「とある魔術の禁書目録[インデックス](TVアニメ動画)」

総合得点
88.0
感想・評価
8066
棚に入れた
35450
ランキング
134
★★★★☆ 3.9 (8066)
物語
3.9
作画
3.9
声優
3.9
音楽
3.8
キャラ
4.0

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ネタバレ

SENT さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

素っ裸になればみんなただの人ってことですね

スピンオフであるレールガンを先にみましたが、ラノベ原作だけあって、
こちらのほうがひとつひとつのエピソードにしっかりとした起承転結があり、
非常に見やすかったです。
ただ、逆に章ごとにハッキリ区分されていたため、
アニメーションとして通して一つのなにかが心にガツンと来るものはありませんでした。

よって見終わったあとの達成感や爽快感はレールガンのほうがあるように思います。

■設定…◎
原作未読なので詳しくはわかりませんが、
科学で超能力を開発、研究、育成を目指した街、学園都市を舞台とし、
様々な能力をもつ学生達が切磋琢磨し、その能力を磨きあげる世界です。
ここまではまあいいとして、
面白いのが主人公の能力で、相手のどんな超能力も魔術も打ち消して
無にしてしまうって設定。
これって何気に凄くて、超能力という非現実←劇中の世界では現実を非現実に
してしまいそれに驚く能力者たちが面白い。
つまり超人を僕らみたいな普通の人間にしてしまうという
他者の能力ありきな非常に非建設的な能力なわけで
そんな人間対人間という図式に持ち込み、情熱、気持ち?的な
人間力が高いほうが勝つ!という勝負で建設的なことをする主人公が面白い。
結局拳(物理)がものをいうというどこか懐かしい喧嘩です。
大きな能力を持った敵ほどこの効果は絶大ということで
なんとまあ少年誌的な面白い設定ですこと。

■物語…◎
■テンポと見せ方(演出)…○
いわゆる一難去ってまた一難です。
一番引っかかったのは各章ごとのヒロイン的なポジションが{netabare}
人間ではないことが少なくないってところです。
作者が意識的にやっているのか単にソウイウノが好きなのかはわかりませんが
結局それって守る価値があるのかと問ふた時、世間的には多分そうでもない。
他人からみたらただの物あつかいにだってなりうるものに
主人公がどんな価値を見出したのかと聞かれれば、
小っ恥ずかしい話、多分、心なんだと思います。
喜んだり泣いたり愛おしむ心を大切にしてるんでしょうね。
照れくさいのでこれ以上はもう言わない。{/netabare}

■キャラクター…○
上記にも触れましたが若干主人公がいい人すぎるんでない?と
思うことも多々ありましたが、ま、この手の作品には
定石なので面白くはありましたし、とりまく女の子達は
みんな可愛いのでOKです。

ただ、敵キャラにあまり魅力を感じなかったのが気になります。
いわゆる刑事もの的な犯人が捕まるまで正体も思想も原因も
明らかにせず、盛り上がりところで言及していたわけではないので
もしくは自分が馬鹿であまり理解出来なかったため
悪役が本当にただの悪役どまりなのが少年誌的ではありますが
自分的にはちょっと物足りなさも感じました。


以上、でも全体的には楽しい掛け合いとレールガンのツンデレの
おかげでホクホク楽しめました。

投稿 : 2013/06/13
閲覧 : 199
サンキュー:

5

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