「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない(アニメ映画)」

総合得点
87.7
感想・評価
550
棚に入れた
2883
ランキング
141
★★★★★ 4.1 (550)
物語
4.2
作画
4.1
声優
4.2
音楽
3.9
キャラ
4.2

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ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

自身に向き合い行動すれば、道は自ずと開かれる

TV版から連続する劇場アニメ。
咲太の初恋相手である牧之原翔子にまつわる物語です。

「ゆめみる少女の夢を見ない」と夢重なり。
なので、正真正銘不思議な作品です。
量子理論を思春期症候群に引っ掛けてそれらしく見せていますが、今ひとつ良くわかりません。
2回観たにもかかわらずです。

翔子が思春期症候群を発症し、不安な過去を否定することにより人格が分裂。
分裂した方の時間がゆっくりとなり、未来にたどり着く。
そして、大人の翔子の行動が子供の翔子の夢だなんて。
今が未来で、現実の今が過去?
頭で考えると、腑に落ちません。
逆に、感覚で観るとしっくりくるような気がします。

運命の12月24日、弁天橋入口交差点。
悲劇の始まりは、咲太の気の迷いと優しさのせい。
少なくとも、麻衣と翔子の気持ちは真っすぐだったと思います。

この話で活躍したのは、明らかに古賀です。
当人は活躍した自覚はないけれど、さすが尻を蹴り合った仲。
量子もつれの間柄が咲太を救うなんてね。
意気な設定に、ほっこりしました。
やっぱり、古賀は気のいい後輩です。

奮闘した人物はもうひとり、理央です。
理央の存在が咲太にとってどれほど大きかったことか。
客観的な事実を量子論で考察し、仮説を提唱。
発生した事象を検証し、さらに仮説を構築。
ひたすら真実に向かう姿勢が、咲太に影響したのは確かでしょう。
あと、理央の咲太への思いに感動しました。

今回の劇場版は結構シリアスでした。
次の劇場版では、私の好きな軽口トーク多めでお願いします。

投稿 : 2023/08/19
閲覧 : 123
サンキュー:

23

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