「デートアライブ [Date A Live](TVアニメ動画)」

総合得点
82.9
感想・評価
2430
棚に入れた
14617
ランキング
340
★★★★☆ 3.7 (2430)
物語
3.5
作画
3.8
声優
3.7
音楽
3.5
キャラ
3.9

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ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

基本コンセプトはやっぱり大事かなあ

 原作は未読。
 五河 士道と、精霊やASTのヒロインとのコミカルなやり取りはそれなりに楽しめたが、
ストーリー自体は今一つ盛り上がらないままに終わってしまった感じ。
 この作品は人類に災厄をもたらす精霊への対処方法が、デートというお気楽なものという
ギャップ感に面白さがあると思うのだが、序盤における夜刀神 十香に対しては活きていた
それが、以後は崩れてしまった。
 同じことの繰り返しだと単調になるきらいがあるので、変化を付けたいのは判るが、基本
コンセプトとも言うべきギャップ感が無くなってしまったのは大きいような。
 時崎 狂三の登場に際しては、精霊自体への危機感はまた強まっていたが、彼女とのデートは
ギャップ感を感じさせるお気楽なものとは言い難いし。
 あと基本バトルものでありながら、主人公である士道が戦う能力を有していないことも、盛り
上がりという点では痛いような。

 肝心のデート部分に関しては前述のようにコメディとしては悪くないが、デートに対する
士道の心構えが読みにくい。
 士道の精霊を救おうという気持ち自体は嘘はないのだろうが、単にデートするだけでは
ダメで、精霊をデレさせなければならない。そうなると自分は精霊に対して恋愛感情はないのに
精霊をデレさせるために色々と嘘が生じてくる。結局は目的達成のための作為的行為になって
いるわけで。
 更にそれを次々と現れる精霊に対して似たようなことをやっているわけで、士道としては
精霊を皆救おうとしての行為なのだろうが、結果としては自らハーレムを作っているだけ
みたいな。
 まあ、メタ的に士道を巡るハーレム状態にするのと、各精霊ヒロインとのキスシーンを出す
ための展開で、深く考えることではないのかもしれないけど。

 あまり真面目に考えてはいけない作品なのだろうが、それなりにシリアス要素もあるため、
どうしても考えてしまう部分がある。
 前述の士道の心構えと共に気になるのが、鳶一 折紙のこと。
 両親を殺された復讐のために五河 琴里を殺そうとするが、自分の復讐心を満たすことが、
自分と同じ悲しみを士道に与えてしまうということをどう思っていたのだろうか?。
 琴里の殺害に関して、十香に妨害されたり、ホワイト・リコリスの起動時間の限界で成功
しなかったが、そういった障害がなかった場合の彼女の行動はどうだったのだろうか。

投稿 : 2014/05/06
閲覧 : 212
サンキュー:

2

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