nelldrip さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ラブロマンスの秀作
女の子が可愛い、とか冒険ものとして、とか家族の絆が、なんてのレビューをちょくちょく見るがどれもこの作品の本質には触れてはいない。
この作品のテーマはガリレオ・ガリレイの、星月への500年を超えて届く恋文とそれに応える星月、二人の想い。
それを甘く切なく描き切った事は流石ノイタミナ。
流石A-1 Picturesと言いたい。
そういう意味では8話までは完全に物語としての導入部。
9-10話でガリレオと星月二人の出会いと別れが描かれる。
そして11話では遂にその想いが届き、残された想いに星月が応えていく。
二人の想いが重なる素晴らしいEDだった。
もう少し尺があれば、というのはその通りだろう。
但しそれは伏線や周りのキャラをもう少し描けるという意味で、でしかない。
ガリレオと星月、二人の恋心。
その想いは非常に丁寧に描ききってるので、逆に此処から先があっても蛇足になっただろうと思うと・・・ここで終わって余韻に浸るくらいが丁度いいのかもしれない。
作品として大事なことは常に描かれるキャラクターの想いを描ききる事にあると思う。
そう言った事において最高の作品を届け続けてくれている、ノイタミナ枠+A-1 Picturesは流石と言って良い
想いを描くということにおいては四月は君の嘘やアイドルマスターにも負けない出来だった。