「艦隊これくしょん -艦これ-(TVアニメ動画)」

総合得点
68.5
感想・評価
1275
棚に入れた
5674
ランキング
2014
★★★★☆ 3.5 (1275)
物語
2.9
作画
3.5
声優
3.7
音楽
3.7
キャラ
3.6

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ネタバレ

Lovin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

観た感じ

■概要{netabare}
 原作:DMM.com/KADOKAWA GAMES

 監督:草川啓造
 シリーズ構成:花田十輝
 キャラクタデザイン:井出直美、松本麻友子
 制作:ディオメディア

 OP:「海色(みいろ)」
     by AKINO from bless4

 ED:「吹雪」
     by 西沢幸奏
{/netabare}
■感想
 原作ゲームはプレイ中でTV放送を視聴。目的地がわからない話。

 提督業を嗜む身として、正しい評価ができそうに無い出来だと思った。
 その他の話題になったことも含めて思いつく様を書き殴ってみる。

 1.艦娘シュール事件
   PVにて公開された水上での挙動。
   シュール過ぎると話題になり、皆これについて好き勝手な事を言っていたが、
   そもそも艦船の擬人化という矛盾を抱えたキャラの存在をシュールだとは言わず、
   矛盾を抱えたキャラがスケートのように航行する姿がシュールだと言う発想がおかしい。
   普通の感覚の人間は、二次元の人ではない存在にエロいことをさせて喜んだりなどしない。
   まあそれは言い過ぎかもしれないが、艦娘という存在だけでも大概なのに、
   その存在に違和感を感じない自分も大概なのだと自覚すべきである。
   また「じゃあ貴方ならどう表現するのか?」という問いに対して答えた方を私は見たことが無い。
   ここで言う原作ゲームの設定には大いなる矛盾を抱えているのである。

 2.如月轟沈事件
   解り易い前振りが多用された後、強い思い入れを持てていない如月が轟沈した。
   結末が私的にはありえなかったので、本当に必要だったのか真相はわからない。
   恐らく最近流行の方法で告知された続編を見ればわかるのかもしれない。
   その結末はSHIROBAKOで覚えた単語を用いるなら「おれたたエンド」だ。
   って、アレでMIを攻略したのではないのか?
   原作でイベントとして登場したMIとはミッドウェー海戦のことだが、
   史実では苛烈を極め帝国海軍は甚大な被害を受けている。

 3.二次創作設定借用事件
   重巡洋艦足柄(英国で「飢えた狼のようだ」と評された)が男を漁っているという設定は、
   二次創作にて生み出されたとして、それを用いたのは残念だと話題になった。
   個人的に出典がどうとか全く気にしないので、拘る人は拘るのだと冷やかな目で見ていた。
   いや、あの回はペドフィリアな貴方方の大好きなサービス回ですよ。

 4.ゲームネタてんこ盛り事件
   ここから先は私が勝手に事件にしたのだが、節々にゲームで聴ける艦娘の台詞を捻じ込んでいる。
   その結果、榛名がキャラ崩壊、霧島に至っては観るのも辛くなる痛キャラに堕ちてしまった。
   少なくとも私の中では翔鶴の袴が脱げて「ありがとうございます」と発言する艦娘ではなかった。
   まあ面白かったけど。

 5.シナリオ迷子事件
   前出の4にも関わることだが、既存ユーザを喜ばせたいのか、新規ユーザを獲得したかったのか、
   それともその両方だったのかがハッキリせずイライラした。
   戦場での武器の交換といった原作では有り得ない行動をしたのは何故なのか。
   シリアスな一航戦や五航戦が放つ艦載機に搭乗する円らな瞳のキャラについて、
   また霧島が歌っていた歌詞に登場する「羅針盤の妖精さん」とは一体?
   遠征失敗やカンカンカンのネタは確実に既存ユーザに対するアピールだと思うが、
   ゲームをプレイしない層はどういった受け止め方をしているのか気になる。
   何故説明しないゲームネタを平然とアニメに取り入れるのか理解できない。

 6.あやねる劇場ときどき東山奈央事件
   佐倉綾音の回転率が生半可なものではなかった。
   何となく、ゲームのときは「台詞短いし演じ分けの練習」みたいなノリで引き受けたけど、
   アニメになったら「えー、コレ全部私が演るのー」と愚痴っている姿を想像してしまう。

 きちんと説明しようとすると、どうしてもゲームの説明をしたくなるが、
 これはアニメのレビューなのでこの辺りで控えておく。
 でも面白いのかと聞かれたら即答は出来ない。
 一拍置いて「ぼちぼち」という返事になってしまう、
 個人的には残念だった作品なので人には奨めない。

■蛇足{netabare}
 でも実は、ゲームでは胸も目頭も熱くなる台詞を話す艦娘も居る。

 例えば終盤に登場した二航戦飛龍がMVPを獲得した際の台詞で「多聞丸、見ててくれた?」。

 アニメには登場しなかった駆逐艦浜風の母港での台詞で「信濃、今度は守り抜きます」。

 先日のバレンタインイベントで浜風も提督にチョコを用意しようとしてくれていたが、

 エプロンと三角頭巾をしてこのシリアスな台詞を言われると流石に吹いてしまう。
{/netabare}

投稿 : 2015/03/27
閲覧 : 296
サンキュー:

42

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