衛生に侵入させ、核ミサイルを発射させようと企むブタのヒヅメのリーダーの策略に、しんちゃんはこう言います。

「違うよ ぶりぶりざえもん。

 オマエはオラの友達で、救いのヒーローなんだよ。」

その言葉に、ぶりぶりざえもんは初めて他者に心を動かされ、しんちゃんが作った「ぶりぶりざえもんの冒険」という本の内容に、耳を貸すのでした。

その内容は、「人に感謝されることの大切さと喜び」を学び、彼が救いのヒーローへと変貌していく様が描かれたもので、彼にとって…今の自分とは真逆の人物像でした。


最後に、博士がワクチンソフトを使ったことで消え去るぶりぶりざえもんが、こう言います。

「しんのすけ、ホントは私のチ○チ○の方が大きかったよな!」

必至に否定するしんちゃんに対し、

「バカっ!! こういう時は嘘でも「うん」と言うものだ。

 …………じゃあな。」

キラキラと輝きながら身体が徐々に消えていく、ぶりぶりざえもん。
消え去る間際まで繰り広げられた、しんちゃんとの下品ながらも「彼ららしい」やりとり…。

BGMと演出も感動的で、ここは劇場版シリーズ内でも個人的にベスト5に入る涙腺崩壊シーンでした。
一瞬だけ、しんちゃんの頬を伝う雫の演出もたまりません。


そんなぶりぶりざえもんはクライマックスにもう一度、今度は救いのヒーローとして参上し皆を救い、爆炎の中に姿を消すのでした。
それを認知出来たのは、しんちゃんただ一人……。

カッコ良過ぎるでしょ、コレは……。。。。
{/netabare}



【総評】

シナリオにも大きな破綻は無く、スケールの大きなアクションと感動が込められた快作となっております。
主題歌を担当したSHAZNAの曲も格好良くて印象強いですしね。(これまた、実際に出演もされてます。)

ただ冒頭で、スパイとして敵陣に入り抜け出す「お色気」お姉さんのシーンや、
攫われたしんちゃんの安否を心配するみさえが、自暴自棄に泣きじゃくるシーンなど、
およそクレヨンしんちゃんらしくない演出も多々。

目を覆いたくなる暴力シーンがあったり、作中で登場する銃器も全て実在のもので出方や装弾数まで細かく考証されている点などを考えても、「100%子供向けを意識して作った」とは、とても言えない内容でしょうね。(苦笑)


それでも本作が、世代関係無く楽しめる作品になったことは間違い無いと思っています。
何より、本編の中でも圧倒的人気を誇る『ぶりぶりざえもん』をメインとした劇場版が、本作なのですから。

休日の夜長に、お気が向きましたら是非。

ではでは、読んでいただきありがとうございました。


次回作は、第7作「爆発!温泉わくわく大決戦」です。


◆一番好きなキャラクター◆
『ぶりぶりざえもん』声 - 塩沢兼人さん


◇一番可愛いキャラクター◇
『お色気』声 - 三石琴乃さん



ここから、「ぶりぶりざえもん」の声を御担当された、『故 塩沢兼人さん』について語ります。
本筋とは少しズレますので、興味の無い方はスルーして下さい。
{netabare}

さて、この「ぶりぶりざえもん」の声を御担当された、塩沢兼人さん。
「ガンダムシリーズ」を始めとして、以降も多数の個性派キャラクターを演じ、洋画の吹き替えでも活躍。

当時から実力も知名度も抜群の方でしたが、46歳という若さで転落事故により他界されました。


私は、この「ぶりぶりざえもん」というキャラクターは、この方が演じたからこそ、これほど人気のあるキャラクターになったと断言出来ます。

二枚目で気品溢れる声から、殴られて情けない声の高低差。
その声の臨場感は、他の声優さんの中でも群を抜いていました。

当時の私は、そのキャラクターにばかり目が行き声優さんの存在なぞ考えもしませんでしたが、一緒に本作を見ていた父親がこの声を絶賛していたのは、今も鮮明に憶えています。


業界内部でもこの方の存在感は圧倒的だったようで、事実この方が演じられたキャラクターは、原作者や制作スタッフの意向により以降そのキャラクターを再登場させなかったり、登場しても喋らせない作品も出た程です。

実際に、この「ぶりぶりざえもん」も以降、登場しても喋らないキャラクターとなりました。

「このキャラクターの声は、塩沢兼人さんでしか絶対に成立しない!」

というのが、原作者やスタッフの総意だったからだそうですね。

作中でも群を抜いた人気キャラクターが声を発しないというのは、作品に多大なダメージを与えることは必至。
当時スペシャル版では、きまって「ぶりぶりざえもん」が登場して、その渋さと寝返りと情けなさで、一番の笑いを掻っ攫っていましたから。

それでも、彼の後でこの「ぶりぶりざえもん」を演じられる方なんて、誰も存在しないのですから仕方ないのでしょう…。

今も公式のファンクラブが存在して、実際に今でも掲示板でやりとりがされています。
第2作の紗ゆりさんの時にも述べましたが、声優さんが亡くなられても、演じられたキャラクターはファンの中で一生生き続けるということが、見ていて伝わりました。


ただの1ファンの私ですが、それでも…なんか文章を作っていて少し涙が出てきました……。

塩沢さんが演じられたキャラクター「ぶりぶりざえもん」が、今でも私はクレヨンしんちゃんの中で一番好きです。

感謝の気持ちを込めて、ありがとうございました。
{/netabare}

投稿 : 2019/11/16
♥ : 23

★ほのぽん★

★★★★☆ 4.0

笑いあり感動あり、バランスが取れていてよかった!

しんのすけが生死不明の報を受けたひろしとみさえ。

二人の悲しむ様子から

普段はしんのすけの奇行に手を焼いていても、

二人がしんのすけをいかに大事に思っているかが

よく分かり開始すぐに涙腺が緩くなりました。

「オトナ帝国」ではひろしが主人公かと思わすような

活躍ぶりでしたが、

今作ではひろしではなくみさえの格好良さが

際立っていました。

普段はしんのすけと一緒におバカをしているみさえが

しんのすけを追って海外まで追いかける行動力や発言は

惚れ惚れとします。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 4

青陽

★★★★★ 4.2

クレしん映画の中で1番観たかも

シークレットシューズのくだりや、銃撃をコサックダンスで避けるしんちゃん。笑いどころいっぱいです。
その中でも下剤を盛られ→トイレまでの攻防戦はめっちゃ笑いました。なんだよ、その劇画タッチ!迫力がwww

観たのは遥か前だけど、ラストシーンは今でも覚えています。
まさかあんなふざけたヤツにほろりとさせられるとは。
それにしても、ぶりぶりざえもんの声優さんがデビモンと一緒なのは後で知って衝撃でした。声優って凄い…。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 2

69.4 10 臼井儀人アニメランキング10位
クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡(アニメ映画)

1997年4月19日
★★★★☆ 3.8 (158)
853人が棚に入れました
愛犬シロを連れて散歩していたしんのすけは、オカマのローズが落とした光るタマをこっそりと持ち帰った。それは、伝説の魔人ジャークを封じ込めた埴輪の鍵となる一対のタマのひとつで、ローズをはじめとするオカマ3兄弟は慌ててしんのすけの行方を探し始める。一方、もうひとつのタマを持っているホステス軍団も、オカマ3兄弟を追ってしんのすけをマークし始めていた。ローズはしんのすけに接触し、タマを取り返そうとするが、しんのすけが持ち帰ったタマをひまわりが飲み込んでしまっていたことから、やむなく野原一家全員を新宿2丁目のオカマバーに連れ去る。
ネタバレ

れんげ

★★★★★ 4.1

『頼んだぜ…、お兄ちゃん』

劇場版クレヨンしんちゃんの第5作。
1997年公開。


劇場版シリーズ第5作は、しんちゃんの妹ひまわりが遂に登場。
シリーズ中でも群を抜いた徒手空拳の格闘が盛り込まれながらも、しんちゃんのお兄ちゃんとしての行動が光る快作で、こちらもまた大のお気に入り作品です。


本作から、これまで脚本を担当されていた原恵一さんが監督も兼任。
ここから、シリーズ引退作となる第10作「アッパレ!戦国大合戦」まで続投されています。

くわえて本作は、原作者の臼井儀人さんが制作に参加(タイトルを付けた)最後の作品となっております。
そう思うとちょっと寂しい気持ちになりますが、以降もシリーズの色を変えず名作を生み出し続けた原恵一監督に、精一杯の感謝を送りたいですね。



【あらすじ】

魔神ジャークの復活を目論む「珠黄泉族(たまよみぞく)」と、それを阻止する「珠由良族(たまゆらぞく)」の抗争をメインに、

その復活の鍵となる「珠(タマ)」をひまわりが飲み込んでしまったことにより、野原一家がその激しい戦いに巻き込まれていく、というストーリー。



【論じてみる】
{netabare}
本作の特色としてまず上げたいのが、そのオリジナルキャラの多さですね。
ただ多いだけでなく、これまた印象値が強い面々が揃っているのが高ポイント。

野原一家と行動を共にする、珠由良ブラザーズの(オカマの)3人。
加えて、千葉県警の「凶悪犯罪特別分室」(←本当はただの資料室)に属する、東松山よね(グロリア←自称)。

敵キャラである珠黄泉族の面々も、中村玉緒さん風の頭領や、パワーファイターながら子供好きなサタケなど、コミカルさは抜群。

そして何より!!!
珠黄泉族と行動を共にする、金髪碧眼の外国人。
恐らく『劇場版シリーズ最強』の格闘術を持ち、更に特異な能力も持ち合わせている【Mr.ヘクソン】。
彼の強さは、もう圧倒的でした。

このヘクソンが、(七人の侍の如き)珠由良七人衆と呼ばれる銃刀法違反集団を一人で武器も無しになぎ倒し、野原一家に迫って来るシーンは、

「私は一体、なんの映画を見ていたのだっけ?」

という錯覚にすら陥る程、緊張感のある戦いを魅せてくれました。
コミカルな一面もあるのですが、ひまわりを投げ殺そうとしたりと基本的に冷徹な悪人なので、作中でも異彩を放っていましたね。



あと、原作者の『臼井儀人さん』が、そのまま出演されているのも印象強いですね。
今では決して叶わない貴重な声ですし。
ちなみに、劇中によると
『好みの女性=松たか子』『趣味=便座観賞』
だそうです。

ただ、この臼井儀人さん。
以降の作品でも度々登場されるのですが、そのどれもが(褒め言葉として引用します)どーでもいい&しょーもないシーンなんですよね。

特に本作終盤、ひまわりを攫われた野原一家達が、怒りの余り劇画タッチとなり、敵陣へ立ち向かうシーン。
ここが非常に面白くて好きなのですが、その途中、この怒りの集団をタイミング悪く引き止めた臼井儀人さんが、


「ちょっと~、すみません。

 全日本 心の演歌カラオケ大会の予選会場は、どちらでしょうか。」


と本編と全く関係無いことを聞き、ひろしに


「知るか~~~~~~~~!!!!!!!」


と、思いっきり右ストレートを頬に入れられちゃうのです。
ここはシナリオ上では全く必要の無いシーンなのですが、私は劇中でも一番笑ったかもしれません。

テレビ放送時、もしこのシーンがカットされて放送されていたら、私はグレて非行に走っていたのは、まず間違い無いでしょう。
ちゃんと放送されていて良かったです、臼井儀人さんお疲れ様でした。


ぞんざいな扱いと言えば、「東松山よね」のイジられっぷりも面白かったですね。
警察という肩書を持ちながら、全く当たらない射撃の腕前を披露してからは、その信頼は一瞬にして地に落ち、以降全てのキャラクターからイジり倒されます。

こういう扱いは、基本的に本編のメインキャラが張ることが多いのですが、「東松山よね」にはそれを覆すキャラクター性がありましたね。
美人なんですけどね…、ホント残念な人でした。
{/netabare}



【ひろしが伝えた、しんちゃんへの言葉】
{netabare}
今作は面白さだけでなく、ひまわりという存在が周囲に「守る」という共通の意志を付与してくれるので、シナリオも分かりやすく非常に盛り上がります。

それに、ひまわりの登場で初めて「お兄ちゃん」という肩書きを得たしんちゃんが、(ヤキモチをやきながらも)ひまわりを必死に守ろうとするシーンは、後の感動路線を彷彿させる雰囲気があります。

このしんちゃんの成長は、中盤の ひろしとしんちゃんの、このやりとりから培われたものでした。


「しんのすけ…。父ちゃんに何かあったら、ひまわりのこと守ってやってくれよ。」


「う~ん……、考えとく。」


「頼んだぜ…、お兄ちゃん。」


私は、このひろしの最後の台詞の「お兄ちゃん」という言い方が、優しさに溢れていて大好きなのです。
藤原啓治さんの声は、どうしてこうも格好良いのでしょうね。

ひろし自身、劇中で弱音を吐いたり人間らしい脆さも見せているのですが、こういうところはキッチリと決めてくれるのが良いですね。

……その後、ヘクソンに(あっさりと)やられて屁をこく始末でしたけど(笑)

ただ、そこからヘクソンに対し、しんちゃんが


「母ちゃんとひまわりに近付いちゃダメ~~~~!!!!!」


と言うシーンは、ちょ~っと目頭が熱くなりました。

ただその直後しんちゃんも、守る相手である筈のひまわりにチ○チ○を引っ張られたりして、汗だくで消え入りそうな声を出す目にあうんですけどね。
アレは痛いでしょうねぇ…。。。。
うん…、よく頑張ったよ…しんちゃん、存分にフーフーしていいよ。
{/netabare}



【総評】

ファンタジー路線は非常に抑えめとなりましたが…。
個性溢れるオリジナルキャラ、徒手空拳の格闘技、そして…しんちゃんの初めてのお兄ちゃんっぷりが本作の魅力。

シナリオ的に見ても伏線の回収もキッチリされており、大勢のキャラの後日談もエンディングで挟まれるので説明不足も特にありません。
特に、ひまわりの泣き顔を見て敵から寝返ってくれたサタケが、珠由良ブラザーズの店で笑顔で一緒に働いている絵は、嬉しくなりましたね。

総じて、後味も非常に良い作品です。
あっ、モチのロンで、笑いのクオリティも「東松山よね」がいるのでシリーズ内でも高水準。

90数分程、お時間に余裕がありましたら是非!!

ではでは、読んでいただきありがとうございました。


次回作は、第6作「電撃!ブタのヒヅメ大作戦」です。


◆一番好きなキャラクター◆
『東松山よね(グロリア)』声 - 山本百合子さん


◇一番可哀想なキャラクター◇
『臼井儀人』声 - 臼井儀人さん




以降、『オカマ』について、どーでもいい見解をワリと真面目に語ります。
興味の無い方はスルー推奨。
{netabare}

本作は、劇場版シリーズ中一番「オカマ」が全面に登場するのも魅力の一つでした。

ただ、本作がテレビ放送された際は、言葉として不自然になるほど完全に「オカマ」というワードを排した構成になり、以降のシリーズでもオカマキャラが消されていった傾向になりました。


この「オカマ」というワードが、人によっては傷付いたり不快な思いをしたり、偏見を与えてしまうことにもなりかねない、というのは十分に分かります。

ただ、本シリーズを文字通り擦り切れるほど見た私としては、決して一部の人を小馬鹿にして中傷するような内容では無いと思うのですけどね。

むしろ、作中で登場するオカマ達は総じて、好感の持てる良いキャラですし。
(まぁ…、4作の「マカオ」と「ジョマ」は強烈過ぎるかもしれませんが…。)
それも、人それぞれなのですけどね。


こういった傾向として、やはり致し方ないとは思うのですが、

『面白いと思ったものを思う存分、描けない、言えない』

そんな世の中にドンドンなっていくのは、とても嫌ですね。
えぇ…はい、ポイズンです。

……と、言うわけで、


「たまゆら♪ たまゆら♪ たまゆら♪ ゆ~~ら♪

 振れば力が、わ・い・て・く・る♪」


これは劇中の歌ですが、素晴らしい程ストレートな歌詞で良いですね。

えぇ、湧いてきますよ勿論。

これは、「ぷるんぷるん」というより、濁点の方の「ぶるんぶるん」って感じですが。

はっはっはwww



………反省してます、本当にすみませんでした。
{/netabare}

投稿 : 2019/11/16
♥ : 18

ジャイアンツ愛

★★★★★ 4.1

”タマタマ”争奪戦!

いわゆるクレしんの世間のお下劣なイメージに近い作品の中で面白い劇場版がコレ!

2つの”タマタマ”と、それをはめ込むハニワが全て揃った時に世界が終わるという伝説。
そのうちの1つのタマを拾ったしんのすけだが、タマをひまわりが呑み込んでしまったことで事件に巻き込まれていく。
野原家は3人のオカマたちと奮闘するのだが、世界の終焉を狙う珠黄泉族の元に3つの全てが揃ってしまい…

クレしんらしい面白さが味わえる作品だと思う。
にしても、この頃のクレしん映画はフリーダムすぎる!
ちなみに、この作品がひまわりの最初の劇場版出演となる。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 1

セレナーデ

★★★★☆ 3.8

構成が飽きない

改めて見ると構成力の高さに驚かされました。野原一家が平穏な日常から追われる立場にさらされ、そのあと今度は追う側に立場が切り替わるメリハリの利いた構成が見事です。新宿のクラブ、健康ランド、スーパー、辺境地と舞台を次々と変えていく流れも面白く、それぞれの場所に立ち寄る目的や状況も「事情説明」「休息」「アクシデント」「防衛」と各々に変化をつけているので飽きが来ません。

キャラクター描写もすごくよくって、白眉はラスボスのヘクソンの見せ方。途中までは表立った活動はせず謎めいた人物像だったヘクソンを、野原一家が追う立場になる話のポイントで「野原一家にとって最大の障害である」と強烈に印象付けた計算高さには軽くうなりました。話の流れをガラリと変えるためのポイントを象徴した屈指のシーンと思います。

たまにギャグのクドさがストーリーの疾走感を殺してしまってること、女刑事がタマユラタマヨミ両族の因縁と特に関係ないため賑やかしキャラに落ち着いてしまってることがやや残念。あとみさえがヘクソン討伐のアイデアを提案したけど、脈絡がなかったので何か伏線が欲しかったです。

保護者向けのネタは本作くらいのさりげなさが丁度いいです。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 1

67.0 11 臼井儀人アニメランキング11位
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ(アニメ映画)

2004年4月17日
★★★★☆ 3.8 (145)
805人が棚に入れました
鬼ごっこをしていたかすかべ防衛隊は、町中を駆け回っているうち、一軒の潰れた古い映画館「カスカベ座」を見つけた。
誰もいないはずの劇場では、ひたすら荒野が映し出されているだけの映画が無音で上映されていた。それを見つめるかすかべ防衛隊。だが、トイレに立ったしんのすけが戻ると、風間達は姿を消してしまっていた。
夜になり、行方不明になったみんなを心配した野原一家はカスカベ座に入るが、荒野の映像にじっと目を奪われているうちに、気が付けば映画と同じ荒野に立っていた。

メア

★★★★★ 4.5

やっぱり映画館で・・・

数あるクレヨンしんちゃんの作品の中で1番気に入っている作品。

偶然見つけた「カスカベ座」という映画館で映画を見ていたら、映画の世界に引き込まれてしまい、つばきに助けられながら向こうの世界でいろいろ解決していく。

この映画の作品は普通に見ても感動できるが(俺は軽く泣いた)
やっぱり見るなら映画館で見たほうが感動できると思う。
とくにラストシーンなんてまさにそれ。
話的に。

見たことない人、是非見てみてください!

投稿 : 2019/11/16
♥ : 4

◇fumi◆

★★★★☆ 4.0

しんのすけが迷い込んだシネマの迷宮、カスカベボーイズのホースオペラ大活劇

2004年公開の劇場版クレヨンしんちゃん第12作目 96分

原作 臼井義人 監督脚本 水島努 制作 シンエイ動画 

原恵一監督の劇場版は連続6作で、
9作目「モーレツ大人帝国の逆襲」と10作目「アッパレ戦国大合戦」は名作と名高いです。
11作目「栄光のヤキニクロード」からデジタル作画に移行、
監督は水島努に変わりました。

シリアス作品が続いたため、ヤキニクロードはクレしんの原点に戻ったギャグ作品でしたが、
今回は「アッパレ戦国大合戦」を思い出させるタイプのストーリー物です。
水島監督としては「ジャングルはいつもハレのちグゥ」「ヤキニクロード」に続く監督3作目。
本当は「クレしんパラダイス!メイドイン埼玉」12分というおまけアニメが初監督らしいです。
この作品を最後にシンエイ動画を退社しフリーランスとして数々の名作を手掛けます。

動画仕上げの中心となってるのは京都アニメーションですが、現在も続けているそうです。

この作品の基本は旧来の映画館方式のシネマ愛でしょうか。
西部劇に特化していますが、「戦国アッパレ」に比べると資料の整理が出来ていないような気がします。
西部劇と言っても西部開拓時代の歴史劇ではなく、マカロニウェスタンのはずですが、
幾多ある名作映画のオマージュが足りず歯がゆい思いです。

背景はマカロニウェスタンの街のセットと荒野のみです。
登場人物は全員日本人です。
鎌田行進曲のようなシネマへの想いを期待したんですが、
子供向けと大人向けの間で揺れる中途半端な感じでした。
興行収入もこの作品が落ちているようです。

まあしかし、半分は大人向けと言うことで前作よりは楽しめましたし、
元請として独立した京アニの作画がアニメのレベルを上げているように感じました。
物語はほぼ「戦国アッパレ」と同様で、舞台がマカロニウェスタンになっただけですが、
カスカベボーイズと言うだけあって、
カスカベ防衛隊「しんのすけ」「風間トオル」「桜田ネネ」「佐藤マサオ」「ボーちゃん」
が、アクションで大活躍します。
「戦国」のようなヒロインも登場しますが、比べてしまうと影が薄いです。

04年としては相当高度なアニメーションで現代でも子供なら納得でしょう。

個人的には水島監督の初期挑戦作及びシンエイ&京アニの作画を楽しみました。
大人の鑑賞に堪えられるのかどうか分かりませんが、
レベルの高いアニメーションとしてクレしん好きなら見逃せない秀作だと思いました。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 13

Dkn

★★★★☆ 4.0

タイトルなし

うらぶれた映画館から
映画の世界に入る
プロットは中々ワクワクした

現実世界の記憶を
少しづつ忘れてしまう荒野の町で
過酷な労働を強いられる

子どもたちを活躍させるため
早々と親達は使い物にならなくなる
ヒロシやみさえの哀れさが辛い

そこから抜け出すため
記憶を忘れないようにする
しんのすけやボーちゃんに対し
対比として描かれるのが
風間君ネネちゃんまさおくん

全編を通して見ると
ご都合主義が行き過ぎていて
あまりおもしろくはないが
一転攻勢は熱い

ギャグやパロディもいまいちで
苦笑いが多くなる

ヒロインのプレーン感が意外と印象的で
最後の余韻もまあまあ好き

投稿 : 2019/11/16
♥ : 3

65.9 12 臼井儀人アニメランキング12位
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード(アニメ映画)

2003年4月19日
★★★★☆ 3.7 (141)
783人が棚に入れました
ある朝の野原家、いつもに輪をかけて貧相な朝食に、とてもご機嫌斜めなしんのすけ達。だがそれは、夕食の最高級焼肉の為であった。
しかしそこへ突然謎の男が助けを求めて転がり込んでくる。それを追撃してきた謎の一団に危険を感じた野原一家は、冷蔵庫に入っている最高級焼肉を残して、その場から逃げ出した。
何とか謎の一団の追跡を振り切った野原一家だったが、どういうわけか突然警察やマスコミから凶悪犯一味と断定され、追われる事になってしまう。近所のおばさんやミッチー&ヨシリン夫婦は報奨金目当てに野原一家に襲い掛かり、かすかべ防衛隊やひろしの会社の同僚など親しい人達は一家を拒絶、やむなく野原一家は春日部から逃亡することになる。

声優・キャラクター
矢島晶子、ならはしみき、藤原啓治、こおろぎさとみ、真柴摩利、林玉緒、一龍斎貞友、佐藤智恵、高田由美、富沢美智恵、三石琴乃、納谷六朗、阪口大助、草地章江、鈴木れい子、紗ゆり、玄田哲章、小桜エツコ、真殿光昭、堀越真己、江川央生、宇垣秀成、大西健晴、遊佐浩二、池澤春菜、松岡由貴、石丸博也、江原正士、西川宏美、皆川純子、徳弘夏生、石塚運昇、華原朋美
ネタバレ

れんげ

★★★★☆ 3.1

『……その代わり、俺と正式に付き合って欲しい……。』

劇場版クレヨンしんちゃんの、第11作。
2003年公開。


【前置き】

原恵一監督からバトンを引き継いだ「水島努」監督の第一作目。
と言っても、原さんは1~4作のように絵コンテや脚本には携わってらっしゃいますが。

この水島努監督は、第7作のオマケ「クレしんパラダイス!メイド・イン・埼玉」の監督を始め、演出等でもずっと本シリーズに携わってきた方なので、原さんも安心の抜擢だったのではないでしょうか。

さて、そんな本作の中身はと言うと……。
蓋を開けてみれば前2作「オトナ帝国」「戦国大合戦」とは、まさに作品としての戦い方が違う内容でしたね。



【あらすじ】

とある朝、いつにも増して貧相な朝食に、不満をぶち撒けるしんちゃん達。
しかしそれは、月日をかけ貯めたお金でみさえが買った、夕食に出す『最高級焼肉』の為の差し引き分だったのです。

そこへ突然、謎の白衣の男が助けを求め家に転がり込んで来ます。
それを追撃してきた謎の一団に危険を感じた野原一家は、冷蔵庫に入っているヤキニクを残して、その場から逃げ出すのですが……。



【語ってみる】
{netabare}
まず、前作までと見映えが大きく違う点として、今作から作画の制作体制がデジタルに移行しました。
良い意味で言うと、一定の色合いで小奇麗。
悪く言えば、温かみの無い味気無しの色合い。
ここに関しては、もう選り好みせず…、と言うより時代の進歩として受け入れていくしかないですね。


さてさて、本作の内容ですが…。
これまでの劇場版と比べ、とっっっにかくテーマが薄いです。
一応は敵として、『有限会社スウィートボーイズ』という大きな組織?が登場しますが、本作のテーマとしては一貫し
『一家揃って早く家に帰って、皆でヤキニクを食べよう。』
なので。

加えてシナリオに関しても、敵襲から逃げながら皆で敵の本拠地に向かうといった感じの、およそ理解出来ない節も多々ありましたね。
前作「戦国大合戦」では、カットして良いシーンなぞ一つもない程に出来上がったシナリオですが、本作では別に飛ばしても良いところだらけでしたし。

ハッキリ言って、これならテレビのスペシャル版でやってしまえば?とさえ感じます。
世界観も、「埼玉⇔熱海」という小規模なので、映画ならではの豪華さも全くと言っていい程ありませんし。
この劇場版クレヨンしんちゃんが、今後これまでと違う方向性になっていくことが、本作から窺えてくるようでしたね…。


ただ、小さな子供がいる家族向けのコメディー映画としては、こっちの方が本来は正解なのでしょう。
そういう意味では、本作は十分にその役目を果たす出来だと思いましたし。

世界観、脚本、作画、演出、全体の完成度等…、そんなことをクレヨンしんちゃんに求めるのはナンセンス。
そんな「とにかく笑えれば良いでしょ!」という意思を、本作からは感じました。
あの2作の後なので、当初は受け入れ辛かったですが…。



催眠増幅装置「熱海サイ子」を開発した『スウィートボーイズ』は、そのパスワードを託された野原一家を、執拗に追いかけます。
野原一家は、時に協力し時に散り散りになりながらも、この敵と立ち向かっていくのですが、如何せんこの敵組織の幹部達が、底の無いキャラ立ちばかりで魅力がありません。
しんちゃん映画といえば、敵キャラの異様な魅力もポイントなのに……うぅ…。

女幹部のベージュおパンツ「天城(あまぎ)君」なんかは、私好みのショートカットに加え、終盤でのミニスカロードウェア、何よりAカップの貧乳が希少価値の良キャラなのですが、エピソードに恵まれず好きになれなくて残念でした。
あのロクな伏線も無い上での同幹部への告白シーンでは、いくら可愛くて貧乳でも視聴者の心は動かないと思います。


ただ、既存キャラの笑えるシーンは、同シリーズの中でも非常に多彩で楽しませてくれます。
野原一家が、敵陣から架空の罪をでっち上げられ指名手配されるシーンにしても

野原ひろし(35)「異臭物陳列罪」
野原みさえ(29)「年齢詐称」
野原しんのすけ(5)「幼児変態罪」
野原ひまわり(0)「結婚詐欺」
シロ「集団暴走行為及び飲酒運転」

という感じで、もう突っ込みどころ満載。
更にはアクション仮面や、ひろしの仕事先にまで手が及び、テレビ越しにボロクソ言われるシーンは笑ってしまいました。
アクション仮面が、しんちゃんをハレンチ呼ばわりした後、すかさず隣のミミ子君が真顔で

「ハレンチの意味は、お父さんかお母さんに聞いてね。」

とフォローする辺りも、ツボでした。

そうそう、劇場版ではひろしの活躍が多い中、今作ではみさえの活躍も光りましたね。
特に好きなシーンとして、敵から追われるみさえが古小屋に追い込まれ、悲痛な叫び声を上げ出した次の瞬間、敵の乗り物を奪って出てくるシーンには笑わされました。
後半に披露した、ひろしの異臭を武器にした彼女の、見事なまでの夫の足捌きも格好良かったですし。

他にも、裏切るマサオくん、埼玉のタマちゃん、濃いマニアに囲まれる華原朋美、犬死にするマサオくん、リアルタッチ焼き肉妄想、などなど。
物語としての魅力は乏しいですが、ほんと小ネタとしてはバリエーション豊かで笑わせてくれました。

褒められる点はそこのみと言っていいですが、好意的に受け止めれば、「クレヨンしんちゃん」なんだからコレでいいじゃないかとも思います。
「オトナ帝国」や「戦国大合戦」と違って、しんちゃん映画に興味が無い大人が、わざわざ見るような内容では決してありませんが。
{/netabare}



【謎のグローバル(ゲイ)キャラクター、ドライバーの男】
{netabare}
さて、今一つオリジナルキャラが光らない本作で唯一、異様なキャラ立ちを見せる男が一人…。
オカマ…と言うより、ゲイと呼ぶほうがニュアンス的に伝わりやすいかな…。
(監督曰く、グローバルなだけらしいですが。)

それが、この『ドライバーの男』(本名一切不明)でしたね。
振り返ってみると、熱海まで野原一家の為に車を出してくれたりと、作中で一家に唯一協力してくれるオリジナルキャラクターでもありました。

彼は、ひろしに一目惚れしたことで、


『安心しろ、俺が責任を持って熱海まで送ってやる。

 その代わり、俺と正式に付き合って欲しい……。』


という交換条件を出して、ひろしに迫ります。
昔からオカマに縁のあるひろしですが、今作のコイツは今までのキャラと違い、いたって冷静な物腰で淡々と迫るタイプで、いわゆるガチ感がハンパではありません。
常に冷静かと思えば、ひろしが敵から追われているのを聞き、

「アンタをそんな目にあわせるなんて、許せねぇっ!!!」

と急に激高したりしますし、なんだか危ないヤツ特有の雰囲気をプンプン醸し出してるように感じましたね。

敵に囲まれた際は、異様にモッコリした股間からの足の挟み込みで敵を拘束し助けてくれる辺り、決して悪い奴ではないのですが…。
ですが如何せん、ここで別れてきり以降活躍の場も一切無いキャラクターでしたので、エピソードも無さ過ぎて謎だらけ。
ホント悪い意味で、本気で気持ち悪いキャラクターでしたね。(でも褒め言葉)


ただ、最後の最後。
一家が騒動を片付けた帰り道、しっかり熱海に辿り着きひろしを探していた彼が映ります。

ここでふいにすれ違った際、ひろしだけは彼に気付きましたが、そのまま何事も無くスルーしたのには爆笑しましたね。
ひろし、流石にちょっと冷た過ぎるでしょっ!!!!
最後のオチは、もう彼が全部持っていっちゃいましたよ。

しかしある意味、劇場版シリーズで最も謎多きキャラクターでしたね…、ホントなんだったんだコイツは…。
{/netabare}



【総評】

「戦国大合戦」や「オトナ帝国」、それでなくても旧作のスケールの大きなシナリオを想像すると、非常に痛い目を見ます。

ただ、あくまでクレヨンしんちゃんの「笑い」が好きな人には、「十分楽しめた」という結果になるかもしれません。
こんなの、わざわざ映画じゃなくてスペシャル版でも出来るじゃんって気持ちにさえ、目を瞑ればですけど。

事実として本作は、興行収入だけで見れば、前作「戦国大合戦」を僅かに上回っております。
前作が良かったから次の本作が売れたという見方も勿論ありますけど、この数字には正直驚きましたね。
「クレヨンしんちゃん」の映画は、一体どの層が一番楽しむ作品なのか…、真剣に考える機会がきっとあったでしょうね…。


さて、来年も同じ水島監督と聞き、これからはこの作風でずっといくのかなぁと思っていた矢先…。
次作では、また意外なシリアスさとシナリオ完成度を見せる作品が登場します。

それが、自分が以降最後に自信を持って好きと言える作品となりましたけどね。

ではでは、読んでいただきありがとうございました。


次回作は、第12作「嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ」です。
(※どーでもいい情報ですが、次作でしんちゃん映画レビューは一旦終了します。)


◆一番好きなキャラクター◆
『ドライバーの男』声 - 真殿光昭さん


◇一番可愛いキャラクター◇
『天城』声 - 皆川純子さん

投稿 : 2019/11/16
♥ : 23

テモテ

★★★★☆ 3.8

これも大人向けしんちゃん

「家族そろっての焼き肉(食卓)ってささやかなようで実は侮れない幸せ」
本作の根底に流れるメッセージに気づけるのはテレビでクレヨンしんちゃんを見ている子ども達じゃなくて、劇場版に子どもを連れていくお父さん、お母さん世代。
そういう意味で本作も大人向けしんちゃんの1つとして位置づけられるんじゃないかと思います。

ストーリーや設定の甘さ、中盤以降の失速感は否めませんが、シンプルかつ力強いメッセージと随所にちりばめられたパロディ&小ネタで大人の鑑賞に十分耐えうる作品に仕上がっています。

特に印象深いのがエンディング。
熱海から春我部までの長い帰路を経て“栄光のヤキニク”に至るシーンにしみじみとしたカタルシスを感じることができました。

劇場版ではマイナーな部類に入るほうだとは思いますが、もっとたくさんの方に見てもらいたい作品です。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 3

Yulily

★★★★☆ 3.9

安定して笑える

たまには何も考えなくてよいアニメを見たくて
見るのがクレヨンしんちゃん(°∀°)

子供向けと思いきや、大人も楽しめます!

今回は家族揃い美味しい焼き肉を食べるために
戦う物語。真剣ですよ(笑)

食べ物出てくるアニメ好きです美味しい物を
食べてるシーンって皆良い顔するし(^ω^)


途中に華原朋美が本人(トモちゃん役)で出てた

投稿 : 2019/11/16
♥ : 8

65.9 13 臼井儀人アニメランキング13位
クレヨンしんちゃん 爆発!温泉わくわく大決戦(アニメ映画)

1999年4月17日
★★★★☆ 3.6 (98)
537人が棚に入れました
職員旅行で同じ埼玉県内の奥秩父の温泉に出かけたふたば幼稚園の先生たちが、巨大な怪獣を目撃。取り調べを受け、足止めを喰らったことから、翌日、幼稚園は休みになった。この知らせに喜んだしんのすけは、早速留守番をサボって散歩に出かけるが、途中、地面に突っ伏して倒れている・丹波・と名乗るおじさんを発見。風呂に入りたいと言う彼を家に招待すると、一緒に楽しい一時を過ごすのだった。ところがその翌日、野原一家は・日本人の心・である全国の温泉を秘かに管理、維持している政府機関「温泉Gメン」の基地に連れさらわれてしまう。
ネタバレ

れんげ

★★★★☆ 3.2

『風呂は身体だけでじゃなくて、心の汚れも落としてくれる。』

劇場版クレヨンしんちゃんの第7作。
1999年公開。


【前置き】

原恵一さん、脚本&監督作品の第3弾。

当時の私は、この愉快なタイトルとは裏腹な、本作の予告で流れたキャッチフレーズ

「野原一家離散! それと同時に、突如出現した巨大ロボット!!

 シリーズ最大のピンチに、野原一家初の敗北かっ!!」

に、焦りを隠せませんでした。

しかし実際に本作を見てみると、そのような描写は一切無く、今思えば初めて映画で「予告詐欺」なるものを体感した作品となりました。

劇場版クレヨンしんちゃんシリーズは、製作期間が短いこともあり予告を公開する頃には、まだプロットの段階であることも多々あるようなので、今回もその影響ではあるのですが。
にしても、野原一家離散エピソードが一切無いというのは…どうなのでしょう…。

ちなみに、約12分のショートストーリー「クレしんパラダイス! メイド・イン・埼玉」も、同時収録。
総じて110分と、劇場版の中では最長となっています。



【あらすじ】

日本の温泉を守る秘密組織「温泉Gメン」と、「風呂嫌いテロ組織YUZAME」の戦いを軸にして、

野原一家の家の底に眠る「金の魂の湯(略して、きんたまの湯)」の、不思議な力をめぐり、YUZAMEが操る超巨大ロボットに立ち向かう、というストーリー。


【論じてみる】
{netabare}
まず、最初に流れる、同時収録の
「クレしんパラダイス! メイド・イン・埼玉」
は、日常的雰囲気の無いファンタジー要素の強い内容で、特に記憶に残るものではなく、なんとか「ぶりぶりざえもん」に〆を任せて笑いをとった感じ。
劇場版では最後の声出し出演となる彼なので、そういう意味では貴重なのですけれど…。
一度見たら、もういいかなって思う内容でした。


さて、肝心の本編ですが…。
本作は、これまでの場面がドンドンと切り替わるジェットコースターのような展開に比べると、少々スローな展開。
敵は、これまでと同じ世界規模のテロ組織ですが、「温泉」というテーマを元に話が進むことや、中盤まで物語が春日部と「温泉Gメン」本部内のみで展開するので、絵的にも盛り上がりに欠け退屈に感じてしまいます。

敵組織である「YUZAME」の主要エンバー3人も、これまでと比べキャラ立ちが強いとは言えず、見せ場も多くありません。
ボスである「Mr.アカマミレ」の悪に走った動機にしても、しょーもなさ過ぎるという点では笑えますが、それで世界征服だと押し切られてもなぁ……とキャラクター共々思っちゃいました。

ギャグとして見れば良いのは当然としても、もうちょっとココのクオリティは練れなかったのか?という気持ちを、節々で感じました。


中盤以降は、YUZAMEの襲撃から敵の本拠地へと侵入していきますが、やたらとドンパチが多く、ここも話が進み辛いのです。
おなじみのギャグも少し控えめで、シリアス感が強いですし。

その描写や銃火器の設定も本物を元に描いたリアル重視ですが、本作を見るであろう多くの子供達にとっては、それは大した魅力には繋がらないことも考慮すべきだったかもしれません。


終盤は、巨大ロボットが春日部に出現。
ニュース等の報道関係、国会での談話、はたはた株価の急落まで、ここでもその描写は妙にリアリティがあります。
日本の自衛隊の戦いも、野原一家そっちのけで描かれていますし。

ただ、その戦いぶりはやはりクレヨンしんちゃん。
陸上自衛隊に対し、巨大ロボットが繰り出したのは巧妙な心理作戦。

『ゴジラのテーマ』

を流し見事、陸上自衛隊を後退りさせるのでしたwwww
馬鹿馬鹿しくて大好きです、こういうの。


そして最終戦。
「金の魂の湯(略して、きんたまの湯)」(←大事なことなので2回言いました。)の力で変身した野原一家VS巨大ロボットのバトル。

ここに関しても正直、突拍子が無さ過ぎると言うか…。
子供向けだと片付けてしまうには前作までのキャリアがありましたので、この終盤の展開には承服出来ないという気持ちが強く、とても冷めてしまいました。

後味が悪いというのも、また大きなマイナスでしたね。
{/netabare}



【初めての、田村ゆかり】
{netabare}
さて…。
毎作、味のあるキャラ立ちを見せるオリジナルの味方キャラクターですが、本作では温泉というテーマもあり、非常にエロチック。
たまにはクレヨンしんちゃんで、こういうのも良いですね。

中でも、田村ゆかりさんが演じる「指宿(いぶすき)」ちゃんは、劇場版屈指の可愛さです。

第2作のルルに続いて、この指宿ちゃんも私的には、劇場版の可愛いキャラベスト3の一角です。
(もう1人は12作目のカスカベボーイズに登場します、ここで既にピンと来る人もいるでしょうね☆)


さて、この指宿ちゃん。
しんちゃん的な ふっくらほっぺ&ショートカット(←重要)の可愛らしい容姿。
加えて、ミニスカートに肩を出した浴衣姿ってのが、とても乙なのです。
ちなみに、育つところはしっかり育っており、ひまわりがふいに揉みしだくシーンも…。
色々と男心をくすぐるシーンが盛り沢山のキャラなのです、グヘヘ。

そして、なんと言っても…あの可愛らしい声ですね。
声優なんて山寺宏一しか知らない、そんな当時から「この指宿ちゃんって、可愛い声だなぁ…。」と思っていました。

後に、『御大 田村ゆかりさん』の存在を知るようになった後、この指宿ちゃんも田村ゆかりさんだと分かった瞬間は、驚きよりも笑ってしまいました。
私は、自覚するよりも更にずっとずっと早く、彼女の声に骨抜きにされていたのですね。
王国民とまでには、まだなれておりませんが。


彼女の名シーンと言えば、やはり中盤で敵の罠と知りつつも

「先輩…私、もぅ我慢出来ない……。。。」

と、温泉に入ろうとして自らの帯を解いていくシーンですね。
(放映前に、販促の為テレビで本作をチラ見せされた際もココが放送されたのですが、また良いトコロで切られて続きは劇場で…ってされた恨みは、今も忘れておりません。)

ここを初めて見た時は、幼少期ながら私の顔は、その現場にいた35歳のひろしと同じ表情をしておりました。

そこから本作定番の銃撃戦に突入するのですが、ここでも彼女の胸元に隠れて、

「うっほほ~ぃ、これこれ~♪」

と言って胸を頭で押し上げるしんちゃんが、本気で羨ましかったですね。
ホント子供には刺激が強いぜ、ありがとうございました。



……もう指宿ちゃんばかり語りましたが、他のキャラでは、今では音源としても貴重な

『丹波哲郎さん』

が声をあてた、温泉の精「丹波」さんも、味がありました。

『しんのすけ…、覚えておけよ。

 風呂は身体だけでじゃなくて、心の汚れも落としてくれる。』

この台詞を言う哲郎さんの声はとても渋みがあり、シリーズを通しても特に胸に響く言葉でした。
{/netabare}



【総評】

シナリオとしては、旧作に比べて抑揚の薄いストーリー展開で、私の中では初期10作の中では最低ランクの作品です。
実際に興行収入の方も、本作は始めて10億円代を切った作品であり、それは歴代でも最低の数字でした。

ただ、舞台が春日部ということもあり、本編の登場キャラがそれぞれ町の危機に対し、どんな行動をしているのかは見ていて非常に面白いシーンでした。
「埼玉紅さそり隊」を始め、「かすがべ書店の店長と中村さん」「ミッチー&ヨシリン」「ななこお姉さん&神田鳥さん」、ちゃっかり「臼井儀人」さんも、また登場してます。
私的には終盤よりも、ここが作中でも一番面白くて熱くなりました。


あまりオススメ出来ないのは残念ですが、それでも田村ゆかりさん演じる「指宿」ちゃんは、メチャクチャエロ可愛いです。
本作は今より15年前の作品になるわけですが、あの可愛らしい声が当時から今も全く変わっていないのは、本当に驚きです。
年を取らないという都市伝説さえある声優さんですが、声に関してだけで言えば、確実に年の流れを感じさせない実力派の声優さんであることは、間違い無いでしょう。

ではでは、読んでいただきありがとうございました。


次回作は、第8作「嵐を呼ぶジャングル」です。


◆一番好きなキャラクター◆
『指宿(いぶすき)』声 - 田村ゆかりさん


◇一番可愛いキャラクター◇
『指宿(いぶすき)』声 - 田村ゆかりさん


◆胸元に隠れたいキャラクター◆
『指宿(いぶすき)』声 - 田村ゆかりさん


◇「チェリオ!」って言いそうなキャラクター◇
『指宿(いぶすき)』声 - 田村ゆかりさん

投稿 : 2019/11/16
♥ : 21

ValkyOarai

★★★★☆ 4.0

温泉は日本の心 温泉札から始まった全て 唯一の同時上映はこれだけ ガルパンの原型はここなのか?

温泉を破壊しようと企むYUZAMEの最終的な動機が爆笑www

それと民間自衛隊のInvasion of Astro-Monster
は死亡フラグですから!!wwwww
まあ敵組織のYUZAMEもゴジラのテーマで返り討ちにしたからwww

玄田さん「馬鹿逃げるな!!アレはゴジラじゃない!!
あーーー!!12億円の戦車がーーー!!弁償しろーーーーーー!!」
でwwwwwww
アクションビームかバッドエナジー砲かド――――ン!!
を撃ってくださいよ~!!

また同時に上映した短編も面白い
(ヒーローヒロイン大勢出て怪獣をボコらないで貰いたい
プリキュアオールスターズじゃないから)

投稿 : 2019/11/16
♥ : 2

★ほのぽん★

★★★☆☆ 2.8

タイトルなし

クレヨンしんちゃんシリーズは結構好きで、

毎回きちんと観てるんだけど、

今回はちょっと話が面白くなかったし、

キャラクターが生きてなかったと思う。

話の展開が強引…というか、

ちょっと何でもアリ気味になってるような(特に最後らへん)。

んで、今作は風呂って事もあって変にエロい。

ギャグで飛ばせないスケベっぽさが、

子供向け映画としてはちょっと気になった。

まぁでも、要所要所ではきっちり笑わせてくれたのは○(ケツだけ歩き最高!!(≧▽≦)ノ)。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 5

65.1 14 臼井儀人アニメランキング14位
クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王(アニメ映画)

1993年7月24日
★★★★☆ 3.5 (111)
517人が棚に入れました
子供たちに絶大な人気を誇る特撮ヒーローテレビ番組『アクション仮面』の撮影中、突然スタジオで爆発が起こる。混乱の中、何者かがアクション仮面の力の源であるアクションストーンを奪い、何所かへと去っていった。待ちに待った夏休み、しんのすけとみさえ親子は、古そうな駄菓子屋を見つけ、その店でアクション仮面カードが付録としてついているチョコレート菓子・チョコビを購入、偶然にも幻のNo.99のカードを手に入れる。その数日後、海に行った野原家は海辺に建っていたアクション仮面アトラクション・ハウスの中に入り、「時空移動マシン」というアトラクションに乗る。楽しんで家に戻った野原一家だったが、翌日奇妙な出来事に直面する・・。

声優・キャラクター
矢島晶子、ならはしみき、藤原啓治
ネタバレ

れんげ

★★★★☆ 3.7

『ハイグレ!! ハイグレ!! 皆っ、ハイグレを着よう~っ!!』

劇場版クレヨンしんちゃんの記念すべき第1作。
1993年公開。


監督は、本作を含めた初期4作+1作の劇場版シリーズを登板された、本郷みつる監督。
しかし監督を含めた製作陣も、まさかこの劇場版が以降20年以上毎年放映されるシリーズになろうとは、流石に思わなかったかもしれないですね。


年齢がバレますが、当時の私は小学生になったばかり。
まさに、ド直球世代だったワケです。

時代が違ったのも勿論ありますが、当時の本作のインパクトは子供界隈でも凄まじく、事実興行収入も20億円を超え、この劇場版クレヨンしんちゃんシリーズで今現在もトップの売上を叩きだしている作品です。


私も放映時は子供なりに大いに笑い、何度も何度も見返しては親の前で、作中の動きを真似て(コマネチをしながら)

「ハイグレ!! ハイグレ!!」

と、今考えればとんでもない台詞を口走っていました。

実際、当時から本作はよくPTAの槍玉に上げられ悪影響だとも言われていましたね。

ただ、当時PTA会長を務めていた私の母はメディアには寛大だったのか、「クレヨンしんちゃん」や、バラエティでは「ダウンタウンのごっつえぇ感じ」等も見せてくれました。
今の自分を振り返ると、自身の人格形成にプラスになったかどうかは疑問が残りますが(笑)、本当に感謝しています。


本作は、今はお亡くなりになった原作者の臼井儀人さんが、劇場版に一番関わられた作品でもあり、本作のボスキャラ「ハイグレ魔王」も、臼井さんのアイディアだそうです。
本編とはシナリオ構成が若干異なりますが、原作漫画も書き下ろされましたしね。
(ちなみに、原作を書き下ろされたのは、本作を含めた最初の3作品のみ。)



あらすじとしては、しんちゃんの永遠の特撮ヒーロー「アクション仮面」を題材とし、{netabare}

アクション仮面が現実にヒーローとして活躍するパラレルワールドに送り込まれた野原一家が、宇宙からやってきたハイグレ魔王(ハイレグではない)一派と、世界を『股』にかけた闘いを繰り広げる、というストーリー。

導入としては(冒頭のシリアスパートを除いて)、最初の数十分はまさにいつものクレヨンしんちゃんとして話が展開します。
劇場版第1作ということもあり、作品紹介も兼ねた作りになっていることが伺えます。

しかし、チョコビに付いているオマケで、幻のカードだと噂されていたNo.99のアクション仮面のカードを引き当てたことから、その内容はテレビ版とは一変していきます。

今見ると、こう徐々に野原一家がパラレルワールドに誘い込まれていく過程や、誘い込まれた先の客が一人もいないアトラクション施設など、少し寒気も漂わせる演出で非常に好みです。
ここで流れるBGMも幻想的で、とても耳に残りますし。
当時はちょ~~っと怖かったんですけどね。


しかし敵キャラは、さすがのクレヨンしんちゃん。
安心と安定、加えて強烈で馬鹿馬鹿しいキャラが目白押しです。

後に劇場版の定番となるオカマキャラ(本作ではボスのハイグレ魔王)に加え、ゴリマッチョの毛むくじゃらでTバックを履いている、その名もTバック男爵(ホモ)等、第一作からバラエティーに富んでいます。
当時、ホモという言葉の意味は分かりませんでしたが、キャラの表情から「近付いては危険な奴」という意味合いだけは感じましたね。


本作は、シリーズの中でもまさにド直球に子供をターゲットに制作されております。
しかし、元が大人向け雑誌ということもあり、大人の視点から見ても特に昔のクレヨンしんちゃんは皮肉めいたブラックジョークも込められていたり、大人も一周して馬鹿馬鹿しくて笑ってしまうシーンも結構ありました。

好きなシーンとしては、テレビリポーター♂(声優は、現在波平さんの声を担当されている茶風林さん!)が、収録中にハイグレ星人にハイグレ光線を浴びせられるところですね。
光線を浴びたリポーター♂は、ハイレグの格好になりテレビに向かって

「ハイグレ!! ハイグレ!! ハイグレ!! ハイグレ!! ハイグレ!!

 皆っ、ハイグレを着よう~~!!!」

と、コマネチのポーズをカメラの前で、苦悶の表情を浮かべながら必死にさせられています。
やってる方は、身体の自由を奪われホント必死にやっており、それをテレビ越しに見ている野原一家もそのあまりの恐怖から誰一人笑いませんが、それが非常にシュールな絵になっています。

今や日本のお父さんの声を御担当されている方の衝撃発言。
なんて馬鹿馬鹿しいんだ(褒め言葉)と思わせてくれました、いやぁ笑かされましたwww


最終戦序盤での、しんちゃんを背中に乗せたアクション仮面とハイグレ魔王で、巨大なハイグレ魔王像の登りっこ勝負も良いですね。

このプロットを考えたのは、今や「四畳半神話大系」や「ピンポン」の監督でも有名な湯浅政明さん(本作では設定デザイン担当)だそうです。

このシーンでは、正義の味方であるアクション仮面がワリとダーティに蹴落とし合いを行い、これがまた非常に動きも良くて笑わせてくれます。
特に、局面で先を進むハイグレ魔王の対し、しんちゃんがカンチョーを行い、その隙にチャンスとばかりに先へ登るアクション仮面に、ハイグレ魔王が「卑怯者~~!!」と罵るシーンが好きですねwww


それでも、最後の最後では定番のアクションビームや剣術でもしっかり決めてくれますし、やっぱりアクション仮面は格好良いです。
声が、シュワちゃんの吹き替えも御担当されている玄田哲章さんなので、また余計にですね。

ただアクション仮面愛に関しては、テレビを見ていて代役に一発で気付くしんちゃんには、私は到底敵わないですけどね。
{/netabare}



総評として。
シナリオとしては、突っ込みどころがないかといえば嘘になりますが、本作は童心に戻って、

「基本的に、笑って楽しめればそれでいいや!」

というスタンスで見るのが一番です。
前文でも述べましたが、初期10作の中でも特に子供向け色の強い作品でもありますし。

ただ、今現在よりワリと毒の強い、「セル画時代のクレヨンしんちゃん」が好きな方には、合うかもしれないですね。


それに、90分弱とは思えない程にシーンがよく変わり内容が濃密なので、クレヨンしんちゃんが好きな方なら子供は勿論、大人も退屈に感じることはあまり無いのではとも思います。
最近話題になった「キルラキル」の展開の早さの、原点とも言える時代にも近しいですから。


思い出補正も勿論ありますが、改めて見返してもやっぱり私は面白かったです。
ただ、特に初期の劇場版は当時見過ぎて、今でも台詞をほとんど憶えちゃってるぐらいでしたので、正常なジャッジが出来ているかは最早怪しいものなのですけど(苦笑)


ではでは、読んでいただきありがとうございました。
本レビューで、劇場版クレヨンしんちゃんシリーズに興味を持って下さったり、懐かしんで下さる方がいらっしゃれば、私はとても嬉しいです。

次回作は、第2作「ブリブリ王国の秘宝」です。


◆一番好きなキャラクター◆
『アクション仮面』声 - 玄田哲章さん


◇一番可愛いキャラクター◇
『桜ミミ子(ミミ子くん)』声 - 小桜エツ子さん



以下、駄文です。
{netabare}

本レビューを制作するにあたり、当時の童心を呼び起こす為、

久しぶりに、部屋にある全身鏡の前で思いっきり(茶風林さんっぽく)

『ハイグレ!! ハイグレ!!』

と、やってみました。


産まれて初めて、恍惚と呼べる感覚を味わった気がしました。


『皆っ、ハイグレを着よう~っ!!』

{/netabare}

投稿 : 2019/11/16
♥ : 15

AKIRA

★★★★☆ 3.6

記念すべき劇場版クレヨンしんちゃん1作目

前半の日常パートがやや長すぎてテンポが悪く感じました。後半は盛り上がったのですが…ここら辺は1作目ということもあり前半はやや説明調になってしまったのも仕方ないかもしれませんね

敵キャラが強烈でインパクトがありましたね。劇場版で通例になった「オカマ」キャラはここから始まっていたんですね

ストーリーは王道でややご都合主義が諸所に散見されますが当時はハイグレに始まるギャグが面白かったので気にはならなかったですね

投稿 : 2019/11/16
♥ : 6

鰻Monkeys

★★★★★ 4.4

クレヨンしんちゃんの初の劇場版!

映画版で初となる作品ですね。

昔の作品の中ではとても好きな作品の一つです!


ストーリーがクレしんらしくていいですよねぇ

敵役のネーミングセンスが素晴らしい!w

腹巻レディース

Tバック男爵

ハイグレ魔王

なんじゃこりゃ?w

ですが、これがクレしんクオリティ―!w




そして幻の「ひまわり体操」!!w

あの曲はなかなか忘れられませんよねw

投稿 : 2019/11/16
♥ : 0

61.9 15 臼井儀人アニメランキング15位
クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁(アニメ映画)

2010年4月17日
★★★★☆ 3.6 (102)
482人が棚に入れました
しんのすけの花嫁だというタミコが、未来都市ネオトキオからタイムマシンに乗ってやって来る。タミコは、未来のしんのすけがネオトキオの独裁者・金有増蔵に捕まってしまったため、5歳のしんのすけの力を借りたいと言う。まったくやる気のしないしんのすけは、とりあえずタミコと共にネオトキオへ向かうが……。
ネタバレ

天上しょーと♪♪

★★★☆☆ 2.9

タイトルなし

この映画は初めて見る映画でしたがなかなか楽しめました。

まぁタイトルでちょっとは分かると思いますが、
未来のしんのすけがピンチになっていて
{netabare}しんのすけの婚約者が過去のしんちゃんに助けを求めにいって
一緒に未来に行って助けに行く{/netabare}
といった話です。

未来の世界は、とある事が原因で一日中暗くて、
遊戯王5DSのサテライトやシティのように
富裕層の明るい世界とそうではない貧乏な町に分かれていて、
見知った公園や家もぼろぼろ
マサオくんやネネちゃんの元々の夢から随分とかけ離れて
そうゆう意味でも暗い世界が舞台。

{netabare}随分と年はとってしまっていたけど子供のために戦う
ひろしとみさえはかっこよかったですね。
最初の再開の時はちょっと感動しました。
太ったみさえで吹っ飛ばされましたがw。{/netabare}

{netabare}で、敵の思惑を破り未来のしんのすけを戻し元の世界に戻ったら
未来の世界が暗くなった原因がはずれて危機を回避。
特に言ってないからパラレルワールドととらえるべきなのか、
未来を変えたから変わったととらえるべきなのかは
微妙ですが、ネネちゃんたちにとっては前者だろうけど
作品的には後者のほうがいいですかね。{/netabare}

悪いところは うーん 敵がクレしん映画にしては
ただの性格が悪い権力者って感じでインパクトがなかったことかな。
あとおバカパワーあたりが唐突すぎだと思いました。

そーいえばなにげにあの未来では
アクション仮面の人気が続いているみたいですね。
逆にいえばカンタムロボは廃れてしまったのかなってのは
悲しい気もしますw。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 0
ネタバレ

はまち

★★★☆☆ 2.5

折角未来のしんのすけ達が見られるんだからそこを活かしてくれ

しんのすけたちの未来が舞台という、何だか面白そうだし釣られやすそうなテーマにも関わらず色々残念な映画。

{netabare}まず未来のクレしんキャラが見られるんだから、もっと色んなキャラを出せばいいのに。
未来の姿で出てきたのは野原一家、カスカベ防衛隊、団羅座也のみ。
双葉幼稚園のメンツ、紅さそり隊、よしりんミッチー、四郎とか出せばいいのに。そういうのやらないと未来が舞台でやる旨味が薄いと思う。
あと未来のネネちゃんと未来のまさおくんの活躍シーンなしも酷いし、未来のカスカベ防衛隊の絡みシーン見せてほしかった。ホントこの辺も適当感すごい。とりあえず出しとくか程度にしか思ってなかったのかな。

ストーリー自体も大したことない。
そもそもテンポが悪い。敵から逃げるシーンや戦闘シーンみたいなスピード感ほしいところもモタモタしてる。
さらにゲスト声優として女芸人が何人か出るが、こいつらの出番がやたら多い。
勿論下手だし、声も不快。

OBAKAパワーがあると日差しを取り戻せるのも適当感すごいし、

しんのすけの未来の花嫁であるタミコも魅力が伝わらない。
というか未来のしんのすけがタミコを選んだエピソードすら無いのはなぜだろう。それすら無いのに未来の花嫁出す必要あったのか?


良かったところは
未来のしんのすけが日差しを取り戻したい理由。
「日差しが無いと水着のお姉さんが見られないから」
すごくしんのすけらしいし、でも恐らく本当は街を救いたいっていうのが根本なんだけど、照れくさくてこう言ったんだろうなっていうのがカッコよかった。
あと未来ひまわりが可愛いしかっこいい。{/netabare}

投稿 : 2019/11/16
♥ : 0

61.5 16 臼井儀人アニメランキング16位
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾!(アニメ映画)

2007年4月21日
★★★★☆ 3.6 (95)
419人が棚に入れました
ある日の朝、庭を掘り返した飼い犬のシロが、古い文箱を発見。中には下手くそな文字で「おひめさまはちょーびじんだぞ」と書いてある。それは書いた覚えのないしんのすけ(矢島晶子)の手紙だった。その日の夢に出てきたおねいさんが「おひめさま」なんだと思った瞬間、しんのすけは戦国時代にいた。そこで春日家の家臣・井尻又兵衛(屋良有作)とおシリ合いになる。

声優・キャラクター
矢島晶子、ならはしみき、藤原啓治、こおろぎさとみ、真柴摩利、林玉緒、一龍斎貞友、佐藤智恵、戸田恵子、来宮良子、此島愛子、玄田哲章、小桜エツコ、京本政樹

メア

★★★★★ 4.4

シロ×しんちゃんの感動作

この作品の1番の(個人的な)見所はしんちゃんがシロを救うため1人、逃げ回り逃げ回り、力尽きてまでもシロを救おうとしていたところあたりでした。
いつものシロの扱いを考えると更に感動が深まって・・・。
その後のシロの行動も泣かせてくれます。
正直最後よりも中盤が1番感動できた作品でした。
(最後のヒロシはかっこよかったですが)



 ※下からはこの話を軽くまとめました
  
  =ネタバレです。

   ネタバレが見たくない人は見ないでください。

    なんとなく思い出したい人は読んで見て下さい。



ケツだけ星人が自分たちの宇宙船を守るために使った、地球を爆発させてしまうほどの円盤型爆弾が1つ、そのまま地球へと来てしまい、しんちゃんの尻に向かっていったことに危険を感じたシロがしんちゃんをかばって代わりにくっつかれてしまう。

その後、その事態を察したウンツィ(Unidentified Nature Team Inspection)とひなげし歌劇団が爆弾(シロごと)確保しようとする。

結局シロを犠牲にして世界を救うといった形で収めようとしたウンツィは野原家に事情を話し、ヒロシたちは戸惑ってしまうが、しんちゃんは断固拒絶。逃げ出すも力尽き、結局シロはしんちゃんを助けるため1人(1匹)ウンツィの元に行くことに。

その後シロを救いにウンツィに乗り込んだしんちゃんは、ロケットに乗り込み(ひなげし歌劇団も入り混じったが)偶然爆弾の解除コードを言い当て、ひなげし歌劇団の服をパラシュートにして脱出。爆弾は宇宙で爆発。


投稿 : 2019/11/16
♥ : 2

AKIRA

★★★☆☆ 2.9

感動を狙いすぎてあざとい印象

多分これを見るが小学生の頃だったらお涙頂戴の感動作なんだろうけど…

しんのすけとシロの愛情がメインで恐らくメインテーマは「家族愛」なんだろうけどオトナ帝国のようにギャグとシリアスの絶妙なバランス加減が感じられません。

たとえばシロの回想シーン。しんのすけの主人としての良さより、シロに対してのぞんざいな扱いの比重が大きいため、思い回想シーンから感じられるはずの両者の絆も、弱く感じられてしまいました。

全体的にテンポが悪く無駄なシーンが多いなと感じた作品でした。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 3

★ほのぽん★

★★★★☆ 3.8

タイトルなし

シロとしんのすけの絆はすごく良かったと思います。

くたくたになりながらもシロを助けようとしたしんのすけが

とてもかっこよかったです。

自ら敵に捕まりに行ったシロにちょっとうるっとしました。

ラストの空から降ってくるしんのすけ達を

ひろしが受け止めるシーンも過剰ながらも良かったと思います。

メイク取れた後のおこまのギャップがかなりツボでした。

ひなげし歌劇団達に「あんた、誰?」て言われたのもw

投稿 : 2019/11/16
♥ : 4

58.3 17 臼井儀人アニメランキング17位
クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ ブリブリ 3分ポッキリ大進撃(アニメ映画)

2005年4月16日
★★★★☆ 3.3 (83)
360人が棚に入れました
野原家の前に突如現れた時空調査員「ミライマン」。
「3分後に怪獣が現れる。3分後の未来に行ってその怪獣を倒さないと現実に怪獣が現れることになる!」
 世界滅亡を防ぐため、ミライマンはそう告げると野原一家に地球防衛という大役を一任してしまう。ミライマンの力で変身を果たして難なく怪獣を倒す野原一家。そんな世界に浸り始め、変身できることに夢中になっていく。
 そんな世界に夢中になっていくにつれ、ひろしとみさえはヒーロー気取りで自分達が世界を守っている、という気持ちになっていく。だが、どんどんと強い怪獣が後から後から現れ、だんだんと現実世界が危なくなっていく。そこで、遂にしんのすけが立ち上がる。

メア

★★★★★ 4.3

怪獣と生き方と大切なもの

あながち間違っていない夢落ちから始まり
可愛い(?)少女(=みさえ)が怪獣と戦い
中途半端なヒーロー(=ひろし)が怪獣と戦い
おまるな正義の味方(=ひまわり)が怪獣と戦い
ウルトラマンなウルトラマン(=しんのすけ)が怪獣と戦い
怪獣を吸収して世界を救うお話
ぶりぶりざえもんやらカンタムロボやらアクション仮面やらが出てきて最後の怪獣と戦って・・・


最初はなんだか笑えるだけのふざけた作品にしか見えないけど
やっぱり最後はクレヨンしんちゃんの映画らしく、何かを教えてくれる作品でした。
今作では人生や大切なものなどと。


怪獣のデザインはなんか、子供の書いた感じの絵もあるのがなんだか・・・
2960とかキリキリマイとかカトリーヌ3世とかギュー・ドンとか・・・


懐かしいギター侍がでてた
「拙者、ギター侍じゃ
 おらはクレヨンしんちゃん野原しんのすけ
 お姉さんが大好きな春日部にすむ5歳児です
 って、言うじゃなーい?
 でもあんた、13年間ずっと5歳児のままですから! 残念!
 すぐにお尻出しちゃう野原けつのすけ斬り!」
 

投稿 : 2019/11/16
♥ : 1

55.7 18 臼井儀人アニメランキング18位
クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!(アニメ映画)

2006年4月15日
★★★★☆ 3.2 (74)
346人が棚に入れました
よしなが先生、まつざか先生、上尾先生の三人は居酒屋で話をしていた。まつざか先生は幼稚園のお遊戯会の出し物としてサンバを踊ろうと提案するが、他の二人は難色を示す。やがて三人は解散してそれぞれの家路に着いたが、人気のない夜道を一人歩いていたよしなが先生は途中で何者かにつけられていると感じ走り出す。そして踏切を渡ったところで、自分そっくりの人間に襲われてしまう。

60.3 19 臼井儀人アニメランキング19位
映画 クレヨンしんちゃん バカうまっ! B級グルメサバイバル!!(アニメ映画)

2013年4月20日
★★★★☆ 3.6 (65)
298人が棚に入れました
日本のB級グルメを守る“伝説のソース”を運ぶことを任された、しんのすけたちカスカベ防衛隊。しかし、そのソースは…A級グルメの魔の手からB級グルメを救える唯一のソースだった!はたしてしんのすけたちは、無事にソースを届け、庶民の“ささやかな幸せ”を守ることができるのか?

声優・キャラクター
矢島晶子、ならはしみき、藤原啓治、こおろぎさとみ、渡辺直美、コロッケ、川越達也、神谷浩史、中村悠一、早見沙織

エロマンガ先生(仮)

★★★★☆ 4.0

クレヨンしんちゃんっておもしろいよね

さっき何気なくテレビつけたらやってたから、何気なく観てた。

内容は、B級グルメにとって大切な伝説のソースを、カスカベ防衛隊がA級グルメの魔の手から守る、、、みたいな?

久しぶりにクレヨンしんちゃんを観たけど普通に見いっちゃいました。
これ、1年前ぐらいの映画らしいけどなんか懐かしいなって思いました。
クレヨンしんちゃんのノリは、たぶん何歳になっても笑えると思います。

それにお腹が減りました。
見る前にご飯を食べたはずなのに、見終わった頃にはもうペコペコ。
俺もあのB級グルメ食べてみてぇ~。

あと、驚いたことがあって、声優さんがすごいです!
声聞いてて、あれぇ?なんか聞いたことある声だなって思ったらなんと神谷さんだったんですねぇー。他にも中村悠一さんや早見さんと、個人的に好きな声優さんが3人も出ておられたので、嬉しくなりました。

EDはせかいのおわりで、歌ってるのは知ってましたが、やっぱりいい曲ですねー。

クレヨンしんちゃん、テレビアニメのほうは最近というか半年ぐらい見てなかったけど、これからはちょっと見ようかなって思いました。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 16

ValkyOarai

★★★★☆ 3.3

アニメ系列って音ゲーだと難易度落ちるよね ゲストで川越シェフがwww

劇場行きたかったけど、お金がもったいなかったのでwww
それと主題歌のRPGはjubeatとREFLECに入ってます。太鼓にも入ってます

B級グルメだったら
富士宮焼きそば一択です

スペシャル特番で観賞
まあとにかくラスボスの声が朋也君だったのは驚きだwwwwwwww
バス乗ったら乗ったらで山奥に行ったでwwwwwシロ喋れないからなあ...

食べ物は職人ないしプロが作るもんではねえ
素人が作るもんもうまいんだから
それを忘れるな

腹減ってたら人は本気を出せるんですよwwww

2014年、ひろしはロボになる。

3DSで新作が出ますwww
今度は映画のシーンをアクションするってのがテーマです
さすがに買いません
新作のねぷねぷを買うから

投稿 : 2019/11/16
♥ : 8

ふぁれのぷしす

★★★★★ 4.1

TAIRTARIの監督らしい、言葉の掛け合いが面白かったです

私の好きな「TARITARI」を作った監督が、この映画でも監督をしていると言うことで
レンタルで出ていたのもあり、観ました。

もちろん対象年齢が子供なので、子供だましで、大雑把なところも沢山ありますので、
大人がそういうのに一々つっこむのはナンセンスです。


橋本監督は、言葉の掛け合いが本当に上手いですね
しんちゃんをはじめとする5人組の言葉のキャッチボールが、テンポよく、時には変化もつけ面白いです。
あと、TARITARIの教頭でも思いましたが、ライバル側の回想や伏線の入れ方がかなり丁寧で上手いと思いました。

また深夜アニメやってくれないかなーと思っております。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 2

57.3 20 臼井儀人アニメランキング20位
クレヨンしんちゃん オタケベ!カスカベ野生王国(アニメ映画)

2009年4月18日
★★★★☆ 3.3 (68)
291人が棚に入れました
しんのすけが住むカスカベでは、新しい町長に就任した四膳守(しぜん・まもる)を中心にエコロジー活動が盛んになっていた。ある日、地域の清掃活動に参加していたしんのすけは河原で不思議なドリンクを拾い持って帰るが、後で飲もうとしておいていたそれをひろしとみさえがそれを飲んでしまう。すると二人は徐々に動物のような仕草をとり出すようになり、遂にある日ひろしは鶏、みさえは豹に変身してしまった。驚く一家の下に突然謎の組織が現れ、その場にいたかすかべ防衛隊とひろし達を捕える。かすかべ防衛隊の面々は何とか逃げ出すが、ひろしとみさえは組織に連れ去られてしまった。

メア

★★★★★ 4.3

やっぱり『家族』

今作はしんちゃんの映画の趣旨(なのかは分かりませんが)の『家族』についてが深く描かれた作品だと思われます。

動物に変えられたみさえを(1度は恐怖しながらも)それでも助けに行き、完全動物化していた状態から救うのはやっぱり感動のシーン!
そして自ら野望を打ち砕くために動物になったしんちゃんの姿はやっぱり―――――あれですね♪
また、立ち向かっていくみさえもなかなかかっこよかったです。

が、何かが足りなかったと感じた点もあります。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 1
ネタバレ

天上しょーと♪♪

★★★☆☆ 2.8

タイトルなし

{netabare}普通のクレしんの話でもエコを取り扱った話はあった気がしますが、
今回の場合は、常識を逸脱したエコ集団が作った
動物になる薬をみさえとひろしが
飲んでしまって連れて行かれるところから話が始まっていきます。

途中まではかすかべ防衛隊の動物変身後のそれぞれの能力を活躍させたり
猛獣になったみさえととしんのすけ {/netabare}のシーンなど
見どころはまぁまぁあったかなと思います。

ただ一気にあれ・・・?ってなったのが終盤です。
{netabare}まずひろし。猛獣になったみさえとしんのすけのシーンで
終止完全に動物になっていたひろしが
いつのまにか人間の心を取り戻している。
自分どっかのシーン見逃しちゃった?って思っちゃったけど違いますね。
しかもみんなでのボスの守に一斉に攻撃してる時にちょっと突っついてるだけで
無理矢理人間の心取り戻させたわりには、
いつものひろしらしい見せ場がないなぁー {/netabare}って思っちゃいました。

あとは、どちらかというと真面目な内容の映画だったのに敵との
和解の方法がなんとも言えなかったです・・・。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 0