「ひろ。」 さんの感想・評価

4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態：観終わった

高校時代にしか得られない大切なもの。

放送当時は録画してたけど、ろくにちゃんと見ずにスルーしてました＞＜。
スルーしてた理由としては
①タイトル名から、大好きな吉井和哉さんの名曲「TALI」が連想されて
　それって二番煎じなんじゃないの～？・・という勝手な不信感から
②合唱しているのをアニメで見て楽しいのかどうか？・・という素朴な疑問から

・・で、ずっと見ないままスルーしてましたが、
最近SHIROBAKOの影響でP.A.WORKSさまの信頼度が一気に跳ね上がり、過去作品に興味がわいたのと
このサイトでキャッチしてる方のレビューを読んで良さそうだなと感じて視聴に至りました。


ＯＰを見てまず目にとまったのは、雲の描写ですね！。
・・これは完全にSHIROBAKOの影響を受けてしまったからだと思うのですが、
確かにこれも”雲による１つの感情表現”なのだなあって思ってしまいました＾＾。
とてもとても高く天まで伸びているような雲と空の描写に一瞬吸い込まれてしまいそうでした。
・・実際、本編中の主人公達５人それぞれの感情が
徐々にこの空と雲のように変化していくように感じられました。


キャラでとにかく真っ先に惹きつけられたのは、宮本来夏です。
（あ、どうでもいいですが本作品のキャラの名前の漢字、読み仮名がないと読めないキャラが多い自分ｗ）
瀬戸麻沙美さんの声には、ちはやふるで一気に惚れこんでしまい、本作でも例外ではありませんでした。
真っ直ぐな勢いのある女性キャラをさせたら天下一品ですね！。
まわりの人間が知らず知らずのうちに影響されていく様に説得力があります。

坂井和奏に関するエピソードはとても秀逸なので、これはぜひ本編を実際に見て味わってほしいです。

合唱に関しては自分は歌の良し悪しはよくわかりませんが、
某サムライフラメンコ的な展開と合唱が融合されたようなところはとても楽しませてもらいました！。

沖田紗羽に関しては、序盤では特に感じなかったのですが終盤でそのスタイルの良さに
思わず視線をどこに向けたらいいか困ってしまいましたｗ。
なんというか、上手な言い回しができないのですが下手なエロ系作品よりもよっぽど・・というかｗ。


あと個人的に気になったのが校長先生の「声」です。
自分の大好きな別作品で学園長（ウスイ・ケンゾウ）役されてた時の「声」が印象に残っていて
もしかしたら同じ人かも？・・と調べてみたらそうでした。
宝亀克寿さんという方なのですね。とても優しい声質ですね。
あ、さらに調べてみたら現在ＧＢＦＴでラル役を引き継がれてるのですね。
こっちの作品はまったくまだ見てないのでいつか観てみようと思いました。


まだ１回視聴しただけで十分隅々まで見れてないし、サブキャラも把握しきれてないのですが、
とても清々しく楽しませてくれた作品でした。
”高校時代にしか得られない大切なもの”を久しぶりに味わわせてもらった気分です。
少し時間をおいてまた見てみたいと思った作品でした。


P.A.WORKSの堀川憲司さま、関口可奈味さま、浜口史郎さま、ほかたくさんのスタッフ様方に感謝しつつ
今後も素晴らしい作品をたくさんたくさん作っていっTARIしてほしいです！。