「暗殺教室(TVアニメ動画)」

総合得点
75.7
感想・評価
1159
棚に入れた
7076
ランキング
766
★★★★☆ 3.7 (1159)
物語
3.8
作画
3.7
声優
3.8
音楽
3.5
キャラ
3.8

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景禎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

殺せるといいですねぇ、ヌルフフフ。

暗殺教室というタイトル、1話冒頭の陰に篭った感じの導入、それに引き続き教室での銃の乱射とかから、未来日記かダンガンロンパのような雰囲気のアニメを想像すると全然違います。

少年ジャンプ連載中の少年漫画原作。ジャンルは一応学園ブラックコメディということになっていて、それはそれで正しいと思うのですが、独特の教育ポリシーを展開する教育モノという面もありぃの、暗殺対象は月を破壊した宇宙人で政府や自衛隊が登場するということで、セカイ系クライム・サスペンスかもしれない。

原作者さんによると、1話アバンの「生徒が一斉に先生に銃を突きつけるシーン」を描きたくて、それを成立させる世界観や設定を作っていったらしいです。いかにも伝統的少年漫画的着想でおもしろいです。

いずれにせよ本編は、タイトルや1話冒頭の銃乱射シーンから想像するような殺伐とした暗い雰囲気は全くなく、普通の十四~五歳の少年少女と、ちょっと普通ではない何人かの大人が織りなす、妙に爽やかな作品に仕上がっています。設定が設定だけに、話の展開もありえない方向に吹っ飛んで行ったりするわけですが、一歩引いてみれば「普通の中学生の青春もの」といってもいいと思います。

お話しは全部で2クール22話で、基本的には1話完結のお話しの集合になっています。

主人公は「殺せんせー」こと、このクラス3年E組の担任であり、月の7割を破壊し、1年後に地球を爆破すると宣言し、3年E組のクラスメイトの暗殺の対象であるところの、丸に目口だけと、最近めずらしい非常にシンプルな作画のキャラです。

それに対して、3年E組の生徒たちはたくさんいるため、初め数話はキャラ覚えられない症候群に悩まされたりもしますが、それは彼らがすべてメインキャラとして扱われていることの裏返しでもあります。でも、中心人物を強いてあげれば潮田渚(しおたなぎさ)女の子のような男子、です。

渚君は華奢な見た目どおり体力はあまりなく、いわゆる草食系男子。一見なよなよした彼が、殺し屋としての才能に目覚め、その隠れた才能を生かして数々の難局に立ち向かい活躍します。

その他、烏間先生(防衛省臨時特務部所属自衛官)やビッチ先生(金髪の女殺し屋)など、大人の登場人物も、基本的には決して爽やかな設定ではありませんが、お話しが進むに従っていい味だしてくる脇役です。

弱いもの、力の無いものが強い敵に戦いを挑んで勝利を収めるという、少年漫画特有の王道展開。やはりこういう展開の作品は見ていて気持ちがいいものです。

EDの音楽と動画は一聴一見の価値アリです。

最終話のラストに2期有り的な予告が流れたので、2期期待していいのでしょう。

投稿 : 2015/06/23
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サンキュー:

20

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