鷹森淑乃おすすめアニメランキング 12

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの鷹森淑乃成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2020年08月08日の時点で一番の鷹森淑乃おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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75.9 1 鷹森淑乃アニメランキング1位
シティーハンター(TVアニメ動画)

1987年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (317)
2012人が棚に入れました
最高の銃の腕を誇る伝説のスイーパー「シティーハンター」。依頼方法は、新宿駅東口の伝言板に「後が無い」という意味を込めた「XYZ」という暗号を書くこと。様々な問題を抱えた依頼人達の問題を冴羽リョウと槇村香のコンビが解決する。

声優・キャラクター
神谷明、伊倉一恵、田中秀幸、玄田哲章、一龍斎春水、鷹森淑乃、冨永みーな
ネタバレ

文葉 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ハードボイルド・・なんだけど・・・?

ハードボイルド・・聞いたことがあっても
「調べてみたけど、わかりにくかったよー」という方のために・・。

{意味}
1つは、感傷や恐怖などの感情に流されない、冷酷非情、精神的肉体的に強くて妥協しないなどを表す言葉。
2つめは、黄身の両方ともしっかり凝固するまで茹でた卵
らしい。

「わお!固茹で卵・・美味しそう・・!」
・・ではなくて、この作品はきっと1つめの意味で正解でしょう・・。
ハードボイルド+コメディ系です。
{時にはロマンスもあったり、なかったり・・。}

「シティーハンター」
初めて見たのは5-6年前
アニマックスで「北斗の拳」の後にやっていて
ついでにみるかー、とおもったら・・めちゃハマった!作品です。

主人公の冴羽獠は新宿の裏社会の伝説的なスイーパー{始末屋}
だけど無類の女好き!!しかもイイ女を見つけると「も」から始まる言葉を言う・・という・・。{女の子にはこんなことかけませんので自粛(笑)}
まじめに・・もk・・言っちゃったら普通の女の子はドン引きしちゃうでしょ?気をつけなきゃ!{このレビューを見ている紳士、淑女の皆さん、冴羽のマネしちゃダメだよ(笑)}

まあ、この性格の主人公のおかげで話が暗くならず、
普段の真面目な表情などギャップがあるところに女性はときめいちゃうのでしょうね^^

{netabare} ここだけの話「殺さないのが心情」の冴羽ですが
第一話で確か愛銃コルト・パイソン357で一人本気でやっちゃってたような・・。シティーハンターはギャップのある魅力的なキャラが多くて、
冴羽獠はじめ伊集院隼人も好きです!あの、めっちゃごっつい強面だけどキュートなところとか☆可愛くて愛らしくさえ思える私は・・一体どうしたら・・。 {/netabare}

投稿 : 2020/08/08
♥ : 28
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ミスター“もっこり”が私に刻み付けた諸々

原作コミックは後年、立ち読み程度。

銃など狩猟民族の趣味。農耕民族の私は草を食むのみ。
そんな捻くれた思考が渦巻きながらも、自分は何故、
過激なガンアクションやハードボイルドに惹かれてしまうのか?

その原点に遡ると、私が初めて視聴した、
本格的に実弾が飛び交うアニメでもある本作に辿り着きます。


正直、話の本筋はあまり覚えていません。
微かに冴羽獠(リョウ)と“海坊主”との過去辺りは思い出せますが、
後は“シティーハンター”リョウが香と言うパートナーがありながら、
依頼主の女性など、ありとあらゆる性格、属性、職業の美女に
「もっこり」などと言い寄っては、
香にトン単位のハンマーで制裁されるお約束ばかり浮かんで来ますw

ある話で{netabare}リョウが負傷して入院した病院で、
包帯グルグル巻きになりながらも、美人のナースさんに「もっこり」と鼻の下を伸ばして
傷口を広げるシーンがあって、{/netabare}子供ながらに呆れたのを覚えていますw

「もっこり」に秘められたオトナの意味までは、当時の私には理解し切れてませんでしたが、
裏社会の“掃除屋(スイーパー)”の兄ちゃんは、
綺麗なお姉さんが好きで堪らないのだなぁ~と言う固定観念は強烈に刷り込まれましたw

だから後年、映画『007』シリーズでボンドの女たらしぶり何かを目撃しても、
スパイとして裏の世界で暗躍するなら、まぁ、こんなもんだろうと特に驚きませんでしたw
お陰様でブロスナン氏主演作以降の『007』は全作観ていたり。


“海坊主”も私の心に深く刻まれたキャラクターです。
異性に対して積極的なリョウとは違い、女性に耐性がない“海坊主”さん。
大口径バズーカをぶっ放す褐色スキンヘッドのグラサン大男が
美女の前では照れて赤くなるところが可愛いですw

表世界では、「喫茶キャッツアイ」の店主として、
ムキムキボディにキュートなエプロンとかつけちゃったりしてw

一方で、喫茶店のキャラとも初遭遇だった当時の私。
本作は、喫茶店のおっさんとは、物を見分ける心眼を持ち、
豊富な人生経験により悟りを開いた傑物であると過大評価させるのに十分でした。
( {netabare} 失明しても足音だけで来客の素性を判定したり、
美女や猫の可愛さを察知する感覚は凄いと思います{/netabare})

後年アニメで、おっさん、喫茶店辺りが舞台に揃うと、
フィーバーして、つい評価に手心を加えたくなる性癖は、
“海坊主”から来ているものと思われます。


また私にとって本作は、TM NETWORKによるED主題歌『Get Wild』にて
小室哲哉氏の音楽との衝撃の出会いを果たした作品でもあります。

90年代に小室哲哉氏のプロデュース作がヒットチャートを席巻した時、
周囲は、TKサウンドに酔い痴れる人間と、
反発してバンド音楽などに立て籠もる人間に二分されたものですが、
私は圧倒的に前者でした。

毎回の引きから、EDイントロ&夜の街へと疾走していく流れが、余りにも格好良すぎます。
思えば、あれを喰らって、虜にならないはずがありません。


そして、何より、一度は人間をやめた男を、もう一度、人間に戻してくれた。
新宿は夜景も人情も素敵な街です。


以上のように、幼少期に観るアニメには、
後々の嗜好を決定付ける要素が多分に含まれています。
親御さんにおかれましては、子供に見せるアニメにはくれぐれもお気を付け下さいませw


まもなく公開される『シティーハンター』の劇場版アニメ新作。
今の時代に、新宿駅構内の伝言板はまだ機能しているのでしょうか。
何が再び「シティーハンター」を呼ぶのでしょうか。

心にそわそわした感覚を抱きながら、彼らとの再会に挑みたいと思います。

投稿 : 2020/08/08
♥ : 27

でこぽん(夏休み中) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

Get Wildは優しさに満ち溢れた曲?

不思議と、と言っては失礼ですが、このアニメは優しさに満ち溢れています。

主人公の冴羽獠は、射撃の腕は抜群ですが、どスケベで、女にだらしなく、おバカで、
それでいて、いつも周りを冷静に見ており、人一倍優しい男です。
そして、人間の弱さ、孤独な人間の寂しさを、よく理解しています。

本当に不思議なんです。
毎回、銃が使われるのに…、銃は人を殺すための武器であるのに…
いつも物語の最後になると、心が温かくなるのです。
獠の優しさが心に染み入ってくるのです。
そこが、このアニメの最大の魅力です。

エンディングは、小室哲哉さんのGet Wildです。
この曲も不思議なんです。
殺伐とした歌詞で始まりますが、なぜか優しさに満ち溢れています。
まさに、このアニメのエンディングにぴったりの曲です。

投稿 : 2020/08/08
♥ : 22

67.1 2 鷹森淑乃アニメランキング2位
ぼくの地球を守って[ぼくたま](OVA)

1993年4月1日
★★★★☆ 3.7 (92)
542人が棚に入れました
少女たちの間でひそかな前世ブームを呼んだ人気少女漫画をOVAにしたもの。東京の高校に転入してきた少女・坂口亜梨子(ありす)は、知り合ったふたりの少年が同じ内容の夢を見ているということを聞かされた。彼らは夢の中では別の名を名乗り、月の基地から地球を見守っているらしい。しばらくして、亜梨子もまたふたりの語った世界に自分がいる夢を見る。それは三人の前世を示しているのか……、他の仲間もまた転生しているかもという可能性を探るため、雑誌の投稿コーナーで呼び掛けることに。一方で、亜梨子の隣に住む悪ガキ・輪は転落事故に遭って以降、超能力を用いて暗躍を開始する。

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

前世にまつわる人間たちが示す未来への道標。

もう20年以上も前の作品だというのに全く色褪せないものだと思いました。
名作は時代を超えて評価されるということを実感します。



主人公の坂口亜梨子(さかぐちありす)は、隣に住む少年・小林輪を誤ってマンションのベランダから突き落としてしまう。

そのことを切っ掛けに前世の記憶が甦り能力に目覚めた輪や、

同じ夢を共有し合っているというクラスメイトの小椋迅八(おぐらじんぱち)と錦織一成(にしきおりいっせい)らと出会い、

彼女は前世を共有するという人間たちの因縁に巻き込まれていく・・・・
というのがあらすじです。



見る前は前世を共有するなんてロマンチックだなあなんて思っていたら、そんなに甘いお話でもなくてけっこうショックでした。

彼女たちが前世暮らしていた月面基地の人間関係は愛憎に包まれていて、決してメルヘンではなく複雑なものでした。


もちろんその複雑な関係は現世でも無関係ではなく、お互いの前世を知ってしまった時から再び苦悩に包まれるのです。


前世と現世と来世。この全てが相互に作用しあう様が非常に巧く描かれていると思いました。


ただ、このアニメ決してBL作品ではないのですがナチュラルにそういった描写を盛り込んでくるので苦手な方はご注意ください。

自分はそういう気はないのですが、なんだかあまりにも美しいので危うく目覚めそうになりました(笑)



こういったミステリアスなテーマに合った映像、そして音楽のレベルが非常に高く、視聴者を作品の世界に引き込みドップリと浸らせるだけの魅力が詰まっています。


EDテーマの「時の記憶」。
この曲は皆さんが触れているように菅野よう子さん作曲によるものですが、本当に見事の一言。

歌っている方の歌声はもちろん、間奏などから感じる壮大な表現力は聴いていて鳥肌が立ちました。



ただ、やはり6話だけでは上手くまとまっているとは言い難いです。
最終話である6話は特に、これを見ても話の帰結を理解できるとは思えません。


登場人物の出番の比率に偏りがある所も残念ではあります。

前述の小椋くん・錦織くんはまだいい方で、前世で関係する国生桜(こくしょうさくら)や土橋大介はほとんど描かれていません。


あと最大の難点は、この作品は輪くんと亜梨子が話の核になっているのに肝心の亜梨子がおざなりになってしまっている所でしょうか。

もっと亜梨子ちゃんが他人と交流する場面や覚醒する様子をアニメで見てみたかったと思います。



その分アニメでクローズアップされていた笠間晴彦くんはお気に入りのキャラになりました。

晴彦役の山口勝平さんはらんまや新一のように活発なキャラを担当することが多いだけに、晴彦のようなか弱い美青年を演じていること自体新鮮でした。

でもこういった繊細なキャラでこそ光る勝平さんの魅力に気づかされ、
また晴彦というキャラ自体がもつ力強さと儚さに魅かれました。


あと彼の知り合いの薬師丸未来路(やくしまるみくろ)くんも二枚目でクールな所がカッコイイと思います。
無愛想に見えて人間味溢れた性格がギャップで良いです。声優さんが関俊彦さんなのも個人的に有り難い。



サクっと見られるライトな作品でなく、深く雰囲気に引き込まれるような作品を求めている方には、正にうってつけのアニメだと思います。

投稿 : 2020/08/08
♥ : 12
ネタバレ

聖剣 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

お贅沢な販促ビデオアニメ(OhVA)

偶然というか、たまたま出会って
こんなに面白い作品があるんだぁ!?って
ちょっとした衝撃を受けたのが最初の印象

それは
視聴当時まだ夏休みの膨大な時間を持て余しても許される年頃で
何の気なしにつけたTVに映っていたのがこの作品
一緒に見ていた妹もハマって
二人で結託して親を説得し
原作のマンガを買ってもらったのを記憶している

今思えば
なぜ原作購入まで至ったのか覚えていないが
Wikipediaの情報と当時の微かな記憶を辿って類推すると
全話放送したと思われるOVAの中途半端さを
「まだ続きがあるはずッ!なぜ放送されないッ!!」という思い込みから
その欲求を補完するためにマンガ購入という手段に至ったのだろう
つまり
物足りなかったんだろうな、たぶん
だって、あの時一度見たっきりだからなぁ
OVAは原作をどこまで描いているのか改めて見直してみようか


少しだけ書き足しておくと
{netabare}この作品に出会えたときは、本当に衝撃的で
「こりゃスゴい!」って思った当時の自分が誇らしく思っている
今見れば、ごくありふれた異能バトルなんだけど
当時はまだ珍しい部類だったのもあるから
この感覚は、残念だけどたぶん共有できないんだろうなぁ

前世とか輪廻という切り口も斬新だったんだ
ただ、ちょっと調べると
オカルト界じゃ「前世の仲間捜し」は当時ちょっとしたブームみたいで
その分野に通じていれば珍しい話題ではなかったようだね
「月の裏側」ってのもUFO陰謀論の定番のネタみたいだし。
そう知ってしまうと少しガッカリしてしまう
だけど自分が受けたインパクトが揺らぐことはない!
これが
原作の連載時期がちょっとズレていれば
コックリさんやツチノコ、口裂け女になったり
人面犬やUMAになっていたんだろうか?
また、今と違って情報が簡単に得られる時代じゃないから
情報元はおそらくオカルト雑誌『ムー』
原作者が『ムー』を目を皿のようにしてネタ探ししてたと想像すると
ちょっと愉快だ

加えて
作中の描写は、よく時代を捉えていて
ちょっと今見ると時代錯誤なところも多い
例えば
待ち合わせ場所に目印となる物を持って相手を探し出すだなんて…

雑誌を介して出会うことが実際にあったようだ
それこそ、
文通相手やバンドメンバーの募集みたいな内容で
名前から住所まで個人情報垂れ流し状態の雑誌が
本屋で購入可能だったなんて
今の10代20代の人にはきっと理解できないだろう

あと、Wikiにあるオカルトブームの後押しが
思っている以上に影響を及ぼしていたと見込んでおこう
自分はその末期を知っている程度だが
心霊や超能力、UFOネタを扱うTV特番が定期的に放送されていた
それも夜の7時台のゴールデンタイムにだ。
でも
1995年を期に半強制的に終焉となる
それは地下鉄サリン事件から始まるオウムの一連の事件が発覚したから
TV局はオウムをオカルトネタの賑やかしとして
軽率に扱った負い目があって一斉にこのジャンルから手を引いたのだ

オウム事件の全貌は他を参照してもらうとして、
教団の拡大していった要因にオカルトブームが一役買ってしまった
オウム信者の多くは当時20代の若者が多く
ちょっとした現実逃避やお遊び程度の集まりが
暴走し行き着く先があの事件だったのだ
つまり
作中のあの「集まり」と、きっかけは大差ない事に気付く
それが理解できると、
妙なリアリティが出てきてちょっと怖い


あと細かいとこだと、
制作が設立してそれほど経っていないProduction I.Gだとか
EDテーマに菅野よう子の名前があったりとか、
スタッフ欄もなかなか感慨深い


ついでに
原作まで読了した人向けに
{netabare}モクレンのキャラクター設定にちょっとビックリしたが
結果的に原作者のセンスの良さを感じる点だと思っている

最後の輪の姿には、腐女子の願望そのものが体現しているので
嫌悪感が否めないが、大団円に味噌をつけたくないので
歯を食いしばって我慢しよう{/netabare}{/netabare}

投稿 : 2020/08/08
♥ : 9

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

7人そろえば This is トレンディ

ご存じ、キ〇ンビバレッジプレゼンツ、“トレンディの法則”である。

出会いは最悪、クソガキである。
突然の再会は夢の中。
さて、この辺から不穏の兆し…。
プレーボーイはサイコパス。
個性豊かな“月”の仲間たち(女性3人、男性4人)の恋模様である。
ネタバレなしとは言え少しだけ。
なぜか地球に転生した彼らであるが、その構成は変化して、女性2人と男性5人。
これが楽しいく、絶妙な笑いを提供してくれる。

ここからは、ファンタジーSF少女漫画の真骨頂、恋のさや当ても壮大なものとなり、シリアスな展開に突入する。
加えて、薔薇の香り漂う田村兄さんの登場で硬軟取り混ぜた展開だ。
AKIRAテイストのE.S.Pアクションまで飛び出し、非常に贅沢な作りである。

“雨と涙と電話ボックス、悲しみ三点セット”と“人力メリーゴーラウンド”、これらのお約束がどのように使われているかは観てのお楽しみだ。

佐々木淳子と並ぶ少女SF漫画“第二世代”の描き手、日渡早紀の代表作である。
アニメはその中の人間模様にフォーカスを当て、全てのストーリーをなぞるようなことはしていない。
中途半端と捉える向きもあろうが、これはこれで良いように思う。

なにより、後藤隆幸氏の細部まで神経の行き届いた作画とキャラデザが素晴らしい。
是非多くの人に楽しんでもらいたいと、心の底から感じさせられる作品だ。

そして、菅野よう子作曲の「時の記憶」に、登場人物の止め絵をからめたエンディングテーマがまた良く、エモーショナルな仕上がりとなっていることを付け加えねば。

投稿 : 2020/08/08
♥ : 9

55.9 3 鷹森淑乃アニメランキング3位
JINKI:EXTEND [ジンキ・エクステンド](TVアニメ動画)

2005年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (36)
175人が棚に入れました
『月刊コミックブレイド』にて連載された、綱島士朗のロボットアクションコミック『ジンキ~人機~』とその続編『JINKI:EXTEND』を原作にしたTVアニメ。2005年1月より3月まで全12話が放映された。13話はOVAが発売されている。物語の序盤は、「古代人機」と呼ばれる謎の機械生命体が暴れる1988年の南米のベネズエラと、1991年の東京を交互に舞台にするような形で進行していく。ベネズエラの主人公は、母・静花の手によって、古代人機に対抗するために政府が組織した秘密機関アンヘルの基地へと無理やり連れてこられた中学生のプラモ好き少女・津崎青葉。一方の東京は、3年前からの記憶がなく、柊神社で暮らしている16歳の少女で、アンヘルと古代人機を悪用している組織キョムとの戦いに巻き込まれた柊赤緒。ふたりは、否応なしに人機の操主(パイロット)として戦っていく。

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

面白いしキャラも可愛いがどうして…?

美少女とロボットを足した作品
ロボットものが観たくなったので視聴することに。
キャラデザは可愛らしく、ロボデザはかっこよくはないですがダサくもないです


序盤から中盤にかけては想像以上に面白く、
これは掘り出し物だ!と思いました

…が!!

( ゚д゚)ポカーン
アニメ終盤戦の画面の前の私です
どうしてこうなった!?
途中までけっこう良かったのに。。

もう最後のほうはよく意味が分かりませんでした
調べてみると、シリーズ内の2つのストーリーを包括する形で展開されていたようです
(『ジンキ』と『ジンキ・エクステンド』)
もう少し分かりやすくするか、
序盤のストーリーのままでいくかにしてもらいたかったです

この点が無ければ。。
個人的には何とも惜しい作品です。。


主人公の青葉はとても可愛らしかったですね

OP,EDは良い曲です
OP「FLY AWAY」 歌ーunicorn table
ED「未来とゆう名の答え」 歌ーangela


私のなかでは本当にもったいない作品でした
軌道修正すればもっと面白くなるはず。。
物語の最後の方向性が良い方に向いていれば
評価がおのずと変わっていたと思います

投稿 : 2020/08/08
♥ : 23

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

コミックBLADEの作品がアニメ化するとロクなことにならない パターン1

基本ブレイドから出たアニメってのは原作が中途半端な状態でアニメ化に踏み切るためオチが適当ですし、スタッフには原作通りにやろうという気もないみたいなので【ARIA】を除いて全部OUTです


JINKIという作品は美少女を絡めたロボットモノでして、原作では津崎青葉を主人公、ベネズエラを舞台にした通称『無印』
無印の数年後の日本を舞台にし、柊赤緒を主人公とした通称『エクステンド』に分かれます


アニメではこの2作を並行して描きます
が、その必要性が全くをもって感じられません
いったいなんでこんな複雑怪奇に仕立て上げてしまったのか;


最終的には二人の主人公が出会ったことで物語が佳境へと進むのですが、それがとんでもない駆け足


構成から演出に至るまで端的に粗雑だと感じました


キャラデザに細田直人、OPに大張正巳を採用するなど作画に気合が入っていたが、後半はメチャクチャ
声優さんの演技についてこれてない


原作ではやたら女の子が酷い目に(エロイ目に)合いますが、これすらも中途半端
全然怖くない、ただ気持ち悪いだけ


お話、キャラ、作画、、、魅力的な要素を全部台無しにしてしまったという印象


原作が完結した今だからこそ一から作り直してほしいという気持ちでいっぱいですね


主題歌を担当するunicorn tableは隠れた名アニソンバンド
ってことで音楽は甘めにつけておきます

投稿 : 2020/08/08
♥ : 5

ちーぴん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

シリーズの黒歴史?部分部分は傑作だが、非常に惜しい(75点)

掲載誌を転々としながら15年続いている「ジンキ」シリーズのアニメ。人機(ジンキ)と呼ばれる巨大ロボットとそれに搭乗する主人公の戦いの話です。OPアニメーションが「機動戦士ガンダム」と9割同じ、EDは「マジンガーZ」のパロディになっているのは結構有名な話らしい。
プラモ好きの主人公、青葉ちゃんが人機に乗ることになり、特訓を経て成長をしていくが、5~6話で急に青葉ストーリーがストップし、赤緒ちゃんのストーリーに切り替わる。
青葉ちゃんとは異なり人機に乗らない赤緒ちゃん。そのせいで敵人機からの攻撃を食らいまくり、前々から乗れ乗れ言ってた家族も直接言葉に出さないものの、「いいから早く乗れよ。怖いとか知らねぇよ」感を隠し切れず可哀想な感じになる。
最終局面では青葉と赤緒が出会うが、この少し前(8話~)からアニメオリジナルストーリーとなり、視聴者は大混乱。ここのせいで「アニメ化は黒歴史」と言われてるんじゃないかな?と思います。
それでも10話からは嬉々として観ていました。特に最終話の青葉の葛藤は、これまでの集大成と言える神展開と感じました。が、ラスト2分はオチが思いつかなかったのか、「オチどうしよう…そういえばご都合主義という手があったな。そうするか。」といった会話が聞こえてくるような拍子抜けのラストでした。嫌いかと言われるとそうでもないですが…
ネットでされている評価とは全く違いますが、どちらかといえばオススメしたいです。

ちなみにこの作品、アニメーション制作会社「feel.」さんが初めて制作したアニメのようです。だから見たんですけど。

投稿 : 2020/08/08
♥ : 3

計測不能 4 鷹森淑乃アニメランキング4位
超音戦士ボーグマン(TVアニメ動画)

1988年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (9)
65人が棚に入れました
葦プロが製作したサイボーグ変身ヒーローもの。同社の作画を中心に活躍してきたアニメーターきくちみちたかのキャラクターデザインが話題に。人工都市メガロシティで進む新種のサイボーグ研究=バイオテックシステム。だが研究者のひとりギルバートは世界征服の野望から犯罪集団ギルを組織した。ギルの妖魔軍団に対抗するため天才美人科学者メモリーは、若者・響リョウたちをもとにバイオテックシステムの結晶である戦士ボーグマンを誕生させた。

61.6 5 鷹森淑乃アニメランキング5位
超力ロボ ガラット(TVアニメ動画)

1984年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (10)
49人が棚に入れました
地上から戦争が無くなり、一切の兵器の所有が禁じられた未来。地球の地上げをもくろむ悪の宇宙人・宇宙不動産(宇宙シンジケート)が地球に侵略してきた。破壊の限りを尽くす巨大ロボットの前に警察は無力だった。そこへ颯爽と現れた謎のロボット。このロボットは圧倒的な強さで侵略者を蹴散らしていく。ガラットを操るのは正義の宇宙人であり、彼らに連絡を取って助けを求められるのはキウイ博士ただひとり……、というのはキウイ博士が警察を騙すためについた嘘で、実はガラットはマイケル少年の通学乗用ロボット・ジャンブーを(強引に)改造したものだった。博士は、マイケルには兵器の所有がバレると罰せられると言いくるめて正体を隠すように命じ、一方、宇宙人との仲介役を装うことで警察から金をせしめようと企んでいたのだった。かくしてジャンブーとマイケル、パティーグ(ガラット2号)を駆る少女パティ、カミーグ(ガラット3号)と青年カミルは地球の平和を守るため、そして(本人たちは知らないが)キウイ博士を儲けさせるため、悪の宇宙人たちと今日も戦うのだった。

声優・キャラクター
中川勝彦、鷹森淑乃、鈴置洋孝、龍田直樹、緒方賢一、原えりこ、榊原良子、滝沢久美子、富田耕生

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

SDなお友達ロボがスーパーロボットに大変形!

'80年代半ばのオリジナルTVアニメ。

当初の敵はドーサン(宇宙土建屋)で目的は「地球の地上げ」(笑)。当時世はバブルへまっしぐら、立ち退かない古い家にダンプカーが突っ込むといった強引な地上げがニュースになる世の中でしたが、そのノリでロボを送り込むという、世相を反映しつつギャグテイストのストーリーでした。

対抗するのは学生である主人公のマイケルやそのガールフレンドのパティと彼らを学校に送迎する人間大のSDなカワイイ自律型AI搭載ロボ。それがマッドサイエンティストのキウイ博士により巨大化(クルット形態)、さらに変形(ガラット形態)でスーパーロボットになって戦います。

見かけはスーパーロボットでもタイムボカンシリーズ的なコミカルさがありましたが、途中で別の敵(ドリアル星人)が出現し当初の敵ドーサンは壊滅し、わりと普通のスーパーロボットものになっていきました。ただ最後まで完全にはコミカルさは捨てず、また「どすこい姉妹」によるサイドストーリーが思わぬ伏線になっていて面白かったです。

当初のユルいノリがなかなか楽しいのと、ジャンブー、パティーグ、カミーグのガラット3体がムダにカッコいいのが見どころでしょうか。

映像ソフト化されている他、バンダイチャンネルでの配信などで今でも観られるようです。

は~、どすこ~い、どすこい!

投稿 : 2020/08/08
♥ : 14

計測不能 6 鷹森淑乃アニメランキング6位
超人ロック 新世界戦隊(OVA)

1991年8月22日
★★★★☆ 3.2 (5)
33人が棚に入れました
1967年に同人誌にて発表、1979年より「週刊少年キング」などに連載された聖悠紀のSFアクション・コミックが原作。OVAは全3シリーズが制作されており、本作はその2作目。OVA「スケバン刑事」のひろたたけしが監督・脚本を手がけ、全2話がリリースされた。キャストは飛田展男、玄田哲章、本多知恵子ほか。 銀河連邦を統治する巨大コンピューター「エレナ」は、人類の秩序を守るためにエスパーの抹殺を計画。ロックと4人のエスパーたちは記憶を消されてしまう。彼らは「記憶を取り戻したければ“ツアー”と名乗る人物を殺せ」と命じられるが、長い迷走の末に出会ったツアーもまたエスパーだった。

しげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

独立したいのだよw

銀河連邦を巻き込むディナール星間戦争でESPは敵味方に分かれて活躍。そのためESP以外の人類に恐れられ、秘密裏にESPのみの国家を建設した。ところが連邦の研究所にあるコンピューター「エレナ」とその操作員である少年の陰謀により、ツァーなる指導者がでっち上げられ、銀河連邦と対決する事に。
結局エレナと少年は何がしたかったのか意味不明w
ツァーを破壊するなら宇宙艦隊だけでもよかったのでは
無理やり巻き込んだESPの方々は無駄に殺されたり計画の邪魔をしただけ

投稿 : 2020/08/08
♥ : 2

計測不能 7 鷹森淑乃アニメランキング7位
炎のアルペンローゼ ジュディ&ランディ(TVアニメ動画)

1985年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (4)
32人が棚に入れました
第二次世界大戦前夜のスイス。ランディ少年は、飛行機事故で奇跡的に生き残った少女を見つける。記憶を失っていた彼女は、「ジュディ」と名づけられ、育てられる。やがて6年後、町の病院で看護婦見習として働いていたジュディは、謎の男・グールモン伯爵との遭遇をきっかけに、ランディと共に、記憶を取り戻す旅に出る。はたして、「アルペンローゼ」という言葉に隠された謎とは……? 赤石路代作のマンガ『アルペンローゼ』を、タツノコプロがアニメ化(タツノコプロにとっては、初の少女マンガ原作作品となる)。アニメは全20話と短期で終了したため、原作のエピソードは中途までしか消化されなかった。

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

タツノコプロの初「少女マンガ原作」アニメ

原作は赤石路代先生が描いた『アルペンローゼ』(「ちゃお」掲載)で、先生の代表作と言って良いかもしれません。たぶん唯一のアニメ化作品ですね。
(もう一つ代表作と言えるのはドラマ化された『P.A.プライベートアクトレス』でしょうか?)

全9巻のうち、アニメ化されたのはたぶん3巻のどこからへんかくらいまでです。ちなみに1~5巻が第1部です。

タイトルのジュディが主人公(女性)で、ランディがヒーローというかジュディの相手役というか、そんな感じの男性です。

原作の舞台はナチス政権下のオーストリア、あとは周辺のスイス、フランスあたりです。基本的にフィクションですが、作中のギザン将軍は同名の実在モデルがいます。アニメはたぶん打ち切られたんだと思いますが、多少強引な終盤以外は基本的には原作の通りに進んでいたように記憶しています。打ち切りをくらわなければ、おそらく1年間かけて第1部終了まで行く予定だったんじゃないかと想像しますが、ソースはありません。

タイトルにある「アルペンローゼ」はもちろん花の名前ですが、物語の中ではキーになる反戦歌のタイトルでもあります。つまりミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』における歌「エーデルワイス」みたいな感じでしょうか。

音楽は一応本作品のウリというか、ジブリ映画などでも有名な久石譲氏が担当しています。

アニメ化されたあたりでは記憶を失ったジュディ(仮名)とジュディを助けたランディが、「アルペンローゼ」というキーワードを手掛かりにジュディの記憶を取り戻し家族を探そうとするあたりがストーリーの軸になっています。

少女マンガとしては割と王道というか記憶喪失、出生の秘密、恋愛、三角関係、生き別れの兄弟、グールモン伯爵による陰謀、ナチスによるヨーロッパ動乱など各種要素てんこ盛りです。

そこそこちゃんとしたストーリーだと思いますし、原作もそれなりに売れたはずなのですが、TVアニメが打ち切られた感じなのはメインターゲットと考えていた当時の女の子たちに不評だったんでしょうかね?

ただ、放送当時に観ていたのであればともかくわざわざ改めて観ることをお勧めするほどの作品でもないですね。まあ、機会があったら原作マンガを読んでみると良いかもしれません。

投稿 : 2020/08/08
♥ : 12

64.7 8 鷹森淑乃アニメランキング8位
宇宙家族カールビンソン(OVA)

1988年12月21日
★★★★☆ 3.5 (10)
30人が棚に入れました
論客としても有名な個性派まんが家あさりよしとおの代表作を原作にした、完全新作OVA。 さまざまな星出身の芸人一座を乗せた宇宙船が、広い宇宙の真ん中で別の宇宙船と接触事故を起こした。旅芸人一座は大事なかったものの、もう一つの宇宙船は近隣の惑星に不時着して大破。乗員は芸人一座が見たこともない星系の生物で、棒状の四肢を持つ体表の少ない種族だった。大破した宇宙船の乗員はほぼ全員が死亡したが、ただ一人赤ん坊が生存。この子の故郷など知る由もない旅芸人一座は、座長「アネさん」の采配で全員が家族となり、その赤ん坊=コロナを育てることにした。これはそんな「宇宙家族」たちの物語。 原作からナンセンスギャグの部分は継承するものの、毒味が利いた風刺色は大幅に軽減。全体に穏和なホームドラマとしてまとめられた。原作に思い入れある人でも、さらに評価の分かれる作品といえる。

ウィラード さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

この世界観いい 続きが見たいと思った

OVAで直ぐに完結します
世界観というかキャラが色々いてカオスな感じがしてそれが良かった

後、雰囲気が良さげ
この作品は、続きが見たいと思ったOVA

投稿 : 2020/08/08
♥ : 2

計測不能 9 鷹森淑乃アニメランキング9位
竜世紀 神章 A.D.1990 璃子(OVA)

1988年10月26日
★★★★☆ 3.1 (8)
25人が棚に入れました
久保書店の青年誌「レモンピープル」に連載された、異才漫画家・竜騎兵の伝奇SF『竜世紀』が原作のOVA。 20世紀終盤の地球各地に、伝説上の生物と思われていた竜が突如、出現。人類は軍備を整え、無抵抗な竜たちを次々と虐殺していった。中でも日本自衛隊の青年兵士・相良匡は、竜との空中衝突で上官が死亡したのを契機に上層部に直訴。竜殺戮の特殊部隊「ドラゴンバスター」の編成まで敢行した。そんな中、人間嫌いでひそかに世界滅亡を願う高校生・璃子(りこ)は、親を殺された幼児のドラゴンを保護。カーマインと名付けてひそかに育てることにする。だが世界各地で竜が出現する裏には、謎の存在「悪魔」の秘めやかな暗躍があった。 アニメ制作はA.I.C.。物語は現代編の本章から未来編の「魔章」へと連鎖する。『鋼の錬金術師』『機動戦艦ナデシコ』の脚本家・會川昇がシナリオを担当し、その文芸性が強く出た隠れた秀作とするファンも多い。
ネタバレ

天上しょーと♪♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

タイトルなし

全2話のOVA作品で1話目と2話目ではそれぞれ違う時代を描いています。

一巻目は現代社会に竜が現れて人間に被害が出ている!?といった感じの世界だったけど
{netabare}本当の敵は竜ではなく{/netabare}・・・といった感じの話です
{netabare}カーマインが人間に不信感を持つ理由も逆に璃子への信頼を持つ理由も納得できるように描かれていて
璃子も現代社会に破滅してほしいという願望を持っていたけど、
目の前で多くの人が無残に殺されている様を見て
こんなの違う!と自ら戦う決意をするといった感じで好印象でした!

また最初は竜に対して敵意むき出しでカーマインの話に聞く耳を持たなかった軍人さんも
仲間の死を体験し、最後には璃子たちに協力した所がよかったです。{/netabare}

まぁこの時代のOVAあるあるだけど一部シーンはかなりグロいですね。

投稿 : 2020/08/08
♥ : 1

計測不能 10 鷹森淑乃アニメランキング10位
真魔神伝 バトルロイヤルハイスクール(OVA)

1987年12月10日
★★★★☆ 3.3 (5)
18人が棚に入れました
異才漫画家・来留間慎一(別名:秋恭摩)の伝奇SFアクションコミック『魔神伝』のOVA化。 高校生・兵頭力は、格闘技世界一を目指す空手部部員。同部の女子・高柳涼子が案じる脇で、常に強者との死闘を望んでいた。だがそこに、異次元の魔導士ビョウドが出現。ビョウドは実は兵頭の時空を超えた分身的存在で、兵頭に強制合体、支配にかかる。だが結局は兵頭の精神の方が、両者の合体した肉体を制覇した。一方、ビョウドの現世界出現の際に、異世界の妖物・邪妖精も到来。この邪気を認めて、宇宙刑事の斬奸(さんかん)、そして念法の達人・結城が集結する。宿敵ビョウドと合体した兵頭を狙う邪妖精はやがて、兵頭に思いを寄せる後輩の女子・小山恵に接触。その肉体を取り込むが……。 監督は『マクロス』シリーズほかで活躍の、マルチクリエイター板野一郎。メインアニメーター・結城信輝の作画の迫力もあって、60分の本編時間の中に、高密度で見応えのあるアクションシーンが凝縮されている。

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

作画の出来は素晴らしいが、肝心のストーリーがぐちゃぐちゃ

この作品は、来留間慎一氏の漫画を原作としたOVAである。
アニメを見た後に、漫画の存在を知ったため、原作に関する
詳しいコメントはできない。

ジャンルとしては学園アクション物だろうか。自分なりに頑張って
あらすじを書こうと試みたのだが、頭の中で整理するのが
難しかったので断念することにした。理由は下記に後述する。

全体を通した感想としては、ストーリー構成が良くない。作画は
とても気合が入っているのに、ストーリーが全く追い付いていない
印象を受けた。例のシーンで期待が持てたので、割と楽しみに
していたのだが、それは私の勘違いだったようだ。

この作品で唯一褒められる点があるとするならば、終盤における
少女の人体再構成シーンだ。化物に憑りつかれ、最終的に肉体を
支配されてしまった少女を助けるために、主人公が行った
とても貴重な場面だ。

化け物の残骸にも、少女の肉体の一部が残っているとはいえ、
上手いこと少女を構成するパーツのみを抜き出し、融合させる
だけでなく命まで蘇らせる姿に心を打たれた。正に神業。
まるで芸術を見ているかのようだ。誠に感服した。
ただし、その光景はかなりグロテスクなので耐性は
持っておいたほうが良い。慣れていない人が見ると
吐き気を催す可能性がある。近年のTVアニメでは絶対無理だろう。
当時のOVAとして作られたからできたことだ。

ここからは問題点を挙げる。
この作品、余りにもキャラクターが多すぎるのだ。要は、
色々な要素を取り入れすぎたことで、かえって自分の首を
絞めているという悪循環に陥っている。
それにより、四方八方に視点が切り替わるので、キャラクターに
感情移入がしづらい。ほぼ同じ時間帯でそれぞれの戦いが
始まるのだが3つ巴どころの騒ぎではない。もはやスマブラ。
まるで、ゲームをプレイしているかのような錯覚に陥った。
そういった理由から、あらすじを書いていこうという気持ちが
湧いてこず、途中で考えるのを辞めてしまった。

一応、ある程度視点を狭めるために、何か所か合体している
場面があったような気がするが、それなら最初からキャラクター
を絞ればよかったのでは?
明らかに咬ませ犬にしか見えないものもいたし。

ぶっちゃけ、キャラクターもそんな魅力的ではなかった。
無理やり戦いに巻き込まれた者、自分から支配しようとして
逆に肉体を支配された者、妖魔を倒すことに命を懸けている者、
宇宙の秩序を守るために自ら参戦した者、
復讐のために上司を裏切った者等々…。

それぞれの思惑はなんとなく理解できたのだが、いくらなんでも
詰め込みすぎだ。しかも、これを一本のOVAに収めるのには
流石に無理がある。話を3つか4つ程に分散させ、それぞれの
キャラクターを掘り下げれば、かなり見ごたえがあったのに…。勿体ない。

作画に関しては申し分ないのに、ストーリーは非常に残念な作り
に終わってしまった。ぶっちゃけ、面白くないので
特に推奨するつもりはない。例の人体再構成シーンだけ
見れば十分だと思われる。

投稿 : 2020/08/08
♥ : 9

計測不能 11 鷹森淑乃アニメランキング11位
お星さまのレール(アニメ映画)

1993年7月10日
★★★☆☆ 3.0 (1)
10人が棚に入れました
一九四〇年、朝鮮の北、満州にほど近い鴨緑江河口の街・新義州に父・和彦、優しい母・益子、妹のミコ、そしてお手伝いのお花と幸福に暮らしていた五歳の少女チコ。だが憧れの赤いランドセルは禁止され、父が兵隊に駆り出されるなど、戦争の影は徐々に忍び寄ってきた。一家は祖父母の住む平壌へ。さらにミコが腸チフスにかかり亡くなり、お花は不注意でチコを傷つけたばかりに解雇されたりと不幸は続く。やがて戦争が終わった。ソ連軍が進駐するなか、チコの一家は他の日本人と共に貨物列車に身を隠し日本への逃避行を図る。数々の苦労の末チコたちは無事国境を越えるのだった。

声優・キャラクター
鷹森淑乃、田中秀幸、潘恵子、緒方賢一、坂本千夏、鈴木れい子、丸尾知子、辻親八、梅津秀行、茶風林、大野由佳、宮崎一成、根谷美智子、北島淳司、石井康嗣、伊藤栄次、住友優子、野村威温

77.0 12 鷹森淑乃アニメランキング12位
ふしぎの海のナディア(TVアニメ動画)

1990年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (536)
2889人が棚に入れました
西暦1889年、パリ万国博覧会中のエッフェル塔で、飛行機の発明を夢見るジャンは、サーカスの団員ナディアと、彼女の友達である赤子ライオン(キング)に出会う。彼女の持つ謎の宝石ブルーウォーターを狙うグランディス一味から逃げ、ナディアの故郷を目指す旅のなかで、悪の組織ネオアトラン(ネオアトランティス帝国)の首領ガーゴイルが占拠した島で生き残った少女マリーと出会う。しかし、マリー、キング、ナディアの3人は、ガーゴイルに連れ去られる。初めはブルーウォーターを狙っていたグランディス一味と共にナディア達を助けるうち、ジャンは万能潜水艦ノーチラス号のネモ船長とガーゴイルとの戦いに巻き込まれていく。

声優・キャラクター
鷹森淑乃、日髙のり子、水谷優子、滝沢久美子、堀内賢雄、桜井敏治、清川元夢、大塚明夫、井上喜久子
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

『ブルーウォーター』はアニメOPの金字塔

2018.07.26記


現在ではおそらくもう作られないであろう要素がてんこ盛りの古典。最近のアニメとは違った風に吹かれてみたいと思ったなら手を出すのは一興です。

個人的には思い入れの深い作品です。リアタイで衝撃を受け、2012年の地上波再放送と20年ぶりの視聴でも普通に完走できました。思い出補正があったとしても、作品に魅力がなければ無理だった話でしょう。

とかく「エヴァ前夜」的文脈で語られがちな作品であり、たしかにファンが目を細める描写もありますが、ジョジョ以前のバオー来訪者や、幽々白書以前のてんで性悪キューピッドのような扱いでは決してなく、独立した作品として白眉ものの出来かと思います。

同様に「ラピュタ」の亜種という側面も、出自を考慮すればそれも納得するわけで、決して劣化コピーではありません。


【物語】
大筋は、ブルーウォーターという宝石を巡って繰り広げられる冒険奇譚といったところでしょうか。海洋を舞台にした冒険活劇と言い切れないのは長丁場の作品の最終盤でこれまでの伏線を回収し一気に哲学的、宗教的昇華をみせるからかもしれません。
前半ラピュタの後半エヴァとは言いえて妙とは思うものの、できれば先入観を廃してフラットな視点で作品に向き合えるといいんでしょうね。

30年前の作品とは思えないほど今でも使える数々の仕掛けとそれでも少し埃を被った古典の味わいと両方を堪能できるハイブリッドアニメです。


【キャラ】
主役はナディアとおそらくジャンもそうなのかな。彼ら彼女らを中心に、グランディス一味(グランディス、サンソン、ハンソン)、マリー、キング、ネモ船長、エレクトラさんなど個々にファンがいるほどの魅力的なキャラ達が脇を固めます。敵役{netabare}ガーゴイル{/netabare}も充分憎たらしい役回りを担ってくれてます。彼らの掛け合いの中にも心揺さぶられる明言が多い。

ヒロインのナディアは今でいうところの「ツンデレ」。だがしかしそこは30年前。PDCAサイクルを経てある意味様式美と化した現在のテンプレには該当しません。水戸黄門ばりの様式美を期待してると裏切られたと感じるかもしれないし、逆手にとってとても新鮮と感じるかもしれません。
当時、雑誌アニメージュの人気投票において、マンガ連載中という地の利を活かし数年王座を守っていたナウシカからトップを初めて奪ったのがたしかナディアだったと記憶してます。そしてしばらく1位2位をこの二人で争ってたような。それだけ魅力あるヒロインだったんですね。


【声優】※評価というより思い出話
ジャン役日高のり子さん。浅倉南の爪痕が生々しい当時に少年役とはびっくらこいた記憶があります。
ナディア役鷹森淑乃さん。正直これ以外存じ上げないのですが、最近は進撃の巨人エレンのお母さん役で安否を確認できました。お元気そうで何よりです。{netabare}ネモ船長に「生きろ」と言われた後、一世代を経て今度はエレンに「生きるのよ」と。命のバトンを繋げております。 {/netabare}
{netabare}少しだけ演技に言及すると、フェイトさんの最期とか、「裏切りのエレクトラ」回のエレクトラさんとか演技で魂震えてたような気がする。{/netabare}
それと、マリー役水谷優子さんですね。同時期に放送開始したちびまるこのおねえちゃん役と声全然違ってたものですから、私が「声優ってすげーな」と思った最初の声優さんだったと記憶してます。つくづくもうお声が聞けないのは残念でなりません。

それでレビューを書くにあたりあらためてキャストを見ると、当時人気だったり実力のある方たちで固めていたようですね。どうりで感情移入しやすかったわけだ。


【作画】
メカやキャラデザは素晴らしく、物語中盤の作画崩壊?については他の方のレビューにもあるとおりなので特にここでは詳しく言及しません。
今でも鑑賞に耐えうる作画といいますか、30年後の今のクールでもナディア未満の作画はけっこうあることを考えれば上出来じゃないでしょうか。
特筆すべきは、海だし宝石の名前だしと青色を基調とした絵が多い作品における青の表現でしょうか。OPアニメーションの色合いなんて味わい深いものですよ。
{netabare}「島編」のカオス作画だって、当時における「外注することの対価としてどういった代償を払ったか?」ですとか、はたまた「今ではマシになった韓国からの納品物がいかばかりのものだったか?」と歴史遺産であるとの見方をもって楽しむと・・・いやムリか・・・
でもこれ勢いでNHKのゴールデンタイムで流してたわけですから、イケイケドンドンのバブル時代ならではだったからなのかもしれません。{/netabare}


【音楽】
OPED 森川美穂さんのシングル買いました。サントラだって買いました。
鷲巣さんの劇伴、今でもたまにバラエティで使われたりしてます。印象的な曲が多かった。
OPブルーウォーターのイントロが流れた時、「1週間お待たせ!いざ開幕!」のワクワク感は当時たまりませんでした。突き抜ける高温&ビブラートは心地よく、EDのロッカバラード的な曲調に静かに余韻に浸ったものです。
森川さんについてはバブル全盛期の見た目上等!の世相の中で、ボーカル一本で勝負するぜという潔さに痺れて憧れてましたね。確か自分で作詞作曲はやらずにいただいた曲をボーカリストとしてどう向き合うかに必死です的なインタビューを読んだ気がします。間違ってたらごめん。



■閑話休題 ※そこそこネタバレします
{netabare}
放送年度が1990年。前年にパリ万博100周年、フランス革命200周年とことフランスに焦点が当たった翌年に放送されたアニメです。物語の舞台設定は1889年、まさに万博開催中のパリにて興行中だったサーカス団の花形少女ナディアが事件に巻き込まれるところからスタートします。同じく巻き込まれてしまったジャンと一緒に、ブルーウォーターを狙うグランディス一味からの手に汗握る逃避行。ガキンチョだった自分がワクワクしないわけがないのであります。

私は1986年のラピュタに感動して冒険ものが好きになり、そうこうしてNEXTラピュタが登場するのを待ってたきらいがあったと思うのですが、ラピュタ以降でやっと心震える冒険ものに出会った気がしたのがナディアでした。NHKではこの数年前に「心っに冒険をぉ~」とのりピーが歌ってたアニメもあるにはあったのですが、実際のところ「冒険」感は控えめでした。やっとです。

放送の数か月前にはドラクエⅣが発売し、ミネアとマーニャというエキゾチックな女の子も魅力的だなと思ってた矢先に、ヘソ出し褐色の少女が主役のアニメに出会ってしまったのが運のつきでしたね。

世間一般の評価の一面として視聴率は悪かったと思います。18:00か19:00のゴールデンの時間で5%いったかいかなかったくらい。今よりもっと多くの人がTVを観てた時代、これは致命的に悪い数字です。
ナディアを機に購入し始めたアニメージュでの凄い盛り上がりとは対照的にクラスの友達に話を振ってもあまり観てるやつがおらず反応が薄いという状態。これまで北斗の拳やキン肉マンでは一緒に盛り上がれてたのに、と断絶を感じた瞬間でした。
{/netabare}


NHKという制約があったものの、丸々1年間の猶予期間を与えられた庵野秀明監督を筆頭とする当時のGAINAXの面々が思いっきり好きなことをやったらこんなん出来ました、という傑作です。


-----
2019.01.17追記
《配点を修正》


思い出補正しときます

投稿 : 2020/08/08
♥ : 44
ネタバレ

文葉 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

いとしのナディア

アニマックスで視聴。
以前エヴァ好きの兄に熱烈に勧められ1話視聴したけれど、
何故か1話だけ観て満足してしまいそれっきりだった。
スカパーでHDリマスター版が放送されたので、録画して少しずつ観ました。

色んなアニメとの関連性やオマージュを見つけるとワクワクしました!
夢と冒険と格好良いノーチラス号やメカ・・それにキュートな女の子(?)キャラ。男のロマンたっぷりで男の子が好きそうな感じのアニメですね!
キャラクター1人1人の個性や生い立ちが強烈で心に残っています。

<私の中で好きなキャラのグランディス嬢>
{netabare} 最初はイマイチ物語に入り込めなくて、私は11話辺りからハマりました。
ネモ船長に恋するグランディスちゃんが可愛すぎます・・!
特に彼女、本当に苦労しているんですよね。過去の回想シーンで思わず感情移入しました。
普段はまさに姐さん!って感じがネモ船長の前では恋する乙女に変わるところツボです。
特に、エレクトラさんとの恋愛バトルやネモ船長が「チョウチンアンコウのグランディス風ラブコール」を見た時の表情が忘れられない(笑){/netabare}

<ジャンとナディア>{netabare}
ジャンはメカの天才ではあるけれど、意外と不器用で嘘をつけないほどの正直者。
ナディアは感情の起伏が激しく、気難しいところがあり、しかも頑固で意地っ張り。
普通「可愛げがないなぁ」で終わってしまいますが、
一目惚れを一途に貫き通したジャンに拍手を送りたい。

島編での二人の初めてのキスシーンが非常になめらかで自然だったのでドキドキしてしまいました・・っ
ナディアがジャンにキスした後、明らかジャンを異性と意識して優しくなったりデレてみたり、「これがツンデレの魔力か・・」と思わずナディアを可愛いと思ってしまいました。
ジャンがその前のファーストキスを覚えてなかったという事でナディアは相当怒ったんでしょうね。
そしてアフリカ編で他の男の子に一目惚れしたけれど失恋して、ジャンの想いに改めて気づく流れがリアルな恋愛らしいと思いました。{/netabare}

<アフリカ編>
島編は作画崩壊酷かったですが、ドタバタっぽさやナディアのデレが見れたのでそこそこ楽しめました。
ですが、アフリカ編の34話が許せなかった。
キャラソンと謎のMVと尺稼ぎ。作画外注のせいですね・・これはひどい。
全自動ウクレレ演奏機を私は忘れない。

まさに、この気持ちをわかりやすく表現したら・・
この間電車に乗って、向かいの座席に座る女性が「綺麗だな」とチラッと眺めたら目の前で凄い表情で携帯見ながら鼻に指をinしてTreasure Hunt始めたのを見てしまった衝撃的な気持ちと(見てはいけないものを見てしまった)

小さい頃好きで買ってたパンケーキを久しぶりに買い、添えてあるマーガリンの成分を見たら上の方に「シリコン」と書いてあって「今までシリコン食べてたのか」と言う気持ちが入り混じったような残念な気持ちです。
忙しい母もナディアにハマったので、島編の一部とアフリカ編ほぼ削って(34話なんてなかった)見せることにしました。

<最終回>{netabare}
最終回のストーリーと作画の気合いが凄かったですw
ネオ皇帝の最後は衝撃的だった。ナディアの心にも深く残ってしまったんだろう。
ジャンの死に方が音もなく、くたっと・・あっけなくて。
しかも受け身を取らずに打ち方が悪くて、頭から大量の血で床が染まる描写が無意識に残ってます。
他に死の描写で気になったのは、死の恐怖に耐えきれなくなって泣き叫びながら死んでいったフェイトさん。
フェイトって英語でFate=運命、宿命と言う意味を改めて感じさせられました。
ネオ皇帝にジャン(ジャンは生き返ったけど)フェイトさん。皆、綺麗な最期ではなくて生々しいのは庵野さんがコメントしているように
「死を美化することへのアンチテーゼと、ジャンに科学は万能でなく物事に二面性があることを知って欲しかった」らしい。
物語に生と死のリアルさが出ているのはこのせいだろうか。

さて、あの時ブルーウォーターをネモ船長に使いたい所、ナディアにジャンを生き返らせるように進めるなんてエレクトラさんは成長しましたね。
中盤でネモ船長に激情をぶつけてた時とは明らかに違う。

今更気づきましたが、ネモ船長髪伸びるの早いですね。
キャプテンハーロックにどこか似ているような・・?気のせいか。

ネモ船長の最期の時、エレクトラさんがお腹さすってて、
「この二人付き合ってたんだ!・・この描写、NHKやるなぁ・・。」と思いました。その瞬間のグランディスの表情がまた・・。

一番驚いたのが、サンソン×マリー。
23歳差でしかもデキ婚なんだぜ・・ウィキペディアを見ると「美しく成長したマリーの初恋と、マリーに惹かれるサンソンの苦しみを描く物語」を描く書籍の「ふしぎの森のマリー」があるらしい!みたい!!

サンソンは初登場時「気障なキャラだな」と思ってたら、
グランディスへの片思いとネモ船長への嫉妬。実は怪力で力が強くて、信念も格好良いと気づいて、後から惚れ惚れしました。
この二人は超絶幸せになって欲しいですね!好きなカプです!
最期のEDに繫がる描写と演出に思わず笑顔になってしまいました!{/netabare}

ふしぎ海のナディアは、今観ても新鮮でロマンたっぷりの作品でした!
(ただしアフリカ編を除く)
ノーチラス号での「その人の役割」「人との関わり方」を作中で表現していて、子供の役割と大人の役割について考えさせられました。
ジャンやナディアの思春期特有の気持ち、不安定さもいつしか愛おしく感じて、
主役二人の年代の頃の気持ちを思い出しながら、楽しく視聴できました。

投稿 : 2020/08/08
♥ : 41

Smog さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

1990年代の代表作。今の話題作と比較して見るという楽しみ方ができる作品。

SF小説が原案。
全39話。原案未読です。

19世紀後半のヨーロッパが舞台のSF作品。
過去の代表作として興味を持ったので視聴しました。
元はNHKと宮崎駿が企画したものとして有名ですね。
ラピュタと設定や世界観が似ているのはそのためだそうです。

一番の見所は、序盤と終盤のストーリーでしょう。
序盤と終盤は、「この先どうなっちゃうんだろう」という引きの強さが素晴らしかったです。
人の死について切なく扱っているところにも好感を覚えました。
序盤と終盤のシリアスパートは今の作品と比べて遜色はなく、一見の価値有りだと思います。

中盤はゆるい雰囲気やギャグパートが中心でした。
良く言えば序盤の暗い雰囲気を和らげ終盤に向けて息抜きができる展開、悪く言えば中だるみ感が目立ってしまった展開という印象でした。
メインの登場人物に感情移入させるための内容だったのでしょうが、今からするとちょっとあざとい感じがしました。

音楽について、OP/EDが印象的でした。
言わずと知れた名曲ですので、懐かしくてついつい毎話聴いてしまいました。
作品をきちんと見たのは初めてだったのですが、当時耳にすることも多かったので記憶の片隅に残っていたのでしょうね。

作画について、22年前の作品ならではの味わいがありました。
セル画による作画のなつかしさが楽しめました。

今となってはご都合主義な設定や展開が多々あり、ありがちと感じる部分もたくさんあると思います。
しかし、1990年当時にかなりの人気があったということを考慮し、今の人気作と比較して楽しむことができる作品だと思いました。
例えば、律儀に毎話30秒以上時間をとって、あらすじナレーションを入れる丁寧な作りは、1990年ならではの演出でしょう。
過去作はこういった楽しみ方ができるのも魅力ですね。

2012年4月からNHKでデジタルリマスター版が放映されています。
ちょうどクライマックスに入るところのようです(2012年11月26日現在)。
毎話、丁寧なあらすじナレーションがありますので、途中から見ても楽しめると思います。
気になる方はご覧になってはいかがでしょうか。

ナディアという単語が少しでも気になった方、過去の話題作が気になる方にオススメしたい作品です。

投稿 : 2020/08/08
♥ : 40
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