自動車おすすめアニメランキング 7

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの自動車成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年03月19日の時点で一番の自動車おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

73.1 1 自動車アニメランキング1位
ディメンションW(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (758)
4041人が棚に入れました
西暦2072年。第四の次元「W」から無限のエネルギーを取り出せる「コイル」により、人類は繁栄の極致にあった。しかしその裏では、正規外のルートから入手した「不正コイル」を使った犯罪が横行し、回収に懸賞金がかけられるようになった。腕利きの"回収屋"マブチ・キョーマは、ある依頼の中で謎の少女・ミラと出会う。かつてコイル事故ですべてを失ったキョーマと自分の出生の秘密を探るミラは、共に「コイル」の真実を追うことになるが……。

声優・キャラクター
小野大輔、上田麗奈、石田彰、中村悠一、鈴木絵理、斉藤貴美子、松岡禎丞、鳥海浩輔、山下大輝、土師孝也
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

キャラ&世界観は魅力的なのに、シナリオがインフレ起こしてて惜しい迷作

本作の中盤以降のシナリオは相当にトンデモですが、ともかくも全12話を見終われば、

{netabare}(1) 人間離れした身体能力をもつ法被(はっぴ)を羽織った顎ひげのオッサン(何やら傷心もちらしい・・・)と、
(2) ピコピコ動く耳なのか触覚なのかよく分からない装置を頭部につけ、ワイヤーみたいな尻尾を生やしたクリっとした瞳の感情豊かな美少女ロボット{/netabare}

の遭遇から信頼関係の発生までをじっくり堪能できて、個人的には好きな部類の作品となりました。

しかし、

{netabare}(1)敵キャラ(ハルカ・シーマイア)の描かれ方が安っぽかったのはかなりの減点要因で、
(2)また、本作のシナリオ構成を担当した方は、原作マンガの様々なエピソードを全12話のアニメ作品として上手く再構成しようと頑張られたのだとは思いますが、話数に対して盛り込んだ内容がインフレを起こしてしまった印象が強く{/netabare}、

多くの視聴者に本作の面白さが、序盤で期待された割には余り伝わらなかった感が残りました。


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


============== Dimension W (2016年1-3月) ==============

{netabare}第1話 回収屋 ★★
第2話 ルーザー ★★ Wの具象化
第3話 ナンバーズを追え ★
第4話 八十神湖に潜む謎 ★ 面白いのだが作品世界を拡張し過ぎでは?
第5話 亡者の可能性 × 脚本がゴチャゴチャし過ぎで支離滅裂に見える
第6話 アフリカの風 ☆ サルバ王子&四阿屋姉妹
第7話 過去からの呼び声 ★ キョーマの過去話、イースター島へ
第8話 虚無に落ちた島 ★ 
第9話 アドラステアの鍵 ☆ ルーザー+キョーマの過去話、記憶の世界
第10話 蘇る悪夢 × 超展開で面白いけど脚本がポンコツ
第11話 消えたジェネシス × 同上
第12話 辿りついた未来 ★ 終わり方はまずまず{/netabare}
-------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)2、★(良回)5、☆(並回)2、×(疑問回)3 ※個人評価 ★ 4.0

OP 「Genesis」
ED 「Contrast」


◆総評

上記の各話評価のとおり、本作は、
★★(優秀回)・★(良回)が計7回と見所が多い面白作だけれども、
×(脚本がダメな回)が3回もあって、
個人的には応援したいタイプの作品なのですが、本サイト等での評価が余り高くないのは仕方ないかな、と思いました。


◆本作をお勧めしたい人

①ソルティ・レイのソルティが好きな人
②蒼き鋼のアルペジオのイオナやタカオが好きな人
③TIGER&BUNNYの鏑木T.虎撤が好きな人
④ある程度のシナリオの粗を我慢できる人
⑤多少のグロ耐性がある人

・・・こんな感じかな。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 34
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

実は、クレジットカード持ってないし、ネットで買い物したことないし、ましてや仮想通貨なんて信じられません(笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
舞台は未来。「攻殻機動隊」とは違うけど、エネルギー革命によって、様々なものが機械化されてる世界って感じ。

SFアクションとしては、かなり高クオリティの作品だったと思います。さほど有名な作品ではありませんし、あにこれでの評価は決して高くないけれど、個人的にはもう少し評価されても良いと思うアニメ(72~75点くらい?)

シリアスなアニメ大丈夫な方には、オススメです♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
おっさんと機械少女の組合わせ……昔に観た、「ソルティレイ」を思い出させますね。

OPの「ちょいズレダンス」は、「血界戦線」の名EDっぽい。

基本的におっさんが主人公の話って好きです!

久々に、最初から最後まで楽しんで一気に観られたアニメでした。トンデモ展開のわりに、キレイにまとめていました。特に、伏線の回収の仕方は上手いアニメだったと思います。作画もキレイでしたし、戦闘シーンも(戦い方に工夫があって)良かったです。

シリアス連続で、あまり笑いどころはなかったけど、ミラの存在が、一種の清涼剤になっていましたね♪ 全然、ポンコツなんかじゃないよ(笑)

敵キャラのクズっぷりとか、サブキャラの程よい出方とか、ポイントを押さえてて、レベル高かったです。

(全部しょうがないんだけど)惜しむらくは、一期という尺の中で完結させたため、おそらく、原作のかなりの部分をカットしてることですかね。少し話が飛ぶ場面があり、すごいキレイなんだけど、いくつかピースが欠けてるパズルを見せられてる気になりました。もう少し、序盤みたいな気楽な回を見たかったですね。

なんで面白いアニメほど2期なさそうなのかな(苦笑)。

とにかく、一期という尺の中で、伏線を回収しつつ、設定を破綻させず、見せるべきポイントはしっかり見せて、感動を呼ぶ、なかなかの良作でした♪

(ちなみにレビュタイですが、そのまんまなんすけど、「コイル」という超便利な物が当たり前になっている世の中で、ナイフ、現金、ガソリン車を愛用する主人公に、感情移入してしまってw 私がギリギリ信用できるのは、Suicaまでですw)
{/netabare}

投稿 : 2024/03/16
♥ : 33

かんぱり さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

世界観やキャラはいいのにもったいない感じ

舞台は近未来。
4つ目の次元軸「W」を発見して無限のエネルギーを取り出す「コイル」が発明され世界中どこでも電力が使えるようになった世界。
でも不正に作られたコイルを使った犯罪が多発し、不正コイルを回収する「回収屋」と呼ばれる人たちが現れ・・

その回収屋のキョーヤとアンドロイド少女のミラの二人が主人公の物語です。

おじさんとアンドロイド少女の組み合わせで思い出したのがソルティレイ。
結構好きな作品だったので、これもちょっぴり期待しながら見てみることに。。

OP冒頭でキョーヤがなぜか踊ってるし。おじさんが踊ってるOPって初めて見たかもw

異次元Wから無限の力を取り出すコイル。
でもそれは扱いを一歩間違えると次元の歪みが生じて大変な事故になる危険な代物で。

不正コイル回収の仕事をしながら、二人はコイルの謎を追うことになりますが・・

世界観は結構好きだし、登場キャラたちもサブキャラ含めてすごくいい感じなんだけど。。
1クールだから仕方がないかもだけど、物語もキャラも掘り下げが足りなくてすごくもったいない!

あ、キャラといえば、キョーヤのお姉さんのあらあらの声、どこかで聞いたような・・と思ったらARIAのアリシアさんと同じ声優さんなんですね。

2クールあれば、あの世界観をもう少し丁寧に描けたし、サブキャラたちも深くキャラ付けできたんじゃないかと思います。

ただちょっとどうかなと思ったのは、キョーヤのミラへの態度がぞんざいなところ。
すごくいい子なのに、ポンコツとかてめぇとかしか呼ばないし、顔面殴ったりするし。
アンドロイドだからということなのかもだけどあんまりいい感じはしませんでした。

あでもミラもビンタでキョーヤを気絶させちゃってましたけどねw

SF好きな人やおじさんと女の子のコンビものが好きな方などにおすすめかも。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 19

63.0 2 自動車アニメランキング2位
頭文字D Fifth Stage(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (152)
943人が棚に入れました
天性のドライビングテクニックの持ち主である主人公・藤原拓海(ふじわら たくみ)が、AE86型(ハチロク)スプリンタートレノを駆り、“公道最速”を目指してライバルとの勝負を繰り広げるというストーリー。
1998年にアニメ化されてから、以降「Second Stage」「Third Stage」「Fourth Stage」とシリーズを重ねてきたシリーズの最新作は「Fifth Stage」として、前作から約6年振りにアニメ化。

けみかけ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

秋の新番組→【端的に駄作の予感】

11月よりスカパーのペイパービュー(作品単位、話数単位で料金を支払う形態の有料放送)で放送予定の頭文字Dシリーズ最新作


原作はヤンマガで17年も連載されており、アニメも最初の放送から実に14年も経っているかなりの長寿作品
一時期はDVDの売り上げ記録なんかも保持してたりで、やれば売れるっていう超鉄板シリーズでもあります
テレビシリーズとしては5作目、前作完結は6年前のこと
また、外伝的なOVAの発表から4年ぶりの復活っす











ハッキリと期待してません(爆










まず【原作に問題がある】
原作者も編集部の引き伸ばしを喰らって嫌々描いてると仰ってますけど、このシリーズはそもそも『第1部』と呼ばれるストーリーで完結しています
(アニメ版では“~Third Stage”までに相当)
続く『第2部・プロジェクトD編』では主人公たちが地方遠征する、というのが題材になっているため毎度新キャラが登場し、特にバトルに至るまでのドラマなどもそこそこに、人物像の掘り下げがどんどん軽薄になっていきますのよ


物語性よりも、バトルの駆け引きそのものに焦点が集中してるので、格闘技の試合を垂れ流すようなバトルアニメに成り下がったわけですよ
だから『ウルトラマン』と『ウルトラファイト』ぐらいコンセプトが違う(お
いまやヤル気の無い原作者は4週間ぐらい毎週4~8ページほど描いて、翌月は休載・・・などとまあ、富樫なんて目じゃないってぐらいテメェの仕事を投げてます










次に【構成に無理がある】
1st~3rd各ステージまでの戸田博史さんがメインライターを担当されていた頃は、原作に足りん人物像の描写とか盛り上げ役の噛ませ犬的キャラクターをオリジナルで追加したり改変したりする“プラスの方向”でシナリオ作りがなされてました
が、前作4thステージより岸間信明さんの一人脚本になってからというもの、基本的にバトルの前座程度にしかドラマパートを考えていないのか、ただでさえ少ないドラマを削る“マイナスの方向”でシナリオを書いてるのがもう色々と終わっています;


だいたいペイパービューって特殊すぎる放送形態がイケナイ


隔月で新作2話を発表&リリースってスタイルなので、基本2話完結でまとめなければいけない
そうなるとバトル毎に区切りをつけたくなるでしょうけど、結局バトル後にある後日談的なエピローグを削る方向になる


その割りに走行シーン(バトルシーン)が異常に長い
以前のシリーズと比べても4th Stageはアホみたいに長かったですね
コイツらの走ってる峠道はそんな長距離やないっての!










そしてトドメの一撃【紙芝居化していく作画】
これはシリーズを重ねるごとに酷くなるw
特にA.C.G.Tが制作した4thでは原画のほとんどを海外発注に頼る始末
アニメっていうか、もうこれマンガのトレースやんけ


これらアニメスタッフ側の問題点は後に同スタッフが制作した『湾岸ミッドナイト』という作品でも改善されてはいませんでした


5th Stageではようやく監督と制作スタジオが変更になるようですので、さらなる劣化だけは避けていただきところですよ(´q`;)

投稿 : 2024/03/16
♥ : 8

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

4期のCGも好きだったけど

 色々な理由があって(録画のし忘れ)、全話視聴するのにものすごく時間がかかってしまいました。

 今期の話からは、原作を読んだことがなかったので新鮮でした。正直、この手の作品はライバルの強さがインフレを起こしてしまうので、その辺りのダレは少しあったかもしれません(どんなに苦戦しても結局勝つ、なども含めて)。

 車のCGの馴染みっぷりは相変わらず向上の一途をたどっていて、そういう意味では「アルペジオ」や「シドニア」と並んでCG技術の未来を見ることができる作品かもしれません。このシリーズは特に、第1期から車のCGの変遷を振り返ってみるだけでも面白いかもしれません。

 声優陣では、中村悠一さんが非常に良い味を出していました。

 あと、この作品を最後にm.o.v.eが解散してしまったことは非常に残念でした・・・。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 1

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

峠最速の拘り!

同シリーズ5期。全14話。

テレビシリーズ「頭文字D」
テレビシリーズ「頭文字D Second Stage」
映画「頭文字D Third Stage」
OVA「頭文字D Battle Stage」
OVA「頭文字D Extra Stage」
アニマックスPPV「頭文字D Fourth Stage」
OVA「頭文字D BATTLE STAGE 2」
OVA「頭文字D Extra Stage 2」
アニマックスPPV「頭文字D Fifth Stage」

原作に結構忠実なのと心理描写やバトル以外のエピソードも
そこそこ取り上げてるので・・未だ此処なの?という長さ。

そろそろ結末が気になるが、原作既刊47巻(2013年8月現在)
未だ続いてる?ようです・・基本飽きるという作品ではなく
卒業していく感じだろうか?
そして又思い出してそんな時代があったなと懐かしむ作品。


映像面はどんどん進化。Aの音関係は相変わらず。
音効はよりリアル重視な雰囲気?バトルもハイレベルで・・
無駄なドリフトより効率よいドリフトらしい控えめの音に?


突然スタンドに押掛けた謎の女性"上原美佳"(声-早見沙織)
は拓海を探し出しフルスイングの平手打ち!
何が起きたのか?有名になると良く起きる偽者騒動が勃発!
1話めは軽くそんなエピソードからw

女性に平手打ちされ何かが覚醒めてしまうのか?"拓海"?
茂木の事以降女性に疎いままの拓海は、何を感じたの?


ニセプロジェクトD
拓海と啓介になりすまし埼玉に現れた2人組。
ニセ拓海(声 - 勝杏里)
搭乗車種…AE86 スプリンタートレノ GTV 3door 後期型
ニセ啓介(声 - 三浦博和)
搭乗車種…FD3S RX-7 Type RS


有名になるとこういうことも起きる?

プロジェクトDの進行阻止! 負けん気の強い走り屋魂は
強い者を追い求め互いに技術を高めあっていくのか?!
用意周到に4段階の防衛ラインで徹底抗戦の頭脳派集団?

チーム246
プロジェクトDの進行阻止防衛ラインの「第一防衛ライン」
大宮 智史(声 - 東地宏樹)
搭乗車種…NB8C ロードスター RS (1998年式,前期型)
小早川(声 - 浜田賢二)
搭乗車種…CT9A ランサーエボリューションVII GSR

レーシングチームカタギリ ストリート バージョン
プロジェクトDの進行阻止防衛ラインの「第二防衛ライン」
皆川 英雄(声 - 小西克幸)
搭乗車種…JZA80 スープラ RZ

小柏 カイ(声 - 神奈延年)プロレーサー。
搭乗車種…ZZW30 MR-S S EDITION

池田 竜次(声 - 中井和哉)
搭乗車種…Z33 フェアレディZ Version S

死神GT-R=北条凛が拠点とする
箱根TOYO TIRES ターンパイク
北条 凛(声 - 中村悠一)
搭乗車種…BNR32 スカイラインGT-R

乾 信司(声 - 阿部敦)
AE86 スプリンタートレノ GT-APEX 2door 後期型

投稿 : 2024/03/16
♥ : 0

71.4 3 自動車アニメランキング3位
天晴爛漫!(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (260)
860人が棚に入れました
19世紀が終わりを告げ、20世紀の幕が上がろうとしている時代・・・天才だが社交性0のエンジニア『空乃天晴』と、凄腕だが臆病な侍『一色小雨』はある事故で日本からアメリカに漂流してしまう。無一文の二人が日本へ帰るために選んだ方法は、「アメリカ大陸横断レース」に参加すること。スタートは西海岸ロサンゼルス、ゴールはニューヨーク。自作の蒸気自動車で荒野を駆け抜け、クレイジーなライバルと競い合い、アウトローや大自然から身を守り・・・果たして二人は過酷なレースに優勝し、賞金を手に入れ故郷へ帰ることができるのか!?

声優・キャラクター
花江夏樹、山下誠一郎、悠木碧、雨宮天、斉藤壮馬、折笠富美子、櫻井孝宏、杉田智和、興津和幸
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

迷わずいけよ いけばアンダスタン

P.A.WORKS制作によるオリジナルアニメ

全13話完走してなお、時代設定いつ頃だろうと悶々としてました。

新政府とか言ってるから明治にはなってるよね
新右衛門さん帯刀してるし廃刀令前の明治期1870年頃か?
モブの発明王がフィラメント閃いてるっぽいし1880年頃か?
あれ!?それ{netabare}(飛行機){/netabare}って20世紀だったような…

すいませんあらすじに書いてました。以下の通りだそうです。しっかり読もう前情報!

 19世紀が終わりを告げ、20世紀の幕が上がろうとしている時代…


変わり者の科学小僧・空乃天晴(CV花江夏樹)が主人公。人情の機微を知らない偏屈科学者タイプです。となると横で振り回されるキャラが欲しくなるわけで、剣術道場の真面目そうな倅・一色小雨(CV山下誠一郎)がお目付け役となります。小雨は『一休さん』の新右衛門さんに見た目も雰囲気も似たお方。天才を引き立てる凡人代表です。
巻き込まれた一騒動から逃れるどさくさで船に揺られてロサンゼルスへ到着。アメリカ横断ウルトラク…大陸横断の自動車レースに挑むってお話です。

天晴(あっぱれ)が小っちゃい頃に蒸気船を見て目覚めちゃったというのが根っこなので、エンジニア奮闘記みたいなのをレースを題材にしてやるんだろうなぁと期待。偏屈な天晴と凡人小雨のキャラ配置は盤石そうです。
そうして楽しめたのが中盤まで。味変が生じて好みが別れそうな終盤が待ち受けてるのでお楽しみを。


味変1:キャラ変
{netabare}天晴には最後まで自己中な偏屈小僧でいって欲しかった。豆腐メンタル化して萎えた。{/netabare}

味変2:??
{netabare}レースそっちのけになっちゃった。こちらはまあOK。{/netabare}


あまり気をてらわない王道らしい作品かと思います。
早々にキャラを勢揃いさせて固定メンバーを深掘りしていくスタイル。起承転結の転があってきちんと与えられた尺で完結する。画も崩れちゃったら何言われるかわからないブランド制作会社です。バトルアクションも背景も砂ぼこり舞うレースシーンもいい感じですよ。
このルート66っぽい導線や先々の経由地で物語が動くことから『イージーライダー』的なものを想像しました。かなりおちゃらけてますがね。

ただし、エンジニア奮闘記を期待してた私はちょっと肩透かしを食らって影を落とした感じです。わりとご都合だったのであまり気にせず臨まれることをオススメします。
総じて…良さげなパーツを揃えているんだけど作り始めるとしっくりこなくて、それでもなんとか完成品の体裁を整えた感じ。でこぼこならそれで尖らせればよかったのに、となんとも惜しい作品です。



※ネタバレ所感

■新しい時代の幕開け

{netabare}自動車レースの妨害については、自動車の台頭を快く思わない鉄道王っぽいおっさんの依頼をもとにギル(CVツダケン)は動いていたわけでした。新しい時代の胎動そして抵抗。
それであっさりおっさんを殺しちゃってるわけで、そうするとレース妨害する理由がなくなるわけで、それでもレースの邪魔を続けるわけで、そこで持ってきたのが

 力が支配する世界をきぼんぬ!

だそうです。時代設定がそうだからって世紀末救世主伝説に寄せなくても良かったのにと思いますけど、あまり理由は重要視してなかった模様。まあむき出しの暴力が支配する西部劇世界の終焉という見方もできますが、それにとって代わるのが科学技術というのもピンときません。
時代に取り残された徒花って設定も嫌いではありませんがそういうわけでもなさそう。動機づけが弱かったです。{/netabare}

{netabare}レースを楽しむでもエンジニア奮闘記でもなく、“レース仲間VS悪いやつ”にシフトしていくのは構わないのでラスボスは憎たらしい悪役らしい悪役にさせて欲しかったですね。
ホトト、シャーレン、アル、偽ギル兄弟、ディラン、そして杉田…じゃなかったTJと各々いい感じで掘り下げられていました。そこに天晴と小雨も加えたレース仲間たちの魅力と釣りあいを持たせることは至難だったかもしれませんが、ここさえよければレースそっちのけでも評価上げてたと思います。{/netabare}


■なんか気になった些細なこと

1.{netabare}レース実況役の平田真菜さん。『ケンガンアシュラ』でもリング実況でした。{/netabare}

2.{netabare}シャーレン(CV雨宮天)がストⅡの春麗っぽい。一瞬スピニングバードキックのカットいただきました。{/netabare}

3.{netabare}本作MVPはシャーレン雇い主のおっさん。かっこよさが群を抜いてました。{/netabare}

4.{netabare}いやアルのお付きソフィア(CV折笠富美子)かも。テキーラをショットでいける女性には惚れる。{/netabare}


■いいよね!近現代

100年前くらいの設定。場所はアメリカ。街並み背景が楽しいです。このちょっと昔ってのがやっかいで、大昔なら山村の田舎を想像しながら文明の利器を排除すりゃOKで済むのがそうはいきません。
同じP.A WORKSの『天狼』では昭和初期でした。こちらも背景画が楽しかった作品。しっかりノウハウ溜めてると思うので、この“ちょっと昔の世界”で大作つくらないかしら?とひそかに期待してます。
いい脚本家呼んでくださいね。



視聴時期:2020年7月~9月 リアタイ

-----

2020.09.26 初稿
2020.11.02 タイトル修正
2021.06.16 修正

投稿 : 2024/03/16
♥ : 42

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

明治末のキャノンボール

最後まで観た感想

明治末にアメリカで行われたキャノンボールでした。
まぁ 面白かったです。
最初はキャラ紹介もあってなかなかレースが始まらず、ヤキモキもしたんだけどね。^^;
いざ始まってみると、いろんなアクシデントがあってもライバルたちとの友情?などがあって、強力したりする場面があり、それはそれで素晴らしくて美しいかもだけど、なんだか なあなあな関係というか・・・
もうちょっと自分以外は敵というか、シビアにレースに挑んで欲しかったような気もしました。
レース終盤は、ギル・T・シガーの妨害により、レースそっちのけで「サウザンドスリー」退治に話が変わってしまい、なんだかなぁーで、これじゃない感が(苦笑)
これ
ドラマだったけ?って思ったよ。
でもまぁ、最後はちゃんとレース再開して決着もついたので、まぁ そこそこ満足できたかな?
でもやっぱり僕としては、もっとレースメインで抜きつ抜かれつのハラハラドキドキをメインに見てみたかったです。


どうでもいいつぶやき
天晴って車の免許 持ってたの?



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
最初のレビュー


P.A.WORKSのオリジナルですかね?

時代設定は明治末らしいけど、これ 子供の頃観た映画「キャノンボール」まんまの内容です。
一応3部作まであるけど、1と2にはジャッキー・チェンも出演してます。
(1ではスバル レオーネ。2では三菱 スタリオンに乗ってました)
なついです。(誰か観てる人いるかなぁ?)

アメリカ大陸横断レースなので、必ずしも早い車が勝つ訳じゃなく、耐久力や運も必要なので面白いんですよね。
本作のキャラでは、無頓着で発明化みたいな天晴と、刀を携帯する士族の下級役人 小雨との凸凹コンビで、なんだかんだで良いコンビだと思います。
他のキャラは今後出てくるだろうけど、キャラは大事なので面白い奴 期待したいです。

しかし
コロナの影響で3話まででストップ。
残念ですわ。
どのくらいの期間延期するか分かりませんが、いきなり4話から始まっても細かなとこ忘れてる自信があるので、また1話から放送始めてくれると嬉しいんですが。。。

幾つかの作品が延期になってますけど、早くいつも通りに戻って欲しいですね。
てか、これを期に アニメは完全出来上がってから放送決定した方がいいんじゃないかと思いました。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 32
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

冒険しない冒険

5話までの感想{netabare}
悪くはない、悪くはないのだけど「なかなかレース始まらないなぁ」、「全何話か知らないけど早くレース始めないと放送終わっちゃうぜ」って感じで4話までヤキモキしたのが本音かな?
とはいえレースでいちいち回想シーン入れられても困るのでここら辺の匙加減はなんともいえない、とりあえず5話でレース始まってよかったよかった。
ところでキャノンボールやチキチキを髣髴とさせるという指摘が多いが、個人的には小雨が“一休さん”の新衛門さんに感じて仕方ないw、どれも狙ってのことだろうけど。
ついでにチキチキは殆ど記憶に無いのだが、「より原始的な構造の方が壊れにくい・(マシントラブルなど起きたら)最後は乗り手の体力勝負」ってことを当時思ってか思ってなくてか岩石オープンが一番好きだった…と思う。
こっちはエンジニアに焦点を当てた作風のためあんな原始人を登場させるワケには行かなかったのは分かるが、世代ならケンケンのモノマネは誰でもやったハズで、こっちにはそれが居ないのは…どういうこっちゃー!!{/netabare}

7話までの感想{netabare}
マーチャン…ゲフンゲフン、小動物キター!
これで特徴的な笑い方をしてくれたらそれだけで色んなものが許せてしまう気分だけど、さすがにそこまであからさまじゃない?
でもってメインの話は──

天晴、お前人の心があったのか!

この先レースを通じてそこら辺を獲得してく展開になるのかね?
小雨もなにかトラウマを抱えてるらしくそっちの掘り下げも期待したいところだけど、敵討ちはとっくに済ませててその時の感触が恐かったりして?
いやだってアメリカで敵に遭遇って無さそうだし。
そのうち小雨「お前は人を殺したことがあるかい?」とか言い出さないかなー、どうかなー。{/netabare}

10話までの感想{netabare}
あ、知ってる、これ小雨が天晴号のAIになる展開だ。
と冗談は程ほどに、そんなことは無いだろうけどもしそうなったら非難轟々になろうが私は絶賛するぞw

と、最新話の感想を先に書いてしまったけど、いやはやどうなんだろうね?
8話小雨がアッサリと刀を抜いて悪者やっつけて「え、それで終わり?」と肩透かしを食らったかと思えば、9話温泉回ではそれぞれキャラが立ってて面白かった。
天晴が考え事をしなから町を歩いて周囲がしっちゃかめっちゃかってのは昔ながらのキッズアニメ調で懐かしさすら覚えた。
次回以降への「引き」も、ルート変更でよりにもよって妨害を仕掛けてる鉄道会社のお膝元でレースを続行することになり、さーてどれだけ妨害をかわしながらレースをするんだろう?と期待を持たせといて…。
10話これかい!
レースしねぇなぁ…。
まぁ私はこの作品の方向性をよく理解してない(=期待してない)のでレースしなくても別にいいやと思うようになってるけど、車まで破壊して、いよいよもってレースする気はないと断言された気分。
つか人間が超人すぎひん?これなら人が車背負って走った方が早いんじゃないか?{/netabare}

総評(これだけ読めばいいかも){netabare}
なんだろうね、奇抜なレーシングカーが続々登場する作品かと思ったら人間の方がトンデモだらけ。
で、そんなトンデモ人間出すのなら奥歯に加速装置仕込むなり生身で列車止めるなりすりゃいいのにそれは無しで煮え切らない、中途半端。
ギルを倒すのは天晴のビックリドッキリメカにするとか、最終回の最終コーナーも小雨が夏実ブレーキ(“俺たちは天使だ”“逮捕しちゃうぞ”ネタ)するなり3人で生身の足で壁走りすれば、それまでの「ん?」って部分も帳消しに出来ただろうに…。
何を見せたかったん?がブレブレというか、企画当初は面白いアイデアだったものが、会議を繰り返すうちに無難なモノになってしまったような、そんな感じ。
あーあれだ、「手に持った爆弾が爆発する」で例えると、バラバラに砕け散って肉片飛び散らせるのと黒焦げアフロでケホっと煙を吐くの、2パターンが同じ世界に混在してる感じ。

最終回まで見てから思い返してみて、そういったチグハグ感が顕著だったのは4話になるかな?
シャーレンが女性でもレースドライバーを務められることを証明するために本職のレーサーと勝負する回。
その中で対戦相手が意図的に接触して、シャーレンのドライブテクで大惨事になることを防ぎ、対戦相手が親方にブン殴られる展開があるのだけど…。
これで「ああ、この作品はちょっとでも接触したら大変なことになるリアル寄りな世界なのね」と誤解してしまう、実際はリアルそっちのけのトンデモ人間大集合なのに。
更に、じゃあそのシャーレンのドライブテクはのちに発揮されるシーンがあるのか?といえば、無い。
思い返せば思い返すほど4話要らない。

それと12話、荒野の7人だか7人の侍をやりたいんだか知らんし、胸ポケットにしまったコイン(コインじゃないけど)のお陰で銃弾防ぐネタって…今更?
だったら小雨がジルに撃たれた時、懐に入ってた小ホトトに当たって助かったでいいじゃん、アルマジロにでもしてさ。
更に松田優作ネタって…最近でも“バナナフィッシュ”でそれほど反応芳しくなかったと思うのだけど…。
なんか噂では監督は“チキチキマシーン~”を見てないとのことなのだが、見てないと知らないはイコールじゃないよね?
松田優作ネタ使う暇があるなら小ホトトにあの笑い方をさせろよと…昔の作品のパロやるんだったらさ。
同期放送の“デカダンス”の「アクシズ返し」はナツメにやらせることが無い・居る意味の無さを誤魔化す狙いだったと思うのだが、こっちは意図が分からない。
同じく同期放送の“ラピスリライツ”は毎回ひと言パロネタを入れるという縛りをやってたみたいなのだけど、それに比べるとこっちのパロ入れるタイミングの下手さが目立つ。
ちょっと前やった“グランベルム”の「スイカバー」は、もう作画班が一杯一杯で仕方なく…というのが実情らしく、こっちも同じ理由?と考えるにはちょっと無理がある。
どうにもこの煮え切らなさがもどかしい。
あ、シャーレンの戦闘シーンはバーチャ2か3辺りを意識した?
残念、そのネタは“ハイスコアガール”でもっと上手に料理してます。

その一方、ギルが鉄道会社を裏切った件は…これは私が富野作品の見過ぎなのかな。
「最初から裏切るつもりで、資金や物資をせしめられるだけせしめようと従ってるフリをしたんだろう」と解釈してそんなに変には思わなかった。
但しこれはあくまで個人的な勝手な解釈で、実際は作中でそんな描写は一切無いし唐突だという意見も分かる。
結局既存作品のイメージにおんぶに抱っこでやり過ごしたってことになっちゃうのかな?


先述の通り監督はチキチキ~は見てないそうで、だからといって作品から若さを感じない。
アイデアの尽きた老人が既存イメージに寄りかかって手癖で書いただけのような無難さというか退屈さというか。
で、冒頭に書いた「企画当初は面白いアイデアだったものが、会議を繰り返すうちに(老人の横槍のせいで)無難なモノになってしまったよう」という結論に行き着いた訳ですが…実際は知らんけどね。
守りに入った作りと言い換えてもいい。
もう少し思い切ったことしてもいいと思うんだけどなぁ…オリジナルじゃ難しいのかなぁ?{/netabare}

投稿 : 2024/03/16
♥ : 19

66.6 4 自動車アニメランキング4位
逮捕しちゃうぞ(TVアニメ動画)

1996年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (114)
845人が棚に入れました
作者である藤島康介がオートバイファンなだけあり、作中でのメカやエンジン描写、カーアクションシーンは非常にリアルに描かれており現実味とスリル感がある。アニメ版も同様にメカニックには非常にこだわって描かれており、いい加減な描写は皆無である。こうした点に、藤島のバイク蒐集家としてのマニア心の冴え、および描写力の高さが伺われる。ストーリーのコンセプトはロマンティック系ポリスコメディであるが、設定は地に足の付いた作風なので日常世界を舞台としたロマンティック路線といえる。また舞台も架空の都市や町を舞台とする漫画が多い中で、実在する地域(墨田区)を舞台としたことや、警察描写も繊細に現実離れせずに描いているので読者・視聴者にも親近感を与え、より人気も高まった。

声優・キャラクター
玉川砂記子、平松晶子、政宗一成、島田敏、小桜エツコ、松本梨香、関智一、沢木郁也、榊原良子、青野武、小西寛子、丹下桜、堀秀行

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ドラマなんてなかった・・・・でも長嶋の中嶋はよかった

女神様人気により日の目をみた警察アクションの傑作。
パトレイバーより前に警察=公務員とした最初の作品だったかな。
だから後藤隊長の愛車はトゥディなんですね。
作者によると婦警さんに切符切られて、超美人でミニスカだったら切られてもいいなぁ・・というけしからん妄想からうまれたそうな・。

OVAは非常にデキがいいです。TV版では1~4話になります。

藤島さん・・いやストライク男がなかなか出てこないのがあれですが。。。
原作以上にバイク、車の書き込み、演出は異常。
シーズン1は面白い。
その手のアクションが好きな人はたまらないと思います。

OVA版主題歌も誰かにカバーされてたかな。歌うはTPD(東京ポリスウーマンデュオ)それ篠原涼子がいたアレじゃん!!ってツッこめる、ネタがわかるヤツは俺よりオッサン決定。うまいかどうかは謎だが名曲。
以降はレコ屋とのタイアップ。

ちなみに優香が映画の主題歌を歌っているのは黒歴史?でもないか。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 5
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

子供で大人な婦警さんの、日常系痛快ドタバタコメディー

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
1話完結を基本とし、老若男女問わず安心して観られる痛快なエンタメ作品。

古い作品ですが、当時としては作画は綺麗だと思います。特に、バイクやクルマ、モデルガンなど機械系の作画は良かったという印象です。

リアル路線が好きなら、「ちょっと違うな~」という感じだとは思いますし、流石に時代が時代がなので古くさい作画ですが、そこにこだわりがない方ならしっかり楽しめるアニメです。

キャラも魅力的で、(キャラデザ含め)やはり藤島さんは良いキャラつくるな~という感じ。

ただ、オススメ度が、OVA→1期→2期→3期 と下がっていく残念さはあります。個人的には、OVA→1期、でやめておいても良いかと思います。

原作は藤島康介さんの漫画ですが、原作からキャラや設定は引き継いでいるものの、ストーリーはほぼアニメオリジナルとなっています。しかも、そのアニオリ回がとても面白い!

原作ファンはもとより、原作を読み「イマイチだな~」と思っていた方、そして、こんな古い作品知らないよ! という若い方に、是非観て頂きたい作品ですね♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
豪快でパワフルな肉体労働担当の夏実と、マニアックで冷静沈着な頭脳労働担当の美幸の二人が織り成すドタバタコメディ。

特に良かったのは、二人の関係性。基本的にはトラブルメーカーの夏実が場面を引っ掻き回しますが、時折、美幸がキレると夏実以上にぶっ飛んだ行動をします。この二人が、互いを互いに尊重し、深い所で信頼しあっている様は、観ていて気持ちの良いものでした。

恋愛、という面でも二人の競合はありません。夏実は基本的に渋いオッサン好きだし、美幸には恋人がいるし。

二人とも、大学を終えて警察学校を卒業し、勤務しているので、いい大人ですが、中身的にはまだまだ子供です。それでも、時折みせる婦警らしさ(子供への優しさなど)にグッときます。お酒にまつわるエピソードなどもあり、「見た目は大人。性格は子供。それでもやっぱり大人な」20代中盤くらいの女性の魅力は描けていたかと思います。正直、(健康的な意味で)エロいw ⬅ココ大事(笑) 10代の女子には(リアルでも)出せない魅力ですなw

サブを固めるキャラも実に良い。二人の所属する墨東署交通課は、「独立愚連隊」「ワイルド・サファリ」と揶揄されるほど、個性的でアグレッシブな面々が揃っています。

ゴシップ大好きのトラブルメーカー眼鏡っ子の、頼子。女子より美しい女装子の、双葉。いじられ役で昭和の男って感じの、中嶋。可愛らしい女子高生の、沙織。話のわかる渋いオッサン、課長。そして、ライバルキャラ且つギャグ要員の、ホームラン男w

これといって目新しいキャラがいるわけではありませんが(まあ、原作自体30年以上前ですし)、おさえるところをちゃんとおさえてるな~という感じです。古き良き、を感じることができるでしょう。

ストーリー的に言えば、基本は1話完結の刑事モノですが、その解決法にオリジナリティがありました。前述した「そのキャラならでは」の解決法には一見の価値あります。

また、後半になるにしたがい、シリアス回が増えてきますが、これまた良いです。この緩急のつけかた、見事です!
{/netabare}

投稿 : 2024/03/16
♥ : 22

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

昔、一時期ハマってた頃が 今でも好きな作品です

君望OVAと一緒に発掘されまして、久々に鑑賞。

「女神さま」から入って、深みにハマったパターンです。
元々何度も観直している作品でして、OVA~1期が特にお気に入りです。

笑いあり涙あり、アクションありコメディあり、クルマありバイクありメカあり、人間模様あり・・・。この作品のポイントを挙げ始めるとキリが無いですw

今と比べれば多々劣る面もありましょうが、その当時は文句無い出来だったように思います。

キャラソンとかサントラとかドラマCDとか、見事にドツボで聴いてましたね~。「TPD」とか今でもたまに聴きたくなります。

こう書いてると・・・やっぱり世代がバレるんでしょうねw

実写ドラマもあったような気がしてますが・・・そこはスルーで(実際スルーしてました)w

投稿 : 2024/03/16
♥ : 6

70.8 5 自動車アニメランキング5位
PUI PUI モルカー(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (102)
401人が棚に入れました
舞台はモルモットが車になった世界。癒し系の車“モルカー"。くりっくりな目と大きな丸いお尻、トコトコ走る短い手足。常にとぼけた顔で走り回るモルカー。渋滞しても、前のモルモットのお尻を眺めているだけで癒されるし、ちょっとしたトラブルがあってもモフモフして可愛いから許せてしまう?!クルマならではの様々なシチュエーションを中心に、癒しあり、友情あり、冒険あり、ハチャメチャアクションもありのモルだくさんアニメーション!

コーヒー豆 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

トニカクカワイイ

1話が2分ちょっとなので、サクッと観られます。

可愛いモルカーが活躍するお話で、声優には実際にモルモットの声を使っているとか。

丸いフォルムが自分の乗っている車と似ていて、どことなく愛着の持てるショートアニメでした。
笑いどころもあり、監督の手腕が発揮されていたと思います。短い尺の中で、笑いとストーリーを詰め込んでいたのはさすがでした。

子どもも大人も安心して楽しめる作品です。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 15

さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

モルカーは伝染する

隣で突然爆笑しはじめた同僚に気を取られ、何事かと見に行くと、今迄にない可愛いキャラが動き回っていた。
取引先から回って来たのだと言う。
さらにもう一度流し始めると、私と同じように集まってくる同僚。
自席に戻った後も暫くモルカーが頭から離れず仕事が手につかず困ってしまった。

それ以来、毎週火曜日は、モルカーの話題で盛り上がるように。

先日、以前お世話になった取引先の方に会う機会があり、何気無しに話を振ってみるとその人もまた別の取引先から紹介されハマっているのだと言う。

何という爆発的普及率。
私の周りだけで言えばワニも鬼滅もコロナでさえ凌いてしる。

どうしてこんな事になってしまったのか。
モルカーの闇は深い。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 5

dakiramk3 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ぷいぷい!

 そういえばこういうのもアニメーションなんだっけ。確か。
 それは置いとくとして、そもそもモルモットが車っていうインパクト勝負な気がしないでもないし、その必然性を描いているわけでもないが、まあ基本的にモコモコして可愛いから何の問題もないと思います。
 この時代にこれだけ手間を掛けた作品を作ってくれたことにはひたすら感謝の念しか無い。CGエフェクト多めだったものそれはそれで時代の流れというか……

投稿 : 2024/03/16
♥ : 6

65.8 6 自動車アニメランキング6位
ああっ女神さまっ(劇場版)(アニメ映画)

2000年10月21日
★★★★☆ 3.8 (54)
343人が棚に入れました
TVアニメ、OVAも大ヒットを記録した『ああっ女神さまっ』初の劇場版。
大学生・螢一の前に現れた女神ベルダンディー。ひょんなことから一緒に暮らすようになって3年目の春、ふたりの前に謎の男・セレスティンが現れる。彼の正体は、ベルダンディーの恩師だった。久しぶりの再会を懐かしむベルダンディー。
しかしセレスティンは彼女に口づけし、記憶を奪ってしまう。

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

原作ファン向けかなぁ~

2000年10月21日公開。講談社「月刊アフタヌーン」に連載され
ていた藤島康介原作の大人気マンガの劇場版。
好評だったOVAのメインスタッフがそのまま参戦している。
同タイトル読者・視聴者向けの作品。
簡潔な設定・内容なので、本作を視てTV版視るか判断可能?

原作連載時の時代背景・技術を残したまま、一部分だけ技術
が時代に合った物が登場する等・・微妙にスチームパンク風
にズレた設定になってる。後発の作品ほどギャップが出る。


他力本願寺で三姉妹の女神と暮らす猫実大学生、森里螢一。
ひょんなことから一緒に暮らすようになって3年目の春・・

自動車部の勧誘をするが・・新入部員は4人だけだった。
その中には不思議な魅力を持つ美少女・モルガンが居たが・・

早速の新歓コンパの最中に・・ベルダンディーが力を制御
できなくなる事件が発生!その頃ウルドは、天上界で異変
が起きつつあるという情報を入手するが…。

その頃地上では・・ベルダンディーの恩師セレスティンが
現れ再会を懐かしむ間もなくベルダンディーの記憶を奪う。
天上界の謎、セレスティンの謎・・どうなる?という物語。

主人公は劣化。女性キャラを引き立てる方向に更にシフト。
女性のデザインは綺麗でセクシーな路線に進化?してる。

ミニサイドカーレースの競技参加・・二人乗りでパートナー
との息があっていないと・・というところを巧く使って物語
に組み込んでいる・・っが・・動きの大きい描写は不得意?
その他も迫力のある臨場感を出す様なシーンは苦手みたい。

女性の作画やファンタジーな表現が好きみたい。
コメディやギャグも苦手っぽいセンスを感じる。

劇場版はシリアスな展開が多いので、その辺りが薄れて無理
を感じない綺麗な純愛路線のファンタジーになってる感じ。

多数の天上界の女神等が登場し、聞き覚えのある声も多い。

多分・・原作を「読む」方が面白い作品のような気がする。
原作ファンには感動系で面白いのかもしれない?


ベルダンディー   井上喜久子
ベルダンディー幼少期塩野入澪

森里螢一      菊池正美
セレスティン    家虫宏
モルガン・ル・フェ 川澄綾子

ウルド       冬馬由美
スクルド      久川綾
ペイオース     佐久間レイ
クロノ       堀江由衣
森里恵       渕崎ゆり子
三嶋沙夜子     麻見順子
田宮        梁田清之
大滝        二又一成

投稿 : 2024/03/16
♥ : 1

ichinana さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

一見さんでも楽しめますよ。

~種族を超えた愛~
現実世界ではまずありえないです。

でも原作漫画もそうでしたが、主人公螢一とベルダンディーを見ているとなぜか応援したくなります。羨望や嫉妬といった負の感情も当然持っているんですけれど、この二人には基本的に悪意がない。あまりにも性格がいいので、逆に現実離れしていて、設定もありえないものだから、もうただただ純粋に応援してしまいます。

本作は幼少時のベルダンディーの先生が月の牢獄から脱獄するところから始まります。彼がベルダンディーに近づいた目的や、ユグドラシルシステムへの干渉など、意外と設定が複雑です。でも様々な理不尽や困難に立ち向かう二人を見るとやっぱり負けるなっと応援しちゃいます。2周すれば大体理解できると思います。

本作、2001年にDVDが発売されましたが、DTS特装版はめちゃ高価。
まだホームシアターや5.1chサラウンドが一部のマニアしか有していない中で、なかなかの冒険をしたものです。
でもDTSサラウンド。すごいですね。各シーンを非常に盛り上げてくれます。特に、川澄さんキャラとの保健室での一連のシーン。すごいドラマティックで震えます(部屋も)。そして最後の女神の歌のシーン。まさに聖歌って感じで素敵です。

現在ではかなり入手困難なようですが、購入するのであればDTS版を薦めます。その他揃えないといけないものも多いですけど。。。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 2

60.4 7 自動車アニメランキング7位
超速変形ジャイロゼッター(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (70)
288人が棚に入れました
舞台は2012年の横浜新都心。
この街には子供たちが「エーアイカー」の運転を学習出来るスペシャルな学校・アルカディア学園が存在していた。
ある日、アルカディア学園5年生の男子・轟駆流(カケル)は、学園長から1台のマシンを託され「キミは世界を救う選ばれたドライバーなのでコレに乗って敵と戦いなさい」といきなり通告される。
カケルの目の前にある赤いマシン、ソレこそがロボットに「超速変形」するジャイロゼッター・ライバード。カケルは「敵」襲来の警報を聞き、考える前にステアリングを握り出動していく。はたして「敵」とは何なのか。ジャイロゼッターは何のためにロボに変形するのか。細かい事はとりあえず抜きにしてカケルの。“ ゼツボー的にカッケー ”戦いの日々が始まったのだった。

声優・キャラクター
井上麻里奈、井口裕香、松岡禎丞、中田譲治、田中理恵、関智一、三宅健太、黒田崇矢、田村睦心、立花慎之介、藤田咲、近藤真彦

けみかけ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

高松よ、勇者世代の意地を見せよ

秋クールからスタートの夕方アニメです
原作は現在ゲームセンターで稼動中のスクエニが出した子供向けのトレーディングカードアーケードゲーム


ゲーム自体はトレーディングカードを筐体に読み込ませることでプレイするロボットを選択
ゲームの前半は筐体のハンドルで自動車レースを行い、ゲーム後半にはタイトル通りの超速変形で自動車がロボットに変形(この時に筐体も変形するwハンドルの脇からレバーが出てくるwktk仕様)
バトルをして勝利することを目的としてます


ゲームBGMには佐藤直紀、ロボットデザインには海老川兼武や河森正治らを配するなど豪華スタッフ
大手自動車メーカーとのコラボ
「衛星軌道上からの砲撃」「地球の自転を停止させるほどの超加速」などオーバーキル過ぎる必殺技(笑)
などなどゲームの方もそこそこ面白く仕上がっている模様で、当初より予定していたメディアミックス展開を受けて今秋よりアニメ化っす


制作はA-1pictures
総監督にはかつて幼少期のオイラの最大の楽しみの一つであったロボットアニメ、勇者シリーズを手掛けた高松信司
さらに監督には絢爛舞踏祭や平成ガンダムシリーズの森邦宏も合流
音楽はゲーム版と同じく佐藤直紀
シリーズ構成はエウレカセブンにいないと思ったらコッチやってた佐藤大
キャラ原案にカイエダヒロシ
主要キャストに井上麻里奈、井口裕香、中田譲治、黒田崇矢


とまあ、かなりの豪華布陣
なによりダンボール戦記に押され気味&ガンダムも調子悪い昨今において、勇者シリーズ世代には注目をせざる得ないロボットアニメなのですよ^q^


現時点で気になるポイントは
「ゲーム版ではハッキリしてないストーリーの詳細」
「ゲームでは登場している実在車種が変形するロボットはアニメ化するか」
「ゲームでは一瞬過ぎてよくワカラン変形シーンの詳細が描かれるのか」
「ド派手な必殺技は再現されるのか」
「ロボは勇者やトランスフォーマーみたいに喋るのか」

投稿 : 2024/03/16
♥ : 9
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

<4話まで視聴中>こだわる部分はこだわっている少年向けアニメ

おもな視聴対象は幼稚園児から小学生中心なのかな。
車好きの子どもがますます車好きになる上
ロボットや変身、変形への夢や憧れを持つようになる・・
そういう最初の作品になるような作品かも。

車の細部に至るまで、なかなかリアルに描写されており、
パーツのあちこちが、ロボットに変形したときのデザインにもしっかり
生かされていたり、よく見るとけっこう凝っていて面白い。

もともと、アーケード型トレーディングカードゲームが原作らしく
当然商品ラインナップもいいタイミングで出るのだろうし。
主人公の少年くらいの世代には、きっとかなり人気が出るのじゃないかな。
{netabare}
幼馴染らしき女の子も、変形ロボットのドライバーになり
得意のスケートが生かされていて、イナバウアーが出たときは
思わず大笑いしてしまった。
今後もEDに登場する5つのロボットにそれぞれ仲間が乗るようになるのだろう。
{/netabare}

勧善懲悪で敵役もわかりやすいキャラ。

主人公の少年、カケルになぜ戦うのか、と問えば
「おれはヒーローになりたいんだ!」
そして彼の口癖は「絶望的にカッケェーー!!」

「絶望的に」をつけて褒め称えるので、『アクエリオンEVOL』のOPで
「絶望的に君は綺麗さ~」と唄っていたのを思い出した。
本当は間違った使い方ではあるけれど、強引に理解するとしたら
「絶望的に」=「勝ち目がないほど」っていう意味なのかもしれない(笑)

ガンダムのように「戦いたくないけど戦わなくちゃならない」
っていう苦悩を
戦争という過酷で矛盾だらけの世界の中、描くよりずっと
子ども達にはダイレクトに伝わるであろうコンセプト。
つまり大人には少々、物足りなさがあるわけだけれど
同時に、少年時代に描いた冒険心を思い出してちょっと懐かしくも感じた。

ちなみにOPを唄うのは近藤真彦氏。
彼はこの主題歌を最後に歌手活動を辞め、レースに専念するとのことだ。

制作スタッフもなかなか豪華なので、今後の展開を期待しすぎることなく
あたたかく見守ってみようと思う。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 12

nk225 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8

クロージング:満足度下落。よくわからなかった。

放送期間:2012年10月~2013年9月
視聴期間:2012年10月~2013年9月
視聴話数:1~51

キャッチコピーは「選ばれし少年(ドライバー)たちよ、超速変形せよ!」。

<オープニングテーマ>「Let's Go!」
1話から31話までは1番を、32話からは2番を使用。21話では挿入歌としている。51話はEDとして一番とサビ部分を含んだフルコーラス(実際の歌謡曲版)を使用。

<エンディングテーマ >
「ストロボ」(1話 - 17話)
「ONE STEP」(18話 - 31話)
「はっぴぃ夏祭り」(32話 - 51話)
51話はエピローグ後の挿入歌(オチ)として使用。
エンディング映像は主題歌を歌うTEMPURA KIDZの振り付けがそのままモーションキャプチャ映像が使われている。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 3
ページの先頭へ