ぼん＠百合人 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態：観終わった
姉妹の最高の、友情。
キャッチコピーは、「愛するものを、愛を信じて殺せるか」
この一言にすべて凝縮されています。
つまり、普通に考えてハッピーエンドはあり得ません。
展開も鬱に近い・・・です。
悲惨なことが重なっていきますから。
それでも、この二人の姉妹の物語をみてください。
涙なしではみれません。
また、視聴後はキャラソンや百合ームコロッケ（名前はふざけていますが、とてもいいですよ）も是非聞いてください！
完成度も非常に高いです！！
{netabare}
１話２話はこの二人がどのような結末を迎えるのか、そしてどのような能力をもつのかが明かされ、３話から中盤までは二人の関係を。後半では、二人に襲いかかる悲劇と１話にいたる展開が描かれます。
主人公である神楽は、ずっと人の形をしたカテゴリーDの人間由来の低級怨霊を殺せなかったのですが、自分の大好きな黄泉をこの手で殺した後からは、迷いなく殺すことができるようになります。
またその後の戦いからは始まる前にポッキーを食べるのですが、それは黄泉とのつながりをもった食べ物だからでしょう。３話のポッキーゲームなどもいい伏線になっています。
最後に。私の感想です。
殺生石に操られた黄泉は自分で死ぬことさえも許されず、ただ人を殺しつづけるカテゴリーAの霊となってしまいます。しかし黄泉は意識が戻った時に、そのことを非常に悔いており、誰か私を殺してほしい。止めてほしいと願います。そんな黄泉を愛するが故に殺す、その役を果たすのは黄泉の恋人ではなく、神楽だったということがとても嬉しかったし、悲しかった。もしこれが恋人だったらここまでの作品にはなっていなかったかもしれませんね。{/netabare}
