艦隊で戦争なおすすめアニメランキング 24

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの艦隊で戦争な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年03月29日の時点で一番の艦隊で戦争なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

78.5 1 艦隊で戦争なアニメランキング1位
ストライクウィッチーズ2(TVアニメ動画)

2010年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (1490)
8165人が棚に入れました
ガリアでのネウロイとの激戦から半年。ガリアの拠点を失ったネウロイは各地で反抗を開始、大型や高速のネウロイを放ち始めていた。\\n一方、人類もストライカーユニットの新型開発に成功して戦線に投入していた。「ウィッチーズ」はアドリア海へ戦場を移して戦いを続ける。。

声優・キャラクター
福圓美里、世戸さおり、名塚佳織、沢城みゆき、田中理恵、園崎未恵、野川さくら、斎藤千和、小清水亜美、門脇舞以、大橋歩夕
ネタバレ

disaruto さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

これが“パンツ”に見えるだと?君の目は節穴かね?

制作はAIC Spiritsのメディアミックス作品です。
ジャンルは軍事・魔法少女・萌え燃え系です。
制作会社がGONZOから変更しています。


前作「ストライクウィッチ―ズ」のレビュー。
http://www.anikore.jp/review/485071/


制作会社が変わると作画が心配ですが、特に問題なし。
戦闘シーンなんかは前期より動いていたと思います。
主題歌に関しても私は二期の方が好きだったり。

ストーリーも変わらず、ズボン節の効いたものとなっています。
一期と特に変化はないです。
前期で適応できた紳士たちは何の問題もなく楽しめるはず。


個人的に好きな回は4、5、6、12話。

4話はバルクホルンとシャーリーの話。
お姉ちゃんはベテランなのに毎度毎度無茶します。

5話はルッキーニの話。
ハチャメチャやってくれます。

6話はエイラとサーニャの話。
二人の話は一期同様良い。
これがストパン私的No.1エピソード。
百合って素晴らしいw


終盤は一期同様急に話をたたみにきます。
超展開気味なのも相変わらず。
私はテンションあがったので、まあ良しとしましたw
正直ツッコミどころいっぱいですが、ウィッチに不可能はないからねw

{netabare}最終回で芳佳の魔法力がなくなって終わったのは軽くショックw
そんな方は劇場版を見れば復活できるかも?{/netabare}


総括して、一期を楽しめたならばほとんど変わらないので楽しめるでしょう。
三期を待ち望んでいる人はきっと私だけではないはず。
さあ、隠れてないで出ておいで?
どうでもいいですが、制作側のズボンへのこだわりが笑えるw

投稿 : 2024/03/23
♥ : 39

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

このアニメは全話サービス回です。

空飛ぶ長靴をはいた少女が戦うアニメ。
舞台はドーバー海峡→アドリア海へ。
こころもち明るい雰囲気です。
温泉もあるし、リゾート気分!

魔法使用時の耳って、猫耳・犬耳・ウサギ耳・キツネ耳かな?
タヌキ耳とか馬耳とか豚耳とかあれば・・・と思いましたが、少女にはキツイですね。

相変わらず謎のネウロイが出没。
手を変え品を変え。
毎話キッチリ出現です。
7話のネウロイは奇抜。
やりたい放題です。
オチが素晴らしい。
伏線も張ってあったし。

今回も下半身強調作戦成功ですね。
よく見たら各キャラの下半身って特徴的。
そこで、下半身ベスト3。
ペリーヌ・クロステルマン;透けパン黒タイツがセクシー
フランチェスカ・ルッキーニ;完全に縞パンじゃないか!
サーニャ・V・リトヴャク;黒タイツに黒スカートが可憐
失礼しました。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 45
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

科学と魔術が交差するとき物語は始まる

1期視聴済み。
1期の続きとなっていますので、そちらを先に視聴推奨。

1期レビュー → http://www.anikore.jp/review/594705/

1期の戦いから半年。
自宅で診療所を営んでいた宮藤芳佳(みやふじ よしか)のもとに、亡くなったはずの父親から手紙が届く。

基本的に1話完結です。
1話1話で各キャラクターに焦点を当て、ネウロイがその噛ませ犬になってお亡くなりになるというパターン。
途中からネウロイが不憫に思えてきました。
{netabare}観光旅行のついでにやられたネウロイなんて、最悪ですよ(-∧-;) ナムナム{/netabare}
そしてその裏で終盤に向けての布石がされる感じですね。

OP、ED、作画、演出、どれもパワーアップしています。
特に印象的だったのは、実在した戦艦による海戦の迫力や、ストライカーによる空中戦の躍動感です。
戦艦とウィッチーズの連係プレーも見所ですし、新ストライカーや、ほうきを使った飛行なんかも登場。
1940年代の技術の結晶なんだなーとか、魔法使いなんだなーとか、再認識させてくれますね。
科学と魔術が交差するとき物語は始まる、って感じです。

相変わらずパンツは健在ですが、2期目にもなると、何の違和感ももたなくなります。
下斜め45度からえぐり込むようなカメラアングルも、慣れてしまえば普通に見えます。

ただし、セリフだけは慣れません。
連係プレーのことを{netabare}「合体した!?」{/netabare}とか、妙なカメラアングルで、{netabare}「今ですわ!」{netabare}「見えたっ!」{/netabare}{/netabare}とか、意味深過ぎます。
たぶん狙ってやってます、笑いました。

終盤は怒濤の展開です。
とにかく動く動く。
迫力に気圧されて、メモも忘れて魅入っていました。

ただし、伏線が非常に弱いです。
基本的に淡々と話が進みますし、ぽっと出のキャラクターもいる。
せっかくのお膳立ても、あからさますぎて、先の予想が立ってしまいます、
おかげで、「諦めない」というテーマ性もご都合主義に感じられて、子どもっぽいストーリーに見えてしまいました。

設定はしっかりしているので、その分余計にもったいない。
ストーリーラインにもっとひねりがあれば、大人っぽさが出て良かったと思います。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 39

64.9 2 艦隊で戦争なアニメランキング2位
翠星のガルガンティア ~めぐる航路、遥か~ 後編(OVA)

2015年5月27日
★★★★☆ 3.8 (181)
1075人が棚に入れました
半身ともいえる愛機・チェインバーとの壮絶な別れからおよそ半年後が舞台。

大海原を往く船団ガルガンティアで仲間たちとともに新たな人生を踏み出したレドが、チェインバーとの絆を胸に刻み、1人の青年として空と海のもたらすすべてに立ち向かってゆく物語が描かれている。
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ガルガンティア船団の人々といつかまた巡り会いますように‥‥‥

約53分

翠星のガルガンティアのOVA ~めぐる航路、遥か~ の後編です。前編から観ることをオススメします。

前編から出てきた新キャラが中心となって物語は進んでいきます。

一応一区切りで終わっていますが、伏線などがまた新たに出てきましたね。{netabare}(陸地のこと、リーマの行方){/netabare}

この後編はレドとエイミーがそれほど目立つ活躍がなかったのでちょっと残念でした。

でもこの世界観は好きなので観て良かったと思います。

翠星のガルガンティアが好きな方は前後編一緒に是非観てくださいね。

OPはTRUEさん、EDはChouChoさんと前編と同じです。

最後に、これで終わりだったら消化不良ですね。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 22

なみかぜ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

うむ!よかった(^^)

我が家では子供の夜鳴きと戦いオムツが桜吹雪のように散っていく昨今(・・)

やっと視聴できました。
最近家で見れないんで車の中でもんもんと楽しんでおりもうす。
ちょっと寂しいかもて、まあ家の中でもそんなに大差ないか・・・・
嫁さんはがんばってますな~我輩ダウン気味っす

あ、本題
チェインバー無き後の物語は火が消えたようでありまして・・・じつに
アットホームな感覚の物語になっちょりますな(><)
前編で復活を思わせる期待あったんだけど、ま!こんなもんかな?
いろんなレドくんの周りは事件が尽きないようでドンパチが続きますけど
ロボット物にしては平和的な戦いが好印象ですわ(^^)
我輩の受けた感じですが・・・まだまだ物語を続ける余裕の感じる作品
様子見で期待したいです。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 2

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

これが最後のレド、これが最後のエイミー、でもガルガンティアの旅はずっと続くんだ

テレビシリーズの純然たる続編である60分×2話のOVA、後編
前編でも申し上げましたが普通に劇場アニメ級のクオリティなのでBD-BOXのオマケみたいのを想像してもらっては困ります
少しでも『ガルガンティア』が好きだった方は必視の内容です
残念ながら『ぷちっとがるがんてぃあ』はありませんので(笑)前編を未視聴の方はお断りです


前編のラストでクーゲル船団から加入した新人、リーマが謎のロボット(←クレジットでもロボットと表記されてます)を所持していることが判明
遂に彼女の本当の目的が明かされます


まず最初の見どころはガルガンティア船団が物資調達のために訪れる巨大フロート型都市、竜宮城での一幕
リーマを含めたお馴染みの面々での休日、“まさかの水着”、酔いつぶれるリジット船団長、ピニオンにベタベタなラケージ
しかしそんな楽しい一時も束の間、これまで設定だけが仄めかされていた“陸の国”が不穏な動きを見せているという噂が流れ・・・


クライマックスを飾るのは壮大な海戦、そしてやはり“リーマのロボット”
この結末は涙無しでは観れませんでした(ノд;)イイハナシダナァー
脚本の谷村さんが最初考えていたラストはめちゃくちゃバッドエンドだったっぽいですが、ハッピーエンドともバッドエンドとも付かぬ【手放しではない終わり】にはホント拍手ですよ


その一方、リーマの出生の秘密に関しては本編中では全て明かされることは無いままで、続編やスピンオフの構想がかなり膨らんでいたことが分かります(ヒディアーズを人類と認めるか否かも含めて)
諸般の事情により続編の制作は中止となったそうですが、逆を言えば今作のラストカットと最後のセリフで【レドの物語】に決着が付いたことがハッキリとし、【ガルガンティア船団の物語】は未来永劫に不滅ということなんだ、とオイラは思いました
ファンの方には強くオススメする一作ですb

投稿 : 2024/03/23
♥ : 18

67.6 3 艦隊で戦争なアニメランキング3位
星界の戦旗(TVアニメ動画)

2000年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (82)
513人が棚に入れました
『星界の戦旗』は、森岡浩之のライトノベル、SF小説(スペースオペラ)『星界の紋章』の続編となるシリーズである。他媒体には、アニメ化、ゲーム化、漫画化もされている。
【ストーリー】「アーヴによる人類帝国」と「3ヵ国連合」との戦争は、当初こそ連合側に帝都ラクファカール目前まで攻め込まれたものの、時間をかけて帝国史上最大の艦隊を整備した帝国側に有利に展開していた。
戦役の発端となった人類統合体の先制攻撃は、双方に甚大な損害を出し、艦隊の再建に3年を必要とした。再編成を終えた星界軍は、人類統合体領打通作戦「幻炎」を発動。
新米艦長として新設の突撃艦「バースロイル」に乗り込んだラフィールは、同じく書記として乗り込んだジント(父の死により爵位を継いだ)と共に、戦いに身を投じて行く。二人の直属の上司アトスリュア百翔長は、3年前にラフィールが殺したフェブダーシュ男爵の妹であった。担当領域のアプティック門は前線を遠く離れ、予備艦隊が駐留していたのだが…。

声優・キャラクター
川澄綾子、今井由香、清水香里、斎賀みつき、大塚明夫、山田美穂、深見梨加、千葉進歩、塩沢兼人、鈴鹿千春、井上和彦

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

『星界の紋章』は序章でここからが本編!(2017.5.24: 若干改稿)

SF小説 <星界シリーズ>『星界の戦旗Ⅰ』(森岡浩之著)を原作とするアニメ化作品。

視聴時点で原作既読でした。WOWOWでの有料放送だったため、たぶん知名度は低め。

タイトルにⅠとありますが実質的には『星界の紋章』に継ぐシリーズ2作目です。以下のレビューは『~紋章』を観ているか、もしくは原作の『星界の紋章』を読了しているかいずれかの方を前提に書いていますので、どちらもまだで読んで意味不明な箇所があればごめんなさい。

本シリーズは典型的なスペースオペラで、いくつもの星系の連合体である星間国家が複数(具体的には帝国<フリューバル>を含めて5つ)でてきます。

各星間国家の対立や通商同盟、戦時同盟などいろいろとややこしい話もあるのですが、本作品中の戦闘はもっぱら帝国<フリューバル>対<人類統合体>ですので、普通の宇宙戦争ものと思っていただいて問題ありません。

一方で主人公ジントとヒロインである皇女ラフィールのラブロマンス的な側面も大きいので、「戦争は苦手」でも、こちらに注力すれば観られるという方もいるかもしれません。二人の出身文化圏は異なっているので、往々にして「価値観の相違」的な場面もありますが、そこから生じるすれ違いやお互いの価値観のすり合わせもなかなかに楽しめます。

前作『星界の紋章』では主人公ジントが数奇な運命を経てアーヴによる帝国<フリューバル>の貴族(伯爵公子)となって皇女ラフィールと出会い、帝都ラクファカールを目指すストーリーでした。

このときのジントは巡察艦ゴースロスにおいていわば「帝都へ運んでもらうお客さん」だったのですが、前作でラクファカールを目指した理由は普通の言葉で言うと「士官学校」にあたる施設に入るためでした。

本シリーズからジントは爵位を継承して伯爵となり、突撃艦バースロイルに書記<ウィグ>すなわち主計科主任士官として着任して初めて実戦を経験することなります。

突撃艦バースロイルの艦長は本作のヒロインであるラフィールで、本作以後の二人は星界軍<ルエ・ラーブル>の軍人として(ときに止むなき事情により離別することとなるが)行動を共にします。

本作の範囲で星界軍が展開する「幻炎」作戦は『星界の紋章』時点で奇襲を受けた帝国<フリューバル>の失地回復作戦であり、比較的イケイケなムードですので本作独特のカッコいい戦闘場面、ラフィール以外のバースロイルの乗艦クルーとジントとの間の絆の構築などを楽しむと良いと思います。

本作で知り合ったメンバーは、以後のシリーズ作品にも大きくかかわってきます。特に火器管制・航法の担当であるエクリュアや、艦の整備・修理を担当していたサムソンなどは原作でも人気キャラで、後のアニメの同シリーズでの登場機会も多いです。

アニメのOPは『星界の紋章』と同じ曲が使用され、以後のシリーズでも共通です。インストゥルメンタルのわりと壮大な感じの曲で、スペースオペラの大作らしく、個人的にはかなり好みです。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 30

気楽に行こうよ! さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

幾通りにも切り口のある良作品です。

前作「星界の紋章」からの続きで、
主人公たちが「帝国」vs「連合」の星間戦争の前線に参加するというストーリー。前作を見てからのほうがいいとは思いますが、今作品でも回想シーンなどで説明があるので必要条件ではありません。

戦闘も戦争の設定もしっかりできていてスペースオペラとして上出来の作品。でも、本当はもう少し戦闘シーンをゆっくりとやってくれると見やすいかも。

それよりも、若い主人公同士の「恋心」が新鮮でとてもよかった。これで「あーいい作品を見たな」と思わされました。
さらに、彼らを取り巻くキャラクターや主人公等とは直接関係ないがストーリーではキーとなる帝国上層部のキャラクターも素晴らしい。

ストーリーとしてはその他に異文化、人生と寿命、社会制度など他にもいくつかの論点を投げかけてくる、幾通りにも切り口のある良い作品だったと思います。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 7

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

大型艦の艦隊戦とは違う突撃艦の魅力

本当のスぺオペ作品の一つだと思う星界シリーズの2作目。紋章ではジントとラフィールの関係が中心だったが、今作は宇宙艦隊船が話の主軸となっている。
二人の戦艦は突撃艦のため、銀英伝のような大型艦同士の艦隊戦よりスピード感ある戦闘となっている。
勿論二人の関係性はきちっと織り込まれている。戦闘好きな人は前作より評価高く、二人の関係性が好きな人には少し評価が下がるんだろうなと思う。

星界シリーズは誰にでも薦めれる作品だと思う。


100点中95点

投稿 : 2024/03/23
♥ : 5

59.3 4 艦隊で戦争なアニメランキング4位
「艦これ」いつかあの海で(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★☆☆ 2.9 (100)
240人が棚に入れました
藤田咲
タニベユミ
洲崎綾
堀江由衣
野水伊織
小倉唯
種田梨沙
早坂梢
宮川若菜
小松真奈
竹達彩奈
山田悠希
東山奈央

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

タンジェリン・ドリーム

迎えた新年。
2023年冬アニメもちらほら始まり出した今日この頃ではある。

「不幸だわ」

山城の如く、その身の不運をかこった昨年。
それもまた懐かく、愛おしく思えるから不思議だ。

威厳と虚勢、そして可愛さ。
味わい深き藤田咲さんのボイスに最敬礼である。
神々しささえ感じさせる扶桑山城姉妹に絡むは、朴訥(ぼくとつ)とした台詞回しに、限りない情の深さが込められた佐世保の時雨。
阿吽の呼吸とミニマルな台詞に、全くゲームのことは知らない、しかし、幼少の頃よりイフの世界に遊んできた自称提督の身としてはドリームしかないのである。タンジェリン(みかん)ドリームなのである。

そして再び、呉の雪風として藤田咲劇場の第二幕が上がる。

色々と気になる伏線も満載ではあるが、坊ノ岬を飛び越え(大和だって飛べるはず^^;)、ピケットラインを一蹴、敵機動部隊を殲滅セヨ!?

投稿 : 2024/03/23
♥ : 10
ネタバレ

アム さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

何を伝えたいのかはっきりとしてるのは高評価だが色々言いたいことがある。

総評としては、作画崩壊と延期が本当に痛い。あと最後が胸糞エンド過ぎる。そもそもテーマが大き過ぎるので、8話で完結させるつもりなら日常パートで1話使うようなコトはすべきではなかった。 {netabare}(そもそもタイトルが1944なんだからレイテ沖海戦を全編でやれば良かったのでは?ってのはある) {/netabare}
ただ、シリアスに振ってドキュメンタリーテイストな作品に仕上げられているし、航空機の戦闘シーンは作り込まれててGOOD!

さて、描写について細かく見て行こう。結論から言うと航空機の描写は評価できるが水上艦の描写はイマイチである。
本作では水上戦闘機、強風改が登場するが、動翼部分の動きが前作と比べ分かりやすくなっており強風の特徴である自動空戦フラップが作動している描写もあったのが良かった。SNSでもちょっとした話題になってたっけ

ただ、前述した通り水上戦闘は微妙で直立不動水上スキーが前作より、かなりシュールに見えてしまっている。前作では艦娘が波に乗るような動きも見られたが、今作では真っ直ぐ進むだけであるからである。
加えてあちこちの表現が分かりにくすぎるのだ。本作を通して雷撃を受けるシーンで艦娘達は必死に回避してるが、セリフが少ない上、魚雷も小さく(まぁ歩兵武器サイズだからね)雷跡も見にくいので「一体何をしてるんだ」と初見は感じるだろう。wowsの魚雷接近アラームとマーカーでも付けた方がよろしくてよ?(笑)

結論として色々惜しいと思う作品だ。
教科書に載らない戦争という歴史を艦娘で描こうとしたことは斬新だし、これを見て今の若者達が日本の歴史を知るきっかけとなってくれればな、と感じた。

最後に。あの終わり方は続編を作るためなのか、それともアニメ事業から撤退するつもりだったのかは分からない。今後の動向に注目だ。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 8

78.5 5 艦隊で戦争なアニメランキング5位
蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1397)
7034人が棚に入れました
2039年、人類は温暖化に伴う急激な海面上昇により、地上での版図を大きく失った。
それに呼応するかのように、霧を纏う謎の軍艦群「霧の艦隊」が世界各地の海洋に出現、搭載した超兵器で人類の艦を攻撃し始めた。
人類は持ちうる戦力を投入し、最終決戦「大海戦」に臨むも、「霧」の圧倒的な武力の前に脆くも敗れ去った。
すべての海域、運搬経路を「霧の艦隊」によって封鎖され、政治経済は崩壊、人類は疲弊の一途をたどっていた―――――――
「大海戦」から7年。
士官候補生・千早群像の前に現れた「霧の艦隊」の潜水艦「イ401」。
敵であるはずの「イ401」、そのメンタルモデル「イオナ」との出会いは群像に、そして人類に何をもたらすのか?
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

アルペジオ2周目の感想 & 「艦これ」との比較

(※アルペジオ劇場版が公開された2015年当時の投稿内容です。)

①1月末から総集編映画が公開され、その後に完全新作の続編映画の年内公開が控えていること(10月3日封切り予定)
②本作と同様に旧日本海軍艦艇をモチーフとした話題の新作アニメ『艦これ』がTV放送中であること(加えて両作はコラボしていること)
③最近視聴した、本作と同じ監督(岸誠ニ氏)&シリーズ構成(上江洲誠氏)の組み合わせのTVアニメ『結城友奈は勇者である』(2014年秋)が、予想外の良作で、このコンビの作品に俄然興味を持ったこと

・・・以上3つの理由から、本作品について2013年秋のTV放送時以来、2周目となる全話視聴を行い、レビューを全面的に書き換え、併せて「艦これ」とのコア・コンセプトの違いを考察してみました。


◆各回の評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

========== 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- (2013年9-12月) =========
{netabare}
第1話 航路を持つ者   ★ 航海の目的、イオナとの出逢い
第2話 嵐の中へ     ★ 対タカオ戦
第3話 要塞港、横須賀 ☆ 軍との対峙
第4話 横須賀急襲    ★ 対キリシマ・ハルナ戦
第5話 人ならざる者  ☆ メンタルモデルと人の接触
第6話 ともだち    ★ メンタルモデルと人の接触(続き)
第7話 硫黄島      ★ コメディが面白い回
第8話 人形の家    ★ 兵器が「愉しい」という感情を持つな
第9話 決死の脱出行  ★★ 対コンゴウ戦1、ED後に急展開
第10話 その身を捧ぐ  ★★ イオナ・タカオに生まれる恋情
第11話 姉妹      ★★★ 対姉妹艦(イ400・402)戦
第12話 航路を拓く力  ★ 対コンゴウ戦2、余韻を残すラスト{/netabare}
----------------------------------------
★★★(神回)1、★★(優秀回)2、★(良回)7、☆(並回)2、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.3


※上の★表記のように、本作は外れ回が少なく(全12話で☆は2回)かなり濃い楽しみ方が出来ました。
※特に終盤の第8話後半から第11話までの展開は見事だと思いました。
※最終回(第12話)は本作としてはイマイチの感がありましたが、それでも悪くない出来と考えます。
※まとめると、現時点では自分にまだ上手く表現し切れない特有の面白さがある作品と考えますが、以下のように考察を進めて、なるべく明瞭に本作の美点と欠点を抽出していきたいと思います。

◇各話内訳
{netabare}
バトル回=計5話(第2/4/9/11/12話)
メンタルモデルと人との交流回=計5話(第1/5/6/8/10話)
その他の回=計2話(第3/7話)
{/netabare}

◇登場するメンタルモデル
{netabare}
※全部で以下の9体

大戦艦コンゴウ ※他のメンタルモデルとの間に感情発生
大戦艦キリシマ ※蒔絵との間に感情発生
大戦艦ハルナ ※蒔絵との間に感情発生
大戦艦ヒョウガ ※他のメンタルモデルとの間に感情発生

重巡洋艦タカオ ※群像との間に感情発生
重巡洋艦マヤ ※感情プログラムは実装されていない

潜水艦イ400 ※他のメンタルモデルとの間に感情発生
潜水艦イ401(イオナ) ※群像および他のメンタルモデルとの間に感情発生
潜水艦イ402 ※他のメンタルモデルとの間に感情発生

※その他にメンタルモデルを持たない艦艇が多数登場(ナガラ級軽巡洋艦、アイオワ級などアメリカ方面の霧の艦隊)
{/netabare}


◆内容考察

(1)本作の他にない美点
{netabare}
・フル3DCGIによる迫力の艦隊バトル描写
・バトル描写と並行して、メンタルモデル同士の謎空間での緊張した対話を描出している点(非常に斬新な印象を受けました)
{/netabare}

(2)明白な欠点
{netabare}
・メンタルモデル同士の対話の描写が秀逸なのに比較すると、人間とメンタルモデルの交流の描写が
 ①余り洗練されておらず、少し古臭い(蒔絵とハルナ・キリシマの交流)か、
 ②感動できるが、初見では分かり辛く、ハイライト(第10話)に後述するようにせいぜい半分程度の理解に留まってしまい、非常に惜しい(群像とイオナ・タカオの交流)こと
・シリーズ構成が甘いこと、特に
 ①第1話が分かり辛く、余り後の話に上手くつながっていない点
 ②軍との関係の描写がストーリー全体から見るとほとんど無駄になって浮いている点
 ③さらに最終第12話の盛り上がり方・まとめ方がイマイチで期待外れだった点
・ナノマテリアルが万能すぎて(それさえあれば、どんな物体でも自由に再生できてしまう)、設定の縛りの無さに時々白けてしまう点
・タカオ、マヤのギャグ設定までは良いとしても、ヒョウガのギャグ設定が作品に不必要に安っぽい印象を与えてしまっている点(ギャグが滑っていてこれもかなり白ける)
{/netabare}

(3)現時点で評価保留の点
{netabare}
・《論理思考ルーチン》に過ぎないメンタルモデルに、《論理》を超越した《感情》や《意思》が生まれてしまう、という《心身問題》を本作はどのくらいの深度で描いているのか、その深さや意味合いが自分の現時点の知識では掴めない点

※興味はあるけれども現時点では私には確り調べる意欲が欠けています→詳しい方がいたら簡潔に教えて欲しいところです(以下は参考サイト)

¶心身問題(mind-body problem)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%83%E8%BA%AB%E5%95%8F%E9%A1%8C

¶心の哲学(philosophy of mind)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%83%E3%81%AE%E5%93%B2%E5%AD%A6
{/netabare}


◆本作のハイライト

※現時点では以下の2点と考えています(ただし今後、第12話も追加する可能性が高い)。

◇第10話『その身を捧ぐ』
{netabare}
10分過ぎ、艦内気温が低下し群像の呼吸が乱れているいることに気付いたイオナが、「私は擬似的に代謝機能を再現して体表温度を上げることは可能」といって自分の両掌(てのひら)を見つめて、その後、少し戸惑った表情で群像に視線を移し「だけど・・・」とつぶやくシーン
群像が、あれっと少し驚いた表情を浮かべて、それからフッと笑って「そうだな。エネルギーは節約すべきだ。救命キットからブランケットを持ってきてくれないか」

*つまり、イオナは自分が群像と抱き合えば、艦内気温を上げなくても群像の体を温めることが出来ることに気付くが、同時にそうすることを躊躇(ためら)う感情が彼女に生まれており、群像もそれに気付いて「ブランケットを・・・」と婉曲に彼女の行動を脇に逸らしている。
*イオナのこの躊躇(ためら)いは、メンタルモデルらしからぬ乙女の羞恥心ないし淡い恋情の発生と解釈できる。
*そして、これが、16分過ぎに来る「嫌(いや)。私は、私は一人になりたくない」というイオナの発言と行動につながっていく。

→しかし第1回目の視聴時は、私はそこまで気付かず、この後に来るタカオの群像への切ない恋情だけを認識できていた。

*タカオ「全く、本当にあんたってば。これじゃ・・・私の入り込む隙間なんて、どこにも無いじゃない」は、イオナの恋情のもたらした行動に気付いた彼女が意を決してつぶやいた言葉。
*「自らを犠牲にして他者を救う、それは本来、霧には有り得ない行動。まさかイオナ姉様がそんな選択をするとはね。そしてあんたも」(ヒュウガ)「それが艦長の、千早群像の望みならば」(タカオ)

→つまり、イオナに発生した群像への恋情(※但しイオナ自身はそれが恋情であるとは気付いていない)が彼女を自己犠牲へと向かわせ、そしてその行動がさらに、タカオの恋情を募らせて、その第二の自己犠牲をもたらした、と解釈できる。

*タカオの恋情はともかく、イオナの恋情は視聴1回だけでは分かり辛いと思うので、この回の評価を★★としました。
{/netabare}

◇第11話『姉妹』
{netabare}
20分近くで、イオナが姉妹艦を喪失してしまうシーン
*メンタルモデル同士の心理的なやり取りの描写が秀逸。
*ここの演出は第10話よりもずっと分かり易く優れていると思うので、この回の評価を★★★としました。
{/netabare}

※なお、第12話『航路を拓く力』は、現時点では残念ながら、第10話・11話に比べると内容が幾分雑で感動が少ないように感じてしまいました。
→本作の私の全体評価を、もう一つとした原因のひとつ。
→ただし、この回については、前記した◇(3)現時点で評価保留の点、に直接関係する箇所なので、時間を置いて再々視聴し、考えを整理したいと思っています(その際には評価が変わる可能性が高いです)。


◆『艦これ』とのコア・コンセプトの違い

・アルペジオの艦は、{netabare}
 ①旧日本海軍艦艇の艦容そのままの外形を保ちつつ、
 ②別に、メンタルモデルという人型の制御ユニットを持っている。{/netabare}
・このメンタルモデルは、{netabare}
 (1)「人間のような感情を持つことなど、兵器である自分には不要かつ異常である」と自己定義していたはずなのに、
 (2)人間ないし人間に感化された他のメンタルモデルとの接触によって次第に、「後悔」「恋慕」「憤怒」「愛惜」といった人間的な「感情」{/netabare}に目覚めていってしまう。
(※ここが本作の最大の注目点)

・これに対して、艦これの艦娘(かんむす)達は、
{netabare}その身にまとう艤装(ぎそう、船の装着物のこと)を別とすれば、最初から生身の人間と変わらない極めて豊かな喜怒哀楽の感情に溢れた存在{/netabare}として描かれている。
・ただし、艦娘たちは、
{netabare}あくまで「先の大戦当時に実在した軍艦の擬人化」であり、自身が軍艦であることを自明とする発言や行動をとっていて、なおかつ、先の大戦での個別エピソードに由来する悲劇的な運命を背負わされていること、{/netabare}がストーリーの端々(はしばし)から予感される描き方をされている。
(※ここがアルペジオとの最大の違い→アルペジオの艦は、{netabare}ただ単に日本海軍艦艇の外形を模倣しているのみであり、それとの内面的ないし運命的な繋がりは切断されている{/netabare})

・以上まとめると、『アルペジオ』も『艦これ』も、{netabare}
 ①先の大戦当時の日本海軍艦艇をモチーフとして、
 ②人間側ではなく、擬人化した艦側の《悲劇》を描き出す作品{/netabare}
と要約できると思いますが、
その描き出される{netabare}《悲劇》{/netabare}が
 ①『アルペジオ』の場合は、{netabare}艦(メンタルモデル)が人間的な感情に不可逆的に目覚めていく点{/netabare}にあるのに対して、
 ②『艦これ』の場合は、{netabare}艦(艦娘)が先の大戦でのエピソードを運命的に踏襲してしまう予感に満ちている点にある、{/netabare}
と考えます。

・このどちらに、より心惹かれるか(あるいは惹かれないか)、は個人の好みによると思いますが、私個人は現時点では、後者(艦これ)の側に、より強く心を惹かれています。

・いずれにせよ、1月末公開のアルペジオ劇場版総集編およびその後10月初めに公開予定の完全新作続編が楽しみです。


◆追記:続編映画の評価

(1)劇場版蒼き鋼のアルペジオ-アルス・ノヴァ-DC   ★  4.0
(2)劇場版蒼き鋼のアルペジオ-アルス・ノヴァ-Cadenza ★★ 4.5

※(1)は、約2/3がTV版の総集編、残り1/3(正味30分強)が新規の展開
※(2)は、フル新作で、TV版のコンセプトを引き継ぎつつ、この手の作品に求められる要件を十分に満たしてストーリーを完結させている。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 73

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

僕はストライク! マニアおすすめ!!

原作 漫画(2013年12月現在 既刊8巻) 未読

全12話

ジャンル:SF海洋アクションファンタジー


突如、世界各所に現れた、超兵器を搭載する“霧の艦隊”(正体不明の艦船群)と呼ばれるその軍艦群に人類は敗北を喫し、制海権を失う
“霧の艦隊”と戦えるのは、人類側についた“霧の艦隊”の潜水艦・イ401に乗る士官候補生の千早群像のみ。。。

霧の艦は、それぞれ自分の意思を持つ女性の姿(メンタルモデム)をしていて、
イコール艦艇のパーソナリティと言う設定。


“霧の艦隊”は、外観が第二次世界大戦時の艦艇を模しているので、海洋マニアにはたまりません。
だけど、中身は未来型なので現代の通常兵器では全く歯が立たない
そこで主人公が潜水艦のイオナ【イ401】の 艦長として霧と戦うんだけど、単艦で航行していく所が
自分の好きな漫画「沈黙の艦隊」によく似てるな~っと。

でも、あまりマニアックな専門用語が出てこないので、自分にはちょっと物足りなさを感じました。
もっと専門用語出てくれば、マニア心をくすぐられて、もっと良かったのにな~^^
でも、普通の人には、こっちの方がいいんだろうけどね。。。

話が進んでいくと、いろいろと突っ込み入れたくなる設定あったけど、海洋マニアな自分には、十分惹きつめられる魅力がありました。

それに、妙に納得できたのが
霧のメンタルモデルが皆 女性型なのは、「大抵の人類の言語で、艦船を指す場合に女性形で語られるから」って言う説明があったのでw
上手い事言うな~っと^^


キャラでは、ツンデレ タカオが好きかな ^^
一番 愛深き女性に感じました

それと「シャキーン」が可愛い 金髪ツインテール ハルナ

あと、コンゴウ役がユカナさんなんだけど、
「IS」のセシリアや「げんしけん」の大野さんの声のイメージが強いんですが、
コンゴウ役では、今までと全然ちがうキャラ声だったので、ちょっとビックリでした。^^;


映像綺麗だし、CGもそんなに違和感なかったです

OP&ED曲も良かった
特にOP曲、カッコいいですね!

原作がまだ続いていようなので、2期が見たいです!

海洋マニアや、「艦これ」が好きな人にはオススメです!


OP:「SAVIOR OF SONG」(第2話 - 第8話、第11話)
歌 - ナノ feat.MY FIRST STORY

ED:「ブルー・フィールド」(第2話 - 第4話、第6話 - 第8話)
   歌 - Trident(渕上舞、沼倉愛美、山村響)
  「Innocent Blue」(第5話、第9話)
   歌 - Trident(渕上舞、沼倉愛美、山村響)
  「Our Story」(第12話)
   歌・作詞 - ナノ


PS:面白かったので、原作漫画 購入しようか検討中です ^^;

投稿 : 2024/03/23
♥ : 87

ホワイトマウス さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

うれしい~♪♪♪蒼き鋼のアルペジオ、映画化なのです♡♡♡♡♡

今日、お昼休みに何気なくネットを見てたら・・・・
蒼き鋼のアルペジオ、映画化決定のうれしいニュースが!
ヽ(≧▽≦)ノ ワーイ ウレシイナ♡

発表は6月29日とのことで、千葉・舞浜アンフィシアターで開かれたイベントで発表されたとのことです(イキタカッタナ~)。

映画は2015年に2回上映で、最初がアルス・ノヴァの総集編、2本目が新作とのことでした。でも、こちらは都会じゃないし、近所の映画館ではあまりアニメは上映されませんので、そのときは遠征するしかないですよね。p(*^-^*)q

第1回目の総集編ではオリジナルストーリーも少し入るようですので、とても楽しみです。早く来年、来ないかな~


【2013/12/30】
最初見たときは淡々としていて、後半こんなに盛り上がるとは思いませんでした。

ハルナとキリシマあたりから面白くなって、10話ではタカオが~~~で、涙、涙でした。最終回、コンゴウを説得するイオナ、荒れるコンゴウの場面ではゆかなの演技が圧倒していました。
作品的にもクオリティが高く、2期もぜひ作ってほしいです。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 76

70.5 6 艦隊で戦争なアニメランキング6位
境界線上のホライゾンII(TVアニメ動画)

2012年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (753)
4432人が棚に入れました
TVアニメ「境界線上のホライゾン」の第2シリーズ。遠い未来。「聖譜」と呼ばれる歴史書をもとに歴史をやり直す世界。三河争乱を経てホライゾンを聖譜連合から奪還したトーリたちは、ホライゾンの感情=大罪武装を求め、航空都市艦・武蔵で次なる目的地、浮上島・英国へと向かうことに。しかし同じ頃、英国とのアルマダ海戦に向け、三征西班牙も行動を開始していた。妖精女王の統べる英国で、トーリたちの新たな戦いが幕を開ける!

声優・キャラクター
福山潤、茅原実里、沢城みゆき、斎藤千和、小清水亜美、井上麻里奈、小野大輔、黒田崇矢、東山奈央、新田恵海、真堂圭、子安武人、名塚佳織、田村睦心、大橋歩夕、悠木碧、平川大輔、森永理科、又吉愛、白石涼子、楠大典、清水愛、真殿光昭、中原麻衣、小林ゆう、中田譲治、杉田智和、寿美菜子、白石稔、宮下栄治、田村ゆかり、白鳥哲、三宅健太

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

今回主人公は、裸で飛び回ってるだけですが

難解で壮大な設定、多彩なキャラ、まるいおっぱい。
全裸の主人公。 廚二臭さが全開ながら、テンポいいバトルの連続が気持ちいい、多様式バトルアニメ、第2期です。


相も変わらず、ややこしい設定です。
理解の範疇を超えているので、世界観がなんとなーく解ってればいいや・・・って状態での視聴。 歴史上の人物に準えた役割を担ったキャラが、歴史上の争いを再現するべく戦っている。まぁ、そんなカンジと認識してます。
(↑この程度の理解しかありません^^)

設定は難しいですが、キャラの特性や性格は見た目で実に解りやすい。 1期でもそうでしたが、それとなく敵味方の認識だけ間違えなければ、バトルものとして単純に楽しむ事ができます。

メカあり、魔術あり、舌戦あり、肉弾戦あり。
実に多彩なキャラたちが、次から次へと休む間もなく戦うバトル。
政治的には複雑な事情や各国の思惑、駆け引きが存在しますが、根っこの戦う理由は実に単純明快。

惚れたオンナのために戦う。
信じたオトコのために戦う。

主人公だけじゃなく、そういう魅力的な馬鹿がいっぱいです。

斬ったはったのバトルものなんですが、隠遁とした部分は薄く、スポーツにも似た爽やかさがあるのがこのアニメの良さ。そう 思って視聴するのが楽しい。
敵も味方も、己が戦う理由に殉じてアツく戦います。戦争してますが、野望や禍根といった黒いものがそのアツさに隠れているのがいい。バトルを息もつかせぬエンターティメントとしてたたみ掛ける構成。
激しくご都合主義な戦闘ですが、むしろそれが心地よくもあります。

難解な設定を理解したうえで・・・・・なんて無駄な抵抗、しない方が面白いです、正直。(^_^;
うん、いいバトル。


戦い終わって最終回。 これも爽やかさに溢れていました。バトルの王道っぽい。
もし、3期があるなら、またこの調子なんでしょうね。 延々とバトルを繰り返してキャラが増えていく感じ。

というか、どうなったら完結になるのか、設定が理解できてないのでサッパリ想像できませんw

投稿 : 2024/03/23
♥ : 21
ネタバレ

ヒロトシ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ありがたや、ありがたや。

拝啓

浅春の候、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。最近、春の暖かさを桜の満開を以って実感出来るようになりましたが、まだ寒さもちらほら姿を覗かせております。

一昨日、ブルーレイ最終巻が届きました。奇数巻には特典小説がついておりますが、かんなり分厚い特典小説で420P程ございました。内容も大変美味しゅうございました。流石ファンサービスには定評のある川上氏。これからも一生信者として貴方の作品に付き従っていく所存です。ゲームの更なる延期を知ったときは、おい!川上!おい!コノヤロウ!と文句を事あるごとに言っていた私はもうここにはいません。これからも素晴らしい作品を期待しております。つきましては、ミトツダイラとアサマチの薄い本を公式で出して頂けると有り難いのですが。いえ無理にとは申しません。ただの希望です。ハッ!巫女と思われる人間と鎖に魅入られたワン公からの強烈な敵意が!!

{netabare}正直に申し上げます。最初2期の報を聞いた時は、2クールで作ると思っていたんです。1期は流石に何とかなりましたが、原作で大ボリュームのある2期は2クールだろうと。しかし予想を裏切り、貴方はアニメスタッフと共にとんでもない偉業を成し遂げてしまった。まさかこの英国編を1クールで終わらせてしまうとは。日常シーンの大半をすっ飛ばし、作品の中で重要な場面だけを掘り下げていき、展開になるべく無理がないように仕上げる。一視聴者としましては、若干、いえ、かなり無理がある展開に見えましたが、そこは1期を上回るアクションの出来が、マイナス面を打ち消してくれました。原作ではキャラの一挙手一投足まで動きが細かく描写されているバトルシーンを映像でここまで再現してくれたことは感無量です。でも3期は出来れば2クールでお願いします。原作読んでたからいいものの、未見の人には相当苦労される部分も多かったと思われますから。

時にお友達の小野監督はお元気でしょうか? 終盤の本多二代と立花嫁のバトルの後の特殊EDの話は感動いたしました。当初予定にはなかったものの、小野監督の一声で、新たに絵コンテが描き足されたと聞きました。音楽も相まって非常に感動的なEDで、あのシーンだけは、私の中では原作を越えてしまっております。やはりアニメではキャラも動きますし、音楽もついてくるので、感動という意味では一入ではなかったかと。

特に音楽を担当された加藤達也さんの仕事ぶりは素晴らしいの一言でした。私、思わずサウンドトラックを、観賞用・保存用・布教用と3セット買ってしまいました。私の中では、熱い旋律が印象的な『焦熱領域』と2人の魔女の疾走感が特徴の『Save you from anything』は大変お気に入りのBGMとなりました。{/netabare}

最後に、ファン一同、3期の実現を強く望んでおります。
近いうちに吉報を頂けると、信じております。
それでは拙文ですが、これにて失礼致します。

敬具

投稿 : 2024/03/23
♥ : 17

もふもふ♪ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

第一話→第二話→第三話

3話目

キーワードは、「ザ・土下座w」

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2話目

さらに展開が進んでいきますが、どんどん話が分からなくなります。やっぱりこれ、解説必要ですね…。

少し調べてから3話目にはいろうと思います。


----------------------------------------------------

1期から観てますが、ノリだけで観てます。
意味は全然分かりませんが、なんとなく、テンポがよくって、ノリがいいので、観てます。


こまけぇことは、いいんだよ。あとで調べるから。

って人にはお勧めです。

細かいことが気になる方には全くオススメできません(笑)

ちなみに、wikiで色々調べてみましたが、用語の多さに圧倒されましたwこれ、殺人級ですよね…。ってか、このボリュームを何故にアニメ化しようとしたのかwwwこれ、2シーズンじゃまったく纏めきれませんよね?

投稿 : 2024/03/23
♥ : 8

76.0 7 艦隊で戦争なアニメランキング7位
機動戦艦ナデシコ(TVアニメ動画)

1996年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (784)
3754人が棚に入れました
22世紀末。突如として木星方面より現れた謎の兵器群木星蜥蜴(もくせいとかげ)は、圧倒的な戦闘力で火星、月の裏側を次々に制圧。今や、地球各地にもチューリップと呼ばれる母艦を多数降下させるに至っていた。2196年。そんな中、木星蜥蜴の支配下に置かれた火星に残された人々を救うべく、民間企業ネルガル重工は「スキャパレリプロジェクト」を計画し、その要となる実験戦艦 ND-001 ナデシコの艤装を終了させていた。クルーには「能力が一流なら性格は問わない」と言う方針の下、一癖も二癖もある人物ばかりが揃えられた。ナデシコ発進の日、火星生まれの青年テンカワ・アキトは、偶然再会した幼なじみミスマル・ユリカを追って出港直前のナデシコに乗り込む。アキトはコックとしてナデシコのクルーに採用されるが、IFS処理をしていたため、人型機動兵器「エステバリス」のパイロットとしても戦っていくことになる。

声優・キャラクター
うえだゆうじ、桑島法子、伊藤健太郎、高野直子、岡本麻弥、南央美、飛田展男、関智一、小杉十郎太、小野健一、真殿光昭、一城みゆ希、田中信夫

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

すごく楽しいSFアニメ

宇宙戦艦ヤマトとガンダムにラブコメ・熱血などの要素を強く取り入れたような作品です。
OP曲は元気がでる曲として有名。
シリアスなシーンも結構あるが、ラブコメ要素がかなり強い為、SFアニメの中でも最も明るいアニメのひとつです。
戦闘シーンは見ているこちらまで叫びたくなるような高テンションになりました。
ヒロインのユリカ役の声優は絶大な人気を誇る桑島法子、天然のかわいい女艦長を演じ航海を楽しませてくれます。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 8

ジョニー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

これが自分の原点かなぁ。

放送時期的にはエヴァの方が早いけど、実際テレビ放送をみたのはナデシコが先で、ハマったのもナデシコが先なので、これが私の原点と言っていい作品です。

この作品の良さは、『キャラの個性』ですね!
とにかく一人ひとり個性ありまくりです。
個性の塊ですw
そんなキャラがホントに沢山います。
そんな作品が面白くないワケがない!!

とはいえ、SFロボットアニメとして、設定やストーリーは、以外と重厚でふざけて笑ってばかりいたら、いつの間にか人が死んでいたりします。

たぶん、こんな昔の作品なのにこれだけのファンが居るのは、エンターテイメントとして求められる要素の多くを備えているからなんでしょう。
逆に言えば、今の作品に無いモノも感じると思います
私は今後も絶対この作品は忘れる事はないです。

追記 祝!やっとBDBOXゲット!(←どーでもいいw)

投稿 : 2024/03/23
♥ : 6

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ほんとバカばっか…

…と、ルリルリに言ってもらえるように。

燃え尽きたなんて嘆く暇があったら、今一度、夢中になった日々の欠片を集めて明日を目指そう。
力なく夢想する自分を蹴り飛ばし、少年の日々を“to be”である。

ただし、“チーチーパッパ”に至る可能性を排除できないお年頃ではあるが。

それにしてもパワーのある作品だ。
コミコンの会場に足を踏み入れたような熱気と偏執狂的オタク心に溢れた展開は、メタフィクションという相転移エンジンを得て、次元のくびきを解き放ち、現実世界へボソンジャンプし、閉ざされた心を開いてくれる。

まさに“オモイカネ”、“思兼神”が降臨したわけだ。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 16

66.8 8 艦隊で戦争なアニメランキング8位
ヒロイック・エイジ(TVアニメ動画)

2007年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (376)
2863人が棚に入れました
はるかな未来、宇宙に進出した人類は、先に宇宙に進出した「銀の種族」に滅ぼされようとしていた。人類の若き王女ディアネイラは、戦闘母艦アルゴノートにて、人類の最後の希望=ノドスを捜索し、ついに見つけ出す事に成功する。人類のノドスであるエイジは、「銀の種族」を退け、人類を救う事ができるのか?

声優・キャラクター
矢崎広、石川由依、近藤隆、清水香里、松山鷹志、田村ゆかり、釘宮理恵、新井里美、織田圭祐、千葉進歩、佐藤利奈、小清水亜美、加藤将之、鈴木千尋、沢城みゆき、世戸さおり、岡本寛志、安元洋貴、久嶋志帆、ゆかな、岸尾だいすけ、吉野裕行
ネタバレ

びふぃずす菌 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

姫様かわゆす!感動有!最高傑作!

数々のアニメを見てきている私ですが、この作品は上位に入ると思います。

感動があり、恋愛があり、他のキャラの心情の変化が多数あり、戦闘もあり、あぁ…もう良作ですよ!


銀の種族の会話のシーンは正直退屈でしたが、
戦闘シーン、主人公と姫様との会話のシーンが一番好きでした。

あぁ、姫様可愛いよ姫様(*つー`*)エヘッ

あのですね、皆さんにも共感してもらうために
何回も見直してる変態こと「第四真祖」が選んだ最高の場面を紹介したいと思います。

1話:{netabare}これはもう後半全部ですね!鳥肌がやばかった{/netabare}

2話:{netabare}エイジの歓迎パーティーでエイジが男性恐怖症の姫様に近づくとこ!それからエイジの「猿」みたいな行動に唖然とする姫様の顔がプリティーです。ハァハァ…それからそれから、隔壁を破壊して宇宙に出たエイジと姫様との会話です{/netabare}

※なんかもう、姫様が可愛すぎる場面が多すぎるので大まかにまとめます。

1.姫様とエイジの会話場面!これはどの話でも視聴必須です。自分は何回もリピートしました(*´’Д’):;*.’:;カハッ

2.イオラオスの心情の変化にも注目

3.姫様の口癖が「{netabare}エイジ{/netabare}」であること。←{netabare}姫様がエイジを心配しているとこが可愛すぎてニヤニヤが・・・w。{/netabare}

<観かた>あくまでも薦め
・1回目は全部見てください。(そうすると、話が大体つかめます)
・2回目は話がつかめてない人は全部。ある程度つかめた人は、姫様が出る場面、主人公が出る場面、自分が気になる場面を視聴。
・3回目は1話~数話、15話の後半、最終話の後半。

姫様可愛すぎて…変態になってしまいました。

※↑は、あくまでも2回以上全話観た方のみでお願いします。そうしなければ姫様の可愛さが半減してしまいます。


すべてよくできた作品です

{netabare}15話と最終話の挿入歌がまた感動です!{/netabare}


<キャスト>
エイジ →矢崎 広
ディアネイラ →石川由依
イオラオス →近藤 隆
アネーシャ →清水香里
モビード →松山タカシ
テイル→ 田村ゆかり
メイル →釘宮理恵
ビー →新井里美
パエトー →藤田圭宣
ロム →千葉進歩
プロメ →佐藤利奈
ユティ →小清水亜美
カルキノス →加藤将之
メヒタカ →鈴木千尋
レクティ →沢城みゆき
ヘスティア →世戸さおり
タキウス →岡本寛志
キリス →安元洋貴
イオーダ →久嶋志帆

結構豪華でしょうヤッタ(b´ω`d)ゼィ♪


<内容>
遠い未来、宇宙には自らを「黄金の種族」と呼ぶ者達がいた。

星々を創り、未来を知る彼らはまだ未熟な他の種族に呼びかける。「いでよ―――」と。後に宇宙には、それに応えた「銀の種族」「青銅の種族」「英雄の種族」が現れ、惑星をも容易に滅ぼす力を持つ英雄の種族はやがて争いを起こし、結果多くの種族が滅びに瀕する事となる。黄金の種族が戦いを諌めた時には英雄の種族は5人にまで減っていた。黄金の種族は彼らに「自らより弱い種族に宿り、彼らの為に生きるという」罰を与える。英雄の種族を宿した者は"ノドス"と呼ばれる、宇宙の命運を握る存在となった。

しばらく後、惑星オロンと呼ばれる星に一隻の宇宙船が墜落する。黄金の種族によって船は救われるが、その時には船員は赤ん坊一人だけが残されていただけであった。黄金の種族は英雄の種族の中でも強大な力を持つ\"ベルクロス\"をその赤ん坊の内に宿し、彼に赤ん坊を守るように命じる。また、赤ん坊の属する種族を最後の進出者「鉄の種族」と名づけ、彼らに「人類へ―――ここに、お前たちの運命を握る子供がいる」とメッセージを送った。後に黄金の種族はこの宇宙を去り、別の宇宙へとまた旅立っていった…。

黄金の種族が去った後、銀の種族は他の種族を支配し、鉄の種族=人類を敵と定め、彼らを滅ぼす事を決めた。人類の若き王女ディアネイラは、戦闘母艦アルゴノートにて、人類の最後の希望=ノドスを捜索し、ついに見つけ出す事に成功する。人類のノドスであるエイジは、銀の種族を退け、人類を救う事ができるのか?

投稿 : 2024/03/23
♥ : 18

YOSIMIX さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

過激なアクションと感動のドラマストーリー

スペースオペラに近いドラマ性の強いストーリーの中で過激
なアクション、バトル性を最大限に生かしつつある作品で、
それでいて全体的な作画がどれも魅力的なもので「キレイ」
の一言に尽きる出来は色々な面で感動しました。

特にワープイリュージョン、艦隊性能や機体等の出来栄えは
なかなか素晴らしいものがあり、物語の中に出てくる「絵」
のタッチなど、実際に描かれていそうな絵画のようにも思え
とても繊細なアニメーションだと思います。

それぞれのキャラクターの個性が物語に深く隣接しているあ
たりはなかなか魅力的でしたが、若干のコンプレックス要素
と対人的な性格要素がもう少し個性発揮してくれれば完璧と
いえたのではないでしょうか。設定上、仕方ない面もありま
すが、それでもなお個々の特性がちょっと薄いところが悔ま
れます。

ストーリー的には最初に述べたとおり、物語の継続性と個々
のキャラ設定、展開性、起承転結がしっかりしていてぶれる
ことのない展開は、次話を観たくなる思いに駆られて休む間
もなくサクサク観れた作品でした。もう少し割愛せずに長い
期間放送枠が取れていれば、もっと一つ一つの物語を色濃く
細やかに演出できてこの上ない仕上がりになっていたでしょ
うが、そこはアニメの世界に限らず、短い期間の間にどれだ
け収容していくかの難しい点と、何処を省いて何処を描いて
いくかの・・・永遠のテーマというもので、本作は出来るか
ぎりイメージを出していたように思われます。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 4

華凜 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

契約

世界観や、細かい設定がちゃんと作り込まれていて、
数話だらけてもおかしくないのに、そんなことはなく、スピード感もあって、見ていて飽きない展開。

数話の間、戦闘のシーンが続くといっても、話数稼ぎ何かではない。
世界の設定や、用語なども、"説明口調でだらだら説明する"ということもなく。
キャラの会話や台詞を聞いていれば、ちゃんと理解出来る。
話の展開、戦闘の細かさ、全てがテンポ良く進んでいて、見ている方は目をそらすのが難しい。
「熱い展開」というのはこういう作品にこそ言うべきだと思う。

私的にが特に良かったと思ったところは、無駄な"お色気シーン"や"恋愛話"が無いこと!
深夜アニメだと、無くても良いような恋愛話が合ったり、無駄に多いお色気シーンが合ったりと、見るのが嫌になることも多いのだけど……
全くなかった!

恋をしてるキャラがいたり、ヒーローとヒロインの関係が恋愛のようにも見えるけど、それを全面に押し出したりすることは無く、見ていて邪魔にならない。
逆にシリアス展開が続くと、そこで和むw
キスシーンなどももちろん無し!

私的には凄く面白いアニメでした!

投稿 : 2024/03/23
♥ : 7

73.8 9 艦隊で戦争なアニメランキング9位
マクロス7[セブン](TVアニメ動画)

1994年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (400)
2107人が棚に入れました
 リン・ミンメイの歌によって宇宙戦争が終結して35年が経った西暦2045年。
新マクロス級7番艦を中心にした移民船団マクロス7は、新たなる惑星を求め航海を続けていた。その船団内では100万人が地球と変わらない平和な生活を送っていた。しかし、そんなある日、突如としてマクロス艦の前衛艦が奇襲を受ける。一方、マクロス・シティ内の公園に設置された野外ステージでは、ロックバンドのライブが行われていた。そのグループの名は「ファイヤー・ボンバー」。ボーカル&ギターは破天荒で情熱的な熱気バサラ。ボーカル&ベースはマックスとミリアの7番目の娘、ミレーヌ・ジーナス。キーボード&リーダーに飄々としたレイ・ラブロック。ドラムに寡黙なゼントラン女性、ビヒーダ・フィーズ。ライブが盛り上がりを見せた最中、謎の戦闘部隊がマクロス本艦にまで攻め込んできた。果たして謎の船団の目的は、そして正体は・・・・。100万の市民の運命を載せ巨大戦艦マクロスは、やがて恐るべき戦いの渦に呑み込まれてゆく・・・・・・。
ネタバレ

お茶 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴<修正>

俺の歌を聞けええええええええええええええええでお馴染みのマクロス。
本作は戦争ロボモノでありながら無謀に武器も取らず歌をかます作品です。
ジョンレノンのごとく敵味方差別無し&殺生は行いません。

見所は歌、ロボ、恋愛、アイドル化などになってくるのですが、ロックで敵を倒さず攻撃するスタイルが、意味不明でお預けを食った犬のような視聴状況でしたが、曲が単純に良くて、電車の窓を眺めているようにぼんやりラジオ的、ライブ的感覚で楽しんでいました。ですが徐々に歌だけで夢中になってる自分がいて、この歌はハートに来るんですよ!マジで突撃LOVEハートw

てな感じで視聴していた所、敵女性キャラシビル登場で一変。情報詮索の為にマクロス船内部に侵入していたシビルでしたが、バサラの歌を聴いてもっと聴きたいと興味を示す。徐々になぜ聴きたいかが顔色で判明。ホテ顔に変わり、つ、ついに {netabare} エクスタシ~♡言っちゃたよコレwしかもアへ顔。てな感じでラスボスまでアへ顔フィニッシュ!ゾクゾク美~♪ ~ {/netabare}

コホン。ですが本作は熱く真剣なアニメです。
50数話に渡る世間は鬼ばかりの中、最初誰も聴いてくれなかったサウンドが、銀河を一つにさせ、皆に希望と勇気で元気玉。馬鹿馬鹿しくて、分けの分からない展開や、ひたすら同じように見える長い物語をサウンドや、セル画による表現を追求しきった映像美で、力と技で説得させられる作風は、昨今のアニメにない至高。痺れるようなサウンドによる陶酔感と、熱いシャワーを浴びたような爽快感がマじでクロスしたマクロスw

「俺の歌を聞けば 簡単なことさ 2つの愛をクロスさせるなんて 何億光年の彼方へと突撃ラブハート!!」
なんかノリですみません<(_ _)>が逆にノリが全てでもあります。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 38
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

快男児"熱気バサラ"が格好良い、『初代マクロス』の良く出来た続編

あの『超時空要塞マクロス』で描かれた地球統合政府発足(※西暦2010年)から35年後(※西暦2045年)、宇宙移民計画により地球から進発した100万人規模の市民を抱える「第37次超長距離移民船団」(通称「マクロス7」)を舞台とする作品です。
『超時空要塞マクロス』(※初代マクロス)が、1982年10月-1983年6月の放送だったので、本作は、その12年後に制作された正統な続編(※1994年10月-1995年9月の放送)ということになります。

(※なお、初代マクロス放送10周年を機に、『マクロスⅡ-LOVERS AGAIN』(1992年5-11月)という全6話のOVA作品が制作されていますが、その後制作された「マクロス・シリーズ」の他作品とは全然話が繋がっていない「パラレル・ワールドもの」という扱いになっているそうです。)


◆初代から引き継いだキャラ配置が、実に巧み

『初代マクロス』からの続編といっても、綺麗に感情関係が完結した初代のメイン・キャラクター達(一条輝/早瀬未沙/リン・ミンメイの三者)は、この続編には一切登場せず、その代わりに、初代でそれぞれ物語の進行に重要な役割を果たした3人のサブ・キャラクター達(マックス/ミリア/エキセドル参謀)を、本作でもそれぞれ、新たなメイン・キャラクター達(熱気バサラ/ミレーヌ/ガムリンの三者)を支える重要ポジションに配置して物語の引き継ぎを担わせる・・・という斬新なキャラ構成が、とても巧みだと思いました。

→ということで、本作の前に、やはり『超時空要塞マクロス』(劇場版ではなくTVシリーズの方)を確り全話視聴しておいた方が、物語の構造がより良く理解できてお薦めだと思います。

※因みに私の場合は、『初代マクロス』をちゃんと見ずにいきなり本作を見てしまったので、初見時は ☆ 3.7 と、そこそこの評価に留まってしまいました。
→その後、『初代マクロス』をきっちり完走して、改めて最近本作を視聴してみたところ、作品世界やキャラ配置が確り掴めていたため、また、初代の視聴時に体感した大きな感動が、本作の視聴中に何度かフラッシュバックしたせいもあってか、今度は★ 4.2 と評価が急上昇しました。


◆物語的には、初代ほどの大きな感動はないが、やはり見所が多く、感動もできる良作

『初代マクロス』の中盤(第23話から第27話=放送延長前の本来のラストまで)の出来は、数ある「名作アニメ」の中でも特筆すべき水準と思うので、それと比較してしまうのは酷ですが、本作も、この初代の作品世界とコンセプトをよく引き継いで、それに更に"熱気バサラ"という、初代には居なかった《快男児》を登場させることにより、続編として十分以上に楽しめるものに昇華されていると思います。

本作のメイン・ヒロイン(ミリーヌ嬢)も主人公(熱気バサラ)に劣らぬサッパリした性格で、『初代マクロス』のヒロイン達(リン・ミンメイ&早瀬未沙)よりも実は好印象。
(※『初代マクロス』のヒロインたちは、人間臭さが鼻に付く→物語の進行につれて、そこが逆に魅力になっていくところが、『初代』の凄いところではあるのですが)。
また、マクロス・シリーズの伝統である三角関係(※本作の場合は、正確にはそこまで行っていませんが)を担うもう一人のメイン・キャラ(ガムリン中尉)も、実に気持ちの良い青年で、見ていて晴れやかな気持ちになれます。

そして、ギギル(中ボス)、ゲペルニッチ(ラスボス)といった敵キャラの扱いも、やはりマクロス・シリーズの伝統なのか、{netabare}単純に「邪悪なヤツ」というわけではなく、最後はちゃんと彼らにも花を持たせる終わり方{/netabare}で、途中の展開に一部冗長さが目立つ割には個人的な作品の印象は非常に良くなりました。


◆『マクロスF』のファンにも是非視聴して欲しい作品

マクロス・シリーズでは、2008年制作の大ヒット作『マクロスF』を視聴済みの方が多いと思いますが、同作と本作を繋ぐ特殊OVA『マクロスFB7 オレノウタヲキケ! 』(2012年10月)も制作されているので、同作のファンの方にはそちらを踏み台に本作にも挑戦してみて欲しいと思いました。

その際に、ちょっと作画や演出が古く面白くなるまでに時間がかかりますが、『初代マクロス』(劇場版ではなくTVシリーズの方)も、出来れば本作より先に視聴しておけば、更に本作を深く楽しめるはずです。


◆視聴メモ
{netabare}
・第1話視聴終了時点
掴みはまずまずと思いますが、マックス艦長&エキセドル参謀が何の説明もなく登場するので、やはり『超時空要塞マクロス』(初代マクロス)を先に視聴しておいた方が良いと思う。
・第2話視聴終了時点
ヒロイン(ミレーヌ 14歳)の母親ミリア市長が登場→マックス艦長の妻であり初代マクロスの重要キャラの一人。
・第6話視聴終了時点
バサラが初めて自身の意思で敵にミサイルを発射せざるを得なくなる回。
またバサラ/ガムリン/ミレーヌそれぞれの個性がようやく確り伝わってきて、作品への好感が増す回(※初の★★評価)。
・第7話視聴終了時点
バサラ&ミレーヌのワザとらしい艦内閉じ込められ回だが、ここで本作が個々のキャラの感情描写に関して見所がある作品と確定。
・第11話視聴終了時点
初代マクロスとのオーバーラップが◎(※2度目の★★評価)
・第26話視聴終了時点
キャラ&音楽に勢いがあって、ここまでまずまずの面白さだが、設定&シナリオ自体は粗が目立つのは惜しい(全体の半分視聴終了時点での暫定的な個人評価 ★ 4.1)。
・第27話視聴終了時点
この回から登場するグラビルがただの怪獣みたいな感じで残念
・第46話視聴終了時点
せいぜい敵の中ボスに過ぎないガビルの話をここまでしつこく引っ張られると流石に白ける。
・第49話(TV放送分の最終回)視聴終了時点
敵ゲペルニッチに確り花を持たせるこの纏め方は、流石にうまい。
・第52話(最終回)視聴終了時点
エキセドル参謀にも花を持たせる良い最終回。
{/netabare}

◆作品別評価

(1) TVシリーズ       ★ 4.2 (計49話) (1994-5年)
(2) OVA(アンコール)   ★ 4.2 (計3話)  (1995年)
(3) 劇場版          ★ 4.0        (1995年)
(4) OVA(ダイナマイト7) ☆ 3.6 (計4話)  (1997-8年)
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  総合           ★ 4.1 (全56話+劇場版1本)

※なお、以下は本作と『マクロスF』とのコラボ作品

(5) マクロスFB7      ★ 4.0         (2012年)


◆制作情報
{netabare}
原作・スーパーバイザー 河森正治
監督             アミノテツロー
シリーズ構成・脚本    富田祐弘
脚本             富田祐弘、大橋志吉、隅沢克之、アミノテツロー
キャラクターデザイン   美樹本晴彦(原案)、桂憲一郎
メカニックデザイン    宮武一貴、河森正治
アニメーション制作    ヒーロー(第34話まで)、葦プロダクション(全話) {/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

=============== マクロス7 (1994年10月-1995年9月) =============

 - - - - - - OP「SEVENTH MOON」、ED「MY FRIENDS」 - - - - - -
{netabare}
第1話 スピーカーポッド ★ 巨大移民船団マクロス7、Fire Bomber野外ライブ、敵襲、ガムリン中尉初出撃、熱気バサラ乱入・絶唱 ※挿入歌「突撃ラブハート」(以降バサラが毎回熱唱)他
第2話 スピリチアレベル ☆ 謎の症状(生気喪失)、ミレーヌの見合い話、バサラの人柄と生活、スピリチア収集者(ギギル隊)
第3話 ファイアースクランブル ★ FBライブコンサート出演、ゲペルニッチの陽動作戦、初めての聴衆の拍手(→視聴者の期待に繋がるか?)
第4話 バンパイアソルジャー ★ FBブレイク、敵のシティ7潜入・民間人襲撃、襲われたミレーヌ、バサラの妨害行為への軍の厳重抗議 
第5話 スピリットギャル ★ 女暴走族レックス、工場艦の争乱・バサラの意図せざる実弾発射、焼餅ミレーヌのVF19操縦代行
第6話 ファーストコンタクト ★★ お見合い企画(ミレーヌ&ガムリン)、マーク・トゥエイン号の危機(ガムリン奮闘・負傷、バサラ初めての自発的発射)、ミレーヌのガムリンお見舞い
第7話 サマーアクシデント ★ 保養施設艦リビエラ公演、閉じ込められたバサラ&ミレーヌ
第8話 バージンボンバー ★ ガムリンの紬プレゼント、FB初レコーディング、戦場のバサラ&ガムリンの違い、北条アキコのFB曲買取
第9話 エンジェルナイト ★ ゲペルニッチの夢、ミレーヌの悩み、トップシンガー(アリス・ホリディ)の災難、スピリチアレベルの回復・増進
第10話 ディープバラード ★ オペレーションM進行中、レイとアキコの過去、撃てないレイ、バサラ&レイ「突撃ラブハート」熱唱
第11話 ミンメイビデオ ★★ FB&艦長・市長の宣伝ビデオ『リン・ミンメイ物語』出演、撮影中の敵襲、誇張された伝説
第12話 スピリチアファーム ★ スピリチアファームプロジェクト開始、デート中のミレーヌ誘拐、捜索・救出、ゲペルニッチの姦計(シティ7切り離し)
第13話 フォールドアウト ★ ダイヤモンドフォースのシティ7救援出動、FB&ミリア市長の動力炉奪取作戦、ミリア市長出撃
第14話 戦う女市長ミリア ☆ シティ7漂流、バサラ抹殺指令、ミリア再出撃、敵兵捕虜 ※ミンメイ・ヲタ(千葉軍医)の変な実験は微妙・・・
第15話 乙女のジェラシー ★ 敵兵は地球人、市長主催バトロイド・カーニバル(パイロット選抜)、ベテラン&レックス参戦、ミレーヌ初出撃
第16話 戦場のオルゴール ★ 敵兵捕虜への演奏効果(身元判明)、バトル7トランスフォーメーション、フィジカ(ガムリン部下)戦死、マクロス・キャノン発射
第17話 プリティデビル ★ シビルの目覚め(ギギルの先走り)、バトル7との通信回復、統合軍艦隊へのシビル来襲、ガムリン負傷・バサラ来援
第18話 おちていく小悪魔 ★ アニマ・スピリチア、ガムリンのライブ鑑賞、バトル7来援、シビル撃退
第19話 命がけのデート ☆ シビルのシティ7潜入、ミリア市長人質事件、ガムリン活躍
第20話 レディースの誘惑 ☆ FBの人気沸騰、レックスの異常行動 
第21話 あぶないKISS ☆ 北条アキコへのシビル乗り移り、バロータ星系第4惑星の謎
第22話 熱き炎の男たち ★ 恒星突入の危機、バトル7再出現・シテイ7回収
第23話 サウンドフォース ☆ プロトデビルン(エキセドル参謀の尻込み)、マクロス5の地球型惑星発見・移住開始、レイ指揮新部隊(民間協力隊サウンドフォース)結成
第24話 メリーゴーランド ☆ エメラルドフォース発足、ガムリンのダイヤモンドフォース指揮官着任(シティ7防衛任務)
第25話 深夜のデュエット ☆ ギギルのシティ7潜入・スピリチア集め、惑星ラクスへ
第26話 惑星ラクスの死闘 ★ 全滅していたマクロス5船団、ゲペルニッチ艦隊来襲、金龍DF隊長戦死、ゲペルニッチ撤退
第27話 七色の歌エナジー ★ 歌エネルギー、プロトデビルンの脅威、グラビルの目覚め、声の出ないバサラ、ミレーヌ絶唱・バサラ復活
第28話 サウンド新兵器 ☆ ガビルの目覚め、グラビル&ガビル来襲、撃退
第29話 パパ、ママ愛再び ☆ ミレーヌの両親取り持ち作戦、バサラ&ミレーヌ競唱
第30話 三角関係の公式 ☆ 洗脳されたマクロス5戦闘員来襲、洗脳解除
第31話 熱愛スキャンダル ☆ バサラの芸能ゴシップ、バルゴの目覚め・来襲
第32話 ジャミングバーズ ☆ 統合軍サウンドフォース・オーデイション(千歳リップルetc.応募)、役に立たない新音楽隊
第33話 裏切りと少女の涙 ★ ミレーヌの軽率、バートン大佐のシビル捕獲、ギギルの統合軍施設乱入、シビルの目覚め、バサラ出奔
第34話 ギギルが歌った日 ★ ギギルvs.ガビル・グラビル・バルゴ、ガムリン退役、歌い出すギギル、歌わないバサラ{/netabare}

 - - - - - - OP(変わらず)、ED「…だけど ベイビー!!」 - - - - - -
{netabare}
第35話 ふたりだけの夜 ★ ガムリン&ミレーヌ野外キャンプ、惑星ラクス原生生物の襲撃、歌の力
第36話 男たちの熱歌 ★ ギギル心情変化、バサラ&ギギルのシビル救出作戦、火山島沈降、遺跡出現 ※脚本の大味さは×
第37話 宇宙遺跡のナゾ? ★ プロトカルチャーの歴史、平和の証ミレーヌ、プロトデビルンの目的判明
第38話 禁断惑星のシビル ★ ゲペルニッチのシビル&ギギル抹殺命令、ギギル絶唱・消滅、惑星ラクス崩壊 ※脚本の大味さは×
第39話 帰ってきたバサラ ☆ ハミングバーズ&サウンドフォース活躍・敵戦士の洗脳解除進展
第40話 星を越える想い ☆ 敵無人機との戦闘、バサラのサウンド・ビーム、ガムリン原隊復帰
第41話 ミレーヌ大好き! ☆ ミレーヌ・ファンの農場少年ビリーのエピソード
第42話 決死の捕獲大作戦 ☆ 生体兵器群エビル・シリーズ(全7体)、ガビグラ(ガビル&グラビル合体)、シビル再出現 ※シナリオいまいち
第43話 それぞれの別れ ★ 地球統合本部からのバロータ星系第4惑星破壊命令、ミレーヌ15歳の誕生パーティ&選抜隊出撃直前ライブ、出撃
第44話 悪夢の突入作戦 ★ オペレーション・スターゲイザー開始、ガムリン機被撃墜、マックス突入、反応兵器使用失敗、ゲペルニッチの降伏勧告
第45話 野望の第4惑星 ★ 捕囚、ミレーヌ&グババ活躍、脱走、悪夢のスピリチア・ファーム
第46話 ガムリンの反乱 ★ シティ7帰還、ガビルのガムリン乗り移り、人質ミレーヌのガムリン救出
第47話 バサラ死す ☆ ゾムド&ゴラム来襲、シビル来援、バサラ危篤 ※シナリオ大味は残念×
第48話 ミレーヌ涙の熱唱 ☆ ガムリンの嫉妬・ミレーヌの気持ち、サウンドバスター失敗、ゲペルニッチ(本体)復活・暴走 ※同上{/netabare}

 - - - - OP(変わらず)、ED「突撃ラブハート(acoustic ver.)」 - - - -
{netabare}
第49話 銀河に響く歌声 ★ バサラ復活、スピリチアン・ブラックホール阻止(ゲペルニッチ覚醒・銀河からの退去) ※TV放送分の最終回{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)2、★(良回)28、☆(並回)19、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.2


========== マクロス7 アンコール (1995年12月) ※TV未放映話 ==========
{netabare}
第50話 オンステージ ☆ バサラの少年時代、レイとの出遭い、ビヒーダとの出遭い
第51話 どっちが好きなの? ★ 勘違いミリア市長のお見合い作戦、揺れるミレーヌの気持ち、バサラとミレーヌの出遭い
第52話 最強女の艦隊 ★★ メルトランはぐれ艦隊との遭遇{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)1、☆(並回)1、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.2

OP 「SEVENTH MOON」


========= マクロス7 銀河がオレを呼んでいる! (1995年10月) =======

全1話 ★ 4.0 {netabare}雪の辺境惑星、巨人エミリアとバサラの歌合戦、ガビル来襲{/netabare} ※33分、同時上映『マクロスプラス MOVIE EDITION』


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◆制作情報(ダイナマイト7)
{netabare}
原作・シリーズ構成  河森正治
監督           アミノテツロー
脚本           富田祐弘
キャラクターデザイン 新羽こういちろう
メカニックデザイン  河森正治
アニメーション制作  葦プロダクション{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

※西暦2047年(前作『マクロス7』完結から1年後)

========= (OVA) マクロス ダイナマイト7 (1997年12月-1998年7月) =======
{netabare}
第1話 漂流 - WONDER - ★ 熱気バサラ放浪、銀河クジラの回遊する惑星、白鯨狩りグラハムと娘達
第2話 墓場 - CEMETERY -  ☆ バサラ人事不省、ミレーヌ大ピンチ(両刀使いサザビー)、バサラ復活
第3話 孤独 - LONESOME - ☆ ホイラー父娘(グラハム、ライザ、エルマ)それぞれの願い、再び白鯨狩り、ガムリン&ミレーヌ惑星ゾラへ
第4話 銀河クジラの歌う星 - ZOLA - ☆ 密猟団の反応弾発射、白鯨の墓場{/netabare} 
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★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)1、☆(並回)3、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.6

OP 「DYNAMITE EXPLOSION」
ED 「PARADE」


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========= マクロスFB7 オレノウタヲキケ! (2012年10月) =======

全1話 ★ 4.0 {netabare}『マクロスF』のキャラ(ランカの義兄オズマ等)が『マクロス7』の極秘映像を次々と入手して鑑賞していく総集編的内容(※一部新規シーン有り){/netabare} ※90分

投稿 : 2024/03/23
♥ : 19
ネタバレ

元毛玉 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

裏主人公が素晴らしい!

当時リアルタイムで視聴していました。
4クールなので長丁場です。作画は同時水準では本当に高かったですね。
動きも滑らかだったので凄いと思ってました。

主人公の熱気バサラは戦わない主人公。
ミサイルを積まれるとガチ切れします。板野サーカス全否定ですねw
歌で戦争を終わらせる為、戦場に突っ込んでは歌って戦闘の邪魔をする日々が続きます。
主人公が戦わない事で切ってしまった人が多いみたいですけど勿体ないなーと思います。

ぶっちゃけますと、私自身も最初は戦わないって微妙だなと思ってました。
歌もそんなに良いとは思ってなかった…

~~~~4クール後~~~~

何という事でしょう。Fire Bomberは最高だ!神曲ばかりだ!
と、劇的ビフォーアフターばりの掌クルックルです。男ならドリルとまで言わせるほどの。
中だるみの部分もまぁありますけど、
見続けるといつのまにかはまってしまうという不思議な魅力の作品です。

マクロスシリーズの三角関係はちゃんと押さえてます。
バサラ、ミレーヌ、ガムリンですね。
ですけど、この三角関係薄いんですよね。単にミレーヌが二股ビッチなだけだし。
ぶっちゃけバサラはあんまり気にしてない。

ガムリンも裏主人公というには微妙でしょう。
どちらかというと視聴者代表的なポジションです。
{netabare}バサラが攻撃した時の「お前は歌うんじゃないのか?」という{/netabare}
ガムリンのセリフは私の気持ちを代弁してました。
そう…いつの間にか視聴開始時とは違う思いで見てましたね。


なので、裏主人公は別にいます。(と、言っても私が勝手に言ってるだけです)

ギギルです。彼以外に裏主人公はあり得ません。
見た目含めて本当にカッコイイですよ!
最初、「なんだこのハゲおっさん、数話でやられそう」なんて思ってすみませんでした!
なんなら焼き土下座します。

あ、ちゃんと三角関係も押さえてますよ。
ミレーヌのお子様恋愛と違って、こっちは本当の愛です。
マクロスシリーズは種族間とか異文化のコミュニケーション、
時間をかけてお互いを理解していくという部分がテーマにありますが、
それがこちらの三角関係では濃厚に出ていますね。

ギギルは本当にカッコイイです。
{netabare}
種族間の隔たり、敵への思惑や蟠り、同族への裏切り、プライドや価値観、歌という未知への先入観、そして自分の命

それら全てを…そう本当に全てを捨てででも一人の女性を想う。見返りすら求めない。
ただ、愛する女性が救えれば他に何も要らないというギギルに心撃たれました。

言葉では簡単ですけど、行動や生き様として体現するのは本当に凄いです。
{/netabare}
バサラ風のセリフを借りると「お前の燃え滾る熱いハート。確かに受け取ったぜ!」と…

4クール作品って最近では減りましたけど、4クールでないと出せない味ってあると思うんです。
1年かけて見ていくからこその思い入れがあり、キャラに深く感情移入できる部分も確かにあると思ってます。
もしも1クールだったらギギルをカッコイイとは思わなかったでしょうし、
Fire Bomberのファンにもならなかったと思います。

ちなみに最終回は感極まって視聴中に大声上げてガッツポーズしました。
{netabare}
最初の数話では、「花束渡せなかったな、次回ぐらいには渡せるだろう」と思いつつ
どっかで渡して、その花束の少女とのストーリーがちょい刺しされるのかなーと思いきや
常に寸止め。徹底的なすれ違い。ずっとお預け。
流石に最終回は…と思ってたら、絶望的な程に渡せない物理的距離…

「物理法則無視してる」とか「普通、空中分解するだろ」とか「ハンググライダーに合わせるとかどんだけ~」とか「実現する確率皆無」とか
そんな無粋で野暮な事を言っては行けません。

渡した瞬間の花束の少女の笑顔をみたら、自然とガッツポーズしてましたよ。
{/netabare}
1年…1年間ずっと見てきたんだ。良かった…と。

確かに中だるみと感じる部分や余計な付け足しと感じる部分もあります。
ただ1年通して見るという事に意義があるのでは無いかと感じた作品です。
(その評価と思い出補正で点数かなり甘めにw)
一気見するとこの感覚は味わえないだろうなと思いました。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 18

67.7 10 艦隊で戦争なアニメランキング10位
機動戦士Vガンダム [ヴィクトリー](TVアニメ動画)

1993年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (354)
1650人が棚に入れました
宇宙世紀0153年、地球圏を統治している地球連邦政府は形骸化し、宇宙に存在する各サイドは連邦政府の統制を離れた独自の道を歩み始め、各地で紛争が勃発する「宇宙戦国時代」に突入していた。
そのなかでもサイド2に存在するザンスカール帝国はギロチンによる恐怖政治と、救済と慰謝を基調とするマリア主義を掲げて急激に民衆の支持を獲得し、地球に向けてベスパと呼ばれる帝国軍を派遣した。ベスパはヨーロッパの都市 ラゲーンを制圧下に置いた後、地球侵攻のための拠点とする。また、ザンスカール帝国への抵抗活動を続けている組織 リガ・ミリティアの構成員たちも、それに対抗してヨーロッパで散発的な抵抗を始める。
こうした中、ヨーロッパの都市 ウーイッグ近くに存在するカサレリア近辺にてパラグライダーを操っていた主人公の少年 ウッソ・エヴィンはベスパのMS(モビルスーツ) シャッコーとリガ・ミリティアに所属する小型戦闘機との戦闘に巻き込まれ、シャッコーに引っかかり取り付いた挙句、パイロットを引き摺り落としてMSを奪ってしまう。これを発端に、その後ウッソはリガ・ミリティアと共に、数奇な運命をたどることになる。

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

最鬱ガンダム

ガンダムシリーズ中、最も鬱なガンダムであろう。
時代は初代ガンダムの80年ほど後の話となり
宇宙世紀シリーズになる。

主人公にもニュータイプが採用されているが戦闘方法は異色である。
ただ強いのではなく、さまざまな作戦で戦っていく。
ある意味、ガンダムが強いのではなく人が強いといった感じ。

ただ、個人的にはV2はやりすぎだと思う。
もう、ガンダムの域を超えた感じ。
あれさえなければいいガンダムだったのに・・・

最鬱ガンダムというのは、まさに鬱展開なのである。
「これって戦争なのよね」と思わず言いたくなるほどに。

個人的には間違いなく好物であるのだが、
万人にお勧めはできないとも思う。
好物にもかかわらず最後の方は泣きそうになった。
それほど鬱な展開が繰り広げられる。
富野監督にあのあだ名が付くほどにw

鬱展開、無問題の方、Zなんてぬるいよって方
是非ごらんあれ。

とまあ色々書いてきたが
何が言いたいかというと

シュラク隊の皆好きだーーー

投稿 : 2024/03/23
♥ : 9

ひげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

まさに皆殺しの芸術。黒富野ここに極まれり。

銀魂でぱっつぁんがよくネタにしてるVです。
同じく演技指導として殴られたと有名なVです。
デッカク見ないでくれとBOXに書いてあるVです。
とにかくみんな死ぬんで有名なVです・・・。

背景としてF91からの一連の騒動が裏にあるといわれています。
サンライズがどうしてもバンダイの子会社になりたかったんです。それにはガンダムが必要でした。
F91をTVシリーズでやる。そんな約束で原作権を売ってあげたらしいです。ご本人は貧乏だった、原作ではなく企画書だといっていましたが。
後年、他の関係者が遠まわしに語っていましたね。40万っていってたかな・・・とにかく激安です。

F91のプラモなどの売り上げがイマイチなので今で言うCVガンダムおよびその前夜の物語はお流れに・・新たなシリーズとしてVガンダムを企画されたのですが・・・。
何も知らされずに怒り狂った御大が描いたのがこの作品だそうです。
とにかく少し前のインタビューでVの時は関係者全員殺したかったと名言してますw

なにゆえそんな監督にVの話がきたのか謎ですがその激情を作品にガッツリと込めました。最初は子供向けに作りますとかいってましたが・・・。毎週のように人が死に、とにかく死に様もひどい。
まぁそこいらは楽しみに観てください。その殺し方のシナリオ、演出は毎回芸術の域。ただ単に人殺しだけではなくちゃんと骨太の背景と人間の生き死を通じてしっかりとしたメッセージを込めてあります。そういった意味でもこの人はやはり天才だと思います。

今ではカテ公が散々いじめられますが彼女は強化されてます。
そんでテーマはシャアにあたる人物が姉の七光りなだけでダメ男なことに言及されてます。カテ公も本人が言ってますね。
サゲチンに惚れたばかりに堕ちていく女のお話です。
あまりいじめないでください・・。

ただ御大の声優発掘の才能はこの作品でも遺憾なく発揮されます。新人だったメインはかなり残ってた、ないし健在なんで当時、現在のアニメ業界みてればわかりますよね。

残念なのは開幕。一話にガンダムを出さないといけないというスポンサー命令で話数の組み替えされてます。不自然ですが当時の事情があるので・・・、。リマスターするなら直してほしいな・・・。

後カトキさんが持てはやされますが敵MSが好きになれません・・人型でないやつが特にw。カトキさんだけではないので
わかりませんが。車輪はかっこいいな・・
当時は初の量産型のガンダム、ヴィクトリーのデザイン、合体は秀逸、天才。V2はダサ・・・
バンダイの意向らしくカトキさんもVタイプのが好き、監督はV2は大嫌いだそうです。

てことで小説版ではセカンドVなる素敵なガンダムが登場します。
ヴィクトリーのウッソ機にミノフスキードライヴつきの専用コアファイターをつけたもの。Vの美しいラインを崩さず完璧なカスタム機に仕上がっております。やっぱ兵器は量産機っすよ。
もっとも商品化希望な機体なのでメーカーのヤツにいってもマズ無理とか・・ロボット魂でいいから受注してくれよ・・。
ガレキがあったりもするんですが・・ワンフェスモノなので値段がすごい・・。なぜ人気が出ないのか・・。まぁそもそも作品に人気ないからですけど・・。

HIνみたいにGジェネとかスーパーロボット大戦とかで出てくれれば人気でると思うんだけどなぁ・・・・。



投稿 : 2024/03/23
♥ : 14
ネタバレ

ヒロトシ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

富野監督から渡された、次の世代への『バトン』

リアルタイムで視聴していましたが、子供だったのと飛び飛びで見ていたせいで、全く記憶に残らず。後年レンタルで全部視聴しましたが、はっきり言って『見なきゃよかった』作品でした。決してつまらなくは無いのですが、富野監督が制作時に鬱屈した感情を全てぶつけた作品と言われている通り、見ているだけで気が滅入ってきます。富野監督が大嫌いだとか見てはいけないとか言っているらしいですが、私も他人に薦めるという意味では絶対に選出しない作品です。

{netabare}と悪口を言いましたが、良い所も勿論あります。ガンダムから代々継承されてきたテーマとして『子供達から見た戦争』というのがあります。非戦闘民である子供達が否応が無しに戦争に巻き込まれていく姿を通して、大人のエゴを描写していくというのが、ガンダムの1つの特徴です。Vガンダムはそんな大人達のエゴに良い様に振り回される子供達をストーリーに積極的に加担させていき、味方が次々と死亡するという凄惨な場面も子供達に受け止めるように導いており、それでいて決して逃げ出さない逞しい姿も描かれていて、捉えようによっては次の世代への試練と成長物語としてVガンダムがあるような気がします。

それとこの作品、元気なご老人達が何人か出てきますが、この老人達が次の若い世代へ未来を託すシーンがあります。このシーンに関して私はVガンダムからGガンダムの路線変更を暗示するように思えてならず、富野監督は元からVガンダムを自分の次の世代の人間が受け継ぐバトンのように考えていたのではないかと、『もう、俺は俺の大嫌いな、エゴを振り回す大人にすっかりなってしまった、こんなんでは駄目だ。だから次の世代にバトンを託して、俺は退場する!』・・・みたいなね。

そう考えると、富野監督の単なる憂さ晴らしではなく、次の世代への辛口のエールのようにも見えてくるんですよね。そういう見方でこの作品を視聴するとまた新しい発見があるのではないかなと、そう思います。とはいえ私はもう二度と見返したくは無いのですけども。しかしこういう作品が夕方に放映されていたというのは、今考えても凄い時代だったなと思いますw{/netabare}

投稿 : 2024/03/23
♥ : 19

70.5 11 艦隊で戦争なアニメランキング11位
無責任艦長タイラー(TVアニメ動画)

1993年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (184)
1122人が棚に入れました
時は未来、地球と惑星ラアルゴンとの戦争のさなか、主人公の放浪者ジャスティー・ウエキ・タイラーは楽な仕事がしたい!と、地球軍に入隊してしまい、あれよあれよという間にオンボロ駆逐艦「そよかぜ」の艦長にまで出世してしまう。持ち前の強運で数々の難事件を乗り切り、気づけばラアルゴン帝国の大艦隊を「そよかぜ」1隻で撃退するまでになる。そして、ラアルゴン帝国の皇帝ゴザ16世のアザリンはタイラーに興味を持ち始める……。

声優・キャラクター
辻谷耕史、天野由梨、速水奨、笠原弘子、関俊彦、麦人、西村知道、三石琴乃、成田剣、八奈見乗児

☆彩花 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

リアルタイムでみてた!ちょ~好きだった。最近みてすごく感動した。

リアルタイムに観てた。あの頃は小学生。
なんでみんな観てないんだろう?

すごくおもしろいのに。もったいない。
もっと評価されるべきです。

この時代のアニメは本当にクオリティーが高い。

アニメを観てて、ただおもしろいだけじゃなくて、
すごく考えさせられる内容が多い。

これはその代表作。

子供の頃はタイラーがどうして最後のほうで
あんな感じになったのかわからなかったけど、
今ならちょっとわかる気がする。

OP、EDも作画もすごく良くて今でも十分観れる。

ドムがツンデレでカワイイw

投稿 : 2024/03/23
♥ : 7

coldikaros さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ガチで面白いでしょ、これ

いや本気で面白い。エヴァの監督さんが影響を受けたってのも分かります。そのままナデシコに結果が出ています。
内容の方ですが、SFなのはもちろんですがタイトル通り主人公が無責任だってのが肝です^^;
序盤はたぶん主人公のおちゃらけ具合とご都合主義具合にうんざりしてしまうと思います。
しかし中盤・終盤と見ていくと、ご都合主義なのか策士のなの分からなくなってきます。
最後ら辺になるともう策として見てしまって、次に何をするのか期待してしまった感じでしたが^^;
そこに仲間たちとの連帯感も伴って途中あまりの良作ぶりに感動するぐらいでした。
音楽もいいところにクラシックを採用していたりして凄い愛を感じました。
OVAも良かったので、そちらと一緒に楽しんでもらえたらいいと思います。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 13

みかんとラッパ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

『しっかりしてないと、人生に逆襲されちゃうよ』

ストーリー重視の戦記もの・・・
というよりは

超個性的な主人公たちの織り成す
コメディーもの
といった作品でしょうか(*゚▽゚*)

単なる笑いに留まらず
作中の場面、セリフが
なぜかしら忘れられず

一度しかない人生の楽しい過ごし方を
時に豪快に、時にさり気なく
示してしまう主人公タイラーが
かっこいいったらありゃしない(*´∀`*)

タイトルもそんな主人公の名言のうちの一つ


なんか最近行き詰った・・・
そんな時にオススメの名作です(´・ω・`)

エヴァ同様、
BGMにスッペ、ロッシーニ、ブラームスといった
クラシック音楽の使用も

非常に効果的で
エヴァ以上によかったかと思いますヽ(´▽`)/

OVAも出来が非常にいいw
時代を感じる作品ですので

TVシリーズのみならず
引き続いてのOVAもオススメですよ!!!

音楽は重鎮の川井憲次さま

パトレイバーも含めてこの頃の音楽が
個人的には一番好きです(*゚▽゚*)

投稿 : 2024/03/23
♥ : 3

66.8 12 艦隊で戦争なアニメランキング12位
青の6号(OVA)

1998年10月25日
★★★★☆ 3.5 (183)
992人が棚に入れました
近未来。地球の人口は膨れ上がり、環境は劣悪を極めていた。世界各国は人類最後のフロンティア=「海」に希望を求め、新たな世界を築こうとしていた。そのために設立されたのが、会場及び海中の安全を守る超国家組織「青」。各国は協力して自国の潜水艦を「青」に派遣することになった。日本の自衛隊から「青」に送られた潜水艦も6号艦として「青」の任務に就くことになった。しかし、そんな折、海洋開発のリーダーでもある天才科学者ゾーンダイクが突然反旗を翻し、凶悪なテロで世界を恐怖に陥れる。海洋テロ結社を築き、人類殲滅を宣言したゾーンダイクの野望とは?ゾーンダイク率いるキメラ兵器たちと、それを阻止せんと立ち上がる「青」の潜水艦隊。人類の存亡を賭けた戦いの火蓋が、今、切って落とされた!
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

花と銃と知性を携える それが平和への道しるべ

原作はなんと、1967年の連載だったそうだ。
思えば、戦後まだ20年程だったからこその物語だったと言える。

舞台は劣悪な環境を極める近未来。
海へと希望を見出した人類は、新たな世界を築こうとしていたが、
海洋開発のリーダーであり天才科学者ゾーン・ダイクが反旗を翻し、
世界を恐怖に陥れる・・・そんな冒頭から始まるお話。

まず、アップテンポの音楽が小気味良い。
特に気に入ったのが、YUKARIEが歌うEDの『みなそこに眠れ』
しっとりした雰囲気と囁くようなヴォーカルが、人魚を連想させる。
タイトルも面白いよね・・「皆 そこに眠れ」なのか「水底に眠れ」なのか
きっとどっちもなんだろう?なんてクスッと笑える。

そして潜水艦をはじめとする3DCGIがとても美しい。
海面なんて実写かと思うほどリアルで、リアル以上に光沢が綺麗。
艦内の赤、海中のさまざまな青、蒼、碧、藍の濃淡。
また静の間合いと、動の迫力ある戦闘シーンのバランスがいい。
そのほか、幽霊船や高速艇の凝ったデザイン、
巨大な鯨のような生体兵器ムスカなども、独特の世界を作り上げている。

人類の未来をかけた青の作戦に、一躍買うのが主人公の速水。
{netabare}
敵側であるミュータントを助けたことも、後々彼を助けることになり
その事実からまたさらに、奥深く広がっていく展開。{/netabare}
原作をご存知の方からは、不満の声もあるようだが、
全4話と短いながら、なかなか見応えある作品だったと思う。

ゾーン・ダイクやムスカ、速水の言葉がとても深く考えさせられ、印象的。
{netabare}
「なぜ 私たちに知性を与えたのか」

これは、知性があればお互いの言葉が理解できるじゃないかという
深い思いから投げかけられた一言に違いない。

「陸を歩くもの、海を行くもの、対立する2つの殺し合い。
 だが、未来を変えるのは俺達次第だ」

「言葉を交わせ。まず会話をしろ。言葉がわかるのだから」

「俺達は 互いに理解しあえる隣人だ」

「いつも海では、助けられてばかりだ」 {/netabare}

これらはどれも、隣人を助け、助けられるという揶揄。
知性を持ち、言葉を交わし、理解し合い助け合う。それこそが平和。
これが、この作品の一番のテーマなんだと思う。

取っ組み合いのケンカ程度で済んだ両者の憤りの後、
速水がつぶやいたセリフも、すごくいい。

{netabare}
「今までいろんな場所で戦い、人を手に掛けてきた。だけど
 明るいところで正面から対話して闘った。初めてだった」 {/netabare}

戦闘モノかと思って観た作品だったけれど、実はいかに戦争などせずに
どう平和であるべきか・・ということがテーマだった。

ラスト近くで、すごく心に残ったのは、
黄色い花と銃と書物が、地面に並べられていた映像。
花を愛でるやさしい心、大切なものを守るためにある銃、
そして知性の象徴である書物。これらがおそらく、
平和のための3種の神器ということを言いたいのかもしれない。
観て本当に良かった!

投稿 : 2024/03/23
♥ : 49

あーるぐれい さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

みなそこに眠れ。

人為的な環境変動で荒廃した未来を舞台に、
人類と狂科学者と、彼が作り出したミュータント達を巡る物語。
全4話構成なので、設定やストーリー展開を描ききれていない部分があるのが残念なところです。

一番の魅力はフルCGで描かれた潜水艦戦でしょう。
近未来的デザインの『青の6号:りゅうおう』と、高速艇グランパス、
『幽霊船:ナガトワンダー』、鯨のような生体兵器ムスカなどなど、
作りこまれたCG潜水艦が、水没したビル街で、南極の氷の下で、
ぐりぐり動くバトルシーンは素直にカッコイイ。

EDの「みなそこに眠れ」は、色っぽいヴォーカルにサックスとパーカッション、ベースが絡み合うアダルトな名曲。ぜひ聴いてみて下さい♪

投稿 : 2024/03/23
♥ : 8
ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

GONZOの名を世に知らしめた名作

観始める前はSF・艦隊と聞き、ハードボイルドで哲学要素があり、社会に問いかける攻殻機動隊のようなイメージを連想していたのですが、小難しい話はなく、抽象的な世界を徐々に明らかにしていき最後に大きなテーマを抱えて待ち構えている構成で見ごたえがありました。

映像に関しては、1998年の作品と言うことですが、デジタル制作なので映像が観やすく、絵柄も落ち着いた感じなので古さは全然感じませんでした。
それどころか、優秀なアニメーターさんたちが携わっていることもあり、話数が進むにつれてどんどん迫力のある映像になっています。
今見ても見ごたえのある映像になっているかと思います。


物語
前述したように、抽象的な世界から始まり徐々に情勢が明らかになっていくので1話はよくわかりません。
2話は状況説明が主となります。
丁寧に世界を構築したおかげで3話4話の惹き込みはすごいです。
難しい話になりそうだったのでメモを取りながら視聴していたのですがいつの間にかメモを取ることを忘れていましたw

1話BLUES
あらすじ
戦いに飽きて隠遁生活を送る身勝手な主人公速水は、戦艦"青の6号"の乗組員である紀之真弓を助け操舵手に復帰する。そして久々の出撃で人類の敵である半獣達の一人、赤い目のミーティオを助けたのだった。

タイトルBLUESは憂鬱な気持ちを歌で表現する突飛なメロディの曲です。
ということは、キャラが憂鬱な気分に浸っていたということでしょう。
まずはヒロインの紀之真弓。青の6号の命令で速水を探しに来ましたが、身勝手な彼の態度はさぞかし憂鬱になったことでしょう。
次に主人公の速水、戦いに飽きたというそぶりでしたが、出撃時には前へ出るなど、案外隠遁生活にも退屈していたのかもしれませんね。

もちろんEDや挿入歌のブルース?ジャズ?な音楽にも注目です。

2話PILOTS
あらすじ
{netabare}基地に戻った青の艦隊たち。そこで行われたミーティングにより切り札として核爆弾を使うことが提案される。
その後速水は基地内で敵につかまり獣人に改造されてしまった昔の仲間と遭遇する。敵への復讐心を強めた彼は命令を反し一人で出撃、あえなく撃沈される。{/netabare}

1話では殆ど良くわからなかった敵の全貌、見方の内情が分かります。
タイトルのPILOTS、複数形ですから意味は
操舵手、艦長、種火、案内棒辺りが入るかなあと思います。
タイトルが物語にしっかりと食い込んでいるのがすごいです。

3話HEARTS
{netabare}あらすじ
撃沈された小型機から脱出した彼を助けたのは、以前助けたミーティオだった。速水はミーティオや巨型の人工生物ムスカと接するうち、獣人を作り戦を始めたユング・ゾーンダイクの真意を確かめたくなる。

HEARTSの意図について
最初はミーティオの恋心だけかなあと思っていたのですが、観ているうちに紀之真弓の恋心と、ゾーンダイクの心の内と言う意味でも使われているかもしれません。

海と陸それぞれのヒロインと共の立場から観てきた速水はいったいどんな結論を出すのか楽しみです~
ミーティオは魚を加えて速水に差し出すシーンが可愛いですね

それから、速水が海では助けられてばかりだということを繰り返し言っていましたが、振り返ると結構助けたシーンも多いです。ここは共生というテーマにもつながっているのかもしれません
{/netabare}

4話MINASOKO
{netabare}あらすじ
青の艦隊はいよいよ切り札の使用に乗り込む。
しかし、切り札を使ってしまえば敵だけでなく見方も巻き込んでしまう。そこで戻った速水はユング・ゾーンダイクの元へ赴き、真意を確かめたうえで実行してほしいと青の6号の艦長に頼み込む。
見方の援助のおかげで無事ゾーンダイクの元へたどり着いた速水は争いでは何も解決しないと悟り、ゾーンダイクからも希望を託され、青の艦隊に停戦を求める。
そして、獣人側の指揮をとっていたベルグと話し合いをして敵側も収めたのだった。

MINASOKO
水底に沈んだ銃が哀愁を漂わせています。
そして敵は人間を憎んでもゾーンダイクが帰ることはないと悟り、落胆して海の中へ消えました。
悲嘆にくれるベルグと速水への恋心を抑えベルグと共に海へ戻ったミーティオちゃんが気がかりですね。
戦いは終わっても共存は実現していないテーマの深さが浮き彫りになりました。{/netabare}


作画
1話ずつ制作しているみたいなので、最初はOVA初のデジタルアニメで手探りという感じだった作画が、話数を追うごとにグレードアップしていくのが目に見えて面白いです。

中でも一番の成長を感じたのはエフェクトでした。

1話の爆発はゲームの一マスに生えた草みたいで面白い形をしていたのですが、2話3話とナチュラルになり、形も変えてきているので話毎に見比べるのが面白かったです。

水の描写はかなり綺麗でした。場所によってはCGを使われているところと、手書きにエフェクトをかけたところがあったのかな?
1話の廃ビルから見下ろした水の景色がとても綺麗でした。

動きはCG手書き共に良かったですね。
CGでは2話の小型船が水面を滑走するシーン、迫力がありました。
手書きでは、ベルグがはやみんに殴り掛かるシーン、迫力があります。
ゾーンダイクがシャツのボタンをはずすシーン
それからベルグが沈んだ後、はやみんが「イーストセブンからイリアンジャヤ、何人も手にかけてきた、だけど、だけど初めてだったんだ。明るいところで、正面から」フッと笑いながら震えるシーン、そんなはやみんを紀之真弓がそっと抱きしめるシーン芸が細かいです。

音楽
主題歌の「みなそこに眠れ」
ジャズ?ブルース?な独特なテンポと色気のあるウィスパーボイスがいい味を出しています。
戦闘BGMも基本的にこんな感じです。
ピンチなシーンでもアップテンポな曲が流れるので、やや緊迫感にかけますが、カウボーイビバップでも同じような使われ方をしていますし、そういうテイストが楽しめる方は同様に楽しめると思います。


正直こんなに楽しめる作品だとは思っていませんでした。
あにこれの評価も賛否両論ありましたし。
残念なところはなくはないけれど、それ以上に良さが詰まった作品だと思います。
不朽の名作との呼び声の高さは妥当ではないでしょうか。

全4話、1話辺り30分ほどのアニメですので、是非見てみて下さい。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 12

70.4 13 艦隊で戦争なアニメランキング13位
銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (280)
863人が棚に入れました
数千年後の未来、宇宙空間に進出した人類は、銀河帝国と、自由惑星同盟という“専制政治”と“民主主義”という2つの異なる政治体制を持つ二国に分かれた。 この二国家の抗争は実に150年に及び、際限なく広がる銀河を舞台に、絶えることなく戦闘を繰り返されてきた。長らく戦争を続ける両国家。銀河帝国は門閥貴族社会による腐敗が、自由惑星同盟では民主主義の弊害とも言える衆愚政治が両国家を蝕んでいた。そして、宇宙暦8世紀末、ふたりの天才の登場によって歴史は動く。「常勝の天才」ラインハルト・フォン・ローエングラムと、「不敗の魔術師」と呼ばれるヤン・ウェンリーである。ふたりは帝国軍と同盟軍を率い、何度となく激突する。(銀河英雄伝説公式ポータルサイトより)

声優・キャラクター
宮野真守、鈴村健一、梅原裕一郎、梶裕貴、諏訪部順一、小野大輔、中村悠一、川島得愛、三木眞一郎、石塚運昇、水内清光、藤原貴弘、楠見尚己、竹内良太、ふくまつ進紗、目黒光祐、櫻井トオル、畠中祐、小野友樹、下山吉光

森可成 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ヤン・ウェンリー中将風にしてみた

「銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅 」を
どう考えるか、ねえ。

私は「銀河英雄伝説」とは
敢えて別のアプローチを
選んだことは正しいと考えているよ。

「銀河英雄伝説」を名作、傑作と呼ぶ人が
多いよね。
私もその通りだと思うけど、
何より一番相応しい称号は力作だと思うんだ。

原作に徹底的に準拠して、
出来る限りのシーン、セリフを拾った。

うん、
その通りだよ、グリーンヒル大尉。

あんなことはそうそうできるもんじゃない。
それに全く同じもので映像がキレイなだけ
では余り意味がないんじゃないかな。

私は銀河英雄伝説に関するキャラデザインは
道原かつみ先生の漫画が好きだけど、
「銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅 」の
キャラデザインはそれに次ぐと思っている。

声がどうしても耐えられないという人
もいるけど、そういう人は脳内で旧ボイスを
補完できるんじゃないかな。

ああ、ユリアン紅茶ありがとう。
うん、(ブランデーの)いい香りだ。

群像劇という面を薄めて、
戦争活劇に近づけたのは
決して間違いじゃない。

尺の問題もあるし、
あのフルCGの宇宙戦を
見せられたら、
胸が熱くならないかい。

あのシーンがない、
あのセリフがない、
とは私も思ったけど
それだけで評価をつけるのは
少し極端だと思うんだ。

思い入れがある作品だからこそ、
色んなアプローチを受け入れて欲しい、
と私は思うね。

私たちは憂国騎士団の様に
なってはいけないってことさ。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 22
ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

観終わったと言っていいものか…

続きは劇場で…なので途中までの評価ですが、
まあ、旧作に比べて軽いですよね。

でも、リメイクの方針としては的外れでもないと思います。
原作にあるラインハルトのセリフにも
{netabare}「私に学ぼうと思うな。私の模倣は誰にもできぬ。かえって有害になる。だが、ヤン・ウェンリーのような男に学べば、すくなくとも愚将にはならずにすむだろう」{/netabare}
とあります。

まあ、模倣かどうかは個人の主観に寄るでしょうが、フルコースのディナーに定評のあったお店がランチメニューを提供し始めたくらいの気持ちで観れば良いのでは無いでしょうか。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 5
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

銀英伝の入門編としてまずまず使えそう

旧作の方は『本伝』だけで110話、『外伝』が52話、併せて162話という超長編なうえ、30年近く前の作品ということで、クラッシックを多用した音楽は印象的ですが作画・演出面からも、おいそれとは人に視聴をお薦めできない代物ですが、それが現代のアニメ技術でリメイクされる・・・ということで多少の期待を持って視聴してみました。

◆総評

事前情報では、旧作で描かれたエピソードが色々と省略されてシナリオが薄くなっている、ということも聞いていたのですが・・・
実際に視聴してみると、旧作の第14話まで(※アムリッツア星域会戦の直前まで)を、新作では第12話までにまとめた・・・ということで、さほど気になるエピソードの欠落もなかったのですが?(※私は数年前に初めて『銀英伝』旧作の本伝と劇場版を見終えた“にわか”なので、本作のディープなファンの方々とは新作の見え方が多少違ってしまっているのかも知れません・・・)
とにかくこの新作を一周した直後の率直な感想としては、タイトルに書いた通り「なかなか良くできた『銀英伝』の入門編」という割と肯定的な評価となりました。
今後公開される劇場版三部作にも期待しています。


◆制作情報
{netabare}
原作小説       田中芳樹
監修         らいとすたっふ
監督         多田俊介
助監督        森山悠二郎
シリーズ構成     高木登
キャラクターデザイン 菊地洋子、寺岡巌、津島桂
音楽         橋本しん、井上泰久
アニメーション制作  Production I.G{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

=========== 銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅 (2018年4-6月) =========
{netabare}
第1話 永遠の夜の中で ★ 同盟軍の3方向包囲作戦を逆手に取った各個撃破戦法成功(ラインハルト上級大将)、敵将の声明、中央突破と罠
第2話 アスターテ会戦 ★★ ヤン准将の同盟軍指揮権代行、蛇の絡み合い、両軍撤収、ヤンへの入電、ラインハルト元帥昇進
第3話 常勝の天才 ★ ※作品世界説明回1(銀河帝国と自由惑星同盟の成立経緯、両者の百年戦争、主人公とサポート役の個人事情、主人公の野心)
第4話 不敗の魔術師 ★ ※作品世界説明回2(主人公の好敵手の個人事情、エル・ファシルの英雄、親友ジャン・ロベールの婚約者) 
第5話 第十三艦隊誕生 ☆ 扇動政治家トリューニヒトとジェシカの詰問、憂国騎士団のヤン弾劾、ヤン少将昇進・艦隊司令官任命・イゼルローン要塞攻略命令
第6話 イゼルローン攻略(前編) ★ ヤンの幕僚招集、ローゼンリッター連隊長シェーンコップへの作戦依頼、作戦開始 
第7話 イゼルローン攻略(後編) ★ シェーンコップ活躍・要塞司令部制圧、帝国守備艦隊旗艦轟沈、フェザーン自治領の蠢動
第8話 カストロプ動乱 ★★ キルヒアイス少将の将器(叛乱惑星の迅速な鎮圧)、オーベルシュタイン大佐帰参 ※本作ならではの見所のある回
第9話 それぞれの星 ☆ 退役希望叶わず(ヤン)、民主共和政体の迷走(選挙目当ての開戦決定)、ジェシカの反戦・反政府演説
第10話 幕間狂言 ☆ 同盟の大艦隊派遣(フォーク准将立案)とヤンの懸念、ラインハルトの迎撃作戦(オーベルシュタイン立案)
第11話 死線(前編) ★ 帝国軍の撤退・焦土作戦、同盟軍の補給限界(ヤンの戦略的撤退具申)・占領地の暴動発生、帝国軍の大反攻開始
第12話 死線(後編) ★ キルヒアイスの同盟軍補給艦隊撃滅、同盟軍派遣艦隊の敗勢・アムリッツァ星系への撤収{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)2、★(良回)7、☆(並回)3、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.1

OP 「Binary Star」
ED 「WISH」


=========== 銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱 (2019年(予定)) ========

※三部作(予定)
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★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)0、☆(並回)0、×(疑問回)0 ※個人評価

投稿 : 2024/03/23
♥ : 20

69.3 14 艦隊で戦争なアニメランキング14位
宇宙戦艦ヤマト(TVアニメ動画)

1974年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (154)
798人が棚に入れました
西暦2199年、地球は謎の異星人国家・ガミラス帝国の侵略を受けていた。ガミラスは冥王星に前線基地を建設し、西暦2192年より、地球に対して遊星爆弾による無差別攻撃を加えていた。海は蒸発し地球は赤茶けた姿に変貌し、放射能汚染で地上の生物は死滅する。人類は地下都市を建設し、地球防衛軍を結成して抵抗を続けていたが、科学力の差の前になす術もなく、地下にも放射能汚染が進行し、人類の絶滅まであと一年余りと迫っていた。最後の地球防衛艦隊が、冥王星空域でのガミラス宇宙艦隊との交戦で壊滅し、人類生存の希望は完全に潰えたかに見えた。しかし、この海戦の最中に外宇宙から飛来した一隻の宇宙船が火星に不時着、通信カプセルが回収される。その中にはイスカンダル星から、「放射能除去装置・コスモクリーナーDを受け取りに来るように」との救援メッセージと、航海に必要な波動エンジンの設計図が納められていた。

声優・キャラクター
富山敬、納谷悟朗、仲村秀生、一龍斎春水、青野武、伊武雅刀、小林修、平井道子
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

アニメ草創期の名作<追記;最終回を観て>

日本アニメ草創期の宇宙冒険もの。
宇宙戦艦ヤマト2199のリメーク元です。
ガミラスの攻撃による人類滅亡まであと1年。
宇宙戦艦ヤマトはわずかな希望を抱き、ガミラスと戦いながら、救世主イスカンダルを目指します。

ストーリーとしては王道。
しかし、子供向けアニメが大半の当時としては、真新しい設定でした。
私も含め、今のオジサンたちは結構好きな人が多いかもしれません。

月から火星へのワープで服が透けるとか、波動砲発射時にはエネルギー充填120%とか、アナライザーが人間味あふれるとか、今思えば斬新ですね。

ラストのシーンは、ひたすら感動した記憶が。
あまりにもシンプルで、今でも強烈に心に残っています。

ED曲「真っ赤なスカーフ」、当時は単なる悲しい曲と思っていました。
ところが、歳を重ねた今では身に染みる曲であることに気づきました。
これほど悲壮感のあるアニソンは、タイガーマスクのED曲くらいです。

<冥王星の話>
手に汗握る冥王星での反射衛星砲をめぐる攻防戦。
戦いの大きなポイントとして、冥王星の衛星が登場します。
なんと、冥王星の衛星カロンが発見されたのは1978年。
1974年に制作されたこのアニメは、冥王星の衛星の発見を予言していたことになります。
当時、ホントびっくりしました。

<追記;最終回を観て>
今の薄汚れた眼で、最終回だけ観てみました。

ひどい作画です。
でも、突然クリアになります。
制作者の意気込みが感じられて面白いです。

ひどい演技です。
臭すぎます。
当時はそれが精一杯だんたんでしょう。

ひどい設定です。
無理やりですね。
{netabare}デスラーが消滅する場面がスイッチオンとは・・・{/netabare}
尺が取れなかったとはいえ、雑ですね。

ラスト、感動しません。
歳を感じますね。
純粋な心をもった子供の時にもどりたい。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 53
ネタバレ

ぶらっくもあ(^^U さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ヤマト革命

時に西暦1974年9月、日曜ゴールデンタイムのTVCH覇権は妹に奪われ、
私は台所隅の小型モノクロ受像機で細々と「侍ジャイアンツ」最終回を迎える身であった、
かの名作アルプスの少女ハイジを擁し母親を味方に付け、
中学生にもなってテレビマンガ(当時はアニメという語源すら定かでなかった)、
エエ加減卒業セイ!等という理不尽な父親の目線、
ビデオ録画機一般家庭普及まだまだ先の話し、そんな時代、
そのアニメは放送された、

宇宙戦艦ヤマト
1974年2クール 企画原案 西崎義展 監督 松本零士 音楽 宮川泰 SF設定 豊田有恒 
メカニックデザイン スタジオぬえ アニメーション制作 オフィス・アカデミー


旧日本海軍最大級の戦艦、戦艦と言えば大和、
実力発揮することもなく悲劇的末路辿った戦艦である事は何となく知っていたが、
宇宙戦艦?戦艦が空でも飛ぶのだろうか?

タイトルバック、土の中から現れる船、艦首の穴?はナンダ?OP男声のアカペラ、
さらば地球よ、旅立つ船は、、、
白黒小型画面だけどいきなり魅せられてしまった事は覚えてる、
印象的だったのは劇中サーシャやEDイメージのスターシャ等の女性キャラ、
松本零士氏描く女性キャラは「男おいどん」から既知だったがとにかく独特で、
アニメで描かれたの初めてじゃなかったかな、
アニメにし辛い画だというのは当時ですら想ったけど、
{netabare}
遊星爆弾なるものが地球に降り注ぎ枯れ果てた海に埋もれた、{/netabare}

遥か昔の沈没船旧日本海軍戦艦大和の残骸、、、
再生?蘇り?二話で語られるのは戦艦として生まれてしまった大和の悲劇、宿命、
沈没船鉄屑大和から残骸削ぎ落とすように蘇ったヤマトは、
ノアの方舟?人類の希望?
ヤマトという艦名、当時(今でも)これはとても重要な事に感じた、
菊の御紋艦首に掲げ日本表す同義名与えられた日本の象徴船、
戦艦としての運命は悲劇だった大和がヤマトとして蘇り、
一縷の望み携え人類の存亡かけて十数万光年(←当時よく解ってない)だかの遥かな旅に出る?
こうしちゃおれん、物語佳境入りしたハイジに夢中な妹を、
人類の存亡がかかっとる!というもっともらしい理屈で(←どこが)押しのけ、
毎週家族の白い目線ものともせず視聴に至る、
波動エンジン?光の速度超える超次元航法ワープ?
波動エネルギー充填120%?タキオン粒子?電影くろすげ~じ?
艦首の穴の理由、船体そのもの砲身にするってか?なんじゃそりゃ!?
当時同時期放映されてたアニメとは明らかに異質であり謂わば画期的、衝撃的で、
とにかく毎回夢中で観てた、
音楽も素晴らしく、
破滅間近土気色地球憂う如く或いは希望というにはあまりにも果てしない、
そんな宇宙イメージそのものを詠う様な女性スキャット、
{netabare}
ヤマト発進阻止せんと目前迫る大型ミサイル主砲一閃、{/netabare}
爆炎の中旅立つヤマトBGM等涙物だった、
数年後改めオーケストラにて再録されたBGM集、
アニメ楽曲ものの草分けだが名盤だと想う、
本作低視聴率だった事もあり2クール終了という事らしかったが、
物語そのものはきちんと完結してた、

本作がヤマトブーム、ヤマト革命とも呼ばれるセンセーション巻き起こすことになるのは、
後の再放送が基端、日本全国各地でファンクラブなるものができ、
アニメ専門誌なるものが次々発刊され声優や制作サイド或いはかつての名作にも光があたる、
テレビマンガと呼ばれてたものがアニメとして一種市民権得たようなそんな時代だった、
本作TVアニメフィルムの再利用だったが1977年劇場版も公開される、
当時劇場でのアニメと言えば東映まんが祭りとかゴジラ映画の付録みたいなものばかりだったが、
本作起点に様々な長編劇場アニメも次々公開されるようになった、
本作自身もその後描き下ろしで劇場版二作三作、、、
或いはTV版ヤマト2、3等続編も制作されたが、、
商業的思惑等も垣間観えあまり触れたくないのが本音、

聞く処によると本作ハリウッドにて実写映画化決定だそうだが、
ヤマトが大和と引き離しイメージできない私にとっては、
私的残念な結果に終わった邦実写版以上に??なのが正直な処、
日本の象徴船戦艦大和の悲劇は歴史、
同戦艦からイメージされ希望の象徴として描かれた宇宙戦艦ヤマトは、
架空の産物なれど一種カルタシス的感慨懐かせる作品、
アニメ宇宙戦艦ヤマトはアメリカでも「Star Blazers」という名で放映されたそうだが、
大和でもなくヤマトでもYAMATOでもないものならやめてほしいのが正直な処、

余談的だが「宇宙戦艦ヤマト」、
ヤマトから派生したアニメブームまっただ中で制作された「機動戦士ガンダム」、
そして「新世紀エヴァンゲリオン」、
これら時代を著しく変えたと言われる革命的3作品いずれも、
初回放送時視聴率は散々殆ど話題にすらなってない、
理由?きわめて単純だが(人知れず)つまり観られてなかった知られてなかったが故、
その作品に偶然であれ何であれ、
触れ魅せられた人々(ファン)の口コミ、投書、反響、
作品本来の持つ魅力やパワーの正統認識の重要性、
「これスゲ~面白いんだけど誰も知らないんだよね~」
人知れずそのまま消滅あれば勿体ない話、
という事であにこれレビュー寄稿皆様に改め感謝な今日この頃。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 42

天神 羅愚羅 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

旅立つ 男の胸には ロマンの かけらがほしいのさ

・・・完全オリジナルアニメだったんですね(゜-゜)
訴訟問題が起きたときは、その辺りのことを知らなかったので「??」って感じでしたが
なるほど、そういうことだったんですか(^_^;)
 
この作品も、アニメ史における特別な作品ですね(´ω`)
その後に派生するシリーズも、現在まで脈々と受け継がれています(´ω`)
 
しかし、2クールで終わってるんですね(゜-゜)
打ち切りで終わってるって話は聞いたことがありましたが、そんなに短かったとは思ってませんでした(゜-゜)

投稿 : 2024/03/23
♥ : 12

74.9 15 艦隊で戦争なアニメランキング15位
銀河英雄伝説 外伝(OVA)

1998年2月1日
★★★★★ 4.1 (136)
740人が棚に入れました
銀河英雄伝説シリーズの外伝。銀河系宇宙を舞台に、英雄たちの群像劇を壮大なスケールで描く。銀河帝国幼年学校を卒業し酷寒の惑星・カプチェランカに赴任したラインハルトたち。ベーネミュンデ侯爵夫人は彼らの抹殺をヘルダー大佐に指示する。

まだ初心者 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

本伝含めた観る順番について

自分はネットの書き込みを参考に我が赴くは星の大海、新たなる戦いの序曲、本伝、外伝という順番で観ました。
全部観終わっての感想ですが、時系列順に外伝から観てもよかったかなと思いました。
いきなり本伝観ても問題はないのですが、外伝を観ておいた方が話に入りやすいです。逆に外伝が合わなかったら本伝は観なくていいです。
本伝の方が確かに面白いですが、外伝もかなり面白いです。
外伝を観てつまらないと思ったなら本伝観てもあまり感動はしないと思います。
これから銀英伝観る方の参考になれば幸いです。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 0

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

銀河の歴史がまた1ページ。

アニメーション制作:ケイファクトリー
OVA外伝第1期 — 全24話(1998年2月 - 1998年)
OVA外伝第2期 — 全28話(1999年12月 - 2000年7月)


銀河英雄伝説本伝の前日談にあたる物語で全部で52話にも及びます。

銀河帝国で後に“金髪の英雄”として知られるラインハルトと、
彼の忠実な腹心にして“赤毛の親友”キルヒアイスが未成年だった頃の話。
彼らが如何に活躍して出世の階段を登っていったのか?

片や“エル・ファシルの英雄”となったヤン・ウェンリーが新たな任地に赴任し、
事件に巻き込まれたり、後の人生で関わることになる人達との出会いがあったり。

本伝では歴史を眺めるといった具合なのに対して、
外伝では登場人物の更なる掘り下げが行われている気がします。

本伝では既に艦隊を所有して、更には元帥府を開き、
後には最高権力者にまで登りつめてしまうラインハルトしか観られないので、
艦長やら司令官やら上官に敬礼する中間管理職なラインハルトが新鮮ですね。

そこでは下級兵士など様々な立場の人間に直に接することにより彼らの気持ちを知ることもあり、
孤高ではあるが、足もとを疎かにして前を向いて走ることしか知らなかったラインハルトが、
帝国の腐敗と問題点を認識する上で中々に重要なエピソードなのかもしれません。
(ラインハルトの圧倒的な才能と最高のパートナーのキルヒアイスの補佐で危機を切り抜けられますけどね)

にしてもオリジナルエピソード3部作は波乱万丈な気もしますがw

アニメオリキャラの美幼女伯爵令嬢(CV.大谷育江)が出てきたり、
某侯爵の娘(CV.榎本温子)が美少女だったり、
銀英伝にも萌えの時代が来たのか?という驚きが…w
ふたりとも、碌でもない父親に似てなくて良かったですねえ。

おおよそ、原作外伝に存在しているエピソードが中心なのですが、帝国サイドが殆どですね。
なかでもいちばん嬉しいのは本伝では第1部で退場したキルヒアイスの出番が主役並に多い事ですね!
本作品の中では人気の高い魅力的な人物であり、キルヒアイスファンにはたまらないことかと思います。
実際にキルヒアイスが主役のエピソードもありますしね!

逆に残念だったのは富山敬さんが亡くなられて、主役の一人のヤン役が変更されていることでしょうか?
二代目の声優の郷田ほづみさんも十分に実力のある方ですし、郷田さんの声も好きですけどね!

そういえば、ヤンが主役の捕虜収容所のお話以外ではヤンの出番が少なかったような?

同盟サイドではシェーンコップの出番が多かったですね。陸戦部隊の出番が多めですので、
コンバット物が好きな人には、ちょっと嬉しいかもしれませんね。

とりあえず本伝110話を視聴済みで、こっちをまだ観てない方には是非とも観ることをおすすめします。
時系列順に各話の関連性がありますが、それぞれを独立したエピソードとして楽しむことが出来ますしね。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 36

こたろう さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

本編が好きならこちらも是非

本編のビフォアストーリーで、主人公2人のサクセスストーリーです。


期間を置いてから製作されたため、声優さんが代わっているのが残念ですがそれを嘆いても仕方がない(お亡くなりになっているので)事なので受け入れましょう。
作画はキレイだし、雰囲気や粋なセリフも本編と遜色ありませんのでファンなら絶対押さえておくべきです。
話も面白い。


ただ、外伝だけあってちょっと陳腐なところは否めません。

いくらなんでも、真剣白刃どりはないだろw

投稿 : 2024/03/23
♥ : 7

61.8 16 艦隊で戦争なアニメランキング16位
アズールレーン(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (192)
681人が棚に入れました
物語の舞台は、我々の知らない、地表の71%が水で覆われた青き星。異世界より突如現れた、異形の敵「セイレーン」。圧倒的な力を有する外敵に対抗するべく、人類は4大陣営を中心に世界的な連合組織「アズールレーン」を結成した。自由を敬う「ユニオン」栄光を重んじる「ロイヤル」結束を讃える「鉄血」羈絆を尊ぶ「重桜」そんな人々の英知を結集した「キューブ」を用いて誕生されたのは、鋼鉄の艨艟(もうどう)たちの力を有する少女たち。時に勇壮、時に美しく、時にダイナミック――陣営の垣根をも乗り越えた彼女たちの活躍により、セイレーンの侵攻が食い止められ、その勢力がほぼ撃退されたように見えた。しかし「セイレーンの力を用いるべきか否か」という理念の違いからか、はたまたフネではなく、ヒトとしての彼女たちの思いからか――「重桜」と「鉄血」に代表された一部の勢力が「アズールレーン」から離脱し、「レッドアクシズ」として活動を開始した。そんな「レッドアクシズ」の動向を監視するため、「アズールレーン」は大洋の中で新たな基地を新設し戦力を集結。状況は一触即発。少女たちの運命はまだ誰も知らない……

声優・キャラクター
石川由依、堀江由衣、中原麻衣、大地葉、長縄まりあ、山根希美

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

碧き航路に祝福を…

この作品の原作がゲームであることは知っていましたが未プレイです。
昨年の秋頃に秋葉原に行った際、この作品が様々な場所でPRされていたのを見て「これがこの作品への期待の表れなんだろうなぁ…」と思ったのを覚えています。
正直、艦これの2番煎じ感は否めませんでしたが、監督が天衝さんと知り視聴意欲が俄然高まりました。

でも、艦これの2番煎じ感を感じたのは私だけじゃないはず…と思いましたが、完走してwikiをチラ見してみると、やはり「艦これ」のことも記載されていました。

以下はドワンゴ取締役の栗田穣崇さんのコメントです。
「艦これで泣くことはあってもアズールレーンで泣くことはなさそう」
「アズールレーンは艦これをよく研究して作られているだけに楽しいことは間違いないが、艦これが持つ悲壮感は全く持ち合わせておらず、単なる艦隊モチーフのアイドルアクションゲームだと思った。
艦これの持つ最大の魅力は日本海軍の悲哀なんだよなあ」
なるほど、この様な視点で見ると両者の違いを見い出すことが出来るんですね。
その感覚はありませんでしたが、何となく腑に落ちた気がしました。


物語の舞台は、我々の知らない、地表の71%が水で覆われた青き星。
異世界より突如現れた、異形の敵「セイレーン」。圧倒的な力を有する外敵に対抗するべく、
人類は4大陣営を中心に世界的な連合組織「アズールレーン」を結成した。

自由を敬う「ユニオン」
栄光を重んじる「ロイヤル」
結束を讃える「鉄血」
羈絆を尊ぶ「重桜」

そんな人々の英知を結集した「キューブ」を用いて誕生されたのは、
鋼鉄の艨艟(もうどう)たちの力を有する少女たち。
時に勇壮、時に美しく、時にダイナミック――陣営の垣根をも乗り越えた彼女たちの活躍により、
セイレーンの侵攻が食い止められ、その勢力がほぼ撃退されたように見えた。

しかし「セイレーンの力を用いるべきか否か」という理念の違いからか、はたまたフネではなく、
ヒトとしての彼女たちの思いからか――
「重桜」と「鉄血」に代表された一部の勢力が「アズールレーン」から離脱し、
「レッドアクシズ」として活動を開始した。

そんな「レッドアクシズ」の動向を監視するため、
「アズールレーン」は大洋の中で新たな基地を新設し戦力を集結。
状況は一触即発。少女たちの運命はまだ誰も知らない……

「アズールレーン」の少女たちは、
世界の外より訪れた謎の敵「セイレーン」の大攻勢を退けた。

しかし、戦いはいつの世も変わることはない。

かつて人類が海の覇権を争ったのと同じように、
理念の違いから「アズールレーン」と「レッドアクシズ」は対立。

そして時は流れ――


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

この作品は2019年の秋アニメとして放送されましたが、第11話と第12話の放送がそれぞれ2020年3月13日(金)、3月20日(金)に変更されました。

視聴を楽しみにしていただけに放送の延期は残念に思いましたが、第11話と第12話の放送を見て遅れたのにも納得しました。

きっと目指していた高みは遥か彼方だったんだと思います。
ですが、物語を見ていたらそれがどんなに困難な道程であったかは一目瞭然です。
あの数のキャラをぬるぬる動かすのは限界への挑戦以外のナニモノでもありませんよ。
だから時折刺さり込んでいた止め絵についてのコメントは差し控えたいと思います。

もし、これがNETFLIX作品だったとしたら…?
もしかすると怒涛の如くキャラの動き回る史上稀に見る作品に昇華していたかもしれません。
でも作り手の精一杯がしっかり感じ取れた作品だったと私は思っています。

この作品を完走して思ったこと…
やっぱり良い意味で「艦これ」の2番煎じだと思いました。
確かに艦これは日本海軍の悲哀を魅力にしているのかもしれません。

ですが、エンタープライズを始めとする海外の艦船にだって悲哀はあるでしょう…
それに、日本の艦船だって山ほど出てくるんですから、そもそも悲哀とは切っても切れる筈がないんです。
でも、私は「艦これ」の2番煎じであることは悪いことでも劣っていることでも無いと思っています。
世の中に輩出された順番がたまたま艦これの方が早かった…
ただそれだけのことだと思います。

そして嬉しいのは、どちらの作品も登場する艦船をとても大切にしていること…
きっとゲーム・アニメ作り手もプレイヤーも…そしてアニメの視聴者だって、自分なりの思い入れや拘りを持ってそれぞれの作品に接すれば良いのだと思いました。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、May'nさんの「graphite/diamond」
エンディングテーマは、鹿乃さんの「光の道標」
加えて、この作品を下支えしているのがたくさんのキャラソンです。
キャラクターソングシングルがVol.1~10まで、バディキャラクターソングシングルがVol.1~5まで存在するようですので…
(レビューを書いた3月21日時点でバディキャラクターソングシングルのVol.4とVol.5は未発売です)

1クール全12話の物語でした。
序盤から中盤まで物語が難解だと思っていましたが、完走するまでにほぼ謎は解き明かされるので、見終わったあと、妙にすっきりした感が味わえたのは良かったと思います。
何にせよ、無事に完走することが出来て良かったと思いました。
しかも、続編に繋がりそうな意味深な場面もチラホラ見えたり…
これは続報からも目が離せませんね♪

投稿 : 2024/03/23
♥ : 18

どどる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ソーシャルゲームの人数を生かした群像劇

ソーシャルゲームのアニメは色々ありますが、アズールレーンの特色はとにかく人数を投入してきたこと、その人数を生かしたことです。

エンタープライズをヒーローとして据えつつ、両派の和解はちびっこ主人公組が探り、ストーリーを動かすのは感情の激しい重桜と主に三軸。
この群像劇であることは好みを左右するはずです。

メインだけでも結構多いのに、さらに複数のサブキャラクターがいるので、関係性に厚みが加わっています。
私の友達のあの子には、私が知らない友達もいる。
そういう部分もあります。

多くのキャラがわちゃわちゃ出てきてそれがメリットになっていて、ソシャゲのアニメに向いたお話作りではないでしょうか……と思うのですが、やはり作画コストなど多面で大変な試みではあったようです。
放送延期した上で、まだ完成とは言い切れない部分もありました。


内容の方は各キャラ、群像劇らしく個性がはっきりしていてかなりおもしろいです。
日本に当たる重桜に感情が重いキャラクターが多めなのは日本人ってそういう思い込むところあるよな~~~とめっちゃ分かってしまいます。
わたしは特にベルファストが好きになりました。
決断的な女、かっこよい。

群像劇は視点があちこち変わるのでメインストーリーの進みは遅い傾向があります。
あいだあいだに挿入されるキャラクターの心情が見たい人にオススメです。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 8
ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

かなり意外。。萌えだけじゃないモノがここにはある・・かもw

 
略称「アズレン」。「艦これ」に次いで視聴。
ハードル下げてたせいかめちゃくちゃよく出来てた印象が。。

■キャラ
~{netabare}
序盤、幼女系多くね?
と思ったけど、終わってみればそうでもなかったですねw
宙に浮けるキャラ、艦船擬人化としては反則では・・
魚雷に当たらないしw
戦艦が艦載機に乗るシーンは目からウロコw
{/netabare}~
ヒロイン級のキャラが目白押し。。
キャラもcvも覚えきれないw
でもそれぞれにちゃんと存在感がある。

■エピソード/演出
~{netabare}
出だしは世界観の説明。頭使わずに観られるのは助かるw
戦闘から入ると思いきや、日常系から。
パンチラ、サービスショット満載。
第6話の大浴場回、そんじょそこらのOVAを凌駕してるんじゃw
自分が観たのはボカシなしでした。
{/netabare}~
”間”がいい。
静と動のコントラストがいい。
背景も音楽もよかった。

■総評
「もしも魔法少女が艦娘(かんむす)になったら・・」
的なアニメを想像していましたが、ちょっと違いました。

まず、キャラも背景も含め、絵はとにかく美麗。
バトルも見応えがある。
OP/ED、BGMも秀逸。

キャラは多くそれぞれが可愛いしサービスショットが多い。
キャラが多いワリに各キャラが凄く立っててそれぞれに感情移入もしやすい。
たったの12話なのに全体も各キャラの話もよくまとまった感がある。
そして、演出がとにかくいい。。というか好き。
涙ドバーではなくじんわりする感じが自分的に好み。

とてもよく出来てると思う。
だけど・・
「艦これ」ほど後を引かないのはなぜだろう・・
~{netabare}
メインキャラの撃沈があれば、切なさがUPして余韻にも浸れたかな。。
「艦これ」と違って頑張って強くなった感がなかった。
やっぱ悲愴感が足りないから楽しむ方向性が強かったかな。それでいいという向きには良いけど。
「艦これ」はEDが圧倒的に神すぎたから仕方ない面もあるかも。
{/netabare}~

・原作:「中国製日系」のスマホゲーム
  ゲーム音声は日本語で声優も日本人。
  ジャンルはアクションRPG。
  「艦これ」のインスパイアを受けたゲームの
  ひとつらしいですね。
・制作:バイブリーアニメーションスタジオ
  本作がテレビアニメシリーズ初作品らしい
  ですが、それがシンジられないくらい、
  いい仕事してるかと。
  キャラは自分の好みに合っている感じが
  します。
・監督:天衝
  WHITE FOX出身?
  作監作品が多いですね。
  「School Days」や「刀語」は観ました。
  監督作品ではこの「rewrite」かな。
・キャラデザ:野中正幸
  J.C.STAFF出身?
・放送:2019年秋(全12話)
・視聴:2021年冬(dアニメ)

■キャスト(自分用メモ)
~{netabare}
米英 v s日独の構図なんですね。。

== アズールレーン ==

<ユニオン> 米国っぽい
★エンタープライズ:石川由依
 ラフィー:長縄まりあ
 クリーブランド:堀籠沙耶
 ヨークタウン:優木かな
 ホーネット:山本希望
  うわー山本さん久しぶりかも。
  応援してますw
★ヴェスタル:マイア
 ハムマン:伊藤あすか
 サンディエゴ:伊藤あすか
 モントビリア:高橋李依
 マサチューセッツ:高橋李依

<ロイヤル> 英国っぽい
★ベルファスト:堀江由衣
 ジャベリン:山根希美
★ユニコーン:加隈亜衣
 イラストリアス:雨宮 天
 プリンス・オブ・ウェールズ:橋本ちなみ
 クイーン・エリザベス:上坂すみれ
 ウォースパイト:上坂すみれ
  「艦これ」のヒロインがw
 フッド:田中敦子
 シェフィールド:小原好美
  ギク。。気付かなかったw
 エディンバラ:後藤邑子

== レッドアクシズ ==

<重桜> 日本ぽい
 赤城:中原麻衣
 加賀:茅野愛衣
 綾波:大地 葉
★瑞鶴:種田梨沙
 翔鶴:種田梨沙
 高雄:加隈亜衣
★愛宕:茅野愛衣
 明石:上坂すみれ
 長門:久野美咲
 雪風:優木かな
 夕立:高森奈津美
 時雨:桑原由気
 吹雪:M・A・O
 長良:鬼頭明里
 五十鈴:鬼頭明里

 もうどこをどうツッコんでいいやら・・

<鉄血> ドイツぽい
★プリンツ・オイゲン:佐倉綾音 
 Z23(ニーミ):阿部里果
 Z1(レーベ):高森奈津美
 ケルン:小野涼子
 アドミラル・ヒッパー:山岡ゆり

これで全部じゃないらしい。。
{/netabare}~
 

投稿 : 2024/03/23
♥ : 13

70.9 17 艦隊で戦争なアニメランキング17位
銀河英雄伝説 わが征くは星の大海(アニメ映画)

1988年2月1日
★★★★☆ 4.0 (133)
600人が棚に入れました
常勝の天才ラインハルトと、不敗の魔術師ヤンの初対決である第4次ティアマト会戦を中心に展開する。遙か未来において、銀河系に進出した人類は銀河帝国と自由惑星同盟という2つの陣営に分かれ、約150年間という長きに渡って戦争を繰り返していた。宇宙歴795年、帝国軍の若き大将、19歳のラインハルト・フォン・ミューゼルは、遠征艦隊を率いて自由惑星同盟との戦いに向かっていた。

声優・キャラクター
堀川りょう、広中雅志、富山敬、井上和彦、森功至、若本規夫、柴田秀勝、屋良有作

イシカワ(辻斬り) さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

本編の前にこちらから

記載されているレビューに対する反論・論戦を行いたい人は、メッセージ欄やメールで送りつけるのではなく、正しいと思う主張を自らのレビューに記載する形で行ってもらいたい。したくない時、受諾しない時は以降の文章を読み進めないこと。受諾する方のみ文面を読んでもらいたい。参考になったと思うときのみ、参キューしてほしい。

二人の英雄の出会いと戦いの物語。
初心者にもとっつきやすい作りで、綺麗にまとめられている。一部他の作品とかぶるところもあるが、元々同じ物語を分割し、別のものとして出しているのだからそれも道理。

登場人物としては(有名どころだけ)

ラインハルト・フォンミューゼル
ジークフリート・キルヒアイス
ウォルフガング・ミッターマイヤー
オスカー・フォン・ロイエンタール
パウル・フォン・オーベルシュタイン
メックリンガー
シュタインメッツ
グレゴール・フォン・ミュッケンベルガー
フレーゲル男爵

ラザール・ロボス
パエッタ
ヤン・ウェンリー
ダスティ・アッテンボロー
フレデリカ・グリーンヒル
ドワイト・グリーンヒル
コーネフ
ヨブ・トリューニフト

まだ若く、双方ともに軍隊という組織内で恵まれない立場にあるものの、鋭い洞察眼と意見で話を盛り上げる。

ただし、今回は主にラインハルトを主軸としており、ヤン・ウェンリーの活躍を期待していた人には不満が残るだろう。

スペースオペラの傑作だが、スペースオペラというより、スペースクラッシックと評したほうが正しい。

製作された年数が古いため、やはり画像の粗さを感じるものの、今でも十分鑑賞にたえられる重厚な作りだ。

番外だが、まずは本編の前にこちらから見てもそう悪いことではない。

よく聞くと、ラインハルトの声が本編よりも低く抑えられているのと、「終わらせるよ」という彼らしくない台詞が入っていた。まだ全体像ができあがっていなかったのだろうか。

追記
レビューに記載された言論を規制したい人は、個人の意見を以てするのではなく、あにこれの法的論拠に基づいて規約に記載する必要がある。
運営諸氏に連絡し、説得し、規制を規約に付け加えてもらうこと。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 14

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

二人の英雄の戦いが 今ここに始まる・・・

銀河英雄伝説の視聴にあたって
(視聴とレビューの方針を1作目の「螺旋迷宮」に代表して記載しています)
https://www.anikore.jp/review/1475830/

【銀河英雄伝説の時系列】
 (1) 「螺旋迷宮」
 (2) 「白銀の谷」
 (3) 「叛乱者」(宇宙暦791年/帝国暦482年8月〜)
 (4) 「決闘者」(宇宙暦792年/帝国暦483年1月〜)
 (5) 「黄金の翼」
 (6) 「奪還者」(宇宙暦792年/帝国暦483年12月〜)
 (7) 「朝の夢、夜の歌」
 (8) 「千億の星、千億の光」
 (9) 「第三次ティアマト会戦」
⇒(10)「わが征くは星の大海」
 (11)「汚名」
 本編 第1話「永遠の夜の中で」
 ※ 「新たなる戦いの序曲」

この物語は、「第四次ティアマト会戦」が描かれています。
この作品が航海されたのが1988年2月で、先に視聴した「黄金の翼」の航海が1992年12月・・・
こちらの方が古い作品という事になりますが、両者を比較しても古さは感じられません。
むしろ、「黄金の翼」はキャラデザが異なり声優さんも総入れ替えとなっていましたが、こちらはこれまでの外伝の流れをそのまま踏襲しているので、より入りやすいと思います。

この会戦をラインハルトは大将で、ヤンは准将で臨む事になりました。ラインハルトはようやく一個艦隊を指揮できるようになっていましたが、ヤンは准将なので戦略を具申しても聞き入れてもらえないのが実態でした。

それにしても・・・新進気鋭の若手が疎まれるのは世の中の風潮なのでしょうか・・・^^;?
確かに異端に見えるのかもしれません・・・でもそれは、物差しの尺度が自分を基準にしているからにほかなりません。
異端に見える・・・という事は、逆に自分より優秀である事を認めてしまっている事だと思えて仕方ありません。

「年功序列」最近はあまり耳にしなくなりましたが、未だこの体勢が根強く残っている企業があるのかもしれません。
もしそうだとすると・・・残念に思えます。何故なら若手がどんなに頑張っても、どんなに成果を上げても会社はそれを評価しないという事ですから・・・
これでは若手のモチベーションが上がらないのも当然です。

頑張ったら頑張った分だけ評価され昇進にも反映される・・・この成果主義が企業の発展には一番だと思います。同期で差が付くかもしれない・・・先輩後輩の関係が逆転するかもしれない・・・でも、その人より自分はどれだけ頑張って成果を上げたのか・・・胸に手を当てて考えてみれば答えは自ずと出てくると思います・・・

150年もの間・・・300回もの戦争を重ねてきた理由がこの風潮にあるような気がします。
従来の考え方や実績にばかり固執し、新しい風を取り込もうとしない・・・
従来や実績を軽んじている訳ではありませんが、それだけだと進歩がありません。
「研究開発をしない企業は衰退する」という事を聞いた事がありますが、新技術や新規分野の開拓が企業にとって不可欠であるように、帝国軍や同盟軍にも同じ事が言えるのだと思います。

「第四次ティアマト会戦」では、従来の考えや実績に固執した顛末が描かれているので、気になる方は是非本編を視聴頂きたいと思います。

帝国軍と同盟軍のどちらも膠着した戦いをどう動かすのか・・・これがポイントになってくる訳ですが、この状態を打開したのがラインハルトとヤンだったんです。
でも立場上、ヤンの才覚は片鱗しか見る事ができません。それでもラインハルトにとっては十分過ぎる情報でした。

この「第四次ティアマト会戦」は、ラインハルトとヤンがお互いの存在を強く意識した戦いでもあったのです。
きっと「常勝」vs「不敗」の英雄の戦いがここから始まるんだ・・・と思うとドキドキです^^

約60分の作品でした。ここまでの道のりは正直短くはありませんでしたが、時間をかけた分の見返りは十二分にあったと思います。
ここまで視聴してきて思ったのは、少なくても外伝においてはラインハルトが主役でヤンが準主役であるという事です。物語が明らかにラインハルト寄りに描かれています。
宇宙船同士の戦いでも同盟軍の船が沈んでいくシーンの方が明らかに多かったですから・・・^^;
次は最後のOVAとなる「汚名」を視聴したいと思います。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 13

ahirunoko さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

良く出来ている!

1988年上映作。
にしては絵が現在でも見れる。ただしセル画にゴミが付いていたのかそれが気になる。

20年以上前の作品だが現在でも充分満足できるストーリー。
良く考えて出来ていると関心!
ただ、話の都合上、え??というシーンはあったが。それが無いと収拾つかないからしょうがないけど。

なるほど!高評価なの納得。全話観たくなった(^^)
ただ話数多くて大変そうだから観てるアニメ切れたときゆっくりと・・・

投稿 : 2024/03/23
♥ : 5

71.3 18 艦隊で戦争なアニメランキング18位
機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星(アニメ映画)

2018年5月5日
★★★★☆ 3.8 (90)
481人が棚に入れました
過去編全6話、ついに完結——

 宇宙世紀0079年1月23日、サイド5、ルウムでジオン、地球連邦の雌雄を決する戦いが始まった。圧倒的劣勢に追い込まれたジオンは、秘策である人型兵器「モビルスーツ」で編成した特別強襲大隊を投入し戦況を一気に逆転させ、大勝利を収める。なかでも、ジオン軍のシャア・アズナブルは、赤いモビルスーツ「ザクⅡ」で戦果を上げ少佐に昇進、"赤い彗星"の異名をとる。
 ルウム会戦後、地球連邦軍はジオンに反撃すべく"V作戦"を計画。その裏側で、サイド7の少年アムロ・レイは自ら行動し、新兵器「ガンダム」の秘密を探っていた。
 一方、地球の南極大陸でのジオン、地球連邦の両軍の高官がそろう早期和平交渉の場でルナツーから世界中にある声明が発信される…。

http://www.gundam-the-origin.net

声優・キャラクター
池田秀一、古谷徹、浦山迅、銀河万丈、三宅健太、渡辺明乃、柿原徹也、一条和矢、松田健一郎、土屋トシヒデ、中博史、山崎たくみ、潘めぐみ、古川登志夫、成田剣、福圓美里、藤村歩、中西英樹、田中美央、大塚明夫

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

シャア「私に跪け 神よ!」・・・・ふ、若さゆえの過ちとでもいうものか

2018年公開のアニメ イベント上映のため本来はOVA 88分

ガンダムオリジン6部作の最終章です。
前作のタイトルは「激突 ルウム会戦」でしたが、会戦序盤まででしたので、
実際に激突しているのはこの「誕生 赤い彗星」です。

70年代アニメの最高傑作の直接関連ストーリーを現代の作画で劇場で観れると言う至福の時間でした。
ガンダム映画を劇場で観たのは初めてなのです。

6部作のうち初めの4作はキャスバル➡シャアが主役でしたが、
一年戦争勃発後となる前作と本作は中心人物は特定せず、戦争を描いたものです。
非常に残念なことにガンダムオリジンとしては本作が最終編となり、
続編の予定は無さそうです。

前半は1年戦争最大の激戦となったルウム会戦の初となる映像化です。
ガンダムファンなら女房を質に入れてでも観なくてはならない最重要エピソードのはずですね。
ジオン公国側の緻密な計画戦法と腐敗した官僚組織の連邦軍の対比が見事です。
印象としてはミッドウェー海戦やレイテ沖海戦がモデルになってるようです。
圧倒的な軍事力を持ちながらジオンの新兵器により大敗を喫するばかりでなく、
連邦側の最高司令官であるレビル提督が黒い三連星によって捕虜とされるエピソードは、
70sガンダムで語られた通りの展開。
連邦宇宙軍の旗艦アナンケが撃沈するシーンは最大の見せ場となる。

タイトルにある赤い彗星ことシャアですが、
赤いザクで高速に戦場を駆け巡り一人で戦艦を数隻撃沈させますが、
終始クールな表情であることもあり、それほどは燃えません。
戦闘は熱くなった方が負けますのでリアルな描写と言えます。

リアル・・・・
サイド3近くの宇宙空間で多数の戦艦に火の手が上がり爆煙がもくもくと・・・
この宇宙にはエーテルならぬ酸素が満ち満ちているようなんですが、
人間は宇宙服と言うことは毒性の強い空気なんでしょうか?
はっきり言って科学考証は宇宙戦艦ヤマト並みの出鱈目ですのでご注意をw

後半はルウム会戦後の戦局と政治情勢が描かれます。
いつの間にレビル司令官が地球に戻っているというつじつま合わせと、
サイド7のコロニー内でアムロやフラウたちの日常が。

そして、現実を把握した連邦軍の新型戦術艦ホワイトベースの出航。
V作戦(ガンダム開発計画)の中心人物であるテム・レイも乗り込む。
後にジオンの急襲によって全滅する部隊の生き残りとなるブライトやミライも共に。

これから宇宙世紀ガンダムを時系列順に観たいという人にお勧めの順番は、

オリジン6部作⇒劇場版機動戦士ガンダム三部作⇒劇場版Zガンダム三部作⇒逆襲のシャア

相当抜けていますが、かたいことは言わずに綺麗な作画で楽しめますし、
これで物語はスムーズに繋がります。
抜けているところを見るとつじつまが合わなくなりますので注意。

マニアなら・・・本当に楽しむためにはマニアになるべきとも言えますね。

追記
調べて見たところ、マリワナ沖海戦の日本軍の大敗が近いような気がします。
ミッドウェーより酷い愚かな作戦でした。日本海軍ほぼ全滅。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 27
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

一年戦争序章だったなぁ・・・

機動戦士ガンダム一年戦争の歴史は、これから始まるよっていうのを描いていたです。
  タイトルからして、シャア一色の話だと思っていたけど、見るとそうでもなかったです。シャアの話というと、特に前半のドズルの艦隊とレビルの艦隊の大戦でしたです。そこでにおけるシャアの活躍が、「赤い彗星」の異名を広めたことになるです。
この話は、「機動戦士ガンダム」の2話か3話だったか?の初期の話で、ちらっと聞き覚えのある話だったのを覚えてるです。この話を見る事ことになるとは、凄い気がしたです。
{netabare} その陰に隠れて黒い三連星の功績もあったりするけど、シャアの活躍に霞んでしまったのかなぁ?です。このとき、レビルが捕虜になったなんて初めて知ったです。このレビルがまたどうやって、もとの地球連邦軍に戻るお話もあるので、お楽しみです。

 そこから野望に燃えるギレンがいたりと、ザビ家内部の確執があったり、シャアにライバル意識を持つガルマがいたりだったです。
 シャアの乗るムサイも出て来るのだけど、それがドズルが用意したものだったとは、びっくりだったです。ちゃんとファルメルだったか?の名前もあったとはです。{/netabare}

 話が変わってアムロのいるサイド7のお話もあって、ホワイトベースのクルーたちの面々が、このときどうしているのか?改めて見れるのも見所だったです。

 人間ドラマというのか?、いろいろな思惑が交差するとでもいうのでしょうか?、ガンダムにつなげるここでしか見れない2/3位程、占めたように見えるアニメだと思うです。

 この「ジ・オリジン」が正に、今まで以上にガンダムの話の中心になる一年戦争に突入する前のエピソードであるという事が、最後の方とかでわかるお話で、面白かったです。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 11
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

激突 ルウム会戦

原作コミックは未読。

「ファーストガンダム」前史をシャアの半生などを軸に
全6作で描いたシリーズの最終章。

{netabare}Ⅰ~Ⅴまでは動画配信で済ませましたが、
本作でついに一年戦争序盤の最重要戦である
ルウム戦役が開戦となるに至り、
私も血の気が騒いで、居ても立っても居られず、劇場に突撃♪
“赤い彗星”の名声を決定付けた“シャアの五艘飛び”や、
“黒い三連星”によるレビル将軍拿捕。
など伝説として語り継がれて来た逸話をスクリーンで堪能できた、
満足度の高い劇場鑑賞でした。

ザクの活躍により、艦隊戦→モビルスーツ(MS)による白兵戦へと
戦術を一大転換させたルウム戦役!

……とのイメージが戦史で一人歩きしているが、
実際は艦隊戦の比重も大きく、
MS部隊が力を発揮できる局面へと持って行った
ジオン軍による作戦、MS運用にこそ妙があったのだ。

という設定もしっかりと再現されていて好感しました。

その流れで嬉しかったのはジオンの宇宙巡洋艦・ムサイの奮闘。
地球連邦軍の大艦隊に比べて装甲も薄く、射程も短い。
船首が扁平で的が小さいから被弾率はきっと低いはず!
(でも、当る時は、当るけどw)
という気休めが取り柄のむさい艦で、
よくぞ連邦との圧倒的物量差を覆してくれました。感動した!


後半……ルウムで戦争はお開きにしよう。
との気運が戦争継続へとひっくり返されていく、
政治劇や舞台裏の暗闘も渋くて良かったです。

コロニー落し禁止、核兵器禁止という約束事をしてまで、
何故もう一年、戦争を継続することにしたのか?

個人的に抱いていたMS戦を根拠付けるためのご都合主義設定では?
との不満を和らげる解釈を得られたのも収穫でした。{/netabare}



~以下、シリーズを総括して……。

総じて前日譚に駄作なしを改めて証明した良シリーズだったと思います。

「ファーストガンダム」を彩った登場人物が表舞台に登場する前の
“語られて来なかった武勇伝”は正直、お話盛り過ぎの感もありましたし、

本編で顔合わせする前のキャラ同士のニアミス!
に、わざとらしさを感じたこともありました。

それでも“知られざる過去”を目撃したプレミア感から、
ニヤニヤが止まらないのは“エピソード0”の特権だったと思います。


ただ、その他にも不満点は少なくなく、
全体的に“軽さ”も目に付いた前日譚でもありました。

特にセリフには重厚さが欠けると思うことが多々ありました。
普通のアニメなら明快な物言いでも、
『ガンダム』でやると、やや直截的過ぎるのかなと。
もっと回りくどく、毒々しく、皮肉を込めて、状況を論評しないと、
“富野節”に繋がる言い回しとしては含蓄がなくなるのかな?と思いました。

「ファースト」から一部変更になったキャスト陣については、
与えられた台本を忠実に好演できていたと思います。

ただ、セリフの軽さ故、旧来のファンからは
キャストに重みがないとの不満を抱かれることもあるのかな?とも感じました。


CGを活用した作画については、
迫力あるMS戦の描画には有効でしたが、
一点、個人的に気になったのは爆発について。

『ガンダム』の爆炎にはピンクが多用されますが、
これが手描きからCGに変わると、
何故だか忍者が遁術で使う煙幕に見えて来るから不思議ですw


その他、人物の所作についても、
通常のアニメーションなら快活で分かりやすい動作でも、
『ガンダム』としては、やや身振り手振りが大袈裟だったかな?とも思いました。

特にドズルはオーバーアクションだったと思います。
個人的にはコミカルで可愛くて?
私の中ではシリーズ通じてドズル閣下は癒やしでしたw
({netabare}中でも奥様との馴れ初めは青春だな~といった感じでこそばゆかったです。
……でも、後々の歴史を考えたら、かなり重大な出会いなんですよね。
ホッコリしてる場合じゃありませんが、和みましたw{/netabare})

ですが、これも頑なな一部ファンが見たら、
落ち着きがないと思われたりもするのかな?と思ってみたり……。


『ガンダムORIGIN』の完走を受けて、
折角だからこのまま「ファースト」もリメイクしちゃえ♪
との声が現状計画がなくても、否応なしに出ているらしく……。
その点、原作・安彦良和氏もインタビューで振られた際に、
本気なのか冗談かなのか、色気を出すなど、
まんざらでもなさそうなのが、ご健勝で何よりですが……。

今後、もしも「ファースト」リメイクという難題に挑むのであれば、
上記に挙げた“軽さ”の重量化は不可欠だと思います。

などと要らぬ心配をしつつw期待せずに次の展開を気長に待とうと思います。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 22

61.8 19 艦隊で戦争なアニメランキング19位
超時空要塞マクロスⅡ-LOVERS AGAIN[ラバーズアゲイン](OVA)

1992年5月21日
★★★★☆ 3.3 (91)
396人が棚に入れました
地球人とゼントラーディ軍ボドル基幹艦隊との決戦後、地球人とゼントラーディは和解し共存の道を歩み始めた。地球は幾度と無く異星人の脅威にさらされたが、そのたびに可変戦闘機と歌の力で切り抜けてきた。そして80年の月日が流れた。2090年代。太陽系、木星軌道上に異星人とおぼしき未確認艦隊がデフォールドしてくる。地球統合軍は敵をはぐれゼントラーディ艦隊と認識し、歌によるカルチャーショックを与えるべく「オペレーションミンメイ(「ミンメイディフェンス」)をもって迎え撃つ。しかし歌攻撃は全く通用しないどころか、敵艦隊からも歌が発せられると敵の攻撃は激しさを増し、ミンメイディフェンスは崩され統合軍は敗北する。その戦場を取材中だったTVレポーター神崎ヒビキは、敵艦内で歌巫女イシュタルを救助し、地球へ連れて帰る。また、ヒビキは戦場の記録映像も持ち帰ったが、統合軍の検閲によって統合軍が勝利したかのように報道されてしまう。イシュタルは地球の郊外にそびえ立つマクロスを、伝説に残る「アルスの船」では無いかと考える。その後、敵の船に捕らわれたヒビキは、新たな敵「マルドゥーク軍」が戦いの歌でゼントラーディ兵を操り、従えてきた異星人だったことを知る。ヒビキが統合軍の女性パイロットシルビー・ジーナとともに奔走する一方、地球の文化に触れたイシュタルは戦いを止めるべく、戦場へ愛の歌を捧げるのだった。
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

マクロスの新たな方向性を模索したOVA

マクロスファンからはそっぽを向かれている感のあるこのマクロスⅡですが、
個人的には八谷監督なりのマクロスの解釈が表れていて面白いと思いました。


敵自身も歌を持ち、歌と歌の戦いになる。
その中で地球側の人間やイシュタルが、歌は単なる戦いの道具ではないと気づき始め、心を込めた歌に目覚める。

主人公のヒビキが報道レポーターということで、初代でいえばカイフンのような軍に対するもしくは戦争に対するアンチテーゼになっているのが面白いと思います。
・・・が、そのせいで主人公なのに戦場で活躍できないのは痛手だったようにも思います。


でもこれ主役はイシュタルですもんね。イシュタルが恋を知り、歌を知り、文化を理解していく過程は初代の流れを見ているようで面白いです。

初代のミンメイアタックを応用したミンメイディフェンスのアイデアなんかも面白いと感じます。


マクロスⅡって本当に曲に恵まれている印象です。

何と言ってもまずOP「二億年前のように静かだね」。このTVバージョンのイントロは秀逸でしょう。
計器の機動する音?なんでしょうか、エンジン音の唸りみたいで聴く度に興奮します。
映像も色々演出がダイナミックで、OVAらしい大判振舞いです。


その他挿入歌も何曲か
{netabare}
「恋のバナナムーン」は正にアイドルソングという感じで恋する少女の心情を情熱的に歌い上げた良曲です。


「バルキリーで誘って」はあえて一昔前のセンスな辺りが一味違います。
初代の「私の彼はパイロット」のようなマクロスらしさが出ていて面白い曲です。
マクロス7内でも劇中歌として使われていたので、知っている人は知っているのではないのかと思います。


「今は友達」はゆっくりとした、じんわりと心に響く優しい曲です。
この曲も同じくマクロス7でジャミングバーズが使用していた・・・はずですがあまり印象にありません(笑)



そして最終話の挿入歌「もういちど Love You」。
これは初代でいうところの「愛おぼえていますか」級の名曲です。全てを愛しみ包み込むような感動的な曲。
イシュタルの儚い恋心を表していて、正にマクロスⅡの全てが詰まっています。
{/netabare}

個人的に一番好きな曲は「もういちど Love You」です。
この曲が本編で流れる瞬間は鳥肌ものです。歌と戦争、マクロスのテーマを象徴するシーンですね。



全6話で毎回息をつかせぬ展開がなされるので、あっという間に見終えてしまいました。
後半3話は一気に引き込まれること間違いなしです。

初の続編ということで、どこを変えるかどこを継承するか苦心した名残が見られます。
マルドゥーク、イミュレーターなど、新しい試みはマクロスの世界にマッチしていて素晴らしいと思うんですが、三角関係とロボットの不出来が足を引っ張ってしまった感じ。


マクロスにおける歌の概念を追及した、マクロス史を語るうえでは避けて通れない作品だと思っています。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 7

元毛玉 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

生まれた時代が早すぎた

当時に視聴です。

当時は4クール作品が当たり前な中で、極端に短い話でした。
個人的には好印象だったんですけど、周囲の評価は中々厳しいですねぇ。
今の1クールが当たり前の感覚になった時代だったら評価も変わってたと思います。
点数は当時の水準をベースにつけました。

あと、昨今と違ってあの頃は常に新しい所を攻めてた所も好印象な要因です。
主人公がジャーナリストなんてかなり異色だし…
昨今は売れるテンプレの焼き増しばかりなので、この頃のチャレンジ精神嫌いじゃないです。

筆を取った理由は、曲を推したかったからです。
名曲が知られずに埋もれているなんて悲しいので。

「もういちどLove You」

ほんとに名曲ですよ。(他も名曲ですけど、これがイチオシです)
ピアノ、ベース、ドラム、全部心地よくて歌声も溶けてて、ハープの音色も綺麗
聴くと優しい気持ちになれる曲です。
イシュタルの絵もすっごい好みでした。

公式が無かった事にしようとしている黒歴史みたいなんですけど、
個人的には令和に語り継ぐべき作品だと思ってます。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 17

スカルダ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

黒歴史という評価に疑問を感じた

マクロスファンからは黒歴史と揶揄されている本作ですが、わりと名作だと思う。

原作者のスタジオぬえが参加せず、もっさりとしたバルキリーの作画がイマイチ。しかも、主人公はパイロットではなく芸能レポーターという、ロボット物としてはありえない設定。さらに、前作並の大根声優達。

まぁ、ロボット物として突っ込みどころは色々あるけれど、物語の方は秀逸。

前作同様に、ダブルヒロインと歌を中心に添えながら、愛をテーマに話は進む。
主人公は芸能レポーターから、戦争報道官へとジョブチェンジしつつ、視聴者に戦争報道のあり方について問いかける。
大人になると、上の圧力で真実が潰される事なんてよくある話。
毎日こんなジレンマを抱えながら生きてますw


調べてみると、黒歴史と呼ばれる所以は公式にありました。
https://www.bandaivisual.co.jp/macrossII/

前作同様に新しい挑戦を評価したいと思います。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 1

61.9 20 艦隊で戦争なアニメランキング20位
銀河英雄伝説 黄金の翼(アニメ映画)

1992年12月1日
★★★★☆ 3.3 (58)
234人が棚に入れました
ラインハルト・フォン・ミューゼルと姉アンネローゼはある雪の降りしきる日に、目の前で母が交通事故に遭って殺されるところを見てしまう。それから数年後、ジークフリード・キルヒアイスの隣にラインハルト一家が引っ越してきた。その日から、ラインハルト、アンネローゼ、キルヒアイスの楽しい友情の日々が始まる。しかし、それは長く続かなかった。貧しい下級貴族のミュゼル家は大金と引き替えに、アンネローゼを王宮の皇帝のもとにやってしまうのだった。

ガムンダ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

外伝の一つ

長大な「銀英伝」シリーズの外伝の一つです。
ラインハルト、キルヒアイスの少年兵時代の話で、OVA外伝よりも更に前の話になります。

銀英伝が好きなら観るべきですが、これ単体ではあまり意味を成さないので観るなら全て観てください。
合うか合わないか「わが征くは星の大海」を見て判断するのが良いと思います。
これを観るなら本編の後か、本編中盤くらいに箸休めに挟むのが良いかと思います。


原作ノベル(初版)は本編10巻、外伝4巻でした。
原作を読んだのはかなり昔なので、記憶が曖昧なんですが、
この14巻分はほぼ全て映像化されています。
外伝の一部のエピソードがアニメ版では本編に入っていたりします。

銀英伝は原作ノベル、OVAの他、OVAと同時進行で着手された道原かつみ氏によるコミック版が存在します。

この「黄金の翼」はコミック版「黄金の翼」のアニメ化と言う事になります。
その為、キャラデザ、メカデザ、CVが他のOVAと異なります。

OVAは原作に忠実にを目指してますが、コミック版はかなり改変しています。
しかしこの「黄金の翼」の部分は原作やOVA版となんら矛盾は無いので、それらの一部として観て問題ありません。

キャラデザ、メカデザは違和感ありまくりですが、
(私はそもそもコミック版があまり好きではありませんでした。)
ストーリーは紛うかたなき銀英伝ですのでご心配なく。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 10

56.5 21 艦隊で戦争なアニメランキング21位
ガラスの艦隊(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (53)
230人が棚に入れました
遙かな未来。人類は大多数の者が信仰する宗教、十字星教の教義に従い惑星から離れ、コロニー化した宇宙戦艦を領土と見なして閉塞された宇宙空間を征く、中世ヨーロッパ風の貴族主義が横行する戦乱の時代を生きていた。

その世界に於いて近年、勢力を拡大し、旧勢力たる貴族連合を討ち倒した貴族ヴェッティは自らを神聖帝国初代皇帝(神聖皇帝)と名乗り、新たな統一国家である神聖帝国を樹立する。そして更なる支配を求め、人民に圧制を強いた。この事態を憂いた若き斜陽貴族の当主ミシェルは人民解放を掲げて人民軍を結成。然し圧倒的な戦力を誇る神聖皇帝軍の前には歯が立たず、遂に追撃艦隊の前に敗北を迎えようとしていた。

声優・キャラクター
津田健次郎、甲斐田裕子、石田彰、植田佳奈、白石涼子、山口太郎、樫井笙人、宮林康、伊藤静、釘宮理恵、青山穣、大川透、吉川亜紀子、飯田浩志

64.1 22 艦隊で戦争なアニメランキング22位
宇宙戦艦ヤマトⅢ(TVアニメ動画)

1980年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (24)
172人が棚に入れました
23世紀初頭、星間国家ボラー連邦と新興帝国ガルマン・ガミラス帝国との間で、銀河の覇権を争う銀河系大戦が勃発。ボラー連邦の属領バース星をめぐる戦闘で、ガルマン・ガミラス帝国軍の使用した惑星破壊プロトンミサイルが流れ弾となり太陽に命中する。地球連邦大学のサイモン教授は、太陽で起きている核融合の異常増進に気づく。このまま進行すれば、1年以内に地球は灼熱地獄となり人類は滅亡し、3年後には、超新星爆発を起こして太陽系自体が消滅する。観測データと導きだされた結論を地球の危機として警告を発するが、地球連邦政府は事態の深刻さを理解するどころか、サイモン教授を大学から解雇する。ただ、地球防衛軍司令長官藤堂平九郎は、サイモン教授の警告を重く受け止めていた。最悪の事態に備え、ヤマトを第2の地球探しの特務艦として、銀河系中心方向に派遣することを決定。長く艦長代理を務めてきた古代進を正式に新艦長として任命。補佐役として島大介及び真田志郎を副長に任命。また、土門竜介、揚羽武ら新人乗組員を乗船させ出航準備を進めさせる。暁の日本アルプスの雪原から、ヤマトは人類が移住可能な惑星探索に旅立つ。

65.6 23 艦隊で戦争なアニメランキング23位
旭日の艦隊(OVA)

1997年2月21日
★★★★☆ 3.6 (32)
170人が棚に入れました
数多くの人気作を持つSF作家・荒巻義雄の戦記シミュレーション小説をアニメ化したOVA。後世(ごぜ)世界の大西洋を舞台に超戦艦・日本武尊(やまとたける)の活躍を描く。荒巻の代表作『紺碧の艦隊』と同じ時間軸・世界観を持ち、表裏一体をなす作品で、陸、海、空の各自衛隊が全面協力のもと、又野弘道監督ら『紺碧の艦隊』を手がけたスタッフが映像化した。ヒトラーの台頭を許してしまった欧州はナチスに蹂躙され、世界はますます混迷の度を深めていた。窮地に追い込まれた同盟国・イギリスを救うため、日本は最強不沈艦・日本武尊を旗艦とし、空母、駆逐艦、潜水艦など総勢40隻からなる旭日艦隊を欧州に向けて派遣。援英派遣軍として出撃させたのだった……。

66.0 24 艦隊で戦争なアニメランキング24位
宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (51)
130人が棚に入れました
 時に西暦2202年。
 あの壮大な片道16万8000年光年にも及ぶイスカンダルへの大航海から宇宙戦艦ヤマトが帰還して、すでに3年・・・
 〈コスモリバーシステム〉により、かつての青い姿を取り戻した地球は、ガミラス帝国とも和平条約を締結していた。
 復興の傍ら防衛の為、最新鋭戦艦アンドロメダを含む新鋭艦隊の整備が進められていた。
 イスカンダルのスターシャの願いも虚しく、地球は軍拡の道を歩み始めていたのだ。
 はたしてこれが、かけがえのない数多くの犠牲の果てにヤマトが成し遂げた、本当の平和だろうか?
 宇宙の平穏を願う女神テレサの祈りが、ヤマトを新たなる航海へ誘う。
 いま、宇宙を席巻するガトランティスの脅威が、地球に迫っていた・・・


声優・キャラクター
小野大輔、桑島法子、鈴村健一、大塚芳忠、神谷浩史、甲斐田裕子、手塚秀彰、神田沙也加、菅生隆之

37111 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

やまとはやっぱりやまと

1話視聴後感想と今後の期待度
一言コメント:下記もらし。もうすでに13話ぐらいまで見ちゃった。自然治癒するヤマトは相変わらずで、無限の資材と燃料。そういったことを考えちゃダメなんだろう。ただ、作画は美しい。ストーリーはやや詰めが甘め。
期待度:★★★★

雰囲気はもうやっぱりやまとですよね。1期をリアルタイムで見ていた自分としても特に文句のつけようはありません。
敵がちょっと悲しい感じだったけど良くまとまっていました。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 10

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

心・愛・縁を大切にして全然SFらしくない物語だがそこがいい

この物語は40年以上前に空前の大ヒットとなった映画の2度目のリメイク版です。
アニメだと宇宙戦艦ヤマト2199の続編となります。

私ははるか昔に映画館で涙を流した経験があるので、あのとき以上の感動は味わえないはずだと期待をしないでこのアニメを見たのですが…

不思議なことに、このアニメはSF戦闘アニメのはずなのに、愛とは何か、心とは何か、人の縁とは何かと、まるでヒューマンドラマのようなことを、これでもかこれでもかと主張し続けます。
そして肝心の戦闘シーンは、思ったほど多くありません。
全然SFらしくありませんでした。

でも、そこがいい。そこがすばらしい。そこが感動します。
特に最終話は、全く戦闘シーンが無くヤマトが登場するシーンも2分ほどしかありませんでしたが…、
真田さんが国民に向かって「ある男の話をさせてください」と語り始めた内容がぐっと心に響きました。

そして最後の最後のエンディングソング。
あの歌が流れたとき、「これはやられてしまった」と、つくづく感じました。
沢田研二さんが歌う「ヤマトより愛をこめて」をもう一度聞けたことに感謝します。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 13
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

個人の話は面白い。森雪が特に良かった。テーマはぼんやりしてました。

 森雪最高でした。第1話で古代が戦艦に突っ込んだ後、ヤマトで砲撃するまでの森雪の表情。そして、第2話で森雪の運転する車で森雪が叫ぶ場面。第8話の看護婦として密航したあとの古代とのやり取り。もう森雪がすばらしくて感動で死にそうでした。特に2話の「森雪は心配したぞー」で号泣してしまいました。愛という言葉にふさわしいストーリーだったと思います。

{netabare} ただし、なぜ後半で記憶をなくすという設定にしたのでしょうか。やはり森雪が古代を想い彼をミルから守り、そして、最後森雪として一緒に旅立つ。ちゃんと気持ちを通わせていた方が良かったと思います。

 最終話で人々が復活するわけですが、過去のヤマトの続編通りにリメイクしているのでやむを得ないところもありますが、だったらストーリー上で殺さないほうが良かったと思います。

 ストーリーのテーマである愛…というより愛するものを失う苦しみを描いていました。愛が極めてパーソナルな問題になってしまっています。それとテレサですよね。違う次元から宇宙を見守っている。こちらはどこか他人事にようでした。ズウォーダを滅ぼすためにヤマトと地球が犠牲になったようにも見えます。運命といいながらお前が誘導したんじゃねーかという感じです。
 ここにデスラーが絡むわけですが、デスラーの家とか復興とかいろんな思惑が絡んで、愛というテーマがどこかかすんでしまった気がします。デスラー戦法の迫力もなかったし、古代との友情もありません。

 結果、古代は何を守ったのかがテーマがぼんやりしているので見えてこないこと、森雪の記憶がないこと、テレサに人間味がないために特攻の場面の感動が薄かったと思います。

 個人的なそれぞれの男女または親子の問題の愛についてはエピソードが非常によく描けていました。斎藤とか加藤の話は愛というテーマからいっても良かったと思います。

 SF的には時限断層とかコスモなんとかとか盛り込み過ぎです。戦艦の銀河もいいんですけど、アンドロメダのストーリーがそれなりにいい話なのに、あのロボットみたいな表情の女ばっかりの銀河が出てきたせいで、どんだけ最終兵器あるんだよという感じでした。{/netabare}

 波動砲もなんかバンバン使ってるし。スターシャとの約束が物語の枷になってしまいました。兵器は使い方が大事みたいなテーマがあるわけでもないのだから、ヤマトなのに波動砲を否定した2199の試みが全部無駄になってしまいました。アンドロメダの拡散波動砲との対比にもなれませんでしたし。

 もう少し物語をすっきりさせて、森雪古代とズウォーダ、サーベラーの対比に焦点を当てる。テレサという存在をもっと人間的にした方が良かったかと思います。

 映像的には1話のヤマトが海底ドッグから射撃する場面は非常に良かったです。ただ、4話の海底からの発進シーンはニコニコ動画でみたMMDに負けていました。最後の方の斎藤のシーンは完全にマトリックスでしたね。

 全体的には音楽は素晴らしかったし、アニメの出来も良かったです。森雪が最後を除いて、やっぱり旧ヤマトより人間的だしキャラ造形がしっかりしていて本当によく描けているのが良かったです。その他個人的なストーリーがそれぞれあるのが、面白かったと思います。ただ、肝心のテーマは描けていませんでした。

投稿 : 2024/03/23
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