「R.O.D THE TV[リードオアダイ](TVアニメ動画)」

総合得点
70.5
感想・評価
375
棚に入れた
1975
ランキング
1503
★★★★☆ 3.8 (375)
物語
3.8
作画
3.8
声優
3.8
音楽
3.9
キャラ
3.9

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うぃず さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

三姉妹~会議~!

今では12話前後で終わるアニメが殆どですが
10年以上遡れば20話以上の作品がとても多いのですね。

話数も長くなれば時に冗長とも捉えられてしまう展開もありますが、
現在の様に駆け足にならず、作品と自分のテンポを徐々に均す様に足踏みしていく事は、自然とキャラクターやストーリーに愛着を植え付けさせてくれます。

こちらもほぼ同時期に放映されていた「灰羽連盟」同様に惨たらしい放映スケジュールを喰らった様ですね。っていうか、トータル26話あるところを地上波オンエアは20話までで終了という仕打ちは当時の視聴者にどう映ったのでしょうか.....

とある女性の失踪を理由に執筆に行き詰ったベストセラー作家と、紙を道具や武器と自由に操り、神保町の本屋と書物をこよなく愛する(1人除く)3姉妹が織り成すストーリー。一昔前の探偵物映画を彷彿とさせる、甘美且つスリリングなストリングスの調べは、キャラクター各々の心情をつぶさに物語るかの様に全編を通して流れます。それは何気ない会話の断片でさえも、「音楽」というスパイスが加味される事で不思議と感情を揺さぶられてしまうのです。

このアニメ「READ OR DIE」(読まずに死ねるか!)は唯一例外ともいえる本嫌い、アニタちゃんの成長と姉妹との絆にフォーカスを当てた作品だったのかもしれません。そんなアニタちゃん演じる斉藤千和さんの演技は本当に鳥肌物。彼女にとっては初期の声優作品かとは思いますがこの時点で既に才能が開花していたのですね。

後半には驚きの真相、怒涛の展開が待ち受けています。
キャラクターの感情と共に視聴者が同調し受け止められるのには、
やはりこの話数ぐらい必要だと感じました。

所謂「ジェントルメン」の理想「思想や価値観を全世界が共有すれば争いは起きなくなる」という設定はトリュフォーの映画「華氏451」を土台にしたのかな。

最後に一言「ドレイクさん、まじイケメンっ!」

投稿 : 2017/01/11
閲覧 : 257
サンキュー:

8

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