「されど罪人は竜と踊る(TVアニメ動画)」

総合得点
59.3
感想・評価
140
棚に入れた
757
ランキング
6188
★★★☆☆ 2.9 (140)
物語
2.7
作画
2.9
声優
3.0
音楽
3.0
キャラ
2.8

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ネタバレ

Maskwell さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 4.5 作画 : 1.5 声優 : 2.0 音楽 : 1.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

原作未読には退屈を、原作ファンには裏切りを

原作ファンとして恐る恐る見た。

予想通りまるで作画が追いついていなかった。
アニメとしては三流。
そこまで期待しないで見てよかった。

最終話のチョイスとちゃんと禁じられた数字を入れたのは原作わかってるなと思ったが、それすらもアニメとしてはそこまで面白いものでもなかった。

こまごましたところを言っていくと
・ニドヴォルク編
 始まり方で切る人は多いなと感じた。まぁ、原作もある意味似たような感覚なのでそれはそれで仕方ない。
 咒式の発動に関してはアニメの方がわかりやすい一方で、その高度さや技名、効果が不明瞭になってしまっているのはやはり残念だった。
 ニドヴォルク・エニンギルゥドの発音を竜族式にガユスが披露するシーンはマストで欲しかった。ニドヴォルクのエニンギルゥドを思って絶命するシーンはアニメの方が感情移入ができた。正直ここがこのアニメのピーク。

・レメディウス編
 天才レメディウスを描ききれていない。この一言に尽きる。
 ただの狂った変態にしか見えない。
 あと、アムプーラがCV若本なのも個人的にはかなり減点。
 アニメ化した上で最も不遇なのはここの戦闘シーンだろう。もっと高くて道化然としたモチーフは守ってほしかった。自分自身の分身を作り、笑顔で殺して分かれていく。このあたりの高速移動では瞬間移動を可能にしているトリック等も本等にないがしろにされすぎていた。
 ガユスが戦闘にかけてずっと咒式を紡ぎ続けていて、それを脳が焼けきれるのを覚悟で放つからこそ大禍つ式と渡り合えたのに。。。そのあたりもっと汲み取ってほしい。
  レメディウスとモルディーンの過去の対局で、十二翼将へ誘うシーンがないのも個人的にはかなり残念。あの時点ではレメディウスは明るい未来を見ていた純心な子供で、それに対してモルディーンは生身の人間でありながら「引き分け」を狙うことでレメディウスを翻弄するというとてもいい対比になっているのに。

・禁じられた数字編
 心理描写が一切ない。これはもはや罪。
 おそらく原作ファンにとってこれは本等に裏切られたという感情があるだろう。
 禁じられた数字やるとかわってるじゃん!→面白さを伝えれてない
 本等にひどい・・・
 ちなみに、ゼノビアがガユスと会って最後言われた言葉に対してはもっと本気でショックを受けている。あんな鬱陶しいような感じではない。

・Assault編
 これを入れているのは本等にわかってるなと思う。が、やはり中身がどうしても薄い。
 黄金に輝く日々、それがもう戻らないというアイロニーをもっと前面に出るように努力して欲しかった。


原作ファンが読んだら共感してくれる部分もあるだろうし、そうでない部分もいっぱいあると思うが
個人の感想をぶちまけた。
アニメ未視聴原作未読のひと→とりあえずスニーカーの原作3巻まで読んでみて
アニメ視聴原作未読のひと→とりあえずスニーカーの原作3巻ま(以下略
アニメ未視聴原作既読→黄金の日々とは常に過去にある
アニメ視聴原作既読→翼の在り処なら2期ありかな?


って感じでした。長々としてごめんなさい。

投稿 : 2018/08/30
閲覧 : 279
サンキュー:

5

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