野球で恋愛なおすすめアニメランキング 11

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの野球で恋愛な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月25日の時点で一番の野球で恋愛なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

84.9 1 野球で恋愛なアニメランキング1位
電波女と青春男(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (4327)
21062人が棚に入れました
宇宙人が見守ると噂される町で、叔母の家に住む事になった主人公・丹羽真。彼を待ち受けていたのは、布団で簀巻きになった電波女だった!しかも、地球は狙われているだの、自分は宇宙人の血を引くだの、言動も電波そのもの。だが学校では天然癒し系なリュウシさんや、モデル体型のコスプレイヤー前川さんと出会って青春を満喫……してみたり。 宇宙への憧れにのせてお送りする、ちょっと不思議な物語。

声優・キャラクター
大亀あすか、入野自由、加藤英美里、渕上舞、野中藍

クロップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

電波女エリオを愛でるアニメ

電波さんだらけの世界で青春を謳歌する高校生の物語。
キャラデザインはかなり好きです!
OP・EDの曲は中毒になる危険性があります(笑)

最後まで観ました。
あれ?夏祭りのために野球やってたはずなのに肝心の夏祭りがなくてすごく残念。
原作ではどういう展開になっているのかは知りませんが。

作画ありきで成り立っているアニメって感じです。
話の中身よりも、数ある登場キャラの魅力の出し方に重点を置いた感じ。
おかげで大分ブヒブヒできましたが←

語り口調も大分クセのある…。
良くも悪くもシャフト臭プンプンな作品でした。

エリオをもう一度見たいがために2期希望します!!

投稿 : 2024/04/20
♥ : 19

兎ツ音 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

もっふもっふもっふもっふもっふふっふふー!

まず作画がいい。
キャラもそれぞれ特徴がありますし
なにより表情や背景がとてもいい。
躍動感がありとても綺麗な印象。
内容は、両親の仕事の都合で
祖母の女々の家にお世話になるが
そこには自称宇宙人のエリオがいて
振り回されながらも青春を謳歌しようと
奮闘する丹羽真。
このエリオと丹羽真を軸に話は進みます。
エリオはなぜ自称宇宙人になったのか?
1年前の失踪事件の真相は?
その間の記憶は元に戻るのか?
丹羽真の青春ポイントとやらはプラスに向かうのか?
丹羽真と各女性キャラとの進展はあるのか?
など見所はたくさんあると思います。
周りのキャラも個性豊かなので
観ていて飽きないと、個人的には思いました^^
丹羽真の台詞回しも独特で好きです。
あとOP、も賛否両論ありますが
聴くたびにハマッてる自分がいます。
電波全開で中毒性がございますw

女性キャラも皆可愛いので
好きなキャラを探すのもいいかと思います。
個人的に、最初はエリオと流子さんが
可愛いかなぁと思っていたが
11話で前川さん派になりましたww
コスプレも良い感じですしね^^

最後に言わしてもらうと
最終回の終わり方が微妙だったのと
途中の何話かの作画が
かなり劣化したのが勿体無かったかな^^;
そこを除けば、結構好きな作品でした(*´∇`*)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 29

SKY さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ドドスコドドスコニャーニャーニャー!

シャフトの作品ということもあり、とても幻想的で神秘的な雰囲気を漂わせている作品。作画もすばらしいです。

ストーリーは、前半は主人公の丹羽真(イトコ、丹羽君、転校生、マコ君など、みんなから違う呼ばれ方をする)の日常や、メインヒロインのエリオの成長を描く展開が多かったが、最近はその他のヒロインにスポットを当てたものが多くなってきた。

とにかく、ヒロインたちのキャラが魅力的! これだけでご飯3杯はいけますw 1番のお気に入りは、リューコやっちゅーに!



最終回の感想

今までオレにとって枠外だった前川さんが、エプロン姿、頬を赤らめて転校生をまた家に誘う姿によって枠内に昇格!


結論!

このアニメは、ヒロイン達に癒されるアニメということですねw


ストーリー性はあまりありませんでしたが、内容としては悪くなかったです。

イトコやヒロイン達のキャラクターだけで十分にこのアニメは成り立っていたと思います。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 27

74.5 2 野球で恋愛なアニメランキング2位
クロスゲーム(TVアニメ動画)

2009年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (596)
2821人が棚に入れました
スポーツ用品店の息子、主人公・樹多村光(きたむらこう)は、バッティングセンター&喫茶店「クローバー」の月島四姉妹と幼なじみ。
しっかり者の長女・一葉(いちよう)。光と大の仲良しの次女・若葉(わかば)。光とはウマが合わない三女・青葉(あおば)。そして、元気いっぱいの四女・紅葉(もみじ)。
小5の夏。若葉は、光と夏祭りに行く約束をして、キャンプに出かける。しかし、キャンプ先での事故で若葉はこの世を去ってしまう。二人で行くはずだった夏祭りに、独りで出かける光…。
高校生になった光は、若葉が最後に見た夢「甲子園」を目指して野球部のエースとして奮闘する。そして、青葉も選手として野球部に入部することになり、運命の歯車が動き始める。

声優・キャラクター
入野自由、戸松遥、神田朱未、豊口めぐみ、下屋則子、櫻井孝宏、野沢雅子、平田裕香

メア さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

よつばのクローバー

丸1年放送したまあまあ長い作品でした。
が、安定していて面白かったです。

タッチなどのあだち充さんの作品で、キャラや物語の作り方(?)等が特に似ているところがありました。

トータルで見て良作。
ただし、最後のほうは原作に追いついていてちょっと焦りもあったのと
勝って終わるのはよかったんですが(終わり方含め)どうせなら原作でいいのでもう少し続けて欲しいところでした。
あの終わり方もあの終わり方でよかったんですがね。

若葉ちゃんの死を受け止め、乗り越えていくところはよいところでした。

あだちさんの作品が好きな人・見ていた人は時間の空いたときにでもゆっくりとどーぞです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 6

アイラ☆ので さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

スポーツアニメの5本の指にはいる作品 隠れた名作といっても間違いはない。

見てない人、見て欲しいです!


改めて視聴したので追記:女の子が、高校野球で公式戦に出られないことって本当に苦しい。。。
ヒロインの女の子が、女性の割合が少ない野球というスポーツを高校まで続けているが、性別による壁によって公式戦に出られない。それでもというより、私としてはつまり、誰よりも野球を愛し、必死になっている。そんな姿にチームメイト同様に、私も胸を打たれました。
この作品は、恋でも野球でも複雑な”壁”を繊細に描いたとても綺麗な作品です。主人公が野球のピッチャーとして成長するにつれ、色々な思いが強くなる様子を是非、見てない人もみてほしいと思いました。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

ももさんじ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

あだち充の最高傑作!

ずるいよ。この作品。

1話から、いきなり泣かされます^^;
そして、最終話で・・・・くぅぅ~~

1話から最終話までのストーリーの運びが絶妙です。
キャラの設定も適材適所。会話のやり取りでも、あだち充作品独特の空気感とオヤジギャグで飽きさせません。
声優、一昔前のオールスター。
OP EDもお金かかってますね~
『ノモの絵描き歌』は別にいらなかったよーな(^_^;)

ラブコメ物では、『とらドラ』より好きだな。
大河<青葉って事なのですが(ノ´∀`*)

肌寒くなって来ました。まだ、未視聴の方には是非オススメしたい作品ですヽ(´ー` )ノ



あだち充 俺的ランキング!

1位 クロスゲーム
2位 みゆき
3位 タッチ
4位 H2
5位 陽あたり良好!




投稿 : 2024/04/20
♥ : 18

75.4 3 野球で恋愛なアニメランキング3位
タッチ(TVアニメ動画)

1985年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (361)
2103人が棚に入れました
上杉達也、上杉和也は一卵性双生児。スポーツも勉強も真剣に取り組む弟の和也に対して、何事にもいい加減な兄の達也。そして隣に住む同い年の浅倉南。3人は小さい時から一緒に行動している、いわば幼馴染だった。そしてお互いがお互いを異性として意識し始める。

声優・キャラクター
三ツ矢雄二、難波圭一、日髙のり子、林家正蔵、銀河万丈、千葉繁、小宮和枝、増岡弘、塩沢兼人、鶴ひろみ、中尾隆聖、井上和彦、冨永みーな、田中秀幸
ネタバレ

ダビデ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

最も,もっと評価されるべき作品

{netabare}和也が死んじゃう{/netabare}のは嫌な描写ですが、そこからの展開、ストーリー、画、キャラクターなどなど最高ですよね。
子どものころから学生の頃まで、再放送で何回も観ましたし、原作も読みました。


{netabare}柏葉監督と達也との信頼関係が構築されていくさまがとても好きです。
3年の地区予選の決勝,達也に対して,和也の妬みのような話をしながらも,達也のピッチングをさせるアドバイスをしたシーン。
それで,和也を追い求めていた達也が,達也のピッチングを始めたシーン。
ピンチになり,達也の鼻血を見て,柏葉監督が立ち上がり,バッターに指示を出し始めるシーン。
三塁打を打った後に達也に対して,見えないはずの眼でアイコンタクトで,ホームスチールをさせるシーン。
達也:「おれもたまにはホメられてみたいもんですね」,柏葉監督:「おれはおまえが嫌いだ」,達也:「どうせなら徹底的に嫌われてみたいもんですね」と言った後の,「だったら,甲子園に行くんだな」の柏葉監督のセリフ。
最後の最後で,新田に対する敬遠を決めたはずなのに,みんなで,達也に勝負をさせるシーン。
最後の一球。
達也が病院で柏葉監督に「リンゴ」を手渡すシーン。
その,余韻の,柏葉監督の「夏は好きなんですよ。」。

初めて観ていたときは,柏葉監督の正体がバレて,はやく監督が変わって欲しいと感情移入をしていました。
でも,最後の最後には柏葉監督が・・・,涙涙で,言葉にできない存在になっていました!{/netabare}

そして,{netabare}達也の浅倉南への告白は,(個人的には漫画の,開会式に達也がいないところからの,電気屋での抱きしめからの,つま先立ちの方が,南のピンチに必ず達也が現れるという意味でも,好きなのですが。)話の積み重ねの終着として,{/netabare}どんな恋愛アニメ・恋愛ドラマでも,超えることはできないシーンだと思います。


長いけど,名作であることは間違いないと思います。


☆の評価をするにも,物語は,あだち充先生の傑作なので,☆5.0は間違いありません。スポーツアニメとしての物語は最高なうえに,恋愛アニメとしての物語も最高です。
声優は,頭の中で,登場人物のイメージがそのまま構成されていますので,☆5.0は間違いありません。
キャラは,登場人物それぞれプラス要素しかなく,☆5.0で間違いありません。(浅倉南の性格があざとすぎて,万能すぎるとして,マイナス要素で評価する人もいるかもしれませんが,多くの男性には,浅倉南のキャラはプラス要素にしかならないはずです 笑。)
音楽は,「タッチ」のイントロだけでも☆5.0になっちゃいます。その他の挿入歌,ピンチの時の音楽などなど,含めても最高評価になるはずです。
作画だけは,時代的な理由で,☆4.0になってしまいますが,当時の他のアニメの中では素晴らしいと思いますし,試合の描写も素晴らしいと思います。

観た人の数も多いはずですし,評価をしたら高い評価となることは間違いありません。
なので,(平成27年11月14日時点でのランキングは334位の74.0点ですが,)個人的には最ももっと評価されるべき作品だと思います 笑

投稿 : 2024/04/20
♥ : 19

えーりか☆かなで さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

有名野球アニメ

~声優さん~

上杉達也:三ツ矢雄二
上杉和也:難波圭一
浅倉南:日高のり子
松平孝太郎:林家こぶ平(現・9代目林家正蔵)
新田明男:井上和彦
新田由佳:冨永み~な
原田正平:銀河万丈
坂田:稲葉実
黒木武:塩沢兼人
西村勇:中尾隆聖

~感想~

呼吸を止めて一秒
あなた真剣な目をしたから
そこから何も聞けなくなるの
星屑ロンリネス

きっと愛する人を大切にして
知らずに臆病なのね
落ちた涙も見ないふり

すれ違いや回り道を
あと何回過ぎたら
二人はふれあうの
お願い タッチ タッチ ここにタッチ
あなたから(タッチ)
手を伸ばして受け取ってよ
ためいきの花だけ束ねたブーケ
 
いい曲ですよねー^^

いまでも上杉の投げる球の音が印象的です^^

本格野球アニメ観たいならコレですねー

投稿 : 2024/04/20
♥ : 6

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

非常に繊細な人間模様

最近、十数年ぶりにあだち充の新作野球漫画「mix」を読んで驚いた。
鳥山明や高橋留美子などの名だたる巨匠ですら、歳相応でまともな漫画が描けないというのに、あだち充はきちんとストーリーを追って、骨太な青春野球漫画を描いていると。

80年代の空気感をこれ以上なく高らかに描き切れるのは今や、あだち充くらいであり、しかも確実に面白い。

それはすごいことであり、普通の漫画家が60代だとストーリー目線も描画も歳相応に衰えてしまうものだが、あだち充は全く衰えないどころか、最近の漫画家の中では1.2を争うほど読みやすく洗練されている。

これが熟練の漫画家の技というものだろうか。非常に巧みである。

巨匠は数多くいるだろうが、ここまで爽やかな漫画をおじいさんレベルの人が描けてしまうことに、ほかの漫画家と一線を越えた天才ぶりが発揮されている。

僕は「タッチ」よりも世代的に「H2」だが、「mix」もまた現代に通用する良い青春野球漫画だ。いやはや恐れいりました。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 11

66.4 4 野球で恋愛なアニメランキング4位
大正野球娘。(TVアニメ動画)

2009年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (456)
1986人が棚に入れました
時は大正14年――。良家の子女が集う東邦星華高等女学院に通う鈴川小梅に、親友の小笠原晶子が声を掛けた。「一緒に野球をしていただきたいの!」
 突然のお願いに、思わず頷いてしまう小梅。
しかし、ルールも使う道具も分からないことだらけ。
はたして、本当に9人集まり、男子と試合が出来るのか!?
可憐な乙女たちの奮闘が、始まる!

声優・キャラクター
伊藤かな恵、中原麻衣、植田佳奈、能登麻美子、甲斐田裕子、喜多村英梨、広橋涼、牧野由依、後藤沙緒里、藤村歩、新井里美
ネタバレ

dakiramk3 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

全年齢に推奨出来る傑作

 後にディズニーチャンネルでも放送されたように、至極健全な内容(風呂シーンくらいはあった気がするが)。

 内容は、女の子がスポーツをするなど考えられない時代の野球スポコン。その成長過程が丁寧に描かれ、またキャラ別の戦う理由や人の個性もきちんと付けられていて、迷うことがない。素直に勝利に向かって彼女らを応援できた。


 {netabare} また、見逃せないのがきちんとした時代考証。
 一話の東京節のシーンで、『いかめし(厳めしい)館は警視庁』というフレーズがあるが、そのバックに描かれているのは『厳』という字からはかけ離れた、せいぜい二階建てのアパートみたいな建物だった。しかしこれは、物語開始以前の関東大震災で警視庁庁舎が倒壊したための仮住まいで、物語時にはこの姿。丁寧さが作品への真摯な向き合い方が現れている。 {/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 7

あれれこれれ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

普通に面白い

全12話。男尊女卑の意識が強い時代のお転婆娘たちによる野球のお話です。OPの「浪漫ちっくストライク」も含め、どこかほのぼのとした感じでソフトに仕上がってます。ツッコミどころと言うか、ちょっと無理な展開が有りますが安心して見られます。ざっくり見た感じは普通におもしろい、なのですがなにか不思議な魅力を感じさせるアニメです。投手の昌子の投げ方が、だんだん成長してうまくなっていき、最初のころと最後の方で投げ方もかなり違うなど細かいところにも気を使ってます。

また、古き良き時代と言うかそういう雰囲気も楽しめます。例えば「納豆、納豆、納豆~」って掛声で売りに来る納豆屋さんのシーン、あんな感じだったのかなぁとか・・最後の授業が終わると起立、礼のあと級長が「おジャンでございます」と声を掛け、教室内で拍手が起こるシーン(「おジャン」とは鐘の音のことを指してるらしいです)なんか風情?が有るというか温かい感じがして心地よかったです。・・他にもいろいろ有りそうなので探しながら見るのも良いかもしれません♪

最後に、小説の方も少し読んでみました。雰囲気は同様に、ほのぼのとしてますが内容はかなり違ってます。アニメを見た後でも十分楽しめる内容です。個人的には小説の方が面白かったです。1,2巻が男子と野球の試合編 3巻が紅葉たちと屋台勝負編 4巻からアミーナ女学院と野球の試合編 ただまだ完結しておりません。と言うか5巻でるのでしょうか?4巻が2010年6月30日に初刷になってますが・・・

投稿 : 2024/04/20
♥ : 11

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

すみません、変なテンションでレビューしちゃいました。こんなレビューは金輪際書きません。

さあ、この作品を分析してみよう。

時代は大正。
明治の混沌と昭和の混乱の狭間の比較的穏やかな時代で、自由な庶民文化が華開いた時である。
大正時代設定のアニメとしては、「ハイカラさんが通る」であろう。
ちょっと粋なものをハイカラと呼んだ時代。
このアニメの印象もまさにハイカラ。
時代の最先端を行くお嬢様の奇抜な姿に注目である。

題材は野球。
明治時代にアメリカから伝わったベースボール。
この時代はまだ、物珍しいスポーツである。
とは言え、六大学野球の草創期であるため普及途上と思われる。
野球アニメとしては、超スポコンで有名な「巨人の星」であろう。
80年代になると、恋愛・感動要素を絡めた「タッチ」が有名。
2000年代だと「メジャー」とか「おおきく振りかぶって」だろうか。
このアニメは本格的な野球ではなく、若干のスポコンを伴うほんわかしたものである。

主要登場人物は娘。
この作品の最大の特徴と言えよう。
女の子がアクションを起こす作品は近年大量に制作されている。
萌え文化の浸透であろうか。
「ガルパン」とか「咲」とか「艦コレ」などがそれに当たる。
しかし、この作品は、全然雰囲気が違う。
緩い感じが心地いいのである。

最後に結論。
華やかな時代を生きるお嬢様が、ひょんなことをきっかけに始めた野球に徐々に真剣になる、友情を基本とした微スポコン萌えアニメ。
これがこの作品の本質と考える。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 47

65.9 5 野球で恋愛なアニメランキング5位
MAJOR 第6シリーズ-メジャー(TVアニメ動画)

2010年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (288)
1854人が棚に入れました
ワールドベースボールカップの興奮も冷めやらぬ中、代表選手たちはそれぞれメジャーの開幕に向けて動き出した。メジャー球団のひとつ、インディアナ・ホーネッツでも、キャンプが終盤を迎えていた。野球への情熱を取り戻し、そのホーネッツのキャンプに合流した吾郎は、オーナーのランスから大歓迎を受け、また、日本のマスコミの取材攻勢にさらされる。だが、自分はワールドカップの敗戦投手なのだと、歓迎や慰めのことばにいらつく吾郎。そんな吾郎に、サンダースやキーンが辛口のハッパをかける。そして吾郎は、ホーネッツのエキシビション(オープン戦)に登板する。

ロロ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

第6シリーズ

ついにアニメ最後のシリーズです
1~5までが激しかったためもあるかと思いますが
このシリーズは少し物足りなさを感じるかもしれません
それもそのはずで、終わるタイミングが原作より少し早めで
中途半端に終わっているからです
でも最終シリーズであって面白くないことはないです
しかし中途半端はいやだと思います
でも安心してください
原作の最終回までがOVAであります

僕はまだ見てないですがマンガで泣きました
感動です
ここまで見たからこそ泣けたんだと思います
是非本物の最終回でメジャーを完結させてください

ここまで見てくださった方、ありがとうございます


投稿 : 2024/04/20
♥ : 4
ネタバレ

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

真に引っ張る存在とは・・・

満田拓也の漫画『MAJOR』を原作とした作品の

第6シリーズです。全25話、原作未読。

ずっと星評価のみで文章を書いていなくて、内容が

変な所があるかもしれません。


ワールドベースボールカップの興奮も冷めやらぬ中

メジャーリーグはそろそろ開幕しようとしていた。

開幕してそんなある試合で吾郎は{netabare}とある選手の頭に

デットボールを当ててしまう。それからの試合で吾郎は

ボールを思うようにコントロールできずストライクを

投げられなくなってしまう。それはイップスという一種の

障害である可能性があると診断{/netabare}される。吾郎は

チームを引っ張る存在であるというのは一体なんなのか

を考え、その先に進もうとするのだった・・・


このシリーズは後半に連れて勢いが失われていっていると

第5シリーズの感想に書いたのですが、前言撤回です。

第6シリーズは打って変わって面白かったです。WBCから

またメジャーリーグの方に帰ってきて、チームの中心を担う

ようになりつつある吾郎がまた過去の記憶との現在の出来事

が相互作用を起こして大きな壁にぶつかってしまう。

それでもその治療にイライラしつつも乗り越えようとしていく。

それは自分のためであり、チームという大きな存在の力で

あるという責任を果たすためであって、強い信念をもって

再び立ち上がろうとするのはやっぱりこのシリーズだと

思えて、とても良かったです。


第6シリーズまで通して150話ほどですが、第1、2,3

シリーズには及ばないもののそれと同じものを感じれる

第6シリーズだったと思います。

この作品のシリースでは第5シリーズ以外は私は好きかなと

思います。

OPがカバーでしたが最終話にロードオブメジャーの

真の「心絵」を聞けて良かったです。

◆個人的点数評価 73.815点

投稿 : 2024/04/20
♥ : 10

ゆん♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

初鑑賞!

シリーズはところどころしか見て無くて、原作も拾い読み程度。

第6シリーズ始まる前の特別番組でようやく全容が!(笑)

ああ、メジャーでジョー・ギブソン&Jrと戦うあたりは面白い。

通して見るのはこのシリーズが初めてなので、楽しみといえば楽しみ。

イップスになったり、血行障害になったりと結構体ボロボロになりながらも野球に一生懸命のゴローが可愛かったり^^



*****
最終回まで観終わった!
ゴローを取り巻く選手たちの苦悩とか清水ちゃんとの恋愛とかがバランス良くて面白かった!

ラストが大急ぎ感があったけど、NHKは原作ラストまできっちりアニメ化してくれて嬉しい。
次はメジャー2ndなのかな??

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

66.6 6 野球で恋愛なアニメランキング6位
H2 [エイチツー](TVアニメ動画)

1995年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (121)
702人が棚に入れました
中学野球のエースピッチャーだった国見比呂は、右ヒジの故障を宣告され、あえて野球部のない千川高校に入学する。だが、故障が実は誤診だったことがわかると、親友であり最大のライバルである橘英雄と決着をつけるため、甲子園を目指すことに。2人の“ヒーロー”の対決に、ヒロイン2人の想いが交錯する、『タッチ』のあだち充らしい青春スポーツ・ラブストーリー。
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

あだち充さんの作品で一番好き(原作)

[文量→小盛り・内容→余談が本論系]

【総括】
「H2」というタイトルですが、全然「H(エロ)」ではないですよ(いや、ちょっぴりエッチではあるけど)w 青春野球アニメです。

主人公の国見比呂の「H(ひろ→ヒーロー)」と、ライバルの橘英雄の「H(英雄→ヒーロー)」、二人のヒーローで、「H2」。まあ、妹尾河童さんの「少年H」みたいなものですよ(笑)

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
野球モノとしても、青春学園モノとしても一級品。ヒロインの「ひかり」と「春華」は、ホントに良ヒロイン。しっかりモノで、ちょっと抜けていて、ドキッとするほど大人で。「タッチ」の「南ちゃん」を2分割したようでしたな。

ひとつ疑問に思うのは、昔(中学生くらいの時)は、9:1で春華派でしたが、今(オッサン時)は、7:3でひかり派なんですよね。やはり、ひかりの魅力はガキには分からんだろうな(笑)

あだち充さんの作品群は、まさに「ワールド」と言われるだけあり、抜群の安定感(笑) あだちさん曰く、「同じ劇団が、舞台とシナリオを変えて演じている」らしいです(タッチにしろ、みゆきにしろ、H2にしろ)。

アニメは、中途半端な位置で終わります。個人的には、原作をオススメしたいですね♪(アニメは☆3。原作は☆5ですw)
{/netabare}

【余談~ 原作で好きなシーン ~】

以下、アニメ終了後の原作のネタバレなんで、避けたい方は避けて下さい。
{netabare}
原作で好きなシーン。

1位
3年生 夏の甲子園準々決勝 木根が先発した試合で、9回に国見をベンチに下げたシーン。木根を信じた千川ナイン。限界を超えた木根。泣けた。名シーンだし、あの熱い場面をあそこまでユルく余白たっぷりに描ける漫画家は、あだち充さんだけだと思う。これは多分、多くの人が認める、H2のNo.1名シーン。

2位
栄京学園 広田 のナイフのシーン。父親の言葉。「ナイフは持ってるだけでいい。絶対に使うな。そしてギリギリの命のやりとりになれば自分が勝てるんだと思ってだまって殴られてろ。」これ、凄い言葉だと思う。ナイフは実際のナイフではなくても良い。心に1本のナイフをもって生きることは、私は必要だと思っています。つまりは、プライド。どこかで敗けを認めない意地。上司に怒鳴られてる時とか、この言葉を思いだそうw 実際に、若手社員は、その気になればオッサン上司をボコれる場合が多いんだから、「あえて怒鳴られてやってる」と(笑) 広田は他にも、名シーンがたくさん。新監督に殴られたところ。一塁からの全力送球。自分の前のバッターが粘った結果のアウトに対して、「ナイスバッティング」。引退後、受験勉強をしていて、「趣味の草野球……だと? てめぇらには一生ムリだ。化け物もめ……」の表情。本当に好きです。

3位(同率で2つ)
木根と国見の会話。木根が勝手に国見の家で飯を食ってる後に、冷蔵庫を荒らしながら、

木根「なんか冷たいモンないか?」
国見「俺の視線じゃダメか?」

のやり取り。なんか、スッゴいあだち充さんっぽい。

あと、野球のミーハーファンの会話を、柳が聞いたシーン。

「ね、ね、柳くんよ。」
「やなぎ?」
「ほら、セカンドの。」
「セカンドって何?」
「二塁手よ、すっごいうまいのよ、あの人。」
「へ―、じゃ、もうすぐいちるいしゅだね。」
(柳がコケる)

の会話も好きですw う~ん、あと3時間は話せる(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 30

Key’s さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

古い作品ですが原作が好きなのでアニメも見てみました

原作は一応全部知ってるし大好きです
ドラマを見て意外に面白かったので
アニメも見てみることにしました

あらすじ
大の親友であり、そしてライバルでもある
国見比呂と橘英雄。
2人はチームメイトの野田敦と共に中学野球で
地区大会二連覇を果たすが、その後医師から比呂は肘、
野田は腰にそれぞれ爆弾を持っていると診断されてしまい、野球を断念。
英雄が野球の名門・明和一高に進んだのに対し、
比呂と野田は野球部の無い千川高校に進み、
それぞれサッカー、水泳に取り組むことにした。

千川高校には野球部はなかったのだが、
「野球愛好会」が細々と活動していた。
比呂は、ひょんなことから行われることになった
サッカー部と野球愛好会との野球の試合に参加するも、
試合中のサッカー部員たちの野球を馬鹿にした態度を嫌い、その場でサッカー部を退部し野球愛好会へ入会する。
そこにたまたま見ていた野田も一緒に入会する。
二人は1試合だけの参加のつもりだったが、
中学時代に肘、腰の診断を行った医師が
無免許で逮捕されたことを知り、
別の病院にて何の異常もないことを知ると
正式に愛好会へ入会。
そして甲子園に行くために「野球部」への昇格を目指す。
という感じである


個人的には作品の雰囲気が好きで、
セリフの棒読みなど言われてますが
僕は特に気にならなかった。
あだち充作品が元々好きなので、
たまたまそうだったのかもしれない。

幼馴染の比呂とひかりが互いに恋人や恋人候補がいつつも、相手のことを気になってしまう部分がもどかしく、
甘酸っぱい気持ちにさせてくれる。
私は恋愛ものとして十分楽しめたが、
野球ものとしてはあまり印象に残っていない
というか野球描写が少ないなw

原作に忠実なのは良いが展開が
ちょっと遅いと思ったかな
野球部になるまでに19話くらい掛るしw
それに最後も原作に追いついてしまったのか
中途半端に終わってしまったし・・・
野球がこれから面白くなるところだったんですが・・・

原作の独特の空気をうまい具合に表現できてたと思います、それを退屈と思って見た人はあだち作品が
基本あってないんでしょうね。
声優、作画、この2つは個人的には十分合格点
特にメインキャラ4人の声優は
これ以外他に考えられないって程あっていたと思います

それになんといってもOPが非常によく
印象に残っています!
これだけでもアニメ見た価値あったかも?

個人的にはそこそこ楽しめるアニメでした
でもやっぱりアニメは万人受けするものではないので
純粋にストーリーを楽しみたい人は
ドラマか原作を見たほうがいいですね

投稿 : 2024/04/20
♥ : 32

@ねみゅ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

あだち充作品での最高作

あだち充さんといえば「タッチ」という印象で、その次で
出てくる確率が高いのがこの作品だと思います。
しかし、個人的にはタッチよりこの作品の方が上だと思ってます。

物語における野球の勝負シーンは手に汗を握るもので、
THE青春といえるような、恋愛を描きながら進むためどんどん
と物語にのめり込んでいきます。

なにより、最初の出だしであるやぶ医者事件は腹を抱えて
笑える程です。とりあえず、一話みればきっと続きをみたく
なるでしょう。

キャラは主人公ヒロのふぬっけっぷりが好きですね。
それでいてやる時は本当にやり遂げる男で安心して見ていられます。
主人公のライバル…というよりかW主人公といってもいい存在である
ヒデですが、正々堂々の男気溢れる選手で野球男児って感じです。
そんな二人の勝負が熱い熱い!!また、彼らにはそれぞれ彼女がいるわけ
でそちらの話も触れながら進むのはさすがあだちさんです。

そんな内容をさらに熱く熱くしてくれるのがなんといってもOPです。
・1〜23話:久保田利伸『虹のグランドスラム』
・24〜41話:鵜島仁文『BACK TO THE GROUND』
どちらも隠れた名曲といっても過言ではないでしょう。
特に、虹のグランドスラムのサビが最高なのですよ!!
そんなこんなでテンションが上がって見るもんだから余計に素晴らしい
作品に見えるのでしょうけど……とりあえず、一話でいいので見てください
タッチ以上の価値がそこにはあると私は思います

投稿 : 2024/04/20
♥ : 6

71.5 7 野球で恋愛なアニメランキング7位
MIX(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (171)
583人が棚に入れました
舞台は「タッチ」と同じ「明青学園」。「タッチ」の主人公「上杉達也」の伝説から約30年、今、運命の兄弟が物語の扉を開く・・・親の再婚によって、血は繋か?らないが誕生日が同じ、双子?の兄弟となった「立花走一郎」と「立花投馬」は、明青学園・中等部の野球部に所属する 中学2年生。走一郎は捕手、打者として活躍。投馬は「ある理由」から三塁手を務めているが、人並み外れた投手の才能を隠し持っていた。走一郎の実妹て?、投馬とは血の繋か?らない義理の妹「立花音美」も中学に入学し、2人の周囲はなにやら騒か?しい。やか?て高校に進学する2人は、甲子園の土を踏むことが出来るのか・・・

声優・キャラクター
梶裕貴、内田雄馬、内田真礼、花澤香菜、高木渉、井上喜久子

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

SB千賀投手のテイクバックが気になる今日この頃

<2019/5/12 初投稿>
見始めなので評価はデフォルトの3.0です。

原作未読。
第6話まで見終えました。
あの名作青春野球漫画「タッチ」の30年後が舞台なのだそうです。


中学生の立花三兄妹、兄の走一郎、弟の投馬、妹の音美と、そして6話で出てきた大山春香を中心に進む
野球と青春と恋愛と軽いコメディを軸としたお話(たぶん)


と言いましても私。
実はタッチ、よく知りません。
アニメ観てないし、原作は和也が亡くなるところぐらいまでしか読んでない。
顛末はなんとなく想像つくけど、というぐらい。

なので「タッチ」の後継と言われても本作にはあんま興味湧かなかったんですよね。

ところがです。
いざ観始めたら意外や懐かしい既視感がそこかしこに・・・

本作「MIX」はどうやら「あだち充作品の集大成」のようです。

「タッチ」はもちろん、あだち充御大の過去の人気作「みゆき」「陽あたり良好」「ナイン」などを彷彿とさせる設定やエピソード、細かなガジェットなどなどエッセンスが散りばめられてる印象。
(上記の三作は既読です)

それも熟練・洗練され具合良く混ぜられてる。
だから「MIX」なのかな。

三兄弟のキャラクターも関係性もあだち作品らしく丁寧に深掘りされていて、そして魅力的。
ストーリーもゆったり進みながらもメリハリ効いてます。

これは面白くなりそう!!


ところで最近福岡ソフトバンクホークスのエース千賀投手の投球フォームが気になります( ・∇・)

テイクバックの時に右手の甲が三塁側向いてるんですよね。
普通のオーバースローピッチャーと逆。

ちなみに投麻の右手の甲は一塁側向いてました。

気になるわー( ・∇・)

<2019/10/6 追記>
昨晩は千賀投手が打たれて負けちゃいましたね。
ちなソフバンファンというわけじゃないです( ・∇・)

さて最終24話まで観ました。

徹頭徹尾あだち充でしたね。

野球のシーンでの投馬のピッチングの凄みを間接的に演出する他キャラの言動とか
日常の何気ない会話ややりとりにほんのちょっとヒネリを加えるところとか
ラブコメとか
サービスシーンとか 笑

全部30年前と変わらない。
もはや老舗名店の味

ラブコメなんてついつい「◯◯と◯◯」の組み合わせを応援してしまったり
そうしたカップリング(専門用語( ・∇・))を楽しみやすいのも、らしさ満開。

もちろん世代の人には超おススメですし。
そうでない人も絵柄とテンポが大丈夫ならおススメです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 29
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ものすごくいつものあだち充であった

原作未読
放送時間は土曜17:30!久々の深夜外アニメかもしれません。


「タッチと私」という題ならいくらでもいけるのですが我慢!
あの『タッチ』と比べてふんちゃらかんちゃらみたいなレビューにならないよう可能な限り気をつけます。ペコリ


あの上杉達也/和也と朝倉南の物語から30年後。視聴動機は説明不要の世代です。おいっ

・前期後期のOP『イコール』(sumika)『VS』(ポルノグラフィティ)歌詞の端々にあだち作品を彷彿させるワードが!
・各話サブタイトルは作中の登場人物のセリフ。鉄板です。
・ナレーションの天の声に反応できるキャラ達
・お待ちかねの作者いじり


 ものすごくあだち充であり
 安定のあだち充である


あだち作品特有の少し長めにとった会話の間であったり、思わせぶりな言葉のキャッチボールだったりは健在というかよく表現されており、そこはわかってるね~という話でした。
オールドファンには懐かしく、知らない方には新鮮に映ると思います。

なお、ありがたいことに本家『タッチ』の視聴を前提としません。もちろんセルフパロディ満載ですが知らなくてもまたは後追いでも問題ないでしょう。


あらすじ省略。『H2』『クロスゲーム』野球はもちろん『みゆき』『ラフ』『陽あたり良好!』etc

どれか一つでもあだち作品に触れていればすーっと入っていける本編。キャラの名前が変わっても相関が変わっても流れてる空気は一緒でもちろんこれは誉め言葉。この味は先生以外出せないものでしょう。


 ものすごくあだち充であり
 安定のあだち充である


私にとって『タッチ』は昭和でアニメに触れ、平成でコミックをむさぼり読んだ作品です。
連載終了してから数年経ってるとはいえ、部室に置いてある単行本をたまにめくりながら、ガチで甲子園を目指していた球児でした。

あれから20年ちょっと。令和の時代に続きの物語を拝めるのは感謝しかありません。現実の甲子園で応援曲の定番となった岩崎良美『タッチ』。アニメでは逆輸入されて主人公の妹がアルプススタンドで吹いてます。西村勇役の中尾隆聖さん。『タッチ』からの30年越しの継続登板です。ナレーションの日髙のり子さんと合わせて感慨深いものがあったことは想像に難くありません。もう歴史的文化遺産でいいんじゃなかろうかってくらいです。

{netabare}中尾さんが次の回に登場する際の予告で、「顔がパンのに殴られるアニメ?7つのボールを集めるやつ?」とさらっと内田真礼さんが煽ってたのがツボでした。{/netabare}


あの、朝からダラダラ再放送のアニメを見て過ごす夏休み。それと似たようなことを今年の夏は再体験することが出来ました。

{netabare}すげー中途半端なところで終わった気がしないでもないですが、このもやっとした後味もあだち節の一環です!と言ったらまるで信者だな、こりゃ(-_-;){/netabare}


『タッチ』ファンは必見。懐古趣味的にもアリ。
深夜アニメに食傷気味な方にも新たな南風を送る全24話です。



視聴時期:2019年4月~9月 リアタイ視聴

-------


2019.09.29 初稿
2020.04.12 タイトル修正/修正

投稿 : 2024/04/20
♥ : 39

ISSA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

あだち充はショート好き

あだち充ヒロイン総選挙、ヒロインの顔同じ…
ってちょっと話題だったけど。

ヒロインの基本ヘアースタイルはショートかショートボブ。
妹キャラ、主人公に一途のいじらいし系。
岸本かすみ(陽当たり良好)・若松みゆき(みゆき)・中里美夏(スローステップ)・月島青葉(クロスゲーム)古賀春華(H2)

もう1つのヒロインタイプ
肩まで掛かるセミロング系
お姉さんキャラ、才色兼備系で主人公の面倒見がいいタイプ。
中尾百合(ナイン)・鹿島みゆき(みゆき)・浅倉南(タッチ)・雨宮ひかり(H2)


主人公もだいたいタッチの上杉達也顔で才能が埋もれてるキャラ、出来のいい弟がいて弟に隠れてる…
長男の物悲しさがw

父親はちょび髭、ポンコツ系。
母は天然でおおらかな人が多い。
買ってる犬はポッチャリ、だいたい名前はパンチ。
主人公の友人は太ってるキャッチャーで主人公の良き理解者。
同級生に調子のいいお茶らけ系キャラ、H2の木根タイプ。
主人公のライバルはやたら男前で完璧な男子。

あだち充テンプレに今回どこまで当てはまってる?


視聴完了
他の方のレビューでも触れられてる様に、Theあだち充のアニメ。
アニメとしては途中で終わった…

野球漫画だけど野球描写はファジー(雑)で日常や恋愛描写がメイン。

30年前は日常描写メインのスポーツ漫画が当時は無かったので受け入れられた。
当時無かったラノベなど新しいコンテンツが増えたから、若い人に今のあだち充が受け入れられるか微妙かも。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 23

64.1 8 野球で恋愛なアニメランキング8位
タッチ Miss Lonely Yesterday あれから君は…(アニメ映画)

1998年12月11日
★★★★☆ 3.5 (32)
207人が棚に入れました
 1980年代に爆発的なヒットとなった人気アニメ『タッチ』のアフターストーリーであり、主人公・上杉達也が甲子園出場を果たした3年後が舞台となる。 ヒロイン・朝倉南が新体操界のアイドルとして活躍する一方、達也は普通の大学生として自堕落な毎日を過ごしていた。しかも、高校時代から二人の関係は一切進展していない。そんなある日、達也の前に香織という気になる女性が現れる。そして南は、高校時代の達也のライバルであり、今や大学野球界のスターとなった新田と再会するのだが――。

声優・キャラクター
三ツ矢雄二、日髙のり子、井上和彦、林家正蔵、銀河万丈、中尾隆聖、冨永みーな、沢井なつ美

ななろう さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

タッチ 大学生編

TVアニメ”タッチ”の続編である大学生時代が舞台のTVの2時間スペシャル版。

TV版で南に告白した達也だけどその時その返事をしていない南…。

今回の回想シーンでも、その後の3年間に進展は無い模様(笑)

南や新田、西村が活躍する一方、達也は普通の大学生…物語のお約束のように、達也のそばにちらつく女性の存在とその存在に動揺する南…。

達也の動向と南との関係に進展があるのか…。

そして、3年前の河原での達也の告白に、南の返事が…。

まぁタッチファンなら、その後を見てみるのも良いかもしれませんね。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1
ネタバレ

Britannia さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

評価変更★4⇒★5

もう見ないだろうから処分のつもりで、再視聴・・・

あれ~~?
こんなに良い作品だったけ。

TV版、甲子園出場から3年後のお話です。

■好きな所{netabare}
由加が相変わらず魅力的、第三者の立ち回りが良いね

子供だったキャラクターが大人になりそれぞれの人生を歩む。
心理描写が良く出来ていて、西村の栄光と挫折見てると、胸が「キュー」ってなる(切なくて心に響きます)

日高さんの演技が凄い、めちゃリアル
プロだよなぁ、声だけの演技なのに「表情・涙・無言の間」緊張感が伝わってきます。

3年前に達也から南に告白して、その3年後南から達也へ
ベタだけど好きです。

ED曲も凄く良くて、うるうるするよ
処分なんて出来ないやい。 {/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 21

らすきき さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

思い出補正あり

これに関しては思い出補正満載でいきたいとおもいます。

そもそもタッチすきです。
南ちゃん好きです。
その南ちゃんが嫉妬します。
それだけでも最高なんです!

当時金曜ロードショーで見終わった後、また直後に録画していたのを見返したのは忘れられない思い出です。後にも先にもこの作品だけです。 
特におすすめはしませんが、個人的にはとても思い出深い作品です。 
劇中歌 hi hi high めっちゃ良い曲です。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1

64.9 9 野球で恋愛なアニメランキング9位
プリンセスナイン 如月女子高野球部(TVアニメ動画)

1998年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (19)
121人が棚に入れました
早川涼は天性の野球の才能を買われ、名門お嬢様学校「如月女子高校」に特待生として入学する。理事長・氷室桂子は女子だけの野球部を創設し、男子と対等に甲子園で闘うことを狙っていた。しかし、足りない部員、野球部創設を快く思わない人々、大会参加に女子を認めない高校野球協会、涼や周囲に降りかかるトラブルなど、様々な困難が野球部の前に立ちふさがっていた。涼は大酒飲みの監督・木戸と共に、まず部員集めから始めていくが……。

声優・キャラクター
長沢美樹、金月真美、子安武人、岩永哲哉、榊原良子、島本須美、石井康嗣、氷上恭子、永澤菜教、矢島晶子、川澄綾子、笠原留美、飯塚雅弓、進藤こころ、川田妙子、井上和彦

rurube さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

そっち方向行かないほうが良くない?

私は野球観てサッカー観てスーパーボウル観て一年が終わる。基本的にスポーツは何でも好き。

でアニメにおけるスポーツものは少ないし評価されている作品はスラムダンクぐらいしか無い気がするが、簡単に設定や進行を大まかに決められるから作りやすい気がするのだが。

この作品は高校女子野球チームが甲子園を目指す話だ。まず仲間集めから始まり公式試合に女性は出られないという困難、最初の試合、男子選手との死闘、練習そして夏の予選とイベント盛りだくさんで既に面白そうに聞こえる。

だけど実際は昼どら。これ3クールあったら、たわしコロッケ2回は登場したね。仲間を探す時のスピード感の無さと選手を掘り下げるタイミングも疑問。全24話なのに20話で初めて掘り下げるキャラいたからね。前半に掘り下げないと試合のファインプレーが本当にファインプレーにしかならん。実はこの子は中学時代にいじめられててね‥とか隣の野球観ているおっさんに解説出来ないじゃん。

それと試合の映像を流そうとしすぎ。試合描写なんてスコアボードで数字いじりすれば十分。これはジョークではなくて本当に試合映像は極力誤魔化す方が良い。理由はリアリティーの無さがどう頑張っても出てしまう。それとスピード間が無くなり努力が圧縮される。

例えば、試合を丸々1話使うのと1話の中でボードいじりしてボロボロのナインが自分の力の無さを自覚し練習→ボードいじり→練習→ファインプレーだけ映して失点が減っているボードいじり これだったら絶対に後者の方が良い。後者はちゃんと練習して失点減ってるもん。前者は3回まで抑えてその後失点して最後に仲間の叱咤で9回を無失点で抑えるパターンだね。
1試合の中で成長するのって努力の部分が抜け落ちている。それは努力ではなく持っていた能力を開放しているだけ。

それと恋愛入れるのは諸刃の剣というかいらない。三角関係とかすると主人公の判断能力に疑問が持たれる。スポーツは感覚・判断能力が大事になる。スポーツは考える時間が無いから反復練習か判断能力で対処するしかないけど、恋愛入れるとどっちも無いキャラになる。良い選手じゃないしメンタルも弱い。ついでに観ている人は私のようにスポーツ好きだから観ているはず。恋愛アニメ観たい訳では全く無いからその辺気が付いて欲しい。そっちに行くな、戻って来い。

この作品、スポーツアニメの大枠が簡単に決められるという良い部分と、その設定を生かせない駄目スポーツアニメの両方が入り組んでいて非常に興味深い。

多分、大正野球娘はこの作品を反面教師にして作られたに違いない。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 10
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

仲間を信じて、夢を信じて!

星の数よりは満足度は高かったですね。でも、話の中弛みと作画の悪さが目立ってしまって評価としては低くせざるを得ないです。悲しい。



女子だけで甲子園に行こう!と思い立った主人公の女子高生早川涼が、部の設立からメンバー集めまで奮闘します。
{netabare}
正確には、如月高校の理事長である氷室さんの差し金なのですが・・・。まあ結局は涼のおかげってことで。
{/netabare}

結構この設立の経緯が生々しくて、理事会の猛反発を受けたり勝ち進めなければ廃部との条件を提示されたり、やはり女子野球部は逆境の象徴ですね。

そうした逆境を撥ね返すがごとく燃える、早川涼。
メンバーも運動神経の良い人材を連れてくるため、学校中を駆け回り説得。応じなければ野球勝負を挑んで強引に引き入れる。
テニス部のエース、氷室いずみとの対決も絵的に凄まじく、出だしからとんでもない勢いでした(笑)


スポ根丸出しの練習も試合展開も女子だからなんて関係ない位熱かったです。

この雰囲気を伝えるには言葉よりもOPを見てもらった方が早いです。
このアニメの熱さは何よりそれが物語っているので。名作揃いの90年代でもOPだけならタメ張れるんじゃないかと思ってます。↓
http://www.youtube.com/watch?v=dtVwG3IFLSg




ただ、問題は部設立を成し遂げた後。

そこから各キャラの掘り下げに入っていくのですが、前半の燃える展開との温度差が激しいです。
望月監督らしい繊細な女性の内面描写は単体としては素晴らしいです。
プリンセスナインでなければもっと評価されていたのではないでしょうか。
ちょっとドロドロだったり妙にファンタジーだったり、野球をやっていたときみたいに勢いで乗り切る事ができず、どれも後味が悪かったです。

何よりも涼の幼なじみである眼鏡の……誠四郎!地味すぎて存在感がほぼゼロでした。彼は不憫すぎる。
女子の中ではクール&ビューティーに見える東ユキのキャラ設定が色々とひどい(笑) なんであんな電波ちゃんに……。最後まで見せ場をことごとく奪ったのは最早嫌がらせとしか思えませんでした。

単純に尺の問題でしょう・・・けれど、もっと野球と恋愛や人間模様を上手く絡めていればより情熱的な内容になっていたと思うと勿体ないです。

OPで流れている涼と父親の関係ももっと深く物語に組み込まれていたでしょうしね。惜しいです。



そうした中弛みは分かった上で、最終話の決戦は素晴らしかったと思います。
{netabare}
決戦といっても甲子園予選ですけどね。
{/netabare}

恋愛での悩みが迷いとなって球に力が入らない涼。そのせいでピンチに追い込まれる如月女子高野球部。

そんなときライバルであるいずみの言葉が胸を打つ。
迷いを捨てて、いざマウンドへ!
そんな彼女の覚悟を表した演出が最高でした。
{netabare}
想い人である宏樹から貰ったメダルを外す。
それは今まで「お守り」として守ってもらっていた宏樹を倒すべき相手として認識した、彼女の意志の表れで。
目付きも変わって、勝負師の顔になった。ここでやっと面白くなってきたと思いました。
{/netabare}


ブーストがかかるのが遅すぎたと思います。まあ最終話のクオリティを連発する余裕もなかったんでしょう。

個々に絞れば秀逸なエピソードもありました。
スポ根路線では5話「荒波スイングと、対決!」や6話「いずみさん、あなたが欲しい!」
恋愛路線では21話「高杉くんなんて、嫌い!」や24話「Kiss…」


荒波スイングや稲妻ボールなどの、アニメならではのぶっ飛び演出が大好きでした。
それだけに、段々とスケールダウンしていったのが残念で。


プリンセスナイン自体は良作ではなかったかもしれませんが、伝説的なOPと女子野球の発想は評価されてもいいと思います。


あと、古臭いと言われようと寧々ちゃんは可愛い!ぶりっ子お嬢様で野球部のマネージャーでオタク体質って設定だけ見れば先駆的なキャラだと思います。
うん、プリンセスナインの魅力は寧々ちゃんにあり!寧々ちゃん最高!!

投稿 : 2024/04/20
♥ : 11

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

イナズマボール!荒波スイング!!

女子校が有望な生徒を集め女子野球部を立ち上げ、様々な障害をめげず甲子園出場を目指す。
学校・マスコミ・高野連の反発を情熱と実力で乗り越えていく。

ノリは古い少女漫画のスポ根ものに近いです。
最初はとても面白いのですが、後半から恋愛劇ドロドロしすぎて微妙になりました。
まぁそれ自体は別に悪くないけど、野球の練習や試合が極端に少ないのが一番問題ですかね。

大胆な演出が最大の特徴。
「荒波スイング」「イナズマボール」とか出てきますが、全部理屈もクソもない力押しです(笑)
ベタベタの熱血馬鹿展開にも関わらず熱き友情と劇的ラスト
荒削りでツッコミどころ満載なとこも・・・いいんじゃないか

投稿 : 2024/04/20
♥ : 12

63.8 10 野球で恋愛なアニメランキング10位
ナイン(アニメ映画)

1983年9月16日
★★★★☆ 3.5 (18)
94人が棚に入れました
あだち充の躍進作の一つとなった青春野球漫画の傑作『ナイン』の劇場アニメ版。中学陸上で注目された新見克也、同じく中学柔道界の新星・唐沢進は周囲の期待をよそに、名門・青秀高校の弱小野球部に入部する。その目的は、同野球部監督の娘で美少女・中尾百合の笑顔を見るためだった。部の弱小ぶりを嘆く百合の哀しげな姿に心を痛め、同時に強く魅かれた克也と進は新生・青秀野球部で活躍。不振だった野球部の他の部員も勢いを盛り返していく。だがそんな野球部一同の前に、強力なライバルが出現。それは百合の幼なじみでもある、武南高校の強豪エース・山中健太郎だった!

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

昭和フォーク時代の青春

まだ、私が蒼くてそこまで捻じ曲がっていなかった頃に、
「あだち充」という方のブームがそれなりにきました。
私は根っからのアニメ好き、漫画好きでしたので
ジャンプ、マガジン、サンデー、チャンピオンと手当たり次第に
手を出していましたが、優先順位は上記記載順で
サンデーからのブームは何故か乗り切れませんでした。
その筆頭が高橋留美子女史で、
あだち充氏はそれなりに喰いついた方だと思います。
私が喰いついた順は「ナイン」「陽あたり良好」
「みゆき」「タッチ」だったと思います。
この「ナイン」はあだち氏の初期作品だけに
垢抜けていないというか、
昭和フォーク時代の青春と言うイメージでした。
架空の町で各スポーツにおいて
全国クラスの実力を持った3人の男子が
とある高校に入学するところから物語は始まります。
陸上の中学記録保持者の新見、柔道の中学県優勝の唐沢、
そして中学野球での有名人倉橋の3人です。
3人が入学した高校の野球部は連敗記録を更新しており、
廃部直前の状態でした。
偶然見た野球部の練習試合で、敗戦後に涙を流す美女を見て、
新見は野球部への入部を決めます。
それにつられるように唐沢も入部するのですが、
何故か野球の倉橋だけは入部していなかった!
そんな設定で物語は進んで活きます。
あだち充の作品って男女間の微妙な精神の揺れを軸に進めるのが
通例ですが、設定自体は結構荒唐無稽で、
この話も恋のライバルとして、甲子園の優勝投手が出てきます。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 9
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

あだち充作品の原型

<2021/9/23 初投稿>
 たぶん本放送で見た気がするなー、とWiki調べたら
 1983年にフジテレビで単発のスペシャルで放送されてたんですね。
 1時間強の映画サイズ×全3話で完結。
 本稿ではその3回分をまとめてレビューします。

 もともと小学生の頃から本作の原作漫画(※)が好きで、何度も繰り返し読んでいました。
(※)あだち充作「ナイン」全5巻 1978-1980年に少年サンデー増刊号に掲載

 「ラブコメ×肩の力が抜けた平凡な主人公×高校野球」というあだち充の方程式の嚆矢です。
 それ以前も同氏は高校野球ものを描いていますが雰囲気は当時よくある劇画調熱血でした。
ナイン連載開始の前年に終了した「ああ!青春の甲子園」は(原作者付ではありますが)週刊少女コミック連載なのに熱血メインで肩に力入りまくり。

 肩の力が抜けた「あだち充メソッド」の始まりは間違いなく「ナイン」だと思います。

というわけで物語紹介

青秀高校への入学を控えた5人の男女が春に出会うところから物語は始まります。

登場人物
・新見克也
 主人公。100m走の中学生新記録保持者。
 でもそれ以外は普通。
 普通に優しいし。
 普通に正義感強く。
 普通にヘタレ。
 普通に思春期なので女の子にムラムラもする。
 でも優しさは普通以上かな。
 とある理由から青秀高校では陸上部ではなく野球部に入部。
 漫画復刻版ではかのイチローがあとがきを執筆していたのですが
 「克也の『俊足・粘って出塁するタイプの1番センター』という立ち位置が堪らない」というようなコメントしてました。
 ちなみに最終巻の最終戦では克也くん。
 0-0が続くひりひりするような投手戦の中、死球出塁からなんと{netabare}パーフェクトスチール{/netabare}決めました!
 {netabare}パーフェクトスチールとは二盗、三盗、本盗すべて盗塁で1点取るという離れ業!{/netabare}
 これは普通じゃない!
 そりゃイチローも堪んないでしょう。
 CVはアムロ・レイ、安室透、サボ、星飛雄馬の人

・中尾百合
 ヒロイン。
 青秀高校では野球部のマネージャー。
 監督はお父さん。
 黒髪ロングの美人。
 思いやりもありおしとやかな大和撫子。
 でも話すと案外普通だったり
 ニックネームは「百合ちゃん」「百合っぺ」
 ・・・「百合っぺ」って時代だなぁ
 水ダウで「〇〇っぺというあだ名の人、今はもういない」説とかやって検証してみてほしい。
 というかですよ。
 CV:石原真理子(1話)、倉田まり子(2話)、安田成美(3話)っておかしいでしょこれ 笑。
 本レビューで声優評価高いのはほかの皆さんが凄いから。
 あ、でも確か倉田まり子さんは割とちゃんとしてたような記憶があります。

・安田雪美
 もう一人のヒロイン
 明るいショートカットの女の子。
 青秀高校の陸上部・短距離のエース。
 とにかく明るくて可愛い普通の女の子。
 この子のエピソードは普段明るい分、じんわりきました。
 このキャラ造形はこの数年後に発表され大ヒットするあだち充作品「みゆき」の「妹の方のみゆき」の原型のような印象あります。
 CVは坂本千夏さん

・唐沢進
 克也とは中学時代からの親友。
 中学時代は柔道部で県大会優勝の猛者。
 仲良しだけあってヘタレなところもほどほどに優しいところもむらむらしやすいところも内面は二人よく似ている。
 克也と同じ理由で青秀高校では野球部。
 5番ライト。
 西武ライオンズのおかわりくんポジション。
 おかわりくんより煩悩多そう。
 打率は悪いです。
 美術部の高木さんとのエピソードは秀逸
 CVはヤン・ウェンリー

・倉田進
 中学時代、全国優勝経験もある野球部のエース。
 サウスポー。
 クレバーな頭脳と精緻なコントロール、回転の良いファストボールが武器。
 とにかく沈着冷静で誠実、穏やか。
 でも登場の仕方は最悪。
 青秀高校でも野球部で無事エースになりました。
 よかったよかった。
 CVはマ・クベでブンドルでブラスター・キッドでRの人

 そしてこの5人に後輩や年上のライバルキャラなどが加わって普段はのんびり、時々ちょっと切ないラブコメが野球とともに繰り広げられていきます。

 その後のタッチやみゆきなどのあだち充漫画の原型ともいえる作品ですが、肩の力の抜き方がまだ試行錯誤している感じでたどたどしいです。
でも自分はそのたどたどしさが結構好きでした。

好きなあだち充作品BEST3の一つなんです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 20

62.5 11 野球で恋愛なアニメランキング11位
アズサ、お手伝いします!(OVA)

2004年1月1日
★★★★☆ 3.7 (30)
84人が棚に入れました
『アズサ、お手伝いします!』は、第2回アニマックス大賞受賞作品。テーマは「21世紀のスポ根」。
《ストーリー》野球部にロボットを使っても良い。そんなルールができた頃、連敗続きと部員不足で廃部寸前のひなびた野球部は、部の存続を掛けロボットを購入することを決意したが、強力なロボットには手が出せず、安く手に入れたメイドロボット「アズサ」しか購入できなかった。それでも、部員になれないよりましと特訓させるが…。

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

プラクシー・アズサ

今、Ergo Proxy を観ている。
とても面白い。川邊優子という方が脚本を担当されている。
そんな彼女が、2003年に第2回アニマックス大賞を受賞し、翌年アニメ化された作品がこれである。
処女作であるが、これがまたとても面白い、というか、メイドロボのアズサが可愛い‼︎
cv は能登麻美子さん‼︎、熱演である。
舞台は、野球ロボが認められている22世紀の高校野球で、主人公の所属するチームは、お約束の弱小チーム。
助っ人として入部したアズサの活躍やいかに。
キャラデザは確信犯的昭和レトロである。
感動必至のスポ根コメディで、こういう作品を見つけると嬉しくなってしまう。

今のところは、web上で観ることができる。
素晴らしい。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 7
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