鈴木瑞穂おすすめアニメランキング 7

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの鈴木瑞穂成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2019年12月10日の時点で一番の鈴木瑞穂おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

80.4 1 鈴木瑞穂アニメランキング1位
AKIRA アキラ(アニメ映画)

1988年7月16日
★★★★☆ 4.0 (941)
4484人が棚に入れました
1988年7月、関東地区に新型爆弾が使用され、第三次世界大戦が勃発した。そして31年―東京湾上に構築されたメガロポリス=ネオ東京は、翌年にオリンピック開催を控え、かつての繁栄を取り戻しつつあった。2019年のある夜、ネオ東京郊外の閉鎖された高速道路に侵入するバイクの一団があった。健康優良不良少年、金田をリ一ダーとする職業訓練高校の生徒達だ。一団は無人のはずの路上で掌に26と記す奇妙な小男と遭遇、先頭を行く島鉄雄は転倒、負傷する。この26号=タカシは、アーミーと対立するゲリラが求める軍事機密=アキラとまちがわれ、軍事基地にあるラボ(研究所)から連れ出され、アーミーに追われていたのだ。あっけにとられる金田達の眼前に突如軍用ヘリが下降、26号と同じようなしわだらけの子供27号=マサルの乗るカプセルと大佐が降りて来て、26号と倒れた鉄雄をへリに収容し、飛び去った。

声優・キャラクター
岩田光央、佐々木望、小山茉美、石田太郎、玄田哲章、鈴木瑞穂、中村龍彦、伊藤福恵、神藤一弘

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

あにこれ初のリアルイベント開催を祝して・・・

内容については言わずもがなな名作ですのであえて触れずにおきます
なんせ小さい頃にBS2で放送されたのを観て、約10年間トラウマ化した作品なのでw
(コレと塚本晋也監督の『鉄男』は本当に怖かったというw奇しくもテツオ繋がりw)


この度、あにこれにとって記念すべき初のリアルイベントである「懐アニ上映会 AKIRA」に参加したので記念に一筆をと思いイベントの感想を軽く書いておきます


オイラ、1988年の公開当時は物心つかぬ赤ん坊だったので当然映画館で『AKIRA』を観る機会などはこれまで無いに等しく、この貴重な体験にあにこれのイベントとして参加出来たことはありがたく思います


イベントで上映されたのは、HDCAM SRマスターの映像に5.1chデジタルPCMサラウンドの音声、ということで多分ビクター(現ジェネオン)が家庭用ソフトに向けて作ったマスターフィルムじゃないかと予想します
(イベントでは世界に2本しか無いと仰ってました)
当然無圧縮状態なので、家庭用ソフトのソレとは比べ物にならないほど鮮明な映像
それに5.1chで体感するあの音響、これが一番凄かった!
キャストの吐息、効果音、劇伴、とにかく全ての迫力が我が家で観るとでは段違い!
その素晴らしい作画と相まってまるで2015年今日の新作映画を観ているような気分にすらなりましたねb
名作は色褪せないってこのことか!と


岩田光央さんのトークショーにも参加しました
オーディションには大友克洋先生に一目会いたい、という軽い気持ちで参加されたという岩田さん
一時期は事務所の方針で声優としての仕事が無かった岩田さんに『ここはグリーンウッド』や『アンジェリーク』での起用がされたのには、金田というキャラの人気が絡んでいたんじゃないか?と仰ってました


オーストラリアに奥さんとダイビング旅行に行った時、現地人に「日本人ならAKIRA知ってるか!?アレは凄い映画だぞ!」と本人とは知らずに英語で力説されたというエピソードは笑えましたw
ラジオCMの仕事をした時にイケメンディレクターに、行きつけの美容室の美容師に、それぞれAKIRAのファンだと言われたこともあるそうな


『トップ2』の時に山賀博之さんが日本中のクリエイターが会社の垣根を超えて一致団結したのは後にも先にも『AKIRA』だけ、と仰っていたとのこと
しかし当時のアニメアワードを『トトロ』に取られた時は悔しかったそうなw
(真逆の作品ですよねwその後『トトロ』を観て素直に感動したそうですw)
取り調べ中の金田の「アハwアハアハw」という変な笑い方とリュウ達に拘束され「聞くは一時の恥って言うでしょー?」の直後の「言わない?w」は岩田さんのアドリブだそうです


プレスコでは玄田徹章さんがキャスト達のリーダーシップを取られ、共演者の演技の中では佐々木望さんの鉄雄そのまんま感が特に印象的だったらしい


『宇宙戦艦ヤマト』ファンであるから『2199』のようなリメイクには感動したが、『AKIRA』はリメイクして欲しいとは思わない、現代でも十分通用するから、とも
ちなみに【ゲーム版は無かったことに】と言ってましたね(爆)
暴力的な描写が目立つ作品ですが自分の息子には観せたい?と質問されて、自分で観たいと言うまで放っておく、とお答えしてました


若い自分の演技を暫く直視出来ず、30年近くなってやっと普通に観れるようになってきた(笑)とも
ご家庭で観るときは【DVDではなく是非BDの画質で】ともオススメしておりましたね


会場と一緒に「さんを付けろよデコ助野郎!」「やっとモーターのコイルが暖まってキタぜ!」と言ってくれたのには興奮してドキドキしました
(それと「ピーキー過ぎてオマエにゃ無理だよ」もw)


この度は一生の思い出になるとても楽しい時間を過ごせましたこと、関係者様各位には深く感謝を致しますm(__)m
またこういった楽しい機会を「あにこれの」というカタチで過ごせたら嬉しく思います
2015/11/21 新宿テアトル
2015/12/5 川口スキップシティ

投稿 : 2019/12/07
♥ : 24

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

問題の 金田のジャケット

学生時代の友達(女子)が熱烈な大友克洋マニアがいたので…
「じゃあそっち系は、あなたのね」て感じで私は棲み分けておりました。
他の大友アニメはいくつか観ましたが
あまりに彼女がくいこんでいるので、なんとなく聖域か?とAKIRAはずーっと観ず…


その後、尊敬する年上の女性が
「アニメ版のAKIRAの、金田の着てるジャケットの背中に、カプセルの絵が描いてあるの。そのダサさが許せなくて、そればかり気になっちゃったわ。ウフフ…」

と仰っていたのが、鮮明に記憶に残り…
それ以来 AKIRA と聞くと「あ、金田のジャケットのダサさいアニメですね?」という変な刷り込みがなされていたのですが…
(観てもないのに。失礼な話です。)

きちんとレビューされている方々の文章を読むと、
いつまでも私の心の中の、人聞きの、勝手なイメージだけとは言え、金田にダサいジャケットを着させ続けるのも、しのびないことだな…と、年貢を収めに観てみました。
ゴゴゴゴゴ…



1988年 トーキョー壊滅…

その31年後…ネオトーキョー


首をグリングリン回す表情が細かいです。金田の若々しい反骨な動きが。打たれても丸くなってなんかやらねーよ!って意地が滲み出てます。
未来都市の「バイクチーム」を率いる金田君。でも髪型は(のちのフリーダムにも継承されてますね)大友型な、黒髪坊ちゃんヘアー。みんな黒髪。日本の暴走族とは何か違います。70〜80年代のアメリカサイバーパンクがいいんだよォ!って言ってるのが端々からズンズン伝わって来ます。
登場人物みんなライダージャケットとか軍服とかスーツとか、カッチリしたものを着せてますね。
女子は、80年代なヒラヒラしたスタイルや、ラムちゃんも御用達なボクサーパンツ。


電流、煙、テイルランプの残像、球体状に崩れる壁や地面など、アニメーターが腕まくりしまくったんだろうなという描写が、ガッチリモリモリ書き込んだ背景の上にさらにモリモリです。

飛行するスクーターみたいな乗り物を乗っ取って、地下の基地のぐねぐねした階層に突っ込んでくあたりは、何かのコースターに乗って眺めるアミューズメントパークな感覚。アニメ世界遺産への探検や〜!って感じです。
よく観なきゃ〜という貧乏心が働いてなんだか疲れるのも、アミューズメントパークっぽいです。

後半は圧死の描写が多くてやだったな…(*_*)
原作で、鉄雄と幸薄そうな女の子とのしんみりわびしいロマンスな要素があったような気がするけど、映画にそういう所は無しでしたね。
無機的なものも有機的なものも過剰になって。巨大な力に飲み込まれる都市の様子など、すごいけどもういいよ、という気持ちになってしまった。
金田と鉄雄の友情は取り戻されたお話でした。



鉄雄繋がりな、鉄にまみれる男を描いた塚本晋也監督の89年映画「鉄男」(もっとも、wikiによるとAKIRAからアイデアが出たことは否定されているようです。お互い尊敬はしあっているようですが) があります。大友克洋マニアな子に付き合わされて、コレを含む塚本晋也全作品の「年越し一挙上演オールナイト」を観たのも、いい思い出です。
目が疲れたな〜。

問題の金田のジャケットは、赤いジャケットの背中のカプセルには、ぷるんとした無垢なハイライトが描かれており、薄汚れた街の中で光っていて…暗いところでも目立ちます。
若干…「おかんが買うてきたから着とるだけや!」風でもありましたが(離散した金田家の事情ではあり得ませんが、きっと坊ちゃんヘアーのせい…)
あまり美意識の高くない私には、気になりませんでした。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 30
ネタバレ

disaruto さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

NEO TOKYO ~修羅のまちへおいでやす~

制作は東京ムービー新社(現トムス・エンタテインメント)で原作は漫画です。
ジャンルはSF・アクションです。
大友克洋監督作品。


1988年、第三次世界大戦が勃発したことにより、ネオ東京が建設された日本。
2019年のある夜、ネオ東京郊外の閉鎖された高速道路に金田をリーダーとする暴走族が侵入する。
一団は無人のはずの路上で掌に26と記す奇妙な小男と遭遇し、その際に暴走族仲間の鉄雄は負傷してしまう。
現場に軍用ヘリが降り、26番と鉄雄はヘリに収容されてしまう。


「JAPANIMATION」を世界に示した超能力SF。
2020年に東京オリンピックが開催されますよね?
それを予言してしまった、本編以上に超能力な作品ですw


バイクをぶん回すシーンが多く、素直にカッコいい。
私は乗り物嫌いなのですが、それでもカッコいい。
銃撃戦、インフラ崩壊など派手にぶちまけてくれるシーンも多々あります。
終盤には金田と鉄雄が対峙するシーンがありますが、この辺りは目が離せなかった。
「“さん”をつけろよ、デコ助野郎!」のセリフで有名ですねw

絵の動かし方は洗練された感じというよりも、リアル感を出しています。
ごちゃごちゃ動いていて、それが見ていて気持ち良い。
ですがバイオレンスシーンや生理的に嫌なシーンもあるので、まあ視聴するならそのつもりでw


作画に関してはべた褒めレベルですが、その他の要素が少々気になってしまいますね。
小言が多くて気分が悪いと思われるかもしれないので、ネタバレ要素はないですがタグで隠します。
読みたい方だけどうぞ。


まず声優。
{netabare}贔屓目なしに見ても、技術面ではやはり今の声優の方が上手いねw
「今の声優は~」と言われる方もいますが、私は今の声優の方が上手いと思うんだけどなあ。
にわかだからそう思うのですね、きっとw
また子供をリアルこどもに演じさせていますが、ちょっと嵌っていなかったかな?
「うさドロ」「ばらかもん」は良い感じでしたけれども。
やっぱり子役声優にも演技力の差はあるのですねえ。{/netabare}

次にキャラの描き方。
{netabare}もっと焦点を金田と鉄雄に合わせた方が良かったような気が。
また、話の核であるアキラに関する事情については中途半端に描いてしまっているので、逆に気になってしまった。
あと、女の子の主要キャラ(ケイ)の存在意義がよく分からん。
超能力者たちの設定もよく分からん。
暴走族の仲間たちも、モブなのか重要キャラなのか判断できなかった。
まあ何が言いたいのかというと、無駄キャラが多すぎて意味が分からないw{/netabare}

最後に設定などに関して。
{netabare}SF・宗教・哲学等の考察要素を盛りこんでいる風な作品ですけれど、どうにも考察できるほどの情報を与えてくれないんですよね。
原作ではアキラの過去とかに絡めて、多分そういう話にしていると思うのですが。
「原作読め」という精神を感じるw
「考察しよう」と思って見始めたのが悪かったのかもしれません。
映像にパラメーターを全振りした感じですかね?{/netabare}

というわけでいろいろあるのですが、簡単に言えば私にはあまり合わなかったのでしょう。


総括して、小言が多くなりましたが、よく描き込まれてよく動く映像を楽しめる作品ではあります。
キャラデザや言動に時代は感じましたが、作画は超一級品。
アニメの映像面に興味があれば、見てみるのも良いかと。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 41

61.4 2 鈴木瑞穂アニメランキング2位
妖怪人間ベム(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (12)
58人が棚に入れました
いつどこで誰が生み出したのか誰も知らない、人でも怪物でもない異形の生物……それが「ベム」「ベラ」「ベロ」の「妖怪人間」である。時には人々に迫害され、また時には友情を育みながら、いつか人間になれる日を夢見て彼らは世にあだなす悪と戦い続けるのだった。3人の合言葉は『早く人間になりたい!』

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

☆続編

平成の時代に合わせた雰囲気に様変わりしていて、
作画も洗練されてます。良くできた
ファンタジーホラーで
前作と比べながら楽しめるアニメです(*^^*)♪


アニメーション制作/スタジオコメット

アニマックス2006.4.1-10.7(全26話)


主観的評価(B)

投稿 : 2019/12/07
♥ : 2

kakizaki さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

作画ががっかりだった。


ギャオで観てました。

一話を見たとたん作画が原作を台無しにしてしまうくらい合わないと思ってしまい、すぐに断念しました。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 1
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

親子関係に時代性を反映した佳作

2006年4月~10月放送のTVアニメ。全26話。
1968年に放送されたTVアニメ「妖怪人間ベム」の新作。2018年4月から9月まで放送50周年プロジェクトで再放送されていて、実質初視聴でした。

より子ども向けの内容で、描写も若干ソフトになった印象。
妖怪人間たちの人間の姿は3本指から5本指に変更され、顔立ちも少し柔和なキャラクターデザインに。
終盤で結構ハードな展開になっていて、細かな部分でも1968年版をリスペクトしています。
OP、EDどちらも良かったです。EDラストに子ども達の家族がいるのが好き。
1968年版の「呪いの幽霊船」で母子が歌っていたわらべ歌でベロが遊んでいたり、ピアノの演奏で流れて嬉しかったです。BGMも音楽の使い方も好きなシーンが結構多くて楽しかった。


【1968年版との差異】
{netabare}
主にふたつ挙げられます。
ひとつは妖怪人間たちが日本の港のある大きな都市に滞在すること。
1968年版では妖怪の姿で目撃されればそのまま旅に出てしまうけど、本作では妖怪の巣窟になっている都市に長く滞在することに。
このことにより、人間になかなか認められない展開とそれによる妖怪人間たちの苦悩が強調されています。
舞台となるのもきらびやかな高層ビル街と暗いスラム街が混在する架空の都市で、現代社会の縮図みたいなイメージでしょうか。
1968年版では外敵(妖怪や怪異)に人間に襲われることが多かったのに対し、人間が身近に敵を探すような疑心暗鬼や疑り深さが印象的でした。
自然破壊の話もいくつかあり、それは共通しているかな。

もうひとつは親の考えが絶対的な価値観ではなくなったこと。
1968年版では大人は子どもを守るために命を懸け、子どもも親の言うことをよく聞き、良くも悪くも反抗することは稀。良い親でも悪い親でもそれは同じです。母(親や祖父母)と子は一心同体に描かれていました。
2006年版で登場する母子の距離感の複雑さには、時代の変化と、大人の自信喪失が表れているように思います。 {/netabare}


【人間は本当に良いものなのか】
人間の業の深さは相変わらずよく描かれていて、結構胸を抉るような話も。
細かいツッコミ所は結構あるんだけど、「人間とは、心を正しく持ち続けられる存在」という点は一貫してよく描かれたと思います。
{netabare}
ベロがとにかく健気。これでもかっていうくらい健気…
それからベラと女性の妖怪を対比する話が多かった。

他の映像化2作品(1968年版と実写版)と違うなあと思ったのが、人間になることを諦めかけるような展開や、人間は本当に良いものなのか葛藤する展開があること。
「妖怪でも人間でもない」からではなく「妖怪でも人間でもある」から葛藤が生まれ、中立的な立場で妖怪と人間を助けようとしたことが妖怪人間を窮地に追い込んでいくという点は本作の特徴ではないかと思います。

そして妖怪人間を子ども達が受け入れたとき、「魔の世紀」を終わらせる可能性となる。子ども達が希望のある未来を見据えて終わるのは良い落し所でした(魔のモニュメントに関してはもう少し説明が欲しかったけど、「この先良い時代を築けるかは君たち次第だよ」っていう子どもへのメッセージなのかな)。
ゲストキャラクターの再登場率の高さは同じ街に滞在していることに意味が見いだせるし、ベロとの関係を通して人間の心の強さや弱さも描くことが出来ています。{/netabare}


【親子の関係】{netabare}
「人間とは何か」という問いがベムとベラに迷いを生む展開に繋がっていきます。
本作では妖怪人間たちに生きる道を示した人物が回想で登場します。
デモクリトス老師は「妖怪でも魔物でも、正しい心を持ち続ければいつかは人間と呼ばれるようになる」と言い、ベムたちもそれを指標に生きている。
人間も妖怪も善悪の心を持つ者がおり、強者と弱者が存在することを、本作では描き続けています。

一方でベムにも、ある意味では親ともいえる存在が設定されたと考えると面白い。
しかも老師はホムンクルスを生み出したこと自体が仇となり、子ども同然のゴアに殺されてしまう。ホムンクルスたちに対して情愛があったにも関わらずです。

ベム・ベラとベロの家族の関係は1968年版と変わり、ベムの絶対的な父親像は廃され、ベラは子どもに優しく世話焼きな母親のよう。
妖怪人間たちが親子に近い描写なのは変わりませんが、ベム・ベラが迷いを抱き、ベロの心の強さとベロが築いてきた人間関係に救われることもしばしば。(しかもベムはベロに「正しい心を持って生きればいつか人間になれる」と言い聞かせながら、自分自身もそう信じたいと思っている節がある。)
それは人間の普通の家族と変わりません。
むしろ、本作で描かれる親子関係の中では最も健全です。

本作では多彩な親子関係が描かれています。
子どもを守るために言うことを聞かせるのか、子どもの判断を信じて自由を許すのか。これは1968年版にはない命題。

裕福な日向家の一人娘である雲英(きら)は特にそれが顕著でした。
雲英が母親と幾度となくぶつかるのは、母子であっても別の個人だから。雲英は母親のことを本当によく見ていて、第2話で「ママは物事の表面しか見てないから」みたいなことを言えてしまう。
だけどそこまで強い子はそうはいなくて、美月はぎこちない親子関係のために孤独を抱えているし、仕事で忙しくしている三上刑事の息子との関係は三上自身が変わるまで改善できない。この辺りは結構リアルかも。

終盤では美月の母と空の家族が小さな妖怪たちを守ろうとする描写や、最終話では雲英の父の「友達と嘘つきの違いが分からないような子に育てた覚えはない」という言葉や、雲英の母が後悔するシーンがありました。
この人達に育てられたからこそこの子達はベムと友達になれた、ということかなと思います。

そして、最も意志の強い雲英が最後に「この人達(ベロ達妖怪人間)は、私たちと同じ心を持つ人間なんです」と大人たちに訴える。ベロを守るためには戦わないといけないと決意してボーイッシュな服装になっているのも可愛い。ベロにもらったクマのぬいぐるみを失ったのも象徴的でしたね。

最後のベムの「人間だと認めてくれない人がいても良いじゃないか。あの子たちが友だちでいてくれるなら」っていう台詞はとても良かったです。
メタな視点では、妖怪人間たちが人間になれないのは確定してしまっている。でもそれが後味の悪い結末にならないように徹底してストーリーを運んでいたことが、子ども向けとして本当に素晴らしかった。
「悪い妖怪だと思われたままで良いの?それで人間になれるの?」ってはっきり言ったベロは偉かったと思います。{/netabare}

全体のテーマは一貫していて、なかなかうまく回っていたかなと思います。
ただ脚本ごとに細かい齟齬が出ていた感じ?単発回にツッコミ所が結構あったり、「ここはベロを信じた方が自然じゃないかな?」と思ったシーンもあって、ちょっと気にはなるけど…まあご愛敬かなwシリーズ構成が遊戯王GXと同じ武上純希さんだからねw
最終回は本当に良かった。子ども向けとしても結構な満足度でした。


【2006年アニメ版と2011年実写版の共通点や相違点について】
実写版も視聴済みですが出来も良く、とても面白かったです。
2006年版とは時代が近いこともあり、社会背景は共通点が多い印象でした。人間の心の美醜が強く描かれるのも共通。
それでいて、ターゲット層が子どもか大人か、人間とは何かという結論によって作風は全く違います。
{netabare}
実写版は完全に大人向けで、ベムが主人公に設定されています。根本的な設定の変更はいくつかあるものの、1968年版へのリスペクトは内容にも演出にも多々見られますし(月の演出やナレーション部分の映像を本編内に使用したりといった工夫には特に感心させられました)、「早く人間になりたい」という言葉の重みを感じるドラマに仕上がっています。
妖怪人間たちのキャスティングも良かった。ベム役に若い男性俳優を起用しているのも、作品の方向性に合致しています。ベム・ベラ・ベロって声優俳優に関わらず役者さんにとても恵まれていますね。

2006年版は基本的に妖怪人間の理解者は子どもで、親子の関係性もテーマに据えられている印象なのに対し、実写版は子どもか大人かに関係ないお話。人間の定義も、2006年版は「姿に関わらず正しい心を持つ存在」と示されたのに対し、実写版は1968年版とも2006年版とも違う切り口で臨んでいます。
連続性の高い濃い展開で出来も良いので、興味があればどうぞって感じです。 {/netabare}
(2018.10.7)

投稿 : 2019/12/07
♥ : 13

63.4 3 鈴木瑞穂アニメランキング3位
ダロス[DALLOS](OVA)

1983年12月21日
★★★★☆ 3.5 (10)
55人が棚に入れました
21世紀末。地球連邦政府は、人口増加、資源枯渇などの諸問題を解決するために月面開拓計画を開始した。多大な犠牲を払いながらも計画は成功、月の裏側に都市「モノポリス」が建設された。潤沢な鉱物資源は地球を甦らせ、人類に永続的繁栄を約束した。だがその一方、月面開拓民(ルナリアン)は死ぬまで外すことが出来ない頭の認識リングによって常に行動を監視された上、死者は肉体を化学処分、墓標を立てて弔うことすら許されないなど、統轄局「スカラー」の厳しい管理政策に苦しんでいた。ルナリアンが心の拠り所としたのは、モノポリス近郊に聳える巨大な機械構造物「ダロス」であった。人の顔のようにも見えるそれは、いつ、誰が建造し、何を目的に活動し続けるのかなど、全てが謎に包まれている。あたかも虚空を凛と見据えるかの如き威容に、未来永劫、地球の姿を見る事が出来ない人々は大いに畏敬の念を覚え、特に、計画初期から苦難を重ね、大事故発生時には避難壕として使用したこともある開拓民第一世代の老人たちにとっては、神に等しい存在であった。月で生まれた若い世代が台頭するにつれて反連邦政府の機運が高まる中、ルナリアン第三世代の少年シュン・ノノムラと、幼なじみのレイチェルは、自らの意志と無関係に、偶然知り合ったゲリラのリーダーであるドグ・マッコイが主導する独立運動へと巻き込まれて行く。

声優・キャラクター
佐々木秀樹、池田秀一、鵜飼るみ子、榊原良子、玄田哲章、鈴木瑞穂、中田浩二
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

血みどろの戦争の先にある未来とは

地球と月を舞台にした本格派SFアニメ。
日本で初めてのOVAで、正にその期待に応えるほどのポテンシャルを秘めていた作品だけに、未完で終わってしまったのは残念です。

あらすじ(wikipediaそのままです)
{netabare}
21世紀末。地球連邦政府は、人口増加や資源枯渇などの諸問題を解決するために月面開拓計画を開始した。
多大な犠牲を払いながらも計画は成功し、月の裏側に都市「モノポリス」が建設された。潤沢な鉱物資源は地球を甦らせ、人類に永続的繁栄を約束した。
だがその一方、月面開拓民(ルナリアン)は死ぬまで外すことが出来ない頭の認識リングによって常に行動を監視された上、死者は肉体を化学処分され、墓標を立てて弔うことすら許されないなど、統轄局「スカラー」の厳しい管理政策に苦しんでいた。


ルナリアンが心の拠り所としたのは、モノポリス近郊に聳える巨大な機械構造物「ダロス」であった。
人の顔のようにも見えるそれは、いつ、誰が建造し、何を目的に活動し続けるのかなど、全てが謎に包まれている。あたかも虚空を凛と見据えるかの如き威容に、未来永劫、地球の姿を見る事が出来ない人々は大いに畏敬の念を覚えた。
特に、計画初期から苦難を重ね、大事故発生時には避難壕として使用したこともある開拓民第一世代の老人たちにとっては、神に等しい存在であった。


月で生まれた若い世代が台頭するにつれて反連邦政府の機運が高まる中、ルナリアン第三世代の少年シュン・ノノムラと幼馴染みのレイチェルは、自らの意志と無関係に、偶然知り合ったゲリラのリーダーであるドグ・マッコイが主導する独立運動へと巻き込まれて行く。
{/netabare}


かなり気合の入ったお話だけに把握するのがちょっと面倒で、しかし台詞や状況描写だけでなくアニメーションで表現してくれるので、見ていれば伝わってくるメッセージがあります。(一応あらすじの内の一部は毎話冒頭のナレーションで説明があるので助けにはなります)


支配する側と支配される側での対立に巻き込まれるシュン少年の心境の変化、見つめる世界の先は何があるのか・・・。

残酷な現実で生き続けるのに必要なのは、何かへの信仰心か大事な家族や仲間への愛情かはたまた現実を憎しみ続ける憎悪か・・・。

シュンは反政府軍に身を置きながら、地球の人間と月の人間、両方の意見を聞き入れてどうすれば月に明るい未来があるのか考え、戦い続けます。

徹底して硬派な世界で男達の泥臭く激しい戦いが繰り広げられ、出てくるロボットも作業用の地味な装甲で決して見栄えの良いものではありませんでした。


果てしなく暗く辛いストーリーなのに魅かれてしまうのは何故か。
それは多分この作品の中枢にある「ダロス」のおかげなのだと思います。

戦争によって人間同士が殺し合う様をただ見せつけられては目を背けたくなります。

特に開拓民、被支配者層に重きを置いて描かれている戦争であるため、なおさらの生々しさ・残酷さ。

しかし神秘的な雰囲気を放ち、人間の争いなど些細な物事とあざ笑うように堂々と君臨するダロスを見ていると、人間を超えた叡智の象徴に圧倒されます。


ヒロインの声優が鵜飼るみ子さんで、主人公のライバルが池田秀一さん。その上キャラの相関図までガンダムっぽいと突っ込まれそうな感じです。

ダロスも一つ一つの台詞に重みがあって、登場人物のやり取りに緊張感があると思います。

作画もやっぱり凄いんですけど、音楽が素晴らしいと思います。物語同様に重厚さがありスケールの大きさを感じさせます。

監督が『ガッチャマン』の鳥海永行さんと『パトレイバー』の押井守さん二人の共同で、相性は悪かったそうですけど強烈な個性を放つ作品です。


この作品に明確な答えは無いと思います。最後、シュンが今の決意を示す所で物語が終わってしまいます。
見ている中で色々感じさせてくれるものはありますが、未完ではなんとも評価できかねます。
ただ、時代性もあり非常にエネルギッシュな作り手の意欲を感じ、そこに魅かれました。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 4

rocknlol さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

最初のOVAというよりは

「俺たちの戦いはこれからだ!」の元祖として知られるべき作品じゃないでしょうか。実際そのせりふも出ます。
打ち切り作品の常として急/超展開がありまして、その場合良くも悪くも最終回の物語の濃さが異常に高まりますが、この作品においてはその限りでもない。
4話で終わりますが、それは24話の中の4話が終わったようにしか思えない締め方になっています。まさに俺たちの戦いはこれからで、物語は序章が終わっただけ。さすがに最初のOVAを名乗った作品だけのことはある。

実際、もともとOVAの形じゃなくTV版で企画されていた作品で、当然4話以後も製作計画だけはあったのですが、諸々の事情によりプロジェクトは空中分解。それで完成した4話分だけでも販売しようーというのがこの作品の経緯だそうです。しかし、それはそっちの事情で、視聴者がそんなことまで配慮する必要はない。TV版の一部としてみれば当然ひどい作品ですが、独立したOVAとしてもあんまりいい出来とは思えない。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 1

きききき さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

まぁいいんじゃないの

収縮された太陽の牙ダグラムみたいな作品
駆け足気味だったけど特に悪いとこはなかった

投稿 : 2019/12/07
♥ : 2

64.5 4 鈴木瑞穂アニメランキング4位
暗黒神話 餓鬼の章/天の章(アニメ映画)

1990年1月13日
★★★★☆ 3.4 (10)
39人が棚に入れました
濃密な古代史のペダントリーと精緻に構築された世界観の魅力で、70年代の日本SF漫画界に衝撃を与えた、諸星大二郎の大傑作のアニメ化。アニメ本編の製作は「ちびまる子ちゃん」の亜細亜堂。監督職は「ダーティペアFLASH2」の望月智充。少年・武は謎の竹内老人に導かれ、長野から古代出雲へと向かう。古代神話に関わる名所を回る中、武は暗黒の世界に迷い込む。そこで宇宙の意志ブラフマンは武に驚愕の事実を語り始めた。

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

やっぱ諸星大二郎はイイ

 原作は諸星大二郎の代表作です。これと孔子暗黒伝は若い方でも知ってる方いらっしゃるのではないかと。
私も原作大好きなんですが、アニメ化されてたのはつい最近まで知りませんでした。
今風に言えばセカイ系で超展開になるんでしょうかw
ま、当然萌えも無ければ涙も無いので若い方にはアレですけども。
原作は書いてる本人も認める絵の下手さな訳ですが、ほんと面白いです。
絵柄問わず中身でマンガ読める方は是非読んでほしい作品です。

んでこのアニメ版ですが、原作忠実に再現してますし当時としては絵も綺麗な部類だと思います。映像化としては成功してると思います。意外と金かかったんじゃないかなと。
ただ、諸星大二郎の原作も士郎正宗と同じでト書きの注釈が解説として重要な作風なので、アニメで流してみると余程日本の古代史に詳しい方でなければ理解出来ないんじゃないかと。読み進むスピードを自分の意のままに調整できるマンガの方が理解しやすいですね。

それにしても諸星大二郎ってホントすげぇな。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 3
ネタバレ

shino73 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ぱらいそさいくだー

原作諸星大二郎、古代伝奇漫画の白眉。
週刊少年ジャンプ連載(まじかっ)
1章餓鬼の章、2章天の章、連作。

ペダントリーに語られる古代日本史。
宗教学、天文学、呪術、知的好奇心を刺激する。
{netabare}邪馬台国の謎、恐るべき餓鬼の群れ、
宇宙の神秘、ヤマトタケル神話、バラモンの教え。{/netabare}

蛇形の聖痕を持つ少年は、
謎の老人に導かれ、長野から古代出雲へ。
熊襲の末裔の追跡、各地の遺跡を巡り、
少年は何処へ向かうのか!?
原作の射程の広さは「火の鳥」級であります。
記憶を頼りにお伝えしよう(おいっ)

今、東北が熱い!
否、とうほぐがあづい!
そだごとあんのが?

諸星伝奇の傑作「生命の木」は「奇談」と名を変え、
阿部寛主演で実写化されています。
むしろそちらをお楽しみ下さい(笑)

モロボシ・ダンの~名を借りて~♬(こらっ)

再臨するなら子供になっぺ。
おらといっしょにぱらいそさいくだー。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 20

ウィーハウック さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

わからん

ある程度神話を知らないとわからない。

その題名の通り、ヤマトタケルなど神話関係の話。正直理解が追い付かない。神話説明が多すぎて全然頭に入ってこない、漫画なら字説明でわかるのだろうが声だけだといかんせんきつい。

前編で欲深いチャンネーが餓鬼になるシーンは良かった。

最後たけしの母が人質になるシーンで最後何か言いかけて死んだんだけど何をいうつもろだったのか。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 1

計測不能 5 鈴木瑞穂アニメランキング5位
サンゴ礁伝説 青い海のエルフィ(TVアニメ動画)

1986年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (4)
24人が棚に入れました
NTT提供により制作されたTVスペシャルアニメ。 四世紀前の洪水によって陸地のほとんどが水中に没した地球。そこでは海上都市で暮らし更なる開発を目論む人間と、それに抵抗する水棲人とが一触即発の状況でにらみ合っていた。人間として育てられてきた少女エルフィは、あるきっかけで自分が水棲人であることを知り、両陣営による戦争を避けるべく尽力することになるが? 自然破壊の末に変わり果てた未来社会を舞台として、エコロジカルな内容を前面に押し出している。ヒロインの声優には同様のテーマを取り扱う『風の谷のナウシカ』で主演した島本須美が起用されたほか、かつて一世を風靡した歌手・城みちるがその兄役を務めたことなど、出演陣の話題も豊富だった。SF版人魚姫ともいうべきラストシーンも印象的。

計測不能 6 鈴木瑞穂アニメランキング6位
ペンギンズメモリー 幸福物語(アニメ映画)

1985年6月22日
★★★★★ 4.1 (5)
18人が棚に入れました
1984~85年、サントリーの缶ビールのTVCMに登場して人気を博した、愛らしく擬人化されたペンギンキャラクター。そんな彼らを主人公にした、完全オリジナルの劇場アニメーション。 過酷な「デルタ戦争」からの帰還兵(ペンギン)のマイク。彼は地元の英雄と祭り上げられるものの、ひそかな戦争後遺症に苦しんでいた。そんなある日、マイクは歌手志願の少女ペンギン・ジルと出会い、互いに心を通わす。歌手の夢を目指して精進するジルはデビューのチャンスを掴み、都会でマイクとともに暮らしたいと願う。だがマイクは自分の病身を憂い、ジルの重荷にならないかと懐疑。さらにジルの婚約者を自称する医師ジャックの登場もあって、マイクはジルの前から身を退こうとするが。 登場人物の全員が可愛いペンギンだが、映画内容はアメリカ青春映画のオマージュで構成された異色の作品。物語の随所に、現実のベトナム戦争を体験したアメリカ青年の苦悩とそして彼らの再起を応援する送り手の念が見出せる。主題歌と挿入歌は松田聖子が担当。主人公マイクのCVは、俳優・佐藤浩市が熱演した。

声優・キャラクター
佐藤浩市、鶴ひろみ、藤田弓子、奥田瑛二、ケーシー高峰、増山江威子、久米明、鈴木瑞穂、林家正蔵

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ベトナム戦争を題材に、マイクという男(ペンギン)の人生を追う 

物哀しいハーモニカの音色から始まる本作。


ベトナム戦争を題材にしたと思われる作中の戦争「デルタ戦争」

この物語の主人公「マイク」は、戦友とともに過酷な戦場に居た。


戦争から帰還したマイクは“戦闘ストレス障害”によって不安感を覚えたり、
何をするにも無感動になってしまっていた。

“ランドール・ジェームス”の詩集や、本に囲まれる事だけが彼の休まる場所だった。

「旅の終わりを求めて旅人はまた新たな旅に出る」
「赤く沈む夕日が彼の手にするたった一つの荷物である」

~ランドール・ジェームスの詩集より~



“しあわせ”とは何なのか。


戦争。愛情。歌や詩で綴る、一人の男の物語。





この「ペンギンズメモリー~幸福物語~」(しあわせものがたりって読みます)
1985年に公開された劇場作品なんですけど、元はサントリーのCMシリーズからきてる作品なんですよ。ペンギンがBARで曲に聴き惚れながら酒を傾け、歌声に涙するというミスマッチがウケて人気だった。CMの監督がそのままアニメの監督になったらしいです。CMであった場面や楽曲が使われていたのも印象深いですね。

曲がまた良いんですよ。この映画。

CMでは松田聖子、大竹しのぶなどを起用して人気だったこともあって、劇中でもかなりこだわってますね。

まあ、一番の魅力はペンギンがシリアスやってるところ。しかもかなり見ごたえあります。

昔VHSで買ったんですけど、今は絶版になっていてメディアが無いんですよね。残念です。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 8

計測不能 7 鈴木瑞穂アニメランキング7位
日本誕生(TVアニメ動画)

1970年春アニメ
☆☆☆☆☆ 0.0 (0)
0人が棚に入れました
 長命の河童を主人公に据えながら、日本人の文化の歩みを語る歴史ファンタジー。30分枠、週一回の形式で全5話が放映された。 古代の中国南部。そこには若いオス河童・リューファが住んでいた。彼はある日、遠い島国・日本出身で、大陸に漂着してきたメスの河童コザラに出会う。彼女との縁からやがて九州に渡ったリューファは、その地に稲作の仕方と鉄器の製法を伝えた。そしてこれが日本の文明に大きく影響。次々と新たな文明の扉を開いていく日本民族を、河童たちは悠久の時の中で見守るのだった。 放送局の日本テレビ側から打診されたアニメで古代史を語る企画に虫プロが対応。演出家の山本瑛一が自ら脚本を書いて、制作した。山本は古代史を巡る、多様な学術論を積極的に研究。実写映像も柔軟に用いて、ドキュメンタリー性の強い歴史ファンタジーにまとめあげた
<< 前へ 次へ >>
ページの先頭へ