蒼い✨️ さんの感想・評価
3.4
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ファミレス新喜劇。
アニメーション制作:A-1 Pictures
2010年4月 - 6月に放映されたTVアニメ。
北海道にある架空のファミレス「ワグナリア」を舞台にした物語。
個性的な店員たちのやりとりを楽しむ、
スチャラカ系職場コメディというべきなんでしょうか?
仕事そのものは、物語の中でのウェイトが非常に軽く、
登場人物の人間網様。恋愛&ボケとツッコミが中心ですね。
雰囲気としては舞台の上から毎週コメディをお茶の間に届ける、
演劇型コント番組みたいですね。
主人公・小鳥遊宗太が同居してる家族は姉妹が4人。
なんとなしに、現代版「ツヨシしっかりしなさい」だと思っちゃったりして?
前に観た時はOP「SOMEONE ELSE」が気に入ってしまい、
楽しそうな職場だなあ、明るくて良いアニメだね!なんて、
当時の私には間違いなく高評価だったのですが…!
改めて今回観た所、あんまり心のツボにハマらなかったですね。
その理由はとして、このアニメに出てくる男どもは、
いつもニコニコしてる軟弱男か、揃いも揃って既に死んでいる状態。
佐藤さんだけは、まだ男っぽくて良いですけどね!
基本的に男が女に振り回されているというストーリー構成ですね。
{netabare}店で一番偉い音尾さん=店長の下僕で超ヘタレ、小鳥遊の父=死亡、山田の父=死亡、まひるの父=ドクズ {/netabare}
ろくな扱いを受けてる大人の男性が居ないのが気になったり。
作中の男性陣でも小鳥遊と佐藤はまだ良いほうですが、
なんとなしに作者の男女観と家族観が作品に投影されているように思えました。
あと、ヒロインの伊波まひる関連の話が楽しめてなかったですね!私の場合。
ギャグ漫画時空なので深刻な負傷をしないからと、
熊でも通用しそうな強烈なパンチをいっつも小鳥遊に食らわせてる。
本当に殴りすぎです。
これって笑うところなんでしょうがダメでした。
そこはまだ全然オッケーなんですが、問題なのは第9話。
小鳥遊とまひるの仲が進展する感動する話なのでしょうが、
まひるの父親が親としてきちがいで不愉快すぎて、
観ていて笑う以前に嫌な気持ちになりました。
TARI TARIの理事長は全然平気だったのに、こっちはダメとか自分の基準がどこにあるのかわからなかったり…。
たかがコメディにムキになるのがおかしいとは思いますが、
私と原作者の人間観や家族観の違いで、素直に笑って楽しむには至らなかった作品でした。
これにて感想を終わります。
読んでくださいまして、ありがとうございました。