101匹足利尊氏 さんの感想・評価

3.9
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態：観終わった

【2019夏アニメ】高木さんVS西片 2回戦 結果

高木さん4 5 5 5 4 3 6 5 3 5 3 5
西片　　1 1 2 0 1 1 1 0 3 0 5 4

【戦評】
高木さんが前回に引き続き、相変わらずクリティカルを恐れない、からかい上手ぶりで圧勝した。
西片も心理戦から隠し球の如き姑息なトリックプレイまで、
あれやこれやと策を弄したが全て筒抜けであり、
終盤、お膳立てされたクリティカルで意地を見せるのが精一杯。
終始、高木さんめ～と唸るばかりで勝負にならず。
あとには、からかわれた回数×10と言う、腕立てノルマの山が残された。

【詳報】
{netabare} 初回から、前日の、からかいダメージを引きずる西片は、
浮き足立ち、早々に、からかいの罠に嵌り失点を重ねた。

序盤3回、西片は、恋愛メトリクスの聖典｢100％片想い｣を元に、
そもそも呼び捨ての西片と、さん付けの高木さん。
呼び方からして心理的不利があると着眼。

以降も西片は、5回に漢のバイブル西部劇や、9回に心と体の連動を解説したTV番組など、
俄に付け焼き刃しては、高木さんに対する心理的優位を狙った逆襲作戦を仕掛けるが、
西片の観察が趣味の高木さんには全てバレバレ、研究・対策済であり、
逆に痛恨の一撃を喰らい、かえって点差を広げられる結果となった。

全回通じて、両者が有するデータ量の差は明らかであり、
西片には早急に、人間観察による情報収集が求められたが、

西片を何時までも見ていられる高木さんと、
恥ずかしくて高木さんを直視できない西片。
偵察能力の差は歴然。

データもデートもからっきし。
対象分析もままならなければ戦術だのIDだの以前の問題であり、
視聴者もボヤキが止まりませんｗ

後半には、体育倉庫、天王山のキャンプファイヤー、弱っている女の子と、
立て続けに、高木さんをキュン子にする絶好機が訪れるが、
恥ずかしがり屋の西片には、チャンスがピンチになり決めきれず……。
心理戦より、西片はまず、心を整えるのが肝要です。

終盤11回には、西片も、ようやく一打クリティカルで、
副賞の缶ジュース5本をゲットするが、
それも、相手に散々、塩を送られた末のもの。

ただ、何度からかわれても、高木さんに挑みかかる、
西片の不屈の闘志が、花火大会の好機を演出したとの論評も可能。

NEVER NEVER NEVER SURRENDER
諦めなければ、高木さんをもっと時めかせる、
メイクミラクルのチャンスはきっとある。

だから、もう、その手を離さないでね～♪{/netabare}


【今回のエキサイティングプレイヤー】

高木さん
引き続き、心理戦を駆使した、魅惑のからかいぶりで、西片を翻弄し続けた。
二人の光景が周りにどう見えるのか？カメラを意識した視野の広さもお見事。
時折、見せる照れ顔も、あざとさ抜群であり、視聴者をも惑わせ続けた。

あとは、恋に恋するユカリちゃんに、からかいスクープ賞を。

それと、西片は、後日、木村君に缶ジュースをおごるように。