稲葉姫子 さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:----
アニメをアニメとして気軽に見ていられない
原作未読、5話まで鑑賞しました。
2019年度の秋アニメには、2つのゲームにかかわるものがあります。1つはハイスコアガールⅡ、もう1つが本作品です。両者ともゲームを素材にしていますが、決定的に違うところがあります。
ハイスコアガールⅡは、各ゲームの攻略法を含めた具体的な楽しみ方はどうでもいいのに対して、放課後さいころ倶楽部は各ゲームのことを学習しなければならないということです。
毎回新しいゲームが登場し、そのゲーム説明を専門家の大野翠がするのですが、その説明を理解するのが容易でないのです。私の頭がよくないせいもあるでしょう。1度ではわからず、ルール説明のところを何度も見返すことになります。アニメを見るためにこんな苦労をするとは思いませんでした。
1度見ただけではわからない、わかりずらいアニメってあります。輪るピングドラムも1~4話くらいまでは、1回見ただけではわけがわかりません。でもそれは物語全体の大切なプロットであり、後々のストーリーを理解する上で必要なことです。したがって苦にはならないのです。
でも放課後さいころ倶楽部は、毎回「苦」です。メンドクサイです。
このメンドクサイ展開が、人間ドラマとしての立場を弱くしてしまっています。ボードゲームの紹介アニメという割り切りならばかまいませんが、そうではないはずです。
6話以降を見続けるか思案中です。