「【推しの子】(TVアニメ動画)」

総合得点
84.0
感想・評価
671
棚に入れた
1902
ランキング
297
★★★★☆ 4.0 (671)
物語
3.9
作画
4.1
声優
3.9
音楽
4.0
キャラ
3.9

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ネタバレ

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

とんでも設定を忘れさせるくらい、リアル(シビア)感がチラホラ。

2023.11現在もヤングジャンプに連載中。

原作については途中まで追っていたけど、よくわからなくなってきて現在は離脱中です。

アニメ化された事をきっかけに、原作に復帰するのか、アニメオンリーで楽しむかについては、未定です。
ちょうど、このタイミング(1話目を観終わったところ、リアルタイム視聴していません。まとめ見派閥なので)で2期が決まったというよなお話が耳に入ってきました。
うーん、アニメオンリーかもなぁ・・・。

第1話視聴。
まぁ、さすがに世間で言われている衝撃的っていう部分については、それほどインパクトを受けはしなかったのですが、改めてアニメで視聴してみると、そこはかとない狂気を感じるポイントが点在しています。

正直、アイというキャラクタについては、あまり得意なタイプ、好きなタイプではありません。バックボーンを含めて、その考え方やモノの捉え方に私個人とは合わない部分が多いからかもしれません。
もっと軽く言えば「ノリ」が合わないって事かな。
ま、昭和なおじさんと今を生きる若者として描かれている小娘ちゃんとがノリが合うっていう方がレアなケースでしょうから、それはそれで仕方がないですね。
あと、作画などはきれいなのですが、個人の感覚として「☆が入った目」というのも苦手です。
これは、全く個人のセンスなのですが、このキャラに限らず、目のハイライトが不自然なキャラを苦手としているのですw。
ああ、話がそれましたが、私は目も苦手だったのですが、このアイというキャラ自体にも狂気を感じる部分がありました(目だけにネ・・・いや、失礼)。

そして、いわゆる芸能界という世界の闇と言われる部分、それは「ある意味現実的なお話」「リアルなお話」という事になるのでしょうが、「夢」とか「希望」とかいうワードにぼやかされ、見ないようにされる傾向がある部分です。
この辺は、映画監督の五反田でしたっけ?の話が割とシビアでした。
まぁ、私とは縁のない世界のお話なので「そりゃそうだわなぁ」としか思いませんでしたが、チャレンジ、アタックをしている皆さんにとっては、キビシイ、そしてどうしようもない現実かもしれません。
よく言われるように、光あるところには影がある、光が強ければ影もその分濃い、って事なのでしょう。

この長尺な一話の中で、アイは充分、光を放ち後に続く物語の土台をつくりましたね。

今後の物語の進捗が楽しみです。
・・・こんなコメントを書く、自分も相当黒いなwと我が身の狂気にも光を当ててしまいましたwww。

しっかし、おんなじタイミングで「ゴールデンカムイ」も連載していたし、ひょっとしてこのタイミングのヤンジャンはイイ感じに狂っていたのかな。
何年か後に、週ジャンの黄金時代、あの時代の連載陣はすごかった的に、あの時代のヤンジャンは尖ってた、なんて言われるかもね。

2話目:
ルビーの方向性とアクアの方向性が決まっての出発回かな。
意外とコメディ要素もありそうで、少しホッとしました。
(監督かーちゃんとか有馬とか)
ED・・・かっけーからのズコー感あり、慣れはしたが多くは語らない。

歌詞・・・「推しの子」⇒「星の子」⇒「スターの子」⇒「アイドルの子」ってメタファーかなぁ、なんて愚考。
でも特に意味の無い事に気づき、しょんぼり。

第3話:
有馬が可愛くて、面白い。
あと監督かーちゃんうぜぇw。
昨今のどこかの国の学芸会ドラマと重なり、既視感半端ない。
有馬の的確な指摘と解説がリアリティありまくり、そして彼女自身の静かなプロ根性もひそやかに燃えていた。
が・・・、これも監督には評価されず、視聴者側にはさらなるリアリティが突きつけられる。
アクアの次回でのアクションとカタルシスに期待。

第4話:
有馬の演技が何人かにでも評価され、認められてよかった。
原作者さんにも認められ、感謝される。
こういった、心のつながりは少しホッとする。
あとは、学校回かな、いろいろと今後が面白そう。
ほー、で有馬が仲間になるのかな、次回に期待。

第5話:
ここまで観てみて、この作品の各話の異様な密度の濃さに感服。
原作が良いのか、アニメ化にあたっての構成が良いのか、とても無駄がなくミッチリ詰まっているような印象で物語が進んでいく。
相変わらず、有馬はなかなかに面白い。
そして有馬とルビーの絡みも楽しく見えてきた。
ところからのリアリティーショーか・・・。
これが巷を騒がせていた、ネット界隈でも話題になっていたヤツか・・・。
の一方で、苺プロの新生アイドルユニットのプロモ・・・、リアルなんだか、コミカルなんだか・・・w。

いずれにしても、折々にゲーノー界のリアルをぶち込んでくるのは、狂気と覚悟を感じちゃう。

第6話:
恋愛リアリティーショー回か・・・。
色々と真に迫っているんでしょうが、何かと絡めずに、一般論として見ても、昨今話題になっている、炎上やネット上だけでの「正義の味方」の大活躍(皮肉です)、かんけーねーのに出張ってくる○カなどなど、まぁ、概ね正しい問題提起でしょうね。
ついでに、エゴサに対する解説も的を射たものでした。

「人は人それぞれ、僕は僕、君は君らしく」
私が深夜ラジオを聞いていた時のDJが何度も繰り返していた言葉です。
そして、彼はこうも叫んでいました「愛を!愛を!愛を!!」と。
彼の名は辻仁成。
もし、もしも、ティーンエージャーでモヤモヤしている人がいたらECHOSEの歌を聞いてみて欲しい。

↓宣伝やステマをするわけではないのですが、他の動画への誘導的な文章です、ご不快に思われる方もいると思いますので、ネタバレで隠しておきます。
{netabare}
某youtubeなんかにもあるはずです。
青臭い話ですが、こういったマインドを持っていれば、もう少しだけ、まともな世の中であるはずなのに・・・。

某youtubeつながりでもう一つ。
長谷川良品:【テラハ問題】木村花さんの母親がフジテレビなど3社を提訴
という動画、とても興味深く解説されています。{/netabare}

第7話:
リアリティショーのリアルをちゃんと描いているのかな、との所感。
あくまでも個人的にはそう思う、というだけで、事実は解りませんがね。
ただ多くの人に当てはまる「人間」と言うモノの本質を考えれば・・・ね。

マーケティングに関する計算もリアルかな。
実際、「自分は踊らされておるのでは?」との視点は、現代社会で生きる上では持っていると武器になる視点の一つ。
それを踏まえた上で、自身で納得した上で乗るのか、乗らないのか、落としどころを見つけるのか。
これは、コンビニで買い物一つする時にも役立つ視点だと思いますね。

・・・そして、女優の本気と狂気を目にするアクア君。
驚いたろうねぇ。

第8話
有馬は相変わらず、おもしろかわいいねぇ。
恋愛リアリティショーの件はひと段落か。
いよいよ次の物語が動き始めるのかな。
このエピソードの最終盤には金の卵たちが、少ししたたかに、自身の道を選び始めた姿が印象的だった。
スレたとも言えるし、強くなったとも言えるし、慣れたとも言える、さて正解はどれだったのかなw?

第9話:
ちょっとつなぎ回っぽい印象も受けた回だけど・・・しっかりと中身が詰まっている感がしたのは大したもの。
というか、そこそこに面白かった。
新生「B小町」に新メンバーが加わり、コネもあっての、イベント参加が模索される。
しかし、有馬はいろいろとこじらせるねぇ、賑わしキャラとしての実力は本物かもね、割と好き。
あと・・・7つかぁ・・・、まぁ、オジサンは気にしませんな。


第10話、第11話:
少し落ち着いた感からの新生「B小町」エピソードかな。
ちょっとアイドル候補生の日常的な視点でワチャワチャ感は楽しかったかな。
そんな中でも、結構シビアなお話や、リアルな視点、そして有馬かなの抱えてきた苦悩も垣間見えた。
また、女優を目指す者同士のしがらみもビシビシ。
あー、ここでこのクール終わるのかぁ・・・って思いもあったものの、最後までクオリティは維持されていたかな。
そして最後の最後にアイの影(影響)もチラリ。
なるほどね、ある意味ファンがアイドルに魅了されてしまうように、アクア、ルビーそして、アイを知る者たちは、今なおアイに操られているのかもね、それは呪いにも似ているかもしれない。


さて、どうやら2024年には第2期が予定されているようです。
まだ少し先の事になりますが、物語の本筋も気になりますし、自己を実現するための狂気にも似た欲求に突き動かされる者たちの今後も気になります。
もしかしたら、今作以上にシビアでキビシイ光景を目にすることになるかもしれませんが、それも楽しみという事にしておきます。

投稿 : 2023/12/14
閲覧 : 180
サンキュー:

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