ハニワピンコ さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
隙間をネタにできない攻撃的すぎる作品
いわゆるストーリーで殴ってくる、ちゃんと見ればなんかすげーことやってるので凄いとは思えるけれど、それを追っていくのは面白いのか?
やっていることやバトルのギミックは凝ってはいる。だがしかし、それを行う主人公らや敵に全く興味が沸かないという。その原因となっていて一番の問題は、アンディの精神が大人すぎることだと思う。まだ未熟な部分があったりピンチにあって成長するような描写、そして何より局面局面において緊張感を生むかということに役に立ててないというキャラの作りをしているのが何より引き込まれない原因だと思う
ストーリーの展開 否定者との戦いそれぞれはちゃんと伏線も考えてあって能力を生かした戦いなんだけれど、それを不死の能力で淡々と攻略していくなかでちょっと描かれるキャラ同士のドラマは超スピードで流れていくだけ。それもこれも主人公に何か影響を与えたり補ったりすることになり得ないので、視聴者の感情もそれに伴って移入することはできない
生々しいものじゃなくてベタでも子供が笑うようなギャグや、所謂シリアスな笑いさえも生まない、その隙間のない構成は映画として2.3時間で駆け抜けるものならば見切れるかもしれないが、連載でアニメで1話1話追っていくと、中々苦しいものがあると思う
そのくせ1話で風子を簡単に離して逃すとかいうアンディの首飛ばした意味のない展開にして、結局キスからの不運という作者の見せたいシーンに盲目になりすぎて致命的な欠陥を生んで、それをネタにも出来ない空気のまま本気で進んでいくのを追うのは難しい
話題になっていないので見た
と言っても嘘じゃない。逆にね。連載同期の『マッシュル』はOPで大逆転ホームランを打ち出せたけれど、この作品はストーリーは評価されているらしいけれど、結局話題性という部分で完全に負けているのは何とも悲しいのはあると思います