「灰と幻想のグリムガル(TVアニメ動画)」

総合得点
87.2
感想・評価
1955
棚に入れた
9398
ランキング
161
★★★★☆ 3.9 (1955)
物語
3.8
作画
4.0
声優
3.8
音楽
3.8
キャラ
3.8

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ネタバレ

らいむぐりーん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

凡人が、チートなしの異世界ファンタジーに飛ばされたらこうなる。

元ネタはライトノベルの「異世界ファンタジー」もの。

「もはや毎クール御用達のテンプレファンタジーか」

と、思った自分が愚の骨頂でした。
本作の特徴は、序盤の主人公達の置かれた状況が「チートなし」のガチンコで、
雑魚キャラ扱いが一般的なゴブリンに苦戦すらしてしまう「初期ステータスの貧弱さ」がまずリアル。
記憶喪失した状態での異世界転生っていうのは、あるあるな気もするが、
この手の伏線回収は、どんな作品の中でも優秀なんで良し。


つか、
.......ゴブリン強くね??( ゚Д゚)
バトルシーンから、容易に伺えた最初の感想w
ご都合主義見え見えで、順風満帆のつまんないシナリオではありませんので目が離せませんね。


このファンタジー作品で作者が伝えたいことは恐らく、「過去を乗り越え、今日を生きろ」だと思います。
{netabare} メリーが3人の仲間を失ってから、時間が止まったかのように過去に囚われている描写や
ハルがメリーに「どうやって仲間になったかではなく、いま仲間であることが大事」と言う台詞の意味...
{/netabare}
この作品のメッセージ性、めっちゃ高いなーおい( ゚Д゚)
ポジティブシンキングできるわ。

人は成長していきますが、傷なくしては成長できません。
そして失敗したことを悔やむより、その後どう行動するかが大事なんだよなー
そんな当たり前のこと、改めて教えてくれました。


お涙頂戴シーン?ありましたよ( ̄▽ ̄)
{netabare} シホルは絶対マナトの事が好きやったんですよね。
第四話 「灰の舞う空へ」のOP前に、2人が用水路にかかる小さな橋の上で....ね。
露骨に好感度アップを描いてますので、「まさか...鬱展開の布石か?」と構えましたが、
まさにその通りで、マナトがお逝きになられます。
教会みたいなとこでシホルが咽び泣くシーンはグッときましたね。(声優すげーよ)CV 照井 春佳さん
その後も、マナトとの思い出の用水路で景色を眺めるシホル....かわいい
健気で強いロリっ子選手権があれば、必ず優勝できる逸材です。ありがとう(´・ω・`)
{/netabare}
二人には幸せになってほしかったんですが、残念です(/ω\)うぅ


作画も観やすいというか、
現実味がないファンタジー世界ならではの雰囲気出てます。
背景画が全話通じて淡く描かれてます(上質なラフスケッチみたいな?)ので、
いろんな場面から感情移入しやすかったです。
手抜き感はなく、細かいディティールにもこだわってます。
どこか優しく、ノスタルジックな世界観が売りかもですね。


二期観てみたいです。
原作もがっつり続いてるみたいですので、読んでみようかな(/・ω・)/

投稿 : 2016/05/06
閲覧 : 342
サンキュー:

58

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