TaXSe33187 さんの感想・評価
3.4
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
意図して作られた駄作感
スマホ太郎から続くなろう系アニメ…というかなろうを知ってる人なら誰もが知ってるスマホ太郎の正統後継的作品(もちろん作者は違うけど)
ご都合チートで気になる女性を手に入れて、強敵相手にも初期状態で余裕で戦えちゃう、「これぞなろう系の真骨頂」と言うに相応しい作品
この作品は真面目にファンタジー物として見ようとすると心が折れるけど、シュール系ギャグアニメとして見ると楽しめる
アニメの演出も、極限までチープにすることで「これは真面目に見る作品じゃないですよ~」と示してくれている
その演出の極めつけは主人公の転生前の描写
仕事が終わらず同僚の誘いを断り、信号をガン無視することで死んでしまったことで異世界に転生することになる
この時点で、主人公は生前から人付き合いが苦手な上に信号すら見ない常識のない人間だってことが伝わってくる
そりゃ育ててくれた爺さんのリアクションを見ても自分の異質さに気付けないし、
何時まで経っても「また何かやっちゃいました?」で反省しないよねって納得してしまえる
よくこの作品で言われる「社会人経験有るのにあまりにも常識がなさすぎる」って批判を、
「元から常識がないんだから転生して常識がないのも当然」という形で見事に解消して、真面目に見るのを断念させる演出は最高だった
こんな素敵な演出なんだし、今後も頑張って視聴を続けようと思う
……まあシュール過ぎて一人で見るのは辛いので、AbemaTVでツッコミ入れながらになるけど
6話視聴……うそ。途中飛ばしてedだけ見た(一人で見たらAパート終わる前に案の定背中痒くなったので)
なんかやけにedが話題になってたので、録画だけしてたのを確認してみたらあまりのヤバさに笑ってしまった
曲…というかミックスのチープさは前々から感じていたけど、とうとうedでMV流すようになるとは
しかもそれが曲に輪をかけて低いクオリティなのが見てる側を裏切らない
アイマスMADとかMMD黎明期みたいな古くさい振り付けにPS2時代みたいなクオリティのCG、しかも踊ってるのは本編で見た覚えのないキャラクター
あまりの衝撃に頭をガツンと殴られたような気分になり急いで詳細を調べてみたら、あれVtuberのダイマだったということが判明し納得
元々ひねくれた見方で視聴していたので「ひっでえやらかしだなwwwww」くらいの感想だけど、ちゃんと見てた人はブチ切れ案件じゃないのかな?
というかVtuberってのはあんな低クオリティが許される世界なんだな
生放送とかで即興ではモーションに制限がある、とかならまだしもMVであれはさすがにどうかと思う
まあ(ある意味)笑わせてもらったので評価はそのまま
最終話まで視聴
チープさが突き抜けきった最終回、という感じ
まあ展開とかはweb原作読んでいるので(無駄に挟まったアニオリ戦闘以外は)取り立てて言うこともない
原作最新話でも未だに引き摺っている、「仲間全員シンの劣化魔法しかつかえない」という問題はアニメ、つまり書籍でも解決されて無いんだな、と
同じ主人公最強でも、「魔法科高校の劣等生」ならお兄様とその他仲間に得手不得手がハッキリしているから、役割分担が生きていた
あるいは同じ枠として扱われる「異世界はスマートホンとともに」ですらスマホ太郎は力が強すぎて属性魔法が使えない、と最低限の要素はあった
それが本作では、仲間の使える魔法は全て孫から習ったもの、剣術も孫が剣聖から習った結果騎士の家系より優秀、と全方面に役割を潰している
シシリーは治癒が得意、と言ってもそれすら孫には及ばないため、アルマジは「孫じゃ手が足りない場面のスペア品」という役割になっている
まあそんなことより気になったのが、侵攻してきた魔人を討伐する際に孫の仲間たちが悪ふざけ半分で戦っている点
合宿に向かう道中で悪ふざけするのは戦力差から理解できるんだけど、さすがに戦力比較の住んでいない相手にギャグのノリで挑むのは……
メインキャラ全員頭おかしいのが本作の魅力…なのかもしれんし、まあこれでいいのかな?