2012年度のBLおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2012年度のBL成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月20日の時点で一番の2012年度のBLおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

56.8 1 2012年度のBLアニメランキング1位
この男子、人魚ひろいました。(OVA)

2012年11月9日
★★★★☆ 3.3 (68)
375人が棚に入れました
心にどこか寂しさを抱えている高校生の川内洲(かわうちしま)。祖父を亡くした日に、海辺で一人泣いているところ、足を滑らせ溺れてしまう。洲は美しい青年に助けられるが、なんと彼は人魚だった!?

イサキと名付け、一緒に暮らし始める二人。人魚との生活に戸惑いつつも少しずつ心を開いていく洲。そんな洲をやさしく包み込むイサキ。
次第に洲が寂しさを忘れ充実した生活を送れるようになった頃、洲とイサキにある変化が…。

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

シンプルなテーマに好感持てた

祖父が亡くなったのに両親は来ない。
そんな葬式の日の夜の海辺で物語はスタート。

主人公のシマは泣き虫だが気の優しい男子。
しかし孤独で寂しくてたまらない毎日に自暴自棄になりかけていた。

海でシマを救ったのは人魚。しかも男性の人魚!
シマからイサキと名づけられたその人魚は、
シマの家で一緒に暮らすことになるのだが・・・というお話。

童話の「人魚姫」とはまるで違う一種のファンタジーコメディ。
苦手な方もいらっしゃるかと思うので、あらかじめ伝えておくと
これ・・BL要素が強い作品ではある。
でも、すごく自然な成り行きで2人が心を通わせていくので
性別が同じだけで、芽生える感情は純粋なものだと思ったし
違和感はまったく感じなかった。
って僕が言ってもあまり説得力ないか(笑)

「この男子」シリーズの2本を比べると、個人的にはこちらのほうが
共感しやすく、物語としても綺麗にまとまっていたと思う。

さびしい自分を抑えて、いい子、心の強い子を演じていても
やっぱり誰かには自分の本音を見せたい、理解されたいもので。
愛情に飢えている、満たされないものを持った人間だったらなおさら
人の期待に応えてばかりで自分を見失う日々を捨て、
自分からすすんで何かをつかめるといい。

キャラデザに関しても、すごく好みは分かれると思う。
自分も決して好みではなかったが、シンプルながら共感できるストーリーに
久々気持ちがスッとしたので、いつのまにか気にならなくなっていた。

30分ほどの短編なので、気が向いた方は観てみてください。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 28

。mine。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

男子高校生×人魚の切ないラブストーリー。❤゜

。・*゜・*。概要。・*゜・*。

山本蒼美によるオリジナルアニメ作品。
全1話(30分)

主人公は、寂しさを抱えた男子校生の川内洲。

祖父を亡くした日に、海辺で泣いていたら足を滑らせ
溺れたところを、美しい人魚に助けられる。

人魚の提案で、一緒に暮らし始める2人。
洲は人魚に”イサキ”と名付けた。

人魚との生活に戸惑いつつも少しずつ心を開いていく洲。
そんな洲をやさしく包み込むイサキ。

そして2人に訪れた変化…。


。・*゜・*。概要。・*゜・*。

独特で斬新な色彩や、30分にギュッと凝縮されつつも
笑いが散りばめらていたり、切なさに心揺さぶられました。

洲の寂しさに共感しちゃって思わず…(涙)

物語も綺麗にまとまっていて、声優さんも好みだったりで
観終わった後も気持ちよかったです♪

男子高校生×人魚(男)のBLだったり、作画も独特なので
好みは分かれると思いますが、素敵な作品ですよ。

心に触れるひとときになりますように。+゜

投稿 : 2024/04/20
♥ : 4

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

分岐点 B

人魚を拾うという時点で、それ以降の全てがシュールになってしまうコメディー・・・と思いきや、それだけではなく結構真面目に少年の心理を描いています。

キャラクターデザインを見てピンと来る方もいらっしゃると思いますが、本作はいわゆるBL系になるかと思います。私は、前作の「この男子、宇宙人と戦えます」を観ており、そちらは直接的なBL要素はなかったので、先入観を持たずにこの作品を見ることができましたが、レビューをいろいろと読んでから見る方々は、構えて視聴に臨むか或いはこの作品を避けるのではないかと思います。

ただ、BLとして十把ひとからげにするのはどうなのかなと。特別ではない一人の高校生の心情を、短い時間の中で丁寧に描いていると思いますし、そうした中にもクスリと笑える要素も上手く織り込んでいます。

BLというのが念頭にあると、作品中の全てが愛に方向付けるためにあるかのように見えるかもしれません。ただ、この作品では、愛情をそっくりそのまま友情に置き換えて描いたとしても、さして不自然ではなかったようにも感じました。そういう意味では、愛情と友情の分岐点をこの作品で見たような気がしました。ただ、今回はそれが男と男(人魚の)であっただけの話なのかな、と。

私自身は実際に男に恋愛感情を持つに至ったことはありませんが、男を好きになるのはこんな瞬間だろうかという場面に出くわしたことはあります。それがどのようなことなのかを説明するのは非常に難しい、というか不可能だと思います(説明を放棄しいているとも言います)。思えば、なぜ女性に恋するのか(又はその逆)を説明することも、男性は女性(又はその逆)を好きになるものであるという共通認識がそれ(説明)を不要としているだけで、そもそも不可能なのではないかとも思うことすらあります。だから、男が男を好きになることだっては、理屈を捏ね回すことで理解できるものではなく、ただ感じるか否かではないかと思うのです。強引過ぎたでしょうか。

ですから、直感的にBLを嫌っている人にはこの作品はお勧めしません。考えはそう簡単には変わらないと思いますので、見るように説得するつもりもありません。ただ、嫌いであるならば近寄らなければ良いだけなので、排斥するような真似はしないでください。偏狭は人間の小ささを図る物差しであると昔誰かが・・・いや、今私が考えました。

最後に、人魚って本当は生臭い!?

投稿 : 2024/04/20
♥ : 16

64.0 2 2012年度のBLアニメランキング2位
タイトロープ(OVA)

2012年5月30日
★★★★☆ 3.9 (40)
350人が棚に入れました
極道一家の一人息子・龍之介は幼馴染の直樹のことが好きで好きで仕方がない!
そんな龍之介がある日突然組は継がないと言い出して・・・
直樹への想いと自分の将来・・・揺れる思春期高校生。
心と身体の終着点は・・・?

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

幼馴染のさわやかで深い友情

関西弁だけど大阪というよりは、どちらかというと
明石あたりが舞台かな?と自分はイメージして観ていた。

幼馴染の龍之介と直樹が主人公。
龍之介は極道一家の跡取りなのだが、なかなか継ごうとしない。
それはなぜか・・が中心に描かれている物語。

ちなみにタイトロープとは綱渡りを意味する言葉。
危険を顧みず、大切な人のために綱渡りをする物語、ではないけれど
この作品の主人公は色々な意味で端から端へと綱を渡っていると言える。

極道モノとはいえ、暴力的なシーンが満載というわけではなく
BLとはいえ、幼馴染の大親友がふざけてると言うほうが近い感覚。
もしかしたら恋愛以上の強い絆で結ばれているけれど、友情の延長線。
どちらかが身長低かったり、か弱く描かれるようなこともなく、
お互いが対等に、爽やかに描かれていたのはとても良かった。

性的な描写はほとんどなく、あってもコミカルなキスどまり。
心身をも蝕むようなドロドロさもなく、幼い頃の仲良しがそのまま
高校生へと成長したらこうなるよ的なリアルさがあって、好感持てた。
なのでもしエロさやドロドロを期待している人には
逆に物足りなく感じるかもしれない。
でも自分はBLにエロさを求めているわけではないので丁度良かった。
それに何より、今年制作されたばかりの作品なので作画がキレイで嬉しい。
キャラデザもクセのない万人受けする雰囲気で嫌味がないし
短いながらもシナリオはまとまっており、
次回作も期待できそうな作り方だった。

話自体は深く感動するようなものではなかったものの、
このくらいのBLなら、好みの差はありそうだが『世界一初恋』あたりと並んで
いや、こちらのほうがBL入門には適してる作品とも言えそう。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 16

63.3 3 2012年度のBLアニメランキング3位
間の楔 リメイク(OVA)

2012年1月18日
★★★★☆ 3.8 (24)
195人が棚に入れました
愛にもいろんな形がある。憎しみ合うことでしか存在できない、そんな関係もあるんだ。
スラムの雑種とタナグラのブロンディー、ペットと主人。歪んだ関係でしか結びつけない、リキとイアソン。その間に存在するのがどんな感情であっても、お互いを意識せずにはいられない、惹かれ合わずにはいられない2人。歪んだ関係に苦しみ鎖に縛られながら、やっと2人だけの穏やかな最期のときを迎える。

nani-kore さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

う~ん、今どきな作画でリメイクされたけど。。

BL黎明期の名作、「間の楔」の2012年リメイク版。
思いっきり、今どきな作画になってます。
画はキレイなんですが。。登場人物の顔がGA〇Zにそっくりです。
ガイなんぞ、もはや加藤くんにしか見えません;
そういや、往年の「間の楔」は、シティ〇ンターっぽかったですね~

リキの顔は、シティ〇ンター時代より幼く、可愛らしく描かれているように思えます。
たしか往年モノでは、イアソンと出会った時点で17歳だったハズですが、本作では15歳となっていて、ショタ臭を醸し出そうとしている感も。。じゃあ、あのヘンなモミアゲはやめちくれ、と言いたいですが。
イアソンの顔は魅力薄で、ちょっと残念な感じ。
往年の、あの執念を感じさせる、イアソンの怖いくらいの美貌は、20年の年月がたっても、新作をはるかに凌駕しているようです。
恐るべし、キャラへの愛と美への執念。。これぞ間の楔か。

それにしても、OVA4本の内、丸2本に濡れ場がほとんど無いとゆーのは、BLといかがなモノでしょうか。
複雑な世界観への導入や、ストーリー構成に気を取られて、視聴者のニーズという、一番肝心な事を忘れていたようです。
そこんトコ、とーぜん突っ込みが入ったのか、4本目に至ってようやく、失点を取り戻すかのように濡れ場のラッシュですが。。お腹いっぱいでも、観る側は疲れてしまうのです;

とりあえず4本作って、売れ行きが良かったら続きを、との公式発表ですので、物語の後半はどーなることやら。。
こりゃ打ち切りかな~って、ぶっちゃけ思いマ~ス~3

投稿 : 2024/04/20
♥ : 5

にこちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

BLで最強

BLの中で1番、何度も繰り返し見たアニメ。
ポイント低めになってしまうのは、やはりOVAであるところもあるかもしれません。
でも、声優さんはいい声してます。小説のイメージ通り鋭くS!鋭くM!
普通では知り合えるはずのない2人が主従関係を結ぶことで愛を見いだしていく。
お互い必要な相手のはずなのに身分の違いで、思いを語り合えない切ない恋。
リメイク版は小説に忠実でSF世界観が楽しめ、かつBL王道。
主人公りきの色っぽさがじわ〜っと溢れ出て、たまらなくなる。
SMチックな所もなかなか掴んでいるかんじ。そっち方面も好きなら、尚更たまらない
全13話のつもりだったみたいなので
5話以降がどうアニメとして表現されるか
見たくてしょうがない‼︎
1話完結版も悪くないけど、
小説のイアソンのS的セリフや主従関係のあり方などは
リメイク版でしか楽しめない。
兎にも角にも、13話全部見たいよ〜
4話だけでは内容がわからないので、興味を持ったら、小説をオススメします。
さらにペットリキと主イアソンの際どく、ある意味人間的な繋がりを感じ、
結末にココロうたれまくります。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1

ててまる さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

BLアニメで最高のもの。ただのBLではない

この作品は、BLアニメ・漫画の先駆的作品「間の楔」
のリメイク版にあたる作品です。
完結編を見ていないと、物語を完全にはつかめません。
個人的には、先に完結編を見ることをお勧めします。

さて、この作品のテーマは、まさに愛です。
現代で扱われているBLも、もちろん大好きですが、
やはり、1986年から存在し続けるだけあって、ただの萌えではありません。
というのも、この物語での愛というものは、
恋人になる事とか、愛を囁きあう事とか、
そういう類のものではないんです。

この作品をみれば、楔という言葉の意味がはっきりと分かるでしょう。

私は、この作品をみてBLにはまりだしました。
ですが、軽いBLが好きな方にはとてもじゃないけれど
勧める気にはなれません。

BLが浸透している中、ここまでのBL作品がはたしてでてきただろうか。
昔の作品なのに、今でも格が違うと思ってしまうということに
無性にBLにおいて自分がまさに萌え豚であると自覚せざるを得ない。
まぁ、萌え豚がいけない事でもないのだが。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0
ページの先頭へ