金春智子でシリアスなおすすめアニメランキング 6

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの金春智子でシリアスな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2019年12月12日の時点で一番の金春智子でシリアスなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

62.7 1 金春智子でシリアスなアニメランキング1位
神々の悪戯(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (370)
2059人が棚に入れました
神々に、人間について教えるためある日突然、神の世界へ導かれた結衣。戸惑いつつも始まったのは神々との学園生活だった。「人」とは何か、「愛」とは何かを神々に学ばせるうちに芽生えるのは、愛か、あるいは??。

声優・キャラクター
早見沙織、入野自由、小野大輔、上村祐翔、豊永利行、神谷浩史、細谷佳正、梶裕貴、森川智之

yapix 塩麹塩美 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

苺大福・・・○山葵団子・・・×

 ギリシャと北欧と日本の神様が全寮制の学園で共に学び、成長し、友情を育むお話・・・・・い、以上?

 あ、あの、ほむらさん?
 助けてもらえません?

(・・・残念ね。こういう作品興味ないの。自分でなんとかしなさい。)

 うわ~、バッサリや~。
 こりゃ、自分で何とかせないかんな!
 う~ん、こうなったら・・・・・・

 トゥインクル♫トゥインクル♫ミラクルチェーーーーーーーーンジ!

 エイッ!(転んだ)きゃ、お、乙女チックやっぴーの登場よ♡

 乙女チックEYEでこの作品を分析しちゃうよ☆

 登場人物
 イケメン揃いの神々♡主人公以外の女は出てこないという分かりやすさw
 ギリシャの神々
  アポロン・・・天然おバカ太陽神。変身シーンが一番セクシー♡過去にトラウマあり。草薙結衣にゾッコン。
  ハデス・・・根暗でお茶目な冥府の王。天体観測が大好きなのに不幸体質でいつも雨。大福と苺が大好きな彼が行きついた最高のスイーツとは?草薙結衣にゾッコン。
  ディオニュソス・・・半ば空気の豊穣の神。園芸に力を注ぎ、ワインやらぶどうジュースを仕込みます。
  ゼウス・・・学園長兼理事長みたいな神々の王。こんな企画を始めちゃって、他の神々から不満ブーブー。少年の姿の時が狙い目♡
 北欧の神々
  バルドル・・・みんなに愛されるドジっ子光の神。涼しげで儚げなルックスに似合わぬ肉食系。このギャップに萌え?強引な一面も併せ持ち、この一面が物語の重要な要素だったりするんだけど・・・。草薙結衣にゾッコン。
  ロキ・・・悪戯大好きバルドル大好きの炎の神。得意の悪戯でみんなを引っ掻き回したりトラブルメーカーなんだけど、ことバルドルのこととなると・・・。カワイイっていやーこの子が一番カワイイかも♡草薙結衣を敵視してるが最後には・・・。
  トール・・・バルドルとロキをじっと見守る雷の神。二人の潤滑油のような存在。印象うすし。。。
 日本の神々+人間
  戸塚月人・・・寡黙でメモ魔の月の神。戸塚尊の兄でボケ担当。人間的な感情を一番理解していなかったが、お月見のイベントでいろいろ覚醒。草薙結衣にゾッコン?
  戸塚尊・・・直情的で不器用な日本男児の海の神。海に行くときゃもちろんふんどし♡日本男児ここにあり!信用と言うものを信用していなかったのだが、草薙結衣のおかげで信用を取り戻す。もちろん草薙結衣にゾッコン。
  草薙結衣・・・天叢雲剣とゼウスに選ばれし女の子。責任感が強くしっかり者であるが、恋愛には相当疎く、あからさまに迫られてもピンとこない非恋愛体質の少女。えっと・・言いにくいけど・・・胸は・・・ないね。
 エジプトの神々
  トト・・・壁バンが得意でSっ気教師の叡智の神。辛辣な言葉を吐くそのお口、蔑みを含んだ怒りに燃える瞳、Mっ気さんにはたまらない存在かも♡

  アヌビス・・・人語を話さないほとんど空気の死の神。シンデレラ回以外は存在していないも同然のキャラ。動きはほとんど犬のよう・・・

 思ったほど、っていうか、ほとんどBL要素はなし。
 草薙結衣の鈍感ぶりは想定の範囲内とは言え、笑っちゃう。
 最終話の決戦は・・・まあどこかで締めないといけないわけで・・・こんなもんかな、とw
 ラストシーンも予定調和であるが、これで良し!
 うん!
 観なくてよかったかも♡ 






  
 
 
 

投稿 : 2019/12/07
♥ : 24

nani-kore さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

定番が心地良く、ほど良~く萌えられマス(^ З ^)~♪

終わっちゃった。。
駄作の声(特に男性から)もちらほらな本作ですが、この私にとっては、週に一度の大事な大事なお楽しみでした;
。。グスングスン;;
でも七月からはFreeが還ってくるもん、だから泣かないモン!

以下、自分流ヘンなあらすじ。

第一話:わぉ、セ~ラ~ム~ン☆
男の子が変身したっていいよね、いいよね!(アポロン流リピートw)
不思議な館で目覚め、色んな美少年たちに次々出会い、とまどう少女。
素敵な逆ハーレムとなりそうです♪

第二話:神々との学園生活
実は神である美少年達と、一緒に学園生活って羨まスィ~
私だったら、永遠に現実世界へなんて戻りたくねぇよ~3

第三話で神々の水着コンテスト~
ベタですねぇ~良いですねぇ~(*^ ^*)
しっかし、露出度の少ない神々多すぎ=33
アポロン様の小学生水着って、ありえねぇ。。
お色気を感じさせたのは、デュオニソス様のビキニと、尊様のおフンドシだけ~3
視聴者様の期待を肩すかしちゃあ、ダメだゾっ!
。。時折みせるアポロン様の愁いって、何かしら~?

第四話:頬を赤らめるハデス叔父様、きゅゅううと~~33
こんなにカワユイ大人の男の表情ったら、観たことないス(*=Д=)!!
実は神々の中で声も一番好き、シブ甘です~3
次に好きな声は月人様かな~?

第五話:一本気な日本男子、尊様にキュンキュンの回=33
お言葉通り、守られてェ~;;

第六話:月人様の声って、不思議な魅力。
無感情なのに、静かに心に染み渡ってくるようで、何だか気持ちが落ち着いてきます。
キュンキュンもえもえするキャラではないけれど、居なきゃ困るぅ~

第七~八:いよいよラストに向かって、物語が動き出して来たゾ!
。。まさかココに至って、ロキロキにキュンキュンしてくるとはっ!!
タダのオネェっぽいキャラだと思っていたのに~~
心なしか声も男の子らしくなってきて、キュンキュンキュン♪♪

第九話:おバカ系で明るいアポロン様に、あんな暗い過去があったなんて。。おバカだったのは私の方ね~;;

第十話:怒涛のラストに向けて、ちょっと箸休め的な回。
トト様のナレーションが面白過ぎて、抱腹絶倒ww

第十一話:クライマ~ックス!!
やっぱりそうなるのね。。でもおねがい、やめて~;;
ロキロキとバルバルの友情に、目頭が熱くなります;
物語中、一番面白い回カモ。。

第十二話:月にかわっておしおきよ☆なラスト
物語冒頭のシーンは、ココで繋がります。
こーゆー事情で戦ってたんだなぁ~3
セーラー戦士。。じゃないや、神々が変身して戦うゾ!!
ラストはお定まりのハッピーエンド、羨まし過ぎるゼ!

感想;
ハーレムは男の子だけのものじゃない、ハーレムはエロだけじゃない。
愛と信頼が広がっていくようなハッピーエンド、定番だけど大事かも♪

投稿 : 2019/12/07
♥ : 18

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

悪戯=イタズラではなくあそびと読むそーですw

神話に登場する神々を主要キャラに据えた
乙女ゲー原作のいわゆる逆ハーレムもの。

とある事情により
神々の代表・ゼウスの元『箱庭』に集められた
問題のあるとされる神たちと1人の人間の女の子。
ここから逆ハーレムストーリーが展開して行きます。

女子向けの作品と思って視聴しましたが
予想以上に楽しめました(*´∀`*)♪

ストーリー、設定はまずまず。
女子向けにしっかりと仕上げた印象。
その一方で、思った以上に濃い内容と設定で作られており
乙女ゲーをあまり感じさせない部分もあるなど個人的には合格点。
他のゲーム販促ものもこの作品くらいの
クオリティでお願いしたいですね^^;

そしてやはり声優陣が魅力的でした。
人気、実力共にトップを走る声優陣や
メインからサブまでキャラに合った配役と
好きな女子には堪らない声優陣の起用。
乙女ゲーとしても文句なしだと思いますが
乙女ではないおれも満足のいく声優陣でしたw

乙女ゲーにおけるヒロイン役はかなり重要だと思います。
感情移入できるかヒロインの演技力に
掛かるウエイトは大きいですよね。
その点、草薙 結衣を演じた早見 沙織の
演技力、安定感はさすがの一言だと思います。

このジャンルが苦手とゆー方でも入口にできる
ソフトな逆ハーレムものになっています。
ぜひ、チャレンジしてみて下さい(^^)/″
乙女ゲーファンにはもちろんオススメです♪


《キャスト》
草薙 結衣(CV.早見 沙織)
アポロン・アガナ・ベレア(CV.入野 自由)
ハデス・アイドネウス(CV.小野 大輔)
戸塚 月人(CV.上村 祐翔)
戸塚 尊(CV.豊永 利行)
バルドル・フリングホルニ(CV.神谷 浩史)
ロキ・レーヴァテイン(CV.細谷 佳正)
アヌビス・マアト(CV.梶 裕貴)
トト・カドゥケウス(CV.森川 智之)
ディオニュソス・テュルソス(CV.野島 裕史)
トール・メギンギヨルズ(CV.杉山 紀彰)
ゼウス・ケラウノス(CV.大塚 芳忠)


《主題歌》
OP
『TILL THE END』
アポロン(入野 自由)ハデス(小野 大輔)月人(上村 祐翔)尊(豊永 利行)
バルドル(神谷 浩史)ロキ(細谷 佳正)
ED
『REASON FOR...』
アポロン(入野 自由)ハデス(小野 大輔)月人(上村 祐翔)尊(豊永 利行)
バルドル(神谷 浩史)ロキ(細谷 佳正)

声優陣の担当するOP、EDはカッコ良い曲です♬
聴いてみる価値ありだと思いますよ(´▽`)♬







 

投稿 : 2019/12/07
♥ : 28

74.7 2 金春智子でシリアスなアニメランキング2位
マスターキートン(TVアニメ動画)

1998年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (232)
1404人が棚に入れました
元SASのキートンがさまざまな難事件を鮮やかに解決していく推理サスペンス。原作=勝鹿北星、作画=浦沢直樹の人気同名マンガが原作。かつてイギリス陸軍特殊空挺部隊SASに所属していた平賀・キートン・太一は、現在は保険の調査員をしている。本当は考古学者をめざしており、考古学だけで食べていきたいのだが望みはかないそうにない。そんな太一は、保険の調査の仕事のほか、SASの要請や考古学の研究などで世界各地を飛び回り、数々のやっかいな事件に巻き込まれる。それらを太一はSASや考古学の研究で培った技術や知識、持ち前の機転で解決していく…。

声優・キャラクター
井上倫宏、桑島法子、永井一郎、菅原正志、辻親八、キートン山田
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

浦沢作品では一番好き

<2019/5/26 初投稿>
原作既読。

主人公の平賀・キートン・太一さんは名前からわかる通りハーフで母が英国人、父が日本人。

さらに多様な経歴、極めて高い経験値とスペックの持ち主です。

ところが容姿はどーみてもコテコテの和風で、お人好しでうだつの上がらないおにいさん。
今は冴えない考古学の大学講師という謎キャラです 笑。


キートンの経歴をもう少し書くと・・・

ネタバレというほどでもないけど一応閉じておきます。
{netabare}
オックスフォード大を考古学専攻で卒業(中退だったかな?)

在学中に大学で出会った英国人女性と結婚、一女をもうけるも離婚。

で離婚のショックでなぜか英国陸軍・特殊空挺部隊(SAS)に入隊、そこで伝説級の活躍。
実績と特にサバイバル技術が高く評価されSASの教官まで務めます。
(SASは米国のデルタフォースみたいなもんらしいです。)

でもなんか違うと思ってSASを辞職(除隊)。{/netabare}

そして今は日本に住み普段は大学講師をやりながら、たまに娘に世話を焼かれたりしながら、考古学の発掘調査に勤しむ毎日。

しかし大学講師だけでは食えないキートンはイギリスの保険会社ロイズ(※)のオプ(調査員)もやってます。

なので日本と欧州を行ったり来たり。
飛行機代だけで足が出そう 笑

そんなキートンが保険事故の調査や発掘調査などでさまざまな事件や出来事に遭遇、
時に事件を解決し、
時に出会った人々と暖かく柔らかい交流があったり、
せつないやるせない思いをしたり、
とかそんな話。

(※)正確にはロイズは保険会社や保険引受人の組合組織で、特定の保険会社ではありません。ちなみにロイズは世界最古の保険を取り扱った組織とも言われ、保険会社だけではなく個人、つまりお金持ちが保険の引受人として取引できるようになってます。日本の保険の常識とはかなり異なった組織・制度です。
キートンは個人の保険引受人からの依頼で調査を行うこともあり、物語に厚みを加えています。


原作は浦沢直樹さんの漫画なのですが、浦沢作品の中では一番好きです。

他にはMOSTERやPLUTO、パイナップルARMYも好きですが、本作はパイナップルARMYにやや近い印象。


浦沢作品の特徴は登場人物の表情。
無言のシーンでもどんな感情なのかが一目でわかる画力は流石です。
キャラクターの書き分けも完璧。
日本人と欧米人がパッとみで区別つくキャラクターデザインって案外少ないと思うんですよね。

前述の通り欧州が舞台となることも多いのですが、その背景や会話、出てくる料理なども本当に自分がその国にいるような気分になれてしまいます。

基本1話完結のお話も、変な外連味はなく地味ですが、1話1話心に染み入る深みと温かみがあります。

いずれも高品質な短編の良作・佳作を何十本も積み重ねたような。


そんな原作をアニメでは丁寧に忠実に再現しています。

この「マスターキートン」
私は超有名作だと思ってたのですが、時間というのは情け容赦ないですね。

隠れた、というより時代に埋もれた名作だと思います。

今時のアニメとはかなり趣が異なりますが、「最近のアニメに少し食傷気味」「ストーリーのしっかりした物語を楽しみたい」という方にオススメしたい作品です。。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 37

四畳半愛好家 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

人間はなぜ学ぶのか?

浦沢直樹原作の名作漫画のアニメ化作品。
基本的に1話完結×全39話。
推理、救出、人探し…等々、各話ごとに大きく話が変わるため飽きさせない構成。

主人公である平賀・キートン・太一は、イギリス人と日本人のハーフで、オックスフォード大学に進学したエリート。

考古学者でありながら優秀な保険調査員。(ただし、就職口の大学を目下探し中)

複数の言語を使いこなすマルチリンガルであり、特殊部隊「SAS」でも数々の戦果を上げた異色の経歴を持つ。当然戦闘力もかなりのもの。戦闘やサバイバルの際には、軍の知識だけでなく、考古学の知識を活かすことで、危機的状況を脱する…。
 
そんな超人にもかかわらず、性格に嫌味な部分がなく、世界中の多様な考えを持つ人物たちとも直ぐに打ち解けられる魅力的な人物。(抜けてる部分もある点が彼の魅力の一つになっている)

顔も声も髪型も地味だけど…正直格好いい!!


主人公が超人なので「俺TSUEE!」系の作品の一つではあるかもしれない…。
しかし、物語が現実的なので、そういう「臭さ」はない。
同時に「爽快感」も薄い。

俺TSUEE!系作品が好きな人が観ても楽しめるかは謎。

とりあえず「地味な作品」「大人向け作品」も楽しめる人にオススメ。
1話1話が濃いため、一気見はキツい。
1話1話丁寧に観ていきたい作品。(ビールとか飲みながら)

●個人的に特別好きな回3つ

①5話:「屋根の下の巴里」

 人間はなぜ学ぶのか? そんな問いにキートンなりの回答をしてくれます。
 教授がまた最高の人物でね…この回が個人的にはベストです!!
 「学ぶこと」の楽しさを知っている人に是非観てもらいたい!
 勉強は辛い面もあるけど、それ以上に楽しいものだと思うんです…!
 (研究室生活に戻りたいとは思わないけど…)

②25話:「砂漠のカーリマン」
 あにこれのサムネ画像はこの回ですね!
 とにかく格好いい回!痺れる回!
 この作品って面白い知識が詰まっていて、そこも魅力的ですね!
 しかし砂漠でスーツは本当に正しいのかな…?

③35話:「五月の恋」
 この回はキートンの娘、百合子が主人公な回です。
 百合子の優しさと温かさに涙。
 父譲りの優しさに加え、若さゆえの真っすぐさやパワーが彼女の大きな魅力です。
 
以上の3つが特に好きだったのですが、きっとファンごとに違う意見を持っちゃう作品なので、あまり参考にならないかな…。

それぐらいレベルの高い話が揃っている名作です!
(ただ「学ぶ」のが好きな方は、5話だけでも観てみてほしいな…なんて。)

投稿 : 2019/12/07
♥ : 15
ネタバレ

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

一話完結の仕事人

普段は柔和で実は…「能ある鷹は爪を隠す」キートンさん。かっこよすぎです。
離婚して未練タラタラなくらいがバランス取れてていいんでしょうか。

携帯電話などなくポケベルもあったかどうかの時代。
今の時代だと「この日本人すご過ぎww」などとすぐSNSに乗っかっちゃって顔が割れてしまうんでしょうか。

台詞で必要なことは語ってくれるので、作業しながらの「ながら観」にも最適でした。
(かわいい女の子も出てこないので画面に目が釘付けにはならないしね)
かと言って、大切な締めの部分では言葉で多くを補い過ぎず…という大人な引きの良さもありました。
味わい深くもアッサリとした一話完結式なので、そこをもっと掘り下げて長く観たいのに物足りない‼、という感覚を残す話もありました。



〜好きだった話〜

{netabare}4話・爺さん回
この老いぼれ、実は…のパターンで、婆さん回もあった。

5話・屋根の下の巴里
「人はどんな時でも学べる」というストレートな勤勉メッセージ。

7話・チャーリー
幼馴染との邂逅。最後、どんな風に受け止めていたのか。
嫉妬とか尊敬とか、…?多くを語らないで、ママへの一言が印象に残る。

12話・御婦人たちの事件
イギリスが舞台だから、ミス・マープルみたいなおばあちゃんも登場。

13話・穏やかな死
テロリストの使用する爆弾を造り続けてきた男の、ある日の気づきとは。手に汗握るスリリングさと、チョコレートの甘さと。もっと早く気づけやと言いたい。

15話・長く暑い日
キートン vs 孟犬。もうちょっと続きどうなったのか(とくに、犬のその後!)観たかった。
若き日の覇気あるキートンお父さんが、かっこよい。

18話・フェイカーの誤算
「一流の仕事人は…」が口癖の詐欺師。なんかおかしい。キートンが対決するのと思いきや、「一流」のこだわりにより二転三転。
ちょっとうまいこと行き過ぎだけど、正直者がバカを見ない話でホッとする。

19話・空へ…
めんどくさい鬱屈少年の話。
「こんなにいい天気なのに学校なんてもったいない」と言えちゃう娘はいいなあ。
平賀家が息子でなく娘なのが、何となく家風が分かるような気がする。

20話・臆病者の島
爺さんかっこいい!回。動きのキレがね。

21話・アザミの紋章
歴史上の逸話から探る人物像。見てきたかのような、個人的記憶のような演出の切り替わり、とても見応えがあった。アニメ独自の演出なのか、原作からなのか知りたいところ。巻物が動く演出はアニメだからな、面白さかな。

22話・シャトー・ラジョンシュ1944
「だんなさまのお考えになる事は、だんなさまが生まれる前から、わかっております。」
忠誠心ですよ…おとっつぁん(誰)!!(T_T)
戦火の中で採りごろの実を採りに行くとか、ほんのちょっとだけ、その気持ち分かる…。たぶん私の中のソレはみみっちいけど

25話・砂漠のカーリマン
キートン賢くかっこよすぎ。
砂漠の過酷なサバイバル。
砂漠に行く前に原作もぜひ熟読しておきたいです。でも砂漠にとても行きたくないです。

26話・家族
かつての金メダリストが夢から目覚める…冒頭のシーンが絶妙に切ない。
26話、27話、28話は面白いけどちょっと似てるかな。ヨーロッパの内紛や分断を下敷きにしていて深みが感じられるぶん、え、深刻な内容なのにもう終わり?ってなる。

33話・背中の裏町
女の求める父の姿。あえて真実を突きつけないキートンはんに惚れてまうで…

34話・瑪瑙色の時間
大人の情けなさやふがいなさを見ている子供達。たぶん私も見られてる。
「俺はもう一度立ち上がろうと思う。自分を憐れんでいる時間なんか、ないんだ。」うむ。

…しかし「瑪瑙」のグリーンて結構、人工染色されてるような…

35話・五月の恋
婆さんかっこいい回。
ここだけミセス向け恋愛漫画みたいなムードだけども。キートンの娘さんステロタイプなお節介やきだけども。

38・39話・狩人の季節
キートンと上官の邂逅。器用貧乏なんだねキートンさん。
あー、見終わっちゃった…という寂しさが募ります。
もっと長く見せて欲しいと度々感じていたものが最後に2話連続になると?時の流れは余裕をもって感じますが、そんなに内容のボリュームアップはしないものですね。むしろこれまでの一話完結の簡潔な強さを感じました。まことに勝手な話ですが。 {/netabare}


原作は、原案やら原作者やらの表記について一悶着あったらしく、長らく再版されなかったらしいですね。
とても面白かったので読んでみたいです。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 38

72.7 3 金春智子でシリアスなアニメランキング3位
花田少年史(TVアニメ動画)

2002年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (171)
871人が棚に入れました
近所でも有名な腕白小僧、花田一路は悪戯を叱る母親から逃げようと道路に飛び出し、車にはねられてしまう。頭を9針縫いながらも、奇跡的に助かった一路であったが、これ以降なぜか幽霊が見え会話出来るようになってしまう。そして様々なオバケ達が生前の未練や願いを果たすためにと、自分たちと会話可能な一路の元にやって来て無理難題を押し付けられる事となった。

声優・キャラクター
くまいもとこ、桑島法子、矢尾一樹、田中真弓、野沢那智、竹内順子、久川綾、伊倉一恵、永井一郎、ゆきのさつき、井上倫宏、真殿光昭、松本梨香、山口勝平、小林沙苗、堀勝之祐、大原さやか、金月真美、高山みなみ、田中秀幸、かないみか、たてかべ和也

タケ坊 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

笑って泣けるハートフルコメディの名作

☆物語&感想☆

カラーテレビが普及しだした頃の昭和の田舎が舞台で、
ある日車にはねられた事をきっかけにおばけ(霊、生霊)が見えるようになった主人公一路のもとに、
あの世へ行けない霊や生霊が助けを求めてやってくる、という内容の物語。
基本1話~3話完結のエピソードで全25話。

成仏できない幽霊を助ける…となると「あの花」のようなあからさまに泣かせる系の話か、
と構えてしまうところではありますが、
基本的に主人公の一路は非協力的で、とんでもない悪ガキ(糞ガキ)なのが他作品とは異なるところ。
どのエピソードも中途半端なギャグアニメ以上に笑えるコメディでもあるので、
あざとい感じはそれほど受けません。

まぁ幽霊のお願いもシリアスなものもあれば、結構ライト!?なものまであって、
泣かせるエピソード一辺倒というわけじゃないところも飽きさせなくて良いですね。
後半は特にどれも感涙必至な珠玉のエピソード中心ですが、
前半8話の童貞のまま死んでしまった織田の話は異色で、かなり笑えるもので自分は好きですね。

一路の悪ガキぶりだったり、母ちゃんのお仕置きなど、
今ならちょっと放送コードに引っかかりそうな描写も結構ありますが、
当時は今ほど規制とかうるさくなかったんでしょう。
結果的に昭和の時代感がとてもよく描かれていてノスタルジーを感じる所でもあります。

この作品が幅広い年齢層に高く評価されているのは、
笑って泣ける物語で、昭和のノスタルジーを感じる作風だということは明らかですが、
一貫しているのが、親子だったり恋人同士だったりの愛に溢れた普遍性を描いていること。
花田家の面々を観ていても、家族の温かみを感じない人は居ないでしょう。

☆声優☆

主人公一路を演じた、くまいもとこの好演が何と言っても見事ですね。
これほどこの役に嵌るキャスティングはなかなか見つからないでしょう。
また、一路以外にも花田家の面々の演技も素晴らしい。
母寿枝役はどっかで聴いたこと有るなぁと調べてみると、ドラゴンボールでクリリン、
今はワンピースのルフィを演じているんですねぇ~感慨深い。

徳次郎役の野沢那智さん、数々の名優の吹き替えをされてた方ですが、
アニメで思い出すのはあのスペース・コブラ。
もうずいぶん前に亡くなられてたんですね。。

その他各エピソードのゲスト声優も今となってはベテラン揃いの実力派ばかり。

☆キャラ☆

主人公一路の最初の印象が悪すぎてかなりイラッと来ましたが、
観ているうちに慣れ、家族や友達、幽霊との関わりを通じて、
回を追うごとにちょっとづつ成長していく様が見て取れたのが良かったですね。

花田家の面々は個性豊かで演技の良さも相まってかなり笑わせてもらいましたね。
いつも一路を叱っている母寿枝の一路を思う気持ちに涙。
一路にアプローチしてくる霊たちも、バラエティに富んでいて飽きさせませんでした。

☆作画☆

クレジットを見てみると回によってはかなり少数精鋭で制作されたことが判りますが、
キャラデザインが今風の絵柄じゃなく、アクション的にもそこまで派手な場面も多くないので出来たんでしょうね。
ただ表情の描き方なんかはしっかりしていて、手抜き感は感じられません。

高く評価したいのは何より背景&美術の方。
これがとても淡くノスタルジックで素晴らしい出来。
2002、3年の作品ですが、デジタル環境が整った現在のものと比べてもかなり質が高い。
もしこれから観てみよう、という人が居たら背景、美術に注目して観ると良いと思いますよ。

☆音楽☆

OP,EDがバックストリート・ボーイズの楽曲が用いられているのが意外ではありますが、
曲自体は作品に合ったもので違和感はありません。
まぁこれだけ素晴らしい作品なので、やはりこの作品のために歌詞から作って欲しいなぁとは思いますが、
作中BGMの方は絶品。
アコースティックな楽器、生音に拘った温かみや懐かしさを感じるもので、
曲数はそこまで多くないながらも素晴らしい出来、しっとりと染みますねぇ。


内容に難しさはないものの、
昭和のノスタルジーを感じるという意味では、
ある程度大人の方がより感慨深いのではないかと思います。
作画、声優、音楽、クオリティはマッドハウスの本領が発揮された素晴らしいもので、
今時のアニメファン以外の一般層にもオススメして間違いない、名作なのは言うまでもありません。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 11

保見川 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

【お気に入り】 正真正銘、笑って泣ける作品

~
「クソガキ」を絵にかいたような少年・花田一路(はなだ・いちろ)は、可愛げの「か」の字もないようないハナタレ小僧で、どうしようもないトラブルメーカーでした。ある日、事故をきっかけに後頭部に九つの縫い跡を持ってしまった一路は、幽霊が見える特異体質になってしまいました。という話。
この作品は、そんな少年一路を中心とした花田家のドタバタギャグの一面と、様々な幽霊との出会いが生み出す感動ドラマの側面があり、他の作品にはない特殊な二面性を持っています。ギャグの部分については、とにかく一路たちのクソガキらしさが前面に出ているので、やっていることは心底下らない感じです。でも不思議と微笑ましさすら感じる面白さがありました。きっとそれは、どんなに下品なやりとりだとしても、その根底には「家族」という素朴な温もりがあるからだと思います。もう一つの側面である幽霊との物語は、幽霊が見える体質であるばっかりに、色んな幽霊から未練の代役を頼まれてしまうのですが、その中には、しょーもない未練を依頼する者や、大切な人との別れをお願いする者など、様々。とにかく幽霊の依頼内容が多種多様のため、ある時はコメディになったり、ある時はヒューマンドラマになったりと、物語のバリエーションがとても豊富です。最後まで飽きることはありません。
この作品は「浦安鉄筋家族」と「夏目友人帳」を合体させたような作品で、登場人物や作風自体は「浦安鉄筋家族」、設定や物語は「夏目友人帳」を彷彿させます。普通に考えると、この二つの作品は噛み合いそうにありませんが、実はその通りだったりします。幽霊メインのドラマが始まると、一路が蚊帳の外になったりして、主人公にも関わらず舞台装置のような扱いになったりしていました。それでも、時には笑い、時には胸が温かくなるような、一粒で二度おいしい作品であることに変わりはありません。

物語:★★★★☆
・本文参照。個人的にメロンとクリスマスプレゼントの回がお気に入り。
作画:★★★★★
・水彩画のような背景が素朴な雰囲気を演出しています。
声優:★★★★★
・有名な声優が多いけど、普段とは違った演技が見れるので新鮮。
音楽:★★★★☆
・バックストリートボーイズは今だからこそノスタルジックに聴こえてしまう不思議。
人物:★★★★★
・子供がみんな生き生きとしています。桂ちゃんが可愛い。

個人的評価:★★★★☆ (4.0点)

投稿 : 2019/12/07
♥ : 5

ななりす さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

少し下品だけど、沢山の笑いと感動の名作!なので

全25話
ジャンル:幽霊コメディ 感動

この作品は沢山笑えたし、沢山の感動の涙の連続でした。今まで200作品程アニメを観たけど、回数でいうと一番泣けた作品です。私思ったんですけど、この作品はサムネで損をしていると思います。私もその一人でしたが、その為に敬遠する人多いと思う。

1970年代、昭和の長閑な田舎が設定の舞台、世界観が凄く良いですね。都会に住んでると味わえないです。昔ってこんな感じなのかぁとちょっとビックリ!?。その田舎を舞台とし絵に描いたような悪ガキの主人公の一路(いちろ)。この一路のイタズラ等の悪ガキぶりや下品なギャグ、行動に笑える。ドタバタコメディなんですけど、この下品で笑えるようなギャグ、行動は、クレヨンしんちゃんみたいでお馬鹿です。特に前半は食事中には観ない方が良いかも(苦笑)。この下品ささえ大丈夫でしたら、沢山の感動を味わえると思います。でも、この下品な描写がなかったら、もっと良かったかも。

登場キャラは立っていて田舎という設定もあり、口は悪いですけど暖かみのあるキャラが多く、とても魅力的。このキャラ達の人情を感じ、日本ならではの文化を感じることが出来ました。萌えとかは一切ないんですけど、観た目は愉快なキャラが多く微笑ましいです。そのキャラ達を演じる声優さん達はベテランの豪華声優陣。

雰囲気は夏目友人帳にそっくりに思いました。雰囲気だけでなく、話の内容も結構似てると思います。夏目友人帳は妖怪が主人公にお願いをするのですが、こちらは妖怪ではなく幽霊が主人公にお願いをします。夏目も苦労してましたが、一路も四苦八苦しながら苦労するのは似ている設定だと思います。

「死」をテーマにしていて普通は重いんですけど、一路の言動、行動にギャグなどのコメディを交えていて、あまりそうは感じなかったです。これもこの作品の特徴だと思う。ギャグで沢山笑えてシリアスも多々あり、バランスが凄く良いと思います。また、テンポが良いので飽きなくて面白かったです。悲しい話もあるけど、基本的に心温まる感動の話ばかりで凄く良かったです。最後に犬の二路ちゃん可愛い!感動作を観たい人にお勧めの作品です!

投稿 : 2019/12/07
♥ : 11

61.6 4 金春智子でシリアスなアニメランキング4位
シュガシュガルーン(TVアニメ動画)

2005年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (57)
431人が棚に入れました
魔界に住む2人の少女、ショコラとバニラ。親友でも有り、魔界の次期女王(クイーン)候補のライバルの関係にある2人は人間界にやってきた。理由は人間のハート( = 自分への想いの結晶)をより多く集めてクイーンになる試験をするためである。

しかし人間界に行ってみると、魔界ではバニラよりモテたショコラがバニラに逆転された上に、謎の少年ピエールに一目惚れ。奪われたら永遠に魂をなくすと言われる唯一無二の魔女のハート。ショコラはそれを守ることができるのか?そしてクイーン試験の結末は…?

声優・キャラクター
松本まりか、井端珠里、小西遼生、津田健次郎、八十田勇一、横山智佐

もぐもぐ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

安野モヨコ♡

安野モヨコさんの絵がすごく好きで、シュガシュガルーンの漫画は私が小学校の時からとっても大事に何回も読んでいる漫画です!☆
バニラが持ってるものと似ているものをお母さんにおねだりしたのをすごく思い出す笑
とにかく、世界観が本当に好き♡
魔法少女作品で一番はこれでしょ!ってかんじです。私のなかで
でもでも、アニメも良いけどやっぱり漫画の方が私は断然好きなので、シュガシュガルーンは漫画で見てから、アニメ見て欲しいなってかんじです。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 2

にわとり。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

色合いが素敵。にゅん

魔女ってところにすごく惹かれて
幼い頃の私は無我夢中で
毎回見てた気がする

恋愛のお話しなんだけども
友情をとるか勝利をとるか
それとも命と引き換えに恋愛をとるか

子供のアニメにしては内容が
すばらしいですね

最終的にはみんなに平等であり
みんなに優しい人が幸せになるものです


ショコラのツンデレな感じと
バニラの純粋な感じ。

みんなちがってみんなイイ!\(^o^)/

ショコラだいすきだよおおお!

投稿 : 2019/12/07
♥ : 4
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ヴァルプルギスの夜に魔女は集う

『なかよし』連載の安野モヨコ氏(※庵野秀明氏の奥様)の原作マンガを、吉田玲子氏がシリーズ構成し、吉田氏を始め金春智子氏・高橋ナツコ氏といった錚々たる女性脚本家が各話脚本を担当した2000年代の魔法少女アニメの名作、という定評が気になって視聴してみました。


◆「魔法少女」というより、そのままの意味の「魔女」アニメ?

一般に「魔法少女(magical girl)」というと、日本のありふれた学校に通う小学生から中学生(※まれに高校生)くらいの普通の少女(※実際には「伝説の~」の転生者だったり、特別な因縁で魔法の素質を備えていたりするのですが・・・)が、ある日ハプニングに遭遇して、そのとき現れた謎のマスコットに誘導されて「魔法少女」に変身する(または能力が発現する)・・・という展開が主流と思います。

でも、本作の場合は、ヒロインたちが最初から普通の少女では全然なくて、{netabare}魔界の将来のクィーンになる資格を賭けて、意図的に人間界に降下した{/netabare}、そのままの意味での「魔女(witch)」たちであり、彼女らを取り巻く関係者や敵対勢力たちも全員、(外見はともかく)最初から普通の人間とは全く違う存在として設定されている、という点で、一般にいう「魔法少女」アニメとは区別しておく必要がある、とまず思いました。

そして、ヒロインたちがそもそも普通の少女ではない、ということから、魔法少女アニメを視聴し始めて通常は間もなく生じるヒロインたちへの親近感といったものが、本作の場合は生じ難く、いかにも少女受けを意識したらしいちょっと尖ったキャラクター・デザインへの苦手意識も併わさって、(少なくとも自分の場合は)視聴の当初は見続けるのがちょっと辛い作品でした。


◆それでも、シナリオの見事さに次第に惹き込まれていく《感情描写系》の良作

ヒロインたちが普通の少女ではない、ということは、彼女たちが{netabare}「人間たちのハートが見えて、その見えたハートのゲットを目的とする」存在{/netabare}・・・ということに典型的に表現されています。
ようするに彼女たちは、『魔法少女まどか☆マギカ』のキュウベェが魔法少女たちの魂を回収して廻るのと同じ要領で、{netabare}人間たちのハートを回収して廻っている{/netabare}ので、その設定だけから見ると、私としては余り見てて心地よい作品とは思えなかったのです。

・・・そうやって一話一話の出来の良さ自体は評価しながらも、蟠(わだかま)りの気持ちを持ちつつ視聴を続けていったところ、2クール目の終わりに差し掛かる第22-23話に至ってようやく、ヒロインたちが{netabare}「ハートを獲るより大切なこと」に気付き始めて{/netabare}、いよいよ先の展開が気になってきました。

そこから第43話(※タイトルにした「ヴァルプルギスの夜」の魔女集会の回)までは、見応えのあるシリアスな心理劇が続いて目が離せなくなり、視聴し始めたときには思ってもみなかった嬉しい誤算になりました。


◆途中で期待してしまった分、終盤のまとめ方はちょっと残念

上記の第43話視聴終了時点までなら、個人評価 ★ 4.3 以上を付けようと考えていたのですが、その後のラスト8話は、そこまでの視聴で期待値が上がってしまったせいか、今度は思いがけずショボイ結末にちょっとガッカリ。
放送当時、連載中だった原作マンガ(※終盤の評判も良いらしい)の結末がまだまだ見えない段階で、強引にアニメ化企画を進めてしまったツケが、ここで出てしまったのかも知れませんね。

それでも全体として、視聴を始める前の予想を大きく超えて楽しめた作品だったので、個人評価は ★ 4.0 とちょい高めの点数に決めました。
今後、さらにもう一周すれば終盤の展開への感想も、また変わってしまうかも知れませんね。
それだけの魅力のある作品だと思います。


◆視聴メモ
{netabare}
・第1話視聴終了時点
「ハートは奪うもので奪われるものではない」→他人のハートをゲットする、というコンセプトの作品か?
・他人のハートが見える、ということで『彼女がフラグをおられたら』(フラグが見る少年の話、2014年)にちょっと似てると思った。
・第4話視聴終了時点
一話一話の脚本が良いと思った(これって《恋愛の達人》アニメ?)。
・第22話視聴終了時点
男子のハートを攻略していく展開は面白いのだけど、もう一歩踏み込んで考えて、そうやって発生した恋心を「魔法で摘み取っていく」という行為は果たしてどうなの?という点が、ここまで来て気になってくる(←「魔法で解決しても何にもならない=それは本当の解決ではない」という魔法少女アニメ最大のお約束のテーマ)
・第23話視聴終了時点
そう思っていたら、次の第23話で、ようやくショコラ&バニラが「ハートを獲るより大切なこと」に気付き始めて、いよいよ先が気になってくる。
・第25話視聴終了時点
ようやくシリアス展開に入り始めた感じ(魔女が魔法使いにハートを獲られたら・・・になってしまう、という設定が明らかになる)
・第26話視聴終了時点
ようやく半分を見終えたが、本作は典型的な《感情描写系》作品なので、視聴に注意が必要で、思っていた以上に視聴に時間とエネルギーが必要になってしまっている。
・第28話視聴終了時点
初の本格シリアス展開。
・第39話視聴終了時点
いよいよ鬱展開に突入。
・第43-44話以降は、オグル・ロワイヨーム両者の戦闘となるが、ここからの展開はイマイチ。{/netabare}


◆(※参考)ハートの色(・・・人の感情によって様々な色で発現する)
{netabare}
① 黄色   →ビックリした時、通称ピス(おしっこ)、一番安いハート(第1話)
② オレンジ→心がときめいた時(第8話)
③ ピンク  →はっきりした恋心の証(第3、28話)
④ 真紅   →愛情の証(第27話)
⑤ 漆黒   →嫉妬の証(第8話)
⑥ 緑    →友情の証、オレンジよりも高価(第9、33話)
⑦ 青    →尊敬の証(第35話)
⑥ 紫    →エッチな気持ちになった時{/netabare}


◆制作情報
{netabare}
原作マンガ      安野モヨコ(『なかよし』2003年9月-2007年5月連載)
監督         ユキヒロマツシタ
シリーズ構成     吉田玲子
脚本         吉田玲子、高橋ナツコ、金春智子、池田眞美子、長谷見沙貴、丸尾みほ、吉村元希
キャラクターデザイン 安野モヨコ(原案)、大竹紀子
アニメーション制作  studioぴえろ{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回
*付きはアニメ・オリジナル回(全部で28回→28/51=約55%)

============== シュガシュガルーン (2005年7月-2006年6月) ===========

- - - - - OP「ショコラに夢中」、ED「月の向こうの世界」 - - - - -
{netabare}
第1話 チョコとハートの流れ星 ★ ショコラ&バニラ人間界へ、萌黄学園入学(小5、10歳)、ハート集め開始
*第2話* かえるとねずみのラブバトル ☆ 謎の美少年ピエール(中等部生徒会長、14歳)、使い魔(デューク、ブランカ)
*第3話* 新聞部とつげきインタビュー ★ 西谷君の恋心、消える恋と消えない友情 
第4話 魔法のリップは恋の予感 ★ 真鍋(学級委員長)の演劇熱、心に思ってることを口に出せるリップ
*第5話* ドキドキハラハラ!!家庭訪問 ☆ 占いブック、幸子先生来訪と偽ロビン騒動
*第6話* ハートを狙え!恋のフェンシング ☆ ピエールとの賭け、魔界の掟、ピエールVSショコラ 
*第7話* ショコラ、女王候補失格!? ☆ 元老院査問会、女王の資質、氷雪のプリンス ※キャンディ女王&ショコラのお爺登場
*第8話* レディな気分のバカンスデート ★ ピエールの別荘招待、ショコラ大人のレディに変身、恋心の発生と嫉妬 
*第9話* 緑のハートがくれたもの ☆ 同級生アキラの飼い犬捜し、緑のハート
*第10話* ロビンに学べ!ラブラブ大作戦 ☆ ショコラ&バニラのTV局潜入
*第11話* 恋より大切!?友情魔法 ★ 白鳥さんの恋愛相談(バニラ)
*第12話* ショコラ、ネコになる!? × ※お約束の動物変身回(とくに見なくてよいと思う・・・) 
*第13話* 輝けハート!女王候補試験 ★ 女の子の虹色ハート獲得競争(中間試験)、女王のプレゼント(箒)、ピエールの馬車
第14話 魔法使いの転校生 ★ ウー&ソール中等部転入、テニス対決(ピエール、百利香)、黒く冷たい影
*第15話* あべこべマカロンで大混乱!? ★ ※お約束のヒロイン入れ替わり回だが、二人の気持ちが語られる点は〇  
*第16話* ショコラ、アイドルになる! ☆ 魔女ナイツ、魔界から来た先輩ココナッツ(ココ)
*第17話* おじい襲来!恋のダンス対決 ☆  
*第18話* 超こわ!ハロウィン肝試し!? ★ 百利香の招待、憎しみのノワール(黒い)・ハート
*第19話* 使い魔ブランカのちっちゃな恋 ★ チーズ店主へのブランカの片想い
*第20話* ショコラピンチ?かわいい魔女志願 ★ 同級生・滝川クリスの妹ソフィアの心を癒す話
*第21話* 魔法のティーカップは夢気分 ★ ピエールの夢の中へ(雪と氷の世界)
*第22話* ショコラ&バニラ恋の三角関係? ★ 堅物の優等生(篠原先輩)のハート攻略作戦
*第23話* 走れ走れ!友情リレー ★ ハートを獲るより大切なこと
第24話 バイバイ、ハートの髪飾り ★ オグルの気配、本当にショコラを思ってくれる人(サッカー少年森山君)、夢のプレゼント
第25話 ピエールの秘密、手帳の秘密 ★ 敵対する魔界の一族(オグル)、ショコラのママのアドバイス、ピエールの揺さぶり
第26話 クリスマスには恋するハート ★ X'mas会で同級生の森田&マユの恋を後押しする話
第27話 小さなハート、まっ赤なハート ★ アキラの従兄弟ミハル(4歳)と過ごすお正月、真紅のハート(愛情)ピックアップ
第28話 危ない!水族館デート ★★ 漆黒のハートの刈り手、ショコラ陥落寸前、デューク大活躍 
第29話 魔界創世紀、オグルの秘密 ★ クグロフ先生の結婚式(魔界一時帰還)、オグルvs.ロワイヨームの真実の歴史{/netabare}

- - - - - - - - OP(変わらず)、ED「デート☆デート」 - - - - - - - -
{netabare}
第30話 オグル宣戦布告!ハート工場危機一髪 ★ 第二回中間試験、オルグの使い魔来襲
*第31話* お騒がせ魔女・ワッフル登場! ★ ウーの追っかけ少女(8歳、小3)、ピエールの申し出、ショコラの自問自答
第32話 ショコラ、チョコにこめた想い ★ ヴァレンタイン・デー回、バニラの義理チョコ、ショコラの気持ちを封じ込めるチョコ
*第33話* 友情のハート、大切な想い ★ 気の合う悪ガキ三村君、友情は楽しくてハッピーなのに恋は苦しくて切ない・・・
*第34話* ショコラとバニラと夢の星 ☆ 二人の幼少期
*第35話* ワッフル、女王様になる! × 魔界通販の落し物ティアラ騒動 ※ただのギャグ回(見なくてもOK)
*第36話* おじいを止めろ!ばあやの(秘)大作戦 × ショコラの祖父のバカンス ※同上
第37話 黒いハートとオグルの罠 ★ グラシエ大尉来訪、ピエールの招待、拒絶、迷宮と黒猫、傷心のバニラ
第38話 ピエールの誘惑、引き裂かれた友情 ★ 生徒会長選挙 ※バニラの心情推移の説得力がイマイチ×
第39話 誕生、オグルのクイーン ★ 嫉妬心の発生、バニラ闇落ち、悲しみの種を撒く
第40話 嫉妬の黒い針 ★ 高村先輩(海南中)の好意、仕組まれた嫉妬
第41話 バニラと対決!秘密のスパイス ★ ウーの優しさ、バニラの混乱
第42話 ショコラ・ピエール、ふたりきりの冒険 ★★ 偽の海水浴場、忘れられた通路、二人の記憶
第43話 ヴァルプルギスの夜への招待 ★ 魔女の集会、クイーン候補お披露目、オグル来襲、謎のレディ
第44話 ママからのメッセージ ☆ オルグとの戦争の危機、シナモンの手帳内容 
第45話 ピエールの策略、バニラのハート ☆ バニラのノワール集め加速、身体の異変(2つのハート) 
第46話 ココア砂漠の魔女・アンブル ☆ マンドラゴラの花捜し
第47話 凍った記憶、ピエールの過去 ★ 銀色ベリー捜し、ショコラとピエールの出遭い
第48話 ノアールと友情の涙 ★ ピエールのピンクのハート、バニラ救出、フィルトレ(ノアールを浄化する者)、闇の大公 ※問題解決過程が安易な点は×
*第49話* クイーン最終試験、開始 ☆  
*第50話* ユニコーンからの課題、試される心 ☆ 闇の大公グラース復活
*第51話* 輝くハート!次期女王決定 ☆ ピエールのハート浄化 ※この手の魔法もの長編のまとめ方としてはイマイチ{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)2、★(良回)31、☆(並回)15、×(疑問回)3 ※個人評価 ★ 4.0

投稿 : 2019/12/07
♥ : 9

62.6 5 金春智子でシリアスなアニメランキング5位
ニル・アドミラリの天秤(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (75)
336人が棚に入れました
書いた者の魂や、感情が宿り、その内容により読んだ者に大きな影響を及ぼすことがある“稀モノ”と呼ばれる本。これを収集・保護する機関“帝国図書情報資産管理局”、通称“フクロウ”に関わる登場人物たち。ツグミが彼らとの出会いをきっかけに、揺らぎ始める運命の物語。

声優・キャラクター
木村珠莉、梶裕貴、岡本信彦、逢坂良太、木村良平、鈴村健一、櫻井孝宏、村瀬歩、夏樹リオ、小林範雄、緑川光、興津和幸、榎木淳弥、遠藤大智、眞田朱音、高橋未奈美、利根健太朗、石井真、西田雅一、荻野晴朗、桜木章人
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

何気にジジイには見やすいかも

4話までの感想{netabare}
かくりよの宿飯に続いてこっちにもスレイベガ(普通の人には見えないものが見える能力)、まぁそれはいい。
それより気になるのは、フクロウはどこまで権限を有してるんだろう?

まず1話で大金持ちのお嬢様が入隊?するってことで、フクロウは予算潤沢なおハイソな組織なのか、予算切り詰められまくりの貧乏部署なのか、そこのギャップを見せてく作品なのかな?と思ったらそうでもないっぽい。
でもって2話は例えると「消防署が火事が無くてガッカリする」ってネタで、それは違うよと優しく諭される内容で、それはいい。
が、3話、とうとうフクロウがどの程度の組織なのかが重要な問題となってくる事態に。
もし銃の携帯認められてたらマレモノでイカれたおっさんは足を撃つなどして自殺を未然に防げたハズ。
ん?携帯してないよね?時代(制服)的にサーベル持っててもおかしくない感じだけどそれも無いよね。
捜査機関が丸腰ってどうなんだろう…本気でマレモノ探ししてるとは思えないっていうか、国はそこまで危機感持ってないってことなのかな。
と、そんな中、警察から護衛?監視?が配備。
ああ、これでフクロウの装備が警察に比べて弱すぎるってのを実感する展開になるのかな?
と思った矢先にカグツチが居ると目されるビルへ突入…おい、丸腰でかよ、そういうのは警察に任せた方が良いんじゃ…。
とはいえこの一件でカラスとカグツチは危険な組織ってことが分かり、フクロウに装備が支給される展開になるのかなー?
もしくは何者かの意図が働いてるってことなのかなぁ…?

そんなことを考えつつ4話、キター。 
時代設定は大正だったっけ?ああいう時代であるなら財閥や軍閥が政治に大きな発言力を持っててもおかしくない。
というよりそういうネタ使わないのならその時代を舞台にする必要もない。
で、財閥といっても主人公ツグミの久世家はそんなに大きくはないらしく(結婚しなきゃ家が潰れそうって段階でお察しってことだろう)そこには含まれてないっぽい。
一方で新たに登場した鵜飼昌吾、総理大臣のご子息とのこと。
ツグミの弟と同じくマレモノによって自殺未遂をし、フクロウのご厄介になることになった、と。
「もっと警備の厳重なところに行った方が…」と思わなくも無いけど(※)、所長がコネ持ってたみたい。
ん?でも総理の子息がマレモノによって大変な目に遭ったとなると、国を挙げて徹底的にマレモノ狩りを始めてもおかしくないような?と思ったら、
カラスの支持母体はシギヌマ財閥かも?という疑惑が。
でもって総理の息子って立場を利用してそこ主催のパーティーへ潜入するのだけど、そこで軍人のオアサが総理の悪口を言う。
ああ、そういうこと?
ちょっと整理、

・フクロウは総理と繋がりのある組織?
・軍は総理を快く思ってない(→フクロウは軍属でないので装備が認められないってことかも?)
・カラスはシギヌマ財閥と繋がりがある?(→よっておいそれとマレモノ捜査ができない)

単にパーティーへ出席しただけかも知れないので軍と財閥、軍とカラスの繋がりは保留。
また、軍って書いたけどあくまで予測、総理への不満はオアサ個人の感想なだけかも知れない。
元々4話の序盤、マレモノ絡みの事件が起きたのにフクロウへは報告が来なかった(フクロウが知ったのは新聞社を通して)のは、孤立してるってことの表現か。
警察は…本来は軍とは違うらしいのだけど、似たようなモンと大雑把に見ていいのかな?
3話で監視と言ってたが素直にフクロウは目の上のタンコブって表現だったか、ここら辺は余計な事考え過ぎちゃってました。
でもってそれは総理も同じのような予感、軍閥と財閥から突き上げ喰らって針の筵(むしろ)的な。
※の息子の避難場所も、他の部署は政敵の息がかかっててダメだったってことかも。

総理、軍、財閥、フクロウ、カグツチ、カラス、でもって新聞社、なんか色々な“立場”が出てきて…整理付くのか?(あ、あと「作家」も入るのか?)
また、久世家のツグミが一般人(庶民)とも大金持ち(財閥)とも言い難い中間的な立場。
パーティへの出席が決まった時「フォーマルな場だったらまかせろオラアァ」ってなると思ったらドレス着慣れてないわ会場の規模にビビるわ誰とも面識ないわ…ワルツは踊れたけど。
うう、久世家ってホント潰れる手前だったのね。
今後それぞれの立場同士の闘争劇になれば面白そうだけど、「この美男子はこういう立場です」って紹介だけに終わってしまう可能性も高そうで気が抜けない。
果たしてどうなるんだろうなぁ…。{/netabare}

各話ごとの感想はちと後回しで、といいつつ書かないかもしれないけど。

総評{netabare}
何気に面白かった。
作品世界の時代的にそう思わせるだけでズレてるかも知れないが、江戸川乱歩…ってか横溝正史や松本清張の…ガッツリ作った劇場版ではなく2時間ドラマ、ついでにフィルム撮り時代のエッセンスを感じる。
カラーリングとかそれ狙ってるよね?
火曜じゃなくて土曜の方…天地茂が活躍してた辺り、って書いて通じるかな?(といいつつ自分もよく覚えてない)
登場キャラたちがこぞって「実は〇〇の親だった」「実は〇〇の子供だった」「実は〇〇とは腹違いの兄弟だった」「実は〇〇家の御曹司だった」等、やたら血縁関係のいわくのある生い立ちなのもそれっぽい。
女性の社会進出や色恋沙汰でどうこうってのはちょっと火曜側っぽい部分もあるけど、アウラっていうオカルト要素があるので本質は土曜寄りかな?
何話だったか映画館で客とぶつかりそうになるシーンがあるがその客がどうみても水野治郎で、この作品にはそういうのは無いだろうと思ってたので虚を突かれて爆笑した。
ついでに言わないようにしてたけどOPはドレミファドンを髣髴としてのう…自分は。
土曜ワイド劇場(昭和まで)をベースに火曜サスペンス劇場をトッピングしたような雰囲気、意図的なんじゃないかなー?
細かい点でツッコミどころは多いが、これも昭和時代のドラマって思うと違和感感じない自分に困る。
そういう系が好きな方は楽しめるんじゃないかな?{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 5

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

運命が今、揺らぎ始める…

この作品の原作はゲームだったみたいですね。
原作ベームは未プレイですが、キャラデザを見た瞬間女性向けの作品だとピンときました。
可憐で儚い様に見えて、実は芯の強さと特異能力を持つ主人公の女の子…
その女の子の周囲には、凡そ大正時代の人とは思えないほど煌びやかな衣服に身を包んだイケメンがゴッソリ…

女性層も今じゃ立派な戦略ターゲットですから、この手の作品が今後どんどん出てくるんだと思います。
2018年春アニメでも女性向け作品はこの1作だけではありませんでしたから…
ですが、男性層にハーレムが必ず受けるか…というとこれには疑問符がつきます。
アニコレユーザーの中の男性でも、「ハーレムは少し苦手…」という方は結構いらっしゃいます。
同じように、女性向けだから逆ハーレムが受けるか…と問われると、必ずしもそんな事は無いと思うのですけどね。
現に私の知り合いの女性の方でも腐女子系の作品が苦手な方はいらっしゃいますから…

この作品を完走して思う事…
典型的な逆ハーレム設定ではあるものの、行き過ぎ感は無く、男性の私でも総じて見易い作品だと思いました。
きっと、主人公の久世 ツグミ役が木村珠莉さんだったからかもしれません。
木村さんといえば、ミカグラや12歳もありますが、やっぱりSHIROBAKOのおいたん…ですよね。
それに男性陣の声優さんにも旬な声優さんが使われているんです。
普通に視聴していて面白いと思えた作品だったと思います。

この物語の主人公である久世 ツグミは華族の令嬢…
傾いた家を救うため、この時代の女子に求められるのは政略結婚としての道具であること…
ツグミもその既定路線に沿って生きてきました。
だから、それはこれからもずっと…きっと死ぬまで決められた路線から外れることはないんだろう…と本人も思っていたことでしょう。

ですが、1冊の本がツグミの運命を大きく変えることになるのです。
事のきっかけは弟の焼身自殺未遂…
でも、弟は自殺未遂を図った訳では無く、そこには稀モノと呼ばれる本が影響していたんです。
そしてツグミに目覚めた特殊能力とは、稀モノに宿る「アウラ」という特殊な光が見えるようになったこと…
弟の様な悲劇は2度と繰り返してはいけない…
そう決意したツグミは、稀モノや関連する事件を扱う帝国図書情報資産管理局・通称「フクロウ」で働くこととなり、物語が動いていきます。

完走して振り返ってみると、主人公のツグミは男性陣からモテモテでしたが、魅かれる理由が良く分かります。
「男の人って、こういう感じの女性が好みだよね。」の王道を邁進するキャラでしたから…
こういう逆ハーレム作品を、普通のハーレム作品の様に主人公目線で物語を見ると、色々気になるところも出てきますが、自分が大勢の取り巻きの一人という視点で見る事の出来るのが、この手の作品を難なく視聴する方法なのかもしれません。

大勢の取り巻きの一人に自分を置き換えた際、どの男性をチョイスするかは人によって様々だと思うので、そんなネタを酒の肴にしても面白いのかもしれません。

ツグミに目覚めた特殊な能力…
本来ヒトには見えないものを見る能力なのですが、それを知った輩がツグミの奪取に動こうとするから、事態は更に悪化していきます。
稀モノによる被害は後を絶たないばかりか、ツグミまでターゲットにされるなんて…
ツグミの能力は、欲しい人にとっては喉から手が出るほどの能力だったようです。

人には見えないモノが見える…
もちろん、悪い事ばかりではないと思いますが、良い事ばかりとも思えません。
ツグミを翻弄する運命の糸は、彼女をがんじがらめに縛り付けるのか…
或いは、彼女の目指すべき道を指し示す道しるべとなるのか…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
彼女に出会って、彼女に触れて変わっていく人々を見るのも一興かと…

オープニングテーマは、kradnessさんの「耽溺ミラアジュイズム」
エンディングテーマは、下野紘さんの「Black Thunder」

1クール全12話の物語でした。
本作品は、原作ゲームである「帝都幻惑綺譚篇」をアニメ化したものです。
ですが、原作には「クロユリ炎陽譚篇」という続編があるそうです。
本作品をラストまで見て気になったのは、最後に新たな展開を予期する兆しでした。
完走後にwikiをチラ見した時に原作ゲームである事を知った際、原作がゲームであるが故にラストをボカシているのかな…と思っていましたが、続編の布石という考え方もできるかもしれません。
もし続編が出るなら…きっと視聴すると思いますが、頭がついていかなくなるので出来れば今回の主要登場人物による続編であると嬉しいです。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 10
ネタバレ

kororin さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

オトメイトに当たり無し! ただ「一部受けの需要」あるのみ!(?)

大正25年(と、言ってる時点で別次元)。
情念や記憶が宿る和綴じ本である「稀モノ(まれもの)」を読むこととにより自殺などの被害が頻繁に起こってる帝都。

没落華族の久世ツグミに(久世家再興の含みがある)八代家との縁談話が。
それを知ったシスコンの弟・ヒタキは猛反発。さらに稀モノを読んでしまった為に(無意識に?)焼身自殺を図るヒタキ。辛うじて命を取り留めたものの極度の重症。コトの一部始終を目の当たりしたツグミはショックにより「アウラ(普通の人には見ない稀モノが発する焔のようなオーラ)」が見えてしまう体質に。
そんなツグミに稀モノ回収の組織機関「帝国図書情報資産管理局:通称・フクロウ」からスカウトが。自身の周りに起こった状況に変わらなければならないと奮起したツグミはフクロウに入ることを決意。

さらに帝都には稀モノを焚書の如く燃やし尽そうとする集団「カグヅチ」、稀モノを闇オークションで捌く組織(?)「カラス」も交え、フクロウの美形男子達に囲まれたツグミの運命や如何に?


オトメイト系のアニメってホントいつも残念に思います。それなりに面白い設定でありながら、どうしても「あざとさ」を出さなければならないのでしょうから。さて今回の「拒否反応」は、{netabare}
・割とハード目な内容ながら、OPはガチ『歌謡ショー』な雰囲気でスゴくアンバランス。何か芸能系アニメと勘違いしそうです。(だと、思うけどなぁ)

・定番の(?)組織の制服をそれぞれ個性に合わせた着崩し&アレンジで統一感の無い服装。(まあ、ソレがカッコいいんでしょう!)

・キャラ作画はやや安定気味。しかしシッカリ描かれてるような背景も、時たま「どこか」おかしく見えてしまう違和感。(変に「直線」っぽいところがしばしば・・・)

・EDは美形男子キャラ達による「半裸のセクシーポーズ静止画」というオカズサービス。(?)

・恋愛小説家、汀 紫鶴(ミギワシヅル)初登場の奇行すぎる奇行。(何故、夕方に天秤竿で金魚売ってる?小説家なのに?その風体に個人的に嫌なインパクトで引きました。しかも様子見に出たツグミをイキナリ口説くって・・・)

etc、etc…{/netabare}
やっぱり、オトメイト系ってアニメより2.5次元のような舞台の方がよく似合うと思います(個人の感想です)。あざといセリフやロマンス劇とか・・・(あくまで、個人の感想です)。逆ハーレム系とか(本当にあくまで、個人の感想です!!)。

ということで、一般的に「ソノ手の嗜好」が好きな方々の為のような気がするので慣例の3話切りといたします。(HDに余裕もないので)

投稿 : 2019/12/07
♥ : 11

62.6 6 金春智子でシリアスなアニメランキング6位
ななか6/17(TVアニメ動画)

2003年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (34)
182人が棚に入れました
霧里七華(ななか)は、高校2年生の17歳。幼なじみの凪原稔二と同じ高校へ通っている。ところがある日、突然の事故がキッカケで、6歳から後の記憶がなくなってしまい、心だけが子供のななかに戻ってしまった! それからというもの、クラスメートに事がバレないようにと、無邪気なななかのフォローに稔二はてんてこまい。優等生の雨宮ゆり子、稔二のライバル嵐山たちも絡んできて、ななかの学園生活は上へ下への大騒ぎ!これから一体どうなるの?

声優・キャラクター
千葉千恵巳、鈴村健一、堀江由衣、志村知幸、名塚佳織、野川さくら、松山鷹志、檜山修之、千葉紗子、中山理奈、真田アサミ、かないみか

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

decade

特に悪いところが見つからないです
可もなく不可もなくといったところでしょうか
いや、可はあります
心温まる物語でした


本作は17歳のななかが階段から落ち、
精神が6歳に戻ってしまうところから始まります
17歳ななかは勉強オタクで誰も近寄らせない雰囲気
一方で6歳ななかは明るくて元気な子供の雰囲気
突然の変化にクラスメイトは…
とてもとても大変な学校生活のスタートです


主要人物はななかとその幼なじみである稔二
稔二は不良でしたが、6歳のななかを見てるうちに…?
稔二の成長は見所かもしれません

途中参加の雨宮さんは可愛らしかったです
彼女の立場が不憫で不憫で。。


OP「素直なまま」 歌ーFunta
ED「大切な願い」 歌ーCooRie

両曲とも好きです
ED、CooRieの1stシングルだったのですね
rinoさん(CooRieのボーカル)の綺麗な歌声はこの頃から素敵です



精神だけが6歳に戻ってしまったななかを中心に起こる壮絶な日々
それに当然として巻き込まれる稔二
ドタバタ系ですが、ハートフルな作品です

ギャグも笑えるところがあり、
なかなか楽しく視聴できました

投稿 : 2019/12/07
♥ : 25

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

まじかるステッキであの日の自分に変身 魔法が解けてもアイラブユー

2003年放送のテレビアニメ 全12話+未放送1話

原作 八神健 監督 桜井弘明 構成脚本 金春智子 
制作 J.C.STAFF

この作品は00年代初頭の三大青春アニメと一部で呼ばれていたものの一つで、
「美鳥の日々」「成恵の世界」「ななか6/17」と並ぶと胸キュンです。

「七人のナナ」は!と言われてもマニアックすぎ・・・

階段落ちアニメですが、一人で落ちるところがこの作品の孤独感を現しています。

霧里七華 千葉千恵巳/阿部真弓 先発のドラマCDでは堀江由衣でした。
凪原稔二 鈴村健一
雨宮ゆり子 堀江由衣

成績最優秀でありながら自分の孤独にも気が付かない少女「七華」は、
事故がきっかけで6才の心に戻ってしまい、純真無垢で快活な明るい少女に変身する。
七華の幼馴染でありながら、心を閉ざした優等生ぶりに距離を置いていた稔二は、
七華の父親に子供の心になってしまった七華の面倒を見るよう頼まれる。

で、真ヒロインである雨宮ゆり子は幼いころから稔二に恋心を燃やし七華をライバルと観るが、
性格が変わった七華を可愛がるようになる。
作者が最も力を入れたキャラで、人間味あふれる美少女として描かれています。

大人になるってことは心を閉ざすと言うことなのか。
子供と17歳を行き来する七華と振り回される友人たちを描いた少年漫画系のラブコメディですが、
人格変化の問題で一筋縄ではいかない物語になっています。

まじかるドミ子 CV真田アサミ
11年前に人気だった魔法少女アニメの主人公。
ななかの心の扉を開けるカギとして登場する。

深夜アニメ黎明期を飾った三大青春アニメの一つ。
人気も知名度も低いですが3本合わせて胸キュン名作だと思っております。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 19

ねこmm。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

まじかるドミカル~おとなになぁれ♪  【ねこ's満足度:70pts】

階段からの転落事故により精神だけが6歳時に逆行してしまった17歳の女子高生・七華。
そんな七華と幼馴染みの主人公・凪原稔二らが繰り広げる、ハートフルな学園コメディです。

6歳の”ななか”が巻き起こすドタバタ劇に、17歳の”七華”の心情を描いたシリアス劇。
そこに、クラスの優等生・雨宮ゆり子を絡めた三角(四角?)関係によるラブストーリーが加わります。

いかにも低予算といった感じの作画や演出。美術面もイマイチで色々と安っぽいです。
ですが、テーマとそれに対するアプローチは割としっかりしていて、意外と見応えがありました。

作品のテーマは、『大人になるってどういうこと?』。

図らずも6歳児に戻ってしまった”ななか”。
彼女の純粋無垢な心や行動は、少しずつ周りに影響を与えていきます。
そしてやがてそれは、”ななか”の中に眠る”七華”にも……。
歳を重ねるごとに、失くしてしまった、忘れてしまった、大切なキモチ。
七華だけではなく、観てるこちらにもそれらを教えてくれる優しい作品です。

物語の鍵を握るのは、劇中アニメ『まじかるドミ子』。
最初はただのおまけ程度の印象でした(笑)が、終盤になるにつれ重要度が増していきます。
魔法の力で大人に変身するドミ子と、事故でこどもになってしまった”七華”。
対照的なふたりを重ね合わせていく構成は、とても良かったと思います。

不満があるとすれば最終話。
特に盛り上がることもなく、ふわっとした感じで終わってしまいました。
ちょっとドミ子にこだわりすぎた……かな?全体的には悪くなかったのでそこだけが残念です。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 19
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