青陽 さんの感想・評価

3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態：観終わった

デリシャスメルがプンプンするぜぇ〜ッ！

サトリナ主演(4話の次回予告が至高)
OP坂本真綾(しかも編曲ラスマス・フェイバー！)
って…もう観るしかない。
観ない理由がない！






私が知ってる中では
ひだまり、銀の匙と並び
三大 飯テロアニメ

メシデザイン担当スタッフが存在するアニメは他にどれくらいあるのでしょうか？
EDの海老フライなんて サクッという音が聞こえてきそうなほどです。
そして、美味しそうなだけじゃなくてアニメならではの美しい表現がされているのも魅力です。二次元になることで、見慣れたはずの料理も新鮮に感じられます。
ついつい出てきた料理が食べたくなる。
あー今日のご飯何にしよう…特にこれといって食べたいものないな〜なんて人にも視聴をオススメしたい！




主人公のリョウは憂ちゃん以来の「実働的にも嫁にしたいキャラ」
家事もちゃんとこなして、言葉遣いも美しくて素敵です。だから
あんなにしっかりした子が
いなり寿司食べたときに涎垂らしてたのは違和感（笑）

食べてる姿はきりんが一番好き
あの食べっぷりの良さは宮ちゃんに通じるものがある。

→賛否分かれる食事シーン
原作だと 漫画という表現上、
食事シーンが止め絵となっていて、
それは食べている途中を切り取った絵であり、はしたなさも感じる。だけど
動画となると違和感は薄くなる。
それでも食事シーンを観て
いやらしいと感じるか
はたまた美味しそうと感じるかは
…あなた次第です。
あれはあなたの心を映す鏡なのです。


私は
このアニメを観て
ピクシス司令の「超絶美女の巨人になら喰われてもいいんだがな」
って台詞に今さら少し共感してしまいました。
心臓を捧げよ！







「誰かと食べるご飯って美味しいよね」
食べる描写がほにゃららは表層的な問題にすぎなくて大事なのはここです。
当たり前なようでとっても大切なこと。
たしかにそうですよね。一人だと食事というよりエネルギー摂取って感じもするし。横でも向かいでも誰かが一緒だと違います。

「わたモテ」が学生時代ぼっちだった人が観ると辛いであろうことと同様に、一人飯がデフォの人からしたら見てて辛いアニメかもしれません。

もしきりんが現れず、独りの時間が長く続いて 一人で食べてもリョウが寂しいと感じなくなったら…
孤独のグルメになってしまわなくてよかった(彼の人は楽しんでるけど)



1話見て
おいなりさんを食べたくなる
あんなにキラキラして宝石みたいないなり寿司は初めて見た。
ぶり大根も美味しいよね
そして、鍋は特に皆でワイワイ食べるのが楽しい食事だね

2話
お花見ベネ
桜餅ベネ
焼きとうもろこしベネ
綿菓子ベネ
きりんの絵ベネ
なんだかんだ最後にほっこりさせて終わるのがベネ！

お祭りの屋台だったら焼きとうもろこしが好きだな。綿菓子はぜったい買っちゃう、あとチュロスも美味しい！

3話
Oh…たけのこご飯の絵に負けた下位二人はショックだったろうなあ…


オムライスオムライスオムライスオムライスオムライス！！！！
ふわとろ半熟たまごがたまらない
あの真ん中割いて両側にトロッとなるやつ！あれは魔法、もはや魔法!!料理界のモーセだよ!!!腹減った

あのオムライスを求めてなら三千里の行程も苦ではないよ

ほんとタマゴ一個だと薄くなっちゃって全然上手くいかないんだよね
アニメみたいに卵使いまくって練習、ってのは中々できないけど
死ぬまでにあの技は習得したい！


4話
コンビニもおばあちゃんも素敵なアンパソマ○なのです。
あ〜、ほっこりした！お婆ちゃん絡むと名作になるのは、のび太の頃から判明していた真理だったのです。
まさかの！お婆ちゃん料理ニガテだったのかー、そうかカワイイ孫のためにね…(;_;)(娘のためにも頑張ってあげてほしかった)

手料理バンザイな作品かと思ってたけど、大切な思い出があればコンビニ飯も宝石に変わるってことですね。
高校生のころ友達と帰り道で買い食いした肉まんとか唐揚げとか
夏の日のガリガリ君とか
半分こしたパピコとか懐かしい


5話
松来さん！久しぶりにがっつり声聞けてなんか嬉しい
「ああいう食べ方するの、うちの子だけじゃなかったんだ」
ってツッコミがよかった（笑）
あの世界の人から見てもやっぱり変わってるんだね








お風呂回はさすがにあざとすぎるでしょ…と思ったけど、その後の
お婆ちゃんとの思い出・うちわで扇ぐシーンでほっこりして癒されて終った。
一見あざとく見えるけど、その奥には人と人の優しい触れ合いがあって…この話には幸腹グラフィティが持つ良さが詰まっていたと思う。

さんま焼き、運動会のお弁当…
椎名ときりんが
リョウにお返しをしたい！って料理を振る舞う
物語の流れ
良いね！
作る相手を思うのって大事だよね
作った人のことや作ってくれた想いを知ってるから美味しく感じる
大切な、思い出の味。

頼りになる女のコが友達に頼ることを覚えるのはレールガンとも似てる(中の人的に)

10
幸せの伝播
楽しいのおすそわけ
美術教師になるのかな？吉野家先生とは正反対のタイプだ
高校生編が制作されたら活躍しそう

11〜12と非常に良い回
リョウのお母さん役として能登さんも出演！おばあちゃんは久保田さんだし、なんて素敵な声の家族なんだろう。

ラーメンのスープの中に箸が入ってくるカットが斬新だった。海の中から海面を撮ってるような感じ…シャフトならではの表現。
和室のデザインもシャフってるよね。
後半Bパートはすごく良い話でほっこりした。1人でやり切ったと思っても、アリスの左手みたいに そっと支えてくれてる人が居るんだよね


桜の季節。志望校合格
合格祝いの割烹着
お婆ちゃんからの時を超えたプレゼント。
寂しかった家が賑やかに…
うるっとしつつもほっこり微笑んで観終わって。


最初は涎たらして いなり寿司食べてて、これどうかな…と思ったけど
・食事
・食事を通した女の子たちの心の交流
と日常に欠かせない要素をテーマとした、日常枠に相応しいグルメ風日常アニメだった。




本編も良いがニコ生でやっていた彦摩呂ゲストの食レポ講座がめちゃ面白かった！
やっぱプロはすごい、食レポのテクニックがハンパない！

箸あげ
麺ものは一度上まで持ち上げて
吸い終りのエンディングを見極める
→そのままズルズル食べてもどこまで麺が続いてるかわからないので全長を把握する。画としても映える

いただきます！→食べる前に顔の横で2秒止める(編集点)

Ｂ級グルメは目を開く
高級グルメは目を閉じる
→食べた瞬間、喋れなくても表情で伝えられる

そして
最も大事なのは楽しそうに美味しそうに食べること
食レポで大切なのは食べ物でなく、食べる姿で美味しそうだと思わせること！

…ぶっちゃけ感動しました（笑）
よく存じ上げなかったけど、彦摩呂さんは素敵な食のエンターテイナーです！