陰謀論おすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの陰謀論成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2020年02月23日の時点で一番の陰謀論おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

86.7 1 陰謀論アニメランキング1位
ひぐらしのなく頃に解(TVアニメ動画)

2007年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (2694)
12448人が棚に入れました
昭和58年の夏、都会から遠く離れた鹿骨(ししぼね)市にある寒村・雛見沢の夕暮れ時にはひぐらしの合唱が木霊していた。
圭一達いつもの部活メンバーは、他愛のない日常を過ごしていた。ただ、その平穏な日常を一変させるあの日が近づいて来ていた。
毎年6月に行われる祭「綿流し」。過去4年続く、祭りの日に繰り返される惨劇…。はたして、惨劇は今年も繰り返されるのだろうか?それとも…。

声優・キャラクター
保志総一朗、中原麻衣、ゆきのさつき、かないみか、田村ゆかり、堀江由衣、茶風林、大川透、伊藤美紀、関俊彦、折笠富美子

mymyW さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

泣けた。これはさいごまでみるとわかる

これは最後まで見るべきだと思った。最後まで行くとひぐらしのなくころにの時とまたちがう、感動が味わえた。     見はじめはくだらない、くだらないとおもっていたけど、何々編とかの後半グロくてびっくりしたけど、話しの最後になるとものすごく泣ける作品だと思った。
ちなみに観るときはくだらないっと思わないでまず最後まで見てください。
きっとあなたも感動して泣いてしまいますよ。
歌も最高です。イメージと合っていていいと思いました。
それと、姉に言われてみたんですが姉もこれはかんどうしたーーと絶賛しています。
あっでもある程度の年になってからみてくださいね。
結構りあるだからこわいのが苦手な人は注意してください。
また、新しいキャラクターも出てきます。
私としてはそのキャラクターはけっこう好きです。
また、話は変わるのですが、
皆さんもみたらレビューを書いたりしてはいかが?
見た人も見てない人も友達におすすめだよってすすめてはどうでしょうか。
こんなに怖くて、感動して泣けるアニメはなかなかないとおもいます。
これは、なかでも私が気にいってお勧めするさくひんの1つです。
みなさんもぜひみてください。







































































おすすめです!

投稿 : 2020/02/22
♥ : 14
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

解は解決の解

原作未プレイ。
1期である「ひぐらしのなく頃に」の続編にあたります。

1期のレビューはこちら↓
http://www.anikore.jp/review/388764


1期と比べての印象は、

・絵がキレイになった
・猟奇的表現が控えめになった
・ミステリーっぽくなった

つまり、あまり怖くなくなりました。

さて、「解」とは「問題に対する解答」を表すのではありません。
「問題を解決するにはどうすればいいのか」という意味の「解」です。
「解答」ではなく「解決」の「解」なんですね。

物語を通してのテーマは「信頼」でしょう。
{netabare}
今まで起きてきた事件のすべては、人を「信頼」しきれなかったがゆえの惨劇。
惨劇を回避するチャンスが与えられ、何度繰り返しても、どこかでほころびが生じてしまう。

「どうしてそこで『最後のひと押し』ができないんだ!」

何度そう思ったことか……。
{/netabare}
だからこそ、すべてが解決した時は感動でした。

正直、最終エピソードは、それほど緊張感がありません。
単発で見ると、なんだこれは? という印象になると思います。
しかし、そこにたどり着くまでの50話があったこその感動。

設定とそれを生かしたストーリーは、文句なしに良いです。
だからこそ、1期での過剰な残酷表現がもったいないです。
2期を見る前に、ドロップアウトする方がいると思うので……。

投稿 : 2020/02/22
♥ : 85
ネタバレ

ぶらっくもあ(^^U さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「私たちは運命を打ち破るっ!」

2007年2クール 原作 竜騎士07 / 07th Expansion  
監督 今千秋  制作 スタジオディーン 

原作未体験、パチンコ初見(←オイっ)
ひぐらしシリーズ二期にあたる本作、
二期という事は当然一期もあるのです~、
一期未視聴なよい子の皆さんはそちらを先に、
見やがれなのです~♪(梨花病)
一期観ないとダメなのかな~?かな?(←レナ病)

い、いや二期解単独でも面白いかもですが、、
例えばっ、
風呂上りの一杯のビール、美味いですよね、
渇いた身体に浸み込むからですね、
物語把握的意味合いのみならず、
謎解き勿論(私の場合渇き飢えそして怒りでしたが)
欲すれば欲するほど解は美味しいし、
感情移入もできるのです、
二パ~ヽ(^^)ノ

という事で、とにかく物語性質上一切のネタバレご法度な本作、
いつもならネタバレタグ貼りつつも、、
役にたって無いんじゃね?
的いいかげんな過去私レビュー反省してるうち、
論点訳わからない痛いレビューになってるやもですが(←イツモノ事ダ)
ご容赦<(_ _)>、

エロともかくグロには全く耐性ない私メでありますが、
かなり頑張って一期を一気観した訳であります、
結論から言うと、
物凄い飢餓感、精神的渇きに襲われました、
どの様な渇きかと申しますと、
「何でそ~なるのっ!?」(←コント55号調×シリアス調〇)
誰が悪いの!?何が悪いの!?諸悪の根源は!?
こうした謎そのものに対する渇飢餓感さることながら、
それよりもとにかく厄介だったのが、

怒りです、

こんな幼気(イタイケ)な少年少女が、
なんでこんな酷い目に遭わなきゃならねえんだ!
観てるうち萌えだのグロだのともすれば謎さえ、
もうどうでもよくなって、これは感情、怒りですね、

誰だろうが何だろうが許せん!
「オメ~ら○×じゃネー叩き切ってやるっ!」
この時既に私は破れ傘ならぬ、
精神的に{netabare}立派な雛見沢村住民状態、
レベル4~5くらいの {/netabare}
やばい状態だったのかも知れません、
このままじゃまずい何とかせねば、、、
渇きとか言ってたら喉も乾いてきた、
掻き毟りたい~バットないかバット、、
ヤバいっ!

{netabare} ワクチンとか無いし助けて女王梨花ちゃん~{/netabare}
という事で、
一期終了後即二期解に移行という有様でございます。

私のような本作遭遇アニメが初な方々というのも、
本作放送当時も多々おられた事でしょう、
一期観て私同様な飢餓感に襲われた方も少なくないはずで、
それ想うと即二期に行ける私など幸せな部類?
当時の皆様はどのように飢餓を克服しておられたのかな?かな?
等要らぬ心配(←好奇心)から当時の文献紐解くと(←wiki見ただけ)
ナント!
「ひぐらしのなく頃に解」が「諸般の事情?」で、
12話打ち切りな地方もあったとか、、、
酷いね~解12話ってそれじゃ~まるで、
私みたいな症状呈する人間にとっては生殺しだよ、
「諸般の事情」ってのは当時起きたとある事件らしいんだけど、
ストレス貯まってかえって逆効果じゃね?
アニメだけじゃなく原作原本含めこの物語きちんと検証すれば、
文字通り解の意味解る事だと想うし視聴者バカにした安易な手段、

まあしかし隠されれば尚更観たくなる!
というのが人の性(←サガって読んでね~AVのモザイクじゃないのです~ニパッ)
加えこれだけ飢餓感与える作品だし、
まあこういう事象も水面下口コミ侮るなかれ同様、
話題性含めこの作品の人気の起爆剤になったのかもしれないけど、

さてさてこの二期解だけど、解という文字から、
物語(ミステリー)の答え、解答?という意味で受け止められかねず、
それも間違えではありませんがあえて言います、
この二期解の根幹は、

運命に抗い未来切り開こうとする者たちの物語、
幾度繰り返し酷い目に遭い続けた運命の檻、
そこからの解脱がテーマです。
{netabare}
原作が同人ゲームという事で、当初アドベンチャー型、
(主人公なりが会話等選択枝選び望むエンディングに辿りつくみたいな)
なのかなとも想ったのですが、
そうでもなかったようで、
ただアニメ観ててそれに近い感覚はありました、
チクショウー悔しいークソクソ言いながら、
XBOで岡部になりきりヒロインなり救おうとしてた、
シュタインズゲートに近い感覚とでも言うのかな、
ネタバレになってないかな?かな?(←レナちゃん病)
気をつけやがれなのです~にぱ~っ♪(←梨花ちゃん病)
{/netabare}
そう、一期各章及び二期前半等で、

「何でこの子達がこんな目にあわにゃならんのかいな!?」

この私的怒りが、
運命に抗う主人公達に自然に感情移入を即し、
クライマックスに向け頑張れー頑張れー!
随分酷い目にあわせてくれたじゃネ~か、
只じゃおかね~こんちくしょ~!
キャラ感情移入半端なし(←根が単純)
って事でみんなで観よう二期解祭り囃子編♪

梨花「私たちは運命を打ち破る!」そうだっイテマエ~っ!

だがしかし、敵もさる者一筋縄ではいかない!
こっからのクライマックスも最後まで見事ですね~♪
{netabare}
退路詰まるピンチもあるけど、、
奇跡の起し方?!梨花さまカッケ~っ(ナンカ敬称二ナッテルシ)
葛西ワケ有用心棒も赤坂も永き脇役返上的大活躍いいね~♪
詩音ちゃん♪ここでか~そうだったんか~♪
最後の最後まで諸悪の根源もけっこうシブトイ、
{/netabare}
はたして主人公(達の)運命やいかに?
という事で、

観るのです~♪なのです~♪(←梨花進行型痛い病)
{netabare}
加え例えば児童虐待防止法等の矛盾点、
何か起きるまで動こうとしない、
起きても責任逃ればかりな旧態依然公務員体質等、
社会的問題提起も描かれ興味深いものでした、
或いはアニメ限らず映画やドラマの刑事ものでアリがちな、
腐れ上層部からの圧力やら政治介入等のおヤクソク的エピソード、
乗り込んできた腐れキャリア組一本背負いのたたき上げ老刑事の件は、
気持ちよかったな~♪
{/netabare}
一期ともども二期も音楽いいですね、
世界観シンクロ率抜群の歌詞と共にOP、ED曲もよかった、

加え「ふにゅ~」と「しやがれ~♪なのです~♪」の、
予告編ってより梨花&羽入コーナーもオモシロ楽しかった、

幼女梨花、妖女梨花、瞬時切り替えも見事な中人だった「田村ゆかり嬢」
声萌えでした。にぱ~っ♪


という事で梨花ちゃん羽入ちゃん及び主人公の皆々様方、
久々クライマックス&ラスト気持ちよく、
私{netabare}の病{/netabare} も貴方がたにめでたく?救われた、、、、
のかな~?かな?カナカナカナカナ、、(←ひぐらしの鳴き声)

投稿 : 2020/02/22
♥ : 29

60.9 2 陰謀論アニメランキング2位
CYBORG009 CALL OF JUSTICE 第1章(アニメ映画)

2016年11月25日
★★★★☆ 3.5 (13)
43人が棚に入れました
人智を遥かに超えた異能を持つ者たち「ブレスド」。太古より人類の歴史を陰ながら操ってきた彼らが、今再び不穏な胎動を始めた。彼らの狙いは何なのか。戦いの暗雲が、世界を覆い始めようとしていた―。「ブレスド」の存在に勘づいた数少ない人間の一人、ジャーナリストのルーシー・ダベンポートが、アメリカのテキサス州にある家を訪ねた。彼女を出迎えたのは、009こと島村ジョーをはじめとするゼロゼロナンバーサイボーグたち。彼らは改造手術により、核兵器ともわたりあえる存在として、冷戦時代から幾度も人類の危機を救ってきた。しかしその後、国連軍ガーディアンズの創設により、サイボーグ戦士たちは人類を守るという使命を離れ、ようやく穏やかな生活を送れるようになっていた。だが、ルーシーの来訪と「ブレスド」の脅威が、ジョーたちを再び新たな戦乱の中へと導く。人は戦いを忘れることはできないのか。人類の未来はどこへ向かうのか。

声優・キャラクター
河本啓佑、福圓美里、佐藤拓也、種田梨沙、日野聡、乃村健次、真殿光昭、佐藤せつじ、石谷春貴
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「ジャスティスッ!!!」by S池崎

<2019/3/17初投稿>
昨夜までBS236でやってました。
映画三部作をテレビ用に全12話にして。

映画「009 RE:CYBORG」と同じ監督さん(攻殻SACの方)ということで、その映画が私には珍紛漢紛だったので全く期待せず視聴。


・・・あれ?
わかりやすくて、面白い。

丸みを帯びたキャラクターも
SFとファンタジーの狭間のようなとこも、
みんな仲良く力合わせるところも

昔懐かしい石ノ森009の空気感がよく出てる。
(と言っても原作は子供の頃に途中までしか読んでないし、アニメも昔のテレビシリーズぐらいしか観てないけど(REは久しぶりの009でした))


設定の中の技術とか現代調にアレンジされてるところも多々あります。

でも
「身体は勝手に機械にされたけど、魂は人間のままですよ」
の心意気や悲哀がよく表わされてる。
009シリーズの一番大事なところを大事に扱ってる。

さらに言えば

浮気性のジョウに
ヤキモチを妬くフランソワ

短気だけど気風の良い元ヤンのジェット
クールで熱いハートのハインリヒ

鬼太郎で言うとこのヌリカベポジのジェロニモ

張々湖、グレート・ブリテンの脇役コンビ

有能、意外と高性能で人格も素晴らしいピュンマ

「見た目は赤ちゃん、頭脳と人格はチーム1の大人」イワン

キャラクター一人一人が原作から飛び出てCGになったかのよう。
そして、みんな一人一人にちゃんと見せ場もある。

惜しむらくはストーリーのラスト。
ジョウがどうやって{netabare} ラスボス倒したか、{/netabare} 私の頭では理解できませんでした。
事象の地平線とかとんでもないこと言ってたような。
まるでデウス・エクス・マーキナー。

でもこういうあっさりした終わり方も009っぽいっちゃぽい。

本作では00ナンバーのうち、{netabare} 三人ほど逝ってしまったので{/netabare} 一見続編無さそうな感じ。
でも{netabare} 三人とも最後を明確に描いてない{/netabare} のでシレッと続編作れそうな気もする。
ラストシーンで{netabare} 6人の影に後から3人の影が加わるし。{/netabare}

続編作ってほしいな。
でもあんま人気なさそうだから難しいのか。

個人的にはすごく好きな方の「サイボーグ009」でした。

投稿 : 2020/02/22
♥ : 13
ネタバレ

根越 詠汰 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

XMEN顔負け、超能力者ブレスト

 フルCGの009って不思議に見えたけど、良くできていたです。この009は、TV放送の世界観とは、別物だったです。

 幼い頃に見た知っている009は、ネオブラックゴーストの親玉、部分部分体半分サイボーグの坊主三人組が、合体して地球を離れる。後を追うジョーたちだったが、その宇宙船に乗り込んでいたガンダールだったか?お坊さんの犠牲によって終わったです。
後のTVで見た、イワンを誘拐され宇宙へ出た劇場版だったか?は、敵の本拠地でハインリヒが身を挺して自爆し、ジョーたちを脱出させた。ジョーたちは、ゾラとかいう敵を追って追い詰めたたけど自滅されて、ボルテックス???だったかという力で、ジョーたちが地球へ戻ったのを覚えているです。ハインリヒの追悼で、終わったかなぁ?です。

 この009では、それらの事実が全くなく00サイボーグ全員そろっているです。キャラはかなり美化され、イケメンみたくなっているです。殆ど知っているサイボーグ戦士達と殆ど容姿が違う中で、特にジェットリンク、ジェロニモ・ジュニア、ちゃんちゃんこが違っているです。フランソワーズなんか、かなり美人になっているです。

 出てくる敵が、あまりにも人間離れした超能力者で、ジョーたちが束になっても苦戦するレベルの違いすぎて、凄かったです。あんな能力ありえないし、00No.サイボーグでもないと倒せない敵ですよねです。
 また別に00No.サイボーグ全員の能力が、かなり引き立っていたCGアニメだったと思うです。第一章でこれだけの展開だと、次回楽しみですよねです。目立つのは、やはりジョーの加速装置です。あと、よく空飛ぶジェットリンク、ハインリヒの全身兵器、グレートブリテンの変身能力なんか、後半に大どんでん返しあるです。しいて言うとピュンマは、存在感あっても今回能力はあまり出てなかったかなぁです。

{netabare} ルーシーがジョーたちのところに訪ねてきた。いろいろな証拠写真を突き付けて、00サイボーグであることを問い詰める。

 で、戦いたくない気持ちを伝えると、ルーシーが本題に入る。謎の存在ブレストについてとルーシーの父から託されたという謎の箱を手渡す。突如、家の周りの天候が変わり、ひょうだか氷の塊の攻撃を受ける。イワンの能力により、敵の位置が判明。大富豪かなんかのカウボーイ姿の親父で、天候を操る能力に苦戦する。
 イワンが敵の能力の正体を推測し、ジョーとジェットリンクの能力より何とか倒すことができるです。
 
 国連に救助を求めると、すぐ様に敵の攻撃を受ける。変な仮面をかぶった男による重力を操る能力にまたもや00No.サイボーグ総動員しても苦戦するです。イワンのサイコキネシスで激戦の末、勝利をつかむも、ルーシーの持ってきた過去の写真に写っていた男だと気づき驚くです。これが高校教師として生活送っていたわけだから、さらに驚きです。
 ブレストは不老不死と言ってても、倒されると簡単に死ぬし・・・。ブレルトって、ミュータントみたいです。
 イワンは疲れて寝るわけだが、結構可愛いです。

 国連のガーディアンが到着するも、現状のありさまにジョーたちが疑われ、連行されることになるのだが、謎のミサイルによって攻撃を受け、またもやジョー達が疑われ戦闘になってしまうです。
 住む家を追われ、空母でひとまず後にする。国連に潜む潜むブレストによってイワンを狙われることになるです。{/netabare}

 次回予告もあったけど、どうなるのかなぁ?です。

投稿 : 2020/02/22
♥ : 9
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

誰がために戦う? サイボーグ009 VS X-MEN

石ノ森章太郎先生原作のSF漫画「サイボーグ009」の映像化50周年を記念して制作されたフル3DCGアニメ。2016年に3章仕立てで劇場版として公開。現在はNetflixにて独占配信中です。

脚本・監督を担当されたのは「攻殻機動隊S.A.C.」「東のエデン」などを手がけた神山健治さん。

神山さんと言えば、2012年に劇場公開された「009 RE:CYBORG」でも、同じく脚本・監督を務められた事で記憶に新しい方もいらっしゃるかと思われますが、当時のインタビュー記事に目を通すと「自分の中の正義のルールや道徳観が、石ノ森先生の描いてきたもので出来ていたことに気づいた」なんてものがあって、同氏が石ノ森作品から受けた影響は並々ならぬものである事が伺えます。

神山さんが少年時代を送ったのは冷戦真っ只中の1960年代~70年代。「サイボーグ009」「仮面ライダー」の2大タイトルが世に出た石ノ森作品の黄金期。

原水爆などに代表される、科学技術の兵器への転用が苛烈を極めた時代に、あえて最初の敵役として、多国籍企業、民間軍事会社的な性質を持つブラックゴーストを登場させるなど、「サイボーグ009」は連載初期から、営利主義と環境破壊を下敷きにした科学万能の時代に警鐘を鳴らし、勧善懲悪の枠を越えた正義のあり方を打ち出した、先進的な漫画作品の一つであったと想像されます。

本作「CALL OF JUSTICE」でも、石ノ森先生の提示したテーマは継承されており、疎ましく思いつつも戦いの場に身を投じ、平和への道を模索する悩めるサイボーグ達の姿が描かれます。

「自分達が戦いを放棄しても別の誰かがやってくれる…」と、戦いの日々に疲弊し、これまで映像化されたシリーズの中でも、とりわけ消極的な※1ゼロゼロナンバーサイボーグ達の姿が印象的でした。小説・漫画作品の「2012 009 conclusion GOD'S WAR」における彼等もそうでしたが、人としての弱さがより強調されて描かれている様です。

SF設定については、ブレスドと呼ばれる超能力者が多数登場する関係で、科学描写の曖昧さが目立ち、異能ものを見ているのと同じ感覚に陥る事が度々ありました(汗)原作でも001こと赤ちゃんのイワンが、テレパシーやらテレポーテーションやら、超常現象を起こす描写がありますが、当時は米ソを始めとした国々が、超能力(超心理学)を軍事利用目的でさかんに研究していた程の時代。SFとしての魅力を損ねる事は無かったのではと思われます。

本来SFとして作られたものが、いつの間にかファンタジーの域に足を踏み入れている(その逆もあるけど)という事は、アニメのみならず、小説の分野においても幾度となく繰り返されてきた事ですが、「サイボーグ009」が発表されたのは既に50年以上も前。リメイクを成功させるには、最新の科学事情を踏まえた、より思い切った改変が必要なのではと思えてしまいました。今の目で見ると尚更ですが、突然変異でヒトが※2大自然の女王とか磁界の王とかになっちゃうなんて、いくら何でも信じられませんもの(笑)作中台詞を一部引用させてもらうと「SFとファンタジーの境界面を越えてしまった!」という感じでしょうか。

地味ながら好感が持てた点は、※3加速装置のテクノロジーを補完する説明として「高速移動を制御するには脳の処理速度も上げなければならない」と明確な表現で語られているところ。原作漫画にも※4補助電子頭脳の設定はありましたが、機能についての詳細な記述がなかった様に記憶しているので…やっと説明してくれたかと胸を撫で下ろす感覚に浸れました(笑)

同じく原作由来の"サイボーグは生身の人間には知覚出来ない情報を脳で処理しているので、それによって本来ヒトの持ち得ない意識の獲得が可能になる"という、いわゆる※5ナイトヘッドの問題に、ちょこっとだけ触れられていた点も嬉しかったです。近年ではデジタルネイティブなんて言葉がありますが、多分その延長上にある概念ですね。

攻殻シリーズから電脳っぽい設定(平成版にも首からコードとか、RE:CYBORGではそのまんま笑)をちゃっかり掠め取っている点も◎。原作漫画には無い設定ですが(でも電脳通信はあった!)、時代に則した良アレンジでした。


キャラについて、「サイボーグ009」と言えば、赤い強化服に黄色いマフラー(赤ーいマフラ~♪なんてのもありますが…笑)ですが、本作では柔軟性のある繊維製のものから、硬質な※6ボディアーマーの様なプロテクターにデザインが変更されています。CG作画と相まってかなりゴツく感じ、何となくアメリカンナイズされているよーな印象を受けました。私的には前者の方が日本的で優雅だと思います。針や刃物による刺突攻撃に弱い欠点もあって演出的にも面白いですし…。マフラーは相変らずヒラヒラとはためく布製でとっても長い(笑)

キャラデザはややリアル寄り。「009 RE:CYBORG」に近く、一貫してシリアスな物語が描かれる作品なので、コミカルさを廃している点は気になりませんでしたが、フランソワーズが萌えキャラ寄りのデザインになってしまっていたのにはびっくり。少女らしい大きな目が可愛いんですが、原作色はすっかり失われている様でした(汗)あとピュンマのキャラデザもコロコロ変わるので、イーカゲン安定して欲しい(笑)


総評として、原作へのオマージュシーンがそこかしこに入っている点は楽しめましたが、単調なバトルシーンが多めで、台詞やストーリーにも目新しさがなく、全体的な雰囲気はマーベル・コミックスを題材にしたハリウッド映画という印象でした。SF設定も相応にラフ。上述のブレスドの設定についてもX-MENとほぼ同じで、筋書きまで同作品と酷似する箇所があったので、興醒めしてしまう場面もありました。

また、優れたものが劣ったものを支配する!という様な、選民思想どっぷりの独裁者的な悪人像、良心の声に従え!みたいな漠然とした正義観も、取っ付きやすくはありますが、良い意味でも悪い意味でも古典的で、前者には魅力が、後者には説得力が足りず、時代錯誤的なキャラ像を見る様で、いまいち気がノリませんでした(汗)

アクション面については、やはり加速装置に迫力ありましたが、尖った表現が無く、物足りなく感じる場面が多かった様に思います。009における大きな見所の一つなので、これは取り分け残念な点でした。リアリティの限界を良い意味で無視した、振り切った加速装置アクション満載の、前述「009 RE:CYBORG」は超オススメです。本作を見て加速し足りなかった人は是非そちらをどーぞ(笑)


最後に、酷評気味になってしまいましたが、正義が乱立し、個々人の快楽が優先され、良心の呵責や自己犠牲、利他的精神や勇敢な行動が軽視される昨今にあって、それらをただただストレートに描くという試みは、古臭くはありますが、一定の価値はあるのではないかと、やや贔屓目の評価を本作に献じたいと思います。

攻殻SACの笑い男やクゼ、作者は違いますけど、Fateシリーズの衛宮親子の様な人達が、苦悩しながら戦い続けている様を見ていると、何故かわたしは生身の人物ではなく、鉄腕アトムから始まり、サイボーグ009、仮面ライダーと続いた、人ならざる憂いを帯びたヒーロー達の姿を思い出します。

偽者と本物、2枚のネガを重ね合わせた時、初めて浮かび上がる真の像を見る様に、機械の身体を持ちながら、人よりも人らしくあろうとする者達の姿を見、その系譜を辿り、人が人たらんとする根源とは何? 彼等が命を賭して救わんとする世界とは何? と思索を巡らすと、ついついグローバルな視点で身の回りの世界を見てしまう、(これでも)人の子であるブリキ男なのでした(笑)


それでは、このレビューを書きながら思い出した※7アメリカ・インディアンの一部族、ナバホ族の言葉の引用をもって本レビューの締め括りとさせて頂きます。

「自然は祖先から譲り受けたものでなく、子孫から借りているものである。」

石ノ森作品に触れるきっかけになれば幸いとレビュー綴らせて頂きました。



※1:「黒い幽霊(ブラックゴースト)団」が主に社会との接点を失った人達を拉致改造して作り上げたサイボーグ達。彼等の手先になるはずが、開発者の一人ギルモア博士の裏切りで001~009までが逃走、彼と共に反旗を翻す。0010以降の00ナンバーも存在する。
{netabare}
001(イワン・ウイスキー):ロシア人。脳改造によりナイトヘッドを覚醒させ天才的な頭脳と多彩な超能力を得た赤んぼ。

002(ジェット・リンク):アメリカ人。マッハ5で空を飛べる上、初期型加速装置も内臓している。元不良。やや喧嘩っ早い(笑)

003(フランソワーズ・アルヌール):フランス人。超・視聴覚能力を持つ。半径4km以内の音を聴き分け、周囲50kmを見渡せる。

004(アルベルト・ハインリヒ):ドイツ人。マシンガン、ミサイル、ナイフ、原爆!を前身に内臓。頭脳はクールで心はアツイ!

005(ジェロニモ):ネイティブ・アメリカン。砲弾にも耐える頑強な装甲と、戦車をも担ぎ上げる怪力の持ち主。精霊と会話も出来る!

006(張々湖):中国人。地面にトンネルを掘れる程高温の炎と熱線を口から吐ける。モハメド・アヴドゥルの師匠(嘘)料理が大得意。

007(グレート・ブリテン)イギリス人。体の分子配列を自由に変えて様々なものに変身する。元舞台俳優なので物言いが大仰(笑)

008(ピュンマ)アフリカ人。水中活動用に改造された人。宇宙空間でも長時間生存できる。キャラデザがコロコロ変わる人(笑)

009(島村ジョー)日本人。奥歯のスイッチで起動する多段変速式加速装置を持つ。私生児でハーフという境遇。
{/netabare}
※2:X-MENに登場するミュータント"ストーム"と"マグニートー"の事。{netabare}本作にはプロフェッサーXやローグみたいなキャラまで登場する。パクりパクられの世界なので深くは追求すまい(笑){/netabare}

※3:機械駆動と補助電子頭脳の助けにより、最大時速マッハ3(作品によってはそれ以上とか)で行動できる装置。初期型が002に、改良型変速式が009に内蔵。009以降の00ナンバーサイボーグの殆どに装備されている! 緩衝装置と無摩擦間接のおかげで駆動系へのダメージは軽減されているものの、エネルギーの損耗、摩擦熱による加熱のため使用時間に限界がある。強化服以外のものを身に付けていると空気との摩擦で大抵燃えてしまう。方々から跳躍時と自由落下時の弱点を指摘されているそうな(笑)

※4:原作にある解剖図には記憶用人工頭脳と記述がありますが、本編を読む限り、判断力強化、体感時間の伸長など、脳の処理速度を上げていると思しき描写もある様でした。また初期のエピソードで描かれる、サイボーグに改造されたてのジョーが、ジェット機や潜水艦の操縦を訓練無しに難なくこなしているシーンを見ると、単なる意味記憶だけでなく、洋画「マトリックス」の様に、体感記憶も蓄積されている事が伺えます。{netabare}でも加速装置の体感記憶って誰から抽出したんだろ…スカール様とか?(笑){/netabare}

※5:サイボーグ009連載当初は「ヒトの脳は10%程度しか機能していない」と、知識人、一般人も含めて、まことしやかに信じられていた風潮があった様ですが、実際の所は、脳科学の研究不足に端を発する都市伝説まがいのお話で、この説は近年では否定されつつあります。ただ最新の、ヒトの脳と機械を繋げるブレイン・マシン・インターフェース(BMI)、人工臓器(人口網膜とか人口内耳とか)の研究分野においては、これまで未確認であった脳の適応性、あるいは「超感覚」と呼ばれるものが確認されているそうで、脳に未知の機能が存在しているという点に関しては確実の様です。SF好き、ゲーム好きとしては受け入れやすいニュースでした(笑)

※6:銃弾等から主に胴体部分を守る防護服の事。現実の軍隊などでも採用されている。

※7:直訳するとアメリカのインド人。呼称に迷いました(汗)注釈005の項では原作表現に準拠し「ネイティブ・アメリカン」とさせて頂きました。


余談

キャラデザ含め、CG作画がシャープ過ぎ、長時間見ていると、やや目が疲れるアニメですので、豆知識を一つ。他レビュアーさんから教えてもらったウラワザなんですが、テレビの映像設定(シャープネスなど)を調整してぼやかすと、キャラの輪郭などが心なしか丸みを帯びソフトな印象になります。目がチカチカしてしまう方はお試しあれ。

投稿 : 2020/02/22
♥ : 17
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