革命でオリジナルアニメーションなおすすめアニメランキング 4

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの革命でオリジナルアニメーションな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月24日の時点で一番の革命でオリジナルアニメーションなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

92.6 1 革命でオリジナルアニメーションなアニメランキング1位
コードギアス 反逆のルルーシュ(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★★ 4.3 (10481)
37479人が棚に入れました
皇暦2010年8月10日、世界唯一の超大国神聖ブリタニア帝国は日本と地下資源サクラダイトを巡って対立し宣戦布告、日本に侵攻した。日本は占領され、ブリタニアによって「エリア11」と呼称される。日本人は「イレヴン」と蔑まれ、自由を奪われブリタニアの総督により支配された。ブリタニアは「ナイトメアフレーム」と呼ばれる人型兵器により世界の3分の1を支配下に収めた。しかし、その圧倒的な支配にも亀裂が生まれようとしていた。

声優・キャラクター
福山潤、櫻井孝宏、ゆかな、小清水亜美、名塚佳織、折笠富美子、大原さやか、杉山紀彰、千葉紗子、白鳥哲、井上喜久子、成田剣、渡辺明乃、中田譲治、田中一成、新井里美、高田裕司、真殿光昭、飛田展男、若本規夫、皆川純子、南央美

九条 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

戦慄を覚えるほどの超展開。

ルルーシュが天賦の才と絶対遵守の力(ギアス)を駆使し、超大国の破壊を目論む反逆革命物語であり
想像を絶する十字架を背負う覚悟で指導者としての仮面を被り、私設軍隊を率先垂範する貴種流離譚。
個人という無力の存在から解き放たれ、主体的行為者として、世界の変革に身を投じる姿は冷徹であり
予期しない悲劇に動揺を隠し切れない修羅場もあるが、希望を掴むために自己を押し殺し遂行していく。
その上、大多数に共有される「正義」ではなく、個人(ルルーシュ)の「正義」を、初志貫徹する構成により
アンチヒーロー像を演出しており、チェスの如く戦争論をゲームと捉え軽視しているのも、それ故である。

従来の正義と悪を反転させたかの如きルルーシュとスザクの対立図式や戦術はケレン味に溢れており
先が読み難い螺旋状に張り巡らされた幾重にも交錯するドラマは戦慄を覚えるほどの「超展開」である。
谷口悟朗の旧作と比較しても、最も大衆向けに特化されており、娯楽的な要素も多く盛り込まれている。
次話への期待が自ずと高まる引っ張り方やスピーディーな展開は隙が見当たらない完璧な構成であり
この領域に絞ると旧作以上の水準であり、特に最終ラストは必然的に続編への視聴意欲を掻き立てる。

しかし、反則級の引っ張りの巧さがハードルを著しく上げてしまったのは何とも言い難いところではあり
個人的には、本作の方を高評価するが、続編においても「超展開」は顕在であり、瞠目すべき点もある。
ルルーシュとスザクの擦れ違う想いを対比させることによって、哲学的思想的諸問題も肝になっており
そういった部分では、「プラネテス」とは異なるジャンルながらも、根底に根差すものは意外に似ている。
尚、谷口悟朗が助監督として制作に携わった、「ガサラキ」と類する人物像や世界観が内包されており
決して大衆向けではないが、本作をお気に召された方には、関連性を踏まえ敢えての視聴を推薦する。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 49

鯨太 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

最高峰のアニメ

 今まで数々のアニメを見てきたけど、このアニメを見て「ああ、アニメってこれだ」と思った。今まで絵柄のせいでこのアニメを敬遠してたが、どうして早く見なかったのか悔やまれる。早く続きが見たいと本気で思えるアニメ。
 ストーリー、展開、アニメーション、声優陣、どれをとっても素晴らしい。特にアニメーション好きな自分にとって、手描きであそこまで、しかもロボットを動かすのは感激だった。スピード感あふれるロボット同士の闘いは見入ること間違いなし。
 声優陣も文句はなく、それぞれキャラに見事に合う声優が使われている。ルルーシュの悪役っぽさやロイドのお気楽そうな声、C.C.のなんともいえないマッチング感。素晴らしい。
 そしてなんと言っても超展開。「え、まじか」と思うような展開が続出。ここで言うのはあれだが、R2のラストには皆驚いたことだと思う。そして一話一話の最後が必ず「続きを知りたい!」と思わせるような終わり方をする。
 ロボットアニメとも心理アニメともつかない絶妙なアニメ。デスノートが好きなら~とは言っているものの、デスノートとはまた違った味が出ていると思う。
 また、深く考えこむようなアニメでもなく、その場の勢いにまかせて見るアニメでもあると思う。その方が面白い。そもそもアニメって面白さを追求したものなんだから、そんな深く考えちゃダメだと思うんだ、うん。

 結論言えば、何をとっても素晴らしいアニメ。不満があるといえばキャラの首が長すぎるような気もする。作画自体は物語やキャラを引き立てるのに非常に良い絵だと思う。
 うん、首。それだけ。

 とにかく見たことない人は一話でも見るべし。一話見てつまらないと思ったらその先もきっとつまらないので見なくてよし! とにかく一話! それで見るか否かが決まる!

投稿 : 2024/04/20
♥ : 30

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「撃っていいのは、撃たれる覚悟のあるヤツだけだ」ってこれだったのか。

あにこれに来て、最初に観た作品。
私自信ここ数年、アニメから距離を置いていたが
名前だけは聞いたことがあった。

完全なる個人的偏見から「反逆のルルーシュ」って題名で
何か子供向けぽい印象を持っていた。
さらに絵があまり好きな絵ではない。

それもそのはず、キャラ原案がCLAMPであった。
個人的にCLAMPの絵にはどうも抵抗がある。
昔でいえばXやレイアースがこれに該当する。
(最近のはあまり知らないのではあるが)

と、題名、絵柄からなんとなく敬遠していたのではあるが
あにこれでの評価の高さ、得意のロボット物、頭脳戦などの
成分から、1番最初にこれを選んだ。

1話見たら止まらなくなる。

まさにその通りになってしまった。
出だしこそ、絵柄に抵抗があったものの
1話の終わりに完全に引き込まれてしまった。

物語はシリアス展開で進行していく。
そして、展開のスピード、展開の意外性など、
毎話毎話次が気になる引きを魅せる。
こうなっては止めるが難しい。

このアニメは頭脳戦ということで注目を集めてはいるが
主人公ルルーシュが目的を達成するために
色々なものを犠牲にしていく様、心の葛藤の表現はなかなかの物。

個人的には頭脳戦部分よりもたった1つのものを守るために
手段を選ばない非道な部分に惹かれた。
また、スザクとの関係からも目が離せなかった。

ただ、不満な部分も。
物語は1期では完結しない。
正直1期の終わり方にはあまり納得はしていない。
2期のためには仕方ないのかもしれないが、かなり強引な印象はぬぐえない。

声優陣はなかなか豪華。
最近の作品でもかなり活躍している方々ばかり。
そんな声優陣の演技もよかった。

また、ロボットも正直、作品の面白さにはあまり関係ない。
ロボット物が苦手でも十分に楽しめるだろう。

総合的にはかなりの良作と言え、お勧めできるアニメ。
1,2期合わせて観ていただきたい。


と、まあ色々書いてきたが
つまり、何が言いたいかというと

偽ニュー隊長が命ず、とりあえず1話観ろ!

投稿 : 2024/04/20
♥ : 67

69.6 2 革命でオリジナルアニメーションなアニメランキング2位
革命機ヴァルヴレイヴ 2ndシーズン(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (814)
4343人が棚に入れました
人類が宇宙に進出した時代、中立平和国家ジオールは突然ドルシアからの攻撃を受ける。政府が無条件降伏する中、学園や友人たちの危機を救うため、時縞ハルトは人型兵器ヴァルヴレイヴに乗り込み、ドルシア軍を撃退。学園のあるモジュール77はジオールから分離し、新生ジオールとして独立する。

声優・キャラクター
逢坂良太、木村良平、瀬戸麻沙美、戸松遥、小野友樹、中村悠一、悠木碧、福圓美里、吉野裕行、浪川大輔、寿美菜子、羽多野渉、堀江由衣、福山潤、宮野真守、細谷佳正、梶裕貴、小野大輔、水樹奈々、豊崎愛生、茅野愛衣、代永翼

うっきー星人 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

今だかつてここまで酷い脚本見たことない

【総評Eランク】
S:特別好きなアニメ A:かなり良い B:なかなか良い C:普通 D:微妙 E:くそ

とにかくまずひとこと言いたいのは、ショーコの存在が破綻を招いているという事
この糞女を製作者の都合で無理やり「みんなを説得させられるキャラ」としたせいで、
ストーリーが大惨事になってしまった
こういう意味不明なのに大物的キャラは意味不明な行動がちゃんと伏線になっていて、
後々利益をしっかり回収しているようにしなければならないが、それが全くなく勢いのみ

例「アルスとドルシア両方に脅しかけるの!」→「ショーコSUGEEE!」→視聴者「(´・ω・`;)...誰でも思いつくやろ」
例2「身の潔白を!」(制服ヌギヌギ)→「わかったってば!」→「ショーコSUGEEE!」→視聴者「(´・ω・`;)イミガワカラナイ」
ショーコは実はハイパーDQNビッチで総理の娘という立場を乱用していた!?とかそんな解釈でいいかなめんどいし

とにかく、いろいろな場面で製作者の都合で生徒や世間などのモブ共をアホにしすぎw
無理やりストーリーを進めていくためなんだろうが簡単に流されすぎだっての

とりあえず素材だけはコードギアスに近いレベルになれる素質があったアニメ
ですが、ストーリーのせいで伝説級のクソアニメに成り果てましたw

売上も、歌効果で並アニメ程度売れただけで、
本来なら円盤2万枚以上クラスのアニメに仕上げる予定だったんだろうというチカラの入れようですが、
大赤字の粗大ゴミ、巨大なウンコみたいな作品です

前半→キチガイアニメ
中盤→普通の特に面白くも無いロボアニメ
21話以降→ストーリー完全に壊れました、やっぱりキチガイだらけのクソ脚本
つか脚本家バカすぎこんな酷いアニメ観た事無いw脳みそ腐ってんだろwww

公開処刑のとこもあんなんただのマジックショーやん、編集すればなんとでもなる
世界中があんな胡散臭い動画信じるかよ、ユーチューバーより酷いだろw
化け物を掃除すると言う→普通にみんな銃で死んでる、人間じゃんw
普通ここでみんなが普通の人間だったって分かるからwww
誰がどう見てもアルスとドルシアの演出だと分かるはずだがモブ共は目ん玉付いてないのけ?

もうとにかくストーリーとか全部グチャグチャ、矛盾とか破綻とかしまくり
色々すっ飛ばして不可能な事まで無理矢理可能になってたりおかしなこと多すぎて観てて原因と結果に納得ができない
今後、他のアニメはこのショーコみたいな無理やりキャラを反面教師にしてもらいたいです
つかほんとショーコは1話目で死んでてくれよ

投稿 : 2024/04/20
♥ : 8
ネタバレ

Etzali さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

uncover the world

(2013.10/16 13話)
{netabare}マギウスなる存在と邂逅を果たしたドルシア、アルス両名の長。

ジオールに住む皆の希望であるヴァルヴレイヴの原動力であるルーン、それが人を犠牲にする事で成り立っているとしたら?
ハルトは過ちを犯してしまったが為に実験体になる事を選んだのかも。
だからカイン大佐がヴァルヴレイヴを2体、もしくは2機ではなく2人と言ったもの頷けますね。

いやしかし、ハルトの回想シーンでサキが最初でショーコが後に出てくるって1話の時のショーコへの想いはニンゲンヤメタから無くなった?

マギウスの呪いを受けたハルトとマギウスであるカインの教育を受けたエルエルフとの呪いの絆が世界を変革するのか?{/netabare}

(2013.10/23 14話)
{netabare}親代わりであるサトミを、ある一件のせいで拒んでいるアキラ。 タイトル(大気圏の兄妹)からして連坊小路兄妹の兄妹愛がメインとなる?

以心伝心とまではいかなくても、互いに分かり合っていると思っていた。あの一件が起こるまでは…
失って初めて分かったありがたみをサトミは彼なりの方法で返そうとしている。


さすがアードライ、王子様なだけあって乗馬も様になってますね^^ アードライが王子様なのは前半(1クール)から、でている伏線の内の1つですが回収できるんでしょうか?回収するとしたらリーゼロッテも関わってきそう。

今までエルエルフをハルトしか信用していなかったようですが、ようやくハルト以外のクルー(サトミやタカヒ、マリエetc…)にも信用されたようで何よりです。
って、サトミの聖徳太子っぷりも空しく予定ルートから外れてしまったハルト達が行き着いたのは敵地であるドルシア領内。

と言う事はエルエルフとリーゼロッテの再会もある?{/netabare}

(2013.10/30 15話)
{netabare}人類初の「カミツキ」なので第1世代、ハルトやカインよりも先に呪いを受けた者がいる。それにしても彼女ってリーゼロッテの事?

ん~、偽装のヴァルヴレイヴの足のラインがスタドラに出てくるタウバーンっぽいですね。
あと、脚立の作画おかしくないですかね? 片方からしか登れないなんて^^;

幼い日のエルエルフを含むカルルスタイン出身の5人の姿は、ある意味仲睦まじいですwww

ヴァルヴレイヴ1号機のOSであるピノがマリエの事を知っていて、そのマリエの記憶が5年前から無いという事は5年前にVVV計画が始まった?
推測ですが、ピノとプルー(カインが奪った2号機に搭載されたOS)は元人間orマギウス?それかマリエ自身、人間ではなくOSとして造られた存在だったりして… もしくは人類初の「カミツキ」とか? それだとピノの言った「ルーンを食べちゃったから?」と矛盾する。

まぁ、兎にも角にも新しい伏線がでてきましたけど回収できるんでしょうか? 何か、最後は急展開・超展開でうやむやにされそうな気もしないでもないです^^;{/netabare}

(2013.11/7 16話)
{netabare}やはり、マリエはカミツキ(マギウス)だったんですね。それにしても、マリエの記憶(ルーン)を起動力として機能しているヴァルヴレイヴ(覚醒ver.)。と言う事はハルトもいずれは、自身の記憶や噛みつく事で得られた情報をヴァルヴレイヴに吸い取られていく?

呪いと呼ばれているカミツキが200年後には祝福へと呼び名が変わっている。その事とヴァルヴレイヴの覚醒に意味があると思いたいです。
またリーゼロッテ登場したのはいいんですけど、サウナみたいな装置に入ってましたね^^;

エルエルフ達、カルルスタイン機関の過去の回想で登場した友達が貴生川先生がメガネをはずして幼くした姿に見えてしょうがない^^;

いやはや、マリエのヴァルヴレイヴ1号機登場シーンでのBGMが「そばにいるよ」だなんて…・゚・(ノД`;)・゚・{/netabare}

(2013.11/16 17話)
{netabare}ヴァルヴレイヴ1号機(火人)のOS・ピノは、ヴァルヴレイヴ本体とは別の意志(情報原子・ルーンを食べるという意味では同じ性質だけど)を持っている?
そのルーンによって得たエネルギーがヴァルヴレイヴ以外のものを巻き込んで革命が完遂する?

マギウスたるハルト達が「ニンゲンヤメマスカ? YES NO」でYESを選択した時点で人でなくなり、最初は悪魔の呪いのようなものでしかなかったマギウスの副作用が何らかの形で200年後には神の祝福へと変わっている事もヴァルヴレイヴ本体が関わっているんでしょうかね?

カインの命令で、洋館に招かれたイクスアインはマギウス側である101人評議会の生け贄でしかなかったなんて…

またヴァルヴレイヴという力を持ちながら、それ故の苦悩に悩まされるハルトと、ヴァルヴレイヴという力さえあればリーゼロッテを自身の手で救う事ができるのにそれさえも叶わないエルエルフの苦悩、それぞれが「半分こ」になる事で革命へと漸進していく。

次回、ついにヴァルヴレイヴの開発者でありハルトの父親である時縞博士が登場!?{/netabare}

(2013.11/21 18話)
{netabare}過去のリーゼロッテとエルエルフがアバンで登場してましたが、ついにリーゼロッテとの再会がみられるんでしょうか!?

地球にいるジオールの人々をドルシアから解放する為に行動するハルト達。そんな事よりハーノインは、どうなったのか?
ヴァルヴレイヴラジオ(第22回)でも話題になってましたがホント、どなまで(どなたかハーノインを見つけた方はこちらまで)ですね。
もしかして、それが分かっているからイクスアインは一言も喋らなかった?
それにしてもキャラの作画が崩れているのが今回は目立つような^^;…

彼女の世界を守りたい、例え彼女以外を犠牲にしてまでも… それがエルエルフ、基ミハエルの変革・革命。
ヴァルヴレイヴとハルト達、ジオールの学生(パイロット候補生)は人類そのものに対する革命の手段でしかない。

「リーゼロッテ、俺に浚われてくれ。」とかキザな台詞ですけど何か格好よく見えてしまいますね。
18話を一言で表すと、決別と再会とですね。{/netabare}

(2013.11/30 19話)
{netabare}愛する人を守る為、ドルシアを裏切り敵国(正確には中立国であるジオール)に亡命し建国を促したエルエルフの目的はドルシアの革命ではなくリーゼロッテを救う事だったなんて…・゚・(ノД`;)・゚・

カーツベルフ(サキがジャックして乗り移ったカルルスタインの少年)の異常にアードライ実は気づいてるんじゃないのか?って思うくらい順調にきてるな、なんて思ったら(゚д゚;)!アードライに見つかったサキだけど、この場をどう切り抜けるのか?

クーフィアはカイン大佐に忠誠を誓っているというよりは、こっちに居た方が楽しそうだからなんていう理由だろうな^^;
ハーノインの末路?を悟った今のイクスアインはジャックされていない限り、怒りそうではあるけど…

OSのピノもまたリーゼロッテと同じ肉体を持たないマギウス(第1世代?)でリーゼロッテは人の身体を移し替えながら生き、ピノはOSという機械の器へ乗り移った事でヴァルヴレイヴが情報原子であるルーンを燃料とするキッカケとなった?

ん?「私たちは人間の体を次々と乗り換えて生きながらえてきました。」と言ったリーゼロッテの言葉が真実ならエルエルフが愛した彼女は既にマギウスに乗っ取られたリーゼロッテだったという事?

いやいや、「速い!」じゃなくて自分の射撃の腕を疑ったらどうなんだよクーフィア?だからナイフでの戦闘が得意なんだろ!

リーゼロッテを助ける目的をうしなったエルエルフは、この後どうなるのか?また少しずつ暴かれつつある世界(マギウスの秘密やヴァルヴレイヴが人為的なマギウス・人間を凌駕した次世代の霊長類の筆頭の為に必要な存在)は、どう収束していくのか?見物ですね!!!{/netabare}

(2013.12/7 20話)
{netabare}リーゼロッテという光を失ったエルエルフ(ミハエル)は再起する事はできるのか?また101人評議会なる存在はマギウスの生存本能の表れであり共存できる未来はないのではないか?

等々、疑問はありますがエルエルフの知力を使えないハルト達にドルシアと対抗できる手段があるとも思えない。やはり彼の力が無いと何もできない学生のまま…という訳でもなさそう。ショーコ達はショーコ達で物資の支援を受け持ってくれる所を探していたみたいだし、とてもカップ麺をラリアットで倒しまくっていた人と同一人物とは思えないくらいに成長してますね。

絶対的な力でもない限りドルシアには勝てない。その力の1つが知略だとしたら、もう1つは武力(ヴァルヴレイヴの覚醒)?

ハーノインのピアスに隠された仕掛け、イクスアインは気づいていたみたいですがカイン大佐に関する情報だったりして。
それと何とかアルスの協力を得る事ができたが、それはヴァルヴレイヴの技術をアルス側にも提供する条件付きなんじゃないかと考えてしまう^^;

ついにカミツキの秘密が全世界に暴かれましたが、まさかこれが「世界を暴くシステム」の結果じゃないですよね(゚д゚;)!?{/netabare}

(2013.12/14 21話)
{netabare}アルスとドルシアが裏で取引をしていたから起こった茶番劇と言うにはあまりにも不謹慎すぎる殺人劇。
自分達が101人評議会に利用されていると分かっていても自国の利益・ヴァルヴレイヴの破壊、もしくは強奪を未だに計画していて中立国であるジオールを攻撃する正当な理由付けの為だとでも?
だとしても、いきなり武力で制圧するのは正当防衛でもないしおかしいだろヾ( ̄o ̄;)オイオイ

それにしても、ショーコだけはあの動乱の最中終始みんなの命を気づかっていたのは一国を背負う総理としての立場上やむを得ない事なのか・はたまた父親の死を間近で見てしまった事によって同じ悲劇を繰り返させたくないという思いからなのか。

おいおい、このままじゃ「世界を暴く」どころか本当に暴きたい事を暴く前に人類から見放されて死を待つだけになってしまうぞ?

こんな裏切られ方ないよ(-_-;)今まで、みんなの為に頑張ってきたのに…自身が追いつめられればすぐに他人を切り捨てるなんて。(1人の命と多数の命どちらかしか助けられないとしたらどちらを犠牲にするか?)

犬塚先輩はアイナに嘘をついていた、好きと言えなかった自分自身と引き換えに守ったものは…ハルトの気持ちとみんなの命だった・゚・(ノД`;)・゚・{/netabare}

(2013.12/19 22話)
{netabare}200年後の世界にも咲森学園が保存されているという事はモジュール77をそのまま取り込んだ形の国家なの?
それにしても200年後の世界の王子と呼ばれている少年、外見はエルエルフですが瞳の大きさ・色はハルトそっくりですね。まさか、ハルトは意識だけの存在になってエルエルフ(クローン)の中で生き続けているとか?

戦争互助組織から国家へと変わったドルシア。その頃から101人評議会(マギウス)がドルシアのバックに居たとしたら、人類vsマギウスの対決は起こるべくして起こったとしか…
それに立ち向かうヴァルヴレイヴのパイロットであるハルト達は人類とマギウスのハーフとして造られた呪いを受けた存在であると同時に共存関係という祝福を手に入れる為にヴァルヴレイヴが必要だった。

「はんぶんこ」、何もかもそう容易く分け合う事はできない。だけどそれを願い、行動に移す事で変わるかもしれない
。ハルトのように半分、人間でもう半分はマギウスとなった身体で平和を願い、エルエルフはあの時終わるはずだった命をリーゼロッテに救ってもらった(髪を切る事で命を半分わけ与えてもらった)一件でリーゼロッテを救い出す事で彼なりの恩返しをしたかった。

男は拳でしか語り合えない?とはよく言ったものですが、今回の件で人間であるエルエルフとマギウスであるハルトが分かり合えた事は世界を対立の構造から協調の構造へと変えるキッカケとなるのでしょう。{/netabare}

(2013.12/28 23話)
{netabare}かつては共に革命を誓った仲間だったエルエルフ。だからアードライは一緒にその誓いを成し遂げたかった。だが、その革命へと続く互いの道はヴァルヴレイヴの出現によって別れてしまった。しかし、アードライの道は友を失ったイクスアインの協力を得て再び光が差しはじめる。

てっきりアードライ組む事は、もう無いと思ってましたがまさかの展開デーゲン!?(゚д゚;)
それにエルエルフの「言ったら信じてくれたのか?」の問いにアードライが僅かなためらいを見せたのは許す気があったんだろうな^^;

ヴァルヴレイヴOS・ピノの兄であるブルーに101人評議会の面々が一目を置いているという事は、黒幕はカイン大佐ではなくプルー?

何気にエルエルフがドルシアの軍服に袖を通すシーン、2期のPVでもありましたがここまで待たされるとは…

クリムヒルトは、ハルト達がモジュールを奪還する事に少なからず希望を持っている。彼女もまた王統派の1人であり今の反王党派が統べるドルシアを快く思っていないから。それにしてもドルシアはマギウスの後ろ盾が無かったら今頃クーデターで情勢が安定しないまま最悪、崩壊してそう^^;

次回、最終回なのでジオールとドルシアの決着は着きそうですが色々と消化不良な幕引きとなりそう。{/netabare}

(2014.1/2 24話)
{netabare}ドルシア総統もマギウスで合った事が世界へと暴かれてしまった中、カインが強奪したヴァルヴレイヴ2号機(ダーインスレイヴ)で出撃する。そのドルシアはマギウスの謎を秘める為にジオールと戦い、そのジオールはマギウス・世界を暴く為にドルシアと対峙する!

ダーインスレイヴの装備が3~6号機の寄せ集めみたいになっているのは残念です^^;唯一、槍の装備はダーンスレイヴ独自の物ですがイデアールの頭が付いてるってwww
このダーインスレイヴ、wikipediaによると北欧神話に登場する魔剣で鞘から一度引き抜かれ生き血を浴びると完全に血を吸い尽くすまでは鞘に戻らないという代物なんだとか。
まさに、マギウスらしい兵器のネーミングですね。

最終決戦なのにハルトが戦闘にほとんど参加しないのは、エルエルフとカインとの関係に終止符を打つ為だったと思いたいです。にしても深刻な状況に陥り、エルエルフをジャックする時のハルトの焦りにも似た表情がなぜか笑えるww

ハルトたちが守った世界は、第3銀河帝国の礎となりカミツキ(疑似マギウス)を呪いの象徴から祝福の象徴へと変えるキッカケとなった。{/netabare}


1st.seasonも含めてあっという間の2クールでしたが、200年後の世界に住む人々は人類と共存できたのでしょうか?
それに王子と呼ばれていたあの少年の正体や、ドルシア・ジオールのその後など描かれていない部分が多いので終わり方には納得がいかないです。
キャラに関してもクーフィア以外は個性があって好感が持てました。
もちろん、クーフィアにも強すぎる個性がありますがただの戦闘狂です^^;パーフェクツォン・アミーとしてはエルエルフの次に優秀でしょうけど人間性の面ではちょっと…(゚д゚;)

前述したように納得のいかない部分が多い、期待していただけに残念ではありますがコミックスや小説などのメディアミックス作品でもあるので、アニメでは描かれなかった所を描いていってもらえると個人的には嬉しいです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 21

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

終盤面白くなってきます!

サンライズ制作のオリジナルアニメ

分割2クール 
1st 12話
2st 12話  
全24話

2ndシーズン目

ジャンル:SFロボットもの

分割2クールなので、1stが終わってから期間が開いてしまってるので、正直記憶が曖昧になってしまった。

観ていくうちに、ああ~そうだったな~って思い出す始末 ^^;
できれば分割しないで欲しかったです。

20話くらいから怒涛の展開で、いくつかの複線回収もあり、面白くなりました。

学生達の手の平返しにはすっごいムカついたし、
味方の死には泣けました。

ラスボスとの一騎打ちは、力入った映像も凄かったし、
命燃やし削っていく戦闘なので、胸にグっと来る物がありました。
ウルウルです。(TдT)

ラストは、予想通り 
「やっぱりそうなるよね~」だったので、なんだか残念な気持ちに。。。
(自分的には、ハルトがTV版 Zのカミーユより可哀想でした)

あとは、終結後の話を、もっと詳しく丁寧に見せて欲しかったです。

いや~見応えありました
時間に余裕があれば、もう一度最初から一気に観たいですね。

ちょっと説明不足な所もあるけど、なかなか楽しませてもらえました。

1stシーズンのレビューは酷評気味でしたが、
2stシーズン見終わってみれば・・・
面白かったです!!!




2ndシーズン
OP:「革命デュアリズム」(第14話 - 第24話) 歌 - 水樹奈々×T.M.Revolution

ED:「REALISM」(第14話 - 第18話)歌 - ELISA
「赤いメモリーズをあなたに」(第19話 - 第23話)歌 - かなでももこ


1nd&2ndシーズンの全てのOP&ED曲 良かったです!
全部CD購入。(僕じゃないは、CD出ていないのでアルバムをレンタル)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 36

85.9 3 革命でオリジナルアニメーションなアニメランキング3位
プリンセス・プリンシパル(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (979)
3926人が棚に入れました
舞台は19世紀末、巨大な壁で東西に分断されたアルビオン王国の首都ロンドン。伝統と格式ある名門、クイーンズ・メイフェア校には、5人の少女たちが在籍していた。彼女たちは女子高校生を隠れ蓑に、スパイ活動を展開。変装、諜報、潜入、カーチェイス……。少女たちはそれぞれの能力を活かし、影の世界を飛び回る。

「私たちは何?」
「スパイ。嘘をつく生き物だ」

声優・キャラクター
今村彩夏、関根明良、大地葉、影山灯、古木のぞみ、菅生隆之、沢城みゆき、山崎たくみ、土師孝也、飯田友子
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

飛び立つの~ モロッコへ~

オリジナルアニメって良いね(^^)


2018秋期『RELEASE THE SPYCE』観てた時に比較対象としてちょくちょく挙がってた本作。
ハードだよ、と聞かされつつもキービジュアルはいたって平凡。視聴を後回しにしてましたが劇場版控えた?再放送にて視聴しました。これきっとサムネで損してます。

19世紀末起点のスチームパンク作品。技術特異点は「ケイバーライト(重力遮断物質)」。このなんかすごそうなものをきっかけにあれやこれやの末、革命で東西に分断された架空のロンドンで暗躍するスパイたちの物語です。
現実のベルリンに「Checkpoint Charlie」通称「壁博物館」というのがあります。
勢力の境い目は常にインテリジェンスの最前線であるためきわめて妥当な設定。版図を広げた結果 “王国” と “共和国” に分裂した本作の舞台 “ アルビオン王国 ” のモデルはイギリスです。
イギリスといえば「007」を真っ先に思い浮かべますね。向こうは色男でこっちはJKです。指令役、向こうは“M”こっちは“L”。サイズアップしたことで一匹狼から五人組に変更が加えられております(嘘)。


結果、、、めちゃくちゃ面白かったです。
身も蓋もないハードな内容ですが、物語の柱となる主要キャラ二人の因縁に焦点をあてると、けっして後ろ向きではないメッセージが伝わってくるのがよい。
混み入ってるため整理がてら久々にあにこれ準拠で評価すると、


■物語
製作スタッフ曰く

「アニメ的に盛って作っています。綿密に考えているところと、わざとガバガバに見えるように盛ってあるところは強いメリハリをつけています。」

じゃあそういうことで(笑) 
全体のトーンはハードなんですけど力抜くところとのバランスが絶妙でごりごりの鬱展開手前でおさえる演出は見事でした。


■声優
可もなく不可もなく。主要キャラ五人組は以下。

 アンジェ(CV今村彩夏)
 プリンセス(CV関根明良)
 ドロシー(CV大地葉)
 ベアトリス(CV影山灯)
 ちせ(CV古木のぞみ)

私の場合どなたのお名前も存じ上げず、そのことがむしろ人知れずな存在であるスパイを体現しているかのように感じられました。
またアンジェ役今村彩夏さんは既に声優業を引退されたとのこと。続編を不安視する向きもあろうがきっと代役がしっかりこなすのでしょう。人知れず消えても何事も無かったかのように代わりの者が任に就く。スパイ稼業とシンクロするなぁと一人感慨に耽ってしまいました。ファンの方ごめんなさい。


■キャラ

アンジェとプリンセスをある意味超越した存在に仕立て、人間くさいドロシー、なごみとガヤ担当のベアト、ギャップボケのちせと緩急つけたキャラ配置。
そしてノルマンディー公や「コントロール」の面々。ハードな世界観を死守しました。いい塩梅です。


■作画

のっけの1話。架空ロンドンの街並みの妖艶さ。続けて2話。パーティーでのカメラワーク。そして緊迫感をともなうカット割り。正直文句はないです。そもそも技術の巧拙はよくわからんし。


■音楽

梶浦由記案件は無条件に5.0点!ドラマティックな劇伴の印象が強い梶浦氏。本作では緊迫のやり取りや潜入の緊張感を高める作曲。いわんや「志村後ろ~」を盛り立てるかのような楽曲たち。
OPEDは自分的には佳作。日本語でやっておくれ~、、、ただしOPアニメーションは秀逸。
{netabare}5人のワンカットが見事に各々のキャラを表わしています。黒蜥蜴星人からアンジェに切り替わってプリンセスに手を伸ばすカットからのツイストさせて銃爪をひくまで一連の流れがなかなかのメタファー。{/netabare}


概観するとこんな感じです。
以下はネタバレ込みで視聴済の方向け。


■非情をしっかりと描く

非情な世界で友情を貫けるのか?
保身に走ってもおかしくない状況でどう振舞うかは作品の見どころでした。説得力を持たせるためにハードな描写は必要不可欠だったのです。

{netabare}さっそく1話で襟は正されます。あ!死ぬのね・・・を目の当たりにして作品の方向性がわかる仕掛けです。過剰なまでに “ 嘘 ” というセリフを言わせて頭脳ゲーム的展開を想起させる良い導入でした。そしてセリフとしての “ 嘘 ” は2話以降控えめになってます。うさんくさくならない手前でやめといて正解だったと思います。{/netabare}


{netabare}作戦がどういった類のものかに着目してみました。

1. 亡命幇助(西→東)
2. 建造計画流出阻止
3. 共和国紙幣原版の回収作戦
4. 王国で“ケイバーライト”小型化成功
5. 共和国寄りの要人暗殺者の特定
6. 王国外務省の暗号表奪取作戦

どれもパワーバランスを崩すインパクトのあるものばかり。使い古されているとはいえチンケな作戦はありません。とりわけ3.4.6.は力関係が逆転するほどのものです。{/netabare}


{netabare}1話完結タイプでその1話内で伏線提示と回収を済ませるテンポの良さにも感心しました。非情さの面で一例を挙げると、委員長回(第10話)の「さよなら」の使い方ですね。

冒頭。養成所時代のアンジェの回想
「基準に足りないと判断された子はある日突然いなくなってしまう」「だからさよならなんて言ったことなかった」

時は流れて委員長 (*´Д`)
「さよなら ドロシー」

養成所同期でアンジェに続いて万年2位だった委員長。彼女が求めたのがどうあがいても辿り着けない才能ではなくどうやっても真似できない生き方というのがなんともせつなく、クスリに頼るような優等生の弱さを見抜いていたアンジェがかけたせめてもの優しさだったかと思うと震えます。

「どいつもこいつも、ウソつきばっかりだ」
ヘタに泣き言を言わないだけにドロシーの胸中も察して余りありますね。特殊EDが涙を誘った父親回もそうですがこのアニメはドロシーに厳しすぎます。{/netabare}


■ベアトリスとちせの効用

ほっこり担当の二人。鬱ストッパーとして活躍しました。二人のいないプリプリは想像できません。

{netabare}なかでもベアトのポンコツシーンが良くてそれを見せるために(嘘)、アンジェの飛行機潜入(第3話)とドロシーの死体漁り(第7話)などペア組み作戦では必ず帯同していたのを忘れてはなりません。{/netabare}

{netabare}ちせは五人揃っている場面で波風立たせる役回り。ペア作戦がない分ちせ回 を用意してバランスを取ってたような気がしてます。{/netabare}

{netabare}セリフ回しでもいい感じで脱力できるシーン多々。

・「(日本では神は)山に川に厠にまでおるからな」 第5話ちせ
 →それって『トイレの神様』ってこと?w{/netabare}




こうして描かれてきた非情さとほっこりといった「緊張」と「弛緩」のバランスの上に立って物語の主軸となすのはアンジェとプリンセスの因縁の関係。
数奇な運命を辿った二人がお互い難しい立場ながら相手を想い続けられるのか?
この運命の濁流に飲み込まれ翻弄されるタイプの物語は控えめに言って大好物な私です。

{netabare}「その子が壁をなくしたいって言った時どういうことかわからなかったけど辛い事や悲しい事がなくなるなら本当にそうなってほしいって思った…」
「でも私がそのチャンスを彼女から奪ってしまったの!だから私が代わりにこの国を変えるって誓ったんです!」

プリンセスの命を懸けた訴えです(第11話)。前の回での「私の人生をあなたのおもちゃにしないで!」とアンジェに吐き捨ててからのこれですよ。尊いったらありゃしません。{/netabare}

{netabare}My turtledove,
Run and live
as Ange!

「アンジェとして生きて!」脱出用パラシュートに残されたプリンセスのメッセージも芸が細かい!{/netabare}



期待値を大幅に上回った良作でした。ご都合展開は当然あるしラストは急いで畳んだ感も残ります。
しかしながら作品から受け取るメッセージに共感できる部分が多く、マイナス要素は不問としました。要は手のひらで踊ったわけです。
大きな力に抗うかのようなさまは、『踊る大捜査線』の室井管理官と青島刑事との関係性に近いものを感じたりもして自分的にはどストライクな一品でした。お薦めです。



最後に、、、

{netabare}「カサブランカに白い家を用意したの」

 Casa(家) blanca(白){/netabare}

やっぱりこの作品はどこまでも洒落てました。




※以下自分用整理メモ

ほんとやめて~の時系列シャフル。
まるで2期前提かのような時系列ミスリード

#01 case13 Wired Liar
#02 case1 Dancy Conspiracy
#03 case2 Vice Voice
#04 case9 Roaming Pigeons
#05 case7 Bullet & Blade's Ballad
#06 case18 Rouge Morgue
#07 case16 Loudly Laundry
#08 case20 Ripper Dipper
#09 case11 Pell-mell Duel
#10 case22 Comfort Comrade
#11 case23 Humble Double
#12 case24 Fall of the Wall

空白のエピソードがあるのかないのか?

{netabare}時系列で整理すると以下のとおり。TV放送と円盤とで話順もちがっていてややこしい。

#02 case1 チェンジリング作戦始動 アンジェ転入 王女と接近 建造計画流出阻止
#03 case2 共和国紙幣原盤の回収作戦 Cボールまじ無双 ベアト融和的に
 ★A case3~case6★
#05 case7 ちせと残り4人との初対面 ちせさんマジ五右衛門からの十兵衛討伐
 ★B case8★
#04 case9 王国で“ケイバーライト”小型化成功 王女の身分利用でパーティ顔パス 
 ★C case10★
#09 case11 ちせ担当学園回 ちせ融和的に
 ★D case12★
#01 case13 亡命幇助(西→東)の話 キャラクター紹介
 ★E case14~case15★
#07 case16 共和国寄りの要人暗殺者の特定 洗濯工場潜入
 ★F case17★
#06 case18 王国外務省の暗号表奪取作戦 ドロシー担当潜入回 ベアトと一緒に死体漁り
 ★G case19★
#08 case20 重要回 アンジェとプリンセスの馴れ初め
 ★H case21★
#10 case22 委員長二重スパイ プリンセス暗殺指令
#11 case23 ゼルダ登場 お買いもので巻く
#12 case24 ラスト


虫食いは8箇所で12話分と見てとれる。劇場版で6編描くみたいなので楽しみにしとく。
間を埋めるエピソードなのか?case24以降を描くのかは不明。 {/netabare}

{netabare}想定はこちら↓

★A case3~case6★:どこかでプリンセス(王国側)とコントロール(共和国側)とでの合意事項を描いておく必要がありそう
★B case8★:case9での初潜入前にプリンセスのスパイトレーニング描写がないと不自然かも
★C case10★:チームの信頼を勝ち取ったプリンセスの後日談もしくはちせが客人扱いされて疎外感を感じる話が欲しい
★D case12★:五人組が相互に信頼を寄せあえるようになってからの初回。スカッとするようなチームアクション希望
★E case14~case15★:どっかでノルマンディー公の人となりの話がほしいな
★F case17★/★G case19★:1.王国(ノルマンディー公)への情報流出っぷり 2.クーデターの萌芽 ・・・終盤の展開から逆算すると説明不足だった箇所
★H case21★:いかようにでも・・・アンジェとプリンセス再開するまでを深掘りするのが無難。二重スパイを思いっきり悪役に描くとかヤク漬けにする鬼畜プロセス描写などもあり。{/netabare}



視聴時期:2019年7月~2019年9月 地上波再放送

-----
2020.03.11 追記

アンジェ役後任の古賀葵さん。まんまアンジェでした。劇場版も楽しみですね。

{netabare}「レビュータイトル『世界でいちばん熱い夏』っしょ?」{/netabare}

二重三重に隠した慎ましいボケを言い当てた○○さん、さすがです。
引き続き宜しくお願い致します。


2019.09.04 初稿
2019.09.27 修正
2020.03.11 追記

投稿 : 2024/04/20
♥ : 61

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

スチームパンク的世界観で「チャーリーズ・エンジェル」をやってみたい?(最終話+アンジェ・レポート視聴終了: 面白かったです!)

……というのが、第1回を観た時点での本作品に対する雑な理解です。

本作に派生してスマホゲームは作られるっぽいですが、たぶんストーリーとしてはオリジナルなTVアニメシリーズです。

キャラクター原案は黒星紅白さん。ポッピンQでもキャラクター原案を担当したイラストレーターの方ですね。アニメ用のキャラクターデザインは別な方がなさっているようですが、その黒星紅白さんのデザインらしい面影は残っていると思います。可愛くて良いんじゃないでしょうか。

メインキャラは女の子ばかりで諜報組織の工作員(= エンジェル相当)。

「L(エル)」と呼ばれる司令官的な人(= チャーリー相当: 顔出ししてるけど)がいて、その指示で女の子が様々な活動をするといった感じのお話です。

で、「スチームパンク」ですが(広い意味での)SFの一分野です。これは産業革命以降に蒸気機関が我々の知る歴史とは別の超発展をして、現在の科学技術とは別の超科学に発展しているという歴史if的な世界観の作品ジャンルです。

社会世相はイギリスが舞台だとヴィクトリア朝あたり、日本が舞台だと大正時代あたりがモデルにされる(例:『サクラ大戦シリーズ』)ことが多いです。本作では(国家名は違ってしまっていますが)ロンドンが舞台ということになっていますね。

アルビオン王国は大陸側にも広がってるみたいなので、これが後のストーリーにどう影響するのかは良くわかりませんけれども。

もちろん蒸気機関一辺倒ではテクノロジー的に厳しいのでスチームパンクには追加の謎テクノロジーが設定されることも多いです。サクラ大戦では「霊子機関」、本作では「ケイバーライト」といったあたりでしょうか。

共和国と王国、ロンドンの東西分断といった設定は単なる物語の舞台と割り切って、アクションシーンを楽しむことに徹すると楽しめるような予感はします。普通にアクションシーンは爽快感があったので、このまま観ていこうと思います。

ただ「プリンセス」の立ち位置が設定上微妙なので、ここにおそらく後のストーリー上の仕掛けはあるのでしょう。

2017.8.18追記:
ものすごくどうでも良い事なのかもしれないけど、メンバーの名前についてのメモ(英字の綴りは推定)。

Ange(アンジェ)
Beatrice(ベアトリス)
Chise(ちせ)
Dorothy(ドロシー)

プリンセス以外はA~Dのアルファベットで始まる名前にしたのはわざとだと思いますが、何か意味があるかどうかはわかりません。アルファベット1文字でメンバーが識別できた方が連絡や指示がし易いから?

2017.9.25追記:
最終回が「いい最終回だった」という言葉にふさわしいものでした。「プリンセス」と国家分断に関する設定は面白かったですね。モデルにされた国にもたくさんの植民地がありましたが、アルビオン王国も同様にたくさんの植民地を持つせっていでした。

作中で「カサブランカ」とか言っていましたが、アルビオン王国の版図が大陸にも広がっていたようですし、フランスにあたる国はあの世界には無くて、現モロッコも王国の植民地ってことだったんですかね?

女性の下着(ドロワーズ)とか水着とか、そして男性も服飾文化は確かに19世紀末っぽいのですが、ごく一部だけ超科学っていうのは絵的に面白いものがありました。2期目制作にも希望を残す終わり方でしたね。

面白かったです。

2017.9.27追記:
アニメ公式ページで配信されている時系列順総集編「アンジェ・レポート」が、本編最終回の翌週の同じ枠で放送されることになりました。

一応予備日程が取られていたものの、使わずに済んだので穴埋めということでしょうか?

2017.10.19追記:
本編最終回の翌週に放送された総集編「アンジェ・レポート」を観終わった後に更新するのを忘れていました。

プリンセスとアンジェの関係がわかりやすくまとめられたテレビ放送第1~8話についての時系列順の総集編でした。厳密に言うと幼少時の回想シーンは、第8話の内容ということで、終盤の内容となっています。

冒頭のナレーションによるロンドンの情勢の説明から始まって第8話のEDピアノ連弾バージョンでの締め、終盤を除いたストーリーの振り返りということで大変良い構成でした。

本編最終回が終わって視聴をやめてしまい見逃した方、まだYouTubeでBandai Visualが公式に配信しているので観られますよ。お見逃しなく!

2018.1.29追記:
『アンジェ・レポート』の公式での配信が終わってしまっていたので、情報更新。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 70

あかねです。 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

最初はつまらない

タイトル通りなんですが最初は面白く感じないと思います。

しかし、徐々にキャラを掘り下げていき時系列もバラバラですが基本的に一話完結するので意外に見応えもあります。作画も申し分なく寧ろ丁寧さを感じることも多々あり、戦闘シーンもなかなかの出来で見入ってしまいました。

ちなみにキャラは可愛いですが萌えアニメ要素は、そこまでありませんので意外に深夜アニメ見始めたての方でも見れると思います。
あと意外に国家間でやり取りしてスパイやら戦争やらを持ちかけるのである程度年齢を重ねていないと楽しめない大人向け?の作品かもです。

最近の12話で終わるアニメにしてはかなりの完成度の高さだと思います。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 5

92.9 4 革命でオリジナルアニメーションなアニメランキング4位
コードギアス 反逆のルルーシュ R2(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★★ 4.4 (10664)
36025人が棚に入れました
ブリタニアの皇子として生まれながらも、ブリタニア帝国に復讐を誓い、反帝国組織「黒の騎士団」のリーダー“ゼロ”として覇道を歩もうとするルルーシュ。元日本首相の息子でありながら、ブリタニア軍に所属し、正直さと公平さを捨てることなく正道を歩もうとするスザク。二人の歩みが超大国ブリタニア帝国、そして世界を震撼させる!
対峙したルルーシュとスザク、そして響く銃声…あれから1年、ルルーシュとスザクは生きていた。スザクは帝国直属の騎士のひとりになっており、ルルーシュは以前と変わらず学園に通っていた。ただし、弟のロロ・ランペルージと一緒に…!
彼らに何が起きたのか、何が起きていくのか…。

声優・キャラクター
福山潤、櫻井孝宏、ゆかな、水島大宙、小清水亜美、緑川光、保志総一朗、後藤邑子、大原さやか、折笠富美子、杉山紀彰、渡辺明乃、真殿光昭、田中一成、高田裕司、二又一成、島香裕、私市淳、中田譲治、倉田雅世、新井里美、若本規夫、名塚佳織、千葉紗子、幸野善之、松元環季
ネタバレ

ふうこの☆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

シャーリーについて。(ネタバレ)

シャーリーについて。

(物語全体、本編及びR2の感想は、本編の方にネタバレ無しで書いてあります。)

{netabare}

あまりにかわいそうな存在である。一度は、ルルーシュと結ばれる寸前まで行きながら、記憶を消されて、友人以下の存在まで戻されてしまう。がんばって、なんとか記憶が戻る寸前まで行って、ギアス解除により記憶が戻ったその日に死んでしまう。

なぜここで死ななければならなかったのか?「王の力は人を孤独にする」すなわち王になるためには孤独でなければならないからか。ルルーシュが王になるためには、シャーリーの死が必要だったのか。

ここで思い出すのは、『銀河英雄伝説』のキルヒアイスの存在である。皇帝ラインハルトの親友にして右腕。ラインハルトが人間的英雄ならば、キルヒアイスは清き聖人。その存在感の大きさは敵将ヤン・ウェンリーと物語の存在感を3分するほどであった。しかし、キルヒアイスは、物語の中盤ほどで、ラインハルトをかばい、銃弾に倒れ死んでしまう。その時の喪失感の大きさは、物語自体の価値を半分ほど消失させるほどに感じたほどだった。まさにキルヒアイスを殺したのは、作者の失敗であったと、私は今でも思っている。
それがラインハルトを孤独な王にするために必要な出来事であったとしてもである。その後の「銀河英雄伝説」は、最後までキルヒアイスの影を引きづりながら、彼がいればという物語になってしまっていた。そう感じたのは自分だけなのかもしれないが。

「コードギアス」のシャーリーの死は、なくても良かったのではないか。中途半端過ぎて、シャーリー自信が哀れである。瀕死の重傷で止めておいて、生かしたままで、最後まで物語を厚くする存在にしたほうが良かったのではないだろうか。

C2やナナリーを生かすより、シャーリーを生かして欲しかった。

{/netabare}



個人的な意見ではある。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 29

猫☆彡 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

嘘の涙は人を傷つけ、嘘の笑顔は自分を傷つける・・・それで人は“自分”という存在を隠すのでしょうか?

コードギアス1期の続編。
作品の雰囲気だけで感動させられる類
やはり、作画、音楽と共に完璧でしたね。
この空気作りは本当に凄いと思いました。

ひとつひとつを取り出したときの
緊張感や勢いといったものは
他の追随を許さないくらい凄いです♪
キャラクターの思いのすれ違いによる
フラストレーションも、「話し合いなよ」と思いつつも、葛藤する様が見事に表現されていて
素晴らしかったと思います。
音楽などの演出も場面に合っていたと思うし、
ギャグパートとの繋がりも
シリアスの雰囲気を壊さずに
行われていたので見事でした。
最後ストーリーを詰め込みすぎた感があったので
そこは少し否めませんね;;

前作の物語の中途半端なところでの
終了を受けて当然のように
作られた続編ですが(続編のために中途半端なのでしたが)
あいかわらず(いや、むしろ前作以上の)
急転直下な展開の
連続で飽きさせないのはさすがで、
先を観ることに退屈さを
一切感じず、卓越した演出はもはや冠絶
していると言えます。
しかし登場する新メカ群の性能の激しい
インフレなどは前作に
比べリアリティの落としどころが
少し低いところになっていて
今作から登場の新キャラも
前作からのキャラに比べてキャラが
描ききれて無い印象があるので、
そのあたりは少しマイナスでしょうか?(少しですよ!

ルルーシュ劣勢の中、
それでも、世の中変えようと
頑張っているキャラ達が様々な矛盾などと
葛藤しつつ戦っている様子は熱かったですし、
戦闘シーンは総じてクオリティが
高く楽しませてもらいました。
ペルソナの話も面白かったですね。
内容は娯楽感があり、とても面白く、
たまに、ギャグが入っていて最高でした。
こういった雰囲気アニメは楽しめるので好きです。
ただ、カタルシスは感じられないので
いい意味でもやもや感が残りますね。

「感想」
「平和」を目指すという想いは同じなのに、
争いが起こる。これがこの作品のテーマなのでしょうね。
前作は頭脳戦が熱かったのですが、今作は、
悲しい話が印象的でした。
特に最終回は涙腺崩壊です;;
ルルーシュのやり方が正しかったかは
わかりませんが、それでも妹のために争いのない
平和な世界を、自分の全てを投げ打って
実現しようとしたルルーシュの生き様には心打たれました。
 
「撃っていいのはな、撃たれる覚悟のあるやつだけだ!!」

投稿 : 2024/04/20
♥ : 86
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

イエス・ユア・マジェスティ

今観終わりました。

1期比べてバトルに比重を置かない分、より人間関係を重視している内容ですね。

1期よりグっとする内容が多かったです。

{netabare}
C.C.が奴隷時代の記憶に戻った時に怪我した後に言った、

「だから平気です!外から痛いほうが中から痛いよりも」


それまで長い間生きて、色々な経験をして来て達観した彼女が言う台詞もいいのですが、最初に戻ったC.C.のこの一言がグっとときましたね。ルルーシュも肩が震えていたし。

スザクの迷いと決意、カレンの忠誠心と恋心、シャーリーの永遠の愛に感動し、ロロの妄信的・献身的な思いに涙し、そしてC.C.との絆、ルルーシュのみんなを思ってあえて悪役を演じ、でもナナリーには盲目的て純粋なところがあって、不覚にも何度も涙しました。
{/netabare}

毎日DVDを1枚ずつ観ていたのですが、次の日が楽しみで早く続きを観たいと思わせる作品です。

このアニメを観ているとルルーシュは、思い入れのある銀英伝のラインハルト・フォン・ローエングラムを思い出させてくれました。

すごく見応えのある作品ですね。好きな作品の一つになりました。みなさんのレビューに感謝です。

まだ観ていない方でバトルが苦手な方もいらしゃるとは思いますが、オススメできる作品です。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 104
ページの先頭へ