鬱展開おすすめアニメランキング 28

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの鬱展開成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月20日の時点で一番の鬱展開おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

92.6 1 鬱展開アニメランキング1位
STEINS;GATE [シュタインズ・ゲート](TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★★ 4.4 (16683)
50802人が棚に入れました
舞台は「ニュージェネレーションの狂気」による渋谷崩壊から1年後の秋葉原。秋葉原を拠点とする総勢3人の小さな発明サークル「未来ガジェット研究所」のリーダーで、厨二病から抜け出せない大学生の岡部倫太郎はサークル仲間と日々ヘンテコな発明を繰り返していた。2010年7月28日、岡部は単位取得のため同期にして友人の橋田至と共に向かった講義会場で、弱冠18歳でアメリカの科学誌に学術論文が掲載された天才少女、牧瀬紅莉栖と出会う。しかし、彼はその数時間前にラジオ会館の8階奥で大量の血溜まりの中に倒れる彼女を見ていた。そしてそれを橋田へ報告した携帯メールは、何故かその1週間前の日付で受信されていた。その直後、ラジオ会館ビル屋上に人工衛星らしきものが墜落しており周辺が警察によって封鎖されていたことに気付く。検証の結果、発明品の一つである電話レンジ(仮)が偶然にも携帯メールを過去へと送るタイムマシンとしての機能を備えていたことが判明する。そしてその偶然が全世界の未来を左右する出来事になると、世紀の大発明に浮かれていた「この時の」岡部自身は知る由もなかった……。

声優・キャラクター
宮野真守、今井麻美、花澤香菜、関智一、田村ゆかり、桃井はるこ、小林ゆう、後藤沙緒里、てらそままさき、山本彩乃、小形満
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

序盤の退屈な厨二押しを耐えれるかが肝(86点)

全24話。
タイムリープを題材にしたゲーム原作のアニメ。

個人的満足点:86点
アニメ系統:タイムリープSF(厨二病全開)

私自信はゲーム未プレイである。
ゲームの評価はかなり高いようだが、アニメはどうかなと期待値が高めで視聴を始めた。

序盤、ほとんど意味が分からず正直これ面白いのかって感じで始まった。
主人公の岡部も厨二病でちょっとついていけない、そんな印象が最初だった。

それでも3話ぐらいで「ほんの少し」だが物語りが見えてくる。
そして、厨二病設定にも慣れ、また周りのキャラの2chスラングを多用した会話に面白みも出てくる。

そして徐々に物語は加速する。
タイムリープものらしく、物語が複雑にからみあってくる。
中盤からの加速は止められない。
最後まで数々の鳥肌物の展開が繰り広げられる。

今となっては、よくぞ3話で首の皮一枚
繋がってくれたと思わずにはいられない。
あそこで一歩間違えば切っていたかもしれない。

また、2周目視聴時にも驚かされた。
序盤意味不明だった物がすっきりしてくる。
その上、伏線の張り方が尋常じゃない。
序盤の関係ないと思っていたシーンが伏線になっていて驚いた。

OP曲ED曲も作品にマッチしていると感じる。
歌詞もじっくり味わって欲しい。
きっと別の衝撃を受けるはずである。

キャラデザは個人的にはあまり好みでは無いのだが、それでも、そんなことは気にならなくなる。

原作のゲームも機会があればプレイしてみたい。
それほどまでにこのアニメには魅力があったといえる。
聞いた話だがゲームの方がよりいいという話である。

総じると、キャラデザと物語の序盤の意味不明さ、そして、主人公の厨二病全開のキャラ設定。
周りのキャラの電波とかオタとかの設定。
かなり観る人を選ぶ作りにはなっているものの8話ぐらいまで観ていただければ、この作品にはまれるのではないかと思う。
逆に言えば8話ぐらいまで観ても面白さを感じなければ、この作品は合わないのではないかと思う。
個人的にはかなりお勧めの作品である。
是非1度ご覧いただきたい。

また、映画化も決まったようでそちらにも注目したい。


と、まあ色々書いてきたが
つまり何が言いたいかというと

偽ニュー特選隊の隊員達よ!
ゲームをプレイして「貧乳は正義」のルカコEDを目指そうじゃないか!


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以下、毎話後の報告書だ。
機関のエージェントの仕業により
ネタバレが含まれている可能性がある。
未視聴の諸君はスルーすることお勧めする。

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{netabare}
1話視聴。
プロローグというだけあって、まだまだなぞだらけ。
まだ、なんともいえない。
しばらく様子見。

2話視聴。
いきなり名言「ばかなの、死ぬの」(笑)
そんなことはさておき、
相変わらずよくわからない内容。
次週ぐらいで少しは分かってくるのかな。
もうちょい様子見。

3話視聴。
ジョジョネタキター。
そんなことはさておき、
少し話がつながってきた。
ちょっと面白くなってきたかな。
そしてなかなかの引き。
今週、何も無かったら
切っていたところだが次週に期待。

7話視聴。
4話以降だんだん面白くなってきた。
なかなか深い話になってきた。
少しずつタイムマシーンの謎も解けてきた。
タイムマシーン自分も欲しいです。
Dメールがあればあんなことやこんなこともw
これから楽しみ。

やっと8話視聴。
盛り上がってきた。
最初のころのダレぶりはどこへいったのやら。
もう目が放せなくなってきた。
連続で9話も行ってくる。

9話視聴。
相変わらず色々なパロが豊富で笑える。
まあ、そんなことは置いておいて
話しが色々複雑に絡みあってきた。
最後鳥肌たった!
来週も楽しみ。

10話視聴。
貧ニューは正義!
ええ、そうですとも!
そんなことはさておき、
クリス可愛かった・・・
いやそんなことが言いたいんじゃない。
来週よ、早く来い。

11話視聴。
クリスもともと好みでは無いが
なんか可愛く見えてきた。色々な意味でw
ストーリーもまた、さらなる深みへ展開。
wktkが止まらない。
現在のところ
今期1番続きの気になるアニメに浮上。

そしてこいつも勘違いしていた。
全24話とは。
今期のアニメで上位陣が2クール物とは
夏が大変だ。

12話視聴。
丁度半分となった今回。
クリス可愛い。
やっぱ俺ってツンデレ好きなのかね?
そんなことはおいておいて
物語はかなり大きく動いた。
ドキドキハラハラの展開。
えっ?!
ええええええええええええええええええ
なんだよこれ!!!!!!!!!!!
ちょ来週はまだか!

13話視聴。
手に汗握る展開。
ネタバレなしでの感想は無理だわこれは。
もう皆も観てくれとしか言えない。
ひとこと、まゆしーーーーーーーーーーーーー。

14話視聴。
クリス可愛いよクリス。
頬を赤らめるのがまたいいよね。
重要なのはそんなことじゃない。
物語の加速が止まらない。
岡部、無茶しやがって。
ぐっと核心に迫ってきた。
とある人物の核心にも。
ええい、来週はまだか!

15話視聴。
ドラゴンボールなクリスwwww
そんなことは置いておいて、
今回は未来のことが語られた。
これでかなり話の謎が解明されてきた。
セルン恐るべし。
IBN5100の重要性。
バイト戦士の目的も。
そして、岡部カッコイイ。
最近、厨二の岡部が何かカッコイイんだがw
来週も楽しみ。(くそっ1週間なげええw)

16話視聴。
ダル回。
かすかに予想はしていたが、そうきたかw
しかし、ちょっと整理しないと時間軸が難しくなってきた。
1度表にでも書いて整理したいところだ。
そして、バイト戦士・・・
うおおおおおおおおおおおおおお
切ない切ない。
まゆしーーーーーー
さてこの先どうなるのだろう。

17話視聴。
先週からもしかしてと思ったがまだだめだった。
しかし、何かが変わりつつあるようだ。
今週はフェイリス回。
フェイリスがあの時送ったメールの真相が。
そしてIBN5100はいったい。
何か始めはどうでもいいような設定に感じたものも
色々関係していそうな気がしてきた。

18話視聴。
今回はるか子回。
ここ最近シリアスな話で来たが
今回少し笑いをからめていた。
オペレーションヴァルキリアでの
岡部のたどたどしさが笑えた。
そして、切なさを感じる。
そんな、回であった。
いよいよ終盤、楽しみで仕方ない。

19話視聴。
シャイニングフィンガー回。
結構あっさり行くのかと思ったら
なかなか手ごわい。
さて、どうなるのやら。
IBN5100はどうなるのか。
最後はどんな閉めへもっていくのか。

20話視聴。
FBの正体がまさか!
とんでも展開にちょっと引いた。
そして、あああああああああ!!!
くぁwせdrftgyふじこlp;@:「」
そうだった、そうだった!
なんてこったい。
どうするんだ、岡部。

21話視聴。
α世界戦もβ世界戦もダメならγ世界戦にでも行くしかねえんじゃねえのか?
問題はどうやっていくかだが。
残すところ3話となったが、もう2盛り上がりぐらいするのではと勝手に想像している。
さあ、どうやって風呂敷たたんでくるのか楽しみだ。

22話視聴。
ちょいと個人的には疑問の残る22話だったが、
つまりは
クリーーーーーーーーーーースな回だった。
クリス・・・・あああああクリス・・・・・
残り2話。
もう終わっちまうのか・・・・

23話視聴。
うおおおおおおおおおお
最後の「特に意味はない」にぶるった。
いよいよクライマックス。
狂気のマッドサイエンティスト、鳳凰院凶真!
がんばれ、岡部。

24話(最終話)視聴。
最終話はおおよそ、予想通りの展開だった。
まあ、丁度いい落としどころだったかな。
しかし、最終話まで毎話毎話衝撃をあたえてくれてよかった。
時間が出来たら1話から見直したい。
特に序盤をもう1度観ると色々な伏線が転がっていそう。

ところで、ダルの嫁は誰なんだよ。
気になるじゃねえかw

そして、映画も気になる。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 226

~ひよこ道~ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

『エル・プサイ・コングルゥ』

「ああ、俺だ。ついにSteins;Gateの最終回がきてしまったよ。なに!?劇場版だと?フッ・・・いいだろう。それがシュタインズゲートの選択だというのならばな。エル・プサイ・コングルゥ。」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
さあ、ついに来ました最終回!

最高の盛り上がりからの最終回!

感想とかもういわずもがな良かったよ。よく30分でまとめられたねw詰め込んで詰め込んで・・・な感じで少々急ぎ気味だったけど良くまとめられたと思うよ。

EDも原作の曲使ってて個人的にめっちゃ嬉しかったしwあの曲大好きなんだよねw

なんかまたゲームやりたくなってきたなあ・・・。時間できたらもう一周しようっと。

そしてまさかの劇場版!これはもう見るっきゃない!それがシュタインズゲートの選択だ!

それではシュタゲレビューはこれにて終了!
劇場版のレビューを書ける日が来るのを心から楽しみにしています。
それではみなさん、最後に例の合言葉で!


『エル・プサイ・コングルゥ』

投稿 : 2024/04/20
♥ : 65

うい さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

史上最高の厨二病

史上最高って言葉使っちゃうあたりがもう厨二病でしょうか笑

まず、ざっとキャラクター紹介
主人公は*狂気のマッドサイエンティスト*を自称する岡部倫太郎。
まあ、大学生にもなってどうこじれたらこうなるのかってぐらい厨二病ですね笑
厨二病系主人公のアニメは嫌いだって方は合わないと思いますが..がよく出てくるような俺ってカッコいいみたいなそこらへんの厨二病とは違います。

ちなみに声優は宮野真守さんという方です。正直、声優は今まで気にしたことはなかったのですが、この方はすごいなー感じました。

それから幼馴染の椎名まゆり、愛称は『まゆしぃ』
口癖は『トゥットゥルー』でとってもかわいい女の子
こんな幼馴染が欲しい!!観ているだけで癒されます。

さらに、友人の橋田至、ニックネームは『ダル』で見るからにオタクそのまま。

そして、外せないのが牧瀬紅莉栖。
呼び方は『助手』とか『クリスティーナ』とか。
性格を分類すれば一応ツンデレに属するかな?
でも、そこらのツンツンツン...デレ☆
みたいな安易なツンデレではありません。クリス史上最高のデレが見れる回は神回と言っても過言ではありません。

その他にも魅力的なキャラクターがたくさん登場します。

これだけを読むとただのキャラアニメっぽいですが、紹介の仕方が悪いだけでまったく違います!!
話はタイムリープ?タイムトラベル?(違いがイマイチ分かっていません)モノであらすじにあるとおりタイムマシン機能を備えた電子レンジを発明することで、未来が大きく左右される...そんなお話です。
伏線がたくさん張り巡らされていて、正直一度見ただけじゃまだ理解しきれてない気がします。

自分はこういう設定が好きなので気になりませんでしたが、難しげな用語とか出てくることもあるので、見てて微妙かなって思った方は6~8話ぐらいまではとりあえず見てみて下さい!
後半が怒涛の展開なので(^O^)

ネタばれしててもおもしろいアニメもありますが、STEINS;GATEに関してはシナリオが肝だと思うので、ネタばれにならないように注意してかくとうまく書けないのですが、鳥肌が立つような回がいくつもありました。

合う人も合わない人もいると思いますが、個人的には超おススメ作品です。最初はツンデレ見たさでも、音楽からでもいいので、ぜひ観てみて下さい!!

ちなみにOPは「Hacking to the Gate」でいとうかなこさんが歌っています。後半はOP見るだけ鳥肌モノです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 99

87.6 2 鬱展開アニメランキング2位
Another(TVアニメ動画)

2012年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (5081)
22520人が棚に入れました
その学校のそのクラスには、誰にも話してはならない“秘密”がある・・・。1998年、春。夜見山北中学に転校してきた榊原恒一(15歳)は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。不思議な存在感を放つ美少女 見崎鳴 に惹かれ、接触を試みる恒一だが、いっそう謎は深まるばかり。そんな中、予想もしなかった惨事が! この“世界”ではいったい、何が起こっているのか…?

声優・キャラクター
高森奈津美、阿部敦、前野智昭、米澤円、野中藍、山本和臣、榊原奈緒子、平田広明

cross さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

BGMが醸し出すホラーな雰囲気は抜群!!BGMの重要性を実感!!【総合評価:76点】

2012年冬に全12話で放送された作品。

自分にとっては未開のジャンル、ミステリーホラーと言うこともあって、視聴前からかなりの期待を寄せていた作品でした。

ミステリー的な要素としては、少しご都合主義で物語がそこまで緻密に組み立てられていると言った感じではなかったのが残念ではありました。
内容としては、怪奇現象を相手取っていて、根本的な解決には至らないタイプでした。
解決の方法がかなりご都合主義だったのが残念、そこまで入り組んだ作りでない分、ミステリー的な要素としては弱かったです。
とは言え、ラストでは今まで疑問に抱いていた点に関しても一通りの合点がなるようにはなっていたので、ミステリーとしては不成立と言う訳ではないです。
まぁ、そこまで予想外のどんでん返し的な展開は無く、途中である程度予想できた展開でちょっとガッカリではありましたがね。

ですが、ホラー的な要素としては、少し残念なミステリー要素を補って尚余る、非常に雰囲気の出ていた作品です。
ホラー的な要素を見事に演出していた一番の要因はBGM
この作品のBGMは本当に良い仕事をしていました。
BGMが見事にホラー的な雰囲気を演出していて、ついつい息を呑んで画面に釘付けにされていました。

背景などの作画はとてもレベルが高かったのが印象的です。
キャラクターに関しては、デザインのタイプが好きでも嫌いでもない感じでしたが、まぁ綺麗に描かれています。

雰囲気抜群の作品で気が付けば、画面に釘付けになっていることもしばしば
幽霊やらが登場したりする直接的なホラーシーンがあった訳ではないのですが、雰囲気を味わうには抜群です。
それほどまでに、BGMとカメラワーク等の演出は請っていましたね。
この作品を通して、BGMがいかに、シーンの雰囲気を作り上げ、盛り上げるのに重要であるのかを再確認させられましたね。
ラストはホラー要素と言うよりもパニック映画っぽくなってしましました。
でも、それはそれで、緊迫した息を呑む展開では合ったので、良しとしたい感じです。


物語面ではそこまで突出してはいませんでしたが、まぁ視聴が苦になることはありませんでした。
やはり、脅威のBGMの力でホラー要素としての雰囲気は抜群に楽しめるので、全体を通せばかなり楽しみながら視聴できた作品でした。
ちょっと雰囲気を楽しんでいた点が強すぎるので、二度目の視聴には踏み切れないでしょうが、一度目の視聴は十分に楽しめます。
是非とも一度視聴してみてください。BGMの重要性を実感できるはず!!

投稿 : 2024/04/20
♥ : 105
ネタバレ

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

3年3組の後輩へ送るアニメです (o ̄∇ ̄o)ノッ♪

■Anotherって怖いんだよね… (〃゚д゚;A アセアセ・・・
まず注目は推理小説作家の綾辻行人さん原作の作品であるって事ですね♪
綾辻さんの作風は、今までのストーリー展開を暗転させるような手法を好まれているらしいのです!
また、叙述トリックを得意としているようなので、登場人物の心理や感情を巧みに表現してくるのでしょうね。
精神的な怖さをたっぷり味わうことになる…の…かな…ε=ε=(/*~▽)/キャー

そんな綾辻さんの作品をアニメ化するのが私の大好きな制作会社の「P.A.WORKS」なんです!
「P.A.WORKS」と言えば、”true tears” や ”花咲くいろは” で有名ですね♪
情景の描写を忠実かつ美麗に表現する事に長けている会社なのです!
そのリアルな描写で、今までは「温か味」を感じられましたけど、「Another」ではどうやら真逆の「冷たさ」を感じる描写になってた感じがしました!さすがです♪ウマイウマイ ""ハ(^▽^*) パチパチ♪
原作に沿ったオーダーを受けるのは「P.A.WORKS」にとっては初めてといえる作品だけに「新たな挑戦」って言える作品になるのではないのでしょうか!そういった視点からも期待したいと思います♪

ちなみに物語は、主人公の榊原恒一が夜見山市の祖父母宅へ引っ越してきたところから始まるのでした!
夜見山北中学に転入直前に気胸を起こして入院した恒一は不思議な女性と出逢うのです。
眼帯をして霊安室に向かう少女と…
入院明け転入先の中学校では、なにやら不隠な雰囲気なのです。
先生といい…生徒といい…何かに怯えているかのように…
果たして恒一は、無事に学園生活を送れるのでしょうか…


■Anotherと出逢った日の日記 |恐|д・) ソォーッ…
1話はまだ雰囲気だけミョーな感じですけど、嵐の前の静けさってやつですね(>▽<;; アセアセ
本当に、校舎の錆びた手スリとかリアルで怖いんですけどw
この作品を観るときはクッションが必要ですね♪
ぐぅぅ…どいつもこいつも信用出来ないw 
ここは雛見沢なのって錯覚してしまうような閉鎖的な雰囲気…逃げて!恒一くん!!
怖いけど気になるから結局完走はしちゃうと思うけど、スッキリ納得の完結をたのみますぞぃw


■総評
σ( ̄∇ ̄*)アタシ的にこういったジャンルは、どうしても名作『ひぐらしのなく頃に』を基準に見てしまいます(^=^;
もちろん単純に比較は出来ないんですけど、怖さシナリオ構成は『ひぐらし』に及ばずだったかなって印象です!
しかしながら、映像・BGM・S.E.(Sound Effect)についてはさすが「P.A.WORKS」って感じで軍配が上がりました♪
週刊ディアゴスティーニじゃないですけど、「ディテールにこだわり抜いた映像美の数々」って感じです!
人形専門店に飾られていた人形なんて、妖艶な雰囲気が凄すぎて一人で入っていくなんて絶対(ヾノ・∀・`)ムリですw
時代背景も90年代後半で携帯電話とかどことなく古臭い感じが妙にリアルで恐怖感を煽ってましたね♪

一方で、叙述トリックに注目しながら観ていたんですけど、アニメで表現するには難しかったのかもしれませんね(^▽^;)
視聴者にバレないようにするにはちょっと無理しすぎた感じです…髪の色とかねw
最終的に突っ込みどころがたくさんあるので、ミステリーとしてじゃなく、単純にホラー作品として見るっていう方が割りきれていいかも知れませんね♪

また、最終話までは(*^o^*)ドキドキ(*゚O゚*)バクバクだったんですけど、クライマックスではちょっと拍子抜けでした♪
これでもか~って言うくらいの負の連鎖に思わず(*≧m≦*)ププッってなってしまって緊張感の糸が…w
意外な結末には腑に落ちない点もあるのですけど、ホラー作品としては適度な緊張感と恐怖感が味わえたので面白かったと思います♪
根本的な解決ではないので続編とかあれば是非見てみたいですね(*^_^*)


■一番((((o゚▽゚)o))) ドキドキ♪してC=(^◇^ ; ホッ!とした場面は…
{netabare}
怜子さんが運転する車をタンクローリーが追い越していくシーンです⊂((〃 ̄ー ̄〃))⊃
(゚∇゚ ;)エッ!?このタイミングでタンクローリー!?
シーー( ̄、 ̄*)ーーン…なーんにも起こらないwwww
って思いながらも(´▽`) ホッっとしちゃってました♪{/netabare}


■MUSIC♫
OP曲『凶夢伝染』
 【作詞】宝野アリカ【作曲・編曲】片倉三起也【歌】ALI PROJECT
 ダークでドラマティックなゴシックロック色の強いナンバーですね♫
 ホラーという作品の世界観を見事に表現してます!
 
ED曲『anamnesis』
 【作曲・編曲】myu【作詞・歌】Annabel
 ひぐらしのなく頃に解のEDも歌っていたAnnabelさんですね♫
 とっても優しいC=(^◇^ ; ホッ!とするような歌声が素敵です♪
 緊張した心と体を優しく癒してくれる口直し的バラードですw


2012.01.22・第一の手記
2012.05.20・第二の手記(追記:■総評、■一番~、■MUSIC♫)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 100

チュウ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

臨場感が有り過ぎて、正直怖いっすww

2012冬アニで【花咲くいろは】に次ぐ、【P.A. Works】の第5作目。
Anotherは、綾辻行人の長編推理小説であり、ホラーとミステリーを併せ持った作品。
最近の傾向を見ると、推理系のアニメは不作。
と言っても、「GOSICK」や「ダンタリアンの書架」はどちらかと言うとキャラアニメ。
久しぶりの大型推理アニメが登場の予感ですね♪

個人的にはP.A.と推理物がどういった化学反応を起こしてくれるかに期待!!
作画の素晴らしさには絶大の信頼をおけるP.A.がミステリーホラーの臨場感をどのように伝えてくれるかが、この作品を左右するのではないでしょうか??

----- 視聴後の感想 -----
さすがはP.A.ですね!!
映像の綺麗さと、音楽・効果音が臨場感をメチャ②高めてくれます!!
しかし、ホラー系が苦手な私にとっては刺激が強すぎ…orz
でも続きが気になるないように引っ張られてしまう。
この感覚、ひぐらしを見ている時の感覚に似てるかな??
ただ怖いだけじゃ見れないけど、その元となっている謎を追いかけて観てしまいますww
キャラに関しても非常に上手く構成されておりバランスが良い!!
でも、多数のキャラが無残な死に方をすることもあり、
グロに抵抗のある人は視聴を控えた方が良いかも知れないです。
抵抗のない方は、是非オススメしたい作品としてご紹介させて頂きます☆★

-----  声 優  -----
見崎 鳴【高森奈津美】
榊原 恒一【阿部敦】
敕使 河原【前野智昭】
赤沢 泉美【米澤円】
桜木 ゆかり【野中藍】
玲子 【榊原なおこ】
望月 【山本和臣】
千曳 辰治【平田広明】

----- 音  楽 -----
OPテーマ【凶夢伝染】ALI PROJECT
EDテーマ【anamnesis】Annabel

投稿 : 2024/04/20
♥ : 55

85.6 3 鬱展開アニメランキング3位
ゴブリンスレイヤー(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (1034)
4970人が棚に入れました
「俺は世界を救わない。ゴブリンを殺すだけだ。」
その辺境のギルドには、ゴブリン討伐だけで銀等級(序列三位)にまで上り詰めた稀有な存在がいるという……。
冒険者になって、はじめて組んだパーティがピンチとなった女神官。
それを助けた者こそ、ゴブリンスレイヤーと呼ばれる男だった…。

声優・キャラクター
梅原裕一郎、小倉唯、東山奈央、井口裕香、内田真礼、中村悠一、杉田智和、日笠陽子、松岡禎丞
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

TRPGの世界観に抗い、サイコロの出目に左右されず生きる

アニメーション製作:WHITE FOX、監督:尾崎隆晴、
シリーズ構成・脚本:倉田英之、脚本:黒田洋介
キャラクターデザイン:永吉隆志
原作:蝸牛くも

RPG世界に存在するモンスターのなかで最弱とされるゴブリン。
退治しても稼ぎが少ないため、冒険者たちは要請を避けることが多い。
しかし、ゴブリンだけにこだわって討伐する男がいた。
多くの人々は蔑みも込めて、彼をゴブリンスレイヤーと呼んだ。

残酷描写が話題になった作品で、海外からの人気は高い。
その理由として考えられるのは、
主人公のキャラクター像だと想像する。
復讐の炎に身を焦がす、過去に傷を持つ男というのは、
ハードボイルドを好む層に魅力的に映るのかもしれない。

元はアスキーアートを使用した二次創作的な作品で、
ゴブリンだけを殺す男がいても面白いのではという
単純な発想から生まれ、様々な既存作品のキャラクターを
当てはめて発展させたものだ。
そんな経緯からか、登場人物たちには全員名前がない。
例えば主人公のゴブリンスレイヤーは、
ドラクエに登場する「さまようよろい」がモデル。
鎧兜の後ろから出ている赤い飾りのデザインなどは、
完全に「さまようよろい」と同じだ。
ほかにも牛飼娘が『銀の匙』の御影アキだったり、
鉱人道士(ドワーフ)がハンター×ハンターのネテロ会長だったりと、
言われてみると、確かに似通ったデザインだったりする。
調べてみると、それぞれモデルがあるので面白い。

さらに世界観はバックボーンとされているTRPGという、
テーブルゲームのひとつである会話型RPGを想定している。
プレイヤーはサイコロを振ることで運命が決まっていく。
作中で頻繁にサイコロが出てくるのはそのためだ。
ゲームマスターという全体を裁定する神のような存在がいて、
秩序や平和を望む人々と魔人王が支配する混沌を
目指す勢力に世界は二分されている。
これらを理解していないと、
作品の全体像が見えないのが正直なところだ。

というのも、この作品をリアルなRPGというつもりで
観ていると、かなり多くの部分で疑問を感じてしまう。
まず、ゴブリンをこの世界で弱いとしている
説得力をほとんど感じることができない。
もちろん、RPGをやったことのある人なら
事前のイメージでそう思えるだろうが、
この作品のゴブリンは知性がないといえど、
普通に剣を振り回してくるし、毒を塗った弓矢も放ってくる。
毒にやられると短時間で死んでしまう。
死亡すると生き返ることができない。

この世界では物語の何年も前からゴブリンによる殺戮が頻発している。
性格は狂暴で、人間を殺して強奪することを当然と思っている。
そんな危険な相手が雑魚と見なされ、相手をするのが
駆け出し冒険者しかいないということが既に納得できない。
当然ながら、複数で来られたらやられてしまう。
シャーマンや「渡り」などの上位種がいれば尚更のこと。
これは国家レベルで対処しなければならない事件だ。
しかも、ゴブリンはオスしかおらず、女性の人間を襲い、
短い期間で自分の子供を何匹も産ませることが可能だという。
だとすると、ゴブリン相手に女性の冒険者、
しかも駆け出しが討伐に向かうことなどあり得ない。
これは、より残虐シーンを描きたかったためだけと思え、
個人的には、設定が破綻していると感じた。

また1話でリアルな描写を入れているのは良いのだが、
{netabare} そのままの世界観で物語が進むのかと思うと、
その後は、百匹以上はいると思えるゴブリンたちを、
たった5人で殺してしまうなど、
どう控えめに見てもリアルなどとは思えない。
相手が毒を使うときに限って、
毒に反応するカナリアを連れて行くのも{/netabare}ご都合主義だ。
リアル描写として納得できるのは、
洞窟で長い剣を持っていくのはタブーということや、
大量のゴブリンを刺すときに血糊で滑るので、
敵の武器で殺していくというところくらいなもの。
途中からは普通の異世界ものとなってしまった印象だ。
またゴブリンスレイヤー以外のキャラの掘り下げも
ほとんど見られず、凡庸なストーリーといえる。

ただ、この作品をリアルなどと考えずに、
残虐シーンのある異世界ものという感覚で、
そしてTRPGということを踏まえて観ると楽しめる。
{netabare} 例えば、8話でゴブリンスレイヤーが、
死にかけるのだが、{/netabare}
TRPGの神のような存在が興じる不条理な世界に
抗うという描写があって、面白いと思った。

全体の作画の雰囲気や効果音、OPの音楽などは
この作品にとても合っていたと思う。
また、全12話の物語を俯瞰して、
ゴブリンスレイヤーの人生を追って考えてみると、
構成や脚本は上手くまとまっている。
これは、最後の2話分の展開が優れていたことが大きい。
視聴者は最初から少しずつ
ゴブリンスレイヤーの苦悩を見せられている。
{netabare}村が襲われ、大好きな姉が目の前で凌辱され惨殺されたとき、{/netabare}
怖くて動けなかったことに対して自分を責め続け、
ゴブリンを殺すことに異常な執着を持つようになる。

そんな心を失った男が次第に、他人に心を開き、信頼を得ていく。
多くの人々の力を借りて{netabare}大量のゴブリンから牧場を守ったことで、
ゴブリンスレイヤーのなかで何かが大きく変わった。
その結果「ゴブリンを殺すだけ」ではなく、
「冒険者になりたい」という将来の希望を
初めて口に出すことができたのだった。{/netabare}
苦しみも哀しみも、そして喜びも他人と分かち合えることが、
人生をより豊かにすることを彼は初めて知ったのだ。
このゴブリンスレイヤーの心情の変化に
至る展開は上手く描いていた。
ラストに続編があるようなテロップが出たが、
ひとつのお話として、現時点でしっかり完結している。

自分の望むことを得るためには、
サイコロの出目になど左右されないほどの
何かをやり切るだけの強い意志と
周りを動かすだけの力が必要なのだ。
(2019年2月9日初投稿)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 84

kororin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

奴らは『馬鹿』だが、『間抜け』じゃない。 (、なので『知性』はあっても『迂闊(&慢心)』な奴らは当然・・・)

※ご注意※
初めて見る方は、作品上リョナ描写(女性の凌辱・嬲り強姦)や、血飛沫流れる惨殺描写があるので、或る程度の『耐性・心構え』をもって視聴して下さい。
(定番の安定したキャラ画なので要注意)
あらかじめ原作小説やコミカライズを読むのもイイですが、オススメは洋画のリュック・ベッソン監督『ジャンヌ・ダルク』の冒頭シーン。
フランス百年戦争のさなか、幼少のジャンヌの村に粗野で『野蛮で下品なイングランド兵』が押し入ってくるシーンを見ておくのもいいと思います。(イングランド兵をゴブリンに“見立てる”となお良し)
(ってゆーか、皆さんもうご存知ですよネ)


2019.01.10【簡易感想】

「まおゆう-魔王勇者-」と同じくキャラに固有名は無く、吟遊詩人の語りのような寓話的構成。なので、会話シーンはヤハリ見づらいような、落ち着かないような・・・正に「歴史に『名』の残らない男の物語」。(笑)
ファンタジー異世界で、魔王軍と戦うヒューム(人族)と各種族(エルフ・ドワーフなど)同盟の物語が『主軸』でありながら、話のメインは亜流(支流)のほうになります。
勇者パーティー(女の子3人)が居ましたが、本編とあまり関係なかったですね。(笑)

神々がダイス(サイコロ)を振り々々世界を構築した象徴かのように、夜空にはダイスみたいな「緑と赤の月」が浮かぶ世界。
超弩級のモンスター退治等で名声や箔を付けたがる者にとってゴブリン退治は「ドブさらい」みたいな認識。(でも命がけなドブさらい)
個体は弱小でも家畜のように簡単に屠殺できるつもりでいたら、集団で見事に返り討ちにされてしまう危険な存在のゴブリン。
すでに他の方々が言われるように、こちらに登場するゴブリンは知性は低いが(生産力・想像、創造力無し)凶暴・凶悪で、略奪・強奪、殺傷・惨殺、狡猾・残忍、増殖の為に婦女強姦と「純粋な悪(災厄)」。
(正に『ヒャッハーーー!』な集団。「オネガイ助ケテ、モウウシマセン」と命乞いをする『フリ』に気を緩めると、確実に後ろから脳天カチ割られてしまいます。)

その中でただひたすらゴブリンしか興味が無く、ゴブリンを狩りまくる男“ゴブリンスレイヤー”。
寡黙で超慎重、生真面目すぎて人との関りが上手く出来なく、他者からは変人扱い。(でも、判ってくれる人はちゃんと居ます!)
そして仕事(ゴブリン退治)は自信のコンディションや休養を顧みず、容赦なく徹底してゴブリンを殺しまくるプロフェショナル性。
こんな事(日々)を続けたら人間性が喪失しそうですが、かろうじて保っていられるのは幼馴染の“牛飼娘(爆乳)”のおかげなのでしょうね。
そして、ゴブリン退治を甘く見て全滅したパーティーの生残りで駆け出しの“女神官(現実の残酷さを目の当たりにしてチビることチビること)”と出会い、
同盟の指示で嫌々下層災厄のゴブリン退治の仕事を押し付けられた、
“妖精弓手(最年長だが容姿は若く、現実の残酷さを知らない『冒険』に夢見がちなエルフ)”
“鉱人道士(酒好きの陽気な爺さんなドワーフ)”
“蜥蜴僧侶(乳製品が大好物。ネイティブ・アメリカンな姿のリザードマン)”パーティーとつるむうちに、徐々に堅物だったゴブスレが柔らかくなったように思えて見てて好感でした。
(でも“剣の乙女”は犯罪被害者遺族の心象みたいで重かった~~・・・)


(底辺の?)アナザーストーリーな感じなので、地味で嫌なモノも見られますが、
・ありきたりな王道ファンタジーに飽きた方には、狩猟の専門性や迷いの無いゴブリンの殺生とマヌケなヒューム側の犠牲者に嬉々し、
・キレイ事のファンタジーが好きな方には、嫌悪と蔑視があったかもしれませんネ。

でも、敢えて「誰もやらなかった(やりたくなかった?)」ジャンルで、且つ丁寧気味に仕上がってるので良かったと思います。
続きがあるようなニュアンンスでしたので、気長に2期目も期待してます。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 14
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

英雄譚には決して載らない名もなき男の話

2019.01.06記
原作未読


重たい話と聞いたので。シリアスものは好物なのです。
全12話のダークファンタジー。下手なあらすじより↓のキャッチコピーが分かり易いです。

『俺は世界を救わない ゴブリンを殺すだけだ』

{netabare}目の前で姉をゴブリンに凌辱されて殺されたトラウマを基盤に{/netabare}ゴブリン殺しに執念を燃やす寡黙な男の物語です。
RPGでもステータス低め。こんぼうで屠れるくらい非力。雑魚キャラの代表格のゴブリンですが、習性を聞くとけっこうパンチが効いてる感じです。
臆病。集団で村を襲う。略奪種族で物を作る発想はない。メスがいないため他の種族(人間とか)に種付けする。対人間の場合、男は殺し女は輪姦す。生き残ったものは学習し力を蓄えてく。成熟度にあわせて、ホブ・シャーマン・ロート・チャンピオンなど意外と種類豊富だったりもします。
まあ同情の余地はない感じです。{netabare}子供のゴブリンを容赦なく叩き殺すシーンがありますが感情動かされることはありません。当たり前のことです。とはいえ珍しい描写ですね。子供に手をかけるのってご法度みたいなところがありますから。{/netabare}

エログロに目がいきがちではあります。ゴブリンの習性を鑑みて、主人公ゴブリンスレイヤーVSゴブリンのシンプルな対決構造でもあります。無論エログロないしバトルの賞味期限はそれほど長くないため屋台骨が必要です。この作品の場合はこちらを面白く感じられるか?なんだと思います。それは、、、


 愚直にPDCAを回す職人の話


1話 ビジュアルで視聴者を引き付ける
2話 世界のルール説明
視聴理由がカタルシスを得る目的なら違いますし、物語構成は後半追い上げ型ともちょっと違いますので、2話まで観て肌に合わなければ撤退可でしょう。
そしてこの主人公であるゴブリンスレイヤー。ひたすらゴブリンを狩る男は実は意外と弱い。ステータスはきっと半端なものでしょう。だからこそ、考えて実践し修正しそして繰り返す。感情を廃した極端なまでのストイックさは弱さを覆い隠すための鎧のようにも思えます。

世界を救う勇者ではなく、町の一介の小鬼殺しにスポットをあてる発想は自分には新鮮でした。その昔やっていた某『プロジェ○トX』が好きな御仁にはこの物語はけっこうしっくりきそうな気がします。どこかしら中島みゆきの歌声が聞こえるようなそうでないような。“女神官”“妖精弓手”キャラの固有名称無い理由が名もなき地上の星の物語だからというわけではよもやあるまいとは思いますが。。。
自分はしっくりくるものがあって楽しめました。

なお、コミュニケーションを取るのがド下手な今後の彼が心配です。待つ女“牛飼娘”を筆頭に、好意を寄せてくれる面々から影響を受けてさらに一段レベルが上がって欲しいですね。
{netabare}協力を仰いで総力戦へと繋がった最終盤は意外と彼には人望のあることがわかりました。一人の限界を超えて複数人のパーティをマネジメントできるならレベルアップも可能でしょう。{/netabare}

淡々というより黙々とした展開。その中で“妖精弓手”“女神官”“牛飼娘”“受付嬢”ら女性陣がアクセントを加えて飽きのこない作り。良作です。



■余談 ※あくまで個人的所感です
リアルでも“女子高生コンクリ詰め殺人事件”を筆頭に、国内においても、まるでこの作品で描かれたゴブリンの所業と思しき事件はあるとの前提ではありますが、規模と実態という意味で、
{netabare}本作は『竹林はるか遠く-日本人少女ヨーコの戦争体験記』に記述されている世界の異世界版と見立てて鑑賞してました。
※詳細は省きますが一言でいうと敗戦後の引き揚げ体験記で、原典はアメリカの中学校で教材として扱われておりました。しかしこの物語を当の日本人が知りません。{/netabare}
{netabare}誤解無き様、特定の国・民族を貶める意図はありません。事実の把握、起こったらどう対処するか、起こらないようにどう対処するか、それ以上でも以下でもないです。己の思考に自信満々との傲慢さもなく、集合知を信頼したいので事実は共有されるべきと考えてます。これをもって憎しみを増幅させるから止めろとのご意見は拝聴しても、「仮に起こったらどうするか?」または「同じことが起きない様にどんな準備をしてるか?」と問うことになると思います。{/netabare}

第二第三の剣の乙女を生まないようにするのが男子の務めでしょう。

{netabare}「わかってもらいたかった 怖くてつらくて痛くて恐ろしくて そんなことがこの世にあって そういうことをするものがこの世界にはいる 分かってもらいたかっただけです」剣の乙女(第9話){/netabare}

奇しくも世界を救った勇者さんが言ってるじゃないですか。

{netabare}「僕たちが世界を救ったって村が滅んじゃったらやだもんね~」勇者さん(最終話){/netabare}

{netabare}その勇者さん、魔人王を前にしてこうも言ってました。「これが終ったら村に戻って三人でお祭りに行くんだー!」(10話)。{/netabare}

大事を成す(世界を救う)者にも依って立つところ(村)は必要です。足元を支える裏方さんのお話でした。



視聴時期:2018年10月~12月 リアタイ 

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2019.01.06 初稿
2019.06.22 追記
2021.08.20 修正

投稿 : 2024/04/20
♥ : 89

75.8 4 鬱展開アニメランキング4位
ハッピーシュガーライフ(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (524)
1957人が棚に入れました
松坂さとうには、好きな人がいます。その人と触れ合うと、とても甘い気持ちになるのです。きっとこれが「愛」なのね。彼女はそう思いました。この想いを守るためなら、どんなことも許される。騙しても犯しても奪っても殺してもいいと思うの。戦慄の純愛サイコホラー。

声優・キャラクター
花澤香菜、久野美咲、花守ゆみり、花江夏樹、洲崎綾、石川界人、井上喜久子
ネタバレ

素塔 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

愛と超越

「サイコホラー? 観ない方がいいかな・・・。」これが最初の反応。

散々逡巡した挙句、邪道とは思いつつもネタバレ上等でレビューを読み漁り、
ショッキング展開の予備知識を仕込んだうえで、危なくなったらいつでも切る態勢で
及び腰の視聴に臨んだのだった。

結果は、怒涛の如く二日で全話視聴完了、滅多に味わえないような感動に浸ったまではいいが、
ホラーでもサスペンスでもない、じゃあ一体何だろう、との疑問にはまってしまい、
手掛かりを求め原作にまで手を伸ばして、ついには以下の作品考察を書くに至った次第。

要するに、ホラーやスリラーに全く耐性のない自分のような者でも完走可能なレベルなので
視聴を迷っている方は是非挑戦してみてはいかがですか、と言いたいわけである。
観ないで後悔するよりも観て後悔した方が良い、などと無責任な勧奨をしたくなるほどの
これは世に稀な、貴重な作品である。


{netabare} 真実の愛は、それ自体がおそらく一つの狂気である。


月光が射し込むマンションの一室。差し向かいに床に座っている
まだ幼い少女と、年の離れた姉のような高校生くらいの少女。
小さい方が大きい方にヴェールを被せて、結婚の誓いの言葉を唱えはじめる。

病めるときも、健やかなるときも・・・死が二人を分かつまで・・・。

仲の良い姉妹が結婚式ごっこに興じているようにしか見えないだろう。
だが、この二人はこの上なく真剣なのだ。いや、真剣どころの騒ぎではない。
二人だけの世界を守るために、小さい方の少女は家族を捨て、
大きい方の少女は、人を殺し、奪い、傷つけ、ついにはたった一人の友人をも惨殺した。

彼女は言うのだ、それはすべて、漸く手に入れた本当の愛を守るためなのだと。
本当の愛のためならば、すべてが許されるのだと。


精神異常者の歪んだ愛が引きおこす、凄惨な犯罪の数々。
本作のキャッチコピー、「戦慄の純愛サイコホラー」はこの面を過度に強調したものだ。
勿論、自分はこうした予断に異議を差しはさむ意図をもって、これを書いている。

「異常」を前にしたとき我々は、精神病理学でも、犯罪心理学でも
それを合理的に説明する理論によって「理解」したい誘惑に駆られるものだ。
だが、この習慣を物語の解釈にまで持ち込もうとすると、往々真実から逸脱し、遠ざかってしまう。
だから、この誘惑に抗して、疾走する愛の軌跡を虚心に見届けてゆこう。
アニメレビューの本道からは外れるが、原作を踏まえた「越境的な」理解を敢て試みたい。


原作となったコミックは五年にわたって連載され、アニメ化の翌年に完結している。
連載開始の前年には、元型となった読み切り作品が発表されているが、
そのタイトルは、『ホワイトシュガーガーデン、ブラックソルトケージ。』というもの。
本作の二人のヒロイン、「さとう」と「しお」にこめられた暗示を解き明かす、第一の鍵。

さらに遡ると決定的な発見があった。原作者の初期作品、タイトルは『しろいろとくろいろ』。
白い女の子と黒い少年の、果てしない追いかけっこを描いた、メルヘン風の寓話だ。
白い子が黒い子に触れると死んでしまうので、慕って来る白い子から彼は逃げ続けなければならない。

無垢なものの、白。死と罪悪の、黒。この象徴的な二元性が
本作のさとうとしおの二人に受け継がれていることは明らかだろう。

「さとう」と「しお」。

この世の何物よりも甘い、満ち足りた愛の幸福と、
罪と恐怖が支配する現実世界の苦さとの、二つの極のあいだで
無残に引き裂かれた二人の悲劇的な宿命を、このネーミングが象徴しているのである。

同時にそれは、愛らしいものと酸鼻なもの、純粋なものとおぞましい不純なものとが
隣り合い、融合するグロテスクな本作の世界が、寓話的な象徴性をはらんだ独自の世界観に
基づいていることを示唆している。

「しおちゃんは天使。これは仮定じゃない、これは前提。
 だけど天使は弱くてはかない存在なの。
 だから、こんな穢れた世界から守ってあげなくちゃいけないよね。」

自然が真空を恐れるように、絶対的な純粋さはこの世界とは決して相容れない。
さとうの犯行動機は従って、一般的な犯罪者の心理に還元されて済むようなものではなく
この世界観からの必然的な帰結として捉えられなければならない。
穢れた世界から無垢なるものを守るために、自らが穢れを一身に引き受けようとして
避けがたく罪は重ねられる。純白だった砂糖はたちどころにどす黒く汚れてしまう。

あたかもこの世界には、反転と転落の力学が存在するかのようだ。
継起する異常な出来事は、異様に濃密なこの象徴性の磁場の作用だと考えるのが正しい。
登場人物が次々と狂気を露呈させていく展開もまた、このメカニズムによって説明されるだろう。


さらに、純愛と称されるさとうとしおの「ほんとうの愛」を問題にするとき、
そのきわめて特異な内実を、敢て「神学的」と形容したい想いに自分は駆られる。

「私はずっと一人ぼっちだった。何も感じない、常に何かが欠けていて、
 いつもどこか切なくて、このまま独り消えていくのかと思っていた。
 でも違った。しおちゃんが私を見つけてくれたから!」

最後の部分は、信徒によってしばしば語られる「神が私を見出した」という表現と一致する。
さとうにとってのしおの存在は、天使の域を遥かに超えた、救済そのものだったのだ。
そしてしおもさとうも、自分がいま生きていることの唯一の根拠を、互いの存在に見出している。

「私、お母さんに捨てられたあの日、一回死んじゃってたんだと思う。
 でも、さとちゃんのぬくもりでまた生まれたの。」

「私もだよ、しおちゃん、私も。
 なんにもなかった空っぽの私をしおちゃんが生かしてくれたの。」

互いの「新生」の経験が、まるで響き合うように言い交わされる。
これらの言葉は、新しい生命の源となった至高の愛の対象への、至純な信仰告白なのだ。
彼らの愛は、我々が通常経験するような、生存に付随した単なる心理現象ではなく
現世での死を経過して、新たに獲得された「いのち」そのものなのである。

「甘い」が迸る生命感の表現であるのに対し、「苦い」は現実世界における死の象徴である。
ひとたび死に、生まれ変わった彼らはすでにこの世界に属してはいない。
家族愛であれ友情であれ、世の慣習的な価値観はすべて忌避され、否定され、排除される。
微温的な愛、利己的な愛は、この絶対の愛によって裁かれ、容赦なく処罰される。

「ありがとう、しおちゃん。戦おう、命がけで。一緒に証明しよう、私たちの愛を。」

これが彼らの愛の神学である。それは命がけで証しされねばならない超地上的な真理だ。
従って、物語の結末はすでに予告されている。彼らの戦いの果てにあるもの、それは
この世界の外への、永遠へ向けての跳躍―ダイビングの他にあろうはずはないのだから…。



・・・そして、しおひとりが生き残る結末を迎える。

しおのために自分の命を捧げるという、究極の愛をさとうが実践してしまったことで
二人の愛がそのまま永遠へ移行する契機が失われてしまった。これは愛の挫折を意味するのか?
自分も当初は、作者が世間受けのために日和ったのかとも考えた。だが、そうではなかった。

この結末こそが愛の完成だったのだ。

「さとちゃんがどうして私のことを生かしたのかわからない
 考えても 考えても だから私は 考え続けるの
 どんな時も 何をしていても 何を感じても ずっと ずっと
 さとちゃんのぬくもりは私の中にある だから私は それと一緒に生きていく」

二人がこの世界で見つけるはずだった「お城」は、いま、しおの中にある。
{netabare}(原作では復活したさとうとしおが、また二人の生活を始める様子がはっきりと描かれている。){/netabare}
しおは世界と断絶し、彼女の内部でさとうとの、永遠の「ハッピーシュガーライフ」を生きる。
これが二人の愛の究極の証明であり、世界に対する彼らの戦いの完全な勝利に他ならない。


世界はこれを、無力な逃避、ないしは傲慢な自閉として断罪するだろう。
だが、一体それが何だというのか? 死ですら二人を分かつことはできなかったのだ。
ここにあるのは、現世をも死をも超越する、永遠のテスタメント(契約)。
恐ろしいことだが、これは冒涜的なまでに、新約聖書の福音と重なり合うのだ・・・。


自分は、果てしなく考え続けようとするしおの姿に、作者自身の投影を認める。

この作者にとって世界は自明ではなく、問い続けられるべきものであるような気がするのだ。
本作と初期作品とを結んだとき、そこに垣間見える原作者の心象風景、それは
何もない空無のなかで、ただひとすじに持続する「想い」だけが
何か驚くべき、唯一の確かなものとして存在するという、恐ろしくストイックなものだ。

自分は本作に、真に創造的な感性だけが表現することのできる、固有のリアリティーを感じる。
内面の衝迫に促された感性の疾走が、高翔する愛の神学を生み出す発条となったと考える。
そう、多分これは、孤独な思索が営々と紡ぎつづけた、この世界の真実をめぐる寓話なのである。
{/netabare}

(初投稿 : 2020/10/1)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 19
ネタバレ

東アジア親日武装戦線 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

にがみのエッセンスが醸し出す「フロイト」的な世界観が気に入った!!

作品概要
▼原作:月刊ガンガンJOKER(スクウェア・エニックス)
▼原作者:鍵空とみやき
▼アニメーション制作:Ezo'la(ディオメディア)
▼話数:全12話{netabare}
▼総監督:草川啓造(ディオメディア)
・実績
(監督)
『魔法少女リリカルなのはA's以後のシリーズ』『迷い猫オーバーラン!』『ロウきゅーぶ!』『艦隊これくしょん』『風夏』『アホガール』他
▼監督:長山延好
・実績
(監督)
僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件
▼シリーズ構成:待田堂子
・実績
(シリーズ構成)
『らき☆すた 』『ティアーズ・トゥ・ティアラ』『おおかみかくし』『THE IDOLM@STER』『Wake Up, Girls!』
『ロクでなし魔術講師と禁忌教典』『はるかなレシーブ』他多数
▼キャラクターデザイン:安田祥子
・実績
(キャラクターデザイン)
『銃皇無尽のファフニール』『sin 七つの大罪』『僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件』
▼音楽関係
音楽:亀山耕一郎
OP曲:「ワンルームシュガーライフ」(ナナヲアカリ)
ED曲:「SWEET HURT」(ReoNa)
挿入歌:「カナリア」(ReoNa)第9話
▼キャスト
【声優】項へ{/netabare}

原作未読
リアルタイム視聴済

☆エピローグ
普通のアニメは見飽きたぜ!糖質サイコホラーはドツボだ。
清々しいほどのバッドエンドや、スクイズやヨスガが大好物な私にとって、やっぱねーっ!これぐらいサイコパスで頭逝ってる作品がないとアニメはつまんねぇw
王道や名作、勧善懲悪ばかりじゃ肩が凝るもんね。
本作は世界線やら異世界やらと物理学分野のSFフアンタジー全盛なトレンドに対し、精神医学を世界観の基軸に据えた稀有な作品だ。
したがって、擬似リアリズムであっても、健常な精神感覚では一切のカタルシスを承認しない作品である。

異常心理に興味があったり、最近では『フリップフラッパーズ』を理解できる方々には面白いかも。
本作はストーリーが安定しているから分かり易い。
『ガリナン』もだが、アホアニメ制作会社の評価が定着して社会的には評価が厳しいディオメディアだが、たまに私のツボに入る作品を出すから、目を離せないw

主要キャラでマトモなのは「しょうこ」だけ。
他のキャラは悪い意味で個性が凄まじく、心の闇という健常と異常の行き交う「境界線」の想像どころではなく、真性の「精神病疾患者」であり、ペドフィリア、エフェボフィリア、パラノイア、火病、発達障害etc全員閉鎖病棟の患者でも不思議ではないような連中が繰り広げる異常人格者による基地外純愛群像劇(草)
共感できるキャラが見事に誰もいない稀有な作品ゆえに、様々な矛盾も精神異常が織りなす現象と見ているので許容の範囲であり、作中何が起こっても感情移入が生じることなく、エンタメとして割り切り楽しむことができた☆

タイトルの「フロイト」は精神医学の始祖。
世界的な心理学者「ユング」や「アドラー」の師匠でもある。
原作者はフロイト入門書の『精神分析入門』や『夢判断』を読んでいるな。
フロイトを読むと、読んだ側も精神をやれかねない危険物。
本作も視聴すると、そうなる方向性で演出されている。
異常心理の描写が精神医学的に考察されて「超自我」のメッセージがしっかりプロットされている。
さすがに1クールで精神医学界の巨匠フロイト的世界観を表現するのは厳しいのだが、そこに挑戦したことは評価されよう。
精神分析学的視点に立った考察はメンドクサイし、レビュー読まれる方々の気分を害するからしない。(いや、でも、気が向いたら追記をするかもw)
キャラ設定のベースがフロイト的価値観だから、基地外とは何かを問うているのと同様で、そりゃ陰鬱な世界観にもなるな。

とにかく可愛いOPや絵柄に騙されてはいけない。
マトモな神経では視聴できない作品だから、そこは覚悟した方がいいデス。はい。

それにしてもジエンコって『serial experiments lain』以来、この手の一風変わった作品のプロデュースが好きなんだな。
提供にバップもあったが、ジエンコ+バップ、あーあれか!w

ところで、最近ディオメディアはいろんな名義を使っているね。
「doA」に続いて今度は「絵空」か。
『BEATLESS』は綱渡りだったし、万策(略)に備えて、リスク分散でもしているのか?

【音楽】
OP曲はとてもインパクトがあり癖になる電波ソングだ。
不詳私、DLをいたしました。
OPの作画と楽曲『ワンルームシュガーライフ』で本作の世界観をしっかり視聴者に伝えた(伝わったかは別にして)好演出だ。
ED曲『SWEET HURT』は『GGO』の神崎エルザの曲を歌ったReoNa。
彼女のなんとも言えない切ない声質が、本作の無情で悲惨な末路を暗揄していてなかなか良い。これもDL。
EDの作画は折しも同じ精神異常系の『フリップフラッパーズ』と同様の演出。
「さとう」と「しお」が抱えている闇と二人の関係性を1分30秒でしっかりと表現している。
{netabare}「さとう」の幼少期から現在の描写、そこに「しお」が現れて、二人で城に向かって歩く。
ハッピーシュガーライフの描写と、スキップしながら城から旅立ち、二人で躓いたところで「さとう」が消える(さとうの死)でも「しお」の心には「さとう」が生きている、とこんな感じでEDはこの物語の顛末を分かり易い暗喩で演出している点は視聴者に優しい。{/netabare}
{netabare}しょうこが殺される{/netabare}9話の挿入歌『カナリア』も歌詞に込められたメッセージがそのシーンの演出にしっかりと映えていて良い曲だ。

{netabare}本作、9話は「しょうこ」の恋もあり内容が濃く相当の字数が必要だが、割愛して、挿入歌まで用意された「しょうこ(小鳥)」は本作にとって、さとちゃんの狂気を強調する意味でも重要なキャラだったし、彼女の存在が無ければ、ただの基地外ドラマで終わったな。
(7話の展開が殺される伏線だが)さとちゃんと向き合うタイミングを逸したとはいえ、幼女を「彼氏」として拉致しているさとちゃんの素顔を知った「しょうこ」がとった選択は極めて常識的だが、基地外相手には通じず、理不尽な結果となったが{/netabare}共感シーンが皆無な本作にとって唯一の救いだった。

【物語とキャラ】
キャラは本作一番の問題提議点だろう。
{netabare}よくもまー、あるゆるタイプの基地外を設定したものだと感心した。
しかし、「さとう」の叔母と「しお」を除き他のキャラのサイコパスの根源は抑圧され無意識下に封印された記憶、いわゆる「トラウマ」だ。
「さとう」、「太陽」、「あさひ」は過去エピソードの描写があるから分かり易いだろう。
今では「トラウマ」という言葉は普通に用いられるが、その概念を提唱したのがフロイトだ。{/netabare}
現在フロイトの【精神分析学】はポパーの科学定義にぶった斬られて【非科学】とされているが、なお、その研究は医学のほか哲学としても各方面に多大な影響を与えている。
因みに「トラウマ」と似た概念で「PTSD」があるが、こちら医学的な診断名、つまり科学。
医学的なフレームで論じるのが「PTSD」であると理解したらいいだろう。
そして、この三者の異常行動は明確に「PTSD」である。
「さとう」叔母は「トラウマ」の過去描写がないので、その異常性の因果関係は判別しないが、他人への関与が異常な博愛が動機である点から、所謂「離人性人格障害」であることは確かだろう。
{netabare}「しお」は年齢的に幼くまで認知能力が完成されてはいなから、母親との関係や「さとう」の死をきっかけとし「PTSD」を発症するのは想定内だろうし、「さとう」の狂気の正統後継者となるだろう。{/netabare}
基地外の成長物語を望むか望まないかは視聴者しだい。私は(怖いもの見たさで)今後も観察してみたいものだが。

以上、キャラの性格設定を多少考察したが、個人的に気になっているのはネーミング。
ここ突っ込んだレビューが少ないだよね。
物語と主人公とヒロイン?他女の子キャラのファーストネームの関係だが、「さとう」と「しお」。
これは、第三者視点で物語を俯瞰したときに醸される、二人のイメージなんだろう。
{netabare}さとちゃんの心が至福に満たせるときは「あまーい」、ストレスを感じたら「にがーい」と味覚で心理描写をしているのも本作の特徴だ。
これは丁度可知差異(物理学用語)が「フェヒナーの法則」による感覚量でも定式化されており、物理でメシを食っている私の心を擽った直喩だ。
「しお」の存在を「さとちゃん」から見た場合は「あまーい砂糖」だが、第三者視点ではさとちゃんに試練を与える文字通りの【塩】な存在。
自らの「あまーい生活」を守るためにさとちゃんは、せっせとバイトで生活費を稼ぎ、脅迫、傷害、詐欺、挙句の果てには殺人までやってのけた。
ある意味、これほどの純愛ドラマはスクイズ以来かもね。
これが、「しお」が【塩】である所以である。

そして「さとちゃん」の光に立候補し、人の道に戻そうとした「しょうこ」は「胡椒」の捩りで、そのお節介は、さとちゃんにとっては「辛い」味覚、はた迷惑で排除すべき存在として描かれているのではないのだろうか。{/netabare}

次に、苗字についてだが、「神戸」と「飛騨(飛騨しょうこ)」に共通するのは高級和牛ブランド。
さとちゃんの苗字「松坂」を「松阪」とすると、やはり高級和牛だが、これは作者の誤字なのかな?
他にサブキャラの宮崎すみれ、但馬みとりも高級和牛ブランド。
本作と高級和牛の相関関係は謎だが、キャラネーミングには法則があるようだね。

で、本作のキャラ設定だが、精神疾患と異常心理の掘り下げに作者の知識の限界からか詰めの甘さが残るが、これだけの基地外キャラをクリエイトし、物語をプロットした点は評価されよう。

{netabare}最終回はオリジナル展開だが、さとちゃんを「あさひ」に殺させ、それでも「しお」に切られ、自殺を図る展開も悪くないと思ったが、さとちゃんを死なせて、「しお」を生き残らせ、「あさひ」を切った展開は前述のとおり、{/netabare}これからの「しお」の異常人格発揮を十分妄想できる余韻を残した意味でも評価できる。

あと「しお」の失踪だが、{netabare}物語の通り捨て子であっても「しお」は小学生だ。
失踪すれば、社会的に何らかにリアクションがあるはずだが「あさひ」が述べたように警察で相手にされないのは不自然すぎる。{/netabare}
欠席が続けば「しお」の担任教師が家庭訪問をするし、親に不審な点があれば、児相とも連絡を取り合い世間にバレるはず。
その過程で事件性があれば警察が動くが、事件性はないとする裏設定でもあるのかな。
「しお」の境遇を考えると、無戸籍である可能性もあるが、視聴者が納得できる線で簡単にでも触れておくべきだったろう。

【作画】
全般的にディオメディアクオリティであり、動かす場面も少ないから、ボロも出ず可もなく不可もなくといったところだが、シャドーの用い方、基地外の表情など、サイコホラーとしての演出は頑張っていたと思う。
ただし、9話は{netabare}本作の神回であるにもかかわらず、作画が演出についていけていない。
挿入歌とナレーションを背景にCVを入れずに「さとう」と「しょうこ」の葛藤シーンが描かれた。
前述したとおり、演出は素晴らしかった反面「しょうこ」の表情が「棒」であり、迫力が全く伝わってこなかった。
基地外表現の作画に手一杯で、健常者の必死の訴えの表情演技まで手が及ばなかったようだ。
CVなしで映像表現のみを用いて視聴者へ訴えるのは、自信と相当の作画センスが要求される。
試しに、スクイズとの見比べで「誠」殺害後の「言葉」と「世界」の葛藤シーンを音声なしで視ると分かるが、迫力が全然違う。
ディオメディアの作画センスの限界が、この素晴らしい演出を削いでしまったと思うと残念でならない。

ただ、小鳥の演出を含めてだが「さとう」が文化包丁を「しょうこ」の首に突き刺し殺す描写は、頸動脈からの血飛沫には違和感を感じつつも、「さとう」を引っ掻き断末魔に喘ぐ描写や小鳥の死を比喩した痙攣描写など殺人過程はしっかり描ききっている。
ただし、グロ描写を強調し過ぎたことで視聴を打ち切った方々を出したという負の作用もあったが、{/netabare}これを斟酌して私的には高い評価をしたいと思う。

【声優】
原作を読んでいる方々には花澤さんはミスキャストだとの意見も多いが、原作を読んでいない私にとって可もなく不可もなしだ。
寧ろ、客寄せパンダ役も兼ねて、演技力が要求される「さとちゃん」役には適任だったのではないだろうか。
個人的には「しお」役の久野美咲さんの演技が輝いていた。
『WIXOSS』や『LOST SONG』でも思ったが、主役よりも準主役や重要キャラをやらせると巧いタイプかもしれない。
さとうの叔母役の井上喜久子さん。
『らんま1/2』から活躍しているだけあって、ベテランらしく味のある演技でサイコパスを演じていたのが印象的だ。
難しいキャラの「三星太陽」を演じた花江夏樹氏も好演だった。

ゆえに総じて高評価とする。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 62
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

胸糞キャラのケーキバイキングなのだがペロリと完食

2018.09.30記


原作未読


サイコだねぇ
サイコだねェ

サムネと内容とにものすごい乖離のある作品でした。

主人公は容姿端麗JK松坂さとう。愛を求め男を漁ってた過去を持ち、しおと出会って本物の愛を知る。
サブヒロインに8歳の幼い少女神戸しお。同居するさとうに幼子らしい愛を振りまく。
二人はもともと赤の他人。血縁でもありません。

どうして二人は一緒に暮らしているのか?

最初のハテナが視聴者に提供され、しおを探している家族、さとうを怪しむ高校やバイト先の友人・知人などが絡む仕掛け。
この甘い幸せに満ちた、でもどこか歪で危うい共同生活を守ろうとするのはさとう、といったところから物語は進行していきます。


JKと年端もいかない少女との共同生活と、その設定自体がイカれてる(褒め言葉)し、出てくる面々がモブ以外は頭のネジの何本かどこかへいってしまったような人たちばかりのサイコでスリラーなサスペンスといったところでしょう。
そしてヒロインさとうを演じる花澤香奈さんの怪演が光る一品。
今夏は観る作品ざーさんのヒット率が異様に高かった気がします。そのどれもが主役・準主役級だったりと、ちょっと働き過ぎなんじゃないですかね。本作も、「はたらく細胞」「Phantom in the Twilight」「パンドーラ」「メジャーセカンド」「シュタゲゼロ」のアフレコ後、変なテンションかゾーンに入ったような状態でアフレコしたんじゃないかと。
それぐらい松坂さとうのヤバい感じが出ておりました。この一点でも観る価値はあります。


サイコ、サイコと言ってもとってつけたようなサイコっぷりだとただの感じ悪い作品で終わりますが、本作では普通だった人間が壊れていく経緯だったり、壊れざるを得なかった生い立ちだったりを割ときっちり描いているため、胸糞の中にキャラへの同情にも似た共感を覚えることもあろうかと思います。
ふんわりとしたキャラデザインは、ハッピーでシュガー(甘い)なライフ(生活/人生)を表現するにはちょうど良かったかも。

人間の狂気を描いた作品が好き!という方には薦められる佳作だと思います。


■ネタバレ所感
作品の面白いところを語ろうとするとどうしてもネタバレは避けられないので畳んどきます。
{netabare}飛騨しょうこ殺害あたりを起点に、綻びが出始めていた歯車の狂いが加速していきます。それまで狡猾だったさとうに焦りが見えて行動や言動が純化していきます。それと反比例してほんわか天使しおちゃんがこれまで見せてなかった自我を発動していく。それも悲劇的な顛末が予想されるかたちで、といった終盤の展開は良かったですね。{/netabare}
{netabare}結局残されたしおちゃんがこれまた救われない。理想のバッドエンドでうまい感じに締めました。{/netabare}


それにしても砂糖と塩の示唆することは何だったんでしょうか?
同時利用可能な調味料は共生できるという意味なのか。
白は何にでも染められるという意味なのか。
相反する味覚の刺激は対立という意味なのか。

同質で異質。矛盾したものを内包したのが人生だよん、という至極真っ当で浅い考えしか思い浮かびませんでした。

陳腐だねぇ
陳腐だねェ



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2019.03.10追記
《配点を修正》


レビュー初稿書き上げた後のレビュアーさん達とのやり取りで、「登場人物はブランド牛の産地だ」「OPムービーのアレはこうで」…その他考察やこう思うといったネタがけっこう出てきた作品でした。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 50

90.9 5 鬱展開アニメランキング5位
魔法少女まどか☆マギカ(TVアニメ動画)

2011年冬アニメ
★★★★★ 4.1 (10567)
37371人が棚に入れました
市立見滝原中学校に通う普通の中学2年生の鹿目まどかは、ある日不思議な夢を見る。そこは少女が魔法で戦う異世界。その少女の戦いを目撃する自分と、謎の白い生物に「僕と契約して魔法少女になってほしい」と告げられる夢であった。翌朝、見滝原中学へ転校してきたのはなんと夢で見た美少女の暁美ほむらだった。ほむらは、まどかに「魔法少女になってはならない」と警告する。
放課後、親友の美樹さやかとCDショップへ行ったまどかは謎の声に呼ばれ、ビルの一角へ迷い込む。そこで見たものは夢の中で見た生物キュゥべえの傷ついた姿と、それを殺そうとするほむらの姿だった。まどかとさやかは戸惑いつつも、当たり前の優しさからキュゥべえを助けるが、直後に今度は本当に異世界へ迷い込んでしまう。魔女の使い魔と称される化物達に囲まれた2人を救ったのは、同じ中学の3年生でキュゥべえと契約した魔法少女の巴マミだった。事後、改めてキュゥべえに「魔法少女になってほしい」と告げられたまどかとさやかは、思いがけない好機に興奮する。だが、それは2人が直面する様々な苦難の始まりであった。

声優・キャラクター
悠木碧、斎藤千和、水橋かおり、喜多村英梨、加藤英美里、野中藍
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

わたしの、最高のアニメ(95点)

全12話。
シャフト制作のオリジナルアニメ。

個人的満足点:95点
アニメ系統:ハートフル魔法少女物

可愛らしいキャラデザ。
王道の魔法少女物。
暖かい日常風景。
女の子達がキャッキャウフフする物語。

以下のネタバレは上から順にひらいてください。
いきなり下から開くと壮絶なネタバレになりますのでw

{netabare}

だと思って、とある事情のもと視聴し始めた本作。

しかし、3話以降いままでの魔法少女ものとは、
全く別物と思い知らされることになった。
とある事情など、どこかへすっ飛んでいた。
まずは3話までは見てほしい。
そして6話まで見ればもう引き返せないだろう。

オリジナルアニメの先の分からないドキドキ感を十二分に発揮
そして堪能させてくれた。
全ての要素において製作者側の策略を感じることができる。

こんなにも次回が気になって仕方がなかったアニメを他に知らない。
リアルタイムで見ているときは1話終わるごとの喪失感が半端なかった。
毎週、放送終了後そのまま3周するのはもはや日課と化していた。

この秀逸な脚本は虚淵氏が書いている。
ハッピーエンドを書けない作家と言われている氏だが
果たしてどんな結末を描いてくれたのか
そこにも注目していただきたい。

キャラデザは蒼樹うめ先生がつとめ、なんとも可愛らしい。
キャラデザに好き嫌いが出そうで、
実際私も始めは好きではなかったが、
終わってみればこのキャラデザ以外考えられない。
それほどこの世界にマッチしていた、そう思わずにはいられない。

オープニングも「こんなの絶対おかしいよ」と思っていたが
観ていただければ、本当の意味を本編の中で知ることになるだろう。

作中の音楽も秀逸で物語の1つ1つのシーンを盛り上げるのに
大いに役にたっている。
物語にのめり込むほどに、音楽だけでぐっときてしまう。
お気に入りは9話の音楽であるが、是非本編で確認して欲しい。

アニメーションはシャフトが
バトルシーンは劇団イヌカレーが手がけ、
独特の演出で観るものを虜にしてくれる。
あの何ともいえない独特の空間。
そして迫力ある戦闘シーン。
シャフトならではの光と影の演出。

全ての要素が絶妙に絡み合いこのアニメを最高の物にしていると思う。
どれか1つが欠けていても、この作品は成功しなかったのではと思う。
新房監督によくぞこのメンバーを集めてくれたと感謝したい。

最終話に賛否両論あるのだが、2,3度観ていただければ
感動が増すことは間違いないだろう。
私も1度目は正直ポカーン状態だったのだが
結末を分かった上で、あらためて見直した時の感動は今でも忘れない。

2度3度見直すのがこの作品の正しい見方だと個人的には解釈している。
皆様も繰り返し見ていただければ、きっと新しい発見があるはず。

ここまで見直してもさらに面白いアニメはなかなかない。
初めてブルーレイを購入&終わる前に全巻予約したほど。
またスピンオフ漫画、CDも全て購入。
「後悔なんて、あるわけない」

BD1巻特典のドラマCDは本編の補足的でよかった。
まさかそうくるとはと思わず鳥肌がたった。
3巻特典のドラマCDはアナザー的位置付けだが
これもまた非常にいい出来だった。
思わずニンマリしてしまうほどにw
5巻特典のドラマCDでは杏子の過去が語られる。
本編の1年前ぐらいの話のようだ。
これは杏子ファンにはたまらない。
是非ともすべて映像化をお願いしたい。

私はこれまでフル5点など付けたことなどないのだが、
総合力であえてフル5点を付けさせていただいた。
自信を持ってお勧めできるアニメ。

是非、観ていただきこの感動を共有できればと
魔法少女まどか☆マギカのレビューとさせていただきたい。


と、まあかなーり色々書いてきたが
つまりは何が言いたいかというと

このアニメを気に入ってくれたなら
「それはとっても嬉しいなって」



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上記はネタバレにはなっていないかな。

以下、ややネタバレかも


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{/netabare}

{netabare}

本編中、伏線回収していなと思われる点を3点。

OPの黒猫。
杏子の特殊能力。
杏子の食料調達方法。

その内、黒猫は1巻特典ドラマCDにて回収される。
興味のある方は特典CDを聞いてみてくれ。
思わずそう来たかと思ってしまった。

杏子の特殊能力はDB5巻特典のドラマCDで回収。
杏子の食料調達方法は雑誌インタビューにて回収された。
ちゃんと設定があったのである。
決定稿には記載があるが、演出上省略されているようだ。


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★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


■まどか自己満足考察的レビュー

以下で超自己満足考察的レビューを書いてみようと思う。
『完全にネタバレ』のため、視聴していない方はくれぐれも読まないでいただきたい。
まどかの面白さは先が読めないという部分にあると思っている。

それでは、お時間許す方は読んでくれたら嬉しいな。

{/netabare}

{netabare}
まず、この魔法少女まどか☆マギカは
「ミスリード」と「希望と絶望」で出来ていると思っている。

魔法少女という少女向けのタイトル及びタイトルロゴ
うめ先生による、可愛らしいキャラデザ
そしてOPの可愛らしいアニメーション
ほとんどの方がこの時点でだまされていたのではないだろうか。
この時点でこのような展開になると誰が予想できただろうか?

ただ、完全なミスリードでは無いと私は思っている。
ミスリードの中にもどこか不自然さを残している。
そもそも私はOPアニメに違和感を感じていた。
「どうしてまどかは泣いているのか」
「悲しげな表情で雨の中を走っているのは」
「そして、曲の歌詞が意味するものとは」
この違和感が埋まるのにはもう少し時間がかかるのではあるが、
この時点では私も少しの違和感程度であった。

そして、1話に突入するのだが、ここでもミスリードが生かされる。
まどかの平和的な早朝風景、学園生活
タイトルから想像する魔法少女風の導入である。
そして、異様な雰囲気を出しているほむらの登場。
ただ、このほむらの言動にも何か違和感を感じずにはいられなかった。
これから魔法少女になるまどかのまわりで異変が起こっている、そんな印象だった。

そして、1話終盤、その異様な雰囲気のほむらが
魔法少女ご用達のマスコットキャラ「キュウべえ」を殺そうと追いかけているのである。
この時点で完全に、「ほむらは敵」「キュウべえは魔法少女の味方」的構図を作り出した。
そして、本来の魔法少女的役割としてマミが登場する。
そう、この1話は視聴者をミスリードするために存在するといってもいい。

2話へ突入し、魔法少女が何なのか、当然、表向きの意味ではあるが、それが明らかになってくる。
一般的な魔法少女の設定である。悪者を倒し、皆を守る。
危険なことではあるが、その魔法少女への憧れをマミを通じてまどかとさやかが感じていくのである。
そして、この時点での違和感、それは「魔女」という言葉であった。
私自信、何で敵が「魔女」なんだ?と疑問だった。
魔女ってどちらかというと魔法少女側では?とも思った。
魔女っていうと一般的にいって大人の女性をイメージするであろう。
魔法少女が大人になったら魔女っていうのなら分かるがと。
しかし、本作の魔女はそんなイメージとはほど遠い。
グロテスクでモンスターと言った方がよほどしっくりくるデザインであった。
ここでも少しの違和感を残しつつ物語は進むのである。

そして、運命の3話である。
いよいよマミを通じてまどかが魔法少女になりたいと気持ちを最高潮にしていく。
そして、これからマミとまどか2人の魔法少女による話が始まるとそう思わせる運び。
だが、しかし、ここで物語りは大きく方向転換する。
ここまで引っ張ってきたミスリードを覆すのである。
衝撃の走ったマミった事件。
私のこの時の率直な感想は「おい、これどうなるんだよ」
「魔法少女まどかって魔法少女になれないのじゃないか?」
中学生の少女が希望あふれていた時に目の前で絶望を味わった。
まどかは命の危険があるとは認識していただろうが、
いや、本当の意味では理解していなかったはずである。
現実で残酷な死に方を見せられたのである。
この状態で魔法少女になるなんて考えられない。

願いでマミを生き返らせるという選択肢もあったかもしれないが
どんなにいい人でも出会って1週間ほどの人の命のために
自分の命を投げ出すなんて出来るのか?
しかも、その人の死に方を目の前で見せ付けられている状態で。
もはや、この時点で先の読めない展開に数々の妄想を膨らませるようになった。
そういう意味で3話はキーポイントと言える。
また、3話後に初めて流れるEDは秀逸。
いよいよ、物語が本性を表しはじめた感じがした。

そして4話からではあるが、これはさやかを通じてもう1人のまどかを表現したのでは無いかと思う。
さやかはもし、まどかが魔法少女になる道を選んでいたらを描いたのではないか。
そういう意味では中盤の主人公はさやかであろう。さやか☆マギカである。

人を助けるために魔法少女になる。従来の魔法少女的位置づけである。
好きな人の怪我を治し、親友を救い、魔法少女として順風満帆な滑り出しといえるさやか。
まさに希望あふれる展開である。
しかし、ここから徐々にさやかを絶望へと追い込むストーリーは圧巻。

まずは、ライバルとなる杏子の出現。
さやかとは正反対の考えをする杏子と対立する。
そして、自分は違うんだとより正義に向かうわけではあるが
それが、結果彼女を追い込んでいくことになる。

そして、衝撃の6話を迎える。
さやかと杏子が戦うのは間違っていると、まどかの直向な思いと行動から衝撃の事実が発覚する。
この時のほむらの行動にはぐっときてしまう。
唯一真実を知っているほむらは全力でソウルジェムを追いかける。
この辺りで完全にほむらに釘付けであったのは言うまでもない。

7話以降のさやかの絶望への落ち方はなんとも言えなかった。
自分が人間では無くなってしまった事実に悩み。
そして、大好きな人を親友に取られてしまうかもしれない悲しみ。
それでも、自分は正義の魔法少女として戦うことを諦めないさやか。
また、この辺りからキュウべえの本性が徐々に明らかになってくる。
いままで正義のマスコット的位置にいたように感じたが何かが違う。
この辺りの見せ方も秀逸といっていい。

そして、さらなる衝撃の8話。
ついにさやかが壊れ始める。
魔女との戦いで痛みを感じないことを実感し同時に人間では無いと自覚する。
そして、その想いをまどかにぶつけてしまう。
自分の言っていることは的外れだと分かっていながら親友にぶつけてしまう。
なんとも切ない。
そんなさやかに追い討ちをかける仁美。
仁美もさやかの状況を知らないからこそ、運命のいたずらにやるせない気持ちになる。
そして、ついにさやかが魔女化する衝撃。
最後に残したさやかの言葉はなんとも言えない。
「誰かの幸せを祈った分、他の誰かを呪わずにはいられない。
  私達魔法少女って、そう言う仕組みだったんだね」
希望と絶望は差し引きゼロ。
7話で杏子が言っている
「希望を祈れば、それと同じ分だけの絶望が撒き散らされる」
「そうやって差し引きをゼロにして、世の中のバランスは成り立ってるんだよ」
の本当の意味を理解して、そして、魔女になってしまう。

最後のキュウべえのセリフには寒気がした。
そう、私が2話で違和感を覚えた「魔女」の本当の意味である。
ここから怒涛の伏線回収がはじまる。

9話は涙無しでは語れない。
ここの杏子の行動に賛否あるのは分かる。
序盤かなり敵対していたさやかをそこまで救う理由が見当たらない。
確かにその意見は正しいと思う。
だが、しかし、私は杏子が言っている
「アタシだって、考えてみたらそういうのに憧れて魔法少女になったんだよね」
「すっかり忘れてたけど、さやかはそれを思い出させてくれた」
に集約されていると思っている。
昔の自分に重ね合わせて、そして、なんとか救ってやりたい、そう思ったに違いない。
そして、さやかを取り戻すために戦いに向かう杏子とまどか。
しかし、まどかをも殺そうとする魔女についには杏子も希望を失う。
そして、さやかとともに自爆の道をたどる。
杏子の最後のセリフはかなりぐっときてしまった。
このシーンはとても美しくそして悲しすぎる。
この時のバックミュージックが無くなる演出にもしびれる。

そして、ほむらの真実が明かされる10話。
1話からのほむらの行動の謎が全て解き明かされる。
ほむらが何故、あれほどまどかにこだわるのか。
バラバラだったパーツがしっくりはまってくるのである。
1話からずっと続いていた違和感が無くなっていく気持ちよさ。
それと同時にほむらの切なさが伝わってきた。
何度も何度も繰り返してきたはずである。
ほむらの心情を考えると胸が熱くなる。
後半のまどかのソウルジェムを打ち抜くシーンは鳥肌ものだった。
この千和さんの何ともいえないうめき声は圧巻。
本当はSEを入れる予定だったらしいが、演技を生かすためにSEをなくしたらしい。
ナイスジャッジであろう。
涙が止まらない。

そして1話アバンに繋がる。
そう1話のアバンはこのシーンだったのだ。
10話は鳥肌たちまくりだった。
タイムリープものではよくある手法ではあるが、色々な思いがめぐって相当やばかった。

そして、ここでのOP曲。
OP曲の違和感がここで解消するのである。
10話は本当に圧巻だった。

リアルで見ていた時は、ここで1ヶ月待たされることになった。
この1ヶ月はほんと長かった。
無事に放送となった時はどれだけ歓喜したことか。

そして、待ちに待った11話12話連続放送。

まどかの強さの秘密がここで明かされる。
そして、ついにほむらがワルプルギスに挑む。
圧巻だったのは戦闘シーン。
この戦闘シーンの迫力はすごかった。
ほむらのこれまでの想いをぶつけるがごとく怒涛の攻撃。
あれだけの準備をしてきたのを想像するとまた胸が熱くなる。
しかし、それでもまったく歯が立たない。
そして、ついにはほむらも絶望しそうになる。
繰り返せば繰り返すほどまどかの魔女化はひどくなるのではと?

また、まどかはキュウべえから過去の魔法少女のことを聞かされる。
そして、思い悩む。
ほむらの想いも聞かされる。
この時のほむらの語りは相当やばかった。
今までのほむらの想いが伝わってきて泣けてしまう。

その後のキュウべえの追い込みがすごい。
まどかを何とか魔法少女にしようとほむらの所へ向うようにしむける。
そんな、まどかはついに決心してほむらの元へ向う。
私はこの時点ではあまり深く考えていなかった、まどかの考えを。
それを理解したのは12話を見た後であった。
このときの母の制止を振り切って出て行ったまどか。
後になってこのシーンがあまりにも切なく感じてしまう。

そして、賛否両論の12話。
まどかがついに魔法少女になるのであるが
その願いがあまりにも大きすぎ、また、ハッピーエンドぽくもなく
バッドエンドともいいがたい微妙な印象を受けた。
私も正直1度目はポカンとしてしまった。
しかし、もう1度11話から見直して、そして、自分としては満足できた。

11話の母を振り切るシーンに戻るが、あの時点でまどかは
自分がいなくなってしまうことを覚悟していたのである。
それでも自分の母を振り切っていくまどか。。。
どれだけの想いでほむらの元へ、そして、全ての魔法少女の想いを救うために
出て行ったのかと思うと、母を振り切るシーンで涙が出てきてしまった。

そして、まどかの願いだが、全てを無くしてしまう事はできない。
それは、これまで魔法少女が築き上げてきた歴史までも無くなってしまうから。
魔法少女のシステム自体はなくせ無い。
それでも皆を救いたいという想いから、魔女にならないようにする願いにしたのだと思う。
その代償は自分が人間として存在できなくなるとしてもだ。

そのため、救われなかったのが、ほむらであろう。
結局ほむらはまどかを救えなかった。
そういう意味ではハッピーエンドではないとは言えそうだが
完全なハッピーエンドにしようとすればかなり無理が生じる気がする。
アニメに無理とかいっても始まらないかもしれないが
私としては絶妙の落とし所だったと思っている。
まどかの命は救えなかったかもしれないが、まどかの想いは救えたのだ。

こんな感じで私は非常に満足してしまっているのである。
これは大筋の部分で書いてきたが、このアニメのもう1つの楽しみ方は
それぞれのキャラ視点で物語を観ていくとさらに面白い。

1話からまどか視点で見たとき、ほむら視点で見たときで見え方が違ってくる。
さやか視点、杏子視点、さらにはキュウべえ視点でも非常に面白い。
それぞれのキャラ視点にたって物語を観たときにどのキャラにも愛着がわいてしまう。
悪役だと思われるキュウべえでさえ、自分の信念に基づき行動している様は好感が持てる。
結局のところ悪いキャラなどいないのではないかと思える作りは素晴らしい。

そして、私が個人的にこのアニメのすごいと思う所は
どの話も秀逸で6話以降の展開など甲乙つけがたいできではあるが
本当にすごいのは1話ではないかと思っている。
これだけ暗い話であるにも関わらず、1話の段階でそんな感じをまったくださず
ミスリードを誘発してくれて、それでいて、見直したときに
衝撃を受けるように作りこまれている1話にこそ賞賛を送りたい。

と、なんかまとまりが無くなってきてしまったが
とりあえずはこの辺りにしておきたい。
また、気が向いたら追記修正を行うかもしれない。

ここまで、読んでくれた方、本当にありがとうございます。


■2011/10/15追記

ふと、恐ろしいことに気がついたので追記。
仮定の話だが、もしほむらがワルプルギスの夜を倒して、
まどかが魔法少女になることを阻止できていたらと考えた。
そうすると、ほむらは設定上、時間停止はできない、時間も巻き戻せない。
設定上、最弱級の魔法少女ということになる。
もはや武器の調達も出来ない。
そんな状態で魔女に勝てるわけもなく、ソウルジェムを浄化もできない。
ただただ魔女への道を進むしかない。
恐らく、ほむらはその事は分かっていたはずである。
それでも親友を助けようとしていたほむら。
まどかを救った後、恐らくだが自ら死ぬつもりだったに違いない。
胸が締め付けられる想いだ。
それと同時にこのアニメの深さに痺れる。


■2012/1/18追記

ラストCパートの英字を記載しておく。

Don't forget.
Always, somewhere,
someone fighting for you.

As long as you remember her,
you are not alone

忘れないで。
いつも、どこかで、
あたなのために戦う誰かがいることを。

彼女を思い出す限り、
あなたは一人じゃないよ。


まどかとほむらの想いが上手く表現できていると思わずにはいられない。

{/netabare}

■2/12英語版プチ感想追記

ニコ生で英語版の1話が放送された。
声優陣にかんしてプチ感想を。

まどか:まずまずの印象
QB:英語でもなかなかの営業w
パパ:渋いwww
たっくん:可愛い
ママ:ちょっとかっこよくなった?
さやか:ちょwwwキタエリ英語喋ってるんじゃねえの?
ひとみ:いい感じ
先生:迫力あったよw
ほむら:もう少し影があるとGOOD
マミさん:あぁぁぁぁぁぁマミさんががががが、老けたw
     ティロフィナーレがどうなるのか気になるw

投稿 : 2024/04/20
♥ : 254

horo さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

他の魔法少女ものとは明らかに違う作品

魔法少女と言えば最近ではプリキュアが代表され、小さな女の子に夢と希望そして愛と正義を与える作品である。
ストーリーも毎週違った敵と戦い勝つだけの単純なものだ。

しかし、まどか☆マギカは全く異質の作品である。
通常の魔法少女ではやってはいけない様なストーリーを展開し、回を進めて見て行くうちに鬱な気持ちへと誘われるが、その続きを見ないではいられなくなる。
序盤、1・2話では、違和感を感じつつ一般の魔法少女的な雰囲気で見ていられるが、3話で一気にショックを受ける事になる。
このストーリーを見続けて行くためには、この3話のハードルを越える必要がある。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 37
ネタバレ

涼宮ハルカスキー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

まどマギと東日本大震災…こんな奇跡はいらないよ

今年もまた3.11がやってきます。
まずは、この大震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様にお見舞い申し上げます。

誠に不謹慎ですが、まどマギを語る上でこの震災を避けて通れません。ストーリークライマックス直前に襲った震災は、当時毎週視聴していた私に大きなショックを与えました。

- - - - - - - - - - - - - - - -
※本コメントは東日本大震災の記憶を風化させないためのものです。レビューではありません。

本作品は魔法少女というタイトルでありながら、{netabare}いつになってもヒロインは魔法少女になりません。勿論、視聴者は皆、ならない理由を理解しているし、彼女に同情もしています。
でも、いつか魔法少女になるんじゃないか、来週こそは魔法少女に… という期待を抱きながら毎週視聴していたのです。{/netabare}

で、やってきたのは第10話放映の当日、2011年3月11日。
この日も「今日こそは…」と思い、放送を楽しみに朝から過ごしていました。夜になれば本作品を観れることに疑いもしないで…

そして、午後2時46分… あの地震が起こりました。

幸いにして自分のところは直接的な被害はなかったものの、どうやら福島ではとんでもないことが起きているということが職場にも伝わってきて、その日の仕事は早めに終わりました。ただ、公共機関は止まっていたため、4~5時間歩いての帰宅です。

頑張って歩いている最中思ったことは、自宅にいる家族の安否よりも、「今夜のまどマギは中止になるんじゃないか」という心配事。ほんと不謹慎で申し訳ないです。

ところが自宅に戻り、TVなどで情報を仕入れると、これはマジでヤバイことが起きていることがようやく分かってきました。こりゃアニメ観てる場合じゃないよって。で、当然その日のまどマギは放送中止です。

翌日になると、福島原発が危機的状況になり、そのうち水蒸気爆発も起きて、TV越しですが命の危険を感じるようになってきました。そして計画停電が実施され、日常生活も不安だらけとなります。

発生当日に放送予定だった第10話については、その後ネット配信されたのですが、残りの2話については放送するのかも分からない状況となりました。

そんな時、地震発生前に出版されていたアニメディア3月号において虚淵玄氏がとんでもないことを答えていたことが明らかになります。
魔法少女にならないかと言われたらどうする?という質問に対して…
『一生、電気代をタダにしますと言われて、その引き換えに自分の裏庭に原子炉を置かれたらどうします?』
と答えていたのです。

この時ネットでは多くの人が、震災を予見していたかのような虚淵玄氏の発言に驚くと共に、この福島の状況ではもう本作品は観れないのではないか…と半分諦めてしまいました。

そんなことがあった1ヶ月後、まどマギの放映再開がアナウンスされます。深夜3時からTV未放映のラスト3話がオンエアされる、これには本当に驚きました。一時はもう諦めていた本作品が観れると!

普段だったらビデオに録って翌日に観るはずですが、この時ばかりは「いつまた余震が来るかもしれない… だとしたら、リアルタイムで観るしかないだろう」ということで、自分は深夜3時からの視聴に臨みました。

内容はご存知の通りです。震災1ヶ月後ですから、まだ体育館などの避難所にいる方も多かったはずの時期にあの内容ですので、かなりショックを受けました。

勿論、ストーリーも感動を呼ぶ終わり方で非常に素晴らしいものだったのですが、自分としては夜更かしで眠い中、強力な興奮剤をいきなり飲まされたようなハイテンション状態になってしまいました。

あの震災の混乱の中でTV放映された本作品、そして当時リアルタイムで視聴できた自分はまさに奇跡だと思います。今、Blu-rayで本作品を観てもこの奇跡を味わうことは出来ないでしょう。ですが、自分はもうこのような奇跡は欲しくありません…

投稿 : 2024/04/20
♥ : 22

90.9 6 鬱展開アニメランキング6位
進撃の巨人(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★★ 4.2 (6375)
28847人が棚に入れました
突如現れた多数の巨大生物「巨人」の侵攻により、人類は存亡の危機に瀕する。生き残った人間達は、三重に築かれた巨大な城壁内側に生活圏を確保することで、一時的な安全を得るに至った。 城壁による平和を得てから約100年後。城郭都市の外縁地区「ウォール・マリア」南端より突出したシガンシナ区にて、父・グリシャと母・カルラ、幼馴染のミカサと暮らす少年エレンは、親友アルミンと共に、幼い頃から「壁の外に出て世界を探検すること」を夢見ていた。 エレンが10歳を迎えた年、突如として現れた「超大型巨人」によりシガンシナ区の壁が破られ、多数の巨人が市街地に侵入する。

声優・キャラクター
梶裕貴、石川由依、井上麻里奈、谷山紀章、嶋村侑、小林ゆう、三上枝織、下野紘、逢坂良太、細谷佳正、橋詰知久、藤田咲、藤原啓治、神谷浩史、小野大輔、朴璐美
ネタバレ

にゃんぴ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

作画兵団達 お疲れ様~

原作未読、視聴中 
今期すげー注目されてる作品です、
人物の絵柄の線はちょっと太いなー、見慣れば大丈夫です。
第5話観終わった時はエェエェエェエェエェエェエェエェエェエェエ(゚Д゚ノ)ノエェエェエェエェエェエェエ
何だ、こんな予想外の展開...って思った
あとちょっと、専門用語が出てるね、補充します
奇行種
{netabare}通常の巨人には見られない、特異な行動を取る巨人の総称。劇中では目の前の障害物にかかわらず直進し続ける巨人や、視界内に人間がいても無視し、より遠くの場所にいる多くの人間を優先して襲おうとする巨人などが登場している。{/netabare}
この説明を見ると、
巨人の設定はずるすぎるだろ......
物語はものすごく素敵だと思いますー
このナレーションが印象的です!
{netabare}「その日、人類は思い出した、奴らに支配されていた恐怖を、鳥籠の中に囚われていた屈辱を......」{/netabare}

話が進んでいく、ワクワクしてたまらない...
{netabare}巨人と巨人{/netabare} 戦ってるシーンは十分迫力があるんだなー
{netabare}作画兵団、がんばれー!{/netabare}


作画兵団はがんばった!!
18話{netabare}女型巨人は調査兵団たちの虐殺のシーンはすごく迫力があるんだ!{/netabare}
作画兵団は称賛すべき!


作画兵団達 お疲れ様~
最終話、最後のシーンはビックリした......

投稿 : 2024/04/20
♥ : 173
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

アンチ巨人

この作品、あらすじ大部書き過ぎてて序盤ネタバレしてしまってますね。
事前知識を入れないで楽しみたいタイプなのでもう少し控えめにしてほしいです。

ストーリーは衝撃的で刺激のある作品が手薄な今期では貴重なテイストを味わえそうです。
パニック映画でもある程度対抗策があったり、脱出の手段があるので、
ここまでの力の差や絶望感がある作品は珍しく新鮮です。

注:【考察・予想】というのが時折出ますが、原作を知らない状態で書き込んでいます。
ネタバレとは異なりますが先入観を持ちたくない方はスルーしてください。

※1、2話感想{netabare}
百年もの間の平和によって危機意識が薄れてしまった様です。
鳥かごの様な生活に順応したため
壁の改良や対抗兵器、巨人の生態観察に否定的であったようです。
せめて一匹くらい捕らえて観察して欲しかった…。
危機感を持っていれば結果が変わったかもしれません。
油断が招いた悲惨な結果とも思えます。
現代人の生活にも言える事かも知れませんが。

それにしても巨人の正体なんなのでしょうかね?
【巨人について考察】{netabare}
野蛮で本能のまま動き知能的には低そうです。
会話もしていません。服もないので夜寒くないですかね。
人間や動物を繁殖させてから食べる事も考えていないですね。
服や装備ごと食べたら食感悪そうだけど気にしないのかな?
猿でもバナナ皮ごとは食べないと思うんですが…。

あの図体だと相当カロリー摂取しないと生きていけないでしょうから、
外でどういう生活をしていたのか疑問が湧きます。
百年放って置いたら自然と自滅しても良さそうなんですけど。
もしかして他にもコロニーがあって食べ頃になったら襲ってるのかな?
…待てる程の知能はないかな。

超大巨人や体当り巨人は機械兵器の様に感じました。
(超大は現れ方が転送っぽく感じましたし。)
こいつが居たら内側の壁の意味もなさそうですがとりあえずは襲ってこない様です。
巨人自体もバイオモンスターや機械兵器なのかも知れません。
(総合するとこの線が有力かなと思っています)
どこかに優れた文明があって、巨人達を飼って(操って)いて人の群に放ち
様子を伺っているのかも知れませんね、虫かごを覗くように。{/netabare}
こいつらの正体や目的も回が進めば判って来ると思うので楽しみの一つです。
(全く謎のままのパターンもあり得るけど(^_^;))

絶望的な力の差のある相手に逃げ場のない人間がどう戦っていくのか、
大きな憎しみを持ったエレンが今後どうやって巨人に復讐していくのか気になる所です。
「注射」と「鍵」は今後絡んできそうですね。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
それぞれの戦う動機や信念の確認とイモ女の回。
皆それぞれ思うところがあり人間味を感じられました。
いも女は面白可愛いです。
みんな生き残ってくれるといいのですが…。
エレンは取りあえず合格出来て良かったね。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
訓練が終わりみんな成長して強くなってますね。
立体機動のアクションはなかなかカッコいいです。
アニメならではのスピード感があるしアングルも面白いです。
訓練ではうなじに斬撃与えてましたが、ここが弱点なんですかね?

みんなの卒業と共に大巨人が現れていよいよ対決。
いきなり背後にあんなの現れたら腰抜かしそう。
やっぱり相手は強そうだけど、反撃の狼煙を上げて欲しいです。

【巨人と戦術を考察】{netabare}
何度見ても超大巨人の現れ方は転送っぽいです。
やはり普通の生物では無い気がします。
タイミングも偶然とは思えないので、こちらを監視した上で襲わせている様に思います。

訓練の様子を見るとどうやら、
うなじ辺りが弱くここに斬撃を加えるというのが退治方法になっているようです。
神経か回路が集まってるのでしょうかね。
矢や銃撃ではなく斬撃に拘っていそうなので断ち切るという所がミソな気がします。
次回対戦が見られそうなのでもう少し観察したいですね。

<戦い方>
立体機動にケチを付けては折角の世界観否定になってしまい
ツッコんではいけない部分なのは承知していますが余興として書きます。

まず操作の難しさや射出した杭の先が上手く引っかかるものなの?
という点が疑問です。
操作はトランポリンの選手とかでも空中姿勢制御出来そうもありません。
ワイヤーが絡まるのがオチでしょう。
飛んだとして着地の衝撃がキツそうです。
それに平地では全く使いようがないので調査兵団が苦戦するのは当然です。
有用に使うとすれば、ワイヤーを巻き取る機能を利用して
直接首周辺に杭を打ち込んで巻き取りながら接近し
斬撃を決める様な使い方になるんじゃないでしょうか。

拳銃と大砲がある世界なのでこちらを改良したり訓練する方が現実的かと思います。
(火薬がそんなに無いのかもしれませんが。)
命中精度がいくらかある大口径ライフルが出来れば良いんですけどね。

斬撃に拘るなら立体機動だけでなく
ブーメランや大型手裏剣、手投げ斧なんかも行けそうな気がします。
ブービートラップで足止めや転ばせるのと絡めたいです。
投網も出来れば動きを妨げ人が登り易くはなると思います。

それと兵士は猛毒を携帯してはどうでしょうか?
喰われても自身が毒のカプセルになれば無駄死にしないで済みます。

壁なんですがもう少し城郭建築を取り入れた形にならなかったんですかね?
お城みたいに攻められても相手が密集する作りにして命中率上げて
首の高さに狭間を作ってそこから銃や大砲やらを撃てるようにした方が戦える気がします。
高い壁の上に大砲があってもなかなか下にいる者には当たらないと思います。
遠くから数をなして攻め込まれたり大巨人用ならまぁ納得しますけど。
高さもあるので壁沿いでうろうろしている
巨人に上から落石させる方が効果は高いと思います。
後は壁の下部に人が通れる位の非常口があっても良いかな。
強度に影響しない程度に数カ所にあればヒットアンドウェイで戦えます。
{/netabare}{/netabare}

※5話感想{netabare}
巨人の強さが圧倒的過ぎて勝利などほど遠い事が分かってしまいました。
体に似合わず動きも俊敏で立体機動にもついて来れるのではかなわないです。
もう、地下掘って逃げ暮らす位しかないかも…。

喰われるという描写はより恐怖を引き立てます。今回も怖くて痛々しかった。
そして仲間が喰われていく絶望の中エレンまでその餌食に。
次回どうなるのかすごく気になるのですが、
やはりあらすじを読んでしまったことが悔やまれます。

【巨人考察】 {netabare}
今回の授業シーンを中心にいろいろ分かってきました。
やはり「生物ではない」という線が濃厚です。
人間以外の環境には優しいエコ兵器っぽいです。
宇宙か海か別の大陸か高度な文明が関わっていそうです。
殺戮時に「食べる」という行動を取っているので、
人類の行動や容姿を模倣しているのでしょうね。
消化器官とかはどうなっているのだろうか不思議です。

首後部を切り落とせば良い様なのできっとそこには核となる物があると思われますが
大きさや力だけでなく再生能力やあれだけ俊敏な所を見せられちゃうと
戦術を練っても勝てる気がしないですね。
どうしたら抗えるのだろうか?

超巨人には知性もある様なので寧ろこちらが本体か
誰かしら操縦しているのだろうという気はします。

早々に人類を戦滅できるのにそれをしないので、
試しているのか遊んでいるのか…目的が気になります。
{/netabare}{/netabare}

※6話感想{netabare}
凄惨な一話でした。怖いけど目が離せなくなりました。
好きだった人や友達が無惨に殺される地獄の状況では自分を保てないでしょうね。
アルミンやクリスタの行動が恐怖を引き立ててくれました。

ミカサは巨人の動きについていける逸材なのは人類にとって良い知らせかも知れません。
これが今話唯一の救いかな。

ミカサの過去はまた凄惨でした。
両親を殺されまた殺しをしてしまうという最悪の出来事。
唯一の拠り所のエレンも食べられてしまった今、彼女も地獄を感じるかも知れません。
次回も目が離せなくなりそうです。

【巨人考察】{netabare}
首の後ろ斬られたら丸焦げになってました。
普段高熱なのでこの部分が冷却の役割を果たしている気がします。{/netabare}
{/netabare}

※7話感想{netabare}
立体機動ってガスで動いてたのですね。
圧縮の技術は随分進んでいるみたいです。

ミカサはこの世を弱肉強食な世界だと心底認めていてその中で精一杯戦って
来れたので死を覚悟したとき「いい人生だった」と言う言葉に繋がったんでしょう。
なんとも辛い言葉で考え方ですけど…。

しかし言葉とは裏腹に体が動き生きる事を諦めていませんでした。
エレンが心の中で生き続けミカサを動かしてくれたのだと思います。
絆の深さを感じます。

巨人を倒す巨人が現れ今後の展開がますます気になります。

【巨人考察】{netabare}
巨人を倒す巨人は鍛えた兵士の容貌や動作でした。
各個体でモデルになっている人がいて、
その人間の生きる行動原理(普通の人は『食べる』)が反映されるのでしょうかね?
人をある程度殺すと殺した人の影響を受けた個体が生まれ
繁殖するシステムなんですかね?
うーむ。本当にまだまだ謎だらけです。
{/netabare}
{/netabare}

※8話感想{netabare}
取り残された隊員達の本部への突入は成功。
犠牲は出ましたがやっと作戦として成功する場面が観られました。
ガスを補充し、巨人を倒す巨人のお陰もあり退却出来て
ほんの少し良いニュースになりそうです。

…っと、思っていたら巨人の中からエレンが復活する大ニュースが飛び込んできました。
手足復活してますし、どういう事だかまだ分かりません。
薬や鍵が関係しているのですかね?
来週以降も早く観たいです。

しかし今後で少し心配なのはエレンがウルトラマンのようになってしまうパターン。
巨人が現れた→エレン変身→再生能力(カラータイマー)が切れるまで戦う
…みたいになると大味になるのでやめて欲しいです。
もしミカサ達まで巨大化したりしたら作品壊れるかも知れません。
あくまでも人間対巨人として描いてくれることを期待しています。

それと15m級とか3m級とか○○級って呼称すると、
なんとなくトータルイクリプス思い出します。
力任せに接近してきて喰い殺す行動パターンも被ります。

【巨人考察】{netabare}
巨人は大きさだけでなく能力的にも個体差がある様に感じます。
エレンのチームを襲った巨人の素早い運動能力が全個体にあるわけでは無さそうです。
「奇行種だ!(漢字合ってますよね)」とか叫んでたのでやはり特別な個体なのでしょう。
…まぁそうはいってもどの巨人もイメージより結構素早いですけどね。(^_^;)

巨人を倒す巨人の中からエレンが出てきました。
エレン自体は意識が無かったみたいですが、
その行動にはエレンの思いが反映されていた様なので、
巨人にモデルがいてその人の潜在意識や行動原理が影響している線は遠くない様に思います。
絶命せず飲み込まれれば巨人として復活している可能性もほんの少しあるのかな?
ただエレン以外に巨人から人が出てきて居ないので良く分からないですね。
(弱点斬った時に人が入ってたら気付くでしょうしね)

薬の影響があったのでしょうか?
薬の影響だとすると調合した者、喰われた時の巨人への対策を知る者が居るわけで、
巨人自体、元々人が作り出してしまったモノの可能性が出てきます。
再生とかバイオ技術、中世ファンタジーぽく言うと錬金術はもの凄く進んでいた世界なのかも。
ただ、超大巨人のモデルは壁を壊すことを生き甲斐、行動原理としていた大物だ。
…と言っても説明に無理がありますね。 アレには一体に複数人が影響してるのかな。

それともエレンは人ではないのかも知れません。
実は捨て子で向こうの文明(?)の子供だったとか。
あの鍵で入れる部屋には何があったんでしょうか? 
少しエレンやエレンの親父さんの素性も気になっています。
{/netabare}
{/netabare}

※9話感想{netabare}
才覚のある人も居るようで局地的には駆逐できたりしてるようですが
まだ絶望的な差があるようですね。

脅威になる可能性のあるエレンですが、巨人を駆逐する可能性もあるので、
人情を抜きにしてもこの時点で殺してしまう判断は早い気がします。
巨人を駆逐していた報告が弱かったのですかね?
絶望的な現状と比べればエレンに賭けるのも悪くないと思いますが…。
問いかけも意味なく「人間だ」と言っても「巨人だ」と言っても
結局は殺すと言う判断でしょうしね。

「薬」は記憶に影響しているだけで巨人になったのはエレン自身に要因がありそうです。
地下室やエレンの記憶の隙間には何が隠れているのでしょうかね?
{/netabare}

※10話感想{netabare}
アルミンの魂の籠もるいい演説で思わずこちらも力が入りました。
この三人は互いの信頼も深くバランスの取れた良いトリオですね。
今後も三人で難局を切り抜けていって欲しいです。

【巨人考察】{netabare}
エレンが変身する巨人は願望や意志が反映された形になるようです。
巨人はエレンを襲いますがその容姿ではなく、
この意志を感じ取って人と同様に攻撃対象としている様に思います。
アルミンが茫然自失の時襲われなかったのも偶然ではないかも知れません。
「動物や巨人」と「人」との区別はその辺りで付けているのではないでしょうか。
{/netabare}
{/netabare}

※11話感想{netabare}
嫌でも怖くても守りたい者を守るには使命感を持って立ち向かうしか無い時があります。
現代のサラリーマンにも当てはまりそう。頑張れ人間、頑張れお父さん。

エレンには不確定要素が大きいですが巨人との圧倒的な差を考えれば、
掛ける価値はあります。
何とか上手く行って欲しいのですが…って、あらら、エレン暴走気味!?
また次週が気になります。

【巨人考察】{netabare}
人類同士が争ったりせず一枚岩になる為に共通の敵として
「巨人」の存在があるという可能性もある訳なんですが、
その存在を望んだり作り出してもほぼ意味がないです。
現状の様に人類が淘汰されるか、
駆逐してまた元の人間世界に戻るかしかないですからね。
作ったとしたら人類の終焉が見えて切羽詰まっていたのでしょうけど、愚かしいです。
なんにしろ結局は人間同士で秩序を構築していかないと未来はないです。
{/netabare}
{/netabare}

※12話感想{netabare}
意識を保てないのでエレン巨人は作戦向きでないですね…。
再生もしていないのは疲労だけなのでしょうかね?
まぁ今回は基本寝っぱなしでこちらに関してはあまり観るべき所が無かったかな。

逃げるだけでも二割も減るって、厳しい設定の上を行く厳しさです。
ちょっと過剰かなとも思います。
その分エレンの価値は高まりましたがエレン一本頼りになるのはちょっと…。
人間対巨人として物語を観たいので複雑な気持ちもあります。

アルミンは勇気ある行動でエレンを叩き起こしたので次回エレン行動に期待しています。
{/netabare}

※13話感想{netabare}
前回その意志を保てなかったエレンですが、
アルミンの勇気ある行動により自分を保ち巨人の体をコントロールして作戦は成功しました。
ただし死傷者や損害も多すぎて諸手で喜べないですが領地奪還は嬉しいニュース。

エレンは次回も巨人になった自分をコントロールできるのか?
そもそも何度も変身できるのか?
兵団の戦力や士気はこの先も保てるのか?
等々、課題はありますが領地奪還に向けてがんばって欲しいです。
望み通り調査兵団に編入されたエレンの活躍に期待します。

【巨人考察】{netabare}
今回エレンはその意志を持って穴を塞ぎましたが、
壁を壊した巨人にも壁を壊すという意志があった様に思えます。
巨人側にも人を憎み駆逐してやると思っていたり、
壁を壊してやると強く思うエレンの様な存在がいるのかもしれません。

また今回食べた物を吐き戻していた事が分かり、
5話の考察で書いた消化器官への疑問は「ない」という事が判明。
ただ、もし丸飲みされたら腹斬って脱出!…は出来ないですよね。
中の圧力には勝てないだろうし窒息しちゃうでしょうし。
{/netabare}
{/netabare}

※13.5話は総集編
1クールが終わり折り返し地点ですがエレンの家の地下室
鍵で開けた扉の先には何があるのか予想してみます。
【地下室考察】{netabare}
①トンネル・転送装置
 私の推測の本命は「巨人は高度な異文明のバイオ兵器」なので(1,2話感想参照)
あちらの文明に繋がる道があるのではないかな?という推測です。
エレンの父はあちらの文明出身ながら壁の中の人を救うために飛び出して来た者か
あちらの監視官だと読んでいます。この辺りは全然情報がないのでカンに近いですけど。
エレンもきっとあちらの人間なのではないかな?と思っています。

②実験施設
 これは巨人とは人間が創り出してしまった者(物)という仮定から。
創るに至った資料や薬品などの痕跡が地下室にあるのかも。

③地下基地
 地下は巨人を繰り出す管理基地になっているというもの。
牧場の管理小屋みたいなもの。
壁内の人間の様子を見つつ牧羊犬を放つが如く巨人を放っているのでは?
エレンの父はそこの関係者かな。

④コレクション
 エレン父が必死に集めた命より大切なフイギュアのコレクションが眠っている。
人類が滅びようとも魔女っ子○○たんは残さねば!!

⑤その他
 皆さんで考えて楽しんでみてくださいませ。
{/netabare}

※14話感想{netabare}
OP、EDも変わって新たにスタートしました。
裁判を経て調査兵団入りが決定。
前回と結局同じくリヴァイにとりあえず預けるという結論ですが
わざわざ裁判を見せた事の意義が出てくるのですかね?
物語を深める意味があるなら文句はないのですが時間稼ぎな感じも…。
ただ気になったのは壁の存在が神聖と捉える人がいる点。
この壁って元々人間が作ったものではないのかも?
って少し思っていたのでその可能性が少し上がったように感じています。

ともかく次回から怖い怖いリヴァイと共に巨人への反撃が始まるのでしょうか?
エレンは人の姿のままでも再生能力が高いようですが
最初の巨人化以降なんでしょうか?子供の頃も治り早かったんですかね?
いつからなのかちょっと気になってしまいました。
{/netabare}

※15話感想{netabare}
調査兵団は変人の巣窟でした。
何処かイカレている位でないと長く持たないのかも知れません。
ハンジはその中でも抜けた存在の様ですが
敵を知るのは重要ですしその探求心は必要な事だと思います。
逆にもっと研究者が居ても良い様に思います。

エルヴィン団長も何か策を隠している様です。
巨人の献体を殺させたのは彼の策でしょうか?
何を見ているのか気になります。

【巨人考察】{netabare}
今回は日の光が活動に影響している事、痛覚がある事、
見た目と実際に差異がある事などが判明。
謎がまた深まっています。

光合成してるんですかね?
ミドリムシみたいな単細胞生物までは行かないけど、細胞は少なく分裂が早いのかな。
{/netabare}
{/netabare}

※16話感想{netabare}
それぞれが自らの意志で兵団に志願。
まず命を落とすのが分かりながら調査兵団を選択した者達の勇気に拍手。
そして遂に戦いの扉が開かれました。
団長が何を考えているのかも気になるところで次回が待ち遠しいです。
{/netabare}

※17話感想{netabare}
やはりこのアニメの醍醐味は圧倒的な差の中での人対巨人の戦い。
後半(2クール目)に入りちょっと長く感じていましたが今回は短く感じました。

女っぽい韋駄天巨人が登場。実写なら谷口真里を使いたい所です。
どうやらエレンを探している様子。
知能もあり、うなじを斬り開いたら人が出てきそうな感じでした。
何故探しているのか気になります。仲間なのかな?

ちょっと都合よく主要キャラが生き残ってる気もしますが楽しめました。
一部壊滅してしまいましたが意味のある行軍になるのか次回も楽しみです。
{/netabare}

※18話感想{netabare}
なんだろうこの作戦。
エルヴィン団長の思惑通りに事が運んでいる気もするけど部下に教えず多くの犠牲も出ていて…
そこまでの価値が有るのだろうけど納得行くものなのかな?
女型を森におびき寄せエレンと会わせ様としているのでしょうか?
あの森に意味はあるのかな?これから行われる事の目撃者を少なくするためなのか?
この先どういう事が起こるのか興味津々です。

それにしても女型強いですね。
不謹慎ながらエレンに辿り着く様に少し応援しちゃってる所もあります。

しかし毎回、復習が長いです。もう1、2話分作れるレベルでは?
なんとなく収集できず中途半端な終わりの予感もしてきました。
2期が有るならそれもいいのですが考察もしてきた作品が
投げっぱなしになると寂しいです…。あと6話程でどうなるのかな?

不満ついでにもう一点。
兵士も貴重貴重と描かれつつもどうも湧いて出てきている感が否めません。
毎回3割も減る兵団が存続している時点で数合わせを考えてはいけないのだろうけど
絶望感を増すために矛盾を感じます。
12話感想にも書きましたが、もうちょっとバランスを考えた設定にならなかったのかな?
{/netabare}

※19話感想{netabare}
この作戦は生け捕りが目的だった様です。
今回使われたワイヤーランチャーってかなり有効な気がします。
生け捕り用だけでなくもっと実戦配備して駆逐にも使えばいいのに。

調査兵団は思ってた以上に情報収集・分析力があるみたい。
内密な作戦だったという事は報告などはしていない情報って事かな。
エレンを見れば中に人が居るかもという予想は出来ても、
追いかけて来るという予想はどうやって出来たのだろうか?
団長は何を何処まで知っているのかに注目ですね。

エレンが変身するには「自傷」だけでなく「目的」も鍵でした。
って事は女型の中の人はエレンを見つけるのが目的だったって事かな?
次回どんな人が出てくるのでしょうか?上手く出せると良いのですが…。
{/netabare}

※20話感想{netabare}
やっと中の人が見られるのかと思ったら
逃げられた上に襲われてまたエレンがピンチのようです。
ピンチの後にチャンスあり、チャンスの後にピンチありな展開で面白くはありますが
あれだけ用意周到で正体まで予期しておきながら詰めが甘くモタモタして残念です。
結局犠牲が無駄になってしまいました。
リアルに考えると団長への責任問題は免れないでしょうね。
相手が襲って来てくれたのでまだ捕獲の目はありますがとても残念です。

【巨人考察】{netabare}
巨人側にも何者かは不明ですが人類の影が見えてきました。
調査兵団に紛れていたり埋伏している可能性が高いのですが
時期的な事も考えるとエレンの同期かも知れません。
女型は容姿的にアニっぽい気がしますが…そんなに単純ではないかな?

今まで急に現れて転送の様に見えた
超大巨人や鎧の巨人もエレンの様な変身だった可能性が高まりました。{/netabare}
{/netabare}

※21話感想{netabare}
分かってはいましたがやはり絶望が待っていました。
人類が戦術技術連携をいかに磨いても抗えない事が本当に確定。
結局エレンの巨人の力が頼りになりそうです。
今回喰われてしまいましたが人外ですし前回同様なんとかなる…かな?
あくまでも人VS巨人が観たかったのですが、
今後は巨人VS巨人にシフトして行きそうな予感がします。
格闘技的にはマウントとっておきながら
大振りすぎてパンチ外す技術の低さが気になってしまいました。
{/netabare}

※22話感想{netabare}
エレンは無事救出できました。
喰われては居たけれど二回目だし心配はしてなかったですけどね。
結局成果も無く敗走…死者には構う余裕のない無慈悲な敗走でした。
20話でも書いた通り団長らは責任をとるようです。
犠牲も大きく結果が出ていないので仕方ないでしょうね…。
これからも気になりますが、これはもう2クールでは終わりそうもないです。(^_^;)
{/netabare}

※23話感想{netabare}
やっぱりか。予想通り女型の巨人はアニでした。
容姿とか雰囲気とか出てましたからね。
ついでに捕獲した巨人も葬って居たようです。
視聴者が疑ってた点は調査兵団も疑っていたみたいです。
でもアニは人のあるべき姿を真っ直ぐに観察していた感じがするので
単純に巨人=敵って感じでもなく色々と含みがありそうです。

また人類が追いつめられている中でも憲兵団の腐り具合を見ると憤りも感じます。
こんなのばかりでは人として生きている価値も下がってしまいます。
人類が窮地を招いているのは日頃の行いというのももありそうです。
{/netabare}

※24話感想{netabare}
「何やってるの?」エレンの役立たずっぷりにハラハラさせられてしまいました。
作品の意図にまんまとハマってるなーっと分かっていても引き込まれてしまいます。
やはり魅力的な作品です。
早くも次回が最終話アニ捕獲は叶うでしょうか?
そして続きも気になりますし、いずれ続編も観られると早くも期待しています。
{/netabare}

※25話感想{netabare}
最後は力の入る巨人同士の戦い。
エレンの執念とミカサのフォーローにより技術に勝るアニに勝利。
捕獲できそうだったのに硬化してしまい何も聞き出せそうになく残念な結果に。
街中で暴れた事により被害も甚大…この作戦自体賛否あるよねそれは。
正解は分からないけど巨人相手だと最善の先を行かなければ
延命はあっても勝利はないですからね。
それをわきまえているエルヴィン団長はブレずに貫いています。

そして残念ながらここで一旦終了。
多くの謎が残ったままなので何れ2期があると思います。
これで無かったら怒ります。
{/netabare}

【総評】
中途半端に終わりましたのでストーリー評価は-1.0にしてあります。

圧倒的な絶望感と格好いいアクション&スピード感を味わえました。
ストーリーも先が見えず、絶望の中足掻く人間模様をあぶり出し
巨人とは何なのか?という大きな謎にも満ちていてかなり興味を惹きつけてくれました。
テンポも概ね良かったのですが中盤にダレてしまったのは勿体無かったです。
続きはきっとあると思いますが巨人対人間という事を忘れずに描き切って欲しいですね。

作画は静止画が気になりましたがDVDだと直っているのかな?

音楽も気分を高揚させてくれるOPで熱くなります。

まだストーリーの途中なのでお勧めって訳にも行きませんが、
2期が決定すればその前にぜひ観ましょう!
残酷なのが苦手でなければ楽しめます。条件付きでお勧めいたします。

<雑記>
他のレビュアーさんの実写化配役という遊びが面白いので真似てみます。
(お許しは得てます。ありがとう。)
{netabare}
年齢とか気にすると新人ばかりになるので気にしてません。
()内は洋画。超有名どころのみで遊んでみます。
エレン 小栗旬 (トムクルーズ)
ミカサ 黒木メイサ (アンジェリーナジョリー)
アルミン 成宮寛貴 (ダニエルラドクリフ)
ジャン 桐谷健太 (マットデイモン)
コニー 中尾明慶 (ブールースウィリス)
教官 今井雅之 (エドハリス)
ハンネス 伊原剛志 (ニコラスケイジ)
巨人A演技派枠 大地康雄 (ロバートデニーロ)
巨人B特別出演枠 ジャイアント白田 (ジャイアントシルバ){/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 86

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

衝撃の巨人

原作を読んでから再度視聴してみました。

人類の天敵、「巨人」が現れてから100年。
生き残った人類は、巨大な「壁」の中で泡沫の平和を実現させる。
しかし、突如とてつもなく巨大な巨人が現れ、壁を破壊し、平和はもろくも崩れ去る。
大パニックになる壁の中に、主人公エレンの姿があった。


話題をかっさらい、アニメを見ない一般層へも露出した作品。

原作再現度が高いです。
オリジナルシーンもありますが、大筋の流れはセリフを含め原作のままでした。

圧倒的迫力、スピード感、演技、演出、作画力、効果的な音楽の使い方。
アニメーション・エンターテインメントとしての質は文句なしです。
立体機動というスパイダーマンさながらの動きがあるのですが、作画が特にやばいです。
かっこいいっすなー。
空中を縦横無尽に駆け回る姿は、カメラワークと相まって、度肝を抜かれました。

また、何が起こってもおかしくない理不尽な展開が多い本作。
人を興奮させることに関しては一級品だと思います。
「選択の結果はだれにもわからない」というのが、コンセプトになっているだけのことはあります。


初期こそパニックモノのような悲壮感が物語全体を支配しています。
しかし、中盤あたりからは少年漫画的な熱さも増えてきます。
少し雰囲気が変わりますが、安易に主人公最強! という道に走っていないのがいいですね。
キャラクターの特性を生かし、役割分担がしっかりされています。

通常のバトルアニメの枠組みにとらわれず、群衆や社会と言った概念を取り入れているのも特徴的。
個対個ではなく、群対群の構図が多いです。

ただ、そのせいか登場人物がかなり多め。
さらに、ほとんどのキャラにフルネームが設定されているため、誰が誰かわからなくなりがちです。
初見では「このキャラが重要」「このキャラはモブ」という見分けが付きません。
死亡退場が多く、一部主要キャラクターを除き、感情移入している暇がないのも残念なところ。
一部のキャラはほんっと魅力的なんですけどね。


物語の根幹部分はよく考えられています。
原作を読んで感心したのですが、日常の何気ない1シーンにも大事な伏線が隠れているんですよね。
アニメでもカットされることなく、しっかりと盛り込んであります。
OPやEDも今後の展開を含め、ネタバレが満載です。

それに比べると、枝葉末節は粗めです。
どこかで見たような表現、展開も目立ちます。
といっても、ストーリー以外の見どころが多い作品です。
細かい不満は巨人に踏みつぶされます。


私としては、謎が明らかになる瞬間が快感なんですよね。
それがしっくりくるかどうかはともかく、「ほーなるほどー、そうだったのかー。次は次は?」となります。
きっと世界観に惹かれているんでしょうね。

ただし、アニメは中途半端なところで終わっているので、伏線は一部しか回収されません。
もやもやすることも多いと思います。
まあ、2期は確実だと思いますので、原作のストックが貯まるまでおとなしく待ちましょう。。
作者も、変な引き延ばしをせず、謎をきっちり明らかにするとの旨を明言していますので、ある程度安心できます。


私は結局3周ほどしましたが、見るのがほとんど苦になりませんでした。
一部のお涙頂戴シーンはうさんくさくて流しましたが、その他のシーンはギャグを含め、出来がすばらしい。


本作は、

・高い再現率
・謎に包まれたストーリー
・映画真っ青のアニメーション
・視聴者を飲み込む雰囲気作り
・強いインパクト

と、魅力がいっぱい。
支持率が高いのは納得ですし、アニメ化は大成功だったと思います。

2期も1期以上のクオリティで作られることを期待しています。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 134

80.9 7 鬱展開アニメランキング7位
School Days-スクールデイズ(TVアニメ動画)

2007年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (3070)
14067人が棚に入れました
伊藤誠(いとう まこと)は、以前から登校時に時々同じ電車になる隣のクラスの桂言葉(かつら ことのは)の事を気に掛けていた。
「好きな人の写真をケイタイの待受け画面にして、3週間誰にも見られなければ思いが成就する。」
ばかばかしいと思いながらも、誠は学園に伝わるおまじないを実行するが、わずか1日で隣の席の西園寺世界(さいおんじ せかい)に見つかってしまう。そのお詫びという名目で、世界が言葉と誠の間を取り持つことに…。
その日から誠の退屈だった日常が大きく動き始める。

声優・キャラクター
平川大輔、岡嶋妙、河原木志穂、井本恵子、永見はるか、田中涼子、たかはし智秋、亜城めぐ、松本ヨシロウ

セメント さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

中に誰もいませんよ

アニメ界に語り継がれる歴史的傑作であることには疑いようもない
見事なハートフルボッコアニメですが、まぁそれでもたまにはこういうのも補充しときたいものです
「school days」なんていかにも平和そうな日常アニメがタイトルから連想されるじゃないですか
ところがまぁこのように満場一致で認定されてる通り、グロ鬱アニメとして名を知らしめているわけですよね
我々が愛してやまない二次元の世界が、必ずしも極楽浄土ではないとする、
今作は見せしめのようなものになってるような感じがします


ストーリー的には興味深い話だったと思います
各話の繋ぎはところどころおかしかったけど、全体的にまとまってて良し
まぁいきなりHシーンにいくのはどうにかしてほしかった
ねーよwって話が多いですが、最終回の演出とか屈指です

さて誠○ね、まぁでも誠は。思ってた以上にはひどくなかったかな?
流されるままのダメなやつではあったけど、以前から誠についての評価は聞いてたから、最初から底辺に予想していた分映えてたのかも知れない
まぁ原作ではプレイヤーの意思に逆らうなんていうネ申っぷりを披露しているようで、アニメ本編でも確かに大変な奴だった
悲しみ~の~向こう~へと~ 辿り~着けるなら~

声優、主役は、ご存じ平川大輔
このお方、大人っぽい役の時はすさまじくかっこいいのですが、ヘタレ役はあんま合いませんね
言葉様の岡島妙はあってました、ぴったり
ヤンデレってのは、行き過ぎてはいますが、この根本には愛情があるんですよね
好きな相手の事は何でも分かっているんだって、自分だけを見ていて欲しいんだって、そういうのが他の人よりちょっと強いってだけですよ
まぁ主人公があんなだから、ヤンデレ症状を悪化させていくことになる言葉様ですが
その辺この声優さんは分かってらっしゃいますね
愛情がそのまま台詞になったような喋り方を見事に演技なさっていて、私も最後の最後まで、言葉様を病んでて恐ろしいとは思えず、むしろ好意的に印象さえ与えてくれてます
これこそ極意なんですよ、ヤンデレの猟奇的な言動は、相手を攻め立てるためのものじゃなくて、相手への愛念あっての代物なんです
岡島妙さんの芝居は、私の中でのヤンデレ娘の理想ですね

キャラデザがまったくもってふつくしい
ゲームの原画と同じごとうじゅんじ氏が担当しています
あのキャラデザで動かすのは結構難しかったと思うけど
手抜きなく丁寧に作れていました

さて、音楽です、OP「イノセント・ブルー/DeviceHigh」
サビの盛り上がりが終わって、コーダって言うんですかね、”いつの日か 飛び立って行け 私の青い天使よ”ってところがまた良いですね
何にしろ完全なOP詐欺ですが
EDはなんと毎回変わるんです!ってまぁ最近じゃあんまり珍しくはないですね・・・
どれも良い曲ばかりです
栗林みな実さんとか、橋本みゆきさんとか、いとうかなこさんとか、yozuca*さんとか、CooRieさんとか、YURIAさんとか、歌っている人もかなり豪華です

京都で起きた事件を受けこの作品と同時期に放送していたひぐらし解が、局側の自主規制という形で放送中止になり波紋を広げました
放送局の規制基準の変動や事件の因果関係を巡るマスゴミの偏向報道など当時論争が絶えなかった事柄はままありますが
今作といえばやはり、”nice boat.事件”
アニメは見てなくてもこの出来事は知っているという人はかなり多いと思います
盛り上がりも最高潮のアニメ最終回、最速放送のtvkが放送日前日に起きた事件を受け告知なしで急遽放送中止、心清まれる壮観なフィラーを30分間見せつけられるという異例の事態に
またその際海外の掲示板に貼られたキャプチャに対する”nice boat.”という書き込みが元となりアニメ共々爆発的流行を見せたわけですが
思い返してもやっぱあれはシュールでしたね、え?なにこれ?とクエスチョンマークしか浮かびませんでした
今ではすっかり昇華し伝説となった珍事ですね


てな具合に話題性もあり、話の方も軸がしっかりしていた点で好評価です
そして、桂言葉という、ヤンデレキャラの代表格を生んだ「school days」
ヤンデレ好きには恐悦至極・・・?

投稿 : 2024/04/20
♥ : 42

Fizzfizz さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

衝撃 の一言

完全に名前に騙された。
School Daysと言うタイトルから学園ラブストーリーを想像していたが、回を重ねるごとに 
? ?? ??? ????
と疑問符が増え続け最後はご存知のエンディング
観終わったあとはしばらく放心状態になった。

内容としては、面白いか面白くないかで言えば面白かった。
もちろんかなり人を選ぶ内容だが、次回の展開が気になると言う意味ではかなり楽しめたと思う。
それに、性格や行いが良いか悪いかは別としてそれぞれのキャラクターはかなり立っていると思ったし、上に述べたように話もドキドキさせる展開がたくさんあった。
観て後悔しない人だけ観ることをお勧めする

投稿 : 2024/04/20
♥ : 17
ネタバレ

ドラれもん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

(。・_・。) ( ゚ω゚) (゚ロ゚;)(゚q゚)

2014.8.13 初投稿 
2014.8.16 追記 (誤字があったので修正したのと一部訂正しました)

☆未視聴の方へ

この作品が恋愛物なので

今まである程度の恋愛物(アニメ・漫画・小説・ドラマ等)を色々楽しまれた方なら
一度は見てみてもいいんじゃないかな~って 僕は思うのですが・・・

自分のお気に入りの棚にも入れている「君に届け」のような純愛をテーマにしたような
作品が特に好みのピュアな方や僕のようにアニメの影響を受けやすい方
今、恋愛を楽しんでいる学生さん等には簡単にオススメしてはいけない作品・・なのかも知れないなって僕は感じています

☆内容に触れずに簡単に感想を書いてみます

ストーリーも複雑な事はなく始めから大変見やすく思います
全12話の中に必要のなかった回などは特に見当たらず
中盤辺りは凄く物語に引き込まれていました

特に感心したのは、たったの12話の中に内容が凄く濃密な話なのに
きっちり収まっていた事 シナリオの完成度が驚くほど高い事
よく聞くエロゲーのような物語にはなっていない事
(僕エロいけどエロゲーはやった事ないんで友達から聞いた情報です)

最後まで視聴してみて僕の記憶からは消える事のない
そんな作品だったと思います
(視聴済みの方には分かってもらえると思いますが 一度見たらまず忘れる事はないですよね^^)

僕はストーリーやキャラクターの心境の変化
視聴者への見せ方(見ている人に想像させる)が特に面白くてこれは良い作品だなと思いました

劇中歌も良かったです
歌詞と物語がリンクした時や曲の入り方 僕の知ってる歌手が歌ってた時にはビックリしました

まだ未視聴の方にはあまり内容を知らずに見ていった方が楽しめると
僕は思ったのでこの先は最後まで視聴された方に向けて・・
僕のネタバレを含めた感想を書いてみたいと思います

{netabare}



でも誤って読んでしまう方もいるかもしれないので一応ここでもキャラの名前や行動には触れずに
視聴した方に出来るだけ伝わるように書いてみます


☆視聴前の僕の状態

僕の苦手な描写等を把握している友達が、ニヤニヤしながら視聴をススメて来たので
(あっ!なんかヤバイやつか!)・・と僕はとっさに感づいてしまいました

それからあにこれに入会してまだ使い方も慣れていなかった時に知らずにネタばれレビューを読んでしまい

・・(ゲッ!!やっぱり!そういうやつか・・)それから興味はあったんですが視聴はせず保留していました

で、先日ついに見る時間が出来たので気合を入れ直しました


☆ついに視聴前

アニメは何も知らない状態でボケーっと見出すっていうのが僕のいつものパターンなんですが

今回は結末をある程度知ってしまっていたので

各キャラへの感情移入や 主人公・ヒロイン目線からの見方等 深入りはせずに

一歩下がって視聴者目線で楽しむ事にしました


☆初視聴

予想してたのとは違い 凄く優しい感じの始まりに少し驚きました

正しいか正しくないかは別として 3人のそれぞれの思いや感情・行動は凄く伝わり共感する所もありました

なので後半まで恋愛アニメとして普通に楽しめました

ただ、主人公の考え方や行動にイライラしてきて

自分だったら・・好きだった子に対する気持ちが別の女の子に変わった時点で正直に相手に好きじゃなくなったって話すのに

この主人公は もう!イライラって感じで 1話から結局あの結末になるまでずっとイライラしながら見ていました


中盤の毛糸って 地味に感じた方もいるかも知れませんが

僕には主人公への特別な想いが伝わりました 

女の子が相手を想って編みこむんですから・・ それをほどいた時は・・(゚-゚;)

でも、今って手編みのセーターとかマフラー編む人って減ったのかな~?


☆話を後半に進めまして

目は口ほどに物を言う じゃありませんが

あの子の病んでしまった目

他の作品でも思った事ですが 女の子のあの表情はやっぱり見ていて辛かったです


☆後はやっぱり12話ですよね

いよいよあれか~と、もうこの時にはWCも我慢して再度 気合!を入れ直しました(うお~っ(;゚ロ゚)!)


手に何かを持ってた数々のシーンや
本当は居てなかった子の所からの目線
バックの中を視聴者に見せつけるのではなく、視聴者にその先の事等を想像させる・・・って
見せ方が凄く面白かったです(こういうのって演出っていうんでしょうか?僕は言葉を知らないものでお恥ずかしいです)(しゃれではないですよ^^)

でも想像させる事によって感性は人それぞれなので頭の中で色々増幅しますしね^^


☆見終わって

でもこんな主人公ならあの結末も納得って視聴者に思わせるように作られた緻密なシナリオ


僕は School Days 人にオススメ出来ない名作だなと思いました


後、全然ストーリーも違うんですが

なぜか吉田A作が主演のドラマ「もう誰も愛さない」やC田未来が主演の「14才の母」等を思い出してしまいました


しかし見終わった後は・・すぐにはWCに行けなかった

い・いや決してびびってた訳ではないんですが

全部視聴終わったのが深夜だったんですが

School Days を僕にニヤニヤしてススメてきた友達に電話して1時間ぐらい話してました

ドラれもん「今みたよー!何をって~~School Days!! あの12話が~~!」・・って ^_^;


まぁ少し落ち着きましてWCに行ったんですが・・


ガチャガチャ(あれ?・・・あっ!)(これって・・今、中から 誰もいませんよーって言われたら・ちびるな~)

コンコン「入ってるよーー」(ビクビクッ! w|;゚ロ゚|w 言わなくてもわかってるし!)


な・なんか少しだけトラウマ?


でも暑くて寝苦しい今、もう一度1話から見返してみてはどうでしょうか?


{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 28

81.4 8 鬱展開アニメランキング8位
ゴールデンタイム(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (2199)
12045人が棚に入れました
東京のとある私立大学の法学部に入学した主人公・多田万里は、入学式の後に行われる新入生オリエンテーションの会場である学部キャンパスへ移動中、道に迷ってしまう。同じく道に迷ってしまった同学部の新入生・柳澤光央と出会い、意気投合した万里であった。なんとか目的の場所へ辿り着く目処がついたそのとき、2人の前に薔薇の花束を持った美女が現れる。彼女は花束を光央の顔に何度も叩きつけた後、その花束を光央に渡し「入学、おめでとう」とだけ告げ去っていってしまう。スタイルも身につける物も全てが完璧な彼女・加賀香子は光央の幼馴染みで、幼い頃に光央と交わした「結婚」の約束の実現を夢見て、さまざまな形で光央を振り回してきた。そんな香子から逃れるために、有名私立大学の付属高校からこっそり外部受験で現在の大学に進学してきた光央だったが、新入生オリエンテーションの会場でも香子は2人の前に現れる。香子もまた、光央を追って外部受験で法学部に入学してきたのであった。

声優・キャラクター
堀江由衣、古川慎、茅野愛衣、石川界人、木戸衣吹、比上孝浩、佐藤聡美

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

加賀香子に尽きる作品。わたしはリンダ先輩かな。

花と星とハートがキラキラした華やかなオープニングより始まるゴールデンタイム。
このアニメは、人生のもっとも輝かしい大学時代におけるちょっと面映ゆい恋愛ストーリーです。

ヒロイン加賀香子はストーカー、自分の制御ができません。
主人公多田万里は記憶喪失、過去の自分を見失っています。
それに、明るさの中に憂いを湛えるリンダ先輩、表面上は冷静ですが、揺れる感情に戸惑っています。
この3人の変則三角関係に、香子の元ストーカー先の光央、超音波ボイス岡ちゃん、三枚目ムードメーカーの二次元くん、万里の隣人で粗暴なナナ先輩等、個性豊かな登場人物が加わり、賑々しい限りです。

加賀香子は容姿端麗なお嬢様、性格に難ありです。
でも、自分を客観的に見つめています。
万里との関係の中で、もっとも成長した人物ですね。
リンダ先輩は、激しい気性の中にも、自分を律する力を持っている女性。
ただ、自分を誤魔化す姿には悲哀を感じました。
紆余曲折を経て、最終的には予想通りの結末。
リンダ先輩の心情を思うと・・・。

このアニメはラブコメ作品ですが、コメの部分がどうも薄ら寒く、どうしても引いてしまいます。
大学生のノリはそんな風ですが、少々控えめにといいたいです。

香子役は堀江由衣さん、リンダ先輩役は茅野愛衣さん、岡ちゃん役は木戸衣吹さん。
面白いことに、ちょうど10歳づつの年齢差です。
とくに、木戸衣吹さんの声には何の違和感もありません。
若手No.1、出世頭ですね。
あと、ナナ先輩役の佐藤聡美さんには、声優さんのプロ魂を見ました。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 51
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

とらドラと比較しないであげて下さいm(._.)m

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
原作者が、「とらドラ」の竹宮さんと言うことで、観られる前からハードルが上がっちゃった可哀想な作品。とりあえず、その先入観は捨ててあげたほうが、自分のためにも、作品のためには良いかもしれたせんね。

ラブコメ、というよりも恋愛もの。ファンタジー要素あり。キャラが変なんでコメディかと感じる時もありますが、本人たちはけっこう本気です。重めの話もチラホラあるんで、シリアス耐性ないとキツイかもしれません。私は結構楽しめましたが♪


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
大学生の恋愛話を扱ってるのも珍しく、個人的にはプラス査定です。サークルの飲み方とか、校舎での遭遇の感じとか、懐かしくなりました。

私が思う大学生らしさって、「みんなウソついてる」ってことです。正確には、本当のことを言ってない感じ。

(地方出身者からすると)高校までと違い、自分の過去を知る人がいない大学では、ウソをつき放題、というか、格好つけ放題なんですよね。でも、互いに大人ですから、そのウソには薄々気付きつつも、決して触れない。そして、格好つけてる自分自身だって、「多分バレてんだろうな~」と分かりつつも、偽りの自分を演じ続けてしまう。そういう、ウソとウソとで繋がるのが、大学の人間関係です(かなり屈折した意見w)

でも、それじゃあやっぱり寂しすぎる。

だからこそ、酒を飲み、おおいに語らい、少しずつ距離を縮め、ある時、自分を全てぶっちゃける。すると、一生の親友にもなっちゃったりするんだよね、大学の時の仲間って。

その関係性って、ゴールデンタイムの登場人物達にも、共通する部分があるんです。だからこそこの話は、大学が舞台じゃなきゃダメだと思います。

重い話が大丈夫な人なら、とらドラを念頭におかなけりゃ、普通に楽しめると思いますよ。まっ、ラストは賛否あるでしょうが。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 49

たにぐー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

このアニメは何でこんなに評価が低いの?教えておやっさん。教えて、、、ヤクザのおやっさん

泣いたぜぇ、超泣いたぜぇ~。
終盤の2話はマジ心の汗出まくったよ、、、あ、涙のことね。

終わり方もナイスハッピーエンド!
今期というか、冬アニメで終わった作品のなかでは一番感動しました。

まぁ、でも面白いか面白くないかと言ったら普通、、、
もうちょっと笑えるとこ欲しかったかな。大学行ってないからなのか?このノリの笑えるとこがわからなかったのは。
爆笑したのはエクソシストぐらいだよ。

キャラは、個性的と言っちゃ個性的な方ばかりでした。
それでもみんな良い方ばかりでございます。

最後に、堀江由衣さんの歌うOP、EDは全部良かったです!

投稿 : 2024/04/20
♥ : 41

79.3 9 鬱展開アニメランキング9位
寄生獣 セイの格率(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1601)
7709人が棚に入れました
ある日、空から多数の正体不明の生物が飛来してきた。その生物は鼻腔や耳介から人間の頭に侵入し、脳に寄生して全身を支配し、他の人間を捕食するという性質を持っていた。寄生後も見た目は人間そっくりに擬態する、彼ら「パラサイト」は、高い学習能力から急速に知識や言葉を獲得し、人間社会に紛れ込んでいった。
平凡な高校生である泉新一は、一匹のパラサイトの襲撃を受ける。間一髪で脳の乗っ取りは免れたものの、パラサイトは新一の右腕に寄生、同化してしまう。右手にちなんで「ミギー」と自ら名乗るパラサイトと人間の奇妙な共生生活の幕開けである。

声優・キャラクター
平野綾、島﨑信長、花澤香菜、沢城みゆき、安野希世乃、前田玲奈、田中敦子、吉野裕行、KENN、芹澤優、鈴木琢磨、村瀬歩、石田彰、水島裕、二又一成、井上和彦、青柳尊哉、浪川大輔

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

きっと「生」には意味がある

黒沢清監督の「散歩する侵略者」2017年を観て、まんま寄生獣だったので少し拍子抜けしてしまったんですが、

映画の寄生獣はまあまあといった出来で、アニメの寄生獣はすごく面白いんですが、ちょっと2010代後半の現代にしては無理矢理な設定だと思いました。

原作はもう20年くらい前に読んだのですが、その頃からベルセルクや富江、冨樫義博などのグロテスク系の漫画を読んでいたのでそこまで驚きはせず、逆に言うとこの年代の漫画家はことごとく「デビルマン」の影響下にあるのかと思うと目新しさよりも世代的な傾向の方が目に付く気がします。

人間そのものの「相対化」という意味では、やはりその後の「デスノート」も同じかもしれません。

アニメもほとんど原作をなぞる形で制作されていたので、特質したものはないですが、戦闘シーンの迫力だけは漫画以上の面白さがあった気がします。

ただ、前述したとおりエイリアンとのコミュニケーションどころか、もはや人間同士の関係の複雑さの方が昨今のトレンドだと思うので、「進撃の巨人」のようなモンスター=人間という方が2010年代的な解釈だと思います。既に外部の敵など存在せず、敵や根本的な問題は「身内」だと思うのです。

しかし、いくら人生でひどい目にあったとして、絶望の淵にいたとしても。。。

必ず「生」には意味があるという前向きな気持ちは、見ている人に勇気を与えることができたのではないでしょうか?

投稿 : 2024/04/20
♥ : 16

kazunyanzu さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

寄生虫(;゚д゚)!?⇒寄生獣(*´∀`)=3

原作未読 全24話

原作は20数年前の大人気コミックながら
様々な事情で20年以上もの間映像化が実現されていない名作!!

それが今回、待望のアニメ化!!!!

とのことで
寄生獣て・・・寄生虫? みたいなのに取り憑かれるお話?
虫さんだけは(人д<)カンベン

まー大の大人で虫好きという方も聞いたこともありませんが・・・w

私は大の"虫さんNG属性"がついている為、
本作にそんな不安を抱きながらも
前知識ほぼ0で果敢に視聴に挑んでいったのであります(*`・ω・)ゞ


結果
虫ではありませんネ!!
獣ですから!! あー良かった♪
虫さんNGの方!! 大丈夫ですよ~ヽ(*´∀`)ノW

でも最初のパラサイト(ミギー)が主人公のベットにそわそわ~て
はいよってきたシーンだけはゾワゾワ~っとしましたよ(;´Д`)ウウ


そんな私の諸事情はさておき
観はじめてみると、コレが実に面白い!! ですねぇ(*>ω<)b

相方『ミギー』との友情、ヒロイン『里美』との恋愛絡み
主人公のお母さんの話や、新一へ想いを募らす『加奈』のお話と、
『田宮良子』のシリアスな描写と愛、
『後藤』とのバトルにそしてあのおばあちゃん・・・

グロ、バトルでハラハラョ゚Д゚;))))ドキドキ、そして涙、涙・・と
正に心を”ガシッ”っと鷲掴みにされたような感覚を覚えました!!!

毎週先が気になって気になって、
原作を知らない私にとってはとにかく”-衝撃-”の連続でした!!


そして今作ではふと、深く、壮大なテーマを投げかけられます―

命、自然、摂理、とても深く深く、考えさせれらます

私たちが今こうして生を授かっていること・・・
様々な生物と共存しているこの世界・・・
犠牲となる命への感謝の気持ちを忘れずに・・・
この一瞬一瞬を強く噛みしめて・・・


これからも素敵なこのアニメの時間、アニメライフを・・・
心の余裕(ヒマ)のある私たちは大切に、大切に楽しんでいきたいですね♪



それでは最後におなじみのコーナー✩

(o*゚∀゚)oお気に入りのキャラ~

はい! これはもう完全に『ミギー』の一択であります(*`・ω・)ゞ
しれーと笑いをブチ込む可愛いキャラで、まさに本作の顔!!
新一との友情物語に何度も涙、涙(つω;)ウッ…
とくに23、24話、私の涙は全て『ミギー』に持っていかれました゚(゚´Д`゚)゚ミギー
CV:平野綾さんの演技も最高でした!!


という訳で!!
グロイの全く持って受け付けません(;ω;乂)
という方以外はぜひとも観て頂きたい作品ですヽ(*´∀`)ノ

投稿 : 2024/04/20
♥ : 70
ネタバレ

renton000 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

原作読んだ?

 全24話。マンガ原作。原作既読。

 この作品に限った話ではありませんが、私はもともとアニメ派ではなくて、マンガ派です。マンガ版寄生獣にももちろん注目していました。マンガ版寄生獣は、連載物の宿命か右往左往してしまったところはあるんですが、それでもマンガとしての完成度は極めて高いです。構成力は素晴らしく、無駄なコマもありません。歴史に残る一作と言っても決して過言ではないと思います。

 アニメを見るようになって痛感するのは、やはりマンガとアニメはメディアとして違うということ。マンガとしての面白さが、アニメとしての面白さにリンクしないところがある。その点では、私は必ずしも寄生獣のアニメ化を期待していたわけではありません。実写映画化もしかりです。
 ただ、映像化権が米国にあり、どんなキワモノが出てくるのか分からなかった期間を考えると…。時を経て日本に権利が戻り、実写映画化され、メディアミックスとしてアニメ化されたこの現状の方が良いのかもしれないな、なんてことも思いますけどね。

 以下、長文になってしまったので、お暇なときにどうぞ。


環境問題?:{netabare}
 寄生獣が環境問題への警鐘からスタートした話であることは間違いありません。そして、「人間と自然」という対比を用意し、自然側に寄生生物を置いていたことにも異論はないでしょう。ですが、最後までこの主題が継続されていたという指摘には強い疑念があります。

 マンガ版寄生獣の最終巻、作者のあとがきでこのような指摘がされています。後藤の最期についてです。
 作者は、後藤を「『美しき野生』『偉大なる大自然』の代表選手」とした上で、当初後藤は「死ぬ予定ではなかった」と述べています。後藤の敗北後、「新一はあのままスタスタ帰ってしまう」のだそうです。
 また、その後の後藤についての当初案も書かれています。「完全復活したものの、汚染された日本を嫌い、(中略)美しい自然をめざし飛び去ってゆく」という案。そして、「完全に復活できず、人間に無害の別の生き物として山の中でひっそり生き続ける」という案です。
 両案のいずれにも共通するのは、「偉大なる大自然」が存在し続けているということです。これなら「人間と自然」の対比は生きていますし、「自然が人間から乖離してしまう」第一案も「自然が人間のせいで変容してしまう」第二案も、環境問題への警鐘に対する答えとしての合理性は担保されます。

 ですが、作者は最終的に、新一の手によって後藤が殺されるという結末を選択しました。果たして、これが環境問題への警鐘として成立していると言えるのでしょうか?
{/netabare}

人間とは似て非なるもの:{netabare}
 寄生獣における「人間と寄生生物」の関係で、「人間と自然」の対比以外にもう一つ重要なことがあります。それは、寄生生物が「人間とは似て非なるもの」として存在しており、「人間と人間とは似て非なるもの」という対比がなされているということです。

 このような対比をさせる作品は数多くあります。対比先は、アンドロイドや宇宙人など様々です。これらの作品は、「人間とは似て非なるもの」を観察することで物語が進みますが、これらを明らかにすることを着地点としていることは、まずありません。そのほとんどは、「人間」との同異点を探ることで「人間」を明らかにすることを目指しています。

 寄生獣も最終的にはこちらの話にスライドしました。
 「人間と寄生生物」の対比が「人間と自然」であったのなら、自然の代表である後藤を殺すことは出来ません。それは対比の否定につながり、論理破綻を来すからです。作者が用意していた当初案のような結論にならざるを得ません。
 ですが、「人間と寄生生物」の対比が「人間と人間とは似て非なるもの」であったのなら、それは可能になります。観察さえ終了してしまえば、「人間」を明らかにするのに、「人間とは似て非なるもの」の存否が影響しないからです。

 この結末変更について作者は、このように述べています。
 寄生獣の開始時は「『愚かな人間どもよ』という人間が滅多やたらにはいなかった」が、「世の大多数の人が同じようなことを言い始めてくると」「作品内で復唱するのが何やら気恥ずかしいのだ」。「ともかく次には『愚かな人間どもよ』と人間が言うなよ、と言いたくなってくる」。
 つまり、寄生獣という作品は、環境問題への警鐘としてスタートしたものの、ここへの安易な着地を嫌い、「人間が言うなよ」との主張に変化したのです。その結果が、「人間」を語る作品へのシフトとして現れました。

 このシフトは、二つの示唆をもたらします。
 一つ目は、「人間と自然」の対比が終わることで、「自然」としての寄生生物の正体については、追及されなくなるということです。事実、寄生生物の卵やヘビのような幼生体などには、最後まで説明が加えられませんでした。「人間」を明らかにする作品においては、それが意味を持たないからです。
 二つ目は、「人間とは何か」を改めて語る必要が出てきたということです。

 この二つ目の論点を進めるために登場した人物がいます。彼が寄生獣という作品を締めくくりました。
 「人間」の浦上です。
{/netabare}

人間:{netabare}
 「人間」について考えるというのは、目指すべき人間像を探ることに同じです。「良い人間とは何か」「理想的な人間とは何か」などのようなものです。この説明の仕方に作者の特性が強く出ていました。
 原作者の岩明均(敬称略、以下同じ)は、対比を用意することで物語を説明していくタイプの作家です。このレビューもこれに準じて書いています。そして、岩明均は、対比の両側を説明しないという特性を持ちます。「裏側を書くから表側は考えてね」というスタンスです。

 「人間」について考えるとき、「良い人間と悪い人間」または「理想的な人間と現実的な人間」という対比が想定されますが、「良い人間」や「理想的な人間」を直接には描こうとしないのです。最後に描かれたのは、「悪い人間」と「現実的な人間」です。すなわち、「悪い人間がもたらす忍び寄る現実」、ここを浦上が担っていました。「人間」を明らかにする作品になったからこそ、その裏側にいる浦上が物語を締めくくることになったのです。
 そして、「良い人間」と「理想的な人間」への説明というのは、最終的には欠落されます。これが読者への問題提起として残るということです。

 なお、この作者の特性は、人物配置にも色濃く表れています。
 強い思想を打ち出した登場人物には、寄生生物としては田村や後藤、人間としては広川や浦上がいます。これらを対比先に置くことで、新一とミギーの立ち位置が定まっていました。
 ですが、どこを見ても表れない人物像があります。「共存を願う人間」です。主人公やヒロインですら共存への奔走を見せませんでした。この最後まで隠された部分、これが原作者の思いとしてあるのかもしれません。もちろん、単なる綺麗事嫌いの可能性もありますけどね。
{/netabare}

 ここまでが前提の話です。
 寄生獣では、対比のシフトが行われ、「人間」の話にスライドしました。そして、その過程において、「生物とは何か」にまで踏み込みが行われています。
 このシフトの起因と踏み込みの原因というのは、同じところに答えがあります。それが、第三部の主題となっていた「母子関係」です。


四部構成:{netabare}
 寄生獣の構成を検討してみると、四部構成であることが分かると思います。

 第一部は、マンガ版第3話/アニメ版第2話までに該当します。作者も「わずか三回にして終わるところが…」と述べていますから、とりあえずの結末を迎えていることが見て取れます。
 ここまでの話が骨子となり、ここを繰り返すことで後の物語が展開しているのも分かると思います。例えば、子ネコを助ける話は、子イヌを助ける話として再登場しています。バトルを通して新一とミギーが変化していくという定型が作られたのもここです。

 第二部は、母親の敵討ちである伊豆の一件が終わるまでです。マンガ版第16話/アニメ版第7話までです。この一件で、新一とミギーはその一部が融合することになりました。
 新一とミギーは、人間と寄生生物の間にいたわけですが、これ以前の話では「分離した状態」にありました。この伊豆の一件を経て、「融合した状態」で語り始めることになります。人間と寄生生物の境界があいまいになり、二人の思考が相手側に寄っていく決定打となりました。

 第三部は、田村との公園のシーンまでです。マンガ版第17話/アニメ版第8話からマンガ版第48話/アニメ版第18話途中までに該当します。マンガ版では第17話よりも第18話の方がより大きな意味を持ちます。

 第四部は、作品全体のエンディングです。浦上が登場し、後藤との決着がつき、「生物とは何か」が言及され、再度浦上登場することで幕が引かれました。

 以下では、第三部だけを見ていきます。
{/netabare}

第三部のオープニング:{netabare}
 第三部のスタート時、新一は大きな問題を抱えていました。それは、母親を亡くしているのに泣けないということ。
 胸に開いた穴を埋めるために新一とミギーは融合したわけですが、身体の穴が埋まる代償として、心の穴を抱えることになってしまったのです。この「心と身体」の対比に基づくのが、第三部の主題である「胸の穴」の問題です。ベンチマークには「涙」が採用されました。

 この第三部のスタート(マンガ版第18話)では、「胸の穴」に関する論理的な整理が行われています。第三部の問題提起であり、第三部のエンディングへのフラグ立てでもあります。これを確認してみます。

 マンガ版第18話は、新一が「涙」を流すところから始まります。泣けないと言う新一は、田村との公園での一件の前に、実は泣いているのです。もちろん「心の涙」ではありません。目にゴミが入ったから反射的に「涙」が出たという「身体の涙」です。つまり、泣けないことは身体の問題ではない、心の問題だ、という説明がされているのです。この描写に1ページ以上も割きました。通常では考えられないほどに強調されています。

 そして、心の問題と言えども心の全てに及ぶのではない、という説明が入ります。
 聴覚の鋭くなった新一が市井の音に耳を傾けるのですが、その過程で村野の心音を聞くことになります。3コマも使って村野の胸元を順にアップするという強調がなされ、その後に新一の照れる表情が1コマ入ります。
 つまり、新一が、少女の胸元に注目してしまう一般の男子高校性であることと、恋愛においては非情になっていないことが説明されているのです。変わらぬ心があることの説明です。

 最後に、変わってしまった心の説明がされています。ここで、第一部をリフレインする子イヌが登場します。子ネコを虐待から助けていた新一が、子イヌの死を「肉の塊」と表現しました。これにより、心の問題が「死」の一点に収束していくことになります。子イヌの話の重要性は言わずもがなでしょう。

 このような三段階の説明がなされたことで、新一の抱えていた問題が心の問題であり、その中でもとりわけ「死」への態度であることが明らかにされました。
{/netabare}

第三部のエンディング:{netabare}
 第三部のエンディングは、田村との公園のシーンです。新一が田村の「死」に触れることで、「心と身体」の問題が解決され、「涙」に至りました。ここで用いられたのが「母子関係」です。

 「母子関係」には、「田村→田村ベイビー」と「新一ママ→新一」の二つがあります。田村が新一ママの姿を取ることで、この二つの母子関係が混ざり合います。そして、「田村→新一」という疑似母子関係が成立しました。これによって、新一が体験した母子関係の喪失が疑似的ながらも回復し、新一の心の「胸の穴」が回復します。さらに、田村ベイビーの涙、すなわち、子供側の涙に触れることで、子供である新一もまた母親の死を許容し「涙」を流すことができました。
 これが第三部のエンディングの内容です。


 では、前述した「人間」を明らかにする作品へシフトした起因と「生物とは何か」にまで踏み込めた原因としての「母子関係」について話を進めていきます。

 この第三部で、「母子関係」が広がりを獲得しました。なぜなら、「田村→新一」という非血縁に基づく母子関係の成立を許容したからです。起因と原因になっていたのは、この「広がりを持った母子関係」のことです。

 「人間と寄生生物」における「人間と自然」の対比は、両者の対立構造です。田村はこの対立構造から離れ、寄生生物を弱者に置きました。人間と寄生生物の間に、庇護と被庇護の関係が生まれたのです。ここには「広がりを持った母子関係」が成立していますから、「人間と寄生生物」の関係は、対立構造から「母子関係」へと置き換わります。
 つまり、第三部で「母子関係」の成立を準備したからこそ、「人間と自然」の対比が持つ意味を減退させることができ、「人間」の話へとシフトさせることができたのです。

 ここで用いられた「強者であると認識していたものが弱者でもあった」という論理展開は、「人間」にも同様に機能します。例え「人間」が寄生生物の親であったとしても、また別のものの子である可能性があるのです。この論理展開は、他の生物にも同様に連鎖をしていき、すべての生物が親であり子である可能性を持つことになります。
 ここで、タイトル回収がされます。寄生獣とは、序盤では「寄生生物」のことです。中盤では「人間」のことです。最後には、寄生し寄生される「すべての生物」、親であり子である「すべての生物」、寄り添い合い生きる「すべての生物」、となりました。「生物とは何か」、それは「寄生獣」であるという結論です。
 「母子関係」なくして、「生物とは何か」にまで踏み込めなかったということです。
{/netabare}

おわりにかえて:{netabare}
 なぜ私が第三部のオープニングの話を詳しく書いたのかを、もう少しだけ説明させてください。

 おそらく、多くのアニメ版視聴者は、「母親が死んだ事実」と「涙が出ない事実」の間を「心の問題である」とごく自然に解釈したことと思います。ですが、それが主観に基づいていることを理解して欲しいのです。
 もし、「寄生生物は泣かない」のであり、「寄生生物と融合したから泣けない」のであれば、それは「身体の問題」になるはずなのです。作者はその可能性を理解していたからこそ、わざわざマンガ版第18話を用意して、「死に対する心の問題であること」を丁寧に説明してくれたのです。そしてこれが、「他の生物の死を悲しめるほどに、心に余裕がある生物」との人間賛美となり、「『愚かな人間どもよ』と人間が言うなよ」という主張につながるのです。

 ですが、アニメ版ではマンガ版第18話の再現を盛大にやらかしてしまいました。
 目にゴミが入り涙が出るシーンはカットされています。「心の問題なのかな」という新一の独白に頼っているだけです。客観的な説明なくして、なぜ身体の問題であることを否定できるのか、はなはだ疑問が残ります。
 胸元に照れる新一の表情もカットされてしまいました。トラック音に驚いた後の照れる表情だけがあります。これでは胸元に注目していたことへの照れ隠しではなくて、トラック音に驚いたことへの照れ隠しになってしまいます。それが、一体どれほど重要なのでしょうか?

 作品内での客観的な説明がなければ、視聴者は主観的な判断をするしかありません。それは当然のことですから、私には視聴者を責める気など微塵もありません。責めるべきは、作品への理解が乏しかった監督に他なりません。

 マンガ版第18話のサブタイトルは「人間」です。「寄生獣」という作品において、なぜここが「人間」というサブタイトルを冠しているのか、そこにある原作者の意図を汲むべきだったと思います。理解が及ばなかったのなら、忠実な再現を目指すべきでした。アニメ版寄生獣は、表面上は上手くなぞりましたが、作品全体への理解に懸念を感じてしまいます。少なくとも、原作マンガをきちんと読めているとは思えませんでした。
 私が第三部のエンディングとして整理している田村との公園でのシーンについて、Aパートで終わらせているアニメ版は構成としておかしい、と指摘している方がいらっしゃいます。そのような指摘も極めて妥当なものだと思います。

 もちろんこれらの論理性の欠如だけをもって、アニメ版が駄作であるなどというつもりはありません。良いところももちろんありました。特に、細かな象徴物はかなり機能しています。携帯電話とか髪の毛とか洋服などのデザイン文字とかですね。それぞれに意味を持った良改変だったと思います。

 ただ、アニメ版を視聴した際に、少し残念に思ったのは確かです。マンガ版はおそらく歴史的な一作としての地位を獲得しているものと思います。環境問題への警鐘としてではなく、マンガとしての質の高さゆえです。ですが、それほどの価値をアニメ版からは感じることができませんでした。メディアとしての違いなのか、論理性の欠如のためなのかは別論に譲りますが、マンガ版の良さを再認する結果となってしまったと感じています。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 14

71.6 10 鬱展開アニメランキング10位
SHUFFLE! シャッフル(TVアニメ動画)

2005年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (796)
5529人が棚に入れました
人間が生活する「人間界」に突然扉が現れ、神族が住む「神界」と魔族が住む「魔界」とが繋がって人間界に「魔法」がもたらされてから10年。
人族、神族、魔族の通う国立バーベナ学園に通うため、幼馴染みの同居人、芙蓉楓に、朝、起こされる主人公、土見稟・高校2年生。
いつものように登校し、いつものように授業が始まるはずだった…。しかし、そんないつもの日常を一変させるような出会いが、彼を待ち受けていた!?

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

ヤンデレ(空鍋)で有名な作品

このアニメは見る人をかなり選ぶ作品ですね。
王道の恋愛展開を求める人や、イライラする展開が嫌いな人にはお勧めできないです。
まず1話目を見た時、主人公役に「杉田智和」、同居しているヒロイン役に「後藤邑子」と「涼宮ハルヒの憂鬱」が好きな人にとっては嬉しいキャスティングでした。
この二人の共同生活から始まり、神族や魔族のヒロインが登場して物語が進むのですが・・・。
私が調べたところ、この作品と「School Days」がきっかけで「ヤンデレ」という言葉ができたらしいです。
そしてそのヤンデレを演じた人物・・・それがなんと「後藤邑子」。
これには驚きました。
「後藤邑子」といえば、「涼宮ハルヒの憂鬱の朝比奈みくる」のぽわーんとしたイメージが強いのですが、この作品での「後藤邑子」の演技がすごく怖いです。
もちろん声だけでなく映像の演出による怖さもあります。
はじめは普通の日常アニメで少し退屈感すら感じられますが、中盤の鬱展開からかなり重くなり、19話で一気にゾッとさせられます。
わずかなシーンですが「空鍋」は有名なネタなのでそれを知る為にこの作品を見てみるのもいいかもしれません。
この作品を見たなら、この作品に対する反響などの裏話もぜひとも知って頂きたいものです。
個人的にはこのアニメの主人公は今まで見てきたアニメの中で最も嫌なタイプ、この主人公一人が物語とキャラの評価をガクっと下げました。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 16

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

予想だにしない展開が待ち受けている作品でした^^

物語の舞台は、人間、神族、魔族が共存する・・・日本ぽい場所です。主人公は、高校2年生の土見 稟(つちみ りん)。両親を事故で亡くしたことから、ヒロインで幼馴染の芙蓉 楓(ふよう かえで)の家に引き取られて暮らしています。
そんなある日、神王と魔王の娘が転校してきて主人公は突如許嫁候補になってしまうのです・・・
主人公が誰を選ぶのか・・・まさにハーレムの王道を行く作品で人間界、神界、魔界のたくさんの美少女が登場します。

全般的にシリアス基調のストーリーで、それぞれのヒロインに対して、丁寧にスポットが当てられながら物語は進んでいくのですが・・・
登場するヒロインが背負っている過去が回数を重ねる毎にあからさまになっていきます・・・どれも辛く哀しい思い出です・・・でも、登場人物が自分の置かれた立場と過去に向き合い・・・成長していく様を見ることができます^^

そして、主人公が選んだ相手・・・まさかね・・・と思っていたのと、個人的には結ばれて欲しいヒロインが他にいただけにビックリでした^^;

複数の人が一人を好きになって・・・その一人が誰かを選ばなくちゃならない時・・・選ばれなかった人は自分の気持ちの向け先を見失って・・・苦しい思いをする事になるのですが・・・この作品はその苦しみに対する心理描写が抜群である上、急展開でもあったせいか・・・本気であるが故の一挙手一投足から目が離せませんでした^^:

展開がシリアスなハーレム系の作品ですが、私はのめり込んで視聴することができました。
この作品の後にオリジナル+ディレクターズカット版で構成された『SHUFFLE! MEMORIES』が制作されています・・・
機会があれば、そちらも視聴してみたいと思います。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 35

color さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ヤンデレさん怖いね

気になる言葉"空鍋"を知るため。ヤンデレがどのくらいヤンでるか知るため視聴。

なんかイラッとする主人公はどのルートに進むのか、
そして誰がヤンでしまうのかと結構ハラハラして観れました。
ハーレムアニメにしてはまとまりがあって、展開的にも珍しいのでその分物語は高評価。

ただキャラの顔がみんな同じに見えたり声優の力量がなさすぎて感情移入とかはできません。
ヤンデレはいい感じで怖かったので観て損はなしだと思います。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 12

68.1 11 鬱展開アニメランキング11位
うみねこのなく頃に(TVアニメ動画)

2009年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (994)
5156人が棚に入れました
時は、1986年10月4日。舞台となるは、大富豪の右代宮(うしろみや)家が領有する伊豆諸島の六軒島。年に一度の親族会議を行う為に、当家の親族達が集結しつつあった。一見和やかに、久しぶりの再会を楽しむ親族たち。

しかし、島で待っているのは「当主死亡後の財産分割問題」という、親族同士に暗雲を呼び込む議題。かつて当主が、島に隠れ住んでいるとされる魔女ベアトリーチェから、資金調達の担保の為に授けられたとされる10トンの金塊を巡って、長男の横領を疑う親族たち。それに対して、親族たちの困窮を見透かすかのように、反撃に出る長男。さらに余命の迫った当主は、自らの命だけでなく、親族郎党・資産のすべてを生贄として捧げ、最愛の魔女ベアトリーチェの復活を願っていた。

声優・キャラクター
小野大輔、井上麻里奈、堀江由衣、鈴村健一、釘宮理恵、小林ゆう、麦人、小杉十郎太、篠原恵美、伊藤美紀、広瀬正志、小山力也、田中敦子、小清水亜美、船木まひと、上別府仁資、羽鳥靖子、石住昭彦、佐藤利奈、遊佐浩二、茅原実里、大原さやか、田村ゆかり、緒乃冬華、井上喜久子、杉田智和、甲斐田ゆき、斉藤佑圭、米澤円、日笠陽子、吉田聖子、新名彩乃、山岡ゆり、豊崎愛生、喜多村英梨、水野マリコ、廣田詩夢

YOSHiRoo-- さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

一期だけでは意味がない

「ひぐらしのなく頃に」で有名な竜騎士07による第二作。

まずこのアニメ版については円盤の売り上げが伸びなかったせいか、原作の半分(漫画版の巻数で見ると三分の一)にも満たない出題編で終わってしまっているためこれだけでは何もかも意味不明のままである。
また原作についてもろくな答え合わせもなく、納得できないまま終わってしまっている。
しかし漫画版については、作画の方々の独自の解釈も含めた大幅な変更(特にepisode8)もありかなりの良作に変貌している。前作「ひぐらしのなく頃に」の解釈を揺るがす様な描写もありひぐらしファンとしても嬉しい内容であった。この雰囲気が好きな人であれば読む価値のある漫画版である(ただし入手が困難)。
よって漫画版へのつなぎとしての意味ならあるアニメではあると思う。いずれまたアニメ化の機会があればぜひ漫画版を元にしてほしい。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 4

櫂寿 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

動く魔女たち!!

作画が綺麗で、声優さんの迫真の演技が素晴らしいです!
ただ、物語が早送りなのがもったいない…;;

アニメから入って作品のファンが増えるといいなとは思いますが、アニメでは放送時間の関係からか、カットされてる場面があったり、1話分使って欲しいような盛り上がるシーンが早送りだったりと、すこし残念な部分もあります…!
アニメから入ってハマった方には是非、原作のPCゲームをプレイすることをオススメします。

ただ、原作ファンの方もアニメでおさらいできたり、原作では文字のみだった表現が映像化する事によりヒントが増えたと思います。考察の素材のひとつになるのでは??

投稿 : 2024/04/20
♥ : 6

御玉杓子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

2期がないと面白さは伝わらない・・・

この"うみねこのなく頃に"は前作の"ひぐらしのなく頃に"と同様に平行世界を軸にした物語で六軒島という島の中で起きた事件を主人公が魔女に対しファンタジーをミステリーで説明していくという内容となっています。
原作はEP1~8に区切られており、1期ではEP4まで放送されました。

個人的に"うみねこのなく頃に"は考察をすることで楽しむアニメだと感じているので、1期を見ただけでは大半の方が肝である事件の考察をするのも難しいのではないかと思います。


理由としてはファンタジーで物語を締められたら考察要素が極端に狭まるし、普通の人はあれだけの情報、解き方のノウハウを知った程度で考察は難しい(多分)ということが挙げられます。
個人的な意見としては原作で言うEP5まで行けば相当考察が現実的なものになると考えています、だから私は二期を推しているのですが・・・。

現時点の評価がそこまで良くないのも上記の理由と無理にグロ系にしたことやキャラが突飛すぎて一般受けしないからじゃないかなぁと私は考えています。
でも、物語の構成は良いし原作をした人ならわかる作画の質の高さには魅かれるものがあると思います。


出来るだけネタバレに抵触しないよう説明したつもりなのでただでさえ拙い文章が更に拙くなりましたが、少しでも興味を持たれた方がいたら是非アニメ鑑賞&原作プレイしてみることをお勧めします。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 10

69.6 12 鬱展開アニメランキング12位
革命機ヴァルヴレイヴ 2ndシーズン(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (814)
4342人が棚に入れました
人類が宇宙に進出した時代、中立平和国家ジオールは突然ドルシアからの攻撃を受ける。政府が無条件降伏する中、学園や友人たちの危機を救うため、時縞ハルトは人型兵器ヴァルヴレイヴに乗り込み、ドルシア軍を撃退。学園のあるモジュール77はジオールから分離し、新生ジオールとして独立する。

声優・キャラクター
逢坂良太、木村良平、瀬戸麻沙美、戸松遥、小野友樹、中村悠一、悠木碧、福圓美里、吉野裕行、浪川大輔、寿美菜子、羽多野渉、堀江由衣、福山潤、宮野真守、細谷佳正、梶裕貴、小野大輔、水樹奈々、豊崎愛生、茅野愛衣、代永翼

うっきー星人 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

今だかつてここまで酷い脚本見たことない

【総評Eランク】
S:特別好きなアニメ A:かなり良い B:なかなか良い C:普通 D:微妙 E:くそ

とにかくまずひとこと言いたいのは、ショーコの存在が破綻を招いているという事
この糞女を製作者の都合で無理やり「みんなを説得させられるキャラ」としたせいで、
ストーリーが大惨事になってしまった
こういう意味不明なのに大物的キャラは意味不明な行動がちゃんと伏線になっていて、
後々利益をしっかり回収しているようにしなければならないが、それが全くなく勢いのみ

例「アルスとドルシア両方に脅しかけるの!」→「ショーコSUGEEE!」→視聴者「(´・ω・`;)...誰でも思いつくやろ」
例2「身の潔白を!」(制服ヌギヌギ)→「わかったってば!」→「ショーコSUGEEE!」→視聴者「(´・ω・`;)イミガワカラナイ」
ショーコは実はハイパーDQNビッチで総理の娘という立場を乱用していた!?とかそんな解釈でいいかなめんどいし

とにかく、いろいろな場面で製作者の都合で生徒や世間などのモブ共をアホにしすぎw
無理やりストーリーを進めていくためなんだろうが簡単に流されすぎだっての

とりあえず素材だけはコードギアスに近いレベルになれる素質があったアニメ
ですが、ストーリーのせいで伝説級のクソアニメに成り果てましたw

売上も、歌効果で並アニメ程度売れただけで、
本来なら円盤2万枚以上クラスのアニメに仕上げる予定だったんだろうというチカラの入れようですが、
大赤字の粗大ゴミ、巨大なウンコみたいな作品です

前半→キチガイアニメ
中盤→普通の特に面白くも無いロボアニメ
21話以降→ストーリー完全に壊れました、やっぱりキチガイだらけのクソ脚本
つか脚本家バカすぎこんな酷いアニメ観た事無いw脳みそ腐ってんだろwww

公開処刑のとこもあんなんただのマジックショーやん、編集すればなんとでもなる
世界中があんな胡散臭い動画信じるかよ、ユーチューバーより酷いだろw
化け物を掃除すると言う→普通にみんな銃で死んでる、人間じゃんw
普通ここでみんなが普通の人間だったって分かるからwww
誰がどう見てもアルスとドルシアの演出だと分かるはずだがモブ共は目ん玉付いてないのけ?

もうとにかくストーリーとか全部グチャグチャ、矛盾とか破綻とかしまくり
色々すっ飛ばして不可能な事まで無理矢理可能になってたりおかしなこと多すぎて観てて原因と結果に納得ができない
今後、他のアニメはこのショーコみたいな無理やりキャラを反面教師にしてもらいたいです
つかほんとショーコは1話目で死んでてくれよ

投稿 : 2024/04/20
♥ : 8
ネタバレ

Etzali さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

uncover the world

(2013.10/16 13話)
{netabare}マギウスなる存在と邂逅を果たしたドルシア、アルス両名の長。

ジオールに住む皆の希望であるヴァルヴレイヴの原動力であるルーン、それが人を犠牲にする事で成り立っているとしたら?
ハルトは過ちを犯してしまったが為に実験体になる事を選んだのかも。
だからカイン大佐がヴァルヴレイヴを2体、もしくは2機ではなく2人と言ったもの頷けますね。

いやしかし、ハルトの回想シーンでサキが最初でショーコが後に出てくるって1話の時のショーコへの想いはニンゲンヤメタから無くなった?

マギウスの呪いを受けたハルトとマギウスであるカインの教育を受けたエルエルフとの呪いの絆が世界を変革するのか?{/netabare}

(2013.10/23 14話)
{netabare}親代わりであるサトミを、ある一件のせいで拒んでいるアキラ。 タイトル(大気圏の兄妹)からして連坊小路兄妹の兄妹愛がメインとなる?

以心伝心とまではいかなくても、互いに分かり合っていると思っていた。あの一件が起こるまでは…
失って初めて分かったありがたみをサトミは彼なりの方法で返そうとしている。


さすがアードライ、王子様なだけあって乗馬も様になってますね^^ アードライが王子様なのは前半(1クール)から、でている伏線の内の1つですが回収できるんでしょうか?回収するとしたらリーゼロッテも関わってきそう。

今までエルエルフをハルトしか信用していなかったようですが、ようやくハルト以外のクルー(サトミやタカヒ、マリエetc…)にも信用されたようで何よりです。
って、サトミの聖徳太子っぷりも空しく予定ルートから外れてしまったハルト達が行き着いたのは敵地であるドルシア領内。

と言う事はエルエルフとリーゼロッテの再会もある?{/netabare}

(2013.10/30 15話)
{netabare}人類初の「カミツキ」なので第1世代、ハルトやカインよりも先に呪いを受けた者がいる。それにしても彼女ってリーゼロッテの事?

ん~、偽装のヴァルヴレイヴの足のラインがスタドラに出てくるタウバーンっぽいですね。
あと、脚立の作画おかしくないですかね? 片方からしか登れないなんて^^;

幼い日のエルエルフを含むカルルスタイン出身の5人の姿は、ある意味仲睦まじいですwww

ヴァルヴレイヴ1号機のOSであるピノがマリエの事を知っていて、そのマリエの記憶が5年前から無いという事は5年前にVVV計画が始まった?
推測ですが、ピノとプルー(カインが奪った2号機に搭載されたOS)は元人間orマギウス?それかマリエ自身、人間ではなくOSとして造られた存在だったりして… もしくは人類初の「カミツキ」とか? それだとピノの言った「ルーンを食べちゃったから?」と矛盾する。

まぁ、兎にも角にも新しい伏線がでてきましたけど回収できるんでしょうか? 何か、最後は急展開・超展開でうやむやにされそうな気もしないでもないです^^;{/netabare}

(2013.11/7 16話)
{netabare}やはり、マリエはカミツキ(マギウス)だったんですね。それにしても、マリエの記憶(ルーン)を起動力として機能しているヴァルヴレイヴ(覚醒ver.)。と言う事はハルトもいずれは、自身の記憶や噛みつく事で得られた情報をヴァルヴレイヴに吸い取られていく?

呪いと呼ばれているカミツキが200年後には祝福へと呼び名が変わっている。その事とヴァルヴレイヴの覚醒に意味があると思いたいです。
またリーゼロッテ登場したのはいいんですけど、サウナみたいな装置に入ってましたね^^;

エルエルフ達、カルルスタイン機関の過去の回想で登場した友達が貴生川先生がメガネをはずして幼くした姿に見えてしょうがない^^;

いやはや、マリエのヴァルヴレイヴ1号機登場シーンでのBGMが「そばにいるよ」だなんて…・゚・(ノД`;)・゚・{/netabare}

(2013.11/16 17話)
{netabare}ヴァルヴレイヴ1号機(火人)のOS・ピノは、ヴァルヴレイヴ本体とは別の意志(情報原子・ルーンを食べるという意味では同じ性質だけど)を持っている?
そのルーンによって得たエネルギーがヴァルヴレイヴ以外のものを巻き込んで革命が完遂する?

マギウスたるハルト達が「ニンゲンヤメマスカ? YES NO」でYESを選択した時点で人でなくなり、最初は悪魔の呪いのようなものでしかなかったマギウスの副作用が何らかの形で200年後には神の祝福へと変わっている事もヴァルヴレイヴ本体が関わっているんでしょうかね?

カインの命令で、洋館に招かれたイクスアインはマギウス側である101人評議会の生け贄でしかなかったなんて…

またヴァルヴレイヴという力を持ちながら、それ故の苦悩に悩まされるハルトと、ヴァルヴレイヴという力さえあればリーゼロッテを自身の手で救う事ができるのにそれさえも叶わないエルエルフの苦悩、それぞれが「半分こ」になる事で革命へと漸進していく。

次回、ついにヴァルヴレイヴの開発者でありハルトの父親である時縞博士が登場!?{/netabare}

(2013.11/21 18話)
{netabare}過去のリーゼロッテとエルエルフがアバンで登場してましたが、ついにリーゼロッテとの再会がみられるんでしょうか!?

地球にいるジオールの人々をドルシアから解放する為に行動するハルト達。そんな事よりハーノインは、どうなったのか?
ヴァルヴレイヴラジオ(第22回)でも話題になってましたがホント、どなまで(どなたかハーノインを見つけた方はこちらまで)ですね。
もしかして、それが分かっているからイクスアインは一言も喋らなかった?
それにしてもキャラの作画が崩れているのが今回は目立つような^^;…

彼女の世界を守りたい、例え彼女以外を犠牲にしてまでも… それがエルエルフ、基ミハエルの変革・革命。
ヴァルヴレイヴとハルト達、ジオールの学生(パイロット候補生)は人類そのものに対する革命の手段でしかない。

「リーゼロッテ、俺に浚われてくれ。」とかキザな台詞ですけど何か格好よく見えてしまいますね。
18話を一言で表すと、決別と再会とですね。{/netabare}

(2013.11/30 19話)
{netabare}愛する人を守る為、ドルシアを裏切り敵国(正確には中立国であるジオール)に亡命し建国を促したエルエルフの目的はドルシアの革命ではなくリーゼロッテを救う事だったなんて…・゚・(ノД`;)・゚・

カーツベルフ(サキがジャックして乗り移ったカルルスタインの少年)の異常にアードライ実は気づいてるんじゃないのか?って思うくらい順調にきてるな、なんて思ったら(゚д゚;)!アードライに見つかったサキだけど、この場をどう切り抜けるのか?

クーフィアはカイン大佐に忠誠を誓っているというよりは、こっちに居た方が楽しそうだからなんていう理由だろうな^^;
ハーノインの末路?を悟った今のイクスアインはジャックされていない限り、怒りそうではあるけど…

OSのピノもまたリーゼロッテと同じ肉体を持たないマギウス(第1世代?)でリーゼロッテは人の身体を移し替えながら生き、ピノはOSという機械の器へ乗り移った事でヴァルヴレイヴが情報原子であるルーンを燃料とするキッカケとなった?

ん?「私たちは人間の体を次々と乗り換えて生きながらえてきました。」と言ったリーゼロッテの言葉が真実ならエルエルフが愛した彼女は既にマギウスに乗っ取られたリーゼロッテだったという事?

いやいや、「速い!」じゃなくて自分の射撃の腕を疑ったらどうなんだよクーフィア?だからナイフでの戦闘が得意なんだろ!

リーゼロッテを助ける目的をうしなったエルエルフは、この後どうなるのか?また少しずつ暴かれつつある世界(マギウスの秘密やヴァルヴレイヴが人為的なマギウス・人間を凌駕した次世代の霊長類の筆頭の為に必要な存在)は、どう収束していくのか?見物ですね!!!{/netabare}

(2013.12/7 20話)
{netabare}リーゼロッテという光を失ったエルエルフ(ミハエル)は再起する事はできるのか?また101人評議会なる存在はマギウスの生存本能の表れであり共存できる未来はないのではないか?

等々、疑問はありますがエルエルフの知力を使えないハルト達にドルシアと対抗できる手段があるとも思えない。やはり彼の力が無いと何もできない学生のまま…という訳でもなさそう。ショーコ達はショーコ達で物資の支援を受け持ってくれる所を探していたみたいだし、とてもカップ麺をラリアットで倒しまくっていた人と同一人物とは思えないくらいに成長してますね。

絶対的な力でもない限りドルシアには勝てない。その力の1つが知略だとしたら、もう1つは武力(ヴァルヴレイヴの覚醒)?

ハーノインのピアスに隠された仕掛け、イクスアインは気づいていたみたいですがカイン大佐に関する情報だったりして。
それと何とかアルスの協力を得る事ができたが、それはヴァルヴレイヴの技術をアルス側にも提供する条件付きなんじゃないかと考えてしまう^^;

ついにカミツキの秘密が全世界に暴かれましたが、まさかこれが「世界を暴くシステム」の結果じゃないですよね(゚д゚;)!?{/netabare}

(2013.12/14 21話)
{netabare}アルスとドルシアが裏で取引をしていたから起こった茶番劇と言うにはあまりにも不謹慎すぎる殺人劇。
自分達が101人評議会に利用されていると分かっていても自国の利益・ヴァルヴレイヴの破壊、もしくは強奪を未だに計画していて中立国であるジオールを攻撃する正当な理由付けの為だとでも?
だとしても、いきなり武力で制圧するのは正当防衛でもないしおかしいだろヾ( ̄o ̄;)オイオイ

それにしても、ショーコだけはあの動乱の最中終始みんなの命を気づかっていたのは一国を背負う総理としての立場上やむを得ない事なのか・はたまた父親の死を間近で見てしまった事によって同じ悲劇を繰り返させたくないという思いからなのか。

おいおい、このままじゃ「世界を暴く」どころか本当に暴きたい事を暴く前に人類から見放されて死を待つだけになってしまうぞ?

こんな裏切られ方ないよ(-_-;)今まで、みんなの為に頑張ってきたのに…自身が追いつめられればすぐに他人を切り捨てるなんて。(1人の命と多数の命どちらかしか助けられないとしたらどちらを犠牲にするか?)

犬塚先輩はアイナに嘘をついていた、好きと言えなかった自分自身と引き換えに守ったものは…ハルトの気持ちとみんなの命だった・゚・(ノД`;)・゚・{/netabare}

(2013.12/19 22話)
{netabare}200年後の世界にも咲森学園が保存されているという事はモジュール77をそのまま取り込んだ形の国家なの?
それにしても200年後の世界の王子と呼ばれている少年、外見はエルエルフですが瞳の大きさ・色はハルトそっくりですね。まさか、ハルトは意識だけの存在になってエルエルフ(クローン)の中で生き続けているとか?

戦争互助組織から国家へと変わったドルシア。その頃から101人評議会(マギウス)がドルシアのバックに居たとしたら、人類vsマギウスの対決は起こるべくして起こったとしか…
それに立ち向かうヴァルヴレイヴのパイロットであるハルト達は人類とマギウスのハーフとして造られた呪いを受けた存在であると同時に共存関係という祝福を手に入れる為にヴァルヴレイヴが必要だった。

「はんぶんこ」、何もかもそう容易く分け合う事はできない。だけどそれを願い、行動に移す事で変わるかもしれない
。ハルトのように半分、人間でもう半分はマギウスとなった身体で平和を願い、エルエルフはあの時終わるはずだった命をリーゼロッテに救ってもらった(髪を切る事で命を半分わけ与えてもらった)一件でリーゼロッテを救い出す事で彼なりの恩返しをしたかった。

男は拳でしか語り合えない?とはよく言ったものですが、今回の件で人間であるエルエルフとマギウスであるハルトが分かり合えた事は世界を対立の構造から協調の構造へと変えるキッカケとなるのでしょう。{/netabare}

(2013.12/28 23話)
{netabare}かつては共に革命を誓った仲間だったエルエルフ。だからアードライは一緒にその誓いを成し遂げたかった。だが、その革命へと続く互いの道はヴァルヴレイヴの出現によって別れてしまった。しかし、アードライの道は友を失ったイクスアインの協力を得て再び光が差しはじめる。

てっきりアードライ組む事は、もう無いと思ってましたがまさかの展開デーゲン!?(゚д゚;)
それにエルエルフの「言ったら信じてくれたのか?」の問いにアードライが僅かなためらいを見せたのは許す気があったんだろうな^^;

ヴァルヴレイヴOS・ピノの兄であるブルーに101人評議会の面々が一目を置いているという事は、黒幕はカイン大佐ではなくプルー?

何気にエルエルフがドルシアの軍服に袖を通すシーン、2期のPVでもありましたがここまで待たされるとは…

クリムヒルトは、ハルト達がモジュールを奪還する事に少なからず希望を持っている。彼女もまた王統派の1人であり今の反王党派が統べるドルシアを快く思っていないから。それにしてもドルシアはマギウスの後ろ盾が無かったら今頃クーデターで情勢が安定しないまま最悪、崩壊してそう^^;

次回、最終回なのでジオールとドルシアの決着は着きそうですが色々と消化不良な幕引きとなりそう。{/netabare}

(2014.1/2 24話)
{netabare}ドルシア総統もマギウスで合った事が世界へと暴かれてしまった中、カインが強奪したヴァルヴレイヴ2号機(ダーインスレイヴ)で出撃する。そのドルシアはマギウスの謎を秘める為にジオールと戦い、そのジオールはマギウス・世界を暴く為にドルシアと対峙する!

ダーインスレイヴの装備が3~6号機の寄せ集めみたいになっているのは残念です^^;唯一、槍の装備はダーンスレイヴ独自の物ですがイデアールの頭が付いてるってwww
このダーインスレイヴ、wikipediaによると北欧神話に登場する魔剣で鞘から一度引き抜かれ生き血を浴びると完全に血を吸い尽くすまでは鞘に戻らないという代物なんだとか。
まさに、マギウスらしい兵器のネーミングですね。

最終決戦なのにハルトが戦闘にほとんど参加しないのは、エルエルフとカインとの関係に終止符を打つ為だったと思いたいです。にしても深刻な状況に陥り、エルエルフをジャックする時のハルトの焦りにも似た表情がなぜか笑えるww

ハルトたちが守った世界は、第3銀河帝国の礎となりカミツキ(疑似マギウス)を呪いの象徴から祝福の象徴へと変えるキッカケとなった。{/netabare}


1st.seasonも含めてあっという間の2クールでしたが、200年後の世界に住む人々は人類と共存できたのでしょうか?
それに王子と呼ばれていたあの少年の正体や、ドルシア・ジオールのその後など描かれていない部分が多いので終わり方には納得がいかないです。
キャラに関してもクーフィア以外は個性があって好感が持てました。
もちろん、クーフィアにも強すぎる個性がありますがただの戦闘狂です^^;パーフェクツォン・アミーとしてはエルエルフの次に優秀でしょうけど人間性の面ではちょっと…(゚д゚;)

前述したように納得のいかない部分が多い、期待していただけに残念ではありますがコミックスや小説などのメディアミックス作品でもあるので、アニメでは描かれなかった所を描いていってもらえると個人的には嬉しいです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 21

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

終盤面白くなってきます!

サンライズ制作のオリジナルアニメ

分割2クール 
1st 12話
2st 12話  
全24話

2ndシーズン目

ジャンル:SFロボットもの

分割2クールなので、1stが終わってから期間が開いてしまってるので、正直記憶が曖昧になってしまった。

観ていくうちに、ああ~そうだったな~って思い出す始末 ^^;
できれば分割しないで欲しかったです。

20話くらいから怒涛の展開で、いくつかの複線回収もあり、面白くなりました。

学生達の手の平返しにはすっごいムカついたし、
味方の死には泣けました。

ラスボスとの一騎打ちは、力入った映像も凄かったし、
命燃やし削っていく戦闘なので、胸にグっと来る物がありました。
ウルウルです。(TдT)

ラストは、予想通り 
「やっぱりそうなるよね~」だったので、なんだか残念な気持ちに。。。
(自分的には、ハルトがTV版 Zのカミーユより可哀想でした)

あとは、終結後の話を、もっと詳しく丁寧に見せて欲しかったです。

いや~見応えありました
時間に余裕があれば、もう一度最初から一気に観たいですね。

ちょっと説明不足な所もあるけど、なかなか楽しませてもらえました。

1stシーズンのレビューは酷評気味でしたが、
2stシーズン見終わってみれば・・・
面白かったです!!!




2ndシーズン
OP:「革命デュアリズム」(第14話 - 第24話) 歌 - 水樹奈々×T.M.Revolution

ED:「REALISM」(第14話 - 第18話)歌 - ELISA
「赤いメモリーズをあなたに」(第19話 - 第23話)歌 - かなでももこ


1nd&2ndシーズンの全てのOP&ED曲 良かったです!
全部CD購入。(僕じゃないは、CD出ていないのでアルバムをレンタル)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 36

69.9 13 鬱展開アニメランキング13位
D.C.ダカーポ(TVアニメ動画)

2003年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (558)
3553人が棚に入れました
7年前から1年中枯れない桜が咲いているという不思議な島「初音島」。
主人公朝倉純一はそんな初音島の風見学園付属に通う3年生。彼には不思議な力があった。一つは「何も無いところから和菓子を生み出す力」、もう一つは「他人の夢を強制的に見せられる力」。
そんな彼が卒業間近に見せられた夢の中の幼馴染、目覚ましにやってきた同居中の義理の妹、「かったるい」とつぶやきながら通う学園で出会うクラスメイト・先輩・後輩の女の子達。そんなヒロインたちとはじまる「ちょっとこそばゆい」恋愛の物語である。

声優・キャラクター
野川さくら、田村ゆかり、神田朱未、堀江由衣、伊月ゆい、松岡由貴、松来未祐、秦勇気、岸尾だいすけ

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ドロドロ感がキツイ

美少女ゲームが基なだけに登場キャラはすごくかわいいです。
前半はコメディ感があってなかなか面白かったですが、後半は恋愛モノから悲劇モノに展開。
めちゃくちゃ重く、ドロドロ感、ダラダラ感などがかなり感じられ、この後どうなるんだろう?という不安感が十分に味わえるアニメです。
またこの作品は中盤から1話毎の構成がメインストーリー+サイドストーリになりますが、このサイドストーリがはっきりいって面白くない。
安心して恋愛モノを見たい人には不向きなアニメで、悲劇が好きな人向けですね。
「AIR」や「KANON」のような悲劇的な展開ですが、泣きや感動を明らかに狙った感が感じられ、逆にそれらの感情移入が薄くなってしまった印象を受けました。


・・・・・と思っていたのは1期のみを見た時の感想。
2期まで見たら評価は変わります。
1期だけでは書きかけの小説を見たような感じ。
2期を見るとドロドロ感が嫌でも見てよかったと思いました。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 7

チュウ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

原作がビッグタイトルだけに、残念でした。

やはり音夢は強し!!
音夢の「兄さん」に、さくらの「お兄ちゃん」。これは反則を通り越して、罪ですww
ことり・さくらなど音夢以外にも魅力的なキャラが目白押し!!
流石はギャルゲーに一大ブームを巻き起こした作品の一角!と言えるのではないでしょうか??

純愛の学園ものに、個性的なキャラと少しの不思議。そして、切ない程の愛!やはりシナリオの完成度は高い!!
原作に関して言えば、キャラ良し、内容良しと申し分のない内容に仕上がっています!!
しかし、その原作の良さをしっかり発揮できなかった点はマイナス評価。原作を考えれば、もう少し良いアニメに仕上げられたはず!

投稿 : 2024/04/20
♥ : 20

ジョニー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

懐かしいですね。

まだアニメ耐性の無い時期に見たのでとても素晴らしい作品の印象があります。
が、今観ると自分の中の評価が高すぎたかなー。なんて思ったりもします。
それでも、名シーンはすぐ思いだせるし、今でもやっぱり素晴らしいと思えます。
内容は兄弟の禁じられた愛、ってヤツでそれがこの作品の面白さのキーポイントですかね。
キャラデザ等々古さは感じますが、慣れれば楽しめるはずです。是非ご覧ください。
ちなみに一期と二期では主人公のキャラデザ変更されます。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

66.0 14 鬱展開アニメランキング14位
くまみこ(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (795)
3285人が棚に入れました
ほんの少し昔のおはなし。あるところに小さな巫女さんのまちと、言葉を喋るクマのナツが一緒に暮らしていました。
二人はいつも仲良し、今日も一緒に外で遊んでいるとふわりふわりと雪が舞い始めました。
いつもより少し早い冬の訪れを感じ、家に帰るとそこでは村の大人たちがナツの冬眠の相談をしていました。
ヒグマであるナツを、本格的に吹雪になる前に冬眠させようとしているのです。
それを聞いていたまちは、冬の間ナツと一緒に過ごせる方法は無いかと考えるのですが・・・。

声優・キャラクター
日岡なつみ、安元洋貴、興津和幸、喜多村英梨
ネタバレ

アレク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

がっこうぐらし以来の衝撃

限界集落で暮らす中学生の女の子雨宿まちとなぜか人間の言葉を話せる熊(ここ重要)クマ井ナツ
1人と1匹を中心とした生活を描く日常系に分類されるアニメになるのかな
最後にちょっと考えさせられることもあったし共感できることも多かったし
何よりまちがかわいいし春クールで見たアニメの中でなかなか印象に残ったアニメでした。

{netabare}
まず最初に目につくのはまちがかわいい!
今住んでる村が嫌で都会の学校に行きたいと言い出すまちになつが都会っ子クイズと称して
いろんな試練を課して都会暮らしの下準備というか訓練的なことをしたり役所勤めでいとこの良夫の
村おこしのイベントになかば強引に駆り出されたり村人たちとの交流だったりが各話の骨子になるのかな
まちの時代遅れというか今時珍しい機械音痴っぷりや最新機器などを目の前にした時の喜びっぷりは
初々しくてかわいかったしなつや良夫など身内に対してはちょっと内弁慶気質で少し外の世界に触れたり
未知の事態に遭遇するととたんに怯える、誤解を恐れずに言いますとそんなまちの奮闘を見るにつけ
なんだか嗜虐心と庇護欲、2つの感情がないまぜになって何とも不思議な気持ちでございました。

そんなまち目当てにブヒブヒ見ていた自分なのですがここで1つ問題があり、まちと一緒に遊んだり
戯れているなつの存在、これが血縁関係も何もないただのおっさんだったら画面の前の紳士諸君も
さすがに倫理的というか道義的にまずいと思ってしまうと思いますがこの作品に限ればそれは問題なし!
なんせ相手はクマなんだから、道義的気まずさを最初から感じさせないよう先回りし
紳士たちの需要に合わせた作品造り、資本主義万歳ですな。


それに魅力もそこだけではなくたぶん自分だけじゃなく地方、特に東北ないしかつて東北に住んでいた人にとっても
共感できるようなエピソードは多かったんじゃないかな
しまむらがなぜか充実していたり、村人たちの人間関係や
水かけご飯の回で出てきた身内がこさえる謎調味料だったり大都会仙台やオシャレな店いざ入ろうとすると
逆に気後れしてしまうお上りさんというか椋鳥的視点だったり思わず共感し苦笑してしまうような
エピソードが各話にちりばめられていて、最近は日常アニメの数が増えてきてるように感じますが
それと共に田舎をクローズアップしたアニメもちらほら見かけますがそういうのを見てると
癒されるのは間違いないんですがなんというか都会人にとってのサプリメントとして位置づけられた
田舎アニメなんじゃないかと感じないでもなく全部が全部嘘っぱちだとは思いませんが
都会暮らしには都会暮らしの大変さがあるように田舎も田舎で大変なんだよと声を大にして言いたい
(雇用も少ないし、最低賃金も安いし、人間関係も濃いし、つーか同じ人としか会わんし)
話はそれましたがそんな残念さ、それも特に地の生活の部分に焦点を当て毒を含んだ形でも
うまく物語に落とし込み笑い飛ばしてしまう、地方の悲哀から目を背けたり美化するのではなく
笑いに変えるようなスタンスは非常に好みでした。

特に気に入ってるエピソードは村おこしCMを作る回で見栄えしない名産品(他意はありません)で
村人たちが集まり低クオリティーなCMを作る、皆一生懸命に取り組むがにじみ出てしまう
垢抜けなさがツボでしたし最後のスポンサーに関するオチも毒が利いてる感じで
そんな田舎の闇を笑いに変えるこの作品特有の観点は見ていて痛快でした。

そんなことも思いながらまちのかわいいさも愛でつつ最終回を見てたんです、
見てたんですがねぇ・・・
{/netabare}


↓以下最終回ネタバレ
{netabare}
自分はまとめサイトを斜め読みしてたらネタバレくらったくちで心の準備はできてましたが
それでも衝撃的でした、あらすじは省きますが都会に出るという夢敗れたまちが幼児退行endという・・・
一応11話を見た時点で自分の何となくの予想では今までの都会っ子クイズを思い出し
無事神楽をやり遂げた後都会に出るか村に残るかまちが決断するのかなーと
実際はそんな予想の斜め上でしたが。

初めに断っておきますが自分は良夫の生贄云々は物の例えだと思うし
この最終回で全てが台無しになったとかそういうことは思ってないです。
(自分のような日常アニメのつもりで見ていた人たちにとっては晴天の霹靂でやらしい話
需要には応えられなかったと思いますが)
むしろあの最終回を見終えた後だとミステリー小説を読んでいて予想外の結末すぎて
もう一度最初から見返し伏線を確認したくなる衝動に似た思いといいますか
全てが裏返って見えてしまうんですよね。
(そこにはおおらかで寛容といえば聞こえはいいが
そのじつあまりまちに関心がない村人、
なつの心の奥底でくすぶっていたまちに対する独占欲に加えて
良夫の村おこしの名をもとに無理難題を押し付けられるまちの姿が・・・)
今までそういうグレーな部分も美化せずギャグ調に描写していくスタンスだっただけに余計に・・・

いやほんと幼児退行したまちと考えなくていいんだよという台詞とともになつと戯れながら
EDが流れてるシーンはちょっとしたホラーですよ、アメリカのアニメとかでたまにお目にかかる
ナチュラルな狂気というか。

このような最終回を叩きつけられた後は村の闇の部分が嫌でも思い出されちゃうんですよね
「結城友奈は勇者である」の製作に携わったプロデューサーの1人はそのアニメを少女たちが
苦難に遭うことで日常の大切さを逆説的に教えてくれる「新日常系アニメ」だとインタビューで
答えたそうですが「くまみこ」の場合はそれと少し違くて日常の中に潜んでる闇を教えてくれる
「亜新日常系アニメ」だと自分は思います。
人はそう簡単に変われないという痛切なスパイスを含んだメッセージが内包されてるかもしれませんね
製作陣の意図は知る由もありませんが。

と、いうわけでこの日常系アニメに対する強烈なアンチテーゼを含んでるかもしれないアニメ
「くまみこ」オススメです!(血涙)
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 45

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

クマと巫女の日常

原作未読。クマと巫女の日常を描いた、のんびりとした作品です。

クマ(ナツ)は代々村の神として崇められている存在で、言葉を話し、微妙な字も書けます。また、タブレットPCを使いこなすなど、ハイテクに強いクマです。
巫女(まち)は中学生。都会の高校に行きたいと思っていますが、クマ(ナツ)に反対されています。極度の人見知り&機械音痴です。

全体的に、まちとナツの掛け合いは、テンポが良く、とても面白かったです。


だけど、良夫の『村おこし』にかける情熱はウザかったです。
そして、良夫が何か仕掛けるたびにまちの表情が暗くなり、最終的に、まちは精神を破壊される・・・って、作品のメインヒロインを精神的に破壊してしまっては、もはや「日常ほのぼの系」とは呼べませんよね?

【結論】
物語=3.0。
まちとナツの掛け合いや、村の人々との交流の物語は良かった。
「村おこし」関連のネタは、結果的にまちを傷付けるだけだったのでマイナス評価。
キャラ=4.0
良夫以外は良かった。良夫の自分勝手で独りよがりなキャラがマイナス評価。

【総合評価】
良夫=いらなくね?

投稿 : 2024/04/20
♥ : 61

ニワカオヤジ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

性的虐待

最後の2話がひどいという評判ですが、最初からひどいので最後の2話は気になりませんでした。
絵のかわいさに反して、女子中学生に対するセクハラやレイプまがいの行為が日常的に行われているという恐ろしい作品でした。

ヒグマのナツは2足歩行で手で物を持つことができ、しゃべる内容からは人間と変わらない知能と思考を持っていることが分かります。
つまり熊らしさは見た目だけで、熊の格好をしたただのオジサンです。背中のチャックを外したら中から汗だくのおっさんが出てきても驚きません。

そんなオジサンが女子中学生とハグしたり、一緒に風呂に入ったりするのはいかがなものか。
EDもデフォルメされたキャラでかわいらしいのですが、最後に屋根の上でまちとナツが抱き合って転がるところでハートマークが出てくるのは何故?

しかもナツの祖先は人間の女性と性行為をして子供を作っています。ナツは去勢されており、人に対する性欲と生殖能力は残っていたことが分かります。
いくら去勢されたオジサンでも、女児と風呂に入ったら普通は通報されます。
ナツは役所に通報して殺処分で良いんじゃないだろうか。


イトコの良夫も、女子中学生にのしかかって服を脱がせたりおきながら、イトコだから良いだろ!と逆ギレ。ナツも反対せず。女児に対する性的虐待が物語の中で許容されており、信じがたいものがあります。

しかも良夫は共感能力が全く欠如した、パーソナリティ障害のようで、村おこしのためなら平気で嫌がる女児にエロい格好をさせて衆人にさらしたりし、被害者の意見は理解できずに切れ、最終的には妥協せず強行してしまいます。


まちの見た目が可愛い分、本当に不憫で、途中で断念したらまちが更にひどい目に合わされるんじゃないかと気が気じゃなくて、結局最後まで見てしまいました。

最後、まちは結局都会行きを諦めるわけですが、これもナツ・良夫ら地元のオジサン連中が田舎にとどまるように仕向けて、未成年のうちに子作りさせる策略なのではないかと勘ぐってしまいます。


え? 考えすぎ?
逆に妄想がすごくてキモい?

べ、別にナツがうらやましいわけじゃないんだからね!

投稿 : 2024/04/20
♥ : 20

82.9 15 鬱展開アニメランキング15位
Re:ゼロから始める異世界生活(第2期)(TVアニメ動画)

2020年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (689)
3157人が棚に入れました
コンビニからの帰り道、突如として異世界へと召喚されてしまった少年、菜月昴。頼れるものなど何一つない異世界で、無力な少年が手にした唯一の力……それは死して時間を巻き戻す《死に戻り》の力だった。大切な人たちを守るため、そして確かにあったかけがえのない時間を取り戻すため、少年は絶望に抗い、過酷な運命に立ち向かっていく。​

声優・キャラクター
小林裕介、高橋李依、内山夕実、水瀬いのり、村川梨衣、新井里美、子安武人、赤﨑千夏、中村悠一、井口裕香、堀江由衣、堀内賢雄、植田佳奈、江口拓也、田村ゆかり、藤原啓治、能登麻美子、松岡禎丞、天﨑滉平
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

レム睡眠

{netabare}ネタバレだと怒られないかしら 『BOSSとティーパーティー』とで迷ったお題なのよ{/netabare}

#26~#38 全13話


通番ですので#1からどうぞどうぞ。
分割2クール前半の1クール目だという前情報だけ頭に入れて臨んでみました。制作会社やあらすじ、はたまた出演声優など視聴前情報なにかしら入れてると思います。私の場合は話数と分割クールの有無をけっこう気にします。心の準備ができて知っておけば完走後の戸惑いがありません。これだけ分割放送多くなってきて人気作の続編なんかこのパターン多いですから特にです。

この2期前後半で物語が終るかどうかわかりませんが次の後半でなにかしらの決着はするでしょう。いわば先発-中継ぎ-抑えの中継ぎ部分がこの期間の位置づけとなります。
相変わらずツカミとヒキがお上手。中断するタイミングを失ってしまい一気に観てしまいました。完走してみて次の後半がとても気になる終わり方をしてます。まとめて一気が推奨ですかね。

ふわっと完走後に思ったこと

 {netabare}あれ!?魔女けっこう揃っていい奴じゃね?{/netabare}

魔女教ってヤバい集団がいて1期松岡さんが演じられた大罪司教ペテルギウスみたいなイカレたおっかない人に苦しめられたので拍子抜けしたような変な感覚。
後半に向けて整理しておいたほうがよさそうですね。


それでは此度の“中継ぎ”について雑感。
メインヒロインのエミリアたんをメインらしく輝かせるための下地作りでしょうか。あまりにも強烈な光を放ちまくっていたレムは諸般の事情で後ろに下がってました。
1期の王選候補者たちとスバル陣営の交渉事なんか好きなエピソードなんですけど、ああいったスバルがひと皮むけるようなエピソードも控えめ。後半に向けた謎撒きに終始した印象です。死に戻りも成功に向けての試行錯誤とシンプルだった1期と比較し、その度に複雑怪奇になっていった2期とでもいえましょうか。タイムリープ作品ぽさが色濃くなってきて、比例して絶望指数も上がってきました。

充分面白かったと思います。後半戦に期待を持たせる中継ぎの役割を全うするいい仕事をしてました。
一つ不満があるとすればOP。あまりにもツカミに凝ったためかOP流す回数えらい少なかったかと。アニメーション含めてけっこう好きだったんですよ。



※ネタバレ所感

■(備忘)後半で解決しなければならなさそうなこと

{netabare}・“暴食”の大罪司教ライに名前と記憶を食われたレムと記憶を食われたクルシュ
・強欲の魔女エキドナの試練(エミリア?orスバル?)
・精神壊れたエミリアたん
・【重要】エルザとメィリィの屋敷襲撃
・【重要】多兎の聖域襲撃
・亜人ガーフィールの暴走
・ベアトリスの契約
・とにかくロズワールがイラッとするわ{/netabare}

{netabare}ざっと8つ。もっとあったかもしれない。
他にも魔女たちとの関係なんかは問題解決というよりあるべき姿を模索する感じかしら。

【重要】で挙げた項目は二律背反なわけでどっちかを取れば片方を失うっぽい。きっと両方救える“シュタインズゲート”を見つけるためにもがいていくぞ!が見えたところで前半終了です。{/netabare}


■声優のお仕事

・魔女が豪華

{netabare}“強欲”エキドナ(CV坂本真綾)
“憤怒”ミネルヴァ(CV小松未可子)
“怠惰”セクメト(CV中原麻衣)
“暴食”ダフネ(CV東山奈央)
“傲慢”テュフォン(CV久野美咲)
“色欲”カーミラ(CV石見舞菜香)
“嫉妬”サテラ(CV非公表)

これはどこ切りとっても耳が幸せだってやつ{/netabare}

・新井里美劇場

{netabare}#36「死の味」
たぶん監督からのオーダーが「400年の孤独が詰まった感じでばーんと頼むよ!」でしょ?

同クールSAOでの松岡さんが200年の芝居やってましたがあっちも凄かった。『レールガン』の白井黒子役もそうでしたけど余人に代えがたいと思わせる声優さんですね。{/netabare}



視聴時期:2020年7月~9月 リアタイ

-------

2020.10.08 初稿
2021.07.23 修正
2021.01.28 修正

投稿 : 2024/04/20
♥ : 66
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

サイレントアラーム

制作WHITE FOX。

幾多の死を繰り返しながら尽力し、
怠惰を司るペテルギウスと白鯨を討伐し、
エミリアが生存する世界へと帰還するスバルだが、
レムとクルシュに予期せぬ異変が起こる。
{netabare}誰もがレムを知らない!?{/netabare}

物語は序盤から練り込まれていて、
新キャラのデザインも秀逸で好感が持てる。
声優田中あいみさんは応援したいです。

死に戻りポイントが変更され、
死んでも間に合わない試練の幕開け。
ロズワールの思惑、魔女因子の答え、
{netabare}黒い福音書とは何を意味するのでしょう。{/netabare}
加速度を増し世界は改変され続ける。

7話~9話視聴追記。
死に戻る力そのものに言及され始める。
リゼロは物語に可逆的構造を特徴に持ち、
その帰着する運命への乗り越えが主題である。
スバルは運命を克服できるのでしょうか。
分岐と選択、目的が見え始める。

最終話視聴追記。
救えなかったかも知れない多くを数えるより、
君が救えた多くを数えるべきだ。
ここにリゼロの核心がある。
問題はそこに自分がいるのかであろう。
彼は自らに価値を見出せるのか!?

鬱々しいが物語の引きは強い。
怒涛の後半戦に期待しています。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 57

van2013 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

だんだんと。。

正直、一期はかなり燃えました。主人公が苦難になりつつも、
成長していく姿は王道でしたし、レムみたいな子にアプローチかけられても
自分のポリシーを曲げずに、エミリア一筋の姿はむしろ好意的なものがあった。。。んだけど、新編集版で、エミリアにレムも自分の恋人にしていいか
聞こうとしてたよね。で今ってスバル君には大事なものが二人になったと。。
 普通のストーリーなら、いいと思うよ。やたら強い主人公にひかれるヒロインとか。。でも元ニートの引きこもりが「死に戻り」という最強に近い武器
使って、やられるとちょっといやな気持ちになってしまう。
 これって、どんなに嫌われてるヒロインでも何度もやり直せば、絶対攻略できるよね。。ある意味、どんなに嫌われることをしても、やり直しちゃえば
無罪放免だよね。。狙われたら、どんな女の子も一貫の終りだよね。一人の
女の子に純粋に突き進む主人公ならまだ好感持てるけどさ。。昴って普通の人間だから迷うこともあるよね。でもこのチートに振り回されないとは限らないし、
ストーリー的には二人くらいで終わらせるかもしれないけどさ。でもこの主人公気持ち悪いと思ってしまった。こういう人に悪さしてもバレずにできちゃうようなチートスキルの持ち主に、恋人とか増やしてほしくないなあ。いろいろ想像してしまう。こんなの昴が気に入ったら、他の男がどんなに純粋に想ってても攻略するの難しくないかな。18禁にしたら面白いのできるんじゃないかと思ってしまった。

 この作品はどれだけスバル君を好きになれるか。。なんだけど、
この子、あまり成長してないように見えるんだよね。。弱いのに
すぐ激昂して、すぐ殴りかかるし。。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 5

59.3 16 鬱展開アニメランキング16位
特例措置団体ステラ女学院高等科C3部(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (688)
3094人が棚に入れました
高まる鼓動、膨らむ妄想・・・。
憧れていた「ステラ女学院」への入学が決まり、
高校での新生活に胸を躍らせる大和ゆら。
「もしかしたら……ここなら私、変われるかも!」
期待に胸を膨らませ寮の自室で横になると枕の下に「デザートイーグル」がっ・・!!
女子高生!?C3部(しーきゅーぶ)!!?サバゲー!!!?
そんな青春サバゲーストーリーが今・・はじまる!
ネタバレ

Ballantine さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

最初から最後までこのノリでやって欲しかった…(最終話まで

●関連URL
・番組公式サイト:http://www.tbs.co.jp/anime/stella/
・番組公式Twitter:http://www.tbs.co.jp/anime/stella
・原作漫画公式:http://kc.kodansha.co.jp/content/top.php/1000006140
・4コマ しーきゅーぶ:http://kc.kodansha.co.jp/content/diary_list.php/1000006140
・中等科公式:http://www.famitsu.com/comic_clear/se_c3/


あらすじ(公式引用)
高まる鼓動、膨らむ妄想…。
憧れていた「ステラ女学院」に入学が決まり、高校での新生活に胸躍らせる大和ゆら。
「もしかしたら…ここなら私、変れるかも?」
期待に胸を膨らませ寮の自室で横になると枕の下に「デザートイーグル」がっ…!!
女子高生!?C3部(シーキューブ)!!?サバゲー!!!?
そんな青春サバゲーストーリーが今…始まる!


サバゲーに興味の無い人は一度でいいからサバゲーの動画を見てみて欲しい。
かなり沢山YOUTUBEやらニコニコやらに上がってるんで一回見てほしいです。
メッチャ面白いのでお勧めです。
思った程、弾を食らっても痛く無いです。まぁ近距離なら痛いけどw


しかしこのアニメサバゲーでどうやって面白いアニメにしていくんだろう。想像が付かない。


これサバゲーアンチアニメだろ…
サバゲーマーは見ないことをお勧めします。
糞アニメ好きにはお勧めです。
今期見てたアニメでダントツで一番最悪でクソアニメでした。
散々ガルパンだの他のアニメ貶しておいてこの出来とか頭イカれてるんじゃないのか?


各話感想
{netabare}1話
前情報さっぱりなしで特に見るつもりも無かったんだけど、なんかローゼンメイデンの前にやってたんで見ました。
視聴しながら早速調べてみる。

冒頭いきなり白馬の馬車に乗っている主人公。
あれ?少女漫画的な感じかな?
おっとこれはコミュ障主人公な設定か…
こういう子が気になっちゃう俺は異端なんだろうか?
普通に元気ハツラツな子よりこういうおとなしい子が好みなんだよなぁ。
( ゚ ρ ゚ )ボー眠くなってきたなぁ…なんて見ていたら、枕の下から拳銃が!
早速妄想が広がってこのアニメもしかしてサバゲーか!?
すっげぇワクワクしながら公式サイトを調べてみるとキタ――(゚∀゚)――!!
ヤバイ熱いこれ!設定が今最高に熱い!
丁度去年サバゲー初めて始めたばっかだったからこれはピンポイントすぎて一気に期待がMAX!!
そうかサバゲーアニメだったのか見てよかった。
サバゲー女子いっぱいいるぞw初めて行った時うますぎて泣かされたぞw
割りと若い人から歳のとった人まで幅はめちゃめちゃ広いんだぞ!
俺はじれったくてすぐ特攻しちゃって即死するんですけどね\(^o^)/
乱暴っておいwwwランボー違いじゃねぇか!!!
なんだケーキで釣るとかまるでけいおんじゃないか。
全然部活もしないし毎日お菓子ばっかって完全にけいおんパクリすぎ。
人見知り主人公、涙した後の顔がひどいwwもう少し可愛さ維持しててもよかったのでは…
ケーキ落し物ってどう見ても罠じゃねぇかwww
あれ?このトラップしかけた子の声に違和感が…
なる程新人アイドルだったか。
帰宅部なんて新人しかいなかったけどまぁこっちはまだましか。
森林でのサバゲーまだやった事無いなぁー。


2話
あれ?すんなりもう部活入った体で来るかと思ったらまだ入部してないのね。
便所飯すんな…
何という強引な勧誘w みゆきち絶対強いなこれ…
ドレスでサバゲーってどういう事w
まぁそもそも制服スカートでやってる時点であれだが。
屋内でもやってみたいなぁ。しかし近距離は当たると痛いから怖い。
まさかの跳弾ヒット。
相打ちw
えええ床に穴あけるとかw
まぁそもそも学校でやってんじゃねぇって話だけどその辺アニメだからしょうがないね。
ちょw穴あけすぎだろw
勝っちゃったw入部しないで終わるんか!?
まぁそんなわけもなく入部ですよねぇ。
しかしまぁここまで大して面白い話ではなかったわけですが、
この先どう話を展開していくのやら。
友情物語になるのかマニアックに展開していくのか。
面白くなるといいなぁ…


3話
青髪が完全に神原駿河w
フラッグ戦かぁ。今はだいたいボタン式のランプじゃないのかね。
さすがに制服じゃなくなってるがやっぱりスカートは吐く子はいるのねw
壁走ってたぞw
あれこれ学校別対抗戦大会かなんかなのか。
玉を飲むなww気持ちはわからんでもないが。
黒髪強そうだなぁ。青髪のライバルか?
なる程特攻か。
一人になった時の恐怖感はマジヤバイ。
撃っていいのは撃たれる覚悟のあるやつだけだってルルーシュも言ってたもんな。
うっはサービス回来るとは思わなかった。
勲章wまぁでも気づくと結構付いてるんだよなぁw
顔面崩壊w
髪切ったのか誰かと思った。ショートヘアいいよね!


4話
塹壕堀とかもはやサバゲーじゃねぇw
手榴弾避けなのにスモークくらっとるがなw
サバゲーより本物の戦争に近づけてくれてもいいんだぜ?
ガルパンばりに面白くなってくれればいいんだけどなぁ…
ってか色んな銃器の紹介とかもっとして欲しい。
なんか可愛くないカップだなw
髪切ったユラ可愛い。チョキ?
VZ60スコーピオン。知らん。いや知ってるかも。
マシンガンなら俺はMP5が一番好きだけどなぁ。
アサルトとマシンガンの中間に位置する位が丁度いい。
アサルトとか重すぎでかすぎて洒落にならん。
弓道やってみたいなぁ。
日本の柔術。何m位あるんだろう。
弓道の的の方撃つのかと思ったら5円玉かよww
視力良すぎw命中率はんぱない。
マシンガンここまで精度良くないだろ。
近距離射撃は撃たれるとメッチャ痛いから怖い。
撃たずにして撃つ。わけがわからないよw
後ろで仰向けで芋虫みたいに動いてる奴いるぞw
と思ったらちゃんと座ってた。
棒読みちゃん声可愛いなwうまくなってほしいのぉ。
ホールでケーキとか考えただけで吐き気を催すわ。
まさかのファンタジー路線に…
誰が予想出来たであろうかこの展開!
これで主人公覚醒か!?
ファンタジー好きとしてはヤバイなんか期待出来そうな予感。
棒読みちゃんが持ってたの水筒か?
ってなんだなんだどういうアニメになるんだこれw
まさかの戦国展開!なんという盛大な表現!
まさにアニメって感じでいいね。
チョウジロウwwマシンガンだっつのw
EDなかなかいいよなぁ。いやぁこれは面白くなりそうだ。


アニメの脚本家(4話、12話担当)のツイッター
@kitchomP もしどうしてもという話でしたら、「ガールズ&パンツ」とかいうアニメがあるそうなのでw 似た方向性みたいですし。
https://twitter.com/sakammot/status/359960075781160962
http://twilog.org/sakammot
バカッター発動しちゃったよorz


5話
何故海から始まった!?
うーむやっぱショートカットの似合う女の子は可愛いなぁ。
アニメではめったにいないショートカット女子は貴重だ。
ユラちゃんどんな顔してんだよw
そのまま持って来ちゃったっておいおいw
いやいやそんなイカダじゃ無理だろw
なんというプライベートライアン妄想w
水着でサバゲとかありえねぇw舐めすぎてる。まっアニメだから突っ込んでも意味ないか。
主人公随分成長したな。
瀬戸一家ってそんな瀬戸って苗字多いのか?w
いいなぁこういう無人島みたいなとこで遊んでみたい。
なんかユラ妄想激しいな。
ドラム缶風呂あったのか!何故そのシーンをry
ブラでフラッグw水着かw葉っぱと貝殻の水着とかありえんw
完全にサービス回ですね。
だから水着でサバゲとか舐めすぎだろw鈍感かよまったくw
瀬戸ストリームアタックおかしいだろw足に銃挟んでなかったか?w
まぁアニメらしくぶっ飛んでくれていいんだけどクレーム出そうだなこの辺。
まるで星条旗みたいだなwってかあの映画のまんまオマージュってとこか。
みゆきち何かありそうだな。
ED覚えやすいからもう覚えてしまった。


6話
なんでひなあられと間違えたんだ。
24時間大会ってなんぞw
ちょwなんでザリガニ入れたんだよw
まるでドリフのコントだなw
ん?ユラちゃんなんもやってなかったのかな?
当たって弾けるのかよw砕けるんじゃないんだw
なんだその高性能な機械は!欲しいぞそれ!
コイン乱取りってなんだよ超気になるんだけどw
おいおい抱きしめ撃ち2000円指名料とかもう風俗じゃねぇかこれ。
過激部ってなんぞw演劇部かなんかか?
学園祭懐かしいなぁ女子校あたりの学祭また行きたいなぁ…
ちょまwなんですかそのエロい撃ち合いショーw
なんだユラちゃんいじめられてたのか。ってか掃除用具入れの横に立つのは不自然じゃないか?
やっぱユラちゃん勝ったか。
集中力はいいが周りが見えないのがネックになってるようだ。
そのうちこじれそう。
いやいや水鉄砲の量じゃねぇだろw
ゴキブリじゃなくてザリガニだろw寒気がするわw
まーた壊れちゃった。どうしようもないなこの部活w


7話
24時間耐久サバゲーってなんだよw
違法改造銃…のちのちでてきそうだな。
狙撃!?
早速出てきたか違法改造銃。
早速前が見えなくなってひかれかけるとか…
そのちゃん先輩足首捻挫か。
狙撃犯は警察か。ユラを叱る奴がおらんな。
いやぁ直ぐ目の前が見えなくなっちゃうユラをry
○○好きに悪い人はいないとか妄言。
C3部必勝大作戦計画書。
電撃GOGOアタック作戦。
カリちゃんレンちゃんアタッカー。
ユラいつの間にか仕切り始めてリーダーになっとるw
練習風景メッチャ手抜き作画だな…
同人即売コーナーがなんであるんだよw
諜報機関KGBw
支給品。PDA(携帯情報端末)
あんな場所…やっぱりくさいけどミスリードっぽいな。
来週からやっと戦闘か。


8話
狙撃がリンだとしたら…ゆるさない?
恐らく違うだろうな。
ってかよくよく考えたら違法改造銃とか出してこんな事になって誰がサバゲやりたいと思うのか…
物語としてサバゲを盛り上げたいのか怪しくなってくる。
ガルパンみたいに徹底的にこだわってればよかったのにな…
まぁアニメとして面白くなればいいけど。
7時第一フラッグ投下。
47本。結構あるじゃないか。3時間毎だと!?忙しいな。
敵対してるのはKGBか?顔と名前覚えてないからわからん。
KGBと違う?どういうこっちゃ。変装してたのか。
なんかユラだんだん痛い子になってないか?痛い子ってか病んでるw
喧嘩になっちゃった。
勝ちにこだわるか、楽しさを重視するか。さてどうすんだ。
リンのチーム強すぎだろ。
ユラも勝つためになんでもする…のか?
そのらの敵を打つためだと?やっぱ狙撃犯じゃないのか。
チーム面子が駄目すぎる。陰口ばっかでひどいもんだな。
仮にも先輩じゃないのかよ。
そして空気を和ます棒読みちゃんw
和解しないまま次のゲーム始めちゃうのかよ…
こりゃストレス貯まるアニメだなぁ。
ユラがゾンビ行為やっちゃった。オワタ。
おい誰かユラを叱る奴はいないのかこのアニメ…
うわー優勝しちゃったよゾンビで優勝しちゃったよ…
おいおい何処までストレス貯めさせる気だ。
ちゃんと解消させてくれるのか怪しくなってきた。


9話
主人公のゾンビ行為これ巻き返しようがないだろ。
もうどういう展開もってこようが主人公はオシマイだろうなぁ。
サバゲで一番やっちゃいけない行為したからには土下座しようが部活辞めようが生涯許されないレベル。
先輩アッサリ帰ってきたな。叱らないのかよ…
これはひどい主人公だなwwゾンビした事をなんとも思ってないようだw
ここまでひどいアニメもそうそうないなww
ゾンビ行為告白したか。ってか今更告白したって何の意味も無いがな。
大会主催側にも連絡してんのかよ。勝手過ぎるどころの話じゃねぇだろ。
何もなかったとか救いようが無いアニメだな。
いつまでユラはいじはってんだようぜええええええええええw
ここまで主人公うざく書くアニメそうそうないだろ。
ガッチャマンのハジメが可愛く見えてくるレベル。
うざすぎワロタwここまできたら徹底的に闇堕ちしてほしいなぁw
ってか製作者サバゲ嫌いだろこれ明らかに。
銃を突きつけるとかどうしようもない位擁護しようがない。
ムチャクチャだなこのアニメ。あぁイライラするわー。
ここまでアンチ化したくなるアニメもそうそう無いな。
サバゲーマー馬鹿にしすぎだろ。
連続狙撃犯逮捕とかw結局関係無かったのかよひどいw
リンが逮捕に協力してたのかよ。
ソノちゃん先輩を入院させたい口実としては理由付けがひどすぎる。
「私の本気のダッシュは特急電車にも勝てるぞ!」
まぁ特技はBダッシュだもんなw
師匠が戦争で亡くなって…弱さが師匠を殺したと思っているか…
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
辞めちゃうのかよ部活wすげーなこのアニメw
徹底的にユラが嫌われる方向へ持っていってるがどこまでひどくなるんだこれw尋常じゃないだろこの流れ。
もうここまでくると逆に最後まで絶対見たくなる。
ってか後3話程度でどうやっても回復不可能なレベルだろこれ。
どうすんだよwwもう終わってんだろこのアニメww
狂ったバカッターやってた奴がいた時点であぁ駄目アニメになっちゃうんだろうなとは思ったがこれ程ひどいものになるとは思わなかった。
ガルパンみたいに戦車への愛情みたいなものがまったく感じられない所かむしろどう考えてもサバゲが嫌いだろこれ。
サバゲーマーを馬鹿にしてるどころの話じゃすまない。主人公をどこまで貶めたいのか…
ここまできちゃうとどうやっても信用の回復及び人気を取り戻すのは不可能なレベルだし。
製作者は頭おかしいんじゃないの?原作がそもそもおかしいのか?
公式ひっでぇなこれ。
http://www.tbs.co.jp/anime/stella/special/kouza09.html
ユラちゃんを公式で擁護しないでどうすんだよww製作者はアホなのか?


10話
ユラめいせいにチーム替えしたのかよwwなんてダークな主人公なんだw
靴に当たったのにまたもゾンビ行為かよwまぁ靴は気づかないかもしれないが。
チームにバレたwなんてギスギスしてんだよw
金髪あんなのほっとけよって言うかと思ったのになんで連れ戻そうって話になるんだ。キャラ変わってねぇか?
相変わらずそのらがクソキャラだな。ほっとけとか先輩として終わってる。
ユラ戦力外で衛生兵か。
ユラのキャラがひどいw負けたのか。握手もしねぇのかよw
主人公がどんどん病んでいく…
なんで手怪我してんだよ。目隠しして練習してなんの意味があるんだよwしかも何故耳も隠してるんだ。
まさかの棒読みちゃんマジ天使。
もはやステラ女学院どうでもいい話になってきてんな。
完全に効率厨になってやがる。
味方怪我してもガン無視かよユラ…
自己中でしたー。うわっメイセイからも首かよw
何これすげぇ鬱々してきてんな。自殺ENDでもすんのかよ。
まぁ今更戻れるわけないな。
そのらは誰に電話してたんだ?
どうしてこうなったんだこのアニメ。
理想はガルパンみたいなのだったんだけどなぁ…
もう主人公の人気も信用も心底どん底だしどうやっても回復不能な気がする。


11話
そのら今月いっぱいで帰るのか。
「HITコールしろよー」ん?
いやいや普通そんな打たれたらイテテテってなるからwwあり得ない反応w
ユラがいないアニメが始まったw
「せめてあたしたちを倒してから行ってよね!」
えぇー最後にサバゲーすらやらないのかよ。
側方宙返りすげぇw
寂しいねぇーってユラの事も思い出してあげろよw
棒読みちゃん探しに出たか。
ユラなんでゲーセンwwゾンビ倒してるしwwハウスオブザデッドかw
「お別れサバゲーしようって」「へー」
クマがひどいwノリがやばいww壊れてるw自暴自棄w
棒読みちゃんキレた。
後ろ画面のGAMEOVERがなんかシュールw
怖がって逃げ出したか。
れんとのせいなのか?いや元々だろ。
そのらはユラが気になってるのかよw今更感がハンパない。
「再入部させちゃえばいい!」
出たうんk展開ww駄作確定っぽいな。
何この猫。ユラを猫みたいに思ってたのかよw何この今更感wwひどいw
遅すぎただろこんな描写今更してもなぁ。
凛何しにきた。餞別でも持ってきたか。梅干し俺も好き。
「追い出すような形になってごめんなさい。」
そのらに誤ってどうすんだよ。
そのらも逃げてたって事か。昔のそのらに似てたのかユラ…
ユラの情に訴える作戦w
あぁもう展開が読めすぎてだめだこりゃ。
ユラを戻して最後はそのらの別れに皆で和解してサバゲーENDだな。
ユラが自分から戻る展開ねぇ。そのらサバゲやんのか。
おっと?ユラなしでサバゲ開始か?途中でユラが入ってくると予想。
ってか皆銃デカすぎwなんでAK使ってんだよ。男が持ってもかなりデカイぞ。
「まーた喧嘩したの?ちゃんと仲直り出来た?」
なんだ思い出してまた逃げ出してるのか。
おい援交親父ww 通報しましょう。
トトロのメイちゃんバリに泣くのかと思ったらあれ?
チョウジロウキタ━(゚∀゚)━!4話以来の超展開クル━(゚∀゚)━!?
便利道具だな。
「自分すら認められないようなヤツを自分以外が認められるわけがない。」
固有結界ですねわかります。ってえ?幻想なんかじゃない?
あぁそういや歴史改変してたっけ。
世界の全ては…?何が起きた。
スコーピオンだっけ?なんでこんなとこに。チョウジロウの贈り物?
結局チョウジロウはカウンセラーだったわけか。
これでユラがごめんなさいして乱入って事ですねわかります。
そのらと戦ってユラが負けてやっぱ勝てないやって未来が…
ユラキタ━(゚∀゚)━!
はい。これで仲良く戻ってもなんだか微妙すぎるんだが。
ってかもう凡作すら怪しいレベルだな。
どうせ戻るの分かってるからC3抜ける展開も茶番だったし先読みできすぎて面白く無いだろこれ。
1000枚売れるか怪しい気がしてならない。
クライムエッジの方が面白かったな。
次週はもう内容がわかりきってて見ても見なくても良さそうだな。
キャラのブレっぷりがひっどいww
れんとがユラを~って流れならわかるんだけど他のキャラ達どうなってんだよw
持ったえないなぁそのらも逃げてたってシーンをもっと早い段階で入れてれば相当印象違っただろうなぁこれ…
他のれんと以外の奴らも悩むシーンもっとあればよかったのに。
本来9話か10話位ではもう和解し終わって新しいサバゲー大会に出場の流れになって10話11話で最後に二転三転してラストにやったーサバゲーって面白いよね!で終わるのが王道なんじゃないのかな?
実に持った得ない。


12話
はいはいユラ現れましたね。クマがスッキリなくなってるね。
何このすでに和解し終わった雰囲気wこれはひどいw
何知れっと来たかとか遅かったなとか言ってんだよw
人として当たり前の謝るという事もしないのかこのアニメは…
え?スモーク弾?手榴弾?どっち?両方?
話の整合性が取れてなさすぎる。
えーっと雰囲気が180度変わってしまったわけだが視聴者ポカーンだろこれ( ゚д゚)
「最高のサバゲーをしてるんです。だから見ましょう。」
れんとに言われるまで興味も無かった部員達って一体…
性格悪い所の話じゃないんだが。興味すら無いって…
ユラ球切れなのか?こっちみんなw
「あっ呼ばれた…」なんぞ?w
1on1って言ってたじゃねぇかとことんルール無視するアニメだなこれwwひどすぎw
「きました」じゃねぇよw何ルール無視してんだよw
ドラム型の使うのかwってかどんだけ長時間戦う気なんだよw
そんな弾減らねぇよ普通。まぁこうなるとカリラ達も入るよね。
所で一人多くないか?止め絵多すぎw蜘蛛とかマジ勘弁して下さい。
「まだ終わりません。」超展開キタ━(゚∀゚)━!
固有結界発動wwなんじゃこりゃwwこういう展開は嫌いじゃないw
「全校生徒に守ってもらいたいマナーとルールがあります。」
なんだ今更マナー講座か?1800人と対決するのか?6人vs1794人とかどうなってんだ。
そのら留学じゃないのか?
「だから、おまえらが来い」なんじゃそれ。
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
誤って和解とかしないのかよwwなんだこのご都合展開w
棚上げ展開とか一番やっちゃいけないだろこれ。
うわー予想通りの終わり方ww
サバゲーっていいよねとかサバゲーしませんか?ENDはまぁ見えていたが強引な終わらせ方だったなぁ。ひどかった。
さかもとたけしとか言う人これでドヤ顔してるんだろか?この人2chに喧嘩売っちゃったから一生涯叩かれるんだろうなぁ…アホすぎる。
これ程酷いご都合ENDもそうそう無い駄作だろこれ。見る価値無し。
特にサバゲーマーは見たら発狂レベル。
サバゲーで一番やっちゃいけない事を主人公にやらせるとかもう目も当てられない。
ってあれ?13話やるの?あれ?BD特典じゃないの?あら?来週あんのか?
それとも幻の次回予告なのか?どういうこっちゃ…


13話
一週間前だと!?なんだこのお説教アニメ…
最初からずっとこういう日常アニメで良かったのになぁ。
おばちゃんw
サバゲーフィールドコンテストってなんじゃい。
ソロプレイなのかな?
あれ?一週間前はユラまだいたんだっけっか。
なんか懐かしい雰囲気だなぁ。どうしてあんな事になっちまったんだ。
なんで美人コンテストみたいになってんだw
そのらおばさんみたいな格好だなおいw
原作だとカリラちゃんエロ担当だったのにもっとエロ入れても良かったんじゃないのか。
見た目の割に中身は親父だったのかよw
ほのかちゃん胸でかいな。作戦参謀だったのか。
れんとちゃんマジ天使w
なんでキャラ紹介になってんだよこれ1話でよかったんじゃないのw
やちよちっちゃいwWORKING!!思い出すなw
修羅ちゃん…はみケツたまらんw
男の娘いらん。
うおーリンちゃんセーラー服とかマジ最高wあざとすぎるw
最初から最後までこのノリで良かったのになぁ。くっそう作りなおして欲しい。
うおっ1vs1だったのかよ。
ハイライトwこのデフォルメ絵嫌いじゃないんだよなぁw
せとあおい選手なんで水着なんですかw
おいテロップちゃんと仕事しろw誤字を適当に直すなw
ちょwどういう妄想映像だよwSAOかと思ったわw魔法少女か!w
あーもうホント最初からこのノリでry
修羅ちゃんアッサリ負けたな。
そういや特典で付いて来るBB弾がバイオ弾じゃなくてプラスチック弾で使い物にならないとかなんとか…公式で嫌がらせするとかどうなってんだw
でたー!カリラのエロ担当w最初からやっとけw
眼鏡の精神攻撃ひでぇw
リン完全にセーラー服と機関銃って感じだな。
ユラ勝ち上がらないとか完全に空気すぎる。主人公じゃないなこりゃw
人気投票での決着ってなんじゃそらw
眼鏡ででかぱいwこりゃあかんwバスト95のGカップwリアルだとでかすぎて気持ち悪いけどな。
眼鏡外すとかせこいw
あれwリンこんなツンデレキャラだったっけ?w最初からこのキャラにしておけばよかったんじゃ…
あー終わっちゃった。
このアニメ最初からずっとこのノリで良かっただろ!どうしてこうなったんだよ!おいたけし!
最後は凄い良かったなぁ…実に残念アニメになってしまった。
散々他のアニメディスっておいて売上このざまじゃどうしようもない。
○ガールズ&パンツァー
初回版 【全6巻】
巻数    初動       2週計      累計     発売日
      BD(DVD)     BD(DVD)    BD(DVD)
01巻 13,550(**,***) 16,155(**,***) 29,456(**,***) 12.12.21
02巻 24,733(*1,119) 27,006(**,***) 30,363(**,***) 13.02.22 ※合計 31,482枚
03巻 23,528(*1,169) 25,828(**,***) 35,259(**,***) 13.03.22 ※合計 36,428枚
04巻 28,410(*1,541) 32,071(**,***) 35,776(**,***) 13.04.24 ※合計 37,317枚
05巻 33,450(*1,841) 34,085(**,***) 34,918(**,***) 13.05.28 ※合計 36,759枚
06巻 32,385(*1,766) 34,919(**,***) 35,639(**,***) 13.06.21 ※合計 37,405枚

○うぽって!! 【全5巻】
巻数 初動 発売日
01巻 1,282 12.08.31
02巻 1,284 12.09.28
03巻 *,*** 12.10.26
04巻 1,271 12.11.30
05巻 1,238 12.12.28
※BD版のみの数字、DVD版は全巻ランク外

○ステラ女学院高等科C3部 【全7巻】
巻数 初動 発売日
01巻 *,267 13.09.18

残念アニメでした。製作者がアホだとやっぱアニメはコケるんだなぁ。
来年さばげぶってアニメあるらしいからそちらに期待したい。{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 46

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

♪〜コマンド・・コントロール・・コミュニケーション・・C3部〜♪

この物語の主人公は、ステラ女学院高等科の1年生に入学してきた大和 ゆらちゃん。
奥手で引っ込み思案な性格を何とか変えたい・・・と考えていた彼女は、部活動の勧誘でサバイバルゲームを体験します。
そこで、サバゲーに対する鹿島 そのら部長の考え方に共感できる部分があったと共に、他のメンバーの優しさにも触れ、C3部に入部する決意をします。

もともと、サバゲーそのものを知らなかった彼女・・・なので、銃を撃ったこともありません。
でも、たまたま寮で同室となったそのら部長の指導もあり・・・徐々に腕を上げていきます^^

私はサバゲーという言葉程度しか知りませんでしたが、色んな大会が開催されているような事はまるで知りませんでした・・・知力と体力とチームワークを駆使した立派なスポーツだったんですね^^
ホント面白そうなスポーツです。ゆらちゃんを始めとするステラのみんなが一生懸命頑張るのが分かる気がします^^

でも、ある一件以降・・・ゆらちゃんとみんなとの間に溝が出来始めてしまいます^^;
自分が原因だ・・・自分が事件を起こしてしまって・・・こんな事になってしまった・・・
今、自分にできる事は何だろう・・・今、自分が返せるモノって何だろう・・・
みんなが手にしたいと願っているモノを手に入れるには、どうしたら良いだろう・・・

どうやら彼女は責任感もだいぶ強かったようです・・・一生懸命考えて、一生懸命行動します。
その気持ちと行動は十分理解できるものでした・・・私が彼女の立場だったら、きっと同じ事をしたと思います。
ただ・・・もう少し彼女に周りが見えていれば、もっと違う結果が得られたように思います。
色々と紆余曲折がありましたが、結果オーライ・・・という事なのでしょうか・・・^^;?

この作品は、ネットでも色々と取り上げられているようですが、私はこの作品の視聴を楽しみにしていました。何といってもCVが豪華なんですよね〜^^

大和ゆらちゃん  :牧野由依さん
鹿島 そのらさん :沢城みゆきさん
初瀬 カリラちゃん:茅野愛衣さん
陸奥 ほのかちゃん:斎藤千和さん
霧島 れんとちゃん:西崎莉麻さん
日向 八千代ちゃん:米澤円さん

そうそうたる顔ぶれです。私は主人公のゆらちゃんを牧野さんが演じると知った時、咄嗟に「ARIA」の歌が脳裏をよぎってしまいましたけれど・・・^^;

今回の作品は1クール13話で終幕しましたが、私にとっては総じて楽しめた作品でした。
強いて言うなら、ゆらちゃんには最後までゆらちゃんらしさを貫いて欲しかったかな・・・と思いました^^;
でも、それも伏線・・・と考えると納得できるのかもしれません。
ゆらちゃんは、どれだけ腕を上げたのか・・・ステラのみんながどこまで上り詰めるのか・・・そして、決着を付けるべき相手との勝負の行く末は・・・?
などと考えると、次期の視聴が楽しみになってきます^^

投稿 : 2024/04/20
♥ : 26
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

コマンド・コントロール・コミュニケーション

女子高生がサバゲーを通じて絆を深める物語。

学生時代はちょくちょくサバゲーやったけど、女の子はまず居なかったです。
まぁ、男同士のサバゲーアニメ化したって面白くも可愛くもないので文句はないけれど。
サバゲーの世界をライトに可愛く紹介してくれそうで楽しみです。
銃を持つと人が変わる奴が居るのはサバゲーあるあるですが
主人公ゆらはそのタイプっぽいですね。
SEEDの力を持っていそうな名前ですしそのうち覚醒するのではないでしょうか?

うぽっては萌え要素が強く作画も苦手で断念しましたがコレは気軽に観られそう。

制服のまま戦って大丈夫なのか?
という疑問がありますが…大丈夫なんでしょう!
引っ込み思案の子がサバゲーで明るくなれるのか?
という疑問もありますが…なれるんでしょう!

声優さんは一部違和感がありますけど慣れれば平気になってくるかな?

あと銃に一部見慣れない物があり気になって調べてみたら
東京マルイのカスタムエアガンの様です。
ガルパンみたいにエアガンやモデルガンの方も売れると良いですね。

※2話感想{netabare}
制服以外は非常に健全。(対象年齢は微妙だけど)
ちゃんと立ち入り禁止のカットを入れてゴーグルも着用しています。
気を使っているんでしょうね。

サバゲーって昔はやってた人も少しは居たんだけど何やら規制が厳しくなったみたいで
10年ほど前から取り扱うお店も殆ど無くなってそれから遊ぶ人も更に減った感じです。
強力な電動ガンとかを売りだしたメーカーも悪いと思うけど。
(連射はともかく威力が怖くて室内で撃てないレベルです。)
やらない人には戦争の真似事で嫌悪感ある人もいるだろうし
危ない遊びにしか見えないから仕方ないんですけど
ちゃんとやれば健全なスポーツとして楽しいです。
サバゲー場に行けば教えてくれるし装備一式レンタルあるので手ぶらで行っても楽しめます。
興味ある人は友達誘ってどうぞ。

って、脱線しましたが先週の森といい旧校舎といいフィールドに恵まれてますね。
さすが特例措置団体!公共物破壊はいかんけども!
銃も豊富で資金もありそう。何気にスゴいぞこの女子高生達。

しかしほぼ全部東京マルイ製品なのでカタログの様ですけど。(^_^;)
個人的には銃の数よりも愛着ある愛銃を持っていて欲しいですね。個性も出るし。

やっと主人公が入部を果たし、ストーリーが動いてきそう。
今の所ゲーム紹介アニメなのでイマイチ。
次回以降コミュニケーションに焦点を当てた物語になっていって欲しいです。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
「あなたにサバゲーをやる資格はないわ!」(笑う所ではない。)
いくら引っ込み思案とはいえ観ているコチラもイライラしてしまうお荷物っぷりでした。
しかしここから彼女の成長が始まって行くのでしょう。
戦場を観た彼女の眼に覚醒の片鱗はあったと思います。
いずれ1話で見せた変人ぷりが炸裂するのを心待ちにしています。
きっと最終回に似たシチュエーションが待っているのだろうと邪推もしてしまいますけど。

それからどうやら各自愛銃はあるみたいですね。その方がよいです。(^_^)
{/netabare}

※4話感想{netabare}
OPアニメも髪型に合わせリニューアル。少し積極性が出て勇ましい感じに見えました。

「流石に照準器使わないで五円玉には当たらんだろー!」
ってツッコんではいけません。
まずは射撃姿勢や照星&照門の使い方をレクチャーするのかと思えば
もう既に奥義の領域です。

銃の特訓の為弓道場のある社へ行き人神様に出会う少し怪談チックなお話でした。
どうやらゆらがHITさせた事により短命だったはずの丁次郎は生きながらえたようです。
奇妙ながら少し喜ばしいオチでした。
愛銃も手に入れましたしサバゲー能力もUPした事でしょう。

それにしても、そのらは人生経験豊富すぎます…。本当に高校生なのか?w
{/netabare}

※5話感想{netabare}
いきなり無人島へ行き瀬戸さん達と交流戦。
何も全員「瀬戸」にしなくても良いと思うし
ゆらは眠ったまま担がれて来てるし八千代ちゃん手が届いてなかったり
水着のまま撃ち合っちゃったりパロっちゃったり
その他諸々ツッコミ所多すぎるけどサービス回的に楽しめました。

ゆらはまた極端に猪突猛進しちゃって新たな不安材料が…
サバゲーは戦争じゃないから自然にも感謝しないといけません。
次回はコレが引き金になって何かトラブりそうです。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
文化祭。サバゲーって運動部なのか文化部なのか微妙です。
ステ女では運動部も文化祭に参加する様なのでどちらでも良いみたいですが。
でも金魚すくいやお化け屋敷は関係無いだろうに。
で結局シューティング喫茶に。完全にぼったくってます。
KGBを名乗る歌劇部も登場。明星、瀬戸に続き新たなライバルになりそうです。
出し物は水着での水鉄砲合戦でしたが
西部劇風にするなら銃を抜く所からやって欲しかった。
相変わらずゆらには不安材料が見えちゃって気になります。
オチは高速ザリガニでシューティングマシーン破壊。何処からツッコめば良いのやら。
弁償したらまた金欠にならないのかな?
{/netabare}

※7話感想{netabare}
町中で違法改造空気銃による狙撃。
犯罪だし卑怯だし誰の仕業だろうか? 凛では無いと思うけど。
相変わらず状況判断の弱いゆらの飛び出しを庇ってそのらが怪我をしてしまいました。
全治3週間で10日以上入院ってかなり重症です。
そのらの為にも勝つ為に一生懸命なのは良いけど、楽しむ事を忘れていて不安を感じます。
「楽しんだ者が勝ち」って事は忘れないでー。

しかし24時間サバゲーはルールが良く分からない…。
食事なども含めてサバイバルなのかな?
それにHITされたら退場だと多くの者が暇を持て余す事になると思うけど
その辺どうなっているのだろうか?
{/netabare}

※8話感想{netabare}
24時間サバゲー開始。
3時間毎のイス取りゲーム方式でしたか。ヘリまで飛ばして面白そうだけど過酷です。
ゆらは勝つ事ばかりで楽しめていないばかりか周りにも当たって嫌な子になってます。
やはり引っ込み思案で友達居なかったからコミュニケーションに難ありなのかな。
不満を口にする八千代。れんとは庇って大人の対応。他二人は閉口。
そのらが居たら注意してたかな。
気まずい雰囲気でやっても詰まらなくなってしまいます。

大会の方はまた得意のダイジェストで進み夜戦に。ナイター設備もあって本当に凄い大会です。
決勝まで残りついに明星との対戦。
押されながらも善戦してたけど…やっちゃいました、ゾンビで反則バレずに勝利。
ゆら本人も観ている方もモヤモヤと後味が悪いです。

…むー。ゆらの性格、第1話の様に妄想癖のあるおバカな娘で通した方が
楽しく笑える作品になったかな?とも思ってしまいます。
まぁ、今どん底なのでこれからですかね。
{/netabare}

※9話感想{netabare}
あらら…ゆらがゾンビで後悔し反省するのかと思っていたら求道者に成り始めてしまいました。
楽しさより強さを求めたいのならそれはそれでありだと思うけど、
友達欲しくて入学式迎えてた娘とは思えないです。
元々引っ込み思案が問題ではなく馴れ合いがダメな資質の娘だったって事かな。

この先はそのらの道か凛の道かに別れる分岐点。
色々経験して答えを見つければいいと思うけど、
いつかまたおバカなゆらがC3部に戻る事を願います。(まぁ戻るとは思うけど。)
{/netabare}

※10話感想{netabare}
他校の部活に入部とかどんな生活送ってるのかとかはスルーしますが、
兎も角こんなの仲間にいたら冷めます。ますますゆらが痛い子になりました。
今まで友達居なかっただけの事はありますがそれにしても観ていて痛い。
明星での扱いはちょっと気の毒な気もしますが…。(凛はゆら何を評価してたの?)
なんだかオンラインゲームはらこういう孤高プレーヤー居そうだけど。
ここまで突っ走ってこんな感じのアニメになるとは思わなんだ。
ココまで突き詰められるのなら理解し尊敬してくれる人も居るかも知れないけど…
大会総なめにしたりオリンピック出たりと結果を出し続ければ
チヤホヤされるのでは?(まぁ友達とは違うか)
このまま突き進みはしない方向なのだろうけど…
C3部と上手く仲直りできるのかな?
{/netabare}

※11話感想{netabare}
どうやら仲直りの方向には行く様だけど痛々しいし不条理さが目立ちますね。
実際は女の子グループで拗れて一度離れたらもう修復無理だし、
喧嘩が原因とかでなくメンバーと徐々に心の距離が開いて行く課程が描かれていたから
今更ヨリが戻るのは無理矢理に感じるのは仕方ない所ですかね。
ゆらの自業自得もあるけど、れんと以外の周りのキャラがふらふらと手の平返すから
観ていてスッキリしないし、もう仲良く成れても「なんだかなー」となってしまっています。
ゆらの妄想癖も上手く使われませんでしたし…楽しいコメディで纏める道もあったのに
あえて鬱路線に踏み込んでおかしな事になってしまった気がします。
ここ数話楽しげなED曲が虚しく聞こえます。
{/netabare}

※12話感想{netabare}
遅ればせながらゆら登場。髪切るタイミングここで良かった気もします。
言葉などいらずサバゲーを一戦交えれば心が通じてわだかまりも消えた様子。
サバゲーの力はスゴいです。まぁ原因もサバゲーだからこれで行って来いなんですけどね。
強引に仲が戻りましたが変に理屈を入れてドロドロ引っ張るより良かったと思います。

ゆらの性格も明るく積極的になってハッピーエンド。
…っと思ったら次回もありました。ラストはおまけ回かな?
{/netabare}

※13話感想{netabare}
明るく健全なおまけ回での締めになりました。
各キャラの個性が出ていてとても楽しめました。
れんとと八千代の設定が一年生になっているのが少し引っかかりましたが
サイドストーリーと言うことで流してあげましょうか。
八千代の『スナイパーだけど目立ちたがり屋』って設定凄く良いと思うのだけれど
時既に遅し、本編では活かされなかったのがちょっと勿体無いです。
この個性を生かしたチームワークが本編で観たかったのですが。

今話に関してはサバゲーを通じて皆が笑顔になる良い最終回でした。
{/netabare}

【総評】{netabare}
序盤、サバゲーやるのに制服とか水着とかで戦うの?
とか細かいツッコミを入れつつそれなりに楽しんでいましたが
後半の鬱展開でそんな事どうでも良くなる程やらかしています。
物語に起伏をつける為に多少有っても良い展開なのですが、明らかにやり過ぎ。
ゾンビ発覚で喧嘩して翌週仲直り位で丁度良かったのではないかと思います。

『勝ちに拘る』か『楽しみを重視』するかの選択でゆらは前者を取りました。
本来、そのらやシーキューブの皆で『楽しみや喜びの為に勝つ努力をする』
って事を教えてあげるか皆で模索しなければいけない所なのにそのらは極めればいいと突き放し
勝つために何でもやる姿勢を評価してくれていた筈の凜まで仲間が見えていないと
いきなり手の平を返し見放してしまうのですから酷いものです。
ゆらは傲慢になってしまっていた事は良くないですし観ていて痛々しく不快でしたが、
れんと以外の周りもかなり辛辣で不条理だなと感じてしまいました。
結局はゆらが丁次郎の言葉で自身を見つめ直し
言葉ではなくサバゲーで仲直りを果たすのですがわだかまりとか有耶無耶。
コミュニケーションをテーマとしている筈なのにこんなのでいいのかな?
と思わずにはいられなかったです。

妄想力豊かなゆらの設定も丁次郎に会う為だけに使われ活かし切れていないのも勿体無いです。
戦いもダイジェストばかりでしたが妄想と組み合わせれば広がりが出せた思うのですがね。

サバゲーやその仲間を通して
ゆらの戦闘技術とコミュニケーション力が成長する様子を見せてくれれば
それなりに評価できて1クールで気軽に観られる作品としてお勧めできたかも知れないのですが
このスッキリ晴れない内容では観てくれとは言い難いです。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 42

66.7 17 鬱展開アニメランキング17位
地獄少女 二籠 -ふたこもり(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (373)
2184人が棚に入れました
最近、巷に或る都市伝説めいた噂が流れていた…。深夜0時にだけアクセスできる「地獄通信」に怨みを書き込めば、どこからともなく「地獄少女」が現れて、憎い相手を地獄に堕としてくれる。地獄少女は全てを見通すかの様な涼やかな瞳を相手に向け、ただ一言告げる。「あとは、あなたが決める事よ」と…。掟に殉じて地獄流しを続ける地獄少女――だが、彼女の前世での出来事と相まって、いつしか少しずつ心境に変化が起こり始める。そして物語の終わりは誰も想像できない出来事だった…。

U-tantan-U さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

1期に続き、大好きな作品。 この恨み..地獄へ流します。

私の大好きな地獄少女の2期目の作品。1期も良い出来なのですが、2期もバリエーションに富んだキャラが多くでてきて、伏線も1期以上に張り巡らされて良い作品です。
1期は鬱作品の中でも、どちらかというと万人向けにいける感じでしたが、2期は拍車がかかって鬱展開になります。
ただ、1期見てからなら十分受け入れられると思います。
鬱展開が好きでない自分が受け入れることのできた数少ない作品なので、1期からの視聴をお勧めします。


比べると、閻魔あいだけでなく、しもべたちの生い立ち、過去、あいの贖罪が明かされていくので物語的にも深みが生まれ、伏線が多岐にわたって張り巡らされています。そこがこの作品のイチバンの魅力でもあります。1話ごとの出来不出来はあるものの、1期より2期のほうが自分は良く出来ていると思います。オムニバスの中でもしっかりと物語が進行しているのが分かると思います。


終盤の展開には賛否両論あるとは思いますが、人の醜悪にスポットを当てている本作らしい、これぞ地獄少女の真髄だといえる展開だったと思います。


この作品を見るに当たってのテーマは人の醜悪、贖罪、終焉。そういう面を鑑みても1期より腐った連中が多々出てきますが、それは良さだと私は考えます。様々なことを考えさせられるので、かなりの鬱展開ですが、まず1期に入ってみてください。


冒頭で語ったことをもう一度にはなりますが、鬱展開が好みではない私が好きになれた数少ない鬱作品でもあるので、鬱作品に抵抗がある方も一度1期を視聴して、2期を見てください。考え方が変わるかもしれません!

投稿 : 2024/04/20
♥ : 18
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

人を呪わば穴二つ

午前0時にだけアクセスできる地獄通信
地獄通信に書き込まれたものは地獄に落ちる。

■第11話~第26話
{netabare}
地獄少女のいつものメンバーたちにスポットをあてたストーリーが面白いです。

輪入道の温泉の話がお気に入り★
何百年も続く老舗温泉旅館の
最初のお客さんでもあり、最後のお客さんでもある、というのは感慨深いものがありますね^^


物語終盤は懐かしいキャラがでてきました。
つぐみちゃんってどうなってるんだろう。。。
{/netabare}

■第6話~第10話
{netabare}
あい「骨女は?」
輪入道「どっかいっちまったい」
一目連「連れ戻そうか?」
あい「ううん、たまには骨休めも必要よ」

・地獄少女がギャグを言っちゃった
http://www.youtube.com/watch?v=05IrjpLvtQc

第10話は製作者さんが色々と遊び心を出してましたね^^

{/netabare}

■第1話~第5話
{netabare}
第1期に引き続き、1話完結型で進行してます。

第5話のラスト、橋爪力也を地獄に送った時のセリフ
「なめんなよ、タコ」
がツボにはまりました^^

↓問題のシーンのMAD動画
・(MAD)[地獄少女]なめんなよ、タコ
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3815328

{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 53
ネタバレ

makkotty さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

あとはあなたが決めること・・・。

 すごく理不尽で、悲しくて憤りを覚えたり、マイナスな感情を揺さぶる作品です。
 これを見ると・・・これを見ちゃうと自分に起こった不幸なんて些細なことで大したこと無いと思えてくるから不思議です。

 今、幸せな人にはこの作品はおすすめ出来ないです。
 もし、自分のことを不幸だと思うならこれを見て見ると良いかも知れないです。救われたような気がします。
 
 恨んでもいい・・・でも人を恨んでも良いことは無い。

 前向きに生きていきたい人には必要ないけど後ろ向きに生きてきた人にはおすすめな作品です。
 人生、四分の一ちょっとしか生きてないけどそんな格言めいた事を言ってみました。



以下はネタバレなメモです。
見た直後に憤ったこととかを書いたものになっています。
内容に触れているので・・・。
見た人だけ見ていただければ幸いです。
{netabare}

 なんであの時ああしなかったんだと・・・思うところが多い。
 何であのとき悪い奴をすぐに地獄へ流さなかったんだ・・・。そうすれば後の不幸は全部無かったのに・・・と思ったり。
何でちゃんと話し合わなかったんだ・・・そうすれば解決出来たはずなのに・・・。
何であのときその場にいた奴全員を殺さなかったんだ。
武器を持ってたのに・・・妹が殺されそうになったのになんでしなかった。だから自分が地獄に流されたんだ・・・。
 そうすれば殺されずに済んだのに・・・。妹が植物状態にならずに済んだのに・・・。
 妹に罪を背負わせずに済んだかもしれないのに・・・。
 その悲しみは無かったかもしれないのに・・・。
 正義感でそれをしないなんてどういうことだって思った。



―――ここからネタバレであらすじを語ります。
 覚えておきたいストーリーだったので・・・。
 読んで見るかどうか・・・あとはあなたが決めること・・・。


 例えばアパートの隣人と猫を巡る話。
 一人暮らしを始めた生活が寂しい若い女性の唯一の楽しみが割とかわいい野良猫にエサをあげたり世話したりすることだった。
 ペットを飼ってはいけないアパートだったのでそういうことに対して良くないと言う人もいるかもしれない・・・。
 隣人はこの若い女性が猫の世話をするようになってからこの 人に対して物凄い嫌がらせをする。お寿司とかピザなどの出前を大量発注したり通販で勝手に多くの注文をしたり。
 無言電話をかけたり・・・。
 まるで憎んでいるかのような仕打ちをする。
 その一つ一つが若い女性を精神的に追い詰めていく・・・。
 若い女性もそれほど収入が多い訳ではなく。すぐには引っ越せない。だからお金が貯まるのを待って猫を連れてここから出ていくから許して欲しいと訴える。
 そして隣人はこの猫を殺してその生肉を女性の部屋の前にビニール袋に入れて置いておく・・・。
 そのスーパーのビニール袋の絵の顔の笑顔がすごく不気味だった。


 ここまで読んでくれた人でまだ見てない人はきっとこんな隣人なんて流されて当然だと思うかも知れない。
 でもそうじゃなくて、隣人は孤独で猫だけが寂しさを紛らわせてくれる存在だったのです。
 その猫が自分から離れて若い女性のところへ行ってしまったことが切なかったので嫌がらせをしたのです。
 話せば友人になれたかも知れないのに・・・隣人はそれができない・・・そんな気持ち悪いおばさんでした。
 ちなみに11話です。


 近所から嫌がらせを受けている家に住む少年は『悪魔の子』と呼ばれ、周囲から人が消えていく事件は全てこの少年が地獄通信を使って人を殺しているからだと言われるようになる。

 嫌がらせ(ゴミを投げ入れたり誹謗中傷するようなビラを作って近所に配ったりする)をしていたのは向かいに住む少年の父親の仕事の元パートナー。
 少年は嫌がらせをしてくる人物が誰でどんな奴なのか知らず、自分の家に嫌がらせをして家族を精神的に追い詰める人物を地獄へ流すよう地獄少女に依頼するも契約はせず藁人形を返す。その人物を地獄へ流したりしなかった。
 少年は他人を恨んではいけないと思っているから絶対にそういうことはしない。

 それでもこのお向かいさんは陰険で矮小な人物で少年の父に対して、自分の能力が足りないから仕事がないのにそれを見捨てられたからだと逆恨みしていて、少年の一家が引っ越す事にすると計画通りにボーガンで少年の母を殺害し(喉笛に矢が突き刺さって死ぬ・・・あまりにもむごい)少年に罪をなすりつける。

 少年は証拠不十分ですぐに釈放されるも近所の目はこの少年を犯人だと思い込んでいる。
 母の葬式で真犯人を知り父に話すもこいつがそんなことするはずがないと、確かめに行くが父は向かいに住む男(真犯人)に殺害される・・・(いや、生きてるんだけどね。その場では死んだみたいに見えたし植物状態になる。)
 現場に居合わせた少年の目の前で父が殺害され、少年もこの
真犯人に殺されそうになる。
 その瞬間にお向かいさんの元彼女が藁人形の糸を引き、こいつが間の悪すぎるタイミングで地獄に送られる。
 人間のクズみたいな奴だっただけに恨みを持つ人間が他にもいた事には納得できる。
 しかし、少年は父親の殺人未遂の容疑でも逮捕される事になった・・・。これも証拠不十分ですぐに釈放されるがやっぱり近所の目はこの少年を犯人だと思っているし、お向いさんが作ったビラの内容が少年は『悪魔の子』だという宣伝文句も手伝って『悪魔の子』と呼ばれるようになる。

その後の展開は本気で不幸だった。
少年と仲が良くなった少年より少し年上の未成年の女の子が恨んでいる相手から大金を奪おうとして逆に恨みを買い地獄に流されたり・・・。これだけでもかなり悲しいのにそれがきっかけで少年の周りでは不審な事件がたくさん起きるといわれるようになる。
少年は事件が起きても警察から証拠不十分で釈放される。当然少年は事件を起こしていないし、地獄通信で地獄少女に依頼して契約して流される事件では絶対に犯行現場に証拠が残らないからだ。
そういう証拠不十分な事件がこの『新興住宅街、ラブリーヒルズ』で多数発生するようになる。
それで、地獄通信を使っている人たちはみんなその罪を自分で背負うことなく全て少年に罪を着せ、地獄通信を使って人を呪っても今なら少年の性に出来るからと次々に人を呪い殺すようになったり、少年と目が合うだけで地獄へ流されてしまうと信じる人もどうせ死ぬならと人を呪い殺すようになる。
中でも一番許せないのは自らの罪が発覚することを恐れて自警団を作った連中だった。この呪いの連鎖というかパンデミックを作り出した張本人たちだ。
この人たちがしたことは目も当てられないほどに酷い。
少年の家の前で見張ったりとか何かある度に土足で踏み込んできて少年に暴力を振るうなど・・・。
そして自分たちが罪を着せたくせにその発覚を恐れてこの少年と真実を知り少年を守ろうとする刑事とその妹を殺せば全てうまくいくと信じ、それを実行に移したり・・・。
殺そうとした方法も酷いもので、冬の冷たい湖の手こぎのボートの上に大きな石を少年と少女に縛りつけて乗せ、ボートに穴を開けて押し出す・・・という方法を使って殺そうとした。雪が降り積もる真冬に凍える寒さの中溺れ死ねということだ。
そこに警察官の兄が登場し拳銃を上空に向かって発砲し自警団を追い払い、二人は救出される。
警察官のお兄さんに発覚したため、自警団は罪が発覚することを恐れてお兄さんを地獄通信を使って消す・・・。
そして少女は精神的に追い詰められた末に少年を地獄に流し、後を追って凍てつく湖に投身自殺する・・・。

14話と22話以降のあらすじです。

実は、地獄少女とこの少年はほとんど同じ目にあっています。すべての不幸を一人で背負わされるということです。
地獄少女はそれと同じようにいわれもない理由で村人から迫害を受け、愛する人からも見捨てられ、殺されたことを恨み死霊となって村人を、愛する人以外を皆殺しにしました。その罪で地獄少女になったのです。

同じ境遇を受けた少年を地獄に流そうとしたとき、地獄少女は自分の仕事に答えを出します。その答えが何なのかは良くわからない。見ていた一視聴者の私の答えとしては「何があっても人を恨んで殺したりしたらいけない・・・。こんなことは間違っている。」ということか・・・と思いますが分らないです。続編もあるので・・・それはそれで内容がいいので悪くは言いません。
それが理由で地獄少女はその業から解放され、人間に戻るのです。

結局少年も意識不明だった少年の父親もちゃんと回復しましたが少年の無実を知って一緒に逃亡した少女(女子高生)は意識不明のままどうなったんだろうとも思ったのでちょっと考えました。
地獄少女の世界観て多分神も仏もいると思う。少年は結局誰かを恨みに思っても呪ったりしなかったから少年の父はちゃんと元気になれたのかもしれない。
少年の無実を証明しようとするも地獄通信のことを警察官のお兄さんに聞かれて動揺してそのまま何もせず帰ったあのクズを流した女性が突然の事故で亡くなったり、ジャイアンをもっとジャイアンにしたような不良が女子高生をレイプ魔のヤクザから守るために(理由は「俺の女だから・・・」違うのに。相手の気持ちを無視してそれじゃレイプ魔と変わらないや・・・。)地獄に流したあと、ジャイアンし続けて交通事故で死んだりとか・・・(5話)。
あとVの惨劇とかも・・・。Vの惨劇はミステリな要素も楽しめるのであえて内容は言いません。見返したときなるほど・・・と思います(13話)。
この少年に関しては地獄少女のおかげで契約が切れたのだから多分少女が地獄に送られることはないと思うけれど別の罰を受けて意識不明の状態のまま回復しないのかも知れない・・・と思った。
その罰が罪と釣り合うまでは意識が戻らないのかも・・・。例えばこの事件で生き残った人がみんな死ぬまでとか。
少年が本当に幸せを感じた瞬間とかに目覚めるのかな・・・と思います。

{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 11

57.6 18 鬱展開アニメランキング18位
M3 -ソノ黑キ鋼-(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (347)
1780人が棚に入れました
歪で、どこまでも濃い黒。黒が全てを飲み込み、全てを奪い去ったその場所は、無明領域(むみょうりょういき)と呼ばれるようになる。人間の絶望と混沌をそっくり引き写したかのような異形のものたち。彼らはこう呼ばれた。イマシメと。
ネタバレ

ゆうき。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ヒロインが他の男に取られる鬱展開

求めていた鬱展開とチガウ。
いや、ちゃんとストーリーも鬱要素があったけど
ヒロインが取られるのはまぢ無理。

検査の結果、同調率が高い者同士がパートナーに任命されることになった。
主人公とヒロインは潜在的に好き同士だったけど、パートナーにはなれず
ヒロインは別の男の元へ。

パートナー同士はテレパシーによって考えていることがすべてわかってしまう。
主人公よりもパートナーの方がヒロインを理解できてしまうのだ。
「ぼくの方が彼女のことをわかっているんだよ」

はぁ、死にたい。(ヽ´ω`)


まじめな感想↓
{netabare}
10話あたりまでは見続けるのが辛かった。
夏入とヘイトというサイコパスを2人も登場させたのはオーバーフロー気味に感じました。夏入の方がこの世界感の現況となる背景があったので気が違っている必要があったと思いますが、ヘイトのキャラはどうでしょうか。
エミルの恐怖を煽る、アカシを煽るなど、見ている視聴者をイライラさせる要員かな? 
アカシを責めるヘイトのセリフはキャラとしてどうかと思いました。
ヘイトの両親がアカシに指摘したような性格だったとしても、
ヘイトが恐怖に快感を覚える要因にはならないと思います。


本編最大の謎、幼少期に何をしていたのか。
いまいちインパクトに欠ける内容でした。
ササメがツグミに共振ですぐに状況説明をすればよかったとか
ツグミが一番気にしていた他人に見せてはいけない躯で登場するな
と言いたい。
{/netabare}
最終的に、このアニメは自業自得因果応報という言葉がぴったりだと思います。セリフや行ないがブーメランになっていて結構面白かったです。

最後まで見れば少なくとも1500位以内の評価になるはず。

雑談↓
{netabare}
アカシを含めて男女4人ずつだったのに、アカシのマヴェスのLIMが兄だったので人数が合わないなと思っていました。
私の予想ではアカシのアージェントが壊れて、別のヒロインとパートナーになるんじゃないかと考えていたのでまさかヘイトだったとは予想外です。


メンバーが揃いだしたころ一番キャラが濃かったのがヘイトだったので、
これはカモフラージュだと思っていました。
むしろミナシの登場の仕方とその後のいい奴感が逆に怪しかったです。
何も考えてないように見えるやつが一番予想外で予想しやすい。


ササメはノーマークだったので、あそこまで主要人物だったとは思いもよらず、ミナシがササメに見せた記憶をまるでスルーしてしまった。
ササメが取られたことのショックの方が大きかったです。


すべての現況となった夏入のキャラが濃すぎて本当にムカついていました。夏入の死亡シーンはこれでもかってほどスッキリ。ヘイトと夏入のせいでストレスがマッハだったので二人共退場してくれて心が大分楽になりました。

あとはエミルとアカシが仲良くなっているシーンがあれば大満足。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 5
ネタバレ

芝生まじりの丘 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

痛々しい鬱屈感

プリンセスチュチュとかカレイドスターの監督のロボット鬱アニメってどんなやねんということで視聴。
まあ、結構面白かった。
既存アニメで例えるなら、電脳コイルの世界観的要素や、無限のリヴァイアスのキャラ造形を思い出させる。
私は痛々しいモノが好物なので、前半が特に好みだった。後半も良い部分は度々あったけど、ちょっと話の大筋に重点が行ってしまっていて、私はそこに興味がなかった。無限のリヴァイアスに似ているというのは確かに当たっていると思う。ただ、思い出補正もあろうけど、あっちの方が好きだな。こっちは主人公が出来すぎというか。モテすぎというか。その上主人公に重点を置かれすぎなところがある。そこが群像劇もどきという感じで、個人的にはせっかくそこそこピーキーにキャラ造形しているんだから、もう少し主人公以外にスポットを当てて欲しかった。

好きなキャラクタは結構多かった。ナツイリとか、ヘイト、マームとか、エミルとか。(どんだけコジレてるかって感じの選び方だなこりゃ。)
例えば {netabare}ナツイリのパスワードがナポリタンという絶妙さ {/netabare}とか好きですね。
個人的に大きな難点は{netabare}エミルとヘイトの捨てられ感。エミルはせめて回想とかで出番作ってもいいじゃんけと思った。マーム以外みんな忘れてそうだ。このハナシで一推しはエミルだった俺としては大分ツライ。
そして、エミルはまだ死前の盛り上がりがあったけど、まじでヘイトは何のためのキャラかわからん。申し訳程度に最終盤にチラリと見せ場?を用意しているのが哀愁を誘う。あんなピーキーな設定にしといて何が目的だったんだ、という。終盤はサイコが残らず消えて個人的にこの作品の面白みがほぼ消失した。あとミナシの形成についてはもうひと押し丁寧に描写が必要だったかなと思う。{/netabare}全般的にキャラクタの材料は結構いいけどもう少し料理してほしい感じが割とあった。

まあともかく、タイプ的には結構好きな作品だな。個人的にはあにこれの評価よりかなり高い評価を下したい。少なくともクオリティの低いアニメではないし。暗いと言われたらそうかもしれないけど、これくらい暗いアニメはまあ昔はたくさんあったと思う。別に展開が停滞して退屈するみたいなアニメでもないし。でも世評は違うみたいですね。ともかくアタリなひとにはアタリだと思うので、試しに見てみても良いかなと思います。

個人的には特色はむしろ前半だと思っているので、普通に1,2話見て合わなければ切ればいいと思います。終盤の盛り上がりは平易なモノなので頑張ってまで見つづける必要はないと思います。

蛇足
噂では、制作が前倒しになって、進行させながら、設定練ったりハナシ作っていたということ。それで全体の文脈が(キャラの回し方とか)ちょっと弱いのかな。御愁傷様です。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1
ネタバレ

うり さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

理解はできるが共感できない人たち

なんとか見終わりました。

街を覆う異変と戦うために召集され、翻弄される子供達とその周辺の物語。

他の方のコメントにあるように、2クール目でようやく本題が動きだす感じ。
そこまでが、長い!

その長い、と思わされる原因のひとつに、この物語の登場人物それぞれ、彼らの誰にも共感できない、という部分があるように思います。
それぞれ思うところあるのでしょう、というのはわかる。
でも、その描き方がまず引っ張りすぎ、ぼかしすぎて、まるで彼らの物語に入っていけない。
共感できる人がいないから、見ていて面白くない。
秘密を隠したまま話を進めようとしすぎて、彼らの行動が所々突発的に見えて「あれ?いつの間に?」という状況になっていることもある。
ただただ「なんか苦悩している」姿を見ている1クール目はとにかく苦痛に感じてくる。

2クール目に入っても、人物への共感はまるでないが、この世界の「謎」やこれまで隠されていた「秘密」について動き出してくるので、その部分については面白くなってくる。
後半はそれなりに一息に見ることができました。

絵はきれいだとは思うものの、そもそものキャラ絵に癖が強く、微妙に見分けがつきにくいのも少しマイナス。これは、私だけかもしれませんが。

設定や雰囲気は嫌いじゃない。
このお話、エピソードや演出をもっと吟味して、話を1クールに収めれば、もっと面白い話になったのではないか?と思います。
(秘密、のはずのネタが結構バレバレで引っ張る必要もないと思ってしまうし。)
{netabare} 「つながり、つながり」という割に、ちっとも仲間の絆やつながりがあるように感じられない彼らの「つながり」(そうは言っても、実は大したつながりでもないのですが)を、言葉だけでなく、せめてもう少しエピソードで納得させてもらえたなら…と。 {/netabare}
そういう意味では「惜しい作品」と言えるのかも?

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

67.1 19 鬱展開アニメランキング19位
NOIR -ノワール(TVアニメ動画)

2001年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (230)
1753人が棚に入れました
パリで裏の仕事を営むミレイユ・ブーケは、ある日、夕叢霧香と名乗る日本の女子高生から不思議なメールを受け取る。そのメールから流れてくるオルゴールの曲を耳にして、ミレイユは驚愕した。その音楽こそ、かつて家族が惨殺された日、現場で流れていた曲だったからである。
ミレイユは霧香にオルゴールの曲について尋ねるために日本へと飛ぶが、霧香は過去の記憶を失っていた。そして、とある事件がきっかけで二人はコンビを組み、裏社会の仕事人として仕事を始めることになる。ユニットの名は「NOIR(ノワ-ル)」。
様々な依頼をこなすうちに2人は真のパートナーとしての絆に目覚めていくが、そんな彼女達の前に秘密組織ソルダの影が忍び寄る。
ソルダとは一体何なのか?その正体は?そして「ノワ-ル」の名が持つ真の意味とは…?
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

死を司る二人の処女(おとめ)

2001年…表現の〝萎縮"が加速する表世界の退屈を横目に、
〝解放区"たる深夜アニメでは、美少女暗殺者に銃武装させる、
『NOIR(ノワール)』なるアニメ表現開拓の成果が披露されていた…。

本作の真下耕一監督らスタッフ一同は、
明らかにフィルム・ノワール、ハードボイルド映画、マフィア物、マカロニ・ウエスタン等の、
見過ぎ、悪影響受け過ぎ、毒もらい過ぎであり(苦笑)

その溢れんばかりの病毒を、二次元の美少女キャラを通じて、
次代に語り継いでいこうとの情熱が、甘美なまでに高まった
少女×銃のハイセンスな演出となって、迸っているのでありますw

特に、{netabare} 殺しを重ねすぎて感情が平坦になった霧香が、
自らの暗殺者の性に、普通は涙しなきゃならないシーンで
ことごとく感情希薄な件はもうね…(泣)
スタッフのみなさんも、毒回り切って色々手遅れでしょうとw(苦笑)

まぁ、もっとも、二人の暗殺者少女の拠点がパリということで、
『レオン』や『ニキータ』なんかを思い出して、狂喜している私も既に手遅れですがw(苦笑){/netabare}

さらにBGMは梶浦由紀さん。
そしてOP主題歌は従来の清純可憐な乙女の代弁者から、
本作の「コッペリアの柩」で突如、妖艶な毒をまき散らす
〝黒アリ"路線に目醒めたALI PROJECTが担当。

いいですねぇ~♪音楽聴いてるだけで呪われそうですw(苦笑)

いずれにせよ時は2001年…。
こうして二次元世界にて少女が銃火器をぶっ放す、
恐るべき新世紀の幕が切って落とされたのである!

投稿 : 2024/04/20
♥ : 25

ビアンキ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「深夜アニメらしさ」とは

数年前、AT-Xで全話視聴


2001年に深夜帯で放送されたテレビアニメ

主人公の少女:夕叢霧香と、
単独で行動していた少女の殺し屋:ミレイユ・ブーケが、ある必然で出逢い、
かつて存在した伝説の殺し屋「ノワール」
の名を名乗って「仕事」をしていき、
やがて二人を引き合わせた「ソルダ」という組織の謎にせまっていく
美少女ガンアクションアニメ


本作の魅力を語ってみる。


本作は「雰囲気」と「音楽」のアニメ
だと私は思う。


雰囲気
まず本作は、多くのアニメファンから、
「深夜アニメらしい深夜アニメ」と言われる。
そう言われる理由は「雰囲気」だろう。

「殺し屋」というダークな題材もそうだが、
2001年という、もうデジタル制作がアニメーション
制作の主流になりつつあった時代の作品でありながら、本作は全編セル画制作である。

セル画制作であったことによって、
デジタル制作とは一味違う、独特な発色、そして薄暗さが出ている。
この独特な発色や薄暗さが、
本作のダークさ、そして「深夜アニメらしさ」を強めている。

一説によると監督の真下耕一氏が、
デジタル制作を嫌がったから らしいが、
本作において、この判断は正解だと思う。

この「ダークさ」や、「深夜アニメらしさ」が
強く出た「雰囲気」は、本作の大きな魅力の一つであろう。



音楽
梶浦由記の制作した劇中の音楽が素晴らしい。
本作を一度でも見た方なら、まず誰でも思い出すであろう、
戦闘中に流れるBGM「salva nos」を始め、
どの曲も、ダークな上、ヨーロピアンテイストな世界観の本作にかっちりハマっている。

音楽単体でも十分魅力的なのだが、
このセンスの良いお洒落な音楽が
本作の演出、そして本作の雰囲気、この両方をしっかりと支え、高めあっており
本作そのものも、音楽も、より魅力的にしている。



オープニング曲・エンディング曲

オープニング曲:「コッペリアの柩」
「salva nos」と並び、本作を代表する一曲、と言っていいだろう。
ali projectによる癖の強いボーカルが、
本作のダークさ、深夜アニメらしさを上手く演出している。
アニメーションもそれに拍車をかけて、一層高めている。

もし、本作を見るかどうか悩んでいる方がいたら、
とりあえずオープニングを見てほしい。
オープニングは、それほど本作らしさが出ている。



エンディング曲:「きれいな感情」
とても静かな曲である。かすれたようなボーカルの声が良い。
アニメーションは、本編よりも明るい色を用いた塗りが目を引いた。これも良かった。



本作は、アニメーションに対する規制の強い時期に
制作されたテレビアニメのため、
銃で撃たれ、人間が大量に死んでいくものの、
血が全く流れない。
流血があれば、もうちょっとダークでミステリアスになったかもしれないが、
まぁ仕方ない。こういうのも味だ、味。


深夜アニメらしい深夜アニメ
劇中の音楽が良いアニメ

そんな作品を見たい方にはオススメする
秀作でした。

下手くそな文章をお読み頂き、ありがとうございます。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 11

ウィラード さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

元祖雰囲気アニメ

世界観の雰囲気に没頭するアニメ系
これと同じ雰囲気を醸し出しているのは
avenger、MADLAX、エルガザド

女キャラのガンアクションが見たいならおすすめ
基本は暗いストーリーだったはず

この頃からアリプロが売れ出してた気がする
雰囲気アニメらしさはOP映像見てれば分かる
あぁ、こんな感じのアニメなんだなって
それがずっと続く

ストーリー重視ではなく
雰囲気重視だと思った

投稿 : 2024/04/20
♥ : 4

69.5 20 鬱展開アニメランキング20位
魔法少女サイト(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (390)
1477人が棚に入れました
学校でクラスメイトからのいじめを受け、家では実の兄からの虐待に耐える日々を送る中学生の朝霧 彩(あさぎり あや)。いつも死ぬことばかり考えていた彼女は、ある日、不気味なWEBサイト「魔法少女サイト」と出会い、魔法の力を秘めた”ステッキ”を手に入れる。彩は魔法の力を手に入れたことで、同じくステッキを持つクラスメイトの奴村露乃(やつむら つゆの)、そして他の“魔法少女”とともに苛烈な運命に巻き込まれていく――。

声優・キャラクター
大野柚布子、茜屋日海夏、鈴木愛奈、芹澤優、山崎はるか、岡本信彦、鈴木達央、中尾隆聖、安里勇哉
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

過酷な運命に翻弄される魔法少女たちの行き着く先

アニメーション製作:production dóA、
監督:松林唯人、シリーズ構成:伊神貴世、
キャラクターデザイン:渋谷秀、
音楽:井内啓二、原作:佐藤健太郎

魔法少女まどかマギカから広がったダーク系・魔法少女ものの作品。
設定としては魔法少女育成計画に近い印象。
不幸を背負って生きてきた少女が、ある日サイトによって
ステッキによる魔法少女の力を手に入れ、
様々な争いに巻き込まれ、翻弄されるという物語。

4話まで視聴した感想だが、物語の端々から陰惨なシーンを喜んで描写する
というような気持ち悪さが滲み出ている。
そして、最初の設定やステッキの能力などが、もう使い古されたネタばかりで
面白味がないため、より惨たらしくインパクトのある方向に
持っていくような気がする。
WEB連載から週刊少年チャンピオンに移籍したということで、
本流から大きく外れたところにある作品というのは理解できるが、
この後、よほど上手くやらないと、ただの趣味の悪い、
物語として成立しないような作品になりかねない危うさを孕んでいる。

ただ、こういう「バトルロワイヤル」のようなストーリーの能力モノは
案外、継続して視聴できてしまえるというのはある。
今後の展開にもよるが、おそらく最後まで見てしまうだろう。

5話~12話レビュー
{netabare}結論から言うと、危惧していた通りの展開になってしまった。
まどマギの形をとっただけで、より陰惨でインパクトのある
ストーリーにしようと考えているだけなのが透けて見えてしまう。
何を目指しているのか、よく分からない。

いちばん良くないのが登場人物の気持ちや心情が
致命的に描けていないということ。
これは私が物語を鑑賞するときの大前提なのだが、
どんな世界の人間であっても、その背景をしっかりと考えて、
「人間」を描いてさえくれれば、物語に入っていくことができる。
しかし、この作品においては、そういうことを
最初から放棄しているようにしか見えないのがとても残念。
多くのキャラの行動原理が分からない。
テンペストを防いだり、サイト管理人を打倒するという
最終目標は共通しているものの、
それ以外の面で一緒に戦うなんてとても無理だと思えてしまう。

例えば、私がいちばん引っかかるのは、魔法少女を殺しまくった
潮井梨ナが簡単に仲間になってしまうこと。
こんな自分のことしか考えない奴と共闘なんてできるわけがない。
もし共闘させるのだとしても、それなりの過程が必要。
それをすっ飛ばして、軽いお調子者の潮井梨ナが仲間になるのを
簡単に受け入れる展開は、どう考えても無理だと思う。
また、にじみんが簡単に彩の兄にだまされてしまう展開にも
首をひねった。復讐に燃えている人間が、
あまりにも簡単に秘密を打ち明けてしまう。
もう少し、それらしいストーリーがないと納得できない。

結局、この作品がやりたかったのは、兄のような強烈なキャラを出して、
インパクトを与えたいだけなのだ。
全話を通して、計算しつくして構成されたまどマギとは比べるまでもない。
露乃が自分の身を挺して仲間を助けるところも、
あまりにもとんでもない展開だった。これでは感動することはできない。
{/netabare}

全話を通してのレビュー
まどマギという魔法少女ものとしては飛び抜けた作品があるので、
同じ方向性のものはやり方が難しいと思う。
より陰惨で過酷な運命を描くのは構わないのだが、
キャラの行動や考え方の描き方が浅すぎるため、
色々なところで引っかかってしまうのが残念な部分だった。

ステッキやソウルジェムのような手法は、
まどマギはもちろん、ハンターハンターのクラピカの
エンペラータイムの能力も思い出した。

良かった点は、あまりにもダメな主人公の朝霧彩が
少しずつ成長して強くなっていくところ。
ステッキの使用すらためらっていたが、{netabare} 最後には仲間を助けたり{/netabare}
(ここの描き方も突っ込みどころ満載なのだが)、
強い決意が見えた点は面白かった。
また奴村露乃との友情関係の描写も悪くはなかったのではないだろうか。
酷評になってしまったが、2期がもしあったなら観てしまうかも。
何となく観てしまえる作風なのだ。
こういう方向性のアニメがいくつも企画されるのは、
製作側の考え方としては、分かる気がする。
(2018年6月18日初投稿)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 52
ネタバレ

dbman さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

胸糞注意

原作:漫画(週刊少年チャンピオン)/魔法少女、ダーク・ファンタジー/全12話/アニメーション制作:production dóA

原作は未読。あらすじにもあるように序盤はイジメ描写から物語がはじまるので胸糞注意。

大きな声で言うべきことではないが、こういったダークな要素の強い作品は好物とあって全12話をぶっ続けで一気に完走。{netabare}登場するキャラクターもざっくばらんでそれぞれに個性があり、なかでも彩は主人公らしく応援したくなるようなキャラだったし、その兄貴はクソっぷりがイカしていました。(デスノ・月を極悪にした感じで)

ただ、作中では不可解なシーン・演出面で雑に感じてしまった箇所が幾つかあり、見せ場と思われる場面が陳腐なものに。最初に感じたのは、第2話中盤で潮井梨ナとの戦闘シーン。ここで彩は、相手を殺したくないとステッキを使う事を躊躇しながらも、あっさりとステッキ使用。全体を通して演出おかしくね?と突っ込んでしまったシーンが多々見られたのが残念だった。

制作会社を軽く調べたところ、「production dóA」は、Wikipediaにはまだ登録されていない新規? のアニメ会社の模様。

かなり辛らつ気味になってしまうが、物語としてもどこかで観た事があるような展開や設定も多かった印象。似ているなんていう作品なんて星の数ほどあるのでさして問題とは思わないが、同じジャンル・魔法少女系の作品と似通っているというのはあまり美味しくは頂けない。

ちなみにラストでのクソ兄貴がウホッされる結末は良かったw プライドの高い彼にとってはこの上ない制裁となったことでしょう。

原作を読んでいないので、あくまでこのアニメに関しての評価になるが、色々と残念な部分が多かった一作でした。ただ、一気に完走してしまったという事実からも結局は楽しんで観ていたことも間違いないので、もし続編が制作されたらきっと視聴している自分がいると思います。


▼キャスト
朝霧彩:大野柚布子
奴村露乃:茜屋日海夏
潮井梨ナ:鈴木愛奈
穴沢虹海:芹澤優
雫芽さりな:山崎はるか
雨谷小雨:原由実
燐賀紗雪:M・A・O
泉ヶ峰みかり:本渡楓
水蓮寺清春:松井恵理子
滝口あさひ:Lynn
朝霧要:岡本信彦
美炭貴一郎:鈴木達央
サイト管理人漆:中尾隆聖
サイト管理人弐:悠木碧
サイト管理人捌:キズナアイ
直戸圭介:安里勇哉{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 25

sMYVP12210 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

名作アニメの予感 だったけど。。どうなった

原作しらずに1話チェック。
ズバリ イジメしかえしアニメ。と理解した。

視点はいじめられる側で、ヒロイン。かなりえぐい状況におかれているようす。
1話としてはがっちり視聴者とらえられたと思う。そのくらい見入ったし、今後に期待して視聴続けます。

★★視聴完了したので追記

6話くらいまでは、まあ最初の印象通りで展開したが、7話くらいから脱線というか、脚色が変わりだした。
魔法を使えるはずの女子たちがワラワラで始めるんだけど、なんか魔法描写が少ない。それもそのはず、魔法ステッキをほとんどの女子が敵さんに奪われていて魔法が使えない状態w なんだこれw

最後はまあ一応収まったな感があったけど、なんかだいぶ最初の印象から変わっちゃったなアニメでした。

おもしろくないことはないですよ OPはなかなか良曲。よく聞いてます。

あ、そういえば、ヒロインのしゃべり方、性格は大嫌いです、イライラする!

投稿 : 2024/04/20
♥ : 8

67.3 21 鬱展開アニメランキング21位
デジモンテイマーズ(TVアニメ動画)

2001年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (190)
1404人が棚に入れました
デジタルモンスターシリーズのテレビシリーズ第3作。
どこにでもいるごく普通のデジモン大好き少年だったタカト。そんなタカトが見つけた青いカードは、カードリーダーを本物のデジヴァイスに変える不思議な力を秘めていた。
憧れであった本物のテイマーになってしまったタカトだが、他のテイマーやデジモンを消滅させようとする謎の組織と時に協力し、時に敵対するうちに現実世界とデジタルワールド双方を巻き込む戦乱に巻き込まれていく…。

声優・キャラクター
津村まこと、野沢雅子、山口眞弓、多田葵、折笠富美子、今井由香

ぱに さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

評価が分かれる3作目

全51話

2作目まではパートナーが戦闘に参加せず、外野からやんややんや喚いていたが、今作からデジモンを補佐するテイマーとして参加する立ち位置に変わった。

カードを使い、強化・能力付与・命令を下すことができ、より白熱したバトルを演出できている。
主要人物をしぼったストーリー構成は個人的には好き。

また、成長をテーマとしているためかデジモンにもスポットが当てられ、デジモン自身の悩み・苦しんで成長していく姿に人間味を感じさせられる場面も多い。


余談ではあるが、「カードシュラッシュ!」の場面が一度は真似してみたくなるクールな演出で、そこから読み取る方向や角度、カード名を叫ぶところが必殺技を繰り出すようにキマッている。

何が言いたいのかというと、以下の流れをよく真似していた記憶(黒歴史)が蘇ったので紹介する。

タカト「カードシュラッシュッ!」←力強く!
   「高速プラグインH!」←流れるように早口で言う


・・・。

さて、本編内容はこの辺にして、主題歌の紹介をしよう。



OPは「The Biggest Dreamer」
言わずと知れた名曲。
滑舌が悪い人は苦労したのではないだろうか。


ED「My tomorrow」
  「Days-愛情と日常-」
AiMさんが歌う曲はどれも好きで、学生の頃はよく聴いていた。
特に好きだったのは、映画「デジモンテイマーズ 暴走デジモン特急」のED曲である「夕陽の約束」

しっとりと歌い上げる声が夕日が沈む儚さと約束への期待を感じさせられる。
また、留姫cv.折笠富美子verも存在し、印象の違った世界観を楽しめる。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

67.0 22 鬱展開アニメランキング22位
遊戯王デュエルモンスターズGX(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (198)
927人が棚に入れました
主人公・遊城十代(ゆうき・じゅうだい)は、デュエル・アカデミア実技試験会場に向かう途中で伝説のデュエリスト・武藤遊戯と出会う。
彼から「ハネクリボー」のカードを譲り受けたことから強い憧れを抱いていく。彼の様なデュエリストになるために、E・HERO(エレメンタルヒーロー)を駆使しながらデュエルを繰り広げる。

声優・キャラクター
KENN、小林沙苗、鈴木真仁、松野太紀、石田彰、下崎紘史、清水宏、龍田直樹

かもかも さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

一、十、百、千、万丈目サンダー!

DMと比べクオリティは落ちるのかな

それでも一番好きなのがこのGX
(bgm:十代のテーマ)

おジャマデッキ、サイバーデッキ、宝玉獣デッキ
etc…

そんな魅力あるカードの中でも十代が使用するE・HEROデッキは楽しみでしたね

デュエルをする度に現れる新しいヒーロー達

次はどんなカードが出てくるのだろう

このワクワク感が当時のわたしにはたまらなかった

他の世代もいいですがやはり更新される十代のヒーローデッキの魅力には敵いません

そもそも遊戯王のアニメはストーリーがどうこうよりもデュエル=このカードすげぇwを楽しむべきだと思うのです

今回のテーマは若者へのメーセージ、初心を忘れずデュエルを楽しむことでしたが正に子供心を鷲掴みする作品でした

投稿 : 2024/04/20
♥ : 16

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

前作よりも明るい雰囲気でこっちの方が好きかな?

アニメ作品『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』の世界観を継承した『遊☆戯☆王』の新シリーズですね
原作漫画『遊☆戯☆王』の連載終了後に
制作された完全オリジナル作品である

主人公は原作の武藤遊戯から遊城十代に変更、
基本設定も一新された。
ただし舞台は『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』と
同世界であり、前作の登場人物も数名登場している。

あらすじ
主人公・遊城十代(ゆうき・じゅうだい)は、
デュエル・アカデミア実技試験会場に向かう途中で
伝説のデュエリスト・武藤遊戯と出会う。
彼から「ハネクリボー」のカードを譲り受けたことから
強い憧れを抱いていく。
彼の様なデュエリストになるために、
E・HERO(エレメンタルヒーロー)を駆使しながら
デュエルを繰り広げる。

本作は、孤島に設立された寄宿制のデュエリスト養成学校デュエル・アカデミアという学園を舞台に、
学生達が一流のデュエリスト目指して
切磋琢磨していく物語である。



前作の遊戯王に比べ
前半はコメディ要素が強めで明るい感じですね
後半になってくると結構重い展開が増えますけど

あと実際の遊戯王の環境じゃ弱く見えるカードでも
このアニメはそんな弱カードでも強く魅せてくれるような
シチュエーションが多々あるので
デュエルを見るのが楽しかった

前作は一戦一戦、プレイヤーが互いの主義主張を
デュエルを通して訴える為、
話数が結構かかっていたのですが、
今回はそういったケースがボス級相手の時のみで、
大体が普通にデュエルをするだけ(敵役が相手でもそう)
なので基本的に一話完結か前後編しかありません。

なので、様々なデッキを観ることができ、
これはカード初心者、そうでない人にとっても
嬉しいものだと思います。
初心者にとっては、凄いコンボよりも、
単純に凄いカードの方が胸躍るものなので

主人公『遊城十代』は、
最初は純真に遊びを楽しむ子供として描かれていたが、
多くのライバルと出会い、責任を知り、絶望しながらも、
最後には立ち直り、最後は忘れた純真を取り戻す・・・。
というまさに成長物語の王道を行くような
ストーリーで好きだったな

キャラも前作に負けず劣らず個性的ですね
もちろん前作のキャラも好きですが
今作の方が好きかな
特に女性キャラが好きだった

前作よりも声優も豪華になったな
個人的には前作の遊戯王も好きなんだが
こっちの方が思い入れが強くて好きだな

まだ遊戯王のシリーズは続いてるんですが
僕が全話見た遊戯王はGXまでなので
遊戯王シリーズのレビューもここで
一旦終わらせておこうかと思う

投稿 : 2024/04/20
♥ : 23
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

GX楽しかったなあ

アニメ遊戯王シリーズ2作目。
2004年10月から2008年3月まで放送。全180話。
ハネクリボーが可愛すぎたw

リアルタイムで一部視聴しており、何年か経ってから全話視聴しました。それももうだいぶ前になってしまいますが。

1年だけの予定で始まったためか最初の設定もかなりシンプルで、予算もそれほど潤沢でないことも作画からわかります。でも私は好き。
遊戯王シリーズらしく、個性の強いキャラクターたち、デュエルありきのストーリー、熱血かつカオスな展開がある意味見物で、良い話もあればシュールな話もあって、良くも悪くもバラエティに富んでいます。
そういうのを突っ込みながら見るのが好きな人にはオススメできるかもw

1話完結が多く毎回のデュエルもスピーディーに展開し、カードゲームに詳しくない私にも見やすい構成でした。

{netabare}
まあね、いきなり3期で鬱展開に突入したり、スペースザウルスとか、俺とユベルの魂を融合とか、なんかもう色々訳がわからないし突っ込み出したらキリないしw
一年目でメインにいたはずのキャラクターが一時期本当に消えていたりとか、異世界で行方不明になったキャラ放置とか、良いのかこれ…?みたいな所も多いんですけどもw

あんなハチャメチャな展開や鬱を挟んで、それを糧にしたキャラクターの高校三年間の「成長」と、「それでもやっぱりデュエルは楽しい」というテーマが一貫していたと感じられるのが凄いなと。

「デュエルが誰とでも楽しいわけじゃないことを知った。時に重大な責任が伴うことも知った。それを引き受ける覚悟を持つのが大人になるということで、でも忘れちゃいけないことがある」
十代のこの言葉は本作で一貫したことを端的に捉えています。

エドが割と早くからこの視点を持ってプロやってた気がする。エドは基本大人として描写されていて、4期で万丈目にプロのなんたるかを教えたのもエド。「デュエルの力を信じないのならデュエル番組なんかやめろ!」「今はお前を支えてくれた人たちに応えてやれ」とか、名台詞でした。製作側の考えとして「大人はどうあるべきか」はきっと変わってないんですね。

1年目から全部好きですが、印象的なのはそれまでの展開を総括して纏め上げた4年目でした。
1期メンバーはリアルの視聴者の目線に近く、社会へ出て行くことの不安や恐怖は共感しやすい部分でした。ラスボスのダークネスをその不安感の象徴として描いたのは、学園ものの幕を閉じるのに相応しい展開だったと思います。

今回、遊戯とのラストデュエルを見直してみたのですが、クロス要素として本当によくできていますね。尊敬する先達からの激励ってイイよね!
遊戯も十代も株を落とすような描写は皆無。デュエルでも二人の象徴的なカードはほぼ登場したんじゃないかな。モンスターだけでなく魔法・罠も記憶に鮮明なものは出揃っていたと思います。個人的には超融合が燃えました。
決着をつけなかったのは製作側の配慮でもあったと思いますが、何よりも勝敗が決まらないからこそのロマンだなあと思ってますw
そして最後の「ガッチャ!楽しいデュエルだったぜ」が最高でした。


余談ですけど、個人的には作画班の成長ぶりも結構楽しかったですね。
何かと批判されがちな韓国作画なんですけど、三年半の放映で順調に上手くなっていって、三年目頃には手の早いスタッフと上手いスタッフで安定した4班くらいのローテーションを組んでいたのを良く覚えています。
欲を言えば日本作画で見たいと思ったこともあるのですが、ここで育った作画スタッフにはそれ以降のシリーズで活躍している人もいて、それも結果としては良いことだったのかなと。
本当に余談なんですけどw
{/netabare}(2017.5.29)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 7

63.2 23 鬱展開アニメランキング23位
エガオノダイカ(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (202)
701人が棚に入れました
地球より遥かかなたの星にある、笑顔に溢れた王国。王女のユウキは十二歳、そろそろ多感なお年頃。毎日泣き、笑い、時にはときめいたり…?しながら、王宮で楽しく暮らしている。日々を彩るのは、忠実な家臣たち。教育役のレイラ、政治を補佐するイザナ、騎士団長ハロルド、そして……幼馴染の側近、ヨシュア。「ユウキ!気合と根性さえあれば、何だってできる!」「……もうっ。またそれ~!?ヨシュア、もっと貴族らしくしてっ!」ステラは十七歳、有能かつクールな軍人。けれど微笑みはいつも絶やさない……笑顔は生きるためには、欠かせないから。これは、遠い星に生まれた、二人の少女の物語。

声優・キャラクター
花守ゆみり、早見沙織、松岡禎丞、佐藤利奈、神奈延年、置鮎龍太郎、小市眞琴、榎木淳弥、松山鷹志、長久友紀、増田俊樹、石谷春貴、白石稔
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

笑った私は素敵でしょう・・・ね?どう?どや!素敵でしょ?

タツノコプロ創立55周年企画オリジナルアニメーション、とのこと。


そのまんま『笑顔の代価』となるのでしょう。好物である不穏な展開が待ち受けてそうなタイトルが視聴の決めてでした。鬱展開カモン(^^)

王国と帝国。二つの勢力に別れての戦争もので主力兵器はロボットという世界が舞台です。キービジュアルからは想像つかないですけどね。王国側の王女ユウキ(CV花守ゆみり)と帝国側の一兵卒ステラ(CV早見沙織)のWヒロインになります。
戦争の原因は資源エネルギーに絡んでと妥当な理由でした。
タイトルから“笑顔は何と引き換えなのか?”
OP映像から“ユウキとステラはどう絡むのかなぁ?”
そんなところが気になる序盤です。


観終わって、、、そこそこ期待した通りの“不穏さ”ではありました。
エガオにまつわるオチのつけ方やたぶん監督が描きたいであろうテーマも伝わってきます。ただわかりづらい。

戦争もののくくりで本作を捉えるとして、陣営の違う二人を主人公に据える場合、まずはお互いの関係を決めてくれると楽だったのです。
 ・一番手っ取り早いのは二人をライバルにしちゃうことでしょう。
 ・次に考えられるのは敵味方を超えた友情物語にしちゃうことでしょう。
これがどちらでもなく関係性は不明のまま。
ただそれ自体は悪くないことです。後半に結びついてこればいいだけの話。

次に早い段階で二人が会うなり相手を認識すること。接点を作ってあげないと一つの作品のなかで別個の物語を追うハメになるからです。これもないため、視聴者は二つを追いながらの集約待ち状態が続きました。これもそれほど悪くないことです。
代わりかどうかは知りませんが、同じ事柄を王国視点で次は帝国視点でと交互に見せる演出が何回かあって理解を促してました。
おもしろい演出でしたが、《話の進行速度》を代価として払った感じですね。終盤近づいてももやもやが依然として残ります。
{netabare}9話以降、クラルスとは何ぞや?が解明されたあたりから物語は加速していきますが、{/netabare}どうしても終盤慌てて畳んだような印象です。

 尺不足ではなくこれは脚本が悪いです。

並行で物語を進行させる場合、興味を引き付ける要素を要所で挿れないと置いてけぼりになります。その悪い見本。
最終盤はいろいろ繋がって作品のメッセージも受け取りましたが、それまでの組み立てのしょっぱさから{netabare}ラストカットのユウキとステラの二人に{/netabare}感情移入できた方がどれほどいたでしょうか?私は2週めでやっとおぼろげながら見えてきた感じでした。

 『その笑顔のためにどんな代償を二人は払ったのだろうか?』

ここに注視する必要がありそうです。鬱展開は好物です。ただしそれは人間の根っこ部分を摑まえてこそ。メッセージ性があるものの根っこが弱い、もったいない作品でした。
テロップ挿入ありのOP。「笑った私は素敵でしょう」とストレートなED。OPはムービーがネタバレやんと思いつつ、両曲とも作品世界に合っており肝いりだったことがわかります。


※以下ネタバレ所感
■笑顔の意味
ヒロイン二人の笑顔には別々の意味がありました。
{netabare}ユウキ:幼くして両親を失う不幸に見舞われながら周りの助けもあり、愛情を注がれて育った娘の笑顔。
王女らしく笑顔の対象は自国民だったり『公』に向いている。しかし次々と愛する人(家臣含む)を失っていき、笑顔は消えていく。愛する人を失わずに済む日が訪れた時に笑顔は取り戻せるのだろう。{/netabare}

{netabare}ステラ:幼くして両親を失う不幸に見舞われ里子に出されても厄介者扱いで、愛情を注がれずに育った娘の笑顔。
自己防衛ありきで笑顔の対象は自分『私』に向いている。仮の居場所(軍)を見つけ必要がなくなり、笑顔は消えていく。在りし日のかすかに残る記憶。人と人との繋がりを取り戻せた時に心から笑える日が訪れるのだろう。{/netabare}

{netabare}ユウキは民を統べる者としての自覚が芽生え、その責任を全うしようとすることで。
ステラは戦災孤児や隊の仲間の温もりに触れ、居場所を見つけようともがくことで。
クライマックスに向けて両者の心の変化みたいなものが集積していき、ラストピースをレイラさんが埋める。そして繋ぐ。ここはちゃんと筋が通っているんですよね。{/netabare}


■メッセージ
非戦反戦であることは明確です。王国にも帝国にもそれぞれ兵士たちには愛する者がいて、と。両陣営の視点で描かれているので狙いはある意味分かり易い。戦争なんてろくなもんじゃない。その通り!
なんだけど、物語の収束のさせ方が自分には刺さらない刺さらない。受け取ったメッセージに共感するまでには至りませんでした。

{netabare}作中でも再三指摘されてましたが、動力源(クラルス)を失えば、新たな争い生まれないわけないでしょうに。自覚あるだけマシと言えなくもないが、クラルス停止の正当性の根拠に持ってきたのが住環境の維持、すなわち環境破壊の阻止です。しかも1000年後。
これは問答無用でグレートリセットすればなんとかなる、のテロリストの発想ですよ。クラルス停止してもいいようにエコ手法を周知徹底するロードマップを敷くとか代替エネルギー研究するとかまじめな議論すっ飛ばすやり方はどうも性に合いません。そんな真っ当なツッコミに対しての反論が{/netabare}

{netabare}『気合と根性さえあれば、なんだって出来る…』
ヨシュアの伏線回収です。 ダメだこりゃ (*´▽`*){/netabare}

賢明な皆さんならもうお気づきでしょう。既視感のあるプロパガンダ臭がプンプンで胡散臭いったらありゃしないのです。
エンタメはエンタメで楽しみたいのでこういうのいらんかなぁ。リアリティの欠如した作品は今の時代ウケませんよ、タツノコプロさん。
GO!GO!がコンセプトの55周年企画なそうですが、これが非難轟々にならないことを切に願います。


■オマケ
1.CV花守ゆみり
ユウキが野営のキャンプで食事にありついてるシーン。もうすぐ冬ですね。
※出典:寒い季節にキャンプを楽しむアニメ
2.役名リリィ
仲間が戦死する度にこのフレーズが耳から離れない
「さよならはやってくるけれど ずっと先だって思ってた」
※出典:ゾンビがアイドルするアニメ

お粗末さまでした。



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2019.08.25追記

視聴時期:2019年1月~3月リアタイ視聴

ED『この世界に花束を』のフレーズ。「笑った私は素敵でしょう」
これ放送中は気にならなかったのですが、最終話を観終わって、

 「素敵って言えや、ゴルァ!」

と迫られてるかのように感じました。作中のメッセージが押しつけがましかったのが理由です。お姫様は自分は良いことしてる!って信じて疑ってないですよね。だいたいこの手の方って人の話聞かないんですよ。



2019.03.29 初稿

投稿 : 2024/04/20
♥ : 46

pikotan さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

残念

ネットの評価が散々なので、逆に気になりdアニメで視聴。
なるほど叩かれるだけのことはある作品だなと納得。
たぶんクラルスは原発をイメージしていますよね。
これに戦争も絡めて現実世界へ問題提起しているのだとは思いますが、ストーリー展開が悪過ぎます。
10話目まで観たときは「これ2クールだったかな?」と思ってしまうほど遅々とした展開の後、11~12話で一気にまとめましたね。よくあるけど。
ラストでは敵だった人間同士が何事も無かったかのように仲良くなってるし…。
そんなに簡単に気持ちを切り替えられますか?
観ているこちらの気持ちが追いつきませんでした。

キャラクターで何よりイライラさせられたのは、王女であるユウキです。
子供だからと言えばそれまでかも知れないけれど、腐っても王女ですよ。
普通は王女就任の前に、内政や外交の状況についてレクチャーを受けるのでは?
国の状況を隠していた周りの大人に問題ありです。
状況を知ってからも変わらない言動が、更にストレス溜まりましたけど。

意外だったのはヨシュアの早期退場です。
てっきりヨシュアは近衛兵的役回りで、最後までユウキのそばにいると思っていたので、まさか第2話であんなことになるとは、ここだけ展開早かったですね。

これがタツノコさんの55周年記念作品とは、何とも残念です。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 7
ネタバレ

プクミン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

驚きの雑さ

【良い点】
・ロボのバトルシーンが綺麗
・OPが良い
・一応物語が終わる。

【悪い点】
・稀に見る雑さ
・キャラがうざい
・不明部分多すぎ

主人公はwikiによると、王国の王女、帝国のステラ、この2名らしい。
王国vs帝国の戦争もの。ロボを使ってのバトルアニメ。
OPの曲と歌はいいですし、最終話にはちゃんと物語としてきちんと終わります。
そんな良い部分をあっさり潰してしまう程の雑さ、そしてコロコロ手の平返しをするような主張や言動と感情面。後々浮彫になってくる設定内容の為、アニメ全体の半分まで見ないとほとんどが分からない内容。

具体的にどういう事かというと、以下の内容です。
{netabare}
【雑なところ】
・人間が移動する際、移動の仕方がスケートのようにスィ~。
・ロボに乗ると周りの大きさが人間サイズ基準のものに変化。
・死なせ方が雑で、フラグ立てて「取り合えず死んで感動して貰おう」という感じ。
・重要施設、一般人でも簡単に入れる程の何もない。捕虜部屋は見張り1名で鍵も無く外にあっさり出れる。
・王女がロボ内のモニターに顔出し命令。戦争中、前が見えないっ!!邪魔っ!!ありえんっ!!
・「300m先で我が軍の部隊が敵に囲まれてる」ロボ目線で300m!?目と鼻の先じゃないかよ!!

【キャラがうざい】
・王女の主張が『味方だけでなく敵にも犠牲を出したくない』。結果、味方だけ犠牲が増え続ける。それを見かねた偉い人が、反論するも「私はこういうやり方しかできないのぉー!」無能!!
・側近眼鏡女「争いを止めたいとおっしゃられましたね。ならば懸命にお考え、それが出来ないのであればあなたは無力のままです」王女に戦争中である事を隠してたお前が言うのかよ!!


【不明部分】
・戦争している理由が分からない。
・ロボの性能、強さ、武器等が全く分からない為、王国と帝国の戦力差等が不明。
・新型が出ても、どれが新型か分からない上、性能差も全く分からない。
・新兵器の威力を見せるが、比較対象が無い為、凄さが分からない。
・主人公が誰か分からない。
・地図が何度か出て来るけど、それがどこなのかが全く分からない。
{/netabare}

このアニメは、ロボでの戦闘シーンが見どころだと思います。
ストーリーは一応ありますが、どうでもいい死亡フラグの会話と、女王の心情を表す会話が多々あり、ストーリーが全く頭に入って来ません。
しかも、6話の終盤までは不明部分が多すぎて「彼ら彼女らは一体何を言ってるんだ?」という状態に陥ります。
これを楽しむ為には、この作品の基礎知識が必要みたいな気がしまくります。
かといって、2周目を見る気にはなれませんでした。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 28

64.4 24 鬱展開アニメランキング24位
22/7(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (167)
510人が棚に入れました
22/7、 はじまりの物語――2016年12月の結成以降、常に新しい挑戦を続けている「22/7」(ナナブンノニジュウニ)は、 秋元康プロデュース、複数のトップクリエイターがデザインしたキャラクターと、 応募総数10,325人から選ばれた少女たちによるデジタル声優アイドルプロジェクトです。 楽曲リリース&ライブ開催、 YouTuber企画、バラエティ番組出演など、様々な分野での活動を経て、 デビュー3周年目となる2020年1月、待望のテレビアニメーションが放送を開始!グループ結成の秘話やそこに至るまでの経緯が、メンバーそれぞれの視点を通して赤裸々に描かれます。大切なこと、それは自分を信じて一歩踏み出すこと――個性あふれる少女たちが彩る、もどかしくてちょっぴり切ない青春劇を、キュートな歌声とともにお届けします!

声優・キャラクター
西條和、天城サリー、倉岡水巴、帆風千春、海乃るり、白沢かなえ、宮瀬玲奈、花川芽衣
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

【辛口コメント】「壁」の掌の上でどこまで踊ることができるのか

秋元 康氏プロデュースのデジタル声優アイドルグループ
「22/7(ナナブンノニジュウニ)」(ナナニジ)
メディアミックス展開の一翼を担うアニメ化作品。

【物語 3.5点】
センター及びグループの始動・覚醒→(8人のメンバーの個別回)→グループの危機

アイドル物としては無難なシリーズ構成で骨組みは安定。

ただ本作はアイドルのキラキラ感や萌えよりも、
秋元系アイドルに投げ掛けられる種々の疑問に対して、
運営等に矛盾はあるかもしれないが、
個々のメンバーの人生に寄与した側面もある。
という弁明が繰り返されるAKBグループのドキュメンタリー
の如きパターンが組み込まれるため、
そこに折り合えるかどうかがポイントになる。


【作画 3.5点】
各メンバーごとに人気絵師、アニメーター等を当てる豪華なキャラデザ陣。

これらを統括するメインキャラクターデザインは堀口 悠紀子氏。
京都アニメーションとも関わりが深い氏のデザインが再現されたライブシーンでは、
京アニのキャラがCG化して踊っているという感想を抱くかも。

3DCGは適宜、各モデルの動きを散らす等、不気味にならない工夫は見受けられるが、
ライブは手描き勢を沈黙させるほどではない。


私のベストシーンも{netabare}雨中の桜並木にて撮影されたグラビア{/netabare}で手描きの場面。
(単に推しが藤間桜なだけという説もありw)


【キャラ 4.0点】
ナナニジの現在のメンバー数は8人ではなく11人(経緯は公式等参照)
本作放送前年の4thシングル「何もしてあげられない」からは
歌唱もアニメMVも“11人”揃って行われている。

声優11人+キャラ11人=22人。思い入れもあったはずだが、
アニメでは敢えて8人のナナニジで通して、
1クールで個別回も全消化し、キャラを掘り下げた決断を評価。
但し、{netabare}残りの3人も最後に顔を出しますが。{/netabare}


【声優 3.0点】
ナナニジメンバー声優の熟練度、成長度はまちまち……。

終始、順調だったのは他作品でアフレコ経験もあった
藤間桜役の天城 サリーさんくらい。

特に初回、声を上手く当てられないメンバーが多く、掛け合いもぎこちない。


特に感情希薄系を中心に苦しい演技があった印象ですが、
センター・滝川 みう役の西條 和さんは、
演技力云々より根暗な性格を表現したクセのあるボイスに
視聴者が馴染むか否かという慣れの問題だと思います。

私が苦しいなと感じたのは斎藤 ニコル役の河瀬 詩さん。
メンバーで一番経験豊富な出来るアイドルという設定の割に……と傷口が広がった感じ。
ただ彼女は放送直前に卒業した前メンバー声優の後任であり高望みをするのは酷でしょうか。

但し彼女もニコル回では{netabare}吃音{/netabare}を演じる等、可能性は感じさせてくれました。


【音楽 4.0点】
劇伴はピアノやストリングスが場面を彩る上品な楽曲構成。
過去のナナニジの楽曲のシーンに合わせたアレンジ挿入も〇。

OPはナナニジ8人歌唱の5thシングル「ムズい」
ポエトリーも交えて、大人の支配下に置かれ喪失しかけている
自己の存在意義を模索する、アイドルアニメOPらしからぬ
苦~い青春ソング。ムズいよ。

EDは個別キャラ回がメンバー各々のキャラソン。
5thカップリング「空のエメラルド」もED起用された佳境にマッチした良バラード。

その他、過去のシングル曲も挿入。


私のお気に入りは3rdシングル「理解者」


【感想】
初回、懸念したよりは、無難に個別キャラ回で話数消化し、
変な方向には行かなかった印象。

ただ「壁」の指令=秋元 康氏の鶴の一声。
という見方をどうしてもしてしまう私にとっては、
日頃、秋元系アイドルに対して抱いている疑念も再燃し、
苦しさも感じるアニメ視聴となりました。

「壁に質問することは許されない」などと疑問も持たず従う事務所スタッフたち……。
チョット怖いです。

例えば、{netabare} 第三話にて、「壁」が機材トラブルが起きやすい会場を選んだ?
ことを、これも「壁」の意志なのか?とスタッフたちが感想を漏らす件とか。

第七話で、「壁」が食中りする差し入れを提供?→残された一人の超ハードワークとか。{/netabare}

「壁」が人間だったら、軽くハラスメントや犯罪なのでは?と私は感じてしまいました。

最後の、{netabare} 引退指令→反発→再始動の流れも結局、「壁」の思惑通りで、
終始、「壁」の掌の上で踊らされていたと私は解釈します。{/netabare}

業界に問題は色々あるけど、試練を乗り越えてこそ得られる物もある。
という筋書きは私の好物であるはずですが、
本作みたいに「壁」の指令として露骨に表現されると、
別にそれアイドルじゃなくても得られますよね?
だからと言ってアイドル業界の諸問題を放置していい訳じゃない。
などと天邪鬼が発動してしまいます。


そんなこんなでゾワゾワした感覚も抱いた本作ですが、
私にとっては妙に気になるアイドルアニメではありました。



【1話感想※毒舌注意】秋元グループのある種の悪趣味にとことん付き合える方だけ観て下さい。

長~い愚痴なので折りたたみw

{netabare}
ファンの方には申し訳ありませんが、
秋元系アイドルには、まだ技術的な裏付けが十分じゃない、
自己のアイデンティティ確立すらままならず、自信もない状態の少女たちを
いきなりスポットライトが当たる場所に放り込んで、
それを必死だ、青春だ、感動だと美談に仕立て上げる。
さらには、それすらも、それに対する批判や付随するスキャンダルすらも、
NHKや映画でドキュメンタリーとして切り売りする。
ある種の悪趣味があるように私には思えてなりません。


本作の導入からもAKBや坂道シリーズのドキュメンタリーと同種の不穏さを感じました。
それでも、私が視聴してしまうのは、
私自身がこうした不穏な描写に刺さる物を感じて引き寄せられてしまう悪趣味な大人だからです。


視聴中、私の中で、秋元系アイドルの半生が走馬灯のように流れました。

塞ぎがちで自己肯定感に乏しい自分を変えたくてアイドルの世界に飛び込んだ西野七瀬さん(乃木坂46卒業生)
貧困の中、弟の学費のために、病弱で何度も倒れながらも、アイドルで生計!を全うした橋本奈々未さん(乃木坂46卒業生)
ハードスケジュールの中、大人たちへの反発をぶつけた歌詞世界にシンクロし過ぎて、
しばしばぶっ壊れる平手友梨奈さん(欅坂46)

本作には今後、大人たちの理不尽な指令で、
上記のようなエピソードが再現されかねない不穏な空気で満ちています。


「ナナニジ」推しのアニメ誌『Newtype』2020年2月号の特集も拝見しましたが、
メンバーは「とにかくまじめでびっくりするくらい自分に自信がない、が第一印象」
「第1話では演者たちが役ではなく素でこんなに泣く現場を初めて経験しました」
という音響監督の証言。このコンテンツ……2.5次元世界も何だか不穏です。

だからアニメ映画のゲストタレントのアフレコ以上、プロ声優未満の棒読みくらいで、
どうか余り袋叩きにしてやらんで欲しいです。壊れますから。


これから、メンバー間衝突など、ますます不快指数が上昇する展開も予想される本作。

そもそも一部の深夜アニメや2.5次元アイドルファンにとって
前回のAKBアニメ化が文永の役としたら、今回はさしずめ弘安の役。
秋元系=“侵略者”という認識の壁がまずあって、
それらを乗り越えて視聴継続したとしても、
そこに萌えはなく、むしろ鬱展開が待っているかもしれない……。
光が差すとしても、修羅場を幾つか経た後になるのではと私は予想します。

いや……現時点では、私には、
とことん付き合える方だけ視聴続けましょうとしか言いようがないです。


それでも、付いていく!という方にオススメしたいアイドルは藤間 桜。
キャラも帰国子女、CV.天城 サリーさんもLA出身の帰国子女という陽属性。
メンバー中でいち早く"バーチャルYouTuber"活動を始め、他のアニメ作品出演歴もあるなど、
比較的、経験や技術的な裏付けもあると思われます。

推すというよりは、今後、鬱やらマズイ演出やらが襲って来た時、
キャラ面でも中の人の面でも彼女を当てにして、
どうにか完走したいというのが今の私の率直な心境です。{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 39

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

良く言えば「素材を活かす」だけど、悪く言えば「これしか手がない」なのかも。

最終話まで視聴終了。

このアニメはアイドルグループ「22/7(ナナブンノニジュウニ)」およびそのメンバー、特に滝川みうのプロモーションとしては正しく作られていると思いました。それを気に入る入らないは別としてですけれども。

さて、この最終話ですがその前に「22/7計算中 アニメ最終回&シーズン2開始 全部まとめて番宣スペシャル!」というものが放送されました。

番組中では各メンバーがアニメでのお気に入りの場面を選んだりするわけですが、番組の構成としてはバラエティー、つまり「22/7計算中」の形式を踏襲したものです。

そしてこの番組やその他の「22/7計算中」での滝川みうを観た上でアニメの最終回を観てみて、わかったことがひとつあります。「アニメの滝川みうは、完全に素材そのままではなく演技の結果としてああなっている」といういことです。
(とはいえ、下記のレビューに書いた通り素材は最大限に活かされていると思いますが。)

私は結果として滝川みうのキャラクターを大変気に入ってしまったので、この作品に低評価を付けることができません…(笑)。
(とはいえ、「声優の評価:4.0」はやはり高すぎたので、これは下げておきます。)

まあ、いろいろ書きましたけどやっぱり他の方への視聴はお薦めできないことに変わりはありません。

== [下記は第3話まで視聴時のレビュー] ==
第3話まで観終わった結果としては、「意外と面白い」という評価になっています。なので、この後も視聴は続ける予定です。

アイドルグループ「22/7(ナナブンノニジュウニ)」のメンバーが唐突に選抜され、その後のグループや各メンバーについてのストーリーが展開するという感じのアニメ作品です。

この「22/7」はキャラクターのビジュアルが先に決まり、それに対して専属の声優のオーディションを行うといった感じでスタートしたプロジェクトらしいです、知らんけど。(そしてなぜπ(円周率)の近似値なのか? > 22/7)

プロジェクトの成り立ちを考えると、このアニメは「ストーリーが先にあってオーディションをする」という普通の制作プロセスを踏んでいなくて、おそらくはメインキャストが「22/7」のメンバーというだけではなく、「滝川みう(CV.西條和)がセンター」というのは発注時の既定路線だと考えられます。

メインキャストにある程度経験があればどのようなストーリーを作ってもそれを普通に演じてもらえば良いわけですが、そうでなければどうするか?

脚本的にはいわゆる「当て書き」つまりキャストに合わせて脚本を作り、演出もそれに沿ったものにするしかないのだと考えられます。だとすると滝川みゆ役の演技力を想定した上で、製作中の多少の成長は当て込むにしてもストーリーを作らざるを得ないわけです。

その観点でこのアニメを観た時、私は個々のメンバーがどうなのか良くはわかりませんが、おそらく今のストーリーと配役は「22/7が主演するアニメ作品」としてかなり最適解に近いんじゃないかと思います。

なので、私は少なくとも本作の滝川みゆに関して「演技が上手くない」という評価はしないつもりです。そういう仕様だと思っていますので。そう考えて「声優の評価」は滝川みゆ分を無視して3.5としました。

本作は御神託を下す「壁」の存在が特徴的であるものの、当て書きで成立するストーリーとしてはきわめてベタなものだとは思うんですけど、ベタなりに面白くないわけではないので、こういう「主役と心中する覚悟」みたいなものを制作側が求められている作品の行く末が気になります。

ということで観てるんですけど、決して他の方への視聴はお薦めしません。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 38

hyoi さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ここまでコメで低評価くらうのはおかしい気がする

まず、この22/7の評価で5点じゃなく、4点だったのは、まず、そのキャラたちの話がちょいと重すぎたと思う。もう少し抑えても良かった気がする。後、これは他のレビューでも書いてあるけど、やっぱり声優がちょっとね…今後に期待かな?
逆にこの2点を除けば自分的に歌も神!ちょっと重いとこもあるが、ストーリーも神!作画も神!キャラも可愛い!このアニメはそこまで低評価食らわなくてもいい気がする。ネタバレは含みませんが、展開も早く、割と綺麗に1話1話作られてるなぁと自分的には思った(あくまで個人の主観)
それと、このアニメは確かに声優には少し問題があるけど、難易度は高いが声優のこと忘れてみたらいいんじゃない?w

投稿 : 2024/04/20
♥ : 4

67.9 25 鬱展開アニメランキング25位
小公女プリンセスセーラ(TVアニメ動画)

1985年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (108)
444人が棚に入れました
バーネットの『小公女』が原作の「世界名作劇場」シリーズ第16作。“いじめ”が問題となる世相を反映し、本作では大富豪の令嬢から使用人へと転落した主人公セーラの受難の日々を描いた。ロンドンのミンチン女学院に入学した資産家の娘セーラ。だが突然の父の死のため身寄りも財産も無くなった彼女に対し学院側は今までの態度を一変させて、セーラを使用人として扱うのだった。使用人仲間のベッキーたち一部の人々に支えられつつ、セーラは必死に生きる。

声優・キャラクター
島本須美、山田栄子、一龍斎貞友、中西妙子、八百坂万紀
ネタバレ

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

胸の奥にこの花あるかぎり…その6 (完)

観てたなぁ。子供の頃。
〜お金持ちのお嬢さんが没落して、陰鬱な目にあいながらも健気に耐えて、最後は逆転倍返しハッピーエンド〜 だったよなぁ確か、と、何回目かの再放送をしているのを見かけたので見た。

暗い話だから、色彩設定だけは明るくしたかったのか、すっとんきょうなビビッドカラーがあちらこちらに。目が痛いよセーラ。
こちらも今回は顔文字多めでお送りします。ネタバレ開くとそれぞれ長いです。


*召使いなるかそるかのお話
{netabare} すでに没落化しているセーラ。
寄宿舎でお手伝いさんになっている、元特別室の生徒、セーラ。
お手伝いさん仲間は優しい。かつて親しかった友達や、町で出会うなじみの子達やお店屋さんの大人達も、セーラの行く末を心配げに見守り、応援している。

高飛車なお嬢様キャラが、セーラを目の敵に。かつてのみんなの憧れの的がこき使われるだけでなく、彼女が持っていたもの全てを自分のものにしなくちゃ、気が済まない!!幸い、セーラんとこと違ってお父様のお仕事は順風満帆。アタシの時代がきたんだわ!攻めていくわ!o(`ω´ )o

ある休日、特別なお客様のための準備や掃除にセーラは奔走する。「特別室に入る生徒」がやってくるらしい。かつて自分の過ごした優雅な特別室に、自らの足で買いに出たお花を美しく飾るセーラ。
やがて、例のお嬢様とそのお父様、スネ夫のママンみたいな「ざあます」お母様もノリノリでやって来た。

(`ω´ )「今日からわたくし、ここで暮らすことになりましたの。それでね、お父様、お願いがありますの。わたくし専用のメイドを付けてくれませんこと?そこにいる…セーラがいいわ。」

宿舎のセンセイ
(゚o゚;「そ、それは…その…、モゴモゴ、聞いてみませんと…」
頼りにならないセンセーイ( ;´Д`)
(゚o゚;;「セーラ、あなたの、気持ち次第なんですよ。嫌なら、断わっても構わないんですよ…」

お嬢様のパパ
(^ω^)「そうだな!本人に聞かなくてはな。どうかな?うちの娘のメイドになってはくれないかな?」
そんな〜目の前で迫られたら断わりづらいよ〜ヽ(´o`;

ああ、憐れセーラ、こうして芋づる式に、苛烈な奉公が始まるんだ…あんな事やこんな事を…(/ _ ; )


ときっと誰もが思った時。セーラの放った言葉は。
さあ、あなたなら何と答える?!

(´-`)「 {netabare} お引き受けします。


もしも、もしもお嬢様が…
かつての級友を召し使いにと、そうお望みと、仰られるのならば…。 {/netabare} 」

ハッと言葉に窮したパパ。
身を翻すと、お嬢様のもとへツカツカ…パッシーン!!

えーーーΣ(・□・;)

( *`ω´)「知らなかったとはいえ、なんと恥知らずなことをする所だったんだ。おまえに召し使いはまだ早い‼」
「そんなァ、おとーさま〜(つД`)」

あれ?いじめ一直線じゃないの?
なんという機転のきく堂々とした回避でしょう。セーラの誇り高さに軍配が上がった!

しかも夜半に皿洗いしながら
(´-`).。oO「わたし、気が回らなくて、あんなきつい言い方しか考えられなかったの…ダメね…」と内省する素振りすら見せる。すごいよセーラ…。

記憶の中の小公女セーラって、かなり受け身な印象になってしまっていたけれど、結構やるもんだなあと見直した回でした。

しかししかし!
意地悪小娘ごときに運命の歯車は回させやしないとばかりの、怒涛の不運攻撃はこれからだったのだ…。 {/netabare}



*空腹の空想のお話
{netabare}

厨房にいるコックと下女が、顔つきもゴテっとしているんだが話し方も言う事も素っ気なく、セーラに対して優しくないんだ。
ある日のセーラ、お使いに行って帰ってきたらお小言を喰らう。

(♯`∧´)「どこで道草食ってたんだい!今から使ったんじゃ間にあいやしないよ!」

(._.)「ごめんなさい…あの、靴が壊れて歩けなくなってしまって、直してもらっていたものだから…」

(♯`∧´)「言い訳するじゃないよ!まったく、夕飯は抜きだよっ!」

メイド仲間(゚O゚)
「そ、そんな…セーラ様は、お昼ごはんも抜きだったんですよ…」飯抜きは日常茶飯事なんでしょうか。飯だけに。

コソッ(( (^_-)「セーラ様、残りパンがあります。紅茶に浸して食べてください。」(´-`)「ありがとう…」

地獄耳→(♯`∧´)「そこの残ったパン!始末しちまいなー!」

Σ(゚д゚lll)(´-`)「そんな…っ!」

夜半。皿洗いで夜は更けて。くたくたになって屋根裏部屋へと上るセーラには、暗い階段が長い長い急坂のよう。
やがて抜き足差し足、廊下を忍ぶメイド仲間の姿があった。
(^_-)ウフフ「セーラ様への差し入れのミートパイを作って差し上げたわ。きっと、お腹が空いて眠れないでいらっしゃるでしょう。コッソリお届けしよう…」

ガチャッ(`_´)ゞ院長
「何をやっているんです?それは何ですか!」

Σ(゚д゚lll)「はわわわ…これはソノ…アメリア先生が、いつもお夜食をと、今夜も頼まれているのですぅ〜。」

W(`0`)W「うそをおっしゃい!!アメリアは今夜は親戚の家で留守です!誰に頼まれてそんなもの作ったんです!さ、言うんです!」

(>_<)ヒィェー「あのっ、わたしが、食べようと。お腹がすいて…本当ですぅ〜」

W(`0`)W「んまーっあきれた!おまえのようないじきたない子は許す訳にはいきません!」

→ミートパイは寮長が没収、寝床で食べてむせる!ムゴッ(◎×◎;)

セーラの元へ来たメイド。
そこには、かつて仲良く過した級友2人もベッドを抜け出し、談笑しにきていた。
(´・_・`)ぶたれた頬をおさえ、何も差し入れられない非力さを謝るメイド。
級友は、セーラたちが腹ペコだと、彼らの無下な扱われ方を想像だにしてこなかったことに気づいた。その配慮の無さを詫び、クッキーを取りに部屋へと戻った。
ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌( >人<)┘そーっと!
ここはミンチン学院伏魔殿。クッキーを手に再び部屋を後にした姿を見守る、禍々しい影 |-| があった…。

屋根裏部屋の女子会はじまる。
皆で食べるせっかくのクッキー♡
テーブルを飾って、心ばかりのお食事会を開きましょうよ。
セーラのテーブルセッティングにみんなもノッてきて、いろいろ工夫をほどこします。
(=´∀`)人(´∀`=)人(=´∀`)人(´∀`=)
ストールをひいて、華やかなナプキンの代わりに紙を並べて、ハンカチを織り込んでかざって、ほら花束のようじゃなくて?まぁ素敵ー!
*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)''(*゚▽゚*)''(*゚▽゚*)''(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
おままごとしてないでさっさと食っちまえば良かったんだ。そんなことはみじんも考えず、ただこの親しい者たちと善意に満ちた夜を分かち合い、味わい尽くしたくて、終わってしまうなんて考えたくもなくて、セーラの楽しい妄想は暴走。

*・゜゚・*:.。..。.:*・(´-`).。oOよくって?ここはヴェルサイユ宮殿の大広間よ。間も無く招かれた貴族たちがやってくるわ。

(宮廷の侍女になりきろうと慣れない想像をするメイド友(~_~;)、プルプル具合に笑いがおこる。みんなすっかり宮廷気分、画面描写も宮廷風味に埋没。)

テーブルの上にはたくさんのお皿、温かなお料理が盛り沢山よ。
お料理を載せてあるお皿は、全て金でできてるの。床にはフカフカの絨毯。天井にはシャンデリア。私達は美しい侍女なのよ。さあ、大広間のほうへ。上は丸天井、吟遊詩人の歌う舞台があって〜、美しいろうそくのあかり…かしの木の燃えている大きな炉もある…
おつきのものたちが分厚い扉をひらくと、さあ、国王とマリーアントワネットが現れるわ…!
*・゜゚・*:.・*:.。. .。.:*・゜゚・**・゜゚・*:.・*:.。. .。.:*・゜゚・*

ギギギギギィ…

バターー[ \(♯`∧´)/ ]ーーン!!

「なーにをしているんです!!あなたたちィ!!」
強烈な後光とともに登場したのは、ある意味この宿舎の王女、ミンチン院長。

Σ(゚д゚lll)Σ(゚д゚lll)Σ(゚д゚lll)Σ(´-`)光速でユメから醒める四人

ψ(`∇´)ψ背後でほくそ笑むのは、セーラを敵視するお嬢様。リークしてやったり!あたくし、寝たふり得意でしてよ!

阿鼻叫喚、言い訳も聞き入れられず、部屋へと連れ帰られる親友たち。全てはセーラのそそのかしと問答無用の判決。
(♯`∧´)「あなたへのお仕置きは追って考えます。今まで優しくし過ぎたようですね。いいですね、おまえは明日の朝も昼も夜も、食事抜きです!」
捨て台詞とともに全ては去った。クッキーの欠片も残さず片付けられ、一転していつもより暗さの増した屋根裏部屋に取り残されたセーラ。独り、ユメの残り火をすくいあげてみる。

_| ̄|○…ブツブツ…「炉は赤々と燃えていることにする…テーブルの上には…温かい、温かい、食事。美しい柔らかいベッド…触り心地のよいクッション…それから…それから…」
もう、眠りましょう…
眠ってしまえば…お腹がすいていることも、気にならないわ…ねえ、エミリー?

お人形を抱いて眠りにつくセーラ。
。・゜・(ノД`)・゜・。

妄想をこれでもかと華やかに盛りに盛り、バターン!!で落とす、オーソドックスとわかっていても、徹底してやられると清々しく逆に快感。ミンチン院長…。ミンチンて名前も怖い。 {/netabare}



*お人形をおよこし、のお話
{netabare} ある夜、途中から見たセーラは
どうも例のワガママお嬢様に
(¬_¬)「アンタの人形をよこしなさいよ。その人形、召使いにはもったいないわよ。アタイがかわいがってやんよ。」
と、カツアゲされそうになっていた。

このお人形、セーラにとって大切なパパママとの思い出。つらいとき、部屋に戻って誰にも言えない気持ちを打ち明けられる、たったひとりの家族。ジュモーのビスクドールだから高価でもある。

どうするの、セーラ。
メイド仲間にも心配され、しかし、人形を抱いて部屋から出るセーラ。
きゅっと結んだ口、沈んだ瞳、小さく固い背中。思いつめた表情で、ドアを開ける。
(´-`)
お人形をしっかりと、赤子のように抱きしめて廊下を進む。
階段を一段一段、降りる。

どこへ行くの?セーラ。
考え込んでいる。考えがあるの?
誰かに預けるとか…
隠すとか…
売ってしまうとか…
わーたしの かーわいい にーんぎょお〜♪
十二国記の祥瓊さんの歌声が頭の中で回るよ。

踊り場で、外を見やると、学院の少女たちが遊んでいる。
中心にいるのは、例のお嬢様。
でっかい車輪の自転車にまたがって、取り巻きにブイブイ言っている。じぃっと見下ろすセーラ。
(´-`)
なに考えてるの。

再び足を進めるセーラ。
お人形と一緒に体を固くしたまま、外へ出てきた。
めざとく目をつりあげるお嬢様。
o(`ω´ )o「あ〜ら、ついにソレをあたくしに渡す気になったってわけね。いいわよ。もらってあげるわよ。」≡3≡3
うつむいたまま、何も言わないセーラ。
(´-`)
イラつくお嬢様、お人形を取り上げる。o(`ω´ )o高々と、戦利品を手に。
まだ何も言わないセーラ。
(´-`)

その時、少女たちの中から、セーラを「ママ」と慕うちびっ子が猛烈な勢いで駆け寄って来る。

∑(゚Д゚)「ダメよーーーっ!!その子はセーラママの、たいせつなおともだちよぉーー!!」

o(`ω´ )o「なによアンタ。うるっさいわね。セーラがあたくしにどうしてもって、言ってるのよ?」

騒ぎに振り返る少女たち。

その中から、おとなしいセーラの親友も、勇気を出して身を乗り出した。

(´・Д・)」「うそよ!そんなはずないわ。セーラにとって、たったひとつの宝物のはずよ。それを取り上げるなんて、ひどいじゃないの!!やめなさいよ!!セーラに返してあげて!ひどいことしないで!!」

o(`ω´ )o「なっ…雑魚が…あんた、あたしにそんなこと言って、ただで済むと思ってんの…」


しかし、遠まきに聞いていた少女たちから、さざめきのように同調の声が上がり出していた。
「そうよそうよ!かわいそうよ!」(・Д・)ノ
「かえしなさいよ!」(・Д・)ノ
「かえしなさいよ!」(・Д・)ノ
「かわいそうよ!」(・Д・)ノ
「かえしなさいよ!」(・Д・)ノ
(・Д・)ノ(・Д・)ノ(・Д・)ノ(・Д・)ノ(・Д・)ノ(・Д・)ノ(・Д・)ノ

ウッ…Σ( ̄。 ̄;ノ)ノ
かわいそコールに、さすがにたじたじのお嬢様。うつむくセーラの前にちびっ子がかばい、お嬢様が人形を高くあげ、親友が止め、もう決定的に悪役の構図。

小公女「プリンセス」セーラ、大勢の目の前でこれを繰り広げたのがポイントね。民意を試して沙汰を待ったのか!!
公共の場でなければ、この結果にはならなかったはず。
すごいよ、セーラ…。

(`_´)ゞ「な、なによ!!こんなキッタナイ人形、そもそもそんなに欲しくなかったわよ!フンッ!!かえせばいーんでしょかえせば。ホラッ!」
ポイッと投げられた人形…ビスクドールだから割れちゃうよ〜(゚o゚;;

セーラとちびっ子がナイスキャッチ、最悪の事態は避けられた。

ササーっと逃げるお嬢様
ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
追いかける数名の取り巻きヽ(´o`;ヽ(´o`;

ここで面白いのが、
「よかったねー」ってセーラに抱きついているちびっ子や親友の暖かいゾーンを、ゾロゾロと通り過ぎて院へと戻る、その他の小女たち。
もう何事もなかったかのように、別の談笑をしながら、セーラたちを気にもとめない。
民意のとりとめのなさを表しているのか、妙な真実味のある光景だった。

うん、途中からみてもこんなに面白いんですよ!
起承転結と間がとても劇的でわかりやすいし。 {/netabare}



*セーラも私も泣けた(ノ_<)のお話

{netabare} 第35話

嵐で屋根裏部屋の窓の掛け金が壊れ、枯葉と雨水の入り込んでくる中、濡れた床をふくセーラ。バタンバタンバタンバタン開く窓を、もう閉めることもせず、雨が降り注ぐ中、床を拭き続けるセーラ。どこか行動がおかしいような。大丈夫なの?服が濡れ、傍らのベッドも毛布もビショビショ。悪い夢みたい。
メイド仲間が「おはようございます」と入って来て、惨状に驚く。
朝なのコレ?寝てないのでは…セーラ。

しかも(´-`)「寒気がするの」
なのに働かなくてはならない。ゾッとする。

学院の外に石炭運びの馬車が止まって、業者の人が道路より地下になっている勝手口付近の通路に樋のようなものを下ろす。もう一本樋を下ろして継ぎ足す。これを滑り台のようにして、道路からガラガラ〜〜と石炭を流し込んでお届けする。「ほほー、そうやって運ぶのか!」と面白く見ていたのも束の間。
(゚Д゚)「早くしねぇと石炭がぬれちまうぞ!」調理場のコックが山盛りの石炭にスコップ投げて去る。
学院の石炭置き場へと、バケツとスコップで手動で運ぶのは、セーラひとりの仕事…斜めの雨風が吹きすさぶ中。
石炭なんかもう濡らしときなよ。板でも上に置いとくとか。風邪で雨なんだし休ませなよ。子供だぞ。

石炭で学院のストーブに火を入れておくように言われたセーラ。
少しは濡れそぼった身体を暖められるかな…?
心地よい炎を前に、猫とともにウトウトするセーラ…(_ _).。o○
悪いことに、このお部屋は意地悪お嬢様のお部屋。
案の定、やってきたよ奴さん。いつものお供を連れて。
眠りこけているセーラをみて(−_−#)
セーラが寄りかかっているバケツを力一杯蹴り上げる。衝撃に驚いて目を覚ましフラフラ謝るセーラを、罵倒しだす。
お嬢様よ…暖房つけるくらいの季節なのになんでひとりだけ半袖なんだよ!小学生か!「ママに買ってもらったパリ仕立ての新作」だとか。そしてコレが、今回のワンポイント☆アンラッキーアイテム☆

セーラと寝ていた猫にまで、お嬢様たちの虐待の手が伸びる。(ノ_<)ひどすぎる。追いかけ回しているうちに…猫の蹴り上げたインク壺がお嬢様にビシリ。
(♯`∧´)「〜〜〜!?セーラ‼あんたのせいよ‼」
さすがのセーラも(; ̄ェ ̄)みたいな顔でとばっちりを受け止める。「シミ抜いとけよコラ!元通りにしないと、許さないんだから!」とまたご無体な。え〜〜。インクシミって消しにくいよね…(´・_・`)

横風の雨の中、カゴをもって買い出しに出るセーラ。傘が役に立たない。また服も身体も濡れていく…歩きにくい。嵐だよ。そんな日は家にいたらいいんだよ。体調悪いんだし。みんな残り物でも食べてしのげばいいんだよ。
案の定、市場すらお休みで途方に暮れるセーラ。屋根のある商店街の通りに入って行くと…

(抗えない天候の激しさと身体的なキツさ辛さが伝わって来て、見ていてセーラの今までで一番つらかったよ。うう、自然と涙がでた…なんでこんなんで泣いてんだろ私(/ _ ; )
心理的な意地悪より、空腹ネタよりもくるのはなんでだろう。)

しかしここで今回のアンラッキーアイテムが★ラッキーアイテム★に変わる出来事があったんだ。そこでセーラは、つらさをつらいままに涙を流すことができている。学院で涙を見せた事はないのに。

裕福だった頃、お父様と買い物に入った洋服店。ショーウィンドウにうつるセーラの姿は、今や襟も裾もほつれ、着どおしの汚れた質素な服になってしまっているけれど…。
店のご主人は、セーラのことを覚えていた。セーラの様子を見ると、邪険にすることなく
(´・ω・`)「一口では言えない事が、起こったようですね?」
気をほぐすような優しい声かけ。
セーラが身なりを顧みず入って来た訳を…「お友達」の服の染み抜きについて相談すると、
(^ω^)「大丈夫、わたしが直してさしあげますよ」。安心して涙が流れるセーラ。(;_;)
やがて曇りなくきれいに直された服。(^ω^)「これで、文句なんか言われやしませんよ?」
状況を察し、これまでの事情を聞かれ、心配してくれる紳士を前にさらに涙が止まらないセーラ( i _ i )ドドドド

しかし院に戻らねばならないセーラ。紳士は直した服を丁寧に油紙で包み、せめて十字を切りながら小さな背中を見送ることしかできないのであった…。


戻った先ではお嬢様によるミンチン先生への告げ口。
( ̄Д ̄)ノ「セーラさんがぁ、ワタシに嫉妬してインクを投げつけたんですぅ。それで染み抜きさせて欲しいって、言い出したんですぅ。」
W(`0`)W…ワナワナ… ←ミンチン院長

「たっぷりお仕置きしておやんなさい!!」といつものセリフを吐きかけられ、下女に調理場へ投げ込まれるが…体調の悪かったセーラ、もう腰が立たない。ついに倒れる…? {/netabare}
つづく


*セーラ流魔法の受け取り方。セーラの秘密を暴け!のお話
{netabare}第38話
ややあって隣人からの「魔法」の差し入れが始まる。
35話から病に倒れ、生死の境をさまよった間、姿の見えない「屋根裏の少女」を隣のお屋敷の主人と召使いたちが気にかけていたのだ。そして密かに贈り物をすることに。夜明け前が一番暗かったのだ。
いまや、夜半に疲れ果てた少女達が屋根裏部屋へ帰ると、暖かくしつらえられた食卓が待っており、美しいマクラや毛布も用意してあるのだ。空腹の時にセーラが夢想したみたいに。
(背景素材の都合上なのか、食後の皿の上のチキンが毎回ぜんぜん減っていないのが気になる…いじきたないアタイであった。)
これが朝になると仕事にでている間に、お隣の有能なインド人ハウスキーパー達がテキパキお片付けしておいてくれる。おかげで昼間のミンチン院長の抜き打ち検査にも【魔法 : 非検出】で事なきを得た。

魔法に慣れたようなセーラと、まだソワソワ感が止まらないメイド仲間。
(≧∇≦)「ああ〜、私達がこんなにありがたがっていることを、魔法使いさんにお伝えしたいですぅっ!!」
と興奮やまないメイド仲間に対し
(^ν^)「大丈夫よ。私達がどれだけ感謝しているかは、きっとわかってくれているはずよ。だってそれが魔法使いさんですもの?」
さすが、プリンセスセーラ。与えられた幸運を享受する時も優雅に動じない。

しかし滲み出る幸せオーラ。「あの娘なんだか綺麗になったみたい。恋してる…?!」的な鋭さで、セーラの異常を感知する院の魔物たち。

(¬_¬)( ̄3 ̄)「いやに血色がいい。きっと盗み食いでもしてるんだよ」と残り物チェックをする下女とコック。

(*`へ´*)「あんなに顔色がよく元気だなんて、おかしい。」
と訝しむミンチン院長…子供がはつらつとしてたら怪しむ学院って、教育機関として相当終わっています。

どこまでもセーラの屈強な面の皮を引っぺがしたいと夢欲する鬼どもの追っ手は止まらない。
プリンセスセーラ。アイドルとは人に夢を魅せるもの。汚れた奴らの見たい歪んだ夢すら映してしまうのか…。
いじめられても、(´-`)「はい、ミンチン先生」(´-`)「おはようございます、○○さん」(´-`)「わかりました。○○さん」と、爽やかな挨拶の後ろに名前をつけることを忘れないねセーラは。コレちょっとイライラする。

しかしついに、魔法発動中の夜間のガサイレが入ってしまうのだ…
魔法が暴かれた時も、食卓でセーラお得意の「こんな時こそ余裕で夢想享受」が披露されていた。ナプキンとフォークで人形を作ってダンスさせ( ´ ▽ ` )ノ「ランランランランランラーン♪」
そこへバターン!悪鬼どもの蹂躙…

メイド仲間の土下座も虚しく(´Д` )
ミンチン院長は(◎_◎;)「オトコ(街の少年ピーターのこと)に盗みをさせて貢がせたんですね!」とあさってな勘違いにワナワナ震え、
コックはしつらえを横取りに片しながらご馳走の匂いを(@ ̄ρ ̄@)クンカクンカ嗅ぎ、
下女は(♯`∧´)(´-`)セーラを引っつかんで馬小屋へ連れて行く。

こうしてセーラの馬小屋生活が幕を開けた…(´-`){/netabare}


*馬小屋生活始まる、のお話
{netabare}
ここは小公女だった時代に、セーラのお馬さんが繋がれてた小屋。今はからっぽの、藁だけが残る隙間風ふく小屋。そこに主人が暮らすとは。そしてその事をいじわるお嬢様にグリグリいじられる。本当に十二国記の姫様並にトコトンいくよどこまでも。
そして、一番暗い夜が明けたあともまだ次が。甘ーいもの食べさせた後でしょっぱいのがくるよ〜。
展開が早くて激しいので、文章にしても何だか伝わらない。こんないかがわしいまとめよりも観ていただきたいものだ。

学院でハロウィンパーティが開かれる。アメリア先生が子供達と色んな遊びをするんですが、この様子が楽しい。遊びの中で一手間かけてまでセーラを陥れようと頑張ってた、いじわるお嬢様( *`ω´)。しかしちょっとしたラッキーがセーラのもとへ。あらっ(^ν^)☆彡って感じに対して、キリキリキリ…( *`ω´)
アメリア先生は生徒達にも自然に親しまれてるし、この前の話あたりでセーラに申し訳ない心中を吐露してたし、妹さんのポスト院長色がひたひた濃くなってますぜ、ミンチン姉さん。そうとは知らなミンチン先生は基本コドモキライなので自室でくつろいでいた。( ´Д`)y旦~~

やがて夜が更け、パーティ気分が終わらない少女たちのちょっとしたイタズラが、馬小屋で火をおこしてしまう。燃え上がる小屋の中で人形を抱いて立ちすくむセーラ。
助かったものの、勿論とばっちりはセーラに…。

\(♯`Д´)/=3=3=3「おまえという子は…!身よりも家もないおまえを親切心からここへ置いてやったものをつけあがって…」云々のミンチン先生のお小言に、今回ばかりは毅然として言い切るセーラがいた。
(´-`)「ミンチン先生は、私に親切だったことはありません。そして、私はこの学院を家だと思ったことはありません。」
ミン(;゜0゜)チーン
「ンナッ、おまっ……でておいきー!!」 {/netabare}


*逆転倍返しはじまる、のお話
{netabare} すんなり意に従い出て行く訳ですが、ここから見ていられないのはセーラよりもミンチン先生。
出て行ったセーラを、(本当は心配なのか?院の評判が落ちるのを懸念しただけなのか?)呼び戻すよう妹に言いつけたり。
セーラに贈り物が届いたことで、実は金持ちのパトロンが居るのでは?という臆測に今度はすがりついて、o(;`ω´ )o「セーラさんっ」と丁寧に呼び出したり。
セーラの姿が見えずお隣へ行ったと聞いたときのムカッ腹から、学院にいる猫を生徒達の目の前で足で蹴り上げたり。(>_<)

そしてやっと、「おお、この子だ!」の回。隣の屋敷の主人が探していた「友人のダイヤモンド鉱山の遺産を相続する娘」が実はセーラだと判明した時の、ミンチン先生の脱力錯乱ぶりはもう穏やかじゃないね。
((((;゚Д゚)))))))は…はわ…はわわわ…っ
胸にダイヤモンドを飾り、厳かに階段上に登場した小公女セーラに、
( ゚д゚)「セーラ…さん…」
(´-`)「はい、ミンチン先生。」
膝叩いちゃうね。こんな時までセーラは丁寧な応答+名前呼びの「はい、○○さん」徹底してる。むしろこの時のためだったのかとさえ。

昔のモノクロ映画だったらここで失意の先生はミンチン学院じゃないナントカ院にドナドナ送られちゃうんじゃないのかという不穏さが漂う。妹アメリアから鬱屈されていた怒りにまかせて責められるだけで済んだのだけども、子供むけアニメにしてはかなり怖いと思う。しかしそれだけの事はしてきた、ミンチン院長。それだけの事を面白く見てきた私も、彼女が腰も立たず雪の中這いずって院に戻る姿を見届けるしかない。 {/netabare}


*最終話 小公女ラビニアに関する考察
{netabare}
いじわるお嬢様ラビニアとの握手が見もの。
セーラとお隣のご主人が弁護士を連れて学院へ乗り込んでくる。
意気消沈していた院長、更に訴えられるのかとガタガタ震えながら((((;゚Д゚)))))))出迎える。
一体何事かと見守る少女らに、ラビニアが( *`ω´)「たぶんこの院を買占めにやってきたのよ。ありあまるダイヤモンドで復讐のために、ね?」
こんな混乱も面白くてたまらないって端的な口調。

やがて学院への寄付にミンチン院長の声色は高く弾んで復活。セーラは懇意にしていたメイド仲間を自分に召し上げるとも公表し、涙の再会。
これを見守るラビニアの瞳がどこか寂しそうに見える。
小公女復帰を祝う少女たちに取り巻かれるセーラを、真っ直ぐな瞳でぐっと遠巻きに見守るラビニア。
鋭く小賢しく若々しい顔つき、シュッと通ったまつげ。見ていると似顔絵描きたくなる。嫌な子なのに、なんとも美しいんですよね。よく「性格の悪さは顔に出る」っていうけど…どこか魅力があるのは何ででしょう。ミンチンにはない、高い気位があり、劇的な面白さ(残酷であっても)を見抜く貪欲なところがあるからでしょうか。物事や人間同士の表面のみは見ていない。
胸の握り拳にどんな感情を押し殺したのか、やがてセーラへと踏み出し、友情締結を申し出る。

( ̄+ー ̄)「おめでとうセーラ。私、あなたさえよければ仲良しになってもよくってよ?」
(´-`)「ありがとう。私、本当を言うと、この学院にきたときから、あなたと仲良しになりたいと思っていたのよ。」←この子本心よーめーなーいーわー~_~;

この時ラビニアが何を飲み込んだのかは謎だけど、セーラの幸運大逆転の姿を見て「今はこれはセーラのターンだ」と悟ったのかもしれない。これまで何度か、好機はお互いの間を行ったり来たりしてきた。人生なんてこの先知れないのは誰も同じ。「だとしたら今は私は私の役を演じ切る。ミンチン先生のような醜態を晒したりしない!ぶれない!」という決意で踏み出したのかもしれない。オープニングで唄われる「胸の奥にこの花あるかぎり」の花の矜持は、ラビニアの中にも咲いていた…のかも?!

やがてセーラはインドへ、このお嬢様もアメリカへ旅立つことになる。
( *`ω´)「もう二度と会えないわね。」
(´-`)「きっといつかまた、会えるわ?」
( *`ω´)「フフン。何十年後かには会えるかもね…その頃あなたはダイヤモンドプリンセスからダイヤモンドクィーンになっているんでしょうけど?そしたら私は…、アメリカ大統領夫人になっているかもしれないわよ!」
同じ土俵では戦えなくなるけれど、この娘が私のライヴァルであることには変わらない。セーラが掴み取った幸せと競いあえるくらい、自分もきっと輝いてみせる、そういう「面白くなってきたわ。」っていう諦めの悪さがお嬢様の心の中では根強く育っていて、それを育てたのは、天性もあるだろうけど、打っても打ってもちっとも懲りた顔を見せなかったセーラのおかげではないかな。うらやましい、この2人の懲りなさ。もー自分、競うとか耐えるとかあらゆる面において面倒に生きてるので、どんな土俵にもチンとしとられんのでうらやましい。
セーラの言うとおり、お互い影響を与えあえる(セーラは影響受け取ってるのか微妙だが)関係になれるのかもしれない。

ミンチン先生は反面教師過ぎたね。ミンチンの中には花は咲いていなかったのだろうか。かつては咲いていたけれど、いつの間にかなくなっていたのだろうか。あんな大人になりたくないって、子供たち皆心に刻んだことでしょう。妹さんがいいアドバイス訳として腕を振るうようになるのかな。 {/netabare}

あなたの心の中に花は咲いていますか?

(¬_¬)( ̄3 ̄) (´・Д・)」(♯`∧´) ( *`ω´)(´-`)(´・_・`)
悪ノリな長文に、お付き合いいただきありがとうございました。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 28

Tnguc さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

【お気に入り】 幸せよりも大事なもの

~
 この作品は酷評しようと思えばいくらでも出来ると思う。イジメ問題の結末や、セーラの受動的な運命、お隣さんのご都合的な設定などには納得いかなかった人もいただろう。「結局はお金が全てなのかな…」と、やるせなく思った人もいるはずだ。でも、この作品は決してそういうことを伝えたい物語ではない。インドからロンドンの寄宿学校にやってきた富豪の娘・セーラは、コンプレックスを拗らせた生徒たちによる執拗なイジメに耐えながら、それでも強く生きていこうと決意するが、その姿は可哀想としか言いようがない。お菓子やファーストフードを食べながら本作を視聴すると確実に背徳感に侵されていくだろう。しかし、そうした辛くてひもじい物語であるはずなのに、彼女たちの毎日は希望で湛えている。そこには、自己犠牲にも近い思いやりが何よりも美しく描かれていて、セーラは博愛主義だけど、セーラ自身もみんなの優しさによって救われている。その人情の連鎖こそが本作の一番の魅力だと思う。私からすれば生前の作品だけど古臭さは全く感じさせない。確かに作画はセル画だし、対比は4:3だし、声優だって今みたいにキャピキャピしてはいない。この作品のメッセージ性も今となっては普遍的なモノかも知れないけど、昨今の娯楽アニメに失われている大切なことが沢山詰まっていると思う。「世界名作劇場の中興の祖」と呼ばれるのも納得の名作である。

総合評価:★★★★☆ (4.5点)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 13

おみや さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ハッピーエンドの最高峰。

この作品はレンタルで観ました。(遥か昔)
まあ原作からして有名ですからねぇ。(でも読んでなかったりして)

簡単に言うとどえらいイイとこのお嬢様がある日突然、家族の消息が
わからなくなり、お金も無くなりで学園(住み込み)の生徒から
使用人へドーンと落ちる訳です。

そんでもって生徒には仲間がいるものの(いじわる娘もね)
学園長や他の使用人からこれでもかっていう位つらい目にあわされる
ことになるんです。

毎話こういうの観る訳ですからそりゃあつらいです。
でも観はじめちゃったもんだから止める訳にもいかない。

なんとか最後に幸せになってもらいたい。

そんな思いでレンタルのVHSを観ていたんですが、なんと!その店の
最後の巻、最後の1つ前じゃん!!

いやあ、何件他のレンタル店まわったことか、、、、、
当時はまだツタヤ無いし、今ほど店舗無かったですからねぇ。
インターネット?何それ?っていう時代。
一週間かけてあっちこっち探し回ったんですわ。
そんでぇ、5件目位だったと思う。
 
「あったぁ!!!!!」

なんかその時にもう泣いてた気がする。

ええ、もちろん最終話、感動のエンディングでしたよ。
(涙腺崩壊しまくり)


という訳で、レビューと言うより思い出話になってしまいました。
すいません。

自信もって言える良い作品です。(とくにお子様にはオススメ!)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 21
12
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