Lovin さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態：観終わった
見た感じ
■概要
レンタルDVDで視聴。原作四コマは未読。殺し屋の日常の話。
普通の女子高生の主人公が通う高校に殺し屋も二人通っている。そこに殺し屋一人の命を狙う刺客が現れるようになり・・・
本作品は１クール１３話で構成されている。
■主な登場人物
主人公
極普通の女子高生だが、常識だけは人類離れしている。
ゴルゴ
銃器、刃物、体術と何でも使える殺し屋の一人。
くノ一
人並み外れたボケを連発するが腕は確かな殺し屋の一人。
■感想
視聴前の期待度は３段階で★★と普通。この作品は本当に何の知識もなく見始めたが、第一話が面白かったので直ぐに嵌った。
結果的に終わってみると最初だけだったのではということになってしまっていた。確かに第一話が面白かったという印象とその後への期待感が高かったので最後まで見てしまったが、第二話以降は残念ながら余り面白いと思える作品ではなかった。
面白いと感じたのは第一話だけではなかったのかもしれないが、くノ一が登場してから面白みがなくなったのではと感じる。基本的に主人公がボケてゴルゴが突っ込むという展開が面白く感じたと思うのだが、くノ一がボケを担当するようになると主人公がツッコミに変わっていて少し違和感を感じたようだ。
少し気になったのは没キャラという名前を与えられている没キャラだった。おそらく本当に没キャラだったのだろうが、その名の通りメインキャラの話に関わることができず、オチで泣きながら歩いていたり、泣きながら夕暮れの河川敷の土手でたたずんでいたり、没キャラなのにキャラはしっかり立っていた。
キャストは主要登場人物以外ナレーションも含めてチョーさんと新井里美さんが担当するらき☆すたのような方式となっておいる。ナレーションではシチュエーションの説明が入るが、毎回違った言い回しとなっており、これを楽しむのも一つの方法かもしれない。
ＯＰの全体的なメロディーは思い出せないが「どしたの わさわさ」という歌詞だけは印象的で何故か思い出せる。ＥＤは逆にメロディーは何となく思い出せそうだが歌詞が思い浮かばず、背景で踊る主人公とゴルゴが印象的だったことが何故か思い出すことが出来る。
独特な雰囲気を持った作品であり嵌れば問題ないとは思うのだが、私は二回以上繰り返し見ようとは思えなかった作品だった。
■作品の傾向
高校生が日常的に不条理系のギャグを連発する作品は幾つもあるので、これと決めてしまうのは如何なものかと思うが選んでおく。
学校を余り意識しない不条理系なら「日常」辺りを類似作品に挙げておきたい。
■蛇足：{netabare}
私にとっては何故か、この手の「掴みはＯＫ」でその後が続かない作品が多い気がする。
第一話で爆笑したのに第二話以降「あれ～？」と言う展開の作品には必要以上の残念さを感じてしまう。
{/netabare}
