MAPPAで騎士なおすすめアニメランキング 4

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのMAPPAで騎士な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年03月29日の時点で一番のMAPPAで騎士なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

71.4 1 MAPPAで騎士なアニメランキング1位
神撃のバハムート VIRGIN SOUL(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (260)
1145人が棚に入れました
ここは、《人》《神》《魔》あらゆる種族が入り混じる神秘の世界ミスタルシア バハムート復活による世界崩壊を免れてから10年─── 新たな《人》の王は《神》の神殿を襲い《魔》の国を攻め落とした 壊滅寸前だった状況からの復興と更なる発展 王都は《人》に富をもたらす 王都復興の糧として奴隷となる《魔》 消えゆく信仰心により力を失った《神》 均衡を失っていく世界で《人》《神》《魔》それぞれの正義が交錯する―――

声優・キャラクター
諸星すみれ、梅原裕一郎、吉野裕行、井上剛、森田成一、沢城みゆき、岩崎ひろし、森久保祥太郎、潘めぐみ、坂本真綾、間宮康弘、小野賢章
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ファンタジーの衣を被ったガチめのラブストーリー

ゲームはしてない


1期に続いて2期を観たという流れです。1期が面白かったので特に抵抗なく。。。

1期全13話(総集編的なの1話込み) 2014年10月~
2期全24話(こっちは総集編無し)  2017年4月~

掘り出し物です。

Cygamesさんの数少ない一社提供のうち一つ。肝いりの2クールの割には話題にならなかったのかな? その頃アニメ観てないのでよう知りません。
レビュー・感想数207件(2019.02.06時点)は同期の作品の中でもTOP20にも入り込まないながらも、得点では地味に8番手くらいにつけてるというあにこれの評価です。同期に『月がきれい』『エロマンガ先生』『進撃の巨人2期』とあるなかで健闘してるように見えます。
観た人はそこそこ満足したと思われる客観評価。私も同様でした。
さて、、、、

・ゲーム原作かよ?
・〈神〉?〈悪魔〉? ファンタジー系はちょっと・・・
・1期逃してるのでスンマセン

安心してください。

“ファンタジーの衣を被ったガチめのラブストーリー”

でした。・・・いや・・・まあファンタジーなんだけどさ。ラブストーリーであり冒険活劇であり成長物語であったりと毎話Bパートの引きの良さもあって、2クール分一気に観せる力のある作品でした。
ソシャゲ原作特有のグダグダなところもなく、主人公が1期と変わるので、2期から参入しても問題は無さそうです。

1期でのファバロ、カイザル、アーミラ、リタを中心とした物語から10年後。ダークな世界観はそのままに2期の主人公をニーナ(CV諸星すみれ)にバトンタッチして、話は進んでいきます。
このニーナ、これあくまで私の思い込みですが、ヲタ受けしないヒロインさんです。少々イケメンならすぐ赤くなる恋愛体質に見えてしまう彼女は早々にビッチ認定されてしまいそうww
それも数話経てば霧散することでしょう。どんな娘かというとあれです。寝ちゃいけないって思うと眠くなっちゃう的なアレ。こちらは本編でお確かめください。彼女については表情が多彩というか喜怒哀楽で何パターンあるんだというくらい作画班が良い仕事してます。

繊細な“心情”を描写してのラブストーリーとは毛色が違う、“感情”を全面に出したり押し殺したりの全力投球ヒロインはとても好印象でした。
ちょっと脱線すると、全力投球ヒロイン設定は意外とリスクって高いです。さじ加減を間違えると

1.躁鬱の“躁”状態に見えてしまう
2.一歩間違えればコミュニケーション障害
3.ドジっ子空回りキャラみたいな型にはめたくなる誘惑に勝てずブヒる層以外が離れてく

この手の女の子でおバカっぽく見えないようにキャラ設定を組んだ製作陣の勝利だと思います。


そんな彼女のラブストーリーの行方と、“成長”物語が、けっして能天気じゃない世界で繰り広げられることになります。

能天気に見える女の子が能天気じゃない世界で能天気のままいられるのか?
能天気でいられないならどんな覚悟を決めたのか?

前半のほっこり回が進んでいる中でも忍び寄る不穏な影が徐々に濃くなっていく中盤あたりからはニーナの笑顔も違った意味をもってきます。このへんは親目線ですが、彼女の成長が頼もしくそして周りの救いとなってくるのです。
そして最終話を観終わると、序盤うっとうしく思った(かもしれない)彼女の能天気さを思いだし、

能天気が能天気でいられる世界がいいよなぁ・・・平和が一番!

ひと回りして“アリ”な娘さんと思える満足の全24話でした。くどい。。。


肯定的に捉えた本作の世界観については1期レビューで触れてますのでよろしければそちらを。


2期からOK!とのたまいつつ、物語を深掘りするならやはり1期からの視聴をお薦めします。1期は1クールと手に取りやすいしこちらも単体で楽しめる仕上がりですよ。
とりわけ重要局面で取った選択。旧主役ファバロと2期主役ニーナとの対比は“なにが正解か誰にも分からない”この世の真理を露わにしてました。やはり主役は主役でした。
ここでは触れてない脇役たちにも主役を食う魅力的なキャラに事欠きませんのでお気に入りをぜひ見つけてみてください。


物語は1期より複雑です。〈神〉〈悪魔〉の二項対立の末、「そうきましたか・・・」の1期だとすると、
2期は〈神〉〈悪魔〉の上に人間が立っちゃったかも、という斬新な種族相関からスタートします。
現実世界でもパワーバランスが崩れた時に戦争は起こるもので、まさに2期の舞台がそれ。極限の状態で人(※本作の場合神も悪魔も)は試されそして輝きを放つのです。


OPは1期から続くラウド系ロック。EDは米津玄師とのコラボで名の売れたDAOKOを配置。前半ED「拝啓グッバイさようなら」は地味ながらクセになる良曲です。

 
ソシャゲ原作の中では群を抜いて完成度の高い本作。言われなければゲームが母体とは気づかないでしょう。あらためて思います。

逆宣伝になるような粗悪品を濫造するくらいなら、しっかりアニメアニメしたものを作ってほしいな。よっぽど宣伝になるはずです。



※オマケ

■ジャンヌダルクは蜘蛛が苦手
ちやほやされた後は落とされる。本邦マスコミの得意技ですが、これをどさらにどでかいスケールでやられちゃったのが歴史上のジャンヌダルクであります。
{netabare}10話の母息子回の余韻が冷めない11話で、{/netabare}蜘蛛が苦手というエピソードを挟んできました。史実ではジャンヌを登用したシャルル7世の跡継ぎルイ11世のあだ名が“蜘蛛”だったとかなんとか。
王室に対しては恨み骨髄でしょうねww


■ジ○リっぽいと言えなくもない
表情筋がよく仕事をする巨匠の作品と似てるな~と思っていたら、{netabare}12話トロッコの脱走劇。{/netabare}どこぞの有名冒険活劇で見たことあるアクションシーンを堪能できます。


■声優“野沢雅子”のお仕事
2クールめ初っ端の14話に登場しました。人間国宝にしてよいと思う。


■サブタイトル“Virgin souls”
本作タイトルを冠した{netabare}第17話の{/netabare}サブタイトルです。
「次会えたら私のなすべきことを伝えよう」この回からクライマックスに向けてエンジンが吹かされる重要回です。
なんですが、ニーナが洞窟池の中に入ってって身を隠してから竜に変身してましたね。みだりに変身すると着ていた物を破壊しちゃうから、律儀に彼女は見えないところで衣服を脱いで変身したんだろうと妄想。
こういった恥じらいは大事です。気にも留めない振りをする男側の度量も試されます。


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2019.08.20追記
《配点を修正》 +0.2


視聴時期:2019年2月頭

続編で面白さが継続しているのはたいしたもんだ。それも主人公を変えてたりするのに。
ダンスシーンはこれまで観たものの中でもトップクラスでしたね。



2019.02.07 初稿
2019.08.20 修正

投稿 : 2024/03/23
♥ : 39
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

10年に1度、「???」が大暴れする街?住みたくねぇ~

最終話まで視聴。前シリーズも視聴済。

【物語】
大石静が脚本ということで、かなり期待していたけど、終盤がちょっと・・・。
{netabare}終わってみたら、何か普通っていうか、期待外れっていうか・・・。

{netabare}王の目的が「バハムートの復活ではなく、バハムートの討伐だった」ってところが見せ場だったんだろうけど・・・。{/netabare}

バハムートのパワーが前作より落ちてる?
アーミラの登場が唐突過ぎて、驚いた。{/netabare}

【作画】
見事としか言いようがない。
非の打ち所がない。

【最後に】
前シリーズからリタ推しだった私には大満足の作品でした。
最初から最後まで出っぱなしだったし、終始、大活躍だったし・・・。
何だかんだ言って、『亀の甲より年の功』って事でしょうか?
{netabare}カイザルの死は可哀想だったけど、ラストでゾンビ化したカイザルを見てホッとした。
これからはカイザルとずっと一緒にいられるね!{/netabare}

投稿 : 2024/03/23
♥ : 31
ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

気づいたら30分経ってる(面白い)

次々に、試練が起こります。
本腰を入れて観ないと、物語に置いていかれてしまうので大変です。
しかしながら、気づいたら毎回30分経っていて、続きは?早く続きを!と、せがみたくなる終わり方をしているのがニクいところ。脚本の構成力凄まじいなと感じておりました。

だがしかし!
{netabare}死ぬ必要無いじゃないですか。あんまりですよ。
好きなキャラなのに…{/netabare}

キャラは個性的なこが多くて楽しかったです。
力持ちなヒロインの女の子
天使のような可愛さの少年(少女?)
仲間からの信頼に熱い釣り目がちなイケメン
心臓を捧げよと言わんばかりの忠実な兵士たち
挑むのは巨大な敵…

作画にもかなりこだわっています。
劇場版ベルセルクを観て以来、好きな恩田尚之さんのキャラがみられるってだけで嬉しいのですが、それだけではなく、とにかく細かい!そして動く!
ツイッターをみる限り終わりの方は相当ギリギリのスケジュールだったっぽいですけどねえ。近いキャラの顔はしっかり整えられていましたし、よく持ちこたえてくれました。

一期と比較したとき、私は二期の方が好きですねえ。
あ、因みに、同じキャラも出てきますが、主人公は違うので、飛ばして二期からみても大丈夫ですよ!
キャラに愛嬌がありますし、ギャグや甘酸っぱい恋愛が心地よいです。
本編だけじゃなくて、CMやEDも遊び心満載で楽しかったなあ…
終わってしまったのが寂しいです。

また続編が出ると嬉しいな!今度はリタの番外編でお願いします。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 23

62.7 2 MAPPAで騎士なアニメランキング2位
牙狼〈GARO〉-炎の刻印-(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (170)
866人が棚に入れました
国王の側近が、大規模な「魔女狩り」を行った。
しかし、被害に遭ったのは「守りし者」であるはずの魔戒騎士や、魔戒法師たちだった。</p>

<p class="text-hide">ひとりの魔戒法師が、火刑に処されながら、赤ん坊を産み落とす。
それは、黄金騎士の血を引く者。
赤ん坊は、魔戒騎士の父によって命を救われたが、
母の胸に抱かれることは、一度もなかった・・・。

時が流れた。赤ん坊=レオン・ルイスは、少年へと成長していた。
果たして彼は、黄金の鎧を受け継ぐことができるのか。
・・・今や国の実権は、かつての国王の側近が握っていた。
国王の父は病の床に臥せ、母と共に国を追われた王子アルフォンソ。
彼は国を取り戻し、民を救うため、伝説の光の騎士を捜し続ける。
しかし、その王子もまた、数奇な運命の星の下に生まれた存在だった。
レオンとアルフォンソ-ふたりの少年をめぐり、物語が動き出す。

声優・キャラクター
浪川大輔、堀内賢雄、野村勝人、朴璐美、影山ヒロノブ、矢島晶子、井上喜久子

raurau さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

明らかな名作ただし・・

序盤の親父ギャグを乗り越えたもののみが
到達できる、物語がそこにある・・・

正直主役は親父だろってくらい濃い親父
しかしそこにドラマがあり感動がある
多少予定調和的な感じも刷るけど
2014年2015年のアニメの中ではトップクラスは
過言ではない多分仮面ライダーみたいな感じで
やだーって思うかも知れんけど
最後まで十分楽しめるアニメです。

ただなぜ幻術世界が都会の様子だったのかだけは
わかりませんでした。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 2
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

飾らずにありのままに生きる

{netabare}子作りが肝心☆{/netabare}
ま、まさか、親父がために制作会社選んだのか!!!!?

おもしろかった。
牙狼たちの戦いがカッコイイだけで見てきたのに、
まさかこんなにも心揺さぶるものだったとは。

バハ様と共に、ファンタジー美女を満喫できた、最高の素晴らしい作品だ!!!!!
・・・そういう作品だと思っていた。

炎が{netabare}
痛みや悲しみ恨み、ではなく、守ろうと想う強いとても強い願い{/netabare}だったとは。



先に普通の感想を述べよう。
1クール目から作画は良かった、というか牙狼のCGだけが桁違いに美しかった。
CGとそうでない敵キャラとの戦い。
最初は違和感があったが、2クール目から絶妙に感じたのは、
慣れだけではなく、映像の組み合わせ方に磨きがかけられたのだろう。
{netabare}途中までは、レオン×アルフォンソの戦いが1番と思えるほど壮観だった。{/netabare}

音楽は1期OPとBGMはものすごくいい♪ やたらと激しいEDもGOOD☆
2期はOP,EDともに微妙だったが、
SEにBGMは磨きがかかる一方だった。



この作品は、
1クールをまるまるキャラ紹介と導入に使ったひどい作品だ。
レオンが主人公だろうこともあるだろう、と思うようなイントロ。

父のヘルマンと共に変わらない息子、レオン。
そこに吹き込む爽やかな風、王子アルフォンソ。
相容れないながら離れはしないエマ。

まさか、こんなに感情を揺さぶる物語だったとは。

変わり始めたのは、終わりを迎えただろう、レオンがただの人となってからだ。
何も残っていない、もともと何も持たない、
ただ、ただ憎しみだけが突き動かしていた、繋がりを殻にした空洞。

最初から何もなかったのに、何も気付けなかったのに、
傷ついて、ないものを失って、何にもなくなってから始まった。


その始まりは悲しみの終わりではなかった。





さて、カッコつけたものだが、そんなこと一番星の前では霞む。

一番はヘルマンだ、ゾロだ、銀色の戦士、{netabare}全裸だ!!!!!
リーサルウェポンを心から流れる熱い魂を脈々と宿す第三の脚だ!!!!!!!!!!{/netabare}

それを、それだけは絶対言いたかったのだ。

その武器は柔軟で隠されたものだが、ひとたび牙とか剥くと、
金色の宝玉を携えた伝説の剣と化す。

強固でそびえ立つ槍にも似た魂の塊に貫けぬものなどない。

人を苦しめる魔と、冷静さを脅かす魅力を、
激しい戦いの後にあるべき穏やかな夜へと帰す。



人は苦しみ、学び、後悔する生き物だ。
否、そうできる人間が前へと進む。

取り返しのできない過ちもあるだろう。
それでも、一人の狼として孤独ながら暖かな触れ合いに身を焦がし、
見も心も凍えさせないように生きるしかない。

キレイごとはいい。
それでも生きるんだ。







{netabare}・・・レオンのやるべきことって何だろ?? 分からんかったwww{/netabare}



★1話感想→{netabare}

『そうじゃろそうじゃろ、タイトルから漂ってくる ~1話感想~』
2014.10.12 16:32 ★★★☆☆ 3.9
物語 : 3.5  作画 : 4.5  声優 : 4.0  音楽 : 4.0  キャラ : 3.5



B級、中二、つまらなそうな感じ、臭うぜプンプンするぜ~

正直手を出すか悩む作品だったが、
なんか作画のイイ王道と聞いて観てみました。

魔女狩りをネタにした変身ヒーローもの。
世界はダーク、バトルはロボがいない戦隊ものな感じ。

正直、好物ですwwwww

OP曲から溢れる懐かしいロボや戦隊ものの熱さ。
あ~いい香り。
曲と映像が合ってない、いや作品には合ってるかwww

熱い熱いぜ!文字通り{netabare}おまえの息子が{/netabare}燃えているぜ!!

あの隠し方を考えたヤツと昼間っからバカ騒ぎしたいwwwww{/netabare}

投稿 : 2024/03/23
♥ : 19

米麹米子 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

闇を切り裂く金色の牙 炎の運命は俺が継ぐ!

これは逃亡前に書いてたレビューです。

実写の方はだわささんからおすすめしてもらって
見て面白かったので、アニメ見るのに躊躇いがありました。

でもね…これが予想よりはるかにいいのよ。
キャラデザは意見が別れるかもしれないけれど
ポポロクロイスっぽい雰囲気のある独特の絵柄。
武井さんってわかるかな…シャーマンキングの。
キャラデザが武井さんで私は好みの雰囲気。
全編2Dセルタッチアニメで描かれ、CGも多様。
よく動く。お金かかってr…
演出もいいし、BGMも凄くいい。

話は、王道だけど中世で魔女狩りからの話で始まる。
ただ、下ネタ・エロシーンがあるのでお気をつけあそばせ。

ザルバ…でてくるのかな。

OP
「炎の刻印-DIVINE FLAME-」
作詞 - 奥井雅美 / 作曲 - きただにひろし / 編曲 - 須藤賢一 / 歌 - JAM Project
ED
「CHIASTOLITE」
作詞・歌 - 佐咲紗花 / 作曲 - 橘尭葉 / 編曲 - 橘尭葉、妖精帝國

18話がシャレにならないくらい良かったです。
呆気にとられるぐらい動きがもう凄くて。
戦闘の作画が素晴らしく、話は王道だし
実写よりも私は好みかもしれない。

バハの資金力に圧倒されましたが
これはパチの資金力とも言ってもいいよねw
バハの影に隠れてましたけど
こちらも制作会社はMAPPAです。
バハといい、牙狼といい見てると作画のクオリティ高め。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 28

66.1 3 MAPPAで騎士なアニメランキング3位
牙狼<GARO>-VANISHING LINE-(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (60)
220人が棚に入れました
高度に発展した都市、ラッセルシティ。繁栄を謳歌するその街で、この世界を揺るがす巨大な陰謀が動き始めていた―いち早くその動きを察知した男・ソードは、陰謀を暴くため人知れず闘いに身を投じる。しかし得られた手がかりは「エルドラド」というキーワードだけだった。そんな闘いのさなか、ソードはソフィという少女と出会う。ソフィもまた行方不明になった兄が残したメッセージ、「エルドラド」の意味を探し求めていた。兄を失ったソフィ、そしてソードもまた過去に妹を失っていた。「エルドラド」という言葉に引き寄せられた二人は、互いに見えない絆を感じ、行動を共にするようになる。そして、それぞれの想いが交錯する旅がはじまった―

声優・キャラクター
関智一、釘宮理恵、島﨑信長、小清水亜美、浪川大輔、朴璐美、堀内賢雄

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「約束された未来 終焉のその先へ」

この作品は、『牙狼〈GARO〉-炎の刻印-』『牙狼 -紅蓮ノ月-』に次ぐテレビアニメ第3弾です。
『牙狼〈GARO〉シリーズ』は、アニメだけではなく実写ドラマなど幅広く展開されている作品です。
作品ごとに物語の舞台設定は大幅に異なっていますが、魔戒騎士である黄金騎士が、人々の負の感情につけ込む魔獣・ホラーと戦う勧善懲悪モノである基本設定は一貫しているので、きっとどのシリーズから視聴しても楽しめる作品だと思います。

今回の物語の舞台は、今の時代の大都市・ラッセルシティ…
人の集まる場所は、様々な感情が渦巻くのでホラーとしても格好の餌場です。
物語は、そのラッセルシティで魔戒騎士であるソードが、ソフィという少女を助けるところから始まります。
ごく普通の少女であるソフィ…肉親は兄一人で修道院暮らしの彼女は、気の利く優しい活発な女の子…
そんなソフィの前から突如兄が姿を消してしまったんです。
たった一つ「エルドラド」という言葉を残して…
そしてそのエルドラドは魔戒騎士であるソードが追い求めていた場所でもあったんです。

こうしてソードとソフィは一致団結して…という訳には当然いきません。
一般人をホラーとの闘いに巻き込むなんて有り得ませんから…
でも、ソフィは兄を探すには自分は非力で力不足である事を身の回りで起こる出来事から悟ることになります。
何故ならソフィを待ち受けていたのは想像を絶する苦しみと悲しみ…
大粒の涙をどれだけ流しても、大切な人の名前をどれだけ叫んでも、思いが形になってくれないんです。

絶望の崖っぷちに追いやられ、心のポッキリ折れてしまったソフィ…
でも、ホラーはそんなのどこ吹く風か…次から次へと刺客を送り込んでくるんです。
しかもホラーは生命の尊厳や重みなんて考えてくれない…むしろ蔑ろです。
だからソフィには自分の気持ちを整理する時間すらなかった…
これまで自分を育ててくれた大切な場所なのに…
ソフィは、ソードとそれらの感情を乗り越えたその先に向かうため手を取り合い…物語が動いていきます。

こういう腰を据えた王道のファンタジー作品と、アニメーション制作のMAPPAさんという組み合わせの相性は、文句なしに最高だと思います。
MAPPAさんの作品で真っ先に脳裏に浮かぶのは、やっぱり「神撃のバハムート」です。
あの壮大な物語を高いクオリティで描ききってくれました。

今回の作品も「神撃のバハムート」に通ずる並々ならぬクオリティを感じました。
まず最初に心を奪われたのはオープニングアニメです。
曲とのマッチングもさることながら、登場人物がみんな超格好良いんです。
神撃のバハムートでは、ヒッポ君の引く馬車に颯爽と乗りしっかり前を見据えたニーナ…
本作では腕組みしながら右後方に視線を送る魔戒法師ジーナ…
今回はジーナの雄姿が私にとってのスイッチだったようです。

そしてこの作品を支えるもう一つの大黒柱が起用された声優さんです。
主人公のソード役は関智一さん…フルメタル・パニックの相良宗介と聞けばピンと来る方もいらっしゃるのでは…?

ヒロインのソフィ役は、くぎゅこと釘宮理恵さんです。
今作の演技も鬼懸かっていたことだけは断言できます。
くぎゅ…私にとって耳障りが良くてずっと聞いていたい声質…
なんでこんなにも凄い声優さんなんだろ…

魔戒法師は男女一人ずつが登場しました。
男性であるルーク役を務めたのは島崎信長さん。
女性であるジーナ役は小清水亜美さん。
もう実力も実績も申し分ない人たちで固められた最高の布陣です。
そりゃ心を激しく動かされるのも納得です。
でもこの作品の声優さんはベテランばかりではありません。
若手声優さんの中でも個人的に気になっているとみたん、こと富田美憂さんも幼少時代のルークとして参加しています。
とみたん、と言えば「メイドインアビス」のリコ役…これも続編の情報が待ち遠しい作品の一つです。

ソードの思いは届くのか…
ソフィの願いは叶うのか…
魔戒法師たちは二人を支え切れるのか…
物語は「超」が付くほど王道の勧善懲悪モノですが見どころは満載です。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、JAM Projectさんの「EMG」と、喜多修平さんの「HOWLING SWORD」
エンディングテーマは、奥井雅美さんの「ソフィア」と、米倉千尋さんの「Promise」

2クール24話の物語でした。
シリーズ通してアニメーションを制作してきたMAPPAさんの誇り…
最高の声優布陣が揃えられるのも、この作品が魅力的で面白いからにほかなりません。
最終回の展開から「もしや続編来るの…?」と途中からドキドキしながら視聴しましたが、物語の纏め方もこの作品…そして登場人物ならでは…だったと思います。
ソフィ…自分の夢…憧れを手にできる事を期待しています。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 9

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

王道の変身ヒーロー物

正直、『牙狼〈GARO〉シリーズ』については、最近知った。
という訳で、前作・前々作は未視聴。
前作・前々作はキャラデザがあまり好みではないので、今のところ視聴予定無しの方向です(笑)

本作は、サムネのキャラデザが気に入ったので視聴。
ちょっとレトロでアメリカンな感じが良い。
ジャンル的には、変身ヒーロー物というのが一番ピッタリかな?

アクションシーンはスピード感があり過ぎて目が追い付かない!
不二子ちゃん的なお色気シーンあり。(あまりエロではないという意味です)

ラストが”綺麗な”ハッピーエンドなのも良かった。
ラストは笑えた。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 11
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

単品としてもシリーズとしても違和感なく見られる良作(BSにて再放送中!)

2017年10月~2018年3月放送のTVアニメ。全24話。
特撮の牙狼シリーズは、『牙狼〈GARO〉』(テレビシリーズ第1作目)、『牙狼〈GARO〉 〜RED REQUIEM〜』(初の劇場版)、『牙狼〈GARO〉 〜MAKAISENKI〜』(テレビシリーズ第2作目)を視聴済み。

今作『牙狼-GARO- -VANISHING LINE- 』は2014年から展開されているアニメ牙狼シリーズの第4作目。
他アニメシリーズは未視聴ですのでおいおい…。

放送当時(牙狼シリーズ未視聴だった頃)に途中までは視聴していたのですが視聴環境が合わなくなり、ずっと続きを見たいな~と思っていたのですがなかなか…、今になってようやく最後まで見れました。
最近になってシリーズ構成が吉村清子さんであることに気づき、それも視聴再開の大きな動機となったのですが、期待に違わぬ良い作品でした。楽しかった!


【物語】
一般人ソフィと黄金騎士ソードがダブル主人公だと思うとしっくりくる作品。

序盤はホラー(「陰我」(人の業)が強い人間に取り憑き人を喰らう怪物)から人間を守る魔戒騎士・魔戒法師の物語。
中盤以降はソフィがソード達と絆を深め、終盤は「エルドラド」の謎に迫っていきます。

ホラーが本性を現すのは夜という設定なので、人の営みは自然と昼に描かれることになり、世界の裏と表をストレートに物語に組み込めています。
R15位だとは思いますが、アクションとドラマのバランスが良く、シリアス・コミカル・ハートフルの比率も程良く、キービジュアルや原作の印象などよりは万人向けかなと。
濃いバトルで魅せる回と心理描写メインの回が割とはっきり別れていて、独特のメリハリがあります。どちらも好きという人にオススメ。


【キャラクター】
皆とても良かったし好きでした。
{netabare}
まず、本編開始時点で完成されており、視聴者に不安を抱かせないソードとジーナ。
私は普段アメリカナイズされた主人公にそれほど魅力を感じませんが、ソードは凄く好き。戦闘力・精神力共に強靭で最強の主人公ですが誰に対しても優しく、時に情けない面もあって、見ていて嫌味がありませんでした。
死んだ妹リジーを目の前にしても揺るがず、リジー自身も黄金騎士の血族として「守りし者」の側に居る。ソフィ・マーティンの描写とは意図して対照的に描かれていたと感じます。
ジーナもまた「守りし者」の誇りを常に持ち続けていますし、戦闘のみならず仲間へのバックアップもソフィへのフォローも完璧だったと思います。キャラデザもグラマーで艶っぽくて良いですよね。

そして物語の中で成長するソフィとルーク。
ソフィは魔戒騎士や魔戒法師からすると「守るべき者」ではあるのですが、彼女自身も根源的な部分で人を守ろうとする精神を持っています。これは妹のために努力し、皆が笑顔になれる理想郷を作ろうとした兄のマーティンから受け継いだ資質でもあるでしょう。
ルークは誰かから教わるのではなく、自分自身で「守りし者」の本質を掴んだのが良かったです。父との因縁は自分の心の弱さを克服することで清算、「守りし者」としてソードとソフィをサポートすることを優先し、ナイトとの決着に拘らなかったのが凄く好きでした。最後に魔戒騎士としても戦うようになっているのは、父と母のどちらの道も受け継ぐ決心をしたからなのでしょうね。
{/netabare}


【作画】
全体通して素晴らしかったです。
アクションシーンもですが、仕草や表情が細かくてキャラクターに愛着が湧きました。この世界いつまでも見ていられる(笑)。
キャラクターデザインも長身で骨太なので落ち着きますし、人種の描き分けとかも好き。

CG含めバトルシーンも良く出来ていました。ただ夜に戦闘することが多くて画面が暗いのが勿体ない。バイクアクションのシーンはもう少しカメラワークは固定して欲しいかなあ…画面が揺れすぎて酔いそうでちょっとキツイ。


【音楽】
ジャンルを固定しない独特の劇伴でしたね。良い曲が多く、シーンを邪魔しない使い方も好印象。
第23話の特殊EDはすごく印象に残りました。シリアスなシーンにポップな楽曲が不思議と場違い感無く、次回のアクションへの期待を膨らませてくれるのが良かったです。曲もシーンも演出も好きでした。


【原作から受け継ぐもの】
視聴済みの特撮3作品に限って言えば、今作にも共通するのが「想いの継承」と「力の在り方」かと思います。
{netabare}
魔戒騎士は魔界から鎧を召喚・装着して戦いますが、父から子へと受け継がれる場合が多いようです。魔戒騎士と魔戒法師(あるいは魔戒法師と魔戒法師)の夫婦も多い様子。そのため、牙狼シリーズにおける「想いの継承」は血筋(父や祖父や息子との関係)や師弟関係で描かれることが多くなります。
しかしそればかりでなく、仲間との関係性も重要な要素。
ソフィとルークがそれらを背負ってくれているのが良いですね。

「力の在り方」は完成型主人公のソードが全てを表していました。心・技・体全てを兼ね備えた最強の魔戒騎士。
ソードの強さの理由を理解する上で、個人的にはルークの行動を見るのも良いと思います。それぞれの登場人物の辿る道筋が、言葉で語られない部分を補完し合っているのも素晴らしいと思います。{/netabare}

とある感想サイトで他の方が書かれていた「換骨奪胎」という一言に尽きる名作。
とても良いアニメでした。


【おまけ・視聴済みの牙狼シリーズについて】
{netabare}
牙狼シリーズは、雨宮慶太氏による特撮作品が原作です。
以下は私が視聴済みの牙狼作品。

『牙狼〈GARO〉』(テレビシリーズ第1作目であり、すべての始まり。2005年10月7日~2006年3月31日放送、全25話)
『牙狼〈GARO〉 〜RED REQUIEM〜』(初の劇場版。2010年10月30日公開)
『牙狼〈GARO〉 〜MAKAISENKI〜』(テレビシリーズ第2作目。2011年10月6日~2012年3月29日放送、全24話)


私が特撮牙狼シリーズで魅力に感じた点は以下の3つ。
・エログロがアート的な表現に落とし込まれていること
・派手なCGと手の込んだ殺陣で魅せるアクション
・人の善性を浮かび上がらせるヒューマンドラマ

私はエログロは嫌いな方ですが、作劇上の狙いがあってグロテスクなシーンを作っていることが理解でき、またアーティスティックな映像にもなっているため、生理的な嫌悪感を抱くまでには至らずに視聴できました。
エロティックなシーンも15Rとしてはほどほどで、女性を貶めるような描写もほぼ無いと思います。まあ苦手な人にはお勧めできませんが。
アクションは元々好きで、特に生身での殺陣が多いことに魅力を感じました。鎧の装着そのものが必殺技のような扱いで、特撮版では99.9秒と時間が限られているのも良い。
人間ドラマは言うに及ばず。
ダークな世界観と「陰我」(人の業)の描き方が、王道ストーリーをほど良く味付けしています。(水戸黄門とかを少し思い出すフォーマットなのが好きなんだよなあ…)

また、魔戒騎士や魔戒法師の系譜(血筋)が歴史として物語の縦軸に、「守りし者」と「守るべき者」の現在が物語の横軸になっています。
{/netabare}
(2021.2.14)

投稿 : 2024/03/23
♥ : 12

67.7 4 MAPPAで騎士なアニメランキング4位
劇場版 牙狼〈GARO〉‐DIVINE FLAME‐(アニメ映画)

2016年5月21日
★★★★☆ 3.9 (20)
149人が棚に入れました
ヴァリアンテ国で横行する大規模な「魔女狩り」。しかし処刑となるのは人々を影より救ってきた「守りし者」=魔戒騎士・魔戒法師たちだった…。ひとりの魔戒法師が火刑の中で赤児を産み落とす。赤児は父によって救われたが、母の胸に抱かれることはなかった。その赤児、レオン・ルイスこそ"運命の称号"を継ぐ者だった――。

声優・キャラクター
浪川大輔

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

帰ってきたレオン!帰ってきたアルフォンソ!!帰ってきたヘルマン!!!

雨宮慶太監督の深夜特撮『牙狼<GARO>』を原点に、10年ものあいだ多方面に展開するシリーズのアニメ化第1作目である中世ヨーロッパを彷彿とさせる世界観を舞台にしたダークファンタジー、『牙狼<GARO>-炎の刻印-』の正当な続編となる78分の劇場版


メンドーサとの死闘から4年後
魔戒騎士として立派に成長したレオン、彼の従兄にしてヴァリアンテの王子アルフォンソ
二人は先の戦いで死んだヘルマンの遺児であるロベルトを一人前の魔戒騎士として育てるべく、稽古を手ほどきするなど平和で微笑ましい日々を送っていた
そんなある日、二人は番犬所に呼び出されガルムから「この世で最も美しいホラー【ニグラ・ヴェヌス】」の討伐を依頼される
男は幻惑して吸血し、女は顔を剥がすというそのホラーにガルムも手を焼いていた
さらにメンドーサが作り出した禁断の魔導具、【ツィケルの環】という危険な代物も絡んでる一件だという
渋々依頼を承諾した二人だったが、その矢先にロベルトが何者かにさらわれる事態が起きる
ロベルトを取り戻そうと後を追ったレオンは、ダリオという盲目の騎士に出会った
事情に詳しい素振りのダリオも同行し、さらに魔戒法師エマとも再会
そして一行は、向かった先でガルムが用意したという助っ人にも合流することとなる
ガルムの言う助っ人とは、死んだはずのレオンとロベルトの父、ヘルマンだったのだ・・・


林祐一郎監督、小林靖子脚本をはじめ、テレビシリーズのスタッフが再集結
OPはJAMだしEDは佐咲紗花
さらには『炎の刻印』きっての名キャラクターであるヘルマンが堀内賢雄の声と共に復活
やはり‟アニメの牙狼”はこうでなくては!という気持ちでいっぱいになる作品です


全体的にダークでシリアスな世界観、切なくて哀しいお話なんですがヘルマンがいるだけで一気に愉快になってしまうというかw
それが逆に心地良いとすら思う本当イイキャラしてますよねぇ、ヘルマンは


お話のポイントはレオン、ヘルマン、ダリオ、三人の魔戒騎士のそれぞれ‟守るべきもの”が異なる点
各々のベクトルは違うのに、‟守るべきものを守るのこそが魔戒騎士だ”という点では合致してるのが不思議なところなんですねぇ


そして騎士たるダリオが守る姫、サラとの究極的にプラトニックな愛の物語
『牙狼』というシリーズはどちらかというとアダルティックやエロティックな表現が目立つ作品なのに、ダリオとサラに関してはとても純粋で、だからこそ今回のお話には胸締め付けられる切なさを残します
これは‟レオンとララ”、或いは‟ヘルマンとヒメナ”など『炎の刻印』全体に共通したテーマだったと言えますね
(そして全員悲劇の末路を辿るというのも・・・)
ララそのものが映画の内容には関わらないので、映画単品としての面白さはかなり完成されてる作品だとは思いますが、ララの存在を知っているとこの映画のテーマがより味わい深く感じると思います


林祐一郎が監督、朴性厚が演出、というのだからアクションシークエンスには特に注目したいですね
というか、かなり長尺を割いてアクションだらけの作品になっていると思います
作画も背動もCGもフル活用、特にエマさんが『スパイダーマン』ばりに洞窟を駆け巡る様を背後から映したカットには度肝を抜かされました;
映像面では大満足の満点ですb
アクションに関してはこの1年ぐらいの全てのアニメにおいてトップクラスなのは間違いない
そもそもにこのシリーズってCGの魔戒騎士と作画のホラーが同じカットの中で戦ってるって10年前のアニメでは考え付かないぐらい驚天動地なこと平然とやっててヤバイですよねw


最後に出てくる‟天剣煌身ガロ”は格好イイとかワルイとかってよりもちょっと唐突に出て来すぎw
設定を読む限りツィケルの環が発動してることによって時空が歪んでるので、‟紡がれてきた永遠”=歴代の魔戒騎士達の力を統べたり、やがて未来のロベルトに引き継がれるであろう力を前借したことであーなるってことらしいですが、もう少し本編の中で伏線が欲しかったと思いましたかね


オイラは特撮の方の『牙狼』にはそれほど詳しくは無いのですが、そんなオイラでもこの『アニメ牙狼』はシリーズで独特の立ち位置にいる作品だと思ってます
『牙狼』であって、『牙狼』じゃない、みたいな
逆に『炎の刻印』の面白さを知ってる方なら今回の劇場版、観ない手はありませんよ

投稿 : 2024/03/23
♥ : 5
ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

アクション好きには必見のアニメ映画です!

テレビアニメ「牙狼 炎の刻印」の4年後を舞台とした作品。

あらすじ
{netabare}多くの犠牲を出した戦いから月日が経ち、異母兄弟の弟&母と平和な暮らしをしていたレオンと、王子アルフォンソだったが、ガルムよりとある湖に厄介なホラーが住み着いている。しかも、先の戦いで破壊したはずのツィルケルの輪が何故か破壊されず残っていて、再び発動されようとしているから阻止してくれ、との任務を与えられる。過酷な任務になるからとガルムはサポーターを用意してくれたが、そのサポーターというのは、亡くなったレオンの父ヘルマンだった。旅に出たはずのエマ、そして新キャラのダリオンも加わり、炎の刻印に出てくる騎士総出の戦いが見所。{/netabare}

前作の炎の刻印を視聴していた人が多く無かったからか、平日の昼間の空いている時間に映画を観たからなのか分かりませんが、私が視聴した回、他に観ている人は5人程度と、中々の過疎っぷりでした。

しかし、この作品のアクションシーンはソウハイクオリティ!
ただ前作を観てないから、観に行っていない人がいるなら勿体無いので観に行くべきです。

勿論、観ているに越した事は無いのですが、公式サイトとwikiのキャラ紹介を見れば分かるほどに物語は単純であると感じました。
それこそ、ストーリーは戦いを見せる為の花です。メインはカメラを縦横無尽に動くキャラクター。超近距離からグルンっと回って遠くへ入っていく大胆なカメラワーク。効果音の入れ方も絶妙で速さだけでなく重厚感のある戦いを演出してくれます。高速過ぎてスピードに目が追いつかない所もあり、是非コマ送りで観てみたい作品です!

しかもこの作品、CGと手描き何方のアクションも楽しめる!
鎧をまとう前のキャラクターは手描き、鎧を身につけたキャラはCGで描かれます。
手描きの剣で戦うバトルシーンはよりキレがあり、奇想天外な動きを見せてくれる楽しさがあり、CGのバトルシーンは手描きでは再現の難しそうな速く細かい動きで楽しませてくれます。
CGの鎧の質感は残念ながら、炎の刻印の様なリアル寄りの金属感は表現されていませんが、その分鎧の馬もかなり作り込みがされ、増えた鎧をフルに使って画面の華やかさを演出しています。
{netabare}最後の羽生えた牙狼はパチスロを意識し過ぎているような気がして何だかなあ、と思ってしましましたが、それにしてもあのゴテゴテっぷりは凄いですね。手描きではまず再現出来ないだろうCGの良さが全面に出ていてとても参考になります。{/netabare}

もっと評価されて良い作品だと思いますので、アクションアニメが好きな方、是非観てみて下さい!

投稿 : 2024/03/23
♥ : 9

死屍累 生死郎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

濃厚な78分 劇場で見る価値あり

78分と短い時間で見る前は心配していたが、杞憂で終わりました。
めっちゃ熱かった!

アニメ 炎の刻印最終回から4年後のお話

シナリオは単純明快でテンポもかなりよかったです。
とにかくバトルシーンが多い!ひたすら戦っていたイメージ
戦闘シーンに手抜きはなく動く動く!「劇場版」にふさわしいド派手な戦闘シーンでした!

炎の刻印もそうですが「守りし者」のテーマの一貫性がすごい!
ここまできっちりテーマを一貫して守っている作品は少ない。
シリーズ構成の小林靖子さんの手腕なのだろうか・・・すごい

愛するものを守れなかった敵の魔戒騎士にその人だけを守るために犠牲をいとわない
考えに対し一喝。それじゃあホラーとなにもかわらねえ!
ラストバトルでレオンが「守りし者」の考え方について言及した時に
レオンがものすごく1期から成長したなとしみじみ感じた。俺が言いたいこと
すべていってくれたwその後の演出もすごいよかった!
欲を言えばゴテゴテのガロより英霊進軍がみたかった(´・ω・`)

劇場版でもぶれることはなく「守りし者」を貫き通してました。
終わり方的に今後の展開のアニメも作れそうですが、この2つの作品があげたハードルを
超えていく作品を作るのは大変そうw作っていただければ必ず見ますけどねw

製作スタッフの皆様に 感謝っ・・・!圧倒的感謝っ・・・!(萩原聖人並感

投稿 : 2024/03/23
♥ : 7
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