2019年度のSFおすすめアニメランキング 14

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2019年度のSF成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2019年12月12日の時点で一番の2019年度のSFおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

80.0 1 2019年度のSFアニメランキング1位
彼方のアストラ(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (487)
1509人が棚に入れました
宇宙への往来が当たり前になった近未来で、9名の少年少女たちが惑星キャンプへと旅立つ。宇宙旅行に胸を躍らせながら出発した彼らを待ち受ける、予想外の事態とは……!?

声優・キャラクター
細谷佳正、水瀬いのり、武内駿輔、黒沢ともよ、木野日菜、松田利冴、内山昂輝、早見沙織、島﨑信長
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

SFサバイバルミステリーギャグアニメ

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
なるほど確かに、「全話観た上で、評価を決めよう」という作品ですね。ネタバレなしでは、これ以外は、なんとも(笑)

評価としては、☆4(高評価)に違い、☆3(普通)です。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
五点負けてる九回裏に、満塁ホームランを打ち、そのまま、あと一歩のところで敗戦してしまったようなアニメでしたね。おしい、あと一押しあれば、☆4(高評価)でした。

終盤の畳み掛けるような伏線回収は素晴らしかったです。いろんな小さな要素がちゃんとストーリーに繋がる無駄の少なさ。特に、シャルスがカナタの右腕になるクダリは良かったですね。「王の為」以外に生きる意味を教えられなかった少年に、新たな生きる意味を与える(カナタの右腕として生きる)というのも、絶妙な暗さがあって良かったです。

9話(☆4評価)からの展開、特に、11話のクオリティについては、嫌みなく、素晴らしかったと思います(単体では☆5をつけてます)。

でもじゃあ、それまで費やした、8話分のマイナスを覆すだけの効果があったかと問われれば、流石にそこまでではないのかなと。

スベり続けたギャグ。リアリティのない展開。綺麗すぎる人の心。

例えば1話、みんなで手を繋ぐより、誰か推進材があるやつがワイヤーつけてキャッチしたら? 例えば2話、ドラゴンはどう考えても数トンあるわけだし、保存をちゃんとすれば(真空保存など)、食料問題は一気に解決じゃね? 例えば4話、解毒剤は発症してないと見つけられないなら、ユンファは、なぜ見つけられたの? 例えば9話、クローンなのに男女両性に出来るの? クローンじゃなけりゃ記憶移植できないのか、どうせ記憶移植するなら、自分が良いなという欲求なのか。後者なら、クローン作らなくても良いことになるし、大事な点の説明がない。

と、このような小さな失点(疑問点)を繰り返してきた部分が、どうにも気になりました。

それでも、もし12話で、もう一度世界をひっくり返すような、11話を超えるようなエピソードをぶちこんでこられたら、また違ったけど。まるで、アストラ号のように、波風たてない緩やかな着地(苦笑) 一時間もかけたわりに、物足りない最終話(まあ、爽やかで、後味が良くはあるんですが)。

これ多分、「漫画大賞」という先入観で、勝手にハードル上げまくった私が悪いんですね、ハイ。

本作は、「SF」と「サバイバル」と「ミステリー(デスゲーム)」と「ギャグ」いう、4つの要素を組み合わせたのが最大の見処であっものの、SF以外は中途半端になった印象。

特に、もっとサバイバルの部分がちゃんと面白くして、(序盤から中盤を)エンタメ作品として充分以上に楽しんでいるなかでの、急転直下のSF(終盤)にしていれば、なお良かったかな?

う~ん、勿体ない作品ですね。
{/netabare}



【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
ギャグがさぶいな~。サバイバル系なんだろうけど、「ソウナンですか?」「Dr.STONE」など、ライバルも多いな。

いや、誰か推進材があるやつがワイヤーつけてキャッチしろや。

2話目 ☆2
まあ、作風なのは分かるけど、不真面目だな。せめて、毒かどうか試してから食おうよ。ドラゴン、さっさと食えよと。

この作風で、この世界での整合性がとれてないのは、キツいな。

つか、ドラゴン、どうみても数トン以上はあるし、1日に1キロ食ったとしても、(保存がちゃんとできれば)20日どころじゃなくもつよな。

3話目 ☆2
サバイバルだけでなく、デスゲームの要素もあるんかい。てか、そっちメインか? なぜ、和気藹々できる?

4話目 ☆1
団結が崩れる、、、だったら、情報開示するなや。その方が、尻尾つかめるだろ。偶然、解毒剤をゲットして、皆の役にって、超ご都合主義かい。発症してないと見つけられないなら、ユンファは、なぜ見つけられたの? そこで歌うのは、バカなのか?

なぜ、この作品が、漫画大賞に? 後半、追い上げるのか?

5話目 ☆2
俺なら、あそこで歌われたらキレるけどな(汗) まあ、自分の子供が死んで良いと思うような親なんだろうな。

そもそも、どの惑星にも、水も空気もあるというのがな。

ラブコメも入れてくる。欲張りだな。

6話目 ☆3
綺麗に決まりすぎた感もあるが、良い話かな。ウルガーに銃持たせるところとか。あと、ルカが自分をネタにしてるところは、良いな♪ あと、最後の嘘を見破る流れも、次話が気になる。

7話目 ☆3
なんだ結局良い話か。そこの号泣で茶化すって、どんな演出だよ(苦笑) タイムリープだったの? じゃあ、殺すためではなく、生かすために飛ばしたのか? 違う機体か? まあ、パーツを合体させて直すんだろう。

8話目 ☆3
助けに来たと思ったら、同じく遭難者。まあ、直さんと話終わるしな。つか、使える部品とか、全部積み込もうぜ。ここから、本ネタ? ザックとキトリーのギャグパートは、初めておもろかったw いやいやいや、IDタグごときに命かけるなや。最後の惑星? 同一人物、クローンか。

9話目 ☆4
全員クローン。まあ、なら宇宙にとばした理由も分かるか。思ったより、クソ親だったな。記憶の移植は同一人物じゃなけりゃできない? しかし、クローンなのに、男女両性に出来るの? ここ、ポイントだな。クローンじゃなけりゃ記憶移植できないのか、どうせ記憶移植するなら、自分が良いなという欲求なのか。

あと、性格とかも、遺伝的な特性もあれば、環境的な特性もあるわけで。だから、違わな過ぎないか?

は? だって可愛いだろw

これは、時代が変わってるか? 地球もクローンか?

10話目 ☆3
ここから面白くなりそうだな。違う時間軸の地球? 新しい惑星? 全員の記憶が作られたもの、つまり、「涼宮ハルヒ」+「進撃の巨人」みたいな話か? この作戦、分かりやすくウルガーが味方で、シャルスが犯人だな。。。だよな。

11話目 ☆5
ここで、アリエスの謎、回収。ここの伏線はなかなか良いな。子は親を選べない。環境や教育が人をつくるか、自分が自分をつくるか。右腕として、、、生きる意味の書き換えだな。

12話目 ☆3
綺麗だな~。綺麗すぎるくらい、良くも悪くも。予想以上ではなく、11話を超えられもせず。もうひとつ、世界をひっくり返して欲しかったかな。もし、12話が11話を越えられれば、☆4をつけても良かったけどな。さて、これで世界は、良くなるのか? 箱庭も、悪くはないけどな。
{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 39
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

判別可能なキャラ達と金太郎飴的な惑星群

原作未読

漫画の評判がいいから、が視聴動機。
全12話ただし初回と最終回が1時間枠だったので実質14話分のボリュームです。
序盤はもの珍しい細谷佳正さんのハイテンション演技を堪能することから。SF興味なくともこの一点で “ 買い ” かもしれません。2~3話経過してからはBパートの引きが良く毎話楽しみながらの完走です。

ざっとあらすじ:子供たちだけでどっかの惑星で5日間自活してこよう!スケール大きめの林間学校に意気揚々と出発したらトラブルに巻き込まれて帰ってこられなくなりました的なやつです。

キャストは多め。性格ははっきりとキャラ毎に別れており、キャラ回というよりキャラパートを設けてあまり尺を使わずにさらっと紹介。それでいて不思議と名前は覚えていられました。
{netabare}みんな多かれ少なかれ境遇は一緒だよ、との本作の特徴を活かしこのへんばっさり切りましたね。英断だと思います。{/netabare}


カナタ・ホシジマ(CV細谷佳正):リーダー 十種競技選手 アツい!
アリエス・スプリング(CV水瀬いのり):天然ドジっ子に見えて意外と有能
ザック・ウォーカー(CV武内駿輔):頭脳明晰鉄面皮 キトリーと幼馴染
キトリー・ラファエリ(CV黒沢ともよ):医者の娘 フニシアの姉 基本ガヤ
フニシア・ラファエリ(CV木野日菜):最年少 キトリーの妹 パペットマペット
ルカ・エスポジト(CV松田利冴):政治家の子 僕っ子亜種「オイラっ子」
シャルス・ラクロワ(CV島﨑信長):貴族出身 なんというかムツゴロウさん
ユンファ・ルー(CV(早見沙織):国民的歌手の娘 超内向的隠れ美人
ウルガー・ツヴァイク(CV内山昂輝):教頭の息子 本人はアウトロー志向

ポリーナ・リヴィンスカヤ(CV生天目仁美):ゲスト ポリ姉


途中経過時点ではおおむね今期多かった中間層上位 ( 自分比 ) の作品という見立て。完走は苦にならずそこそこ面白いが一皮むけてないといった「惜しい!」作品の一つ。
ただしそれは物語の全容が明らかになってくるまででした。起承転結の転から加速しきっちりまとめてゴールイン!一気に観るのがいいと思います。

引っ掛かったところ先に述べとくと、全12話のけっこうな部分を占める各惑星描写についてもっとエンタメに振り切って欲しかったな~ということですかね。


※各惑星の簡易説明

{netabare}惑星マクパ:当初目的地
惑星ヴィラヴァース:最初に訪れた惑星。肉食恐竜みたいなのとにょっきーん植物が脅威
惑星シャムーア:脅威のない草食動物。毒胞子まき散らすポールツリーが脅威
惑星アリスペード:リゾート惑星。地震と津波が脅威
惑星イクリス:自転してない過酷な環境。超獰猛な可動性植物が脅威
惑星ガレム:最後の惑星。わりと平和

一覧すると、植物らしきものが脅威だよというパターンが被りヴァリエーションに乏しい。{/netabare}

いきなり遠くの宇宙空間に放り出され、かくかくしかじかで食糧の備蓄量を見据えながら惑星を中継して帰還するという一大作戦決行中の若者たちです。

 未知の惑星にどんなものを持ってくるか?

これがいってみれば想定の範囲内。観てるこちら側の斜め上をいくようなタイプの惑星が登場してたら、

 本当に生還できるのか?

SFサバイブもののドキドキワクワク感はさらに増したことでしょう。
{netabare}そしてサバイバルパートが際立てば際立つほど第9話「全容見えてきました!」回との目線ずらしが奏功してたと思います。サバイバルと見せかけてサスペンスでしたの落差で評価は爆上がりしてたことでしょう。{/netabare}


この引っ掛かり以外は気にならず、中盤までゆるやかに右肩上がりで面白くなっていくストーリーだったと思います。サバイバルという題材と+αの謎{netabare}(「裏切者は誰だ?」){/netabare}を早々に提示してくれたおかげで、なにがなんだかよくわからないまま後半に種明かしみたいな不親切設計でもありませんでした。
起承転結の構成も手堅く、転からの終盤はオチも含めて意外性と納得感のある内容。このへん詳細は本編で!

ジャンプ連載だったわりには、下手に引っ張らず撒いた伏線を回収して短くスッキリと終わらせた構成にも好感を持ちました。良作です。



■物語の構成について ※ネタバレ

{netabare}出来過ぎなくらいハッピーエンドでしたね。それが嫌らしいと感じませんでした。
物語は以下の順で明らかになっていきます。

1.アストラ号メンバーの共通項
2.刺客はこやつ
3.この世界の秘密

序盤から2.は提示されていて視聴者の興味を引っ張る材料になってました。そして2.が明らかになれば当然「どうして?」がでてくるわけで、その説明が1.と思ったわけです。
これで1クールでも充分だったと思いますがおかわりがありました。3.です。期待値の一段上をいってました。{/netabare}


■優しい人たち

これは雑感です。人間の善意を信じようという作者の意図が根底にあったのだと思います。
{netabare}・ユンファのライブ会場に押し入ろうとしたキトリーと警備員とでひと悶着。直後、隣にいたアリエスのとある報告に控えめに拍手を送る警備員さん。さっきまでもめてたのにw
・アリエスの母ちゃんに連絡を取ろうとした時に、だれも疑わなかった。普段ならご都合とか平和ボケみたいに感じたろうにこの時はクルーの絆みたいなのをより強く感じました。不思議なもんだねぇ
・ピンポイントでしか覚えてなさそうなカナタが本を執筆できるわけなかろうもん。きっと隣にいた超絶記憶力の持ち主がサポートしながら書き上げたんだろうね、と妄想。{/netabare}




■(余談)カナタのアストラ

冒頭に戻るわけですがハイテンション細谷佳正さんが個人的にはイチオシです。
アツい!とにかく勢いがあるキャラでした。そして、彼は脳筋一歩手前の絶妙なバランスで好感度を保っていると思しき立ち居振る舞いをします。行動に根拠がある。よって知性も感じる。

モデルは武井壮?と思った人他にいないかしら。

なかやまきんに君でも春日でもないんだよなぁ 
武井壮なんだよなぁ



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視聴時期:2019年7月~9月 リアタイ視聴


2019.09.20 初稿

投稿 : 2019/12/07
♥ : 64
ネタバレ

oneandonly さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

華麗な伏線回収を楽しめるSF作品

世界観:8
ストーリー:8
リアリティ:7
キャラクター:7
情感:7
合計:37

<あらすじ>
宇宙への往来が当たり前になった近未来で、
9名の少年少女たちが惑星キャンプへと旅立つ。
宇宙旅行に胸を躍らせながら出発した彼らを待ち受ける、
予想外の事態とは……!?
(公式サイトより)


惑星マクパでの惑星キャンプのために編成された9人の学生たちが、地表に降り立った後、謎の球体(ワームホール)に吸い込まれ、宇宙空間にワープしてしまいます。たまたま近くに無人の宇宙船があったため助かりましたが、そこは5000光年も離れた宇宙。

{netabare}何とか、水と食糧を補給しながら地球へ帰る方法を考えついた一行ですが、意図的に破壊された通信機、全員の殺処分計画及び宇宙船という限られたスペースに実行犯がいる疑惑の浮上…など{/netabare}ミステリー的な要素も含んでおり、序盤から興味を持って視聴できました。

人間が宇宙服なしに生存できる惑星が都合良くいくつもあるのか、人間が食べられる食材が容易に見つかるのか(判定機が容易に作れるのか)等々に疑問を覚えつつも、宇宙兄弟を思い出させる、これはサバイバル的な訓練だと考えたり、メンバーの思考を挟むことによって臨場感を出しており、許容できるレベルでした。

登場人物にも様々なタイプがいて、メンバーの団結が容易でないところ、{netabare}重力装置の電力供給アクシデントや怨恨殺人未遂事件等を{/netabare}乗り越えつつ連帯感を増す進行も良かったです。キャプテンに憧れるカナタ、若干天然キャラのアリエスを中心にボケ・ツッコミが飛び交うギャグ要素も多く、中には笑えるシーンも。

リアリティ面では、{netabare}毒の胞子を散布するキノコが支配する星で、解毒剤の花を取りに行ったところで、カナタが自分も毒に罹らないと花を見つけられる資格がないと考えて、宇宙服のヘルメットを脱いで胞子を吸い込んで自ら瀕死に陥るシーンは疑問でした。他のキノコの根本にも花が咲いていないかを確認して回るシーンを入れたりしたほうが良いと思います。

また、解毒花を食べても、次の胞子散布ではまた解毒花が必要となるように思われる(現地のチョコボっぽい生物が免疫なく倒れていたこと、解毒花を食べにきた足跡があること)のですが、その仕組みも不明。

ご都合展開を感じましたが、宇宙船が故障した時に、単純に別の動力のある宇宙船に乗り換えるのではなく、故障した宇宙船に必要なパーツが手に入って進行可能となったり、工夫されている印象はありました。序中盤は覇権を取るオーラは感じられませんでしたが、9話からの伏線回収で評価が一変していきます。

クローン生成や記憶移植の技術があれば自身のクローンを器にして長寿を得ようと考える人間が出てくることは、未来で現実化しうるテーマであり、親が有名人や貴族といった登場人物の出目は通常であればリアリティを下げる要素になるものの、彼ら(アリエスを除く)の愛情を受けられない境遇なども含めて本作では合理的に説明されました。

刺客の存在(この仮説自体が間違いである可能性もあるかと思っていましたが)やその目的についても決着。視聴者をシャルスと一緒に騙す演出は面白かったですが、実際には、まだ刺客のことを忘れておらず、犯人捜しを続けていることをシャルスに話すリスクのほうが大きい気もします。

カナタらの母星が地球でないことも面白い進め方(実はタイトルでネタバレしていたという)。これくらいはやってくれると思っていましたが、アストラと判明してから「アストラに還ろう」等と言いすぎで、序盤から言ってるべきだろとツッコミを入れてしまいました。

11話前半では、シャルスがワームホールを使わなかった理由、セイラ姫とアリエスの関係と名前の由来も回収(ここで、最終回は病床のセイラ姫に、王がアリエスの臓器をセイラに移植させようと画策するところ、セイラが断って、自身の人生を生きよとアリエスを送り出すとかあるかな?などと想像していました)。

最終話は初回同様1時間の放映で、実質1話分丸ごと帰還後のストーリーにあてていたのが駆け足にならず良い配分でした。出来すぎたハッピーエンドに抵抗感がなくもなかったのですが。シャルスが王様になって、それにもかかわらずカナタの船に乗るという画作りとか、ポリ姉しか生き証人のないような歴史を真実の歴史として簡単に権力者や民衆が受け入れるだろうかとか、そもそも100年程度であれば、まだ書き残されたものや口伝されたものがあっても良さそうなものとか、平和のためということで全人類が移住をなかったことにはできないだろうとか…。

鮮やかな回収劇だったので、最終話に上記の抵抗感がなければストーリーは9点付けたかったですね。また、そのうち2周目でシャルスの動向は確認したいと思っています(アリエスの近くにいることが多かったと思うのでそんなに変な所はなかったと思うが)。{/netabare}

キャラは最初多いと感じましたが終盤までには個性が見えてきて皆良かったです。声優陣も豪華で安定していました。

キャプテンのカナタの声優は細谷さん。多々のアニメで登場される方で、声は好きなのですが、声質の幅は広くないので、刀語やグリムガルなど、既に同氏主役のアニメを見てきた自分にはちょっとマンネリを感じた序盤でしたが、徐々にカナタとして見られるように馴染んできて、終盤はハイテンションがツボりました。

華麗な伏線回収を楽しめるSF作品。シリアス一辺倒ではなくギャグもあり、未来で課題となりうるテーマを扱った、一般層にも視聴をおすすめできる作品です。

(参考評価:3話3.8→7話3.9→8話4.0→9話4.2→10話4.3→11話4.5→12話4.4)
(視聴2019.10)

投稿 : 2019/12/07
♥ : 36

68.5 2 2019年度のSFアニメランキング2位
revisions リヴィジョンズ(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (248)
883人が棚に入れました
「これは予言よ。あなたたち五人に、いつか大変な危機が訪れるの。そのときみんなを守れるのはあなた」幼いころ誘拐された過去をもつ高校2年生・堂島大介は、幼なじみのガイ、ルウ、マリマリ、慶作とともに、不可思議な現象──「渋谷漂流」に巻き込まれる。渋谷の中心部が跳ばされたのは300年以上先の「未来」。そこで待っていたのは、広大無辺な荒野と森、点在する廃墟……そして、未来人「リヴィジョンズ」と彼らが操る巨大な機械の化け物だった。理由もわからぬまま化け物に蹂躙されていく渋谷を助けようと現れたのは、誘拐事件の大介の恩人と同名で瓜二つの少女・ミロ。彼女は、大介たちだけが操縦できる人形兵器「ストリング・パペット」を提供し、渋谷を守れと促す。誘拐事件の恩人──ミロによる予言「仲間を守る運命」を信じて生きてきた大介は、ついに訪れた危機と手に入れた力に歓喜する。しかし、幼なじみ5人の絆は誘拐事件の影響でバラバラとなっていた。孤立した街。未知の敵。未確定な過去と運命の予言。

声優・キャラクター
内山昂輝、小松未可子、島﨑信長、高橋李依、石見舞菜香、斉藤壮馬、日笠陽子、田村ゆかり、櫻井孝宏、遠藤綾、てらそままさき、飛田展男、寺崎裕香、大塚芳忠
ネタバレ

雀犬 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

堂嶋大介は認められたい

【概要】
 2019年冬。全12話のオリジナルアニメ。3DCGで制作されたSFサバイバルアクション。監督はコードギアスなどで知られる谷口悟朗。

 このアニメの良い所。それは

一、THE ORAL CIGARETTESのOP曲「ワガママで誤魔化さないで」
二、ミロのケツ
三、ルウのケツ

-- 以上 --

 高名な監督が手掛ける作品ということで期待していたんだけどな。まさか「刻越えのデリダ」に匹敵する、時間もの失敗作オリジナルアニメを2クール連続で引くとは思わなかった・・・

【3DCGアニメ】
 revisionsは全編3DCGで制作されている。クオリティは高いと思うのだけど、実は3Dの日本アニメはrevisionsに限らず、逆に海外で人気がない。最近で国外でも好評だった3DCGアニメは「宝石の国」くらいじゃないだろうか。

 どうも海外のアニメファンは日本の伝統的なセルアニメーションの持つテクスチャに魅力を感じているようで、日本以外でも制作されている3DCGのアニメならわざわざ異国の映像作品を観ようとは思わないのかもしれない。+Ultra枠は世界を見据えた作品をラインナップをするという方針だったのだが、前作のINGRESS、そして本作と3DCGアニメはどちらも不評でフジテレビ制作サイドの戦略ミスのように思う。(さすがにまずいと感じたのか次作のキャロル&チューズデイは2Dらしい)

 3DCGは日本のアニメの特色が失われるというやや感傷的な理由だけではなく、最初のモデル作成に手間がかかるため、あまり多くのキャラやセットを用意できないという欠点がある。本作においては渋谷を舞台にしておきながら、実際に画面に映るのは学校、市役所、そして荒野と設定を活かせていないし敵キャラも親玉の3体を除いて量産型で面白味に欠ける。アーヴ側の人間がミロ1人しか登場しないのは3DCGの足枷によるもので、未来人の二大勢力が3人と1人で代表して争うというなんとも寂しいことになっている。設定は壮大なのに小じんまりした映像になってしまったのは残念である。

【SFサバイバル群像劇】
 公式での謳い文句によるとrevisionsはジュブナイル(青春)+パニック(災害)+アンサンブル(群像劇)とのことなのだが、色んな要素を寄せ集めた結果、1クールで処理できず中途半端に終わるというありがちな失敗をしているように感じた。

 {netabare}まずこのアニメは青春群像劇とは言い難い。5人の高校生がメインキャラクターだが視点は随分と偏っており、基本的に主人公の堂嶋大介+他の誰かという組み合わせでしか話は進まない。大介の「ヒーローになりたい」という葛藤が常にお話の中心で、暴走気味の主人公と他のキャラの意見がぶつかる場面が執拗に描かれる。未来の渋谷でどう生き延びるかという状況で、一般人からするとどうでもよい、大介と他の人間との衝突ばっかりやっているのだからうんざりする。視聴者からしてもどうでもいいことだ。

 一見優等生に見える他の4人にも決して欠点がないわけではない。ガイは優秀であるがゆえに人を見下しがち、ガイの双子の妹ルウも同じく優秀だが感情的、マリマリはおっとりした性格だがピンチ場面ではの優柔不断、慶作は典型的な「いい奴」なのだが、彼には悩みがある。慶作はマリマリが好きなのだが、お人良しすぎてマリマリへの恋心を打ち明けないまま大介に譲ろうとしている。マリマリは大介をちょっと意識しているのだ。

 こうしたお話のネタがあるのにも関わらず、全12話を通して5人の関係性はほぼ変化がない。ただ大介が自身のヒーロー願望とどう折り合いをつけて成長するかというだけのお話で、5人のキャラクターの心情が交錯することはあまりなく、大介がルウ兄妹と絆を修復して終わりだ。青春物として単調であまり面白いとは思えなかった。仲直りする場面でMiyuuの歌声が響けば視聴者は感動してくれると思ってないだろうか。挿入歌で誤魔化さないで!

 災害(サバイバル)としてはさらに厳しい。revisionsは未来人の思惑によって渋谷を街ごと未来に転送される、という設定である。渋谷の街の外は見渡す限りの荒野が広がっており、化け物に成り果てた未来人revisions(リビジョンズ)が襲い掛かってくる。ライフラインを絶たれた現代人がいかにして生き延びるのか、という問題は当然力を入れて描写すべき事柄だ。

 ところが、このアニメは人々の生活が全くと言っていいほど描かれないのである。食料も水もどうやって調達しているのか不明。電気は都合よくリビジョンズと敵対関係にある未来人アーヴがモビルスーツ用の電源を供給してくれる。災害時の生活の描写がなければ臨場感に欠けるし、だいいち面白くない。せっかくの面白くなりそうな設定をなぜ活かそうとしないのだろう。しかし次第に人々が不安でイライラしていく様子だけはちゃんと描かれる。何だこの本末転倒な感じは。第6話でムラついた保健室の先生がいきなり主人公を性的に誘惑してくるが、結局何のフラグでもなかった。大人の色気で誤魔化さないで!

 さらに言うとSFとしても褒められたものではない。最初のうちは量子脳という概念を持ち出して渋谷の街を未来に転送した状況を何とか筋道を立てて説明しようとしていたが、最終的にラスボスは時間の概念を超越した存在になり、完全にロジックを放棄してしまう。第一話のミロが5人それぞれに告げた予言も伏線として回収されず、一体あれは何だったの?感が果てしない。ラストバトルはどこで戦っているのかもよく分からない。そして謎の友情パワーで打開。何だ、このジャンプの打ち切り漫画みたいな終わり方は。デウス・エクス・マキナで誤魔化さないで!
{/netabare}

【主人公】
 さて、ここからが本題。本作一番の問題点、それは皆から「うざいうざい」と叩かれる主人公、堂嶋大介のキャラクターである。

{netabare}
 幼い頃、主人公の大介は誘拐事件に合い、不思議な女性・ミロによって助けられる。ミロは大介に「あなたたち5人にいつか大変な危機が訪れる。忘れないで。あなたがみんなを守るのよ」と予言を残して去る。

 その日の出来事が忘れられない大介は俺が皆を守らなければならないという強迫観念に囚われ、問題児になってしまう。独善的な正義感を振りかざし、街のチンピラに絡んで相手に怪我をさせても悪びれる様子はない。仲間からありがた迷惑だと批難されても「だってあの時ミロはみんなを守れって言ったじゃないか!」と逆ギレする。冒頭から印象最悪のキャラだ。

 さて第1話の終盤に話が大きく動く。未来人の力で渋谷転送が起こり、非常事態になると大介は「やっぱり俺が正しかったんだ!」と犠牲者が出ている状況にも関わらずニヤニヤしている。そして未来からやってきたミロからパワードスーツ「ストリングパペット」を受け取ると彼は憧れのヒーローになれたと狂喜乱舞する。しかしパペットはもう2体あり、他の4人も操縦できることが分かると大介は手柄を横取りされてしまうとばかりに露骨に嫌な顔をする。その後も人命よりも自身の功名心を優先する態度を取り、あらゆる人達の反感を買う。

 はっきりいってここまで悪く描かれる主人公は珍しい。だが、周囲の人間が彼を白眼視していることも強調されるため、「大介のヒーロー願望はやがて挫折し、そこから成長して真のヒーローになるお話だろう」とは容易に想像がつく。一応視聴者への目配せはできているのである。が、だからといって温かい目で彼の成長を見守ることができることができるかというと疑問だ。

 不人気主人公・大介クンは、要するにひたすら

 認められたい認められたい認められたい認められたい
 認められたい認められたい認められたい認められたい
 認められたい認められたい認められたい認められたい
 認められたい認められたい認められたい認められたい

と言っている。これは最近よく聞く「承認欲求」というやつである。承認欲求は誰しもが持つ欲望で、例えばレビューにサンキューを押す行為はレビュー自体の評価をするというよりはむしろサンキューを送り合うことで参加者の承認欲求を満たし、SNSを活性化させる意味合いが強い。ご存知の通り他のSNSにも同様のイイネ!機能はだいたい用意されており、このイイネ!(=他者からの承認)を集めることは現代人の関心事になっている。

 ならば彼の「認められたい」という思いはある程度共感できるのではないか?と思うが残念ながらそうは感じなかった。本作の設定はそもそもがおかしいんだよな。堂嶋大介はヒーローになろうとして問題行動を度々起こし、皆の評価を大きく下げている。これは逆で、メサイア・コンプレックスというのは他の何らかの要因で周囲の評価が低くて、すでに固まってしまった自分の評価を一気に挽回しようという思いに駆られ、自分がヒーロー的な活躍をすることに執着するんだよ。要するに一発逆転を狙っているのである。

 大介のようにわざわざ自分で状況を悪くしているだけの人間には違和感しか感じない。大介は無理にヒーローになろうとしなけば何も問題もない高校生だ。大介の設定を再確認すると、虐められているわけでもなく、友達もいるし、貧乏でもなく、隠れ巨乳の幼なじみが好意を抱いているという状況にある。彼がヒーローになりたいと意固地になる理由は何なのか全く伝わらない。(両親がいないのかと思ったらみんなを守りたいからと勝手に親元を離れたらしい。アホか。)

 あのさ、人はみんなコンプレックスを抱えて生きているんだよ。ブサイクだとかデブだとかワキガだとか頭が悪いとかハゲだとか皮膚炎だとか貧乳だとか性にまつわるエトセトラとか。それなのに特にコンプレックスもなく生きている人間が、勝手なヒーロー願望に駆られ、承認欲求を求めて自滅するアニメを観て共感できるわけがない。うざい・うざくない以前に人間として理解できないし、僕ははっきりいってこんな主人公に興味がない。
{/netabare}

 インタビュー記事(※)で谷口監督は「共感できる主人公である必要はない。」と発言していたが、本当にそうなのだろうか。もしかして制作スタッフは承認欲求が悪だと勘違いしてはいないだろうか。「もっと褒めてほしい」「評価されたい」という思いは人の誰しもが持つ基本的な感情であり、モチベーションの源として必要なものだ。問題なのは承認欲求が一向に満たされない状況にあるのであって、そこに説得力がなければいくらドラマチックな展開を先に用意しても心に響かない。大介のヒーローになりたいと渇望する気持ちにもっと共感できればこのアニメの評価は全く違ったような気がする。


※https://jp.ign.com/revisions-anime/31881/interview/revisions-cg

投稿 : 2019/12/07
♥ : 33
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ワガママで誤魔化さないで

1話感想{netabare}
自分も結構気軽に「なろう系」って言葉使っちゃってるけど、最近はそれの主流も変わってきてるみたいで、さえないクズ主人公がイケメンクラスメートと異世界行って、そこでは主人公が大活躍して、今まで自分を馬鹿にしてたクラスメートをいびり倒すってのが流行ってるらしい。
まぁ、のび太がジャイアンやスネ夫を滅多刺しにして出木杉クンから神のように信奉され靴なめさせてしずかちゃんを犯すのが流行ってるらしい(犯すと「さすが、さすが」と賞賛される)。
そういう系の作品がアニメ化され出したらキツいなぁと思ってたのだけど…あ、先手打ってきた?
この作品、主人公は暫くの間「のび太が調子に乗ってる段階」を続けるんじゃないかな?
途中で挫折なり「これじゃアカンわ」と立ち止まる展開になる…と思うのだけど、そうではなくずっと調子乗りっ放しで行ったら笑える。
1話じゃまだ分からないですけどね、なろうに阿(おもね)るかカウンター決めるか、今後の展開が気になります。
自分はカウンター決めると思うんだけどなぁ。
ただ、こういう作りは“鉄のラインバレル”がそうだったけど、当時ですら「主人公が調子に乗ってる(後でしっぺ返し食らうのがバレバレなのに)」段階で「主人公気に入らない」として見るの辞めた人が続出だったような…。
主人公は子供の頃、あんな状況でそんなこと言われたら「神から啓示を受けたレベル」で陶酔しちゃってもおかしくないかなぁ~とは思うのだが…それでもダメな人はダメなんかな。{/netabare}

3話までの感想{netabare}
やっべニヤニヤが止まらないw
ニヤニヤの根拠は「コイツ鼻っ柱折られるんだろうなぁ」を感じるから…とはいえ本当にそんな展開になってくれるかどうかは未来予知能力の無い私には確証が無い。
と思ったら、これって先にネトフリで全話配信されたやつなのか。
なるべくネタバレは見ないように警戒してるけど、どうやらそこら辺は安心して良いっぽい。
但し吠え面かくハメになるのはずっと先らしい…のだけど、片鱗は早くも3話で見せ始めてるかな?

自分語りしてもしょうがないのだけど別にカッコつける気もないので言っちゃうと、主人公の言動に身に覚えが無いワケではない。
クラスで出し物するってのに練習でクラスの連中はヤル気が無く「コイツらつかえねー」と下に見てたんだけど、いざ本番になったら皆しっかり演技して、練習の時必死こいてた自分を振り返って「あれ、オレなに思い上がってたんだ?」と自己嫌悪したこと、あるあるw
他にはにわか知識をひけらかしてたら、その相手が実はその道の専門家で釈迦に説法してたと後から知って顔から火が出る思いになったり、あるあるww
大抵の人はそういう経験(下だと思ってた人間が自分よりよっぽど上等だと思い知らされる経験)って多かれ少なかれあると思うのだけど、「オレも若かったなぁ」と笑って話せるくらいでないとトラウマ抉ってキツい、のか?
自分はアレだなぁ、逆にそういうのがクセになってそういう作品を好む傾向にあるのかも知れない。{/netabare}

6話までの感想{netabare}
ああもう主人公が可愛くてキスしたいレベル、性的な意味じゃなくて孫を可愛がるお爺ちゃん的視線でね。
5話、電力はカドだし敵がまさかの…ベタすぎて「まさかそんなありきたりな展開はないだろー」と思ってたハダカデバネズミ展開。
もう何万回使い古されたネタだ?
ちょっと前にやってた“グリッドマン”でも「まさかそんなことはないだろーハハハ」と流されたネタで、ここまで直球なのはむしろ「もうひと捻りなにかありそう」とさえ思える。
なにより6話。
まぁ、こうなるわな。
ってか…う~ん、ここぞとばかりにこの作品を警棒にして他作品を殴るようなマネするのもアレですが、さっき例で出した“グリッドマン”もその意思を感じたのだけど、生温い異世界転生モノに「こりゃちょっとアレじゃね?」と思ってるクリエイターはそれなりに居るんじゃないかな。
元居る世界に帰ろうとも思わない、現地の人はあくまで自分を賞賛するための道具としか思ってない、自分と同じ立場の人間がもし居たとしても自分より劣ってることを望んでる、等々のソレ系。
クリエイターがそういうのを不快に思ってるかどうかまでは知りませんが、最近そういうのが流行ってるのであるならそのカウンター作品を作りたくなるのはある意味健全とも。
まぁ自分は不快でしょうがなかったんですけどね、ここまで直截に「言ってやりたかったこと」を出してくるとはなぁ…ゲシュペンストのメッセージね。
ってかちっと書き出してみたんだけど、ここまで辛辣に書けるのは5chでもそう居ないんじゃない?さすがプロだなーと感心するレベル。
そこまで言っちゃって大丈夫?とさえ思えるんだけど、だ、大丈夫だよね?
しっかしまぁ…これでゲシュペンストの言ってたことは大間違い・ただの精神攻撃だったで終わったらちょっと寂しいかな。
逆に主人公開き直って「ああそうだとも、オレはこの世界で一番偉いんだ、喝采せよ」とか言って終わったら皮肉利きすぎてて笑い死ぬかも知れん。

一方でユミコ先生がコワイ。
極限状態に追い込まれてヘンな宗教に目覚めちゃったみたいな…自分の本性に向き合ってるのか目を逸らしたがってる(正当化したがってる)のか、どっちなんだろうなぁ。{/netabare}

8話までの感想{netabare}
キターーー、遂に鼻っ柱折られる展開に。
散々オレが守るオレが守る言ってたのに守ることができずに意気消沈、ヒャッホウ。
ところで──
あんま言わないようにしてたんだけど、すっごく富野臭くない?
反省房入りしたり、「ボクが一番ガンダムを上手く使えるんだ」みたいなこと言わせたり、目の前で母親殺されたり。
おかげで8話でケイサクの母が殺された時はキターーーと思ってしまったし、その後の激怒パンチではカミューラランバンの仇!と言って欲しいと思ってしまったり(実際のカミューラランバンでは感情露わにしてないけど)。
一方ワザとケイサクを煽ってチハルを始末しようとしたニコラスの謀反だと思うのだけど、この展開はどっちかっつーと戦隊ヒーローモノの方が近い?
折角待ち望んだヒトの体を手に入れた瞬間死亡って…RPGの復活した瞬間勇者に倒される大魔王かな?
実際あそこで死んでくれなかったら人工量子脳によって渋谷が固定されてたんだろうし、復活させてはいけない大魔王的ポジよね。
更にケイサクが消えて腕だけ落ちるところは「アブドゥルー!」と叫びそうになった。
…うん、ご免なさい、既存作品ばかり挙げちゃって非常にヲタ臭くてキモいと思われてそう。
だけど作ってる側はそういうの狙ってるんじゃないかなー?
意図的に「どこかで見たアレ」をブッ込んでるような気配を感じる、ハダカデバネズミもそうだし。
なんかの作品で似たような意図を感じる作品があったんだけど思い出せない、あっちはそれが鼻についたのにこっちはそれがむしろ楽しい。
これの違いは何だろ?と考えると、明らかに知っててワザとやってるのと、知らずに似通ってしまったことの違い…なのかなぁ?
単に自分が富野好きだからか?
よくよく考えるとこれがダメそうな方はイデオンもダメそうだし。{/netabare}

最終回まで見ての感想{netabare}
ネタバレは見ないようにしてはいたのだけどちょろっと見てしまい、そこでは「主人公はダイスケではなくケーサク」みたいなことが書かれてて、「え、そんなこと可能なん?」と、どんな展開ならそうなるのか想像できずに居たのですが──。
ナルホドそういうことか。
あはは、確かにこりゃあ主人公はケーサクだw
こういう話好きですよ、運命の星の元に生まれたワケでもない「馬の骨(ダイスケ)」が世界を救うって話。
ゲームwizardryではワザとボーナス値の低いキャラを育成したもんです。

最初に最終回の感想書いちゃったけど、10・11話くらいでは非常に勿体無いという感情に襲われました。
ダイスケが鼻っ柱折られてやっとマトモになった後の描写や、黒岩が死んで指揮系統が混乱とか、渋谷住民の不安が不満に変わって治安悪くなるとか、単純にサバイバル要素とか、もっとやってくれよ!と。
くそう、2クールあったらそこら辺ねっとりじっくりどんよりやってくれたのかなぁと思うとホント勿体無い。
この感情って前にも経験したことあるなぁと思ったら…ああ、“ID-0”だ。
監督同じじゃーん!
“コードギアス”が有名だけど、1クール作品を作る場合こういったのが持ち味なのか?
「あれ?そのネタ掘り下げればスゲー面白そうなのに流しちゃうの?」って感じの。
ぐぬぬ、なんか悔しいなぁ、この監督には2クール以上の仕事回して欲しいなぁ。

タイムトラベルの話って同期放送で自分が見てる分だけでも“えんどろ~”“デートアライブ3”でも扱ってて「ホント好きねぇ」とちょっと飽きてるキライがあるかも?
それに結局は誰が記憶保持能力者(リーディングシュタイナー持ちって言った方が通じやすそう)かでどうとでもなっちゃうというか。
物語の核になる部分なのに余り興味は沸かなかった。
最後のホウチュウの叫びは「お前ガノンかよ?」って感じだったし、ムキューの本体は“ファンタスティックプラネット”だし、最終回のCパートはもうホラー作品の定番。
わざと既視感を刺激するような作りを狙ったんじゃないか?と思ってるのだけど見当違いかなぁ?
よく言われてるダイスケの性格だけど、やっぱり自分は気にならない。
後で更正されるのは明白だし、周囲のキャラもちゃんとウザがってたし。
それよりも「どう見ても難アリの性格なのに誰も(作者含め)おかしいと気付いてなさそう」って作りの方が個人的には苦手。

同監督が1つ前に手掛けた“ID-0”と比較すると、あっちでは意図的に民衆を画面に映さないようにしてましたが、こっちでは普通に映してましたね。
個人的にはこっちのが良いかなぁ、もっと掘り下げてくれたら更に良かったんだけど…。


総評
2クール以上やってくれぇ!{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 19
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

僕と君との我慢比べ

オリジナルアニメ


とりあえず初回を観て、馴染みの渋谷だし、思ったよりCGのカクカク感も薄いし、ロボットは置いといて巻き込まれパニックものとして引き込みも良かったので視聴を決めてます。
後から、監督さんが『コードギアス』作られた方と知った感じ。あらすじは省略。
とにかく主人公がウザいで有名な本作。どんだけウザいか覗いてみよう!と野次馬根性丸出しのきっかけでよろしいかと思います。そして、できるだけ心に余裕のある時期に視聴することを推奨します。


主人公についてはなんかもう書くのも嫌(笑)
そこで、

1.主人公がどうしようもなく魅力のない場合の身の処し方

私の場合こうである。

 A こんな奴でも受け入れるキャパの広い俺氏!をきどるために観る
 B さようなら

このAとBの境界に明確な基準を設けられたら良いのに、たいていは気分だったりします。それと心の余裕。踏ん張りの一つ指標になるのは、主人公のマイナスを他のキャラのプラスで補うことです。
{netabare}しかしながらまりまりがダメでした。1話で同級生殺されてるのに、第6話で「化け物が元人間だから戦えない」と号泣。いやいや手を打たなきゃこちらがやられますから(゜o゜)
そしてそんなどうでもよい理由で揺れるゆかいな仲間たち。どうせギリギリになって覚悟決めるんでしょ?だったら手遅れになる前にやりなさいよ、と。{/netabare}
そんなわけで他のキャラもダメでした。

{netabare}ところが・・・ “ヒーロー気取りのバカw” 落書きの内容が視聴者の声を代弁します。{/netabare}

ここまでのキャラ設定にした意図を勘ぐりたくなってきます。ちょっと様子見しよっかな。マイナス×マイナスがプラスに転じるところを期待しました。


2.見せてもらおうか!この者らの末路を・・・

なんか良いお話で終幕しました。むしろクールアニメ平均点よりちょい上くらいの面白さです。
堂島大介くんとゆかいな仲間たちについても、「これを機会に立派な人生を送ってほしい」とエールを送りたい気分。我ながら見事な掌返しです。
終わりよければなんとやら…という作品に見えますので、「いつこの子が鼻っ柱を折られるんだろう?わくわく」くらい余裕をもって臨まれるとよろしいかと思います。

{netabare}転機は第8話。{/netabare}大介くんへの我慢の臨界点に達する頃合いで転機が訪れます。その後、やられた→反省した→改心した、のありきたりな展開とも少し違っていたのが好感でした。
最初から許容できる方はともかく、

 “主人公のウザさとの我慢比べ”

という新しい価値観を提示してくれる作品ではないでしょうか。
内容ほとんど触れずにごめんなさい。それなりに考察しがいのあるストーリーだよというのだけ触れときます。
自分にとってはキャラアニメでした。退屈ということはなくしばらく心がざわつき続けますので興味本位で手に取って良い佳作だと思います。



※レビューは以上でおしまい。以下長めの余談。

3.あっち系の人への挽歌

谷口悟朗氏の『コードギアス』はあにこれでの評価も高い作品で、とくに違和感なく楽しみました。
一方で、作品設定その他政治臭が強いとの声もあり、右だ左だの意見も散見する作品だったみたいです。そんな付帯情報が頭の隅にあってとうに忘れてたのですが、その記憶を呼び覚ますナイスな人物がおりました。そうなると、あれもこれもと繋がってきて、本作を鑑賞する裏の楽しみにもなってたのでご紹介します。

{netabare}その方は渋谷区長:牟田誠一郎

彼と渋谷警察署長黒岩との対比も興味深いものでした。{/netabare}


※政治色強めのネタなのでつまんないですよ。開陳ご注意!
{netabare}やめるなら今のうちですよ。いいですね?忠告しましたからね?{/netabare}


{netabare}リアルでの渋谷区長もポリコレ傾倒していて、条例で憲法違反の同性婚認めちゃうような方です。あれ知り合いのホモ・レズ・バイも軒並み迷惑がってるからね。頼むから掘っ・・・いや放っといてくれというものらしい。
そしてアニメの渋谷区長牟田誠一郎は小者感が際立つキャラで、さっそく第2話から腐臭をさらしてくれてました。言行録で辿ります。

■「君。本部って付けてよ。」「みなさん。我々災害対策本部はここに渋谷臨時政府の樹立を宣言します!」

小者であるが故に肩書にこだわる。そして権力志向が強い。いつぞやか箔をつけさせる目的で大臣の交代サイクルが異様に速かった3年間が日本にもありました。代議士なら大臣目指すことは悪いと思いませんがGOサイン出す内閣が全く制御できてませんでした。某党の元大臣・元副大臣の多さはもはやギャグのレベルです。
「書いたらもうその社は終わりだから」と踏ん反り返った大臣もいました。これ自〇党の政治家だったら社会的抹殺だけでは済まされなかったことでしょう。“偉ぶりたい”が根っこにある者に権力を渡すとろくなことがありません。


■黒岩「問題は覚悟無き主義者共。人権とか戦争反対とか愛とかそんなものは平和時の祭りに過ぎない。そいつらを黙らせ内部の守りを固めたいですね」
牟田「あ…私リベラルでして…」

あ、自己紹介してくれました。この瞬間、牟田に対しての“実は老獪な人物かも?”のセンが完全に消えます。
天賦人権説は夢想論。枠組み(国家)なきゃ無理でしょう。シリアとかどこぞの半島で同じこと言ってください。黒岩のこのセリフは正しい。
そして゛リベラル”という単語。゛左翼”がネガティブ語になってリベラルと呼び変えるようになって久しい現在。逆側も右翼と言われるのを嫌って保守と言ってます。お互い「パヨク」「ネトウヨ」と罵り合ってる状態です。まあ一般人にはどうでもよいことですね。
最近はリベラルを自称するにも息苦しくなって、立件…いや立憲〇〇党の党首が我こそは保守だと言い出す始末。いやあんたら社〇党からの流れでしょうに。左翼受難の時代です。


■「これは極めて高度な政治判断というものですよ」

と言いつつ何も考えてないですね。これは左右問わずかな?
同義語に「もっと話し合いをもって」があります。何を?がなければ問題外です。


■「これにより全渋谷被災者が元の時代、2017年へ帰還するための交渉のテーブルに着けることになったのです!」

判断材料が乏しい時に敵性勢力から与えられたエサに飛びつくのでは交渉にならない。材料が無いなら無いで出来得る限りの仮説を立てる必要があるものの牟田にはその形跡が皆無。せめて自陣の現有戦力なら把握可能でしょうに。人を使う立場にいてはダメな人物というかもうこれは知性の問題と言ってよろしいかと。


■「ま…待ってください!必ず来ますから!約束通りリストにあった人だけは元の時代に戻してくれるんでしょうね!?私は戻れるんですよね!?」

結局これ。
・根拠なく自分だけは大丈夫、と思ってる。保身第一。
・交渉できない相手との交渉にこだわる{/netabare}


モデルとかはいるんでしょうか?お遍路行ってたあの人かな!?
露骨にあっち系(のとりわけ政治家)をこき下ろしてるため、スラップ訴訟が大好きなあっち系の人から「差別を助長するな」と訴えられないか心配です。
こうやって主人公のウザさの影で、裏の楽しみを堪能してたので飽きることはありませんでした。


{netabare}「いつか来るその時のためだけに過ごしてきた」と猛省するのは牟田ではなく大介です。{/netabare}

{netabare}その時が来て浮かれる気持ちはわからなくもありませんが、高揚感だけで具体的なことは考えてない。彼は手段と目的を取り違えていたのです。ただしその過ちに大介は気づいて行動を変えました。
手段の目的化について現実世界では、ノーアイディアなのに「一度私達に犯らせてください」で「政権後退」してしまった事例がまだ生々しい。
これ以上多くは言いませんが、有権者は学習したのに当人たちがね、1ミリも変わってませんね。長くなったのでこの辺で止めときます。{/netabare}


こうなるとリアルの彼らは大介未満という結論に落ち着きます。そりゃ票は取れません。
事実は『revisions』より奇なり。そんな変態的な捉え方をして遊んでました。繰り返しになりますが、キャラクター以外で特筆すべきものはない作品。


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2019.09.01追記
≪配点を修正≫ -0.1

視聴時期:2019年1月~2019年3月地上波放送

もともと地上波に先駆けてNetflixで先行配信してたものらしいです。

ついでにオマケで言っとくと、民〇党系列ど左翼の知人がリアルで県議会議員やってます。話の通じるあっち系の方は大歓迎ですよ。


2019.03.29 初稿
2019.09.01 追記/配点修正

投稿 : 2019/12/07
♥ : 44

64.0 3 2019年度のSFアニメランキング3位
この世の果てで恋を唄う少女YU-NO(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (165)
677人が棚に入れました
主人公である有馬たくやは幼少期に母を亡くし、歴史学者である父も二ヶ月前に事故で亡くしてしまった。すべてにおいて活力を失ってしまった高校生活最後の夏休み。ある日、用途不明の丸い鏡とガラス玉のはまった妙な物体が入った小包が届けられる。同梱されていた手紙には父親が生きていると思わせる内容が…?!「今夜10時に、この物体を持って剣ノ岬(三角山)へ行け」指示に従いその場へ向かうと、謎の女性が倒れていた。そこには学園長と謎の転校生の姿も。瞬間、地響きとともに光に包まれる…。並列世界を駆け巡る旅が、今、始まる!

声優・キャラクター
林勇、小澤亜李、内田真礼、大西沙織、釘宮理恵、小林ゆう、前田玲奈、名塚佳織、楠大典、藤原祐規、江口拓也
ネタバレ

ももも さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

原作ファンとして書く、YU-NOの手引き

各話感想は、原作ファンとしてのがっかり目な感想なので、楽しんでいる方は読まないほうがいいかもです。
netabare内には、原作ゲームのネタバレを含みます。

■背景
他の方々も書かれていますが、本作はNECのパソコン「PC98シリーズ」向けに作られた同名の18禁ゲームが原作です。
発売は1996年で、年がバレますがリアルタイムで発売直後に遊んでいました。

当時の18禁ゲームはもちろん「エロいゲーム」なわけですが、「エロシーンさえ入ってれば何でもok」というノリがあったのか、今で言うインディーズゲームのように自由なアイデアを凝らした「ゲームとして面白い荒削りなゲーム」も数多くあり、本作はその極北と言えるのではないかと思います。(エロシーンはむしろものすごくあっさりで、当時ちょっとがっかりしましたw)

プランナーとシナリオを兼任した菅野(剣野)ひろゆき氏は前作「EVE burst error」でゲームデザイナーとしての名を確固たるものとし、ヘッドハンティングにより大手メーカーエルフに移籍して最初(最後)に制作したゲームが本作になります。

本作に関して私は「原作からどこがどう変わったか」のような見方しか出来ないであろうと思われるため、開き直って紹介文を書きますw

■原作ゲーム
YU-NOはマルチシナリオ(厳密には違いますが)のアドベンチャーゲームですが、特徴として「あるシナリオで手に入れたアイテムを別シナリオに持ち込める」「シナリオとその分岐点が、迷路のようなマップ(A.D.M.S)で表現される」「A.D.M.S上では宝玉の数だけ自由にセーブができる」という点があります。

雑誌「ファウスト」のインタビューによると菅野氏は通常まずゲームデザインを考え、それに合うようなシナリオを後から考えるそうです。
YU-NOに関しては、着想はダンジョンRPGである「ウィザードリィ」のマップシステムであるとのこと。

「サウンドノベルの弟切草とダンジョンゲームの迷い方は似ている」「なぜサウンドノベルにはオートマッピング機能が無いのか?(当時は無かった)」というのが出発点だそうで、もうここからかなり独特の着眼点だと思うのですが、それを具体化したのがA.D.M.Sというわけです。

ダンジョンゲームのシステムをアドベンチャーに組み込んだと知ると、ゲームの構造は比較的明らかになります。
すなわち、壁に当たったら元のルートに戻り、アイテムを手に入れ、謎を解き、また戻って先に進むわけです。
YU-NOがマルチシナリオのアドベンチャーゲームであるにも関わらず、アイテムの概念があるのはここから来ています。

ただ単にダンジョンゲームのシステムをアドベンチャーに組み込んだだけでは、あのヒットには繋がらなかったと思います。
YU-NOの素晴らしさ、最大の特徴と言っていいのは「システムと世界観、雰囲気の親和性がこれ以上無くハマっている」ことに尽きると私は思っています。

ダンジョンマップを彷徨うことがメインであるゲームシステムに「並列世界を行き来する」という演出を乗せ、センス・オブ・ワンダー満載の世界観を加え、「{netabare}時間は可逆、歴史は不可逆{/netabare}」を始めとした理論武装で囲みきったことが、この唯一無二のゲームを作り上げたのだと思います。

■アニメについて
上で書いた意味で、YU-NOの楽しさはプレイヤーありきの物です。
謎いっぱいの世界を彷徨うことが楽しいのです。
ですので正直、アニメ化には不安があります。彷徨えないからです。
しかし大昔のOVA「Wizardry」やWizの世界観で書かれた小説「隣り合わせの灰と青春」のように、自由であることを逆手に取ってプレイヤーキャラの背景をオリジナルで作り上げ、ゲームの大目的は押さえつつ物語として成立させた良作もあります。

現時点で一話視聴済みですが、ゲームでは3時間くらいかかるエピローグ部分が30分にまとめられていました。また、三角山の事故の後でたくやと澪が偶然会うシーンなど、私の記憶に無い(多分オリジナル?)シーンも追加されています。
これはまあ、良い改変だと思います。
要は、メインシナリオは当然押さえるとして、プレイヤーが世界を彷徨うワクワク感(ときに焦燥感)をアニメとして演出できれば成功だと思うのです。

18禁ゲームだから?無駄に散りばめられた下品ギャグは原作ゲーム時点では気になりませんでしたがアニメで見ると(聞くと)結構きついかも…。。とりあえず期待はしています。

■各話感想
【1話】 ----------
最も胸糞展開な亜由美さんルートからスタート。
世界を彷徨うワクワク感は…今のところ皆無ですね。。
「無意味に宝玉を使い、別の時空間をぶらついて詰まって戻ってくる」ということが、アニメだとオリジナルのシナリオ作らないと表現できない気がします。神の視点であるプレイヤーがいないからです。
(分岐マップであるA.D.M.Sはゲーム中世界でもたくやは見れる設定で、その意味ではたくやは世界を俯瞰して見ているはずですが)

【2話】 ----------
{netabare}宝玉を使い、たくやがチンピラに何度も挑むシーン。
このシーンは原作には存在しません。タイムリープをアニメ的にわかりやすく説明したんだとは思いますが…。
たくやがアホっぽいのがなぁ。
ゲームではたくやはプレイヤーであり、RPGで言えば世界を救うことが確定している勇者なわけで、アドベンチャーゲームである本作に当てはめると「ちゃらんぽらんだけど真相に迫る異常な洞察力がある」みたいなキャラじゃないとおかしいはずなんですけどね…。個人的なイメージは少なくともそうでした。
また、1話感想に書いたようにたくやは作品世界でADMS(ストーリーの分岐マップ)を確認できます。本作のアニメ監督のインタビューを見ると「運命は本来無限にあるはず」なんて言ってるみたいですが、それは「リフレクターデバイスの持ち主にとって有意な分岐を視認できる」ADMSを全否定してしまっている気がします。
後続作品に例えるのはあれですが、シュタゲで言うところの「世界線」がマップになっており、見えるがゆえに自由に行き来出来るのがADMSといっていいと思います。
ゲームをプレイした人間にとっては、分岐が見えてるはず(同じ結果になるとわかってるはず)なのに同じことを繰り返しているように見えてしまいます。
チンピラ絡みのことを書くとネタバレになるので自重します。{/netabare}

【4話】 ----------
{netabare}亜由美さんと豊富の事後を匂わせるシーンが原作と結構違います。
この改変は結構大きかったかも。。
豊富が亜由美さんのスカートに手を突っ込んでいるところにたくやが乱入するところまでは同じです。
しかし、ゲームでは先に見ることになるストーリーの大事なシーン(アニメでも恐らく後で出てくるはず)が飛ばされています。
そのシーンによってたくやは「豊富が怪しい」ことを認識しており、本来このシーンでは、証拠はないものの「こいつが全て仕組んでいるんだ!」と豊富を追い詰め、殴るシーンになります。
亜由美さんは豊富が殴られたことではなく「たくやくんが証拠も無しに人を疑い、殴った」ことに怒ってビンタします。母親的な怒りなんです。
ゲームだと「押しの強い豊富に戸惑いながら堕ちてしまう亜由美さん」「たくやのことは保護者として常に心配している」という感じですが、アニメだとビンタした後に豊富と笑顔を交わしたりして、かなーりイメージ変わってる気がします…。
最後でリフレクターデバイスを使う(時間を戻る)理由ができたところなので、ここからという感じでしょうか。{/netabare}

【5話】 ----------
いやー見ててきつかった…。
YU-NOがアニメ化される機会なんてもう二度と無いであろうことを考えると、正直これは残念すぎるというか、原作と変えた意味がわからないです。。
{netabare}
オリジナルでは自殺ガチャ的な演出はもちろん無く、亜由美さんはただひたすら手首を切るだけです。
ゲームの流れは「豊富を付けて行き、夜に公園でヤクザと密会しているのを確認」→「その場で豊富のスクープ写真を隠し撮りしている香織と鉢合わせ」という流れで、一連の話の流れの最初からまず変えられています。
自殺を防ぐために亜由美さんを連れ回すなんてこともなく、たくや(プレイヤー)はごく自然に、「豊富が悪巧みをしている証拠集め」と「香織との取引」を目的に時空間を動き回ることになります。
「どうしたらいいんだ!」とアテが全くない状態で同じことを何度も繰り返してしまうなんてことは、ゲームのテキストを読み飛ばしてもしていない限りまずありえないと思います。
お話としても、具体的な目的があって動いていたほうが見やすいと思うんですが。。どうしてああなったんだろう…。{/netabare}

【6話】 ----------
{netabare}話の流れからすると、亜由美さんルートgood endだと思います。
ただしどういう意図なのかわかりませんが、ストーリーがゲームと全く違います。
今回のジオテクに侵入する下りは、ゲームでは香織(神奈)ルートになります。
また、最後の「スピーカーで社内に悪巧みを放送」なんて展開はなく、香織と豊富の共謀からは力技(体当たり…だったかな、、で切り抜けてなんやかんやあって脱出)で逃げます。最後にカオスの矯正で無理やり戻されるとこは一緒です。これが香織ルート。
本来の亜由美さんルートは豊富とヤクザの密会写真を香織と取引して手に入れ、豊富(&亜由美さん)に突きつけることでgood endとなります。
あと大丈夫かこれ?と思う改変が一個。超念石は原作は水に弱い設定なんですが、アニメでは空気に弱いと変えられています。これあるキャラの話が全面的にダメになる改変のような…。どうすんだろ。
まあとにかく、次回はタイトルからして別ルート確定なので楽しみかも。{/netabare}

【7話】 ----------
{netabare}「美月さんが龍造寺を訝っている」「脱ぎ捨てられた服」「龍造寺のところに行く」「怪しい婆さん」設定や行動のパーツだけ原作から持ってきて、脚本レベルではほぼオリジナルな印象。
でも話として違和感なかったせいか、ここまでで一番素直に見れたかもしれない。
後半のオカルトめいた変な風呂敷の広げ方、すごく原作YU-NOっぽかったです。{/netabare}

【8話】 ----------
ちょっとルートがミックスされてるけどほぼ原作通り?
7話辺りからだいぶ「無理やりアニメ化した感」が無くなったような気がする。
{netabare}唯一ちょっと気になったのは、澪と言い合いした後で美月さんがたくやに「大人気なかったわね。ごめんなさい」みたいな感じでこっそり謝るシーンのカット。
「思わずムキになっちゃう」「でもそれを反省して謝る」ってだけですが、キャラクタ描写としてはそこそこ印象深かったので。{/netabare}

【9話】 ----------
またダメになってきた…?
話の筋は概ね原作と同じなんですが、例によって細かい点に変更が入っており、それによってキャラの印象が大きく変わっています。
{netabare}特に結城。原作ではまず一連の騒動直前に「オヤビンは島津さんのことなんとも思ってないんですよね?」とサラリと確認する会話があります。加えて、澪が外国の学校へ転校するかもしれないことを知りません。
原作の結城の主観としては「澪に気がないたくやを悪者にすることで、澪の気持ちを諦めさせる」という感じだと思います。「僕が力になります!」みたいなセリフは原作でも一緒なんですが、原作の方は続けて状況に疲れた澪が「私外国に行くわ」と結城に告げます。
そんな事寝耳に水の結城はうろたえ、「実はあれは(僕が)…」と言いかけるも言えず、最終的にたくやに泣きつきます。
最終的に結城の仕業だと知った時、原作のたくやは殴ることもなく「(好きな女のためにそこまでやる根性があったとは)むしろお前を見直した」と言い、それよりも澪の捜索を最優先として動きます。
アニメとゲーム間の脚本上の差は少しなんですが、結城とたくやの印象はかなり違う気がします。。
全体として、原作の「年不相応に大人びてドライなたくや」ってのがアニメでは感じられない気がします。まあ元がエロゲのせいもあるのかもしれませんが…。
亜由美さんと豊富のシーンもそうなんですが、キャラの性格が変わってしまう(ように見える)脚本変更ってのはどうもモヤっとしてしまいます。。{/netabare}

【10話】 ----------
ゲームでは個人的に一番楽しんだ地下遺跡。
途中の謎が難し(理不尽)すぎて、ここで詰まって先に進めなかったという人がいるほどの難所ですが、謎は全カットされ、脚本もオリジナルだらけで正味10分で終わってしまいました…。
前回から続いて、それはないだろうと思うような改変が多いです。
今までもひどいけど今回もひどい。一番好きだっただけに残念。ちょっと嫌になってきた。最後までは見るけども(´・ω・`)
{netabare}
特にひどいと思った改変ポイント
・洞窟を進む雰囲気が全く違う(原作:命の危険を感じながら澪を探す超シリアス、アニメ:冗談やラッキースケベありのゆるゆる進行)
・洞窟(地下遺跡)のギミックが全カット。穴に落ちたら偶然先に進めてしまうありえない改変
・死んでいた今川教授の手記(遺跡に関する考察)を読む辺りのシチュ改変

ゲームでは洞窟に入って割とすぐにたくやが辺りを観察し、人の手による細工の痕跡を見つけ「自然にできた洞窟ではない」と看破します。
また、結城が冗談めかして喋った「大魔王がどうたら」の話は原作ゲームにはありません。「おやびーん」みたいな気の抜けた呼び方はあれど、かなり緊張して道を進んで行きます。(わわわ、なんか怪しいボタン押しちゃいました…みたいなのはありますが)

ギミックカットは、まあ100歩譲ってわかります。ゲームのためのギミックで話には絡まず、解く楽しみはゲームならではなので。
しかし「穴に落ちたら地下遺跡」は無いだろうと…。
原作では主人公たるたくやがモノローグで洞窟について考えながら理知的に謎に挑み、仕掛けを解き明かした先で今川教授のミイラ(死体)を見つけます。澪に再会するのはそのさらに先です。
また、原作では洞窟内の一番最初のギミックを解くと、解いた人間(たくや)の後ろの扉が閉まり、たくやと結城が分断されます。そして同行者が入り口に戻ろうとするとそれまで無かった穴が空いており、落ちて死にます。アニメのように運良く下に繋がっている穴ではなく100%死ぬトラップです。
また、アニメでは死体がいくつか出てきて結城が「また死体が!」なんて喋ってましたが、ゲームでは行き止まりの玄室(石棺のある部屋)でしか死体は出てきません。
つまり同行者はミイラを見ることはありません。

ミイラに関して、メタな視点で見れば、ギミックを解いて進んだ先に死体があることで更なる緊張感を与えたかったんだと思います。アニメの描写はミイラの大安売りで、そこら辺ぶち壊しです。
また、美月さんとの一連のラッキースケベシーンもありません。
ゲームでは今川教授の手記は、たくやが一人で思慮しながら読むシーンです。

アニメでは棺がチラッと写っただけで玄室の描写がありませんでしたが、ゲームでは玄室内で一人パズルを解き明かすことで棺の蓋が開き、中に隠されていた階段が地下鍾乳洞に繋がっています。
広大な地下鍾乳洞内で探査を続けるうち、澪と再会します(遠くから必死で走って抱きついてくる)。極限状態での再会なんです。

極限状態にありながらも今川教授の手記や光る石(超念石)に興奮する澪ですが、そのまま十数時間が経ち、徐々に絶望と死が頭をよぎった辺りで、キスシーンからのエロシーンになります。
たくやと再開後、熱に浮かされたように自説を述べる澪のシーンが結構好きだったんですが、アニメでは歩きながら会話してて情緒も糞も無かったですね…。
事後にまどろんでいる時、たくやは淡い光りに包まれた人影(幻覚?)をみます。
ゲームではあの幻が誰なのかファンの間でもはっきりしていません。それくらいの描写です。
アニメではなんであんなに超はっきりしてたんでしょうね…。{/netabare}

【11話】 ----------
げんなりするほどしつこい下ネタですが、ゲームでは「関係ない場所をクリックした時」に出てくるフレーバーテキストです。
昔ながらのクリック式アドベンチャーの間持たせとして書かれた膨大な小ネタなわけですが、プレイヤーの感覚としてはメインシナリオを進めている時と、関係ない場所をクリックして小ネタを見ている時は別腹といいますか、別物なんです。
「たしかにそういう台詞はあったけどこんな変な感じだったっけ?」の違和感の理由がやっとわかりました。そもそもアニメオリジナル下ネタが多い気がしますが…(流石に小ネタまでは覚えてない)。
正直フラグ立ての必要がないアニメなら全カットでも良かった気がします。
今週の改変箇条書き。ネタバレ大量にあり。
{netabare}美月さんは拳銃自殺しません。雷に打たれて正気に返ってから死にます。美月さんの死については、アニメで説明があるかわかりませんが、宝玉で移動できる時間には範囲があり(ゲーム用語で「事象のシュバルツシルト半径」)、最初にたくやがリフレクターデバイスを受け取った時点で時既に遅く、美月さんの運命は決まってしまっています。亜由美さんとは違って、ストーリー上どうやっても助けることが出来ません。ゲーム中唯一、死の運命が決まってしまっている人です。
途中で取った剣は古代装置を壊すために使うのではなく、ゲームでは帯電している塔からの避雷針に使います。攻撃したらどうなるかわからんのに剣投げたりしないです。ゲームのたくやは先走る同行者に対して「まて、慎重に…」みたいなことをよく言います。
井戸のシーンでは結城も神奈も助けに来ません。ゲームでは遺跡の出口では出る手段がなく、必ず行き詰まり宝玉セーブすることになります。諦めて別ルートをプレイしている段階でロープを手に入れ、井戸の底に落としてから宝玉で元の時間に戻ると、井戸の底のシーンに変化がありロープが落ちたままになっています。これを使って上に上がると神奈がいるという展開です。このルートの場合結城は必ず穴に落ちて死んでいます。{/netabare}

【12話】 ----------
久々にお話で引っかかる点無く素直に見れた。8話以来?
原作とはだいぶ違う流れですが、お話として成立しているしキャラの印象も変わってないのでいい意味で特筆すべき事無し。
{netabare}結構大きく違うのは一点。龍造寺の屋敷には本来たくやが一人で忍び込みます。
絵里子先生はあとから独自に忍び込み、庭でたくやと偶然鉢合わせます。なので「キャッチボールは好きか?」の下りは全部オリジナルです。
ゲームでは屋敷の進入時に「これで俺も犯罪者になっちまったわけだ…」みたいなことを一人呟くシーンがあったのを覚えてます。12話限定の感想ではないですが、この突き放して自分を見てるようなたくやのキャラ、やっぱりアニメでは変わってる気がする。{/netabare}

【13話】 ----------
全体的に安っぽいなぁ…(´;ω;`)
絵里子先生の昔の話はゲームではセリフだけで、描かれません。故に想像する余地があったわけですが…。描くならちゃんと描こうよ。なんやあのやっつけは(´;ω;`)
{netabare}私の記憶では蔵から出てくる骨は本物の龍造寺のものだったはず。なんか改変されてました。まあもはやそういうレベルの話ではないのだが。
更に言うと骨を見つける経緯も、たくやが蔵に閉じ込められて辺りをつぶさに調べた末だったはず。絵里子先生はその時点ではいなかったはず。なんで骨の埋まってる場所知ってんのよっていう。
・龍造寺の正体
・絵里子先生の正体
・美月さんはどうやっても死ぬ
このルートで抑えるべきところは抑えてるとは思いますが、アニメ化にあたってこねくり回した全てがことごとくひどい(´;ω;`){/netabare}

【17話】 ----------
{netabare}感想書きませんでしたが、オリジナルの海回であった15話。
単に世界観?キャラ解釈?を広げるためだけのものだと思っていましたが、まさか本筋の脚本に絡んで来るとは…。
もう脚本レベルで書くことに意味がないくらいオリジナル展開です。
特に、神奈が異世界のことしゃべるのかよ…というのが一番ビックリしました。ええぇ…という感じです(´・ω・`)
あと原作ゲームでは澪編だけで神奈編には出てこない張り紙。正直原作のこの部分は覚えて無くて、「また張り紙?オリジナルでもこうだっけ?」と思って調べちゃいました。オリジナルでは出てこないです。なんでわざわざチープになるようなやりかたをするのか…理解できません(´・ω・`)

デラ・グラントについて。
大きなストーリーとして、原作では「(亜由美さんを泣かせた)親父を見つけて一発ぶん殴ってやる」為に、有馬広大の言葉に従い、平行世界に散らばる宝玉を集めます。
その過程で「亜由美さん」「澪」「神奈ちゃん」といったヒロインをメインに据えたルートを歩くことになります。
美月さんを除いた全てのヒロインのルートにはグッドエンドがあり、神奈ルートも例外ではありません。異世界編(デラ・グラント)にヒロインの話を引っ張ることはありません。
宝玉を全て集めた結果何が起こるかもその時まで明かされず、集めた時に異世界へのゲートが開いて、プレイヤーからすれば全ヒロインクリアしたのに異世界編!?という驚きのルートが始まるわけです。必然的に全ヒロインをクリアした状態でありつつも、完全に切り離されたエクストラシナリオなんです。

今回の「デラ・グラントだけに存在する石が無いと…」みたいな展開は、明らかに異世界に行く動機が神奈になっています。
大目的として親父を追い、様々なセンス・オブ・ワンダーに遭遇する原作とはもう別物です…。

ちなみに原作の神奈ルートでは、アニメで言うと6話、ゲームだと香織ルートでジオテクに忍び込んだ時に取った超念石を使うことで命が助かるという展開です。
各ルートにでてくるギミックが他のルートの鍵になるのが原作ゲームの特徴なのですが、アニメではそれが完全に無視されてヒロインごとの一本道になっているわけです。{/netabare}

【18話】 ----------
{netabare}17話の感想に書きましたが、原作では親父(有馬広大)から届いた手紙に従って宝玉をすべて集めた結果、予想外の出来事として異世界に飛ばされます。
原作での異世界は見知らぬ世界を生きるサバイバルであり、たくやはときに発狂寸前まで追い詰められながら、セーレスを心の拠り所として行きていきます。

対してアニメ版では何故か夢枕に現れた親父から全てを事前に聞いた上で、神奈の為に異世界に自分から行きます。

現代編からそうなんですが、細かい設定を無意味に変えて意味不明にしたり、ストーリーの根幹を変えてぶち壊した上で上っ面だけなぞったりなど、「原作ファンをイライラさせることが目的なのか?(# ゚Д゚)」と邪推してしまう程、意図が読めないアニメ化になっていると思います。

同じようで別物なのでいちいち書くことも無くなってきたのですが…。
18話で一番大きい改変。セーレスは謎のテレパシーなんか使えません。
オリジナルでは意思疎通は「うなずく」「首を振る」というジェスチャーだけでした。{/netabare}

【19話】 ----------
{netabare}何度も書いていますが、原作では異世界に飛ばされるのはたくやにとって予想外です。
なので異世界編の最初は気が狂う寸前まで行くような過酷なサバイバルとなり、徐々に元の世界に戻ることを諦め、異世界に適合していく様が描かれます。原作では。
その描写があった上で、残された世界でセーレスと二人っきりの時間を過ごし、数年飛んで子供が生まれることになるわけですが、、アニメの展開だと悩む描写も一切無く、神奈を助けに来たはずだよね?という違和感があります…。
あと原作にはないセーレスのテレパシー能力のせいで、セーレスと一緒にいるにも関わらず物思いにふけるような、たくやの孤独感が薄まってます。

原作では神奈を含めたヒロイン達の話は現代編で決着が付いているので、図らずも異世界に来た時点でたくやが思っているのは「元の世界に戻る」「生きる」ことだけです。
アニメではそこが改変されているのでたくやの行動理念が意味不明になっている気がします。
まあ変なのはここに限らず2話辺りからずっとですが…。{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 16
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

この世の果てでほっと毛ね~と叫ぶ少女YU-NO

6話までの感想{netabare}
以前にもOVAでアニメあったよね?
最終巻で妙に露出の高いねーちゃん(けど顔がコワイ)が管理センターみたいなところでダラダラ喋ってたのを強く覚えている。
まぁLD持ってるんですが、それ以外は殆ど覚えていない…あとは中世みたいな世界になったりしなかったっけ?

で、今作を見てみたら…ああ、タイムリープモノだったのか…ん?そうだったっけ?
いくら過去に戻れるとはいえ痛い思いをするのは相当な覚悟が要りそうだが主人公はホイホイと危険なことするのね。
そしてコレ系のお約束、絶対死ぬウーマンwww
って、あれ?
死にパターンを色々用意するのはいいとして、セーブポイントより前で分岐してない?
…。
うーんうーん、伏線だったっけなぁ、単なるポカなんかなぁ、ホント覚えてないや。

なんてことを思いつつダラーンと見てたら6話最後で別世界へ飛ぶみたい。
やっぱそうか。
何をしようが定まった方向に収束してく意思のようなものがあって、それと対決するんだっけかなぁ…。{/netabare}

22話までの感想{netabare}
ちょくちょく挟まれる下ネタがキツい。
下ネタそのものが嫌いなんじゃなくて差し込まれるタイミングがおかしくて「そこでそんな台詞わざわざ言わせる必要ある?」とテンポというか話の腰を折られる。
この作品は原作が古いのでその時代のノリをそのまんま再現してるのかな?
けどそれって…差別的な意味ではなく純粋に、中華アニメって感性が日本のソレとは10年20年遅れてる感じのものがチョイチョイあるのだど、それと同じ匂い…“霊剣山”が近いかな?
いやぁキッツイなぁ、と思ってたら他の方の感想で、下ネタは原作ゲームでは「関係のない場所をクリックすると出る小ネタ」という情報が。
あっそういうこと!?
…。
そうはいっても、じゃあなんでアニメでそれを再現しちゃったかなぁ?という疑問ががが。
とりあえず途中から異世界へ行くことは知ってたので、そこまで耐え抜けば心機一転してマトモになるかも?に期待して、挫けそうになりつつ現代編をなんとか視聴。
視聴といっても別作業しながらで画面見てない事多し、これは許して、無理して真面目に見ようとしたらそれこそ挫ける。
内容の方も、“ポールのミラクル大作戦”の「あとちょっとで解決だ!」ってところでアラームが鳴ってパックンに「もう時間切れコロンだベッチャ」と強引に連れ帰らされるアレみたいな展開が多くて、う~ん。

でもって18話でやっとこさ異世界編スタート。
…って、えっ?、心機一転してねえええwwwww
現代編での問題を一通り解決したと思ったら突如異世界へ飛ばされて「なんだここは!?」って話になるのかと思ったら、「神奈を救うために」という目的を持って自ら異世界へ飛び込む形…あれ?これ原作と違うよね?
これあれかな、ゲームだとちゃんとプレイしないとそこまで辿り着けないので現代編を熟知してる前提で話を組めるけど、アニメだと不真面目に見ても勝手に流れる・最悪途中飛ばして最終回だけ見ることも出来てしまう。
かく言う自分が「不真面目に見てた人」になるので…テヘ。
なので途中の話(現代編)を観なくても済むような作りは避けたかった?その結果として異世界編と「関連付け」をさせたのかなぁ?
とはいえなーんかずっと未解決な話が続くのでどうにもカッタルい。
セーレスと暮らして子供が出来てって展開もヘタに目的を持たせてしまったため「あれ?神奈のことはどうした?」と違和感。
「神帝をブン殴る」も神奈とは関係ないよね?実は関係があったのですって話になるとは思うのだけどタクヤはそれを知らんよね?
目的が達成されない・目的に向かって1歩前進した感がしない。
ずっとフラストレーションが溜まる一方でカタルシスが無い感じ、これはどうなんかなー?
下ネタも相変わらずで、散々セクハラ発言してたクセに自分の妻が卑猥なこと言われたら怒るって…な、なんだ?

でもって22話、カサンドラ…じゃなくて採掘場兼監獄は制圧したんじゃないのか、なんで他の囚人とオチ会わずにそのまま3人で帝都へ向けて飛んで行ったのかワカランw
クンクンを殺したいだけなんだろうけど、それにしてももっと「他に選択肢がない」極限状態を演出することはできなかったのかな?
今後ピンチになったところでカーツやデオが助けに駆けつける予感がしてなんだかう~ん。{/netabare}

23話感想{netabare}
まず↑書いてる時にすっかり忘れてた事から。
この手の作品は結局「リーディングシュタイナー持ち」がなにを覚えてる/覚えてないかは作り手の気分次第で、そこに脚本上の都合が垣間見えると萎える──みたいなことは他の作品で書いたことがあるような無いような。
あー、“ISLAND”だったかな?
で、こっちでも次元跳躍する際に先生に記憶を消されてイヤな予感はしていた。

そして23話、最後「まさかユーノ?どうしてそんなことを!?」って感じで次回へヒキとなったワケだけど…いや待てって、その前に先生に記憶戻してもらったじゃない。
現代編で散々リューゾージの人を操る能力に悩まされてたじゃない、その記憶は戻してもらってないのか?
真っ先にそれを疑うもんじゃない?ってかだったら先生のシーン要らなくない?元々アマンダと別れて単独で街をウロつく展開も強引さを感じるし。
「覚えてる/覚えてないの判定が脚本上の都合丸出しだとイヤだなぁ」と思ったら、覚えてるハズなのにまるで覚えてないという下を行く展開でビビった。

これはカーツやデオの再登場もそう。
前回収容所に引き返さずに帝都へ向かったのに違和感なワケだけど、だったらせめて「クンクンの犠牲が必要なくらい帝都へ辿り着くのは大変」を演出してくれないと困る。
なに簡単に帝都へ来ちゃってるのさ、先行した意味もまるで無い。
前回感想で書いた「ピンチになったところでカーツやデオが助けに駆けつける予感」も、あくまで「遅れてスマン、帝都に着くのに手間取った」って前提での予感だったワケで、それの下を行く展開でビビった。

細かいツッコミでは地下道?でなんで鉢合わせした?
地下道に侵入者が居るって分かってたんじゃないよね?巡回先がたまたまそうだったの?
いずれにしろ、だったら前もって「あーこのままじゃ鉢合わせしちゃう~っ」って演出はしとくべきじゃない?
なんかもうギャグ作品みたい。
これがキッズアニメだったらツッコまないんだけどさ、そうじゃないよね?ベッドシーンとか入れてるんだし。{/netabare}

24話感想{netabare}
ウッソだろw
リューゾージは只ならぬ術を使う危険人物だと知っておきながら、背中を向けてタクヤと先生とで暢気にくっちゃべるとかそんなんアリかよw
それによって当然のようにカーツとデオが操られ逃がしてしまうワケだけど、ナンダコレー!?
↑で「センスが10年20年前の中華アニメみたい」と書いたけど、これもう昭和だw
「志村後ろ後ろー」だ、もう不快とか怒るとかじゃなくて、笑えるwww
そして南斗最後の将の正体は、な、なんと…ユ、ゴリアー!!!!{/netabare}

25話感想{netabare}
南斗最後の将がレジスタンスのリーダーに頭下げて「協力してくれ」とお願いして「儀式」に臨んだって話なワケだけど…。
てっきりユーノを犠牲にしない手立てや、リューゾージをどうにかする秘策でも用意してあるのかと思ったらそうではなかったらしい。

直接先生と手を組めば良かったんじゃないの?と思うのだが、その頃先生はリューゾージを追いかけてるって展開で…どれだけ追いかけっこ続けてたんだろう?

リューゾージを逃がしてから起きたこと:レジスタンスリーダー捕縛・処刑執行の直前に南斗最後の将が中止→南斗最後の将から世界の説明を受ける→リーダー一行は本部に帰還→仲間に事情を説明して了承を得る

これだけのことが起こってるのだけど数時間での出来事だったの?個人的には数日かかってる印象なのだが。
で、その間、先生はずっとリューゾージを追いかけてたことになっててなんか変な感じ。
これ、カサンドラ脱出してクンクン一行とカーツ・デオ組が合流するまでの間「あれ?二手のそれぞれの時間の流れおかしくね?」と感じたのと同じ感覚だ。
他でも似た感覚を覚える描写ってちょくちょくあるのだけど、そもそも意味も無く手分けをすることが多くない?
霊魂に剣が効くのは笑った。{/netabare}

最終回感想・総評(これだけ読めばいいかも){netabare}
事象衝突はどうしても避けられないので8000年前の地球に落とすことで最悪の結果は免れた、ってことでいいのかな?
そうはいっても…ちょっと待って?
リューゾージが暴れたこと・衝突回避プログラムの実行にユーノの犠牲が必要だったこと・実行してもギリギリ間に合わないこと、これらって直接の因果関係ってあったっけ?
特に「発動してもギリギリ間に合わない」の原因に、リューゾージは係ってたっけ?
前からずっと準備してたんじゃないの?準備が追いつかず突貫で儀式に漕ぎ着けたって話だったっけ?
もしリューゾージが暴れたせいだった場合、そもそもリューゾージを逃がしたのは主人公が先生と暢気にくっちゃべってたせいじゃん?
逃げようと思えばいつでも逃げられたけど捕まったフリをしてた、じゃなくて、隙を突いて逃げたんだよね?

なんでそれが気になるのかというと、結局主人公が牢獄にやって来なければリューゾージが逃げることは無かった。
じゃあなんで主人公が牢獄に来たかというと、連れ去られたユーノの奪還=神帝が悪いことをしてると勘違いしたから。
(その後神帝と話し合った結果、結局ユーノを「差し出す」ことに決めたことから「じゃあ最初から話せば良かったんじゃん」とはどうしても思ってしまう)
では神帝は勘違いされてもやむを得ないこと・正体を伏せて圧政を敷いてるかのような振る舞いをしてたのはどうして?
この問題はセーレスの死にも関係するし収容所の存在理由にも係わる、圧政の結果でしょ?あれは。
レジスタンスが発足したのも、圧政だと思われたからでしょ?
かつてリューゾージが実権を握ってて、失脚後もその頃に成立した政治形態を継続しなければならなかったってことかなー?とは思うのだけど、それに関する説明が弱いというかナンというか。
レジスタンとの確執解消が呆気無かったせいかなー?と思うのだけど…話せば理解してもらえる程度のものだったんでしょ?
勘違いを元にレジスタンスやって、捕まって、カサンドラに送られてそこで命を落とした人も沢山居るんだよね?
また、リューゾージが暴れて次元の狭間へアマンダが飲み込まれたことにより神奈はあの世界のあの時代に存在することになった、ってことを考えるとなーんか釈然としない。
自作自演とも身から出た錆ともちょっと違う、ボヤーっとした感覚なのだけど。
と、どうにも腑に落ちなくてモヤモヤしてたワケだけど、この下書き書いててなんとなく分かって来ました。
要は

「この世界の謎を明かす」「明かした時に視聴者を驚かせる」ことに気をとられて「そもそも隠す必要あったの?」の説明がおざなり
隠さなければならない理由がこれといって無いものを隠して、それを「謎」として話を引っ張っただけ

ってことかなー、と。
あー、これ“ゆゆゆ”でも感じた違和感だ。
「誰も知らない未知に迫る」ではなく「ナニモノかが隠してることを暴く」って内容の作品な場合、隠してることにはそれなりの理由が必要じゃないかな?
謎である必然性とでも言えば良いか。
それが不明瞭だと謎を明かされても驚かないし感動もしない、明かす最中も「これ知ったらマズいぞ」ってスリルも無いので盛り上がらない。
そういう作品(知ったらマズいと心の中でキャラに「待った」をかけたくなる作品)としては“けもフレ(1期)”が最近のヒットかなぁ、自分的には。
YU-NOのフォロワー作品になるのか?のシュタゲだって「知ったらマズい」にグイグイ突っ込む話だったじゃん?
これにはそれが…無い。
あっるぇ~?こんな話だったっけ??

更に考えると、これの大元の原作は1999年以前の作品で、その頃はノストラダムスの大予言がまことしやかに囁かれてた時代でした。
世間では「一体それは何なんだ」という得体の知れない謎があって「それのカラクリにこんなのどうよ?」と解き明かす・一例を示す形で謎は機能してたんじゃないかな?
作品の外側に「謎である必然性」が存在する情勢だった、とでも言えば良いのかな?
けど2019年でその手法をそのままやっても…ねぇ?(※)

と、以上がストーリーに対してのツッコミで、ぶっちゃけそれ以上に演出?が酷いのはどうしたものか…。
上でも書いたけどグループ何組かに分かれて別行動って描写が多いのだけど、そもそも分かれる必要が無かったり、カメラに映ってない側の時間が飛んだり止まったりしてることが多い。
まさか別の次元で時間の流れが違うことを表現してたワケではなかろう、同じ次元内での出来事なんだから。
そしてやっぱ主人公のセクハラ態度がキツい、リューゾージを逃がす原因となったのはさすがに呆れた。
収容所の獄長も死んでもおかしくないところを殺さなかったのも意味不明。
軽いノリにしたいのか重いノリにしたいのか…。
というか「軽いノリ」の部分が非常に昭和臭いキッズ向け作品に感じて仕方無いのだけど…。
と思ってたらメインスタッフのかたが、正に昭和臭いキッズ向け作品の“けだまのゴンじろー”の26話(2019 9月28日放送、因みにYU-NOの最終回は10月1日が最速)以降の監督(テロップではシリーズディレクターって名称)に就いて吹いたwwww
仕事に取り掛かった時期と放送された時期は必ずしも一致しないので、実際にどのタイミングで着手したのか知らないけど…ひょっとして…

ゴンじろーのノリでYU-NO作っちゃった?

特にYU-NOは後半の異世界編から妙なノリが加速してて、YU-NO作ってる最中にゴンじろーの仕事も平行して始めたのかなぁ?と邪推しきり。
ってかそうでなかったら…素でゴンじろー向きな作風なのだとしたら…なんてYU-NOなんかやっちゃったの?とそっちが不思議になってしまう。
ということでゴンじろーに関しては別にこの監督が就いてもヘーキ、むしろお誂えなんじゃない?と思ってるので、YU-NOで怒ったアンチがゴンじろーに粘着するのは止めて欲しい。


そんなことを考えるとYU-NOのリメイクは最初からかなり無茶だったのでは?
さもなくば別のカラクリを用意するか。
用意しなかったからご覧の有様で、けど用意したら用意したで「こんなの改悪だ」と原作信者から叩かれるのも必至だったでしょう。
ヒット作の中には「時代が後押しした」「時代がそれを欲していた」「時代の情勢を読むのに長けてた」みたいなタイプってあると思うのだけどYU-NOはそれ系だったってことかなぁ、と。
当時の「気運」を知らないとピンと来ない系…アニメが酷かったからといって新規が今更旧作のゲームをやってもやっぱり面白さは薄いんじゃないかな、多分。
というか、どんなに時代が変わっても名作であり続ける作品の方が稀有だと思うし…。{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 12
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

このアニメを観た果てで何を思うのでしょうか、 I don't know ……。

[文量→大盛り・内容→酷評系]

【総括】
エロゲ原作らしいアニメ。シナリオが膨大で複雑なことはよく分かる。

これ多分、原作はそこそこ面白いんじゃないかな? アニメで生かしきれていないって感じを受けました。

エロゲ原作だからルート追うのは悪くないけど、あまりにあんまり、ぶっ飛び過ぎてましたね。

似た作品に「Rewrite」があるけど、私なら完全に「Rewrite」の視聴をお奨めしますね。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
エロゲ原作って、複数のルート(ヒロイン)を追っかけていくと、結構失敗する率が高い気がします。勿論、どのヒロインにもファンがいて、良いシナリオがあるからアニメ化したいんだろうけど、そこを泣く泣く切っていくのも、1つの手段だよな~と。

一番印象に残ったのは、3~5話の編。まあ、シュタゲみたいなもんだけど、なかなか踏み込んだ内容で良かった。ただ、5話の大事なところで、明らかに「今日から俺は」の伊藤と三橋っぽい不良が出て来て、あれで一気に気持ちが冷めた。あれ、アニメスタッフの悪ふざけなのか、原作通りなのか、私の誤解なのかは知らんが、あれ以降、ちょっと冷めた目で本作を観ていたかもしれない。なんだったんだろうな、あれ。

次に、11話や12話みたいに、普通に学園ミステリーやってるのは、普通に楽しめた。釘宮さんが、ちゃんとヒロインやってくれてるのも、嬉しい。

15話などの日常系も、普通に良かった。

18話からの異世界モノは、完全に度肝を抜かれたが、別アニメとして観ていた。が、明らかにクソみたいな展開が散見し、☆2から☆1に下げた。

まず、ユーノ誕生の件。絶海の孤島的な場所に、二人きりの男女。恋愛感情を抱くのは分かる。でも、もし自分が同じ状況におかれたら、ヤることはヤったとしても、出来るだけ避妊はする。満足な医療設備も技術もないなかでの出産リスク考えたら、好きな女を殺すかもしれない妊娠なんてさせられないでしょ、無責任過ぎる。

そして、クンクンの死亡と食肉。これが一番の不愉快。クンクン美少女になってたし、原作なら、クンクンのため、想い出にヤった後に喰うとか、そんなノリだったのか? いや、本当にどうしようもない状況での選択なら、100万歩譲って許せる。でも、まず近くにあるはずのオアシスまで行くとか、瓦礫の中から食料見つけてから行くとか、いくらでもやりようあったんじゃない? 最悪、クンクン喰うくらいなら、死んだ衛兵をクンクンに喰わせとくとか(肉食かは知らんが)。それに、クンクンが命懸けで運んだタクヤやアマンダと、普通に陸路で来たカーツやレオ達が、ほぼ同時に王都に到着(しかも健康状態も良好)って、ますますクンクンは、何のために死んだんだ? だったら、タクヤもアマンダも、皆と一緒に安全に来たら、誰も死ななかったのでは?

この辺の扱いが雑すぎて雑すぎて。

同じ結果だとしても、物語というのは、事前、事後の扱いで印象は大きく異なる。エロゲ原作アニメは、複数のルートを1つのストーリーにまとめるのが普通なんだから、シナリオの構成が一番大事。誰が仕事やってんだ? と思ったら、「ゼロから始める魔法の書」くらいしかテレビアニメの監督経験がない原画マンの方が監督。シリーズ構成も置かない体制。

以下、Wikipediaからの引用(長いからたたみます)。
{netabare}
テレビアニメ版の監督に起用された平川哲生は、セガサターン版を遊んだことがあるほか、業界内における本作の影響の大きさを理解しており、監督に起用された際は荷が重いと感じていたと4Gamer.netとのインタビューの中で振り返っている。浅田はゲームとアニメでは表現できることが異なるという考えから、原作のストーリーから大きくそれないようにという要望を出す以外は、アニメ会社のやりたいようにさせていた。テレビアニメ版の時代設定はリメイク版と同じく、オリジナル版が発売された1996年ごろであり、背景や小道具、会話内で使われる単語などについても細心の注意が払われた。また、結城がたくやを「オヤビン」と呼ぶ場面について、「現在(2019年)の視聴者に通じるのか?」と疑問に思った脚本家が浅田に問い合わせることがあったが、オリジナル版のシナリオにも存在する言い回しだったため、そのまま通った。平川も「オヤビン」という呼称について、「僕は逆に「キャラが立ってるな」と思いましたけどね。今はこんな言い方をする人はいないなと。やっぱり「オヤビン」でよかったと思います。」と4Gamer.netとのインタビューの中で振り返っている。
{/netabare}

、、、いやいやいや、小道具のこだわりとか、呼び名が通じるかとか、そういう問題じゃない。木を見て森を見ずというか、大事なの、そこじゃない。もちろん、小さなこともしっかりしてるのにこしたことはないけれど、シナリオ勝負でしょ、このアニメ。

んで、シナリオはというと、、、(再びWikipedia引用)

{netabare}
オリジナル版はテクスト量が多く、下手をすればプロローグまでしかアニメ化できない可能性があり、放送の時期や方式が決まっていない段階から、プロローグの放送方法について話し合いが重ねられた。その結果、プロローグの内容を第1話に収め、第2話以降はテンポを落として放送することが決まった。第1話の絵コンテを見た浅田は、あまりの詰め込みように心配していたものの、実際の映像を見て納得したと4Gamer.netとのインタビューの中で振り返っている。平川は、特定の時間軸に戻ることを可能としたA.D.M.S.システムの表現に苦労した末、視聴者がこれまでの物語の流れを覚えているという前提で物語を展開する方法をとった。また、シリーズ構成にあたり、ゲーム内のイベントをできるだけすべて映像化するというコンセプトがたてられていたため、各ルートをつなげるためのアニメのオリジナルイベントをいかにして入れていくかにも苦労したと平川はインタビューの中で振り返っている。このほかにも、たくやが異世界に行く動機を明確にするため、最終的には神奈ルートを現代編の終盤に持っていき、「異世界にしかにない超念石を持ち帰って神奈を救う」という動機がつけられた。 テレビアニメにおいては、現実世界とは異なる異世界での生活や街並みについて細かな描写が要求されるものの、オリジナル版の異世界編ではこれらに関する描写が少なく、原作者の剣乃ゆきひろも亡くなっているため、異世界編のキャラクターを最初から登場させる方針がとられ、原作ではわき役だったサラの出番が追加された。
{/netabare}

これ読めば、まあ、監督の苦労もよく分かる。全ヒロインと全シナリオのアニメ化が基本路線? ムリゲーでしょ、それ。だから、色々薄くなるし、荒くなる。

例えば、上記のクンクンの死に関しても、カーツやレオがアニオリキャラだと知って、少し納得。結局、もとあるシナリオを生かしすぎると、こういう齟齬が生まれるんだよね。

う~ん、この作品って結局、カンナルートをメインにして、デラグラント行って帰って来て、アマンダの伏線回収してユーノと旅立たって、1クールで綺麗にまとめれば、もうちょい面白くなったのでは?
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
いや、剣道続けようよ(笑) ずいぶん古いタイプの防具袋だな。前髪上げるのは、剣道的に間違ってないw 共同研究者、、、分かりやすい、黒幕w 謎の少女。ひと昔前に、こういうアニメ多かったよな。エロゲ原作みたいな雰囲気だね。世界線の移動。

2話目 ☆3
世界線が分岐する系ですね。実験とかちゃんとやってたし、その限界点やルールを視聴者にちゃんと教えてるのは良かった。が、あれ、気を失った(死んだ)ら、終わりだよね?

3話目 ☆2
義理とはいえ、親子でイチャつくなや。酔っぱらいの、安定の可愛さ(笑)

4話目 ☆2
こっそり豊富とイチャつくのは問題ないが、息子がキレた後に目の前でイチャつく亜由美は、どうなんだろう? 2発やって潮までふいたみたいな描写、やめや。

5話目 ☆2
なぜ、スーツ着てるんだろ? 豊富とヤった後、会社に行こうと1度は決意し、でも、嫌になって衝動的に自殺か? なら、なんとなく、リアルな気もする。

簡単には救えない。まあ、目を離さないのが、一番だな。まゆしぃと違って、外部勢力の殺害がこないしな。

この、大事な場面、シリアスな場面で、「今日から俺は」パロを入れてくる、そのセンス。ゲンナリするわ。

手に持ったものはそのままっていう、2話の実験が生きてくるか。それは上手い。自殺を止める時のモノマネも、まずまず良い。

世界線の移動で命を救う話として、1話で綺麗にまとめてたし、今話に関しては☆4でも良いんだけど、だからこそマジで、「今日から俺は」のパロが不要だった。-2点です。

6話目 ☆3
セーブボイント、できるだけ(忍び込む)前の方が、良くない? 警備員、マジで無能。いやいや、防犯カメラに映像残ってるだろ。

???

カオスの強制? 一番最初の世界線に戻ったのか。

7話目 ☆3
宇宙のはじまりって、本当に不思議だと思う。熱を出していた、ようだ? なかなかのラスボス感。科学サイドでいくのか、オカルトサイドでいくのか?

8話目 ☆3
市長、マジで殺そうとすなやw まあ、ラブコメとしては、良かったけどね。あの貼り紙、ユウキだろ。

9話目 ☆3
そこでセーブするより、前のセーブに戻って、秘密が露呈しない未来にすれば?

10話目 ☆3
あの高さから落ちて、生きてるのがな。

11話目 ☆4
なんか久々に、ちゃんとヒロインやらせてもらってる釘宮さんを聞けて、嬉しかったな。、、、あれ? なんか緊迫感があって、普通に面白かったぞ? あれれ?

12話目 ☆4
とりあえず、大人同士がよくいちゃつくアニメだな。あれれ? 面白いぞ?

13話目 ☆2
いや、龍造寺、まずはポケットとか探せよ(笑) リフレクターデバイスじゃなくても、武器とか疑えや(苦笑) なんか、さらにSFに。なぜ、ナルト走り(苦笑)

14話目☆2
冒頭、いきなりの「タクヤ~」に、笑ったわw 完全にエロゲ風味に。汗を拭く必要、あるか?

15話目☆3
デバイスを使わない流れは、良いね。平和な話は、今後の悲劇への布石。

16話目☆3
今後、新たなルートにいくのかな?

17話目☆2
50年前から女子高生、、、BBAやん(笑) は、さておき、話が破綻してるのは、「じゃあ高校生じゃない方が良いじゃん」ですね。転校繰り返すのは、手続きとか面倒くさいから、引っ越しを繰り返したり、ホテル暮らしの方が楽じゃない?

特別編
という名の、総集編。

18話目☆2
まさかの、異世界転生(笑)? 多分、みんな、ポカーンですよね(苦笑)

19話目☆1
衝撃的な展開だな、子供かよ。てか、もし自分が同じ状況におかれたら、ヤることはヤったとしても、出来るだけ避妊はするよな。満足な医療設備も技術もないなかでの出産リスク考えたら、好きな女を殺すかもしれない妊娠なんてさせられないでしょ、無責任過ぎる。

20話目 ☆2
自殺はない。自分の命を担保に、助けろよ。衛兵、なぜタクヤを連行しない?

21話目 ☆2
タクヤ、ワンパンかい。牢屋の隙間、広い広い(笑)

22話目 ☆1
わりと簡単に塔を破壊。いや、クンクン死んだんかい。喰うんかい。いやいやいやいや。まず、近くにあるはずのオアシスまで行くとか、瓦礫の中から食料見つけてから行くとか、いくらでもやりようあったんじゃない? 最悪、クンクン喰うくらいなら、死んだ衛兵を喰わせるとかさ。肉食かは知らんが。

23話目 ☆1
喰ったんかーい。原作なら、クンクンのため、想い出にヤった後に喰うとか、そんなノリだったのか? う~ん、サッパリ分からんな(苦笑)。エロゲはルートだから仕方ないが、妻が殺され、娘が人質にとられている状況で、この軽さは無いわ。クンクンが命懸けで運んだタクヤ達と、陸路で普通に来たカーツやレオ達が、ほぼ同時に到着(しかも健康状態も良好)って、ますますクンクンは、何のために死んだんだ?

24話目 ☆2
壮絶なネタバレ回ながら、「過去の超文明」とかは、もう反則だよね。

25話目 ☆2
まあもうとにかく、ついていけないな(苦笑)

26話目 ☆2
アーベルの幽霊の姿がwww。最後のユノは、奇跡ってやつはのかな? 事象の狭間って、行こうと思って行ける場所なん? こんだけ長くやったわりに、雑な終わり方やな。全裸で股間にボカシとか、マジでウケるわ(笑)
{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 23

60.1 4 2019年度のSFアニメランキング4位
消滅都市(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★☆☆ 2.9 (135)
519人が棚に入れました
ある日、ひとつの都市が消滅した――。一匹狼の運び屋の男タクヤと、消滅から唯一生還したと言われる少女ユキ。ふたりは、消息を絶ったと思われていたユキの父親からのメッセージを頼りに消滅都市へと向かうことになる。しかし、そんなふたりの前に思わぬ障害が立ちはだかる。それはユキにとって、あまりに衝撃的な現実で――。残された人の想い、暗躍する謎の組織、そして隠された陰謀。タクヤとユキ、全くの他人だったふたりは、旅の中で絆を深めつつ、消滅都市の謎へと迫ってゆく。

声優・キャラクター
花澤香菜、杉田智和、中村悠一、朝井彩加、新垣樽助、愛美、西村太佑、中恵光城、高橋信、高橋英則、今井麻美、佐倉綾音、松岡禎丞、島﨑信長、KENN、日岡なつみ、黒沢ともよ、鈴木崚汰、てらそままさき、山谷祥生、社本悠、岩井映美里、直田姫奈、大西亜玖璃、園山ひかり、玄田哲章、津田健次郎
ネタバレ

雀犬 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

笑滅都市

こりゃ消滅するのはマッドハウスの制作費だな。

以下、各話感想

■第1話~第3話
{netabare}
・第1話「消滅」
とりあえずこのアニメはアクションが面白い。
スタイリッシュスクーターアクション!
主人公が重量の影響を全無視できるアニメは神クソアニメ。
スクーターの上で仁王立ちする霊体。
唐突な当たり前の坊主!!
あまりにも意味不明なので公式ページを見ると
原作ゲームの基本設定でタマシイというものらしい。
まぁジョジョの奇妙な冒険のスタンド能力のようなものかな。
ロストで消滅した人はタマシイになるという設定なのだろうか。

第1話で一番面白いのは、
スクーターに乗って高速道路を走りながら坊主と戦ってるのに
道に足をつけて立ちはだかる坊主との距離が全く変わらないところだな。

ED曲はざーさんのカラオケ。

・第2話「犠牲」
むむっ作画があやしい。
動きのある場面になる前にシーンを切り替えて
誤魔化しているのように感じるが俺の思い過ごしだろうか。
とりあえずカットのつなぎ方が悪いよ!

探偵時代の後輩コウタが背中を刺されて重傷なのに
見殺しにして全力逃亡するタクヤ。
当然ユキから「なんで平気な顔して先に進めるの」と非難されるが
その後、全くフォローがないのがジワジワ面白い。
まぁこれは来週以降に説明があるのかもしれないけど。

ユキが覚醒して自分の意志でタマシイを召喚できるようになると
タクヤは元探偵で銃も使えるんだが、タマシイに銃は当たらんし
このアニメ主人公いらなくないか?と感じてしまう。

「タマシイ相手じゃどうしようもない。お前の力が必要らしい。」
自分で認めてどうする。

でも第2話で一番面白いのは、雨のように飛んでくる敵のナイフのうち
攻撃しているのが一本だけだとタクヤが見破ったのに
それが展開に全く活かされてなくて
AKIRAのマシンガン無双で倒してしまうところだな。
こんなん笑うしかないわwwww

・第3話「記憶」
唐突に始まるアイドル回。
録画ミスったかと思ったじゃないか。
重傷のコウタとユミコをほったらかして、
このタイミングでアイドル回をやる構成センス。
嫌いじゃないよ。

必死に説得するギーグに対して、
消えるという斬新な拒絶を見せるユアたん。
これは傷つく。(´;ω;`)ブワッ
ユキが無理矢理ユアを連れ出したら
都合よくそこに仲間がいて一件落着というこの差はひどい。
デブを差別するな!

主人公が何かを閃いてプロデューサーを探そうとする。
「顔もわからないのにどうやって!」
というギーグの制止を振り切って会場へ走り出す。
結局プロデューサーは見つからなくて無駄足。
なんなんだこのシナリオは。
第2話と同じく全く話が繋がっていなくて草。

特殊EDは紙芝居ライブ。
{/netabare}

■第4話~第6話
{netabare}
・第4話「疑惑」
主人公のタクヤがこんなにボロボロになりながら
ロストを目指す理由が分からないよなぁ。
「契約は守らねえと」じゃ弱すぎる。
タクヤの過去が明かされると納得できるのだろうか。

今回は新キャラがぞろぞろ登場したが、
赤髪ポニーテールキャラが
ユミコ(探偵・タクヤの元恋人で重傷)と
リョウコ(初登場・伝説の刑事の娘)でダダかぶりしている。
おそらく多くの視聴者が、
「えっ、さっきタクヤと病室で話してたのに
 なんで今ユキと会話しているの?」
と2人がごっちゃになって混乱したのではないだろうか。

それと顔は似ていないのだが、
不良探偵のケイゴの初登場シーンも
赤い服に黒いベスト着てて
シュークリームを食い散らかしているから
一瞬ギーグかと思ったじゃないか。
ああ紛らわしい。

気になって公式ページのキャラ紹介を見たら
そもそも主役のタクヤとアキラが全く同じ顔じゃん。
https://shoumetsutoshi-anime.com/characters/#/
これはネタなのか、伏線なのか。

アイドルEDは1回だけだと思ったら今週もやっちゃうのね。

・第5話「情愛」
また何か新キャラ増やしちゃいました?
アイドル、刑事ドラマの次は怪盗団ときましたか。
ここまで支離滅裂なアニメはなかなかお目にかかれないだろう。
もはやロストを目指していないし。

第5話の見所は回想シーンの多さ。
タクヤの回想
→ ユキの回想
→ ツキの回想
→ ヨシアキの回想
→ ソウマの回想
→ そして怪盗団全員の回想。

1話に6回も回想シーンを入れるアニメがあるかバカモン!

・第6話「訣別」
アキラvsソウマのタマシイバトルで開幕!
正面から気弾のようなものをひたすら撃ち合うだけなので単調。
でもアキラさんが顔芸を頑張っていたのでわりと楽しめた。

アキラはソウマ(+ツバサ)にボッコボコにやられるのだけど
これは炎属性と氷属性の相性の悪さゆえらしい。

相変わらずカットのつながりが悪くて、
人物がワープしているように見えるw
作画班は今週のアキラのように疲労困憊してそうだ・・・

次回は主人公タクヤの過去に迫る話のようで、
ここまで何者かよく分からなかった彼の正体がようやく見えてくるのかな。
続きが気になる終わり方は、このアニメで始めてかもしれない。
多くの視聴者が消滅してしまったようだけど、
奇跡の巻き返しはあるのだろうか?
{/netabare}

■第7話~第9話
{netabare}
・第7話「後悔」
今週もアバンから早速回想で始まった。
ボッタクリバーにひっかかるタクヤとギーグ。
なぜかギーグはボコボコに殴られていて
なぜかタクヤは無傷で探偵にスカウトされるという謎の流れ。
だからデブを差別するな!

オープニングを挟んで現実の場面に戻る。
ギーグが「地下シェルターを作る」とかいって
どちゃくそでかい穴を掘っててクソワロタ。
地面を掘り下げる前にキャラを掘り下げろと言いたい。

期待していた養護学校のエピソードは
よくある辛気臭い話であまり面白くなかった。

回想で探偵事務所の同僚コウタが2話以来久々に登場したんだけど
タマシイに刺されて倒れた彼は一体どうなったのだろう。
そろそろ白骨化しているんじゃないか。

・第8話「訣別」
ひさしぶりにタクヤがスクーターに乗って活躍。
からの転倒。
だからノーヘル運転は危ないって。
不運(ハードラック)と踊(ダンス)っちまったらどうするんだよ。

もうダメかと思ったらAKIRAが発動してユキは空中飛行でソウマの元へ。
やはりタクヤは必要なかったじゃないか。
タクヤはなぜかジャージ姿のコウタと再会。・・・コウタ?
コウタ 生きとったんかワレ!
なぜだろう、あまり嬉しくない。

今回はなかなかカオスな展開でかなり付いていけなかったけど
EDで全てを許そう。

復ッ活ッ
ざーさんのカラオケ復ッ活ッ!!
ざーさんのカラオケ復ッ活ッ!!
ざーさんのカラオケ復ッ活ッ!!

しかも俺の好きな曲、Hello Againじゃないですか。

~ぼくはひとりになった~

ということでソウマ消滅。なぜだろう、あまり悲しくない。

・第9話「運命」
ユキとソウマが世界を救う鍵になる設定的裏付けができたのは良い。
まだまだ説明されていない設定も多いのだけど
これまでのようにお話を発散させるのではなく
色々と想像が膨らむ良い回だったと思う。

声優がユキと同じ花澤さんということで
食堂のお姉さんを視聴者に注目させるという演出もアニメならでは。
ただ・・・

絶望した~!あと3話しかないことに絶望した~!
これ俺たたENDで終わるアニメじゃんw
{/netabare}

■第10話~第12話
{netabare}
・第10話「決断」
トマトの緑健農法という美味しんぼネタ懐かしい。

しかし、このアニメは
みりんライスとか、
ポテチに天むすのコンビネーションとか、
トンカツの衣をはがして食べるとか、
オムライスのグリンピースを避けるとか、
キャラ立ての仕方がいつも食い物ネタで奇抜っスね。

ピアノばっか弾いてたタイヨウが
急に狂気のマッドサイエンティストに変貌してわろた。
実験台に使った人の死体を綺麗にドミノ状に並べてるのがまたシュール。

・第11話「信頼」
なんでロストの中心との通信に宇宙通信用のアンテナが必要なんだよ!
この回は全キャラが登場してそれぞれのスキルを活かして活躍したり、
暗号をスパコンで解いたり、謎の「サマーウォーズ」感がある。
「サマーウォーズ」もマッドハウスだったけど。

そしてロスト突入から怒涛の回想ラッシュ。
回想、回想、また回想。回想の中で回想。
そんなに回想が好きなら回想と結婚すればいいのに!!

謎の絆パワーで正気に戻るのはいいんだけど、
(いや、何のためにみんな頑張ったのか分からんから良くないけど)
なんでスクーターまで復活してんだよ。
スクーターはタクヤの体の一部なのか。

・・・まぁこのくらい突っ込み所がある方がらしいといえばらしい。
次回泣いても笑ってもBDが売れなくても最終回。

・第12話「未来」
視覚イメージを送り付けておきながら
ダイチとの会話自体は文字チャットで進行するという
絵面はなかなか面白い。
親父の思念体ではなくモニターに直接話しかけるのかよ。
最後に顔出ししてたが最初から実体化しろw

思いの強い方が勝つとか言っておきながら
タイヨウは巨大ロボ化。アキラはフルボッコ。
ユキは白目。タクヤはスクーターがなければ役立たず。
思いの強さで負けてるじゃねーか。
そしてキキョウの策略で形勢逆転。
なんじゃこりゃぁ!

結局世界を元には戻さず、
主人公2人の記憶が消滅するという驚きのラスト。
ええんか?それで?

気になるED曲。最後はHello,Againで〆たか。
~記憶の中で ずっと二人は生きていける~
その記憶がないんだけど。

どうせなら、これ(↓)を実写版で流した方が面白かったかも。
https://www.youtube.com/watch?v=wZ3Fe1JeecE&t=2s
{/netabare}

■総評
 総評は真面目に書きます。アニメ化して欲しいゲーム1位でありながら、かなり残念な出来だったように思います。

 原作はスクーターに乗りながらアイテムを回収し、タマシイのスキルを活用して敵を倒す横スクロールアクションゲームです。アニメはゲームシステムはあまり意識せず、「ロスト」という災害発生前後の人間模様を描くサスペンスとして作られており、シナリオ重視の内容になっています。

 ストーリーで勝負する本格志向なのは良いのですが、実際にアニメを観ると相当に厳しくて、お話が横道にすぐ逸れるし、登場キャラが多すぎて煩雑、途中第9話で盛り上がりを見せますが、結局は強引に終わらせてしまったような印象を受けます。

 やはり一番痛かったのは主人公2人の目的意志が弱くて、消滅都市というゲームの世界観への案内人としてうまく機能しておらず、彼らに感情移入することも難しかったことでしょうか。

 「依頼されたから」「父親が呼んでるから」と他人の意向でロストに向かう、というのは動機としてとても弱い。どの回も、キャラが話の都合で動かされているように感じる。そうではなくて、「父親にもう一度会いたい」とか「ユキを助けたい」とか「タマシイになってしまった人を元に戻したい」とか、登場人物の感情を物語のフックにしなければ視聴者を引き込めないのではないでしょうか。

 まぁプロの脚本家ならそんなことは百も承知なんでしょうけど言うは易し、行うは難し。公式サイトの記事を読むと2016年に企画が立ち上がって、それから毎週5~6時間の脚本会議をやってもなかなかまとまらず、シナリオ作成に相当難航したようです。

 あーそういえば毎週10時間の脚本会議を2年間続けたというアニメがありましたね。「サクラクエスト」も入江信吾がライターだったような。・・・そういうことなんでしょう。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 27
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

首都消失とは関係ない

2話までの感想{netabare}
3年前に都市が消滅しただって?
知ってる知ってる。300年後の未来に飛んだんでしょ?黒猫が喋ったり能力使うと対価が必要なんでしょ?
という冗談は置いといてちょっと頑張って細かいツッコミをしてみる。

1話序盤、坊さんスタンド攻撃によりスクーターを止めて後続の車両を止める→ひと休みしてから再びスクーターを走らせる。
これだとスクーターより前を走ってた車両はずっと遠くへ行ってるハズで、暫くはガラガラの道路を疾走できると思ったらすぐに車両があって「?」。
途中で他の道と合流してたってことかな?
でもって依頼主のトラックにスクーターが収容…って、なんじゃこりゃあ!?
これがもし実写作品だったらアクションの見せ場とも言える部分で、決して手を抜いて良い場面ではないと思うのだが。
でもって依頼主から新たな依頼を受け、仕事仲間のギークの元へ行って…って、依頼内容は他言無用じゃないのか。
ギークを危険に巻き込むわけには…みたいなことは無いのね。
でもってギークとの会話を聞いてユキが飛び出して…飛び出した先は封鎖地区のすぐ近く?
タクヤがアッサリ見つけられたのはギークのおかげでいいとして(といいつつ探してる間に暢気にユミコへ電話してるのは何だろう、挟むタイミングおかしくないか?)、その直後いきなり廃墟走り出してちょっと戸惑ったわ。
開放地区(一般人の居住地区)から封鎖地区に入ると途端に整備されてない…のかな?
そういう場合は境界線をちゃんと描くのがお約束だと思うのだが。
でもって再び坊さんスタンドと対決、スクーターがアホみたいに頑丈なのはいいや、ギーク特製の絶対安全スクーターなんでしょう。
でもって坊さんスタンドを退けたと思ったら青髪能力者に阻まれて、その青髪能力者はスズナに後の処理を任せて手ぶらで帰っちゃう。
そしてラスト、ユミコが気絶してるタクヤへ銃口を向けてーの、画面に見せずに銃声だけ鳴らして引き。

2話、ユミコが撃ったのはタクヤではありませ~んからのスタート。
それはいいんだけど、スズナはユミコに後の処理を任せて手ぶらで帰っちゃってたみたい。
てっきりスズナはその場に残って一部始終見届けるハズだと思ってたので、一瞬1話と2話が繋がらなくて混乱した。
スズナがアホ面下げてのこのこ帰るシーン描いてくれよ。
ってかどんな丸投げだよ、青髪能力者かスズナはユキくらい連れて行けよと思うんだが…ユミコは所詮封鎖地区を根城にする探偵崩れでしょ?
なんでそんな下っ端にユキの移送を任せるんだ、ユキは重要人物じゃないのか?ワザと泳がせてる??
軍用ヘリを飛ばせる「謎の組織」が一気にスケールダウンしちゃったような…。
で、タクヤユキユミココウタで封鎖地区脱出を目指して地下鉄路線を通って…そのままロストへは向かわんのね。
でもってユミコが追っ手のスズナに銃口向けられてーの、画面に見せずに銃声だけ鳴らしてAパート終了。
おい、1話最後の引きと同じだぞ…いや、1話で銃向けてたのが今度は向けられる側になったという対比なのかな?
けどBパート、ユミコピンピンしててどうやって避けたんだか不明。
あとはナイフのスタンドとアキラの対決、ユキがアキラを自在に引き出せるようになったという描写かな?


…ふう。
設定がぶっ飛んでる分には構わない(坊さんスタンドは気にしない)のだけど、シーンの繋がりがなんか変。
これでキャラの性格がおかしければ“ロードオブヴァーミリオン”に近づけるのだだが、今のところギリギリ踏み止まってるかな?
ギークにロスト突入依頼を簡単に喋っちゃったり、青髪能力者→スズナ→ユミコへの任務丸投げとか危ういところはあるけど。
あと2話段階ではユキを追ってる方もタクヤを雇った方も組織名が明かされてないので感想書くのが大変だった、チンゴ国禍なりトーワ機構なり早く明かして欲しい。

突っ込みばかりじゃアレなんで誉める点。
他の作品でもあった気がするけど、最近はバイク(スクーター)のノーヘル描写OKになったのね、ジョジョは原作がそうだったので例外としても。
一時期NGだったでしょ、バカボンで皮肉ってたような?
あと「銃口を向けてーの、画面に見せずに銃声だけ鳴らす」って演出の多さが気になってるんだけど、これは“牙”の主人公が気絶する・“コメットルシファー”の高い所から落ちると同様、場面転換のお約束として天丼を狙ってるのかも?


余談・園芸ネタ
OPで出る花はパっと見シュウメイギクっぽい。
え、折角の春アニメなのに秋の花?
似た別の花かなぁ?{/netabare}

3話感想{netabare}
大人の事情でアイドルをねじ込まないといけなかった匂いを感じる。
が、そんなオーダーに対し「主要キャラ3人が共通して知るロストの被害者」ということで話に練り込んだのは悪くないんじゃないかな?
内容自体はタマシイとは何ぞや?に対してのヒント出しかな。
本体は既に死んでるかどうかは不明だけど、後悔や心残りが残留思念みたいになって特殊空間を形成してたっぽい。
始めのうち主要3人は過去に飛ばされた?と勘違いをし、これは自分もそうだと思って「またこの展開?」と乗せられちゃったけど実際はそうではありませんでした、と。
過去に飛んだのではなく、過去を再現した空間に迷い込んでたというトリック(※)。
この展開も上手いんじゃないかな、ループネタは今期だけでもユーノあるしもう見飽きたよって視聴者の気持ちを手玉に取った感じで。
これでエンディングがガッツリ気合の入ったライブシーンだったら更に良かったのだけど、「実はもう死んでるんやで(いや、生死不明だけど)」って中ユアのタマシイが見た幻覚だと思えば切なくて良いんじゃない?
(実際EDのイントロで無人のステージが映ってる、こっちが「現実」ってことだろう)
で、タマシイの無念を解消させて特殊空間を解除して「タマシイって何なのか分かった気がする」+メデタシメデタシで終了…とはならずに最後に1話終盤に出た青髪登場。
どうやらユキの弟らしいのだけど、ユキを連れて行きたいのなら1話の段階でそうしなかったのは何で?とは思ってしまう。
ナズナを訝しんでたシーンあったし、そこら辺絡みかなぁ、ちゃんとやってくれると良いなぁ。
ナズナ自身ユキの能力の覚醒?を確認したらユミコにトドメ刺さずに引き上げた経緯あるし。


キャラの勘違いを途中まで事実かのように物語を進めて実はそうではありませんでしたってオチに繋げる展開と、キャラの勘違いの中身がタイムリープだったものとして“ISLAND”に近い気がした。
けどISLANDよりは無茶な話でもなく、何話も引っ張らずにその回の内でネタバラシを済ましたのは好印象。


と、誉めるのはここまで。
実際のところ3話は途中までは悪くなかった、細かい部分で変なところはあったけど(電話が繋がらなくなるタイミングや車輪から空調へのオーバーラップとか)。
ただ最後が…イヤボーンかー。
今回「銃声鳴らして場面転換」が無かったと思ったらそれよりもっとベタベタな引きで吹いた。
今回はユアの思い残しを晴らした回だったけど、まさか残りのメンバーもクローズアップされたりなんか…する?しない?
マネージャーが何か秘密を握ってるようなことも言ってたし、まだアイドル絡みを続けようならちとクドく感じるかも。{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 8
ネタバレ

聖剣 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8

逆にすごいぞ!頑張れ → オカルトかプロレスみたいなもん

カオスヘッドを見たときの印象とカブる
常に「大丈夫か?」と気付けに自問自答しながらなんとか視聴。

まぁ、とにかく作画が気持ち悪い
人物の作画が極めて簡素。陰影が少なく、平坦な表現。
でも、衣服にはシワや影がある。
3DCGなので車両などはリアル。というか整いすぎ
全体的に色彩もオカシイ。
一瞬だけ出てくるフクロウの作画の異質なリアルさ。

作画ばかり注視して気付かなかったが
ストーリーもかなりぶっ飛んでる!
というか、よくワカラン
こういった巻き込まれ型スタートとも考えられなくもないが、
すでに3,4話消化したような文脈無視の第1話には閉口。
なんか携わった声優が切なく感じてくる。

と、
いつもだったらここで終了宣言。
第1話にしてすでに破綻していると思うのだが、
逆に見続けたくなる。
いや見続けなければならない!
これは日本アニメ業界の原罪なのだ(イミフ)


第2話
{netabare}
一向に何をしているのか分からない。
次から次へと新しい追手が現れて来てくれるが、
誰に追われているのか?
何で逃げているのか?
つか、お前ら、いったい誰なんだ!?
と、
登場する事象の全てに一切の説明が不足している

もしかして、ここに疑問を抱いては負けなのか?

なんだか
劇中の人たちが勝手に盛り上がっているような気がしてきて
差し詰め、知らないメンツとの強制参加で退席できない飲み会に同席している感じか。
蚊帳の外で傍観者を強制されている状態が続くと
見ていて不思議な気分になる。
もしくは、
まるで長編ドラマの途中から見始めたような印象
そして、第2話にして最終話前夜祭の様相を呈するといった感じ
次はどういった最終回を迎えるのだろうか?w

ちなみに
規則正しく淡々と地下鉄線路内を走るシーンをみて
8bitアクションゲームを思い出したんだが…
つまり
もう少し動画がんばれよ
{/netabare}

第3話
{netabare}
相変わらず突っ走ってるなぁ
本当に何をしているのか分からない

こう書くと別にオカシイ感じはしないかも知れない
おそらくそれは、
よくある「未知なる敵との戦い」という展開なら有り得るから
でもこの作品の場合
敵としての「組織」って単語は出てくるが
そもそも組織らしさが無い
一応、研究所らしい施設や同じ衣装を着て徒党を組む連中はいるが
突然、戦闘ヘリが出てきたり、超能力者の坊さんが出てきたり
とにかくとっ散らかっている
まとまりがない
まとまっていない集団を組織って言うのだろうか?

それと、
パースが狂っていることにはもうツッコまない!
ただ、唐突に現れる3DCGの濫用には閉口
盛り上げるための効果は極めて薄く、
単に尺を稼ぐための場つなぎ感に思えてしまい非常に残念
止絵で良いから
作画量を減らしてクオリティを上げる方法を考えるべき

という訳で
(万が一)見落としていた部分がないかと、
1話を見直してみようと決めた
{/netabare}

再び第1話
{netabare}
都市の消滅現象が
人為的なのか自然発生的なのか、もしくは不可抗力によってなのかは
物語の根幹に関わる内容なので
現時点であやふやにボカしていても不思議ではない。
ただ、
その現象によってどのような変化があったのか
日常生活への影響や人々の感情や記憶、
行政府の体制やメディアの反応等はどこかで語られるべきだ
例えば、甲殻SACの第9話のようにね

って
こう書き出したってことは
概ね見落とした内容は特に無く、現時点では単に説明不足ってこと
ソシャゲとの兼ね合いで理解を深めるのかな?って思ったけど
だとしたら、
ソシャゲへの誘導らしいアプローチがあっても良さそうなんだがなぁ…
{/netabare}

ちょっと雑談
{netabare}
マッドマウス、なんか訴訟抱えてるみたいね
さすがマッド!
ちはやふる3期が遅れたのも納得
つまり、今のトレンドはブラックじゃなくマッドだw
{/netabare}

第4話
{netabare}
何も記憶に残っていない
とうとう自分には追いつけない領域まで行ったのか?
{/netabare}

第5話
{netabare}
当初の疑問点が一切不明のまま
新たなフェーズに突入した感じ
より一層オ◯ニー感が強まった印象
{/netabare}

第6話
{netabare}
よくよく見てみると
OP映像もかなりイッてることに気がつく

ここで冷静になって
誰もコレで良いのか?って疑問は持たなかったのだろうか
あぁブラック改めマッド企業だからそれどころじゃないかぁ

とはいえ、そろそろ継続視聴の限界水位だ
{/netabare}

第7話
{netabare}
さすがに毎週楽しみにしているとは言えないので
倍速で消化することにしよう
つまり、視聴から作業に変わる


なぜ、レパード?(あぶ刑事か?)
も、門扉が??
パースが狂っているというか遠近法とか言う以前に
動画の基本が分かっていない!

もうダメかもわからんね
{/netabare}

第8話
{netabare}
人身売買?
長らく求めていたはずの命題が、突如として現れたけど
あまりに唐突すぎて思考停止に
これじゃ、あぁそうか!とはならない
せめて前提条件ぐらいは明確して核心に迫ってくれよ!

もうだめぽ

と思ってたら
9話神回って不穏なキーワードを発見
この作品に神回ってあるんか?!
(ある意味全話神回かw)
{/netabare}

第9話
{netabare}
一応ネタバラシ回のようだが…

う~ん
「腑に落ちる」という言葉の対局にあるようだw
それより
シャンパングラスに赤ワイン注ぐなよッ!
{/netabare}

第10話
{netabare}
暫く間を空けて見たんだけど
全く繋がりを思い出せない
ほ~らね
だから言ったんじゃない、序盤で丁寧に説明しておくべきだって!
おかげで
ストーリーはどこを進んでいるか皆目見当も付かないし
キャラも定まっていないから、今更「誰?」ってなるし
つか
度々見切れてくる謎のアイドル(みたいな)5人組の必要性が
最終話までに答えを容易してくれているのだろうか?
{/netabare}

第11話
{netabare}
伏線の回収をせっせと進めているような様相を呈しつつ
いったい何が伏線だったかを思い出すのに苦労させられる
まぁ、自分はその辺りを既に放棄しているので
もはや何も気にならないが
蚊帳の外から見ていると
頑張って盛り上げようとしているのがよく分かる
と同時に
いったい幾程の人がこの盛り上げに同行できているのだろうか?と
思いを馳せると、ちょっと切なくなる
何より
DVD/BDやサントラの販促CMを見るだけで
この作品に携わった人たちが幸せになってほしいと願わざるを得ない
{/netabare}

第12話
{netabare}
私事で恐縮だが、
こんなふうに各話レビューするレビュアーに改めて敬意を表したい
だって、自分には全く向いていないんだもん
だから、もう各話レビューなんてしない!!
{/netabare}

総括
{netabare}
つまり、突っ込んだら負け{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 15

62.8 5 2019年度のSFアニメランキング5位
RobiHachi(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (89)
284人が棚に入れました
G.C.0051。
ファーストコンタクトから半世紀。
超光速航行技術を手にした人類は、 いくつかの種族(宇宙人)と惑星連邦を結成していた。

NEO TOKYO 八百八町———。

ロビーは、顔は悪くないが残念なアラサー。
自称フリーのルポライターだが、仕事上の失敗から契約を切られ、彼女には振られ、 交通事故で死にかけるなど、人生で思うにまかせぬ不運が続き、 ついには借金取りに追われる身に。
ある日、ひったくりに鞄を奪われたロビーは、一人の青年に助けられる。
犯人を捕まえて鞄を取り戻してくれたそのフリーターの青年は、ハッチと名乗った。
お礼にと飯を奢るロビー。

「曲がった事は大嫌い」と言うハッチ。「楽して暮らせればそれでいい」と言うロビー。
「きっと何か面白いことがあるはず」と言うハッチ。
「世の中いいことなんて何もないさ」というロビー。二人はまるで正反対。
「バイトがんばれよ」「おじさんもね」と言って別れた翌日、 やって来た借金取りはハッチだった。

「お前、なんでここに?」
「バイトなんだ」

ハッチのバイトとは、ロビーが借金をした高利貸しのヤンのバイトだったのだ。

「曲がった事は嫌いだって…」
「だから借りたお金は返そうよ」

追いつ追われつのドタバタのさなか、しびれを切らしたヤンが、 部下のアロとグラを引き連れて姿を現す。
絶体絶命!

しかし間一髪、ロビーはピンチを切り抜けると宇宙船で大空へと飛び立った。
ヤンたちを振り切ったロビーは、 このまま宇宙へ出て「イセカンダル」に厄落としの旅に出ることを思いつく。
「イセカンダル」とは、銀河の彼方にある行けば幸せになるという伝説の惑星だ。

が、その時、ハッチがひょっこり顔を出す。
一人で飛び立ったと思っていたロビーだが、ハッチを乗せたままだったのだ。

「決めた!俺も行く!」
「そんな勝手な!」

こうして旅立った二人は、恒星間ワープを駆使して、 一路「イセカンダル」を目指してギャラクシー街道を突き進むのだった。



声優・キャラクター
中井和哉、河本啓佑、阪口大助、杉田智和、木村昴、徳留慎乃佑
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

宇宙で東海道中膝栗毛

宇宙を舞台にした東海道中膝栗毛でロビー・ヤージは弥次郎兵衛、ハッチ・キタは喜多八、JPS-19(イック)は作者の十返舎一九ってことらしい。

オダワーラ(小田原)、ハッコーネ(箱根)、ハママⅡ(浜松)、アッカサッカ(愛知県豊川市にある赤坂のことらしい)、マルベリー7(桑名 マルベリーは桑の実の意)、ヨッカ・マルシェ(四日市)、イセカンダル(伊勢かつヤマトの目的地イスカンダル)

しかも宇宙戦艦ヤマトのパロとか、色んなテレビ番組のパロがあってなかなかのカオス。それにしても、誇大くんは笑ってしまう。

基本的に一話完結で話が進んでいく。あとは銀河道中ヒザクリガーが鍵を握っている。
最終話の{netabare}ワープが取って付けたような感じだけど、いい感じの終わらせ方に持って行った。{/netabare}
男同士の熱い友情?愛情?炸裂で気づいたら見終わってた。普通に面白かった。

{netabare}
約10年前、ロビーは、父親の宇宙船「長屋ボイジャー」を盗んで家出。
そして現在(ギャラクシー世紀0051)、住居としていて整備不良の長屋ボイジャーを発進させるが、その船内でロビーとハッチは50年前のアニメによく似た合体ロボット「ヒザクリガー」を発見。

約50年前、日本でアニメ「銀河道中ヒザクリガー」が放送時、
初めて宇宙人と遭遇して超技術を得て大金持ちとなり月面に王国を作った一族がいる。その王子がハッチでロビーの借金を返済してくれていた。イックは、冥王星から追尾している宇宙船に気付く。『クレジット履歴』から太陽系外にでたことがばれて、ルナガード(月面警備)が出動したらしい。
{/netabare}

OP
天才のプレイリスト 歌 Hatchi(河本啓佑) feat. Robby(中井和哉)
ED
Dancing to Night 〜君への最短ワープ航路〜 歌 Allo(木村昴)&Gras(徳留慎乃佑) feat.Yang(杉田智和)
ヤンからロビーへの想いが溢れている。熱い。
挿入歌
銀河道中ヒザクリガー! 歌 串田アキラ



以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
ズバリ!熱い!!正反対の男同士のバディものスペーストラベラーズ!

1. 旅は道連れ Journey to the Star
宇宙人とのファーストコンタクトから半世紀、人類が自由に宇宙旅行を楽しめるようになったNEO TOKYO--。顔は悪くないが美女とおいしい金の話に弱い残念アラサーのロビーは、今日も高利貸しのヤンから多額の借金を抱えていた。その取り立てに現れるバイトのハッチ。ロビーはヤン達から逃げようと一か八か、今や完全に住居となっている古い宇宙船で逃亡。何とかヤン達を振り切ったロビーは、 このまま『イセカンダル』に厄落としの宇宙旅行に出ることを思いつくのだが、実はその宇宙船にはハッチが乗ったままで……。

2. タコから出た真実(まこと)
高利貸しのヤンから逃げようと宇宙に飛び出したロビーとイックの宇宙船『ナガヤボイジャー』。どうせならこのまま『イセカンダル』に厄落としの旅に行ってしまおうと決意するのだが、そこにヤンに雇われたバイトのハッチも同乗していた!ロビーはハッチに「帰れ」と宇宙船から下ろそうとし、揉める二人。そこへ追ってくるヤンの宇宙船。しかも攻撃してきた。ロビーとハッチは偶然宇宙船内で発見した小型宇宙船に乗り撃退しようとするが……。そんなこんなで何とかヤンから逃れるのだが、燃料が足りなくなり、ロビー達は火星へと立ち寄るのだった……。

3. 冥王星の惑星(ほし)恨み
火星を出発し、ギャラクシー街道に沿って宇宙船『ナガヤボイジャー』でイセカンダルへ向かうロビー、ハッチ、イック。ところが、謎の宇宙船に行く手を阻まれ、冥王星に強制着陸することに。そこには--冥王星が惑星から外れ、準惑星に格下げされたことに頭を悩ませる冥王星の住民達がいた。ロビーとハッチは住民らに冥王星が人気観光スポットとなるようにしてくれと懇願されるのだが……。

4. 「竿の先に半魚人」
いよいよロビーとハッチらを乗せた宇宙船『ナガヤボイジャー』は太陽系の外へ。まず最初に訪れたのはギャラクシー街道第9番プラネット『オダワーラ』だった。早速、わくわく繁華街に出てみると、半魚人だらけ!?オダワーラは半魚人の星だったのだ。「もう二度と来れないかもしれないし!」と嬉しそうにグルメスポットを調べては積極的に観光を楽しむハッチ。それに付き合わされるロビー。そんな中、ロビー達は所持金が無くなり、『オダワーラ』の海鮮丼のお店でバイトすることになるのだが……。

5. 「地獄の沙汰もドン次第」
『オダワーラ』を飛び立った宇宙船『ナガヤボイジャー』。イセカンダル詣でにいく為には、ギャラクシー街道第一関所がある『ハッコーネ』を通過せねばならない。温泉露天風呂を楽しみにハッコーネに着陸するのだが、通行手形を持っていないと関所を通過できないことが発覚!通行手形を持っていないロビーとハッチは、『ハッコーネのドン』と呼ばれる男に通行手形の発行をお願いしにいくことに。果たしてそのドンの正体とは……!?

6. 「寝耳にウナギ」
ロビーとハッチが次に訪れたのは『ハママⅡ』。この星の名物はウナギである。地球ではトッチャイナ星人の乱獲により、ウナギはすっかり獲れなくなっていた。噂に聞くだけでウナギを見たことも食べたこともないハッチは大喜び。おりしもハママⅡでは大ウナギ祭りが開かれようとしていた!一方、高利貸しのヤン達一行もロビーを追い、ハママⅡに到着。筋骨隆々のムキムキ水着姿お祭男達に囲まれる中、必死にロビーを探すヤン。ロビーとハッチも気づくと大ウナギ祭に参加させられており……。

7. 一寸先は夢の国
ヤン達が迫る『ハママⅡ』から逃げ出したロビーとハッチは、次なる宿場星『アッカ・サッカ』へ。--そこは夢と冒険、そして愛と希望に満ち溢れた丸ごと全て一大テーマパークの星。しっかり入園料も取る。パーク内に入るなり、ロビー達をミュージカルで迎える満面の笑みのお花ちゃんズ……。ファンタスティックなパレードに様々なアトラクション……とまさに夢のような場所なのだが、一方で妙な気味の悪さを感じるロビー達。そんな中、もちろんヤン達も追ってきて……。

8. メカるが勝ち
ロビー達は次なる宿場星『マルベリー7』へ。しかしイックの策略で機械人間の星『マルベリー8』へ。『メカにあらずんば人にあらず』とスローガンを掲げ、生身の生命体は奴隷扱い。人間達は浜辺でハマグリを採って、観光客に売っている。ロボットである故、すっかり高待遇に迎えられるイックに対し、人間であるロビーとハッチも最初はひどい扱いを受けるのだが……。

9. 亭主の好きなヒザクリガー
故障してしまったヒザクリガーを修理する為、次の宿場星『ヨッカマルシェ』に立ち寄るロビー達。実はナガヤボイジャーもヒザクリガーも、この星に住む『ヨッカマルシェ星人』が作ったものらしい。無事到着し、早速修理を依頼するのだが、そもそもなぜこんな遠い星でヒザクリガーが作られたのか?ロビーはこの星にいるアニオタ達からとんでもない事実を聞かされる……。

10. 相棒(バディ)喧嘩は犬も喰わない
とうとう最終目的地『イセカンダル』が目前に迫るロビー達。しかし、イセカンダルに向かう為にはその前に関所を通らねばならない。借金を抱えているロビーはブラックリストに載っており、今のままでは関所を通過できず、宇宙入管管理局に送られてしまうと知る。その件が発端となり、今までたまりにたまった日常生活の不満が爆発。宇宙船内でロビーとハッチの大ゲンカが始まるのだった。

11話 聞いて極楽、イセカンダル
ギャラクシー街道の最終目的地『イセカンダル』に到着したロビー達。しかし、イセカンダル参拝にはいろいろと段取りがあるらしい。段取りに沿って今夜は宿に泊まってお参りは翌朝からすることに。その前に、参道を散策。左右にびっしりと並ぶお休み処、お食事処、土産物屋、旅籠……。参拝客もさることながら、売り子達なども多数おり、かなりの賑わいだ。ロビー達もおみくじを引いたり、食べ歩きしたりとご利益だらけのイセカンダル観光を楽しむのだが、ハッチはいつもと何か違う感じで……。

12. 月の夢、地球の夢
ハッチが月の王子様だったという衝撃の事実を知ったロビーとイック。ルナガードとヤンたちが迫る中、「最後までロビーとイックと一緒に旅を成し遂げたい!」と話すハッチに「ロビーが出した決断とは?!一方地球では大変なことが起こっており……。ロビー、ハッチ、イックの旅の結末とは?!

投稿 : 2019/12/07
♥ : 5
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

ナンセンスというより、センスないギャグアニメに飽きた。一時、戦略的撤退(苦笑)

【1話ごとの感想】
1話目「旅は道連れ Journey to the Star」☆2
{netabare}
ドタバタギャグ、か。とりあえず、作画はだいぶ酷い。ギャグパートは良いけど、シリアスに振ったときに、心配は残る。

監督の高松信司さんは、「男子高校生の日常」「ぐらんぶる」の監督だと思えば信頼できるけど、「ナンバカ」「イクシオンサーガDT」の監督だと思えば、やや不安が(笑) まあ、「銀魂」「スクールランブル」あたりから考えても、ハイテンポであることは間違いないだろうけど。

東海道中膝栗毛は未読なんで、一般的な知識の部分しか分からないな。私は文学部ですが、近代文学専行なんで、古典は逃げまくってたし(笑)

《今後の展望》
しばらく、3話くらいまではドタバタコメディか。中盤から後半にかけては、ハッチの実家問題を解決しつつ、最終的には、「俺たちの旅はまだまだ続く」で終わりそうな気配がしますな。
{/netabare}

2話目「タコから出た真実」☆3
{netabare}
なんか、色々パロディだが、ディズニーは怖いぞ? 大丈夫か(汗)?

《今後の展望》
なんか、イセカンダル、火星でも宣伝してるって、実は怖いところ(なんか捕まって実験的な)かなと一瞬おもたったけど、伊勢神宮をそんな風にイジれるとも思わないので、それはないかな。

イセカンダルは、アニメの聖地だったりするのかな?
{/netabare}

3話目「冥王星の惑星ほし恨み」☆
{netabare}
月をディスるなや(笑) スケールでけぇな(笑) 電通にケンカ売るなよ(笑) 許可、とったなら電通が偉いし、とってないなら、制作が根性あるな(笑)

う~む、月をディスるスケールの大きさや、身内といえる電通にケンカ売る姿勢は、当時の「風刺」という文化も併せ、好きではある。が、プルトニウムバスターはな~。本気で腹立つ、悲しい思いもする人はいるだろうにと、岩手県出身者として思う。

やはり、パロディは笑えないとね。笑えないパロディは、ただの冒涜。

《今後の展望》
関係各所に怒られて、放送中止(苦笑)?

とりあえず、有名な宿場町まわるんだろうし、次は小田原ね。美人な女将に誘われ宿へ。そこで風呂が熱いのなんきので踏み抜いて大騒ぎ。原作ではそないな感じ。前半は多分、踏襲するかな?
{/netabare}

4話目「竿の先に半魚人」☆2
{netabare}
東海道中膝栗毛のBL要素は、ロビハチではなく、こっちで消化するのね。

働き方改革に、半魚人、、、魚民、かな(汗)?

原作、あんまり関係なしですね。設定だけをもらう感じかな。

《今後の展望》
う~ん、あんまり面白くならないね。

次は箱根。これで地震ネタや火山ネタを引っ張ってきたら、流石に切るかな~。
{/netabare}

5話目「地獄の沙汰もドン次第」☆2
{netabare}
箱根はまんま箱根だな。箱根は行ったことないけれど(笑) わりとしょうもないオチ。笑い処がみつからないな~。

《今後の展望》
次は浜名湖? うなぎ美女に、うなぎパイで精力アップ、みたいな展開かな?
{/netabare}

6話目「寝耳にウナギ」☆2
{netabare}
ハママⅡ(笑) う~ん、美女が出てこない展開は意外だったけど。利子から、尻w ツケから、尻w まあ、ツマランナ。

《今後の展望》
まあ、多分今後も1話完結のバカギャグ回が続くんでしょう。んで、10話か11話くらいから、イセカンダル絡みの話かな。とりあえず録画だけしといて、評判良い回だけ観るか、イセカンダルに入った辺りから観るかな。とりあえず、一時、戦略的撤退ですw
{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 19

瀬名 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

テンションについていけない

なんとなく目に付いて見ている作品。

へぇー、中井さんが主人公か。この借金取り杉田さんじゃん。あれ、このロボット坂口さんじゃん。なんか既視感……。と思ってちょっと調べてみたら、銀魂の監督さんとのこと。
なるほど納得。

私は銀魂大好きなのですが、今作のギャグテンションにはなかなかついていけず。

初っ端からなんだか勢いとテンションが高く、なんの予備知識もなく観始めた者からすると、すんなり受け入れられるような感じではありませんでした(個人的には)。

そのテンションは下がるどころが、どんどん上がっていく。
なんか元気だなぁと、作品のテンションに置いてきぼりを食らいながら観ている感覚。

話の大筋は、不運にまみれたアラサー男が、借金取りに追われつつ、幸せを求めて伝説の「イセカンダル」へ向かうというもの。

舞台は宇宙の火星や冥王星などの様々な惑星。
どんな惑星にも普通に人間が住んでいるという不思議設定にツッコんではいけない。

初回から突然ロボット(ヒザクリガー)が出てきて驚きましたが、無駄にヒザクリガーのテーマ曲に力が入っていて、普通に良曲で笑いました。

OP曲は中井和哉さんと相棒役の河本啓佑さんが歌っており、ED曲は借金取り3人組の杉田智和さん、木村昴さん、徳留慎之佑さんが担当。

ED曲はモロ遊んでいます。
OPもEDも、みんな歌上手くてびっくり。

本作の全力で遊んでる感、この思い切りは良いかと思います。
私の肌にはあまり合いませんでしたが…。
特に7話は軽くイラっとくるしつこさでしたw

でも、観ていればどんどん慣れてくるもので、観続けているとだんだん楽しめてきました。
慣れるほどに面白くなる作品なのかも。

10話のハッチの行動にはちょっと感動した。

肌に合う、合わないはあるかと思いますが、このテンションが好きなら楽しめると思います。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 5

63.8 6 2019年度のSFアニメランキング6位
ガーリー・エアフォース(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (183)
613人が棚に入れました
突如出現した謎の飛翔体、ザイ。それは、人類の航空戦力を圧倒した。彼らに対抗すべく開発されたのが、既存の機体に改造を施した「ドーター」と呼ばれる兵器。操るのは、「アニマ」という操縦機構。それは——少女の姿をしていた。鳴谷慧が出会ったのは真紅に輝く戦闘機、そしてそれを駆るアニマ・グリペンだった。人類の切り札の少女と、空に焦がれる少年の物語が始まる。

声優・キャラクター
逢坂良太、森嶋優花、大和田仁美、井澤詩織、白石涼子、Lynn

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

アフターバーナー全開で贈る美少女×戦闘機ストーリー!

この作品の原作ノベルは未読です。
そしてこの作品の視聴を決めたのは、「しーちゃん」こと井澤詩織さんとLynnさんが出演されると知ったから…
ですが、本作品の核となるアニマ役として、「Run Girls, Run!」のメンバーの一人である森嶋優花さん、「ネトゲの嫁~」のゲーム内で大活躍(?)したセッテ役の大和田仁美さんも出演されると知り、更に視聴が楽しみになった作品です。

「突如出現した謎の飛翔体、ザイ。それは人類の航空戦力を圧倒した。
彼らに対抗すべく開発されたのが既存の機体に改造を施したドーターと呼ばれる兵器。
操るのは、アニマという操縦機構。
それは…少女の姿をしていた。
鳴谷慧が出会ったのは真紅に輝く戦闘機、そしてそれを駆るアニマ、グリペンだった。
人類の切り札の少女と、空に焦がれる少年の物語が始まる。」

分かりやすく纏まっていたので公式HPのIntroductionを引用させて頂きました。

ザイの存在…ストパンで言うところの「ネウロイ」の様な存在と思えば問題無いと思います。
敵の存在はありきたりですが、人類の切り札であるアニマの存在がこの作品に彩りを添えています。
何故ならアニマはこれまで居そうでいない存在だったから…だと思っています。

改造された機体を操る少女…パッと見は「蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-」のメンタルモデルっぽいんですけど、メンタルモデルは船そのものなので、似て非なる存在という事になります。
飛行機乗りのパイロットは、これまでアニメの中で星の数ほど描かれてきましたが、特別な操縦機構という存在はいなかったと思います。
でも忘れているだけかも…と思い、少し思い出してみました。

飛行機ではありませんが、「アスラクラインの機巧魔神(アスラ・マキーナ)」、「ブブキ・ブランキのブランキ」や「レガリア The Three Sacred Starsのレガリア」なんかは同系統の存在かもしれません。
でも調べているうちに段々思考がズレていっている気がしてなりませんでした。
もしご存知の方がいらっしゃったら教えて頂けると嬉しいです。

…レビューが思い切り脱線してしまいました。

日本軍には3体のアニマが所属していました。
森嶋優花さん演じる「グリペン」、大和田仁美さん演じる「イーグル」、そしてしーちゃん演じる「ファントム」です。
人類の切り札がたった3人の少女…?
思わず聞き返したくなるような設定ですが、事実彼女たち以外の普通の攻撃はまるで敵に当たらないんです。
でも人間は決して諦めていませんでした。
例え無力でも生きるのを放棄したら、本当に人類は居場所を失ってしまう…そんな瀬戸際だから、大人の…軍人の誇りをかけて敵地へ赴くんです。

そんな中、一騎当千の戦力を誇る戦力がアニマ…という訳なのですが、アニマのひとつであるグリペンは挙動が不安定で廃棄が決定していたんです。
ところが、主人公である鳴谷慧の傍でならグリペンは本来の力が発揮できたんです。
挙動が安定する術があることをそ知った日本軍がグリペンをそのまま廃棄処分する筈がありません。
当然、鳴谷慧の身の振り方も決まってきますよね。
実はここからがこの物語が加速度的に面白くなるんです。

アニマとザイとの戦闘は熾烈を極めています。
だから作り手の皆さんには申し訳ありませんが、縦横無尽に飛び回るアニマを見ている時が一番心が躍る瞬間でもありました。
日常パートが面白くない訳ではありません。
ただ、戦闘中の圧倒的な迫力は視聴者を痺れさせるには十分過ぎるパワーを持った作品だったということです。

日常パートで感じた唯一の不満…
それはLynnさん演じる宋 明華(ソン ミンホア)の扱いが雑だったこと…でしょうか。
尺の関係で多くの時間を割けないのは分かっています。
それでも、幼い頃から慧を支え続けてきた大切な人なんです。

ある時は突然連行され、そしてまたある時は慧の挙動不審に翻弄されて…
それでも慧の前で見せる笑顔が眩しくて…
明華はアニマにはなれませんし、代役も務まりません。
ですが慧の居場所はアニマだけ…という了見も無いと思うんです。
この物語がこの後、どの様に展開していくかは分かりませんが、明華には幸せになって欲しいと思います。

それではアニマの中での立ち位置ですが…個人的にはグリペン推しかと思っていましたが、完走して振り返ってみると、やはりしーちゃん演じるファントム推しだったような気がします。
彼女がこれまで背負ってきた期待の重さに潰れる事無く、人類を救済するために気の遠くなるような準備をしてきたこと…
有事の際にはアニマの救済が最優先事項であると、人類存続の可能性を全力で模索・実行する実力を兼ね備えていること…
そしてやっぱりCVがしーちゃんだから…
もちろん、元気一杯のイーグルも可愛らしいですけどね。

原作ではもっと沢山のアニマが登場するようですが、本作品ではアメリカ海軍に所属するライノにスポットが当てられました。
アニマの製造は各国がしのぎを削っている最中…アメリカが唯一成功したアニマがライノだったということです。
ライノもアメリカ中の期待を一身に背負ってきたんでしょう。
アニマのコアは各国が独自に開発・調整しているため千差万別…
考えてみると日本の3体ですら性格がバラバラなんですから当たり前なのかもしれません。

でもこの当たり前が検証できているのは日本だけなんです。
何故なら日本以外の国は複数のアニマを管理していないのですから…
そしてバラバラであることが、これほど重要である事を私たちは思い知らされることになるのですが、その代償はあまりに大き過ぎた気がします。
人類の未来に何が待ち構えているのか…気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、Run Girls, Run!さんの「Break the Blue!!」
エンディングテーマは、グリペン、イーグル、ファントムによる「Colorful☆wing」
どちらも甲乙付け難い曲だったと思います。
楽曲のメロディーはオープニングの方が好みでしたが、エンディングの旋律に昔懐かしユーロビートの香りを感じたので…

1クール全12話の物語でした。
作画も綺麗でしたし、ON/OFFの切り替えもスムーズだったので見応えのある作品だったと思います。
こういう作品はこれからもドンドン視聴したいですね♪

投稿 : 2019/12/07
♥ : 19
ネタバレ

いこ〜る さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

最強空耳OP

OPの歌詞が『そうとしか聞こえない』と評判?です。
自分だけかと思ったら結構皆んなそう聴こえてるんですね?

ーーーーーーーーーー

設定に特に目新しいところはありません。
突如現れた航空戦力の敵、という話は〈戦闘妖精雪風〉という傑作(アニメはともかく原作は間違いなく傑作!)がありますし、マシンのコアが美少女化しているのは〈アルペジオ〉とか〈艦これ〉とか、さらに敵の一部を取り込んで戦力化するのは〈ファフナー〉〈カバネリ〉などなど多数ありもはや定番です。
つまりオリジナリティは低いのです。

でも、それ即ち悪いことではありません。事前了解事項が多い方が、説明を少なくできて話がわかりやすくなります。例えばアニマの設定なんかは皆んなすぐに呑み込めてる筈です。
少々複雑なことでも共通理解のもとに進められる、本邦のハイコンテクスト文化の利点を最大限に活かした上手い設定であるとも言えます(実際そう思っています)。

となれば、アニマは美少女でなければなりません。奇をてらって渋いおっさんなんかにしたら、どこまでが事前了解事項かわからなくなって混乱するだけですから。

そのアニマの作画に一番力が入っているのは(特にメインヒロインのグリペンを可愛く描くことに最大限注力しているのは)正しい作画カロリーの使い方だと思います。

余談ですが同時期に空戦ものとしてモロ被りしている〈コトブキ〉はキャラも3DCGで描いていますが、そのせいか私はキャラに愛着が湧かなくて話にのめり込めないでいます。会話劇とか台本は良いと思うのですが、生き生きとした会話に3DCGキャラが全く合わないんですよね。
なので、キャラを3DCG化するなら、こっちの方が合ってたのでは?と思うのです。
3DCGキャラでよかった作品って、例えば〈アルペジオ〉とか〈シドニア〉とかを思い出します。人間臭さが少ない方がフィットすると思うので、グリペンなんかは実にピッタリではないでしょうか?

さておはなしはメインキャラが出揃い、さあこれから!ってところです。今から追いかけても十分間に合いますよ(何せそんなに難しいストーリーじゃありませんし)。
今期は〈どろろ〉とか〈ブギーポップ〉とか〈ネバーランド〉とか見ててシンドい作品が多いので、アッサリ目の心に優しい作品として、気分転換にぴったりだと思いますが、いかがでしょう。

↑と、弱く推奨しておきます。

===============

見終わりました。

お話的には後半の、ザイの目的とは?アニマとは?それらが浮かび上がらせる人間とは?という、テーマが見えてからが本番だったように思います。
ただ、作品の本質はそこにはなくて、アニマの可愛さを愛でるアニメだと思います。そしてその目標は十分達成されていたでしょう。

グリペン!ポンコツ可愛かった!ですからね。
ですから、キャラものとして見れば普通に良かったのではないでしょうか?

空戦描写では〈コトブキ〉に敵いっこないですし、そこは求めない姿勢で臨みました私は。

↑と、再び弱く推奨しておきます。

ーーーーーーーーーーー

以下、視聴途中の一言コメントです。
{netabare}
★★_1話:思ってたよりイイ。空戦だから〈戦闘妖精雪風〉を思い起こす。でも〈アルペジオ〉って言われるのが目に見える、いや耳に聞こえる様だ。
★☆_2話:グリペンポンコツ可愛い!と言う回だった。空戦やらないと無価値に思えたが、そこまでではないみたいだ。
★★_3話:心理描写に尺をとるのってこの手の作品では珍しいか?お陰で面白いのかつまらないのか、よくわからなくなってしまった。
★★_4話:特に凝ったことはしていないが、かえって外連味がなくていい。アニマの幼さ純粋さがちょっと表現されてたりしても、変に構えず見ていられる。つまり『なかなか面白いじゃないか』と思っている。
★☆_5話:ファントムちゃん結構ヤバイ奴だった。協調を知らないアニマたちの倫理観や情操に触れたりしてるから、これからはチームが形成されていく話になると思う。結構ちゃんとしてるよね?ただの美少女萌え空戦アニメに見えるけどね。
★★_6話:「あ〜ん」でイチコロだわ、幼馴染は置き去りだわと、お約束通りに話をつなげるからとってもわかりやすくて脳に優しい。こんなのだけだと辛いが、こんなのも無いと辛い。
★★_7話:ちょっとヘボいけど難し過ぎないのが取り柄だからこれでちょうどいいのかも。さあ!中盤の山場か?
★★_8話:アバンタイトルを長くとって、決戦をそこに入れ込む構成面白い。バイパーゼロ、なんだかソラリスの海みたいな奴だな。
★★☆9話:人・アニマ・ザイ、三位一体か?それはさておき、今までで一番SFっぽい深みのある回だった。侮れ…なくもない。
★★☆10話:決戦前夜、いつもより作画が綺麗でそれだけで格が上がって見える。実際話は面白いんだから、それに見合った今回レベルの作画があれば、もっと評価が高かっただろうなぁ。ファントム煽り耐性低すぎ。
★★☆11話:あー、神林っぽわこれ。無人機が出てきた時点で逆説的に“人間”がテーマであることがわかるし。結構SFしてるなぁ。
★★_12話:フェアリー空軍基地ならぬ上海国際空港からの脱出劇、そしてほろ苦い俺たたエンド。ミンホアちゃん負け組決定?
{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 15
ネタバレ

noindex さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

我が国を蝕む敵「ザイ」が在日のメタファであるならば、ザイの目的はつまり…

1話
「イリヤの空、UFOの夏」「ストライクウィッチーズ」「蒼き鋼のアルペジオ」を足したような内容。
味方の戦闘機のアニマのベースの機体がイーグルとか古めなのは意図的なんだろう。つーかアルペジオのメンタルモデルの軍艦を戦闘機にしただけの設定に思えるけど。{netabare}アニマが主人公にいきなりキスするのはやめたほうが良かったと思う。{/netabare}
敵戦闘機のザイというのはぶっちゃけ在日朝鮮人のことだろうが、幼馴染ヒロインで中国人の明華が自衛隊を軍隊呼ばわりして主人公が入ろうとするのに反対するなど、なかなかに際どいメッセージが込められている。GATEの時みたいに炎上したら面白いんじゃないかと思った。CMでアイドルが自衛隊機の前で歌っていたがパヨクが発狂しそう。
作画はバトル以外は手描きなのはいいけど、1話からちょっと微妙。

2話
今回は日常回なせいか作画が良かった。やっぱりアニメは手描きが一番だね!
台湾と半島が健在と言ってたが半島の方はザイが皆殺しにしてくれればいいのに。平和ボケしている日本のマスゴミ批判も入っていて良かった。
グリペンたそはかわいいし、これであの支那女が出なければ最高なんだがなあ。

3話
ザイが支那の街を破壊したり、支那女が買い物すっぽかされてるのを見ると普通の日本人としては「ざまぁw」と思ってしまうw
{netabare}シミュレーターはセガのアフターバーナー思い出した。
でもこのペースだとグリペンが戦えるようになる頃には1クール終わってんじゃないのかな。
慧の母親を殺したのはグリペンだったという鬱展開になるんだろうか?{/netabare}

4話
ツッコミ所多いよなw
{netabare}ザイが20機くらい来ただけでイーグルがいても歯が立たないとか今までなんで日本は無事だったのか…。スト魔女みたいに敵味方の戦力がもっと拮抗してないとダメじゃないのか。
あとグリペンにミサイルいくつ搭載してんだよwセガのアフターバーナーみたいに無限なのかとw(実機の搭載能力は6発で、撃ったのは8発なのでそれほどの誇張でもなかった){/netabare}
まぁコトブキより遥かに良いアニメなのは間違いないけど。
面白さ>リアリティなので。

5話
{netabare}井澤詩織はクズの本懐のモカみたいな声で演じてるな。
ファントムとか朝鮮戦争時代のクソ古い機体だけどドウターの機種ってどうやってきまるんだろう。
3人が仲良くなったところで1クール終わりはやめて欲しいなw{/netabare}

6話
{netabare}この同系統の機種につきアニマ1つまでという設定が謎だよな。
海鳥島という島は無いのだが、尖閣問題のメタファだろうか。
離島だから核攻撃してしまえばいいのではと思うが。{/netabare}

7話
{netabare}あの程度の小細工はファントムは読めてしかるべきだと思うがまぁいいや。
それよりいつもイーグルの出番が無い展開になるのが気になる。平等に扱って欲しいんだが。{/netabare}

8話
{netabare}ただのつなぎ回か…中国人女マジいらね。
青髪ヒロインはバイバーゼロとはまた別なのかな。{/netabare}

9話
今回もバトル無しだが物語の核心に迫る話で面白かった。
{netabare}ザイは都市部にいない人間を攻撃しないとグリペンが判断したが、おそらく実際のザイもそうなのだろう。夢の中でグリペンがザイは希望とも言ってたが、ザイは奢れる人類を本来の自然の姿に戻す存在とか?
アニマとブロウラーについての議論はエヴァとジェットアローンを思い出した。
ライノの声優はうりょっちとはベテラン起用してきたな。{/netabare}

10話
今回もバトル無し。意外とバトル少ないアニメやな。
{netabare}ザイがもし在日朝鮮人のメタファであるなら、ザイの目的は人類のせん滅ではなく、人類の土地を奪うことだよね。9話のシミュレーションの結果とも一致するし。
主人公が悩んでるが、そもそも中国人女に日米の軍事作戦について話すことは出来んやろ。
米軍の陰謀話が出て反米スタンスかと思ったが米兵たちはナイスガイばかり。どっちやねん。{/netabare}

11話
{netabare}ブロウラーが乗っ取られるのは予想通り。そうならなければそこそこ使える戦力だったのにね。
後半はホラーみたいだったが次で終わりじゃ中途半端になりそう。ライノがらみでザイとアニマの関係が何か分かるのかな。{/netabare}

12話
{netabare}スト魔女でネウロイと意思疎通する話があったけどあれみたいだな。終わった原作のネタバレをちょっとみたけど、ザイとアニマについてはごちゃごちゃした設定があるようだね。
なんかライノがかわいそうで{/netabare}後味の悪い終わり方に感じるが、原作のキリのいい所がここしかなかったんだろうな。

【総評】
こういった美少女+ミリタリーアニメで成功した作品は、強敵を倒して終わらせるなど1クールでそれなりの話が描けているものだが、これは原作のごく序盤のような内容で終わってしまった。終始低調でカタルシスが無いまま終わったのは残念だった。
キャラクターについてはグリペンのかわいさはよく描けているが、サブヒロインについてはイーグルの出番が少なかったのが不満。4人目のライノもそこそこ見せ場があるのに…。
作画は安定していて一切崩れなかったのでなんかもったいない。食事をしている作画がやけに良かったがこだわりなのだろうか。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 7

66.1 7 2019年度のSFアニメランキング7位
PSYCHO-PASS サイコパス 3(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (65)
783人が棚に入れました
「正義」は、新たな世界を切り開く。

魂を数値化する巨大監視ネットワーク・シビュラシステムが人々の治安を維持している近未来。変わりゆく世界で、犯罪に関する数値〈犯罪係数〉を測定する銃〈ドミネーター〉を持つ刑事たちは、犯罪を犯す前の〈潜在犯〉を追う。

2012年にスタートしたオリジナルTVアニメーション作品『PSYCHO-PASS サイコパス』の第三期シリーズとなる本作は、ふたりの新人監視官の物語。慎導灼と炯・ミハイル・イグナトフは、厚生省公安局の刑事となり、変わりゆく世界で真実を求めていく。

声優・キャラクター
梶裕貴、中村悠一、櫻井孝宏、大塚明夫、諏訪部順一、名塚佳織、沢城みゆき、佐倉綾音、日髙のり子、宮野真守、中博史、田中敦子、日笠陽子、森川智之、堀内賢雄、矢作紗友里、関智一、野島健児、東地宏樹、伊藤静、本田貴子、花澤香菜

2010sw さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ストーリーも絵も緻密

練りこんだストーリーと描き込んだ絵が観ごたえ~
こういうのはあとで見返しても発見があってイイ
いろいろ仕掛けてあるからねぇ

”敵”は凶悪で怖いんだけど、緩みどころもあって
そこで一息つける。ずーっと怖いと疲れる。

某所のレビューみたら、ボロボロにけなしてるのが
多かったが、自分は全然いいとおもうなー・・
捜査官が能力使うのがうんぬん・・って意見もあるが
FBIだって超能力捜査官ってのが現実に居るんだから
いいんじゃね?って思うんだが・・
それに常守朱も出てきて前作のリスペクトもあるし、
そもそも目に常守のイメージがチラホラあって
んー!サイコパスだ~って思うしな

劇中、”遺伝子編集”って言葉が出てきたけど
2019年現在、アメリカで遺伝子編集キットが通販で売っている。
140ドルだから14000円くらいか。内容は、Cas9という
酵素で遺伝子の目標位置を切って、CRISPRというたんぱく質で
切ったところに別に遺伝子を接合するというもの。これで
光る犬とかネズミとか作った動画がYoutubeにある。
遺伝子にはいろいろスィッチがあってそれを操作するってのも。
失敗して足が5本になっちゃった鶏なんてのもあった・・
いやそれは倫理的に・・と思うが人間に適用されるのも時間の
問題だろう。すでに母親のミトコンドリアに障害のある場合に
別の人の正常なミトコンドリアを使った人工授精ってのが
(国によっては)実用化されている。こうすると母親の障害のある
ミトコンドリアが子供に伝わらず健康な子が生まれてくる。

そんなこんなで”優秀な”人が作り出されることになる。
遺伝子編集する金の無い人と別の社会集団が形成され、
ドミネーターが・・
ドミネーターって”支配者”って意味で、妙に怖くなってくる~

そういや、脳にデンキを流すと頭が冴えるって技術がある。tDCS
という。この装置もamazonに売ってる。特定の部位にデンキを
流すとゲームのスコアが2倍になるとか、脳から”雑音”が消えるとか
効果がある。流しすぎるとヤバイと思うが、深刻な事故の報告は
ネットにはない。(頭皮のヤケドはあるけれど。)
ドミネーターってこんな原理で出来るかもしれないな。
脳にデンキを流す。軍では既に使っているし、プロバスケの選手も
やってるらしい。デンキ流しながらトレーニングすると体力やスキルの
向上が早いという。自分ももちろんやってみてる。妙に冴えるんで
身体に悪いんでないか??と思うので毎日ではない。
しかしこんな自分はスペルの違うほうの Psychopath かもしれない。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 1
ネタバレ

shino73 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

役者は揃った 

ProductionI.G制作。
SF×サスペンス。
全8話全て拡大枠での放送。

2120年、東京。
魂の数値化に成功した管理社会。
審判を下すのはシビュラシステム。
日本は鎖国政策とシビュラにより、
世界で唯一、平和を実現する国となった。

役者が揃った。
声優・制作共に豪華な布陣で、
映像・演出は劇場版の水準であろう。
{netabare}劇場版からの狡噛・フレデリカの参戦に、{/netabare}
集大成を目指す制作陣の意気込みを感じる。

新人執行官アラタはメンタルトレースなる、
高度な共感特殊能力を持ち犯罪者を追撃する。
彼の正義は新たな世界を切り開くのか!?
{netabare}大勢が加担し誰も罪の意識がない、
詐欺的な犯罪では色相が曇らないのだ。{/netabare}
見えざる巨悪との戦いが開幕した。

新しい倫理を構築できるのだろうか。
メンタルハザードと跋扈する街の魑魅魍魎。
これはシリーズ最高の開幕であろう。

5話視聴追記。
個人的に高評価である理由を語ろう。
1つ、思想が分散されていること。
1つ、主軸のキャラに魅力を感じること。
(僕は常守・霜月に魅力を感じない)
数多くの立場・組織で思惑が錯綜している。
物語に厚みが増し俯瞰的な視点が必要になる。
この群像劇は「攻殻」に近い印象を受ける。
{netabare}ビフロストのコングレスマンの真意は!?
シビュラに反旗を翻す構造主義者なのだろうか。{/netabare}
事件はさらに複雑化していく。
ますます色相が曇り出しそうだ。

今期は楽しみがほんとに多いですよ。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 28
ネタバレ

とろとろとろろ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

霜月有能説

{netabare}振り回す側から振り回される側に変わった霜月が見ていて楽しい(笑
常守は今のところポエマーとしての出番しかないな。
事件の解決より常守の処遇がどうなるのか知りたいので、途中で断念する
ようなことはないだろう。
第2話で狡噛と宜野座の最強ペア登場。
正直言ってゾクゾクしたわwwwww
あまり出番増やすと主人公2人を軽く食ってしまうだろうから、おそらく
今後も控え目な活躍になると予想。{/netabare}
作画は文句の付け所なし、OPとEDの曲はなんだか普通。
1時間枠は見ていて結構キツいが、だらだら2クールよりはマシなのか。

・第4話
アクションシーンは劇場版込みで全シリーズ中一番かも。
{netabare}選挙戦が終わってぼんやりと全体像が見えてきたか?
(常守が当時何をやってて何で裁きを待つ身なのかも含めて)
黒幕っぽいハイソな3人衆はいまだよく分からんがね。
ついでにようやく登場した六合塚元執行官の立ち位置も???だったが、
Wiki見て理解したわ。
仕事はえーなWikiの住人(笑
霜月かわいいよ霜月。
今期一番の萌え株だwwwww{/netabare}
折り返し地点まで来たけど、傑作アニメ(1期限定)の続編としては
上出来じゃね?
後半にも期待してますよ。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 3

71.6 8 2019年度のSFアニメランキング8位
PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1「罪と罰」(アニメ映画)

2019年1月25日
★★★★☆ 3.8 (58)
458人が棚に入れました
Sinners of the System Case.1「罪と罰」:2117年冬、公安局ビルに一台の暴走車両が突入する事件が発生。その運転手は青森にある潜在犯隔離施設〈サンクチュアリ〉の心理カウンセラー・夜坂泉だった。しかし取調べ直前に夜坂の即時送還が決定する。監視官の霜月美佳は、執行官・宜野座伸元らとともに夜坂送還のため青森へ向かう。そこで待っていたのは、〈偽りの楽園〉だった。

3つの物語の舞台は約100年後の日本とアジア――その現在、過去、未来に起きる事件が語られる。事件に立ち向かうのは、規定値を超えた〈犯罪係数〉を計測された〈執行官〉たちと〈シビュラシステム〉が適性を見出したエリート刑事〈監視官〉たち。犯罪を未然に防ぐために必要なものは、猟犬の本能か、狩人の知性か。事件は思わぬ事実を明らかにし、世界のあり方を映し出す。これまで語られていなかった『PSYCHO-PASS サイコパス』のミッシングリンクがついに紐解かれる。

声優・キャラクター
野島健児、佐倉綾音、弓場沙織、平井祥恵、岡寛恵、小山力也、斉藤貴美子、多田野曜平、中川慶一、花澤香菜、東地宏樹、櫻井孝宏、伊藤静、沢城みゆき
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

青森のサンクチュアリ

『PSYCHO-PASS(サイコパス)』の新作・劇場版三部作の一作目の舞台は日本。
青森の<潜在犯>隔離施設“サンクチュアリ”から脱走した女に関する公安局の捜査に、
不自然な横槍が入ったことをキッカケに、公安局屈指の女<監視官>二人とその一味らが、
青森と東京、前衛と後衛、二手に分かれて喰ってかかる、やや刑事ドラマ色の強いシナリオ。

自動運転が絡んだ事件の発端。行動予測がすっかりスタンダード化した捜査。
あとは{netabare}旧優生保護法絡みの裁判でも問われた、
社会が不適合とみなした人間から出産、育児の権利を剥脱した件とか。{/netabare}
日々アップロードされ続ける社会に対する懸念もふんだんに盛り込みながら、
社会正義の在り方を問いかける構成にはらしさは出ていたと思います。

ただ、尺不足は感じます。
青森を聖域たらしめた根拠となった<潜在犯>更生のアプローチ。
即ち{netabare} 集団心理を活用した個の圧殺による<犯罪係数>低位安定を土台とした“ユートピア”実現。{/netabare}
に関しては特に心理描写の欠落による説得力不足を感じました。

これは1クールに枠が短縮されたTVアニメ2期以来、ずっと感じていることですが、
最近の本シリーズは、着眼点は面白いのですが、
個々の要素の掘り下げはやや物足りない印象が続いています。
『PSYCHO-PASS』は1期みたいにシステムの弊害や穴を突いた犯罪を描き
テーマを投げかけた上でさらに、
社会の変容が個人の価値観や芸術活動に及ぼす影響までえぐり出してこそ価値がある。
と私は思っているので、今回のネタも例えばTVアニメ3期2クール相当の枠内で、
“楽園”で暮らす<潜在犯>の生活感も含めて、
じっくり、ネットリ表現して欲しかったと言うのが正直な所です。

それでも劇場版ならではのSFバトルシーンなど見所はありました。
この第一部では、先輩<監察官>を差し置いて、
公安局のエース(自称)である霜月美佳<監察官>が捜査の前線・青森で活躍しちゃいます♪
正義の名の下に猪突猛進しそうになる、じゃじゃ馬ぶりは相変わらずw
まったく<監察官>と宜野座<執行官>どっちが“猟犬”だか分らなくなりますw

そんな中でも事件を通じて抑える所は抑える。美佳の成長は感じられました。
宜野座<執行官>がこぼした{netabare}「人うまく使えるようになったじゃねぇか」{/netabare}とのひとり言は、
美佳に対する賛辞だと私は理解しています。
但し本人には決して言いません。だって煽てると調子に乗っちゃいますからねw
この辺りは流石に“忠犬”宜野座さん。<監察官>の扱い方をよく心得ていますw

また今回の<シビュラシステム>に関しては、
治安を託し得るか?という論点に加え、政治を託し得るか?という点も強く意識させられました。
何せ毒をもって毒を制するシビュラ君は性格悪いですからw
高度な政治的判断とか任せて良いのか逡巡してしまいます。

特に今回エグいと思ったのはラストにて、やや重大なネタバレになりますが、
{netabare}美佳が<シビュラシステム>に対して事件関係者の人生保証と言う個人の幸福と引き換えに、
システムの欠陥やスキャンダルの暴露を断念した幕引き。
一見、提案したのは美佳だけど、私はこれ絶対<シビュラ>は最初から美佳たちが、
個人への情に価値を置くことを分っていて仕組んだだろうと言う疑念を持っています。

<シビュラ>はシステムのガンになりつつあった青森の<サンクチュアリ>を、
自らの手は直接汚さず、しかもイメージダウン等、切除のダメージは最小限にして、
<潜在犯>をゴミ呼ばわりしていた管理者もろとも、大掃除した。

結局、今回もまた<シビュラ>の掌の上で踊らされていたと私は解釈しています。{/netabare}

うん……やっぱりシビュラ君、性格悪いわ~w

投稿 : 2019/12/07
♥ : 20

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ここで引き下がったら公安局刑事課のエース、霜月美佳の名が廃るっ…

この作品は、2019年に上映された劇場版アニメ三部作の第1弾です。
3つの物語の舞台は、約100年後の日本とアジア…その現在、過去、未来に起きる事件が語られるんだそうです。
これまでは、主人公である常守朱を主体として物語が構成されてきましたが、本作の主人公は、何とあやねる演じる霜月美佳監視官なんです。
「格好良い」あやねるボイスを満喫できる作品でした。


2117年冬、公安局ビルに一台の墓相車両が突入する事件が発生。
その運転手は青森にある潜在犯隔離施設<サンクチュアリ>の心理カウンセラー・夜坂泉だった。
しかし取調べ直前に夜坂の即時送還が決定する。
監視官の霜月美佳は、執行官・宜野座伸元らとともに夜坂送還のため青森へ向かう。
そこで待っていたのは、<偽りの楽園>だった。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

上映時間が約1時間の作品なのですが、物語の濃厚さが半端無い上、兎にも角にもあやねるボイスが満載なんです。
もう、霜月美佳監視官があやねるにしか見えませんでしたよ^^;

これまで、何か事件が起きると、常守監視官が我先にと現場に急行していましたが、先輩監視官…だからでしょうか。
青森まで送還する役目を霜月監視官に一任するんです。

責任ある仕事を任されるとやっぱり嬉しいですよね^^
あやねるも…いえ、霜月監視官も喜びの表情全開で任務に向かいましたっけ。

サンキュチュアリって「聖域」や「自然保護区」などを意味する言葉です。
ですが、青森の施設は聖域などとは程遠い場所であるのが徐々に感じられるんです。
最初に感じるのは、公安に対する言動の違和感…
ですが、この違和感が途中から激しさを増していくんですよね。
そしてその違和感は「気持ち悪い」と感じるレベルにまで跳ね上がる…

人間は間違える生き物です。
だから人間には他の動物と比べ物にならないくらい修正力が高いから、ここまで進化してこれたんだと思います。
ですが、サンクチュアリでは自分たちに不都合なことは、全て悪になっちゃうんです。
そして悪を見つけたら全力で排除しようとする…
それは、明らかに正しいことを言っていても捻じ曲げてしか伝わらないんです。
それが「気持ち悪い」と思える所以でした。

だからこそ公安の活躍が光っていたんだと思います。
何度もピンチがみんなに襲い掛かります。
でも霜月監視官の不撓不屈の闘志が、みんなの切れそうな糸を繋いでいくんです。
こういう役を演じるあやねるの声質…堪らなく格好良いんですけど!

主題歌は、1期オープニングだった「abnormalize」
エンディングは、2期エンディングだった「Fallen」
どちらもリミックスバージョンになっていました。

このシリーズのファンの方や、あやねるボイスを堪能されたい方にはお勧めの一作なのではないでしょうか。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 12

アトランティス さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

サイコパス新3部作の序

2015年の劇場版サイコパスから4年。
近未来SF風刺作品として名高い本作が戻ってきました。
一作目の副題は「罪と罰」になっています。

特に今までの復習やキャラクターの紹介もないので
軽く人物を復習してから見られることをおすすめします。

3部作1作目となる今回は常守朱の後輩である霜月監視官(cv.佐倉綾音)と
今回彼女のお目付け的役割の宜野座執行官が中心となり事件に挑みます。
アクションシーンも多く全体で60分なのですがそれ以上見ていた感覚でした。
60分の中で事件の始まりから終わりなので敵は結構あっさりとしています。
アニメでも何度か登場した思想犯、殺人犯の収容所、
映画の舞台はその収容所のうちの1つです。(アニメでは初登場)

一見しっかり更生プログラムを実行しているように見える施設、
その施設が抱える闇に霜月監視官らが挑んでいく展開になります。

男(おっさん)キャラが多い中で今回のCase1の癒しは佐倉綾音ボイスの霜月監視官、
彼女の作画だけはサイコパスでは可愛いを重視しているような気がします笑
映画館は満席で宜野座の美顔を求めていた女性の方も多くおられました。
でも今回の宜野座執行官はとてもかっこよかったですね。
アニメの記憶が薄れているのですがこんなにかっこよかったけ?で見た後も思っていました。

主題歌については
1期のアニメの曲のRemixでした。
意外に良かったのでCD音源化してほしいです。

まだ1作目で今後のストーリーにつながりがあるか分かりませんが
今作もいつも通りのシビュラシステムでした。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 10

76.3 9 2019年度のSFアニメランキング9位
PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.2「First Guardian」(アニメ映画)

2019年2月15日
★★★★☆ 4.0 (59)
564人が棚に入れました
Sinners of the System Case.2「First Guardian」:常守朱が公安局刑事課一係に配属される前の2112年夏、沖縄。国防軍第15統合任務部隊に所属する須郷徹平は、優秀なパイロットとして軍事作戦に参加していた。三ヶ月後、無人の武装ドローンが東京・国防省を攻撃する事件が発生する。事件調査のため、国防軍基地を訪れた刑事課一係執行官・征陸智己は、須郷とともに事件の真相に迫る。

3つの物語の舞台は約100年後の日本とアジア――その現在、過去、未来に起きる事件が語られる。事件に立ち向かうのは、規定値を超えた〈犯罪係数〉を計測された〈執行官〉たちと〈シビュラシステム〉が適性を見出したエリート刑事〈監視官〉たち。犯罪を未然に防ぐために必要なものは、猟犬の本能か、狩人の知性か。事件は思わぬ事実を明らかにし、世界のあり方を映し出す。これまで語られていなかった『PSYCHO-PASS サイコパス』のミッシングリンクがついに紐解かれる。

声優・キャラクター
東地宏樹、有本欽隆、浅野真澄、てらそままさき、大原さやか、関智一、野島健児、石田彰、伊藤静、沢城みゆき、本田貴子、花澤香菜、佐倉綾音

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

亡き者達へ捧ぐ【鎮魂歌】All Alone With You

2012年秋冬期の第1期TVシリーズ、2014年秋期の第2期TVシリーズ、2015年の劇場版長篇に続く劇場版3部作『サイコパスSS』の2作目です


人の精神を数値化出来ることから警察が廃止され、厚生省公安局が治安維持と法務の執行を取り仕切る未来の日本が舞台のSFサスペンス


実写映画監督の本広克行、脚本家の虚淵玄も関わっていたシリーズですが、この3部作では最初期からアニメーションディレクターとして携わっていた塩谷直義が自らストーリー原案を組み立てて単独で監督
さらにノベライズ版を手掛けた吉上亮と深見真が脚本を担当しています
本来なら1作目からレビュを書くところですがこの2作目が特に素晴らしかったので先んじて書きたいと思いました

























2116年、SEAUnシャンバラフロートでの事件から2ヵ月後の公安局に、外務省から花城フレデリカという女性が刑事課一係に監視官補佐として出向してきたことが事の始まり
彼女の真の目的は元国防省、国境防衛システム海軍のドローンパイロットであった須郷徹平を外務省にスカウトすることであったのだ
須郷は国防省時代にサイコパスを悪化させるきっかけとなった事件を思い出す…
時は遡り2112年、常守朱監視官就任の数ヶ月前
須郷の所属する部隊はSEAUnへの介入を始めた日本政府と国防省の極秘任務「フットスタンプ作戦」を遂行するが作戦は失敗
ドローンパイロットの須郷たちを残し地上部隊は全滅
その中には尊敬する部隊長であった大友逸樹の姿もあった
しかしその後、フットスタンプ作戦関係者を襲撃する軍事ドローンによるテロが発生
容疑者に挙がったのは死んだはずの大友逸樹
須郷も容疑者として公安の監視下に置かれた
そんな須郷の前に現れた公安というのが、当時刑事課一係の執行官だった“とっつぁん”こと柾陸智己だったのだ…


























今作の第一印象は、色相診断の結果が全てにおいて優先される世界観で、そもそも軍人という職業が成り立つのか?というシリーズへの疑問を投げかけた意欲作だと思いました
理不尽な作戦を強いられる前線の特殊部隊の悲惨さと上層部との軋轢
とかく非情な結末が待ち構えている中で突き進む須郷の心情が軍事冒険小説のような体で彼が得意とするドローン技術の描写と共に描かれ、SFとしてもミリタリーサスペンスとしても楽しめる作品に仕上がっております
この『SS』3部作全てに共通してることでもありますが、画面のクオリティもこれまでのシリーズが嘘のようにハイレベルにまとまっているのも素晴らしい


お話の結論から言って、軍人という職業が成り立っているのはやっぱりちょっとおかしいというか、それは『劇場版』のシャンバラフロート事件を観ても矛盾してるのは明らかです


ですがそんなツッコミどころを他所に、もう一方でハードボイルドな刑事ドラマとしての魅力が今作を支えていることに目を向けたいと思います


物語は終始須郷の目線で語られますが、須郷から観た“刑事という生き方とその正義”を貫いたとっつぁんはこれ以上に無くカッコイイ男、として映ります


まだとっつぁんと宜野座が和解する前ともあり、宜野座との確執の深さや初めて登場する柾陸の元妻=宜野座の母との距離感のある関係も明かされ、とっつぁんの公私が今作の中で共に語られるというのがキャラに深みを与えています
この妻子を支えるとっつぁんの姿は、事件の中心となってしまったが須郷の良き先輩でもあった大友とある意味オーバーラップしつつ、裏表一体の関係になっているのも面白い


何よりもとっつぁんや、さらに今作に登場し大活躍をする青柳璃彩監視官、縢秀星執行官という人々が後々の事件で【全員殉職してしまっている】という事実が今作に漂う哀愁に拍車をかけてます


思えば『サイコパス』というシリーズは幾度となく希望を打ち砕いてきました
本当は死ぬべきではなかったはずの人々の生命が軽々しく奪われていってしまったことへの虚しさ
そんな彼等の在りし日に、いまいちど思いを馳せさせてくれるのが今作なんだと想うのです


そして何より、とっつぁんを演じた有本欽隆さん自身がもはや帰らぬ人となってしまっているのがやるせない…


エンドロールではEGOISTの「All Alone With You」を中野雅之が手掛けたReMixが流れるのですが、これがオイラには“逝ってしまった者達へのレクイエム”の様に聴こえてなりませんでした…


興行終了間際に立川シネマシティ、シネマツーaスタジオでの極上音響上映「TOTTSUAUND」も堪能してきました
SEAUnでの戦闘シークエンスはもはや極爆を超えたとも言える凄まじい音圧の破裂音が連続
とっつぁん最大の見せ場となる、軍人相手に怯むことなく啖呵を切って迫るシークエンスの迫力も他の劇場にも増して最高でした
上映終了後には岩浪音響監督自らが名付けたTOTTSUAUNDという名前と、今作が有本さんの遺作となっていることを合わせた追悼メッセージが画面に映され、最後の最後で涙してしまいました

投稿 : 2019/12/07
♥ : 6
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

刑事の勘は永遠に……

『PSYCHO-PASS(サイコパス)』の新作・劇場版三部作の二作目の舞台も日本。
但し、メインの時代はTVアニメ1期の少し前の過去。
本作で起きる事件もまた、霞ヶ関のタテワリが障壁になる難事件ですが、
この当時はまだ“伝説の刑事”で、公安局の“猛犬”征陸(まさおか)智己<執行官>が健在。
シビュラの権限が規制される、他省庁の“聖域”にあっても、
征陸の事件への執念は潰えず、その牙は一度食らい付いたら離れません。

ついでに征陸の息子・宜野座<監察官>もこの頃は絶賛反抗期中w
宜野座は家名の通り、{netabare}沖縄が実家。
沖縄絡みの捜査からの脱線が炎の険悪親子関係に油を注ぐことにw{/netabare}
久々に熱い?親子喧嘩もスクリーンにぶちまけられて感無量ですw

征陸や事件の関係者を通じて、組織の中でも折れない個人の信念を感じたシナリオでした。
例えば征陸<執行官>はTVアニメ1期でも、
シビュラが捜査、執行全般を指示する時代になっても尚、
刑事の勘を前面に押し出した、昔気質のデカを貫き通していましたが、
本作でも、その生き様に再会できて熱かったです。

加えて、そんな個人の信念の継承も確かに感じられました。
各省庁の秘密主義が招いた事件は、相変わらず組織が個人を圧殺する後味の悪い物でしたが、
刑事の勘は、先の第一部にて<執行官>に受け継がれていましたし、
本作では、そんな胸糞な事件が続く中でも、たまに感じられると言う
刑事の正義や信念を引き継ぐ意志もありました。


一方で<シビュラシステム>については、今回もまた、
{netabare}硬軟織り交ぜて対立省庁を屈服させる狡猾さが際立ちました。
事件を通じて、クーデターの危険性が最も高い軍隊に対し、暗部と言う首根っこを抑える。
その上で生かさぬよう殺さぬよう、使える武力だけ残して、
貸しも作って<シビュラ>に抗えない体勢に持って行く。

タテワリが壊される様なんかも、通常は規制緩和など革新的でポジティブなイメージですが、
本シリーズのタテワリ打破は、三部作通じて、
霞ヶ関支配の地歩を固めて行くであろう、<シビュラ>の着実さが目立ち薄気味悪いですw{/netabare}


うん……やっぱりシビュラくん、性格悪いわ~w


付記:第二部公開を控えた今月に入って、
征陸智己<執行官>役の有本欽隆氏・食道がんで死去の訃報が飛び込んで来ました。

<シビュラ・システム>の伸長により“伝説の刑事”から
<潜在犯>として公安局の“猟犬”に落されても尚、
自身の矜持を捨てずに、泥臭く食い付いていく征陸の生き様は、
システムに疎外されても消えない人間性を語る上で重要な要素でした。

それを人間味溢れる演技で再現した欽隆さんの声は地味ながら作品に欠かせない物でした。

元々、本作は、{netabare} 生前の征陸を悼む視点{/netabare}もあった上に、
さらに“弔辞”コメントも相次いだという舞台挨拶のニュース等も含めて、
中の人の追悼ムードも加わり、
より故人の遺志というテーマを意識させられた劇場鑑賞となりました。

ご冥福をお祈り致します。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 18

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「フットスタンプ作戦」…あそこで、本当はいったいなにがあったんですか!

この作品は、2019年に上映された劇場版アニメ三部作の第2弾です。
現在、過去、未来の三部作のうち、今回は「過去」に位置付けられる作品となります。


常守朱が公安局刑事課一係に配属される前の2112年夏、沖縄。
国防軍第15東郷任務部隊に所属する須藤徹平は、優秀なパイロットとして軍事作戦に参加していた。
三ヶ月後、無人の武装ドローンが東京・国防省を攻撃する事件が発生する。
事件調査のため、国防軍基地を訪れた刑事課一係執行官・征陸智己は、須郷とともに事件の真相に迫る。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

今回の物語の主役は、執行官の須藤徹平さん…
正確に言うと、執行官になる前の軍人だった頃の須藤徹平です。
恥ずかしながら私の記憶から完全に抜け落ちていたキャラでした。

このシリーズは、これまで主人公が次々と事件を解決していくスタイルが主流でしたが、今回の物語は一味違っていました。
確かに事件は発生するのですが、事件を解決するのはあくまで公安局の仕事…
それじゃ須藤徹平はというと…完全に巻き込まれた感じでしたね。

でも、こういう目線も大切だと思います。
何故なら、私たちが何かの事件に関わるなら圧倒的に第3者で巻き込まれる確率が最も高いでしょうから…
生きていて、何度も事件の第一人者には成り得ませんしね。

でも、周囲を巻き込む力…というより、抑え込む力のが物凄く強い事件だと思いました。
最近、「働き方改革」という言葉をよく耳にしますし、職場にも浸透し始めています。
それから比べると、今回登場した国防軍は明らかに逆行していました。
もちろん、機密事項の漏洩はどこの部署においても絶対禁則事項です。
ですが、職場の風通しという意味では、現代社会と随分なギャップを感じました。
今より未来の世界の出来事なのに…

レビューのタイトルで用いた「フットスタンプ作戦」は、本作品の中で素性が明らかになるのですが、思っていた以上に残酷で、悲しみしか生まない作戦だったのではないでしょうか。
諸悪の根源は、作戦の指揮者にほかなりません。
ですが、例え何も知らなかったとしても、自分が加担していたことを後から知らされたらどうでしょう…
何もかも開き直れる訳なんて…ありませんよね。
だから、潜在犯に認定されるのは、直接犯罪に手を染める以外にも多種多様なケースが存在するのだと思います。

本作では、シビュラシステムにはあまり触れられませんでした。
これまでは、全ての犯罪はシビュラシステムに直結していたので違和感ありませんでしたが、システムに関係無いところでも、事件って起こるんですね。

主題歌はCase.1と変わらず、エンディングテーマは、1期後半のエンディングが使用されていました。
もちろん、Case.1同様リミックスバージョンです。

上映時間が約60分の作品でした。
Case.1とコメントが重複しますが、兎に角物語の濃厚さが半端ありません。
「正義と信念の感じられる仕事」という台詞を耳にしました。
自分も「かくありたい」と思える台詞でした。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 12

73.8 10 2019年度のSFアニメランキング10位
PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3「恩讐の彼方に」(アニメ映画)

2019年3月8日
★★★★☆ 4.0 (50)
410人が棚に入れました
Sinners of the System Case.3「恩讐の彼方に」:2116年に起きた東南アジア連合・SEAUnでの事件後、狡噛慎也は放浪の旅を続けていた。南アジアの小国で、狡噛は武装ゲリラに襲われている難民を乗せたバスを救う。その中には、テンジンと名乗るひとりの少女がいた。かたき討ちのために戦い方を学びたいと狡噛に懇願するテンジン。出口のない世界の縁辺で、復讐を望む少女と復讐を終えた男が見届ける、この世界の様相とは…。

3つの物語の舞台は約100年後の日本とアジア――その現在、過去、未来に起きる事件が語られる。事件に立ち向かうのは、規定値を超えた〈犯罪係数〉を計測された〈執行官〉たちと〈シビュラシステム〉が適性を見出したエリート刑事〈監視官〉たち。犯罪を未然に防ぐために必要なものは、猟犬の本能か、狩人の知性か。事件は思わぬ事実を明らかにし、世界のあり方を映し出す。これまで語られていなかった『PSYCHO-PASS サイコパス』のミッシングリンクがついに紐解かれる。

声優・キャラクター
【狡噛慎也】関智一
【テンジン・ワンチュク】諸星すみれ
【花城フレデリカ】本田貴子
【キンレイ・ドルジ】志村知幸
【ギレルモ・ガルシア】磯部勉
【ツェリン・グルン】高木渉
【ジャン=マルセル・ベルモンド】鶴岡聡
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

終わりなき自分探しと居場所探しの果てに……

少し前、世界を旅すれば人生の指針も自分も発見できると言う、
旅万能論に基づいた自分探しの旅がもてはやされた時代がありました。

実際には、サッカー選手が世界を旅して改めてサッカーに関わりたいと思い直す。
くらいの心のリフレッシュ効果があれば良い方で、
旅先で人生前後不覚になり“沈没”するリスクまであると言うのに。
俺は旅で夢を見つけたと自身の半生を伝説化する経営者など、
旅が美化される風潮に私はある種の気色悪さを感じたものでした。


このような捻くれ根性で、本作を劇場鑑賞した私にとって、
狡噛慎也が長い放浪の旅の果てに辿り着いた、
ヒマラヤを望む「チベット=ヒマラヤ同盟王国」
その絶景はシャンバラさながらの理想郷の姿をしながら、
内実は、麓の都市文明同様……いやそれ以上に矛盾を抱えたディストピアそのもの。

因みに現実のヒマラヤ山麓も、麻薬問題、貧困による児童人身売買が横行。
“幸福度世界ナンバーワン”の触れ込みで度々来日してくる某王国も、
足下では内紛の火種を抱えているのです。

この世の果てとも言うべき、“世界の屋根”に至っても尚、
人は、狡噛もまた、己が背負う過去や宿命から解放されることはない。
作品内世界、リアル世界共に、乖離しがちな理想と現実に
私は苦虫を嚙み潰しながら、
復讐に囚われた少女と向き合う狡噛の姿を見ていて、
もう旅もそろそろ終わりで良いのでは?と何度も語りかけたくなりました。

さらに極めつけだったのは黒幕の所業。
(※重大なネタバレ有)
{netabare}傭兵ガルシアに至っては、平和維持活動による世界平和という理想郷を演出するため、
鎮圧すべき紛争を自作自演して、己の存在意義をでっち上げるマッチポンプぶりを披露。
過去の自分の理想像に囚われ、シャンバラを汚す人間の姿はどこまでも哀しいです。{/netabare}

よって……(※ラストの重大なネタバレ有)
{netabare}日本帰国の決断に至った狡噛の心情は筋が通っていると感じました。
狡噛が行った復讐とそれにより生じた諸々の葛藤のモヤモヤを晴す
万能薬は世界の何処にもなくて、
やはり、狡噛自身が、発端となった日本で解決する以外にないのだと納得しました。{/netabare}

結局、己の運命を決めるのは、旅先の壮大な自然風景ではなく、
自分自身の心の風景次第。
私の中の旅万能論への懐疑が一層、強まる(苦笑)
苦味が利いた有意義な映画鑑賞となりました。



主人公らを一新して迎えるTVアニメ3期は、本劇場三部作でも描かれた
シビュラが社会を統制するシステムとしての地歩を固めるため、
繰り広げて来た、霞ヶ関内での暗闘が引き続き背景になるものと思われます。

これまで厚労省のシビュラVS他省庁については、
本三部作第二部では、{netabare} 国防省{/netabare}の威信を失墜させる陰謀が明らかとなり、
TVアニメ2期では、{netabare}「パノプティコン」で社会基盤の座を争う経済省{/netabare}の野望粉砕の過去が明かされ、
他にも、政官の中枢にまでシステム末端を食い込ませる策士ぶりを見せています。

そして、今回、前作劇場版&本三部作を通じて次なるライバルとして
{netabare}外務省{/netabare}の暗躍が強調されました。
旧世紀、伏魔殿と恐れられた難敵。シビュラも相手にとって不足はないでしょうw
伏魔殿の手先たるフレデリカさんも金髪美人だし、巨乳だし、
スナイパーだし、雑賀流・心理学の使い手みたいだし、
何より“棄民”とかシビュラの痛~い所をネチネチと突いてくるし、
排除するにも一筋縄ではいかないでしょう。


ただ、本劇場三部作は2期、劇場版1作目と3期をつなぐ上で事前に予習必須なのか?
と言うと何とも微妙なところと思っていて。

3期を視聴していて、例えば、新主人公コンビの脇に回された旧作メンバー等を見ていて、
おや?こんな人間関係あったっけ?と気になった時なんかに、
或いは、黒幕が過去何をしていたのか知りたくなった時なんかに、
フラリと本三部作に舞い戻る感じでも遅くはないのかなと私は思っています。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 19

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

わたしの、先生になってもらえませんか

この作品が、2019年に上映された劇場版アニメ三部作のラストになります。
現在、過去、未来の三部作のうち、今回は「未来」に位置付けられる作品となります。


2116年に起きた東南アジア連合・SEAUnでの事件後、狡噛慎也は放浪の旅を続けていた。
南アジアの小国で、狡噛は武装ゲリラに襲われている難民を乗せたバスを救う。
その中には、テンジンと名乗るひとりの少女がいた。
かたき討ちのために戦い方を学びたいと狡噛に懇願するテンジン。
出口のない世界の緑辺で、復讐を望む少女と復讐を終えた男が見届ける、
この世界の様相とは…。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

作り手の粋な計らいを感じます。
まさか、2015年に公開された劇場版の後日談と、こんな形で出会えるとは予想だにしていなかったので…。
そっか、ここで狡噛が出てくるのか…
劇場版のラストシーン…あんな形で狡噛をばっさり切り捨てるなんて、奥歯に何かが挟まっていた感じはあったんですよね。
この計らいも計算されたモノだとは思いますが、頭の中で点と点が繋がる瞬間はやっぱり嬉しいです。

でも、点と点が繋がるのは狡噛の件だけじゃないんです。
第2作「Case.2『First Guardian』」でチラッと登場した方も本作ではキーパーソンになっていました。

しかし狡噛さん…
どうして自分の居場所を無くす…未来の可能性を削る生き方しか出来ないんでしょう。
狡噛の選択は概ね間違ってはいないと思うんです。

そりゃ、過去に超えてはいけない一線を超えたことはありました。
それが原因で日本から脱出せざるを得なかったことも理解しているつもりです。

ですが、SEAUnの事件の時…折角繋がることのできた旧知の仲間との接点まで
切り捨てる必要は無かったんじゃないかと個人的には思っています。

放浪の旅…吟遊詩人みたいで聞こえは格好良いかもしれませんが、特定の居場所を持たず、衣食住がままならなず、加えて狡噛の目指す先は何時だって戦場なのですから、命の保証だって無いんです。

確かに、狡噛が放浪の旅を続けていなければ、目の前で親を惨殺され復讐を誓ったテンジンとの出会いは無かったかもしれません。
ですが、彼がそこまで自分を徹底的に推し殺さなければいかねい業を背負っているとも思えないんです。
あくまで個人的意見ですけれど…

「あなたには救える人がいる…やることがある…」
物語の中で流れてきたこの台詞が耳に残っています。
この一言が狡噛自身の救いになったのではないかと思っています。
だって、物語の中で彼は物凄く大きな決断をするのですから…

一連の出来事の中狡噛が何を拾うのか…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングアニメは、3部作に合わせて全て刷新されていました。
主題歌はCase.1と変わらずですが、エンディングはリミックスされた「名前のない怪物」でした。
「名前のない怪物」って、原曲のクオリティが鬼懸かっているんですね。
だから、どの様な形に編曲されても格好良さが失われない、というのが分かりました。

アニメーション制作はProduction I.Gさんなので、クオリティは折り紙付きです。
3期視聴を待ってでも先に視聴する価値のある劇場版だったと思います。
これでようやく…待ち望んでいた3期が視聴できます。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 11
ネタバレ

shino73 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

正義は歪んだ世界を照らす

シリーズ原案、虚淵玄。

秋からの新シリーズに備えよう。
今年公開された新劇場版3部をまとめて。

[1]罪と罰
[2]FIRST GUARDIAN
[3]恩讐の彼方に

人間の心理状態を数値化し管理する近未来。
犯罪係数を基に潜在犯を追う刑事のSF活劇。

新劇場版はかつての物語の補完として、
テレビシリーズ直前直後の事件を描いている。
2112年~2117年が舞台である。

霜月と執行官となった宜野座の物語では、
経済省特別行政区からの女の逃走劇から始まる。
その犯罪者隔離施設「サンクチュアリ」では、
潜在犯たちを鉱山労働に従事させている。
{netabare}事件の背後で見え隠れする各省庁の動き、
そして秘密裏に任務を遂行するシビュラ。{/netabare}
まるで「笑い男」事件のようだ。

続く第2部では、
国防軍所属時代の須郷と征陸の邂逅。
外務省花城フレデリカの色艶に興奮する。
素晴らしいキャラクターだ。

物語を締めくくる第3部は、
日本を脱出しアジアでゲリラ活動を続ける、
狡噛の新たな旅路の物語である。
このまま現世を彷徨う悪霊となるのか、
{netabare}自問自答の果てに日本へ帰還することを誓う、{/netabare}
彼に興味は尽きない。ここは沸きましたね。

新たな敵と遭遇し信念を基に行動する。
この物語が提示するものは正義に他ならない。
僕たちもまた正義と向き合い躊躇うのでしょう。
これが正しい道なのか!?と。

ますます新シリーズが楽しみになった。
新劇場版が躍動する起爆剤になって欲しい。

そう願いを込めて待っています。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 17

67.5 11 2019年度のSFアニメランキング11位
ULTRAMAN(Webアニメ)

2019年4月1日
★★★★☆ 3.5 (37)
192人が棚に入れました
かつてこの世界には〈光の巨人〉と呼ばれる存在がいた。やがて〈光の巨人〉はその役目を終え、遠い宇宙にある自らの故郷へと帰還し、同化していた地球人はそれまでの記憶を失うことで自らの在るべき場所へと戻っていった。ウルトラマンの存在は過去のモノとなり、科学特捜隊日本支部もその役割を終えて、光の巨人記念館へとその姿を変えていた。早田進次郎は多感な思春期を過ごす高校生。だが彼は、自分が驚異的な跳躍力や頑丈な肉体といった人間離れした“普通”ではない力を持っていることを自覚していた。そんなある日、進次郎は父・早田進が、かつてウルトラマンであったことを知る。そしてウルトラマン無き地球に暗躍する宇宙人たちの存在も。進次郎は、秘匿組織として健在する科学特捜隊の井手によって開発されたウルトラマンスーツを着用できる数少ない適合者だった。「単刀直入に言おう――キミにウルトラマンになってもらいたい」

声優・キャラクター
木村良平、江口拓也、潘めぐみ、田中秀幸、諸星すみれ、魚建、牛山茂、竹内良太、花輪英司、関戸博一、白石稔、津田健次郎、曽世海司

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

俺たちが、ウルトラマンだ

この作品は、あのウルトラマンのフル3DCGアニメです。
グリッドマンがアニメ化された時も驚きましたが、これにはホントにビックリです。
円谷プロの看板作品でこれまで特撮にこだわってきたウルトラマンが、アニメ化されたのですから…

でもウルトラマンの設定が大きく異なっていました。
まず、今回登場するウルトラマンはM78星雲光の国から来る訳ではありません。
物語の舞台は、ウルトラマンが異星人の侵略から地球を守り、使命を終えて地球を去ってから40年後の世界…
そして40年の年月をかけて人類は繁栄の時代を築き上げてきました。

ですが、それは表向きの平和でしかなかったのです。

かつてウルトラマンと同化していた科学特捜隊の早田進は還暦を迎え、今では一人の息子を持つおじいちゃん…
早田進の一人息子である早田進次郎は、生まれながらに特殊な力を秘めていました。
進次郎が高校生になった頃…これまでの平和を揺るがす一大事が起きたのです。

考えてみると、その事件が全てのきっかけでした。
突然謎の敵に襲われた進次郎を助けたのは父である早田進…
早田進は自分がウルトラマンだと告白し、ウルトラマンスーツを纏って進次郎を守ろうとします。
ですが、還暦を過ぎた人間がウルトラマン本来の力を引き出せるはずもなく、あっという間に劣勢に…
父親が傷付いていくのを目の当たりにして、子どもの心が動かないはずがありません。
進次郎もウルトラマンスーツを身に纏い、何とか謎の敵を撤退させることに成功するのですが…

これがこの物語の序章…
進次郎は進に代わる「新たなウルトラマン」になることを要請されるのでした。
これまで秘密裡にしてきた異星人の襲撃から地球を守るため…
こうして進次郎の物語が動いていきます。

生まれながらに秘めた特殊な力…
このフレーズだけ見ると魅惑の塊のようです。
だって、誰もが一度憧れた能力なんですから…

一睡もしなくても疲れを知らない身体…
自宅と行きたい場所とを瞬間的に繋いでくれる能力…
一度覚えたら絶対に忘れない記憶…
こんな能力があったら良かったのに…なんて考えたり?

でも、自分の能力に見合った責任や使命が課せられるのも世の常ですが、進次郎に任せるのは時期尚早だったのかもしれません。
そもそも自分の能力に見合った責任や使命って、高校生に理解できるかと考えると正直難しいと思います。
だって、その頃って自分の事だけで精一杯だから…

能力が高いからウルトラマンを要請される
ウルトラマンは正義の見方だから、悪い敵から地球や人々を守らなくちゃいけない
正義の味方は守るのが当たり前…
そこに落ち度があったら徹底的に責められる…
正義の味方に自ら志願した訳じゃないにも関わらずです。

だから、この作品は進次郎の成長を見守る物語…
彼の正義の貫き方…悪くなかったと思います。

進次郎の事が気になる女の子…すみれちゃん演じる人気急上昇中のアイドル 佐山レナの存在は大きかったです。
地球外生命体とは全く無縁の彼女が、どうして進次郎と知り合い騒動に巻き込まれていくのか…
彼女の出生に関する時期的な矛盾はありましたが、すみれちゃんの熱演に圧倒され気付いたのは後からでした。
物語が面白ければ、結果オーライという事なんでしょう。

現代に蘇ったウルトラマン…フル3DCGの旨味を全てつぎ込んで作られた作品は、往年の名作とはまた違ったテイストが感じられました。
ウルトラマンスーツを身に纏った彼らの格好良さは半端ありませんでしたよ。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

主題歌は、OLDCODEXさんの「Sight Over The Battle」

クール全13話の物語でした。
毎週の視聴が溜まっていますが、面白くて思わず一気見しちゃいました。
物語としても中途半端なところで終わっているので、続編制作前提なんだろうなぁ…なんて考えています。
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 16

える908 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

こんなの、ウルトラマンじゃない!って思いませんか⁈

だって大きくならないじゃないですか⁈
このULTRAMANは、ウルトラマンとはぜったいに違う!
このアニメのULTRAMANって、パワードスーツ着てる等身大の人間。
アイアンマンと、どこが違うのですか?

ホントのウルトラマンは巨大(約40メートル。WIKIで調べました)な宇宙生命体。
全然違うじゃないですか!!!!

神山健治監督は押井守さんの薫陶を受けながら神話の伝承者になれなくて、結局3Dアニメ職人になっちゃった感じだけど、
それもちょっと、かなり残念なアニメーターって感じです。
そのうえ今度は、モーションキャプチャーって、もうこれじゃアメコミwww
職人なら職人でいいから、細かい設定をちゃんとしてください!
そういうのが出来ない人は、職人としても失格です!

たとえば・・・
戦闘場所が湾岸倉庫街と渋谷限定ってのは、ネタですか?笑えません!
しかも生身の人間がおおぜい居て、逃げようともしないで、
まるで喧嘩を見物するみたいに宇宙人との戦闘を野次馬見物ですか?
渋谷の人はみんなバカだと言いたいんですか?

それに、何?あのキャラ変アイドル!
ULTRAMANを応援してるの?非難してるの?何を訴えたいの?!
お母さんがウルトラマンと宇宙人の戦闘に巻き込まれて死んだって・・・じゃあ今、ホントは何歳でアイドルやってるの?ウルトラマンは活動を終えて何十年も経ってるんでしょ?

こんなずさんな中身で、元々のウルトラマンとかウルトラセブン観てた人は、共感できるのですか?

パワードスーツ着てても中身は人間ですよね?
公式見たら、主人公は父親の光の因子を受け継いでいるから、数少ない強化スーツに適応できる人って書いてあるけど、
モロボシダンも、ホクトセイジも、別の強化スーツ着てるし・・・
モロボシダンは、見た目は地球人だけど実は宇宙人って公式に書いてあるから、それで強化スーツ着れるんでしょうけど、
ホクトセイジは、事故で四肢を失って義肢をつけてるから適応できるってこと?
それなら普通の人間だってサイボーグ化しちゃえば誰でもいいんじゃないのかなあ?

そもそも名前が、モロボシダンって・・・?
何それ世界観おかしくない?ウルトラセブンは別の世界の話ですよね?偶然の同姓同名?
そのうえもう一人の名前までホクトセイジ?これまた、なんでウルトラマンエースと同姓同名の人が?

リアルタイムで特撮版のウルトラシリーズ観てた人たちって、これで喜んじゃって、いいんですか?
しかも最後のほうになって、なんだかすごくスケールの小さい策謀の話に収斂していっちゃうのって。
宇宙星団評議会が、自分たちが送り込んだ先遣隊を事故に見せかけて暗殺したってだけの話?

だいたい、ベムラーって、結局いい奴だったのなら、何で序盤であんなに暴走して、ULTRAMANスーツの初心者だった主人公をなぶってるのか全く理解できません。
なんで早田信次郎相手だと強面になっちゃうわけ?ホクトにはやさしく出来たのに。

そして、今度のULTRAMANたちは、
「シュワッチ!」だけじゃなくて、ちゃんと言語でのコミュニケーション出来るんだから、ちゃんとお話しして事態の解決をできるでしょ?!
なんでちゃんとしないの?!

投稿 : 2019/12/07
♥ : 20

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

これは続編前提作品?・・ですよね。。

※漫画版未読です。
まずCGの質量感・高精細感・躍動感・光の美しさ・等々・・に驚かされました!!。
CGの技術は格段に進歩していってるのですね・・。

自分は特撮作品としてのウルトラマンシリーズは
少しふれたことがある程度で、特に思い入れはありません。

結論から言うと
個人的に本作は非常に素晴らしい作品だったと思います♪。
コミックスも気になり、とりあえず序盤の数巻買ってしまいました^^(デジタルで)。

ただ、今回のアニメ化全13話・・というのは
どういう経緯で全13話ってなってるんだろう・・。漫画版はまだ続いてるのかな?。
・・まあでもあの終わり方で、物語ENDはありえないので
これは続編前提作品?・・ですよね。
続編があると仮定した上で本作を高評価します♪。


・・ただ、本編に関しては
ストーリー進行上、いくつか納得できない点もありました。

戦闘シーンは、正直言ってご都合展開ですよね・・><。
普通だったら、即死で終わりなシーンも
「うわあああ」で、延々延命してます・・。
ハイ、ありえないですね。でもそこが表現の限界なのでしょう。
でも、わかった上で受け入れられる範囲です。

モロボシ姓・・・。
普段の日常生活ではあまり出会う機会のない姓ですが、
諸星あたる、本作の声の人・諸星すみれさん。
うーん、なくはないですね。
諸星すみれさんは、神撃のバハムート2期?で印象に残っていたので
本作もいいキャスティングだったと思います!。

あと、裏切りキャラなのかいい人キャラなのか
いろいろ後付けされそうな今後が予想されてしまう複数のキャラの正体だとか
・・まあ、それはいいんですけど
そうするんだったらせめて全13話の中で何か匂わせてほしかった。

アニメ版だけではいろいろモヤモヤしてしまうので
原作漫画を、とりあえず今進んでるところまで読んでみたくなりました。

自分は本家のウルトラマンシリーズにはあまり詳しくないのですが
こういう解釈・展開もアリだと思います!。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 6

60.0 12 2019年度のSFアニメランキング12位
7SEEDS(Webアニメ)

2019年6月28日
★★★☆☆ 2.9 (44)
258人が棚に入れました
少女ナツが目を覚ますと、辺りは海。突然荒れ狂う海に放り出された彼女は、嵐と蟬丸、牡丹と共に島へと辿り着く。その島には未開のジャングルが広がり、巨大化した植物や、凶暴化した動物や昆虫に次々と襲われ、死と隣り合わせのサバイバル生活へと放り込まれる。そんな中、ガイドだと名乗る人物より信じられない計画の話を聞かされる。それは、人類絶滅を回避するため、若く健康な人間を冷凍保存し、災厄が過ぎ去った後の世界に人類の種を残そうという壮大な計画「7SEEDS計画」の話だった。彼女らはその計画に選ばれた人間なのだと初めて知り愕然とするのであった。「7SEEDS計画」に選ばれた若者たちは変わり果てた世界で、過酷な環境にさらされながらも懸命に生きてゆく。

声優・キャラクター
東山奈央、福山潤、小西克幸、沢海陽子、阿澄佳奈、石田彰、悠木碧、井上和彦、浅野まゆみ、三宅健太、加隈亜衣、石川界人、小松未可子、阪口大助、星野貴紀、津田健次郎、佐々木望、野島健児、桑島法子、小野賢章、櫻井孝宏、千菅春香、嶋村侑、寺島拓篤、佐藤拓也、皆川純子、菅原正志、速水奨、興津和幸、寿美菜子

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

これ、原作少女漫画だったんですか!?

この作品の原作は未読です。
Netflixによる独占配信…こういうオリジナル作品を視聴できるのがNetflixの旨味だと思います。
完走してwikiをチラ見した際に知ったのですが、原作漫画は「別冊少女コミック」→「月刊フラワーズ」で掲載されていたんだそうです。
キャラの線も細くないし、内容的にも少女漫画に掲載されていた作品とは思いもよりませんでした。


累計1600マン部超(デジタル含む)
田村由美原作、近未来サバイバルSFストーリー

少女ナツが目を覚ますと、辺りは海。
突然荒れ狂う海に放り出された彼女は、嵐と蝉丸、牡丹と共に島へと辿り着く。

その島には未開のジャングルが広がり、巨大化した植物や、
狂暴化した動物や昆虫に次々と襲われ、死と隣り合わせのサバイバル生活への放り込まれる。

そんな中、ガイドだと名乗る人物より信じられない計画の話を聞かされる。

それは、【~禁則事項~】「7SEEDS計画」の話だった。
彼女らはその計画に選ばれた人間なのだと初めて知り愕然とするのであった。

「7SEEDS計画」に選ばれた若者たちは変わり果てた世界で、過酷な環境にさらされながらも懸命に生きてゆく。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

物語は、この作品の主人公である岩清水 ナツの所属する夏のBチームの物語から始まります。
各チームに随行してくれるガイドから当面の目的は教えて貰えるものの、最初は何もかもが手探りでした。

物語が進むにつれ分かってくるのは、チーム構成に関する以下の3点。
・チームは春夏秋冬それぞれに分散配置されている
・夏だけAとBの2チーム存在する
・それぞれのチームには最初8名ずつ所属する

ですが、ここでの生活を始めるタイミングはチームによってバラバラだったんです。
中には数年以上の違いがあるケースもあったり…
つまり、チームによって情報量、経験に大きな差があるということです。
こういう場合、情報量の多さが役立つのは常套…
ですが、彼らを待ち受けていたのはそんな生易しい世界ではなかったのです。
知る事は判断材料を増やすでもありますが、同時に諦めることにも直結しているんです。

夏Bチームは衣食住が保存されている目的地の一つに辿り着きます。
そこに本拠地を作り安定な生活の基盤を作って根付くのも一つの生き方だと思います。
でも、人にはどうしても譲れない矜持があります。
自分の故郷がどうなったかを確認したいと夏Bチームの青田 嵐が言いだした一言がきっかけとなり、夏Bチームは2つに分かれて…物語が動いていきます。

実は、この物語が一気に面白くなってくるのはここからなんです。
他のチームだってこの世界で一生懸命生きているんです。
様々な願いや思いを持つのは誰だって一緒…
そんな全てのチームの動きが分かるように群像劇的に物語が描き出されるからです。

最初は一本調子の物語だとばかり思っていたので、この展開は嬉しい誤算でした。
夏Bチームのメンバーには一戦級の声優陣が配置されています。
主人公のナツに奈央ぼう、それにあすみんや碧ちゃんとこれだけでも私の耳は大喜びです。

ですが、春チーム…正確には春チームの主人公である日笠さん演じる末黒野 花が登場してきてから、一気に物語の厚みが増しただけでなく、面白さが加速度的に増した気がしました。

この花のキャラが格別なんです。「父親にサバイバル技術を教え込まれた前向きな少女。」と公式HPのキャラ紹介欄には記載がありましたが、分け隔て無い優しさと悪いことを悪いとハッキリ言える芯の強さを持ち合わせているんです。
彼女の良さはそれだけじゃありません。
一度目標を決めたら絶対に折れないんです。どんなに苦しくても前進を選択するんです。

「暁のヨナ」のヨナや、「それでも世界は美しい」のニケが頭の中で被っていました。
勿論、人間だから強さと弱さを併せ持っていて当然です。
でも自分以外のためにどんな危険も顧みず身を挺することのできる私の尊敬すべきキャラがまた一人増えた気がします。
そんな彼女の廻りには、彼女を応援したいという人間が集まってくるのも自然なことなんだと思います。

こうして物語は一喜一憂しながら進んでいきます。
驚愕な事実が明るみになって愕然としたこともありました。
どんなに経験を重ねても天災には勝てない…身の危険を感じたこともありました。
世の中の理不尽に対する解釈は一つじゃないことを教えて貰いました。
勇気と知恵と…ほんのちょっとの幸運がこの物語を支えていたと言っても過言ではないでしょう。

これからだと思っていたのに…
どうしてあの場面で終わっちゃうかな~
原作が全35巻の一大巨編だから、続編の区切りを考えるとここで切るのがベストだったの?
これで終わったら完全な消化不良になってしまいます。
でもその位続編を楽しみにできる作品です。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、天月-あまつき-さんの「Ark」
エンディングテーマは、majikoさんの「WISH」

1クール全12話の物語でした。
Netflixのオリジナル作品は続編の作られるケースが多いので、この作品の続編も期待しています。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 9
ネタバレ

うり さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

不安的中。

一度書いたレビューが感情的に書き過ぎていたように思い、整理して再投稿します。(評価自体は変わりませんので酷評です。)

まずあらすじ。

隕石落下という大災害に見舞われた地球。
各国で若者を冷凍保存して未来の地球に残すプロジェクトが「7SEEDSプロジェクト」。
{netabare} 日本では7人ずつ「春」「夏A」「夏B」「秋」「冬」という5つのチームが残された。
何も知らされず変容した未来に放出された{/netabare}若者たちのサヴァイバルが始まる。

原作は全35巻の超大作。
変容した地球でのサヴァイバル、放出された若者たちの絶望と成長、過酷な土地で暮らす人間の苦悩と闘争、和解。それらが全て盛り込まれている作品。

そして出来上がった本作。

まずは絵について。
昨今のアニメレベルから見て「崩壊」と称されるレベル一歩手前かと。立ち絵、アップなどで同一人物に見えないことも。後半、少し改善してくるけれど、ばらつきが酷い。

物語としては、シリアスな展開が続き、声を荒げたり、疑心暗鬼なエピソードが多く、明るい要素がない(もともともそういう話だが、原作からかなり削られてしまってもいる)。その手が好きな人は気にならないかもしれないが、苦手な人は苦痛かも。

また、全体的に「間」がなく、とにかく忙しくいっぱいいっぱい。
エピソードごとの緩急、移り変わりもはっきりせず、知らないうちに知らない人物たちの話になっている、と置いてきぼりをくらいかねないスピード重視の構成。
豪華声優陣の起用も、演技する時間的余裕がなく、言い切るだけで精一杯という印象。BGMも平坦さが悪目立ちし、場面の盛り上がりを打ち消している。

ただただ

「若者達(群衆)が崩壊した未来の日本で何やらサヴァイバルする話」

と割り切ってみても、正直おススメできるレベルではない。
そして、最終話(12話)、いくら続きがある前提でも「これはないだろう」という形で終了。原作を知らないなら、なおさら「ふぁ!?ここで終わり?」となるだろう。

原作未読で見るにはあまりにも不親切で、原作知っている人にとっては、改悪ばかりが目立ち、もはや誰に見せたいのかわからないアニメとなってしまっています。

最後だけ。
原作好きからすると、エピソードのブツ切り、順番/内容改悪、キャラの性格描写すら変わっている本作で、原作の良し悪しを判断しないでほしいと思ってしまう悲しい内容でした。原作自体を評価するなら、物語★5、作画★4(好き嫌いはありそう)、キャラ★4.5です。

2期も多分見ます。
アニメとして、よりよい形で決着することを切に祈ります。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 2

ヒロウミ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

GONZOの落ち目、哀れなり

作品の全てをオタク女子のために捧げた二次創作レベルの物語。


物語のあらすじは置いといて、リアルサバイバル系作品と頭のなかお花畑物語の少女マンガとの親和性は皆無である。設定全てがいびつで違和感しか感じれないものである。
医薬品の不足、予め目覚める場所にあれば良いはずの物資がほぼ全くない、冬眠させた人間が明らかに少ない、化け物だらけの世界で都合のいいときだけしか襲ってこない化け物、気持ち悪いほど臭いセリフのオンパレード、良い歳した男女が居ながらなぜかセッ◯スレス。

「アニメだからそういうもの」というパワーワードを用いたとしてもキャラクターデザインがザ・少女マンガ。化け物のデザインも「プブプッ!なんじゃこりゃwww」なレベルで描写も血生臭さを究極に抜いてる。いや、この作品サバイバルなのにワーストレベルのダサさ。
背景だけはまともなんですけどね。GONZOらしからぬキャラクター描写がカクカクだったりリアリティ抜きのアクションだったりで見所皆無。話数を進めていくほどどんどん手抜きされていく作画。


女の子なんて少女マンガ原作でイケボ主人公にしてモブも豪華声優にしとけばどーせたかってくるやろ、といった制作陣の思惑が素人目にも明らかでマジでサムい。Netflixからの横槍もありそうだがここ何年かの作品の出来の悪さ、商業実績を考えてもGONZO再起はもう無いのだろう。その辺の三流制作会社と変わらんです。


物語、設定、デザインのすんごいショボい原作であれども落ち目のGONZOだからこそ政治的思惑でアニメ化できたのだろう。ただ世の中へこのようなものを出してしまえばそれは会社の劣悪な評価となり一時的に金は入れども新しい仕事が入るとは思えないのだが・・・。

いや、化け物だらけなのに徒歩で由布院から阿蘇越えするとかー、音の出ないパイプオルガン弾いて「良い演奏だったよ!」とかー、電車の中で腹話術芸人がインカム付けっぱとかー、コードギアスの「撃っていい奴は」パロとか動物の死骸を入れて更には殺されて風化するほどの人間の死体が入ってる肥溜めに入って感染症にならないとかマジウケるんですけど~!チ◯コもケツの穴も無いのかよw

イセスマ並みのネタアニメ、その程度で構えて見れば豪華声優陣にキャッハウフフできるでしょう。んでも最終話が続編ありきな終わりかたですんごいすっきりしないのだがイセスマ並みの作品を2期見る人どんだけおるんやろうかね。一体ダレトクだよ、この駄作。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 13

68.7 13 2019年度のSFアニメランキング13位
あした世界が終わるとしても(アニメ映画)

2019年1月25日
★★★★☆ 3.7 (22)
150人が棚に入れました
幼いころに母を亡くして以来、心を閉ざしがちな真。彼をずっと見守ってきた、幼なじみの琴莉。高校三年の今、ようやく一歩を踏み出そうとしたふたりの前に突然、もうひとつの日本から、もうひとりの「僕」が現れる――。

声優・キャラクター
梶裕貴、内田真礼、中島ヨシキ、千本木彩花、悠木碧、水瀬いのり

雀犬 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

世界と中二病は終わらない

2019年1月公開のアニメ映画。
Huluで公開された『ソウタイセカイ』という作品を
ブラッシュアップして劇場アニメにしたもの。

本作はスマートCGアニメーションで制作されているのだけど、
要はフジ系列の+Ultra枠の「revisions」「INGRESS」とルックは同じ。
制作・監督は「INGRESS」と同じで
「revisions」を観ているとこの映画のCMが流れてくる。
3Dは動きの速いシーンは綺麗なんだけど、
そうではない場面ではフワついた動きが気になるんだよね。
まぁ発展中の技術ということで仕方ないのかな。

で、映画の内容ですが、公式サイトにはあまり説明はなく
2つの日本を舞台にしたアクション・ラブストーリーとしか書いてなくて
「こういう内容だとは思わなかった!」という意外性が楽しい作品だろうから
ちょっと書きづらいんだよな。

まぁ、はっきり言ってしまうとB級パニック映画の類です。
幼なじみの高校生男女の日常をニマニマ眺めるシーンから始まり、
微妙に不穏な空気を感じつつ、いい雰囲気の場面で超展開が起こり、
古谷徹のナレーションで「ここで解説しよう!」とばかりに
中二病全開の世界観説明が行われる。
この時点で多くの人が「この映画はヤべエ!」と感じるであろう。

そこからは、中学生の黒歴史ノートを
そのままCGアニメーションにしたような怒涛の展開となる。

特にラストは「THE適当」という感じで、ある意味面白い。
作品タイトルをど~んとスクリーンに大写しにして
スタッフロールが流れれば、
どう解決したのか全然説明がなくても終わりなのだから仕方ないな。
投げ槍な終わり方に反して
あいみょんの主題歌が普通にいい曲なのがジワジワくる。

と、ここまでディスっておいてなんだけど
B級映画は好物だからそれほど不満はないです。
終始半笑いで楽しく観させていただきました。
水瀬いのりさんが双子の妹キャラで好演していたので
彼女のファン(特にReゼロのレム好き)は観に行く価値があるかも。

でも感動の青春ストーリーなんかを期待していた方は
「俺はあいみょんの曲を聴くために、
1800円払って劇場に来たんじゃねえゾ!」
と怒りに肩を震わせて映画館を出ることになったかもしれない。

それにしても、
20年以上たってまだ新世紀エヴァンゲリオンのオマージュをやってる
アニメ業界は大丈夫かぁ?

投稿 : 2019/12/07
♥ : 22

ガタリリス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

リゼロのレム&ラムが現代風3Dになったお(^ω^)

『パラレルワールド間でもうひとりの自分が居て、そいつが死ぬと自分も死ぬ』という設定の現代風中二病3Dアニメ。
恋愛要素は一応あるが、SFとアクションがメインなので恋愛要素に関しては余り深みはない。
パラレルワールドの日本と、主人公たちが居る世界はリンクしていて、リンクした人物が死ぬともう片方の世界の人物も死ぬという量子縺れ的なSF要素がウリの作品。
そして、パラレルワールドの日本はディストピア的独裁国家であり、主人公たちが住んでる世界はディストピア国家から侵略を受ける。
しかし、それを守るためにミコ&リコという人型ロボットが現代日本に派遣された。
この後、色々あるんだけど、ネタバレになりそうなので、この辺りで控えたいと思います。

私がこのアニメを観て思ったのが、ミコ&リコがリゼロのレム&ラムに似てるなと感じた事。
主人に忠実であることや、髪の色が赤と青、それから亜人間であることなど共通点が多い。
声優も水瀬いのりさんだしねw
終盤、リコが和風のラスボスっぽい雰囲気になるんだけど、ラムの3Dバージョンみたいで萌え萌えでした^^
リゼロのレム&ラム好きの方なら、このキャラデザだけを目当てに観る価値はあるかもw

翻って内容に関しては、あまり面白くなかったかな。
典型的なご都合主義的展開で深みが全くない。。。
ラノベを短く纏めたような短絡的な内容で、軽さと薄さを凝縮したような作品でした。
3Dのキャラデザやアクションは良かったと思うのですが、如何せん内容が貧弱過ぎてそれを補えるだけの魅力に乏しい印象でした。
やはりストーリー重視の私としては、どんなに作画が良くても内容が伴ってなければ楽しめない体質ですので(もちろん作画が良いに越した事はないが・・・)、もう少し深みがあって感情移入できるモノを期待したいですね。

以上、拙い感想でした(・ω・)ノ

投稿 : 2019/12/07
♥ : 6

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

アラ探しはし無粋

ツタヤで先行レンタルされてたのでDVD借りて観ました。

ざっくり説明すると
第二次世界大戦に開発したなんたらの影響で次元に歪が生まれ、もう一つの地球が存在する現象が起きてしまう。
そこには同じ世界、日本があり、自分と相対する同じ人物が生存していて、どちらかの世界の人間が死ぬと、もう片方の世界の自分も突然死として死んでしまう設定で、もう一つの世界の日本では、荒れた世紀末のような世界で、「日本公民共和国」と名乗り、そこのヤバいTOPが主人公の幼馴染となる人物なので、そいつを殺すため、簡単に殺せるこっちの世界の幼馴染を殺すため、あっちの世界の主人公たる者がこちらへやってくるというSF映画のようなお話。

最初感じたのが、う~ん 中二病のなろう系かな?です。 ^^;
でも、この前やってたrevisions(リヴィジョンズ)にもなんとなく似てるかなぁ...でした。

映像はフル3Dで綺麗です。
数年前と比べれば、キャラの動きも大分スムーズだし、そんなに違和感はなかったです。(ちょっぴり感じますけど)

声優さんでは、
梶裕貴さん 内田真礼さん 千本木彩花さん 悠木碧さん 水瀬いのりさん
と、豪華なので安定の演技されてます。

話は、疑問に思うことや突っ込みたいことも多々ありましたが、それらに目を瞑れば概ね楽しめました。
どうしても言っておきたいのは、メインヒロインの扱いについて。
個人的には、恋愛も含まれた作品なのにあれはない。
最後も、う~んで、あまり納得いかなかったです。

全体的には、まぁ時間つぶしには十分良くって面白かったかな。
過度な期待は厳禁ですけどw 

投稿 : 2019/12/07
♥ : 8

70.2 14 2019年度のSFアニメランキング14位
センコロール2(アニメ映画)

2019年6月29日
★★★★☆ 3.7 (13)
112人が棚に入れました
ビルの屋上に突如、出現した謎の白い生き物と、その姿を気だるげに見つめる少年・テツ。
彼は、その生き物に「センコ」という名前をつけ、
自在に姿を変える能力を使って、ひそかに高校生活を送っていた。
だがある日、テツはその秘密を、同じ学校に通う少女・ユキに知られてしまう。
そのふたりの前に謎の少年・シュウが現れ、センコをめぐる戦いが勃発する……。

その後、テツたちの前にもうひとり、メガネの謎の少女が現れる。
彼女の名はカナメ。
とある組織に所属するカナメは、センコとは別の謎の生き物を操り、
脱走中のシュウの跡を追っている。
カナメの登場により、テツとユキとセンコの戦いがまた始まる……。

声優・キャラクター
花澤香菜、下野紘、木村良平、森谷里美、高森奈津美、赤羽根健治

ガタリリス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

センコロール・コネクトにて視聴

前作『センコロール』の続編。
主人公テツは、同じく謎の生物を操る少年シュウとの戦闘を終えた。
が、その惨事によって謎の生物を管理する組織に目を付けられ、トラブルに巻き込まれる。
その組織の一員である“カナメ”という少女と接触。戦闘になる。
その後、テツはシュウと、ユキはカナメと取引きをする。
各々の思惑が交錯する中、物語は予想外の展開を見せるが・・・。

といった感じの内容。
相変わらず色んな謎(センコって何? 捻じれって何? カナメが所属してる組織って何? などなど)が錯綜しつつ派手な戦闘シーンが目を引く作品。

私はこの作品は、キャラが結構好きですね。
テツのクールな性格やユキの愛嬌がある表情なども良いですが、今作はカナメが良いキャラしてました。
ケンカっ早くて攻撃的、激情型で理性より感情で動くタイプの人ですね。
シュウとは何か因縁があるみたいだけど、今作では謎を仄めかしたままで終了。
ここは次回作に期待ですね。

うん、最近みた作品だけど、このシリーズは割と好きですね。
3期も観たいけど、前作は近くの映画館で観れなかったのよね。残念です(´・ω・`)
3期を近くの映画館でやってくれるよう祈りつつ、本作の感想を終えたいと思います。

以上、拙い感想でした(・ω・)ノ

投稿 : 2019/12/07
♥ : 4

四文字屋 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

厨ニ満開

センコロールと合わせて、劇場で鑑賞。

そこで感じたことは、
非常に贅沢で、かつ中途半端に「物語化」されたセカイ系作品、
というものだった。

これは、前作「センコロール」と合わせて
決して否定しているのではない。

セカイ系という作劇スタイル自体が、
すでにアニメの中の、ひとつの要素として、
取り込まれ、咀嚼され、充分に昇華(消化?)しているという事実への、
これは一種のひねくれた賞賛なのだ。

登場人物の数も、怪獣の数も倍化して、
社会とのつながりらしきものも
中二特有の衒学的ケレン味で描かれる。

バトルもコミュニケーションも、
スムーズに、
まるで絵空事のように綺麗に描かれる。
そして何がしかのドラマ的結論は、
少なくとも作中では明示されることはない。

評価・評点とは別に、
センコロール3への「ツリ」も含めて、
今の時代にもそんなカテゴライズが生きているとしたら、
これこそが、
「厨ニモノ」のあるべき姿だ、と強く納得できる。

次もきっとあるとして。
それは厨ニ万解となるのか、
厨ニ崩壊となるのか。

注意して見守りたい。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 13
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