「009 RE:CYBORG(アニメ映画)」

総合得点
59.5
感想・評価
152
棚に入れた
666
ランキング
6094
★★★★☆ 3.5 (152)
物語
3.0
作画
3.9
声優
3.5
音楽
3.6
キャラ
3.4

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退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 1.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

時代設定に無理がある

原作では、1964年に黒い幽霊団によってゼロゼロナンバーサイボーグが作られ、ベトナム戦争など現実の時間軸と同じに物語が進んでいる。

本作では島村ジョーだけが記憶を3年ごとにリセットされて高校生を繰り返し、他のメンバとギルモア博士は覚醒したまま(コールドスリープとかはしないで)時間が経過したことになっている。

サイボーグ達は合成皮膚とかで作られているから外見は老化していないという解釈ができるが、生身のギルモア博士は、110歳以上になってしまう。

キャラクターデザインも原作漫画よりリアルなものにしたのだから、島村ジョーだけ記憶をリセットなどという無理な設定はしないでいっそのこと現代に作られたことにすれば良かったのに、と思う。軍需産業と結託した国家の陰謀など50年前と同じ、いやもっと酷いのではないかな。ああ、本作でもそれは前提にしていましたね、描写し足らなかったけど。米国を中心にした軍事機関の関与で作られたが真の正義のためにそこを裏切り活動する、で行けたのでは。

***

「彼の声」云々や、遺跡などは、原作後期の雰囲気を感じさせ、悪くはなかった。「天使の化石」とかも原作未完の「天使編」を彷彿とさせ、いいんじゃないか。ストーリーの細かい設定はそれほど重要ではないとも言える(ラストなど001の関与には言及されていないが、原作を知っている人はそれで納得なんです)。

ジョーが00ナンバーサイボーグの戦闘服を着るシーンは、カッコ良く描けていました。

投稿 : 2015/06/30
閲覧 : 251

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