りおんぱん さんの感想・評価

3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態：観終わった

これは始まり(ゼロ)に至る物語

これは始まり(ゼロ)に至る物語―――
奇跡を叶える『聖杯』の力を追い求め
魔術師が七人の英霊を召喚し最後の一人になるまで戦いを繰り広げる
究極の決闘劇……聖杯戦争。

三度、決着を先送りにされたその闘争に
今また4度目の火蓋が切って落とされる
それぞれに勝利への悲願を託し
冬木と呼ばれる戦場へと馳せ参じる魔術師たち
だがその中でただ独り
己の戦いに意味を見出せない男がいた
彼の名は――言峰綺礼。
運命の導きを解せぬまま、綺礼は迷い、問い続ける
なぜ令呪がこの自分に授けられたのか、と
だが戦いの運命は、やがて綺礼を一人の宿敵と巡り合わせることになる
それが――衛宮切嗣
誰よりも苛烈に、誰よりも容赦なく、奇跡の聖杯を求め欲する男だった


～感想～
前作の「Fate/Stay Night」は
本当にイライラしっぱなしで私は面白い作品とはかけ離れていましたが
Fate／Zeroは違う！との声に視聴開始。

前作よりは面白いと思える作品でしたが
評価はなかなか伸びずっていったところです…

今作から見てもストーリーは理解でき面白いと思いますが
前作から見たほうがつながりとか面白さは倍になる…かな？

最初に令呪が発現したのが聖杯戦争は
綺礼という意外性に始まり
聖杯戦争の裏で画策された共謀のそのまた裏の共謀
不和にあった師弟関係の中で分かたれた運命の悪戯
勝利の青写真を描く為の策が窮鼠が猫を噛む様な大惨事
別のマスターの画策による破、挙句に裏切られる末路という
どんでん返し、道を違えた事により、大切な人の運命を狂わせ
その間接的な死因ともなって挙句には何一つ果たせず自滅と
あらゆる行為や秘めた思惑が複雑怪奇に絡み合い
各人の意図を超えて運命を分ける様は見応えがあったと思います。

パッピーエンドにならないところは
自作に期待ってところかしら？